商工神奈川8月号 - 神奈川県中小企業団体中央会

商工神奈川 第692号 平成27年8月15日発行 (毎月15日発行)
2015
8
No.692
●今月のトップページ 神奈川県自転車商協同組合
●ブロック中央会会長会議
●関東甲信越静ブロック中央会会長会議 ……………………………1
●経営革新セミナーを開催 ……………………………………………4
●マイナンバー講習会を開催 …………………………………………4
●新設組合のよこがお …………………………………………………5
●ランダム通信 …………………………………………………………6
●
「箱根を守り抜こう宣言!」への協力要請…………………………8
●神奈川業界情報 情報連絡員レポート……………………………10
●中央会ダイアリー……………………………………………………12
今月のトップページ
組 織 名:神 奈 川 県 自 転 車 商 協 同 組 合
アドレス:http : //www.kanasho.jp/index.php
ひとこと:当組合は、昭和22
年7月に設立し、自転車の
販売と整備を行う事業者で
構成されております。
スマートフォンで神奈川
県自転車商協同組 合 の ス
マートフォンサイトにアク
セスすると現在地からお近
くの自転車店が表示されま
す。外出先で自転車がパン
クしてしまった、自転車の
調子が悪い等、お困りごと
がございましたらご活用く
ださい。サイトの詳細は、
右 記 の QR コ ー ド よ り ア
クセスできます。ぜひ、ご
覧ください。
➡
連 絡 記 事
組合個別専門相談
次回日程
●通常相談は無料、秘密厳守
●電話予約をお願いします。
◎法律、税務・経理 平成27年9月2日(水)午後1時∼4時 本会会議室にて
組織支援部 ☎045­633­5133
パソコン研修会のご案内
ご予定ください。
開催日時:平成27年9月9日
(水) 9:30∼16:30
開催場所:本会会議室
定
員:10名(定員になり次第締切りとさせていただきます)
受 講 料:1名2,
000円
研修内容:ホームページ作成講座 ∼誰でもかんたんにホームページ作成∼
レ ベ ル:インターネット初級∼中級
本研修会のお問い合わせは、本会企画情報部(担当:菅野)までお願いいたします。
☎045­633­5134
新 規 加 入 会 員
名
称
ドブ板通り商店街
振
興
組
合
所 在 地
横須賀市本町
二丁目7番地
電
話
代表者
出資金(万円) 設立年月日
主たる事業
街路灯等の利便を図
046‐822‐3354 越川 昌光
180
H27.
5.
14 るための事 業、共 同
宣伝・販売促進ほか
本会ホームページおすすめコンテンツ
http : //www.chuokai-kanagawa.or.jp/
エコアクション21地域事務局かながわ
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本会が平成17年度より始めた「エ
コアクション21地域事務局かなが
わ」の HP を掲載しております。エ
コアクション21に関する最新情報を
はじめ、認証・登録までの手順やそ
れに係る各種書式がダウンロードで
きます。
エコアクション21制度に関するご
相談は、本会事務局(TEL:045‐671
‐1138)までご連絡下さい。
関東甲信越静ブロック
中央会
会長会議
「中小企業団体全国大会」
提出意見を調整
平成27年7月30日
(木)
、関東甲信越静ブロック中央会
会長会議が、東京都港区・「ホテルアジュール竹芝」で
開催された。ブロック内各中央会の会長・専務理事他が
出席し、本会からは森会長、嶋田専務理事が出席し、第
67回中小企業団体全国大会提出議案に関する討議・調整
が行われた。主な提出意見は以下のとおり。
総合・組織
1.中小企業対策の充実・強化
【茨城・栃木・千葉・神奈川・山梨・新潟・東京】
⑴ 国は、我が国経済の根幹を支えている中小・小規模
企業が景気回復を実感できるように、中小・小規模企
業をより重視した政策を大胆に講じること。
⑵ 国は、小規模企業振興基本法に基づき定めた基本計
画を確実に実行するとともに、
「中小企業組合」が小規
模企業振興施策の政策受容体としての機能を十分に発
揮できるような措置を積極的に講じること。
⑶ 全国津々浦々の中小企業が景気回復を実感できるよ
う、地域の活性化・中小企業の革新等を盛り込んだ改
訂「日本再興戦略」を迅速かつ確実に実行すること。
⑷ 観光立国実現のために観光対策を確実に実行するこ
と。
⑸ 中小企業が活力ある更なる成長発展を遂げるため、
平成28年度の予算編成に当たっては、未だ景気回復感
の薄い中小企業・小規模事業者への支援等、中小企業
対策予算を更に拡充・強化すること。
⑹ 国は、引き続き、経済政策を進めるとともに、景気
回復を中小企業が実感できるよう、政策の一つである
「成長戦略」を踏まえ、地方創生の新たな交付金や実
効性のある総合経済対策を実施すること。
⑺ 「地方創生」政策の実行にあたっては、
地域経済を支
える中小企業・小規模事業者の経営基盤及び競争力の
強化を推進するため、地域の特性や実状に則した機動
的で柔軟な施策を展開すること。
⑻ 中小企業の人材確保に資するため、中小企業の技術
力や生産性の向上に結びつけるような仕組み(社会的
システム=企業 OB の活用等)を構築するなど、若年
労働者の確保から技術・技能の承継を含めた人材育成
や中小企業の技術力の底上げ等がスムーズに行われる
ような支援策を強化すること。
⑼ 国は、東京オリンピック・パラリンピック大会関連
施設の建設をはじめ、道路・交通網等のインフラ整備、
大会関連の物品の調達等において中小企業を積極的に
活用すること。また、オリンピック・パラリンピック
に係る取り組みを行う中小企業組合等に積極的な助成
措置を講じること。
2.組合等連携組織対策及び中央会支援体制の強化、組
合の更なる活用
【茨城・栃木・埼玉・千葉・神奈川・長野・静岡・
東京】
⑴ 中小企業連携組織対策を国と地方が一体となって全
国一元的に推進できるよう、国の重要な施策の柱とし
て位置づけ、連携・組織化政策を抜本的に強化するこ
と。また、同対策の実施を担う中小企業団体中央会の
機能強化に万全の措置を講じること。
