(財)佐賀県地域産業支援センター 2005.9 No.39 SUPPORT FOR YOUR BUSINESS CONTENTS (経営支援チーム) 県内ベンチャー企業の紹介 新世紀ベンチャー創出支援事業 「めざせ儀右衛門!」採択事業決定 1 (経営支援チーム) 2∼3 平成17年度佐賀県経営革新セミナー開催のご案内(経営支援チーム) 4 平成17年度佐賀県ベンチャー 交流ネットワーク第2回例会報告 (経営支援チーム) 5 企業紹介(㈲エーテックス) (企業振興チーム) 6 都市エリア産学官連携促進事業キックオフ開催報告(研究開発推進チーム) 7 インキュベートルームのご案内 (総務管理チーム)8 設備導入支援のQ&A (企業振興チーム)9 制度紹介 (勤労者福祉サービスセンター) 10 発注情報・ 11 「九州沖縄中小企業テクノフェア2005」開催案内(企業振興チーム) 各種ご案内・募集 12 県内のベンチャー企業紹介 佐賀県ベンチャー交流ネットワーク参加企業 カーが、高速道路で事故に遭い、サイドカーに乗っていた友人 の弟の婚約者が亡くなったことがきっかけです。 「もっと安全なサイドカーが作れないものか」との思いが膨 らみ、自分で安全なサイドカーを作りたいと、サイドカー専門 店「スポットツープラスワン」を1994年に設立しました。自社 製品には、特許を取ったインナーバンパー等の安全対策を行っ ています。 サイドカーに乗るヒーローといえば、キカイダーですね。取 材して、妙に懐かしく思い出しました。 今回ご紹介する企業は、(有)スポットツープラスワンです。社 長の今村興八氏は、高校卒業後、当時、佐賀市にあった、 レース 車や市販車を整備するホンダサービスファクトリー佐賀工場 に働いていました。その後、独立しレッドバロン佐賀のオーナー 兼店長として働きました。 今村さんのサイドカーとの出会いは、少年の頃に実兄が知り 合いのつてで、大型のサイドカーを借りてきては乗せてくれて いたので、以前から親しみがあったとのことでした。 自分で、サイドカーを製作しようと思ったのは、友人のサイド 有限会社 第25回 スポットツープラスワン 〒849-0901 佐賀県佐賀市久保泉町川久保3830番地 TEL 0952-98-0826 FAX 0952-98-0826 E-mail:[email protected] http://www.info-niigata.or.jp/~hada/spot2+1.htm Q1. 御社のミッション(経営理念)は何ですか? 安全性の高いサイドカーを提供するメーカーです。 Q2. 今年4月から高速道路の二人乗りが解禁になり、 サイドカーは注目を集めていますが、その魅力と は何ですか? 自分より早く走るものに人は興味を持つものです。オートバ イは、そういった意味で、とても原始的な乗り物だと思います。 サイドカーはオートバイの動力を得て移動するバイクとは また別の特別な乗り物だと思います。価格的にはセルシオと 同じかも知れませんが、注目度はセルシオ以上だと思います。 外気と接する気持ち良さは、 乗ってみないと分かりません。 また、バイクやサイドカーに乗っているときは、他のことを 考える余裕がありませんので、 リフレッシュ効果があります。 ドイツ向けの新車 「夢佐志MUSASHI」 と共に、今村社長(写真右) Q4. 今後の夢は何ですか? サイドカーの本場は、ヨーロッパです。今回バイクの右に設 置するサイドカーを作ったのは、特にドイツをターゲットとし たものです。ヨーロッパのユーザーは、熱心で、展示会でも、ス ーツを着た方が、サイドカーの床下へ潜り込み、構造について 質問攻めにしてきます。 外観にとらわれず、安全性の高い、 より環境に対応した物づ くりに精進して、その場所、その時期に対応できる技術を取得 していきたいです。 Q3. 佐賀県ベンチャー交流ネットワークに参加して、 良かったことは何ですか? 他業種の方のいろいろな考え方を聞けるので、ヒントになり ます。全て応用できる技術ばかりではありませんが、元気をも らえます。また、技術面でも特に資金面の問題点は、いつも新 しい試みを行う際に立ちはだかります。一人でやっていると相 談するところがありませんので、 そういう面でも助かります。 