インストールガイド FUJITSU PCI Fibre Channel 4.0 Update2

資料コード:C120-E392-03
インストールガイド
FUJITSU PCI Fibre Channel 4.0 Update2
for Solaris TM Operating System
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されている
ものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行
制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、
仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」
という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。
お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないでください。また、
お客さまがハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求ま
たは損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
UNIX は、米国およびその他の国におけるオープングループの登録商標です。
Solaris およびすべての Solaris に関連する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems,
Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。
Microsoft は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
Netscape, Netscape Navigator, Netscape Communications は、米国 Netscape Communications Corporation の商標で
す。
そのほか、本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU 2009
まえがき
本書では、Solaris™ オペレーティングシステムに関する表記を以下のように記述いたします。
Solaris™ 10 オペレーティングシステム(以降 Solaris 10)と記載します。
1
目
次
第1章 動作環境 .......................................................... 1
1.1 ソフトウェア環境 ................................................................ 1
1.2 ハードウェア環境 ................................................................ 1
1.3 静的ディスク資源 ................................................................ 1
1.3.1 必要とするディスク容量................................................................. 1
1.3.2 必要とする作業域....................................................................... 2
1.3.3 スワップ容量........................................................................... 2
第2章 制限、注意事項 .................................................... 3
2.1 制限 ............................................................................ 3
2.2 移行上の注意 .................................................................... 3
2.3 注意事項 ........................................................................ 3
第3章 構成プログラム .................................................... 5
第4章 インストール手順 .................................................. 7
4.1 インストールの前準備 ............................................................ 7
4.2 ソフトウェアのインストール ...................................................... 7
4.3 インストール後の環境設定 ........................................................ 8
4.4 ソフトウェアの削除方法 .......................................................... 8
第5章 適用マニュアル .................................................... 9
5.1 オンラインマニュアル ............................................................ 9
5.1.1 パソコンでCD-ROMを直接参照する場合..................................................... 9
5.1.2 サーバでCD-ROMを直接参照する場合....................................................... 9
5.1.3 PDF形式マニュアルを参照する場合........................................................ 9
付録A シングルユーザモードにてCD-ROMが参照できない場合 ................. 11
i
第 1 章 動作環境
本ソフトウェアを使用する場合には、以下のソフトウェア環境およびハードウェア環境を満たしている必要がありま
す。
1.1 ソフトウェア環境
1. 前提基本ソフトウェア
