巻頭言 接骨院・整骨院の 21世紀ビジョンにご支援を 会長 原 健 会員の皆様のご理解とご協力のお陰を持ちまして,日整最大のイベントである代議員会 も上程された議案の総てにつきスムーズにご審議,ご承認を頂き,つつがなく終了するこ とができました。 これからは14年度も多忙な日々の連続となることを覚悟しながら,日整事業を目標に向 かって着実に実行して参ります。 また,代議員会直前に2年がかりで取り組んで参りました柔道整復術が,日本の伝統医 療として世界保健機関(WHO)の認知を受けることができましたため,ジュネーブで開 催されました第55回世界保健総会に出席して,総会の席で認知のお礼と初めて参加のご挨 拶のスピーチを行って参りました。日本の柔道整復師の代表として,世界の場で話ができ ましたことを終生一度の名誉なことと感じております。 帰国して息つく暇なく,療養費の改定交渉に臨まなければなりませんでした。医療保険 制度始まって以来のマイナス改定であり,医科がマイナスの改定率が大きいとの情報があ りましたので,柔道整復師は,日常性の高い部分は改定を認めず,往療や再検料,4部位 以上の施術の改定のみ話し合いに応じるとの基本方針で臨みました。その結果は,会員の 皆様のご存じの通りとなり,他科と異なり,ダメージの少ないところで妥結でき,一応の 成功であると自負いたしております。 今年の最大の新規事業として,既に代議員会でご承認をいただいております「柔道整復 師支援の200万人署名運動」の企画実現にとりかかります。 柔道整復師をとりまく社会的,経済的環境は,言われなき柔整バッシング,想像を絶す る過当競争,偏見による業務活動への圧迫や差別など,明治初頭,医制が施行されて以来, かつてない危機的な状況にあることは,ご周知のところであります。 柔道整復師が団結して,これらの難問を解決するに足るエネルギーを濃縮,結集し,一 気に爆発的な力を得る前提として,全国の地域住民からの支援を形として取り付ける最良 の方法が200万人署名運動であります。これは柔道整復師の真の力を関係機関や関係団体 に誇示することとなります。 世界で認知され,全国の地域で支援された柔道整復師が,新しい日本の医療保険制度の 中で確固たる地位を確立する交渉の後ろ盾となります署名運動は,社団外の組織の柔道整 復師にもご理解とご協力を求めて参る所存であります。 具体的には署名運動は,次のような事項を訴えのメインとしたいと考えております。 ① 柔道整復師は,接骨医と呼ばれ医学の中心にありましたが,明治初頭に医制が施行さ れて以来,法的,社会的,経済的に医科・歯科などから言われなき差別やバッシングを受 けて参りました。医療保険制度抜本改革の中で消し去られることのないように医師・歯科 医師並みの法的,社会的,経済的扱いを要望して参ります。 (次ページにつづく) − 1 − ② 介護保険において医師などがデイケアーを設立し,お年寄りのリハビリテーションや 訪問リハビリテーションが行えることとなっております。柔道整復師も接骨院・整骨院で お年寄りの日常動作能力の維持向上のための機能訓練を行い,また,お年寄りの居宅で訪 問機能訓練を行えるような制度の新設を要望して参ります。 ③ 数年以内に健康保険証がICカードに作り直されて,カードの中に保険情報や医療情 報を内蔵する企画作業が進められております。柔道整復師もこの国家的なプロジェクトに 参画できるように要望して参ります。 200万人署名とは申しましても,集める柔道整復師にとっては大変に過酷な作業となり ます。特に患者さんやお知り合いの方々への理解を頂き,ご署名を頂くためには,情熱と 心のこもった説明が必要であります。 平安の時代から伝わる伝統ある治療技術を21世紀にも発展させ,柔道整復師の社会的, 経済的地位を確保し続けるためにも,一致団結して運動を推進していただきますように, 切にお願いいたします。 理 事 会 だ よ り 総 務 部 を顧問に推挙することについて 〈平成14年度 第1回理事会〉 全会一致で承認 (2)法制委員会の答申について 日 時 平成14年5月17日(金)14時 構成員の現在数 理事18名中17名出席 出席者氏名 原,茂住,沢田,上田,淺井, 「二重登録行為および各都道府県の講じる措 工藤,小合,尾藤,青山,小倉, 置等について」の会長諮問に対し法制委員長 高橋,山田,市原,平野,山 , より答申内容の報告 了承 (3)独立行政法人について 本村,阪本 理事外の出席者 「委員会の設置手続きの変更について」, 斎藤監事,山村監事, 日整として,試験財団の独立行政法人化は 寺山代議員会議長, 反対の方向で研究及び情報収集していくこと 松下代議員会副議長 について 了承 (4)表彰規定一部変更について 〈議 事〉 表彰規定一部変更に伴う条文変更について 全会一致で承認 議事録署名人 山 理事,小倉理事を 全会一致で選出 (1)顧問推戴について 衆議院議員 古賀 誠先生(福岡県) 参議院議員 竹山 裕先生(静岡県) (5)平成14年度帰一賞申請者について 功労賞5名,学術賞1名を6月9日の総会 で表彰することについて 全会一致で承認 (6)退会取消しの取扱いについて − 2 − 度決算報告書 (案) について 各都道府県から転出時に誤って日整に退会届 担当理事の概略説明に基づき,本案を通常 が出された場合,退会取消し処理にすること 代議員会・総会に提出することについて について 了承 全会一致で承認 (7)復帰の取扱いについて 現行の復帰(再入会)の取扱いを廃止し,退 (11)通常代議員会・通常総会の議題について 会者が再び入会する場合は全て再入会の扱い 提案された案件を通常代議員会・通常総会 とすることについて 全会一致で承認 の議題とすることについて 全会一致で承認 (8)(社) 全国病院理学療法協会関係者との 打ち合わせ会について 〈報告事項〉 (社)全国病院理学療法協会が主催する運 動療法機能訓練技能講習会の後援をすること について 全会一致で承認 (9)IT委員会の人事について ①料金改定について 料金改定交渉の進捗状況について,淺井保 険部長より説明があった。 ②WHO保健総会報告について 委員長に小合常務理事,委員に尾藤理事,井 澤会員(東京)で発足することについて 原会長を団長として,5月11日から16日の 間に開催されたWHO保健総会(スイス)に 全会一致で承認 (10) 平成13年度事業報告書 (案) ・平成13年 ついて,同行した工藤学術部長より内容報告 があった。 WHO原会長挨拶文 世界の全人類に対して,日々健康増 我々は日本において医師と連携を 進に多大なる寄与しているWHOに対 し,国民の健康管理,負傷の治療に努 して,心から敬意を表します。 めています。即ち,我々の伝統医療に 日本の伝統医学である柔道整復師を 加えて,現代の整形外科医療技術を加 代表する柔道整復セラピー協会の私は 味し,科学的根拠に基づいた医療を展 会長の原 健です。 開しています。 今回WHO会議にお招きをいただき, この会議出席を契機にして,我々の 大変光栄に存じますと共に,日本を代 技術である薬を使用しない,また,手 表する大きな責任を感じています。 術をしない,人に優しい柔道整復セラ 柔道整復セラピーは,柔道と発生の ピーを世界の国々で活用していただ 起源を同じくしています。柔道は今や き,国民の健康管理,予防医学に役立 世界180ヵ国で行われています。今後 ちたいと希望しています。 我々は,柔道と二人三脚で世界に技術 を広めようと思っています。 − 3 − ご静聴ありがとうございました。 通 常 代 議 員 会 開 催 広 報 部 日 時 平成14年6月9日(日)午後1時 整にも業種番号を取得できるよう現在運動を 場 所 日本柔整会館 展開中であると述べた。 開会の辞 茂住副会長 ※ 本来であれば,司会進行は利根田総務部長 寺山代議員会議長,松下代議員会副議長登 が担当するはずであったが,残念なことに本 壇し,代議員総数93名中出席93名にて,本日 日早朝,逝去された。通常,物故者への黙祷 の通常代議員会は,有効成立と宣言し,議事 は通常総会前に行うが,利根田総務部長,松 に入る。 本前会長,小倉元会長ほか82名の会員が亡く なっており,代議員会前に,黙祷をささげた いと述べる。 会長挨拶 <議 題> 議事録署名人 岡本和久(千葉),佐久間稔晴 利根田総務部長,松本前会長,小 両代議員 倉元会長はじめ,各位に哀悼の意を述べ,平 (1)平成13年度事業報告について 成11年6月の会長就任以来の経過にふれ,療 (2)平成13年度収支決算報告及び財産目録に 養費の協定問題,各部会,部員縮小化,本年 ついて 6月より実施の療養費の改定,WHOへの認 (3)平成13年度監査報告について 知が終了し,第55回WHO総会に招待された (4)平成14年度収支予算案一部変更について と述べ,今後は,ICカード化の問題で,柔 (5)定款及び定款施行細則の一部変更について − 4 − 典を平成15年3月30日に開催すると報告し, <報告事項> 承認された。 工藤学術部長が5月1日より,原会長,橋 (1)平成14年度会費免除者について (2)表彰規定一部変更について 本東京都柔道接骨師会総務部長の3人でスイ (3)社団設立50周年記念式典並びに祝賀会の スのジュネーブの本部で行われたWHO総会 に出席した際の経過説明を行い,原会長が, 日程について 今後100年間柔道整復を後世に残したいとい う最重点課題として取り組んだ成果が総会で 議題(1) ,(2) ,(3)は,関連性があるため, の挨拶となったと述べる。 一括上程され,(1)に関しては,茂住副会長 また,原会長は,柔整師が青少年の健全育 が概要説明を行い,(2)に関しては,上田経 理部長が概要説明を行い,(3)に関しては, 成,高齢化社会への対応として介護保険へ参 斎藤,山村両監事が監査報告を行った。 入している現状を述べ,今年の12月イタリア で開催される世界会議への出席をWHOから (4)に関しては,上田経理部長が柔整大学 要請されたと述べる。 設立準備金の返還について説明を行い,(5) に関しては,原会長が,危機管理,ICカー 各論では,原会長が医接連携,柔道とセラ ド化の問題などに触れ,状況に迅速に対応す ピストの関係,柔整学校教育について説明し るため,「定款上の代議員会の議決を経て」 た。 という項目を削除して,「理事会の承認を得 代議員からの質問は,「5月18日開催の臨 て委員会を設置できるようにしたい」と説明 床整形外科フォーラム」「毎日新聞の記事」 「支給申請書の全国統一」 「柔整賠償責任保険」 した。 代議員との活発な質疑応答の後,(1)から 「名称の統一」など,多岐にわたったが,特 (5)までの議題は,賛成多数により理事者の に「毎日新聞への対応」について,質疑が集 中した。 提案どおり決定された。 原会長,沢田副会長,小合広報部長が詳細 茂住副会長が,報告事項の説明を行い全国 な経過説明を行い,危機管理の観点が欠落し で57名の会費免除者,社団設立50周年記念式 たため,当方が主張した発言よりも言葉尻を − 5 − <全国6会員,帰一賞を受賞> 捉えられ,全国会員に多大なるご迷惑をかけ 通常総会に先立つ,わが業界の最高栄誉で てしまったと述べ,代議員の了解を得る。 ある,帰一賞の受賞者が発表された。 原会長が,「接骨院,整骨院の21世紀ビジ ョンへのご支援を!」という社団,非社団を 帰一功労賞 本村 博重(北海道) 問わず,全柔整師挙げてのキャンペーンを展 福島 英夫(東京都) 開したい,と述べ代議員の賛否を採り,賛成 小野 嘉麿(新潟県) 多数で可決された。 高崎 光雄(新潟県) 富増 重喜(鹿児島県) 寺山代議員会議長が閉会宣言を述べ,通常 帰一学術賞 井澤津久夫(東京都) 代議員会は終了した。 通 常 総 会 開 催 通常代議員会終了後, 午後3時より通常総会 尚,議題(6),定款の一部変更については, が開催された。正副議長登壇し出席者数,委 変更に伴う出席会員数が3分の2以上必要の 任状総数は,9071名にて本日の通常総会は, ため,定数が不足につき次の総会への議題と 有効に成立すると宣言し,議事に入る。 なった。 議事録署名人には,代議員会と同様に岡本, 会員からの質問は,「14年度収支予算書」 佐久間両会員が指名された。 「収支予算書IT事業費」 「データベース関連」 「毎日新聞記事への対応」など,現在,未来 (1)平成13年度事業報告について の基本姿勢,理念を問う質問が各会員より寄 (3)平成13年度収支決算報告について せられた。 (3)平成13年度監査報告について 代議員会と同様に,「毎日新聞への対応」 (4)平成14年度事業計画案について に関して質疑が集中し,危機管理の観点の重 (5)平成14年度収支予算案について 要性,法制委員会,顧問弁護士などを交えて (6)定款の一部変更について 今後このような問題が起きないよう組織とし (7)代議委員会決定事項の報告について てのあり方を明確化したいと述べ,理解を求 各議題について慎重審議の結果, (1) ,(2) , めた。 (3) ,(4) ,(5) ,(6)については,理事者の提 寺山代議員会議長が閉会宣言を述べ,通常 案どおり可決決定される。 総会は終了した。 ※ − 6 − 第2回日整IT委員会報告 広 報 部 平成14年6月26日(水)午後1時より,広 MLとは:メーリングリストの略で,この 報部室において第2回IT委員会が開催され システムに登録したどなたかが送ったメール ました。 が同じくこのシステムに登録されたすべての 沢田守副会長が日整IT化への推進を会全 方に送られるようになっており,これを使用 体として期待されている旨お話になられ,小 すれば,各都道府県から発信された情報や, 合洋一委員長の下,尾藤英邦,井澤津久夫委 日整から発信された情報を瞬時に共有するこ 員のほか,有識者の顧問として松沢義師(エ とができるため,各都道府県間の情報格差を ス・エス・ビー株式会社開発本部副本部長) , なくし,日整の連帯を強化するとともに多く 各部より選出された各部IT委員(総務・海 の情報や各都道府県の具現化しているさまざ 津和正,経理・藤野勝弘,保険・田代富夫 まな改革について情報交換し,それらのアイ 学術・大澤裕行,広報・内藤晴義)により今 ディアを共有,活用しながら新たな改革を日 後の日整IT化の方向性などが説明されまし 整にもたらすことが可能となります。 従来のように郵送による文章の配達などの た。 当面の課題として,各部間の連絡を推進し 手間や情報伝達の遅れ,FAXによる文章の ながら各部内のIT化を推進することが重要 にじみ,絵,グラフ,写真などが判読不明に との認識が確認され,それによって今後早急 なってしまうなどの欠点もカバーでき,情報 な対応が必要になる危機管理に対しても速や を作成した時点と同じ状態でタイムリーに全 かな情報収集とその対応を行い,そのために 国同時に同一情報をやり取りできるようにな 必要な日整連絡網の構築などについても具体 るわけです。メールでの日整からの伝達事項 策が検討されました。 が各都道府県に対し双方向で行えるようにな 7月開催予定の全国IT担当者会議につい ることは画期的なことであり,将来のレセプ ては,目的,講習内容,準備などが説明され, トの電子請求,電子カルテ・システムへの足 上記連絡網の構築のために全国事務局と日整 がかりとなるものと期待しております。 を結ぶML構築を主目的としたこの会議が成 日整事務局と各都道府県事務局とを結ぶた 功するように準備,連絡などについて十分な めの会議が成功するように皆様のご理解,ご 検討がされました。 協力をお願いする次第です。 第10回日整生涯学習講習会 第5回日整学術実技研修会 合同開催 1.開催日時 平成14年10月13日(日)午前9時∼午後5時 2.開催場所 笹川記念会館 〒108-0073 東京都港区三田3−12−12 TEL 03−3454−5062 − 7 − ロン 医療に求められる謙虚さ サ 柔整 ──坂口厚生労働大臣に聞く── 静岡県のJR浜松駅隣にそびえ立つアクトシティ浜松 (中ホール) で,6月16日 (日) に 開催された第37回東海接骨学会・第80回中部接骨学会に,坂口厚生労働大臣が激務を 縫って来訪され,記念講演をいただいた。その際,日整・東海ブロック役員が大臣を囲ん で懇談する機会を頂き,座談会と広報取材を行った。 (東海ブロック広報部長 佐野 優) 〈午前9:25に大臣が同館貴賓室に到着され, 各役員と名刺交換の後,座談会となった。〉 