平成26年度事業報告書 - 一般財団法人 長寿社会開発センター

平 成 26 年 度
事 業 報 告 書
一般財団法人長寿社会開発センター
平成26年度事業報告書
目
次
第1 理事会・評議員会の開催・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第2 センターの事業
Ⅰ 高齢者の生きがいと健康づくり推進事業・・・・・・・・・・2
Ⅱ 地域包括ケア推進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
Ⅲ 長寿社会に関する調査研究事業等・・・・・・・・・・・・・8
Ⅳ 出版事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
第1 理事会・評議員会の開催
(1) 第1回理事会
日
時
場
所
議決事項
(2) 第1回評議員会
日
時
場
所
議決事項
平成26年6月9日
KKRホテル東京
① 平成25年度事業報告について
② 平成25年度収支決算について
③ 平成25年度公益目的支出計画実施報告書について
④ 平成26年度第1回評議員会の開催について
平成26年6月24日
KKRホテル東京
① 平成25年度事業報告について
② 平成25年度収支決算について
③ 評議員の補欠選任について
④ 理事の選任について
⑤ 監事の選任について
(3) 第2回理事会
定款第50条に基づき書面評決による開催とした。
書面評決日
平成26年6月24日
議決事項
代表理事、業務執行理事の選定及び理事長、副理事長の
選定について
(4) 第3回理事会
定款第50条に基づき書面評決による開催とした。
書面評決日
平成26年11月25日
議決事項
一般財団法人長寿社会開発センターの事務所移転について
(5) 第4回理事会
定款第50条に基づき書面評決による開催とした。
書面評決日
平成27年2月2日
議決事項
平成26年度第2回評議員会の開催について
(6) 第5回理事会
日
時
場
所
議決事項
平成27年3月24日
KKRホテル東京
① 平成27年度事業計画について
② 平成27年度収支予算について
③ 職員給与規程の一部改正について
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(7) 第2回評議員会
日
時
場
所
議決事項
平成27年3月24日
KKRホテル東京
① 平成27年度事業計画について
② 平成27年度収支予算について
③ 役員の報酬及び費用に関する規程の一部改正について
第2 センターの事業
Ⅰ 高齢者の生きがいと健康づくり推進事業
1 全国健康福祉祭(ねんりんピック)開催事業
第27回全国健康福祉祭とちぎ大会(ねんりんピック栃木2014、平成26年10月4日~
7日)を厚生労働省及び栃木県とともに開催し、次の事業を実施した。
全国健康福祉祭の開催
① 地域の経済波及効果
約69億円
② 選手等の参加人員
約10,100人
③ 延参加人員
約41万人
(1) 実行委員会に対する大会助成金の交付
中央企業等 12 社、1 団体より協賛金を募り、とちぎ大会運営のため実行委
員会に助成した。
(2) 音楽文化祭の開催
高齢者をはじめ幅広い世代の出演者による音楽文化祭を開催した。
開 催 日
平成 26 年 10 月 5 日
会
場
栃木県総合文化センター(メインホール)
観覧者総数 1,132 名
出演団体
田宮ばやし保存会他 6 団体
ゲ ス ト
榊原 広子(ダ・カーポ)
(3) シニアと子どもふれあい教室の開催等
① シニアと子どもふれあい教室
高齢者が有する知識、技術を生かして子どもたちとの交流を図るとともに、
「つくる喜び」を発見してもらう機会を提供することを目的にパソコンお絵
描き教室を実施した。
- 2 -
開 催 日
会
場
参加者数
内
容
平成 26 年 10 月 4 日~5 日
栃木県立宇都宮産業展示館「マロニエプラザ」(宇都宮市)
155 名
パソコンお絵描き教室
ペイントを使いパソコンで絵を描くおもしろさを体験し
てもらった。
② 心と身体を元気にするハートケアメイク
シニアによる生きがい健康づくり活動の実施例として、脳や気持ちを活性
化させ、シニア女性に生きがいと自信を持っていただく「健康メイク」を紹
介した。
開 催 日
平成 26 年 10 月 4 日~5 日
会
場
栃木県立宇都宮産業展示館「マロニエプラザ」
(宇都宮市)
参加者数
48 名
内
容
