② 議会改革調査特別委員会委員と各団体等との意見交換会会議要旨 議員報酬について 注記:▲相対的に増やす意見 ▼相対的に減らす意見 ■相対的に現状の意見 開催月日 平成 28 年1月 20 日(水) 平成 28 年1月 22 日(金) -1- 氏 名 議員報酬に対する意見 A氏 個人的には、議員定数は減らして議員報酬を上げるという考え方である。ただし、議員定数が現状のままであれば議 ▼ 員報酬は下げるというのが持論である。2人とか多いのではないかという意見もあるが、現状でいくなら議員報酬は 10%減額というのが本来のあり方だと思っている。 E氏 多ければ多いほうがいいと思うが、市としての総額をどう考えるかということである。例えば、議員数が減れば総額 ― はそのままで、議員報酬を増やすという考え方もある。議員報酬は月額であるが、期末手当というものに弾力性を持 たせるべきではないか。 G氏 若い人が出やすくするためには、ある程度生活できる議員報酬というものを決めないといけない。県内で見ると、41 ▲ 市町中 19 位という状況である。それからみると、多少増額をして若い人が議員に立候補できるような状況をつくる 必要がある。期末手当が出ていることを知らない市民もいる。平成 26 年度、会期日数が大体 101 日、それから考え ると、一般職員が 300 日近く勤務して、同じ月数でするのはどうかと思う。期末手当については、若干の減額をする 必要があるのではないか。一般議員が 31 万円、総額を増やす、若い人が出ても生活できる議員報酬を考えて、これ くらいだったら出してもいいのではというように考えてみたらどうか。若い人たちが議会活動等に関心を持たせる ことが必要で、議員報酬を上げることによって関心を持ってくれると思う。平均年齢が 66.5 歳と聞くと、やはり若 い人がいない。特に若い人、女性が出ていないとよく言われるが、その辺のことも考えながら、全体的な経費の問題 も考えながらやっていかなければならないと思う。ただ、今費用弁償なしにやっている。ある議会によっては費用弁 償で議会運営をするべきだという議会もある。どっちがいいのかなとは思うが、個人的な意見では定数減に絡んで、 若干の増額は仕方ないのかなという意見を持っている。 I氏 議員報酬については先ほど委員長が言われましたように、10%カットをしとったのを戻したという経緯がある。けれ ■▼ ども、そういう方針が決まった内容は、答申どおり、議員であれば 31 万が妥当だなという意見があったから戻った んだろうと思う。将来を考えたらやはりもっと若い人に出てほしいなと言いながらも、現実には勤めがあるし、ある いはそれにある程度近づくような報酬は必要であろうということは常々言われているところであるが、私も定数に ついては据え置きといった方向であり、報酬そのままに据え置いて、期末手当、これは法的に何ぼから何ぼとかいう -2- 氏 名 議員報酬に対する意見 (I氏) のがあるのか。先ほど来ありましたように、一般職員であれば、絶えず人事院勧告との兼ね合いがあって変動する (■▼) が、今のところ、職員であれば 4.1 カ月分、議員さんは 3.95、これは市長とかと支給率は合わせてありますけど。 よく民間の経営なんかで見た場合、従業員確保のために、本給は置いとくけども5月で調整するというのが、大体今 の流れになっている。そういうことも考えると、期末手当 3.95 をもう少し引き下げ少しでも節減してはどうか。6 月に 1.9 カ月、12 月に 2.05 カ月、トータル 3.95 カ月であるが、12 月においても 1.9 カ月、トータル 3.8 カ月、そ のくらいまでは引き下げるべきであろうという感じがしている。したがいまして、月額は据え置いて、期末手当で考 えていくという方向ではどうか。 K氏 ▼ O氏 定例会とか臨時会以外の月はどのような活動をしているのか。休会の月に議員報酬が出ているのはいかがなものか。 期末手当が民間に比べてかなり高い気がする。減額の方向がいいのではないか。 議員報酬については、意見を控える。 ― Q氏 議員報酬 31 万円であるが、実費支払、日当制、もしくは日勤制がよいのではないかという意見もあった。定数減に ■ なっても、報酬は少し減額したほうがよいという意見もあった。