第5回 立川市公の施設指定管理者第三者評価委員会

第5回
立川市公の施設指定管理者第三者評価委員会
平成25年10月9日(水)
立川市総合政策部行政経営課
第5回立川市公の施設指定管理者第三者評価委員会議事録
◆日時
平成25年10月9日(水)19時00分~20時55分
◆場所
209会議室
◆出席者
【委員】
○山内委員長
○武江委員
○牛嶋副委員長
○岩間委員
【事務局】
○佐橋総合政策部長
○諸井行政経営課長
○庄司行政経営課主査
○八谷行政経営課主任
◆次第
1 開会
2
中間報告後の対応について
3
4
平成24年度指定管理者の評価結果について
本年度の評価対象施設について
5
6
審査日程及び委員会のすすめ方について
八ヶ岳山荘について
7
その他
◆資料
1
2
中間報告書に記載された提案事項の進捗状況
平成25年度(平成24年度分)指定管理者管理運営状況評価表
3
委員会日程調整表
4
5
平成25年度 公の施設指定管理者第三者評価委員会の予定
立川市八ヶ岳山荘平成24年度年次事業報告書
その他資料
○山内委員長:
八ヶ岳山荘のパンフレット
それでは、平成25年度第1回、通算でいうと5回目ですか、公の施設指定管
理者第三者評価委員会を開催いたします。
まずは、配付資料を事務局から確認してください。
○諸井行政経営課長: それでは皆様改めましてこんばんは。今、委員長のほうからお話がご
ざいましたけれども、通算では5回目ではございますけれども、今年度今回が第1回目という
ことになります。また、改めまして本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
開会に先立ちまして、本年の4月に人事異動がありまして、私ども行政経営課の職員として、
-1-
新たなメンバーが加わりましたので、ご紹介をさせていただきます。後ろに座っております、
主任の八谷でございます。
○八谷行政経営課主任: 八谷と申します。よろしくお願いいたします。
○諸井行政経営課長:
それでは、早速資料の確認に移りたいと思います。恐縮ですが、着席
の上で、確認させていただきます。
まず、最初に次第をお手元にお配りしてございます。それから、タイムスケジュール案をお
配りしております。次に資料1といたしまして、A4横のものでございますけれども、中間報
告書に記載された提案事項の進捗状況が1枚としてございます。それから、続きまして資料の
2といたしまして、平成25年度(平成24年度分)指定管理者管理運営状況評価表、これはA4
サイズで若干厚みのあるものがお手元にお配りしてございます。それから次に資料3、A4縦
になりますけれども、委員会日程調整表がお配りしてございます。それから続きまして、資料
の4になりますけれども、平成25年度公の施設指定管理者第三者評価委員会の予定ということ
で、事務局案をA4、1枚でお示ししてございます。それから、資料5といたしまして、立川
市八ヶ岳山荘平成24年度年次事業報告書、これがA4サイズで複数枚のものがお手元にご配付
してございます。それに加えまして、カラー刷りの立川市八ヶ岳山荘というパンフレットをお
配りしてございます。
以上でございますが、不足等はございますでしょうか。
それでは、以上でございます。
○山内委員長: はい、ありがとうございます。
それでは、議事に入りますが、まずは中間報告書提出の対応についてですか。これを、事務
局からご説明願います。
○庄司行政経営課主査: ご説明の前に中間報告書をお手元にお配りしておりますので、必要
に応じてこれをごらんくださいい。
それでは、昨年度3月に本委員会よりいただきました中間報告書に記載された提案事項、こ
れの進捗状況ということで報告させていただきます。主に中間報告書の6ページ、7ページ、
8ページ、9ページにわたって、ご議論いただいた条項の報告となります。着席して失礼させ
ていただきます。この資料を読み上げる形で報告させていただきます。
1番、ホームページ等で一連の流れをわかりやすく公表をしていく。例えば、評価の流れの
概念図を作成するなど、市民にわかりやすくするということでございます。こちらにつきまし
ては、現在対応中でございまして、25年度評価とあわせて、評価の流れを作成し途中でござい
ます。実際この評価表につきましてはホームページで公開をしてございます。ガイドラインに
ついては、現状立川市ガイドラインを作成しておりますが、これからホームページで公開する
には少し精査をしなければいけない部分もございますので、今後の課題として掲載をしていく
予定でございます。
2番、評価表に具体的な取り組みの内容と評価に至った説明について、簡潔に記載するとい
うことでございます。これにつきましては、本年度評価したものから、取り組みの内容の記載
と評価理由の記載ということで、その観点で評価をしてございます。
3番、訪問記録、訪問頻度を記載した資料を作成するということでございます。これは、主
管課によるモニタリング記録の作成ということで、現状お手元にはございませんけれども、各
主管課さんのほうで毎月やっていることの記録、あるいは諸会合ですね、そういうものについ
ては、主管課で整理して、保存、記録をとってございます。
評価(C)の結果を生かすため、年度の計画書(A)は、事業の詳細について市と十分な調
整をする場を経てこれを受理するということでございます。これについては、新規事業で今後
-2-
の対応ということになってございます。この中間報告をいただいたのが3月末ということで、
年度計画書の提出が協定書上は来年1月末までに年度計画書を出させるということになってま
すんで、その前に実際指定管理者と市で協議するという流れになっていますので、これは今後
の対応として今後秋から取り組んできまして、事後の詳細を詰めていくという内容になります
ので、今後の対応ということでございます。
5番、市は、指定管理者を監督するモニタリング能力をさらに身につけ、主管課と制度統括
課が一体となって運営状況を管理するということでございます。これについては、非常に大き
なテーマということで現在模索をしているところでございます。指定管理者に対するマネジメ
ント力の養成ということで現状どのようなマネジメント力をつけていくかということで協議を
してございますので、ただ今、対応中というような形でございます。
6番、提案項目は、モニタリングの重点項目に。また、提案書に掲げた項目を評価項目に計
上し、適切に評価を実施するということでございます。これにつきましては、実際この評価を
してまして、こちらの資料2のほうをごらんいただきたいのですが、例えば今回、八ヶ岳山荘
というものがございます。資料の47ページをごらんください。これにつきましては、最後に10
番、提案の実施状況ということで、評価項目として加えてございます。八ヶ岳山荘につきまし
ては、提案内容が、自然教室のハイキング時での道案内、タオル・歯磨き・バスタオルの提供、
自炊棟への新しい鍋の購入、閑散期割引、バスツアー、送迎、各種イベント、夕食をバーベキ
ューに変更、緊急時の対応、宿泊棟の整備ということで、全てこれを実施しているということ
でA評価をしております。八ヶ岳山荘につきましては、提案項目を全て実施しているというよ
うな内容の評価をしてございます。
一方で、提案項目につきまして、実施ができていないというような面もございます。例えば、
11ページ、高松児童館の評価でありますけれども、提案実施状況ということで、A評価とB評
価とございます。A評価は記載のとおりでございますけれども、B評価につきましては、保護
者向け学習会、企業向け出張講座というのが現時点で実施していないということでございます。
これは、実際C評価という考え方もあるんですが、主管課との調整の中で仕様書等での提案な
んですけれども、提案で決められた水準に達していないんですが、施設運営には障害が生じて
いないのでB評価をしているという状況でございます。2次評価のコメントにあるとおり、実
施ができるように早期に実施するようにということで意見してございます。そのような形で、
いただいた提案を具現化してこのような評価をしてございます。
続きまして資料1に戻りまして、7番、主管課とは異なる目線で行政経営課はモニタリング
を行うこととするということでございます。これも非常に大きなテーマでございまして、モニ
タリングのアプローチ方法の見直しということで、具体的にやっていかなくてはならないとお
りであるんですが、運営上私ども年に1回というところで評価作業に入る際に主管課と加わっ
て評価をしているところでございますが、そのアプローチの仕方、指定管理者に言わなくては
いけない部分や主管課に対して言っていくことなど模索中でございます。途中経過ですが、記
載をさせていただいております。
8番、自己評価はあくまでも参考とし、評価基準と照らし合わせ、厳密に評価するというこ
とで、これはあくまでも厳密な評価の実施ということでございます。これは評価基準に基づい
て、仕様書、提案書等に基づいて現実の評価をしてございますが、さらに徹底するということ
でございます。これは対応済みということでございます。
9番、マイナスの評価については改善策を出させ、今後の施設運営に生かすということでご
ざいます。これは、改善シートというのを昨年実施したかと思いますが、それによって徹底を
してございます。さらなる徹底に取り組んでいかなくてはいけないということもございますの
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で、現在対応中ということでございます。