⑵ 都道府県に委ねられた中小企業連携組織対策事業費
補助金(県中央会補助金)について、相当部分を必ず
中小企業振興のための予算として措置がなされるよう
国から都道府県への働きかけを強化すること。
⑶ 中小企業団体中央会の中小企業組織化支援強化のた
めの人材確保、資質向上等の予算措置を含めた機能強
化措置を図ること。
⑷ 中小企業活路調査・実現化事業において、組合等が
実施する販路開拓を目的に開催する「自主展示会」並
びに「開発投資」を補助対象とすること。
⑸ 全国中央会が所管する小企業者組織化指導事業補助
金の補助対象定義及び補助率の見直しを図ること。
⑹ 中央会の指導対象に生活衛生同業組合法に基づく組
合を含めること。
⑺ 企業組合をソーシャルビジネスの担い手として位置
づけ、普及、浸透させる支援策を講じること。
3.組合法等制度の見直し
【茨城・栃木・千葉・神奈川・山梨・静岡・東京】
⑴ 組合設立時の組合員数を「4人から3人」へと緩和
できるよう中小企業等協同組合法を改正すること。
⑵ 商店街振興組合及び商店街協同組合における員外理
事の要件を緩和すること。
⑶ 員外利用制限の特例を拡充し、特例施設の中に組合
会館を追加するとともに、特例利用者を一般公衆のみ
でなく事業者まで拡充すること。
⑷ 都道府県の区域を超える異業種組合の所管行政庁を
都道府県知事に一元化すること。
⑸ 商店街振興組合の発起人数を7人以上から4人以上
に、商店街地区に近接している小売・サービス業者30
人以上を15人以上に引き下げるなど設立要件を緩和す
ること。
⑹ 監事の監査期限を大幅に短縮すること。
⑺ 暴力団排除のための規定(排除条項)を「組合員の
資格等」
「役員の資格等」の条項に追加すること。
⑻ 共済協同組合にあっては「法人組合員の役員及び使
用人を組合員とみなす」ことができるようにすること。
4.震災復旧・復興、原子力発電所の事故対策等の実施
【茨城】
東日本大震災からの中小企業復興をさらに加速化させ
るとともに震災対策に必要な措置を講じること。また、
東京電力福島第一原子力発電所事故対策については、迅
速に次の措置を講じること。
⑴ 東日本大震災からの早期復旧・復興を図るため、復
興ファンドの拡充、長期低利・無利子等中小企業の復
興融資の拡充など中小企業の立場に立った支援策を引
き続き講じ、予算についてもこれを国が負担すること。
商工神奈川 2015年8月号
1
⑵
震災関連公共工事については、地元企業に優先的に
発注を行うとともに、資材価格や賃金の高騰等実勢を
ふまえ発注額の適正化、迅速な見直しを行うこと。
⑶ 東日本大震災等をふまえて、中小企業が策定する
BCP 計画策定及び BCP 計画に基づく施設・設備の整
備について、国の支援策を拡充すること。
⑷ 旅館業の耐震対策は、検査費用、施設の改築等に多
大な経費を要し経営を困難とすることから助成、融資
等特別な支援策を講じること。
⑸ 事故処理対策の迅速化を図り、出来る限り早期に措
置を完了すること。特に汚染水流出防止対策を早急に
講じること。
⑹ 事故によって生じた全ての直接・間接・風評被害に
ついて、誠意をもって継続して東京電力が賠償を行う
よう必要な措置を講じること。
⑺ 放射能汚染の心配を理由とする旅行・宿泊の取り止
めや本県産物の買い控えなど風評被害の防止を図るた
め、きめ細かなモニタリング調査を実施し的確な情報
提供を行うこと。
また、
各種の風評被害防止キャンペー
ン・PR を実施するとともに事業者が行う風評被害防
止のための各種事業を支援すること。
⑻ 放射能の除染対策について、国は除染方法を確立し、
その責任において自治体と連携して早期に処理が完了
するよう全力を挙げて取り組むこと。
⑼ 発生した放射性廃棄物の処理については、放射能に
対する国民の懸念を払しょくするとともに速やかに仮
置き場や貯蔵施設、処分場を確保し、早急に処理を行
うこと。
⑽ 国外において、安全な食品等の輸入停止・制限が行
われないよう強力な対策を講じること。
5.中小企業者及び官公需適格組合の受注機会の増大と
官公需施策の普及・拡大
【茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨・
新潟・静岡・東京】
⑴ 公共調達に当たっては、採算性を度外視した低価格
入札が行われないようにするため、国等は最低制限価
格制度を導入するとともに低入札価格調査制度を厳格
に活用することにより、適正価格での発注を行うこと。
⑵ 中小企業等の受注機会確保を図るため、分離・分割
発注を推進するとともに、地域精通度・地域貢献度を
評価項目として積極的に採用を図ること。
⑶ 少額随意契約をさらに活用するとともに、その適用
限度額の大幅な引上げを図ること。
⑷ きめ細かな官公需相談業務を展開するため「官公需
総合相談センター」への予算措置を講じるなど充実・
強化すること。
⑸ 国及び地方公共団体は、官公需適格組合制度の周知
徹底及び受注機会の増大を図ること。特に地元の中小
企業の積極的活用を図ること。
⑹ 毎年、閣議決定される「国等の契約の方針」に掲げ
られた「中小企業向け契約目標額」が確実に実施され
るよう、国等の機関に 中 小 企 業 向 け の 発 注 状 況 を
チェック・監督する組織を設置すること。
⑺ 物品や資材の政府調達に際し、インターネット上で
何度も入札できる
「競り下げ方式
(リバースオークショ
ン)」は、中小企業者の適正な収益確保を阻害し、事業
活動の継続に悪影響を及ぼす恐れがあるため、即時廃
止すること。
⑻ 中小企業の受注機会の増大を図るため、組合が取得
する官公需適格組合の証明について、
「物品納入等」と
「工事」の両方の証明区分を取得できるようにするこ
と。
⑼ 工事に伴う資材並びに物品の購入には、更なる県産
品の使用を周知徹底すること。
2
商工神奈川 2015年8月号
6.その他
【茨城・群馬・埼玉・神奈川・山梨・新潟・東京】
⑴ マイナンバー制度の周知徹底及び支援措置を講じる
とともに、制度の信頼性向上とセキュリティ確保など
安全対策の強化を徹底すること。
⑵ 国の支援策である「地域産業資源活用事業計画」の
認定を受けた事業者等を対象に新たな支援策として次
の措置を講じること。
① 企業内の人材育成を目的とした支援策を構築する
