第669号 - 山形県医師会

平成19年5月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕
第669号
表 紙 写 真
「春 駒」油彩・20号F
第22回山形県医家美術展出展 寒河江市 安孫子 正 平
昨年の春、角館武家桜を観桜した足で、小岩井牧場に立ち寄った際、たくさんの春馬
の親子が草をはぐくんでおりました。
なかでも子馬の澄んだ瞳は吸い込まれそう、何とか愛らしい瞳を描こうとしました。
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
取得単位
6月1日(金)
「肺の修復と再生-COPD再生医療への挑戦-」
18:30~20:30
東北大学病院老年科 久保裕司
山形市
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山形
【参加費 1千円】
日医生涯教育
6月2日(土)
16:00~18:00
山形市
山形大学医学部
「足の捻挫」
日医生涯教育
大阪医科大学整形外科教授 木下光雄
「悪性骨腫瘍の治療-現状と将来の展望-」
九州大学大学院医学研究院臨床医学部門外科学講座 整形外科分野教授 岩本幸英
3単位
6月7日(木)
「Wi
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lMayoと Mayo兄弟の教え
19:00~20:30
:21世紀を生き抜く為の温故知新」
山形市
東北大学大学院医学系研究科 ホテルキャッスル
生体調節外科学分野教授 佐々木巌
【参加費 1千円】
日医生涯教育
6月8日(金)
「脳ドックの今後の展開」
19:00~21:00
財団法人富士脳障害研究所附属病院理事長 齋藤 勇
山形市
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山形
【参加費 1千円】
日医生涯教育
6月9日(土)
「気分・不安障害の臨床的私見」
18:30~ 医療法人篠田好生会千歳篠田病院精神科医長 山下 淳
山形市
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山形
【参加費 1千円】
日医生涯教育
6月13日(水)
19:00~20:30
山形市
山形市立病院済生館
日医生涯教育
内科・外科系疾患症例検討会
会の名称及び主催者又は連絡先
第6回COPD研究会
3単位
大塚製薬叙
☎0236442212 大森
3単位
3単位
3単位
3単位
第62回山形整形外科研究会
帝人ファーマ叙
☎0236265450 森口
第3回開放型病床懇話会
ノバルティスファーマ叙
☎0236312014 倉山
第7回山形県脳ドック研究会
ファイザー叙
☎0236338720 八木澤
第14回山形リエゾン懇話会
グラクソ・スミスクライン叙
☎0120561007 須玉
第120回済生館症例検討会
山形市立病院済生館
☎0236255555 野村
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
6月14日(木)
18:30~ 天童市
天童ホテル
主な演題及び講師
「胆道疾患の診療 -最近のトピックス-」
仙台オープン病院副院長 藤田直孝
取得単位
日医生涯教育
会の名称及び主催者又は連絡先
三郡市医師会合同学術講演会
5単位
寒河江市西村山郡医師会
☎0237864291 加藤
6月15日(金)
「心房細動・粗動の薬物療法における新たな潮流」
18:30~20:00
順天堂大学浦安病院循環器内科教授 中里祐二
山形市
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山形
【参加費 1千円】
日医生涯教育
6月16日(土)
「Col
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ccancerの内視鏡診断とサーベイランス」
16:00~18:30
慶応義塾大学医学部包括先進医療センター講師 岩男 泰
山形市
「潰瘍性大腸炎の外科治療の現状と問題点」
オーヌマホテル
東北大学医学系研究科生体調節外科助教授 舟山裕士
【参加費 1千円】
日医生涯教育
6月16日(土)
「私達が行っている甲状腺外科」
17:45~20:00
鳥取大学医学部感覚運動医学講座 山形市
耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野教授 北野博也
山形国際ホテル
「耳下腺腫瘍の診断と治療」
【参加費 1千円】
東京女子医科大学耳鼻咽喉科主任教授 吉原俊雄
日医生涯教育
6月23日(土)
「食道癌に対する放射線治療の進歩」
15:00~20:00
山形大学医学部放射線腫瘍学分野(放射線治療科)
山形市
教授 根本建二
山形国際ホテル
【参加費 1千円】
日医生涯教育
3単位
3単位
第23回山形不整脈研究会
第一三共叙
☎0236252821 池上
第11回山形県炎症性腸疾患(I
BD)
研究会
田辺製薬叙
☎0236247911 前島
3単位
3単位
第39回山形県耳鼻咽喉科疾患研究会
協和発酵工業叙
☎0236229011 後藤
第25回山形外科懇話会
アステラス製薬叙
☎0236152522 小野寺
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
取得単位
6月23日(土)
「悪性胸膜中皮腫の診断と治療」
15:00~19:00
兵庫医科大学呼吸器内科教授 中野孝司
山形市
山形国際ホテル
【参加費 1千円】
日医生涯教育
6月27日(水)
19:00~ 山形市
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山形
日医生涯教育
「一般住民における慢性腎臓病(CKD)の診断について」
山形大学医学部循環・呼吸・腎臓内科学講師 今田恒夫
「心血管病の新たな危険因子~腎臓からの警鐘」
川崎医科大学腎臓内科教授 柏原直樹
会の名称及び主催者又は連絡先
第39回山形肺癌懇話会
3単位
日本化薬叙
☎0236235152 戸田
3単位
慢性腎臓病(CKD)対策講演会
協和発酵工業叙
☎0236229011 後藤
がんネットTVカンファレンス
開催日時及びテーマ(担当)
会 場
取得単位
会の名称及び申込先
6月7日(木) 16:30~18:00
胃がん術後のf
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ow upの現状と問題点-標準化を目指