他市と比較し、適正という意見、近隣市と比較して それほど高額ではないため現状維持でよいという意見があった。以上、賛否半々の意見となったが集約した結果、養 父市の人口、面積を踏まえ、議員定数を 14 人とした上で、議員報酬は現状維持とすることが望ましいと考える。 V氏 何人かの意見を聞くと、議員報酬 31 万円では若手議員が増えにくいので上げるべき、財政の問題等いろいろあるが ▲ 増額すべきという意見もかなりあった。選挙権も 18 歳の年齢引き下げが行われ、選挙で出てくる議員も若い人たち を期待している。報酬等に直接関係ないが、女性議員もいないということを重要な問題として考えなければならな い。財政力との関係で言うと、近隣市と比較しても議員報酬が低いが、頑張っている議員、そうでない議員もあるの で、公務員でも勤務評定ということで上司が一定の基準に沿って評定をして、報酬等についても差をつける時代にな っており、議員の金額を押しなべてという一律の金額については考える時期に来ているのではないか。財政的に少し 貢献して議員定数が減るのであれば、全体として議員報酬を上げてもいいのではないか。しかし、議員一律という考 -3- 氏 名 議員報酬に対する意見 え方からは脱皮する時期に来ているんではないか。 X氏 議員報酬は、議員自体が専任ではないということが根本的にあるのではないか。一般のサラリーマンでは議員には出 ▲ られない。会社勤めをしていると、有休を取ろうが許されるものではない。ですから議員報酬を上げ、専任でやって いくほうがいいのではないか。例えば 600 万円、650 万円出しても、それが一般のサラリーマンと同じように年間 251 日出て8時間働いてもらったらみんな納得すると思う。これが不透明だから、市民はうーんとなるのではない か。そこのところをはっきりすれば、議員報酬上げてもいいのではないか。神戸市では、1,500 万円出るようだが、 それだったら会社を辞めても出たいと思う人はいると思う。若い人を増やそうと思ったら、それだけの報酬を出さな いといけない。会社を辞めてまで出ようとは思わない。そのためには議員の活動を明確にし、これだけやっています よと明確にすれば、議員報酬は上げてもいいのではないか。今の養父市の状況だと、議員定数減らして議員報酬を上 げるという、プラスマイナスゼロくらいだったらいいのではないかと思う。 AA氏 報酬というのは市民の代表者としての市民サービス、労働の対価である。したがって生活給ではないというのが本来 ― の報酬の根源である。その点から見て、議員がどのくらいの活動日数をしてどのような市民サービス、労働対価をし ているのかということがテレビや広報紙、そして議会報告会である程度認知はされていると思う。しかし、議会報告 会や議員としての個人的な議員活動、広報紙を配ったり議員個人で報告会をしたり視察調査したり現地を見たり、こ ういう日数は明らかにそれぞれが自己申告で出された政務活動費の妥当性、議員活動の妥当性、議員の報酬の妥当 性、議員の定数の妥当性、これらが明確に一般公開されれば、なるほど、これは客観的に見たらこうだということが あると思う。今日の意見は、議員報酬と議員定数の中で今後議会改革でやるべき事項として明記していただければ非 常にありがたい。したがって議員活動を支える生活給的な要素も現実にはある。飯は食えねど、議員活動は何ぼ好き でもそれはできないということですので、そのような現実も非常にあるわけですけど、適正かどうかを市民から見て 常識的な判断の範疇にあると思える。したがって、今の制度上でいくと、年齢の若い議員ほど生活上の不利を被る。 お年を召した方は公的年金がついて、さらに議員報酬がつくということで非常に恵まれた状態である。したがって、 議員活動はしやすいということは客観的に言える。そこは制度の問題であり、議員の考え方で立候補されたり当選さ -4- 氏 名 議員報酬に対する意見 (AA氏) れたりしているので、客観的にはそういうことが言える。全国の市議会議長会、市議会で結成しておる事務局を置い (―) た本部があるが、5万人未満の市、これは全体の 254 団体である。月額報酬、期末手当を入れている。これの平均は 32 万 6,700 円。