研究報告第63号(2014)

ISSN 0374-4345
新潟大学工学部
研
究
報
告
第 63 号
RESEARCH REPORT
OF
FACULTY OF ENGINEERING
NI IGATA UNIVERSITY
No. 63
新潟大学工学部
新 潟
FACULTY OF ENGINEERING, NIIGATA UNIVERSITY
NIIGATA, JAPAN
2014
―― 目
次 ――
受 賞 論 文(要約)
1.求心性刺激を含む二段型中枢パターン発生器の電子回路モデル設計
………………………………………久保田真仁・前 田 義 信・塚 田
章
1
夫
3
薄膜上ヒト免疫グロブリン Gの検出
…………………………………………………………ジャンマニー,ラピパン
3.表面プラズモン共鳴分光法によるポリ(2
-アミノベンジルアミン)上での
5
学 位 論 文(要約)
1.車両型ロボットの自律制御
……………………………………………………………………小
2.電気化学-表面プラズモン共鳴法を用いたポリ(ピロール3
-カルボン酸)
川
伸
カテコールアミンの電気化学的に制御した検出
…………………………………………………………チュエカチャン,ソピス
4.ユビキタス端末における位置情報の活用技術に関する研究
……………………………………………………………………沢 田 健 介
5.半導体レーザの周波数雑音特性と物理乱数生成への応用
……………………………………………………………………前 原 進 也
6.パターン認識及び機械学習のための混合ガウス分布モデルの効果的算術
……………………………………………………………………渡 辺 秀 典
7.地球観測のための全偏波レーダデータの利用法について
……………………………………………………………………ブラグ,シング
8.土壌およびスラッジにおける重金属の動態・分布および植物と
バイオ界面活性剤とを用いた重金属の除去・回収の検討
……………………………………………………………………高
9.高温超電導バルク磁石を用いた永久磁石の着磁実験及び数値解析
…………………………………………………………………… 川
論文抄録
著書等抄録
立
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―― CONTENTS ――
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ABSTRACTSOF REPORTS ………………………………………………… 21
ABSTRACTSOF BOOKSAND OTHERS ……………………………… 141
受賞論文要約
SUMMARI
ESOF PRI
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日本生体医工学会 生体医工学シンポジウムベストリサーチアワード
生体医工学,vo
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求心性刺激を含む二段型中枢パターン発生器の
電子回路モデル設計
久保田真仁・前 田 義 信・塚 田
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歩行パターンのような生体リズムは CPGと呼ば
れるニューラルネットワークによって制御されると
実験結果を再現することも重要である。我々は電子
回路の立場から CPGのモデル化を試み,これまで
考えられている。しかし,生理学的観点からは CPG
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年の論文でそれぞれ CPG部分の電子回
程式を用いて,除脳ネコを使った実験結果と整合性
のある CPGの数理モデルを提案した。さらに彼らは
行ってきた。本研究では末梢からのフィードバック
伸筋や屈筋からの求心性刺激を含んだモデルに拡張
が数理モデルで再現した歩行実験結果を,アナログ
した。数理モデルは実験結果の説明に役に立つもの
回路ネットワークとして完全実装することができ
の,工学的観点からロボットの歩行を生物のそれに
た。電子回路モデルを用いることで,ソフトウェア
近づけるための試みとして限界がある。現行のパラ
を使わないロボットの脚部制御を行うことができる
ダイムでは,歩行ロボットは電子回路によって制御
と考えられ,更にはリアルタイムでのシミュレー
されるので,数理モデルではなく電子回路モデルで
ションも可能となる。
の詳細は分かっていない。そこで Ry
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a)
自然科学研究科
b)
国立特別支援教育総合研究所
c)
神戸大学医学部附属病院
d)
神戸大学大学院人文学研究科
路設計,運動ニューロン部も含めた電子回路設計を
制御も含めてモデル化を行った。つまり,Ry
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― 1―
学位論文要約
SUMMARI
ESOF DOCTORAL THESES
車両型ロボットの自律制御
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A Study on Autonomous Controlof
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現在の日本を取り巻く状況について,少子高齢化
なる。自律という点から見れば,ロボットに視点を
による労働力人口の減少が懸念されている。このよ
持たせた方がロボット単体で自律を達成できるた
うな現状で,ロボットに対する期待から研究も活発
め,1つの理想的な画像情報ではある。しかし,実
化している。その中で,自律ロボットの研究は数多
現化の観点から,移動の都度変化する画像情報から
くなされ,その基礎的な分野として自律移動ロボッ
必要な情報を抽出することは難しい。この研究では
トの研究も盛んとなっている。まず,移動の形式と
最初に,自律移動ロボット研究の初段階として,
“既
しても,多くの種類が対象となっている。その中で,
知の屋内空間”での行動という限定をした自律移動
移動の型式の一つとして最も単純な構造を持つ二輪
の為の基礎的なシステムを提案する。既知の屋内に
駆動型がある。このタイプのロボットは,単純であ
限定した場合,周囲の環境を把握するには,ロボッ
りながらも運動学的にも動力学的にも,移動体とし
ト上空にカメラを置く方が都合が良い。ロボット上
ての制御上の本質的な問題点を内包している。自律
空にカメラを置くことは,ロボットの状態量をも把
移動をさせるための技術は,軌道計画に関しての技
握できることにつながる。つまり,この画像情報か
術と,その軌道計画に沿って忠実に移動する制御技
らロボットの状態を得ることができれば,ロボット
術の大きく二つに分けられる。前者の軌道計画に関
の状態量を得るために用いられているセンサーを省
しての技術は,ポテンシャル法が代表的である。二
ける可能性がある。この研究では,この観点から画
つ目の,生成された軌道に沿ってロボットを移動さ
像処理を使用した単純な構造を持つ自律移動ロボッ
せる技術には,進行方向の制約の無いパスフォロー
トの実現可能性を示すことにより,自律移動の為の
イング制御と時間的に変化する位置,姿勢を追従す
基礎的なシステムの一例を示す。このシステムは,
るトラッキング制御の大きく二つの問題がある。
コンピュータの性能に大きく依存するため,将来の
さて,軌道計画をする為には,ロボット自身だけ
技術である要素も多分にある。制御用のコンピュー
ではなく,ロボット周辺の環境をも知らねばならな
タの負担を減ずる為に,このシステムの軌道計画に
い。このロボットの周辺環境の状態を知る技術にも
忠実に移動する制御技術に関してパスフォローイン
多くの技術が存在するが,その中でもカメラと画像
グ問題を取り上げ,更に,制御理論に関しても,線
処理技術は見過ごすことのできない重要な技術であ
形制御則を使用する。
る。ロボットの使用目的によって違いがあるが,得
次に,軌道計画に忠実に移動する制御器を構築す
られる画像もロボットからの視点からなのか,ロ
ることに関して,より一般的な問題であるトラッキ
ボットの外からの視点なのかという点でも大きく異
ング制御問題を取り上げる。このトラッキング制御
a)
新潟大学大学院自然科学研究科
現在
鳥羽商船高等専門学校
准教授
〔新潟大学博士(工学) 平成2
4
年3月授与〕
― 3―
新潟大学工学部研究報告
第6
3
号(2
0
1
4
)
について,多くの研究は,移動ロボットがノンホロ
に専念する方法である。滑りのダイナミクスのモデ
ノミック拘束を受ける機械システムであると仮定し
リングは理論的に正確さと制御動作のロバスト性を
ての研究である。しかし,実際の動きでは滑りがあ
得る可能性がある。しかし,滑り現象のモデル化は,
るために,ノンホロノミック拘束を仮定して設計し
車輪と接地面に働く高い非線形性を含む物理的効果
た制御器での制御では正確さが悪化する可能性があ
である力の記述を含むため,複雑な問題であり,そ
る。滑りのある場合も考慮した研究例も少数にはあ
のため,モデルが複雑になり結果的に構成する制御
るが,その扱いには主に2種類がある。一つ目は,
器も複雑になる傾向にある。このようなことから,
幾何学モデルの摂動という形で扱う方法であり,も
現在においても滑りには単純なモデルを導入してい
う一つは,報告例が少ないが車輪と接地面の物理的
るに過ぎない。今後の高精度なトラッキング制御の
作用をできるだけ正確に考慮する方法である。前者
為,より正確な滑りモデルを考慮した制御器が望ま
の方法は,滑り現象の単に運動学的な記述を見出す
れる。そこで,横滑りのあるトラッキング制御問題
方法である。これは,それら滑り現象の物理的解釈
に対して非線形制御理論を用い,正確な軌道追従あ
を省略し,運動学レベル上の速度の摂動として扱う
るいは適用範囲の明確なトラッキング制御設計の手
方法である。この方法は,その単純さの為に設計者
法を提案する。
には魅力的で,かつ正当的に見えるため研究報告の
以上のように,本論文はロボットが自律移動する
多くを占める。しかし,車輪と接地面の物理的な解
ための軌道計画と,その軌道に忠実に沿って移動す
釈をしていないのでその精度には限界があると思わ
る各技術分野でそれぞれに関連する技術の提案をす
れる。後者は,ダイナミクスの段階での滑りの記述
る。
― 4―
電気化学-表面プラズモン共鳴法を用いたポリ(ピロール3カルボン酸)薄膜上ヒト免疫グロブリン Gの検出
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本論文では,電気化学測定と組み合わせた表面プ
リング法を使用した。グレーティングカップリング
ラズモン共鳴法を用いたバイオセンサーの構築を
表面プラズモン共鳴法は,金属で覆われたグレー
行った。バイオセンサーのメディエーターとして,
機能性導電性高分子であるポリ(ピロール3
-カルボ
ティング基板上に入射した光の波数に,グレーティ
ン酸)を電解重合法により金薄膜電極上に作製し,
ンの波数と一致して表面プラズモンを共鳴励起する
抗体の固定化を行った。導電性高分子薄膜を電気化
方法である。この方法は,プリズムを必要としない
学的に制御することにより,導電性高分子薄膜の伸
ことなどから,実用的なセンサーへの応用が検討さ
縮状態を変化させ,抗体に特異的に吸着する抗原の
れてきている。本研究では,機能性ポリピロール誘
比表面積を増加させることで,センシング感度の向
導体薄膜を電解重合法により金薄膜グレーティング
上を試みた。これにより,元々高感度である表面プ
定化することでヒト免疫グロブリン G の検出を試
ラズモン共鳴バイオセンサーの感度をさらに向上す
ることに成功した。
ングベクトルが足し合わさることにより,プラズモ
上に堆積し,その上に抗ヒト免疫グロブリン Gを固
みた。
また,表面プラズモン共鳴分光法として,従来用
電気化学測定と表面プラズモン共鳴法を組み合わ
いられてきているクレッチマン配置である,プリズ
せることにより,電圧印加により導電性高分子の
ムカップリング法を用いて,詳細に検討を行った。
ドーピング効果による膜の膨潤が観測された。これ
次に,新たな方法である,透過型表面プラズモン共
により,センシングのアナライトである抗原が吸着
鳴法についても,電気化学測定と組み合わせて,プ
するスポットを広げることになり,センシング感度
リズムカップリング法と同様に,バイオセンサー応
を向上させることができた。この膜の伸縮状態の変
用を試みた。その結果,プリズムカップリング法と
化は,原子間力顕微鏡による表面観察や,表面プラ
ほぼ同等の感度を得ることが可能となった。透過型
ズモン共鳴法により確認することができた。
表面プラズモン共鳴法には,グレーティングカップ
a)
本研究の透過型の表面プラズモンバイオセンサー
新潟大学自然科学研究科(DDP入学)
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〔新潟大学博士(工学) 平成2
5
年3月授与〕
― 5―
新潟大学工学部研究報告
第6
3
号(2
0
1
4
)
は,新しいセンシング法であり,白色光を照射し,
ラズモン共鳴法,導電性高分子を利用したバイオセ
サンプルを通過した光の波長や強度の変化を観測す
ンサーへの適用など基礎的・学術的にも重要な内容
る非常に簡便な方法であり,今後の簡易的なバイオ
であるばかりでなく,実用的なセンサー応用へも有
センサー応用へも有望であると考える。
用であることが示された。
以上のことより,本論文は,新たな透過型表面プ
― 6―
表面プラズモン共鳴分光法によるポリ(2-アミノベンジルアミ
ン)上でのカテコールアミンの電気化学的に制御した検出
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本論文では,電気化学測定と組み合わせた表面プ
プリング法を用いて,詳細に検討を行った。表面プ
ラズモン共鳴法を持ちいたカテコールアミン類検出
ラズモン共鳴励起測定法は,金属薄膜/誘電体界面
のためのバイオセンサーの構築を行った。血中ある
の光学情報を高感度に得ることのできる測定法であ
いは尿中カテコールアミン濃度と,ストレスとの関
る。そして,電気化学装置と組み合わせた表面プラ
係性はすでに指摘されており,ストレスフルな社会
ズモン共鳴法の場合,表面プラズモン励起のために
環境にある現在,カテコールアミン分析は非常に重
利用される金属薄膜が,同時に電気化学での作用電
要である。バイオセンサーのメディエーターとして
極としても用いることができるため,金属薄膜表面
機能性導電性高分子であるポリ(アミノベンジルア
の光学情報と電気化学情報を同時に得ることができ
ミン)を電解重合法により金薄膜電極上に作製し,
た。
カテコールアミンと特異反応吸着することを示し
さらに,微量な吸着物質を検出できる水晶振動子
た。導電性高分子薄膜を電気化学的に制御すること
微量天秤法も用いて,金薄膜上に同様にセンサーの
により,カテコールアミンとの化学反応・吸着を促
構築を行った。この場合も表面プラズモン共鳴法と
進し,センシング感度の向上を試みた。これにより,
同様に高感度に検出を行うことができた。
本研究は,
元々高感度である表面プラズモン共鳴バイオセン
新たな電気化学表面プラズモン共鳴法や,導電性高
サーの感度をさらに向上することに成功した。
分子を利用したバイオセンサーへの適用など基礎的
表面プラズモン共鳴分光法として,従来用いられ
てきているクレッチマン配置である,プリズムカッ
a)
な評価・検討であるばかりでなく,実用的なセンサー
応用へも有効であることが示された。
新潟大学自然科学研究科(DDP入学)
現在
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〔新潟大学博士(工学) 平成2
5
年9月授与〕
― 7―
ユビキタス端末における位置情報の活用技術に関する研究
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本論文では,ユビキタス端末において位置情報を
を検出する方式を適用することが地磁気情報を有効
より活用する技術に関して論じている。本論文第1
利用する上で有益であることを導いた。そして,地
章でははじめにユビキタス端末において位置情報を
磁気ベクトルの鉛直成分の分散を閾値判定すること
十分に活用するために必要な要件を整理した。その
によって端末周辺に存在する磁気外乱の存在を検出
結果,重要な要件が位置情報の取得範囲と利用範囲
し,地磁気のセンシング結果の使用可否を判定する
の拡大であることを示した。そして,第2章と3章
技術を提案している。提案方式は実験によって従来
ではユビキタス端末を使用して位置情報の取得範囲
方式では不可能だった時変動を含む磁気外乱と時変
を拡大するための技術を,本論文第4章ではユビキ
動を含まない磁気外乱を分離検出することが可能な
タス端末を使用して位置情報の利用範囲を拡大する
ことを示した。
ための技術を,それぞれ提案した。
本論文第4章では,スマートフォンに搭載した
本論文第2章では,端末に搭載したセンサのセン
レーザープロジェクタと半透明スクリーンを利用す
シングによって得た歩行軌跡形状を道路トポロジ情
る簡易な手段によって,自動車などでスマートフォ
報の中から検索することで測位用のインフラが使用
ンの画面と操作を共有することが可能なターミナル
できない屋内で利用可能な歩行軌跡推定方式が提案
モードを実現する技術を提案している。提案方式は
されている。提案方式は実験によって面積5
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ux~3
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の地下街において歩行者の歩行軌跡を推定可能だっ
作可能なことが確認された。
たことを示し,また,提案方式の適用条件を示した。
第5章では以上の結果をまとめ,本論文第1章で
本論文第3章では,日本国内において地磁気情報
提示した,ユビキタス端末において位置情報の取得
が受ける外乱の性質を明らかにするために高緯度地
範囲を拡大する第2章,第3章の技術と,位置情報
方を含む日本国内の様々な環境で磁気外乱の調査を
の利用範囲を拡大する第4章の技術のそれぞれが有
実施した。調査の結果,磁気外乱は同一の測定地点
効に動作することが示され,本論文で論じた手法が
において,使用可否が変化するほど変化することが
ユビキタス端末における位置情報の利用を拡大する
わかり,このような環境においては磁気外乱の存在
ことに寄与することが示されている。
a)
新潟大学大学院自然科学研究科
現在
珂富士通研究所
〔新潟大学博士(工学) 平成2
5
年3月2
5
日授与〕
― 9―
半導体レーザの周波数雑音特性と物理乱数生成への応用
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半導体レーザには,強度雑音や周波数雑音といっ
算機上で生成できるので,安価で高速な乱数を容易
た量子雑音,モードホッピング雑音やモード分配雑
に再現可能であるが,周期性が存在するため,高速
音といった縦モードに関するレーザ自体の持つ本質
計算が可能な時代の暗号化に使用するには不十分で
的な雑音がある。また,外的要因による雑音として,
あると考えられる。これに対して,物理乱数はラン
レーザの駆動電流源や温度の変動による雑音,レー
ダムな物理現象から生成されるため,再現性はなく
ザへの戻り光により誘起する雑音がある。それゆえ,
周期性も存在しない。 従って,情報の安全性が十
半導体レーザの応用分野を拡大していくためには,
分に確保できると考えられる。物理乱数の生成のた
これらの雑音を把握し,改善を施していかなければ
めに利用される物理現象の例としては,放射性同位
ならない。
元素の崩壊,抵抗で発生する熱雑音,ツェナーダイ
一方で,このような雑音は積極的に応用される場
オードのショット雑音などがある。しかしながら,
合もあり,新しいタイプの高分解能分光法が藪崎ら
これらを利用した物理乱数の生成速度は疑似乱数の
によって報告されている。スペクトラムアナライザ
生成速度に比べて遅い。そこで,近年では半導体レー
を用いたシンプルなシステムで分光実験が行われて
ザの位相雑音測定や戻り光によって発生させたカオ
おり,半導体レーザ光が原子の吸収線を介してゆっ
ス波形を利用することで物理乱数を生成する研究が
くりと掃引されるとき,透過光強度が大きな揺らぎ
報告されており,その生成速度は最大で3
0
0
Gb/
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を示すことが指摘されている。
も及んでいる。
最近では,半導体レーザの光強度雑音を利用して
本研究では,半導体レーザの発振スペクトルが瞬
物理乱数を高速に生成するという研究が行われてい
間的にはより狭いスペクトルとしてランダムに動き
る。乱数とは,等確率性と無規則性の2つの性質を
回っているのではないかと考えて,そのスペクトル
併せ持つランダムな数の列のことであり,その生成
を周波数弁別器を介して透過光強度信号に変換すれ
方法により,疑似乱数と物理乱数に分類されている。
ば,スペクトルのランダムな動きに応じた振幅揺ら
乱数の応用としては,暗号鍵の生成,ゲーム,モン
ぎの信号が得られるとして実験を行い,3
Gb/
sの速
テカルロシミュレーションなどがあるが,これらの
度で物理乱数を生成することができた。この半導体
応用には,主に疑似乱数が使用されている。疑似乱
レーザの周波数雑音は他の研究で用いられている光
数は1つの初期値と決定論的アルゴリズムにより計
強度雑音より高速になることが期待でき,乱数生成
a)
新潟大学大学院自然科学研究科
現在
新潟職業能力開発短期大学校 非常勤講師
〔新潟大学博士(工学) 平成2
5
年3月2
5
日授与〕
― 1
1―
新潟大学工学部研究報告
第6
3
号(2
0
1
4
)
準に磁界変調を加えた発振周波数安定化法そして半
速度の高速化が期待できる。
このように,本論文では,半導体レーザの周波数
に直接変調を加える発振周波数安定化法と周波数基
導体レーザの周波数雑音を用いた物理乱数の新しい
生成法に関する実験について報告している。
― 1
2―
パターン認識及び機械学習のための
混合ガウス分布モデルの効果的算術
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ン認識,機械学習のための効果的な算術演算法を提
FPGA,PCによる実装評価より提案法の有効性を確
案している。指数関数演算を2のべき乗演算に帰着
認している。第3章では第2章で提案した区間計算
させ,識別処理やパラメータ推定処理の演算の特徴
法の性能改善を目的とした手法を提案している。演
を考慮し,演算の効率化を図り,実装実現している。
算コストの増加を抑えながら,初期判別処理におけ
標準的な演算法との比較検討をとおして提案法の有
る区間精度を高め,洗練化処理を低減可能であるこ
効性を確認している。
とを示している。第4章では参照テーブルを用いた
第1章では研究の背景と目的について述べてい
混合ガウス分布関数の効果的な演算法について提案
る。第2章では混合ガウス分布モデルを用いたパ
している。期待値最大化アルゴリズムを例に取り,
ターン認識の一例として,ベイズ決定則に基づくク
参照テーブルのビット長を効果的に削減する手法を
ラス判別について概説し,混合ガウス分布モデルへ
提案し,標準的な演算法との比較検討をとおして提
の区間計算の導入を提案している。区間計算法は初
案法の有効性を確認している。最後に,第5章では
期判別処理,洗練化処理,打ち切り処理からなり,
全体を総括し今後の課題をまとめている。
演算コストの低い初期判別処理でクラス識別処理を
a)
新潟大学大学院自然科学研究科
現在
新潟大学工学部電気電子工学科 科学技術振興研究員
〔新潟大学博士(工学) 平成2
5
年3月2
5
日授与〕
― 1
3―
地球観測のための全偏波レーダデータの利用法について
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6―
土壌およびスラッジにおける重金属の動態・分布および
植物とバイオ界面活性剤とを用いた重金属の除去・回収の検討
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現在,世界的に環境汚染問題が懸念されている。
県および山形県)および中国(黒竜江省および河北
環境保全の観点から,環境中の重金属等の汚染物質
省)から採取された。また,バイオ界面活性剤とし
の動態を把握するとともに,重金属の低減化や回収
てサポニンおよび槐糖脂質を,植物ホルモン剤とし
法の技術開発は重要な課題である。一方,近代社会
酸(I
AA)を用いた。
において,金属元素は幅広い産業分野で利用されて
おり,近年需要が拡大している。日本においても,
希土類元素(REEs
)等の希金属の安定供給が課題と
なっているため,廃棄物等からの新たな金属回収法
の確立は,資源回収の観点からも重要である。
てジベレリン A3(GA3)および 3
-インドール酢
本研究の目的は,まず土壌および廃棄物からのス
ラッジ中の希土類元素(REEs
),トリウム(Th
)
,ウ
ラン (
U)等の金属元素の動態や分布を明らかにする
ことである。
次にバッチ実験及びカラム実験により,
本研究で用いるバイオ界面活性剤は,生分解性で
毒性もなく,p
H,塩濃度や温度などの影響も受けに
バイオ界面活性剤や植物を用いて,重金属の効率的
くく環境に優しい試薬である。またファイトレメ
適応することである。さらに,
ファイトレメディエー
ディエーションは,植物を利用して汚染物質を環境
ションによる汚染土壌やスラッジの修復に及ぼすバ
中から除去,あるいは無害化する技術である。根や
イオ界面活性剤の影響を検証するため,バイオ界面
葉からの物質吸収と体内における代謝や蒸散などの
活性剤の種類,加え方(量と回数)を変えて,2種
植物の生理機能を利用しているため,低コストで,
類の植物(カラシナとヒマワリ)を用いて検討した。
環境に優しい技術と言える。そこで本研究では,ファ
本論文は,以下の5章から成り立つ。
な回収方法を確立し,実際の汚染土壌やスラッジに
イトレメディエーションを用いて金属回収を試みる
第1章では,本論文の背景を概観し,それをふま
が,金属吸収の効率化や植物量を上げることを目指
えて本研究の意義と社会的重要性について言及し
して,さらに先述のバイオ界面活性剤や植物ホルモ
た。
ン剤の添加を行う。
第2章では,日本の新潟県および山形県,中国の
本研究の対象元素は重金属である。本研究で用い
た土壌および廃棄物からのスラッジは,日本(新潟
a)
黒竜江省で採取された農耕土壌中の希土類元素
(REEs
),トリウム(Th
)
,ウラン(U)等の金属元
新潟大学大学院自然科学研究科
現在
チチハル大学化学&化学工程学院
〔新潟大学博士(工学) 平成2
5
年3月2
3
日授与〕
― 1
7―
新潟大学工学部研究報告
第6
3
号(2
0
1
4
)
素の動態や分布状態を把握するため,金属元素の総
証するため,バイオ界面活性剤の加え方(量と回数)
量とともに分別定量を行った。さらに,土壌の基本
的な物理的・化学的特性(p
H,電気伝導度 EC,陽
を変えて,根や茎における植物量や鉛濃度,鉛総量
イオン交換容量 CEC,含水量,有機物含有量)を測
が測定された。また,根から茎への鉛移行量が見積
定した。
t
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I
AA)
)が加えられた。
第3章では,日本の新潟県,中国の黒竜江省およ
び河北省の廃棄物汚泥からのスラッジ中の重金属の
もられた。さらに植物量を増大させるために,植物
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第5章では,この論文で得られた知見の概略と結
動態および分布状態を調べ,同地点における天然の
論ならびに本研究の今後の応用展開や社会に及ぼす
自然土壌との特性比較を行った。さらに,鉛汚染ス
影響について述べた。
ラッジをバイオ界面活性剤(サポニンおよび槐糖脂
以上のように,本論文では,農耕土壌および廃棄
質)により,重金属を除去・回収することを試みた。
物からのスラッジ中の重金属の詳細な分布状態,存
重金属の除去・回収における最適条件を探索し,実
在形態の把握に加え,環境に優しい重金属の修復技
際の汚染土壌やスラッジの修復に応用するため,
術の開発という課題に対して,環境負荷を考慮して
バッチ実験における溶液の p
Hやバイオ界面活性剤
の濃度,カラム実験における洗浄量を検討した。
第4章では,人工気象器中で,植物(カラシナと
バイオ起源の界面活性剤を用いている点,さらに
ファイトレメディエーションにおいてもバイオ界面
活性剤を適用している点に特色がある。本論文では,
ヒマワリ)を用いて,バイオ界面活性剤(サポニン
植物とバイオ界面活性剤とを用いた重金属の除去・
および槐糖脂質)を添加して,鉛汚染された土壌や
回収法の提唱を行っており,実用的な内容が含まれ
汚泥の修復を行った。ファイトレメディエーション
るため,
工学的に充分意義のある内容となっている。
におけるバイオ界面活性剤の効果とメカニズムを検
― 1
8―
高温超電導バルク磁石を用いた永久磁石の
着磁実験及び数値解析
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;以下バルク
2
3
溶融工程を経て得られる粗大な高温超伝導体
コイルを水冷するために機構が複雑になって,絶縁
9
0K)は磁場を捕捉して永久磁石
などの信頼性が低下するなどの問題点があった。コ
のようにふるまう。大型で均一な材料合成技術の進
加の度に大きなフープ力が加わって変形が起こるた
歩によってその捕捉磁場性能は近年著しく向上し,
すでに1
0Tを大きく超えた。この超伝導バルク磁石
め,疲労破壊による断線などが起こる。破壊の際に
は,液体窒素温度である7
7Kでも永久磁石の数倍の
は被着磁物への不完全な着磁はもとより,断線に
磁場を捕捉することができることや,冷凍機を用い
全上にも問題があった。この着磁工程では一部に静
ることで装置のコンパクト化が可能である。また超
磁場着磁を用いた例があったが,希土類磁石などの
磁石,臨界温度
伝導ソレノイド磁石にくらべて低コストで数 T 以
上の強い磁場を利用できるため応用に期待が集まっ
ている。これまでスパッタ装置や磁気分離装置など
に利用されてきたが,永久磁石の着磁においても従
来の方法よりも簡易に行える新しい着磁法としても
期待できる。
イルについては,パルス磁場による衝撃力で磁場印
よってスパークなどの電撃がおこるため,作業の安
優秀な磁石の出現に対して,その性能を十分に発揮
できる着磁をするための磁場が出せなかった。永久
磁石単体を Nと Sの一対の磁極に着磁する場合は一
般にソレノイド型のパルスコイルが使われ,その内
径と電源によって発生磁場が決定されることから,
数 T 以上の強磁場を比較的簡単に発生でき,ソレ
従来,永久磁石材料の着磁工程ではパルスコイル
ノイド内に置いた磁石にこれを印加することができ
と呼ばれる電磁石によるパルス着磁法が用いられて
る。しかし一方,モータのコアなどあるピッチをもっ
きた。ここでは,大容量のコンデンサから放電電流
て多極に着磁する必要のある永久磁石や,すでに回
をコイルに導いて強磁場を発生させ,未着磁の永久
転子の中に組み入れられた永久磁石を着磁するに
磁石に印加するものである。しかし,パルスコイル
は,所望の位置に着磁する必要性から,磁気回路を
に導かれる電流によって銅コイルは発熱するため,
形成した特殊な着磁ヨークが用いられる。この場合
その抵抗温度変化によって印加磁場が安定しない,
は磁気回路を組むヨークが鉄製であるため,磁場は
連続して印加できないために生産性が低下する,銅
その飽和磁束密度に制限され,2T以上の磁場は実
a)
新潟大学大学院自然科学研究科 情報理工学専攻電子・エネルギーコース
現在
新潟工業短期大学自動車工業科
〔新潟大学博士(工学) 平成2
5
年3月2
5
日授与〕
― 1
9―
新潟大学工学部研究報告
際に発生できない。希土類をはじめとする永久磁石
の性能が飛躍的に向上したことから,これを着磁す
るために必要な印加磁場の値は著しく向上し,その
第6
3
号(2
0
1
4
)
ことができた。
Fe
B永久磁石の
被着磁体には実験に使用した Nd
値は2
.