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6月14日(木) 16:30~18:00
転移性脳腫瘍に対する定位放射線治療の現状と問題点
(埼玉)
6月21日(木) 16:30~18:00
抗がん剤感受性研究の現在(九州)
6月28日(木) 16:30~18:00
肺がんの新しい放射線治療(新潟)
多地点合同
メディカルカンファレンス
山形県立中央病院
日医生涯教育
第4会議室
(3階)
3単位
県立がん・生活習慣病センター
☎0236852752 安達
産
開催日時及び場所
業
医
研
修
研修会名及び内容
6月28日(木)
14:00~
「アルコールの心身への影響」
山形産業保健推進センター 産業保健相談員 藤井 聡
「職場の健康管理について」
(質疑及び討論)
米沢市
山形産業保健推進センター 米沢市医師会館
副所長 三浦 敏幸
会
単位取得
実施主体者及び申込先
基礎研修 後期 2単位
山形産業保健推進センター
又は
生涯研修 専門 2単位
米沢市医師会
(予定)
℡0238230386
日本医師会認定健康スポーツ医制度再研修会
開催日時及び場所
主な演題及び講師
6月3日(日)
10:30~16:10
東京都
東京医科大学病院
【参加費 2万円】
1.職域・地域における生活習慣病予防のための運動指導
東京医科大学健康増進スポーツ医学講師 村瀬訓生
2.運動療法としての筋力トレーニング(実習)
順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ医学 教授 櫻庭景植
3.特定健診・保健指導について
東京都医師会地域保健担当理事 近藤太郎
取得単位
日医認定
健康スポーツ医
会の名称及び主催者又は連絡先
東京都医師会第16回健康スポーツ
医学研修会 3単位
東京都医師会
☎0332948821 総務課
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
1
目 次
生涯教育のお知らせ
がんネットTVカンファレンス
産業医研修会
健康スポーツ医制度再研修会
お知らせ
改正感染症法における結核の届出について
東北地区で第3回日医総研地域セミナー開催
日本リハビリテーション医学会研修会について
YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半!!」放送中
山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて
叙 勲
瑞宝双光章 池田 正敏 先生
勤務医のページ
精神科救急について
二本松会山形病院 三角幸生
郡市地区医師会コーナー
成分処方の落とし穴
鶴岡地区医師会 五十嵐 裕
寄 稿
風が見えた
山形市 武田和夫
一病理医の閑談・雑話 8.食堂車
山形市 笠島 武
未開発国・発展途上国の国際医療支援について
-ベトナム山岳地方の医療見学-
山形市 新藤徹郎
山形県の偉人陰「安達峰一郎」
山形市 武田昌孝
黄金の日々-私の映画小史
第4章「悲恋」
「望郷」と「天井桟敷の人々」そして「しのび泣き」 上山市 渡辺好博
筆 硯
オーケストラの楽しみ
山形県医師会監事 中里 純
県医師会だより
第1回常任理事会
第1回全理事会
禁煙推進委員会
会館検討委員会
学術委員会
地域保健医療委員会
消化器検診中央委員会
県医日誌
会員異動
医師国保だより
厚生年金基金だより
編集後記
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山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
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改正感染症法における結核の届出につい
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山形県健康福祉部保健薬務課長より、標記の届出について下記のとおり連絡がありましたので、
お知らせいたします。
記
平成19年4月1日より、改正感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律が施行
され、結核が全数報告である二類感染症に定義されました。結核と診断されましたら、直ちに最
寄りの保健所に届出を行ってください。なお、結核は感染症発生動向調査事業の対象となったこ
とから、「山形県感染症発生情報」中に記載されることになります。
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東北地区で第3回日医総研地域セミナー開
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東北地区で
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日医会員や医師会担当者及び医師会入会予定者を対象に、
「民間病院等建設における適正な設
計・建設発注方法と建設セカンドオピニオン」をテーマとして、第3回日医総研地域セミナーが
下記のとおり開催されますのでご案内します。
◆主 催:日本医師会総合政策研究機構(日医総研)
◆テーマ:民間病院等建設における適正な設計・建設発注方法と建設セカンドオピニオン
◆日 時:平成19年6月23日(土) 午後2時~4時半
◆場 所:宮城県医師会館 2階ホール
◆対 象:日医会員、医師会担当者及び医師会入会予定者
◆定員・参加料:110名、無料
◆申込方法:参加希望者は以下の要件を記入し、日医総研宛てFAXでお申し込みください。
(一名一名用紙を換えて記入)
○参加者氏名(日医会員又は医師会担当者)
、○所属医師会名、○連絡先住所・電話
番号・FAX番号、○所属機関名(役職)
日医総研FAX番号は 0339462138です。
◆応募締切:平成19年6月15日(金)、定員に達し次第締切ります。
◆受講可能な方への連絡:受講出来る方には「参加証」を郵送します。
◆問合せ先:日医総研・地域セミナー担当(0339426475)
<プログラム>
◆第一講演:建設セカンドオピニオンと設計委託モデル契約書・建設業者モデル入札要綱
◆第二講演:診療所を中心とした設計から建設発注までのチェックポイント
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