2万 5,000 人の自治体というのは本来市ではない、合併特例で人口3万人になった、3万人を切っ たら市でなくなるのかといったら、夕張市も1万 7,000 でも市は市である。人口規模といえば、都市的な機能を集積 するだけの人口規模ではないというふうに見ている。そういう中で月額報酬平均が 32.67 というのは平均値をとる と、大体中核市で 40 万、他のそれに準ずるもので 30 万の人口規模、これから見たら、1人当たりの人口に伴う負 担、議員に支払う市民1人当たりの負担を計算しますと、養父市は 200 円です。31 万 9,375 円になる。これは年間 報酬を 16 人で割ったらそうなる。それをさらに2万 5,458 人で割り戻しますと、議員さん1人当たり 200 円で負担 をしておると。朝来市は、同様な計算式で 161 円である。したがって、比較して割高になっておるというのは今まで それぞれの立場で言われているとおりである。養父市の財政力から見ると、朝来市の約半分である財政力から見て、 経済原理では計ることが非常に失礼な世界である。必要な知識、必要な経験、必要な社会常識、必要な民意の反映能 力、これらを考えると、一般市民に相当する議員報酬では絶対そのようなことではいけない、高い議員報酬を払って 高い労働対価を出していただく。これが議員の務めなので、議員報酬については幾らが適正ということはなかなか判 断しづらい。ただ、客観的な要素として、財政力とか、市民の人口とか政策的な議会に与えられた権能の範囲が大き な市ほど大きな権能を与えられている。つまり、政令市とか中核市は、法律上、国で判断することを自治体で判断す ると、よってそれなりの資質を求められた議員が出ると。したがって、人口3万人から1人とか、2万人から1人と かいう代表者になります。神戸市の 1,500 万円は決して高くないという。政令市ですから、国会議員の仕事を代弁し ている。そういう部分から言うと、この 161 円、200 円という数字も決して適正な判断をする要素として見逃せない ものであると、参考にすべき数字であると思っている。結論から言うと、定数を減じて市民負担を減じ、議員の報酬 を上げるか据え置くか、現行の期末手当の水準を見直すことでつじつまを合わせるのか。この辺りは、定数と報酬と は因果関係がある。そのことは市民の代弁者としての選ぶ目安を大きく価値観を変えることに通じるので、それぞれ のご意見が出ておりますので、慎重な審議をしていただいて、本当にどうなのかということをもう一度議会の中で十 -5- 氏 名 (AA氏) (―) 議員報酬に対する意見 分考えていただき、10 月に改選する際には、多くの民意を得て当選され、優秀な議員さんによって養父市の未来が 達せますように報酬と定数をお考えいただきたいと。 期末手当のことは非常に明確になっておりませんので、市長と議員の、二元代表制ですので権能の上では同等という ことです。そしたら期末手当の率は一緒でいいと思いますけど。そのあたりを公開してもいいのではないか。 B氏 議員の報酬は単純に考えたらとても多い。ケーブルテレビ放送の質問、報告だけで、委員会活動の状況が市民には見 ▼ えていない。この人は議員として何をしているのか、議会で何をしているのか見えてこない。もっと市民に分かるよ うにすべきである。議員がチラシを作っているが、テレビでやっていることと同じ内容である。地域で一生懸命回れ ば、政治活動で票につながるが、それが市のためになっているのかということである。新聞報道にもあるが、議会に 欠席していても議員報酬が出ていることは根本的に問題である。費用弁償方式に変えてほしい。 F氏 議員報酬を上げれば素晴らしい議員が出て市議会を盛り上げるということが保証されるなら上げてもよい。しかし、 ▲ テレビや傍聴して見ているとこれでも高いくらいと思う。それから議員にもボーナスが出ており、それは 500 万円 くらい入っているんでしょうか。ボーナスでどのくらい出ているのか。それも欠席していても出るんでしょ。そうで あれば、人数減らして、素晴らしい議員で活動をしてもらおうと思えば報酬はある程度出さないといけない。