5Tあるいは3Tとされる。
実測値をもとに着磁率・初磁化曲線・減磁特性曲線
これまで生産性に優れかつ安全な着磁工程の構
解析モデルに材料条件として入力した。上記の解析
築,ならびに回転機などの設計の自由度を広げるこ
モデルを用いて,永久磁石表面中央部を走査したも
とを目的に,高温超伝導バルク磁石を用いた新たな
のと同様な条件になるように2つのモデルを配置し
を示すリコイル比透磁率・保持力・磁化容易方向を
着磁法としての静磁場着磁について研究を進めてき
た。研究では直径6
0mmのバルク磁石を用いた磁場
発生装置に3T超の磁場を捕捉させ,Nd
Fe
B系の希
土類永久磁石に印加磁場として加えることでほぼ完
全な着磁ができることを確かめた。また永久磁石の
着磁の応用として,一度着磁された永久磁石をバル
バルクモデルが永久磁石表面から4
.
2
5mmの距離を
移動するように入力を行った。実験結果と解析値を
比較して,中心部で磁場分布に差が見られるが,磁
石端部では比較的よい一致を示した。磁石端部の
ピーク値が0
.
0
2T程度磁場が大きくなる端面効果
が,実験値・解析値ともにみられた。また,着磁過
ク磁石の磁場にさらすことでその磁場を変換させる
程における磁場分布を可視化することができた。
ことや,磁路を形成するための鉄ヨークを使用せず
に7
6
×5
0mm2 の永久磁石の同一面内に複数の磁極
6極型埋没型永久磁石同期モータ(I
PM)回転子に
子内部に装着された希土類永久磁石へのバルク磁石
石(Ta
r
g
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tma
g
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t
)に対するバルク磁石の着磁磁界
を形成する多極着磁に成功した。またパルス着磁法
では困難とされる磁石埋没型モータ(I
PM)の回転
を用いた着磁実験を行い,ケイ素鋼板で構成された
回転子内部に埋没した磁石を着磁することに成功し
た。
実験と並行して高温超電導バルク磁石を用いた永
久磁石着磁を,有限要素法を用いて3次元過渡応答
解析 (
J
MAGDe
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r
,J
SOL)を行った。磁極装置の
容器表面から0
.
6mmの測定点における磁場強度と
その分布を測定した値は最大値が試料中心にあって
3
.
2
7Tであり,この磁場分布をもとにバルク磁石の
数値解析モデル(Bu
l
kmo
d
e
lと呼ぶ)を作成した。
Bu
l
kmo
d
e
lは外周に近いほど薄くなるよう同心円
これらのモデルに I
PM 回転子のモデルを追加し,
装着された永久磁石への着磁解析を行った。回転子
の表面から3
.
5mm の位置に挿入されている永久磁
はケイ素鋼板の内部においても完全着磁に必要な
1
,
4
3
0k
A/
m を超えることを明らかにした。
また隣接
する磁石(No
n
t
a
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tma
g
n
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t
)への着磁磁界(減磁
磁界)の影響は,磁石配置と磁石の磁化容易方向に
より有効磁化成分は2
0
0k
A/
m に抑えられている
為,
動作点である1
,
6
0
0k
A/
m に満たないことから磁
化 は 減 少 し な い こ と が わ か っ た。ま た No
n
t
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g
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t端部の着磁率も1%程度に抑制されること
がわかった。バルク磁石の数・大きさ・捕捉磁場を
最適化することにより,より複雑な磁石配置をもつ
状に2
4
の要素に分割(要素厚さは,最外周要素で0
.
1
回転子への着磁も可能であることが考えられる。バ
時に電磁誘導によって内部に誘導される環状電流
発熱や衝撃が少ないことである。この特徴を生かす
8
,
0
0
0A)を,2
4
に分割した要素にそれぞれ与えた。
につながると考えられる。
mm,中心要素で2
.
1mm)し,超伝導バルクの励磁
(遮へい電流)に見立てた電流条件(5
,
0
0
0Aから
Bu
l
kmo
d
e
l表面には実測値に近い磁場分布を得る
ルク磁石を用いた着磁方法の強みは,在来の着磁技
術と遜色のない着磁が可能でありながら,着磁時に
ことで I
PM 回転子の設計自由度や生産効率の向上
― 2
0―
論 文
抄 録
ABSTRACTSOF REPORTS
( 論
文
抄
録 )
(機械システム工学科)
三次元 CAD を活用したボールエンドミ
ルによる傾斜面加工における切削性能評
価に関する研究(切削機構および切削特
性に基づく高能率・高精度加工法の提案)
三次元CADを活用したラジアスエンドミ
ルによる切削機構の解析と切削特性に関
する研究(等高線加工におけるボールエ
ンドミルによる結果との比較)
藤田
岩部洋育・二川真法a)・難波剛志b)
藤田 剛c)・菊池恭平d)
剛a)・岩部洋育
日本機械学会論文集(
C編)
,7
9
巻8
0
0
号(
2
0
1
3
4
)
,
1
1
0
2
1
1
1
1
.
本研究はボールエンドミルによる傾斜面の等高線
日本機械学会論文集(
C編)
,7
9
巻8
0
1
号(
2
0
1
3
5
)
,
1
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1
1
8
2
0
.
加工における切削性能の評価を行ったもので,5軸
本研究はラジアスエンドミルによる傾斜面の等高
制御加工を想定して主軸の送り方向傾斜の効果につ
線加工にける切削機構および切削特性に関して検討
いも検討している。先ず三次元CADによる切削モ
を行ったものである。先ず三次元CADによる工具
デルを構築し,切削の進行に伴う切削断面積を計算
および工作物のモデルによって切削モデルを構築し
するとともに,評価値を定義した。次に,良好な切
た。次に,切削の進行に伴う切削断面積を精度よく
削特性が期待できる切削条件の範囲において,切削
計算するとともに,切削条件による切削機構につい
実験により切削力および仕上げ面粗さを測定し,こ
て考察した。また,切削実験により切削力および仕
れに切削トルクを加え,レーダーチャート方式によ
上げ面粗さを測定し,最大切削合力および仕上げ面
り高能率・高精度加工を実現する切削条件の選定方
粗さに基づいて切削特性を明らかするとともに,
法を明らかにした。
ボールエンドミルによる結果とも比較し,両工具の
a)
自然科学研究科博士後期課程
(論文)
特徴を示した。
a)
日本精機株式会社
b)
見附市役所
c)
自然科学研究科博士後期課程
d)
自然科学研究科博士前期課程
― 2
1―
(論文)
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人工股関節の設置位置精度に関する研究
— 術後の三次元的評価 —
藤原
宮坂
諒a)・湊
泉b)・遠藤直人c)
c)
大 ・伊藤知之c)・田邊裕治
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Hi
人工股関節全置換術でのインプラントの設置位置
は,術後成績に影響を与える因子の一つである。ま
た,適切な設置位置を獲得するためにナビゲーショ
ン手術などが行われ,インプラント設置位置に関し
本研究はボールエンドミルによる傾斜面の加工に
て幅広く評価されている。その評価には骨盤骨に対
おいて,工具経路を直線で与える加工法の評価に関
しての位置の計測を正確にすることが必要である
び工作物のモデルによって切削モデルを構築した。
斜を考慮に入れた計測は困難であった。近年画像処
するものである。先ず三次元 CAD による工具およ
次に,切削の進行に伴う切削断面積を精度よく計算
が,従来一般的に行われた X 線像では,骨盤の傾
理技術の進歩により CT 画像を用いた三次元計測
するとともに,評価値を定義した。また,切削実験
が行われており,骨盤骨を基準とした計測が容易に
により切削力および仕上げ面粗さを測定し,切削ト
できるようになってきた。しかし,その計測の精度
ルク,評価値および仕上げ面粗さに基づいて良好な
(国際会議)
a)
自然科学研究科博士後期課程
を検証した報告は写真や CT を使用し正確性に欠
ける。そこで本研究では,モデルボーンにインプラ
切削特性が得られる切削条件を明らかにした。
ントを設置し,三次元測定器と 3
D テンプレート術
前計画ソフト Ze
d
Vi
e
w(LEXI社製)での計測を行
いインプラントのマッチング精度を求めた。
さらに,
Ze
d
Vi
e
w による計測では CT 画像のみを使用した
場合と d
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(DRR)を用いて評価した場合の比較も行った。
(論文)
a)
自然科学研究科博士前期課程
b)
新潟臨港病院
c)
新潟大学大学院
― 2
2―
整形外科
整形外科
内側型変形性膝関節症におけるスラスト
と膝関節アライメント及び,膝伸展屈曲
筋力との関連性
b)
c)
日 本 臨 床 バ イ オ メ カ ニ ク ス,Vo
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3
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2
7
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1
3
.
立脚歩行時に発生するスラストは内側型変形性膝
関節症(以下,膝 OA)の発症・進行の要因の一つ
だと言われている。これまでの研究で,立脚歩行初
期における3
次荷重線(
大腿骨頭中心と足関節中心を
結んだ線)
の側方移動量がスラストと関連性が高い
ことを明らかにしてきた。本研究では,静的な膝関
節アライメントおよび膝関節周囲筋力とスラストと
の関連性を検討した。
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小林弘樹 ・大森 豪 ・西野勝敏
田邊裕治・ 解
晨d)・古賀良生e)
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(論文)
a)
自然科学研究科博士前期課程
b)
新潟大学研究推進機構超域学術院
c)
新潟県健康づくり・スポーツ医科学センター
d)
新潟大学産学地域人材育成センター
e)
新潟医療センター
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プローラとガラス板との真実接触面積の分布と,ゴ
広視野レーザ顕微鏡を利用して,銅ガスケットの
ムローラにトルクを加えたときの微小すべり分布を
接触面を効率的に観察できる方法を提案した。2つ
見かけの接触面全体にわたり測定した。このように
の鋼フランジに挟まれた銅ガスケットから気体が微
広い見かけの接触面積にわたり真実接触面積を観察
小に漏れる現象は,鋼フランジ表面と銅表面の間の
した例は,これまでに報告されていない。さらに,
すきまをガスが漏れてくるために生じる。しかし,
接触面に紙粉が存在した場合,微小すべりがどのよ
接触面が見えず,漏れ経路が決定できないので取り
うに変化するかを調べた。紙粉の存在により,ゴム
扱いが非常に難しい。本研究では,広視野レーザ顕
とガラスの真実接触面積は減少して行く様子が明ら
微鏡により,銅ガスケット表面の全面を詳細に観察
かにされた。紙粉が存在する場合でも,ゴムの真実
することにより,漏れ経路を特定することに成功し
接触面積の値を正確に求めることで,巨視すべりが
た。触針式粗さ計で計測する場合に比べて格段に接
生じる臨界トルクが正確に求められることを示し
触痕の検出能力が高いことを示した。
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広視野レーザ顕微鏡で球面を観察する方法を提案
つの回転テーブルを用いることで,球面を広視野
した。2つの回転テーブルを用いることで,球面を
レーザ顕微鏡の観察エリアに連続的に送ることがで
広視野レーザ顕微鏡の観察エリアに連続的に送るこ
きる。この顕微鏡ではテレセントリックな観察がで
とができる。この顕微鏡ではテレセントリックな観
きるので,球面を観察しても,画像のゆがみを抑え
察ができるので,球面を観察しても,画像のゆがみ
表面に形成された微細な腐食痕を観察した。腐食痕
れた直径約20
mmの球形人工心臓弁を観察した。人
ることができる。本研究では,直径約2
0
mmの鋼球
は微細なマイクロ形状を持っているが,球面におい
を抑えることができる。本研究では,40
年間使用さ
工心臓弁表面にはマイクロポアが観察された。
また,
てもその形を崩すことなく,マイクロ形状が観察で
半球状の金型で造形されたときの,合わせ目も明瞭
きた。球面上の形状計測は難しいが,本手法を用い
に観察された。人工心臓弁の形状はレーザ変位計で
ることにより特別な画像処理を行わなくても形状計
計測され,計測画像と併せて3次元仮想空間に再現
測が可能となる。
された。その結果,摩耗は球面全体に均等に進むの
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レーザ干渉計は多くのタイプが開発されている
が,レーザ走査方式の干渉計は開発されていない。
本研究はこれまで開発している広視野レーザ干渉計
に参照板を用いることで,広視野レーザ走査干渉計
となることを実証した。この干渉計の特徴は,横方
向の空間分解能が高いことである。したがって,干
渉縞が密に分布するような,従来の干渉計が苦手と
するような所の観察に向いている。小型の非球面レ
ンズ金型の計測に適用した。参照板を金型に接して
配置することができるので,振動などの外乱に対し
ても干渉縞が乱れることはなかった。 (国際会議)
― 2
6―
(国際会議)
アレイ状の細管による消音構造を持つ
ルーバにおける音響透過損失の理論解析
と測定
坂本秀一・佐藤北斗a)・山崎 実a)
菅原諒平a)・川瀬寛道b)
日本機械学会論文集 C編 7
9
巻 8
0
4
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1
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)
.
開口率が高い薄板のルーバにおける音響透過損失
は一般に小さい。本研究は,消音構造を持ったルー
バに関するものである。細管要素を並べた薄板を
ルーバ羽根とした場合,高い開口率を維持したアレ
イ消音器を構成出来る。このルーバについて,いく
つかの形状を試作し,実験および理論解析を行った。
まず4マイクロホンインピーダンス測定管を用い,
透過損失の測定を行った。また,伝達マトリックス
法による透過損失の理論値を算出した。薄板に内装
された細管要素内の音波の減衰は無視出来ないた
め,理論解析では二次元問題から導かれた伝搬定数
と特性インピーダンスを適用した。透過損失の実験
値と理論値を比較し,消音特性の検証を行った。
(論文)
a)
新潟大学大学院生
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ダイニチ工業
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坂本秀一・宮入 徹a)・星野
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日本機械学会論文集 C編 7
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巻 8
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巻 8
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日本機械学会論文集 C編 7
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細穴の集合体の寸法による吸音率と透過
損失の推定(理論解析と実験結果の比較)
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その結果,以下のことが明らかとなった。境界層厚
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けるディップは改善される傾向にある。薄板材料の
さとの兼ね合いにより,7
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μmまでは,二面間の隙
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(論文)
新潟大学大学院生
坂本秀一・星野
陽a)・須藤浩太a)・佐藤
孝
日本機械学会論文集 C編 7
9
巻 8
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7
号,4
1
6
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細穴の集合体は管路中の触媒等,吸音や透過損失
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有効性を検証した。最初に,精密な推定のために,
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の開発を試み,2マイクと4マイクインピーダンス
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計算には,音波の減衰を考慮した二次元円柱座標系
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管によって行われた実験結果と比較する事で,その
(論文)
の解析に基づいた,細管内の伝搬定数と特性イン
a)
新潟大学産学地域連携推進機構
b)
新潟大学大学院生
ピーダンスを適用した。次に,二次元の解析を基に
した正確な伝搬定数と特性インピーダンスを,軸方
向の一次元の伝達マトリックスへ,変換・導入をし
た。これにより,消音器の設計などで一般的な,一
次元の伝達マトリックスを用いて,簡易なプロセス
により精密な推定が可能になった。
a)
― 2
9―
新潟大学大学院生
(論文)
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超硬合金放電加工面に存在する表面欠陥をワイヤ
放電加工機上で除去する方法,すなわち「オンザマ
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シン表面改質」という新しい技術を提案した。この
微小孔を通過する界面活性剤水溶液,希薄高分子
技術を形彫り放電加工に適用した結果について述べ
水溶液にナノバブル(平均粒径;約1
1
0
nm)を混合(体
ている。形彫り放電加工後,電極と工作物間を脱イ
積分率;1
.
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%)した場合の流動特性を圧力損失測
オン水で満たし,放電加工時よりも大きなギャップ
定により検証した。界面活性剤水溶液の場合,混合
を保ちながら,所望の電圧を印加することで,電極
前の圧力損失と比べ5
0
%程度低い圧力損失を示し
と工作物間に特異な電解が発生し,放電加工により
た。この結果を界面活性剤分子,ナノバブル,壁面
形成されたクラックなどの表面欠陥を完全に除去す
の電気二重層との電気的相互作用の点から考察し
ることができた。
た。希薄高分子水溶液の場合,混合前と比べ,圧力
(論文)
損失が2
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%程度上昇した。この結果を気泡混合によ
る弾性低下の観点から考察し,弾性応力の算定によ
り裏付けた。
a)
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.
2輪車両型自律走行ロボットの制御手法に関して
本研究では,旋回流式洗浄および交番流式洗浄に
検討している。従来は,ハンドルに加えるトルクを
おける種々の界面活性剤水溶液の洗浄率に対するマ
制御入力とする1入力が研究の中心であったが,本
イクロバブル混合(平均粒径;約2
0
μm,体積分率;
論文ではリーンモーメントも入力とする2入力系の
設計法を提案している。特に,非線形制御理論であ
1
.
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%)の効果を検証した。その結果,旋回流式洗
浄ではマイクロバブル混合による効果は見られな
るスライディングモード制御論を応用して,走行ス
かったが,交番流式洗浄では,洗浄率が約10
%向上
ピードの変化に対してロバストな制御性能が得られ
した。この結果を,リング法による表面張力測定,
ることを示している。
洗浄における機械的作用の大きさの観点から考察
(国際会議)
し,交番流式洗浄+マイクロバブルの環境負荷低減
型洗浄の可能性についてまとめた。
a)
― 3
0―
岩手大学 教育学部
(論文)
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を通過する水およびグリセリン水溶液の流動特性に
垂直配向カーボンナノチューブ膜においてその真
対するナノバブル混合(平均粒径;約2
0
μm,体積
実接触面の測定方法としてレーザ顕微鏡を用いた干
分率;1
.