強行突破になったことについては,ちょっと 残念だっただろうと思います。 星野 ※ 高齢者医療の今後と,予防医学につい 星野東海ブロック副会長 (静岡県会長) 大臣, ていかがお考えでしょうか。 本日はご公務の大変お忙しい中を,東海接骨 大臣 学会・中部接骨学会にお越し頂きまして誠に ていかなければいけないと思っております。 ありがとうございます。 医療の世界というのは,治療はもちろん大事 坂口厚生労働大臣 (以下,大臣) とんでも ございません。よろしくどうぞ。この大会は ですけども,やはり予防も大事であると思っ ております。 現在の健康保険法は,どちらかというと財 毎年おやりになってるわけですか? 星野 私はもう少し予防的なことに力を入れ 中部学会は80回になります。東海学会 政上の問題で,このようにせざるを得ないと が37回になりまして,非常に歴史が古うござ いう局面があるわけで,やはり抜本改革をや います。 らなくてはなりません。 大臣 ア∼ッ本当ですね! 80回とすると, 報酬の基本的なあり方の問題があります。 戦前から続いてるわけですか? 星野 中部学会は米田病院の米田一平先生が 作られまして,年に2回やっております。 大臣 改革の三本柱の中の一番大きな柱に,診療 現行では,医療を行う側もご不満があるし, 医療を受ける側の皆さんもご不満がある。 米田先生には,1∼2回お邪魔しまし というのは,なぜこの点数が高いのか低い て,お会いしてお話させて頂いたことがござ のかということの基準が明確でない。この基 います。 準を明確にしなければいけないと思っており 星野 ます。 今後ともよろしくお願い致します。 ま∼,大変な政局の時でございまして,健 康保険法がようやく衆議院を強行突破という げてみたり下げてみたりしてるわけです。 この物差しをはっきりさせて頂き,その中 形になりましたけども。 大臣 戦前から積み重ねたものを土台にして,上 本当はスムーズに行くことを望んでい たんですけども,60時間から審議して頂きま した現場の委員会の皆さんは,与野党ともに − 8 − で予防的なものに付きましても,導入を検討 したいと思っております。 たとえば,腎臓が悪くなった皆さん方に対 しまして,食生活に気をつけるよう食事療法 を指導しますが,食事のあり方その他を指導 する事には,全く点数がつかない。 そのことに一生懸命になっている大学の先 生がいらっしゃるんですけども,そこをやっ てばかりでは,大学側からすると「採算があ まりにも合わないので,何とかして頂きたい」 という要望になるわけですね。 だけれど,その先生にしてみたら,ここを やらないでいたら,悪化して透析を受けなけ ればならなくなってしまうが,ここをちゃん としていけば透析を受けなくて済むと,その 先生は信念として思っておられる。 そういうことは,治療の中でも幾つもある と思うんですね,そこはある程度点数を見て 坂口厚生労働大臣〈略歴〉 生年月日 昭和9年4月1日生/本籍 三重県 趣味 読書,カメラ,短編小説,随筆を書くこと。 衆議院議員 比例区東海(当選8回) ※ 昭和35年 三重県立大学(現国立三重大学) 医学部卒業 医師 昭和44年 三重県赤十字血液センター所長 昭和47年 衆議院議員当選 平成5年 労働大臣(細川内閣) 平成12年 厚生大臣,労働大臣 平成13年 厚生労働大臣 やらなければいけないと思います。そういっ た改革は,私みたいな変わったのがいる間に やっておかないと,なかなかできないなと率 直に思っている訳であります。 そんなに時間がないもんですから,この2 ∼3ヶ月間,勝負どころとして一生懸命やら せて頂きたいと思っております。 日整原会長 より,この音を聴いた方がよく分かるといい お陰さまで柔道整復術がWHO ました。 に認知をして頂いて,この間,私が代表とし 昔の医者は口の中に空気や水を含ませて, てスイスで開かれた世界保健総会に出席しま して,柔道整復師を柔道セラピストという名 その量を加減して,音の違いを聴き分けて勉 前で,1200年の伝統を持つ国民伝統医療であ 強しました。そういった基本的なことは非常 ると紹介させて頂きました。 に大事だと思います。 星野 そんな中で大臣に一つ,最近軽視される傾 向にあるのではないかと思えるのですが, 「手当て」といったものについてお伺いいた ありがとうございました。我々は開会 式に向いますので, この後,広報のインタビュ ーをお受け願いたいと思います。 します。 ご指摘の通りだと思うんですね。検査 <竹山裕参議院議員会長と浜松市長が入室し データーだけ見て,どうだという話じゃない て大臣と挨拶の後,各役員と退室され,開会 んです。 式壇上に。> 大臣 私が医学部を卒業した頃は「打聴診」とい うのは欠くべかざるものだった訳ですね。心 臓の音を聴くにしても,名医は心電図を見る <9:50>広報インタビュー 〔日整〕小合広報部長,徳永広報部員,内藤 広報部員。 − 9 − 〔東海ブロック〕佐野広報部長,小澤広報委 ね,毎年ねー。(一同笑) 徳永 員(静岡県)。 ※ 佐野 そうですが,いつも弱者の目から見るという スタンスをお持ちなんですけども,そこで それでは大臣,2∼3ご質問よろしく 「坂爺」という愛称が付けられたんだと思う お願い致します。 大臣 先生はハンセン病の事に関しましても んですが,その坂爺という言葉についてはど 難しい事はあまり……ハッハッハ(一 同も笑)。 うお感じでしょうか。 佐野 大臣 大臣は以前「藪医者に至らぬ筍医者」 イヤーッ, (一同笑) 。はじめはその坂 と,ご自分のご経験をもとに紹介される中で, 爺ちゅうのは多少抵抗があったんですけど 三重県の宮川村では,看護婦さんに教えられ も,その内になくなってきました。そばに塩 た事が多かったそうですが,先ほど食事療法 爺がおってくれましたので,そうか,俺も坂 など予防医学にも保険点数をといったご意見 爺か,と思っております。 愛称を付けて頂くということは,やはりそ がある中で,看護婦さんについても仕事内容 れだけ親しみを持って頂いている証拠だと思 を評価すべきと言っておられます。 います。孫に会いますと爺々ばっかりですか その事につきましてご意見を頂きたいと思 いますが…。 ら,今や何の抵抗もなく,この頃は喜んで受 大臣 医療というのは,様々な職種の総合的な け入れておりますけども。 力によってでき上がるものだと思っております。 佐野 大臣の「座右の銘」をお聞かせ願えま すでしょうか。 医師が全てに采配を振るうものではなく, 医師はもっと謙虚でなければならないと思い 大臣 ます。関係する皆さんの意見を聞いてやった 憂い,後で楽しむ。これは一般的な言葉でも り,また教えられる事も多いかと思います。 ありますし,我々政治をやっておりますから, 私は前から, いわゆる「先憂後楽」 。先に 憂う事,苦しい事,そういう事はやはり政治 私は「筍医者」という本を書いた時にも, その中に書いたんですけど,6年間医学部で の場にある者は,率先をして行かなければい 教えてもらった事よりも,その看護婦さんに けないと思います。楽しみというのは, 皆さん 教えてもらった事の方が大きかったと書いた より後で受けるという意味も含めております。 んですけども,総合的な力を大事にしなけれ 佐野 ばいけないと思います。 に訪れそうでしょうか。 佐野 大臣 ちょっと道がそれまして,個人的なこ 大臣にとりまして,「後楽」はいつ頃 なかなか楽しむというところはありま とをお伺いいたします。今日は「父の日」で せんし,おそらく政治家を辞めさせて貰った すけども,娘さん方から,何か期待していら 後,それはあるんじゃないかというふうに思 っしゃいますでしょうか。 っておりますが,この場にあります限りは, 大臣 アーッハッハッハ! 今日は父の日で 「先憂」の方が常に充満しているじゃないか すね。イヤーッ! 子育てに対しましては, と思っております。 私はなんら役割を果たして来なかったもので 内藤 すから。そうですね,いつも花束の一つぐら を見ていて,医師の大変さというものを身に いが届くぐらいで,それを机の上に飾りなが 詰まされて思うんです。帰宅したと思ったら, ら「頑張らなきゃいかん」と思うぐらいです 夕食を取る間もなく病院から呼び出されると − 10 − 私の父も医師でして,幼少の頃から父 いった父の姿を見るにつけ,過酷な職業だと 今度のワールドカップで初めてサッカーの面 思って育ちました。 白さが分かりました。 先生も,そのようなご苦労を散々されたと あまりルールも分らなかったので,見とっ 思いますが,ご苦労話がございましたら,お ても「面白くないな!」と思ってたんですけ 聞かせ願えますでしょうか。 ど,これだけ解説してもらって,これだけ見 大臣 せてもらうと,なるほど「面白いなあッ!」 私は臨床経験はそんなに長くはなかっ と思ってます。 たんですが,一番最初,僻地に参りました時 期ですね。三重県の大杉谷といいまして,そ チームプレーが何より大事で,蹴った所に の頃,三重県で一番の短命村で,平均寿命が 味方の選手がいなければ駄目なんですから, 35歳ぐらいだったですね。 11人の呼吸が合ってなければならないスポー ツですねえ。 それは,子供さんが小さい時に亡くなると いう事もありますが,問題は,畑はあるんで 小合 すけども田んぼがないため,食べるものが片 したが,我々の仕事の中でも,そういった事 寄り,辛いものが多く,高血圧が非常に多い がありまして,「日頃からこうやってれば, 所でした。 こうならないんですよ。」といったアドバイ 大臣,先程予防についてお話を頂きま 30キロメートル四方,医者なる者は私一人し スも行う中で,自分の分野でない場合は「何 かいないので,あらゆる病気が集中してくるん 科に行きなさい」といったように,我々にも ですね。医療というのは,かくも大変なことか 患者さんが気軽に相談できるような「掛かり という事を,身をもって体験いたしました。 付け医」的なものがあればと思いますが。 大臣 四六時中ゆっくりする時がないわけで,す 患者さん方からすると,そういった行 はやり こし風邪でも流行かけますと,夜中,休む時 動は取られていると思うんですが,そういっ がないんです。ある時,受けた電話を抱いた たシステムはでき上がってないですね。 いろんな方面から,そういった要望はあるの ままで寝てたんですね。 ですが,診て貰う側からすると,どこへでも行 ところがその電話がどこからかかってきた のか,あまりにも疲れてしまっていて記憶に けるようにしておいてほしい,という事ですね。 ないんです。多分どこからか,かかってきて 皆さん方も,これから開業する方が, どんど 「はい,分かりました」と言ったんだろうと ん増えてまいりますと,そんな中でどうして いくのかというところで問題がありますね。 思うんです。 もう一遍かかってくるのを待っていると, 小合 そうですね。私どもでは施療過誤の防 その内に「早く来て!」と怒った電話があっ 止も踏まえて,例えば5年間研修を受けない て,飛んでった記憶がございますけども,医 と開業できないといった卒後研修制度を取り 療の現場にいる者は,寝食を忘れてやらなけ 入れる必要があるか検討しております。 ればいけないと思いました。 大臣 佐野 させまして,2年間しっかり研修をやらなけ また脱線したお話になりますけども, 医科の方も,これから研修制度を復活 今ワールドカップが開催されてますが,大臣 ればいけないと思っております。 はサッカーにご興味はございますか。 小合 大臣 貴重なお時間を頂きまして,誠にありがとう ヤーッ! 今までは私は野球ばっかり で,サッカーはあまり知らなかったですね。 では大臣,我々柔道整復師との懇談に ございました。 − 11 − 坂口厚生労働大臣記念講演 第37回東海接骨学会 第80回中部接骨学会開催 東海ブロック広報部長 佐野 優 平成14年6月16日(日)午前10時より,静 あげられ,とりわけ医療側からも国民側から 岡県浜松市のアクトシティ浜松(中ホール) も不満のある診療報酬については,今までの において標記学会が開催された。 曖昧な算定基準を,重傷度や診療時間などを 今回は柔整業界で初めて,厚生労働大臣を お招きし記念講演を戴いた。 開会式には,竹山裕参議院議員会長,吉永 基準に,医療サービスに見合った保険点数を 算定したいと話された。「いずれにしろ,高 齢者医療を含め,医療費負担の枠組みを再考 静岡県医師会会長,池田静岡労働局長,木元 し,誰もが応分に負担できる制度を作りたい」 静岡県健康保険部長,北脇浜松市長,原日整 と纏められた。 ※ 会長,都道府県会長役員方々に,祝辞・ご列 席を頂いた。 大臣記念講演は『医療制度改革と高齢者医 療』と題し,少子高齢化社会の現状と医療制 <会員研究発表> 演題①『膝関節拘縮遺体における膝関節包の 組織学的検討』 度改革の方向性について述べられた。 愛知県 中山裕章 中でも,中長期的な改革として,医療費負 演題②『脳血管障害による要介護者への機能訓 担の問題・大小多数の保険組合の統廃合によ 練に対する一考察』 岐阜県 川瀬憲威 る効率化・診療報酬算定基準の明確化などを 演題③『柔道整復師と介護保険について―ア − 12 − ▲ 坂口厚生労働大臣 ▲ 会員発表者表彰 例えば肩鎖関節脱臼の場合,アメリカ海兵 ンケート方式による意識・実状調査』 三重県 諸戸 悟 隊の例を挙げ,手術例と保存療法例(ほとん 演題④『膝関節周囲の痛みに関しての考察』 ど放置例と同じ)とで5年後の機能には何の 静岡県 岡本 務 差異もないという事実,鎖骨骨折においても 今まではほとんど手術をしていたけれども, 演題⑤『アキレス腱断裂保存療法の固定肢位 範囲の検討―腓腹筋伸張率の計測か 絶対的手術適応例は血管損傷・神経損傷を伴 ら―』 本部会員 堀 睦直 う場合で,5%内外であろうという事実など 演題⑥『柔道競技者に対するACL再腱術術 をあげ,いまだ絶対的な選択肢は少ないとい うことを述べられた。 後のリハビリテーション∼体捌きを取 り入れたアスレチックリハビリテーシ とりわけ整形外科でも接骨院でも行われて ョンの試み∼』 本部会員 神谷昌利 いる物理療法は,最もEBMが確立されてい ない分野であると話された。 演題⑦『槌指様の変形を呈した遠位指節間関 また,医師という専門職上,唯我独尊にな 節脱臼骨折の一症例』 りがちな立場から「セカンドオピニオン」 本部会員 瀬尾洋美 (second opinion−第二の意見)の重要性を ※ 会員発表後,昼食をはさみ午後1時30分か 話された。 ら浜松市リハビリテーション病院院長・紫藤 常に整形外科医療の先端にいながらも,真 徹郎先生から『手術的治療を必要とする骨関 摯に医療と患者に対峙し,研鑚に邁進する先 節疾患とは―整形外科手術の理念―』と題し 生の姿勢は深い感銘を受けるものであった。 ※ 特別公演を戴いた。 先達から学んだ知識・技術をもとに自らの 経験を踏まえ「いかなる場合に手術的療法を 会場には会員・学生・市民約1,000人が参 加し盛会裏に無事学会を終えた。 選択すべきか」を私見を交え御講演された。 当日は開会前に原日整会長・淺井接骨学会 注目すべきは,整形外科治療はEBM 会長・星野静岡県会長や日整・東海ブロック (Evidence Based Medicine−科学的根拠にも 役員が,坂口厚生労働大臣との懇談の場を持 とづく医療)が確立された分野が少ないとい つことができ,忌憚のない御意見を拝聴する うことであった。 ことができた。 − 13 − 利根田康年 日整総務部長急逝 平成14年6月9日(日)早朝,埼玉県小川赤十字病院にて急逝されました。享年 75歳。葬儀・告別式は,埼玉県小川町花友会館でしめやかに執り行なわれました。 原日整会長,渕辺吉博埼玉県接骨師会会長代行の弔辞を紹介し,ありし日の利 根田康年日整総務部長を偲びたいと思います。 (なお,6月29日(土)に埼玉県接骨師会会館において社団葬が執り行われました。) じておりましたのに,今日のお別れとな 弔 辞 日整会長 原 りましたことは,誠に残念でなりません。 先生は温厚にして,協調性豊か,しか 健 も厳格にして真摯さは,柔道整復師会会 社団法人日本柔道整復師会を代表し, 員の人望厚く,地域住民からも深く尊敬 謹んで故利根田康年先生に哀悼の意を捧 され,わが日本柔道整復師会におきまし げます。 ても,生涯学習委員長,学術部長を歴任 先生をご病床にお見舞いし,私の手を され,平成12年より社団法人日本柔道整 力強く握り返してくださったのは,つい 復師会総務部長として日夜会務に精励, 3週間前でありました。 