きさかた港猫通信9・10合併号PDF

今年の夏はとても暑くて、猫もぐったり、人間もぐ
生物質など薬を投与されました。その結果良く食べる
ったりという訳で 8 月の港猫通信は休みにさせてもら
ようになり、少し肉もついて他の猫たちと一緒に遊べ
いました。しかし、さぼっているのは人間だけのよう
るようになりました。
で猫たちは暑い!なんぞと愚痴も文句も言わず、一生
懸命生きています。
それから 5 か月。オハギは会員たちが見守る中短い
猫生を終えました。
ボスがボッチュになった日
オハギ、死す
なかなか人間になれず、他の猫をいじめたり、威嚇
するので別名悪子(わるこ)と呼ばれているボスが、
2 回目の出産をしました。春に生まれた子はカラスに
突かれて死んでしましました。今回はどうでしょう
か?オハギが死んで埋葬も終え、まだ会員たちが港に
いる時に、子猫をくわえてボスは姿を現しました。
何度も何度も子猫を地面に置いてはにゃ~と私た
8 月 20 日(土)ここしばらく姿を見せなかったオ
ちを見上げて鳴いています。それはまるで「私の子ど
ハギがガラガラに痩せた姿で、会員の前に出てきまし
もを助けて!」と言っているかのようでした。
た。異臭もしてただならぬ様子。すぐ病院に連れて行
しかし、その子はぐったりとしていて、一目見てもう
ったものの、その日の午後短い一生を終えました。
だめだな、と誰しもが感じました。
思えば、一緒に生まれた他の仔と比べると成長が遅
「ボッチュ、だめだよ。その子は助からない」
く、一緒に遊ぶ・食べる、ということがありませんで
その一言がボスに通じたのか、子猫をくわえて立ち去
した。大きくなれないかもしれない、と誰もが感じて
りました。おそらく子猫はそのまま死んだのでしょう。
いたのですが、3 月に避妊手術をした時に、オハギの
ようやく人間を
健康状態がわかったのです。
信頼してくれた
まず、ミミダニの大量発生。目の片方が見えず、理
子ども
ボス。この日から
由はわかりませんが歯が抜けていました。ミミダニの
を助け
ボスは親しみを
せいで耳が聞こえなかったのではないかと獣医師は
て!
込めてボッチュ
言います。これでは、いくら会員が声を掛けても反応
と呼ぶようにな
もなく、お腹が空いても食べることもできなかったで
りました。
しょう。
オハギは大量のミミダニを駆除してもらい、他に抗
里親募集中 詳細は HP で
で