⑵ 校庭の木を調べてみよう みき は しゅるい 木の幹にふれて手ざわりや木の形,葉の形を調べてみましょう。種類によってちがいがあることがわかります。 せいちょう どうし 1本の木を1年を通して観察すると,木の成長の様子や,そこにやってくる昆虫,鳥などとの生き物同士のかか わりがわかってきます。 ◎木の高さ ◎木の太さ 木までの距離と同じ 地上から 1m30 ㎝の高 木 の 高さは = A+B しゅうい さのところの幹の周囲の 長さをはかります。 45度 お 折り紙を二つ折り =同じ長さ A 45 度 きょり 目の高さ 木までの距離をはかる じゅかん めんせき とく ◎樹冠の面積 えだ B ◎木の特ちょう (①針葉樹 ②落葉樹 しんようじゅ らくようじゅ じょうりょくじゅ ③常緑樹) じめん 枝葉が広がったところの外形を地面にえがいて,面積をはかり ① ます。 夏 ② 冬 ③ 樹冠の面積 はりじょう 木を横から見た図 針状の細い葉 上から見た図 落葉する 落葉しない ◆一年を通して観察してみよう◆ す えら じき 校庭に植えられている木の中から好きな木を選んで,花がさく時期や実がなる時期,冬ごしの様子などを観察してみよう。花や実には, いろいろな昆虫や鳥がやってきます。何をしているのでしょうか。 クヌギ(おばな) 春 12 き クヌギ(めばな) 木を決めて,観察を始めよう。 ガクアジサイ 夏 サクラ・カマキリ 花や葉の様子を調べよう。 エノキ・メジロ 秋 イロハモミジ 葉の色や実を調べよう。 め コナラ(冬芽) 冬 センダン・ムクドリ 枝や芽の様子を観察しよう。 伊 丹 市 立 小 学 校 生 物 多 様 性 副 読 本 身近な生き物とわたしたちのくらし ⑶ プールの生き物(ヤゴ)を調べてみよう すいえい じゅぎょう お お プールには一年中水がためられています。水泳の授業が終わって秋になると,水の中にどろや落ち葉がたまり, も ふ と たまご う 藻やプランクトンが増えてきます。そこに,近くの水辺からトンボなどの昆虫が飛んできたり,卵を産んだりして, 水の中にいろいろな生き物がすむようになります。 すいてい よう 6 月,プールの水をぬいてそうじをするときに,水底にたまっているどろや落ち葉の間にいるヤゴ(トンボの幼 ちゅう 虫)を探してみましょう。 ◎ヤゴの体を観察しよう タイリクアカネの幼虫 体長:約 15mm ギンヤンマの幼虫 体長:約 40mm シオカラトンボの幼虫 体長:約 20mm (プールよりも池に多い) しき きば 下あごは折りたたみ式で,先にはするどい牙があります。 か ◎ヤゴを飼ってみよう ようき すな ふか 容器に砂をしき,水を 5cm ほどの深さに うか 入れます。ヤゴが羽化するときに止まる木の 枝を入れます。えさは,生きたアカムシやイ ト ミ ミ ズ で す。 2 ∼ 3 日に 1 回 やりましょう。 育てたヤゴがトンボになりました。ウスバキトンボです。プールそうじのころは,この トンボのヤゴが一番多くなります。 13
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