その卓越した手腕を発揮され,今後更な いつもと変わらぬ笑顔で迎えてくださ るご活躍が期待されておられたのであ いましたので,先生の日頃の気力と充分 り,今回の悲報は誠に惜しみても余りあ なる養生で,必ずや再起されるものと信 るのであります。 − 14 − 先生には,柔道整復関係の社会功労, 現在の医学を信じた私たちは,再び元 国民保健の向上発展に寄与された功績に 気なお姿に接することができるものと思 より,厚生大臣表彰,労働大臣表彰を受 っておりましたところ,突然の訃報に耳 けられ,平成12年秋には,栄えある勲四 を疑い,そしていいようのない悲しみが 等瑞宝章を受けられたのであります。 こみあげてまいりました。 先生のご功績は永久に我々の胸に生き ることでございましょう。 心から利根田会長のご長逝を痛むと共 に,その失うところの大きいことを悲し まことに先生の日本柔道整復師会にお むものであります。 けるご活躍,進歩を図る情熱は瞠目すべ 会長は昭和23年2月小川町に利根田整 きものであり,先生の先見と果断は日整 骨院を開業,昭和54年東松山支部長につ のみならず,全国の社団法人に実行と希 かれ,55年埼玉県接骨師会副会長に就任 望をもたらしてくれたのであります。 され,会の重鎮としてその手腕を発揮さ われわれは先生の功に応え,いっそう 努めて柔道整復師の将来に尽力する覚悟 であります。 れたのであります。 特に会員の指導,育成に心血を注がれ 技術の錬磨と協調の精神を説き,会員の 在りし日の温容を仰ぎつつ,哀悼の誠 資質の向上と団結を図ってこられまし を捧げ,ご生前の数々の業績に対し衷心 た。常に情熱をもって人に接し「公平 よりの感謝と敬意を表し,お別れの言葉 潔白 友愛」の精神をモットーとされる といたします。 ご人格は,真に会員のリーダーとして広 く敬慕されるところとなり,昭和63年埼 玉県接骨師会会長の要職に推されたので 弔 辞 あります。 社団法人埼玉県接骨師会 会長代行 渕辺吉博 謹んで社団法人埼玉県接骨師会会長故 爾来,14年間の長きにわたり,発展途 上にあった本会の繁忙な会務を適確に処 理され,会の充実強化に東奔西走のご活 躍をいただきました。 利根田康年先生のご霊前に会員880名を 中でも私ども柔道整復師の身分につい 代表いたしまして,悲しいお別れのこと て,埼玉県医療関係団体への位置付けを ばを申し上げます。 はじめ,50周年記念事業の一環として埼 生は死につながり,相会うは別離の始 玉県接骨師会記念史の発刊,さらには事 まりと申しますが,会長と永久にお別れ 務処理の電算化など数々のご功績は,私 いたすなどとは,誰しもが想像し得なか たちの深く感銘するところであります。 なお,日本柔道整復師会関東ブロック ったことでございます。 会長とお呼びすることも,これが最後 会会長並びに社団法人日本柔道整復師会 常務理事として,広く柔道整復業界発展 となりました。 会長は4月のはじめに体調を崩され入 のために残された大きな業績は,数々の 大臣表彰並びに自治行政,厚生行政の功 院されました。 − 15 − 労により「勲四等瑞宝章」の受賞と共に, 大な使命であると考えております。 そのためには内外ともに厳しい社会環 永く業界の歴史に光り輝くことでありま 境の中にあって,柔道整復師がどうある しょう。 また,先生は政治面におきましても地 べきかを把握し,先生の教えを守り立派 元の皆様に信頼厚く小川町町議会議員, な姿勢で生き残れるよう,会員一同更に 埼玉県県議会議員に推され,平成10年に 団結を強固にしてまいりたいと思いま は埼玉県県議会副議長の要職をつとめら す。 会長の斯道に尽力をされた崇高な精神 れるなど,常に私達が範とし師表として を学び,柔道整復師の資質を向上し,社 仰ぐ先生でありました。 このように先生が多方面にわたってご 会の信託に応え,かつ接骨師会が磐石の 活躍された大きな足跡を顧みますとき, 礎たらんと,身魂を傾注してまいります その数々のご功績は燦然と輝いておりま ことをお誓いいたします。 す。 偉大な指導者でありました利根田先生 は,私達に大きな遺産を残して下さいま した。 この貴重なる遺産こそ,次の世代に立 派に引き継ぐ事が,私達に課せられた重 それが私達後輩のつとめであり,会長 の霊をお慰めする唯一の道であると存じ ます。 ここに謹んでご霊前に哀悼の意を表 し,安らかなご冥福をお祈り申し上げま して,お別れのことばといたします。 − 16 − 税務リポート 国税電子申告・納税システムについて 税務委員会 所得税などにおいて電子申告システムが平 ② 受付システムでは,受信データについ 成15年度申告時より導入されます。その電子 て即時にデータ形式等のチェックを行 申告」システムについて,ご報告します。 う。 電子申告とは その結果,通知を納税者等に送信する。 従来,納税者は納税申告手続きを行う際, その後,納税者等は,受信データの基本 納税申告書という書面を提出し,行っていま 項目 (納税者名,住所) の内容確認の結果, す。電子申告は,申告書(書面)の提出に代 受付システム内の納税者ごとのメッセー えて,電磁的記録(電子データ)のインター ジボックスで確認する必要がある。 ネット等,通信回路を通じた送信をもって, 原則として24時間,365日,自宅や事務所か ら納税申告,申請・届出等の手続きが可能と ③ 受付システムでは,受信データを納税 署等に振り分けを行う。 ④ 納税署等では,振り分けられたデータ に基づいて事務処理を行う。 なるものあります。 平成15年度から,国税の申告等手続きにつ ⑤ 納税者等は,電子申告の手数料納付及 いて,申告所得税,法人税及び消費税に係る び納税をMPN経由で行うことができ 申告が可能となります。 る。 なお,電子申告の導入は,納税者の利便性 セキュリティの確保 向上の観点から,従来の書面による申告手続 電子システムを利用するに当たって,利用 きに加え,あらたな選択肢が提供されるもの 者が安心して申告等の手続きが行えるよう, であり,電子申告が導入されても,従来通り 個人情報などの情報セキュリティの確保には 書面による申告を希望する場合は,書面によ 万全を期する必要があります。 ① 電子システムヘログインするために る申告ができることになります。 電子システムの範囲 は,なりすましの防止や改ざん検知のた 電子システムは,電子申告等を行う納税者 め,利用者識別番号及び暗証番号を必要 の申告等データの受け付けを行う受付システ とし,申告等のデータには電子署名を行 ム,MPN(マルチペイメントネットワーク) い,電子証明書を添付することとなりま システムと連絡し,手数料の納付と納税を行 す。 うシステム,受信データの事務処理を行う納 ② 税理士が代理送信を行う場合,納税者 本人の利用者識別番号,電子署名及び電 税署システム等で構成される。 子証明書が必要になります。 システム間の関係は ① 納税者は電子申告等のデータを作成 詳細については, http://e-tax.nta.go.jpまで。 [徳重寛之/顧問税理士監修] し,受付システムに送信。 − 17 − おもーい百科事典? (百科事典CD・DVDとか インターネット検索で事足りる。 ) 内 藤 晴 義 子供のころ,学校の宿題をやるのによ∼くお世話になったもののひとつが,今回のサブ タイトルの百科事典でした。当時は相当高かったのかもしれません。毎月,出版されたば かりの最新版の百科辞典が1巻ずつ自宅に送られてきました。我家で注文したのは“ジャ ポニカ”というものでした。お聞き覚えのある方もかなりおられることと思いますが…… 最初は“あ”の項目,そして翌月に“か”の項目といった具合で,分厚い百科事典が届く のがとても楽しみでした。 今でも,百科事典ではないですが,注文にて毎月自宅に届き,最終的に百科事典のよう に綴じて使うヒューマン・ボディーや同じように毎月自宅に届く,英会話レッスン,大人 のピアノレッスンなどの物があるようですが,後者においては,ほとんどのものがCD化 されてきています。パソコンを販売している大手家電店などのソフトコーナーへ行きます と,それらのものもたくさん見られるようになりました。さて,それでは例によっていつ ものメンバーのこれらに関した会話を聞いて見るとこにしましょう。 介:おや∼ 角さん! ずいぶん熱心に……な にやっているんだい? 角:おお! 柔道の起源について調べているん だよ。ちょうどいい所へ来たね∼ ちょ っとこの百科辞典で調べるの,手伝ってく れないか? 介:いいけど……しかしまたずいぶんとふるい 百科事典だな∼ これは…… これじゃ∼ 最新の情報とか調べられないだろ! 今の アメリカの大統領のこととか,湾岸戦争も わからないじゃないか! 遺伝子は……あれれ,ほとんどわからないじゃない……ク ローン技術はと……そんなの載っていないよな,当然。ってことは,ITはどうだ∼ 角:載ってるぞ∼ なになに……IT? 人称代名詞…… 介:違うって∼ − 18 − 角:ITは ,Italianか∼ 介:それも違うって…… 〈そこに菊さん登場です。〉 菊:おやおや お二人さん,きょうは何もめているんだい? 介:百科事典で角さんが調べ物しているのですが,さすがに年代ものなので新しい情報が まったく入っていないのですよ。なのに,やたらと重くて…… 角:何いっているか! これだって十分現在でも重宝しているんだぞ! 介:そりゃ……人によってはそうかもしれないが,“時代がちがうのよ∼”ってどこか のCMであっただろ!“昔は体力と笑顔で何とか乗り切れた”って時代ね! 菊:まあまあ,紙は紙のよさもあるのだから,そこまでいわんでもいいだろうに∼……そ れではお二人にこれをお見せしようかな! 介:これは……電子手帳ですか? 菊:近いんだが……残念,これは電子ブックと呼ばれるもので,この中に,広辞苑,新英 和,和英中など4冊の辞書が入っている百科事典といったところなんだよ。鳥の鳴き 声とか写真や地図,絵も豊富に入っているんだ。重さはだいたい350g前後,寸法は このとおり,厚さ3cmくらいだし,縦横も大体15cm前後ってところだろう。これは sony製のものだが,他にもいろいろ出ているようだ。 角:へ∼ こんな小さなものに……そんなデータがいろいろ入 っているのですか? 介:おいおい……DVDについてなど以前に菊さんに教えてい ただいたじゃないか。 角:そうだった……でも不思議なんですよ。こんな小さなもの に,これだけがさばっている百科事典の大半のことが網羅 されているなんてね…… 菊:そうだね! いまこれらはCDを使っているんだが,これからはもっとすごくなる ぞ! 介:何がですか……? 菊:DVDに書き込めるデータの量が,格段に多くなりそうなんだ。 角:どれくらいにですか…… 菊:20GB(ギガバイト)くらいにはなりそうな雰囲気なんだよ。 介:ということは,今の 4. 9Gの約4倍ですか……確か今でも両面とかいう企画で7Gく らいものがあったようなこと聞いていますが…… 菊:そうなんだが,企画がそのうちに統一され,もっと容量の大きいディスクに取って代 わるかもしれないんだ。そうなったら,地図から百科事典から,映画までいろんなも のを記憶したり読み出したりできるようになるんだろうな! 自分の一生分のアルバ − 19 − ムやビデオデータも簡単に持ち歩けるようになる時代が来るかもしれない。もちろん, 膨大な資料もディスク1枚に収まってしまうから,会議の議事録,資料も全部データ として持ち歩けるようになるだろうな。おっと脱線,脱線! いろいろ言ったが,君 の部屋のほとんどを占領している百科事典の内容がすべてこれ1台ですむわけさ! そして検索も君のやり方とは桁違いだろ! 角:さすが∼ でも…… 菊:なんだい? 角:結局,そのブックだと読むことはできても,その文章をちょこっとこっちのパソコン に写してワード(マイクロソフト製のPC用ワープロソフト)で編集するなんて芸当 は……できないんですよね∼ 菊:いいや∼ パソコンで使えるようにするソフトもあるから,それを使ってこの内容を 読み出してコピーしたり編集して使うようなこともできるようなんだよ。 介:たいしたものですね∼ 電子ブックですか∼ 菊:もちろんパソコン専用の百科辞典のDVDやCDなどもあるので,それらを買って使 うこともできるんだよ。物をよく書く人や,理事の方などは,やはりご自分のノート パソコンなどにこれらのCDなどをいれておいて,絶えず使用可能な状況にして会議 や打ち合わせに望んだほうがいいと思うんだがな∼。それだと,ちょっとした映像や 音楽なんかも入れられるし,英語の単語などは,発音してくれる! これならしっか り身につくというものだ。専門的な辞典もあるようだよ。 介:われわれに関係あるものとかあるのですか? 菊:ああ! 医療用語辞典だとか,家庭医学百科とかあるようだ。そのうちに柔道整復百 科もでるかもしれないな! 角,介:それはいい!ぜひ作っていただきたいものですね! 菊:そうだな! さて,話を戻してみよう。今までの百科辞典はなかなか持って歩けた代 物ではなかった。普通,自宅で調べ物をするときに使っていたんだ。外出先でわから ないことも詳細に調べるためには自宅に帰ってから調べたわけだ。コピー機も自宅に はなかったから,やはり百科事典で調べて,手書きですべてノートなどに書き写して 発表したり,レポート提出していたんだ。懐かしいな∼ そんな時代だった……レポ ート用紙20枚や30枚,あっという間に使ってしまったものだったよ。若いころは寝ず にそんな無理も利いたんだよな。そこへいくと今は時代が変わったんだよ!やはり… …便利なものは便利! 有効に活用して何ぼの物だろうな! 角:そうですね∼ 時代か∼ そうそう 時代で思い出しましたが,インターネットも百 科事典のように活用できないものでしょうか? 介:そうだ たまにはいいこというな∼ 角さんも……! 菊:ははは そうだよ。いいところに気がついた! インターネットでも百科事典の代わ りになるさ∼ 介:私もよく検索で調べますが,結構いろんな知識が入りますよ。 − 20 − 菊:そうなんだが,個人で発信している情報となると……信頼性に問題がないわけじゃな いから,間違ったことも当然書かれている場合もあるから気をつけないといけないね。 http://www.isc.meiji.ac.jp/~sano/internet/meaning01.htm ここでもインターネット上で調べられる語句や意味などへのリンクが載っているんだ。 会員制でインターネット上から百科事典が利用できるサービスをブリタニカや日立システ ムアンドサービス「ネットで百科」などでやっているようだな。こういうサービスを利用 する手もあるだろうし,聞き込みのような形で調べたいなら,個人の情報発信したホーム ページを除いて参考にするのもいい手だと思う。 介:やはりインターネットは活用しなければなりませんね∼ 今,常時接続は当たり前の ようになってきたし,ブロードバンド時代の幕開けですからね∼。 角:介さんもいいこというな∼ でもなんだか難しいこと言うようになってきたな∼…… 介:しょうがないな∼ だから,インターネットへの回線をつなぎっぱなしの状態でしか もそのデータのやり取りのスピードが段違いに速くなってきたってわけだよ! 角:なるほど……最初っからそういってくれればよかったのに…… 介:あのね∼ 菊:まあまあ とにかくITを取り巻く環境はめまぐるしく変わってきているんだよ! “使えないわけじゃないんだから,古いの使っておけよ”とかいうのはちとナンセン スとなってきたのかもしれないな! 普通の電話回線を抜き差ししてインターネット につないでいたり,他のブロードバンドへのインフラが整ったにもかかわらず,古い 設備を代えようとしないというのは…… 角:ということは僕も反省しないといけないかもしれないですね…… 介:わかればいいんだけど,実践したらもっといいよ! じゃないと遅れちゃうよ……時 代の流れに…… 角:そっか∼……スピードや要領が悪いってことは,例えるなら自動車も使わずに20km 先の得意先へ“飛脚になったつもりで歩いて郵便とどけろ”って言っている上司のよ うなものだな! 介:おいおい それはちょっとオーバーじゃないか! 菊:いいや……そうでもないんだ! この前,友達が I S D N 回線でインターネットエクス プローラ6.0やらwindowsのアップデートというのをダウンロードしたんだが……な んと6時間ほどかかったんだよ! 