そのた めには議員が多すぎて何にも意見も出さないで、仕事をしているのかわからない議員が多いと感じるので、それがな くなれば予算のこともあるだろうけども、報酬を上げてもいいのではないか。 H氏 議員報酬 500 万円が多いか少ないかではなく、30 代 40 代の若い人が立候補しやすいようにすべきである。例えば 40 ▲■ 代や 30 代は手当を出すとか、年齢で議員報酬に差を設ければいいのではないか。一律に出すのではなく、70 代はこ の金額、50 代はこの金額とすれば市民の見方が変わってくるのではないか。私としては若い人に出てほしいので、 その方のことを考えると上げてもいいのではないかという気持ちである。ただ、今の状況、対象を考えるとどうかな という思いである。私たちの年代以上の方のものの感覚と私たちより下の人、特に 30 代、40 代くらいの人の感覚が 相当違う。バブル崩壊で相当厳しい時代を過ごした 50 代、60 代とは金銭感覚がだいぶ違い、60 代、70 代は我慢す れば給料は上がって、年金も生活できる程度十分もらえるよい時代の中で生きてきているので、そういう人たちから -6- 氏 名 議員報酬に対する意見 (H氏) するとその感覚での議員報酬になっている。だから上げてもいいのではということが出やすいと思うが、そういう意 (▲■) 味でもう少し幅広く若い人たちも集めてどうかということの意見を聞くべきではないかと思う。定数や報酬にして も、決めて出したときにこの年代はいいと思うかもしれないが、若い人たちから見たら不満という意見が出てくる感 じがする。 J氏 議員の活動が見えないので、議員報酬が多いのか少ないのかわからない。単純に私たちが井戸端会議で話すのは、議 ▲ 会の内容がわかるのはケーブルテレビでしかなく、あの議員はよく発言するとか、あの議員からは発言を聞いたこと がないとかよく出ている。議員報酬を上げてもいいが、市民の橋渡しになってほしいというのが私の思いである。 N氏 前の話であるが、議場で審議しているときにあくびをしている人がいると聞いたことがあり、そんなことをしている ■ 議員がいるようではよくないと思う。現状維持がいいのではないかと思うが、少しでも議員報酬を上げるようなこと があるなら、本会議場であくびをしないような議員になっていただきたい。 P氏 ▲ ・議員になった以上はそれなりの誇りを持って、市民のためにとってよいことなのか、悪いことなのか、その二者選 択での議員活動をしていただきたい。市民にとってよいことであったら、それは賛成して進めるべきである。必要 でないと思ったら反対すべきである。そういう議会であれば今テレビ放送されて、つまらない質問をして、それで 言葉の端を捕まえてああじゃない、こうじゃないという議論をするのは、それは世間話であり、議員が市役所で職 員に聞いたことを言った人に説明してくれればいいことであり、議会の中で質問すべきことは無駄なのかなと思 っている。だから我々は見ておって市民目線といったら何でそんな質問しかしないんだろう、そういうところの目 線で見たら議員報酬が高いと思うし、でも僕らがあっ、なるほどというところで納得するなら、いやいやもっと上 げて本当に誇りを持って養父市のために頑張ってほしい。国や県の使う目的のはっきりしている限られた網の中 でその予算が落ちてきたらそれを市がどうやって使おうか、考えるのは行政の市役所の職員達である。学校を卒業 して、地方公務員になられて社会の仕組みも何にもわからない人間が、その担当になって初めてそこでいろんなこ とを考える。考えられることって僕らからしたら非常に少ない、リスクのないところだけ通そうとする、そこの部 -7- 氏 名 議員報酬に対する意見 (P氏) 分を議員がもっと勉強して、わざわざ国が大きな網で予算を落としているのに、県がもっと小さい目にして使いづ (▲) らくしている。市役所に来たときには、細かい網の目でそこしか使い道のないような議論しかしてこない。それが 議会に上がってきたときに、いろんなところで突かれたりするが、行政の人たちの考えられる限度というものがあ ると思う。我々民間でたたき上げてきたら、こういうプラスもあるがマイナスもあるということを絶えずそれを見 ながら調整して自分たちで事業を進めていくが、考える行政マンそのものが去年2年間終わって変わってきたば っかりの部署だ、それわからないからネットで他の市の情報を調べて同じ事業をする。