国名 フランス Ⅰ.基礎情報 1)人口:6,450万人 2)高齢化率:16.6% 3)PT数と医療従事者数(対人口10万人) 理学療法士:68,923(106/10万人) 医師:207,457(321/10万人) 歯科医:41,930(65/10万人) 薬剤師:74,092(114/10万人) 看護師:515,754(799/10万人) 4)保険制度 ・公的医療保険 ・民間医療保険 Ⅱ.理学療法士の教育・研修・医師との関係(業務) 1)教育機関数 【教育機関】 ・2012年現在、フランス国内には39校の3年生専門学校がある。殆どは、民間の学校であるが、公 的な学校もある。さらに盲人のための専門学校が4校ある。 【教育制度】 ・現在は、3年生の養成校修了後、国家卒業証書が発行される。 ・2012年9月から教育制度の改定が実施され、4年学士レベルへのカリキュラム移行が始まり、 2017年までに全ての学校は4年制大学に移行する。 【理学療法教育制度制定機関】 ・国家衛生省が理学療法カリキュラムの管理と各学校創設の許可・入学定員数の管理を実施してい る。現在の学費は3年間で3000∼9000ユーロである。 2)理学療法の定義(目的・対象・手段) 【理学療法の定義】 ・理学療法は運動(動作)のための治療である。治療対象は、神経系障害・筋骨格系障害・呼吸管 理・老人病・小児科・スポーツ障害・女性の健康である。 【使用される技術】 ・マッサージ・モビライゼーション・ストレッチング・トレーニング・神経筋再教育・バランスト レーニング・物理療法・水治療法・骨盤底リハビリテーション(コアトレーニングの一種) 【理学療法の職場】 ・大部分(フランス全理学療法士の75%)が個人営業にて理学療法を実施している。その他は、病院 や中央リハビリテーションセンターで従事しており、整形外科部門には必ず所属している。 3)医師と理学療法士の関係(ダイレクトアクセス・開業権) 【ダイレクトアクセスについて】 ・医師の処方無しに患者を見ることはできない(法律により定められている)。医療費に関係する治 療期間の選択は理学療法士に委ねられている。 【開業について】 ・開業権があり、医療保険と自由診療のどちらも選択できる。医療保険の適応では、症例により理学 療法を施行できる期間が決められている。 参考資料サイト: 1. http://www.irdes.fr/EspaceEnseignement/ChiffresGraphiques/Cadrage/ DemographieProfSante/DemoProfAutres.htm 2.http://www.irdes.fr/EspaceEnseignement/ChiffresGraphiques/Cadrage/ DemographieProfSante/DemoProfSante.htm 資料作成協力 Pierre Trudelle: Physical therapy France
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