5
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%)の効果を検証した。その結果,代表
渉計測法を提案し,実験的に明らかにした。ナノ
長さ1
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μm以下の場合,ナノバブル混合液では,混
合前の結果と比べ流動抵抗が減少した。また,本現
チューブは直径5n
m程度のため通常の工学手法で
は分解能的に測定が難しかった。しかし,2光束干
象は高ひずみ速度域における電気二重層とナノバブ
渉を仮定し干渉計測を行った結果,面圧に依存して
ルの電気的相互作用による壁面近傍での気相形成に
真実接触面積が減少することが明らかとなった。
(国際会議)
より生じたと考察し,スリップ条件を適用した数値
計算により考察した。
a)
(国際会議)
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接触熱抵抗低減材料として期待される垂直配向
内径1
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mm以下の微小管内流れにおける界面活性
カーボンナノチューブ膜の接触状態について,光学
剤水溶液の流動特性および抵抗低減効果を圧力損失
的な計測手法を応用した広視野レーザ干渉計による
測定により検証した。その結果,水は,マクロサイ
接触面観察画像から,平均面間距離の推定を行った。
ズの場合と同様の結果を得た。界面活性剤水溶液で
は,水とは異なりレイノルズ数が最大で約7
0
0
0
まで
層流状態を維持する擬層流化現象が確認できた。ま
た,この現象は,対イオンとのモル濃度比により異
その結果,面圧の上昇に伴って CNT の変形により
平均面間距離が小さくなることが明らかとなった。
今後,CNT により接触熱抵抗低減材料を開発するた
め設計指針として重要な知見が明らかとなった。
なることも明らかにし,界面活性剤水溶液の抵抗低
減効果を得るための最適なモル濃度比の存在も明ら
かにした。
(国際会議)
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半球形状エラストマに埋め込まれたマイクロカン
チレバー型多軸触覚センサを作製し,それを用いた
アクティブタッチ計測により様々な紙類の識別を
行った。センサを紙類に押し付け,動かした時に,
センサ出力はそれに応じて変化した。この変化から
いくつかの特徴量を抽出し,それらを用いて主成分
分析を行うことで,紙類をいくつかのクラスタに分
類することができた。
a)
b)
(国際会議)
大阪大学大学院基礎工学研究科
大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究セ
ンター
c)
立命館大学情報理工学部
d)
ニッタ株式会社
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Si貫通ビア(TSV)により集積化増幅回路と外力
検知部を電気的に接続し触覚センサを小型化した。
検知部は表面マイクロマシニングにより SOIウェ
ハ上に作製し3本の反り形状カンチレバーで構成さ
れ,外力はカンチレバー上の Ni
Cr薄膜の抵抗変化
として検知する。TSV による接続により,検知部と
増幅部の間の配線ワイヤで混入する出力ノイズを低
減している。作製した5×5平方mmの触覚センサは
印加した垂直力・剪断力いずれに対しても線形な出
力依存性を示した。また,出力ノイズは3mmおよ
び6mmのワイヤを用いた時に比べ,TSV を用いる
とそれぞれ1
4
%と3
4
%低減することができた。
(論文)
a)
大阪大学大学院基礎工学研究科
b)
ニッタ株式会社
c)
大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究セ
ンター
d)
― 3
2―
立命館大学情報理工学部
傾斜マイクロカンチレバー型触覚センサ
による物体表面質感の計測法に関するレ
ビュー
寒川雅之・渡部公介a)・金島 岳a)
奥山雅則b)・野間春生c)・東 輝明d)
電気学会論文誌 E
(センサ・マイクロマシン部門誌)
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ひずみゲージ薄膜と Si傾斜マイクロカンチレ
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)
種々の紙類にマイクロカンチレバー型多軸触覚セ
バーを用いた触覚センサのアクティブタッチによる
ンサをアクティブタッチさせて計測することによ
物体表面質感の計測を行った。作製した触覚センサ
り,紙の種類の識別を試みた。まず,表面粗さ標準
は約2
0
μm以上の粗さを検知でき,紙幣の縞模様を
片や紙幣の縞模様を触覚センサによりスキャンする
検知できる。また,硬さや摩擦係数,表面粗さといっ
ことにより,それらの微細な凹凸を計測でき,最小
た表面質感の異なる様々な用紙を触覚センサの出力
2
0
μmの凹凸まで検知可能なことを示した。センサ
から識別する方法について検討し,センサを紙に押
を紙類に押し当て,動かすことで連続的なセンサ出
し付けて動かした時の抵抗変化から,紙の性質に依
力の変化が得られた。そこからいくつかの特徴量を
存した特徴量を定義することで,それらを用いた主
抽出し,主成分分析を行うことで,紙類を4つのク
成分分析により紙を四種類のクラスタに分類でき
ラスタに分類することが可能なことを示した。
た。
(国際会議)
(論文)
a)
大阪大学大学院基礎工学研究科
a)
b)
大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究セ
b)
ンター
c)
立命館大学情報理工学部
d)
ニッタ株式会社
大阪大学大学院基礎工学研究科
大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究セ
ンター
c)
― 3
3―
立命館大学情報理工学部
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Cr薄膜ひずみゲージと自己組織化単分子膜
(SAM)を用いたマイクロカンチレバーを表面マイ
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)
3つの Ni
Cr薄膜ひずみゲージ型マイクロカンチ
クロマシニングにより作製し,リポソームをその表
レバーを用いた触覚センサにより,3軸の垂直力お
面に固定化した。生体タンパク質(ウシ由来炭酸脱
水酵素;CAB)溶液中において,CAB 分子の吸着に
よび剪断力の大きさと方向の計測を行った。ひずみ
よりカンチレバーは下方向に撓み,ひずみゲージの
圧を増幅し,デジタル信号として計測し,3つのマ
抵抗が時間に伴い増加した。一方,アミロイドβ線
イクロカンチレバーの出力電圧から1
0
0
ms
毎に3軸
維の成長による抵抗変化はそれとは異なった傾向と
力を計算した。垂直力を0から1Nまで印加した時
なった。これらの結果から,作製したマイクロカン
の計測誤差は垂直力,剪断力それぞれに対して5
0
チレバーセンサによる静的検知により,リポソーム
mNと1
0
mNであった。また,剪断力を0
.
1
Nおよび0
.
2
と生体タンパク質の相互作用を検出可能であること
N印加した時の計測される力の方向の誤差は1
0
°以
を示した。
下であった。
a)
京都工芸繊維大学
(国際会議)
ゲージを含むホイートストンブリッジ回路の出力電
a)
b)
大阪大学大学院基礎工学研究科
大阪大学ナノサイエンス教育研究
デザインセンター
c)
立命館大学情報理工学部
d)
ニッタ株式会社
― 3
4―
(国際会議)
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ピタキシャル成膜した。0,0
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.
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膜したエピタキシャル BFO 薄膜の X 線回折パタ
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パルスレーザ蒸着(PLD)法により様々なパルス
Si
O2/
Si基板上に多結晶
の繰り返し速度で Pt
/
Ti
O2/
Bi
Fe
O3(
BFO)薄膜を成膜した。X 線回折パタンか
ら,作製した薄膜はわずかに二次相を含むペロブス
カイト構造となっていることがわかった。繰り返し
ンは(0
0
ℓ)の回折ピークのみを示した。逆格子マッ
速度を大きくすると膜厚と結晶粒径が増加し,リー
ピングの結果から,(0
0
3
)は分離したスポットを示
ク電流が減少した。さらに,室温で良好な分極特性
し,また,(1
0
3
)と(1
0
3
)の非対称なスポットは
が得られた。残留分極値はおおよそ一定で,膜厚が
菱面体晶構造を示している。エピタキシャル薄膜の
大きくなるとともに抗電界が減少することが示され
微細構造は磁場の強度により変化し,0
.
4
T の磁場の
た。
(論文)
場合柱状構造となり,また高い成膜レートが得られ
a)
大阪大学大学院基礎工学研究科
E 測定においてヒステリシス特性が得られ,とくに
b)
兵庫県立大学大学院工学研究科
た。全てのエピタキシャル薄膜について室温での P-
0
.
1
Tの時に他のものよりリーク電流が少なく,残留
分極値は4
6
μC/
c
m2となった。
a)
b)
c)
(論文)
大阪大学大学院基礎工学研究科
大阪大学ナノサイエンス教育研究
デザインセンター
c)
兵庫県立大学大学院工学研究科
― 3
5―
大阪大学ナノサイエンス教育研究
デザインセンター
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配管減肉の発生メカニズムの解明のため,安息香酸
サッカーボールの無回転シュートに対して,2台
を用いた物質輸送計測法を提案し,エルボと旋回流
のカメラで得られた飛翔軌道のステレオ解析を行
の組み合わせ効果により非軸対称な減肉分布が生じ
い,飛翔中のサッカーボールに働く非定常流体力を
ることを示した。
計測する方法を提案した。
(論文)
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液滴衝撃エロージョン実験を行い,減肉速度に及
ぼす諸因子の影響,特に液膜の影響について初めて
考察し,減肉速度を予測する方法を提案した。
(論文)
た圧力場計測とマイクロフォンによる音圧計測の相
関により,一様流中の円柱から生じる空力騒音の音
源探査を行う方法を提案した。
(論文)
(論文)
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オリフィス背後の配管減肉現象を対象として,壁
関数を用いた速度場および濃度場の数値シミュレー
ションにより,実験と定性的に一致する物質輸送係
数分布が得られることを示した。
(論文)
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オリフィス背後の非軸対称の配管減肉現象の発生
メカニズム解明のため,ステレオ PI
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場計測と安息香酸を用いた物質輸送計測を行い,エ
ルボを通過する旋回流によって生じる偏流が,オリ
フィス背後で強い非軸対称性を生じることを示し
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周囲流を有する予混合火炎のフリッカリング現象
に対し,炎色反応を用いた非定常温度場計測を行い,
(国際会議)
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流れ加速型腐食によるオリフィス背後の非軸対称
周囲流速と当量比の火炎のフリッカリング特性や非
配管減肉の発生メカニズムの解明のため,オリフィ
定常温度場への影響を評価した。
ス背後の速度場および物質輸送計測を行い,曲りと
(論文)
旋回流の組み合わせにより実機配管と定性的に一致
する強い非軸対称性を有する速度場および物質輸送
係数分布が再現されることを示した。 (国際会議)
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非軸対称な予混合フリッカリング火炎を対象とし
て,複数のカメラを用いたトモグラフィと炎色反応
を用いた温度場計測を組み合わせた3次元温度場計
測法を示した。
(国際会議)
シミュレーションデータを融合する方法を提案し,
円柱および半円柱周りの非接触圧力分布計測法を示
した。
(国際会議)
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原子力・火力発電プラントの配管減肉の物理現象
オリフィス背後の配管減肉を対象として,曲り旋
の理解とメカニズムならびにその予測法に関する研
回流を伴う流れ場および濃度場の数値シミュレー
究の現状をレビューするとともに、最新の研究例と
ションを行い,オリフィス背後の非軸対称な速度場
して,エルボとオリフィスの共存する配管の流動と
および物質輸送係数分布が再現できることを示し
物質輸送現象の実験と数値シミュレーション結果に
た。
ついて報告した。
(国際会議)
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金属円柱の周期的コルゲートによる円柱状表面波
と円環状電子ビームにより励起される遅波不安定性
について数値計算により調べた。円柱の半径が表面
波に及ぼす影響を調べ,基本波および高次モードの
分散特性を示している。高次モードについてはコル
ゲートの深さによるものと円筒の回転方向によるも
のとが存在することを明らかにした。また,円環状
電子ビームにより励起される遅波不安定性は基本波
および高次モードで同程度であることを示した。
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オーバーサイズ同軸円筒遅波導波管の分散特性お
よび遅波不安定性に関する数値解析である。本研究
では,導波管モードに加えて矩形コルゲートによる
遅波構造の表面波を扱っている。円筒の半径に比べ
コルゲート寸法を一桁程度小さくすることで表面波
のカットオフ周波数を上げ,遅波不安定性の周波数
を上昇させた。内外導体の表面波の分散特性と表面
波相互の影響について明らかにし,表面波と円環状
電子ビームとの相互作用について数値計算により調
べた。
(論文)
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して,スミス・パーセル発振器がある。周期的コル
後進波発振器では円環状電子ビームが導波管の管
ゲートによる回折格子の近くに電子ビームを通す構
壁に施された周期的コルゲートの近くを通過し,そ
造である。近年,回折格子の平面的な表面波を使っ
の表面波を後進波領域で励起する。この相互作用に
た誘導スミス・パーセル放射が報告され注目されて
より励起された表面波はコルゲート端で伝搬モード
いる。本研究では,円筒表面波による後進波発振器
に変換され外部へと出力される。電子ビームは表面
動作と誘導スミス・パーセル放射に関する実験を報
波と同時にそのコルゲートの空間高調波とも相互作
告した。円筒系を使用することで,電子ビームの大
用することができる。これはスミス・パーセル放射
電力化が可能となり,光源の大電力化が図られる。
テラヘルツ波光源にも応用できる重要な成果と言え
る。
(論文)
として知られており,THz波帯およびミリ波帯の光
源として注目されている。
本研究では,矩形コルゲー
トを用いた1
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V以下の弱い相対論的領域で動作
する大口径後進波発振器における高次モード発振を
測定し,スミス・パーセル放射との関連を調べた。
(論文)
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管壁に台形コルゲートを施した遅波導波管を有す
る後進波発振器におけるチェレンコフ不安定性の時
間的成長率に関する研究である。レイリー仮説を用
いて台形コルゲートをフーリエ級数展開で表した。
三角関数で表される管壁の場合と比較しながら,台
形コルゲートによる後進波発振器の時間的成長率を
調べた。
a)
(論文)
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大口径後進波発振器における電子ビーム相互作用
についての研究である。電子ビームの擾乱は3次元
で扱っており,チェレンコフ相互作用に加えて遅波
サイクロトロン相互作用が起きる。表面波と高次
モードに対して,これらの相互作用について数値解
析により調べた。同軸タイプ導波管を使用すること
で高次モードの数を減らすと同時に,相互作用が改
善される。電流を増やすと相互作用は強くなるが,
遅波サイクロトロン相互作用の方がチェレンコフ相
互作用より成長率の増加は大きいことが示された。
(国際会議)
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大口径後進波発振器のスミス・パーセル放射に関
する実験的研究である。上流に設置された同軸タイ
プのバンチング・セクションにより,電子ビームは
セルフ・バンチングした後,大口径後進波発振器中
に入射される。電子ビームの位置は,後進波発振器
の管壁から離れており,バンチングが無いと放射は
観測されない。セルフ・バンチングが後進波発振器
の高調波と一致するとき,スミス・パーセル放射が
強められることが示された。
(国際会議)
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弱い相対論的電子ビームにより駆動された G バ
ンド大口径後進波発振器実験の報告である。矩形コ
ルゲートにより遅波構造を製作し,マイクロ・スコー
プにより製作制度を評価した。矩形コルゲートの表
面波のアッパーカトオフ周波数は1
5
0
GHzである。
1
0
0
k
V 以下の電子ビームで駆動することにより,数
k
Wから2
0
k
W 程度の出力が得られた。周波数は測定
系に用いた導波管のカットオフ周波数より評価し,
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GHz
1
7
3
GHzと見積もられる。また,矩形コル
ゲートの深さを浅くすることで周波数を1
7
3
GHz以
上へ上昇させた実験も行った。
a)
― 4
3―
核融合科学研究所
(国際会議)
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矩形コルゲートによる大口径 G バンド後進波発
振器における表面波についての研究である。表面波
はコルゲートパラメータにより決められるため中空
構造か同軸構造かには依存しない。2つの構造に大
きく依存する高次モードとは対照的である。表面波
と電子ビームの相互作用にはチェレンコフ相互作用
に加えて遅波サイクロトロン相互作用がある。磁場
が低いと2つの相互作用は合体する。合体した相互
作用の成長率は,単独のチェレンコフ相互作用のも
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金微粒子坦持酸化チタン薄膜を金属格子上に堆積
することにより,金属格子状伝播型表面プラズモン
と,金属微粒子の局在プラズモンの同時励起を行っ
た。同時励起により電場が大きくなり,色素/電解
質界面での光電流の増大に成功した。
a)
タイ国立ナノテクノロジーセンター
b)
チェンマイ大学
(論文)
のに比べて1
3
%程度増加する。同軸構造において,
内導体と外導体の表面波は互いに独立しており,電
子ビーム径を変えることで,別々に励起することが
できることが示された。
a)
(国際会議)
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伝搬型表面プラズモンと局在プラズモン
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金属格子上に金微粒子を分散した有機薄膜を形成
することで,伝搬型表面プラズモンと局在プラズモ
ンの同時励起を可能とし,強められた電場を利用し
た光電へ関デバイス応用について紹介した。(論文)
水晶振動子(QCM)基板をコアとして用いること
により,光導波路分光と QCM の同時測定を行える
センサを構築した。これを用いて鉛フタロシアニン
の真空蒸着膜の堆積過程を調べ,会合体の成長や分
子配向の様子をその場評価できることを示した。
(論文)
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5(
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3
)
金属グレーティング上に金属微粒子を成長させナ
ノ構造にすることで,表面プラズモン増強透過光を
大きくすることを見出し,センサーへの応用の可能
性について示した。
a)
(論文)
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カーボンナノチューブが分散された導電性高分子
を電解重合法により作製し,表面プラズモン共鳴法
チュラロンコン大学
を用いた尿酸の検出を行った。
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カーボンナノチューブが分散された導電性高分子
を電解重合法により作製し,免疫センサーへの応用
を行った。
a)
チェンマイ大学
(論文)
a)
チェンマイ大学
b)
産業技術総合研究所
(論文)
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)
電気化学的に作製したピロールコポリマー薄膜
の,中性水溶液中での電気化学的活性特性について,
表面プラズモン共鳴法により評価を行い,バイオセ
ンサー応用への可能性を示した。
a)
― 4
5―
チェンマイ大学
(論文)
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金属格子上に導電性高分子を堆積し,電気化学的
に透過型表面プラズモン共鳴信号の制御を行った。
さらに,この効果を利用したバイオセンサーについ
ストレスの原因として知られるアドレナリンに対
て紹介した。
(国際会議)
して特異吸着部位を持つ導電性高分子薄膜を作製し
た。光信号、水晶振動子微両天秤法による検出感度
向上が得られ選択的な検出の可能性が得られた。
(論文)
a)
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b)
産業技術総合研究所
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金属微粒子坦持酸化チタン薄膜を金属格子上に堆
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金属微粒子を吸着させた酸化チタンを合成・薄膜
た。同時励起により電場が大きくなり,色素/電解
化し,その光触媒効果について光電流特性からプラ
質界面での光電流の増大に成功した。 (国際会議)
ズモン増強効果を検討した結果について報告を行っ
a)
チェンマイ大学
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(国際会議)
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光導波路分光センサに金属薄膜を設け,表面プラ
クリル酸ファイバーを利用してセンシングプローブ
ズモン共鳴測定を同時に行うセンサを構築した。こ
部位の表面積を大きくし,ロングレンジ表面プラズ
れを用いて電解質交互吸着膜の堆積評価を試み,色
モン共鳴法を用いたバイオセンサー応用を行った。
素薄膜の光吸収と膜厚を同時にその場測定できるこ
(国際会議)
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とを示した。
(国際会議)
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た。ローダミン色素やフタロシアニン色素の膜堆積
ゾル-ゲル法を用いて作製した金微粒子坦持酸化
過程がその場観測できることを示した。(国際会議)
チタンを用いた色素増感太陽電池を作製し,プラズ
モン増強効果の検討を行った。
(国際会議)
a)
チェンマイ大学
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タイ国立ナノテクノロジーセンター
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導電性高分子を用いて透過型表面プラズモン共鳴
信号の制御を行い,さらに,この効果を利用したバ
イオセンサーについて招待講演を行った。
(国際会議)
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ゾル-ゲルナノインプリンティング法を用いて金
属坦持酸化チタンのグレーティング薄膜構造の作製
を行い,色素増感太陽電池への応用を示した。
(国際会議)
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光導波路分光法と表面プラズモン共鳴法の複合セ
金属微粒子を吸着させた酸化チタンを合成・薄膜
ンサを用いて,銅フタロシアニンの交互吸着膜の堆
化し,その光触媒効果について光電流特性から検討
積評価を行った。複合測定にすることで,色素だけ
した結果について報告を行った。
でなく透明媒質の堆積の様子も良好に観測できるこ
a)
チュラロンコン大学
(国際会議)
とを述べた。
― 4
8―
(国際会議)
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金微粒子を金属格子上に配置した構造を作製し,
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局在プラズモンと伝搬型プラズモンが同時に励起さ
横方向シェアリング干渉法において再生領域の中
せ,透過型表面プラズモン共鳴信号特性を評価する
に部分グリッド領域を設定することによって高い分
ことで,大きく電界が増強できることを示した。
解能が得られる一般化されたゾーナルな被測定波面
(国際会議)
の再生方法を前回提案した。本論文では,ゼルニケ
多項式を利用して被測定波面を再生するモーダルな
方法によって部分グリッド領域の初期条件の設定を
行う方法を提案している。この結果,横方向シェア
量が大きな場合でも,前回の方法よりも空間的に高
い分解能が得られることを数値解析により明らかに
している。
a)
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(論文)
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フーリエ領域光コヒーレンストモグラフィで得ら
光導波路分光法に表面プラズモン共鳴を組合せた
れる強度分布像から皮膚組織の散乱係数分布像を得
高性能な有機薄膜センサについて報告を行った。提
る方法を提案している。散乱係数およびその1次微
案したセンサを用いれば,ドライプロセスによる膜
から求め,
この Fパラメータ像から手のひらの皮膚
堆積過程だけでなく,ウエットプロセスによる溶液
中での膜堆積過程の評価も可能であることを示し
た。
(国際会議)
分係数を含んでいる Fパラメータ像を強度分布像
の2次元散乱係数分布像を得ている。
a)
― 4
9―
中国科学院上海光学精密機械研究所
(論文)
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回折格子の表面形状測定するために,平行光を用
いる通常のレーザ干渉計を用いた場合には,回折格
子による回折光が生じるため高精度な測定が困難と
なる。そこで,集光レーザビームを測定対象表面上
で走査するレーザ走査型干渉計を用い,回折光の発
生を軽減することによって,広い測定領域にわたっ
て高精度な表面形状測定を行った。
(国際会議・招待講演)
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歩行軌跡形状を歩行者用道路トポロジ情
報から検索する屋内歩行者位置推定法
沢田健介a)・花田雄一b)・森信一郎b)
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屋内環境で,測位インフラを必要とせず,メンテ
ナンスが容易な新しい歩行者位置推定法を提案し
た。携帯電話に内蔵された歩数計とジャイロセンサ
を使用した慣性航法により推定した歩行者の歩行軌
跡形状と相関が高い形状を持つ道路トポロジの組合
せパターンを既存の歩行者用道路トポロジ情報の中
から検索することで歩行者の位置を推定する。評価
実験により,提案方式が測位用のインフラを使用す
ることなく歩行者の位置を推定できる可能性がある
ことを示した。
a)
新潟大学,珂富士通研究所
b)
珂富士通研究所
(論文)
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レーザ干渉計の光源の波長が時間的に直線状に走
査され,2次元検出面上で複数の波長の光場を正弦
波位相変調法を用いて検出する。この検出光場を計
算機の中で薄膜位置に逆伝搬させることによって薄
膜の3次元形状を測定する。逆伝搬で必要となる複
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コグニティブ無線において,1次利用者と異種の
におけるスペクトルセンシング手法を提案した。位
置情報の利用により,利用者干渉を分離し,センシ
ング性能の向上を狙った手法である。理論解析と計
算機シミュレーションにより,提案手法の有効性を
示した。
数の波長の値を別の正弦波位相変調干渉計で検出す
る。
(国際会議)
― 5
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(論文)
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地磁気情報はユビキタス端末において有用な情報
だが,様々な原因による磁気擾乱の影響を受けやす
い。本論文では,日本における地磁気情報の有用性
を実測により検討し,それを元に新しい磁気擾乱の
検出手法を提案した。実測により,提案手法の有効
性を示した。
a)
(論文)
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Hz付近の低周波数の重力波
源の観測を目的として計画されており,2
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年に打
ち上げの予定である。それに先立ち小型衛星を打ち
上げる DECI
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rでは,より低い地球周回
軌道への打ち上げを目指し,2
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年代の中ごろに打
ち上げる計画である。
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(国際会議)
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KAGRRA は,日本の重力波研究の内,地下に設
星(
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k
g
)
の研究について報告するものである。小
置する大型のレーザー干渉計を用いるものである。
計測を可能とする宇宙関連技術の開発もその目的と
では,これまでの計画遂行に当たり,新たに得られ
型衛星であるこの DECI
GO Pa
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rでは,超精密
なっていることを報告している。
a)
国立天文台
(論文)
この KAGRA では,これまでの研究成果の上に立ち
第2世代の観測機の実現を目指している。この報告
た知見を元に,KAGRA 計画のデザインと導入段階
のシステムについて述べている。
a)
― 5
1―
東京大学
(国際会議)
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新潟大学が行っている次世代の女性研究者を育成
日本学生支援機構(J
ASSO)は2
0
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1
年に留学生交
するための中高校生向けの大学院生による出前講義
流支援制度をスタートさせた。一方筆者らは,新潟
の内,特に物理学並びに工学技術に関する講義の及
大学工学部とドイツ・マグデブルグ大学の工学系学
ぼす効果について調査し報告している。そして,他
部との間で1
9
9
6
年から夏の学校継続し,2
0
0
名を超え
の分野の学問に関する講義の効果と比較し検討を加
る夏の学校参加者の交流を実現している。そこでこ
えている。そして,女子大学院生が講師を務めた場
の交流をベースとした新たな交流プログラムを計画
合の方がより良い反応を示していることを報告して
し,J
ASSO の留学生交流支援制度に申請し,開始し
いる。
た。本報告では,学生からの声を中心にその成果を
a)
新潟大学男女共同参画推進室
報告している。
b)
東北学院大学
金沢大学
新潟大学大学院自然科学研究科
(国際会議)
a)
新潟大学国際センター
c)
b)
新潟大学教育・学生支援機構
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新潟大学工学部は J
ASSO の留学生交流支援制度
に申請し,20
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年度と20
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2
年度に学生交流プログラ
ムを実施した。特に,2週間程度の超短期の交流プ
ログラムでも学生の動機づけには大きな意味を持つ
ことが分かった。これは工学系の学生に異なった国
の文化・思考という面で新しい経験を与え,良い効
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重力波天文学の窓を開き,重力波の観測の機会を
増やすために,第2世代の干渉計測系が例えば,
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つつある。これらの観測系は数百 Mpcの範囲の連
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”を観測する能力を持つ
ため,年に数回程度の現象の観測が可能と考えられ
る。本発表では,KAGRA を含むこれらの重力波観
測への取り組みについて述べている。 (国際会議)
a)
果をもたらしていることが理由として考えられ,そ
れを報告している。
a)
新潟大学国際センター
b)
新潟大学教育・学生支援機構
(国際会議)
(国際会議)
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2―
国立天文台
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非常に広帯域の周波数雑音特性を持つレーザダイ
オードを用いた物理乱数の新しい生成方法について
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パルス発光する半導体レーザとバイモルフアク
チュエータを用いる小型高効率の光ピンセットシス
テムを提案した。半導体レーザをパルス発光させる
ことで補足力が格段に向上すること,およびレーザ
光の時分割照射により,複数の微小球体を同時に走
査できることを示した。
(国際会議)
報告している。レーザダイオードの周波数変動は,
周波数弁別器を用いることでランダムな光強度変動
に変換できる。この光強度変動を高速の A/
D コン
バーターを用いて8桁の2進数に変換することで物
理乱数を生成することができる。本論文では,この
提案されたシステムで3Gb
/
sの高速で物理乱数を
生成したことを報告している。
a)
(論文)
東北学院大学
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タイムドメイン OCT の技術と連続時間ウェーブ
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レット変換を用い,波長以上の段差形状を精密に計
面発光半導体レーザにパルス変調をかけることに
測できる低コヒーレンス干渉計を提案した。本干渉
よって,大きな波長走査幅が得られることを示すと
計 に よ れ ば,光 路 長 走 査 に 用 い ら れ る 圧 電 素 子
ともに,波長の変化特性を明らかにした。また,こ
(PZT)の非線形性をウェーブレット変換の局所周波
の特性を利用して,2波長型の干渉計を構成し,3
0
数解析によって検出し,計測と同時に補正処理が行
μmのステップ的な段差を精密に測定した。このと
えることを示した。これによって精密な形状計測が
を得意とする DBR レーザに匹敵する。
容易に実現可能である。
(論文)
きの波長幅は約3n
mであり,これは広帯域波長走査
(招待講演)(国際会議)
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低コヒーレンス干渉計で得られた信号をウェーブ
レット変換し,参照ミラーの位置を補正しつつ段差
計測を行った。測定対象はゲージブロックで構成さ
れた2
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μmの段差であり,段差面の粗さは r
msでそ
れぞれ2
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(国際会議)
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高い。しかし,大規模ウインドファームを直接系統
連系させると系統の電圧や周波数を不安定にさせて
しまう。この問題の解決策として,大規模洋上風力
発電と海水揚水発電による電力安定化と CO2 削減
について数値シミュレーションを行った。 シミュ
レーションモデルとして,
中国青島市における風況,
電力の日負荷曲線,石炭火力発電所の運転状況の
データを使い,単機2MWの風力発電機5
0
0
基からな
るウインドファームを設定した。風車配置は風向に
対し縦横各20
×25
基を格子状に配置する。風車間隔
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mとし,風の伝搬速度を1
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m/
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と仮定した。本
システムの運転方法としては,電力需要のピーク時
間帯(8:00
2
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)は水力発電を,それ以外の時
間帯はウインドファームの全出力を揚水に割り当て
た。結果として,本システムによる調整を行わない
場合,5
.