例えば婚活しなかったら人 口が増えてこない、朝来市もやっておれば豊岡市もやっている、みんな同じ事業をしている。こんなことを議会で 言われないだろうが、ホテルの無料宿泊券を配った方が婚活より早いでと僕は思う。そうであれば、もっと国の予 算だって使いやすい決まりを作られるはずである。だから行政は人数を減らされて、時間がない、金がない、人が いないと言うけども、そうじゃなくてそれの使い道を決める目の大きさは民間の我々の意見を聞いてくださいよ。 これしか使えないという場合でもこういう使い方もできるのではないのということもしないと、養父市も税制の 中で直接事業をしようと今の予算では何もできない。そのへんをもっと議員の方ももっと勉強をしていただいて、 担当者を決めてもよいと思う。お前は市民の専門のことを勉強してくれと、それくらいの気持ちでやらないと全く 議員活動の中に民間から情報が上がっていかない。ただ、批判だけの票が上がっていく。その辺は今の議員のやり 方で考えたら、議員報酬はそのままでいいかもしれない。だけど、今後議論をしていってもっと専門的な高度の質 問をして逆に行政が困るような質問をしないと、例えば 1,000 万円で市長がやりますといったら、いや市長、それ は 1,000 万円で下らんと、やるんだったら 2,000 万円使ってもいいからこの事業を拡大してくれというような意 見が上がったら、それを見ていた市民もそうだし、逆に行政の現場の人たちも進めやすくなる。それが、これだっ たら議会に通るだろうか、通らないだろうか、通る作文ばっかり作る。僕はこの際、議員もそうだけど、行政の中 のやり方も進め方も話を決めていかないと、例えば皆さんからご批判もあったけども、全国紙の中に読めないまち 養父、いろんな批判があります、それは使った所轄の予算消化で観光協会というのはやったようにしなくちゃいか ん、我々に投げかけられると、お前ら何を考えているのか、あの宣伝はと言われる。だけど批判を受けるというこ -8- 氏 名 議員報酬に対する意見 (P氏) とは、誰かが見ていたから批判するのであって、ある意味成功かもしれない。でもあれを僕らの民間の考えでやら (▲) せてくれたら、もっともっとよい広告が出せますよ。我々に来るときにはあと1か月の間に決めてくれとか、これ 以外の広告はダメなんだという状況で我々に投げてくる。そんなことで我々議論できない。県の予算でも、道の駅 専門で使える・・・・・。 ・平成 22 年度のときは、議員定数を2人減にして 16 人にした。減らした分、議員報酬を上げた。それは若い人が出 やすくするためであったが、結果的にそうなっていない。批判だけされる議員であってはならない。議員が市民を 引っ張っていくぐらいの責任感を持って、誇れる行動をしてもらい、専門に勉強することにより市がもっとよくな っていく方向に向いてくれるなら議員報酬を倍にしてもいいと思う。そして、若い人が立候補するチャンスを与え てもいいと思う。 ・議員定数と議員報酬は、ある意味リンクしなければいけない。議員活動する上でこの議員報酬ではあまりにも安す ぎる。定数を減らせ云々ではなく、議員報酬そのものに魅力がない、だから若い人が専業でやろうという気にはな らない。もしも今の議員報酬でいくなら、例えば夜7時から本会議を開いて 10 時には終え、通常の議会回数を増 やし、昼はサラリーマンや農業をして、10 万円、20 万円でも稼げばそれは自分の報酬になる。幾らだったらどう のこうのではなく、日中議員活動して住民からいろんな意見を聞いて市政に反映していくとなれば安すぎるので はないか。4年後の保障もない。 U氏 議員の報酬は、高いか安いかというのは何を基準に考えたらいいかということは難しい。本当に議員が自信を持って ▲ 議員としての活動をやるためには、専念できるためにはもっと報酬を上げてもいいんではないかということを申し 上げた。だから枠が決まっているんだったら、議員定数を減らしてでも議員報酬を上げてもいいのではないかという ことを申し上げた。予算の関係でもっと増やすことができるのかできないのかによって、定数も考えられるんではな いかと思うんです。 話を聞き惚れておって、何を言ったいいかわからなくなりました。