10番、指定管理者再選定時の利用や市民へのわかりやすさから、施設ごとの評価要旨などを
作成するということでございます。これはすみません、評価要旨の作成ということにはまだ至
ってございません。ただし、総括表は作成済みということで本当に部ですが、こちらの資料2
の総括表の目次がありまして、1ページを見ますとこの総括表という形で評価状況がわかるよ
うな表をつけさせていただきました。今、こちらを見ていただければわかりますが、B評価に
なっている項目も幾つか散見されますので、これをもって一つとしてございます。現状は評価
要旨には至ってはございませんが、来年度の評価にむけて作成中というところでございます。
11番、評価理由をより具体的に記述する。これは当然、評価理由の記載ということでござい
ます。
12番、評価項目をより具体的にし、評価が適正にできるようにするということで、これも評
価項目の見直しということになります。11番、12番ですが、現状の評価表の改善という部分で
言うとちょっと改善し切れなかった部分がございますので、現在、対応中ということで、対応
をしていく予定でおります。
13番、利用者アンケートには『職員の対応』の項目を設け、この項目において当該評価結果
に触れるということでございます。全てのアンケートに職員の対応というのを加えて、以後、
指示をしてございます。現状対応は済んでいるのですが、この評価表からは見えない部分であ
りますので、アンケートについては対応をしているんですが、評価表の中に見せるような形で
次年度対応していきたいと思っております。
14番、施設の老朽化や構造上の問題点が顕在化しているので、それを踏まえた上で、指定管
理者と市が最善の策の検討をということで、これは非常に大きなテーマでございますので、施
設の老朽化や構造上の問題点の最善策の検討ということで、指定管理者ができること、市がで
きること、主管課ができること、行政経営課ができることというのを、今後整理してまいりた
いと思っております。
15番、項目「災害発生時の取り組み」の基準項目に「実施内容」を加え、評価するというこ
とでございます。これについては、災害発生時の取り組みということで実施内容を追加してご
ざいますので、対応済みということでございます。
16番、地域貢献の評価は、施設ごとに求められるものが異なる。記載する場合は取り組んで
いる活動を明確に記載する。場合によっては評価対象としないことも考えるということでござ
います。これは、評価項目の地域貢献実施内容の修正ということが具体的な方法ですが、現在
対応中でございまして、25年度評価のところで案をつくりたいと思っております。
17番、評価を適正に行うのに適正な利用状況の評価基準や指標について再検討する。例えば、
図書館では、『利用者数』『貸出冊数』以外にほかの評価基準があるか検討するということで
あります。これは、評価基準、指標の再確認ということでございますが、現状ここの部分、評
価をする際に、主管課と調整をしたのですが、現状そこまでまだ至っていません。今年度、指
標をはかっている指定管理者と協議をしている最中でして、正直、なかなかいい指標が見つか
らないものもあります。現在対応中というところでございます。
次は、裏面になります。
○山内委員長: まだ、ありますか。
○庄司行政経営課主査: はい。それでは、かいつまんで、主だったものに限らせていただき
ます。
18番につきましては、これはモニタリングでマニュアル及びその履行確認ということでござ
いますので、対応済みということでございます。
-4-
20番、直営館の影響は大きいので直営館の運営をフィードバックできるようにするというこ
とでございます。直営館へのフィードバック手法の導入の検討ということで、指定管理導入に
よっての効果というのが大きいので、直営館にできるものがあるのではないかということでし
た。実際に図書館業務において指定管理者のやっている取り組みを一部、例えば学校への配送、
学校図書館への配送を直営館で今、現状でやっているという、やり始めてございます。そうい
うことを現状でやっていますので、今、一部対応中というような形でございます。
同様なものが記載されていますが、28番、指定管理者制度導入による未導入館との格差につ
いては、指定管理者制度の全館導入やそれによる財源確保等により対応、是正することが望ま
しいとあります。基本的には、サービス格差が出てしまうという現状がありますので、一部が
指定管理者になっているものについては、基本的に全館指定管理者に導入していくというのが、
もちろん検証してうまくいっているという前提の話ですが、結果的には全館への導入を図るべ
きだということを考えております。理由は、そのサービス格差という市民の方が感じてしまう
のではないかということで、例えば、児童館であったり、図書館であったりです。体育館につ
きましては、一方が指定管理者で一方が直営で、サービス提供時間に差があったものですから
です。後ほど説明いたしますが、平成26年度からは2つある体育館を指定管理者にすることも
決定しています。
30番です。新たに『事業の継続性について』を評価項目に加え、モニタリングをしていくと
いうことがあります。これについては、事業の継続性の追加ということで対応してございます。
実際どういうことかと申しますと、こちらの資料をごらんいただきたいのですが、例えば1ペ
ージ、立川市市民会館の評価シートがございますけれども、(1)の一番最後、事業の継続性
の担保ということで、業務仕様、マニュアルの整備、委託業者とは次期引継を必須とした契約
等を行い、また、運営では利用者意見交換会にて課題の共有化を図りに継続性の維持を図った
というような事業の継続ということを視点に記載しております。
市民体育館につきましては、指定管理者が交代するということが決定されておりましたので、
このような記入をしております。
また、一方では14ページの立川市斎場につきましては、同様の記述ですが、葬祭事業所長の
異動には十分な引き継ぎ期間を設けると同時に、引き継ぎ後もサポート展開を確保したという
ことで、メインの職員が退職をして業務の継続ができなくなることが指定管理制度の1つの大
きな問題だという点が指摘されてますので、そういうことがないように引き継ぎ、メインの方
が退職した後も業務が継続できるような体制をとってください、そういう担保をしていますか
という視点で、評価をしてございます。
雑駁ではございますが、資料1の説明につきまして、以上のとおりです。
○山内委員長: はい、ありがとうございました。それでは、委員会でいろいろ指摘されたこ
とについて、何かご質問がありますか。
よろしいですか、もしなければ、また後で。
そうすると、3番ですね、平成24年度指定管理者の評価結果について、これを事務局からお
願いします。
○庄司行政経営課主査:
よろしいですか。これも私のほうから説明いたします。先ほどちょ
っと触れさせていただきますけれども、施設の全体評価の概要と主だった施設の評価結果をご
説明をさせていただきます。
こちら9月議会で報告をしてございます。現状ホームページでもこの内容はご案内させてい
ただいたとおり公開をしてございます。立川市公の施設指定管理者評価委員会資料ということ
で出しています。この評価委員会というのは、前にもお示ししたとおり立川市の指定管理者評
-5-
価の決定機関ということで、本第三者評価委員会とは別組織で、評価委員会のトップは副市長
と部長級4人委員がメンバーになっている機関でございます。その評価結果ということでお示
ししております。
目次の総括表のほうをごらんください。各施設ごとに10項目についてどういう評価をしたか、
総合評価がどうだったかということも記してございます。あとのバーがついている部分は、評
価になじまない項目、例えば地域貢献で斎場というのは地域に開いているという施設ではござ
いませんので、評価の対象ではございません。あと、その他特記事項、追加する項目がなけれ
ば、それは評価対象外としております。あと、コスト削減状況ということでコストの削減が計
測できないような、例えば新しい施設をつくって同時に指定管理者制度を導入したとか、そう
いうような施設につきましては、コスト削減状況の計測ができないので、判断をしないでバー
を置いています。おおむねごらんいただいたとおり市民会館から幸図書館、錦図書館までA評
価でございますけれども、1つの施設だけ総合評価がB評価になっております。
これについては、自転車等駐車場の第1ブロックというところでございますけれども、これ
は立川駅の北口にある駐車場の事業者なんですけれども、7カ所管理運営していますが、実際
のところ、サービスの質に関連する事項、安全管理に関連する事項、コンプライアンスに関連
する事項がB評価になって、総合評価B評価になっています。一番問題になったのがお客様に
対する対応、これが不十分であったという評価があるようです。あと、後ほど説明しますけれ
ども、お客様に対する対応で、概ね適切になされているのですが、一部の職員の方が不適切な
対応をしたということで、朝忙しい中で対応ですが、サービスの質に対する苦情、あるいは事
業としてのコンプライアンス、この辺で評価が下がったということでございます。
第2ブロックにつきましても、安全管理、事故・苦情等、あるいはコンプライアンスがB評
価のところがございます。第3ブロックにつきましても、コンプライアンスでB評価している
ところがございますが、大勢には影響ないような苦情対応、あるいはコンプライアンスでした
ので、総合評価B評価までは至っていません。一定の水準は確保されているのでA評価をして
