"けみすと" 29号

目
次
応化会会長挨拶 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
(1)
教室だより - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (3)
松村 昇 先生 定年御退官 - - - - - - - - - - - - - - - (4)
時の流れるままに 松村 昇 - - - - - - - - - - - - - - - (5)
応用化学科の新入生歓迎会 - - - - - - - - - - - - - - -
(6)
応化第 4 期(昭和 31 年卒)50 周年記念の母校訪問 田中秀造- - (7)
Sir John Meurig Thomas 教授招聘記念事業 - - - - - - - -
(8)
受賞(章)者紹介- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (10)
第 8 回白鷺賞・第 9 回応化会賞 - - - - - - - - - - - - - - (11)
応化杯ソフトボール大会- - - - - - - - - - - - - - - - - - (13)
オープンカレッジ- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (14)
新任の挨拶 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (16)
応用化学分野の教員構成 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (18)
クラス会便り- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (19)
平成 19 年度応化会役員候補案- - - - - - - - - - - - - - - (21)
応化会会則- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (22)
編集後記 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (24)
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ご挨拶
応化会会長
福井
眞彌
「けみすと」通巻第 29 号の刊行にあた
り、ひとこと御挨拶申し上げます。早いも
ので小生が応化会の会長に就任して3年
が経過しようとしております。前号 28 号
の刊行以来、この 1 年の間にも日本内外の
社会情勢は大きな変動をし続けており、特
に、昨秋9月には小泉総理が退陣して安倍
総理が誕生し、安倍新内閣が発足しての諸
政策の中で大学に関係するものとして発
足したのが教育再生会議です。近い将来に、
この教育再生会議から大学改革にも関連
する新しい提案・提言が出されることが報
じられております。また、昨年末には教育
の憲法と言われる教育基本法が約 60 年ぶりに改正されました。一方、身近な
ところに目を転じると、母校の大阪府立大学は一昨年 4 月に、府立系3大学
(大阪府立大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学)が合併・統合されて、
新たに「公立大学法人・大阪府立大学」が発足・誕生したことは皆様ご周知
の通りです。これと時をほぼ同じくして我らが工学部応用化学科、大学院工
学研究科物質・化学系専攻応用化学分野の研究室や講義室等は、国道310
号線沿いにあった、長年にわたり住み慣れた旧・工学部3号館(応化棟)か
ら西門近くに新築された6階建ての物質系新学舎(現、B5棟)に平成 17 年
夏に移転し、素晴らしい環境の下で活発な研究・教育活動が続けられ、発展
していることは御同慶の至りに思います。
さて、
「けみすと」創刊号が昭和 39 年 4 月に誕生しました。その後、
「けみ
すと」創刊後に紆余曲折を経て応用化学科の卒業生・在校生・現旧教職員か
らなる同窓会組織として「応化会」が同年に誕生し、さらに化工専(府立化
学工業専門学校化学工業科・燃料科・ゴム工業科・専修科)の同窓会「雪陵
応化会」と合併し、化工専、大工専(官立大阪工業専門学校応用化学科)、府
大応化の卒業生、在校生、現旧教職員からなる新たな連合組織の応化会が昭
和 50 年3月に発足し、現在の姿の応化会となりました。このような変遷の中
で、学内的な親睦を目的とした創刊当時の「けみすと」は大きく変貌して応
化会の同窓会誌となり、ある時期は定年退職教授の記念号や、またあるとき
1
は名簿だけの発行となり、さらに平成 11 年(第 21 号)以降は名簿と切り離
したようなスタイルで「応化会会報 けみすと」と改名して毎年出版すること
になって今号で通巻第 29 号に至っております。また、応化会は応化創立 45
周年記念事業の折に講義室などに空調設備などを寄贈し、また、一昨年の応
化教室の新学舎への移転の期に備品購入などのささやかな貢献をさせていた
だきました。また、平成 11 年3月には、大学院博士前期課程(通称、修士課
程)論文発表会における、プレゼンテーションのもっとも優れた 2 名の院生
に贈る応化会賞(賞状と記念品の授与)が創設され、現在も続けられていま
す。母校が前述の公立大学法人・大阪府立大学として再出発した際に、工学
部および大学院工学研究科も再編成され、学部では応用化学科の名称は不変
ですが、大学院では応用化学専攻ではなく、物質・化学系専攻応用化学分野
と名称が変更されております。小生自身、応化会の会長に就任して以来ずっ
と抱いていることではありますが、昨今、大学では、設置者からの交付金と
いう予算だけでは、大学の運営ははなはだ困難であり、まして南 努学長・
理事長が常に強く標榜されているように、大阪府立大学が目指す「研究型大