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日本リハビリテーション医学会研修会につい
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標記研修会が下記のとおり開催される旨、鋤日本リハビリテーション医学会から連絡がありました
のでお知らせいたします。
記
〈第2回 一般医家に役立つ脳血管障害等のリハビリテーション研修会〉
日 時:2007年9月22日(土) 10時50分~18時25分/9月23日(日) 10時~16時
4)
場 所:慶應大学三田キャンパス第一校舎(東京都港区三田215対 象:一般医家
定 員:200名
締め切り:8月31日(先着順)
研修科目:・リハに関わる診療報酬体系とその解釈 ・脳卒中の画像診断と病型別治療
・脳卒中リハの目標設定と機能予後 ・片麻痺の移動と補装具
・失語、失行、半側空間無視の診断とリハビリテーション ・脳外傷による高次脳機能障害の評価とリハビリテーション
・脳卒中片麻痺の理学療法・作業療法 ・脳卒中嚥下障害リハと栄養管理
・脊髄損傷のリハと目標設定 ・脳性麻痺児のリハと補装具
終了試験:最終日に研修科目の内容についての試験があり、合格者には終了証を交付します。
全ての科目を受講した方にのみ受験資格があります。
認定単位:20単位
受 講 料:2万円(当日の昼食代を含みます。
)
申込方法:日本リハビリテーション医学会ホームページの「日本リハビリテーション医学会研修会の開催案内」
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お申込に関するお問合先:叙サンプラネット
メディカルコンベンション事業本部 担当:大野
: k FAX: 0339426396 E-mai
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番組
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山形県医師会では、月曜日から金曜日まで毎日朝6時30分から15分間、県民向けにYBCラジオ
で健康情報番組「朝だ!元気だ!6時半錘」放送中です。
健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さんに聴取をお勧め下さい。
6月の放送予定は下記のとおりです。
【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分~6時45分】
放送日
テーマ
出演者
医療機関名
6月4日~8日
不妊症について
斎藤 憲康
すこやかレディースクリニック
6月11日~15日
医療とI
T-山形県版RHI
O
三原 一郎
三
6月18日~22日
うつ病の話
灘岡 壽英
県
6月25日~29日
心房細動について
五十嵐 裕
五十嵐ハートクリニック
原
立
皮
鶴
岡
膚
病
科
院
4
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
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山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及
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メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについ
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山形県医師会では、会員専用ホームページ
を開設しております。このホームページでは
会員および医療機関の情報、県医師会および
各地区医師会の行事などを公開しております。
会員の先生方の専用ページとなっており、ア
クセスするためにはアカウントが必要となり
ます。
会員専用ホームページのアカウント
◆ユーザ名:
y+日医会員番号(日医刊行物送付番号)
◆パスワード:
生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁
(例):1950年1月2日の方:500102
※準会員の方は、本会までお申し込みくだ
さい。
周知文書の自動配信
周知文書あるいは県医師会からのお知らせ
をメールを利用して行っております。希望さ
れた会員には、県医師会会員用ホームページ
の「医師会ニュース」をメールにて配信いた
します。ご希望の会員は、是非お申し込みく
ださい。
花笠メーリングリスト
会員専用のメーリングリスト「花笠ML」
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上げております。
花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意
見交換を行う場を提供します。また、この趣
旨を通じて地域医療の発展、更には医療全体
の向上に寄与することを願うものです。
未加入の会員は、これを機会に是非ご参加
ください。
申し込み先
周知文書の自動配信、メーリングリスト「花
笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛
メール(ke
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お申し込みください。
山形県医師会ホームページ:
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◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇
斬情報システム担当理事連絡協議会 斬医療連携 斬日医代議員会 斬看護師の助産行為 斬療養病床、15万超存続へ 厚労省が基準 斬県の役割 斬開業医は日曜や夜も診療を
斬うつ、褥創などは老健で対応 斬小児救急電話事業 斬5月18日(金)講演会「タバコから子
どもたちを守るために」 斬小児科学会「タミフル問題自由集会」 斬MR2期接種率、麻疹
の流行 斬成人麻疹について 斬がん緩和ケア充実へ研究:庄内医療圏がモデル地域に
斬インフルエンザA+B 斬インフルエンザの流行衰えず
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
叙 勲
池田 正敏 先生
瑞宝双光章受章さる
池田正敏先生(寒河江市)は、平成19年春の叙勲で