こと。
② 広報・販売促進活動のサポートに特化したワンス
トップ対応型の第3機関を設置すること。
⑶ 耐震対策における支援策の拡充・診断結果の公表に
ついては配慮すること。
① 旅館・ホテル及び共同店舗を営む事業者に対して
耐震対策のための診断・設計・改修等にかかる補助
制度を対象外事業者に対しても拡充すること。
② 耐震診断結果の公表について配慮措置を講じるこ
と。
⑷ 補助事業等各種申請書類における書類作成の対応等
でビジネスチャンスを逸する恐れを防ぎ、その時に最
適な制度を活用して技術の向上及び企業の競争力を
アップするため、各種申請書類を極力簡素化すること。
⑸ 一般廃棄物及び産業廃棄物の処分について、現行法
で定められている基準を弾力的に運用し、効率的かつ
再生度の高い処理が行えるよう改正すること。
⑹ 食品産業における製造工程での異物混入等を防ぐた
めのラインの設備投資等に対する支援策を講じること。
⑺ 急速に進行した円安の是正と為替相場の適正化と安
定を図る施策を講じること。
商
業
1.商店街・中小小売商業に対する活性化支援の拡充強化
【茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・長野・
新潟・静岡・東京】
⑴ 賑わい創出に寄与する地域商店街活性化事業を復活
し、単年度のみでなく、複数年度にわたり活用できる
事業とすること。また、助成対象団体を意思決定が明
確となっている商店街振興組合等の法人組織に限定す
ること。
⑵ 商店街・共同店舗等の空き店舗対策として、入居費、
改装費等に対する助成制度を創設するとともに、商店
街並びに地元主導型ショッピングセンターにおけるテ
ナント誘致の支援を図ること。
⑶ 地域課題解決に向けて、
「にぎわい補助金」「まちづ
くり補助金」は成果を上げたことから復活すること。
実施にあたっては、協同組合または振興組合等法人組
織を対象として拡充を図ること。
⑷ 平成26年度に創設された「地域商業自立促進事業」
について、平成27年度は事業内容の見直しが行われた
ことにより活用し易くなったが、予算の拡充とともに、
補助対象事業者を商店街の体をなしている商店街組織
や民間事業者に限らず、同一市町村内の商業者のポイ
ントカード協同組合等も対象となるよう改善すること。
⑸ 国は、魅力ある商店街構築のため既存店舗の改装を
含めた空き店舗解消対策、起業・創業の促進、後継者
育成に対する財政的支援を充実すること。
⑹ 「商店街まちづくり事業」及び「地域商店街活性化
事業」の再開とあわせて、申請書類を一層簡素化する
こと。
⑺ 平成26年度補正予算において実施されるプレミアム
商品券等、消費拡大策の継続的な実施をすること。
⑻ 安全・安心な地域社会の形成のため、地方公共団体
と共に街づくり活動を行えるよう、避難設備や避難情
報を的確に発信するための無線 LAN の整備や、防犯
カメラの設置など商店街のインフラ整備に特段の配慮
をすること。
⑼ 外国人観光客受け入れに係る地域ブランド確立と、
外国人観光客が安心して買い物ができるよう、通訳に
よる補助やコンピュータソフトウェアや通訳アプリの
開発支援・導入などの施策を講じること。
⑽ 街なかの商店街等が行う買物弱者対策や、災害時の
緊急対応或いは防災・防犯といった取り組みに対する
支援を強化すること。
⑾ 振興組合等法人組織を対象とした「実践活動事業費
補助金」等の予算措置を図ること。
⑿ 有効期限が表示されていない商品券について、発行
後一定期間回収されない場合、消滅時効が成立するよ
うにすること。
⒀ 共同店舗組合が空き区画の改修、内外装の補修、耐
震補強を行うための補助金制度を創設すること。
⒁ 商店街等が利用できる販売促進に関する補助金につ
いて、連携しているポイント・商品券等を発行する事
業協同組合も利用できるよう補助対象先を拡大するこ
と。
⒂ 商店街や共同店舗等が観光産業と連携して地域活性
化に取り組めるよう、外国人観光客向け免税店の拡大
と申請の簡素化、支援体制の充実強化を図ること。
2.大型店等の進出対策及び公正な競争環境の整備の強化
【茨城、埼玉、東京】
⑴ 大型店等の進出は、地域商店街の運営に大きな影響
を及ぼすため、その進出に当たっては、地元商店街の
声を十分反映すること。
⑵ 公正取引委員会は、公正な競争確保のために「不当
廉売」
「差別対価」に関して業種別ガイドラインを作成
し、厳格な運用と監視を強化するとともに、
違反を行っ
ていた事業者には厳正な措置を講じること。
3.中小流通業対策の強化
【茨城・新潟・東京】
⑴ 中小流通事業者の厳しい経営環境を踏まえ、高速自
動車国道の割引制度について、次の措置を講じること。
① 「大口・多頻度割引制度」の割引条件である「契約
者単位の1台当たりの月額平均利用金額」を「3万
円超」から「2万5千円超」に引き下げること。
② 「大口・多頻度割引制度」における自動車1台ごと
の高速道路利用額の割引率については現行の割引率
を継続延長すること。
③ ETC コーポレートカードによる大口・多頻度割
引の激変緩和措置による割引率を継続すること。
⑵ 円安等を要因とする燃料価格の高騰等で苦しむ中小
運輸業の健全かつ安定した経営実現のための支援を強
化するため、高速道路料金などの大口・高速多頻度割
引を補正予算による支援から恒久的な支援へと改める
こと。
⑶ 道路運送法における貸切バスの営業区域規制の緩和
や通訳案内士以外の者による「特例ガイド」の適用拡
大など外国人観光客誘客のための環境整備のための支
援施策の創立を図ること。
4.中小・サービス業に対する支援策
【栃木】
⑴ 日本経済の7割を占める主要産業である中小サービ
ス業の生産性向上の推進を図る支援策の充実・強化を
図ること。
工
業
1.ものづくり・商業・サービス革新事業の継続・拡充
【栃木・埼玉・千葉・長野・静岡】
⑴ ものづくり・商業・サービス革新事業は、中小企業
の設備投資や経営革新に顕著な効果をあげていること
から、今後とも事業の継続・拡充を行うこと。
⑵ 27年度補正によるものづくり補助金の継続及び補助
事業終了後の管理費用の予算措置を実行すること。
⑶ 24、
25年度補正によるものづくり補助金実施企業を対
象とした継続支援事業に対する予算措置を講じること。
