close

Enter

Log in using OpenID

用語解説

embedDownload
用語解説
1
休
日
労基法上の「休日」と勤務時間条例上の「休日」とは同じではない。
労基法上の「休日」については、同第 35 条に「使用者は、労働者に対して、毎週少くとも1回の休日
を与えなければならない。」とあり、第 2 項で「前項の規定は、4週間を通じ4日以上の休日を与える
使用者については適用しない。」とある。ここに言う「休日」は労働を要しない日であるが、同時に労
基法第 11 条では、賃金は労働に対する対償とされているから、労働を要しない日は賃金が支払われて
いない日でもある。
この休日と勤務時間条例上の「休日」とは異なっている。勤務時間条例第 2 条で「職員の勤務時間
は、休憩時間を除き、4 週間を超えない期間につき 1 週間当たり 38 時間 45 分とする」とともに同第 3
条第 1 項で「日曜日及び土曜日は、週休日(勤務時間を割り振らない日をいう。以下同じ。)とする。」
としている。
要するに労基法上の休日は、勤務を割り振られていないという点で勤務時間条例における週休日に
対するものと理解してよい。
勤務時間条例における「休日」は、その第 11 条において、「任命権者は、職員に祝日法による休日
又は年末年始の休日(以下この項において「休日」と総称する。)…」としており、同第 10 条で「休日」
には「正規の勤務時間においても勤務することを要しない。」とされているので、付与日であり、有給
日とされていることに留意したい。それ故に給与条例第 15 条に示すような休日勤務手当が発生するの
である。この点が労基法上の休日との大きな違いである。
なお、祝日法に定める休日については、次のような通知が昭和 23 年に出されている。
・国民の祝日に関する法律によって定められた日に休ませなくても法律違反として処罰されること
はないが、同法第 3 条は、国民こぞって祝い、感謝し又は記念するために国民の祝日に休ませるべき
ことを定めたものである。[昭 23.9.15 基発第 1363 号]
要するに、祝日法に定める祝日に勤務させても法律違反ではないというのだから、有給で不勤日に
する必要はないというのである。公務員と民間企業の差異である。
2
恒常的な割振りと臨時的な割振り
(1) 恒常的な割振り
勤務時間条例第2条は職員の 1 週間の勤務時間を定めた条文で「職員の勤務時間は、休憩時間を除
き、4 週間を超えない期間につき 1 週間当たり 38 時間 45 分とする。
」としている。
また、同条例第3条は週休日及び勤務時間の割振りについて定めている。
その第 3 条第 1 項「日曜日及び土曜日は、週休日(勤務時間を割り振らない日をいう。以下同じ。)
とする。ただし、以下略」。第 2 項「任命権者は、月曜日から金曜日までの 5 日間において、1 日につ
き 7 時間 45 分の勤務時間を割り振るものとする。以下略」とある。
要するに 1 週間の勤務時間は、38 時間 45 分であり、日曜日及び土曜日には勤務を割り振らず、1
日当たり、7 時間 45 分の勤務を割振りなさいよと 1 週間の勤務を割り振る際の原則を定めているので
ある。1 日の勤務時間も「静岡県の執務時間の定める規則」において、午前 8 時 30 分から午後 5 時 15
分までを県の執務時間としているところである。
このように勤務日や勤務時間を固定して、原則的な勤務時間を決定するのを恒常的な割振りと呼ん
でいる。勤務態様は多様で、日・土がもっとも忙しい職種もあれば、夜間の勤務するような職種もあ
る。また船に乗って業務する職種もある。そのような職務毎に法令に則って原則的な勤務時間を決め
るのが「恒常的な割振り」である。
(2) 臨時的な割振り
恒常的に割り振られた勤務時間を変更して1日 7 時間 45 分を超えたり、特定の週において 38 時間
45 分を超えたりするような場合、
「4 週間を超えない期間につき 1 週間当たり 38 時間 45 分とする」よ
-1-
うな勤務時間を変更することを「臨時的割振り」と言う。
土曜日や日曜日に運動会や文化祭等の学校行事を組んだり、防災や生徒指導上の諸問題で緊急に学
校に参集したりすることは、あり得ることである。そのような臨時的かつ緊急に勤務するような場合
に、勤務時間を変更したりすることを臨時的な割振りと呼んでいる。法令は、その際の約束事を決め
ている。
3
振替と割振り
(1) 振替とは、週休日を勤務が割り振られた日(勤務日)に替えることであり、勤務日のうち半日
を割り振ることを止めて、勤務を命ずる日に割り振ることを言う。簡単に言えば週休日を日・土以外
の日にして、週休日(日・土)を勤務日にすることである。
(2) 勤務時間の割振り(正確には割振りの変更)は、これは、恒常的に割り振られた勤務時間を変
更して1日 7 時間 45 分を超えたり、特定の週において 38 時間 45 分を超えたりするような場合、「4
週間を超えない期間につき 1 週間当たり 38 時間 45 分とする」ように勤務時間を変更することを言う。
簡単に言えば、振替は週休日と勤務日の入れ替えを言うが、割振りは、勤務を割り振られた日におけ
る勤務時間の凸凹調整である。前者は給与が支払われている日と支払われていない日の入れ替えであ
るが、後者は給与が支払われている日どうしの調整である。
-2-
Author
Document
Category
Uncategorized
Views
3
File Size
299 KB
Tags
1/--pages
Report inappropriate content