4
%の電圧変動が生じるのに対し,調整を行
う こ と で 変 動 率 を4
.
1
% に 低 減 し,電 力 系 統 に
1
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MW 級のウインドファーム出力を投入できる
ことを明らかにした。また,この時の1日当たりの
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CO2 削減量は 4
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リレーは,遠隔操作により接点の開閉を可能とす
る素子で,制御回路などに幅広く使用されている。
直流電流の遮断は周期的に電流値のゼロクロスの発
生する交流電流に比べ接点間にアークが発生するた
め開極が困難となる。そこで,I
GBT 転流回路を使っ
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本論文では期待値最大化(EM)アルゴリズムによ
る混合ガウス分布(GMM)パラメータ推定の演算量
削減法を提案している。提案法は GMM に含まれる
指数演算を参照テーブルにより実装し,参照テーブ
ルのサイズを小さくするための手法を提案してい
る。パラメータ推定時の誤差及び PC を用いた実行
時間の計測により提案法の有効性を評価している。
(学術論文)
て,接点電流を転流し,限流した後に開極する方法
をとった。I
GBT 転流回路は,高いアーク抑制能力,
大電流遮断能力を持ち,繰り返し動作にも対応する。
本研究では,安価な小型 AC リレー(定格1
2
5
V1
0
A)
を用いた。I
GBT は,限流時間が短いため,リレー
接点間にサージ過電圧(誘導性負荷 3
.
9
mH に対し,
約6
5
0
V)が発生する。そこで,サージ保護素子とし
てフリーホイールダイオード,ツェナーダイオード,
バリスタを用い,直流電流遮断特性とサージ保護特
性を測定した。結果として,AC リレー接点でのアー
クの発生を防ぎ,DC1
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Aの遮断に成功し,サー
ジ保護特性を明らかにした。(国際会議)
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本論文では,指向性重複直交変換(Di
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LOT)と繰
返し縮退/閾値処理アルゴリズム(I
STA)を利用し
た画像復元法を提案している。本研究では,Di
r
LOT
を指向性を有する対称正規直交ウェーブレット変換
の構築に利用し,更にさまざまな指向性を有する複
数の同ウェーブレットを利用し混成辞書を構築して
いる。提案する辞書を I
STA と共に利用することを
提案し,ボケ除去,超解像,画像修復の評価実験を
通して,提案法の有効性を確認している。
(学術論文)
a)
― 5
7―
慶應義塾大学 理工学部
電子工学科
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本論文では,二次元非分離線形位相パラユニタリ
フィルタバンクの映像処理のための組込み実装モデ
ル を 提 案 し て い る。提 案 変 換 の ブ ロ ッ ク 処 理 を
MATLAB Sy
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を行い,カメラからの映像処理により動作確認と処
理速度の評価を行っている。
(国際会議)
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本論文では,デジタルカメラを利用した板金検査
システムのための高精度レンズ歪推定及び補正法を
提案している。提案法は検査前に半径方向歪モデル
と位相限定相関法を組み合わせてレンズ歪を推定す
る。その後,検査時において,推定した歪データを
用いた局所射影変換により撮影画像の歪補正を行
う。提案法により要求補正精度0
.
5
㎜ 以下の精度が達
成できることを確認している。
a)
テクノケア株式会社
b)
戸塚金属工業株式会社
(国際会議)
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本論文では,指向性重複直交変換(Di
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速繰返し縮退/閾値処理アルゴリズム(FI
STA)を
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本論文では,二次元非分離冗長重複変換の設計法
利用した画像復元法を提案している。本研究では,
Di
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LOT を指向性を有する対称正規直交ウェーブ
および実現法を提案している。提案法は,二次元可
レット変換の構築に利用し,更にさまざまな指向性
拡張処理から成るラティス構造に基づき,冗長性,
を有する複数の同ウェーブレットを利用し混成辞書
を構築している。提案する辞書を FI
STA と共に利
実数性,重複性,対称性,コンパクト性を構造的に
用することを提案し,ボケ除去,超解像,画像修復
としている。パーセバルタイトフレーム制約の下で
の評価実験を通して,提案法の有効性を確認してい
の設計例とその画像修復応用の実験結果を示すこと
る。
により提案法の有効性を確認している。(国際会議)
(国際会議)
分離ブロック DCT と非分離かつ冗長なのサポート
与える。また,任意の有理数倍の冗長度を選択可能
― 5
8―
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本論文では,非分離冗長重複変換(NSOLT)と繰
返し縮退/閾値処理アルゴリズム(I
STA)を利用し
た画像復元法を提案している。本研究では,NSOLT
をパーセバルタイト性を有する多重解像度解析が可
能な冗長辞書の構築に利用している。構築した辞書
は NSOLT の特徴を活かして冗長度を二倍以下と
設定している。提案辞書を I
STA と共に利用し,ボ
ケ除去,超解像,画像修復の評価実験を通して,提
案法の有効性を確認している。
(国際会議)
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磁場反転配位プラズマをバイアス磁場に回転磁場
を印加することによって形成し,プラズマ密度及び
電位分布を測定した。バイアス磁場はソレノイダル
のストレート磁場形状とミラー磁場形状の二種類が
ある。その二種類のバイアス磁場において,力の平
衡状態を元に密度及び電位分布の特性を解析した。
その結果,ミラー磁場形状の場合には,セパラトリ
クス外側において急峻な密度勾配が確認され,それ
に伴う軸方向拡散の抑制によりプラズマの閉じ込め
状態が向上することが判明した。本研究により,高
ベータプラズマは磁場によって閉じ込められること
を明らかにした。
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本論文では,二次元非分離冗長重複変換の境界処
理法を提案している。提案する境界処理法は,ラティ
ス構造に基づく。各ステージを局所的な基本操作に
分解し,ブロック処理化することで,完全再構成を
保ちながら局所的なフィルタ制御が可能となること
を示している。ある特殊なパラメータ行列の組合せ
を選択することで,フィルタの終端化が可能なこと
を示し,これを境界処理に応用することを提案して
いる。非線形近似の実験を通して,提案する終端処
理が境界部分で良好な再構成画像を与えることを示
し,有効性を確認している。
(国際会議)
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石英管に巻き付けた銅電極に高周波高電圧を印加
マイクロ波発振に用いる弱い相対論的領域におけ
し,石英管内にヘリウムガスを流すことによって,
る電子ビームを生成する研究を行った。電子ビーム
大気圧状況下において熱的非平衡プラズマを形成
生成に用いる銅電極は平板型と円盤型の陰極を用い
し,そのプラズマの長さとヘリウムガスの流れる状
ている。その陰極の端部分に一定の荒さを持たせる
態との関係を調べた。その結果,ヘリウムガスの流
ことによって,その部分におけるプラズマ発生を促
れが層流状態にある場合にはプラズマの長さは伸び
し,平板型は一様なシート状の電子ビームを,円盤
る傾向にあることが明らかとなった。また,乱流状
型は一様な円環状の電子ビームを引き出すことに成
態にある場合には,プラズマの長さは減少もしくは
功した。ビーム電流の密度は形状によらず,ほぼ同
一定であることを明らかにした。
(国際会議)
程度であることが確認される。また,ビーム電圧と
ビーム電流の時間発展を調べたところ,一様な電子
ビームが形成されている場合には,陰極と陽極間に
余計なプラズマが発生していないことが判明した。
(論文)
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石英管に巻き付けた銅電極に高周波高電圧を印加
石英管に巻き付けた銅電極に高周波高電圧を印加
し,石英管内にヘリウムガスを流すことによって,
し,石英管内にヘリウムガスを流すことによって,
大気圧状況下において熱的非平衡プラズマを形成
大気圧状況下において熱的非平衡プラズマを形成
し,そのプラズマの電流及び密度特性について計測
し,そのプラズマの長さとプラズマの電荷との依存
を試みた。プラズマのドリフト速度及び断面積を求
性を調べた。その結果,石英管の内径が細い場合に
め,プルーム電流を測定し,電流の式からプラズマ
は,プラズマの長さと電荷は比例関係にあることが
の密度を評価した。その結果,プラズマ電流として
分かった。また,内径が太い場合には,流路上にお
1
8 m 3 桁であること
数十mA,プラズマ密度として 1
0
を計測から明らかにした。
(国際会議)
ける空気の割合がヘリウムにより多くなるため,衝
突による電荷損失が大きいため,プラズマの長さと
電荷は比例関係にはないことが分かった。
(国際会議)
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(情報工学科)
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近年,電気自動車(EV)の重要性が認識されてい
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年6月
るが,普及のためにはいくつかの課題があり,充電
マルチホップ無線ネットワークでは,ノードの位
時間がガソリン給油と比較して非常に長いことが問
置はでたらめであり,通信可能距離は有限であるた
題となっている。これを解決するために,商業施設
め,ネットワークが常に連結であるとは限らない。
が充電器を利用者に提供し,商業施設を利用してい
そのため連結性評価が重要である。本論文では,始
る間に充電すること(ながら充電)で体感待ち時間
点と終点の間に少なくとも一つのパスがある確率を
を減らすことができる。また,充電器の予約システ
解析することを目的としている。まず,その確率を
ムの検討も行われている。本報告では,ながら充電
始点,終点間の距離の関数として表現し,その後,
と予約システムを併用した場合のスケジューリング
この関数の4つの係数とノード密度の関係を明らか
について検討を行った。
にし,近似解析が可能であることを示した。
(国際会議)
(国際会議)
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年6月
電気自動車(EV)の充電設備を増やすために商業
施設を利用しながら充電を行うという
「ながら充電」
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3
年6月
大規模災害時には,携帯電話等の通信インフラが
が検討されている。本報告では,商業施設の駐車場
利用できない場合,情報が届かない孤立領域が発生
において,ながら充電を行うことを考え,駐車場に
することが予想される。このような場合,新しい移
おける充電設備の設計問題を待ち行列理論を用いて
動通信であるエピデミック伝送が有効であると考え
考え,充電器のカバー範囲や充電状況の利用者への
られている。本報告では,避難所に物資を届ける輸
通知などの影響を明らかにした。
送車両がエピデミック伝送により情報も運搬・拡散
(国際会議)
することを考える。物資輸送のアルゴリズムとして
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により物資輸送を行った場合の情報伝達の性能評価
を行い,その性質を明らかにした。
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(国際会議)
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この論文は,偏波コヒレンシー行列に含まれる独
この論文は,3×3の複素偏波データ行列の固有
値分解において,T2
3成分を0にすべく最初に2回
の特別なユニタリ変換を行い,体積散乱成分である
T3
3成分を差し引くことにより2×2の行列に帰着
立偏波情報数の全てを利用する散乱電力分解法を提
案したものである。行列の T2
3成分を0にさせる
べく,行列回転と特別なユニタリ変換を行い,独立
偏波情報数を9個から7個に減少させた.一方,4
させて,固有値を求める手法を提案したものである。
つの物理散乱モデルも2回のユニタリ変換によって
求められた2つの固有値は表面散乱と2回反射散乱
対応行列を作成し,観測データとマッチングさせる
に対応させ,3つの散乱電力を得ている。 (論文)
ことによって電力4成分分解を行う方法(G4
U)を
示した。これによって偏波情報を全て利用する散乱
電力分解法を完成させることができた。
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この論文は,合成開口レーダ画像で船舶検出に対
する準パラメトリックなクラッタ推定について述べ
この論文は地震や津波被害に対して準実時間で観
たものである。通常海面クラッタの統計的な性質は
測できる偏波レーダの有効性を示したものである。
空間相関とマージナル分布により特徴付けられる
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1
年3月1
1
日の東日本大震災で被災した石巻の
が,それらの結合確率を結びつけることは難しかっ
データを用いて4成分散乱モデル分解を行い,建物
の倒壊によって2回反射散乱が減少することや表面
散乱が卓越することを画像にて直接示した。また,
た。ここではその関数を工夫し,ガウス Co
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合わせて結合確率密度関数を考案した。その結果,
船舶検出にかなりの改善が見られた。
被害の程度を反射強度の変化として画像のピクセル
単位で確認することができ,モニタリングに適して
いることを示した。
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(論文)
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に発生したマグニチュード
9の東日本大地震による東北沿岸部の被害につい
て,ALOSPALSAR の偏波データを用いて変化抽出
てコヒレンシー行列の T2
3成分を0にさせ,その
後に4成分散乱モデル電力分解を行う方法を述べた
ものである。2回のユニタリ変換によって偏波行列
の結果を述べたものである。
散乱メカニズムの変化,
に含まれる独立偏波情報数を9個から7個に減少さ
ムフィールド(MRF)法に基づくデータ Fu
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せ,その7個を全て利用する分解法を示した。
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(国際会議招待論文)
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(論文)
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この論文は,台湾にある沿岸部砂州のカキ養殖場
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送受信が同じ偏波チャンネルの相関係数をもちい
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偏波データの時間的な変化を調べた
てターゲットの分類が可能かどうかを検討した。偏
ものである。海面の干潮の変化に伴い,カキの養殖
波状態の取り方はユニタリ変換によって選ぶことが
場にある支柱の海面からの長さが変化し,それに伴
できるので,直線偏波や円偏波など様々な基底を取
い2回反射の散乱メカニズムの変化が起きているこ
ることができる。それらの相関係数の比によって
とが分かった。その結果,干潮の変化と2回反射散
ターゲット分類の手法を示した。
乱の強度に大きな相関が得られることが分かった。
(論文)
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国立中央大学
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(国際会議招待論文)
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ル分解法(G4
U)を利用して人工衛星搭載合成開口
この論文は,ユニタリ変換を使う4成分散乱モデ
物理的な散乱メカニズムに基づいた3成分散乱モ
レーダ ALOSPALSAR によるヒマラヤ地方の氷河
デル分解法を数学的な一般化固有値問題として捉
観測結果を検討したものである。湿った積雪による
モデルの分解手法と比較すると,ほぼ同等の結果が
体積散乱メカニズムを考慮し,さらに確率による違
得られ,この手法は数学的な厳密性があり,利用価
いを勘案して識別精度の向上をはかることができ
値の高い手法であることが分かった。 (国際会議)
た。
え,厳密解法を示した。従来から得られている物理
(国際会議)
a)
イリノイ大学
b)
インド工科大学ボンベイ校
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この論文は,ユニタリ変換を使う4成分散乱モデ
ル分解法(Y4
R,
G4
U)を利用して人工衛星搭載合成
開口レーダ ALOSPALSAR による岩手・宮城県境
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3
で起きた栗駒山の地震被害について述べたものであ
人工物からの散乱メカニズムとして特徴的な2回
る。土砂崩れのあった場所では土砂による表面散乱
反射散乱電力分解の精度を検証するために,数値手
が卓越し,偏波レーダでも精度良く検出することが
できた。
(国際会議)
法である FDTD 法を使い,レンジ方向とアジマス
方向に傾いたビルからの散乱特性を評価した。角度
依存性の大きいことが了解された。
― 6
6―
(国際会議)
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この論文は,回転操作を使う4成分散乱モデル分
解法(Y4
R)を利用して人工衛星搭載合成開口レー
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SAT2による台湾各地の多時期の観測結
果を調べたものである。
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(国際会議)
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4成分散乱モデル分解法(Y4
R)を利用して人工
衛星搭載合成開口レーダ ALOSPALSAR によるマ
レーシアの植林地の観測結果について述べたもので
国立中央大学
ある。伐採後は裸地になるため表面散乱が強いが,
植樹の成長と共に体積散乱が増加し,さらに大きく
なると2回反射散乱が起きることが示された。
(国際会議)
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この論文は,回転操作を使う4成分散乱モデル分
解法(Y4
R)を利用して人工衛星搭載合成開口レー
ダ Ra
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SAT2による稲作の観測結果を検討した
ものである。生育につれて体積散乱から2回反射散
乱に散乱メカニズムが変わっていく様子が確認され
た。
a)
(国際会議)
国立中央大学
a)
立命館アジア太平洋大学
b)
京都大学
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人工物からの正確な偏波散乱特性を得るために,
数値手法である FDTD 法を使い,スクイント角を
パラメータとしてビルからの散乱特性を評価した。
3
0
°
程度から複雑な散乱を起こし,角度依存性の大き
いことが了解された。
― 6
7―
(国際会議)
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散乱メカニズムに基づいた3成分散乱モデル分解
法と数学的な固有値問題を組合せ,非負の電力分解
となる解法を示した。従来の物理モデルの分解手法
とほぼ同等の分解結果が得られた。
(国際会議)
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ペックルフィルタの性能比較を行ったものである。
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散乱メカニズムに基づいた4成分散乱モデル分解
法について,従来の研究の形跡をたどり,具体的な
レーダ画像を通して比較検討した。そして,最新の
分解法 G4
U によって作成した超高分解能のレーダ
画像を示し,偏波レーダの有効性を示した。
(国際会議)
(国際会議)
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偏波レーダで人工物を識別するには,円偏波基底
の相関係数の利用が有効である。その相関係数を利
用して修正相関係数を作り,閾値によって判定を行
う簡単な人工物識別方法を提案した。 (国際会議)
― 6
8―
Qo
E 状況依存性に係る同一ユーザ群の評
価レンジのモデル化
江口眞人a)・三好 匠b)・矢守恭子c)・山﨑達也
情報処理学会論文誌,Vo
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概念であるため,遅延時間,パケット損失率,帯域
といったサービス品質(Qo
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もつ。従って同一ユーザ群の中でも Qo
E は同じ
Qo
Sレベルに対して,状況に応じて異なる評価をも
ンジを形成すると想定される。従来研究として Qo
E
の状況依存性を扱ったものはあるが,Qo
E 評価レン
ジについては明らかにされていない。本研究では,
同一の被験者群に対し,三つの異なる環境下におい
て We
b画面の表示待ち時間を変化させた場合の主
観評価実験を実施した。そして外的な環境要因に影
響を受けた被験者の心理状態により,同じ Qo
Sレ
ベルに対して,同一の被験者群が異なる Qo
E 評価
を行い,結果として得られた Qo
E 評価レンジを潜
在曲線モデルによりモデル化した。
(論文)
a)
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ
b)
芝浦工業大学システム理工学部
c)
朝日大学経営学部
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厳密解法における枝刈り規則について
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宮島春菜a)・山本正信
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人物の画像から個人認証を行う手法は数多く提案
されている。しかし,これらは夜間の暗闇では使え
ない。マイクロソフト社の Ki
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長瀬将行・高橋俊彦
電子情報通信学会論文誌 A(基礎・境界)
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サにより暗闇でも身体の動きを測定することが可能
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年7月.