⑷ 成長が見込まれるエネルギーや医療、航空宇宙と
いった次世代分野に参入し、事業の構造転換を図る中
小企業・小規模製造業支援の拡充強化を図ること。
未だ景気回復の実感のない地方経済を牽引する製造
業に対し、
「ものづくり・商業・サービス革新補助金」
等の支援施策の継続並びに大学等との連携促進・強化
を図るための予算措置を講じること。
⑸ 革新的な取組にチャレンジする中小企業・小規模事
業者に対する試作品・新サービス開発、設備投資等の
支援を恒久化すること。
2.環境・エネルギー対策の充実・強化
【茨城・群馬・埼玉・神奈川・山梨・静岡】
⑴ 安全性の確保を前提に、安価で安定的なエネルギー
供給が、我が国の更なる経済成長を実現していくこと
につながることから、バランスの取れたエネルギー
ミックスによる電力供給政策を講じること。
⑵ 再生可能エネルギー固定価格買取制度の賦課金は、
昨年度より倍増しており、今後も上昇することが見込
まれている。そのため、制度全般の見直しにより、調
達価格の引き下げ、賦課金の上昇を可能な限り抑制す
ること。
⑶ 電力コストの低廉化、安定供給の維持、エネルギー
自給率の向上、環境負荷低減の観点から、将来におけ
る電源構成においても原子力を維持していく必要があ
る。このため安全が確保された原子力発電所について
は、早期の運転再開を講じること。
⑷ 地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助
金の継続を図ること。
⑸ クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金
の継続と拡充を図ること。
⑹ 産業の根幹となる電力などのエネルギーについては、
長期的な視点に立って安定供給を確保し、中小企業の
経営を圧迫しない措置を講じること。
⑺ 中小・小規模企業の省エネ・新エネ設備の導入が促
進されるよう、各種支援策や優遇措置などの一層の拡
充と推進を図るとともに、手続きの簡素化を図ること。
⑻ 地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助
金の中小企業枠並びに中小企業組合枠を創設すること。
3.下請取引の適正化等
【群馬、埼玉、新潟】
⑴ 下請事業者の適正な収益確保と親事業者への安定供
給のために、より一層の取引価格の適正化に万全な対
策を講じるとともに、親事業者の優越的地位の濫用の
不公正取引に対する取締り等の法的措置を一層強化す
ること。
⑵ 元請企業の優越的地位の濫用等の不公正な取引によ
り、下請企業は不当なしわ寄せを受けている現状があ
ることから、独占禁止法等の関係法規に則った指導・
監督を引き続き徹底すること。
その他、金融、税制、労働の各テーマについても協議・
調整がなされた。
商工神奈川 2015年8月号
3
◇事業発展のきっかけづくり 経営革新・ものづくり補助金セミナー in 厚木
∼H26年度補正予算「ものづくり補助金」にチャレンジしよう!∼
◇新規事業展開・経営革新セミナー in 小田原
∼事業発展のきっかけづくり∼
本会では、新たなビジネスの創造や経営革新に関心のある中小企業の方を対象に、平成27年7月3日
(金)
、
平塚信用金庫と本会の主催により、プロミティあつぎビル(厚木市中町)において「経営革新・ものづくり補
助金セミナー in 厚木」を、平成27年7月6日(月)、さがみ信用金庫と本会が共催し、さがみ信用金庫 本店
(小田原市本町)にて「新規事業展開・経営革新セミナー in 小田原」を開催した。
今回の2つのセミナーでは、本会も事前相談機関となっている経営革新計画の制度説明を中心に中小企業・
[当日消印有効]まで募集していた「ものづ
小規模事業者への各種補助金の制度説明及び平成27年8月5日(水)
くり・商業・サービス革新補助金」の概要説明を行った。今後も各地域にてセミナーを開催予定である。
◆経営革新計画とは
新商品・サービスの開発、新たな生産・販売方式の導入等、新事業活動に取り組む中小企業・小規模事
業者の方が、神奈川県知事の承認を受けることにより、幅広い支援措置を利用することが可能になるもの
です。一例として下記の支援措置がございます。
神奈川県中小企業制度融資「フロンティア資金」
政府系金融機関による低利融資
海外展開に伴う資金調達支援
経営革新計画について承認を受けるためには、その内容が「新事業活動」を行うことにより、
「相当程度
の経営の向上」を図るものであることが条件となりま
す。これを踏まえて事業計画を策定することにより、
自社の現状や課題を見極めることができ、中長期的な
計画の立案が可能となる等、自社の経営を見つめ直す
良い機会です。
経営革新計画に関するお問い合わせは、
本会連携開発部までお願いいたします。
TEL : 045­633­5132
小田原会場の様子
マイナンバー講習会を開催
本会では、平成27年7月16日(木)、神奈川中小企業センター「第1・2会議室」(横浜市中区)にて「マイナ
ンバー講習会」を開催した。本講習会は、県内の組合及び組合員企業を対象に、平成28年1月より施行される
「マイナンバー制度」の概要について、午前・午後の2度にわたり開催したものである。
本講習会の講師を務めた特定社会保険労務士の荒木秀氏は、株式会社ヒューマンリソースみらいの代表取締
役として、中小企業の賃金制度の構築や労務問題を中心に経営相談に応じている。特にマイナンバー制度に関
しては、会報誌や専門誌への寄稿をはじめ、全国各地の法人会や商工会議所などにて数多くのセミナーでの講
演実績がある。
講習会では、初めにマイナンバー制度の概要について解説された。マイナンバー制度とは、平成28年1月に
施行される制度であり、マイナンバーの交付は平成27年10月以降に国民一人ひとりに宛てて行われる予定であ
る。今後は社会保険、税、災害対策でマイナ
ンバーを利用することとなり、企業では従業
員全員のマイナンバーを管理する必要がある。
マイナンバーは特定個人情報にあたるため、
厳重な管理が求められる。そのため講義後半
では、政府から発表されているガイドライン
に沿って社内でのマイナンバーを取り扱う上
での注意点や必要な対策等を中心に講義が行
われた。
荒木
秀 氏
4
商工神奈川 2015年8月号