学」として一層の発展を遂げるには、大学がより質の高い研究や教育を行う
ために政府の各種研究補助金や産学あるいは学学の連携などの外部資金の獲
得が不可欠となっております。さらに、このような外部資金だけでなく、長
年にわたり広く大学において蓄積された多くの有意な研究成果を大学自らが
発信していただき、また、おおきな組織体である応化会としてバックアップ
する、あるいはできるような新しい試みができないものかと常々考えており
ます。このような新しい組織やルールなどの企画・創設ができ、実践するこ
とにより、母校と応化会間の相互・相補的な関係がより緊密となると思いま
す。そして、その成果・結果として、応用化学科・応用化学分野の一層の発
展に寄与するであろうことを確信します。応化会会員および応化の先生方・
在学生皆様のお知恵を拝借できればと期待しております。
最後に、皆々様の御発展と御健勝を祈念申し上げて、ご挨拶といたします。
平成 19 年 3 月
株式会社ヘキサケミカル
代表取締役社長 福井 眞彌
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教室だより
平成 18 年度応用化学分野主任
辰巳砂
昌弘
応化会の皆様にはますますご清祥のこととお慶び
申し上げます。日頃母校ならびに応用化学教室の発展
に対し暖かいご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
平成17年4月に大阪府立の3大学が統合し、公立
大学法人大阪府立大学が誕生して丸2年が経過しよ
うとしています。法人化と同時に工学部・工学研究科
の改組も行われましたので、新しい応用化学科・応用
化学分野としても2年が過ぎ、ようやく新しい組織や
教室運営、そして新しい学舎にも慣れてきたところで
す。
本年3月、大学院博士前期課程の学生を新分野とし
て初めて世に送り出しますので、ここで大学院の研究組織を改めてご紹介さ
せていただきます。まず、応用化学分野は無機・物理化学講座と有機・高分
子化学講座の二つの大講座からなります。無機・物理化学講座には、分析化
学研究グループ、無機化学研究グループ、物理化学研究グループ、電気化学
研究グループ、環境化学研究グループ、無機高分子化学研究グループの6つ
の研究グループが所属しています。また、有機・高分子化学講座は、有機反
応化学研究グループ、有機機能化学研究グループ、合成高分子化学研究グル
ープ、有機合成化学研究グループ、生体高分子化学研究グループに、産学官
連携機構先端科学イノベーションセンターから分子認識化学研究グループ
(長岡勉教授)が加わって、こちらも6つの研究グループが所属しています。
人の動きとしましては、平成18年4月に、池田浩助教授(有機反応化学)
と園田素啓講師(有機合成化学)が新しく着任され、野原愼士助手(電気化
学)が講師に昇任されました。また、平成19年4月には、久本秀明准教授
(分析化学)と樋口栄次助教(電気化学)が着任され、松岡雅也講師(物理
化学)が准教授に昇任される予定です。大学教員の職位は、これまでの教授、
助教授、講師、助手から、教授、准教授、講師、助教へと変わることになっ
ており、4月から現在の助教授は准教授、助手は助教となります。従って、
平成19年4月時点で応用化学分野の教員は、教授12、准教授8、講師3、
助教10となり、質・量ともにますます充実した研究・教育組織をもつこと
になります。
なお、大変残念なことですが、本学、特に工学部の発展に多大のご尽力を
いただきました元工学部長・名誉教授の田中誠先生が昨年ご他界されました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。一方で嬉しいニュースを一つお届けし
ます。本年4月より、安保正一教授が工学研究科長に就任されることになり
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ました。法人化後間もない工学研究科全体の舵取りは本当にご苦労様です。
教室をあげて協力していきたいと思います。
このように、応用化学教室は整備された研究環境、優秀な学生、充実した
教員組織に恵まれていますので、今後ますます精進してオリジナリティーの
高い研究成果を世界に発信するとともに、優れた人材を世に送り出すべく努
力していく所存です。応化会会員の皆様におかれましても、一層のご支援を
賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、皆様のご活躍、ご発展を心よりお祈り申し上げます。
松村 昇 先生 定年御退官
平成 18 年 3 月で定年を迎えられた松村昇先生の応用化学教室主催の送別会
が、3 月 14 日の午後 5 時から B5 棟 6B-31 室にて行われました。教室主任の安
保正一教授が先生の長年にわたる教育と研究への御貢献に対して、感謝の言
葉を述べられました。その後、水野一彦教授と前多肇先生から感謝と松村先
生のご活躍の思い出などが温かい口調で語られました。会の最後に、松村先
生から感謝の言葉と応用化学科での思い出話が語られ、今後の予定を披露し
ていただきました。和やかな雰囲気のもと、最後に花束の贈呈が行われ、午
後 7 時過ぎに閉会となりました。
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時の流れるままに
松村
昇
昨年3月末日に大阪府立大学を定年退職いたしました。在職中、応化の先
生方や応化会会員の皆様方には公私にわたり大変お世話になりました。心か
らお礼申し上げます。
私は昭和 38 年8月に応用化学科井本研究室に教務職員として採用され、
その後、米田研究室、井上研究室、そして最後に水野研究室の助教授として
定年を迎え、実に 43 年間の永きにわたって府立大学でお世話になりました。
第一の思い出は何と言っても井本先生との出会いであり、また井本研究