学校保健への功労が認められ、瑞宝双光章を受章され
ました。
まことにおめでとうございます。
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山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
精神科救急について
二本松会山形病院 三 角 幸 生
はじめに
国が指定する精神科救急医療システム整備事業
を運営する自治体は47都道府県と10政令市に及
んでいるが、電話相談窓口である精神科救急医療
情報センターを設置するにとどまっている自治体
も25ヶ所となっている。当番病院の持ち回りや保
健所と本庁所管課が兼務といった不完全な体制で
運営されている情報センターも含まれており不備
の多い現状にある。
現在当院は耐震及び精神科救急に備えるため全
面病棟改築中で有る。現在の予定では2008年の春
に完成予定であり、準備が整った段階で精神科救
急を開始する方針である。精神科救急医療ガイド
ラインの中から情報センターのトリアージュのポ
イントを以下3点が重要なポイントである。この
機能が適切に働かないと本来は精神科医療が対応
すべきでないケースが来院し誤診や治療ができな
いといった現場の混乱を招くことになるからであ
る。
1)身体疾患の識別
自殺企図や、それによる意識障害や外傷のある
場合は身体科救急への委託が優先される。また、
代謝性疾患などの身体疾患を基盤として生ずる症
候性精神病、脳血管障害など急性の脳器質性疾患
によるせん妄や錯乱の場合も身体的な対応が優先
される。これまでも錯乱しているため当院に入院
依頼があったが総合病院に救急搬送し頭部MRI
や髄液検査にて、くも膜下出血や神経梅毒と診断
され、結局、脳外科や神経内科に入院となった例
もまれではない。
2)司法的対応ケースの識別
暴力的行為や違法行為を伴うケースの中には警
察による司法的対応が優先されるべきケースがあ
る。一つは麻薬などの違法性薬物の使用によって
精神症状を呈したケースで、警察署での採尿とい
う証拠保全手続きを踏み治療終了後に法的責任を
問うことを救急診療の前提とすべきである。
二つ目は暴力的な行為が精神症状によるもので
はない可能性のあるケースである。警察が関与し
ていても、
「精神科の治療歴がある」
「被害届が出
ていないので事件扱いできない」といった理由で
このようなケースの処遇を精神科に委ねようとす
る場合がある。初診ケースなどでは精神医学的評
価のための受診を要することがある。この場合、
入院を前提としないことを確認しておかなくては
ならない。アルコールや有機溶剤による酩酊状態
にあると判断される場合は、正確な医学的評価が
できないので酩酊から醒めた段階で診察を行うこ
ととし警察による保護に委ねるべきである。また
アルコール依存のケースでも意識が確認できない
場合、慢性硬膜下血腫の疑いも有り、先ず身体的
な検査ができる身体科救急への委託が優先される。
3)精神科重症度の識別
トリアージュの最も重要な目的はただちに治療
を開始しなければ自他の生命財産に重大な不利益
を被ると推測される重症の精神病を識別し迅速な
治療につなげることである。
現在山形における精神科救急はまだ準備段階で
あり情報センターは保健所が兼務で行っている。
また当番病院は持ち回りであり明確な救急体制と
はなっていない。この段階で精神科救急を開始し
た場合、対応する救急車や医師の判断が個別とな
り、患者のたらい回しや重大な身体疾患の発見の
遅れなどの現場の混乱が予測される。精神科救急
はあくまで重度の精神病を迅速に診療につなげる
ためのものであって、一般の救急病院とは異なる
ものであることを十分に理解して頂ければ幸いで
あると考えます。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
7
成分処方の落とし穴
鶴岡地区医師会 五十嵐 裕
最近、テレビでいわゆる温厚な芸能人を用いた
ためβ−ブロッカーを用いました。カルベジロー
gener
i
c医薬品のCMが流れない日はないようで
ルの先行薬はアーチストでありますが高価なため
す。
「新薬」と同じ成分で費用が安くて済むという
gener
i
c薬を用いましたが、昨年の夏頃査定をうけ
ことでありますが、医療費を安くするという意義
てしまいました。それも1ヶ月分ではなく5ヶ月
はよくわかりますが、新薬と同じという宣伝は行
分まとめてであります。かなりの金額になるため
き過ぎと思います。十数年前の新薬と同じ成分と
当然再審査を請求しましたが、ご丁寧にも担当事
いうべきであります。決して本来の新薬ではない
務員から「禁忌薬なのを承知で再審査請求をする
のですから。
のですか」と問い合せまでありました。どうして
私もge
ner
i
c医薬品を使用していますが、最近と
も制度に納得がゆかないため再審査請求をします
んでもない経験をしました。昨年から一般名、ま
と答えました。その後ge
ner
i
cの会社に問い合せを
たは成分処方が可能となりましたが、先行する新
しましたが、心不全には禁忌となっているとのこ
薬とge
ner
i
c医薬品の適応がまるで正反対の薬が
とでありました。
あるのです。一般名がカルベジロールですがβ−
これはよくよく考えると大きな問題と思われま
ブロッカーで高血圧、狭心症に適応がありますが、
す。問題点の第一は、一般名の処方が認められて
最近心不全への適応が追加されました。それもガ
いるわけでありますから心不全にカルベジロール
イドラインでは左壁運動障害が認められるがまだ
の名前で処方してge
ner
i
c薬剤を患者さんが選ん
症状のない状態の早期より投与が薦められていま
だら誰が責任(
「不適切処方」と返還費用)をとる
す。すなわちACE阻害薬とともに基礎薬の一つと
かという問題であります。処方した医師か薬局か、
なり拡張型心筋症と虚血性心不全には必ず処方し
誰が責任を取るのでしょうか。もし医師が一般名
なければならない薬剤の一つとなっている重要な
処方をした場合のことを考えます。薬局でge
ner
i
c
薬剤であります。古典的心不全治療薬であるジギ
薬を処方したとします。その薬が査定されたとし
タリス薬や利尿剤などより先に服用すべき薬剤と
ます、医師は一般名処方をしているわけですから
されております。ご存じの方も多いかもしれませ
規則に違反していません。では薬局が責任を取っ
んが、それまでβ−ブロッカーは心不全には禁忌
て医療費を返還するのでしょうか。しかし現在の
でありました。考え方が180度変わったことにな