途中で私のところへ電話があったのでちょっとい まから同じことしてみますといって途中からこちらもやってみたのだが……こちらは ケーブルテレビの回線使っていたのでなんと15分で済んだのだ! さすがに違いを感 じたんだが……角さんの言っていたことはまんざら悪い比喩とはいいきれないんだ よ! − 21 − 角:そうなんですか? “ひょえ∼” 介:なんだその“ひょえ∼”っていうのは! 角:とてつもなく速いのと,驚きの合わさった……表現のつもりでした。 菊:はっはっはっは ※ 今回は少し脱線ぎみでしたが,まとめていうと,百科辞典全巻がすべて10cmの円盤で あるDVDに入ってしまう時代がもうやってきているということです。 現在あるものは,DVDか,CD数枚に分けられたもので,これからDVDの容量がま すます増えることを考えると,数年に一度買い換えるわけにもいかない百科辞典に比べ, いかに便利で,限りなく新しい情報が得られ,買い替えも苦にならないし,場所もとらな いどころか簡単に持ち運びでき,文章の抜粋や編集もいとも簡単にできてしまう現代のツ ールが誕生してきたわけです。 え! 何ですって? ? 百科事典があるからそんなもの……ですか……? では,次回の会議でいろいろ調べ物がありますので,他の方は電子百科辞典のDVDと かCDなど数十グラムのディスクとノートパソコンをお持ちになられるようですが,あな たは百科辞典全巻ですと……数十キログラムをお持ちくださいね。確かにできないことは ……ないですから。ま……そんなこという人は,もういないと思いますけど! 次回は,メールと〒,FAXを比較してみることにします。 このコーナー,広報部へのお問い合わせ等は下記メールアドレスまでお願いい たします。 [email protected] 本会ホームページ,会員コーナーのユーザーIDとパスワードは,日整事務局 または各地方社団事務所までお問い合わせください。ホームページアドレスは以 下のとおりです。 http://www.shadan-nissei.or.jp − 22 − 保険関係のお知らせ 自衛官等に係る施術協定の一部改定を 行ったことのお知らせについて 標記のことについて,今般,防衛庁長官と下記の内容のとおり,自衛官等に係る 施術協定の一部改定協定を締結し,本年7月1日から適用することとしましたので, お知らせいたします。 記 〈施術協定の一部改正の内容〉 施術の対象となる官職の追加を行ったこと。 〈現在の対象官職〉自衛官 訓練召集に応じている予備自衛官 即応予備自衛官 防衛大学校及び防衛医科大学校の学生 継続療養を受ける者 〈新たに追加した官職〉教育訓練招集に応じている予備自衛官補 保険等の施術料金の内容について 【現行】 【改定】 【差】 再 検 料 250円 → 240円 ▲ 10円 往 療 料 2,000円 → 1,875円 ▲ 125円 → 33/100 ▲12/100 多部位逓減 4部位目 45/100 ☆ 平成14年6月1日 − 23 − 第29回日整親善チャリティーゴルフ 熊本 (阿蘇) 大会開催のご案内 日整親善ゴルフ大会会長 小合洋一 後援 九州ブロック会長 平野孝道 今なお活動している活火山,現在でも白い噴煙を上げている迫力のある,火の国の熊本・阿 蘇五岳山麓から「第29回日整親善ゴルフ大会」のお誘いを差し上げます。今年は日整行事とし ては初めての,ブロック協賛による開催です。残暑厳しいおり,阿蘇外輪山に囲まれた阿蘇谷 の地「阿蘇プリンスホテルゴルフ場」にお出かけになりませんか。 36ホールの山陵で林間コース・池・複雑なアンジュレーションのグリーンが特徴,自然の地 形をうまく整備したコースです。この機会に九州を周遊観光されることも良いのではないでし ょうか。実行委員一同心を込めてお迎えいたします。ふるってご参加下さいますようにご案内 申し上げます。 ─────────── ◇ ─────────── ◇ ────────── ★この度「日整親善ゴルフ大会」にご参加されます皆様に,西武トラベルでは熊本までの航空 券・宿泊・前夜祭・ゴルフのプランを作成致しました。 参加ご希望の方は別紙申込用紙(27ページ)にご記入の上,FAXまたは郵送,Eメールに てお申込み下さいますよう,お願い申し上げます。 ■出 発 地 東京(羽田)・名古屋・大阪(伊丹・関空) *上記以外の出発地をご希望の方は,お問合せ下さい。 ■出 発 日 9月7日(土) ■宿 泊 阿蘇プリンスホテル ■親 睦 会 阿蘇プリンスホテル プリンスホール ■プ レ ー 9月8日(日)ショットガン方式の予定 ■お申込みについて 別紙申込用紙に必要事項をご記入の上,FAXまたは郵送,Eメールに てお申込み下さい。 手配終了後,予約確認書・請求書を郵送致します。 *振込手数料はお振込人様の負担とさせて頂きます。 *航空券送付料として1件500円の通信費を申し受けますので, ご了承下さい。 ■申込締切日 平成14年8月8日(木)(出来る限り期日を守って下さい) ■取消・変更について お申込み後の取消・変更については,必ずFAXにてのご連絡をお願 い申し上げます。 − 24 − 取 消 日 旅 行 開 始 日 の 前 日 か ら 起 算 し て 取 消 料 2 0 ∼ 8 日 前 旅 行 代 金 の 2 0 % 7 ∼ 2 日 前 旅 行 代 金 の 3 0 % 前 日 旅 行 代 金 の 4 0 % 当 日 旅 行 代 金 の 1 0 0 % ─────────── ◇ ─────────── ◇ ────────── ●チックイン・前夜祭・ゴルフetc. 受付について 受 付 日 9月7日(土) 受付場所 阿蘇プリンスホテル1Fフロント横,特設カウンター 受付時間 13:00∼19:00 *前夜祭 開催時間 19:00∼21:00 場 所 プリンスホール(ホテル2F) ●ゴルフ大会 ①競技方法,表彰について 団体戦 各都道府県54才以下3名,55才以上1名の計4名で1チームを編成 (東,西各コースより各2名計4名) 個人戦 東コース,西コースで各々1∼3位 当日賞(69),とび賞(10.20.30.50.100) ◎ハンディはダブルペリア採用(同グロスの場合,年齢・ネット上位者優先) ◎1ラウンド通し(スルー)です。 ②スタート 9月8日(日)07:15 スタート(3ないし4地点)からのスタートとなります。 東コースはキャディー付です。 西コースは乗用ゴルフカープレーです。 ③表彰式会場,時間 阿蘇プリンスホテル2Fプリンスホールにて 14:00∼15:30 ●交通案内(阿蘇プリンスホテル間) 九州自動車道熊本I.C. ………国道57号線で30km 平常時40分 熊本空港…………………………タクシーで所要35分(¥ 7,700) 鹿児島本線熊本駅………………タクシーで所要70分(¥11,000) 豊肥本線赤水駅…………………タクシーで所要7分(¥ 1,300) 福岡空港…………………………ハイウェイバス(ひのくに号) 熊本交通センター発∼福岡空港 所要120分 発時間 16:05,16:35,17:05,18:05,etc − 25 − 宿泊料金表・航空券(5名様以上) *5名様以下は特割・早割 航空券 【羽田】 往路 復路 9/7 9/8 羽田発 ⇒ 熊本 時 間 帯 NH641(07:30−09:10) JL193(08:45−10:25) NH645(11:00−12:40) JL195(14:00−15:40) 料 金 ¥16,800 ¥15,300 ¥20,500 ¥20,500 熊本発 ⇒ 羽田 時 間 帯 JL196(16:20−17:55) NH650(18:30−20:05) NH988(19:30−21:35) 料 金 ¥15,500 ¥18,800 ¥19,500 時 間 帯 NH523(09:30−10:35) NH525(13:00−14:05) NH527(16:30−17:35) EL253(08:35−09:40) 料 金 ¥15,000 ¥11,000 ¥12,000 ¥11,000 時 間 帯 NH528(17:00−18:35) EL256(19:40−20:45) 料 金 ¥15,500 ¥14,500 時 間 帯 NH331(10:30−11:50) NH335(14:00−15:20) 時 間 帯 NH336(16:00−17:15) NH234(19:30−20:40) 料 金 ¥15,500 ¥14,500 料 金 ¥12,500 ¥13,500 【伊丹・関空】 往路 9/7 伊丹発 ⇒ 熊本 関空発 ⇒ 熊本 復路 9/8 熊本発 ⇒ 伊丹 熊本発 ⇒ 関空 【名古屋】 往路 9/7 復路 9/8 名古屋発 ⇒ 熊本 熊本発 ⇒ 名古屋 福岡発 ⇒ 名古屋 航空券(乗り継ぎの各地発料金のご案内) 地 方 札 幌 高 松 富 山 仙 台 日にち 区 間 時 間 帯 料 金 札幌発 ⇒ 羽田 9/7 08:00∼12:00 ¥15.000 往 路 羽田発 ⇒ 札幌 9/8 19:00∼20:00 ¥14,000 復 路 高松発 ⇒ 関空 9/7 08:00 ¥11,000 往 路 関空発 ⇒ 高松 9/8 19:10 ¥11,000 復 路 *熊本→関空の時間帯により乗り継ぎ出来ない場合もあります。 富山発 ⇒ 羽田 07:30∼09:40 ¥13,500 9/7 往 路 羽田発 ⇒ 富山 19:00 ¥13,500 9/8 復 路 仙台発 ⇒ 伊丹 08:30∼12:00 ¥17,500 往 路 9/7 伊丹発 ⇒ 仙台 18:30 ¥20,000 復 路 9/8 − 26 − 宿 泊 阿蘇プリンスホテル(1泊朝食,税込) ツイン ¥10,000 ツインのシングルユース ¥13,500 熊本ホテルキャッスル(1泊朝食,税別) ツイン ¥9,500 ツインのシングルユース ¥10,500 <お申込み・お問合せ> 西武トラベル株式会社 特販センター 〒105−8433 東京都港区西新橋2−16−1 全国たばこセンタービル7F TEL:03−3434−8181 FAX:03−3434−8180 Eメールアドレス:mo r iy a@ se ibut rave l.co.jp 担当 :森谷 健(もりやたけし) キリトリ線 第29回日整親善ゴルフ大会参加申込書 IN KUMAMOTO (該当部分を○で囲んで下さい) フ リ ガ ナ 都道府 県 名 氏 名 〒 住 所 TEL( ) ─ FAX( ) ─ 生 年 月 日 大正・昭和 年 月 日(当日満 歳) H・C 宿 舎 1.宿泊する 2.宿泊しない 親 睦 会(前日) 1.参加する 2.参加しない 同 伴 者 1.有 氏名 親睦会(前日) 参加する 参加しない 2.無 9月8日(日)予定 ① ゴルフ ② 観光 ③ その他( ) 要 望 事 項 − 27 − メ ー ジ と は な ら な い 。 ら れ な け れ ば 、 そ れ は 大 き な ダ た 問 題 が マ ス コ ミ や 、 国 民 に 知 る 。 も し 、 業 界 及 び 組 織 に 起 き 関 係 を 維 持 し て い く 必 要 が あ と の 良 好 な 関 係 を 構 築 し 、 そ の 事 前 対 応 段 階 で は 、 マ ス コ ミ 機 会 を 持 つ こ と が で き る 。 が あ れ ば 、 そ の 誤 報 を 訂 正 す る る か ど う か を 確 認 し 、 も し 誤 報 係 者 が こ れ ら 情 報 を 理 解 し て い ま た 広 報 担 当 者 は マ ス コ ミ 関 階 で の 準 備 が 大 切 で あ る 。 の 重 要 性 を 学 ん だ 。 通 し て 、 組 織 が 問 題 を る 。 国 民 は マ ス コ ミ を る こ と を 使 命 と し て い 知 ら せ 、 組 織 を 追 及 す ス コ ミ は 問 題 を 国 民 に し か し 実 際 に は 、 マ い 。 マ ス コ ミ の 質 問 は 予 想 可 能 し 、 実 際 に そ う あ る べ き で は な 係 は 敵 対 的 で あ る 必 要 は な い な 要 素 で あ る 。 マ ス コ ミ と の 関 い 、 彼 ら を 教 育 す る こ と は 重 要 に お い て マ ス コ ミ 関 係 者 に 会 こ の よ う に 問 題 発 生 前 の 段 階 の 非 常 識 の 場 合 が あ る 。 だ め 押 判 断 で み る 。 業 界 の 常 識 は 社 会 る と 認 識 す る 。 問 題 を 常 識 的 な 報 道 さ れ た 情 報 は 一 人 歩 き す 解 は そ の 場 で 否 定 す る 。 話 す 。 速 い 対 応 を 心 が け る 。 誤 で き な い 資 料 を 明 確 に 区 別 し て 材 に 応 じ る 。 提 供 で き る 資 料 と 取 材 に 対 し て は 直 接 面 談 し て 取 る こ と が 大 切 で あ る 。 ム を 構 築 し マ ス コ ミ 対 策 に あ た は な い 。 早 急 に 危 機 管 理 シ ス テ 決 ま っ て く る と 言 っ て も 過 言 で 報 伝 達 が 正 し く 伝 わ る か 否 か が る し 味 方 に も な る 。 国 民 へ の 情 方 次 第 で 、 マ ス コ ミ は 敵 に も な し て マ ス コ ミ に 対 す る 対 応 の 仕 な し で は 成 り 立 た な い 。 組 織 と 問 題 発 生 中 の 対 応 段 階 で は 、 我 々 の 業 界 は 国 民 大 衆 の 支 持 け ら れ る 。 の 対 応 段 階 、 危 機 終 了 段 階 に 分 機 発 生 の 事 前 対 応 段 階 、 発 生 中 危 機 広 報 の 進 め 方 と し て 、 危 を 見 せ る こ と が 効 果 的 で あ る 。 解 決 努 力 し て い る か と い う 状 況 し 、 ど の よ う に 対 応 し 、 そ し て コ ミ 関 係 者 に 業 界 の 問 題 を 提 起 望 ま し い 。 そ の 場 を 通 し て マ ス 情 報 交 換 を す る 場 を 催 す こ と が 定 期 的 に マ ス コ ミ 関 係 者 と の な こ と に な ら な い よ う に 事 前 段 報 道 す る 場 合 で あ る 。 こ の よ う 業 界 の マ イ ナ ス に な る 点 ば か り ス コ ミ が 積 極 的 姿 勢 を 無 視 し て 我 々 が 最 も 失 望 す る の は 、 マ れ ば な ら な い 。 答 え を そ の 都 度 考 え て お か な け 問 攻 め さ れ る 前 に 最 も 効 果 的 な さ 、 マ ス コ ミ と の 信 頼 関 係 構 築 報 を コ ン ト ロ ー ル す る 事 の 大 切 直 す 手 助 け と な っ た 。 さ ら に 情 シ ス テ ム の 重 要 性 に つ い て 考 え 今 回 の 新 聞 報 道 は 、 危 機 管 理 て 論 じ た 。 に つ い て そ の 広 報 の 役 割 に つ い − 28 − メ リ ッ ト で あ る 。 情 報 を 公 開 し て 得 ら れ る 最 大 の る 。 こ れ が マ ス コ ミ に 積 極 的 に ら 信 頼 を 得 る こ と も 可 能 に な 危 機 が 発 生 す る 前 よ り も 国 民 か 策 が 成 功 裏 に 終 わ れ ば 、 組 織 は こ の 評 価 と 組 織 の 危 機 管 理 対 さ せ る こ と が 可 能 で あ る 。 り 、 あ る い は 報 道 の 回 数 を 減 少 道 や 誤 報 を 最 小 限 に く い 止 め た す る こ と に よ っ て 、 否 定 的 な 報 マ ス コ ミ と の よ い 関 係 を 構 築 る 。 そ の た め に も マ ス コ ミ に 質 を 伝 え な け れ ば な ら な い の で あ る 情 報 や 声 明 が 真 実 で あ る こ と し な い よ う に し な が ら 、 公 開 す 業 界 及 び 組 織 の イ メ ー ジ が 低 下 う に な る 。 収 拾 に 向 け た 努 力 を 評 価 す る よ な る 。 そ し て 次 第 に 組 織 の 事 態 組 織 に 対 し て 好 感 を 持 つ よ う に る こ と が で き る た め 、 業 界 及 び コ ミ は 必 要 と す る 情 報 を 入 手 す 態 度 を 評 価 す る の で あ る 。 