室での研究生活である。先生には化学に対する研究の厳しさ、楽しさ、そし
て学生に対する教育の仕方など多くのことを身近で勉強させていただきまし
た。先生の退職後は研究室の担当者が次々と代わり、変化に富んだ研究生活
を送ることができた。その中にあって、いつも井本先生の教えを念頭に置き
ながら、明るくをモットーに、研究に励み、親しく学生と向き合ってきた。
第二の思い出は退職の年に物質系新学舎の完成、移転、そして、約半年
ではあったが、すばらしい研究棟で気分良く研究が出来たことである。
定年してはや、10 ヶ月が過ぎようとしている。軟着陸をするために二ヶ
所で非常勤講師をしながら、好きなスポーツを中心に余暇を楽しんでいる。
私が退職するのを一番喜んだのが家内であり、出来るだけ、何事も一緒にす
るように心がけている。私は以前から、退職後の 10 年が最も充実した楽しい
時であろうと考えていた。誰にも束縛されず、自由な時間を自分の好きなよ
うに使うことが出来る。現在、
国内外の旅行をはじめ、今後
の生活設計を頭の中ではり
巡らしている。時々、専門分
野の講演会に出席し、ディス
カッションすると頭の体操
になって非常に良いもので
ある。また、しばしば、仕事
仲間や卒業生から声がかか
り、飲み会などに出かけ楽し
んでいる。幸いにも、子供達
は独立し、私も家内も健康な
のでこれからの人生を楽し
5
みながら、新しい自分を発見すべく珍道中したいと考えています。
最後に応化会会員の皆様方のご健勝とご多幸をお祈り致しております。
2007 年1月執筆
応用化学科の新入生歓迎会
林
晃敏
平成 18 年度は、応用化学科に 72 名の新入生が入学しました。応用化学科
では入学して間もない 4 月半ばに、新入生歓迎会を開催しています。今年の
応用化学科新入生歓迎会は、平成 18 年 4 月 15 日(土)に学術交流会館にて
開催されました。歓迎会は三部構成になっており、まず学科卒業生による講
演会があり、次に応用化学分野に属する 12 研究グループの紹介、最後に生協
食堂に移動して交流会を行いました。
まずは卒業生による講演会です。今回は本学産学官連携機構客員教授の植
嶌陸男先生と豊橋技術科学大学工学部助教授の松田厚範先生のお二人が担当
されました。植嶌先生の講演タイトルは「化学を志す若人へのメッセージ」
でした。㈱日本触媒における研究を通じて培われた、先生の「研究者たる者
の心得」を新入生に向けて投げかけて下さいました。ブレークスルーや夢の
ない研究はただの作業にすぎない!柔軟な発想を大事に!という先生の熱い
メッセージに、新入生は熱心に耳を傾けていました。実際に先生は、企業の
研究者として様々な材料の実用化に成功されており、先生の発する言葉には
説得力がありました。
一方、松田先生の講演タイトルは「大学で学んだこと、企業で経験したこと、
そして今」でした。先生が府大生時代に何を考えて学生生活を過ごされたか、
6
企業と大学における研究の違い、そしていかに学ぶべきか?について、様々
なエピソードを交えながら語られました。先生の率直でかつ、経験に裏打ち
された気持ちのこもった言葉に、新入生は引き込まれていました。研究活動
における様々な人との出会いを大事にして、自己を鍛錬し何事にも一生懸命
取り組むことが大切という先生のメッセージには、私も共感を覚えました。
その後、応用化学科の各研究グループから1名の教員が登壇して、研究グル
ープの紹介を行いました。そして交流会です。生協食堂に新入生だけでなく、
学部から大学院の学生までが集まって、新入生を盛り上げました。新入生は
一人づつ、皆の前で自己紹介をしました。中には一芸を披露する学生もいて、
交流会は大いに盛り上がりました。
このように、卒業生による講演会から交流会まで、新入生を交えて有意義
な一日を過ごし、歓迎会は閉会となりました。
応化第 4 期(昭和 31 年卒)
50 周年記念の母校訪問
田中秀造
別掲載のクラス代表から寄稿されます様に、昨年 10 月卒業後 50 週年同窓
会が母校の物質系新学舍で各教室見学を含め開かれました。
小生も昨年の訪日を其れに会わせて出席し、今更のごとく学生時代昔日の
日々を想い出し感慨深い時を送りました。
小生はメーカー系商事会社駐在員として 1969 初頭に渡米以来何時しか 38
年近い滞米を経ました。その間転職、多種の経験は人生の中で掛替えの無い
貴重な財産だと今になって其の時々に出会った人々、経験に感謝して居りま
す。何時しか周りの友人達は既に引退されましたが、自身の事業開始以後は
当分現役を継続せざるを得ないのではと、今は心身の健康にもっぱら留意す
る日々です。健康、頭脳活動に関する経験では日々の柔軟体操主体の運動(府
大時代体操国体出場数回等の経験から)に加えアメリカ文化の一つタップダ
ンスに最近凝っています。頭脳を使うのはやはり外国語(小生の英語力自体
は退化傾向ですがスペイン、フランス等数カ国同時並行が効果的?)学習が
一番のお勧めだと思います。
応化会研究教職並びに卒業生皆様の益々のご健康とご多幸をお祈り致しま
す。
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Sir John Meurig Thomas 教授招聘記念事業
安保正一
工学研究科のファカルティーイノベーシ
ョン(FI)および教育研究におけるファカル
ティーデベロプメント(FD)推進の一環とし
て、工学研究科国際学術講演会での講演と
同時に大学院博士後期課程院生の国際性を
高める指導をお願いする目的で、工学研究
科長裁量経費の一部を充当し、ノーベル賞
級の世界的に著名な科学者を招聘する制度
が新設されました。この制度に基づき、イ
ギリス、ケンブリッジ大学のトーマス博士
が第 1 号の招聘者として招かれました。平成 18 年 6 月 6 日、トーマス教授に
対して本学第 1 号の特別栄誉教授称号が南学長より授与され、
受賞式典の後、