佐賀県ベンチャー交流ネットワークへの参加をお考えの皆さんへ 【お問い合わせ先】 当センター経営支援チーム 土井・横尾 電話:0952-34-4422 E-mail:[email protected] 1 平成17年9月12日 (No.39) 新世紀ベンチャー創出支援事業 「めざせ儀右衛門!」採択事業決定! 県内における新事業の創出を早期かつ確実に推進するため、平成13年度から「佐賀県新世紀ベンチャー創出 支援事業」を実施しています。 この事業は、既に基礎研究の段階を終えた新規の技術やノウハウをもとに、県内で起業化をめざす「個人」 「5 人以下のグループ」 「設立後3年以内で利益計上のない企業」を対象に、研究開発に関する事業計画を公募し、採 択するものです。 今年度は、県内外から18件の応募があり、2件の事業が採択されました。 採択された2件の応募者に対しては、技術的な研究開発に係る経費に対し、1件につき年間1,000万円以内、 最長2年間の助成を行います。 研究開発テーマ 高輝度発光の蓄光・蛍光磁器「ルナ・ウェア」 シリーズの製品開発・販売プロジェクト 企 業 名 鷹山工房株式会社 代表者 山下靖弘 http://www.yozankobo.net 所 在 地 佐賀県西松浦郡有田町中部乙36 連 絡 先 TEL/FAX 0955-42-5657 E-mail:[email protected] ●研究を行う事になったきっかけ 弊社は、有田焼の伝統技術を生かした新技術を開発し、それを用い て今までの有田焼では対応出来なかったニーズに対応可能な製品を 提供する事を目的として、事業展開を行っております。 現在有田の窯業界は、観光業の構造不況や、中国製品の大量流入 等の経済構造の急激な変化により、 主な産品であった食器が、 業務用、 一般用共に、数量と単価の低下というダブルパンチに見舞われてい ます。 その様な中で、 「脱食器」 「脱価格競争」を目指した有田磁器製品開 発が必須であると感じました。そして、有田伝統の上絵付技術を応用 した新しい絵付けの方法として、 「蓄光・蛍光」材を用いた絵付法の研 究・開発を行いました。 山下社長(中央)と技術者のみなさん ●研究開発の概要 有田磁器の一番の特徴と言えば、 「上絵付」 の技術です。 「上絵」 とは、 磁器の上に施してある色鮮やかな色彩の事です。この技術のすばら しさが今日に続く有田焼の名声を築き上げたといっても過言ではあ 美しく光る「ルナ・ウェア」 製品 りません。一方で、10年ほど前から蓄光顔料の性能が著しく向上し、 高い輝度を持つようになりました。そして、 樹脂などでは、 これを応用した製品作りも盛んになってきました。 従来、磁器に有効に機能する様に蓄光・蛍光顔料を塗布・焼成するのは至難の業と言われてきました。ところ が、有田の上絵付技術は、この蓄光・蛍光顔料を磁器にするには非常に有利な面が多く、多くの技術的困難はあ りましたが、 今日実用に足る蓄光・蛍光磁器の基礎技術が完成しました。 今回の研究開発では、その基礎技術を基に、製品化に向かってコスト意識を取り入れた様々な開発を行い、有 田以外では出来ないと言われる高度な蓄光・蛍光磁器製造技術を完成させたいと考えております。 ●事業化に向けての展望・PR 弊社の蓄光磁器技術「ルナ・ウェア」は、有田焼の伝統技術に基づいた「光る」機能を持った全く新しい有田焼 の絵付の形です。 しかも、それだけにとどまらず今までに無い新しい素材として、 これまで対応出来なかったニ ーズに合致した製品作りをする事が出来、新しい市場を創って行けるものと考えております。 2 平成17年9月12日(No.39) 特に弊社の蓄光磁器の一番の特徴である「明るく光る」機能を用いた製品は、 これからの様々な安全対策に欠 かせない物になっていくと考えております。また、実際に、蓄光技術を使った誘導標識などの機能製品は、社会 に普及しようとしております。更に、 「光」を使った装飾としてもこれから様々な場面で多様に使われていくよう になると確信しております。 