ございます。
そのほかB評価にしている項目として、柴崎市民体育館の個人情報規定の事項がB評価にな
っています。これは、メールの誤送信というコンプライアンスに触れる事項がありましたので、
これについてはB評価をさせていただいております。ただし、それ以外の運営状況については、
非常によく運営されているということで、総体的にはA評価ということでございます。総括表
の説明は以上でございまして、続きましては1ページから順を追って説明させていただきます。
立川市市民会館、こちらは公益財団法人立川市地域文化振興財団ということでございます。
指定管理期間は、平成23年4月1日から平成25年12月30日までですが、実は25年の12月1日か
らは別の指定管理者が市民会館の管理運営を指定管理者として行うことが決定されています。
合人社計画研究所グループということで、こちらは事業体を組んで、子ども未来センター、新
しく旧庁舎を建てかえた、子ども未来センターと一体として事業者が管理・運営をしていくと
いうことになっています。
市民会館の運営については、この内容は特に問題のある報告はございません。4ページの一
番上に事故、非常対応状況ということで、非常状況で1件バレーマットの汚れの苦情があった
ということでございましたが、特に問題のある項目はございません。昨年の秋ごろより閉館を
しておりますので、そのような状況ですので、問題があるような報告はございません。
続きまして、5ページ、立川市子ども未来センターということで、こちらが新しく指定管理
者が24年度評価から加わった施設でございます。これが、12月1日から評価期間としては4カ
月なんですけれども、先ほど申し上げた合人社計画研究所グループというのが、11年4カ月に
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わたって、指定管理者となることが決定し、実際運営をしてございます。
5ページの基本事項のところで、B評価、これは仕様書で指摘された副館長の配置が24年度
にされなかったという仕様書レベルの基準に達しなかったというのが、B評価となっています。
あと、利用状況ということでB評価をつけているんですが、その延べ人数が当初想定した人数
よりも届かなかったということでB評価をつけてございます。あと6ページ、職員の対応とい
うことでB評価をしているところでございます。これは、やはりどうしても新しい施設ですの
で、職員の成熟度というところが若干問題になりまして、レベルの向上が求められる状況であ
ったと。苦情があったわけではなくて、直営の職員もおりますので、職員から見てそういう状
況であったということが明らかになりまして、B評価をさせていただいております。
あと6ページの(5)の個人情報保護規定等に関する事項ということで、3項目、適正な管
理ということで、これも実はB評価、先ほど柴崎市民体育館でメールの誤送信があったという
ことで、同様にこちらもメールの誤送信がありました。こちらの誤送信につきましては、そこ
の編集委員関係の各委員さんに、私どもでいえばこちらの評価委員会の方に送るときに了承を
得ない段階で、各委員の方に内容を一斉送信してしまった。そのような誤送信です。そういう
ことであるので、評価としてはB評価であるんですが、トータルとしてはA評価、1項目をB
評価にしているという状況でございます。
以上、子ども未来センターはオープンして4カ月の新しい施設でなかなか評価が難しいとこ
ろがありました。若干B評価が散見されるんですが、トータルとしては水準に達したA評価と
いう評価をしてございます。
8ページ、幸児童館でございます。こちらは先に説明させていただきたいと思うんですが、
一番最後の提案の実施状況、これにつきましてはA評価もB評価もありまして、実際に提案の
実施がされていない部分がございます。内容を見ていくと充実がされていないということでB
評価をしているというのも、幾つかございます。これについては、主管課においてしっかりモ
ニタリングをしていくことになってございます。
9ページ、利用者アンケートの実施という項目が、サービスの質の向上の項目の中盤ぐらい
にございます。これはB評価をしております。これは利用者アンケートをしたのですが、年度
後半の施設改修と重なって、回答が少なかったこととアンケートの結果がかなりおくれまして、
翌年度、要は25年度になってしまったということで、これはあまりよろしくないということで
B評価をしてございます。
10ページです。児童館につきましては、一番上に事故・苦情対応状況という項目がございま
す。子ども相手で、けがが若干多いという状況がございます。ただ、指定管理者のほうでかな
り努力してまして、けがへの対応というのは速やかにかつ、確実ににやっているということで、
A評価をしております。
11ページ、高松児童館でございます。こちらにつきましては、基本的事項でB評価がついて
いるのがございます。これは職員の配置についてですが、仕様書レベルの人数を確保していま
すが、仕様書は超えているのですが、提案がそれ以上人数を配置するという提案でしたので、
これが少ないということでB評価をしてございます。さらに、提案の実施状況、一番最後のと
ころ2項目の提案の実施がされていないということで幸児童館同様にB評価をしています。
12ページ、これも利用者アンケートの実施ということでございますけれども、B評価を一項
目つけてございます。
15ページ、立川市斎場ということでございますけれども、こちらの施設に関しては特に問題
は出ておりません。16ページに苦情対応ということで、葬儀、葬祭に関する事故、苦情はない
ということです。良好に管理・運営されていると評価してございます。16ページは以上でござ
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います。
17ページ、立川市総合福祉センターということでございます。こちらにつきましては、斎場
と同様、良好に運営されています。18ページの二次評価のところを見ていただければ、18ペー
ジの二次評価のコメント、平成24年度から指定管理者が行う業務、施設業務に主体的に管理を
行うこととしたとあります。23年度までは、私どもの障害福祉課が担当していました。指定管
理者制度を導入してはいたんですが、施設管理部門は直営でやっていたんです。それを24年度
から、社会福祉協議会に主体的にやってもらうということで変更をしてございます。運営につ
いて、どうなるか少し懸念をしていましたが、主体的にやっていただいたということで修繕も
早期に対応できるような形がとれましたので、非常に良好な運営ができたということで全体的
にA評価をつけてございます。特に事故、苦情につきましても、50ページ記載があるんですが、
特に問題はございませんでした。ですので、最終的に二次評価をA評価としてございます。
次が21ページ、立川市柏地域福祉サービスセンター、こちらの社会福祉法人ですが、こちら
も同様に特に大きな変更点はございません。こちらについても良好な運営がされているという
ことで、以下、26ページの羽衣地域福祉サービスセンター、27ページの上砂地域福祉サービス
センターということで、こちらに関しても良好な運営がされているということでB評価の項目
はございません。
次は30ページ、先ほど少し説明させていただいた有料自転車等駐車場(第1ブロック)とい
うことでございます。こちらのほうは若干加えて説明させていただきますと、31ページ、10番、
提案の実施状況ということで、若干取り組めていない部分があります。掲示板の設置、自動空
気入れの設置、サドルカバーの設置という提案事項があったんですが、取り組みが一部の施設
に限られているいうことでB評価をしてございます。
次に(3)のサービスの質に関する事項ということで、職員の対応ということで、B評価を
2つつけてございます。おおむね適切に実施できたのですが、一部職員の言動等が不適切な対
応があったということで、B評価をつけてございます。利用者アンケートについてもアンケー
ト実施したが公開が限定的であったということでB評価でございます。一部職員の対応につい
ては、のちほどご説明いたします。
以下31ページ、実際、どういう対応をしたかということですけれども、詳細に記載してござ
います。32ページの実はC評価がついております。C評価というのは、仕様書等に定める水準
に達しておらず、早急な改善が今後必要であるという評価をしております。C評価というのは、
あってはならないことなんですが、業務の交代時期、管理人がトイレを使用せず用を足した。
要は、自転車の駐輪場の敷地内で用を足してしまったということが、市民から通報がありまし
て、C評価をつけてございます。あと、その他B次評価ということで、対応が不十分であった
とか、いろいろございまして、B評価を合計7つつけております。
同様にコンプライアンスに関する事項ということで、管理人がトイレを使用せず用をしてし
まったと、一部職員のコンプライアンスの問題があったということでB評価をしてございます。
総合評価としては、二次評価のコメントですけれども、23年度においては、接遇面で改善が
見られA評価となったが、これは、実は22年度B評価で23年度はA評価に改善されたのですが、
24年度はまたB評価に戻りました。利用者も非常に多く、利用時間が集中することや主たる駐
輪場の移転があったことを考慮しても、一部の職員の言動等を踏まえると、本年度については
B評価とするということで、これにつきましては、主管課との連携を密にし、業務に当たられ