私は初めに言いましたように、議員活動に専念で きるだけの議員報酬は出すべきだとは思いますけども、例えばここの資料で、他市町に比べて低いから上げるとか、 -9- 氏 名 議員報酬に対する意見 (U氏) そういうのではなくして上げるとすればこうこうこれだけの根拠を並べて、こういう理由で今回上げるようにしま (▲) したということがわかるように、そのためにはさっきもありましたように、私達が議員の活動を見るのはケーブルテ レビで見るだけなんですよ。あとは報告会とかありますけども、どの議員がどれだけ活躍されているのはわかりにく いんです。正直言って。もっとわかればなあと思うんですけども。それでさっきの話ではないんですけども、発言を 1つもしない人がおるということになってくる。もっと違う言い方をすれば、1つの問題について全員が発言すると いうようなときがあってもいいんではないかと思う。はい、賛成だけではなくて、これについて私はこう思います と、議員全員が意見を言うと、こういう場面があってもいいと思って見ています。ほとんど限られた人しか言わない とか、この問題になったらこの人しか言わないとかになっては、専門性があっていいんでしょうけども、もう少し議 員活動が素晴らしいなあと、あれだけやられるんだったら議員報酬も上げないといけないなというぐらいのことを 考えると議員報酬を上げることは賛成です。ただ、さっきも言ったが、枠が決められており、予算がこれだけしかな いからこれを何とかせんなんということやったら、これは定数を減らしてでもいいということでしないと、お金が高 くつくので、そういうことになると思う。私はそういう議員定数と議員報酬は関連があると思っている。 議員報酬は上げてもいい。いろんな意見があるが、議員活動を意欲的にできるか、専念できるだけの報酬にならない といけないと思う。幾らだったらとは言えないが、現状は低い。将来的に若い人が議員になるには、低い。議員とし て意欲的に市のために働くだけの報酬を考えなくてはいけない。 Y氏 報酬と給料の差は何かと考えることがある。今の 31 万円が安いか高いかということになると、議員になぜなるのか ― なあというところが必要かなあと思います。周りから押されて出る議員、反対に議員になって改革していくという議 員もあるかもわからない。そのときに、議員報酬が低いから辞めるとなるのか、議員報酬は後の話で、やりたいこと をやると言われて出るのか、しかし、生活はしないといけない、若い人がたくさんお金がいるかといえば若い人でも 出る人によれば貯蓄や副業、財産等々その人たちの立場があるので、年輩だから安くしたらいいとか若い人は沢山上 げなくてはいけないというよりも、いかに立候補して何をもって議員活動をしていくのかというところで、自ずから 後で議員報酬はついてくると思う。今の状況から見れば確かに4年前に1割カットの分を元に戻したが若い人は出 - 10 - 氏 名 議員報酬に対する意見 (Y氏) なかったが、31 万円では魅力がなかったということか。P氏さんが言われたように、極端に議員報酬を倍にしたら (―) おられるかなといえばこれにも疑問であると思う。ですからお年寄りの人は年金があるので議員報酬は幾らでもい いんだというのも考えものであるし、年金でもいろいろな年金があるし、他の収入もあったりしてこれは人によって 若くても年寄りによっても変わらない。議員になる魅力、なる気力があるということが一番かなと思う。議員報酬が 幾らが魅力があり、幾らだったらないというのは言いにくいが、さっきとも一緒です。3万 1,000 円上げた時でも、 かなり市民の方のブーイングはあったということをお聞きしている。今の情勢が4年前と景気がよくなると言いな がらも地方にはまだ景気が伝わっていないというのが大方であるので、これを果たして 10 万円でも上げたら市民の 人がこれは議員活動をしっかりするのでこれはいいなあと言ってくれるのか、いやいや今の時期に 10 万円上げるの は何事かと、私らの給料は一つも上がれへんでというのがまた出るかなと思う。ただ今の状況から言えば、景気が少 しよくなっていると言いながらも公務員の給料に沿って上げるべきものでもないと思うので、ただ資力の沢山ある 方の発掘ではないが、定数 16 人として、これ以上多くの方が立候補されて切磋琢磨されたら、自ずとこれだけ頑張 っておられたらということになろうかと思う。