新設組合の
よこがお
(フレッシュな仲間をご紹介します。
)
組合の概要
組
合
名
KENT 共済協同組合
連
絡
先
〒231‐0015
住所:横浜市中区尾上町4丁目57番
TEL:045­651­2640 FAX:045­651­2643
代 表 者 名
西田光孝
成立年月日
平成27年6月4日
所管行政庁
神奈川県
組 合 員 数
5名
加 入 資 格
不動産賃貸業・管理業(駐車場業を除く。
)を行う事業者
出 資 金 額
12,
100,
000円
事
組合員のためにする不動産の管理及び賃貸に関する履行保証
責任共済事業
業
現在、需給バランス等から多くの家主が厳しい経営環境にあり、今後の不動産管理は家主の様々な経
営リスクにどう寄り添ってどのように「安心」を提供するかが付加価値となる。既に、大企業において
は、
「規模」の力を活かして多数の家主のリスクを請負または共有し、独自のリスクコントロール体制に
よる役務・サービスを提供しているが、個別の中小企業ではこのようなサービスを提供することは困難
である。
そこで、中小企業であっても連合すれば、相互に各社の事業リスクを補完し、大企業と同様に「安心」
を付加価値に役務・サービスを提供することができると考え、組合員の顧客への支払の確実性を担保・
履行保証し、組合員の経費発生時に共済金を支払う共済事業の立ち上げを企図し、共済協同組合を設立
することにした。相互扶助の精神に基づき、このような共済事業を行うことで各組合員が管理する建物
価値の減少を防止し、より良質な賃貸住宅を形成する役務・サービスを実現でき、地域の健全な住宅流
通市場の形成と魅力ある街作りに寄与することができると考えている。
新設組合の
よこがお
(フレッシュな仲間をご紹介します。
)
組合の概要
組
合
名
南関東人材育成協同組合
連
絡
先
〒210‐0002
住所:川崎市川崎区榎町1番8号
TEL:044­223­6871 FAX:044­223­6872
代 表 者 名
河野博誠
成立年月日
平成27年7月3日
所管行政庁
関東経済産業局、関東地方整備局
組 合 員 数
4名
加 入 資 格
一般土木建築工事、金属製サッシ・ドア製造業、電気めっき業
又は反射鏡製造業を行う事業者
出 資 金 額
4,
000,
000円
事
組合員の人材の採用・定着・育成支援事業、
教育情報事業、
福利
厚生事業
業
少子高齢化、人口減少に伴い、企業の採用・求人活動を取り巻く環境は、以前にも増して悪化してい
る。特に知名度の低い中堅・中小企業の採用・求人活動は思ったような成果が出ないことが多くなって
きており、既存社員の高齢化に伴う技能承継の問題も相俟って、若い人材を採用し育成することは、多
くの中堅・中小企業にとって大きな経営課題となっている。しかしながら、このような市場環境の下で
あっても、自社に適した人材を採用し、定着させ、育成することは、ぎりぎりのマンパワーで操業して
いる中堅・中小企業にとっては、短期的に本業に成果が現れにくい分野ということもあり、なかなか自
社内の間接部門だけの労力では、対処しきれないのが現状である。
その課題解決のために、新規人材の採用・定着・育成にかかる業務を行う組合を設立し、組合員の間
で、これら業務にかかる負荷を分担することは、中長期的に適性人材の確保を実現させるための有力な
手段であると考え、協同組合を設立することにした。
組合では、組合員の採用した新卒社員への研修事業、次世代経営者、幹部社員に対する研修事業等を
行い、加えて、採用や教育にかかる情報の組合員間での共有化を図る計画である。
商工神奈川 2015年8月号
5
ランダム通信
「宿泊視察研修会」を開催
(神奈川県中小企業団体事務局長協会)
県内の中小企業組合事務局責任者で構成されてい
る、神奈川県中小企業団体事務局長協会は、平成27
年7月3日
(金)
から4日
(土)
にわたり宿泊視察研修
会を実施した。
今回は、
「カーセンター足柄協同組合」
(足柄上郡
大井町)にて共同整備工場を、
「井上酒造株式会社」
(神奈川県酒造協同組合 組合員)
(足柄上郡大井
町)にて製造現場の視察研修を実施した。
視察研修後、箱根湯本温泉「ホテルおかだ」にお
いて懇親会を実施し、参加者間の交流を深めた。
◀カーセンター
足柄協同組合
視察の様子
「マイナンバー制度セミナー」を
開催(神奈川県中古自動車販売商工組合)
神奈川県中古自動車販売商工組合は、平成27年7
(月)
、
一般社団法人神奈川県自動車会議所(横
月13日
、組合事務所
浜市都筑区)
、平成27年7月30日(木)
(小田原市成田)において、講師に特定社会保険労
務士の荒木秀氏(株式会社ヒューマンリソースみら
い 代表取締役)を迎え、
「マイナンバー制度セミ
ナー」を開催した。
会員等延べ44名が出席した講習会では、マイナン
バー制度の概要及び制度開始に向けて必要な対策に
ついて講義が行われ、
特定個人情報である
マイナンバーを社内
で管理する際の注意
点やガイドラインに
則した安全管理措置
について重点的に学
んだ。
「豆腐コンテスト」を開催
(神奈川県豆腐油揚商工組合/横浜豆腐商工業協同組合)
井上酒造株式会社▶
視察の様子
テクノトランスファー in かわさき2015
(協同組合高津工友会)
に出展
協同組合高津工友会青年部では、平成27年7月8
(金)
、かながわサイエンスパーク(川
日
(水)
∼10日
崎市高津区)で開催された「テクノトランスファー
in かわさき2015」に出展した。
当イベントは、高度先端技術や研究開発機能が多
く集積する川崎市で、
『ここが「知」と「技」の結節
点』をテーマに、
「オフィス・ビジネスユース」
、
「産
業機器関連」
、
「環境・福祉・防災」
、
「企業ネットワー
ク」
、
「産学連携」の5つの部門を設け、工業製品や
ソフトウェア等、多岐にわたる新技術・新製品及び
研究成果を発信するものである。今回は、青年部よ
り7社が合同で出展し、各社の優れた技術・製品の
PR を行った。
神奈川県豆腐油揚商工組合と横浜豆腐商工業協同
組合では、今回初めての取り組みとして「神奈川県
内 うまい豆腐コンテ ス ト」を 平 成27年7月19日
(日)
に豆腐会館にて開催した。本コンテストでは、
、
木綿(18品)
、