受賞記念特別講演「The Genius of Michael Faraday(マイケル・ファラデイ
の天才)
」が行われました。講演後に、若手教員と学生向けにメッセージを頂
きました。以下、トーマス先生について簡単にご紹介させていただきます。
トーマス教授は、1932 年、イギリス南ウエールズで生まれ、ウェールズ大
学を卒業後、ロンドン大学で PhD を取得。母校で奉職後、1978 年、ケンブリ
ッジ大学の教授に就任。その後、世界で最も古く権威あるイギリス王立研究
所 (Royal Institution)に迎えられ、Michael Faraday 席を与えられる。研究
所を代表する有名な二人の科学者に因み名づけられた Davy・Faraday Research
Laboratory の研究室長、そして
1986-1991 年には、王立研究所
長を務める。
電子顕微鏡、X 線、NMR、放射
光(XAFS)による先端材料、ゼオ
ライト、固体触媒などの固体状
態の科学と機能に関する幅広
い研究分野で卓越した業績を
挙げ、1991 年、Elizabeth 女王
よ り Sir の 称 号 を 受 け る 。
Nature, Science 等の権威ある
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専門誌に 1,000 編を越す論文
を発表。ユーモアを交え魅力
的で格調高い講演は有名。王
立研究所の行事、クリスマス
講演は有名で演者に選ばれる
ことは大変光栄で名誉なこと
である。1987 年の「結晶」に
付いての先生のクリスマス講
演は全国放映され、多くの
人々に科学についての理解と
深い感銘を与え評判となった。
「Catalysis Letters」、「Current Opinion in Solid-State and Materials
Science」等の国際専門誌の編集委員長としても有名。トーマス教授は、Yale
や Stanford 大学等の世界の有名な数多くの大学から栄誉教授の称号やファラ
デイーメダル、アメリカ化学会賞など権威のある数多くの化学賞を受賞し、
ノーベル化学賞候補者として毎年注目されている。
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受賞(章)者紹介
水野一彦(応現職)
・2006 年度光化学討論会特別講演者賞
原田敦史(応現職)
・The APSTJ Global Education Seminar Presentation Award 2006
(日本薬剤学会英語セミナー講演賞 2006)
園田素啓(応現職)
・2006 年度有機合成化学協会第 19 回研究企画賞
松岡雅也(工応 H04)、北野政明(工応 H13)、竹内雅人(工応 H09)、安保正一
(修応 47)
・IUMRS-ICA-2006 Symposium on Catalysis and Porous Materials
Best Paper Award(IUMRS-ICA-2006 触媒および多孔性物質シンポジ
ウム最優秀論文賞)
野原愼士(工応 H07)
・電気化学会進歩賞佐野賞
林
晃敏(工応 H07)
・第 60 回日本セラミックス協会進歩賞
・5th International Conference on Mechanochemistry and
Mechanical Alloying The Young Star of Mechanochemistry Award
(第 5 回メカノケミストリーおよびメカニカルアロイング国際会議 メカノケミストリー若手
研究者賞)
藤本和久(工応 H07)、前多
肇(応現職)、水野一彦(応現職)、井上将彦
(応旧職)
・ XXIst IUPAC Symposium of Photochemistry (2006, Kyoto) IUPAC
Poster Prize(第 21 回 IUPAC 光化学シンポジウム IUPAC ポスター賞)
妹尾
博(工応 H08)
・MH 利用開発研究会平成 18 年度シンポジウム優秀ポスター賞
亀川
孝 (工応博士後期 2 年)
・第2回 GSC Student Travel Grant Awards
(第2回グリーン・サステイナブル・ケミストリー学生渡航助成賞)
白井美希(工応博士前期2年)
・2006 年日本化学会第 86 春季年会講演奨励賞
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第8回
白鷺賞
白鷺賞は、学部卒業生の中から学業やクラ
ブ活動で優秀な成績を修め在学生の模範とな
る卒業生に与えられる賞で、府大の各学科か
ら1名ずつ選出され学位記授与式(修了・卒
業式)で表彰されます。平成 18 年度は応用化
学科の受賞者は難波優介君でした。
第9回
応化会賞
応化会賞は平成 15 年度から、修士論文発表会における優秀発表者に加え、
学部生の卒業論文発表会における優秀発表者からも選ばれることになりまし
た。本年度の修士論文発表会は、平成 17 年度の改組後の新しい応用化学分野
(12 研究室)に入学した修士学生による初めての発表会となりました。発表
者数が増えたことから、修士論文発表会では、無機・物理化学講座および有
機・高分子化学講座からそれぞれ 2 名づつ優秀な発表者を選考して応化会賞
を与えることになりました。2 月 20 日と 21 日の博士前期課程の修士論文発表
会と、2 月 27 日の 4 回生の卒業論文発表会での全教員による審査結果が集計
され、博士前期課程の無機・物理化学講座からは八尾研究室の市成祐一君と
安保研究室の酒井崇弘君が、有機・高分子化学講座からは水野研究室の大橋
万紀君と中澄研究室の林寿樹君が優秀論文発表者に選ばれ、卒業後の謝恩送
別会において辰巳砂主任から応化会賞が授与されることになっております。
また、同様に、卒業論文発表会では無機・物理化学講座から八尾研究室の野
