PRESS INFORMATION 2013 年 9 月 27 日 ミシュラン ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ 2013 テクニカルパートナーとなる。 ミシュランは 2013 年 10 月 6-13 日にオーストラリアで開催されるブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャ レンジ 2013 の次世代クラスであるクルーザー・クラスをネーミング・パートナーとして支援します~ミシュラ ン・クルーザー・クラス~。ミシュランにとって同イベントは、より持続可能なテクノロジーの開発と技術革新 を育成し、支援するという、大変重要な意味があります。 ミシュラン・グループ・テクニカル・コミュニケーションのダミアン・アレツは、2013 年ワールド・ソーラー・チ ャレンジにおいて、ミシュランが次世代クラスのネーミング・パートナーになった理由を以下のように語って います。 「ミシュラン・クルーザー・クラスに参加するチームは、4つの車輪を備え、運転席だけでなく同乗者のため のスペースを持つ車両でエントリーしなければならず、一般的な乗用車に非常に近い設計の車両としな ければなりません。チームは、競技の車両審査基準の主な要素となる発明や既存の技術に革新的な応 用を採り入れた“現実世界”と同様の要求を満たす車両設計を目指すことになるでしょう。 このクラスは、 より現実的な技術を開発し、より実用的な車両を作り出することにチームを駆り立てることを目指しており、 それが目標とするところはミシュランの世界的な目標とつながっています」。 「さまざまな領域の性能を犠牲にすることなく、技術革新を通して持続可能なモビリティを確保することは ミシュランの使命の中核をなしています。我々が“ミシュラン・トータル・パフォーマンス”と呼ぶこの戦略は、 ミシュランの研究開発部門が進めているものです。ミシュランのエンジニアには、その先進技術によって、 相反する諸性能の改善を同時に取り組むことが要求されます」。 とアレツは続けます。 「その成果が安全性の向上や長持ちするタイヤであり、さらにワールド・ソーラー・チャレンジ・チームにと って特に重要なのは、転がり抵抗の低いタイヤなのです。転がり抵抗の低いタイヤを車両に装着すること によって、チームは車両を推進させるのに必要なエネルギーを減らすことができ、これにより小さな力でよ り長い距離を走ることが可能となるのです」。 ミシュランは 17 年前に最初のソーラーカー専用タイヤ“ミシュラン・ラジアル”を設計して以来、長年に渡 りワールド・ソーラー・チャレンジの重要な部分を担ってきました。 2011 年に表彰台のトップ 3 を占め、多くの参加者に選ばれるタイヤとなったミシュランタイヤは、優勝チ ームに要求される総合性能を提供するタイヤであることを証明しました。 PRESS INFORMATION 概要: ミシュランの最新ソーラーカータイヤ - ミシュラン・ラジアル X 95/80R16 ルールの変更後はスリックタイヤの使用が許可されなくなり、オリジナルの“ミシュラン・ラジアル・タイヤ”は 新たに“ミシュラン・ラジアル X”へと替えられました。この新しいタイヤは、溝が刻まれたトレッドパターンが 特徴で、あらゆる気象条件のもとでソーラーカーの安全性と性能の向上に同時に寄与します。 ミシュラン・ラジアル X は、約 1.3kg/t という極めて低い転がり抵抗を実現させています。現在、多くの乗 用車用タイヤが 1%の常設スロープを上るのに相当する転がり抵抗を有するのに対し、このタイヤの転が り抵抗は 0.13%のスロープの登坂に相当するに過ぎません。 新しいミシュラン・ラジアルXのエネルギー効率は、平均的な乗用車用タイヤの約7倍から8倍優れていま す。 RRT (kg/t) ミシュラン・ラジアルX 平均的乗用車用タイヤ 1,3 10 相当するスロープ ( %) 0,13 1 車両重量(kg) 250 250 1 kWhでのKm 1129 147 率 7,7 ミシュランのエコラン用タイヤ - ソーラーカーからあなたのクルマに技術移転。 過去 10 年以上に渡って、ミシュラン・ラジアルおよびミシュラン・ラジアル X を使用してワールド・ソーラ ー・チャレンジおよび他の世界各国で開催されている競技に参加するソーラーカー・チームは、摩耗率、 温度および総合的な性能などの技術的データをミシュランに伝えています。 ミシュランでは研究開発部門に勤務する 6,600 人以上がこうしたチームからのフィードバックを自由に使 用できる環境にあります。それらの情報は研究開発部門により、ミシュランの乗用車用タイヤの開発へ用 いられています。 ミシュランの乗用車用タイヤ ミシュランは 1992 年に初のグリーンタイヤ(環境対応タイヤ*1)を導入し、以来この技術において業界を リードし続けています。ミシュランはエネルギーの削減に努力を続けておりますが、同時に安全性、寿命 の長さ、静寂性、そして快適性といったタイヤの他の性能についても向上させています。 ミシュランは過去 20 年以上に渡り、自社タイヤのエネルギー効率を倍増させており、その一方で安全性 と寿命の長さも同様に向上させています。 現在最も進化した低燃費タイヤは、MICHELIN ENERGY SAVER+ (エナジー・セーバー・プラス)です。 MICHELIN ENERGY SAVER+は、ミシュランが 1992 年に世界に先駆けて発表した低燃費タイヤの第 五世代としてタイヤの基本性能である安全性、経済性、居住性を高い次元でバランスさせることを第一に 更なる低燃費性をも実現した製品で、ラべリング制度で転がり抵抗 AA-A/ウェット性能 b を実現した低燃 費タイヤです。 *1:ENERGY MXT
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