開発研究テーマ 特別管理廃棄物(飛灰・煤塵)に係る環境ホルモン類(例;ダイオキシ類)の分解・無害 化に関する技術開発 研 究 者 氏 名 庄野章文、 納冨啓一、庄野道行 所 在 地 佐賀県佐賀市本庄町大字本庄575-5 連 絡 先 0952−22−8851 ●研究を行う事になったきっかけ 金属を原因とした公害病発生及び管理型処分場を原因とした2次 公害等の報道に接した時、まず最初に健康診断受診に際し胃の透視 にバリュウムを呑むが、 金属障害を起さないことに疑問を持ちました。 バリュウムを摂取しても安全であるのは、硫酸バリュウムとして摂取 することで体内に吸収しないことを確認しました。 有害指定重金属を硫化処理することで重金属安定化対策ができ るとの結論を得たあと特別管理廃棄物(飛灰・煤塵)を原料として重 庄野社長(左から2番目)とスタッフ一同 金属安定化剤の製造を開発しました。 重金属安定剤の効率的製造方法を模索中に、ダイオキシン類を低 温にて分解できるとの試験結果を得たことが本技術開発を推進す るきっかけでした。 ●研究開発の概要 資源循環型社会構築に貢献を目的として、 『特管廃棄物の処理』か ら進化した 『特管廃棄物の資源化』 技術を確立します。 初年度は、 飛灰・ 煤塵を対象としてダイオキシン類の低温分解及び土壌環境基準に規 加圧熱水反応装置 制されている26指定物質を環境基準値以下にて管理できることを、加圧熱水反応装置を用いて『特管廃棄物 の資源化』を目指します。 次年度は、複合汚染土壌の現地浄化を目的として揮発性有機化合物の分解技術を確立します。尚、本技術開 発は佐賀県工業技術センター・佐賀大学の技術支援のもと推進する予定です。 ●事業化に向けての展望・PR 重金属安定化処理と、ダイオキシン類を代表とする有機塩素化合物の低温分解を同時反応にて処理する技 術は現在開発されていません。他に競合する技術がない弊社独自の開発技術です。 本年10月『びわ湖環境ビジネスメッセ2005』に出展後、焼却炉関連事業所、電力会社、製紙事業所、製鋼所関 連事業所 等を顧客として本格的営業を開始する計画です。プラント1号機は、関東地区企業に11月末納入する 計画で現在製作しています。 新世紀ベンチャー創出支援事業に関するお問い合わせは (財)佐賀県地域産業支援センター 経営支援チーム 担当 : 峰、片渕 TEL 0952 (34) 4422 3 平成17年9月12日 (No.39) 平成17年度 佐賀県経営革新セミナー開催のご案内 創業及び中小企業の経営革新などを総合的に支援するため、従来の施策を整理・統合するとともに新たな動 きである「新連携」を加え、 『中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律(中小企業新事業活動促進法)』が 平成17年4月に制定され、融資や補助金などの支援措置を含めて中小企業支援の骨太化が行われております。 そこで、今回、 「創業」 「経営革新」 「新連携」を支援する中小企業新事業活動促進法の概要説明・事業実施手法 等についてセミナーを開催します。 皆さん、ぜひご参加ください! なお、当日、ベンチャー交流ネットワーク第3回例会、交流会を併せて開催します。今回は会員以外の方も広く オブザーバー参加できるようにしておりますので、ベンチャー交流ネットワークについても、是非ご参加いただ きご体験ください。 参加申込などの問い合わせは、下記の連絡先までご連絡ください。 開催日時 平成17年10月7日 (金)14:00∼19:00 開催場所 はがくれ荘(佐賀市天神2丁目1番36号) 基調講演 テーマ 「中小企業新事業活動促進法の活用上の メリットと実務成功ポイント」 講 師 ㈱セントラル総合研究所 代表取締役 長野 修三 氏 内 容 第1部 14:00∼長野修三氏による基調講演 第2部 16:00∼佐賀県ベンチャー交流ネットワーク第3回例会 第3部 18:00∼交流会 対 象 定 員 参 加 費 「創業」 「経営革新」 「新連携」 に興味がある方 150人(先着順) 無料 (ただし、ベンチャー交流ネットワーク会員 以外の方で、第3部の交流会参加の場合は 参加費2,000円) ※ 一般の方でも第1部∼第3部いずれも自由に参加できます。 ※ 申込みは、本誌折込みチラシまたは支援センターホームページ をご覧ください。 ●お問合せ先 前年度セミナー風景 財団法人 佐賀県地域産業支援センター 経営支援チーム 峰、横尾 Tel : 0952−34−4422 fax : 0952−34−4412 URL : http://www.infosaga.or.jp/ 4 平成17年9月12日(No.39) 平成17年度 佐賀県ベンチャー交流ネットワーク第2回例会を開催! 概 要 7月14日、 佐賀市鍋島の佐賀大学医学部臨床講堂で、 ベンチャー交流ネットワーク第2回例会を開催しました。 今回は、佐賀大学科学技術共同開発センター主催の科学技術シンポジウムとの共催で、当会の会員、支援者に 加え、 佐賀大学教員・学生を加え100人を超える参加者がありました。 全体会議では会員の㈱ライフコンプリートの事業報告に加え、医学部教員5名による研究成果発表が行なわ れました。 また、テーマ別会議では六つのテーブル・会場に分かれて、発表者の説明に熱心に耳を傾けた後は、活発な意 見交換が行われていました。 全体会議 佐賀大学医学部付属病院長 十時忠秀氏の開会あい さつ後、 「 介護事業等について」をテーマにした ㈱ラ イフコンプリート代表取締役塚原安紀子氏、 「I Tを活用 した身体活動モニタリングシステム」をテーマにした医 学部社会医学講師桧垣靖樹氏など6つのテーマ別会議 代表者によるショートプレゼンテーションが実施され ました。 各人、パワーポイントを活用するなど持ち時間10分 間を有効利用し、興味テーマ深い発表が行われました。 テーマ別会議 全体会議のショートプレゼンテーションを踏まえ、参 加者はそれぞれ興味があるテーマのテーブル・会場に 移動し、テーマ別会議代表者を囲んで自由な雰囲気の なか意見交換が活発にされました。 * 上記2者以外の発表者及びテーマ 藤本 一眞 医学部内科学教授 「消化器疾患の臨床研究」 佛淵 孝夫 医学部外科学教授 「医療健康福祉関連機器の開発から製品化へ」 山下 佳雄 付属病院歯科口腔外科講師 「口腔領域における再生医療の実験的研究」 中島のぶよ 付属病院泌尿器科助手 「小型尿量モニターを用いた、寝たきり・オムツ排尿患者の排尿状態の調査」 交流会 例会終了後、佐賀大学医学部地域医療科学教育研究 センター長木本雅夫教授本部長のあいさつで交流会が 始まりました。 テーマ別会議を踏まえて交流会では、引き続き意見 交換をしているグループ、親交を深めるグループなど 和やかな雰囲気の中で行われました。 5 平成17年9月12日 (No.39) −㈲エーテックス− ㈲エーテックスは自動化・省力化機械の設計、製作を主業務として平成15年3月に創業いたしました。創業3 年目の若い会社ではありますが、 CADによる設計から製作・組立・据付、また電気制御・ソフト開発まで全てに 対応し、着実に顧客数を増やしています。 特に自動車業界向けの装置開発では、エンジン・ミッション部品洗浄機、 アルミ部品圧検装置等が自動車メー カー及び自動車部品メーカーへ採用され高い評価を得ています。 現在、 トヨタ自動車九州が福岡県にエンジン工場を新設し、生産能力も23万台から40万台強へ倍増させる 計画が進んでいますが、 既に東海地区の企業からトヨタ自動車九州増産に伴う装置製作の引き合いも来ており、 更なる業務拡大が期待されます。 また、 自動車業界向け装置以外にも半導体製造装置 (洗浄、 監視装置) 、 医療品製造装置 (カテーテル穴加工機) など高い精度を要求される装置も製作しています。 ㈲エーテックスではユーザーの生産計画に合わせた装置の製 作、また、計画変更時には既存装置の改造設計・製作、更には他 社製装置の改造にも柔軟に対応いたします。 生産ラインの自動化・省力化をご検討の際、他社にないオリジ ナルの装置をご要望の折りは是非、ご相談ください。 