田達夫君が、有機・高分子化学講座から白井研究室の真嶋宣明君がそれぞれ
選ばれ、同様に、謝恩送別会において応化会賞が授与されます。
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修士論文タイトル(無機・物理化学講座):
市成 祐一 「アパタイトナノ粒子を用いたフローインジェクションバイオ
センサー」
酒井 崇弘 「骨格内にアレーンカルボニル錯体を含有した無機有機ハイブ
リッドメソポーラス材料の調製とその触媒反応特性」
市成祐一君(左)
と
酒井崇弘君(右)
修士論文タイトル(有機・高分子化学講座):
大橋 万紀 「共役ジエンの高効率酸化的光二量化反応」
林
寿樹
「屈曲ドナー分子を用いた磁性伝導体におけるπ-d 相互
作用に関する研究」
大橋万紀君(左)
と
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林
寿樹君(右)
卒業論文タイトル:
野田 達夫 「カップ積層型カーボンナノチューブとアパタイト磁性ナノ
粒子への選択的な物質吸着特性とバイオセンシング」
真嶋 宣明 「フォトレジスト系における酸の拡散挙動」
野田達夫君(左)
と
真嶋宣明君(右)
応化杯ソフトボール大会
林
晃敏
9 月 13 日(水)に、平成 18 年度応化杯ソフトボール大会が開催されました。
場所は白鷺公園の野球場と運動広場であり、中澄研と長岡研、および、八尾
研と岡研の合同チームを含めた合計
10 チームが参加しました。ユニフォ
ームを揃えて気合を入れて大会にの
ぞむ研究室も見られました。
まず、2 つの予選リーグに分かれて
試合を行い、上位 2 チームずつが決
勝トーナメントに進みました。朝か
ら雨模様の天気で開催が危ぶまれま
したが、午前中は何とか試合をスタ
ートさせることができました。
13
時折降る雨にも負けず、いずれの試
合においても熱戦が繰り広げられまし
た。残念ながら、昼休憩の際に雨が強
くなりグラウンドが使用不可となった
ため、午後に予定していた試合は全て
中止となってしまい、参加者全員が不
完全燃焼のまま引き上げました。残っ
ていた試合については、後日各研究室
の代表者が集まり、ジャイケンで勝敗
を決定しました。
決勝リーグには、八尾研と岡研の合
同チーム、辰巳砂研、安保研、白井研が
勝ち上がり、本年度の栄えある優勝は辰
巳砂研が勝ち取りました。来年は晴天の
下、応化杯が行われることを願っていま
す。
オープンカレッジ
竹内雅人
オープンカレッジは、高校生を対象に化学体験実験を通して科学により慣
れ親しんでもらうための企画で、毎年開催されています。
平成 18 年度は、例年とは異なり 8 月 10 日(木)と 11 日(金)の 2 日間に
わたって開催され、高校教員や生徒の父兄なども含め 2 日間の合計で 48 名の
参加者がありました。応用化学科教員と学生の協力のもと、各研究室の特色
と趣向を凝らした化学体験実験が準備され、参加者は自ら手を動かして実験
を行いました。また、キャンパス見学会として高校生たちに応用化学科の各
研究室の日頃の様子を見学していただきました。
オープンカレッジの当日のスケジュール
13:00-14:00
工学部説明会
14:00-14:30
学科説明会(応化主任:安保教授、B5 棟 1B-39 室)
14
14:30-16:30
16:30-17:00
化学体験実験、応用化学科の各研究室見学
学科相談コーナー、アンケート
体験実験テーマ
八尾研究室
「分光光度計で色を計ってみよう」
辰巳砂研究室 「水に全く濡れない”超”撥水コーティング」
安保研究室
「−196℃を体験しよう」
井上研究室
「燃料電池を作ってみよう」
水野研究室
「有用物質を作り出そう」
中澄研究室
「三原色−作って混ぜて分けてみよう−」
白井研究室
「電子材料フォトレジストを使ってみよう」
小川研究室
「電気を流すプラスチック」
河野研究室
「インテリジェント・マテリアルの世界
−刺激に応答するゲルを作ってみよう−」
坂東研究室
「終わりのない反応?
−いつまで続くのか。振動反応の不思議−」
参加した高校生たちは、夏休みの暑い中にもかかわらず、熱心に、また、
興味深そうに化学体験実験に取り組んでいた。化学体験実験後のアンケート
には、「先生や TA の学生が親しみやすく、化学実験も楽しかった」「絶対に府
大に行く」などの意見が出ていて、先生方や TA 学生の皆さんに熱心に取り組
んでいただいた結果と喜んでおります。
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-新任の挨拶-
有機・高分子化学講座
有機反応化学グループ
池田
浩
初めまして。池田 浩と申します。私は、平成
18 年 4 月 1 日付けで、本学大学院工学研究科 物
質・化学系専攻 応用化学分野の助教授に着任いた
しました。それまでは、東北大学の理学部、教養部
(当時)、および大学院理学研究科に、学生時代か
らも含めて 25 年間おりました。出身は長野市で、
関西で暮らすのは初めてです。
私の専門は有機光化学で、関連キーワードをさら
に言えば電子移動化学、発光化学、ラジカルイオン、ビラジカル、反応機構、
構造化学、ゼオライトなどが挙げられます。最終的にはこれらを複合した新
しい機能化学の展開を目指しています。例えば、ここ十年来詳細に反応機構
を研究してきたメチレンシクロプロパンという化合物の光誘起電子移動反応
を、最近では新しい概念をもつ有機 EL へと応用する研究を展開しています。
実験内容は有機合成から、定常光反応、レーザ-フラッシュフォトリシス、放
射線照射、量子化学計算までと幅広く、新規な現象・原理の開拓とその解明
にあたります。その点では私の研究は物理有機化学的であり、同じ有機光化
学といっても、当グループの水野一彦先生、前多肇先生の様に「有機合成」
を目的とするのとは、若干趣が異なるかもしれません。