を使用して個人を識別する手法を提案した。この手
たとき,原点を根とし,原点から各点への経路が
である。本研究は,Ki
n
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tから得られる身体の動き
法は,身体スケルトンに基づく身体固有の座標系を
利用しているので,観測視点と身体との相対的な関
係に依存しない認識が可能である。
a)
(論文)
キヤノンイメージングシステムズ
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ゆるキャラなどの着ぐるみのキャラクタは,これ
まで顔の表情は固定されてきた。本研究では,着ぐ
るみの顔部を液晶ディスプレイで覆い,着ぐるみの
内部の We
bカメラで演者の顔を撮影する.演者の
平面上に原点を含む n個の点集合 Sが与えられ
(L1距離で)最短となるように水平線分,垂直線分で
構成された根付木を Re
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RSA)と呼ぶ。また,総線分長が最小となる RSA
を最小 RSA(
MRSA)と呼ぶ。与えられた点集合が第
一象限のみにある場合,MRSA を求める効率的な厳
密解法 RSA/
DPが Le
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gによって提案
された。著者らはこのアルゴリズムを高速化する2
つの枝刈り規則を導入した RSA/
DP++を提案し
た。計算機実験により,n
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0
0
以上の時,生成される
部分問題数は RSA/
DPの 1
/
1
0
0以下になることを
確認した。本論文ではさらなる2つの枝刈り規則を
導入したアルゴリズム RSA/
DP+++提案する。同様
の計算機実験により,RSA/
DP+++の生成部分問題
数は RSA/
DP++の1
0
分の1以下となり,2時間以
内に n
=4
0
0の MRSA を求めることが出来る。
口や目の動きを測定し,顔の動きから喜怒哀楽を判
定してキャラクタの表情に変換して表示する。これ
により顔表情が変化する着ぐるみを構築した。さら
に,顔キャラクタの切り替えにより,1体の着ぐる
みで多数のキャラクタを演じる事ができる。
(国際会議)
a)
新潟大学自然科学研究科
― 7
4―
(論文)
(福祉人間工学科)
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シリコン基板光導波型加速度センサは,中央にお
もりを一体化したダイヤフラムとその上に設置され
た光導波路からなる。本研究では,センサ感度の導
波路位置依存性とダイヤフラム厚依存性について実
験的考察を行った。導波路位置依存性に関しては,
ダイヤフラム端で最も高い感度が得られ,おもり端
においても比較的高い感度となった。また,ダイヤ
フラム厚依存性に関しては,センサ感度がダイヤフ
電動アシスト自転車の標準化が欧州で進められて
いる。そこにはエコ,標準,パワーアシストとあり,
生体情報の活用が提案されている。ここでは,下肢
の表面筋電図からペダリング動作を少次元の要因で
モデル化する筋シナジーの概念を導入し,筋疲労を
計測すべき筋(外側広筋)を特定した。さらに,筋
活動の評価指標と自覚的疲労度を重回帰モデル化
し,自覚的疲労度によるアシスト制御を試行した。
(国際会議)
ラム厚の2乗に反比例することが分かった。(論文)
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投球動作と肩関節後方の柔軟性との関係
田中 洋・信原克哉・林
二宮裕樹・駒井正彦
豊彦・高木陽平
日本整形外科スポーツ医学会誌,3
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本論文は,肩関節後方の柔軟性が投球動作に与え
導波型AEセンサを提案し,可聴音パルスを用いてセ
る影響について述べたものである。モーションキャ
ンサの応答特性について考察を行った。本研究では,
法を用いて後方の柔軟性と後下方方向の関節間力と
パルスの時間幅,振幅(音圧)
,周波数をそれぞれ
の関係を解析した。
ダイヤフラムとその上を通る光導波路からなる光
プチャシステムで投球動作を測定し,逆動力学的手
変えて,応答特性との関係を明らかにした。ところ
で,本センサは共振型で,狭帯域であるため,入力
信号(印加音波)と出力信号に相似性はなく,出力
信号から直接的に印加音波の時間幅や振幅を得るこ
とができない。そこで,本研究で得られた結果及び
理論に基づき,出力信号から時間幅や振幅を推定す
る方法を明らかにした。
(国際会議)
― 7
5―
(学術論文)
関節鏡視下手術支援システムの開発-鏡
視画像を用いた 2
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大森 豪・古賀良生
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本論文は,膝の関節鏡視下手術を術中支援するシ
ステムについて述べたものである。術中支援システ
ムでは,実際の骨とシステム中の骨モデルを対応さ
せる必要があり,本システムでは,レジストレーショ
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本論文は,汎用コミュニケーションエイドVCAN/
2
Aの開発について述べたものである。今回は,個
人端末の i
OS端末への変更,およびエイド作成支援
システムの We
bベース化について報告した。
(国際学会)
ンに多視点の関節鏡画像を用いた新しい方法を提案
した。
(学術論文)
皿内縁部とスプーンの適合性が高齢者の
食事効率に与える影響
阿部里美・林 豊彦・前田義信・秋元幸平
福祉のまちづくり研究,1
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本論文は,皿の内縁部とスプーンの先端形状の適
合性が食事効率に与える影響について述べたもので
ある。高齢者による実験から,適合性が有意に影響
する動作パラメータを明らかにした。 (学術論文)
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本論文は,肩甲上腕関節の3次元運動解析につい
て述べたものである。いくつかの上腕挙上角におい
て肩関節を MR撮像し,3次元骨モデルを用いて関
節面間の3次元的な位置関係について解析した。
(国際学会)
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機械的刺激による体性感覚誘発電位を用いて,触
感覚の客観評価法を提案した。実形状脳皮質電位分
布を求め,空間分解能を改善することにより,左右
手足の触覚刺激部位を識別できた。事象関連電位の
時空間解析より,刺激強度,刺激パターンの差異を
本論文は,投球動作における肩甲上腕関節の3次
識別できた。
(論文)
元運動解析について述べたものである。上肢を9
0
度
外転した状態を維持しながら,いくつかの内旋角で
肩関節を MR 撮像し,骨モデルを用いて関節面間の
3次元的な位置関係について解析した。(国際学会)
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伝達行列の誤差を考慮した高精度脳内ダ
イポールイメージングの検討
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竹内浩祐・堀
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生体医工学,v
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高空間分解能脳内ダイポールイメージングの精度
デル設計時の歪みから生じる伝達行列の誤差による
影響を軽減する方法について検討した。伝達行列の
誤差を考慮した推定法として,打ち切り全最小二乗
本 論 文 は,汎 用 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン エ イ ド
VCAN/
2
A のシステム開発について述べたものであ
る。まず,従来のパーソナルコンピュータ・ベース
のシステムから We
bベースのシステムへの発展に
法(TTLS,Tr
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)を採用し
た。正則化パラメータ推定法を検討し,ティコノフ
の正則化に比べ,空間分解能を改善できた。
(論文)
ついて述べ,次にシステムの構成要素,すなわち個
人端末,カスタマイズ支援システム,データ管理シ
ステムについて報告した。
潤一
(国際学会)
― 7
7―
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3
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パラレルメカニズムの効率的キャリブ
レーション方法について
(第1報,計測運動と計測データの削減)
三村宣治
日本機械学会論文集(C編),7
9
巻,8
0
6
号,p
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3
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3
サイレントスピーチを用いたブレインコンピュー
パラレルメカニズムは高速,高精度,高負荷と言
タインタフェースの分類手法について調査した。母
音 /
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/
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/
,/
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/の発話をイメージした時の事
う従来のロボットにない特徴を有するため,新しい
象関連電位を計測した。共通空間パターンとサポー
複雑性のため,キャリブレーションが困難でその性
トベクターマシンに適応収集法を導入することによ
能を十分発揮できていないのが現状である。本論文
り,分類能力が向上した。
では,キャリブレーションに必要な計測運動と取得
(国際会議)
ロボット機構として注目されているが,その機構の
すべき計測データに関し,種々の方面から検討を行
い,必要最小限の計測運動と計測データの組を明ら
かにした。
(論文)
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r レーション方法について
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(第2報,特異値分解によるキャリブレーション
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行列の解析)
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脳内ダイポールイメージングの逆問題を解くにあ
三村宣治
日本機械学会論文集(C編),7
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巻,8
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たって,伝達行列の誤差を考慮した推定法として,
打 ち 切 り 全 最 小 二 乗 法(TTLS,Tr
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パラレルメカニズムは高速,高精度,高負荷と言
Le
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s
)を検討した。TTLSは,計測環境か
う従来のロボットにない特徴を有するため,新しい
ら生じる雑音に加え,モデル設計時の歪みから生じ
複雑性のため,キャリブレーションが困難でその性
る伝達行列の誤差による影響を軽減する方法であ
能を十分発揮できていないのが現状である。本論文
る。視覚誘発脳波に応用した結果,シミュレーショ
では,キャリブレーションに用いるキャリブレー
ンと同様に,TTLSで空間分解能を改善できた。
ロボット機構として注目されているが,その機構の
ション行列について,特異値分解の手法を用いて主
(国際会議)
要な機構パラメタを特定し,機構パラメタを従来の
1/2以下に削減可能であることを示した。(論文)
― 7
8―
パラレルメカニズムの効率的キャリブ
レーション方法について
(第3報,キャリブレーション行列のブロック分
割による演算量低減)
三村宣治
日本機械学会論文集(C編),7
9
巻,8
0
6
号,p
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.
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認知症と視機能
-瞳孔と自律神経系の関連-
飯島淳彦a)
神経眼科,3
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3
)
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,2
0
1
3
.
瞳孔と自律神経系の異常に注目し,神経疾患や精
神疾患の診断に有効な方法について検討した。認知
症,特にアルツハイマー病では,希釈した散瞳剤
パラレルメカニズムは高速,高精度,高負荷と言
う従来のロボットにない特徴を有するため,新しい
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eに対する過敏性が見られ,早期診断の有
効な指標になる。また,対光反射検査は,認知症に
ロボット機構として注目されているが,その機構の
限らず,広く自律神経系に異常が見られる疾患の診
複雑性のため,キャリブレーションが困難でその性
断に有効である。
能を十分発揮できていないのが現状である。本論文
a)
(論文)
新潟大学自然科学系(工・福祉人間)
では,キャリブレーション行列が常にブロック分割
可能であることを理論的に示した。また,ブロック
分割により,キャリブレーションに必要な演算量を
従来の数1
0
分の1に大幅に削減可能であることを示
した。
(論文)
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)
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映像酔い
木竜
徹a)・小林直樹b)・飯島淳彦a)
電子情報通信学会論文誌,9
6
(
1
)
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,2
0
1
3
.
映像酔いは,揺れの激しい映像視聴によって自律
神経症状が誘発される現象である。映像酔いを誘発
する因子の定量的な解析,映像酔い発症のメカニズ
ムを解明するための映像視聴実験の工夫,実験に
よって得られた被験者の生理学的な指標の解析方法
本論文は,従来の手動式車椅子の駆動輪に複数の
について解説した。
足を装着することにより,車椅子の走破性を飛躍的
a)
新潟大学自然科学系(工・福祉人間)
に高めた機構に関する実験結果を示している。まず,
b)
埼玉医科大学(医・保健)
平坦な一般の平坦路では,駆動輪に装着している複
数の足を機構的に駆動輪内に格納することにより従
来の車椅子同様滑らかに走行できる。また,雪道や
悪路などでは,駆動輪に装着した足を用いて走行す
るモードに切り替えることにより走破性を高める構
造になっている。これらに関し,それぞれの路面に
対し実走行実験を行い,その有効性を確認した。な
お,本論文は,Be
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rを受賞した。
(国際会議)
― 7
9―
(解説)
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平衡型ダイポールアンテナの平衡・不平
衡モード評価
早川準起・石井
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平衡型ダイポールアンテナ内の平衡・不平衡モー
マカクザルの側頭葉に多チャンネルの皮質脳波
ド励振比を修正された CMRR
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)を用いて評価するため,平衡給電型アン
(ECo
G)電極を慢性留置し,記憶課題遂行時の脳波
テナを2ポート回路網とみなし,通常の Sパラメー
頭回付近は長期記憶の関わる部位として報告があ
変換した。アンテナ共振時に,平衡モードによる反
記録から,その部位の機能について検討した。中側
り,特に本研究では,物体視における複数のペアを
記憶学習したマカクザル2頭の脳波記録を行い,脳
波のθ波帯域に,長期記憶に関わる特徴的な活動を
見出した。
a)
b)
c)
d)
e)
f)
タを測定し,それらを mi
x
e
d
mo
d
eSパラメータを
射が小さくなるため,修正された CMRR が小さく
なり,相対的に不平衡モードの反射が大きく見える
などの知見を明らかにした。
(論文)
(国際会議)
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近年多様化するライフエンジニアリング分野にお
いて,神経科学や生体医工学の研究がどのように貢
献できるか,5名のシンポジスと共に最新研究報告
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HF帯における比吸収率を測定するために,標準
と将来展望について議論した。リハビリテーション
電界または標準磁界を生成するリファレンスアンテ
研究の臨床応用,ブレイン・マシーン・インタフェー
ナとして比吸収率測定用液剤中で動作する防水加工
ス応用のための微細電極の開発,動物を用いた行動
した被覆微小ループアンテナの極近傍における電界
実験,視覚系を中心とした神経生理・医工学のそれ
および磁界の式を導出している。このために,近傍
ぞれの研究に接点が見出され,当該分野へ協調的に
界利得を予め測定し,ループ近傍における利得変動
貢献出来る話題が多数報告された。
を考慮することにより,電界および磁界の距離特性
a)
(シンポジウムOS・オーガナイザー)
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を近似できることを数値計算により明らかにした。
(国際会議)
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情報通信研究機構
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動作状態にあるデバイスからの全放射電力を測定
するための方法を概観している。全立体角にわたり
測定を行うための方法として,等角度分割法,等面
積分割法,一般化スパイラル法について比較検討し
ている。等角度分割法では15
度きざみ,すなわち,
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HF帯における比吸収率測定用プローブを構成す
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点相当の測定点が,等面積分割法,一般化スパイ
るため,組織等価液剤中で動作する防水加工された
ラル法では2
0
0
点程度で済むこと,さらに一般化スパ
被覆ループアンテナについて,そのループ長と近傍
イラル法ではポジショナ制御の面で優れることを示
界利得の関係を数値解析により調べた結果,適切な
した。
ループ長を選ぶことにより,電気的にループ近傍に
a)
(国際会議)
おいても近傍界利得が一定となり,そのときの電界
横浜国立大学
および磁界強度も遠方界と同じ距離特性を示す性質
を示すことを明らかにした。
a)
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平衡給電されたダイポールアンテナに対して,
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(国際会議)
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平衡モードおよび不平衡モードのみが励振した際の
本研究では,ドライバ行動のモデリング手法とし
仮想的な入力インピーダンスを実験的に評価してい
て,ドライビングシミュレータ装置を用いた運転行
る.さらに,1
8
0
度ハイブリッドを利用することによ
動の反応速度計測手法を提案した。提案手法では,
り,1ポート測定のみで平衡・不平衡モードの反射
既定の運転コース上に配置した交差点において,
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(国際会議)
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的な反応行動とした。加えて,文字の音読などの運
転副タスクを課し,反応速度の計測と評価とした。
健常な成人被験者を対象とした実験を通して,算出
された反応速度の妥当性を検討し,提案手法の有効
性を確認した。
a)
― 8
1―
豊橋技術科学大学
(国際会議)
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一般に,ドライビングシミュレータは運転免許保
要であるといえる。本研究では,運転操作行動から,
有者を対象とし,運転技能の訓練や危険・特殊状態
ドライバの運転意図を推定するシステムの開発を目
の体験用として広く用いられている。近年では,3
的とし,そのための運転意図の定義・付与・推定シ
Dモデリング機能と併せ,都市景観とその交通環境
ステムをドライビングシミュレータ上に構築した。
の検証などへの応用も拡大している。本研究では,
走行環境や信号などの交通システムの挙動を考慮す
そのようなドライビングシミュレータ装置を用い
ることで,客観的な運転意図の定義・付与をドライ
た,高校生に対する交通安全教育を試みた。特に,
バに対して実施し,これを真値とすることで推定精
対象者が運転免許を持たず,そのため交通環境を歩
度の定量評価を可能とした。
行者・交通弱者の観点で観察・体験できる。この点
a)
豊橋技術科学大学
(国際会議)
を特徴とし,本研究では安全を指向した交通環境の
改善と運転体験を通じた検証を行う教育プログラム
を実施し,アンケート調査によりその効果を検証し
た。
a)
― 8
2―
(国際会議)
豊橋技術科学大学
2次元複素数離散ウェーブレット変換の
方向選択性およびその半導体ウェーハの
欠陥検査への応用
加藤
今村
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本論文では,離散/複素数離散の各ウェーブレッ
ト変換や複素ウェーブレットパケット変換が有する
方向選択性の,回路パターン等における形状・模様
解析への応用を目的とした。そのために,これまで
不明確であった,方向選択性の原理ならびに,検出
される方向・方向角度幅(分解能)を定量的に解明
した。これらの解明結果にもとづき設計した方向選
択性能の評価手法を提案するとともに,Kme
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い,性能検証をおこなった。
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—点字経験者と未経験者を対象にした検討—
石橋和也a)・嘉幡貴至b)・小田 剛c)
渡部 謙d)・渡辺哲也・高岡 裕e)・喜多伸一f)
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(論文)
神戸大学大学院医学研究科,神戸視力障害セン
c)
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東京エレクトロン宮城
神戸大学医学部附属病院,神戸大学大学院医学
e)
研究科
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立体コピー触地図の触読性の評価
渡辺哲也・渡部 謙a)・山口俊光b)
南谷和範c)・大内 進d)・宮城愛美e)
高岡 裕f)・喜多伸一g)
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触地図作成システムで作成した立体コピー触地図
の触読性を視覚障害者に評価してもらった。その結
果,触知ガイドが触知記号の探索時間を短縮できる
ことが分かった。立体コピーの触知記号はおおむね
高い評価を得たが,信号機の形状は改善が必要と考
えられた。
a)
東京エレクトロン宮城
b)
自然科学研究科
c)
大学入試センター
d)
国立特別支援教育総合研究所
e)
筑波技術大学
f)
神戸大学医学部附属病院
g)
神戸大学大学院人文学研究科
(論文)
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(国際会議)
a)
― 8
6―
自然科学研究科
点図触地図自動作成システムにおける点
格子模様の識別性の評価
視覚障害者向け漢字の構成読みの開発と
その評価
渡辺哲也・渡部 謙a)・山口俊光b)
南谷和範c)・大内 進d)・高岡 裕e)
喜多伸一f)・石橋 和也g)
荒田龍朗a)・岸
渡辺哲也
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和樹a)・山口俊光a)
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漢字をその部品と位置関係で表現する「構成読み」
点図において識別性が高い面記号の組合せを見つ
けるため,晴眼者と視覚障害者を対象に実験を行っ
を,J
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S第1・第2水準の漢字を対象に開発した。
この構成読みで漢字の形を正確に想起できることを
た。実験では,点種と点間隔が異なる10
種類の点格
検証するため,晴眼者と視覚障害者を対象に実験を
子模様を刺激とし,一対比較により,その触感の違
行った。その結果,晴眼者対象の漢字書き取り実験
いと識別時間を記録した。その結果,晴眼者の場合,
では正答率は9
0
%から1
0
0
%となった。視覚障害者を
点の大きさが等しい場合は点間隔の差が2
.
0
mm以
対象とした触察部品の同定・配置実験では,2
6
個の
上,点の大きさが異なる場合は1
.
3
mm以上ある組合
部品のうち2
2
個が正答率1
0
0
%で同定され,問題漢字
せが識別性が高いことが分かった。視覚障害者の場
1
8
字のうち1
1
字が正答率1
0
0
%で配置された。これら
合はそれぞれ1
.
3
mm以上と0
.
7
mm以上であった。視
の結果から,構成読みが漢字の想起に有効であるこ
覚障害者の識別時間は晴眼者の約半分であった。こ
とが示された。ただし,どちらの実験においても,
の結果を用いて,触地図で用いるのに適切な点格子
3部品が上下・左右に並んだ漢字の階層構造を括弧
模様の組合せを提案し,この提案の有効性を触地図
を使って説明した際の正答率は低く,このような漢
内小面積面記号の識別実験で実証した。
字の説明方法に課題が残された。開発した構成読み
(論文)
a)
東京エレクトロン宮城
は視覚障害者の職場において漢字の確認に利用され
b)
自然科学研究科
ている。
c)
大学入試センター
d)
国立特別支援教育総合研究所
e)
神戸大学医学部附属病院
f)
神戸大学大学院人文学研究科
g)
東京大学大学院総合文化研究科
a)
― 8
7―
自然科学研究科
(論文)
(化学システム工学科)
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かさ高い置換基を持つアキラルフェニルアセチレ
ンのリビング的ならせん選択重合に成功した。
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(論文)
a)
北見工業大学
新規な光により高選択反応を見出した。これの反
応機構を明らかにした。生成物は自己支持性の超分
子ポリマー膜となることが分かった。
a)
ハルビン工程大学
b)
北見工業大学
c)
高知大学
(論文)
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た二つの水酸基を持つフェニルアセチレンのらせん
a)
京都大学
b)
日本化学工業株式会社
c)
福井大学
d)
近畿大学
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パーフルオロデシル基の直接アルキル化によって
新たなキラルロジウム錯体を調製し,これを用い
選択重合に成功した。
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得られた含フッ素ポリ(トリメチルシリルジフェニ
ルアセチレン)
の優れた酸素選択透過性を報告した。
(論文)
(論文)
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単離されたアミノ酸配位子を持つキラルロジウム
開始剤によって,置換アセチレンのらせん選択重合
に成功した。
(論文)
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新奇な表面修飾剤としての両親媒性 1
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換ベンゼンの選択的光環化芳香族化分解による効率
の良い合成とこれの添加による酸素選択透過性の効
率的な改良について報告した。
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きついらせんシスシソイダル主鎖に起因したフェ
ニルアセチレンの不斉誘起共重合時における不斉増
幅を見出した。
a)
ハルビン工程大学
(論文)
a)
ハルビン工程大学
b)
北見工業大学
(論文)
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択光環化芳香族化分解によって合成された 1
,
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,
5
三置換ベンゼン誘導体からなる超分子ポリマー膜の
強度の改良に成功し,
柔軟な膜を得ることが出来た。
(論文)
a)
北見工業大学
b)
ハルビン工程大学
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降水トリチウムの年代は地下水流動の重要な実証
情報である。トリチウム測定技術の適用は新規な調
査産業の創出として期待できる。これに基づき,以
前公表した理論式と地域定数とを用い,涵養降水の
トリチウム濃度を算出することができた。 (論文)
選択的光環化芳香族化分解によって得られた新奇
a)
な2D表面修飾剤の添加による酸素選択透過性の効
b)
北海道大学低温科学研究所
率的な改良について発表した。
c)
愛媛県立医療技術大学保健科学部ー
d)
岡山理科大学理学部
(国際会議)
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らせん選択重合における異常な現象として,アキ
ラル条件の変化によってポリフェニルアセチレンの
らせん方向の制御が可能な事を発表した。
(独)
東京都立産業技術センター
新潟県の湖沼における水質および同位体
的特徴
―中国黒竜江省の Zha
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含めて―
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新潟県における湖沼水の水質および同位体的特徴
を把握するため,新潟県内の湖沼(佐潟,鳥屋野潟)
試料中の酸素安定同位体比(δ18O)や栄養塩濃度
(窒素,リン)を測定し,中国黒竜江省のジャロン
湿地と比較・検討した。その結果,茨δ18O値が高く
なった要因として,佐潟は生物学的要因,ジャロン
(国際会議)
湿地は蒸発による影響が大きいと推測される,芋県
内の湖沼はジャロン湿地に比べると富栄養化の進行
は小さい,ことなどがわかった。
a)
新潟大学大学院自然科学研究科
b)
新潟大学産学地域人材育成センター
c)
新潟大学災害復興科学センター
d)
チチハル大学化学&化学工程学院
― 9
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(論文)
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日中の廃棄物処理施設からのスラッジ中の希土類
元素(REEs
),トリウム(Th
),ウラン(U)等の金
属元素の動態や化学形態を系統的に調査した。また
バッチ実験及びカラム実験により,バイオ界面活性
剤を用いて,重金属の効率的な回収方法を検討した。
その結果,茨中国のスラッジ中の重金属の濃度は,
日本のスラッジ中に比べて一般に高い,芋バッチ実
験及びカラム実験のいずれにおいても,サポニンは,
スラッジからの重金属除去に効果的であった,こと
などがわかった。
a)
(論文)
新潟大学大学院自然科学研究科
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新潟県阿賀町特有の炭である雪椿の炭を用いて,
ウラン
(U)の除去・回収実験を行った。なお,吸着
能を上げるため,雪椿の炭に硝酸処理を行った。そ
の結果,茨硝酸処理を施した雪椿の炭は,未処理の
炭に比べて,良好な U 除去率を示した,芋吸着等
温線は,La
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r吸着等温線に最も適応した,鰯雪
椿の炭は,U の有用な吸着剤となりうる,ことなど
a)
新潟大学大学院自然科学研究科
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過マンガン酸カリウムで修復した活性炭を用い
て,鉛(Pb
)の除去・回収実験を行った。その結果,
ドロシル基やカルボキシル基の存在が FTI
R によ
茨過マンガン酸カリウムで修復することにより,ヒ
り確認された,芋過マンガン酸カリウムで修復した
活性炭は,未処理の活性炭に比べて,良好な Pb除
去率を示した,鰯吸着等温線は,La
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r吸着等温
線に最も適応した,ことなどがわかった。
(国際会議)
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(国際会議)
新潟大学大学院自然科学研究科
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2種のキレート剤(EDTA,EDDS)を層間挿入し
たハイドロタルサイト(LDH)を合成し,これらの
2
+
2
+
物質を用いて Cu
,Pb
の除去・回収実験を行った。
その結果,茨EDTALDH および EDDSLDH は,
LDH 単独よりも,さらに良好な Cu
,Pb除去率を示
した,芋吸着等温線は,Cu
,Pbにおいて Fr
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吸着等温線に十分に適応した,鰯EDTALDH およ
び EDDSLDH は,重金属の有用な吸着剤となりう
る,ことなどがわかった。
a)
― 9
1―
新潟大学大学院自然科学研究科
(国際会議)
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ヒドロガルビノキシル残基を有するジヨードベン
本研究では,ファイトレメディエーションを用い
て土壌中の鉛回収を行った。さらに,金属吸収の効
ゼンモノマーとジエチニルベンゼンモノマーとの重
縮合により,ポリ(m-フェニレンエチニレン)誘導
率化や植物量を上げることを目指して,バイオ界面
体を合成した。メタノール中のガルビノキシルアニ
活性剤(サポニンおよび槐糖脂質)や植物ホルモン
剤(GA3
,I
AA)の添加を行った。その結果,茨バイ
オンポリマーがらせん折り畳み構造を有することを
オ界面活性剤の種類,加え方(量と回数)により,
造からなるジエチニルアリーレンモノマーとの重縮
根と茎の鉛濃度のみならず根から茎への移動のしや
合により得られた光学活性なポリ(アリーレンエチ
すさが異なる,芋植物ホルモン剤が植物量を上げる
ニレン)のCDスペクトルから明らかにした。対応
のに有効に働かない場合もある,ことなどがわかっ
するポリラジカルの磁気測定から,らせん折り畳み
た。
構造を取ることで反強磁性的相互作用が増大するこ
a)
(国際会議)
新潟大学大学院自然科学研究科
紫外可視スペクトルおよび光学活性なビナフチル構
とを明らかにした。
a)
― 9
2―
新潟大学大学院自然科学研究科
(論文)
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高温太陽集光熱をプロセス熱とする2段階水熱分
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錯体触媒を用いて3
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5
-ビス(ヒドロキシメチ
光学活性なフェニルエチルアミン存在下トルエン
解サイクルの反応媒体として“単斜晶ジルコニア担
ル)4
(4
-ドデシルオキシフェニル)フェニルアセ
持ニッケルフェライト”と“非担持ニッケルフェラ
チレンをらせん選択重合させた。得られたポリマー
元反応を定式化した。熱還元反応温度により,還元
裂型のコットン効果が,ポリ[3
,
5
-ビス(ヒドロキ
相であるウスタイト相と,スピネル相の化学組成が
のCDスペクトルにおいて見られる3
0
0
n
m付近の分
シメチル)4
-ドデシルオキシフェニルアセチレン]
に比べて長波長側に観測されたことから,側鎖も含
イト”について,リートベルト解析に基づいた熱還
変化することを定量的に明らかにした。
a)
新潟大学研究推進機構超域学術院
b)
大学院自然科学研究科
(論文)
めた発色団に帰属されることが明らかとなった。
(速報論文)
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インプラント材料作製のための基礎研究として,
チタン板状へのリン酸カルシウム系化合物の析出を
調査した。制限空間内において疑似体液を間欠流通
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させることで,非流通時よりも生成を促進できた。
高温太陽集光熱をプロセス熱とする2段階水熱分
生成機構を装置内の混合特性と関係づけて考察し
解サイクルにおける酸化セリウムの反応性につい
た。
て,これまで詳細に報告してきた単斜晶ジルコニア
a)
(国際会議)
自然科学研究科
担持ニッケルフェライトの反応活性と比較検討し
た。どちらの反応媒体も熱還元反応温度が増加する
につれて,反応活性は単調に増加するが,1
5
5
0
℃の
高温では酸化セリウムの活性が上回ることを実験的
に明らかにした。
a)
新潟大学研究推進機構超域学術院
b)
大学院自然科学研究科
― 9
3―
(論文)
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高温太陽集光熱をプロセス熱とする2段階水熱分
型ソーラー天然ガス改質器として,二重管型ソー
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解サイクルについて,単斜晶ジルコニア担持ニッケ
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ルフェライトと酸化セリウムを反応媒体とする発泡
り実験的に評価した。メタンの水蒸気改質反応につ
シミュレーターにより集光照射試験を行った。サイ
いて,メタン転換率・蓄熱⇒化学反応転換効率を評
クル反応性と酸素・水素生成ステップについて評価
価した。
した。
(国際会議)
体反応デバイスを作製し,ラボスケールで太陽集光
a)
新潟大学研究推進機構超域学術院
a)
大学院自然科学研究科
b)
大学院自然科学研究科
b)
新潟大学研究推進機構超域学術院
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高温太陽集光熱をプロセス熱とする2段階水熱分
高密度の太陽集光を得ながら高温下で二段階水熱
解サイクルにおける酸化セリウム粒子の熱還元反応
分解サイクル,石炭コークスのソーラーガス化,天
について,非等温加熱条件下における熱還元反応を,
然ガスのソーラー改質等の化学反応を行える“ビー
マスタープロット法を用いて解析した。熱還元反応
ムダウン型太陽集光器”の集光性能を実験的に評価
が活発化する1
0
0
0
−1
5
0
0
℃における酸素放出機構を
した。ゴードン型熱流量計を用いて下方焦点部にお
マスタープロット解析から導き,活性化エネルギー
けるフラックス分布測定を行い,
集熱量を評価した。
(国際会議)
および頻度因子を求め,反応速度式を定式化した。
(国際会議)
a)
新潟大学研究推進機構超域学術院
a)
大学院自然科学研究科
b)
大学院自然科学研究科
b)
新潟大学研究推進機構超域学術院
c)
苛エネルギー総合工学研究所
d)
宮崎大学工学教育研究部
e)
三鷹光器珂
― 9
4―
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b)
b)
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(
2
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1
3
)
メチルバルバスコエートはデカリン骨格にフロラ
ビームダウン型太陽集光器により得られる太陽集
クトン構造が縮合し,5つの不斉中心を持つネオ−
光を高温集熱に転換するソーラーレシーバーとし
クレロダン型ジテルペノイドである。我々はこの化
て,粒子を用いる流動層レシーバーを開発している。
合物の最初の全合成と絶対構造の決定をすでに報告
本研究では,流動層レシーバーの概念を報告し,レ
している。今回,ジケトンのダブル
シーバーの温度分布を調査した。
フレート化とパラジウム触媒を用いたダブル一酸化
(国際会議)
エノールトリ
a)
新潟大学研究推進機構超域学術院
炭素挿入反応,続いてヨー化サマリウムによる位置
b)
大学院自然科学研究科
選択的な共役還元を鍵反応として一挙に官能基を導
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5
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ER
入した。全体で7あるいは9工程であり,より効率
的な第二世代全合成を達成する事ができた。(論文)
a)
新潟大学(自然科学系)フェロー
b)
新潟大学大学院自然科学研究科
a)
a)
a)
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c)
c)
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3
.