たいということで、B評価としています。
次は33ページ、第2ブロックでございます。こちらは駐輪場、西立川駅の駐輪場と武蔵砂川
駅の計3つの駐輪場を管理している指定管理者ですが、35ページのところですね、事故、苦情
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対応というところでB評価がございます。主なものを記載してございますけれども、利用者に
対して2回請求してしまったとか、自分の自転車を別のところにもってしまったとか、口のき
き方が悪かったなどのことがありました。その後の対応はできているのですが、特に事故、ト
ラブルにひきずるようなことはなかったんですが、評価としてはB評価ということになります。
同様にコンプライアンスに関する事項についても、接客対応について問題があったということ
でB評価をしてございます。
36ページ、第3ブロックについてですけれども、これも同様に38ページの安全管理に関する
事項ということで、同様というか類似の苦情等が出ております。記載のとおりでございまして、
接客対応が不十分であったということでございます。同様にコンプライアンスの部分でもB評
価をつけてございます。
39ページ、こちらの西武立川駅単独の有料自転車駐車場がございますけれども、これにつき
ましては、特に大きな問題はないということでA評価をつけて評価をしてございます。
次が、42ページ、市営駐車場でございます。これにつきましては、駐車場ですので、接客対
応というのはほとんどないところではあるんですけれども、44ページのところ、施設の不具合
が若干ありまして、車止めに破損を生じたままの状態がしばらくありました。25年度になった、
対応してございます。そういう件が1つございました。あとは特に問題はございませんので、
A評価でございます。
次は46ページ、八ヶ岳山荘でございます。これについては、後で施設の概要を説明するとき
に、ご説明しますので、割愛させていただきます。特に問題がある項目はございませんので、
省略して後ほど施設の案内のときに触れさせていただきます。
50ページ以下、これは地域施設なんですけれども、学習等供用施設といい、これが11カ所ご
ざいます。地域団体が管理運営委員会制度をとって、施設を管理運営してございます。特に問
題なく運営はされておりますので、B評価の報告はございませんので、ここについては説明を
省略させていただきます。地域団体、自治会が運営委員会制度をとって、地域が管理運営を主
体的に管理をしております。
83ページ、柴崎体育館ということでございます。ここでは若干説明させていただきますけれ
ども、83ページの一番下の項目、提案実施状況ということでございますけれども、S評価、A
評価とあるんですが、運動型健康増進施設の認定取得、これがB評価となっており、取り組み
ができておりません。モニタリングのときに、提案時では立川共済病院とのコラボレーション
という形で提案されているんですが、なかなか認定取得がハードルが高くて、なかなかとれな
いんですというようなことを言っていました。ただ、提案項目であるので実施できていない状
況であるのでこのような評価をさせていただいてございます。
続いて、84ページ、個人情報の関係でB評価をつけてございます。受託者の義務と個人情報
等秘密の保持と適正な管理という項目でB評価としています。利用者の個人情報そのものは、
適正に管理されているが、利用者のメールアドレス、200人以上の利用者のメールアドレスが
漏れてしまったという初歩的なミスがありB評価をしているということでございます。
具体的にどういうことかというと、85ページ、安全管理、事故、苦情等の関係ですが、2件
の事故、2件の苦情は適切に対応をしたんですが、24年の6月に教室に応募された方への返信
メールを送付した際、BCCで送るべきところ、TOで送付したために、不特定多数の方ににメー
ルが漏れてしまいました。これに対する対応は、数も多かったので、正直大変でしたが、特に
後を引くようなことはありませんでしたが、議会にも報告した案件です。そういうことでB評
価をしてございます。
一方、体育館につきましては、指定管理者導入の効果が非常に顕著にある施設でございます。
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利用者増とか、開館時間の延長だとか、閉館日の縮小とか、一番、目に見えて施設が充実して
いますので、その点は評価としてはA評価をさせていただいております。
86ページ幸図書館でございます。図書館につきましても良好な運営がされているということ
でございます。B評価の項目はございません。地域連携等、学校図書との連携もされており、
前年評価していただいた結果内容を引き継いでいただいておりますので、そのほか内容につい
ては割愛させていただきます。同様に錦図書館につきましても、評価の内容につきましては記
載のとおりでございまして、全てA評価ということでございます。
すみませんちょっと長くなってしまったのですが、本年度の評価結果としては以上のとおり
です。
○山内委員長: はい、ありがとうございました。それでは、今のご説明に対して質問、意見
がございますか。いかがでしょうか。
○庄司行政経営課主査:
します。
○諸井行政経営課長:
議会でのやりとりがあったこの部分は、行政経営課長が説明をいた
それでは、議会でのやりとりについて、私のほうからかいつまんでご
案内させていただきます。議会での質疑というのは大きく2点にわたっておりました。
1点はただ今担当の庄司主査のほうから説明をさせていただいた自転車駐車場、いわゆる駐
輪場の第1ブロック。説明の中でもございましたように、そこの管理人が本来あってはいけな
い敷地内で用を足してしまったと、これについて市としてはどういうふうな認識を持っている
かと、そういった点での質問が複数の方から寄せられました。評価の表の中でもございました
けれども、すぐに事業者のほうに厳重な注意をして、改善を求めたというふうなことを説明を
させていただきました。ちなみに、失態をされた方というのは、退職をされたという形になり
ました。
実はこの事業者というのが、国分寺市の自転車駐車場の指定管理の中で指定を受けていたの
ですが、そこで平成23年に利用料金の着服ということがございました。そういったことにも多
少言及がございました。私どもとしては、平成23年にお隣の国分寺市でそういう事件があって、
指定も取り消しになりました。そういったことについては、冷静に我々としてはその時点で対
応はしたと。けれども、また今回このような事件が起こってしまって非常に残念に思っている
けれども、日々のモニタリングの中で厳正に対応してきたと、そういうふうなことで議会の中
では説明をしたというのが、大きな点でございます。
それから、もう1点なんですけれども、先ほどの議事の中で皆さんのほうからいただいた中
間報告、これに対する対応といたしまして資料1の30番になりますけれども、事業の継続性と
いうものを追加したということで今回評価表の項目を新たに設けました。そういったことを議
会の場でも説明をしたんですけれども、今、ごらんいただいていた11ページをごらんいただけ
ますでしょうか、高松児童館なんですが、これの真ん中よりやや上のところ、評価の項目とし
て事業の継続性の担保というふうな項目を今回から新たに設けました。
そのときの指摘の中で、例えばこういった高松児童館、人対人のサービスが中心になるよう
な児童館とか図書館、こういったものについては非常に職員の適切な配置というものが非常に
重要であろうと。にもかかわらず、継続性の担保ということで、ここに書かれておりますよう
に、会議や研修を通じて事業が安定的に行われるようにしたということだけでは、そういった
実際の継続性が担保されているのかどうかということまでは読み取れないと、もうちょっと工
夫をすべきだということが言われまして、確かに議会の場での指摘の内容も当たっていたとい
うのでしょうか、私どもとしてはまだ不十分な形だったというふうな反省点もございますので、
この点については今後改めるように検討したいというふうな形で対応したということでござい
-10-
ます。
議会でのやりとりについての大きな2点は以上のとおりでございます。
○牛嶋副委員長: 委員長、よろしいでしょうか。
○山内委員長:
どうぞ。
○牛嶋副委員長: この第三者評価委員会の審議対象事項というよりも、最初の審査委員会の
事務内容に近いことなのですが、何点かお尋ねします。
まず1点目は、評価委員会の一番の関心事です。総括表のAやBについてご説明いただいた
のですが、どのようにしてBの部分が判明したのかおたずねします。つまり、一部のものにつ
いては、例えば、市の職員の方がおられると特に何か手段を用いなくてもわかるわけです、市
として。ところが、自転車等駐車場の場合には、監督以外は事業者だけでやっているわけです
よね。そうすると、先ほどのように例えば利用者からの連絡とか苦情とかがあれば、問題点を
把握できますけれども、それ以外の方法があるのか。逆にいうと、苦情があったものについて
B評価になっているのかどうかという、そのあたりの確認をしたいと思います。まとめて聞き
ます。場合によっては、一緒に答えていただくかもしれません。
2番目はちょっと性格が違うかもしれませんけれども、立川市の市民会館について次の指定
管理者が決まっていて、次のページに書かれている合人社ですが、この合人社というのはどの
