12から13ページ 校庭の木、プールの生き物(PDF:949KB)

⑵ 校庭の木を調べてみよう
みき
は
しゅるい
木の幹にふれて手ざわりや木の形,葉の形を調べてみましょう。種類によってちがいがあることがわかります。
せいちょう
どうし
1本の木を1年を通して観察すると,木の成長の様子や,そこにやってくる昆虫,鳥などとの生き物同士のかか
わりがわかってきます。
◎木の高さ
◎木の太さ
木までの距離と同じ
地上から 1m30 ㎝の高
木 の 高さは = A+B
しゅうい
さのところの幹の周囲の
長さをはかります。
45度
お
折り紙を二つ折り
=同じ長さ
A
45 度
きょり
目の高さ
木までの距離をはかる
じゅかん
めんせき
とく
◎樹冠の面積
えだ
B
◎木の特ちょう (①針葉樹 ②落葉樹
しんようじゅ
らくようじゅ
じょうりょくじゅ
③常緑樹)
じめん
枝葉が広がったところの外形を地面にえがいて,面積をはかり
①
ます。
夏
②
冬
③
樹冠の面積
はりじょう
木を横から見た図
針状の細い葉
上から見た図
落葉する
落葉しない
◆一年を通して観察してみよう◆
す
えら
じき
校庭に植えられている木の中から好きな木を選んで,花がさく時期や実がなる時期,冬ごしの様子などを観察してみよう。花や実には,
いろいろな昆虫や鳥がやってきます。何をしているのでしょうか。
クヌギ(おばな)
春
12
き
クヌギ(めばな)
木を決めて,観察を始めよう。
ガクアジサイ
夏
サクラ・カマキリ
花や葉の様子を調べよう。
エノキ・メジロ
秋
イロハモミジ
葉の色や実を調べよう。
め
コナラ(冬芽)
冬
センダン・ムクドリ
枝や芽の様子を観察しよう。
伊 丹 市 立 小 学 校 生 物 多 様 性 副 読 本
身近な生き物とわたしたちのくらし
⑶ プールの生き物(ヤゴ)を調べてみよう
すいえい
じゅぎょう
お
お
プールには一年中水がためられています。水泳の授業が終わって秋になると,水の中にどろや落ち葉がたまり,
も
ふ
と
たまご
う
藻やプランクトンが増えてきます。そこに,近くの水辺からトンボなどの昆虫が飛んできたり,卵を産んだりして,
水の中にいろいろな生き物がすむようになります。
すいてい
よう
6 月,プールの水をぬいてそうじをするときに,水底にたまっているどろや落ち葉の間にいるヤゴ(トンボの幼
ちゅう
虫)を探してみましょう。
◎ヤゴの体を観察しよう
タイリクアカネの幼虫
体長:約 15mm
ギンヤンマの幼虫
体長:約 40mm
シオカラトンボの幼虫
体長:約 20mm
(プールよりも池に多い)
しき
きば
下あごは折りたたみ式で,先にはするどい牙があります。
か
◎ヤゴを飼ってみよう
ようき
すな
ふか
容器に砂をしき,水を 5cm ほどの深さに
うか
入れます。ヤゴが羽化するときに止まる木の
枝を入れます。えさは,生きたアカムシやイ
ト ミ ミ ズ で す。
2 ∼ 3 日に 1 回
やりましょう。
育てたヤゴがトンボになりました。ウスバキトンボです。プールそうじのころは,この
トンボのヤゴが一番多くなります。
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