《会社概要》 ■所 在 地 〒845-0014 佐賀県小城市小城町晴気426 ■代 表 者 溝口 哲也 ■資 本 金 6, 000千円 ■従業員数 9名 ■電 話 0952−73−7203 ■F A X 0952−73−7205 ■主要製品 自動化、省力化機械の設計、製作、販売 電気設備及び各種制御設計、 製作、販売 金型及び治具の設計、製作、販売 等 ■問い合わせ 代表取締役 溝口 技術課課長 渕上 ■ホームページ http://www.atex-world.jp ■E-mail [email protected] 自動車部品洗浄機 圧検治具 ■開発、製作実績 自 動 車 関 連 部品洗浄機、クランク供給装置、 スチールボール圧入機、各種装置、研磨機、自動組立機、搬送装置、 外観検査装置、圧検圧入装置、マシニング治具、 メンテナンス 他 金 属 関 連 プレス周辺パレット供給装置、 移載ロボット熱処理炉周辺ライン 食 品 関 連 搬送コンベアライン、UV殺菌コンベア、 テーピング装置、 選別装置 他 半 導 体 関 連 半導体加工装置改造、洗浄装置、監視装置 建 材 関 連 パレタイザー、デパレタイザー、分割機 外装建材関連 養生板脱板装置、塗料廃液処理装置、脱臭装置 医 療 関 連 カテーテル穴加工機、送出しダンサ装置 他 そ 各種治具、プレス周辺装置メンテナンス、 装置改造、専用機 他 の 他 6 平成17年9月12日(No.39) 都市エリア産学官連携促進事業キックオフ開催報告 平成17年度都市エリア産学官連携促進事業のキックオフを、平成17年8月3日に 佐賀市マリトピアにおいて開催しました。 文部科学省の地域振興プロジェクト 「都市エリア産学 官連携促進事業」 は、 地域の個性を発揮して、 大学等の 「知 恵」 を活用して新技術シーズを生み出し、 新規事業の創出、 研究開発型の地域産業の育成等を目指すものです。 当該事業の中核機関として当センターが平成19年度 までの3年間の事業を行います。 本事業は、県内産学官で蓄積されたノリ関連の多様か つ豊富な知的・技術シーズと、 ノリ産業界の独自技術を 結集し、 「ノリ関連産業の安定化と有明海の環境改善」を コンセプトに“有明海”の再生に取り組む佐賀県の重要 な施策の一つとして実施するものです。 今回、本事業を開始するにあたり、キックオフを開催 しました。 ● キックオフ宣言 研究統括 佐賀大学農学部教授 加藤富民雄 ● 都市エリア産学官連携促進事業概要説明 科学技術コーディネータ 鋤本 峻司 ● プロジェクト I 「ノリの安定生産及び有明海の環境保全に関する研究」概要紹介 プロジェクトリーダー:佐賀県有明水産振興センター 専門研究員 川村嘉応 ● プロジェクト II「ノリの産業的利用を目的とした高機能性素材の開発に関する研究」概要紹介 プロジェクトリーダー:佐賀県工業技術センター 技師 吉村臣史 事業概要及び各プロジェクト研究について、紹介、説 明があり、 参加者は熱心に話に耳を傾けられていました。 また、説明後は、各プロジェクトのワーキンググルー プに分かれて、今後の研究の進め方等について、熱心な 議論が交わされました。 当日は、今回の研究に携わる県内外企業、大学関係、 公設試験研究機関から、50名を超える方にご参加頂き ました。 ●お問合せ先 当センター 新事業支援グループ 研究開発推進チーム 科学技術コーディネータ 鋤本 峻司 TEL0952-34-4413 FAX0952-34-4412 7 平成17年9月12日 (No.39) 現在、佐賀県地域産業支援センター3Fのインキュベートルーム(貸研究開発室)が、1室空室となっておりま すので、入居希望の中小企業者(創業を目指す個人を含む)を募集します。主に、研究開発等を行い県内での事 業化を目指す企業向けのスペースです。 1 募集内容等 ①対象物件 40㎡タイプ(1室) 約37,000円/月 ②入居場所 佐賀県佐賀市鍋島町八戸溝114 佐賀県地域産業支援センター3F インキュベートルーム ③利用期間 年中、終日利用可 ④入居資格 以下の研究開発等に意欲的に取り組み、県内で事業化を目指す中小企業者 (創業を目指す個人を含む) (1)新製品・新技術の開発や実用化のための研究又は試作 (2)情報関連(ソフト含む)に係る研究・開発 (3)デザインの企画・開発 (4)その他上記に準ずる研究・開発 ⑤付属施設 ・交流サロン 支援センターを利用される方の交流や情報交換等に利用可 ・情報資料室 企業の方の役に立つ各種図書、情報誌、 新聞等を自由に閲覧可 ・貸研修室 人材育成、諸会議、セミナー等、幅広い用途に利用可 2 入居手続等 入居を希望する企業等は、事前に所定の書類を(財)佐賀県地域産業支援センターに提出その後、入居審 査会において審査を受け、内定後の入居となります。 