院外処方の制度では薬剤師は患者の診断名を知る
ります。
(余談ですが、このことを理解していない
すべがないのです。診断名がわからない薬剤師が
査定者がまだいて腹が立ちます。
)
薬剤指導をできるかという問題はさらに大きな問
高血圧、拡張型心筋症、心不全の患者の治療の
題でありますが、今回の論旨に外れますので今回
8
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
はこれ以上触れません。このように考えると査定
した。多くの場合は先行薬が追加適応をとった場
された場合に誰が負担するかという論理的根拠が
合に追加の適応症がge
ner
i
c薬の適応とは認めら
全くありません。誰も違反はしていないのですか
れない場合が多いようでした。しかし一々適応症
ら責任も押し付けられないはずです。制度上の欠
を調べることは煩雑でありge
ner
i
c薬の普及にも
陥に間違いありません。
悪影響を及ぼす可能性があります。適応症は同じ
もう一つの問題は、同じ薬剤成分なのに一方で
にするか、薬局が医師の診断を参照できる制度に
は適応で、もう一方は禁忌となっている不合理さ
して薬局にも責任を持たせるよう早急に制度を改
です。このことをge
ner
i
cの会社に問い合わせまし
める必要があると思われます。
たが、心不全への適応を追加できるかどうかはわ
後日談ですが、再審査請求の結果ですが完全復
からないとの事でした。それは考えれば当然と思
活しました。今までの経験では禁忌薬の復活はあ
い ま す。臨 床 試 験 を 行 っ て い な いge
ner
i
c薬 の
りえなく、これにはなにか大きな力が働いている
gener
i
c薬たるゆえんなのですから。このように制
ような気がします。このような齟齬をきたさない
度上の欠陥があるにもかかわらず一般名処方を許
制度の構築が医療の第一線での現場では期待され
可している制度こそが問題と思われます。調べた
ると共に、病名を参照可能にして薬剤師に責任を
ところ先行薬とge
ner
i
c後発薬の適応が違う薬は
持ってもらい、よりよい服薬指導のための院外処
何種類かありました。これでは一般名処方などは
方の新しい制度が必要な時期にきているのではな
危険でしないほうがましでしょう。ただし適応が
いかと思います。
180度違うのはβ−ブロッカー以外ありませんで
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
9
風が見えた
山形市 武 田 和 夫
昨年秋11月下旬、羽田から岡山に早朝第1便で
多くの人はその人生にいろいろなチャンスが平
飛んだ。約1時間後、間もなく着陸しますのアナ
等に有るのだろう、発明、発見でも当人は運良く
ウンスの後、脚を出すのかフラップを下げるのか
とか、たまたまふっと気が付いたというが、他の
外でゴトゴトと音がした。ふと翼の方をみた、翼
人は当然の事として意にも解しなかったかもしれ
の先端に朝の太陽が反射し、逆光で外がよく見え
ない。エジソンだったかが発明は1%のひらめき
ない。視線を翼の先端から少し移動すると、大き
と99%の汗といっている。リンゴの木にリンゴが
く下げたフラップの端から、S字を倒して引っ張
実って落ちる、自然現象で何ら不思議に思うこと
ったように、ちょっと赤く光って見えるような気
も疑問を持つこともない。普通の人はリンゴが落
流が見えるではないか。普通は風など見えるわけ
ちるのは何故だろうなどと考えもしない、やはり
がないが、冷えた大気に厳しく空気が流れ、それ
ニュートンのような大発見をする人はひらめく脳
に太陽光が逆光で当たる。すると気流の乱れが虹
が違うのだろう。
が出来るように見えたのだろう。
物も人も慣性の法則が働く、慣性は惰性にもな
よく風洞実験で自動車のボデイに細い糸をつけ
る。飛行機はそのまま飛ぶのが安易だが、空港に
て、空気の流れを見えるようにしたり、飛行機に
降りるときは翼に無理な力を掛けて機首を下げる。
当たる空気の流れを高速写真で見ることがあるが、
翼を流れる気流が乱れるのは知識としては持って
自然の状態で光の角度だけで気流がみえることが
いたが、特別な装置を使わなければ気流は見えな
あるとは思ってもいなかった。
いのと思っていた、然しそれが見えるとは。太陽
今まで飛行機に何十回いや何百回乗ったろう、
の角度、低い気温、湿度、光の具合が良くても、
今回同様窓側の翼の所に座ったこともある。水平
座席が一つ違えばこんなことに気づかなかったか
飛行では気流に渦はあまり出ない、川の流れも何
もしれない。
ら抵抗を受けるものがなければ、川面を見てもど
人間の運命だって、運が強いというのはある。
ちらが上流か分からぬ。浅瀬の岩に白い波や渦が
ほぼ100%戦死が約束されたような、戦艦大和の
出来て水の流れが認識できる。
沖縄出撃でも、激戦で玉砕(全滅)の硫黄島でも
その日も秋の早朝で気温は低く天気は晴、太陽
生き残った人がいる。最後まで諦めない執念に、
はまだ高くならず丁度翼のフラップの先端で光が
神様も運を呉れたのかも知れない。
反射する位置に有ったこと。そして私の指定され
今回の飛行で偶然にタマタマが重なって、見え
た座席が翼の良く見える場所で、肝心なのはフラ
る筈のない空気の流れがみえる興味深い現象を見
ップが大分下に向いたなと私が注意して見ていた
ることができた。これからも日常普通のことでも、
ことである。これらの偶然が重なって気流を見る
ノホホンとせず好奇心を持って、世の中をしっか
ことが出来たのだろう。
り観察しながら生活してみよう。
10
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
一病理医の閑談・雑話
8.食堂車
山形市 笠 島 武
旅は楽しいこともあり、時として寂しいことも
ようと、衝動的にストラスブールから列車に乗っ
ある。仕事であったり、会合であったり、楽しみ
た。パリ発バーゼル行きの直通特急で、
フランス・
が待っていたりで様々である。遠くに行くときは
ドイツ・スイスの三ヶ国を走る筈であった。スト
心ときめく。国内の移動であっても、近年では飛
ラスブールを出ると間もなくライン川の長い鉄橋
行機が非常に便利だ。ましてや外国に行くときに
を渡る。これがラインかと見とれていると車掌が
船に乗る機会はすっかり無くなってしまった。今
切符とパスポートの点検に来た。まだEUではな
では、時間をかける長い旅を国内でする人は少な
かった。このあたりはアルザス地方でドイツとフ
い。東京から博多までが昔は一昼夜かかったのが
ランスと取りあった歴史があった。ドイツ人はこ