素肌をきれいに保つマッサージの方法や口紅の色合わせな
どメイクアップのコツを学んでいただく「健康メイク講座」
を開催した。
(4) 総合開会式等のインターネット中継等の実施
総合開会式、交流大会等の映像をインターネットを使って中継するなどの
取り組みを行った。
2 高齢者の生きがい健康づくり活動グループへの支援及び普及
高齢者の生きがい健康づくり活動グループとの連携を強化し、その育成・普及を
図った。
(1) 全国ブランド化が期待できるグループの育成・支援
パソコンお絵描き教室、ハートケアメイク、ふまねっと、おもちゃ病院等
の活動について、育成を図るとともに全国普及に向けた支援を行った。
(2) 明るい長寿社会づくり推進機構関連の活動グループへの助成
生きがい健康づくり活動に取り組む高齢者グループの活動の支援と普及、
及び明るい長寿社会づくり推進機構と活動グループとの連携・強化を図るこ
とを目的に以下の活動に助成を行った。
<助成団体>
1) 特定非営利活動法人志民アシストネットワーク(埼玉県)
「地域に住むシニアによる支え合い活動事業」
2) いきいき 21(長野県)
「高齢者施設(デイサービスセンター等)慰問活動事業」
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3) 熟年クラブ(和歌山県)
「『ふれあいサロン』健康講座シニアエクササイズ事業」
4) おいどんがサロン(鹿児島県)
「どろんこ異世代交流事業」
5) 沖縄ペタンク協会(沖縄県)
「いきいき願寿美ら島ペタンク講習会開催事業」
6) なかよしパソコンお絵かきクラブ (鹿児島県)
「なかよしパソコンお絵かきクラブ事業」
3 都道府県明るい長寿社会づくり推進機構への支援
全国明るい長寿社会づくり推進機構連絡協議会との連携を強化し、生きがい健康
づくり活動の活性化を図った。
(1) 全国明るい長寿社会づくり推進機構連絡協議会への助成
全国明るい長寿社会づくり推進機構連絡協議会の活動を支援するために助
成を行った。
(2) 全国明るい長寿社会づくり推進機構連絡協議会活動(総会、ブロック会議、
幹事会、テーマ別会議、実務担当者会議、職員研修等)への支援
推進機構間の連携強化及び当センターと推進機構との連携強化を図るため
に、推進機構連絡協議会総会(2 回)
、全国7ブロックの代表による幹事会(3
回)等の開催について支援を行ったほか、テーマ別の会議(2 回)
、実務担当者
による会議(3 回)を設けて効果的・効率的に活動が展開できるよう支援を行
った。
4 啓発普及事業
(1) 情報誌「PORTA」の発行(年間4回)
高齢者の生きがい健康づくりを啓発普及するための情報誌「PORTA」
を発行し、関係機関及び高齢者大学学生等に配布した。
4 月、7 月、10 月、1 月発行 発行部数 合計 25,000 部
(2) 研究紀要「生きがい研究第21号」の発行
高齢者の生きがいに関する研究紀要「生きがい研究」第 21 号を発刊した。
研究者による論文発表、実践者による事業報告を掲載し、全国の公立図書館、
大学図書館及び関係機関等に配布した。
年 1 回発行
発行部数 5,000 部
Ⅱ 地域包括ケア推進事業
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1 地域包括支援センター職員研修等
地域包括支援センターの職員等に対して、資質向上に資することを目的に下記の
研修を実施した。
(1) 介護予防ケアマネジメント入門研修
期
間 平成26年5月19日、5月30日
開催回数
2回(東京、福岡)
会
場
Learning Square 新橋、都久志会館
講
師
水村 美穂子(青梅市地域包括支援センターすえひろ センター長)
平 真一 (米沢市地域包括支援センター センター長)
岩本 朋子 (大磯町地域包括支援センター センター長)
受講者数 128名
(2) 地域包括支援センター職員基礎研修
期
間 平成26年6月16日~ 7月15日
開催回数
6回(東京2回、愛知、京都2回、福岡)
会
場
京都テルサ、他3か所
講
師 山本 繁樹 (立川市南部西ふじみ地域包括支援センター センター長)
川端 伸子 (公益社団法人あい権利擁護支援ネット 理事)
大澤 愛子 (田浦・逸見地域包括支援センター 施設長)
他10名
受講者数
834名
(3) 地域包括支援センター職員課題別研修
期
間 平成26年11月20日~12月16日
開催回数 7回(東京4回、愛知、京都、福岡)
会