3 お問い合わせ先 (財)佐賀県地域産業支援センター 総務管理チーム 坂井 TEL0952−34−4411 E_mail : [email protected] 8 平成17年9月12日(No.39) 設備導入支援の 当センターでは、小規模企業者の皆様が設備を導入するに当たり、設備貸与(割賦・リース)の制度により支援 をいたしております。 今月号では、過去に皆様からお問い合わせの多かったご質問を抜粋してQ&A方式でまとめてみました。 経営の向上の程度を判断する付加価値額の計算において、人件費の範疇に福利厚生費、役員報酬は 含まれますか。また、減価償却費にリース料は含まれますか。 共に含むものとします。 具体的に人件費には、売上原価に含まれる労務費(福利厚生費、役員報酬等を含んだもの)、一般管 理費に含まれる役員給与、従業員給与、賞与及び賞与引当金繰入、福利厚生費、退職金及び退職給与 引当金繰入、派遣労働者、短時間労働者の給与を外注費で処理した場合の当該費用を含む。 また、減価償却費には、減価償却費(繰延資産の償却額を含む。)、 リース・レンタル費用(損金算入さ れるもの)を含む。但し、 各費用項目について把握できない場合には省くこととする。 従業員数が20名を超える企業については、借入金総額3億円以下であるという要件がありますが、こ の借入総額の確定時期はいつですか。 なお、審査の時点(審査会の日)とすると、その日の残高証明は後日提出となり、当日の審査会では条 件付となり混乱を招くこととなりますが。 企業の借入金の確定については、従業員数の確定とは異なり、実際に現地に赴く必要はなく、金融 機関からの借入残高証明書で確認できるため、可能な限り審査会の直近の日付の借入残高証明書を 提出していただくことで良く、審査会の日付けの借入残高証明書を徴するまでの必要はありません。 その際、借入残高が3億円に近い場合などは、過去3カ月程度の借入金の推移をみる必要がでてき ます。 (貸付申請時点のみ返済をして残高を減らしておく等の手法を用いて、貸付を受ける等の事例 を防ぐため) 小規模企業者の設備の導入を支援します 設備貸与制度は設備割賦(年利2.50%、1.0%の損料補給あり)と設備リースがあります ・制度のお問い合わせ : 企業振興チーム 山口、角田 TEL 0952−34−4416 (直通) ・申 込 書 類・申 込 先 : 最寄の商工会、商工会議所へ 9 平成17年9月12日 (No.39) 中小企業勤労者福祉サービスセンター 中小企業サービスセンターは、魅力ある職場づくりのための福利厚生を充実させるお手伝いをしており、 事業所及び会員のご加入をお勧めしています。 サービスセンターの特徴は、 「クレジットカード決済システム」と「カフェテリアプラン」の導入による会員の 利便性を図っていることです。 会員になりますと年間100ポイントが付与され、ポイントが設定されてるセンターの各事業メニューから 好きなものを選別して利用でき、 その代金は口座引き落としです。 サービスセンターの事業内容 ・・・・ ①健康増進事業 ②自己啓発事業 ③余暇活動事業 ④生活サポート事業 ⑤共済給付事業 【余暇活動事業】 サービスセンターでは会員の方の余暇活動を支援するため、下記の事業を行っています。 ●通信販売事業・・・・・サービスセンターへ電話・FAXにて注文、チケットは翌日発送。 交通機関 映 画 温泉施設 レジャー 釣 堀 足裏健康 チケット種類 有効期間 JR (佐賀)−(博多)往復特急自由席券 消化ポイント 会員価格 2ヶ月 以内 (往復) 1,300円 5 JR (肥前山口)−(博多)往復特急自由席券 2ヶ月 〃 (往復) 1,940円 10 JR (武雄)−(博多) 往復特急指定席券 1ヶ月 〃 (往復) 3,080円 10 JR (肥前鹿島)−(博多)往復特急指定席券 1ヶ月 〃 (往復) 3,200円 10 セントラル会館 6ヶ月 〃 ★ 500円 5 ワーナー・マイカル上峰 6ヶ月 〃 ★ 700円 5 イオンシネマ佐賀大和 6ヶ月 〃 ★ 700円 5 スーパー銭湯 