イベント報告書

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平成14年7月 1 日
イベント報告書
報 告
者: 福井大学工学部 葛生 伸
実施イベント名: のりものサイエンスツアー
日
時: 平成 14 年6月22日(土),23日(日),29日(土)
,30日(日)
概
要:
1. 参加イベント
・ 6/22∼30 福井県児童科学館(エンゼルランド福井)で開催の「のりものの科学展」に㈱福井
テレビ開発」殿より依頼。
2. 概要(シナリオ参照; 所要時間約20分)
・ 自作の紙芝居で「北風と太陽」の紙芝居を行う。
・ 昔の歩く「旅」から船の旅の話を導入。
・ 帆船の話から蒸気船の話を参加者に質疑をしながら説明。
(北前船の絵を見せる。
)
・ 蒸気機関の説明のため蒸気機関車の絵を見せる。
・ 「やかん付き蒸気プロペラ」にてタービンの原理説明。
・ 蒸気機関車から現在の乗物としての電車の話を導入。(「のぞみ700系」の絵を示す)
・ モーターの原理の説明の前段として,磁石の説明。糸で吊るした棒磁石ともう一本の棒磁石
を用いて,磁石間に働く力の性質を説明する。さらに,たこ糸でつるした棒磁石をもう一本
の磁石を用いて回転させ,モーターの基本原理を説明。
・ 電磁石の説明を行い。モーターの原理を説明する。分解したモーターを示す。電池でファン
付きモーターを回転させて見せる。
・ ソーラーモーター(低電圧型モーター)にタコ糸を巻きつけてコマのように回転させて,フ
ァン付きモーターを回転させて見せる。
・ ソーラーモーターの代わりにゼネコン(ハンドル付き発電機)を用いて見せる。ゼネコンに
モーターが使われていることを示すために,電池で回転することを示してから実演。
・ 発電原理説明器で発電の原理を説明。
・ 終了後希望者に用いた器具で遊んでもらう。
3. 工夫点,気づき点など
・ 今回は,学生は 2 人一組として,同じペアのまま続けてもらった。
・ 以前のイベントでは,模範を示してから学生に実施してもらったが,流れを理解してもらう
ための今回はシナリオを示すにとどめた。それぞれの学生はペアごとに相談してやりやすい
ように工夫していた。
・ モーターを用いた発電では,当初LEDを点灯することにしていたが,ファン付きモーター
を回転させることにした。
・ 棒磁石はすぐ劣化したので予備の棒磁石を用意した。強い磁石で摩擦することによる回復な
どが必要。
・ 終了後に参加者にいじらせたところ
ゼネコンのハンドルのねじがはずれた
モーターにつけたファンが破損した
電磁石のリード線が切断した
などの問題があった。これらの対策として,ドライバーの用意,予備ファンの用意,予備電
磁石の用意などが必要であった。
・ 学生からの感想などは,後日反省会を開きまとめる予定。