本ソフトウェアを使用する場合、以下の基本ソフトウェアが必要です。
項番
基本ソフトウェア名
1
Solaris (TM) 10 Operating System
備考
2. 必須ソフトウェア
特にありません。
3. 排他ソフトウェア
特にありません。
4. 必須パッチ
特にありません。
1.2 ハードウェア環境
本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。
1. 主記憶
64M バイト以上の主記憶容量が必要です。
2. 必須ハードウェア
本ソフトウェアが動作するために以下の入出力装置が必要です。
項番
機器名
型名
備考
1
ファイバチャネルカード
GP7B8FC1
ディスクアレイ接続用
2
1Gbps/2Gbps ファイバチャネルカード
PW008FC2
ディスクアレイ接続用
3
1Gbps/2Gbps ファイバチャネルカード
PW008FC3
ディスクアレイ接続用
4
1Gbps/2Gbps/4Gbps ファイバチャネルカード
SE0X7F11F
5
1Gbps/2Gbps/4Gbps ファイバチャネルカード
SE0X7F12F
ディスクアレイ接続用
1port
ディスクアレイ接続用
2port
1.3 静的ディスク資源
本ソフトウェアに必要なディスク所要量は以下に示すとおりです。
1.3.1 必要とするディスク容量
本ソフトウェアを新規にインストールするためには、各ファイルシステムに以下のディスク容量が必要です。必要が
あれば、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
項番
ファイルシステム
マウントポイント
ディスク所要量
(単位:M バイト)
備考
1
root ファイルシステム
/
1.5
/usr,/var,/opt を含まず
2
usr ファイルシステム
/usr
0.1
3
var ファイルシステム
/var
0.1
4
opt ファイルシステム
/opt
2.3
1
1.3.2 必要とする作業域
ありません。
1.3.3 スワップ容量
スワップは使用しません
2
第 2 章 制限、注意事項
2.1 制限
ありません。
2.2 移行上の注意
ありません。
2.3 注意事項
本ソフトウェアでは、以下に示す注意事項があります。
1. マルチパスディスク制御 1.2 以降では、MPHD viewerによるRAIDコントローラの活性交換機能があります。 し
かし、マルチパスディスク制御 1.x系の MPHD viewer は本製品のファブリック接続機能 (正確には、
/kernel/drv/fjpfca.conf の fcp-bind-target によるターゲット装置の指定) に対応していません。(マルチ
パスディスク制御 2.0 以降のMPHD viewerは、ファブリック接続機能に対応しています。)
RAIDコントローラの活性交換は、マルチパスディスク制御のマニュアルの「パス故障復旧手順」にしたがって、
手動にて行なって下さい。
マルチパスディスク制御の「パス故障復旧手順」には、「装置アドレスの解放」の項目があります。 これは
ドライバが記憶している交換対象のRAIDコントローラのWWN(World Wide Port name)に関する情報を消去(また
は変更)するための操作であり、本製品に含まれる clchgfcコマンドにて行ないます。
clchgfcコマンドは以下のように実行してください。 なお、部品交換によりRAIDコントローラのWWNが変更に
ならない場合は本コマンドの実行を省略することができます。
○ fcp-bind-targetに記述されていない装置を交換する場合
■ 実行するタイミング
部品交換後、RAID装置側のケーブルを抜いた状態で実行してください。
非クラスタシステムの場合、全ノードで実行してください。
クラスタシステムの場合、ある一つのノードで実行すると、自動的に全ノードで本コマンドが
実行されます。
■ コマンドの形式
# /usr/sbin/FJSVpfca/clchgfc -d 交換対象デバイス名 <RETURN>
○
fcp-bind-target に記述されている装置を交換する場合
■ 実行するタイミング
部品交換後、新しい部品の WWN を調べて、マルチパスディスク制御の交換の後処理(iompadm
restart 処理、または chgctl -c 処理)の前に実行して下さい。
非クラスタシステムの場合、交換対象の RAID 装置の定義をもつ全ノードで実行してください。
クラスタシステムの場合、ある一つのノードで実行すると、自動的に全ノードで本コマンドが
実行されます。
■ コマンドの形式
# /usr/sbin/FJSVpfca/clchgfc -d 交換対象デバイス名 -p 新しい部品の
WWN <RETURN>
注) マルチパスディスク制御 1.x のマニュアルには、chgfcctl コマンドを使用するように記載されています
が、FUJITSU PCI Fibre Channel 2.1 以降では、chgfcctl コマンドの代わりに clchgfc コマンドを使用するこ
とを推奨します。clchgfc コマンドは、クラスタシステムか、非クラスタシステムかを判別し、クラスタシス
テムの場合は、すべてのノードに対して clchgfc コマンドが自動的に実行されます。
2. GR700 シリーズ(F6403xx)をダンプデバイスに設定する場合は、Arbitrated loop(private loop)で接続してく
ださい。Fabric 接続された GR700 シリーズ(F6403xx)をダンプデバイスに設定することはできません。
3. ホットプラグ操作に関する注意事項
PCI ボックスに Single/Dual channel 4Gbps Fibre Channel card(SE0X7F11F/SE0X7F12F)が搭載されている
場合、リンクカードに対する PHP 操作によって PCI ボックスの切り離し/組み込みを行うときは、PCI ボック
スの組み込み後に、ホットプラグ(PHP)操作で、SE0X7F11F/SE0X7F12F 自体をいったん切り離して、組み込
む必要があります。
PHP 操作を行わない場合は、SE0X7F11F/SE0X7F12F が認識されません。
PHP 操作は以下のように行います。
3
# /usr/sbin/cfgadm <RETURN>
Ap_Id
Type
Receptacle
Occupant
Condition
iou#0-pci#0
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#1
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#2
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#3