極楽湯佐賀店 期限なし (5枚セット) 1,200円 5 ゆうとぴあ さが健康らんど 6ヶ月 以内 500円 5 多久天然温泉 ゆうらく 1ヵ年 〃 (2枚セット) 1,000円 5 ひぜん祐徳温泉 宝乃湯 期限なし (5枚セット) 1,500円 5 吉野ヶ里温泉 卑弥呼乃湯 期限なし (5枚セット) 1,500円 5 鏡山温泉茶屋 美人の湯 期限なし (5枚セット) 2,000円 5 牛津町総合保健福祉センター アイル プール・温泉券 期限なし (5枚セット) 1,500円 10 佐賀市健康運動センター ジム・プール・入浴券 期限なし (5枚セット) 1,500円 5 玄海海上温泉 パレア プール・温泉券 期限なし (5枚セット) 1,500円 5 ウェルサンピア伊万里 温泉券 期限なし (5枚セット) 1,500円 5 500円 5 三井グリーンランド入場券 (大人) 6ヶ月 以内 三井グリーンランド入場券 (小人) 6ヶ月 〃 全額補助 5 ボウリング券 (県内8施設共通券) 1ヵ年 〃 (2ゲーム券) 500円 5 仮屋湾遊漁センター 4時間有効チケット 期限なし 3,000円 20 つりセンター 玄海 4時間有効チケット 期限なし 3,000円 20 (3枚セット) 2,000円 10 期限なし repos (ルポ) 1,000円券 ★は10月より、それぞれ200円値上げの予定。 ●宿泊助成・・・・・国内宿泊施設のご利用に対し、2,000円の助成。 (ポイント20) ●ゴルフ場・・・・・プレイ料金に対し、2,000円の助成。 (ポイント20) ●瀬渡し・・・・・・・瀬渡し料金に対し、2,000円の助成。 (ポイント20) ●主催事業・・・・・スポット的に各種の企画を行い格安価格で提供。 (ポイント対象外) (プロ野球観戦チケット、ハウステンボスチケット、サガン鳥栖観戦チケット、夏の家等々) ■ お問い合わせ先 (財)佐賀県地域産業支援センター TEL: 0952−34−5522 中小企業勤労者福祉サービスセンター E-mail : [email protected] URL : http://www.infosaga.or.jp/service/start.htm 10 平成17年9月12日(No.39) 発注情報 当センターに、下記の発注申し出がきております。 新たに受注希望される企業及び発注計画をお持ちの企業は、当センターまでお申し出ください。 なお、あっせん費用などは一切無料ですのでお気軽にご利用ください。 (注)掲載分で、すでにあっせん済みになっている場合もありますのでご了承ください。 《発注企業》 加工内容 № 所在地 発注品目 1 千葉 産業用モー ター部品 ワイヤーカット加工 発 注 条 件 材 料 数 量 銅 150∼200個 5∼6種類/月 ワイヤーカット放電加工機 話し合い マシニングセンター 平面研削盤 電子ビーム溶接機 必要設備名 2 東京 電子部品 SUS304(主に15t×25× 230∼450)のフラットバー に溝加工後、蓋を電子ビー SUS304 ム溶接により溶接密閉し管 路をつくる。 その後、 溶接面 を平面研磨にて仕上げる。 3 長野 半導体用金型 ハードケース トレー 他 金型部品 射出・真空成形 切削加工 SKS3 ABS、 PS SUS304 多種多様 レーザー加工機、 フライス盤、 研削盤、射出・真空成形機、 マシニング等 4 愛知 製鉄機械 製缶、大物機械加工、熱処 理、研磨、組立 SS 等 話し合い 製缶設備、大型切削機械 他 5 福井 ①ノズルベース ②機械刃物 ①精密切削加工 ②φ1.5×80L ①SS41 ①少量 ②3,000/月 マシニング、 研削盤等 6 京都 フランジ 切削、穴あけ加工 φ400前後 FC、FCD (支給) 5∼20個/ロット 旋盤 等 7 大阪 塔槽類、架台 製缶加工(圧力容器) 成形加工 SS、 SUS FRP 話し合い 製缶設備、 成形機 8 佐賀 産業機械部品 薄物板金加工 SS t2.3∼9.0 1∼10個/ロット プラズマ切断機、 レーザー加工 機、プレスブレーキ、溶接機 他 ●お問い合わせ先 (財)佐賀県地域産業支援センター 企業振興チーム TEL0952−34−4416 FAX0952−34−4427 「九州沖縄中小企業テクノフェア2005」開催 九州沖縄地域の中小企業約120社が優秀な製品、加工品を一堂に展示実演する「九州沖縄中小企業テクノフ ェア2005」が開催されます。 