ような性格を有する団体であるのかということなんですね。実は、審査委員会で市民会館の非
公募特命審査を行ったときは、よく覚えております。その後の成り行きについて関心があった
ものですから、代わったということについてどういう経緯があったのかということです。
それから、3点目は、同じく合人社で子ども未来センターが新しくできたということなんで
すが、指定管理期間が11年4カ月と、これは記載ミスではなくて11年4カ月ですよね。ほかの
ものは施設の性格によると思うのですが、3年から5年程度というのが多いんですが、これは
かなり長くて、必ずしも長いこと自体が悪いわけではなくて、どういう経緯、理由があるのか
ということです。
それから、4点目は図書館なんですが、図書館流通センターの指定管理が25年5月で終わっ
てますので、これは現在はどういう指定管理者になっているかということをお尋ねしたいと思
います。
以上、4点です。
○庄司行政経営課主査: 順次お答えさせていただきます。
B評価がどのように関係したか、どのような経緯でということでございますけれども、主だ
った点で言うとモニタリングで判明したとか、市民からの通報だとか、市の職員がいて評価し
たというケースといろいろございます。苦情があったから、全てB評価ということではござい
ません。苦情に真摯に対応しているケース、あるいは指定管理者に起因しない苦情等もありま
す。苦情のあったことでスムーズに対応したのがA評価にする場合もありますので、ちょっと
さまざまなケースがあるんですけれども、そういう苦情があるときということではございませ
ん。
それとあと市民会館の合人社グループというのが、どういう性格のものかということなんで
すけど、これは隣接の現子ども未来センター、元の市の庁舎と合わせ市民会館と一体で、改修
工事から管理運営を一体として行う旧庁舎活用事業と呼んで、旧庁舎跡地と市民会館にかかわ
る提案を募集をかけたんです。合わせてその事業者が指定管理者になるというような、そうい
う事業者募集をかけたんです。
当初はPFIを想定していました。改修から管理を一体化してやるということで想定してい
たんですが、途中でPFIは難しいとの判断がでましたので、PFIに近い形の事業というこ
-11-
とで、この合人社というのが、建設会社とか支援活動を応援している業者、想定環境を応援し
ている事業者、あるいは企画立案をやる事業者、いろいろ9者の連合体の事業者が最終的に、
旧庁舎活用事業ということで参画してきたという。その事業者が旧庁舎、今、子ども未来セン
ターと市民会館の指定管理者となるというそういうフレームでなった事業者でありまして、9
者の連合体の事業者でございます。
3番目の11年4カ月ということですけれども、建設と事業の運営というのをしっかりしてい
くには、3年や5年ではやはりなかなかできないということで、この期間としました。これは、
仕様書で定めています。最終的にこの期間で指定管理期間とを決定したということでございま
す。
最後の図書館のTRC図書館流通センターでございますけれども、この評価表自体では25年
5月ということで終わっているんですが、実は26年6月から同じ事業者が公募で選定されてい
ます。この錦と幸図書館だけでなくて、3館を加えて5館で再募集をかけたんですが、たまた
まこの事業者が指定管理者に決定したということです。最終的に他の地区館にも広げていこう
という予定がございます。
以上です。
○牛嶋副委員長:
よろしいですか、1点だけ。そうすると、この市民会館については、地域
文化振興財団は内容的には全くかかわっていないというか、人的な共通性というのはゼロなん
ですね。
○庄司行政経営課主査: はい。こちらの財団につきましては、指定管理者としては外れます。
実質管理もしなくなります。ただし、文化事業というのがメインで、市民の文化活動をメーン
としてやっていくことになります。具体的には、この庁舎を使ってコンサートをやったり、地
域学習館や学供を使ってこの財団がどこでもステージなど、いろんな文化事業を、地域文化を
活動する団体として存続していきます。
○牛嶋副委員長: ありがとうございました。
○山内委員長: よろしいですね。ほかにございませんか。
○武江委員:
外れたことになるかもしれませんが、少し伺いたいんですが。自転車の管理を
する方、いわゆる高齢者の方なんですよね。あの方たちって、真夏の暑いときにすごい過酷な
労働条件の中で、頑張ってらっしゃるんですけれども、そういう人たちの健康というか、そう
いうものに対する配慮みたいなのは、もう指定管理者に任せるという感じになるのでしょうか。
○庄司行政経営課主査: 実はそれが一つ大きな問題になってきています。指定管理者制度が
入って、経費の削減やサービスの向上が図られたんですが、あと課題になっている事務員の方
の権利擁護とか、賃金の問題とかが議論されるようになりました。
そういうことで今、議会でもそういう話が出てきているんですが、自転車駐車場について申
し上げますと、少し違う回答になるかもしれませんが、本市としては暑い中に人が立ったり、
寒い中にいるというのは余りよろしくないだろうというので、可能であれば機械化をしていく
のがよろしいのではないかと議論しています。なるべく、機械にして、人件費を削るというこ
ともありますけれども、あの暑い中、物理的に全ての駐輪場に管理室をつくるスペースがない
ものです。主管課の交通対策課とも話をしていますが、そういう面からすると、24時間いつで
も管理ができる機械式のものをつくっていきたいと方向性は持っています。
一方で、そういう労務管理に関連する指定管理者に関するモニタリングというのは、まさに
今後問われる視点となってきています。今までの、一つモニタリングの違う意味、今までは監
視するということでしたけれども、そういう従業員の方の権利を守るという視点は、杉並区な
どで幾つかの区部でそういう労働者の雇用条件を確認するような手法というのを、先行事例も
-12-
ありますので、今後の注目されることになると思います。一方でそのような労働環境はできる
だけ見直しをしていかなくてはいけないですね。
○佐橋総合政策部長: 若干補足させていただきますと、市は指定管理者導入時や委託化など
は、市にとっての人件費削減やより効率的な運営を行っていく側面があります。一方で、そう
いう同じ労働に対してしっかりとした対価が支払われているのかというところのモニタリング
はしっかりやらないといけないところです。例えば、最低賃金が守られているのかとか、ある
いは有資格者をちゃんと確保していくための賃金制度になっているのかとか、そういうことに
ついては、しっかりと市がチェックしていく必要があるのではないかということは、議会のた
びに質問なりご意見なりはいただいているところです。
○山内委員長: ほかに今の意見には。いいですか。
それでは、日程としては本年度の評価対象施設ですか、これに移りたいと思います。本年度
の評価対象施設について、事務局から何かご説明があれば。
○諸井行政経営課長: それでは、本年度の評価対象の施設について事務局よりご案内をさせ
ていただきたいと思います。
昨年度につきましては、皆様にお骨折りをいただきまして、図書館と児童館、この2種類の
施設の審査を行っていただきました。事務局といたしましては、今年度につきましても2つの
種類といいますか、この施設の審査をお願いできればと考えております。
一つについては、すでにご案内をさせていただいておりますけれども、一般利用、ないしは
学校利用、こういうふうな2つの側面で幅広くご利用いただいております八ヶ岳山荘を候補と
して事務局として選ばせていただいております。あと、もう一施設につきましては、ご協議の
中で選定をお願いしたいと思っているところなんですけれども、先ほどの資料2、指定管理者
管理運営状況評価表、この目次ないし総括表をごらんいただきながら、選んでいただければと
考えてございます。
あわせて、事務局から候補といいましょうか、説明をさせていただきますと、先ほどは評価
の中でも若干ご案内をさせていただきましたけれども、例えば昨年1月にオープンいたしまし
た子ども未来センター、これはまだ開館して1年たっていない施設でございますけれども、子
育て、教育支援、文化芸術活動の支援などの複合的な機能を備えているという点がございます。
今後、発展性のある施設ですので、そういった意味で候補としてふさわしいのではないかとそ
のように考えてございます。
また、もう一つの候補としては、年間30万人という利用がございます柴崎市民体育館もいか
がかなと考えてございます。身近な施設ということに関していえば、こちらも候補としてはど
うかとそのように考えてございます。そのほか福祉施設、学習等供用施設とか、そういったも
のもございますけれども、福祉の施設については対象が一定の限定された方々というふうな形
で現在施設の機能として運営が続いているところでございます。
また、学習等供用施設については地域団体が指定管理者となっている現状といたしまして、
対象施設としては、先ほど申し上げました子ども未来センターないしは柴崎市民体育館、こち
らのほうが優先度としては高いのかなとそんなふうに考えてございます。
事務局としては以上でございます。
○山内委員長: はい、ありがとうございました。今年の第三者評価委員会で何を対象とする
かですが、今、3つ上がっているんですけれど、八ヶ岳のほうはこれでお願いしたいという希
望があるということですね。それと、そのほかの施設については、先ほどの子ども未来センタ
ー、柴崎体育館、これは特にどちらかということではなくて、我々の判断でという理解でいい
