用語解説 用語解説 IT(Information Technology) 情報通信技術。コンピュータ関連の基礎技術から応用技術まで、この言葉が意味する範 囲は広い。コンピュータ・システムを構成するハードやソフトの技術そのものをさす場 合もあるし、コンピュータ・システムを利用したデータの活用の仕方を指す場合もある。 e―Japan戦略 平成13年1月22日、国の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部で決定された、 今後5年以内に世界最高水準のIT国家をめざすT革命の実現のための国家戦略。①超 高速ネットワークインフラ整備及び競争政策、②電子商取引と新たな環境整備、③電子 政府の実現、④人材の強化を重点政策分野にしている。 情報リテラシー 情報を使いこなす能力のこと。体験やメディアを通じて得られる大量の情報の中から必 要なものを探し出し、課題に即して組み合わせたり加工したりして、意思決定したり結 果を表現したりするための基礎的な知識や技能の集合。 ブロードバンド(broad band) 広帯域通信回線のこと。光ファイバなどを利用した高速で大容量の通信回線をいう。 ブロードバンドという言葉は、 「ブロード(broad=広い)」 「バンド (band=帯域)」 という意味になる。通信をする際は、帯域を使って情報の交換を行っており、その帯域 が広いほど、より高速な通信を行うことができる。この計画書の中でのブロードバンド とは、インターネットを利用するときのADSLやケーブルTV、光ファイバによるイ ンターネット接続などの「高速なインターネット接続サービス」を指す。反対の意味と して、ナローバンドという言葉があり、 「ナロー(narrow=狭い)」 「バンド(band= 帯域)」という意味になる。ナローバンドとしては、アナログ電話回線、ISDNなど があげられる。→ナローバンド セキュリティ政策 e―Japan戦略Ⅱ加速化パッケージの施策の一つで、公共分野・重要インフラの情 報セキュリティ強化と人的基盤の充実を図るための政策。 - 55 - 用語解説 コンテンツ政策 e―Japan戦略Ⅱ加速化パッケージの施策の一つで、コンテンツ(情報サービスに おいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報)の創造、保護 及び活用の促進を図るための政策。 ユビキタス 同時にどこにでもあること。ユビキタスコンピューティングとは、コンピュータを意識 することなく、現実社会のいたるところで利用できるような環境を指す。 ナローバンド 「ナロー(narrow=狭い)」 「バンド(band=帯域)」という意味になる。ナローバン ドとしては、アナログ電話回線、ISDNなどがあげられる。→ブロードバンド ICT(Information & CommunicationsTechnology) 我が国では、インターネットや携帯電話等の情報通信技術をあらわす言葉として「IT」 の語が広く普及しているが、これは Information Technology の略であり、米国や韓 国でも同じ語が使用されているものである。一方、国際的には、欧州や中南米、アジア の各国及び各種国際機関において、情報通信技術として「ICT」の語が広く定着して いる。 u-Japan 政策(ubiquitous-Japan) 総 務 省 が 推 進 す る u-Japan は 、「 ICT ( information and communications technology)を使って実現する、いつでも、どこでも、何でも、誰でもつながるユビ キタス・ネットワーク社会」の実現を目指す。u-Japan とは、ユビキタスネットワー クが実現された社会のことで、世代や障がいの有無を問わず、いつでも、どこでも、誰 もが情報通信ネットワークを利用して社会に参加できる、ユニバーサルな社会のことを いう。2005 年までに世界最先端の IT 国家となり、2006 年以降も最先端でありつづ けるという「e-Japan 戦略」の目標に向けて、日本は世界最先端の通信インフラの整 備や IT サービスの利活用を推進している。2004 年 5 月に総務省より提示された 「u-Japan 構想」では、 「e-Japan 戦略」で整備された通信インフラを利用・進展さ せ、2010 年までに日本をユビキタスネット社会へと発展させていくことを目標とし ている。単に生活の利便性を向上させることだけでなく地域や経済への波及効果も視野 に入れている。 - 56 - 用語解説 フロントランナー 先頭を走る人、リードしている人、ペースメーカーなどの意味があり、ここでは、日本 が世界の ICT 利活用で先頭に立って引っ張ることを意味している。 ユニバーサル化 個人の障害の有無や地域などの違いなどに関わらず、すべての人が情報または情報イン フラを利用できることを指す。 コラボネット 地域づくり活動を行う団体等の情報を発信するシステム。 ワンストップサービス 情報ネットワークを利用し、1つの窓口で一括して行政手続き(住民票の写し、登記簿 謄抄本、課税証明、所得証明、印鑑証明などの申請手続や交付など)を行うことのでき る行政サービスのことを言う。→ノンストップサービス ネットデイ 生徒一人々が情報ネットワークにアクセスできる環境を提供することを目的として、ボ ランティアが学校のインターネット接続を手伝うイベント。 ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line) 既存の電話回線を利用した高速データ通信を行う技術。電話局と加入者宅に信号分 離装置(モデム)を設置し、アナログ音声信号と音声信号より高い周波数帯を利用す るデジタルデータ信号を分離する。このことにより、一本の回線で音声電話によって 通話しながらデータ通信を同時に行うことができる。 FTTH(Fiber To The Home)【インターネット】 「自宅まで光ファイバを敷設すること」を意味し、光ファイバを利用した加入者系 サービスを目指す。光ファイバの最大のメリットは通信速度で、最大 100Mbps が 可能である。ISDN(64Kbps)の 1500 倍以上もの早さで通信ができる計算になる。 デジタルセットトップボックス ケーブル TV のコントロールボックスや、通信カラオケの端末機器など、家庭用テ レビに接続して追加機能を提供するデバイスの一般名称。通常、TV の上に置くこと からこのように呼ばれる。次世代の家庭用情報サービスとして注目される、ビデオ・ オンデマンドやインタラクティブ TV などを可能にする。 - 57 -
© Copyright 2024 Paperzz