織 の 危 機 対 応 能 力 お よ び 組 織 の 民 は 得 ら れ た 情 報 に よ っ て 、 組 か を 知 る の で あ る 。 さ ら に 、 国 る い は ど の よ う に 対 応 し て い る ど の よ う に 認 識 し て い る か 、 あ い う こ と に 備 え る べ き で あ る 。 な さ れ 、 ど う 答 え る べ き か ﹂ と ト を 作 成 し 、 ﹁ ど う い う 質 問 が 業 界 に 起 こ り う る 問 題 の リ ス 可 能 で あ る 。 で あ り 、 マ ス コ ミ の 行 動 も 予 想 及 で が し び あ 事 た 問 以 評 っ 態 後 題 上 価 た を も 終 、 す か 解 す 了 組 る ど 決 べ 後 織 必 う す て で に ※ 要 お か る の は が に た 危 、 け あ つ め 機 事 る る い に 対 態 危 。 て 効 応 が 機 管 分 果 計 収 理 析 的 画 拾 ト も 印 刷 物 に し て 渡 す 。 え る ツ ー ル で あ る の で 、 コ メ ン 情 報 は 客 観 的 で 正 確 な 情 報 を 伝 ョ ン ペ ー パ ー を 必 ず 渡 す 。 活 字 し 報 道 を 忘 れ な い こ と 。 ポ ジ シ あ ス に が ン れ 防 し 理 こ る ・ く 発 ト 訓 ・ 、 に 前 こ 。 マ い 生 ロ 練 防 危 は に に ネ 止 し ー さ 止 機 、 も き ジ め た ル れ す が 常 述 て メ る 場 ﹂ る る 発 に べ 起 ン た 合 と ﹁ た 生 最 た こ ト め 、 、 ク め し 悪 よ っ ﹂ の 損 万 ラ 計 な の う た と ﹁ 失 一 イ 画 い 事 に 、 の ク を 不 シ が よ 態 、 柔 二 ラ 最 測 ス 立 う を 危 整 つ イ 小 事 ・ 案 に 想 機 に が シ 限 態 コ さ 予 定 管 に 作 る 必 要 性 を 説 い た 。 ー と し た 危 機 管 理 チ ー ム を 早 急 織 内 に ト ッ プ や 専 門 家 を メ ン バ や 見 直 し を 進 め る た め 、 日 整 組 行 き 過 ぎ た 記 事 が あ り 、 そ れ に 新 聞 の 報 道 に は 誤 っ た 解 釈 、 が 最 も 大 切 で あ る と 痛 感 し た 。 今 回 の 件 で マ ス コ ミ へ の 対 応 大 き く 取 り 上 げ ら れ 、 ま す ま す 公 開 す る こ と は 、 問 題 が さ ら に 情 報 を 流 す こ と に よ っ て 、 マ ス こ の よ う に マ ス コ ミ に 正 確 な の 問 題 で あ る 。 マ ス コ ミ に 対 し て 積 極 的 に 情 報 極 的 に 公 開 す る こ と で あ る 。 ム を 用 意 し て い な か っ た 会 自 体 し か し 、 日 本 の 多 く の 組 織 は 、 向 け た 組 織 努 力 を マ ス コ ミ に 積 き に 対 応 す べ き 危 機 管 理 シ ス テ く 、 こ の よ う な 事 態 に 陥 っ た と よ う 。 つ ま り 個 人 の 問 題 で は な 苦 慮 し た の は 当 然 だ っ た と い え れ て い る わ け で も な く 、 対 応 に 時 に 対 応 す る シ ス テ ム が 構 築 さ そ も 日 整 組 織 内 に は こ の よ う な が 問 題 視 さ れ た 。 し か し 、 そ も 反 論 し た ス ポ ー ク ス マ ン の 発 言 な が っ て く る 。 っ て 、 結 果 的 に 組 織 の 利 益 に つ 報 公 開 を 積 極 的 に 行 う こ と に よ ﹁ 広 報 ﹂ が マ ス コ ミ に 対 し て 情 で 極 め て 重 要 な 役 割 を 果 た す 。 組 織 の イ メ ー ジ の 保 護 と い う 点 と の 信 頼 関 係 を 築 き 、 業 界 及 び る ﹁ 広 報 ﹂ の 活 動 は 、 マ ス コ ミ 危 機 発 生 時 の 初 期 段 階 に お け っ て 、 正 確 な 情 報 ・ 事 態 収 拾 に 訓 練 さ れ た ス ポ ー ク ス マ ン に よ 行 い 、 マ ス コ ミ と の 質 疑 応 答 を が 、 統 一 し た 情 報 収 集 ・ 分 析 を 要 に な る 。 そ の た め に 必 要 な の 組 織 の イ メ ー ジ 戦 略 に と っ て 重 ト ロ ー ル す る こ と は 、 業 界 及 び 合 、 マ ス コ ミ を 味 方 に つ け コ ン の 国 民 に 与 え る 影 響 を 考 え た 場 う に ま と め ら れ て い る 。 長 期 化 す る 危 機 状 態 と マ ス コ ミ ︵ 文 眞 堂 出 版 ︶ に よ れ ば 次 の よ さ れ る の は 間 違 い な い 。 し か し 、 置 と 、 不 測 事 態 対 応 計 画 の 整 備 よ り 危 機 管 理 シ ス テ ム の 早 期 設 る 防 衛 対 応 の 方 法 と し て 、 日 頃 起 こ る か も し れ な い 危 機 に 対 す す な わ ち 我 が 柔 整 業 界 に い つ つ な が り か ね な い 。 れ ば さ ら に 組 織 自 体 の 崩 壊 に も 要 と な っ た の で あ る 。 対 応 を 誤 る た め の 対 応 ・ 施 策 が ま さ に 必 こ と で あ る 。 コ ン ト ロ ー ル し 危 機 に 対 応 す る ミ を 通 し て 知 る の で あ る 。 大 泉 光 一 著 ﹃ 危 機 管 理 学 研 究 ﹄ に よ っ て 大 き く 報 道 さ れ 、 非 難 不 測 事 態 発 生 当 初 は マ ス コ ミ − 29 − 的 か つ 具 体 的 に 論 じ て き た 。 ス テ ム の 重 要 性 に つ い て 、 論 理 1 5 3 号 ﹃ 斜 窓 ﹄ で 危 機 管 理 シ 業 界 の 損 失 を 最 小 限 に 食 い 止 め 態 が 発 生 し て し ま っ た 。 組 織 や メ ー ジ を 与 え 、 す な わ ち 不 測 事 メ ー ジ 低 下 や 会 運 営 に 大 き な ダ 報 道 に よ り 業 界 及 び 組 織 の イ を 防 ぎ 、 逆 に 組 織 が マ ス コ ミ を ス コ ミ に コ ン ト ロ ー ル さ れ る の に 広 報 活 動 を 通 し て 、 組 織 が マ 活 動 目 的 は 、 組 織 の 不 測 事 態 時 重 要 と な っ た 。 ﹁ 危 機 広 報 ﹂ の め ﹁ 危 機 広 報 ﹂ の ポ ジ シ ョ ン が 組 織 で は こ れ ら に 対 応 す る た 処 理 の 努 力 と 対 応 機 能 を マ ス コ そ し て 、 国 民 は 組 織 に よ る 問 題 機 能 に 期 待 を 持 つ も の で あ る 。 題 を 処 理 す る 組 織 の 態 度 と 対 応 う で あ ろ う か 。 国 民 は む し ろ 問 織 努 力 の 宣 伝 と 考 え た 場 合 は ど た 第 三 者 へ の 、 危 機 に 対 す る 組 た 。 筆 者 は 日 整 広 報 1 5 2 号 、 急 な 対 応 が 必 要 と い わ れ て い 構 築 に 当 た っ て は 、 以 前 よ り 早 日 整 組 織 の 危 機 管 理 シ ス テ ム の 急 務 が 注 目 さ れ た 。 ラ イ シ ス ・ マ ネ ジ メ ン ト ﹂ 対 応 関 し て の 新 聞 報 道 で 、 こ の ﹁ ク 要 な 危 機 要 因 と な る 。 に 遭 遇 し た 組 織 に と っ て 最 も 重 の マ ス コ ミ に よ る 報 道 は 、 危 機 し 批 判 す る の は 常 識 で あ る 。 こ マ ス コ ミ が 、 様 々 な 問 題 を 提 起 る こ と は 事 実 で あ る 。 ス コ ミ に よ っ て 大 き く 報 道 さ れ い る 。 実 際 、 問 題 が 起 こ れ ば マ 事 態 を 混 乱 さ せ る も の と 考 え て だ が 、 マ ス コ ミ を 国 民 を 含 め 日 整 組 織 の 危 機 管 理 に お け る マ ス コ ミ 対 策 に つ い て 強固な団結力が繁栄のカギに 北海道ブロック 林 紀博 不況にあえぐ日本。同時にわれわれ柔整師 体系づけ「柔道整復学」を確立することが急 業界もそのあおりを受け,混迷の度合いを深 務となった。近い将来,悲願の4年制大学設 めている。医療保険制度改革,柔整師過剰時 立に向け,再度チャレンジする日が訪れるこ 代の幕開け,柔整師に対するバッシング…… とを願っている。 先が見えない不安に危機感を募らせているの 不況の時代,会は会員に対し経済的な支援 は私だけではあるまい。 も考えねばなるまい。何も金銭援助をせよと 以前の華やかな時代はもう訪れることはな いうのではない。われわれの経常経費である いのだろうか……などと物思いにふけってい 衛生材料,ハップ剤,治療機器などを少しで る場合ではない。とにかく,行動あるのみ。 も安く手に入れる機会を,会が提供するので まずは,各地の柔整師会が中心となり地域 ある。 住民との交流を通じて柔道整復師,整骨院・ ちなみに北海道では,協同組合を立ち上げ, 接骨院を認知してもらうことだ。百年たって ロジスティクスという流通機構を利用し,衛 も,われわれの社会的認知度はまだまだ低い。 生材料など少数単位で必要な分だけ購入する スポーツ救護ボランティア活動は,柔整師 システムを築いた。この方式で,組合と組合 の技能技術を認識してもらう格好の場であ 員は大量の在庫を持たなくて済む。この経済 る。地域のスポーツ少年団,スポーツ指導者 的効果は,組合員に実感として伝わってきて や保護者,一般住民,お年寄りを対象にした いる。これからの柔整師会には,必須のアイ 健康セミナー活動も,間近に対話ができ非常 テムではないだろうか。 に効果的だ。また,講演資料を自ら練ること 近年,柔整に対する風当たりが強くなって で,自己研鑽にもつながるだろう。 きた。これまで,柔道整復師は存亡の危機を この自己研鑽こそが,ひいては資質を高め, 二度経験している。われわれの先人達はこの 医療界をはじめとする各方面への信頼関係の 危機を見事に打破し,「柔道整復術」を守り 構築や社会的身分の確立に繋がるのである。 切った。今度は,この「既得権」をわれわれ 会が積極的に各種勉強会・研修会を企画開催 が守らねばならない。 することで,多くの柔整師に研鑽機会を与え, 先に述べたように,柔道整復師自身,自己 激しく移り変わる時流に乗り遅れないよう精 研鑽し資質を高め,地域住民に広く認知され 度の高い知識を蓄積させることが肝要と思 根付いてこそ,その真価を発揮する。また, う。 今までの数々の難局を乗り越えてこられたの WHOに柔道整復術が認知されたのを機 に,柔道整復術を科学的に実証し,学問とし は,各時代の柔整師会執行部の力はもとより, 柔道整復師の「団結力」にほかならない。柔 − 30 − 道整復師の団結力については,内外ともに認 展開させた方が体勢に利することもある。 「団結力」を以ってことを為せば,仮に一 めるところである。 これから,われわれにとって大きな懸案と なるであろう介護保険参入のための運動に, くだんの抵抗勢力は相当の圧力で阻止してく 人100人の署名獲得で200万人の賛同者を得る ことがあながち夢ではないのである。 この柔整師唯一の切り札である「団結力」 をさらに強固なものにしていくことが,21世 るものと予想される。 このような折衝には,柔道整復術を公にア ピールすることも含め,全国的な署名運動を 紀の柔整師の発展・繁栄のひとつのカギとな ると思う。 ─────────── ◇ ─────────── ◇ ────────── かりません。 投 稿 したがって,柔道整復師における過療過誤 をなくすためには,法の許容範囲の中で使用 可能な,人体に害のない検査器具を選出し, 医療過誤撲滅ゼロ運動 キャンペーン そして厚生労働省の認可を得た後,公の上で の骨の検査を実施したいものです。また,こ 静岡県 安間克弘 のことにより,国民の皆様にも私達柔道整復 師の業務を再認識いただけるものと思われま 平成14年5月18日付毎日新聞に日本臨床整 形外科医会の約1000人の医師から1年間で す。 時は今日本整形外科学会の報告を踏まえ, 694件の柔道整復師の医療過誤が発生したと, 柔道整復師における医療過誤撲滅ゼロ運動キ アンケート調査で報告されたとの記載があり ャンペーン「柔道整復師に検査器具を」,患 ました。「医師の診断がない施術は危険」と 者さんの署名運動と合わせて,内外に向かっ 日本整形外科学会。 「600件程度なら許容範囲 て積極的にアピールする最も良い時期と考え だと思う」と日本柔道整復師会。また,その ますが,皆様は,いかがお考えでしょうか。 中で「検査をしないから危険」との指摘があ りました。 柔道整復師の施術における医療過誤を減ら 随 想 す一つの方法としては,検査器具による骨の 検査の実施であるということは,両会とも一 致しているものと思います。 お昼寝接骨院 医療に携わる関係者は,医療過誤ゼロは大 前提であり,また責務でもあります。 東京都 中村和夫 今,医療機関では予防対策がいろいろと検 討され,少しでも医療事故を減らすべく,鋭 意最大限の努力をしているのが現状です。 都心の夏は,コンクリートとアスファルト に囲まれて,蒸し暑く,その上,クーラーの なお,柔道整復師法の中では,検査器具の 排熱で熱帯夜になり,熟睡できません。自然 使用についての条文は,どこを探しても見つ と睡眠不足になって,足元がフラフラ,頭は − 31 − ボーっとなって,横になるとついウトウトし 接骨師は,対抗して張り合う体力,気力も出 てしまう。でもその少しウトウトが体にとて てこない。だから,患者さんは,せめて三十 も良い薬になって疲れを取ってくれるのです。 分,涼しいベッドでゆったりお休み下さい。 日差しが強く暑い中,汗をかきかき来て下 適度の電気刺激が眠気を誘う。 さる患者さまは本当にありがたい。柔整師の それが当院の最高サービス。だから夏は静 先生方がたくさんいるチェーン接骨院は,皆 かにお昼寝接骨院。私も肘ついて顎を乗せ, で寄ってたかって最高のサービスです。 ついコックリしてしまう。終りのブザーで目 施術料金の一部改正は,保険料金の下げ始 を覚めて,あわてて治療する。接骨院も多様 め,開業する接骨院が急増して,生存競争が 化の時代。いろいろあっていいと思うが,鬼 一段と厳しくなって来ました。でも中年一人 の形想した家内が睨み,また目が覚めた。 ─────────── ◇ ─────────── ◇ ────────── 会務執行状況 (5月 ∼6月) 12日(日)(社)富山県定時総会 近畿ブロック会理事会・代議員会 14日(火) 日本医師会役員披露パーティ(茂) 経理作業部会(斎藤) 15日(水) 会務(沢,小) 日 整 関 係 〈5月〉 保険部会 17日(木) 厚生労働省との打合せ(原,茂,淺) 1日(水) 厚生労働省との打合せ(淺) 持永和美先生との打合せ(原,茂, 7日(火) 協同組合監事監査会(沢,櫻,石, 淺) 斎) 職員採用面接(茂,沢,尾,青) 広報部編集会議 総務部会 監査会(原,上,斎,山) 会館改修打合せ(茂,上,尾,青) 協同組合理事会(澤,久,渕,橋, 理事会 木,原,茂,上) 受託生命保険会社との打合せ(茂, 会務(工) 尾,青) 8日(水) 顧問議員団世話人会(常務理事会メ 19日(日)(社)北海道通常総会 ンバー) (社)京都府通常総会(原) 厚生労働省との打合せ(原,茂,沢, (茂,山村) 淺) 20日(月) 会務(工) 常務理事会 9日 (水) 岡崎参与葬儀(工) 利根田総務部長見舞い(原) 21日(火) 持永先生,厚生労働省との打合せ 10日(金) 厚生労働省との打合せ(茂,淺) (原,茂,淺) 会務(原,工,橋) NHKとの打合せ(尾,青) 11日(土) 日本学術会議団体登録に関する特別 厚生労働省医事課要望(尾,青) 会議(沢) IT委員会(沢,小,尾,井) 外国出張(11∼16日) (原,工,橋) 会務(工) − 32 − 利根田総務部長通夜(原,茂,上, 22日 (水) 利根田総務部長見舞い(尾,青) 淺,尾,青) 国会議員挨拶回り(原,淺) 生涯学習講師藤田先生訪問(茂,沢, 13日 (木) 利根田総務部長告別式(原,沢,上, 山) 工,小) 経理部会 総務部会 柔整実施計画策定協議会(関) 柔道大会主管との打ち合わせ(茂, 尾,岡,鈴,海,山,橋,小田) 24日 (金) 法制委員会 日理工との研修会場下見(工,大, 厚生労働省要望(原) 14日(金) 保険部会 竹) 15日(土) 24回北信越ブロック会柔道大会 (茂) 26日 (日)(社)兵庫県通常総会 (社)奈良県定時総会(原) 24回北信越ブロック会接骨学会開会 (社)愛知県定時総会 式(茂) (社)三重県第37回通常総会 第37回東海接骨学会・第80回中部接 27日(月) WHO神戸センターとの打合せ(上, 骨学会前夜祭(原,工) 16日(日) 第37回東海接骨学会・第80回中部接 工,根) 28日(火) 野中広務先生との打合せ(原,茂, 骨学会(原,工) 17日(月) 24回北信越ブロック会接骨学会 (茂) 沢,工,道) 18日(火) 韓国出張(20日まで) (原,工) 29日(水) 利根田総務部長見舞い(茂,沢) 職員採用面接(原) 学術作業部会(竹,高,浅) 三役会 総務部講道館挨拶(鈴) 19日(水) 保険部(柔整必携改訂版作業会議) 常務理事会 30日(木) 会館改修打合せ(茂,上,尾,青) 広報部会 柔整白書編集会 法制委員会(大) 総会,代議員会打合せ(茂,尾,青, 厚生労働省と労災保険打ち合わせ (茂,淺) 寺) NHKとの打合せ(尾,青,鈴,岡, 20日(木) 国際医療技術交流財団理事会・評議 員会合同会議 海,渕) 22日(土) 病院理学療法協会との打ち合わせ会 〈6月〉 (尾,青) 1日(土) 北信越ブロック会会長会 東京柔道整復専門学校50周年記念式 2日(日) 典・祝賀会(原) 〃 3日(月) 独立行政法人4者打ち合わせ(原, (社)愛媛県保険研修会(原) 25日(火) 厚生労働省と労災保険打ち合わせ 茂,沢) (茂,淺) 4日(火) 学術作業部会(大,竹) 5日(水) 理事会 柔整実施計画策定協議会(関) 9日(日) 広報部会 経理部会(藤) 通常代議員会(岡,海,林,浜,田) 26日(水) 生涯学習委員会 学術部会(工) 通常総会 IT委員会(海,藤,SSB松沢) 12日 (水) 広報部編集作業 − 33 − 27日 (木) 柔整白書編集会 28日 (金) 第5回柔整懇話会 総務部作業部会(柔道班) 29日 (土) 利根田総務部長埼玉県接骨師会葬 (原,深) 柔 整 連 関 係 〈5月〉 13日(月) 清和政策研究会(大野松茂殿) 14日(火) 小渕優子殿の会(茂) 20日(月) 高市早苗殿の会 21日(火) 明風会(伊吹文明殿の会) (原) 22日(水) 太田誠一殿の会(工) 25日(土) 片山虎之助先生御尊父葬儀(小) 27日(月) 亀井善之殿の会 松島みどり殿の会 29日(水) 左藤章殿の会 津島雄二殿の会(茂) 30日(木) 持永先生実弟葬儀 〈6月〉 4日(火) 自見庄三郎殿の会(原) 5日(木) 平成研究会(原,茂,沢,上,淺, 工,小) 7日(金) 金田勝年殿の会(工) 12日(水) 近未来政治研究会(沢,工) 13日(木) 根本匠殿の会(茂) 18日(火) 橋本龍太郎殿の会(小) 山本幸三殿の会(茂,沢) ※文中,頭文字のみを使用しました方の名前と 役職を列記します。 原───原会長 茂───茂住副会長 沢───沢田副会長 利───利根田総務部長 上───上田経理部長 淺───淺井保険部長 工───工藤学術部長 小───小合広報部長 尾───尾藤理事 青───青山理事 小倉 ──小倉理事 本───本村理事 阪───阪本理事 山口 ──柔整実施計画策定協議会座長・ (社) 東京都会長 柴───柴田生涯学習委員会副委員長・ (社) 宮城県会長 伊───伊藤税務委員会委員・柔整白書メンバー 山田 ──山田税務委員会委員・柔整白書メンバー 稲───稲場柔整白書メンバー 斎───斎藤柔整白書メンバー 森───森柔整白書メンバー 深───深澤柔整白書メンバー 武───武藤柔整白書メンバー 藤───藤野経理部員 斎藤 ──斎藤幹生経理部員 浜───浜野総務部員 林───林総務部員 渕───渕辺総務部員 金───金丸保険部員 西───西條保険部員 田───田代保険部員 田中 ──田中保険部員 鈴───鈴木総務部員 海───海津総務部員 鑪───鑪野(社) 大阪府会長 井───井澤東京都会員 (社) 福岡県会長 山村 ──監事・ 櫻───櫻井顧問弁護士 橋───橋本(社) 東京都総務部長 根───根 兵庫県会員 道───道家(社) 京都府副会長 寺───寺山代議員会議長 岡───岡野総務部員 (社) 東京都事業部長 小田 ──小田川 高───高崎学術部員 竹───竹内学術部員 浅───浅野学術部員 大───大沢学術部員 − 34 − 「ブロックだより」と「都道府県だより」を 信 通 ク ッ ブロ ブロックごとにまとめてお送りいたしております。 全国の会員の方々に「ぜひ知らせたい」 「ぜひ読んでいただきた い」といった各ブロック、各県の情報を中心に掲載しております。 これからも楽しい情報をお寄せください。 (広報部) 我々の業界が世界に羽ばたくことができるよ 北海道ブロック う,一昨年よりWHOに認知を得るべく運動を して来ましたが,本年認知されました。我が学 校の建学精神は名誉会長である笠井行雄先生が 平成14年度入学式 会長の時に創設され,北海道において優秀な柔 平成14年4月7日(日)午後1時より,北整会 整師を育てること,また,我々の後継者として 館4階大講堂において,父母,在校生,来賓, 北海道柔道整復師会をますます発展させ,道民 北整役員,教職員列席のもと,附属北海道柔道 のために活躍してもらいたいとの願いがありま 整復専門学校入学式が挙行されました。 した。3年間この伝統ある学校を守り人間形成 石川紀道教頭の開会の辞に始まり,修礼,国 歌斉唱とつづき,岩田千男学校長は式辞で,昼 のためにも多くの学友を作り勉学に励んでいた だきたい」と結ばれた。 間,夜間部それぞれ31名の新入生の入学を祝し 来賓祝辞は,笠井正晴北海道鍼灸専門学校校 「有史以前,医学は宗教的色彩が強く,宗教家 長,原健(社)日本柔道整復師会会長 (代読),五 に委ねられてきたが,柔道整復術はその時代時 十嵐一議同窓会会長よりいただき,近藤浩副校 代によって変革されながら発展してきたもので 長より教員代表歓迎の挨拶,祝電披露,新入生 あります。一般教養はもとより解剖,生理学な 宣誓,教職員紹介,新入生在校生対面式,修礼 ど西洋医学と提携し,古来の柔整術と相俟って と続き,石川紀道教頭の閉会の辞により午後1 発展し学んで行かなければならない。また柔道 時55分終了しました。 の練習で汗を流し,併せて人間性を養い,痛み 平成14年度通常総会 のわかる社会人とならなければならない。3年 間健康に注意し全員合格を勝ち取って欲しい」 と熱意あふれる挨拶がありました。 平成14年5月19日(日) ,平成14年度北整通常 総会が,北海道南端の都市,函館で14年ぶりに 沢田守北整会長の式辞は,新入生,ご家族へ の謝意に始まり「本校は業界が運営する学校と しては我が国においても唯一校であります。 ▲北柔専校入学式 函館国際ホテル天平の間において開催されまし た。 午前9時30分,萩原正和副会長より開会の挨 ▲平成14年度通常総会 − 35 − 拶のあと,室田晴康ブロック会長の歓迎挨拶に 456名で総会成立宣言がなされました。続いて 続き,物故者への黙祷を捧げました。 議事の全てが満場一致で承認されました。 挨拶に立たれた沢田守会長は,施術料金の改 次いで平成15年度総会開催地は札幌市と決定 定,21世紀にマッチした施術所の開設,日本臨 し,萩原正和札幌ブロック会長より受諾挨拶が 床整形外科の業界に対する現況,会創立70周年 ありました。 記念行事への協力,ボランティア元年と今後の 進め方,等々広範にわたる挨拶をされ,終わり 最後に高橋辰夫副会長の閉会挨拶により,平 成14年度通常総会は無事終了しました。 (ブロック広報部長 太田英夫) に総会の準備,設営,運営に対しての感謝の意 を述べ結ばれた。 東北ブロック 表彰式を終え,議事に入り,議長に草原征司 札幌ブロック会員,副議長に近谷忠美函館ブロ ック会員が選出されました。議長より会員総数 福島県だより 729名中,総会出席会員220名,委任状提出会員 平成14年度前期学術研修会及び 保険研修会開催される 平成14年4月14日(日),13時30分より(社)福 島県整骨師会平成14年度前期学術研修会が,福 島県総合社会福祉センター(福島市)にて開催さ れた。特別講演として福島県立医科大学整形外 科学教室講師,(社)福島県整骨師会顧問医師の 紺野慎一先生に『腰部脊柱管狭窄の病態と治療』 と題して講演いただいた。 講演の中で紺野先生は「治療方針として腰部 紺野慎一先生の講演 ▲写真提供:株式会社 北海道撮影社 ま上ン チ同指に て時歯 方なに す経サまモ型定利こいを車現にり時明 。っーたニ機さ用れま刻な存響、計治 た ト 、 タ な れ さ ま す み ど す き 澄 塔 11 今な夜ーど、れで。続のるわんが年 もど間での現てに け主日ただ付に 、にはの展在き郵 て要本っ鐘設札 札一2時示はて便 いな最てのと幌 幌般階計を時、局 る部古時音な農 の貸ホ機は計昭や 時品の刻色り学 シ出ー械じ台和図 計を時をは、校 ン し ル 紹 め に 45 書 は 交 計 伝 か 鐘 演 ボて部介、関年館 、換塔えつの武 ルい分なパすに、 極すとたて音場 とてをどソるは歴 めるしとはがと し、1をコ資国史 てこてい一時し て創5行ン料の館 珍とばわ里をて 親建0っ検・重な しなかれ︵告建 し1人て索時要ど いくりま約げ築 ま2規いや計文さ と、です4る。 れ 0 模 ま 80 機 化 ま い 現 な 。kmよ 同 て 年 の す イ 械 財 ざ わ 役 く ︶ う 14 い以コ。ンのにま れで 四に年 、 − 36 − 国 指 定 重 要 文 化 財 北 ﹃ 海 道 柔 道 整 復 師 会 広 報 部 時 計 台 ﹄ ︿ 表 紙 解 説 ﹀ 脊柱管狭窄による下肢の神経症状は馬尾性,神 経根性及び混合性の3型に分類できる。馬尾性 と混合性のように馬尾障害を呈している症例は すでに重症であり,放置していたのではさらに 第14回(社)福島県整骨師会旗争奪少年柔道大会 (第11回文部科学大臣杯争奪日整全国少年柔 道大会福島県予選大会) 開催される 悪化の一途をたどるのみである。したがって手 術を考慮しつつ保存療法を行うべきである。こ 福島県柔道連盟主催,(社)福島県整骨師会主 れに対し神経根症状に対しては選択的神経根ブ 管による第14回福島県整骨師会旗争奪少年柔道 ロック療法が効果的であり,特に高齢者ほど有 大会(第11回文部科学大臣杯争奪日整全国少年 効性が高い」と述べられていた。 柔道大会福島県予選大会)が5月19,日福島県, その他,紺野先生は各種ブロック療法,手術 (社)日本柔道整復師会,福島県教育委員会,財 療法及び自然経過についても詳しく述べられ, 団法人福島県体育協会,郡山市教育委員会,福 聴講者は熱心に聞き入っていた。 島市教育委員会,福島県スポーツ少年団,福島 特別講演に続いて会員発表が行われ,県北支 民報社,福島民友新聞社,福島テレビ,福島中 部高橋喜三郎会員が『足関節繰り返し捻挫対応 央テレビ,福島放送,テレビユー福島の後援の の装具型テーピング』と題して実技発表が行わ もと郡山市西部第二体育館にて開催された。 れた。このテーピングは伸縮性テープを使用す 今大会は31チーム210名の選手が参加する予 ることによりproprioceptive 効果を充分に作用 定であったが,学校行事と日程が重複し欠場す させたテーピング法であり,支持性及び機能性 るチームが多く,出場するチーム数は例年より に優れオリジナルにあふれた方法であった。聴 大幅に少なかったが,それでも19チーム132名 講者は高橋会員の手際の良さに感心していた。 の選手が集い団体戦及び個人戦が繰りひろげら 学術研修会終了後,引き続き同会場において れた。 平成14年度(社)福島県整骨師会前期保険研修会 大勢の父母,家族の応援を受けて熱戦が展開 が開催された。中田務保険部長が『レセプト送 され日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し,実り 付に際し保険部よりお願い』と題して講演され, ある大会となった。 レセプト提出の際の留意点について懇切丁寧に 説明を受けた。聴講者はメモを取りながら熱心 に聞き入っていた。 試合結果は次の通り。 〔団体戦〕 優 勝 大熊町柔道スポーツ少年団 (大熊町) 講演終了後質疑応答が行われ聴講者から業務 準優勝 石背柔道会A(須賀川市) 上での問題点や疑問点など活発な意見交換がな 第3位 河沼柔道教室A(会津坂下町) され,大変有意義な研修会であった。 第3位 福島柔整中庸塾(郡山市) ▲選手宣誓 − 37 − 〔個人戦〕 関東ブロック 優 勝 上林豊基(勿来少年柔道教室) 準優勝 日下部典子(二本松柔道スポーツ少 年団A) 群馬県だより 第3位 佐藤直哉(大熊町柔道スポーツ少年 団) 〈前橋が8年ぶり総合優勝〉 第36回関口杯支部対抗柔道大会 第3位 佐藤翔平(青雲塾スポーツ少年団) この結果,日整全国少年柔道大会へは,大熊 町柔道スポーツ少年団,また東北ブロック少年 第36回関口杯支部対抗柔道大会(県接骨師会 柔道大会へは,大熊町柔道スポーツ少年団と石 後援)が4月14日(日),ぐんま武道館で開催さ 背柔道会が出場することとなりました。 れ,本会会員の小野塚弘五段(伊勢崎地区支部) 平成14年度 (社) 福島県整骨師会 通常総会開催 が講道館「投の形」の受けを務め,大観衆が見 守る中で迫真の演技を披露した。 関口杯は,本県柔道界の今日の隆盛を築いた 平成14年度(社)福島県整骨師会通常総会が5 故関口孝五郎先生と故関口林五郎先生父子の功 月26日(日)13時より福島県総合社会福祉センタ 績を称え,その名を冠した県内最高峰の大会で ー(福島市)において開催された。 ある。 群馬柔道の父と慕われる孝五郎先生は,通算 26年の長きにわたり群接の初代・3代・5代の 会長を務められた。ご子息の林五郎先生は関口 整形外科病院の初代院長で日整と群接の顧問で あった。 大会は,県内15支部が3クラスに分かれてリ ーグ戦を行い,各クラスごとの順位と総合成績 を決め,最も勝ち点が高かった支部に関口杯が 贈られる。今回は8年ぶりに前橋が総合優勝を 果たし,6度目の栄冠を手にした。 開会式での来賓の挨拶で中村紀雄県議会議長 鴨原清勝副会長の開会のことばに始まり,志 田寅蔵会長の挨拶に続き,平成13年度事業報告 が関口孝五郎先生の「国を興すものは人にあり, 並びに13年度収支決算報告,監査報告,平成14 人をつくるものは,日本古来の武道にある」と 年度事業計画(案)並びに平成14年度収支予算 いう名言を紹介し,「柔道を通してすばらしい (案)について報告があり承認された。 駒田道雄副会長の閉会のことばで総会は和や 人づくりを行って下さい」と祝辞を述べ,本大 会のますますの発展を祈念された。 かなうちに閉会した。 〈経費節減着実に〉 平成14年度通常総会 (広報員 遠藤徳雄) 平成14年度通常総会が4月21日(日),午後4 時から伊香保グランドホテルで開催された。 櫻井弘会長は挨拶で1年間を振り返り「本会 で昨年度から大きく変わったことは,会報『ぐ んせつ』の編集作業のコンピュータ化と自社印 − 38 − いくしかないだろうと思っています」と述べ, 業界の進歩発展には政治家の力添えがいかに大 切であるかを説明した。 総会では昨年度の事業,決算,監査の各報告, 本年度の事業計画,予算などの案件が原案どお り承認可決された。支出の部の決算では,項目 のほとんどが予算内で賄われており,役員の努 力による経費節減対策が着実に行われているこ とが示された。特に会報発行に関しては,編集 ▲平成14年度通常総会 作業のコンピュータ化と自社印刷で,前年度の 刷であります。また1階には中小の会議室を設 決算より大幅に節減されていることが報告され けました。主に会報発行,介護保険,コンピュ た。 ータ委員会が使用しています。