神奈川県内20業者【出品数】絹(34品)
津久井在来(8品)
の合計60種類の豆腐がエントリー
し、豆腐マイスター等30名が審査員となり、部門ご
とに審査が行われた。組合員各店の「豆腐作り」技
術の更なる向上を目的として、今後の継続開催が期
待される。
【審査結果】
審査部門
1位
2位
3位
絹 豆 腐
越路屋豆腐店
(川崎)
山下商店
(横浜)
坂大食料品店
(横浜)
木綿豆腐
栃木屋豆腐店
(逗子)
佐藤豆腐店
(横浜)
山下商店
(横浜)
津 久 井
在来豆腐
越路屋豆腐店 小林屋豆腐店 藤美屋豆腐店
(川崎)
(横浜)
(横浜)
【各部門の表彰者】
6
商工神奈川 2015年8月号
第33回通常総会を開催
(神奈川県官公需適格組合協議会)
神奈川県官公需適格組合協議会は、平成27年7月
23日
(木)
「ローズホテル横浜」
(横浜市中区)にて第
33回通常総会を開催した。平成26年度事業報告、決
算報告並びに平成26年度事業計画、収支予算、役員
改選などの議案について審議が行われ、全議案満場
一致で承認された。
神奈川県官公需適格組合協議会は、県内の官公需
適格組合48組合で組織されており、国等の発注機関
への陳情・要望、情報収集・提供活動を通して適格
組合制度の普及に努めている。
官公需適格組合制度は、中小企業の官公需を確保
することを目的に制定され、
「官公需についての中小
企業者の受注の確保に関する法律」を基に作られて
いる。官公需適格組合は、官公需の受注に対し意欲
的であり、かつ受注した案件を十分に責任をもって
納入できる経営基盤が整備されている協同組合等で
あり、国からの証明を受けている。
総会終了後、官公需問題懇談会を開催した。
「官公
需法改正について」と題し、関東経済産業局産業部
高城麻衣氏より、
「いのち貢献度指名競争入札につ
いて」と題し、神奈川県県土整備局 大野知之氏よ
り、
「官公需適格組合
の今までとこれか
ら」と題し、宮崎大
学テニュアトラック
推進機構 小山大介
氏より、それぞれ講
演が行われ、続いて、
参加者同士の意見交
換がなされた。
創立20周年記念式典を開催
(企業組合ワーカーズ・コレクティブ・ミズ・キャロット)
企業組合ワーカーズ・コレクティブ・ミズ・キャ
、横浜クルーズ・
ロットは、平成27年7月12日(日)
クルーズにおいて、創立20周年記念式典を開催した。
記念式典には、女性・コミュニティバンク理事長
をはじめ、多くの来賓や組合関係者が出席した。記
念式典後の祝賀会では、20年のあゆみをスライド
ショーで振り返りながら交流を深め、盛大に20周年
をお祝いした。
「エコアクション21審査人研修会」
を開催
(エコアクション21地域事務局かながわ)
エコアクション21地域事務局かながわでは、平成
27年7月23日
(木)
、横浜市中区・神奈川中小企業セ
ンター14階「多目的ホール」にて、エコアクション
21審査人の力量向上を目的とした「エコアクション
21審査人研修会」を開催した。
「エコアクション21」は、環境負荷低減の継続的な
改善と、認証・登録が組み込まれた制度で、環境省
が策定した環境経営システムである。
研修会では、始めに、
「フロン排出抑制法について
∼第一種特定製品の管理者の責務を中心に∼」と題
して、神奈川県環境農政局 環境部 大気水質課の
担当者より基調講演が行われ、法改正の背景とフロ
ン類対策の方向、第一種特定製品の管理者の義務や
フロン類の充填を行う場合の責務などについての説
明がなされた。
次いで、地域事務局より、
「エコアクション21審査
2」
(2015年4月改訂)など
及び判定の手引き Ver.2.
について説明を行った後、ワークショップが行われ
た。ワークショップでは、①「環境負荷が低い/事
業規模の小さい事業者が、認証・継続できる!!」
∼審査に役立つアドバイス∼、②「審査時及び報告
書作成時に審査人が困っていること」の2つのテー
マについて、グループごとに審査人同士の活発な意
見交換などが行われた。今後、審査人の更なる力量
の向上が期待される。
なお、地域事務局では、環境省「Eco-CRIP(エコ
クリップ)実証事業」の参加事業者を募集している。
Eco-CRIP 実証事業は、環境経営の専門家による支
援(無料)を受けながら、CO2削減やコスト削減に
無理なく取り組むためのプログラムであり、
「エコア
クション21」をベースにした CO2削減に特化した簡
素な環境経営システムである。今年度は全国で300事
業者を募集している。本事業の申込方法や詳しい内
容・問い合わせ先は、エコアクション21地域事務局
かながわ(TEL:045­671­1138)まで。
商工神奈川 2015年8月号
7
箱根を盛り上げよう
「箱根を守り抜こう宣言!」への協力要請
∼ 県知事・小田原箱根商工会議所会頭来訪 ∼
平成27年7月16日(木)
、黒岩祐治神奈
川県知事、鈴木悌介小田原箱根商工会議
所会頭がそろって本会に来訪、箱根での
会議等の開催や会員組合・組合員企業等
従業員の箱根旅行の奨励などについて協
力要請を受けた。
箱根は、4月下旬から大涌谷周辺で火
山活動が活発化したことに伴い、観光客
が大幅に減少しており、また、火山活動
の沈静化がまだ見通せないことから、多
本会森会長(右)
へ要請文を手渡す黒岩知事(中央) 左:鈴木会頭
くの観光事業者は、経営の先行きに対す
る不安が増している。
今回の協力要請は、こうした事態を乗り越え、世界に誇る観光地・箱根を守り抜く決意
表明の具体的な取り組みとして実施されたものである。神奈川県では「箱根を守り抜こう
宣言!」を全国に向けて発信している。
※「箱根を守り抜こう宣言!」神奈川県ホームページ参照
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f532566/p939344.html
8
商工神奈川 2015年8月号
商工神奈川 2015年8月号
9
〔2015年6月〕
業界情報 ∼ 業 界 の 声 ∼
酒
平成27年4月の課税移出数量は、特定名称
酒合計で前年比109.
3%。内訳は吟醸酒が
103.
6%、純米酒は124.
5%、本醸造酒は92.
2
造
%、特定名称酒以外の普通酒は前年比125.
3
%と前年を大きく上回り、合計でも前年比
113.