高温太陽集光熱をプロセス熱とする2段階水熱分
解サイクルについて,酸化セリウムを反応媒体とす
る発泡体反応デバイスを作製し,韓国国立エネル
ギー研究所(KI
ER)所有の4
5
k
W太陽集光炉により
ソーラー試験を行った。1
5
c
m直径の酸化セリウム担
持反応デバイスを新潟大学が作製し,ソーラー試験
はKI
ERが中心となって実施した。サイクル反応性と
各ステップの酸素・水素生成量について評価した。
(国際会議)
a)
大学院自然科学研究科
b)
新潟大学研究推進機構超域学術院
韓国エネルギー研究所
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b)
a)
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イオン液体による均一系触媒のソフト固
定化とリサイクル型有機合成
萩原久大a)
表面科学,3
4
(
4
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3
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常温イオン液体は非脂溶性,非水溶性,不燃性,
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)
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5(
2
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1
3
)
.
不揮発性という性質を持つ極めて特徴的な液体であ
植物資源を利用した燃料,プラスチック,医薬品
めリサイクル性が高く,環境対応型の化学反応溶剤
などの有用有機物質生産のための重要中間体とし
としてのみならず触媒や触媒の担体として注目を浴
て,5
-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)の合
成が近年大きな注目を浴びている。我々の開発した
ルイス酸性イオン液体1
-メチル3
(
ブチル4
-クロロ
スルホニル)
イミダゾリウムクロロサルフェート
)をアセトニトリル/水系に加える
([
MBCI
m]
SO3Cl
る。この様な化学的および物理的に安定な性質のた
びている。本稿では特にイオン液体の触媒担体とし
ての機能にスポットを当て,1)イオン液体に有機
金属および有機分子触媒を溶解固定化,2)イオン
液体に触媒種を化学結合により固定化,3)イオン
液体に溶解固定化した触媒を無機固体担体の細孔内
と室温で三相系を生成した。この系を用いフルク
に固定化し,リサイクル使用する我々のこれまでの
収率8
8
.
7
%で得た。本ルイス酸性イオン液体を含む
研究を概説した。
トースの脱水反応を低温で行い,短時間で HMFを
三相系は HMF合成において数回リサイクル使用
出来た。
(総合論文)
a) 新潟大学(自然科学系)フェロー
(論文)
a)
東北大学多元物質科学研究所
b)
新潟大学(自然科学系)フェロー
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テルペノイドの全合成
萩原久大a)
有機合成化学協会誌,7
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1
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2
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1
2
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1(
2
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1
3
)
カルボンの両鏡像異性体はセスキテルペノイド,
ジテルペノイド,アルカロイドなど多くの天然有機
モノテルペンであるカルボンは両エナンチオマー
化合物の有用なキラル合成素子である。ともに安価
が安価に入手可能であり,テルペノイド系天然物の
に入手可能であり,それらの持つα,
β-不飽和ケト
みならずアルカロイドなど様々な天然有機化合物の
ンやイソプロペニル基を手がかりに多様な化学変換
キラル合成原料として用いられてきた。この総説で
を行う事が出来る。セスキテルペノイドの構造をヒ
は酸素や窒素などのヘテロ原子を骨格内に有するセ
ドリンダン,デカリン,グアイアン,スピロ,橋掛
スキテルペノイドの全合成に焦点をあて,1
9
9
6
年以
け型に分類し,それに従って2
0
0
0
年以降のカルボン
降の論文を総合的に紹介した。
を出発原料とした全合成について我々の研究例も交
a)
新潟大学(自然科学系)フェロー
(総説)
えて総説としてまとめた。
a)
― 9
6―
新潟大学(自然科学系)フェロー
(総説)
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2
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1
3
)
イドロキノンを含有した温度および水分応答性マイ
ピッカリングエマルションを利用した液中乾燥法
クロカプセルの調製を試みた。マイクロカプセルは
により,二種類の固体微粉末と有機ポリマーからな
PAM からなり,エチルセルロースはマイクロカプ
る複合微粒子の調製を試みた。固体微粉末は二酸化
エチルセルロース,メチルセルロースおよび PNI
-
セルのマトリックスとして,PNI
PAM は温度応答性
チタンとマグネタイトを,有機ポリマーはポリスチ
ポリマーとして,メチルセルロースは水応答性ポリ
とそれぞれの含有率および複合微粒子の構造に及ぼ
マーとして添加された。それらの混合比により,温
す影響を明らかにした。
度および水応答性が制御された。
a)
新潟経営大学
b)
九州大学
レンを採用した。実験から,固体微粉末の添加時間
(論文)
(論文)
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2
0
1
3
)
温度変化によりゲル化するカードランを用いてβ
カロチンのマイクロカプセル化を試みた。逆相系を
滴間合一法と相分離法を逐次的に利用した新規方
利用してカプセル化を行った。βカロチンの含有率
法によるマイクロカプセルの調製を試みた。マイク
は,カードラン濃度が増加するほど増加し,撹拌速
ロカプセルは芯材のアイソパーと壁材のポリスチレ
度および油溶性界面活性剤濃度が増加するほど減少
ンからなり,調製時の液滴径の影響を主に検討した。
した。
本手法により1~5μmの壁厚を有するコアシェル
a)
型マイクロカプセルの調製が可能となった。(論文)
a)
新潟経営大学
b)
㈱松風
― 9
7―
九州大学
(論文)
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1
3
年3月
Ca
KMg
V3O12 蛍 光 体 の V5+ サ イ ト の 一 部 をP5+
2
2
優れた発光特性を有している Li
Ti
O3:
Mn4+ 赤色
2
で部分置換することによる発光強度の向上について
蛍光体の青色光領域での光吸収の向上および三波長
度が増大し,Ca
KMg2(
V0.95P0.05)
O12 において最大の発
2
3
4
+
よび Ti
サイトの一部をそれぞれアルカリ金属(
A
報告する。P5+ を部分置換することによって発光強
光強度が得られ,Ca
KMg
V3O12 に比べ,1
.
3
倍高い
2
2
発 光 強 度 を 示 し た。最 大 発 光 を 示 し た
+
型白色 LED 用蛍光体としての応用を目指し,Li
お
4
+
=Na
,K,a
n
dRb
)および Ge
で部分置換した。そ
の結果,
(
Li
Rb
)
(
Ti
Ge
)
O3:
Mn4+0.01 において最大
0
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2
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0
.
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0
Ca
KMg2(
V0.95P0.05)
O12 は 波 長3
6
0
n
mの 励 起 下 で
2
3
4
+
の発光強度が得られ,Li
Ti
O3:Mn
2
0
.
0
1 に比べ,約3
発光を示した。
4
+
られた(
Li
Rb
)
(
Ti
Ge
)
O3:
Mn
ED
0
0
0
2
0
0
.
0
1 は 白 色 L
.
9
7
.
0
3
.
7
0
.
3
0
5
2
0
n
mを最大ピークとする幅広い発光ピークを持
ち,色度が x=0
.
3
7
7
,y=0
.
4
6
3である緑色−白色
(論文)
Sy
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f Zn2Si
O4:
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x
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r
2
+
倍高い発光強度を示した。さらに,この蛍光体は市
3
+
(
P4
6
)
に対
販の白色 LED 用黄色蛍光体 YAG:
Ce
し,7
0
%の相対発光強度を示した。
このことから,
得
用の赤色蛍光体としての応用が有望である。
(論文)
T.Sa
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mo
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,S.Ka
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,K.Ue
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6
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6
6
発行:2
0
1
3
年3月
Si
Ox粉末を Mn2+ の酸化抑制剤として用いて,
Si
O4:
Mn2+ 緑色蛍光体を合成した。得られた蛍光
Zn
2
体は 2
2
0
~3
5
0
nm の近紫外領域の光を効率よく吸
収し,5
2
5
nm を最大ピークとする緑色発光を示し
た。Si
Ox粉末を Mn2+ の酸化抑制剤として用いて合
成することによって,発光強度が増大し,一般の固
Si
O4:
Mn2+ 緑色蛍光体に比
相法により合成した Zn
2
べ,1
.
2
倍高い発光強度を示した。
(論文)
― 9
8―
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発行:2
0
1
3
年3月
固相法により層状ペロブスカイト化合物である
Rb
(
La
Bi
)
Ta
O7 蛍光体を合成し,その発光特性の
0
.
9
0
0
.
1
0
2
評価を行った。得られた試料は波長 3
0
5
n
mの励起下
で 5
5
3
n
mを最大ピークとする黄色ー緑色発光を示
した。さらに,得られたRb
(
La
Bi
)
Ta
O7 蛍光体を
0
0
2
.
9
0
.
1
0
ソ フ ト ケ ミ カ ル 反 応 に よ り(
La
Bi
)
Ta
O7 ナ ノ
0
0
2
.
9
0
.
1
0
シートの合成に成功した。得られた(
La
Bi
)
Ta
O7
0
.
9
0
0
.
1
0
2
ナ ノ シ ー ト は 波 長2
8
1
n
mの 励 起 下 で5
2
4
n
mを 最 大
ピークとする緑色発光を示した。(
La
Bi
)
Ta
Oナ
0
.
9
0
0
.
1
0
2
ノシートは無機 EL の発光膜,あるいは発光シート
としての応用が期待できる。
(論文)
固相法により希土類イオンを添加した
Na
Al
P3O9N オキシ窒化リン酸塩蛍光体を合成した。
3
試料は NH3 雰囲気下,
1
0
7
3
Kで6時間焼成した。Eu
2
6 1
+
の 4
f
5
d→
イオンを添加した試料においては,Eu
7
4
f
遷移による青色発光を示した。また,Tbイオン
3
+
を添加した試料では Tb
の 5D4→7F5 遷移による
5
5
0
n
mに最も高いピークを持つ緑色発光を示した。
各試料において組成の最適化を行った結果,それぞ
2
+
Al
P3O9N:
1
mo
l
%Eu
および Na
Al
P3O9N:
5
mo
l
%
れ Na
3
3
3
+
Tb
において最大発光を示した。
(論文)
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9
発行:2
0
1
3
年3月
Euイオンを賦活した Mg
YSi
ON ガラスおよ
び MgYSi
O5N 蛍光体を固相法により合成した。試
2
料は NH3 雰囲気下,1
5
7
3
1
6
7
3
K で2時間焼成し
3
+
た。Euイ オ ン 賦 活 Mg
YSi
O5N 蛍 光 体 は Eu
の
2
4
f
4
f遷移による赤色発光を示した。一方,Eu
イオ
2
+
6 1
ン賦活 MgYSi
ON ガラス蛍光体は Eu
の4
f
5
d
7
2
+
→4
f
遷移による発光を示し,Eu
の濃度が増加する
に従い,発光ピークが長波長側シフトすることが確
認された。
― 9
9―
(論文)
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LED 向け蛍光体の開発動向
金 善旭・戸田健司・石垣
佐藤峰夫
雅・上松和義
鉱山,第6
6
巻,第6号,pp.3
7
4
5
0
1
3
年7月
発行:2
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.R4
9
R5
1
白色 LED に使用あるいは使用可能な蛍光体材料
発行:2
0
1
3
年9月
について解説した。
(解説)
集光炉を用いたメルト法によりオリビン型
2
+
Eu
新 規 赤 色 蛍 光 体 を 合 成 し た。
Na
Mg
PO4:
2
+
Na
Mg
PO4:
Eu
蛍光体は青色光の照射において効率
よく励起し,6
2
8
n
mを最大ピークとする赤色発光を
2
+
示 し た。Eu
濃 度 の 最 適 化 を 行 っ た 結 果,
2
+
Na
Mg
PO4:
2
.
5
mo
l
%Eu
において最大の発光強度が
得られ,励起波長4
5
0
n
mにおいて8
1
%の内部量子収
率を示した。さらに,この蛍光体は優れた熱特性を
有しており,白色 LED 用赤色蛍光体として応用が
期待できる。
(論文)
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4
2
1
7
発行:2
0
1
4
年
Si
O 粉末を還元剤およびシリカ源として用いた
Eu 黄色蛍光体を固相法により合成した。
Na
Al
Si
O4:
2
+
2
+
Eu
格子
Si
O 粉末を用いることによって Na
Al
Si
O4:
Sy
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K1-xNa
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Mg
(
PO4)
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Eu2+ pho
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2
発表日:2
0
1
3
年8月
2
+
KMg4(
PO4)
:
Eu
蛍 光 体 の K+ サ イ ト の 一 部 を
3
+
Na
イオンで部分置換することによる発光特性の改
善について報告した。
2
+
の濃度が増加し,シリカ源として Si
O2 粉
中の Eu
末のみを用いて合成した試料より高い発光強度を示
した。
(論文)
―1
0
0―
(国際会議)
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4
2
発表日:2
0
1
3
年9月
2
+
Na
Al
Si
O4:
Eu
蛍光体の発光特性の向上における
Si
O 粉末の効果について報告した。
(国際会議)
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1
3
年1
0
月
2
+
白色 LED 用新規緑色蛍光体 Rb
Ba
Sc
Si
O9:
Eu
の
3
合成および発光特性について報告した。
(国際会議)
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年1
0
月
白色 LED 用酸化物赤色蛍光体を開発するための
材料設計について報告した。(国際会議,招待講演)
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1
3
年1
0
月
MgF2 および Na
Al
F6 をフラックスとして用い
3
4
+
O3:
Mn
蛍光体の発光特性の向上
ることによる Al
2
について報告した。
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(国際会議)
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0
1
3
年1
0
月
発表日:2
0
1
3
年1
0
月
SO0
9
ソフトケミカル法により合成した HEu
(
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O4)
2
ナノスクロール材料の発光特性および液晶特性につ
いて報告した。
(国際会議)
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発表日:2
0
1
3
年1
0
月
白色 LED 用の新規リン酸塩赤色蛍光体の合成お
よびその発光特性ついて報告した。
SO1
1
集光炉を用いたメルト法により合成した
3
+
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O12:
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蛍光体の発光特性について報告した。
5
(国際会議)
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発表日:2
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1
3
年1
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月
Mn2+ イオンを共添加した新規 (
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Zn
P2O7 白
(国際会議)
色蛍光体の合成およびその発光特性について報告し
た。
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0
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(国際会議)
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月
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+
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O2S:
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緑色蛍光体の新しい合成法および発
2
発表日:2
0
1
3
年1
0
月
白色 LED 用蛍光体開発技術における我々の独自
光特性における新しい合成法の効果について報告し
た。
(国際会議)
技術および高効率の蛍光体材料設計に必要な技術に
ついて報告した。
(国際会議)
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月
新規白色 LED 用蛍光体の設計・高速探索および
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発表日:2
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1
3
年1
1
月
得られた研究結果の一例について報告した。
(国際会議,招待講演)
2
+
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賦活ケイ素酸塩蛍光体の発光特性におけ
る Si
O 粉末の効果について報告した。(国際会議)
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発表日:2
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1
3
年1
2
月
青色光で励起可能な新規白色 LED 用赤色蛍光体
材料の設計および発光特性について報告した。
3
+
Eu
賦活フッ化物蛍光体の PTFE を用いた新規
合成法について報告した。
(国際会議)
(国際会議)
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発表日:2
0
1
3
年1
2
月
ソフトケミカル法により合成した HEu
(
Mo
O4)
2
ナノスクロール材料の粒子形状変化と発光特性の関
連性およびこの材料の液晶特性について報告した。
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年1
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月
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O15 蛍光体の合成および発光特
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性について報告した。
(国際会議)
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発表日:2
0
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年1
2
月
HEu
(
Mo
O4)
2 ナノスクロール材料の粒子形状変
希土類イオンを発光イオンとする新規なホウ酸ゲ
ルマネイト蛍光体の合成およびその発光特性につい
化挙動および新規無機液晶材料としての応用性につ
て報告した。
いて報告した。
(国際会議)
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発表日:2
0
1
3
年1
2
月
白色 LED 用新規赤色リン酸塩蛍光体の発光特性
と結晶構造との関連性について報告した。
(国際会議,招待講演)
(国際会議,招待講演)
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年1
2
月
ランタンオキシ硫化物を母結晶とする蛍光体の発
光特性におけるフラックスの効果および新規合成法
について報告した。
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(国際会議)
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年1
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月
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O15 青色蛍光体の合成について
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報告した。
(国際会議)
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発表日:2
0
1
3
年1
2
月
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O7 の新規合成法および反応メカニズムにつ
3
いて報告した。
(国際会議)
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ポリエチレンイミン存在下における硫酸ストロン
チウム単分散結晶の生成過程を明らかにし,晶析速
度論に基づく数学モデル式を提案した。
(論文)
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かさ高い 2
,
6
-ジアルキルハロゲン化ベンゼンと
オルト置換アリールボロン酸との鈴木-宮浦反応に
おいて高い活性を示す新規パラジウム触媒を開発し
た。さらに,2
,
6
位のアルキル基がイソプロピル,t
-
ブチルとかさ高くなるに従い,ボロン酸のホモカッ
3
プリング反応や t
-ブチル基の C(
s
p
)
H 結合アリー
ル化反応が進行した。これら特異な炭素-炭素結合
形成反応は,触媒サイクル中で生成するアリールパ
ラジウム中間体の極度に込み入った立体構造に起因
しており,触媒のかさ高いハロゲン化物に対する活
性の高さを反映した結果としても興味深い。(論文)
a)
新潟大学大工学部
b)
新潟大学大学院自然科学研究科
―1
0
6―
(建 設 学 科)
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鉄道軌道の振動低減に有効な最適まくらぎ配置
を,設計感度解析に基づき求めた。解析結果より,
まくらぎ間隔の許容範囲内で,最大間隔と最小間隔
を有する区間を交互に配置するケースが最適である
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弾性散乱体を周期的に配置した防音壁を対象に,
散乱体のトポロジー最適化解析をl
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法に基づ
き構成した。弾性体と音圧場との連成を固定メッ
ことがわかった。また,定点加振に対しても共振振
シュ上で解析可能とするための具体的定式化を示し
幅が効果的に低減可能であることを確認した。
た。解析例を通し,連成解析の精度や,最適形状の
(論文)
妥当性などについて議論した。
a) 自然科学研究科博士前期課程
a)
自然科学研究科博士前期課程
b) 自然科学研究科
b)
ソウル大学
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2
.
剛な散乱体を周期的に配置した防音壁を対象に,
散乱体のトポロジー最適化解析を行った。その際に,
(論文)
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鉄道軌道に用いられるロングレールの簡易な軸力
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t法に基づき形状最適化を行った。解析
測定法について,解析と実験を通して検討した。具
例を通し,指定された周波数域における音圧低減が
に着目し,周波数から軸力換算する方法について議
適切に実現されることを示した。
論した。実験では,理論と同様に明確な軸力-周波
特定の周波数帯における音の透過率を目的関数とし
a)
ソウル大学
b)
自然科学研究科博士前期課程
(論文)
体的には,レールの共振周波数が軸力依存すること
数関係を確認することができた。
(公財)鉄道総合技術研究所
a)
―1
0
7―
(解説)
軌道の非線形力学特性が共振周波数・
レール軸力関係に及ぼす影響
自由面発破による岩盤破壊過程の個別要
素解析
阿久津友宏a)・阿部和久・紅露一寛b)
石沢浩太a)・若月和人b)・阿部和久・紅露一寛c)
鉄道工学シンポジウム論文集,第1
7
号,pp.
1
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1
3
.
レール締結部またはまくらぎ位置に存在し得る力
学的非線形性が,レールの共振周波数・軸力関係に
及ぼす影響について検討した。そのために,調和加
振下での定常解を与える汎関数を求め,それより定
常解や共振条件を導出し,共振周波数-軸力関係の
加振力に対する鋭敏性を議論した。また,数値解析
を通し本理論の妥当性を検証した。
a)
b)
(論文)
孔から発生する気体流動を差分法で与える連成解法
を採用した。既往の報告に基づき,圧力の立上がり
時間や最大圧力値,適切な個別要素サイズなどにつ
いて検討した。また,最小抵抗線長が破壊特性に及
ぼす影響についても調べた。
自然科学研究科博士前期課程
自然科学研究科
b)
珂福田組
c)
自然科学研究科
土 木 学 会 論 文 集,A2
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周期的に配置された防振杭の長さが,地表面を伝
播する Ra
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h波の分散特性に及ぼす影響につい
て検討した。具体的には,表面波のバンド構造に杭
長が及ぼす影響について調べた。その結果,ストッ
プバンド幅は,杭長の増加と共に広くなるが,格子
間隔の2倍程度の長さでほぼ収束することがわかっ
た。
c)
析方法を構成した。岩盤は個別要素で表現し,発破
自然科学研究科博士前期課程
古里 駿a)・阿部和久・紅露一寛b)
c)
P.
E.
B.
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b)
トンネル発破による岩盤破壊過程を対象とした解
a)
有限長周期杭が配置された地盤の表面波
分散解析
a)
計算数理工学論文集,第1
3
巻,pp.
6
1
6
6
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3
.