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#4
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#1-pci#0
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#1-pci#1
pci-pci/hp
connected
configured
ok
iou#1-pci#1:iobE00CD.pcie1
fibre/hp
connected
configured
ok
<省略>
<省略>
# /usr/sbin/cfgadm -c disconnect iou#1-pci#1:iobE00CD.pcie1 <RETURN>
# /usr/sbin/cfgadm -c configure iou#1-pci#1:iobE00CD.pcie1 <RETURN>
# /usr/sbin/cfgadm <RETURN>
Ap_Id
Type
Receptacle
Occupant
Condition
iou#0-pci#0
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#1
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#2
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#3
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#0-pci#4
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#1-pci#0
unknown
empty
unconfigured unknown
iou#1-pci#1
pci-pci/hp
connected
configured
ok
iou#1-pci#1:iobE00CD.pcie1
fibre/hp
connected
configured
ok
<省略>
<省略>
4. ドライバに関する最新の情報は以下の WEB サイトで確認可能です。
FUJITSU ドライバダウンロードページ
http://primeserver.fujitsu.com/unix/download/driver/
4
第 3 章 構成プログラム
システムを構成するプログラムの単位をパッケージと呼びます。本ソフトウェアは、以下に示すパッケージから構成
されています。以下のパッケージは、インストーラの実行により、環境に応じて自動的に適用が行われます。
パッケー
ジ名
バージョ
ン・レベル
機能
FJSVpfca
4.0
GP7B8FC1,PW008FC2,PW008FC3,SE0X7F11F,SE0X7F12F(ファイバチャネルカード)HBA ドラ
イバ(Fibre Channel Protocol for SCSI ドライバ)
5
6
第 4 章 インストール手順
本ソフトウェアをインストールする手順を以降に説明します。
4.1 インストールの前準備
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使
用するディスクサイズについて は、"静的ディスク資源"を参照して ください。十分な空きがない場合には、ディス
クのパーティション構成を設定 しなおしてください。
4.2 ソフトウェアのインストール
1. システム上でスーパ・ユーザになります。
# su <RETURN>
Password: パスワード(表示されません) <RETURN>
2. システムをシングルユーザモードで立ち上げている場合は、必要なファイルシステムをマウントします。
# mountall -l <RETURN>
3. CD-ROM 媒体を CD-ROM 装置へセットし、以下のコマンドを実行します。
# cd /cdrom/cdrom0/bin <RETURN>
一部の環境では、CD-ROM を正常に参照できない場合があります。その場合、付録 A.1"シングルユーザモード
にて CD-ROM が参照できない場合"を参照してください。
また、CD-ROM 装置がない場合には付録 A.2”CD-ROM 装置がない場合”を参照してください。
4. pfcapkgadd.sh を実行します。
# ./pfcapkgadd.sh <RETURN>
5. 以下の対話処理を行ってください。
1. 初期インストールの場合
This package's default installation information is following:
Program install directory: /opt
## Processing package information.
## Processing system information.
:
:
2. 上書きインストールの場合
Current version: 2.2.1(no patch)
New version: 4.0(914583-06)
Do you want to overwrite? y <RETURN>
## Processing package information.
## Processing system information.
:
:
注意:
Solaris10 以降のシステムにて、本ソフトウェアの上書きインストールを行った場合に、次のメッセージが表
示されインストールが異常終了する場合があります。
Installation of Fibre Channel driver (FJSVpfca) started.
FUJITSU PCI Fibre Channel 4.0
Current version: 2.2.1 (912069-16)
New version: 4.0 (914583-06)
Do you want to overwrite? [y,n,q] y
pkgadd: ERROR: The package <FJSVpfca> has <SUNW_PKG_ALLZONES> = true and
<SUNW_PKG_THISZONE> = true: the package may set either parameter to true,
7
but may not set both parameters to true. NOTE: if the package contains a
request script, it is treated as though it has <SUNW_PKG_THISZONE> = true
pkgadd: ERROR: package <FJSVpfca> cannot be installed on this system/zone
1 package was not processed!
ERROR: Installation of FJSVpfca failed.