周りの状況が議員にとっては応援される、市民にとっても沢山持って おられる方、給料の多い方、少ない方あると思う。ですから議員報酬を上げて立候補する人が増えるというのであれ ばこれも1つの手法かもわからないが、上げたから議員が立候補したとしても頑張っておれれるかといったらそう でないかもわからないし、上がったので頑張るという人もあるかもわからない。そこで一番問題は、自分がやりた い、やる、魅力ある活動ができる状況が必要ではないかと思う。議員報酬について上げたらいいと思うが、1割元に 戻しただけでも市民の方のブーイングがあったとお聞きしている。もう今の状況では上げれないんではないかと、気 持ちはあったとしても、ただ安いから立候補しないんではなしに、自分で魅力を作っていただいて改善しないといけ ないという意思で立候補の方がたくさん増えてくることができないのかというようなことを思っております。です から気持ちとしては、上げてほしいが、議員だけどうして上げるのかというお叱りのほうが多いのではないかと思 う。これも様子見といったらおかしいが、一番の問題は議員の活動が見れるのがケーブルテレビとかしか見えないと 言われている。議員活動というものはそういうものではないんだということを現議員方でPRしていただきたい。議 - 11 - 氏 名 議員報酬に対する意見 (Y氏) 会が映っているときだけが議員活動だと思われたら、発言のない人もおられたり、先ほどあくびの話も出ましたけど (―) も、たまたまあくびをして映ったかもしれないが、そのへん議員活動というものが議場だけではないということがも う少しPRできたら少し変わってくるのかなと思う。それに伴って報酬が改定されればいいかなと思う。立候補を促 すための議員報酬の改正ではいけないかなと思っている。 気持ちがあったとしても、いざ結果を見たら絶対批判はくるなというふうに思う。 Z氏 1人でも立候補しやすい状況を作るためにも、ある程度議員報酬は上げるべきだと思う。特に先ほどH氏からもあっ ▲ たが、若い人が出やすい環境をつくるためにもある程度の議員報酬が必要ではないか。ただ、現状と過去を見ると平 均年齢が高いので、そこだけを見たらどうかという気がするが、1人でも大勢の方に出ていただく、そういう機会を 作るためにはある程度の議員報酬の値上げが必要ではないか。 議員報酬は県下最低であるが、財政力指数、人口等を強く勘案した結果で抑えているものである。議員活動として満 足できる議員報酬かと言われれば、水準は低い。報酬をある程度上げることが議員に立候補しやすい1つの方法では ないかと思う。定数を割るので、次もまた下げていくというやり方をしていったら、どんどん質が悪くなるのではな いか。もっと議員が元気で活動してもらうためには議員報酬を上げて魅力ある議員に位置づけないといけない。ま た、今の議員がどうのこうのではなく、もっと意欲のある人が出やすい状況にするためにも、ある程度の議員報酬は 確保していくことは絶対必要ではないかという気がする。 C氏 議員報酬の件は、我々では非常に難しい判断となる。一般企業では、費用対効果に重きを置く。横目で一生懸命勉強 ▲ されている議員も見ている。委員会とか本会議とかあるが、そこで仕事ができる人は上げたらいいという意見もある が、それには疑問符がつく。また、費用弁償でという考え方もあると聞く。一方で、若い人が議員にならず政治に関 心を持っていない。報酬を幾らにしたら若い人が政治に参加いただけるのか、そこらの判断がなかなか難しい。具体 的な数字は上げられないが、一生懸命議員としての仕事ができれば上げたらいいのではないかと思うが、具体的な数 字はやめておく。 - 12 - 氏 名 議員報酬に対する意見 D氏 私の意見は若い人、若返らすためにはもう少し上げてはどうか。月額 31 万円、年間で 500 万円ぐらいであるが、選 ▲ 任されたとき生活できるのかといえばそうではないと思う。ただ、田舎と都会のベース、バランスは違うから何とも 言えないが、少し上げてもよいのではないか。