(論文)
自然科学研究科博士前期課程
(論文)
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まくらぎ配置のバラツキがレールの共振振幅の統
計量に及ぼす影響について調べた。また,当該統計
量の評価に対する摂動法の適用可能性についても検
討した。その結果,通常の軌道に存在し得るバラツ
キレベルの下で共振振幅が確実に低減されること
や,摂動法の適用範囲は極めて小さなバラツキに限
定されること等がわかった。
自然科学研究科
a)
自然科学研究科博士前期課程
災害・復興科学研究所
b)
自然科学研究科
―1
0
8―
(国際会議論文)
GPS地殻変位データを用いた東北地方太
平洋沖地震津波の波源域の逆推定および
その精度に関する研究
非線形不規則波の水位・水面勾配の同時
計測およびその結合確率分布に関する研
究
坂井雄太a)・泉宮尊司
泉宮尊司・岡村拓昭a)・石橋邦彦
(海岸工学)
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土木学会論文集 B2
(海岸工学)
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土木学会論文集 B2
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本研究では,地震発生後即座に逆解析を行うこと
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1
3
本研究では,室内実験において非線形不規則波を
が可能な GPS地殻変位データによるインバージョ
発生させ,
加速度も計測できる小型傾斜計を用いて,
ン手法を用いて,断層の大きさを変化させて小断層
水位と水面勾配の同時計測を行い,その結合確率分
毎のすべり量を精度よく推定し,実測の津波波形と
布を算定している。また,既存の理論である多次元
の比較により,その精度を検証すると共に想定断層
保証された MEM を用いた著者らの方法と実測値
の大きさに依存しないリアルタイム津波予測手法を
確立している。
a)
(論文)
前新潟大学大学院自然科学研究科
現:高崎市
Ga
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s分布,Gr
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r級数分布および正値性の
とを比較し,それぞれの分布特性と精度について,
比較・検討している。
a)
(論文)
新潟市水道局
ADCP の後方散乱強度を利用した底質特
性の定量評価に関する研究
領域区分による Gut
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r則に
基づいた地震津波発生確率の推定法
宮嶋祐太a)・泉宮尊司・石橋邦彦・大谷靖郎b)
田辺 勝b)・北井芳典c)
泉宮尊司・内山翔太a)・尾島洋祐b)
土木学会論文集 B2
(海岸工学)
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3
土木学会論文集 B3
(海洋開発)
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.
本研究では,領域区分内に Gu
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r則を
いて,ADCPを用いて流況と底質特性について観測
本研究では,信濃川河口域および新潟西海岸にお
適用して,地震規模毎の発生再現期間を推定してい
調査を行い,後方散乱データと底質データを得るこ
とによって,超音波の後方散乱強度と底質の組成,
間 R が R=2
8
4
年,M=7
.
8で R=5
3
1
年と推定され
た。また,領域毎の長期的な地震発生確率の評価も
粒径などの特性との関係を明らかにし,底質に含ま
れる砂分,シルト分,および粘土分などといった底
質特性の定量的評価を行っている。
a)
前:新潟大学大学院
現:柏崎市
b)
日本ミクニヤ珂
c)
新潟大学大学院自然研究科
(論文)
る。その結果,日本海東縁部では,M=7
.
5で再現期
行われている。
さらに,阿部による津波マグニチュー
ド Mtの関係式を用いて,歴史地震による津波規模
を精度よく推定している。
a)
静岡県
b)
真岡市
―1
0
9―
(論文)
高精度方向スペクトル解析による現地波
浪の方向スペクトル特性に関する研究
横川陽太郎a)・泉宮尊司・石橋邦彦
土木学会論文集 B3
(海洋開発)
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本研究は,冬季日本海の発達した波浪について現
地観測を行い,方向スペクトルや方向集中度などの
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nモデルを用いた有限
要素法に基づくバラスト道床沈下解析法
の適用可能性に関する検討
佐藤江美a)・紅露一寛・阿部和久
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土木学会鉄道工学シンポジウム論文集,Vo
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nモデルを用いた有限要素法に
波浪諸元の算定より波浪の変化特性を明らかにして
より,実物大軌道を対象とした繰り返し鉛直載荷試
いる。風速,気圧配置など異なる気象条件の下での
験の3次元解析を行ない,バラスト軌道における3
方向スペクトル特性について調べ,標準方向スペク
次元的な繰り返し変形挙動の評価を試みた。また,
トルと比較した。
バラスト軌道の繰り返し変形解析における平面ひず
a)
(論文)
み近似の妥当性について,3次元繰り返し弾塑性解
新潟大学大学院自然科学研究科
析結果との比較を通して検討した。
a)
石油タンクおよびパイプラインに作用す
る津波波力に関する実験的研究
松本和記a)・泉宮尊司・石橋邦彦
土木学会論文集 B3
(海洋開発)
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3
本研究では,陸上に遡上した津波による陸上パイ
プラインに作用する津波波力に関する水理模型実験
を行い,護岸からの距離に関する最大波力の鉛直分
(論文)
大学院自然科学研究科博士前期課程
面外定常波動問題における非直交
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tを用いた境界要素法の係数行列
保存成分数
紅露一寛・阿部和久
土 木 学 会 論 文 集 A2
(応 用 力 学)
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)
面外定常波動問題の境界積分方程式を非直交
wa
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tを用いた境界要素法で離散化し,係数行列
布の特性,および周囲の構造物が存在することによ
の微小成分の切り捨てを一定の切り捨て基準値に基
る最大波力の変化について明らかにしている。射流
づいて判定・実行する場合を対象に,係数行列の保
域 で は 抗 力 係 数 を0
.
7
に す る こ と に よ っ て,
存成分数における解析自由度依存性について考察
CADMASSURFを用いて比較的精度良く作用波力
を推定できることが示された。
a)
し,その妥当性を簡単な数値実験で検証した。
(論文)
(論文)
新潟大学大学院自然科学研究科
―1
1
0―
時間域均質化法を援用した拡張下負荷面
モデルを用いた繰り返し弾塑性解析
大窪和輝a)・紅露一寛・阿部和久
計算数理工学論文集,Vo
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2
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1
3
)
回転効果を考慮した拡張下負荷面モデルにより材
料の繰り返し負荷時の変形挙動をモデル化・評価す
る場合を対象に,解析時の計算負荷を軽減すること
を将来的な目的として,時間域均質化法を適用する
ための定式化,および解析アルゴリズムを示し,簡
単な数値実験を通してその妥当性を検証した。
(論文)
a)
大学院自然科学研究科博士前期課程
―1
1
1―
(機能材料工学科)
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-充填スクッテルダイトの格子振動特性を非弾
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3
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原子間力顕微鏡のカンチレバーを用いて培養ヒト
性中性子散乱によって研究した。構造特性,フォノ
骨膜シートの生体力学的特性を評価する研究を行っ
ン分散などの第1原理計算を行い,実験結果をよく
た。骨膜シート内の細胞は,軟らかい表面上で増殖
説明することを示した。
させると未分化の状態を維持することが示唆され
(論文)
た。
(論文)
a)
フランス,ラウエ・ランジュヴァン研究所
b)
イギリス,ラザフォード・アペルトン研究所
a)
新潟大学医歯学系
c)
ポーランド,低温構造研究所
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米国退役軍人省医療センター
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骨膜組織再生用足場材料への応用を目指して,2
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種類の生分解性ポリエステル,ポリ乳酸とポリカプ
ヒドロキシマイクロカプセルと生体吸収性ポリエ
ロラクトンのポリマーブレンドを用いた多孔質膜の
ステルを用いたゲンタマイシン徐放材料の開発を
開発を行った。ブレンド比を調整することにより,
行った。生体吸収性ポリエステルとしてポリカプロ
柔軟性と表面の凹凸構造を有する多孔質膜を作製す
ラクトンを用いると抗生物質ゲンタマイシンを少な
ることができた。
くとも7日間徐放可能なことを示した。(国際会議)
a)
b)
c)
d)
(論文)
小山高専
新潟大学 VBL
新潟大学医歯学系
テキサス大学オースチン校
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骨再生医療のための骨膜培養
田中孝明
生物工学会誌,Vo
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新潟大学医歯学総合病院で実施されている培養骨
膜シートを用いた歯槽骨の再生医療と,それを補助
することを目的とした足場材料の開発研究について
非イオン性界面活性剤を用いることにより,ポリ
解説した。
(解説)
乳酸製濾過膜の微細構造を制御する研究を行った。
製膜時の溶媒にポリオキシエチレン(
2
0
)ソルビタ
ンモノオレエートを1
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2
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%添加すると精密濾過膜
として利用可能な多孔質膜を作製できることを示し
た。
a)
(国際会議)
テキサス大学オースチン校
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ビフィズス菌とプロピオン酸菌の相互作用につい
リン,ヘモグロビンなどを吸着し,4
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0
mM塩化ナト
て,菌体増殖を指標にして評価するために膜濾過培
リウムを含む緩衝液中で溶出可能なことを示した。
ピオン酸菌に供給し,プロピオン酸菌は増殖因子を
(国際会議)
養システムを利用した。ビフィズス菌は乳酸をプロ
ビフィズス菌に供給することによって,使用培地当
たりの菌体生産量が増大することを定量的に明らか
にした。
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1
3―
(ノート)
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残基のアミノ酸残基から構成されるペプチド
とプロピオン酸菌の相利共生について,菌体増殖を
が,歯周病菌と日和見感染真菌に対して抗菌活性を
指標にして評価するために膜濾過培養システムを利
示すことを明らかにした。また,本ペプチドは、蛍
用した。2種類のビフィズス菌は炭素源としての乳
光色素を用いた試験結果に基づいて,細胞膜に作用
酸をプロピオン酸菌に供給し,プロピオン酸菌は特
して抗菌活性を発揮することを示した。
(論文)
異的な増殖因子をビフィズス菌に供給することに
よって,使用培地当たりの菌体生産量が増大するこ
a)
新潟工科大学工学部環境科学科
とを定量的に示した。
b)
東京歯科大学歯学部化学教室
(ノート)
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米糠中には,各種の生理活性成分が含まれている
ことが知られている。本研究では,無血清培地を用
いて,米糠抽出液の肝葉系肝細胞に対する増殖促進
効果と分化誘導能について検討した。その結果,米
ミノ酸残から構成されるペプチドが,歯周病菌に対
糠抽出液中には,細胞増殖促進効果と分化誘導能力
して抗菌活性を示すことを明らかにした。また,本
があることが明らかとなった。
ペプチド中のアルギニン残基とリジン残基が,抗菌
a)
福井大学工学部生物応用化学科
活性を発揮するために重要なはたらきをしているこ
b)
築野食品工業株式会社
とを示した。さらに,本ペプチドは,ベシクルを用
いた試験結果から細胞膜に作用して抗菌活性を発揮
することを明らかにした。
a)
(論文)
新潟工科大学工学部環境科学科
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1
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(論文)
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クロム電着酸化チタン電極を作成した。この電極
パッタ装置を用いて,Ar希釈 H2Sガス中で Cuと
に可視光を照射することにより水から酸素が発生す
Cu
I
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S2 薄膜を作製した。面内および厚さ方向に均一
光酸化が進行しることが示された。
I
nの交互スパッタ時間比を制御することにより基
板温度 4
5
0
℃ で,太陽電池の光吸収層に応用可能な
ることを見出した。酸化チタン表面に析出したクロ
ム化合物から酸化チタンへの界面電子移動より水の
(論文)
な化学量論組成を有する Cu
I
n
S2 薄膜は,Cu
I
n
S2 に
対応する X 線回折線のみを示し,その光吸収端は
Cu
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S2 バルク結晶の禁制帯幅に対応しており,p形
導電性を有していた。
(国際会議)
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なスパッタ法である対向ターゲット式スパッタ装置
二核マンガン錯体を含む層状化合物の水の酸化触
タ法により無添加 Ni
O 薄膜の作製を試みた。薄膜
媒活性に影響を与える因子を研究した。マンガン錯
を用いて,Ar希釈酸素ガスを用いた反応性スパッ
の X 線回折及び透過率スペクトルの立ち上がり波
体が三価のカチオンと共存したとき,触媒活性がカ
た。基板温度上昇により,移動度の若干の増加が観
む層状化合物複合体の水の光酸化触媒活性が,錯体
長から,Ni
O 薄膜が作製されていることがわかっ
られたものの,正孔濃度低下に起因する p型導電性
低下が観られた。
チオンの吸着量に著しく依存することを見出した。
また,二核マンガン錯体およびルテニウム錯体を含
吸着時の乾燥条件に依存することも見出した。
(国際会議)
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1
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(論文)
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齊藤 健二・八木 政行
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ギー開発(仮題)
:水素の燃料ならびに材料開発へ
光合成酸素発生錯体モデルに関する最近の研究成
果を解説した。
不均一系半導体光触媒と燃料化
(総説)
の展開(仮題)
」化学同人,2
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不均一系半導体光触媒と燃料化に関する最近の研
究成果を解説した。
水分解のための高性能電極触媒の開発
相蘇
薫・阿部尚人・八木政行
月刊「ケミカルエンジニヤリング」,化学工業社,
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水分解のための高性能電極触媒の開発に関する最
近の研究成果をまとめた。
(総説)
(総説)
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親水性芳香族を有する界面活性剤をテンプレート
して結晶性メソポーラス酸化タングステンを合成し
た。メソポーラス酸化タングステンが非常に高い水
の酸化触媒として働くことを見出した。
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1
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(論文)
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単斜晶 Ag
Mo2O7 の簡便な合成法を開発した。
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Mo2O7 が可視光による水の酸化触媒活性を示す
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2
ことを見出した。
(論文)
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二核マンガン錯体およびルテニウム錯体を含む層
状化合物複合体を合成した。マンガン錯体をルテニ
ウム錯体の吸着順序を変えることにより,複合体の
水の酸化光触媒活性が著しく異なることを見出し,
層状化合分内の電子伝達が重要であることを示し
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有する二核マンガン錯体を合成した。この錯体を層
構の計算化学的手法を用いて考察した。
して働くことを見出した。
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)アコ錯体の光異性化機構および水の酸化触媒機
(論文)
状化合物に吸着させたとき効果的に水の酸化触媒と
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小林秀敏a)・深見一弘b)・作花哲夫b)
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本研究では刺激応答性ゲルの高機能化を目的に,
本研究では生物固有の機能を材料工学の観点から
刺激応答性ゲル微粒子の集積化と集積材料の特性評
評価して体系化し,革新的問題解決案として提案す
る技法として知られる Bi
o
TRI
Z 法を導入すること
価を行った。アリルアミンを共重合したポリアクリ
で,新規な高分子ゲルバイオリアクターを開発した。
による架橋反応により,刺激応答性ゲル微粒子の集
具体的にはミクロンサイズの孔を多数有するシリコ
ンウェハーを用いて,PVA ゲルに微細な表面構造を
積化に成功した。得られたゲル微粒子集積体はバル
転写し,マイクロロッド構造を有する膜型バイオリ
アクターを開発した。さらに得られたバイオリアク
ことがわかった。さらに微小領域を測定できる p
H
センサとしての応用も可能であることが明らかと
ターの性能を評価した。
a)
大学大学院基礎工学研究科
b)
京都大学エネルギー理工学研究所
(論文)
ル酸ゲル微粒子を作製し,グルタルアルデヒド(GA)
クゲルに比べて,刺激応答速度が1
0
倍も優れている
なった。
a)
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(論文)
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)
東南アジアで多く産出する絹の廃棄物と米成分を
本研究ではシリカ微粒子表面へ難燃性物質をグ
利用して,高性能なバイオベースポリマーの作製と
ラフトした複合微粒子をエポキシ樹脂中に分散させ
食品包装用フィルムとしての特性を評価した。グリ
て,エポキシ樹脂に難燃性機能を付与することを試
セロールを利用して,生体適合性に優れるポリビニ
みた。難燃性シリカ微粒子を分散したエポキシ樹脂
ルアルコールとこれらの天然材料との複合化に成功
は透明性を維持しており,シリカ微粒子が樹脂中で
した。得られたフィルムは,各成分を最適化するこ
均一に分散していることが分かった。その難燃性を
とで,その特性が変化し,機械的強度に優れ,疎水
測定したところ,エポキシ樹脂に比べ,著しく高い
性にも優れる表面特性を示した。
難燃性を示した。
a)
(論文)
a)
新潟工科大学工学部
―1
2
2―
チェンマイ大学工学部
(論文)
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ナノインデンテーション試験における新
しいヤング率算出方法の理論的および実
験的検討
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高木智史c)・吉川裕輔d)・岩坪 聡e)
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「計装化押込み試験」は今日,簡便か
つ実用的な材料特性評価法として広く使用されてお
り,特にナノインデンテーション試験(極低試験力
領域における計装化押込み試験)から得られる押込
2種の単結晶ダイヤモンド試験片,単結晶タング
ステン試験片および溶融石英試験片に対して,マイ
クロビッカース圧子を用いたナノインデンテーショ
ン試験を実施するとともに,AFM を用いて圧子先
端形状測定を行った。著者らがこれまで提案してき
た相当球直径関数による圧子先端形状解析から圧子
先端形状係数を決定し,それに基づき圧子と試験片
み弾性率 EIT の評価は,微小領域や薄膜材料に適用
可 能 な 唯 一 の 弾 性 特 性 評 価 法 で あ る。一 方,
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7における理論的厳密性や接触深さ h
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定義法などに関しては検討されるべき余地が残され
ていることから,著者らはこれまで“Pr
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”と題して,ナノインデンテーション試験
による材料のヤング率算出に関する理論的・実験的
間の弾性接触の負荷過程を理論的に解析した。その
検討結果に基づく一連の提案を英論文にて行ってき
結果,全ての試験片において実験で得られた負荷曲
ており,それらの概略を和文で解説した。
線と理論的負荷曲線の相違は5%以内であったこと
(和文解説記事)
から,著者らが提案してきた圧子先端形状解析手法
a)
新潟大学名誉教授
および弾性接触解析手法は,ダイヤモンド試験片に
b)
珂フィッシャー・インストルメンツ
対しても適用可能であることを明らかにした。
c)
(独)産業技術総合研究所
(英論文)
d)
矢崎総業珂 技術研究所
富山県工業技術センター
a)
新潟大学名誉教授
e)
b)
矢崎総業珂 技術研究所
f)
c)
珂フィッシャー・インストルメンツ
(一財)機械振興協会
(独)産業技術総合研究所
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に対して,精密にハーンエコー法による T2 を測定
し,物質に依らない普遍的な関係を見いだした。こ
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As基板中の全ての核スピンに対して,
ハーンエコー法によって精密に T1,T2 および周波
数スペクトルを測定した。これにより,核スピンを
プローブとする微細な電子状態を明らかにした。
(国際会議)
れより核スピンのコヒーレンスの散逸の機構を議論
した。
(国際会議)
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唱したパルス列を精密照射することにより,核スピ
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(
T1T)の温度依存性から,局在磁気モーメントの消
失と価数揺らぎ状態が示唆された。
ンのコヒーレンスを乱す雑音の低周波スペクトル得
a)
兵庫県立大学大学院物質理学研究科
た。これが周波数の逆2乗となることを明らかにし,
b)
新潟大学大学院自然科学研究科
その物理的起源を議論した。
c)
新潟大学工学部
(国際会議)
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(論文)
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新潟大学工学部の工学力教育とその高度
化の取組
岡 徹雄・鳴海敬倫・阿部和久・山際和明
山内 建・坪川紀夫
1
号,3
0
~3
4
頁,平
北陸信越工学教育協会会報,第6
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年3月2
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文部科学省の教育改革事業への応募とその採択を
機に,本学においても工学教育に関して新たな教育
プログラムの開発が精力的に進められてきた。平成
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年には,ものづくり教育の実施過程で、新潟大学
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て学科横断的な教育取組の企両運営が実施されてき
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図に示す。これらはすべて,工学部学生全体を対象
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自ら企画して推進するものづくり教育(特色 GP),
企業や社会の技術者との共同研究に教育要素を見出
育(特別教育研究経費)
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峙してユーザや市場に直接アプローチするキャリア
教育(現代 GP),失敗を克服することによって学生
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企業や社会の技術者と協働で進める実践
的工学教育プログラム
岡 徹雄・原田修治・田邊裕治・鳴海敬倫
金子双男・菅原 晃・石井 望・西村伸也
丸山武男・仙石正和・大川秀雄・坪川紀夫
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌)
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この教育プログラムの概念となるシステムでは,
企業と市域社会が関係する様々なプロジェクトが提
案され、相互に関連づけられる。プログラムは教育
に向けた技術の連携と,その教育環境としての連携
部門からなる。これまで大学が企業と行ってきた
個々の共同研究が様々な段階と形態をもった具体的
な実践プログラムである。その開発プロセスにおい
て必撚的になされる企画,開発,試行,結果のサイ
クルからは,それぞれ創造性,プロセス,技術実現
の3つの教育的要素が抽出できる。そこで,これら
を積極的に支持する支援システムを構築し,さらに
これを支える情報システムを構築した。さらには企
業や社会から客員教員や専任教員などを招聴してそ
の教育環境を整備した。これらの実践教育は企業連
携に基づくため機械工学,電気工学など単独の専門
分野だけでは構成できない。そこで,学科横断的に
運営できる工学力教育センターが中心となって実施
した。企業側の研究開発を大学内に持ち込むことか
ら,教員と企業技術者とが真剣に討論しながら推進
する場を学生と共有することとなった。
(論文)
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6分冊,p8
1
0
1
6
年には,ものづくり教育の実施過程で,新潟大学
複雑な形状の製品にも均一に被膜でき,耐食性や
工学部附属工学力教育センター(以下工学力教育セ
硬度に優れることから,無電解ニッケルめっき法は
ンター)が設置され,工学部の教育改革の一部を担っ
電子産業や自動車産業において広く利用されてき
て学科横断的な教育取組の企画運営が実施されてき
た。一方それに伴う使用済みのめっき廃液の処理は,
た。その多くは文部科学省の教育改革事業(GP事
環境への負荷や工程コストに影響を与えており,と
業と呼ぶ)に関する企画提案と採択実施である。こ
れまで行ってきた工学部のGP事業関連の取組を図
1に示す。これらはすべて,工学部学生全体を対象
とした学科横断型の教育プログラムである。学生が
自ら企画して推進するものづくり教育(特色GP),
企業や社会の技術者との共同研究に教育要素を見出
くに希少金属であるニツケル(以下 Niと略す)の
廃棄には資源保全の観点からも現在のプロセスに対
する改善が望まれている。Niめっき品の洗滞廃液を
環境への排水可能な状態にするためには従来,水酸
化鉄を加えて Niイオンと鉄イオンを共沈させて除
去する方法がとられている。一方,巨大な需要のな
し,産学連携の現場に学生も参画する実践的工学教
かで,工程内でおこる異常な成膜やめっき速度の低
育(特別教育研究経費)
,学生が企業の技術者に対
下といった観点から,めっき液の老化に起因する液
峙してユーザや市場に直接アプローチするキャリア
の交換によって大量の廃液が生じている。ここでは
教育(現代GP)
,失敗を克服することによって学
頻度を減らすという観点で Niイオンの回収が大き
生の成長を促す初動教育(教育GP)などである。
さらに平成2
4
年には,文科省の理数学生育成支援事
大量に廃棄される Ni資源の回収やめっき液の交換
な課題である。めっき廃液からの Niの回収と亜リ
業に共同生活型の教育環境による学生の実践的な研
ン酸イオンの除去を検討すれば,めっき液の長寿命
究力の向上をねらう教育プログラム「スマート・ド
化が図れ,めっきコストの低減や,排水浄化にとも
ミトリー」が新たに採択され,すでに4年間の取組
として開始されている。このほかにも学内の競争的
なう環境負荷の低減にもつながる。本研究では Ni
がもつ磁性に着目する。ニッケルを含む化合物を沈
予算である新潟大学GPによるものづくり教育が工
殿させ,これを超伝導パルク磁石(以下バルク磁石)
学部全学科を対象に実施されてきた1)。これら学生
が発生する強磁場を利用したユニークな磁気分離法
主導による教育プログラムの取組は,平成23
年のN
によって上記の目的を達成しようとするものであ
HK大学ロボコンで全国ベストフォー,全国学生
る。
(招待講演資料)
フォーミュラカー大会では全国総合20
位となってジ
a)
新潟大学
ャンプアップ賞を受賞するという大きな成果となっ
b)
愛知技研
て現れた。一方で,日本工学教育協会での学生発表
c)
足利工業大学
が優秀賞を受賞した。実践的工学教育では共同研究
プロジェクトが都市景観大賞に選ばれるなど,5年
間で2
6
の様々な受賞実績を生んでいる。(講演資料)
―1
3
5―
実践的教育における学生のグループワー
クと相互コミュニケーション
磁気力制御を利用した超電導技術の実用
化の現状及び新たな課題
岡
岡
徹雄
徹雄
電子情報通信学会大会委員会特別企画セッション,
電気学会技術報告,第1
2
8
8
号,2
0
1
3
年7月,執筆分
平成25
年3月2
1
日,岐阜,TK8
4
,招待講演,SSS-
担部分 p.9
1
0
,2
5
7
1
近年,溶融法により結晶配向性の良い高温超電導
本学工学部では平成1
5
年から文部科学省の教育改
バルクの製造法が進歩し,また電磁力に対する機械
革事業(以下GPとよぶ)の採択を受けて新たな教
的補強と熱伝導性の向上及び材料劣化の防止につい
育プログラムを開発し実践してきた。それらは,学
ても知見が豊かになった。このような背景のもとに,
生自らが提案して実行するものづくり教育(特色G
P),特徴あるインターンシップを組み合わせた新た
なキャリア教育(現代GP)
,失敗を乗り越えて初
高温超電導バルクマグネットは,数 T の磁界を発
生できる磁界装置として希土類系永久磁石の代替使
用できるものが実用化されている。
めて得られる実践的な技術やノウハウを習得する初
動教育(教育GP),企業との共同研究を教育の場
とする実践教育(特別教育研究経費),学年を超え
た知恵の伝承によるリーダーシップ教育(理数学生
教育支援)等である。これらは実践的な課題発見解
決型のエンジニアリング・デザイン科目と呼ばれる
が,学生は必ずチームで行動することが求められて
おり,ここでは学科学年を超え,専門や年齢を超え
た意思伝達が必然であって相互のコミュニケーショ
ン能力が重要である。実際,学生間の意思伝達や討
論の状況は活発であり,個々の行動や成果を相互に
評価しあうレベルにある。その結果として総合的に
はNHK大学ロボコンで全国ベストフォー,全国学
生フォーミュラで総合2
0
位などの大きな成果が現れ
ている。また,本学工学部の特徴ある組織として学
外の技術者集団による学生への直接指導がある。こ
こでも学生は普段接することの少ない社会人技術者
との討論を通じて,視野を広げものおじしない態度
が身に付くなどコミュニケーション能力の向上がみ
られる。本発表においてはこれらの教育取組をベー
スに,個々のグループ運営と自発的なコミュニケー
ションの状況について論じる。
(招待講演資料)
―1
3
6―
(紀要)
北陸信越地区における特色ある工学教育
への取組
岡
徹雄
第1
1
回新潟大学工学部産学見学交流会
岡
徹雄
新潟電子機械工業会,NEI
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,平成2
5
年9月
工学教育,6
1
6
(2
0
1
3
),日本工学教育協会,2
0
1
3
年
1
1
月,p.3
8
3
0
日,p.