場 Learning Square 新橋、他3か所
講
師 中澤 伸 (社会福祉法人川崎聖風福祉会 事業推進部長)
稲吉 江美(公益社団法人福岡県社会福祉士会 理事)
他10名
受講者数 935名
(4) 地域包括支援センター実践能力向上研修
期
間 平成26年 9月29日、10月10日
開催回数 2回(東京、京都)
会
場 Learning Square 新橋、京都テルサ
講
師 大川 潤一 (国立市健康福祉部 地域包括ケア推進担当課長)
大口 達也 (立教大学大学院 コミュニティ福祉学研究科)
佐藤 奈奈子(すみよし地域包括支援センター センター長)
他2名
受講者数 205名
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(5) 地域包括ケア担当市町村職員セミナー
期
間 平成27年2月13日
会
場 Learning Square 新橋
講
師 服部 真治(厚生労働省老健局振興課 課長補佐)
篠田 浩 (大垣市福祉部高齢介護課 介護保険専門官)
田中 明美(生駒市介護保険課 課長補佐)
受講者数 210名
2 介護人材研修
介護職員の資質向上に資することを目的に、介護職員の指導的立場にある者に対
して下記の研修を実施した。
(1) 介護職員の実務者研修教員講習会(3回)
実務者研修実施施設に必置しなければならない教務主任の養成研修
期
間 平成26年2月22日~平成26年5月25日
平成26年4月5日 ~平成26年6月22日
平成26年5月17日~平成26年7月27日
開催回数
3回(全50時間)
会
場 ニチイ学館 柏総合センター
ニチイ学館 神戸校
ニチイ学館 名古屋校
講
師
井上 千津子(日本介護福祉学会 会長)
因 利恵
(公益社団法人福岡県介護福祉士会 会長)
小笠原 靖治(福岡介護福祉専門学校 副校長)
釜土 禮子 (松本短期大学 教授)
松尾 智子 (元九州大谷短期大学 教授)
修了者数
74名
(2) 介護技術指導者研修会(2回)
介護職員初任者研修テキストDVD教材介護技術編を活用して介護技術を指
導する講師の養成研修
期
間
平成 26 年 6 月 15 日~6 月 18 日
平成 26 年 10 月 25 日~10 月 28 日
会
場
全国障害者総合福祉センター(戸山サンライズ)
講
師
柴田 範子(特定非営利活動法人楽 理事長)
木下 尚久(新百合ヶ丘介護老人保健施設つくしの里
リハビリテーション部 部長)
白井 孝子(東京福祉専門学校ケアワーク学部 教務主任)
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受講者数
本間 久恵(口腔機能支援センターさいわい センター長)
45名
(3) 生活支援技術演習講師養成研修会(2回)
介護職員初任者研修にかかる生活支援技術演習を指導する講師の養成研修
期
間
平成 26 年 12 月 18 日
平成 27 年 2 月 22 日
会
場
全国障害者総合福祉センター(戸山サンライズ)
講
師
柴田 範子(特定非営利活動法人楽 理事長)
白井 孝子(東京福祉専門学校ケアワーク学部 教務主任)
受講者数
75名
(4) ホームヘルパー現任研修
日本ホームヘルパー協会との連携の下に実施する中央研修及びブロック研修
<中央研修会>
期
間 平成27年3月7日~8日
会
場 東京グランドホテル
講
師 渡辺 正毅(厚生労働省老健局振興課 基準第一係長)
東内 京一(和光市 保健福祉部長)
岩田 由実(和光北第二地域包括支援センター)
菊谷 武 (日本歯科大学 教授/口腔リハビリテーション
多摩クリニック 院長)
曽根 直樹(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部 虐待
防止専門官・障害福祉専門官)
受講者数 64名
<ブロック研修会>
○ 北部ブロック研修会
期
間 平成26年12月13日~14日
会
場 春日部ふれあいキューブ
講
師 石井 利幸(介護老人保健施設ひもろぎの園 作業療法士)
東内 京一(和光市 保健福祉部長)
遅塚 昭彦(公益社団法人埼玉県社会福祉士会 理事)
岩上 洋一(特定非営利活動法人じりつ 代表理事)
受講者数 83名
○ 中部ブロック研修会
期
間 平成26年11月15日~16日
会
場 ホテルプラザ勝川
講
師 小野 貴朗(厚生労働省老健局振興課法令係)
岩尾 聡士(藤田保健衛生大学医学部地域老年学科 教授)