その場合、/kernel/drv/fjpfca.conf の内容を退避の上、"4.4 ソフトウェアの削除方法"を参照し FJSVpfca パ
ッケージを削除してください。その後、再度本ソフトウェアのインストールと/kernel/drv/fjpfca.conf の再
定義を行ってください。
6. shutdown(1M)コマンドを実行して、システムを再起動してください。
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN>
4.3 インストール後の環境設定
ファイバチャネルスイッチと接続する場合は環境設定が必要となります。また、SCSI ターゲットドライバのコンフィ
ギュレーションファイル(/kernel/drv/sd.conf など)を接続する装置にあわせて変更が必要になる場合があります。詳
しくは"FUJITSU PCI Fibre Channel 4.0 説明書"を参照してください。
4.4 ソフトウェアの削除方法
1. システム上でスーパ・ユーザになります。
# su <RETURN>
Password: パスワード(表示されません) <RETURN>
2. pkgrm(1M)コマンドを実行します。 "構成プログラム"の逆の順番に 従って削除してください。
# pkgrm FJSVpfca <RETURN>
または
# pkgrm FJSVpfcba <RETURN>
注)ファイバチャネルドライバのパッケージを削除したときには、それまで適用されていたファイバチャネル
ドライバのパッチも同時に削除されます。
パッチを個別に削除する必要はありません。
8
第 5 章 適用マニュアル
5.1 オンラインマニュアル
以下のマニュアルは、オンラインマニュアルとして製品を格納している CD-ROMにHTML形式およびPDF形式で格納され
ています。
CD-ROMを直接参照するか、ディスクにコピーして参照することができます。
項番
マニュアル名称
1
FUJITSU PCI Fibre Channel 4.0 説明書
HTML 形式オンラインマニュアルは、Web ブラウザを使ってパソコンおよびサーバで参照することができます。HTML3.2
をサポートする Web ブラウザ(Microsoft(R)Internet Explorer V3.0 以降、Netscape Navigator(R) V3.0 以降、
Netscape(R) Communicator V4.0 以降など)をお使いください。
5.1.1 パソコンで CD-ROM を直接参照する場合
1. CD-ROM 媒体を CD-ROM 装置にセットします。
2. 以下のファイルを Web ブラウザで開いてください。
CD-ROM のドライブ名:\manual\japanese\index.htm
5.1.2 サーバで CD-ROM を直接参照する場合
1. CD-ROM 媒体をサーバの CD-ROM 装置にセットします。
2. CD-ROM がマウントされていなければマウントします。
3. 以下のファイルを Web ブラウザで開いてください。
/マウントポイント/manual/japanese/index.htm
5.1.3 PDF 形式マニュアルを参照する場合
PDF 形式マニュアルを参照するためには Adobe Systems Incorporated 社の Adobe Reader(R)が必要です。
PDF 形式マニュアルは次のディレクトリに配置されています。
CD-ROM のドライブ名:\manual\japanese\pdf
9
10
付録 A CD-ROM の参照方法
A.1 シングルユーザモードにて CD-ROM が参照できない場合
インストール手順において、CD-ROM の内容が参照できない場合、以下の対処を行ってください。
対処方法
1. volume manager を停止します。
# /etc/init.d/volmgt stop <Return>
注意:本手順を実施した場合には、インストール実施後の CD-ROM アンマウント時に volume manager の起
動を行ってください。
2. CD-ROM のマウント先ディレクトリを作成します。ただし、すでに存在している場合はこの作業は必要ありませ
ん。
# mkdir /cdrom/cdrom0 <Return>
3. CD-ROM をマウントします。 <CDROM_DEVICE>には使用する CD-ROM デバイスを指定します。
# mount -F hsfs /dev/dsk/<CDROM_DEVICE> /cdrom/cdrom0 <Return>
4. CD-ROM のディレクトリに移動します。
# cd /cdrom/cdrom0 <Return>
以上の作業を行うと CD-ROM が参照できるようになります。
なお、CD-ROM を取り出す場合には、以下の手順でアンマウントを行ってください。
1. ディレクトリを移動します。
# cd / <Return>
2. CD-ROM をアンマウントします。
# umount /cdrom/cdrom0 <Return>
3. CD-ROM をイジェクトします。
# eject cdrom <Return>
4. volume manager を起動します。
# /etc/init.d/volmgt start <Return>
A.2 CD-ROM 装置がない場合
CD-ROM 装置が接続されているサーバからマウントする場合は、下記の手順で CD-ROM をマウントすることができま
す。なお、CD-ROM 装置が接続されているサーバは、事前に/cdrom/fjpfc4_0 を share しリモートからアクセス可能にし
ておくことが必要です。
1. CD−ROMをマウントします。
# mkdir –p /cdrom <Return>
# /usr/sbin/mount –F nfs –o ro host:/cdrom/fjpfc4_0 /cdrom <Return>
host には、インストールサーバのホスト名を示します。
2. CD-ROM のディレクトリに移動します。
# cd /cdrom <Return>
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