いずれも数ヶ月でしたが、これまでに海外での研究生活の機会も何度か恵
まれました。新しい土地と環境で得たものは、細かい技術云々もありますが、
化学に対する新しい考え方や、コミュニケーションの方法、文化、さらには
信頼できる友人で、それらは後の研究にも大きな影響を与えました。本学大
学院工学研究科も私にとって新しい土地と環境ですが、ここで新たな刺激を
受け、自分がどこまで変われるか、新たな考えを発想・発信できるかを楽し
みにしています。
まだまだ未熟ですが、今度とも研究と教育に邁進し、化学教室の発展に少
しでも貢献させて頂きたいと思います。皆様のご指導のほど、どうか宜しく
お願い申し上げます。
16
有機・高分子化学講座
有機合成化学研究グループ
園田素啓
応化会の皆様には、益々ご健勝にてお過ごしの御事
とお慶び申し上げます。
私は、平成 18 年 3 月に大阪大学大学院基礎工学研究
科を退職し、平成 18 年 4 月 1 日付けで本学大学院工学
研究科物質・化学系専攻応用化学分野の講師に着任い
たしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は、遷移金属錯体を利用する新規な触媒反応の開
発を目的とした研究により平成 10 年 3 月に学位を取得
し、その後、筑波大学で博士研究員としてケイ素関連
活性種を利用する有機反応の開発に従事しました。平成 11 年 4 月大阪大学助
手になってからは、それまで行ってきた有機反応化学とは領域の異なる構造
有機化学を専門とする講座に所属し、新奇な拡張共役パイ電子系の創出とそ
の構造に基づく物性および機能評価に関する研究を行ってまいりました。平
成 18 年 4 月から本応用化学科の有機合成化学研究グループに所属し、再び遷
移金属錯体の利用を中心とする新規合成反応の開発を目標に研究を行ってお
ります。これまで有機合成化学および構造有機化学の二つの領域で研究を行
った経験を活かして、今後の展開や応用が期待される有機合成手法の創出と
併せ、それらを利用して機能材料化学の観点から興味のある新規化合物の合
成を行いたいと考えています。
私は、科学研究の発展は研究に携わる人の旺盛な好奇心が実質的な原動力
になっていると思っています。そのため学生の教育や指導にあたっては、未
知の事象に対する彼らの興味を引き出し、それを解明しようとする意欲を高
く維持することが最も大切であると考えています。そして私自身も初心を忘
れることなく、努力の積み重ねで成果が得られたときの感激や喜びを、スタ
ッフならびに学生と共有することに大きい夢を抱いております。同時に、研
究者・技術者としての倫理観を持ち、将来、社会の発展に大きく貢献しうる
人材の育成を目指し、たゆまぬ努力をしてまいりたいと存じます。
まだまだ未熟な身ではありますが、大阪府立大学とこの応用化学分野の発展
のために精一杯努力する所存ですので、応化会会員の皆様には今後ともどう
ぞよろしくご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
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応用化学分野の教員構成
(平成 19 年 4 月 1 日予定)
無機・物理化学講座
有機・高分子化学講座
分析化学グループ
教 授
八尾 俊男(工応 43)
准教授
久本 秀明
助 教
川村 邦男
有機反応化学グループ
教 授
水野 一彦
准教授
池田
浩
助 教
前多
肇
無機化学グループ
教 授
辰己砂 昌弘
准教授
忠永 清治(工応 H02)
助 教
林
晃敏(工応 H07)
有機機能化学グループ
教 授
中澄 博行(工応 48)
准教授
八木 繁幸(工応 H03)
助 教
兵藤
豊(工応 H08)
物理化学グループ
教 授
安保 正一(修応 47)
准教授
松岡 雅也(工応 H04)
助 教
竹内 雅人(工応 H09)
合成高分子化学グループ
教 授
白井 正充(工応 46)
講 師
陶山 寛志(工応 59)
助 教
岡村 晴之
電気化学グループ
教 授
井上 博史
講 師
野原 愼士(工応 H07)
助 教
樋口 栄次(工応 H13)
有機合成化学グループ
教 授
小川 昭弥
講 師
園田 素啓
助 教
野元 昭宏
環境化学グループ
教 授
坂東
博
准教授
竹中 規訓(修応 62)
助 教
定永 靖宗
生体高分子化学グループ
教 授
河野 健司
准教授
原田 敦史
助 教
児島 千恵
無機高分子化学グループ
教 授
岡
邦雄(修応 45)
准教授
入江 せつ子
分子情報機能材料グループ
教 授
長岡
勉
助 教
椎木
弘
助 教
清田 俊治
18
クラス会便り
応化第 4 期(昭和 31 年卒)
50 周年記念の母校訪問と同窓会
日 時:平成 18 年 10 月 3~4 日、
場 所:大学院工学研究科応用化学教室、ホテルアウィーナ大阪
出席者:安東、伊藤(喜昭)、大森、奥田、小島、鍛冶、北村(慎造)、
木村(猛)、佐々木(更生)、佐原、城野、杉本、高西、館野、
田中、鶴田、中村(保)、南野、西原、濱田、福本、水本、
山本(正)、利斎、木村(光雄).
25名(敬称略)
今回は卒業してから 50 年の記念すべき同窓会ですから、我々が巣立った古
巣を訪問しようではないかということになりました。そこで安保先生を通じ
て打診しましたところ御快諾
を得ましたので、母校訪問を実
現することが出来ました。当日
はまず往時の面影を止めぬば
かりに大きくそして整備され
た構内と新しい学舎に驚嘆し、
さらに各講座で先生方から詳
細な御説明を戴きながら若い
後輩達の研究の様子を見学す
ることが出来、有意義な一時を
過ごすことが出来ました。お忙
しい中を御接待下さいました
各先生に改めて心から御礼を
申し上げる次第です。夜の部は
例年通りの活躍で健在を誇示
していましたが、現在の同窓生
は41名、消息不明3名、物故
4名です。
(木村光雄・記)