今では新幹線で5時間弱、飛行機なら瞬時で行っ
こをシュトラースブルグと呼ぶ。ドイツ語が通じ
てしまう。皆急いでいるのだ。列車が速いのと騒
るかと話かけると、フランス語で返って来た。ホ
音防止壁のためか車窓からどこを走っているか解
テルでもドイツ語は知っている筈だ。しかし、ド
らないこともめずらしくない。
イツ語は無視された。フライブルグまでは余り遠
新幹線が発達するまでは、東京から鹿児島・長崎・
くないので、景色を見ようとしたが、落ち着いた
宮崎、秋田・青森などに特急列車が走り、特に九州
せいか、空腹を感じ車掌に食堂車があるかどうか
方面には夜行寝台特急が多かった。食堂車が付いて
を尋ねた。国際線だから、当然あると返事があっ
いた。青函トンネルが出来て、札幌までの長距離寝
た。ドイツ国内に入ると同じ車掌がドイツ語で他
台特急でゆっくり休んでいける。食堂車が付いてい
の旅客に話しかけていた。食堂車のメニューはさ
て、フランス料理が人気であるという。
すがに二ヶ国語であった。仏独国境の人々の言語
日本の特急列車では食堂車はもう珍しくなって
への強い誇りを感じた経験だった。
しまった。列車の速度が速い分、旅でのこころの
余り長い時間をかけた旅でなくとも、十分昼食を
安らぎが薄くなったように感じてしまう。朝早く
楽しんだ記憶がある。フライブルグ大学は伝統のあ
あるいは昼食、晩餐前に食堂車に向かう期待感を
る佇まいを残していたが、近代的な建物もあった。
大半の列車の旅では味わえなくなってしまった。
アショッフがいた病理学教室には、日本の医学者が
食堂車のメニューも結構多彩であった。味が飛び
多く留学していた。京大の清野謙次は組織球の提唱
ぬけて良い訳でもなかったかもしれないが、車窓
で細網内皮系統をアショッフと共に立ち上げた。こ
を眺めながらの食事の楽しみは深く、旅をしてい
の研究は後年東北大の赤崎兼義に引き継がれた。こ
る実感を受けた。
れより少し前に、アショッフはマールブルグ大学時
ヨーロッパの鉄道の長距離列車は陸続きの国境
代に九大の田原 淳と共に、心臓刺激伝導系を発見
を越えることが多く、
食堂車はまだまだ健在である。
した。アショッフはこの二つの細胞組織系統を日本
往年の映画では、よく食堂車が舞台になっている。
人と共に確立したことになる。フライブルグでは一
往年の美女美男がその場を華やかにしていた。食堂
時50人位の日本人学者がいたという。
車はオリエント急行開通前年の1882年にウィー
細網内皮系統はその後、多方面からの検討や免
ン・パリの間で試験的にはじめて連結された。
疫学の進歩で改変されてきている。しかし、その
も う20年 も 前 に、旅 の 途 中 で 病 理 学 者 の ア
存在は完全に否定されたわけではない。この中で、
ショッフが活躍していたフライブルグを訪ねてみ
細網細胞の本態の追求から展開された、組織応答
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
のいわば司令塔の任をもつ樹状細胞の研究が注目
11
ストラスブールの街はEU議会が置かれ、路面電
されている。赤崎門下の福島医大(後に筑波大)
車が1994年に開通して、これに伴った都市づくり
の小島 瑞から山形大病理の今井 大(名誉教
が行われている。フランス各地でも路面電車設置に
授)
・山川光徳(教授)・山形県立保健医療大学の
よる都市の見直しがされている。都市の大気汚染の
松田幹夫(教授)や米沢市立病院病理の角田力彌
軽減と地域活性化に役立っている。ゲーテ、レック
(部長)
などに引き継がれている。現在はリンパ網
リングハウゼン、アショッフやシュヴァイツアーな
内系のもとで樹状細胞研究会は続いている。今井
どの先達が学会や研究の旅をしたときには列車が
が始めた国際樹状細胞研究会は山形(第1回)か
まだなかったか、進歩途上で食堂車の楽しみは経験
ら欧米を巡り、2008年に日本の神戸で第10回と
しなかっただろう。彼らはきっとこの街の変わり具
なって里帰りする。
合と交通文化の発達には驚くのだろう。
フライブルグの街を散策して、知人がいるマッ
クスプランク研究所を見せてもらって、帰路に着
参考図書;
いた。帰りはローカル列車で途中乗り換えて、ス
野田 隆:ヨーロッパ鉄道旅行の魅力、
トラスブールのホテルに戻った。通勤帰路の時間
平凡社新書、平凡社、2003.
帯で食堂車はなかった。
川喜田愛郎:近代医学の史的基盤、岩波書店、
この街は東西南北に伸びる街道の交差点に当た
1977.
るのでこの地名に成った。 今はフランス第二の大
須磨幸蔵;:田原 淳=心臓の刺激伝導系の発見、
都市である。ゲーテは1770年からほぼ一年半この
医学のあゆみ、2003.
地に遊学した。町の中央にゴチック建築の大聖堂が
今井大、玉置邦彦、笠島武(編)
:
あり、彼はこれを眺めた後、“ドイツの建築芸術”
樹状細胞=免疫応答の司令塔、
の著作を残した。オルガニストでアフリカに病院を
文光堂、1998.
作り医師として難民を救済し、ノーベル平和賞を授
望月真一:路面電車が街をつくる、
与されたアルベルト・シュヴァイツアーがオルガン
21世紀フランスの都市づくり、
を弾いていたところでもある。ここの大学では、
鹿島出版社、2001.
フォン・レックリングハウゼンが永らく病理学教授
として活躍、アメバ様の単核細胞(マクロファージ
写真;シュトラスブール中央駅(左)<現在は路
の原点)の記載、鍍銀法の発明や彼の名の付いた疾
面電車が出来ているので様子は違うだろう>、フ
患(神経繊維腫症)などの功績を残した。
ライブルグ大学構内(右)
、共に1990年撮影、
12
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
未開発国・発展途上国の国際医療支援について
−ベトナム山岳地方の医療見学−
山形市 小白川至誠堂病院内科 新 藤 徹 郎
はじめに
きらかである。
私が昨年度まで山形県立中央病院のHI
V/エイ
このアフリカ旅行で、われわれが持っている最
ズの診療担当者に任ぜられて数人の感染者、患者
新の医療がかの地では全く無力であることを知っ
の診療に携わり強力な併用抗ウィルス剤の有効性
た。私は機会をみて、未開、低開発国で医療ボラ
を観察し、喜びをもって診察していた頃、サハラ
ンティアをおこないたいと考えるものである。こ
以南アフリカの国々には2500万人を超す感染者
(As
のような時、この春のNGOのAMDA
s
oci
at
i
on
が居住して、ほとんどが今日の治療の進歩にあず
ofMedi
calDoct
or
sofAs
i
a)主 催 の ス タ デ ィ