役員の協力によ 当日は総会に先立ち,前橋地区支部の休日当 る経費節減によって年度内の予算で種々まかな 番接骨院の地図入り広告を自主的に作成し,新 うことができました。 聞折り込みで配布している北爪・小林・岡野の 協同組合の介護支援事業所は,ケアマネジャ 各新聞店の代表者に感謝状と記念品を贈呈し ーの活躍により採算ベースに乗ってきていま た。栄えある群接の各賞として富岡地区支部の す。事業所名が長いということで名称を『接骨 田村清会員と前橋地区支部の牛込信喜会員に関 師介護センター』と改め,より一層の発展を目 口賞を,太田地区支部の剣持和彦会員には柔道 指しています。 功労賞が贈られた。 コンピュータ委員会は,低ランニングコスト 田村会員は,長年にわたり会報『ぐんせつ』 を誇るレセプト作成ソフト(群接ソフト)の更 の発行責任者として手腕を発揮。平成13年4月 なる進歩と事務処理の効率化をめざしており, からは全国に先駆け編集から印刷に至るまでを 会員のために大きな貢献をしてくれています。 コンピュータ化して本会で制作。一大改革によ 会員の福利厚生として結婚祝い金と出産祝い 金制度を設けました。すでに贈呈された会員も り大幅な経費削減に努めた。 牛込会員は,前橋地区支部長としてリーダー シップを発揮され,特に県都前橋での休日当番 います。 休日当番制度に県都の前橋地区支部が加わ 接骨師の必要性を積極的に提唱。平成12年4月 り,県内最大発行部数を誇る上毛新聞はもとよ からスタートさせ,当番接骨師が3大新聞へ掲 り,3大新聞の群馬版に掲載されるようになり 載された大きな原動力となった。 ました。今月からは群馬郡の会員も加わり,接 剣持会員は,長年にわたり柔道指導者として 骨院の知名度を上げるのに役立っております。 普及発展に尽力し,青少年健全育成に貢献して 公的審査会も4月から県の施設で行うように いる。平成13年第21回全国少年柔道大会に群馬 なりました。これには整形外科の医師も入り, 県代表として出場。同年の日整少年柔道大会に 本会からは6人出ています」と報告した。 は門下の優秀選手3人が群接チーム代表に選ば また,業界の最新情報として「日整では参議 院議員である武見敬三先生を通じて,柔道整復 師が伝統医学の『柔道セラピスト』としてWH Oから認知されるよう努力し,前進していると ころであります。政治と業界とのことを総合的 に考えると,このように顧問の先生方を頼って − 39 − れて出場した。 (広報員 田村 清) 栃木県だより 栃木県柔道整復師会創立 80周年記念式典 〈会場〉式典は,筑波山まで一望できる高台 20,000坪の大庭園を誇る宇都宮グランドホテル 辞で記念式典は終了した。 周年事業の設営にあたり,総務部を中心に, 各執行部,実行委員,事務職員の苦労や活躍が あったことを思うと感無量の思いである。また, 来賓の先生方のご助言や激励を糧に一歩一歩前 進し,この経験が次代の会員に受け継がれてい けば幸いである。 最後に,執行部の一人として80周年記念式典 「平安の間」で行われた。ここは明治30年代, 鹿児島出身の陸軍大将の別邸として建てられ, が盛大なうちにも,無事成功裡に終わったこと 昭和57年には昭和天皇・皇后両陛下がご宿泊さ は379名の会員各位の力と熱意があったればこ れた由緒あるホテルである。時は,平成14年3 そと深甚なる謝意を呈するものである。 (ブッロク広報部長 阿部喜一) 月16日(土)雲一つない春うららかな弥生の空が 周年事業を祝ってくれるかのように晴れわたっ 北信越ブロック た佳き日であった。 〈式典〉平安の間のステ−ジには,向かって左 に来賓の政界関係者,宝住与一栃木県医師会会 長,原健日整会長が並び,右側にはわが会の萩 石川県だより 原正会長をはじめ,宇井副会長,顧問の先生方 (社) 石川県柔道整復師会旗争奪 第15回少年柔道大会 が,緊張のなかにも落ち着いた面持ちで開会を 待つ。午後5時,宇井肇副会長の開会の辞で始 まった。国歌斉唱,物故会員に黙祷…次に,萩 少年柔道を通して,心身の健全な育成と少年 原会長の式辞,栃木県知事から知事表彰,また 柔道の振興などを趣旨とし,上記大会が5月12 各団体からの表彰があり,萩原会長からは永年 日(日)松任市の啓武館で開催された。 にわたる功献のあった会員に一人一人感謝状が 手渡され表彰式は終了した。 木山会長の「日頃の練習の成果を充分発揮し 頑張って下さい」との挨拶の後,本会顧問の木 続いて,福田昭夫知事,森山眞弓法務大臣, 嶋光仁先生,同田中博人県会議員よりお祝いと 矢野哲朗参議院議員,石島保男栃木県議会議長, 励ましの言葉をいただき,窪田倶楽部の酒井選 宝住与一栃木県医師会長,最後に原健日整会長 手が力強く選手宣誓を行った。 の来賓挨拶があり,椎名昌市経理部長の閉会の 今回で15回目を迎え,団体20チーム,小学1 80周年記念式典 − 40 − 東海ブロック 静岡県だより 平成14年度世界赤十字デー キャンペーン開催 静岡県柔道整復師会は昨年11月18日に,静岡 年から中学3年まで,過去最高の460名の選手 グランシップにて静岡県柔道整復師赤十字奉仕 が参加。観客席は立見が出る超満員,実行委員, 団を結成し,県内では,無線・点訳・看護・救 審判団などを含む1000余名の会場は熱気にあふ 急・水上安全奉仕団に加えて6団目の結成とな れ,地元の角松任市長も満面の笑みで歓迎の言 りました。 葉を述べられた。 今回,ボランティア活動及び紹介を兼ねて世 団体決勝戦は昨年度優勝の窪田倶楽部と雪辱 界赤十字キャンペーンに出席しました。日時は, に燃える鶴来坂田道場の対戦となった。予想ど 平成14年5月19日(日)午前10時30分から午後3 おり大接戦,大会史上初の代表戦となった。坂 時30分まで,静岡市庁舎裏の青葉イベント広場 田の森下副将,窪田の堅田大将の対戦は会場割 にて,日本赤十字社静岡県支部主催により赤十 れんばかりの大声援の中,判定にて坂田道場に 字創設者アンリーデュナンの誕生を記念し,5 軍配,一昨年に続き5度目の優勝となった。 月8日を「世界赤十字デー」と定め,この日を 続いて個人戦も行なわれ,各学年毎に熱戦を 中心に全国的に普及活動を行っています。 展開,男子中学3年の部で邑知少年柔道教室の 当日行った内容としては,各奉仕団のブース 今井選手が決勝であざやかな内股で一本勝し, があり,点字・モールス信号・アルファー米を 会場を沸せた。 使用した炊き出し・心肺蘇生法などの指導体験 このようなすばらしい大会が順調に運営がで を行っておりました。 きるのも,本会の実行委員はもとより,審判団 我々柔道整復師のブースでは,災害時のビデ の皆様,石川県柔道連盟,松任柔道協会,そし オを流し,トリアージの重要性を理解してもら て裏方として支えて い,災害時の協力をお願いしました。 くれた松任,鶴来, なかでも,取り分け人気のコーナーはテーピ 北辰の各中学の柔道 ング実技で,西部支部の,森上・横田両会員の 部員,その他多くの 皆さんのおかげ,誠 にありがとうござい ました。 (広報員 川上利昭) ▲ 世界赤十字デーキャンペーン会場 − 41 − 愛知県下66団体63チームによる「団体の部」 親切丁寧な説明で,症状に応じてテーピングを 施す様子は,取材者も見惚れるほど鮮やかな手 と,学年別女子による「個人の部」が行われ, つきでした。そのため,来場者はもちろんのこ 合わせて530名が参加。各地区柔道整復師の先 と,他のブース関係者方にも評判で,特に婦人 生指導のもと,日頃鍛えた技を競いあった。 開会式前に,準備体操を兼ねた「健康柔(や 部奉仕団では「是非テーピングの講習をお願い します」との依頼を受けるほど人気がありました。 わら)体操」が地元半田地区会員によって行わ 晴天の中,約5時間,柔道整復師としてのア れ,試合前の緊張した心と体を呼吸法を取り入 ピールに勤めた両会員どうもご苦労様でした。 れた体操によって整えた。愛整会員も理事会開 今回の取材に当り,ボランティア精神を忘れず 催ごとに毎回練習しており,上着を脱ぎ壇上で に精進していきたいと思いました。 の体操となった。 今回は,オリンピック(バルセロナ)ゴールド メダリスト吉田秀彦先生を迎えて特別指導が行 われたが,指導相手をつとめたのはアイルラン ドの2人の選手だった。1年間の柔道修行のた め来日,現在名古屋市内石田道場に所属して各 大学などへも出稽古に励む,トーマス・デニス, ジェラルド・ターナー両選手。アイルランド73 ㎏以下級を代表する選手であり,国際試合にも 出場し次回アテネオリンピックを目指している ようだ。 両国の友好親善,またこの2人の前向きな姿 勢は,青少年の良いお手本になるものと確信す る。まさに淺井会長挨拶に「青少年の健全育 成・心豊かで社会的にも国際人としても立派に 通用する人間育成」を目指した公益活動と合致 するものと思われる。 吉田先生の実技指導はわかりやすく,ユーモ アを交えての指導は子供達に無駄口を与えなか った。さすが指導も“世界の吉田”と声がかか ▲森上,横田両会員 (広報員 小澤喜一) った。 愛知県だより 〈大石道場団体の部優勝〉 国際親善第11回愛整杯争奪 少年少女柔道大会開催 春祭り本番,愛知県半田市内は山車が各地区 で引き回され,祭り囃子が街角から聞こえ活気 づく。こんな賑やかな半田市内青山記念武道館 において4月14日,第11回愛整杯争奪少年少女 柔道大会が盛大に開催された。 ▲特別指導される吉田秀彦選手 (中央) − 42 − 試合は試合進行要項に従いスムーズに進めら れ,試合が進むにつれて応援する声も高くなり, 閉会式直前まで館内静まることはなかった。や いての承認の件 会員の理解と協力によりすべての議案が承認 された。 我が業界にも,不況の波が押し寄せ,会長挨 っぱり大石道場は強かった。 試合はケーブルテレビに取材収録され,予定 拶の中で述べられたように緊縮財政を強いられ る予算案であった。 通り午後3時30分全日程を終了した。 〔団体の部〕 引き続き,真野・竹内両理事を再度正副議長 優 勝 大石道場A とし,愛知県柔道整復師連盟総会が開催された。 準優勝 大石道場B 平成13年度分事業報告・歳入歳出決算書・監査 三 位 紙谷道場A 報告と平成14年度分事業計画(案)・歳入歳出予 三 位 羽田野道場A 算書(案)が上程され,すべてが承認されて,2 (広報員 竹内 康) 時35分,つつがなく閉会となった。 (広報員 安井 豊) 定時 (予算) 総会・連盟総会開催 定時総会開催 3月21日(祝),午後1時30分より,社団法人 愛知県柔道整復師会定時(予算)総会が,本会館 5月26日(日),午後2時30分より,会員452名 にて開催された。柳田松三理事の司会進行のも (委任状提出者271名,合計723名)が集まり社 と,開会に先立ち淺井正孝会長の挨拶に始まり, 団法人愛知県柔道整復師会の定時総会が開催さ 議長に真野博英会員,副議長に竹内康会員が選 れた。この日,名古屋市内の各地では大気が不 任され,総会が成立(出席64名,委任状668名 安定で激しい通り雨が降ったが,ウェスティン 計782名)する旨の報告の後,議事に入った。 ナゴヤキャッスルが建つ名古屋城付近では, 議案は,以下の3題が提示された。 我々を祝福するような晴天が広がった。長谷川 第1号議案 貴一理事の司会進行のもと,真野博英・竹内康 平成14年度事業計画(案)の承認の件 理事が正副議長に選任されて議案審議にはいっ 第2号議案 た。 社団法人愛知県柔道整復師会定款施行細則の 一部改正(案)についての承認の件 第3号議案 平成14年度社団法人愛知県柔道整復師会法人 会計歳入歳出予算書(案) 及び社団法人愛知県 柔道整復師会借入限度額の設定など (案)につ 来賓にお迎えした神田真秋愛知県知事はご祝 辞のなかで,中部国際空港と愛知万博の進行状 況を報告し完成と成功への意気込みを語った。 また日整原健会長・武見敬三参議院議員ら多く の方から祝電を頂戴した。 審議では,昨年度の事業報告と収支決算およ ▲定時 (予算) 総会 び監査が報告され,すべての審議が承認されて − 43 − 定時総会は午後4時に閉会となった。 終了後は,日整保険部長でもある淺井正孝会 長より保険料金について説明を受けた。淺井会 長はじめ日整役員のご協力で最小限の減額率に とどまったが,医科とのバランスを考えると柔 整師の医学的責任がますます重要になること に,会員一同,安堵と戸惑いの複雑な表情を浮 かべていた。 また,富田重忠日本柔道整復接骨医学会会長 からは,日本学術会議への団体登録に向けて, より開催された。議案は下記の通り。 会員とくに各種学会発表者の入会の要請があっ ①平成13年度事業報告,決算関係書類承認に た。 ついて。 午後5時からは,堀孝利理事の司会進行で, ②平成14年度事業計画, 収支予算承認について。 大木浩環境大臣や松原武久名古屋市長・大輪次 黒田理事長の説明の後,①②共に満場一致で 郎愛知県医師会長をはじめ政界・官界や医師会 承認された。 などから60余名の来賓をお迎えして情報交換会 ③指定業者について が華やかに開催された。 ④その他 岩本専務理事により,7月から始ま 「こんなに団結した団体は他に類を見な る「機能訓練指導員」講習会の開催について い」−以前からマイクの前でよく言われる社交 の説明,スケジュールなどが,発表された。 辞令だが,個人的な会話のなかでも,来賓の皆 さんが口を揃えておっしゃったのが印象深かっ 引き続き,第37回(社)三重県柔道整復師会通 た。こういう会に出席する機会が多い方々のお 常総会に移り,伊藤和夫会長挨拶に続き,正・ っしゃることで,あながちお世辞ではなく信憑 副議長を選出。下記の議案が上程された。 性が高いと思われる。個人事業主でお山の大将 ①平成13年度事業・決算報告の件 である我々でも捨てたものじゃないと実感し 満場一致で承認された。 た。この冬の時代,集団の力で困難を乗り越え ②会計監査報告。 ていかなければならない。今の結束力を維持で ③平成14年度事業計画(案),予算(案)の件。 きるよう会員全員が努力し自覚していかなけれ ばならないと考える。 満場一致で承認された。 ④その他 伊藤保険部長より,健保・労災・自 愛知県柔道整復師協同組合の抽選会や様々な 賠責などの昨年度の実績,現状,これからの 余興が行なわれ,和気藹々のうちに午後7時30 問題点などの説明があった。 分お開きとなった。 次に,会場を隣接するホテルに移動し,4時 (広報員 長谷川貴一) より意見交換会が行われた。 坂口厚生労働大臣代理斎藤十朗元参議院議 三重県だより 長,川崎二郎前運輸大臣をはじめ,三重労働局, 第37回通常総会 第4回協同組合通常総会及び意見交換会 会,三重県中小企業団体中央会,山本三重県医 最初に,第4回協同組合通常総会が,5月26 国保連合会,健保連合会,自動車保険料率算定 師会会長,山本三重県柔道協会会長そして岐阜 県柔道整復師会から2名の副会長を招待し,盛 大に楽しく行われ午後6時に無事終了した。 (通信員 谷岡 浩) 日(日)津アストプラザ4階ホールにて午後1時 − 44 − ①近江八幡柔道連盟 ②湖東町練成館 近畿ブロック 〈小学校高学年の部〉 ①大津柔道協会 ②高月柔道スポーツ少年団 〈中学校の部〉 滋賀県だより ①大津柔道協会 ②近江八幡柔道連盟 第24回滋賀県小学・中学生柔道大会開催 平成14年5月26日(日)午前9時より伊香体育 館を会場として,標記の柔道大会が(社)滋賀県 柔道整復師会の主催で開催され,会場では熱戦 (広報員 田川 剛) 兵庫県だより 平成14年度通常総会開催 (社)兵庫県柔道整復師会通常総会がさる5月 が繰り広げられた。 本大会の参加団体,参加選手も年を追うごと に少しずつ増加傾向にあり,本年は39団体(小 26日,新神戸オリエンタルホテルにおいて,会 員多数の出席のもとで開催された。 学男子34,同女子30,中学男子21,同女子14各 上田勉会長より挨拶があり,平成13年度収支 団体)の参加で,選手705名,応援父兄約500名 決算並び事業報告,また平成14年度予算案及び を集め盛大に開催することができた。 事業計画案は各理事者より説明がなされ,原案 大会ごとに続けられている柔道の「形」の演 技では選手,応援父兄の見つめる中, 「柔の形」 通り,すべての議案が可決,承認されました。 本年度の大きな事業として,「救護トレーナ を『取』吉川絵美三段,『受』際田恵三段の両 ー」養成講座を約10ヵ月間かけて開講する。神 女史により披露された。 