ですか。
-13-
○諸井行政経営課長:
はい。
○山内委員長: というご提案といいますか、ご説明いただきましたけれども、皆さんのご意
見はいかがでしょうか。まずは、八ヶ岳山荘について、これを対象にするか、しないかという
ところでどうですか。あるいは質問をいただいてもいいんですが。これについていかがですか。
特によろしければ、八ヶ岳山荘は事務局の提案どおり評価対象にするということでよろしい
ですか。
○牛嶋副委員長: はい。
○山内委員長: ありがとうございます。すでに日程も予定されているということですので、
そういう方向でいきたいと思います。
それでは、子ども未来センターと柴崎体育館について、これはいかがいたしましょうか。皆
さんのご意見でこれは決めたいと思いますけれども。何かご意見ございますか。
対象とすれば、子ども未来センターはできたばかりでということはありますが、先ほど牛嶋
先生がおっしゃっていた11年間という期間ですね、その面ではかなり評価についてチェックを
するということも意義があるのかなという感じもしますし。柴崎体育館は利用者数が多いです
ね。いかがいたしましょうか。先生、ご意見は。
○牛嶋副委員長: どちらでもよろしいかと思います。
○山内委員長: そうですか。私も全く白紙状態です。
○武江委員: 子ども未来センターに行ったときに、どんなところなんだろうかと思いました。
閑散としていたこともあり、何の施設なのかわからなかったという印象はありました。
○岩間委員: 例えば、子ども未来センターの場合は指定管理者として、非公募特命で選定を
したわけです。そういう意味では若干問題があったのです。ところで、子ども未来センターの
場合は合計で何者の事業体でしたっけ。
○庄司行政経営課主査: 9者です。
○岩間委員: 9者ですけれども、実際に運営しているのは、そのうちの3者か、そのぐらい
でしょう。だから、そういうプロセスで各運営しているところがしっかりとやっているのかと
いうのは気になるところですね。名前だけしか貸してないのではないか、少し悪く言うと。年
に1回少し何かやって終わりとかっていうのかもしれないので、そういう意味では正直言って
チェックを要する項目は多いかなと思います。ただ柴崎体育館でも良いですが。
○牛嶋副委員長: こういうときこそ、市民委員の本領を発揮していただきましょう。むしろ、
それに私は従いたいと思います。
○岩間委員:
柴崎体育館が最初に指定されるときに、選定委員をやっていました。いろいろ
と提案していて、本当にやってるの、できるのというのがあったんです。だから、あれできる
からこれだけ提案しているんだろうなと思って、それから評価に入ったわけですけれども。こ
れ、実際の評価を見ると正直、何だという感じです。やったもん勝ちかということで、正直な
ところあったもんですから。どっちもどっちで、興味があるんですが。
○山内委員長: 子ども未来センターもいろいろとご提案をいただいて、それができているか
どうかというね、それは確かにありますね。
○岩間委員:
大勢の会社がそれぐらいに合同で出しているんだから、中には名前だけとか、
初めのところだけで今、全然かかわっていないんじゃないかというな、危惧するところなんで
す。まして、さっきの11年、本当に事業で継続できるのかですね。大丈夫というのが、難しい
ところで恐いなと思うんですが。この合人社というのが、今度の市民会館もやるんでしょう。
○庄司行政経営課主査: はい。
○岩間委員:
では、あわせて、チェックしたらどうですか。
-14-
○山内委員長:
それはあわせてというのは、市民会館も含めて。
○岩間委員: 市民会館も本当にできるのと、正直なところです。
○山内委員長: それもあるので、子ども未来センターのほうを確認したいということですね。
○岩間委員:
はい。
○牛嶋副委員長: いい考えですね。同じ事業者ですよね。だから、それをやっておけばこれ
からが安心ということになりますね。
○山内委員長: 事業者もその確認をされたというのが、一つきっかけとなって真面目にやる
ようになる。そうかもしれないですね。
○岩間委員:
これまで地域文化振興財団がやってたせいもあるんでしょうが、全部お役所仕
事だったんですが、京王線に乗ると府中の郷土の森なんかはポスターを各駅に張ってるんです
よね。人を入れようと一生懸命努力している。それに対して、立川のポスターは見たことがな
い。これだけ差があるのかなと思って、今回変わるから少しは変わるのかなという期待もある
のだけど。人を呼び込むことが。
○山内委員長:
皆さんのご意見を総合すると、やはりその子ども未来センターについて評価
の確認をするということが、いろいろな視点からですね。我々としては、お役に立つのではな
いかと、こういうことだと思います。
よろしいですか。
それでは、事務局におかれましては、立川子ども未来センターの第三者評価をするという方
向でご準備いただいて、よろしいですか。
○諸井行政経営課長: はい。ありがとうございます。
○山内委員長:
それでは、今後の審査日程、進め方ですか、これについてお話をしたいと思
いますが、対象が決まったわけですね、八ヶ岳と子ども未来センターと。それで、2回分の日
程について決めたいというのが、事務局からの案ですね。今、日程が決まっているのは。資料
4ですか。きょうは1回目で、2回目は現地視察ですね。
○山内委員長: 21日にこの視察を行うとこういう段取りですね。それで、3回目は年明けで
すか。12月か、から年明けにかけて。4回目が……。
○諸井行政経営課長: それでは委員長、その点について若干申し上げてよろしいでしょうか。
○山内委員長: はい。
○諸井行政経営課長: まず、2回目まではこのような形で、きょう本日お示しさせていただ
いているんですが、3回目以降についてちょっと諸事情によりまして、案を変更となったこと
についてまずは申しわけございません。おわびいたします。それで、3回目、4回目は現時点
で日程の調整ができていない状況でございます。まことに恐縮なんですけれども、資料3をお
使いいただいて、もしこの場で記入が可能でございましたら、記入いただきましてご提出をお
願いできればと思います。難しいようでしたら、この調査票を改めて皆様にメールでお送りさ
せていただきますので、それを事務局のほうに返送をお願いいたしまして、早い時期に調整の
上で皆さんに3回目及び4回目の日程をご案内させていただきたいと、そのように考えており
ます。事務局のほうから以上です。
○山内委員長:
ありがとうございます。3回目と4回目、12月から3月にかけてやると、そ
れについて皆さんの日程、どうしましょうか、書いちゃいますか。それとも、後にしますか。
○岩間委員: 12月20日というのは、基本的に消えたのですか。
○諸井行政経営課長: 委員の皆さんの都合がつかない方が、複数出ましたので。1月20日も
同様に日付を見直すことになりました。
○山内委員長:
どうしますか、皆さん。
-15-
○武江委員:
私はちょっと。
○山内委員長: まだわからないですね。
○武江委員: はい。
○諸井行政経営課長: それでは改めまして事務局のほうからメールでこの資料3をお送りさ
せていただきますので、恐縮ですけれども、記入の上、返信いただきましてできるだけ早期に
皆さんに日程のご案内をさせていただくということで、いかがでしょうか。
○山内委員長:
いて。
それでは、きょうの議事としては、6番目の八ヶ岳山荘について、これにつ
○庄司行政経営課主査:
残りの時間を使いまして、お時間をいただきまして、八ヶ岳山荘次
回視察の事前のご案内をさせていただきます。
資料が幾つかありまして、まずこのパンフレット、パンフレットがカラー刷りのものと本来
このA4のものなのですが、こちらのほうの在庫が少ないというので、申しわけありません、
白黒で印刷をしております。
八ヶ岳山荘については、本来は林間施設条例で位置づけており、もともとの施設の位置づけ
は学校教育の関連の施設ということでございます。優先度としては空いているところを市民の
方の宿泊に利用するということで、八ヶ岳山荘という通称を使って利用していただいていると
いう施設でございます。ですから、学校教育の利用と市民の方の保養所としての利用という二
面性がございます。また、場所は山梨県北杜市清里にあります。清里が最近ちょっと寂れてき
ている感じはあるんですけれども、清里の学校寮地区というところにございます。これは、山
梨県が誘致し、自治体ないし大学が保養所などをつくった地域がございます。そこにある施設
でございます。平成3年にこの施設を建てかえまして、二十数年たっているような状況でござ
います。
この施設を現地を見ていただきたいというご案内でございます。当日につきましては、こち
らを9時前に出まして、現地に昼くらいに着きまして、昼食をとっていただいて、それから2
時間程度、見ていただきたいと思います。敷地がこの施設のほかに体育館がございます。あと
周りにもキャンプファイアーするような場所がありまして、2時間ぐらいかけて見て、3時く
らいに向こうを出て、6時くらいに着くという、そういうふうな行程で考えております。
当日は11月に入っておりますので、大分寒くなりますので、1,000メートルを超えるような
地域ですので、防寒対策のほうはしっかりしておいていただきたいと思います。
実際の施設のほうですけれども、先ほど説明させていただいた24年度の評価表があります。
先ほどの評価の説明で、山荘の説明を割愛しましたので、ここでご案内させていただきます。