かることなく不幸な転帰をとっていた。のみなら
ツァーの地が近年の工業化進歩が著しいと聞く途
であり、旅行者
ず、感染者たちは HI
Vのr
es
er
voi
r
上国ベトナムであり、その目的がベトナムの一次、
となる。
などがve
ct
or
二次、三次医療施設内容、それぞれの連携と体制
つまりアフリカなど低開発国、発展途上国の
を知ることとの情報をえてこれに参加することに
HI
Vの解決なくして先進諸国の問題もまた解決は
した。途上国の医療を参考にして、未開の地、ア
ありえない。
フリカの農村地帯の医療によりよい貢献ができる
2005年7月、私はサハラ以南アフリカの最貧国、
であろうと考えたのである。
ブルキナファソの農村の診療所で医療ボランティ
このツァーは三次医療施設から二次、一次の順
アをおこなっていた。ブルキナファソは成人の
に見学していき末梢の山岳地帯に至り、そこに居
HI
V感染率が3%とも6%ともいわれるが、国勢状
況や疫学数値がもっとも不明確な地である。HI
V
や医療現状がどうかを知るため、NPO法人日本ブ
住する少数民族の生活を体験して終了する7日間
であった。以下はその報告であり、若干の考察を
加えた。
ルキナファソ友好協会の井戸掘りボランティア活
動に便乗したのである。
ハノイ
この国の農村地帯は未開の地である。ある村は
J
I
CA ベトナム事務所
途中で自動車道が寸断され、あるいは倒木で通過
ビジネスセンタービルの16階、ワンフロアを占
できずサバンナを迂回、ついに道路が消滅して徒
めて設置されていた。そこで以下のような説明を
歩となった。もちろん電気、水道、トイレ、学校
うけた。
はない。そこに診療所があった。ごく乏しい薬品
J
I
CA予算のうちベトナムへの援助額は世界第2
があり、診療スタッフは2人の「看護師」で短期
であり、援助効率の高い国であるとのこと、医療
のトレーニングをうけたのみという。わずかのア
面での典型はSARS対策の成功であった。しかし、
スピリンと抗マラリア剤(ファンシダール)
、若干
もっとも力を注いでいるのはインフラの整備であ
のペニシリン内服薬があるのみであった。まず実
る。医療支援ではAMDAなどNGOとの協力は欠く
効性はないといってよい。私がその地で医療ボラ
ことができず、末端への援助浸透には特に有力で
ンティアをおこなっても1人の「看護師」が増え
ある。山岳地方での教育は日本の「寺子屋」方式
たのみ、それ以上のことは何もできないことはあ
がうまくいっている。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
13
ただし、社会主義国であるため上意下達はうま
機材不足でありODAなど海外援助にほとんどが
くいくが横の連携がよくない。
依存せざるをえない。これらの医療機器はバッカ
ン省の周辺の省にも貢献していて、特に産科と外
ベトナムの行政区域と医療機関、医師
科で効果的に機能している。
ベトナムは日本の都道府県にあたる「省」
、省の
省の基幹病院のため重症者が多い。距離的、経
なかに「郡」または「市」があり、郡の中に「コ
済的問題で自己来院患者は少ない。
ミューン」が、コミューンの中に「村」があり、
患者診療のほかに二次、一次医療従事者の医療訓
この順で末端にいたる。医療体制は省の市に三次
練の役割も担っている。省の病院(三次)では郡
病院、郡に二次病院、コミューンに一次医療を担
の病院(二次)の医療従事者に外科手術の指導な
うヘルスセンターでなりたっている。
どもおこなう。省、郡、コミューンの診療連携は
医師は6年間の大学教育で資格を取得し、他に
良好である。
)という3年間の教育で
準医師(as
s
i
s
t
antdoct
or
医師は都会に赴き給料の良くない当地に定着す
えられる資格がある。国家試験はない。
ることが少なく医師不足である。これらへの政策
三次、二次病院には医師が、ヘルスセンターに
的対策は全くとられていない。人材と資金不足が
は準医師が配属される。
問題である。当院では患者1人あたりスタッフは
バッカン省 バッカン市
0.
7人と少ない。
出産は30%が自宅であるが、村のヘルスワー
バッカン省保健局での説明
カーが立ち会うことが多い。自宅以外はコミュー
バッカン省は山岳地帯であり約5000錫に人口
ンのヘルスセンターで出産する。ガンや ‘s
oci
al
32万2千人、8郡と1市からなる。ここに122のコ
ミューンがあって1386の村がある。
di
s
eas
e’(通訳者の表現で意味不明、マラリアや
医療システムは省(バッカン市)に1つの総合
ミューンの二次、一次医療機関での経過観察とな
病院、郡には8つの保健局と病院またはヘルスセ
る。
ンター、コミューンには6つのヘルスセンターで
病院の見学:主に小児科と産科病棟を見学した。
構成されている。
空床が目立った。レントゲン装置は単純撮影のみ
疾患でもっとも多いのは呼吸器系疾患、以下交
可能、CTはない。超音波装置はあるが使用できる
通事故などの外傷、高血圧など、感染症(マラリ
スタッフがいない。ドイツのODAから産婦人科用
アなど)の順に多い。現在のところ、流行病発生
の腹腔鏡手術の機器の供与をうけたが使う能力が
はない。
ないため使用していない。救急室はその入り口ま
医療費は原則として健康保険制度にのって無料
でで内部の見学はできなかった。そのうち、担架
である。ただし患者搬送は自己負担である。救急
で仲間により意識消失となった急患が運ばれてき
搬送も個人負担となる。
(コミューンのヘルスセン
たが、しばらく入り口に放置されて急患室に入室
ターからの紹介患者は保険で無料、総合病院への
して診療スタッフが迎えるまでかなり時間を要し
自己来院は保険がきかず有料となる。
)
ていた。労災か交通事故であったと思う。
トラコーマなどをいう)などの安定期は郡やコ
以上の医療体制はきわめて良好に機能している。
パクナム郡
バッカン総合病院(三次医療施設)
人民委員会での説明:10のコミューンからなり
院長説明:320床の病院で27分野があり、260人
人口は2万8千人、4族の少数民族からなる。経
のスタッフと70人の医師がいる。病院構造は機能
済状況は劣悪で、特にモン族が深刻である。海外
的とはいえず不便である。分野はそろっているが
か ら の 援 助 が も っ と も 必 要 で あ る。こ の 地 で
14
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
AMDAの2年間の活動のインパクトは大きい。
舎では3児までが許容、それ以上の出産ではペナ