2%と好調な結果となった。
*この業界情報は、県下74名の連絡員からの
情報をもとにしております。
親会社はギリシャ債務危機に絡み、為替相
指 定 業 者 場が円高に振れるのを警戒している。円高
( 船 舶 ) に振れれば、造船各社は2016年3月期業績
を圧迫されることになる。
受注があっても利益が出ない状況は変わら
工業中心の ない状態は続いているが、そんな中で、取
複 合 業 種 引先に同業種で掛け合い、取引条件の改善
ひ も の
引き続く不漁のため、原料の魚が充分に入
荷できない。大手から半年以上も先の見積
もりを要求され、売価の上限が変えられな
い。
卸
地
豆
腐
全体の意見として円安、原材料、包材を含
む諸経費の値上げが相つぎ収益を圧迫して
いる。国産大豆も一部値下がりもあるが他
品種の値上げがあり総体的に高値変わらず。
組合の教育事業として営業社員及び管理者
養成セミナーを年間12回コースで組み、実
施。Eラーニングと集合教育を併用した方
法なので、予習と復習ができると受講者に
好評。
料理材料卸
具
小売り店頭の動きをみると、回復感は未だ
しの感がある。しかし、東京や神奈川(5
か月連続増加)では、住宅着工が着実に持
ち直しつつあり、注文家具や木製ドアに動
きが出てきている。
食品の値上げが続いている。輸入食材に留
まらず、粉・カカオ・コーヒー等の輸入原
料価格の上昇により国内加工品の値上げが
始っている。
家
刷
マイナンバー制度は、いよいよこの秋にス
タートする。マイナンバーは、極めて高度
な個人情報として、重要度が高まり続ける
わけであるので、当県工組は、セミナーを
開催し組合員に周知徹底し、情報を提供し
ていく予定である。
石油製品
自動車の国内生産が11ヶ月連続でマイナス
となり円安で自動車生産の国内回帰の期待
が高まったが、輸出台数は減少したので一
部の業種以外、国内景気低迷は続いている
感が強い。
印
に成功した例も出ている。
団
昨年保険に導入された CAD/CAM 冠を作
歯 科 用 品 る機器の導入が進み、大型機器の売上げは
伸びている。
リサイクル
古紙市場は輸出市況が堅調。市中回収は新
聞、雑誌の消費減が止まらず低下傾向が続
くが、国内製紙メーカーの古紙需要は段
ボールを中心に回復基調。鉄、スクラップ、
アルミとも市中回収は減少。
新聞販売
折込広告は前年対比で微増傾向にあり、7
月度はお中元シーズンに入り増収を期待し
ている状況である。ただ、労務難は依然と
して解決策を見い出せないまま苦慮してい
る状態である。
青
果
産地集荷については、九州地方が長雨によ
り芋玉類の集荷がおもわしくなく高値で
あった。東北地方は反対に干ばつ傾向なの
で芋玉類の集荷は平年より早い出荷見込み。
果
果実は、さくらんぼ・桃・メロンともに、
順調な生育であり価格も例年並みであった
が、降雨の影響により、客足悪く販売には
苦戦した。
地域によるバラツキが顕著であるが、全体
砕
石 では生コン向け出荷の減少に伴い売上げは
減少している。
コンクリート 新製品の好調により収益性が UP し、販売
製
品 価格も、上昇の見込み。
工業塗装
工業団地
景気回復感が全くなく、低調なレベルを維
持するにとどまっている。
工業団地
特段の変化見られず。現状維持で推移。秋
口以降、受注状況好転する向きも出てきた
が、実際に着地するまでは、慎重に経営に
当たるしかない。
青
水着の販売シーズンとなるが、相変わらず
スポーツ用品 景況は停滞している。
高齢化や肉用子牛や飼料の上昇等により生
産農家の離農が進み、牛や豚の飼養頭数が
減り、生産量が減少し仕入価格の大幅な上
昇が続いているが、そのまま店頭価格に転
嫁することができず、厳しい情況が続いて
いる。
食
肉
工業団地
依然として景気・売上げが好転している企
業は少ない。売上低迷し、稼働日を減らす
企業もある。今年度当組合の業況厳しい見
通しもあり、憂慮している。
鮮
魚 うにできていない。今年は消費よりも供給
工業団地
少々違和感のある株高や上場企業の景気の
良いムードと異なり、特段の変化は見当た
らない。
燃
メ ッ キ
5月の生産額とほぼ同額で、景況に好転す
る材料が見当たらない。外的要因で株価を
はじめ経済環境がこれ以上悪くならないよ
うに祈るばかりだ。
金属製品
10
自動車関連は低迷が続いているが、当月は
前年同月比で売上高が増加したとする組合
員企業が多く、業界の景況は変わらないと
するものの、収益状況は良くなっている。
6月は各企業に色々話を聞いたところ、こ
こ3か月は大きな動きはなく、昨年以上の
売り上げ及び受注はあるが利益上がってき
ていることはない状態である。
商工神奈川 2015年8月号
土用丑の日を控え、ウナギの集荷が思うよ
に問題がありそう。
料
6月に入り、前半は原油価格の若干である
が上昇、これにより元売仕切価格の上昇、
中旬から後半には、原油価格・為替もほぼ
横ばい状況で推移している。
共 同 店 舗 未収入金の回収が思うように進まない。
天候が不順であったので昨年対比としては
厳しいお店が多いようである。サマーセー
商 店 街 ルが始まり、恒例の商店街独自で発行して
(川崎市中原区) いるプレミアム商品券(500万円分)を販売
したが、天気が良かったことも幸いして1
時間15分ぐらいで完売した。
景況天気図(前年比)
商 店 街 6月期は梅雨時であり雨日が多く、来街者
(横須賀市) 減の影響もあり伸び鈍い。
商 店 街 毎月の朝市、雨天でもお客様が来てくれる
(相模原市中央区) ようになった。
温泉旅館
大涌谷の火山活動活発化以降、キャンセル
は止まったが、新規予約が入らない状況。
6月中旬ころから少しずつ人出も増加傾向
にあったが、6/29に警戒レベル3に引き上
げられ、再びテレビ、新聞の報道が活発に
なり、影響大である。
本年の当組合恒例の共同開催事業ダンス
フェスティバル、開催日が9月6日(日)
で
専門サービス ある。第20回という節目である。記念事業
(ダンス教室) という大々的なイベントは控え、少しでも
充実した内容を心掛け、集客増となるよう
努力する。
ファイナン
シ ャ ル
プランナー
小規模ではあるが、公的機関の委託事業の
複数受注に成功する。顧客に対するワンス
トップサービスを実現するため、他の士業、
団体(福祉、介護等)との提携を検討中。
建築設計
当組合では、公共建築物の耐震補強が終息
を迎え、民間耐震に力を入れているが、問
い合わせはあるものの容易に耐震補強、工
事に結びつかない。
不動産市況が少しずつ回復する中で、利便
不動産鑑定 性に劣る地域の空き家問題が今後の地価に
2015年
全
6月分
売 上
高
−21.