佐賀県からも17社が出展いたしますので、ぜひご来場ください。 ■会 期 平成17年10月19日 (水) ∼21日(金) 3日間 ■会 場 西日本総合展示場 新館 〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野三丁目8番1号 ■開催時間 午前10時∼午後5時 ■出展内容 (1)電子機器・ソフト・メカトロ製品関連 (2)環境・医療・福祉機器関連 (3)機械・金属加工品技術関連 (4)地域振興・グループ関連 (5)ベンチャー企業関連 ■同時開催 ・開催記念講演会 19日 講師 : 自動車メーカー及び関連企業から派遣予定 ・北部九州合同広域商談会 20日、21日 11 平成17年9月12日 (No.39) 環境管理・監査制度対応講習会のご案内 ∼ ISO14001認証取得と継続的改善に向けて ∼ 参加費無料 主 催 : 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 財 団 法 人 佐賀県地域産業支援センター 開催日時 場 所 平成17年9月27日(火)13:00∼17:00 はがくれ荘 1階 ハーモニーホールB 佐賀市天神2丁目1番36号 TEL:0952−25−2212 講 師 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 経営支援専門員 園 部 浩一郎 プログラム 環境管理・監査制度対応講習会 〔講習項目〕 1. 2. 3. 4. 定 員 環境マネジメントシステムの概要 JISQ14001規格要求事項の解説及びEMS構築のポイント 内部監査の実施方法 環境関連法令条例及びEMS関連情報の調査方法 100名(定員になり次第締め切ります。) 募集締切 平成17年9月22日(木) *お申込みは、本誌折込みチラシまたは支援センターホームページをご覧ください。 ヒットする商品開発の進め方講座のご案内 参加費無料 (財)佐賀県地域産業支援センターでは、中小企業新事業活動促進法の普及・啓蒙を図るため、創業や経営革新等に取り組 む中小企業者等の支援を行います。今回、開催する研修会は、少人数の研修会で中小企業が抱える個別具体的な課題解決の ための助言、 ノウハウの提供等を行います。中小企業の皆様の多数のご参加をお待ちしております。 1.研修のねらい 顧客ニーズの多様化や製品サイクルの短期化が進む中、顧客に支持されるには、市場に対して、新たな価値を提供 することが大切です。今、企業は企業価値創造のために、商品開発や販路開拓のできる人材の育成が不可欠になって きています。そこで、この研修では、新しい取り組みにチャレンジする方を対象に、顧客ニーズを捉えた商品開発のプ ロセスについて、演習を交えながら学んでいただきます。 2.研修会日時 平成17年9月21日 (水)∼22日(木)時間帯 9:30∼16:30 3.募集参加者数 4.募集締切 20名 9月15日 5.研修会場 財団法人 佐賀県地域産業支援センター *お申込みは、支援センターホームページをご覧ください。 ■お問合せ先 (財) 佐賀県地域産業支援センター 経営支援課 担当 : 高尾野 TEL : 0952-34-4422 FAX : 0952-34-4412 インフォSAGA (№39号) 平成17年9月12日発刊(隔月奇数月発行) 発行者 : 財団法人佐賀県地域産業支援センター 〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114 TEL:0952-34-4411 (代) FAX:0952-34-4412 12 URL http://www.infosaga.or.jp/ E-mail:[email protected] 古紙配合率100%再生紙を使用しています
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