資料2の46ページでございます。先に説明しますと、八ヶ岳山荘につきましては、遠隔地に
あるため、毎月の現地モニタリングが物理的に難しい状況です。主管課においては四半期ごと
に、3カ月に1回、現地モニタリングをしている状況です。あるいは何か大きな修繕や事故が
あれば行っていますが、平均するとそうですね。2カ月に1回くらい担当職員が行っているよ
うな状況でございます。
指定管理者としては、レストラン・ピガールという事業者が平成24年から5年間の指定管理
期間となっています。八ヶ岳山荘は、指定管理者制度を21年から導入していまして、現在2期
目となります。この事業者は指定管理者制度が入る前から従前の管理委託をしておりました。
平成18年からは指定管理者制度を導入していませんでしたので、3年間はは直営の形態をとり
ながら、ある部分だけを委託していたというような経緯でございます。そこで、途中で指定管
理者制度に切り替え、公募したわけです。結果、当事業者、現施設をよく知っている事業者が
選定されたということでございます。
-16-
評価の内容に入ります。資料2の評価ですけれども、特に問題のある項目のB評価はござい
ません。全てA評価となっています。47ページ(2)の業務の履行状況というところで、利用
状況でございますけれども、前年度より利用実数が1万2,606人から1万2,539人、全体の利用
者数は減っています。ただ、一般利用者、宿泊施設としての市民利用としての利用者、これに
ついては昨年度より若干ふえています。
ただ、少子化の影響で学校利用、また中学校がスキー教室としての利用が減ってきている状
況があります。スキー教室は各中学校でやっているんですが、八ヶ岳山荘よりももっとスキー
場に近いところ、ゲレンデが近くにある宿泊施設とするケースが非常に多くなっております。
昨年度は中学生の参加が188人になっていますが、これは1校分です。そういった状況があり
まして、学校利用というのがだんだん減ってきています。ただ小学校は20校全校で移動教室を
やっております。それと、青少年団体、青少年団体の利用というのは、青少年健全育成会とい
うのが、夏場に宿泊行事ということでボーイスカウト、ガールスカウト等が利用してございま
す。
全体の稼働率としては一般利用が35%、学校利用含む客室稼働率46.3%ということで、民間
の宿泊施設に比べれば低いのかなという感じはするのですが、自治体が持っている施設として
は平均程度ということを聞いてございます。
運営企画として、近年、バスツアーの実施だとか、職員が小学校のハイキングに同行したり、
今までなかったフェイスタオルを提供したり、自炊棟を改善したり、閑散期においては清里駅
からバスによる送迎だとか、さまざま事業を指定管理者制度になってから展開してございます。
これも全て提案事項でございます。事業収支につきましても、記載のとおりで約200万程度の
事業者の利益となっています。指定管理料についても、実際、直営時代よりも削減がされてい
るような状況でございます。
10番の提案の実施状況ということですが、道案内だとか、タオル、歯磨き、バスタオル、閑
散期等のバスツアーとか、宿泊棟の整備だとか、さまざまな提案をしていまして、これについ
ては全て指定管理者のほうで提案したことを実施しているということでございます。
48ページです。サービスの質に関する事項ということでございますけれども、接客について
は当然ホテル業ですので、接客は重点項目としてございます。97%以上の利用者からはよい評
価をしてますので、非常に高いサービスが提供されています。清掃状況につきましても同様に、
4番の施設・設備の維持管理状況につきましても、清掃業務、修繕関係も指定管理者制度が導
入されてから、指定管理者の自由裁量で、自由裁量といっても市と協議ですけれども、すぐに
対応できるような状況ですので、サービス向上をかなえているといった状況でございます。
個人情報につきましても、適切に個人情報を厳守されているということを確認してございま
す。
49ページ、安全管理、事故、苦情等ですけれども、事故はございませんでした。苦情につい
ては、トイレの便座を温便座にしてほしいという要望があって、その後温便座に移行されたと
いうことで、通常宿泊施設であれば温便座は当たり前なんですけれども、学校施設の利用とい
うことでちょっと経費がかかるという点があったのですが、指定管理者のほうで温便座に変更
したというところです。
次は以下、省略をさせていただきまして、総合評価のコメントだけを読ませていただくと、
施設担当課評価のほうですが、近年の清里について、駅前の商店街もシャッター街と化し、二、
三件の土産物屋があいている程度で、観光客はまばらであるとございます。これは、実は私も
指定管理の選定が23年にあったときに、見させてもらったんですが、昔の清里のイメージとは
ほど遠いものがあって、本当に観光客もまばらというような状況でございました。
-17-
24年に関しては12月に例の笹子トンネルの崩落事故があった関係で、12月から3月まで非常
に厳しい状況だったということで記載しております。実際そうだったということでございます。
一方で、利用者アンケートについて、よい、非常によい、という食事、施設、サービス全て
97%以上ということで、悪いという回答もありませんでしたので、非常によい評価を利用者か
らされているということでございます。
一方で、施設を平成3年にリニューアルしてから、施設の不具合が若干出てきてまして、そ
ういうところも見ていただければと思うんですけれども、不具合が発見された場合は速やかに
対応してますけれども、温暖差の激しいところでございますので、若干そのような状況でござ
います。
最後に、繁忙期はすぐに満室となる日が多いため、それ以外の期間に、特に閑散期の利用を
どのようにしてふやしていくのかというところが、現状、大きな課題であると認識していると
ころでございます。
二次評価のコメントも同様なコメントをしておりまして、市としてはA評価をしてございま
す。評価状況は以上でございます。
細かいところですが、今回お示しした資料5でございます。これは、指定管理者レストラ
ン・ピガールから市に対して出てきた事業報告書です。同様な内容が記載されておりますけれ
ども、1ページ目から前年度より利用者が増加したとか、清里が観光地として衰退していると
いう状況が記載されております。
あと3ページ目、ページが右の下の隅に書いてありますが、3ページ目です。修繕時予算を
超えてやれる指定管理者もなかなか少ないというか、超えることはなかなかないのですが、こ
の事業者に関しては施設の愛着もあって予定額を超えて修繕をしています。実際、やっている
内容は消防設備だとか、老朽化に伴うものなどです。
5ページ目、年間実績ということでございますが、先ほど申し上げたとおり一般利用客はふ
えているのですが、中学校の利用が23年度より減って、現在、九中のみの利用、これはスキー
教室ということでございます。
6ページ目が利用料金の年間収入状況ということで、実際今、収入として主なものは実際の
ところ指定管理料収入です。市からの指定管理料の支払いと利用料金収入でまかなっています。
利用料金、つまり宿泊料金は低く抑えている状況があり、食事の収入、売店の売り上げ収入だ
とか自主事業の収入ということで、収入支出の規模はこの金額の程度のものでございます。
それに対して、7ページの年間支出というのが記載のとおりでございます。あと8ページ以
降が宿泊利用者数ということでありますが、別表2-1というのがございます。一般利用者宿
泊状況、実人数ということでございますけれども、こちらの場合どうしても、8月の利用がど
うしても集中してしまいまして、一般利用が2,080人。8月の稼働率というのが、90%という
ことになっています。8月の利用は多いのですが、じゃあ実際、4月、5月、6月はどうなの
かというと、20%、30%、トータルで40%。そういう状況で閑散期をどのようにしていくかと
いう状況があります。一方で清里自体に人が集まらなくなっている状況も一方であります。
これは余談になりますが、山荘のある清里の学校寮地区で、一時期自治体の保養所や大学が
セミナーハウスなどを建てましたけれども、近年では撤退をしているような状況も見受けられ
ます。地方自治体でも撤退が決定されるとか、大学でも撤退したというような状況があります。
最後にアンケート集計結果というのがあります。コピーが見づらくて申しわけないのですが、
食事について、施設について、サービスについてということで、これを見ていただいても悪い
というのはなくて、普通というのが若干ありますけれども、ほとんど、よい、非常によい、と
いうことで、評価されているというような集計結果があります。
-18-
以上でございます。
○山内委員長:どうもありがとうございました。これについて何か。ある意味で下勉強を今し
ているんですか。そういう位置づけですね。
○庄司行政経営課主査:
はい。
○山内委員長: 何かございますか。
○武江委員: 撤退しているというお話だったのですが、立川市としては八ヶ岳山荘というの
は、どういう印象を感じているのでしょうか。
○諸井行政経営課長: 今後も継続していくか否か、そういう趣旨でのご質問でしょうか。
○武江委員:
はい。
○諸井行政経営課長: 現時点では撤退というふうな現実的な選択肢というのは考えてはござ
いません。ただし、この施設、先ほどご案内のように平成3年に設置されたと申し上げました
けれども、今後、20年を経過した上で当然建物というのはだんだん手を入れなければ、維持を