ホテルアウィーナ大阪にて
19
応化6期生「燦々会」
(昭和33年卒)同窓会
日時 平成18年11月17日(金)0~午後2時
場所 和食とお酒「豆助」(梅田・大阪マルビル)
参加者
20名(幹事 浅山満 川阪利夫 木元勝一)
燦々会は毎年11月第三金曜日に行われます。記録に残っている平成6年
から数えて13回目に当たります。総勢47人(物故者などを除く)のうち
東は東京から西は島根県米子市から20名が集まりました。卒業後48年を
経過しましたが、まだ現役で活躍されている人、ボランティア活動に忙しい
人、趣味を生かして楽しんでいる人、闘病や養生中の人など一堂に会し歓談
のひとときを過ごし旧交を温めました。
来年の幹事は布谷氏・真塚氏・吉岡氏の三人にお願いしました。平成19年
11月16日金曜日多くの会員の参加を期待しています。
(報告者
20
浅山
満)
平成 19 年度応化会役員候補案
会長
福井眞彌(工応 40)
副会長
小川昭弥(平成 19 年度教室主任)
常任幹事 岩倉千秋(工旧職) 井上博史(現職)
白井正充(工応 46)
陶山寛志(工応 59) 角岡正弘(工応 38) 中澄博行(工応 48)
中西三郎(工応 39) 中原武利(工応 40) 松岡雅也(工応 H04)
水野一彦(現職)
八尾俊男(工応 43)
学年幹事
昭和 20 年
昭和 22 年
昭和 22 年
昭和 23 年
昭和 25 年
昭和 25 年
昭和 26 年
昭和 28 年
昭和 29 年
昭和 30 年
昭和 31 年
昭和 32 年
昭和 33 年
昭和 34 年
昭和 35 年
昭和 36 年
昭和 37 年
昭和 38 年
昭和 39 年
昭和 40 年
昭和 41 年
昭和 42 年
森 久雄
田中哲夫
押方頼明
伊藤三夫
松川杲義
江田 裕
上原巳芳
大辻吉男
去来川覚三
井上博夫
木村光雄
江口晴一郎
遠藤 彰
鈴木信夫
辻野隆三
中島邦彦
藤田慎一
角岡正弘
上原 赫
中原武利
黒田徳幸
植嶋陸男
昭和 43 年
昭和 44 年
昭和 45 年
昭和 46 年
昭和 47 年
昭和 48 年
昭和 49 年
昭和 50 年
昭和 51 年
昭和 52 年
昭和 53 年
昭和 54 年
昭和 55 年
昭和 56 年
昭和 57 年
昭和 58 年
昭和 59 年
昭和 60 年
昭和 61 年
昭和 62 年
昭和 63 年
平成元年
八尾俊男
安部 巌
松岡政夫
高山裕一
木原康夫
中澄博行
伊丹芳徳
井口義男
水谷 潔
木陰義則
畑中一成
棚橋一郎
高橋英雄
仲 敏男
藤田 実
武田英昭
山中敏央
松田厚範
飯田俊哉
森馬 洋
勝田修之
森本恵治
平成 2 年
平成 3 年
平成 4 年
平成 5 年
平成 6 年
平成 7 年
平成 8 年
平成 9 年
平成 10 年
平成 11 年
平成 12 年
平成 13 年
平成 14 年
平成 15 年
平成 16 年
平成 17 年
平成 18 年
学部 4 回生
学部 3 回生
学部 2 回生
学部 1 回生
忠永清治
八木繁幸
松岡雅也
市橋祐一
岡本健司
野原愼士
舘 秀樹
竹内雅人
浅川朋命
橘 熊野
安達典明
秋友啓太郎
池下敬一郎
井狩芳弘
山口恒平
井上佑子
秋山 史
跡部真吾
奥野清輝
横山大輝
浅田直哉
※ 学年幹事を交代された場合には、編集担当までご一報下さい。
庶務幹事
会計幹事
会計監査
安保正一(修応 47)
小川昭弥(現職)
松川公洋(工応 53)
岩崎和弥(工応 62)
21
応
化
会
会
則
(平成 11 年 5 月 15 日改正)
第1章 総
則
第 1 条 本会は「大阪府立大学応化会」と称し、事務所を大阪府立大学工学部応用化学科
に置く。
第 2 条 本会は会員相互の親睦と連絡を図ることを目的とする。
第2章 会
員
第 3 条 本会の会員は正会員、学生会員および特別会員をもって構成する。
正会員 大阪府立大学(浪速大学)工学部応用化学科卒業生、大阪府立大学(浪速大学)大
学院工学研究科応用化学専攻の修士(博士前期)または博士(博士後期)課程修了
生、大阪府立大学大学院工学研究科物質系専攻応用化学分野の博士前期または博士
後期課程修了生、旧大阪府立化学工業専門学校の化学工業科、燃料科、ゴム工業科、
専修科卒業生および旧大阪工業専門学校応用化学卒業生。
学生会員 大阪府立大学工学部応用化学科在学生および大阪府立大学大学院工学研究科物質
系専攻応用化学分野の博士前期または博士後期課程の在学生。
特別会員 大阪府立大学工学部応用化学科の現教職員および旧教職員、旧大阪府立化学工業専
門学校の化学工業科、燃料科、ゴム工業科および旧大阪工業専門学校応用化学科の
教員。
第3章 役
員
第 4 条 本会には次の役員を置き、役員の任期は 1 年とする。ただし再選を妨げない。
(1) 会長 1 名、副会長 1 名、常任幹事若干名、学年幹事若干名、庶務幹事 1 名、会
計幹事 1 名、監査委員 2 名。
(2) 会長は幹事の互選による。
(3) 副会長は、応用化学科主任がこれに当たる。
(4) 常任幹事は正会員、学生会員および特別会員から、推薦により選出される。
(5) 学年幹事は各期 1 名が推薦により選出される。ただし専門学校においては若干
名が推薦により選出される。
(6) 庶務幹事および会計幹事は応用化学科の現職教授がこれに当たり、2 期務めるこ
とを原則とする。
(7) 監査委員は幹事外から、会長がこれを委嘱する。
第 5 条 役員の職務は次の通りとする。
(1) 会長は本会を代表し、会務を総理し、集会を招集する。
(2) 副会長は会長を補佐し、必要あるときにはその任を代行する。
(3) 常任幹事は本会の事業計画を立案し、会務を処理する。
(4) 学年幹事は各卒業期会員の会務に関して常任幹事を補佐する。
(5) 庶務幹事は会報“けみすと”および名簿の発行を担当する。
(6) 会計幹事は本会の会計業務を担当する。
(7) 監査委員は本会の会計を監査する。
第4章
事
業