1
新潟大学工学部との産学見学交流会は,平成1
5
年
本大会3日日の13
時から総合教育研究棟B3
5
5
講
5月2
8
日に初めて開催され,本年9月1
1
日の開催で
義室において,
「北陸信越地区における特色ある工学
1
1
年目を迎えました。また,今回は長岡商工会議所
教育への取組」をテーマに北陸信越工学教育協会に
との共催で,当工業会池田忠彦会長をはじめ総勢2
0
よるシンポジウムが行われた本大会実行副委員長の
名での訪問となりました。
田遺裕治氏の司会で始まり,北陸信越工学教育協会
講演「超伝導酸化物の反磁性と磁化挙動の研究」
工学部
長の金子双男氏による開会の挨拶があり,次いでシ
岡徹雄教授
ンポジウム開催の趣旨が福井大学の橋本明弘氏から
4班に分かれて研究室を見学し,先生から最先端
説明された北陸信越工学教育協会では平成2
3
年に
の技術開発・研究の紹介をして頂きました。(記事)
ワーキンググループを組織し,活動の活性化を目的
に議論を重ねてきており,今回のシンポジウムはそ
の総括として開催された質疑5分を含む各20
分の講
演は順に,福井大学の小野田信春氏による「工学教
育の“福井大学モデルの構築を目指して」,金沢工
業大学の佐藤恵一氏による「総合力教育とアクテイ
ブラーニング」,金沢大学の森本章治氏による「金
サイエンスとものづくり
岡
徹雄
国立大学5
3
工学系学部長会議,大学教授の声,平成
2
5
年1
0
月1
1
日,ホームページ記事
育」,信州大学の海尻賢二氏による「信州大学(工
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学部,繊維学部)における人材養成の取り組みの紹
サイエンスという言葉は広い概念を指しますが,
介」と進んだ。休憩をはさんで座長が森本章治氏に
とりわけ自然科学の分野では工学と理学とがよく対
代わり,新潟大学の岡徹雄氏による「新潟大学工学
比されます。本来両者には明確な境界はないのです
部の工学力教育とその高度化の取組」,富山大学の平
が,工学は理学よりもいくぶん実用性を重視してい
津良男氏による「第1
0
回富山大学工学部FDシンポジ
るといえます。日本のものづくりはとりわけ優秀と
ウムに参加して」
,新潟工科大学の村上肇氏による
評され,自動車や電気製品に代表される日本の工業
「新潟工科大学におけるキャリア形成教育の取り組
製品は世界中で使われています。実際,海外でこれ
み」,長岡工業高等専門学校の山崎誠氏による「長
らを見るとなんだか誇らしい気持ちになるもので
岡高専における技術者教育のとり組み」,長岡技術科
す。では工学で行うものづくりに繋がるサイエンス
学大学の原田信弘氏による「技術者教育の深化に向
とは何でしょうか。サイエンスの広い分野での一方
けて一戦略的技術者育成アドバンストコースー」と
に宇宙への真の理解があるとすれば,実用的なもの
進められたそれぞれの大学・高専での特徴ある教育
づくりにも個々に深い真理の探求が必要だろうこと
改革の取組が紹介され,質問時間にはともに枠を越
はわかります。つまり自然科学のあらゆるところに
えた熱い議論が交わされた最後に長岡技術科学大学
最先端すなわちフロンティアがあります。工学のも
の東信彦氏による閉会挨拶がありシンポジウムは終
つ役割の一つはその道を示し,切り開いていくこと
了した。
と言えます。ユビキタス通信や工作機械など実際に
沢大学の産学連携による博士人材のキャリア形成教
(紀要)
目に見えるものに興味をもち,これらを次々に発展
させていく試みにもものづくりのサイエンスがあり
ます。
―1
3
7―
(記事)
小中高生
福島民報
科学の世界へ
小中学生・高校生のための科学技術への
いざない
平成2
5
年9月1
4
日
〜工学の世界を体験してみよう!
郡山市のふれあい科学館と新潟大学工学部の連結
事業「小中学生・高校生のための科学技術へのいざ
読売新聞
平成2
5
年9月1
9
日
2
日午前1
1
時半から午後4時までふれあい
ない」は2
2
2
日午前1
1
時半~午後4時・郡山市のふれあい科
科学館で開かれる。放射線や低温の世界など8コー
学館(Tel
.
0
2
4
9
3
6
0
2
0
1
)。新潟大学工学部との連結
スを設け,実験や工作を通して科学や工学の世界を
事業。同大で行っている研究内容や工技術のおもし
のぞく。平成1
9
年から継続しており,今回が7回目。
ろさ実験や科学工作を通して紹介する。
(新聞記事)
新潟大の教員と学生合わせて26
人が訪れ,ふれあい
科学館の職員とともに研究の成果を実験などで分か
りやすく解説する。
(新聞記事)
工学技術楽しく学ぼう
福島民報
郡山市ふれあい科学館
子供たちが科学の面白さを体験
平成2
5
年9月1
8
日
郡山市のふれあい科学館と新潟大学工学部の連結
事業「小中学生・高校生のための科学技術へのいざ
福島放送 郡山市週刊トピックス 平成2
5
年9月2
2
日
郡山市ふれあい科学館にて科学技術へのいざない
ない-工学の世界を体験してみよう」は2
2
日午前1
1
が行われました。子どもたちに科学の面白さを体験
時3
0
分から,同館で開かれる。同大工学部の研究内
してもらおうというイベントで,郡山市内の小中学
容や科学,工学技術の面白さを実験や工作を通じて
生を対象にふれあい科学館と新潟大学が共同で毎年
体験する。
開催しています。液体窒素や放射能や水素エネル
(新聞記事)
ギーなど8つのブースに分かれ,新潟大学の学生が
様々な実験を披露。ふれあい科学館は今後も様々な
イベントを通して子どもたちに科学の面白さを伝え
ていきたいと話しています。
―1
3
8―
(テレビ放送)
工学技術の世界体験
科学の世界に触れた
福島民友
福島民報
平成2
5
年9月2
3
日
平成2
5
年9月2
4
日
郡山市のふれあい科学館と新潟大学工学部の連携
郡山市のふれあい科学館と新潟大学工学部の連携
事業「小中学生・高校生のための科学技術へのいざ
事業「小中学生・高校生のための科学技術へのいざ
日同館
ない-工学の世界を体験してみよう」は,22
2
日同館で開かれた。放射線や低温の世
ない」は,2
で開かれ,児童,生徒らが科学の世界を体感した。
界等8コースを設け,実験や工作を通して科学や工
(新聞記事)
学の世界を体験した。
―1
3
9―
(新聞記事)
著 書 等 抄 録
ABSTRACTSOF BOOKSAND OTHERS
( 著書等抄録 )
(機械システム工学科)
De
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2
8
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2
0
1
3
)
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自動車の乗り心地と操縦安定性を向上させる目的
で,MR ダンパーを用いたセミアクアティブサスペ
ンションを検討している。このダンパが有する非線
形特性を考慮したスライディングモード制御器設計
を提案し,その有効性を数値シミュレーションと実
験によって示している。
a)
(著書)
長岡高等専門学校
―1
4
1―
(電気電子工学科)
電気学会1
2
5
年史
プラズモンが生み出すこれからの研究開
発テーマ
加藤景三(他多数)
〜実用化に向けた求められる技術と課題〜
電気学会,全7
6
7
頁,2
0
1
3
年
馬場
2
5
年」と第二部「電気工学の
第一部「電気学会の1
変貌と発展」で構成されている。第一部は10
0
年史
(昭和6
3
年発行)の内容に,それ以後の学会活動を加
暁
月刊 研究開発リーダー,技術情報協会,pp5
2
5
6
,
2
0
1
3
年4月号
筆したもので,電気学会の創立から今日に至るまで
表面プラズモンを利用した研究,デバイス応用に
の電気学会の活動を窺い知ることができる。第二部
ついて概説し,今後の実用化に向けた最先端の研究
は1
2
5
年間を俯瞰しつつ昭和63
年から今日までの四
例の紹介を行った。
半世紀における電気工学の変遷と発展についてまと
めたものである。
(著書)
有機薄膜太陽電池:
ドライプロセスナノ構造形成
馬場
暁・新保一成・加藤景三・金子双男
シーエムシー出版「プラズモンナノ材料開発の最
前線と応用」(山田淳監修),2
0
1
3
年4月出版,担当
部分:第1
4
章4
,pp2
3
2
2
3
9
金属格子上に共鳴励起する表面プラズモンを組み
込んだ有機薄膜太陽電池,色素増感太陽電池におい
て,光電変換特性の向上を行った研究例の紹介を
行った。
(著書)
―1
4
2―
(著書)
(福祉人間工学科)
立体画像分析装置
福祉技術ハンドブック
−健康な暮らしを支えるために−
発明者 園田重昭a)・飯島淳彦b)
登 録 日
2
0
1
3
年0
8
月0
2
日
登録番号
5
3
3
1
7
8
5
渡辺哲也(共著:他1
2
0
名)
朝倉書店
2
0
1
3
年1
0
月2
0
日
立体映像を視聴中の観察者の眼球運動を計測し,
本書は,福祉や介護の現場や高齢者の生活で使わ
注視点の飛出し量を正確に測定できるようにする。
れる機器やシステム等の技術開発に関わる方々,そ
(特許・登録済)
a)
株式会社ニューオプト
b)
新潟大学自然科学系(工・福祉人間)
してこれらの機器等を利用する方々のためのハンド
ブックである。この中の,[日常生活のサポート技
術][コミュニケーション支援][発達障害支援]
の項において,発達障害の定義,発達障害のある人
の人数,発達障害のある人への技術的支援について
音声出力インタフェースを用いた娯楽
ゲーム開発の研究
述べた。
前田義信・新川拓也
次世代ヒューマンインタフェース開発最前線,株式
会 社 エ ヌ・テ ィ ー・エ ス,I
SBN9
7
8
4
8
6
4
6
9
0
6
3
8
,
第3章第1節,p
p
.
1
9
5
2
0
2
(2
0
1
3
.
6
)
本稿では“視覚障害者が晴眼者の助けを借りるこ
となく単独で遊戯できる娯楽ゲーム”ではなく,
“視
覚障害者が晴眼者の助けを借りることなく晴眼者と
対等に遊戯できて交流のきっかけを与えてくれるよ
うな娯楽ゲーム”の開発に関して述べる。このよう
なゲームは視覚障害者のエンパワメントを促進し,
日常生活でパワーレスな状態に置かれることが多い
視覚障害者の自己効力感を向上させる可能性を有す
る。開発事例として k
i
k
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mi
(キキミミ。大阪電気
通信大学で開発)と Th
e1
0
1
(ザトウイチ。新潟大
学で開発)を取り上げた。
(著書)
―1
4
3―
(著書)
(化学システム工学科)
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)
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iKANO 他多数
編著 (
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ページ)。 Se
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)の執筆を担当した。
(著書)
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d.
)
,pp.6
6
97
0
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独で執筆した。加圧流動層燃焼の原理,運転条件,
汚染物質排出制御,新しい加圧流動層応用対象とし
ての下水汚泥焼却など,下記の項目を解説した。
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内循環流動層を用いた石炭コークスのガ
ス化装置及びガス化法
児玉竜也・郷右近展之a)・松原幸治・櫻井 篤
特願2
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3
2
2
2
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(出願番号)
太陽集光照射により石炭コークスをガス化する内
循環流動方式のソーラーガス化装置およびガス化法
を開発した。本特許では流動媒体と石炭コークス粒
子の混合利用により,ガス化性能が大幅に向上する
ことを明らかにした。さらに,それぞれの粒子径を
調整することで、ガス化速度が高まることを実験的
に明らかにした。
a)
(工業所有権)
新潟大学研究推進機構超域学術院
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o
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1
5
.
4
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1
5
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4
.
1Ef
f
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c
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1
5
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4
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lf
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x
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b
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y
1
5
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4
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1
5
.
4
.
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n
s
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a
p
t
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r
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1
5
.
4
.
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b
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a
b
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l
i
t
y
1
5
.
5Co
n
c
l
u
s
i
o
n
―1
4
4―
(著書)
パラジウム触媒及びそれを用いたビスア
リール化合物の製造方法
萩原久大a)・坪川紀夫
米国特許
US8
,
5
4
1
,
6
2
4
B2
(2
0
1
3
)
公 開 日
2
0
1
3
年9月2
4
日
リン酸塩蛍光体
佐藤峰夫・戸田健司・上松和義・石垣
雅
特許公開2
0
1
3
−1
7
7
5
2
3
発光中心を取り込む無機化合物(母体)の組成を
新規な無機化合物に取り替えることで,発光中心と
ナノシリカゲル表面にグラフトした第三世代デン
ドリマー(n
a
n
o
PAMAM o
rPAMDMAM)にイオン
液体[
b
mi
m]
PF6 を用いて酢酸パラジウムを担持した
母体の持つ電子の相互作用を変化させて,従来の蛍
光体に比べ,発光中心となる希土類の重量分率を低
減させつつ,蛍光輝度は保たれる新規な蛍光体を提
供することを目的とする。
(
Pd
n
a
n
o
SI
LC)
。このナノシリカ触媒は,Su
z
u
k
i
Mi
- 【解決手段】本発明は,組成式(M1−XZX)
R
(P
O4)
(式
3
2
3
y
a
u
r
a
反応の高効率的擬均一系触媒として多様なビ
中,M は Li
,Na
,K,Rb又 は Csで あ り,Z は
アリール系化合物の生産に威力を発揮した。触媒回
5
に達し,5回まで再使用できた。な
転数は1
.
7
6
x
1
0
お,PCT 出願は J
ST の支援による。
a)
(特許)
Eu又は Tbであり,R は Y,Sc
,Al又は Gaで
あり,0
<X<1である)を有する蛍光体を提供する。
(工業所有権)
新潟大学(自然科学系)フェロー
希土類元素の使用量の少ない蛍光ランプ
とそれに用いる蛍光体
戸田健司・石垣 雅・松久 昇
蛍光体及び発光装置
戸田健司・石垣
特許公開2
0
1
3
−1
8
5
0
4
5
特許公開2
0
1
3
−1
0
0
3
8
8
本発明に目的とするところは,広い波長域の励起
従来の蛍光ランプと比較して,蛍光ランプの輝度
としては十分に高い輝度であり,かつ希土類元素(レ
アアース)の使用量の少ない蛍光ランプを提供する
ことを課題とする。
【解決手段】光透過性管状外囲器,該光透過性管状
外囲器の内壁に配置される蛍光膜,並びに該光透過
性管状外囲器に封入される水銀及び希ガス,を有し,
該水銀の放電によって放射される波長 1
8
0
nm~
3
8
0
nm の紫外線により該蛍光膜を発光させること
で,光透過性管状外囲器から光を出射する蛍光ラン
プであって,前記蛍光膜は,蛍光体を構成する基本
元素としての La源,Tb源,およびイオウ源,並
光によって効率よく励起されて緑色の蛍光を発し,
励起光の波長変動に対する発光強度の変化が小さ
く,しかも容易に製造可能な蛍光体を提供すること
にある。
【解決手段】本発明に係る蛍光体は,下記組成式(1)
で表される。
A(M1-aEu
)LSi
O9 …(1)
a
3
(A は Li
,Na
,K 及び Rbの中から選ばれる一
種以上の元素。M は Ca
,Sr及び Baの中から選ば
れる一種以上の元素。L は Ga
,Al
,Sc
,Y,La
,
Gd及び Luの中から選ばれる一種以上の元素。a
は 0
.
0
0
1
≦a
≦0
.
3を満たす数。)
びにアルカリ金属炭酸塩を原料として混合し,該混
OyS:
Tb蛍光体(ただ
合物を焼成して得られる La
x
し,1
.
8
≦x≦2
.
2
,1
.
8
≦y≦2
.
2
)を含むことを特徴
とする,蛍光ランプ。
雅・亀井真之介
(工業所有権)
―1
4
5―
(工業所有権)
(建 設 学 科)
図説
日本の海岸
泉宮尊司
柴山知也・茅根創編,朝倉書店,pp.5
2
‐5
5
,2
0
1
3
.
本書は,日本の代表的な4
0
海岸を紹介している。
左ページに解説文を掲げ,右ページには写真を掲げ
て一つの海岸を2ページまたは4ページで記述して
いる。著者は新潟海岸を担当し,その海岸の侵食の
歴史概要と対策法について解説し,現在の新潟海岸
の現状の写真を紹介している。
(著書)
―1
4
6―
(機能材料工学科)
デプスフィルター型精密濾過膜及びその
製造方法
田中孝明
田中孝明
特開2
0
1
3
2
2
0
3
2
8
特許第5
2
8
6
3
1
3
号
相転換法を用いてキチン溶液から柔軟性のあるゲ
ポリ乳酸製の生分解性デプスフィルター型精密濾
過膜及びその製造方法を発明した。
キチンシートとその製造方法
(特許)
ル状のキチンシートを製造する方法を発明し,この
シートがタンパク質を吸着・溶出可能な材料である
ことも示した。
(特許)
Ce
l
lShe
e
tTr
a
ns
po
r
t
a
t
i
o
nCo
nt
a
i
ne
r
(細胞シート搬送用容器)
ポリ乳酸製濾過膜とその製造方法
田中孝明
山内慶次郎a)・阿部和幸a)・川瀬知之b)
田中孝明
特開2
0
1
3
8
1
9
1
0
界面活性剤と非溶媒誘起相分離法を用いて,バイ
オマス由来の生分解性ポリエステルであるポリ乳酸
製の精密濾過膜とその製造方法を発明した。(特許)
特開 WO 2
0
1
3
/
1
7
6
1
0
6
再生医療において必要となる,拠点病院と医療施
設との間で骨組織などの細胞シートを安全に搬送可
能な容器を発明した。
a)
b)
―1
4
7―
YSEC 株式会社
新潟大学医歯学系
(特許)
高濃度水素ガスセンサー
メソポーラス酸化タングステン及びその
製造方法,光触媒,並びにメソポーラス
酸化タングステン電極
原田修治・石塚達也a)・中村恒夫b)
八木政行・De
b
r
a
jCh
a
n
d
r
a
特許番号:特許5
2
0
1
5
9
3
特許権者:国立大学法人
新潟大学
0
1
3
1
9
4
4
4
9
,2
0
1
3
年9月1
9
日
新潟大学,特願2
登録日:2
0
1
3
年2月2
2
日
水素燃料電池の制御用に水素の高濃度領域で定量
親水性芳香族を有する界面活性剤をテンプレート
測定のできるセンサーのニーズがある。本学で開発
して結晶性メソポーラス酸化タングステンの合成お
シャルの差を起電力(EMF)として検出することか
よび光触媒活性に関する特許を出願した。 (特許)
された EMF型水素センサーは水素の化学ポテン
ら,低濃度領域において高感度で反応する。本発明
は,EMF型水素センサーの検出電極を見直すこと
で,EMF値を水素濃度に比例するようにできた。
な お,本 特 許 は,国 際 特 許 査 定 さ れ た WO2
0
1
1
/
1
4
5
1
5
0A1
,国際公開日2
0
1
1
年1
1
月2
4
日と同一のも
のである。
a)
b)
(特許)
新潟大学自然科学研究科
㈱新潟 TLO
合成錯体分子による水の酸化触媒の創製
平原将也・八木政行
人工光合成 −システム構築に向けての最新技術動
向と展望−,監修 福住俊一先生, シーエムシー出
版,2
0
1
3
.(
I
SBN:9
7
8
4
7
8
1
3
0
9
1
6
3
)
,5
章3
節 p
.
9
8
1
0
9
合成錯体分子による水の酸化触媒の創製に関する
最近の研究成果をまとめた。
(著書)
―1
4
8―
(工学力教育センター)
ニッケル含有水溶液からのニッケルなら
びに亜燐酸の回収方法とその装置
発明者 岡 徹雄a)・寺澤俊久b)
特許
永久磁石の着磁方法
発明者
特許
第5
3
1
5
5
3
7
号
岡
徹雄
第5
3
2
6
3
5
7
号
2つの超伝導バルク磁石をこれらの軸線を結んで
使用済みめっき液からニッケルを効率よく回収す
同極を対向させて配置して前記軸線と直交する面内
ることができ,回収したニッケルを再利用すること
に磁場を発生させるとともに,リング磁石をその中
のできる,新規のニッケル含有水溶液からのニッケ
心軸が前記軸線と略一致するように配置して前記磁
ルならびに亜燐酸の回収方法とその装置を提供す
場を前記リング磁石のラジアル方向に印加し,前記
る。亜燐酸を含有するニッケル含有水溶液の水素イ
リング磁石をそのラジアル方向に着磁した後,前記
オン濃度を調整することで亜燐酸ニッケルを析出さ
リング磁石をその中心軸が前記軸線と略直交するよ
せる反応水槽と,反応水槽で析出した亜燐酸ニッケ
うに配置して前記超伝導バルク磁石の発生する前記
ルを磁場に吸着させて分離する沈殿水槽と,沈殿水
軸線に平行な磁場を前記リング磁石の一部に印加し
槽において亜燐酸ニッケルを吸着させる磁場を発生
て前記リング磁石の一部の磁極を反転させることを
する磁場発生手段とを備えた。
特徴とする永久磁石の着磁方法。
a)
新潟大学
b)
イムラ材料開発研究所
(特許)
ニッケル含有水溶液からのニッケルの回
収方法とその装置
発明者 岡 徹雄
特許
超伝導回転機
発明者
特許
第5
3
0
9
5
3
6
号
(特許)
岡
徹雄
第5
4
4
6
1
9
9
号
寒剤を使用せずに冷凍機のみを使用して構成し,
本発明は,ニッケル含有水溶液からのニッケルの
回転子を簡便に効率よく,高い信頼性をもって冷却
回収方法とその装置に関し,特に,無電解ニッケル
することのできる超伝導回転機を提供する。回転子
めっき及び電解ニッケルめっきの廃液からニッケル
と回転子を冷却する冷凍機とを備え,回転子と冷凍
を効率よく抽出し,回収する方法とその装置に関す
機は,共通の中心軸を有し中心軸を中心に一体に回
る。
転するように構成した。冷凍機は,回転子を冷却す
(特許)
る冷凍部と,伝熱部を介して冷凍部を冷却する駆動
部と,駆動部に冷媒を圧縮して供給する圧縮部とを
備え,回転子と冷凍部は、真空断熱構造を有する本
体の内部に収容されるととともに,伝熱部は,本体
に設けられた封止軸受を通じて本体の外部に通じ,
駆動部と前記圧縮部は,本体の外部に配置した。
(特許)
―1
4
9―
回転子の消磁方法と消磁装置
発明者 岡 徹雄・川﨑信隆・上原 翔
特開
2
0
1
3
2
2
3
3
4
6
加熱せずに室温に近い温度で回転子に使用された
永久磁石を効率的に消磁することのできる,新規の
回転子の消磁方法と消磁装置を提供する。超伝導バ
ルク磁石の磁極の近傍に回転子を配置し,超伝導バ
ルク磁石の発する磁場に回転子を曝しながら,回転
子をその回転軸を中心に回転させるとともに,回転
子を徐々に磁極から離間させた。回転子が曝される
磁場の方向を回転子の回転に伴って変化させつつ,
回転子が曝される磁場の強度を磁極からの離間に
伴って徐々に小さくすることにより,回転子に使用
された永久磁石を効率的かつ均一に消磁することが
できる。
(特許)
―1
5
0―
平成26年3月発行
〒950−2181 新潟市西区五十嵐2の町8050番地
編集兼発行者 新
潟 大 学 工 学 部
印 刷 者 小
林 則 夫
新潟市中央区東湊町通3ノ町2569番地
印 刷 所 株式会社 小 林 印 刷 所