校長室便りNO20

校長室だより
か:がやく旭陽あいさついっぱい
が:っこうきれいに花いっぱい
や:さしい友だち笑顔いっぱい
き:ょうも一日発見いっぱい
H27/2/13 発行
NO20
文 責:永田 博己
玄関の蝋梅の香り
先月、学校に蝋梅が届けられました。早速、玄関と校長室に飾
りました。春を告げるすてきな香りが漂い、とてもいい気分にな
ります。これを届けていただいた方は、スクールヘルパーで津市
場の三木かよ子さんです。いつも季節の花々を届けてくださいま
す。旭陽小は地域に支えられている学校だなとつくづく思います。
本当にありがとうございます。この学校に対するあたたかい思い
を真摯に受け止め、地域と共に歩む学校を目指したいと思います。
お話ポケットありがとうございます。
お話ポケットありがとうございます。
本校では、月2回、校区の21名の読書ボランティアの方に来ていただ
き、各学級に1名入っていただいて読み聞かせ活動を実施しています。猛暑
の夏も厳寒の冬も子どもたちのために学校に足を運んでくださっています。
本当に頭が下がります。おかげさまで、読書好きな子どもが増えてきていま
す。本当に感謝いたします。これからもこの伝統を継続していきたいと考え
ています。
2/2 朝会の話
みんな、お早うございます。
今日は、2月で最初の朝会です。2月のスタートです。頑張って「かがやき」
を唱えましょう。
今日のお話は、この人(ネルソンマンデラさんの写真を見せる)です。誰だか知っていますか。分かる人?
(3年の嶋根清仁さんが答えてくれる)そうです。アフリカ解放の父「ネルソンマンデラ」さんの写真です。
今から97年前の7月18日、マンデラ少年は、南アフリカの小さな村で生まれました。外で遊ぶのが大好き
な元気な男の子でした。9歳の頃、お父さんが病気で亡くなったため、父親の友人の家に預けられました。少
し寂しい思いもしましたが、すくすく成長しました。その頃、南アフリカには、肌の色の違いによる差別があ
りました。
「アパルトヘイト」という厳しい国のきまりが作られました。白人と黒人は同じ所に住めない。結婚
できない。
黒人は教育も満足に受けられず、
政治にも参加出ませんでした。
レストランや乗り物やトイレも別々。
「黒人と犬は立ち入り禁止」というひどい標識が立っている所もありました。
マンデラ青年は、こうした差別を目のあたりにし、差別に苦しむ人に寄り添いながら、学びに学んで弁護士
となり、
「全ての南アフリカ国民の権利を守ろう」と連帯を広めていきました。
しかし、白人の政府は、人々がまとまるのを恐れ、抗議をするために集まった、武器を持たない人々に向か
って、警官が銃を撃ち、死人やけが人が出るようなかなしい事件も起こりました。今から53年前、マンデラ
さん46歳の時、国に逆らった罪で逮捕され、刑務所から一生出られないという「終身刑」になりました。刑
務所での生活はひどいものでした。体の大きさに合わない服に、粗末な食事。ひとりぼっちにさせられ、お母
さんが亡くなっても、息子を事故で亡くしても、お葬式にも行けませんでした。それでもマンデラさんは屈し
ませんでした。なぜなら「苦難は希望に変えられる」と信じていたからです。
断じて正義の戦いを止めないマンデラさんをはじめ南アフリカの民衆の戦いは、世界中の人々の知るところ
となり、政府へ非難の声が続々とあがりました。実に27年半、1万日におよぶ牢獄での戦いを終え、199
0年(今から25年前)牢獄から出て南アフリカ共和国大統領となりました。
マンデラさんは叫びました。
「人生最大の栄光は、一度も転ばないことではなく、転ぶ度に立ち上がることに
ある。
」と
生きている限り、希望はあります。自分でもうダメだと思わない限り希望はあります。
みんなの中にも、しんどい思いをして、生きている子がいるかもしれない、でも絶対に希望を失わないでくだ
さい。希望は自分で作ろう!見つけよう!苦難は希望に変えられるのだから。