していくのが大変になってきます。将来的に大規模な修繕等々、かなり手を入れなければいけ
ないようなときには、撤退も考えなければいけないのかなと、現状はそういうふうな考えでご
ざいます。
○庄司行政経営課主査:
もう一つ補足してつけ加えさせていただくと、林間学校、スキー教
室など学校施設の利用としての位置づけがございますので、学校施設としてどう使っていくか
ということを議論しなくてはいけないところもあります。代替施設でやっていくのかなどです。
○岩間委員: 今、お話を聞いている最中に、何げなくホームページができたのかと思ってみ
たのですが、そこに一応部屋の予約状況がチェックできるという、満室かあいているか。これ
を見ていて、10月のきょうは満室なんですよ。土曜日も全部満室扱いになっている。予約でき
ません。本当に21室全部埋まっているのかなと、逆にね。夏はピークだから21室全部稼働して
いているけれど、半分ぐらいしか実は部屋を動かしてなくて、それでも満室ですという扱いに
しているのかな、本当に21室全部埋まっているのかなとちょっと何げなくホームページチェッ
クして疑問に思ったんですが。ホテルなんかだと100%動かしているんだろうという気がする
んですが、現状、逆にオフシーズンになりかけているから、従業員の数を減らして、稼働させ
る部屋の数を減らせば、半分ぐらいしか実は稼働していないんじゃないかなと、ふと思ったの
ですが。
○山内委員長: なるほど、あしたも満室ですよ。
○武江委員: でも、老人会の行事とか、もみじだとか、そこら辺で皆さん行ってらっしゃる
んじゃないかなと思います。私の知っているグループでも、割と安くておいしいということで、
女の人たちは安くておいしければ、多少、楽しければいいみたいなところがあるので。よく利
用してらっしゃると思います。
○庄司行政経営課主査: ちなみに10月の客室の稼働率なんですけれども、学校も含めて54%。
○岩間委員: まあ、平日だからそんなにがらがらなんですけれども、土日だけチェックする
と結構本当かなと思ったりしてます。
○山内委員長: これは市民以外も使えるのは使えるんですね。
○庄司行政経営課主査:
利用はできます。ただ、料金が若干高くなります。
○山内委員長: 大田区もやっぱり持っていて、大田区は伊豆高原にあるんですけれど、そこ
は建てかえました。で、こういうのはだんだん人気がなくなってきているけど、大田区では小
学生を必ずそこに行かせる。それの利用が大きいのと、児童以外の利用について、同じように
奨励しています。
○庄司行政経営課主査:
教育上の配慮から立川市も移動教室でここを使うということにはな
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ってます。移動教室でここを使う。体育館もありますし、ハイキングもするということはして
います。
○山内委員長:
ピガールという会社はこういうのを幾つかやってる。
○庄司行政経営課主査:
やってございます。
○山内委員長: 三鷹とか調布とかもやってますね。レストラン出しているのが、市役所の中
とかそういうたぐいの会社。
○牛嶋副委員長: 先ほどの議論に関連して、47ページの利用者で小学校3,474人、中学校188
人と書いてあるんですけれども、この施設の利用者から見たらこういう振り分けになりますけ
れども、逆に立川市の小学生というのは、何人ぐらいいるんでしょうか。公立小学校の小学生
ですね。3,474人だったら、1人1回行っているということですけど。
○佐橋総合政策部長: それは多分学年ですね。
○牛嶋副委員長: 学年によって違うから、実際には例えば1万人ぐらいいて、その内のある
学年は行っているということですね。そういうことなんですね。
○庄司行政経営課主査:
特定の学年だけだとするとちょっと多いような気がします。それに
小学生の他の利用形態が加わっているとかと思います。
○佐橋総合政策部長: 小学校は20校あります。
○庄司行政経営課主査: 大体3クラスですから。
○牛嶋副委員長: 2,000人ぐらいは行くと。
○岩間委員:
○武江委員:
今、中学校は行かないんですね。
今、中学校は行かないようです。小学校5年生でうちの娘も行ったんですが、
すごい楽しかったみたいですよ。帰ってから、お母さんの食事よりおいしかったとか言って。
○牛嶋副委員長: さっきの施設の存続にもかかわることですけれども、今、雑に計算すると
4,000円の補助を出しているわけですよね、1人当たり。そうすると、そこの利用料金は市内
の場合には1泊2食で2,100円ですので、低学年か、高学年かによって違いますが。1,700円か
2,100円と。それに、4,000円を足した金額が支出なんですね。だから、5,000円台から6,000円
台くらい小学生のお子さんに使っておられるので、その利用料金で民間等を使えるのであれば、
とんとんということですよね。場所の確保ができるかというのが、どうかわかりませんが。
○山内委員長: 別表の4、この会社の収支決算がここにあって、指定管理料が 5,400万弱。
だけど、企業会計ではないので、施設が減価してきたり、老朽化してきたり、要するに減価償
却が入っていないです。
○牛嶋副委員長:
それではもっとかかっているわけですね。
○山内委員長: 何年かに1回改修するわけですね。
○庄司行政経営課主査: そうですね。
○牛嶋副委員長:
産的価値はない。
償却費も入っていないけれど、現にある以上、それを何かしても、別に財
○山内委員長: そこを費用と見るかどうか。いずれにしてもそこは考え方次第なんですけど。
5,300万で上がって、200万円黒が出るのだから、市民サービスとして、そのようにしている。
それは、我々のこの委員会のマターではないということですね。
○庄司行政経営課主査: 自炊棟を通じて食を学んだり、キャンプファイアーで仲間意識に芽
生えたり、そういうところで子どもたちが成長する、そういう教育的な配慮というか、そうい
う側面もありますので、費用対効果も大事ですが、そう行ったこと以外の別の。
○山内委員長:それはもちろんですね。市民に対するサービス、それをする自体が必要である
わけですね。
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○佐橋総合政策部長:
実際、市がここを運営するのに指定管理料は出しているんですけど、
ご利用になる市民の方が実際にそこでお支払いになるお金は2,000円とか、4,500円とか、それ
で済むわけなので、そういう意味でのサービス提供、市民に対するサービスというのはあると
思います。
○牛嶋副委員長: 先ほど申し上げたのは、その指定管理料を人数で割ると4,000円くらい払
ったことになるので、私が住んでいる世田谷区なんかは、そうやっているわけですよね。区と
民間企業で協定を締結し、協定旅館としています。
○佐橋総合政策部長: それは逆に市民から見ると選択肢がふえているということにもなるの
ですかね。
○牛嶋副委員長: そういうことなんです。だから、清里ブームのときは清里に行くけれども、
そうでなかったら、こっちに行くという可能性があるわけですね。ただ問題は先ほどおっしゃ
ったように通常の民間施設でこの自炊棟などがうまくできるかどうかということです。でも、
できますね、長期計画だったら。コストダウンさせて、そこをネゴすれば。特に、これから児
童がふえていくときはいいんですが、少なくなっているときはそのようなことも考えなければ
いけない。大学も人ごとではないですけれども。なかなか難しいところです。
○山内委員長: いずれにしてもこれは最終的な評価の際に考えましょう。せっかく、現地視
察するなら、本当は1泊したらよかったかもしれないですね。
○山内委員長: ちょっと日程的に無理ですが。
それでは、よろしいですかね。ありがとうございます。
それで、次回の日程は事務局から、もう一度確認を。
○諸井行政経営課長:
はい。それでは先ほど資料4のところでもご案内をさせていただきま
したけれども、次回は八ヶ岳山荘の視察ということでお願いしたいと思います。日程が11月21
日木曜日、私ども日程を候補として上げましたので、ご都合のつく方は、ご参加いただければ
と思っています。
この視察に関しましては、改めてこちらのほうからご案内をさせていただいた上で、当日を
迎えたいと、そのように思っています。こちらを朝8時45分にご集合いただきまして、現地に
赴きまして、帰りはおおむね18時ごろというふうに予定してございます。
日程のご案内は以上でございます。
○山内委員長: ありがとうございます。それでは、詳しいことはご連絡いただくということ
で、ただこれは、集合はこの市役所ですか。
○諸井行政経営課長:
そうですけれども、もしよろしければ、ここを8時45分に出て、どこ
かで立ち寄るということは可能ですので、ご参加いただく方のご都合にできるだけ合わせて、
それも事務局のほうで調整させていただきます。
○山内委員長: これは中央道を乗るんですか。
○諸井行政経営課長: 中央道で行きます。
○山内委員長: それでは私、詳細は、相談をさせていただきます。
○諸井行政経営課長: そうですね。
○山内委員長:
ということで次回については、皆様もお忙しいところですが、よろしくお願
いいたします。
その他、何かございますか。
○諸井行政経営課長: こちらのほうはございません。
○山内委員長: よろしければ、本日の会議はこれで終了させていただきます。どうもありが
とうございました。
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