第 6 条 本会は次の事業を行う。
(1) 総会を開催する。
(2) 本会の目的達成のため会報“けみすと”および名簿を発行する。ただし、会報
22
“けみすと”および名簿の発行は別に定める規則による。
(3) 修士論文発表会における最も優秀な発表に対して応化会賞を贈呈する。
(4) その他本会の目的に関する事業を行う。
第5章 集
会
第 7 条 総会は原則として 4 年に 1 回開催する。
第 8 条 常任幹事会は必要に応じて会長が召集する。
第 9 条 幹事会は本会の役員から構成され、会務の遂行上必要と認めたとき会長が招集す
る。
第 10 条 総会、常任幹事会および幹事会の議事は出席者の過半数をもって決議する。
第 11 条
第 12 条
第 13 条
第 14 条
第6章 会
計
本会の経費は、会費、寄附金および雑収入をもって当てる。
会費は終身会費として 10,000 円とする。ただし、必要あるときには臨時会費を徴
収することとし、その場合には幹事会の承認を得るものとする。
会費は入会時に納入することを原則とする。
会計年度は毎年 4 月 1 日に始まり、翌年 3 月 31 日に終わる。
付
則
1. この会則の改正は原則として総会の決議をもって行なう。
2. この会則は平成 11 年 5 月 15 日より発効する。
会報“けみすと”および名簿発行規約
(平成 11 年 5 月 15 日改正)
第1章 総
則
第 1 条 会報“けみすと”および名簿は「大阪府立大学応化会」の事業の一環として発行
する。
第 2 条 会報“けみすと”および名簿は会員相互の親睦と連絡を図ることを目的とする。
第 3 条 会報“けみすと”および名簿の発行は庶務幹事がこれに当たる。
第2章 会報“けみすと”
第 4 条 会報は“けみすと”と称する。
第 5 条 会報“けみすと”は原則として毎年発行する。
第 6 条 会報“けみすと”は会員に頒布する。
第3章 名
簿
第 7 条 名簿は「応化会会員名簿」と称する。
第 8 条 名簿の発行は原則として 4 年に 1 回とする。
第 9 条 名簿は会員の希望者に有料で頒布する。
付
則
1. この規約の改正は原則として幹事会の決議をもって行なう。
* この規約は平成 11 年 5 月 15 日に発効する。
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編集後記
編集担当
安保
正一
「けみすと 29 号」をお届けいたします。
大阪府立大学は 2005 年 4 月から、府立系 3 大学が統合され、同時に独立法
人化され、公立大学法人 大阪府立大学として再スタートしております。また、
応用化学科も 2 つの大講座で 12 研究グループ編成の新しい応用化学科として
スタートしました。2005 年度の夏休み期間中に 6 階建ての新学舎 B5 棟への移
転がありました。お蔭様で研究環境は見違える程良くなり、教員も学生も、
より一層すばらしい研究教育成果が得られるものと信じております。応化会
としては、2005 年 11 月 23 日に応化会新学舎お披露目の会を、新学舎 B5 棟で
開催させて頂きました。120 余名の多くの参加者にご参加いただきまして、盛
会裏に終えることができました。
応化会では 4 年ごとに会員名簿を発行しておりましたが、2005 年 4 月の個
人情報保護法の施行をうけ、発行を暫くの間見合わせることが、2005 年 6 月
25 日開催の応化会幹事会で決まりました。名簿の発行はしませんが、応化会
としては、これまで同様に会員名簿は毎年更新していきます。名簿の管理は
充分に気をつけてまいります。会員の中には、相当数の宛先不明の方がおら
れます。これに関して何か情報をお持ちの方は、応化会庶務まで御寄せ下さ
い。また、学年同窓会の企画などで名簿が必要な場合には、該当部分のコピ
ーをお渡し致しますので、庶務担当まで必要理由を記入して御一報下さい。
応化会会報「けみすと」第 29 号
発
行
者
平成 19 年 3 月 23 日
大阪府立大学応化会
〒599-8531 堺市中区学園町 1-1
大阪府立大学 大学院 工学研究科 応用化学教室内
TEL.072-254-9282
FAX. 072-254-9910
e-mail: [email protected]
発行責任者
安保
印
株式会社
刷
所
正一
春日
24
会報“けみすと”原稿募集
会報“けみすと”の原稿を募集しています。クラス会の報告・案内だけでなく、
受賞(章)などどんな記事、ニュースでも結構です。原稿は随時受け付けてい
ます。
原稿執筆要領
用紙サイズ: 原稿は原則として写真・図(縮小可能)を含めて A4
紙 1 枚以内とします。
[注1]
原稿は印刷時に A4→A5 に縮小いたしますので、明朝体
14 ポイントまたは同程度のフォントでお願いいたし
ます。できれば、フロッピーディスクも同時にお送り
下さい。
[注2]
手書きの原稿も受け付けています。写真を含めて 800
字以内で原稿を作成して下さい。クラス会の執筆につ
いては何期生か、開催日時・場所・参加者数もお忘れ
なく。
送付先:〒599-8531 堺市中区学園町1-1
大阪府立大学大学院工学研究科応用化学分野
応化会庶務担当
TEL:072-254-9282
安保 正一
Fax:072-254-9910
会員のみなさまへ
住所変更の際は必ずご連絡ください。連絡には綴じ込みハガキをご
利用下さい。なお,個人情報漏えいを危惧される場合は、封筒に入
れてお送り下さい。その他、Eメール、ファックス,ホームページ
もご利用いただけます。
e-mail: [email protected]
Fax:072-254-9910
URL: http://www.chem.osakafu-u.ac.jp/ohka/ohkakai/
ohkakai.html
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