戸大学の教授陣を中心にスペシャリストによる 団体戦は小学校低学年の部31チーム,小学校 プログラムを作成,充実した内容のもとにテク 高学年の部32チーム,中学生の部18チームで争 ニカルな「救護トレーナー」の養成を図る旨の われた。また,個人戦は小学1年生から中学3 年生の選手が各学年男子・女子の部に分かれて 行われた。 また,日整全国柔道大会に向けて,個人戦の 戦績優秀な選手より代表者が選ばれた。 滋賀県チーム各代表選手の健闘を祈っていま す。 団体戦成績結果は次の通り。 〈小学校低学年の部〉 − 45 − 説明がなされた。特別事業として,当師会が創 送信を実際に行い,また掲示板の作成方法など 立80周年,社団法人設立40周年を迎え9月15日 細部にわたった講習が行われ,参加者はメモを (日)に新神戸オリエンタル劇場において記念式 取りながらの聴講でしたが,あまりにも高度す 典をとり行うことが決定,師会を挙げて会員一 ぎてちんぷんかんぷんで四苦八苦されておりま 丸となり取り組む意向を述べられた。 した。 (ブロック広報部長 馬塩廣志) 引き続き永年会員表彰が執り行われ,今後 益々のご活躍を祈願して,永年の栄誉をたたえ 岡山県だより た。 兵庫県知事(代理)を始め国会議員,県会・市 会顧問議員など多くの来賓の参加を得まして, (社) 岡山県柔道整復師会第24回定期総会 盛大に行われた。 去る5月19日(日)黒住教まることセンターに (広報員 外林雅夫) おいて,会員110名の出席のもと,第24回定期 総会が開催されました。 中国ブロック 尾高博副会長の司会・関靖文副会長の開会宣 言で始まり,議長に長谷川利信倉敷支部長,副 議長に栗本信正岡山支部長を,また議事録署名 ブロックIT勉強会 去る5月11日 (土)午後6時より,岡山県柔道 人に岡山支部の野宮準二会員・難波健会員を選 出し,議事に入りました。 第1号議案……平成13年度事業報告並びに収支 整復師会事務局において,中国ブロックIT勉 強会が開催されました。講師を岡山県柔道整復 決算報告承認の件・監査報告 第2号議案……平成14年度事業計画並びに収支 師会IT委員会委員長の木下紘志会員・岡山県 予算案承認の件 ホームページ webmaster 佐藤勇治会員にお願い 事業計画の会館建設準備委員会を設置する, し,中国5県のIT担当者が各県のホームペー 予算案の会館建設準備金の項目にていろいろ意 ジ作成に夜遅くまで取り組んでおられました。 見が出ましたが,原案通り承認可決されました。 一番遅れていた島根県も何とか形になりまし 第3号議案……任期満了に伴う役員改選 た。 会 長………小合洋一 翌12日(日)は,開場をパーソナルアイテック 副会長………関 靖文 尾高 博 秋山昌司 IT教室(一般の方にコンピュ−ター教室を開 の他7名の理事,2名の監事が選任された。 いている会場)に移動し,午前9時より午後12 第4号議案……柔整大学設置推進のための拠出 時まで昨日作成したホームページをサーバーに ▲IT勉強会 金について ▲新役員 − 46 − 平成9年度から柔整大学設置のため日整に拠 出していた特別会費が,当分大学設立の見込み がないため返還されることになり,その拠出金 を会館建築に寄付という形にお願いできないか 師連盟,鹿児島県整復師協同組合の,平成14年 度通常総会が開催されました。 総会に先立ち,会員表彰,5名の新入会員と 2名の準会員紹介がありました。 林岩男会長の挨拶と経過報告で,業界を取り と提案があり,賛同を得ました。 その他,都道府県対抗第18回女子柔道大会の 巻く環境の厳しさを実感し,学術,技術,心の 研鑚を積み重ね,この難局を乗り切るべく,指 賛助金は今年度はしないことを報告。 以上,無事議案もすべて可決され,秋山昌司 導,激励に会員一同,熱心に耳を傾けておりま した。 副会長の閉会宣言で終了しました。 その後,報告事項にて表彰が行われ,営業20 通常総会は,福冨大道議長のもとで,遅滞な 周年に角田政教会員・藤原澄男会員・山本幸三 く進行し,上程された議案はすべて承認され, 会員,古希のお祝いが湯浅満会員・福井登茂洋 引き続いて役員選挙が行われました。 会員,還暦のお祝いが大谷豊会員・中西祥夫会 林会長,冨増副会長,吉留副会長は再選,6 人の理事が信任投票にて選出され,選挙により 員でした。 (広報員 馬塩廣志) 選出された理事4人を合わせ,13名の新執行部 と,2名の監事が決まりました。 その後,5人の会員による実技を交えた鹿児 九州ブロック 島県学術臨床学会が開催され,実用新案特許申 請中の治療器の公開などもあり,明日からの治 療にすぐ役立つ,充実した学会となりました。 鹿児島県だより 閉会後行われた臨時理事会において,林会長 から会として歩むべき道や,在り方,そして理 平成14年度通常総会開催 事としての心得などの指導があり,最後に各理 平成14年4月28日(日)午前9時30分より,鹿 児島県市町村自治会館4階大ホールにおいて, (社)鹿児島県柔道整復師会,鹿児島県柔道整復 − 47 − 事の業務分担が決定され,緊張の一日が終わり ました。 (広報員 石田康祐) 大分県だより 平成14年度通常総会開催される 平成14年4月19日大分市萩原の大分県整骨会 館において,社団法人大分県柔道整復師会通常 総会が開催された。 総会は荷宮顧問弁護士,森迫顧問税理士を迎 え,杉田副会長による開会のことば,清田会長 の挨拶で始まった。福田祐司会員を議長に,土 ▲新しい年度に向かって抱負を述べる清田会長 谷恵一・森山文祥会員を議事録署名人に,議案 本年度は役員改選の年にあたり,議案終了後 が審議された。第1号議案より第13号議案まで に新役員の選任が行われた。清田洋一会長・杉 全議案慎重審議のうえ可決承認された。総会時, 田洋一副会長はじめ全役員が再任された。会長 永年当会の役員を務めた西邑伊三郎・金枝徳広 を中心に全役員新年度に向かい決意を新たにし 会員の表彰が行われた。また安東鉄男会員の大 た。 分県体育協会指導者表彰・別府地区会員の鶴見 総会終了後会場を移し懇親会が行われた。会 岳一気登山実行委員会救護活動に対する表彰が 員一同,和気あいあいと明日への英気を養った。 (広報員 加藤和信) 披露された。 ◆原稿締切日が10日に変更になっています◆ 〈投稿される会員へお願い〉 最近,パソコンで作成された原稿が多くなっています。しかしながらせっかく入力 されたデータでも,印刷された用紙だけではもう一度入力しなければならないのが現 状です。 ワードまたは一太郎で作成された原稿の場合は,そのファイルをメールで送付され るか,または原稿にフロッピーを添付してお送り下さい。作業効率面で,さらに編集 会議の経費削減にもつながりますので,ぜひご協力下さい。 尚,編集会議の結果、投稿等で未掲載となる場合もありますのでご了承下さい。ま た「投稿」の場合,必ず日整広報原稿と記入または入力して下さい。 宛先:“日整広報”〈[email protected]〉 日整広報発行日と原稿〆切 号 数 156号 ※原稿の〆切厳守をお願いします。 (広報部) 157号 158号 10月10日 12月10日 8月10日 平成 14年 発 行 9月25日 160号 161号 平成 15年 平成 14年 原稿〆切 159号 2月10日 4月10日 6月10日 3月25日 5月25日 7月25日 平成 15年 11月25日 1月25日 − 48 − 入・退会者並びに異動者一覧 都 道 府 県 名 平成 14年4月∼平成 14年5月 〈新入会170名〉 北 海 道 池田 寛,吉田幸弘,金野淳平, 長 野 県 岡本和憲,塚田 剛,土屋富康 富 山 県 福田秀継,畔田 肇 石 川 県 古城 忠,谷口雅人,普輪 文子 福 井 県 松田正人,阿部嘉徳,橋本康志, 大竹正亮,小林正行,大塚伸二, 藤田節男,山田 篤,田村幸輝, 井口晶貴,宍戸和夫,川口善也 ◇:特会員 齊藤英司 静 岡 県 安立宗生,太田一麻 愛 知 県 松浦洋雅,福永由隆,都築 誠, 青 森 県 中野渡 敦 馬場昭人,岡田忠士,若林 賢, 宮 城 県 飯野勝幸,見田 太,櫻本和夫, 赤松徳浩,冨田春樹 日出山 進,渡辺淳志,佐藤晃敏, 若生壮司 山 形 県 佐藤康弘 福 島 県 菊地真人 茨 城 県 早川好機,仁藤 靖,仲田 茂, 牧内浩二,豊島 猛 三 重 県 前田 信 岐 阜 県 稲葉恒司,西田 修 滋 賀 県 橋爪宏治 京 都 府 明石大輔,稲川大輔,雨森一夫, 地當健一 奈 良 県 野 貴次 大 阪 府 田邉勝行,三浦良平,川脇芳久, 栃 木 県 秋田孝夫,永藤友久 群 馬 県 小野塚 弘,根岸天明,佐俣 栄 稲見浩一,山根文彦,山口 悟, 埼 玉 県 神田憲孝,谷 忠明,清水俊次, 徳山昌志,下村直樹,並川一利, 篠沢弘悦,大久保貴行,門井秀樹, 西村清司,瀧谷伸也,谷口智哉, 間野隆男 合田宙輝,鈴木信幸,藤井智之, 安田明弘,奥山 勲,船迫義郎, 吉井俊夫, 大森晋一,篠塚正樹,渡邉健司, 巽 憲司,北岡孝英,覧村秀紀 千 葉 県 森澤秀一,笠川 司 神奈川県 和歌山県 屋智剛,鈴木貴志,古谷健一郎, 山田伸一,山口善弘,後藤 隆, 兵 庫 県 岡 山 県 西村純一,松原斉正,阿部優子, 小林正男,高橋直人,鈴木則勝, 山口章子,舘岡秀樹,関野 忠, 木田 実,木村 匠,蒲生博臣, 中尾昌彦,石川欣正,米澤史恵, 代居美希,中村崇男,須藤 朗, 脇坂友和,生方 一,武田好広, 井上晴樹,佐藤雅徳,上田康浩, 市川寿秀 吉田千晶,三宅廣昌,大橋晶子, 齋藤正剛,大村晋司 山 口 県 大槻将俊,中谷 弘 香 川 県 武上晃基 愛 媛 県 塩崎由紀,渡部菊良,薦田高周 高 知 県 福留俊樹 福 岡 県 川上範之,與田義己,野上大輔, 片岡謙仁,椎名昌憲,関 龍一郎, 新 潟 県 森下 二,松永佳三,橋本貴朋, 吉山善邦 横尾 進,宮澤浩一,三田大介, 伊藤正紀,伊藤 匠,上野健二 安井 誠,宮本和人,松山憲二, 大川真澄 山村 聡,八木宏明 東 京 都 野亜矢子,大谷敏章, 田中和彦 大 分 県 木谷充良,西邑幸一郎 熊 本 県 外山靖幸 鹿児島県 松田賢治 沖 縄 県 前泊輝行 − 49 − 〈特8名 相続4名〉 〈転入3名 転出1名〉 茨 城 県 ◇山田昭文(山田延寿) 宮 城 県 石井智之(福島県へ) 神奈川県 森川幸子(森川光男) 千 葉 県 藤村耕雲(東京都より) 山崎文也(山崎奇麿) 兵 庫 県 佐保田繁夫(岡山県より) 東 京 都 ◇新岡昭彦(新岡正三) 岡 山 県 佐保田実雄(兵庫県より) 新 潟 県 ◇前島順子(前島止郎) 〈支部変更7名〉 ◇吉田和正(吉田好廣) 富 山 県 高山大海(高山吉輝) 東 京 都 福 井 県 ◇松山海洲(松山明美) 滋 賀 県 川戸典知(川戸 昇) 石 川 県 加藤和生 金沢北→金沢南 大 阪 府 ◇山本将史(山本恵子) 大 阪 府 大久保新作 北河内→京阪 岡 山 県 ◇三宅喜子(三宅廣昌) 田中精一 北河内→今里 鹿児島県 ◇川畑賀嗣(川畑喨一) 日高 啓 天王寺→八尾 春原 博 台東→墨田 北井和彦 三島→天王寺 〈退会13名 △死亡3名〉 青 森 県 吹越道男,佐々木主税 山 形 県 加藤一男,香曽我部 稔 千 葉 県 △田中和夫 茨 城 県 東谷克智 東 京 都 △岡崎廣悟,西窪治利,山口壽彦, 沼地 潔 静 岡 県 高橋一雄 愛 知 県 △村松勝矢 大 阪 府 大利清文,北村 稔,畠山純子 兵 庫 県 小林 淳 佐藤 司 特別→北 − 50 − 日整文芸 遠 き 子 や 武 具 の 売 場 に 立 寄 り て 終 戦 の 勅 語 の あ と の わ が 俘 虜 期 矢 車 の 風 に 鳴 り を り 初 孫 ら し 医 学 書 と 句 集 と 梅 雨 の 夜 の 机 春 雨 の 傘 に 齢 を 悟 り け り 肩 書 の 凡 て 外 れ し 風 五 月 ︻ 俳 句 ︼ 武 具 売 場 東 京 都 ︵ 俳 人 協 会 会 員 ︶ 長 野 県 三 大 雪 や 岩 壁 哀 号 鳴 う さ ぎ 小 島 啓 司 蟹か に う ま し 密 輸 厳 し い 北 海 峡 阿 部 篤 夫 寝 ぼ けま 眼な こ で 遠 山 眺な が む 新 緑 霞か す み し 朝 の 静 け さ に 背 戸 を 打 つ 雨 に ま ど ろ む 春 の 朝 紫 姿 色 ぞ え し 藤 の 花 な り 春 山 や 淡 き 緑 の 中 に あ り ︻ 短 歌 ︼ 季 感 奈 良 県 長 谷 川 治 三 郎 老 妻 の 和 服 き り り と 夏 点 前 回 想 山 梨 県 玉 砂 利 を 踏 み て 新 樹 の 風 の 色 青 沼 明 風 領 事 館 侵 奪 さ れ た 平 和 惚 け 丹 頂 の コ タ ン の 里 に 黒 百 合 華か そ よ 風 や 音 無 く ゆ れ る 高 橋 鶴 水 東 京 の 空 に 決 別 卒 業 す 梅 雨 の 庭 ︵ 俳 人 協 会 会 員 ︶ 藤 花 ま じ り て 若 き 芽 の 見 ゆ る 山 に は 参 拝 に 内 政 干 渉 怒イ カ り 湧 く 靖 ︵ 国 ※ に 報 A 復 的 級 一 犯 方 は 的 在 ラ し ン な ク 付 い け に 過 ぎ な い 。 ︶ − 51 − 身 支 度 が と と の う 旅 の サ ン グ ラ ス ︻ 時 事 川 柳 ︼ 東 京 都 北 竹 勉 あ や め 咲 き 古 典 ゆ か し き 神 楽 舞 爛 漫 の 花 び ら 落 ち つ 時 知 ら す 埼 玉 県 初 夏 迎 え 歓 喜 満 々 金 婚 日 青 若 葉 こ ん も り つ つ む 香 取 宮 初 夏 千 葉 県 吉 橋 勇 吉 岡 和 市 危 機 管 理 外 務 省 か ら 初 め ま す あ げ 足 を 取 っ て 取 ら れ て 証 人 へ 亡 命 は 解 決 外 交 ベ タ 残 る ダ ス キ ン は 不 正 を 包 み 拭 き 取 ら ず 兵 庫 県 ︵ 川 柳 瓦 版 の 会 同 人 ︶ 山 根 正 ︻ 川 柳 ︼ 編 集 後 記 ■利根田総務部長がご逝去された。「ITは君 ■今回ほど危機管理における広報の大切さを痛 がやりなさいよ。それが一番良い」最期に交わ 感したことはなかった。今回の問題を起点とし した言葉でした。3月の臨時代議員会で委員会 て早急な危機管理システム構築を願いたい。 を通していただいた。その時の司会進行がいつ (奥田) もの闊達さが感じられず心配していたが,直後 ■広報誌に塩川財務大臣,坂口厚生労働大臣と に倒れられた由,後で伺ったところでは県議会 いうお二人の現職大臣に登場していただくこと 議員を辞められた頃から体調不良を押してのご ができ,取材をしていただいた各地方社団の会 活躍,特に総務部長に就任されてからの激務は, 員に感謝いたします。柔整に対する明るい話題 今から思えば申し訳ない思いでいっぱいです。 が少ない中,WHO認知と共に広報誌の品格が ご冥福をお祈りいたします。 一段とアップしたと思えます。暑さは,業務同 臨床整形外科医会シンポジウムより発した 様々なバッシングを醸し失礼しました。立場上 様厳しくなると思いますが,柔整独特の粘り腰 で乗り切りましょう。 (徳永) アクションが起こせず悶々とした日々を送って います。広報部でも危機管理のノウハウを研究 し今後に備えたいと思います。 (小合) 〈訂正〉 ■東海ブロックで行われた接骨学会でブロック 前号「柔整連合研究会第12回学術大会」 の先生方と坂口厚生労働省大臣にインタビュー のご案内の記事中,連絡先の電話番号が誤 を行いました。緊張しました……。しかし,大 っていました。 臣がとてもよくお話してくださり,楽しいひと 正しくは 時を過ごせました。 03(3959)4556 さて……政界では,いろんな問題が出ている お詫びして訂正させていただきます。 ようです。小泉首相が現在の心境をTVで語っ ていました。“毎日いろんなことがあって…… 毎日毎日,有事だ!” 平成14年 7月25日 発行 この広報誌が 発行されるころ,政界はどう 社団法人 日本柔道整復師会 なっていることでしょうか? 〒110 -- 0007 東京都台東区上野公園16 - 9 そして,われわれは……今は梅雨ですが,こ 電 話(03)3821−3511(大代表) の天気のようにいろんな問題で憂鬱な毎日が続 発 行 人 原 健 くのでしょうか? 編 集 者 小 合 洋 一 それとも皆様がこれをお読みになられている ころには,晴れて朝日を拝むことができるよう 制 になっているのでしょうか? (内藤) 印 刷 所 株式会社タイヨーグラフィック − 52 − 作 サ ン 企 画
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