基準は難しいが、都会の一部上場の経営体系でいくと 30 万円クラス が新任、40 万クラスが係長、管理職で 50 万円以上である。それがベースとまではいかないが、若い人のためにもう 少し上げればいいと思う。ただ、その財源はどこからとなると、定数減とかいろいろな方法はあると思うが、財源は いろいろと考えていただくとして報酬だけを考えると、私はもう少し上げて若い人に参加していただくことがいい と思う。 L氏 会社であれば利益が出ていれば上げることができる。養父市は、財政力指数が兵庫県下で最低、実質公債費比率も平 ▲ 成 21 年度が 21%で健全な状態とは言えない。しかし、他市町から見たら議員報酬は低く、税控除後の手取りも少な いと聞いており、ボーナスを入れてやっとである。是非値上げできるように考えていただければよいし、政務活動費 を使っていない議員もいるが、それを値上げしたほうがいいのではないか。 M氏 今のこの額では大変だと思う。当然上げられるものであれば上げて、しっかり活動していただければというb思いも ■ ある。しかし、財政力指数 0.25 で、どの市町もかなりつらい財政状況の中でされていると思うので、結論としてこ れは変えられないというのが思いである。ただ、議員は、行政に目を光らせ、養父市がよりよくなるためにどうして いくのかというところを市民の代表としてご意見される方々の集まりなので、当局側と一体になって熱い議論をし ていただき、ケーブルテレビで放送して、それを見た若い世代も興味を持ち、候補者が増えてより争ってよりよい議 員が選ばれて、いい方向になるのという思いもあるので、報酬はこのままでいいと思う。 今の議員報酬がずっと続くのであれば、養父市議会議員を喜んでやる。 R氏 報酬は実際魅力ある金額か、いろいろ意見が出ているので人それぞれだと思う。自分もそうであるが、この中には経 ■ 営者の方もいるので、仕事ができれば議員報酬は多くもらってもいいと思う。先ほど青年会議所からもあったが、一 市民の意見として言うと、合併して 11、12 年で市の借金もかなり減っていると思うが、10 年後を想定しているの か。合併特例は 10 年で切れて、運営の金額は上がっていく。一番心配なのが、八鹿病院で年間 10 億円の借金が増え - 13 - 氏 名 議員報酬に対する意見 (R氏) る一方で、僕みたいなレベルの経営者であればすぐにやめたほうがいいという思いがある。実際和田山の病院が完成 (■) したら、和田山に行く。この状態で 10 億円の借金がどこまで減るのか、実際減らしたところで特例がなくなったと ころで、いつになったら借金がなくなるのか。その辺が不安である。その辺も含めて、仕事量に対しての議員報酬が 適正になるのであればいいと思う。ただ、上げるのであれば数を減らすか、総額支払いで財政が多少なりは高くなっ てもいいが、財政を圧迫してはならず、さじ加減が難しい。 T氏 報酬は多い方がよいが、養父市の財政から見ると、議員は額面ではなしに頑張っていただかなければいけない。篠山 ■ 市と似たようなところで月額では少ないが、年額は篠山よりやや上回っている状態で、報酬については現状維持でよ い。ただ、政務活動費、交際費などの見直しを考えればいいのではないか。 W氏 資料を見たが、参考になるところが少ないといったのが感想である。議員報酬と議員定数はリンクしていると思う。 ▼ 議員報酬が県内最低で、月額にすると 40 万円ちょっと。自営業はボーナスがないので、40 万円だと何とかなる。議 員が何をしているのかが見えない。若い人が専業として取り組むには少し安い。市の税収が増えない限り、総額とし ての議員の金額はこれ以上増やせない。そこで定数を1、2人減らしてもいいのではないか。ただ報酬が少ないと仕 事としてのモチベーションが上がらないのではないかという点と、経営者の立場で考えるとスタッフに給料を渡す とき、これだけ渡すからあなたの仕事に期待していると言うのか、あなたはこれだけしか働いていないからこれだけ の給料ですと言うのと2通りのスタンスがあると思う。やはりしっかりと保証した上で、これだけの仕事をしていた だけますかというように思いたい。 - 14 -
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