6%
−21.
7%
−21.
6%
2.
2%
0.
0%
4.
3%
6.
8%
8.
7%
5.
9%
−17.
6%
−17.
4%
−17.
6%
−31.
1%
−26.
1%
−33.
3%
−16.
2%
−13.
0%
−17.
6%
0.
0%
0.
0%
−4.
1%
4.
3%
−33.
8%
−26.
1%
在庫数量
販売価格
取引条件
収益状況
資金繰り
神奈川地区仕事量減少傾向、職人不足は変
わらず。
−
設備操業度
マイナスの影響を与えることが懸念される。
型枠工事
体 製造業 非製造業
雇用人員
夏以降に仕事量は、増加していく。2020年
−7.
8%
空調設備工事 に向けて仕事が増加していくと思われる。
そのために人手不足が大きな問題になる。
畳
工
26年度の総会も去年並みの水準で終了した
が組合活動も低迷している。上部団体の売
事
上も一般客の減少で受注減、材料が売れな
い。
道路貨物
ETC カードの利用量(4月∼6月)
は、前年
同期比、18%強の落込みであった。物量の
動きが減少している。業界の景況感悪い。
機械類や住宅資材など基幹部材や飲料関係
道 路 貨 物 の輸送が増加した。また、燃料の軽油価格
は2月以降値上げ傾向で推移している。
シャーシターミナル
4月以降軽油価格上昇が止まらなく、下が
る材料なし。
歯科技工
世の中、値上げがおさまらないが、私達の
業界では、材料の値上げがあっても、製作
物の値上げには至らず、逆に競争で、ダン
ピングもしかりで苦しい。
不
今、社会問題になっている老朽化による倒
壊や衛生環境の悪化など、住民生活に影響
を及ぼす空き家対策として、特別措置法が
全面施行となったが、相模原市では倒壊の
危険のある特定空き家の調査が始まった。
動 産
業界の景況
−37.
3%
(回収率100%)
天気図の見方
各景況項目について「増加」
(または「好転」
)業種割合
から「減少」
(または「悪化」
)業種割合を引いた値(KJI)
をもとに作成。その基準は次の通りである。ただし、在
庫数量は KJI 値プラスの場合には雨、マイナスの場合に
は晴れの方向に表した。
KJI とは、
「神奈川県情報連絡員調査指数」の略である。
快
晴
晴
30以上
10∼30未満
れ
10未満∼−10
くもり
雨
−10超∼−30未満
雪
−30以上
商工神奈川 2015年8月号
11
好評販売中!
中央会ダイアリー
「組合運営と事務処理の手引き」
改訂新版第二版
○先月の中央会
7月1日(水)弁護士・公認会計士による
個別専門相談
2日(木)神奈川地方最低賃金審議会
に専務理事出席
3日(金)「経営革新・ものづくり補助
金セミナー in 厚木」を開催
6日(月)「新規事業展開・経営革新セ
ミナー in 小田原」を開催
7日(火)保証業務懇話会に専務理事
出席
ものづくり補助金交付申請
説明会を開催
9日(木)パソコン研修会を開催
10日(金)神奈川独立行政法人高齢・
障害・求職者雇用支援機構
運営協議会に専務理事出席
エコアクション21地域判定
委員会を開催
13日(月)ものづくり補助金公募説明
会を開催
14日(火)ものづくり補助金交付申請
説明会を開催
15日(水)商工神奈川7月号発行
ものづくり補助金交付申請
説明会を開催
16日(木)「箱根を守り抜こう宣言!」
への協力要請のため黒岩神
奈川県知事他が来会
ものづくり補助金公募説明
会を開催
22日(水)高年齢就労促進連絡会議に
専務理事出席
23日(木)エコアクション21審査人研
修会を開催
24日(金)産業ナビ大賞審査会に専務
理事出席
ものづくり補助金交付申請
説明会を開催
27日(月)リニア中央新幹線建設促進
神奈川県期成同盟会総会に
専務理事出席
28日(火)ものづくり補助金交付申請
説明会を開催
30日(木)∼31日(金)関東甲信越静ブ
ロック中央会会長会議に森
会長、専務理事出席
○来月の中央会
9月2日(水)弁護士・公認会計士による
個別専門相談
4日(金)役員懇話会、ゴルフ大会を
開催
エコアクション判定21判定
委員会を開催
9日(水)パソコン研修会を開催
10日(木)産業ナビ大賞表彰式に専務
理事出席
15日(火)商工神奈川9月号発行
16日(水)エコアクション21入門セミ
ナー&相談会を開催
12
商工神奈川 2015年8月号
本会では、
「組合運営と事務処
理の手引き」改訂新版第二版を
販売しております。
本書は、組合の経常的な事務
処理、会議の運営等について、
事業協同組合を中心にして、で
きるだけわかりやすく説明した
ものです。事業協同組合を中心
に説明していますが、根拠法令
が異なる商工組合、商店街振興
組合等の組合の事務処理手続、
備付書類も同様です。
所管行政庁への提出・届出の
様式、登記申請書の様式などの
様式集をまとめ、掲載していま
す。まだ、不十分なところもあるかと思われますが、本書を日
常事務処理の参考書としてご活用いただければ幸いです。
《体
《価
裁》 A4判 174頁
格》 会員:本体2,
000円(税別・送料別)
一般:本体3,
000円(税別・送料別)
《主な内容》 第1部 組合運営と事務処理
第2部 組合運営に関する様式
第3部 事業報告書及び決算関係書類と事業計
画書・収支予算書の作成様式
第4部 行政庁への申請・届出等に関する様式
第5部 登記申請に関する書式
※ 組合運営に関する様式等については、本会ホームページ
からダウンロードすることができます。
●お申し込み・お問い合わせ
神奈川県中小企業団体中央会 業務推進部
TEL:045−633−5131
2015年4月始期
契約より発売!
商工神奈川8月号
通巻第692号
平成27年8月15日発行(毎月15日発行)
発行所/神奈川県中小企業団体中央会
〒231‐0015 横浜市中区尾上町5丁目80番地 TEL045
(633)
5131 FAX045
(633)
5139