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受講者数
三田 優子(大阪府立大学 准教授)
87名
○ 南部ブロック研修会
期
間 平成26年10月18日~19日
会
場 ステーションホテル小倉
講
師 高橋 都子 (厚生労働省老健局振興課 地域包括ケア推進官)
中島 七海 (天神オアシスクラブ 施設長)
三森 功士 (九州大学病院別府病院 院長)
田代 久美枝(認知症・草の根ネットワーク)
武田 貴子 (福祉用具プラザ北九州視覚障害生活訓練等指導者)
受講者数 150名
Ⅲ 長寿社会に関する調査研究事業等
1 国際長寿センター(International Longevity Center-ILC)運営事業
国際長寿センターグローバル・アライアンス(ILC-GA、加盟17国)のメンバー国
や、国連、WHOを始めとする国際的な機関と連携しながら、調査・研究、広報・啓発
活動に取り組んだ。
また、個人と社会の高齢化に関する情報や知識を正しく認識し、判断する力をつ
けることを啓発する活動(長寿リテラシーの普及・啓発)に当たっては、企業や他
団体、行政との連携や協働を積極的に推進した。
(1)調査・研究・広報・啓発事業
① 生涯現役社会づくりに関する活動の国際比較に関する調査研究事業(老健補
助金による事業)
・オランダ、イギリスにおいて、高齢者のボランティア活動に関する制度
調査、インタビュー調査を実施
・上記調査研究報告書刊行
② 啓発・広報誌の刊行
・納得できる旅立ちのために(抜粋版)刊行
③ 勉強会・講演会その他
・ラウンドテーブルミーティング
「プロダクティブ・エイジング-日本とオランダ」
(2月)
(2) 国際交流事業
① 国際シンポジウム「健康とケアを考える-戦略と課題」
(6月インド)
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② 国際シンポジウム「Aging and Mobility」
(10月イギリス)
③ 認知症サミットにおける日本のプレゼンテーションへの情報提供(11月日本)
④ 第3回国連防災世界会議での「大船渡居場所ハウス」発表支援(3月仙台)
⑤ 国際シンポジウム「Global Comparison on Helthy Aging」(3月ドイツ)
(3) 企業・団体・行政との連携・協力による広報・啓発事業
① 賛助会員企業による「長寿社会ライフスタイル研究会」の定例開催(3回)
② 企業の顧客向け講演と店頭配布物の作成協力
三井住友信託銀行 5か所
③ 大学での特別講義「超高齢社会を支える女性の力」 日本女子大学
④ 新地域支援事業推進事業への協力(データ提供) 厚労省・さわやか福祉財団
⑤ 地域包括ケア研修会での講演 新潟市
⑥ 日経新聞の企業向け「新シニアライフデザイン研究会」企画協力と講演
2 その他の調査研究事業
(1) 地域包括支援センター運営マニュアル作成事業
平成27年4月施行の介護保険法改正に伴い、地域支援事業等に関する省令・
関係通知の改正の動向等を踏まえ、現行のマニュアル見直し・改訂について検
討委員会の立ち上げを行った。
委員長
髙良 麻子 (東京学芸大学 准教授)
委 員
池田 惠利子(公益社団法人あい権利擁護支援ネット 代表理事)
他6名
(2) 介護職員初任者研修の実態把握と効果的・効率的な実施に関する調査研究
事業
従来のホームヘルパー2級研修と比較して初任者研修の受講者が減少してい
るという指摘がなされたことを受け、2級研修と初任者研修の実施機関数、講
座数、定員、受講者数などの状況の変化を明らかにするとともに減少要因の分
析と初任者研修の課題の抽出を行った。
委員長
藤井 賢一郎(上智大学総合人間科学部 准教授)
委 員
石井 久恵 (公益財団法人介護労働安定センター 東京支部長)
他9名
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Ⅳ 出版事業
介護職員及び介護支援専門員の養成研修等に関する図書の作成とその販売促進を
図る。
(1) 発行図書
① 介護職員初任者研修テキスト
② 介護福祉士養成 実務者研修テキスト
③ 介護支援専門員基本テキスト
④ 介護支援専門員実務研修テキスト
⑤ 居宅サービス計画書の手引き
⑥ 健康増進法に基づく健康手帳
(2) 顧客ニーズへの対応
① 介護技術指導者研修会の開催
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