ルティが課せられるとのことであった。
)
バクナム郡病院(二次医療施設)の説明と見学:
この診療所に政府が供与する年間予算は160万
開院2年目で整備途上である。重点をおいている
ドン($600)にすぎない。この設備(消毒器)
のは外科と産科である。現在入院患者数は47人で
はAMDAの援助で整備され、これがなければ医療
ある。1日20人は第三次病院へ紹介搬送となる。
機器はなにもないことになる。薬品もAMDAが支
この搬送は自己負担である。補液類はブドウ糖、
援していて、注射薬(局所麻酔用リドカイン、他
生食、外液、維持液などがそろっていた。
は読めない、補液類はない)
、ビタミン剤(B6や
一次医療施設か二次施設にするかは電話相談で
決めることが多い。
B12など)、胃薬(シメチジン)、抗生剤(ペニシ
リンG、アンピシリン、アモキシシリン、セファ
病院機能としての査定をうけて第3のレベルと
レキシン)
、解熱剤(アセトアミノフェン)など一
された。人材と設備の問題が指摘されている。
次医療機関として十分な種類と量とがそろってい
ここでも見学終了時にジープで急患が搬送されて
た。診療録は名前と生年月日、おそらく症状(読
きた。仲間が抱きかかえて病院に入っていった。
めない)
、投薬内容を記載する患者ごとの1シート
と、他に患者氏名、処方年月日、使用薬剤名と量
ザオヒュー コミューン
の一覧表を記載するようになっていた。
1500人の住民からなる。
クォーレイ村・ナーザン村
小学校と中学校の見学:山の中に1年生から9
村 の 生 活 を 知 る た め 上 記2村 の 農 家 に2泊、
年生まで14クラス、312人の在校生からなる学校
ホームステイした。高床式の住居である。大部屋
があった。他に分校が3ヵ所にあるという。就学
一室のみで光とりの窓はなく暗い。ふたのない井
率は72%、半数以上が高校にいく。トイレと清潔
戸、穴を掘っただけの便所と衛生環境は良くない。
な水が問題である。保健教育はカリキュラムにな
ナーザン村のステイ先では井戸水を運んで体を洗
いが、AMDAが課外教育としておこなっていると
うことができるが、クォーレイ村ではそれもない。
いう。
電気とテレビの存在が奇妙にめだつ。囲炉裏の火
で調理する。酒は呑みすぎであろう。夕食だけで
ヘルスセンター(一次医療施設)での説明と見
なく朝食の時から呑む。おかずは6品と豊富でご
学:6床の病室(4ベッドしかなかったが)
、診察
飯にそれぞれ好みのものをのせて食する。栄養的
と処置室、産科室、教育とカウンセリングの部屋、
に問題ないとみたが、飲酒の点も含め来客へのも
合計4室からなる施設であった。
てなしとして特別なのかもしれない。家族構成は
当直室のようなものがあって24時間対応が原
祖母、両親と1人の小児、
それに親戚縁者が集まっ
則だが、スタッフは2人のみなので無理である。
て明るい陽気な人たちであった。ゴザを敷いた床
1500人の住民の健康を担う。健康管理の第一段
に毛布をかけて就寝した。田植えの時期であり、
階は母児保健と栄養管理としている。予防注射に
牛で耕した田に苗床をつくりこれを手植えしてい
も力点をおき、ほぼ全員になされる。破傷風は妊
た。床下は昔なつかしい足踏み式の脱穀機など農
婦全員に、B型肝炎、麻疹、BCG、百日咳、ポリ
機具の置き場になっていて農作業は50年前の東
オ、日本脳炎などワクチン注射をおこなう。健康
北地方の農村とほとんど同じであった。違いはど
教育もおこなっているが性感染は民族特有の羞恥
の家庭にもパラボラアンテナとそれに対応してテ
心のため困難である。家族計画などの相談もおこ
レビがあることであった。
なう。
(産児制限があって、都市部は2児まで、田
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
15
コンバン コミューン
われも試食したが、淡白でクセのないいやみのな
年1度の「青年の日」
に参加して保健部門のブー
い味であった。
ス作成を手伝った。テントをはり、ポスターを展
示する。ポスター内容はベトナム語のため詳細不
考察
明だが、その絵から寄生虫疾患予防(主に腸管)
、
私には近年の先端医療、先進国の現代医療が人
手洗いの励行、栄養問題、SARSの問題、エイズ
類全体にいかほどの貢献をおこなっているのか、
(AI
DSとDOTSだ け が 読 め た こ と か ら 抗 レ ト ロ
疑問を持たざるをえない。世界人口の80%以上を
ウィルス剤内服について、結核で成功したDOTS,
占めている未開発、低開発、発展途上国での効果
di
r
ect
l
yobs
er
vedt
r
eat
ments
t
r
at
egyの 導 入 と 思
的な医療があるべきで、それはわれわれが学び実
う。とするとずいぶん進んでいる。
)
をとりあげて
践してきたものとは異なるはずである。医療レベ
いた。
ルの高低といったカテゴリーで分けられるものと
他に地元の人が寸劇を演じて保健、医療を啓発
は別種のもので、先進国の医療がそのまま手本に
していた。
なるものではないであろう。われわれが日常的に
おこなっている診療、つまり診察による仮診断、
スァンラー コミューンのクォイキー村
確定診断のための検査、それに基づく治療、治療
住民、2068人の村である。
経過観察と評価といった過程を経るものとは異な
るまだ誰も知らない医療かもしれない。たとえば、
準医師の説明:保健知識向上の教育を主眼にし
私の限られた観察ではあるが、アフリカでもベト
ている。問題は部族間の言語の違いのためコミュ
ナムでも一次医療においては診断なしに治療をお
ニケーションがとりにくいことであるが、もっと
こなわなければならなかった。診断のための機器、
も多いタイ族の言語で何とかしている。35歳を超
技術の余裕がないからである。マラリア診断に必
すと急に識字率が低くなるなど就学率と識字率が
須の顕微鏡すら診療所にみることはなかった。ブ
低いこと、これが進歩を妨げている。しかし一歩
ルキナファソの首都ワガドゥグにある1000床を
ずつ、村々の健康向上に努めている。
超す最大の総合病院を見学した際、閉塞性黄疸の
救急患者は郡の病院へ搬送する。連絡は電話が
患者がいた。翌日に外科手術予定という。術前診
通じないので伝令を走らせる。出産は自宅が多く、
断はなかった。超音波、CTの検査もなしにいきな
問題がなければ家族内、親類内の介助ですむ。
り手術となる。一方、熱帯医学という体系化され
制度上、家庭巡回の医療サービスをおこなうこ
た医学分野があり、大学などの機関が研究をかね
とになっているが、医療スタッフ2名に対し住民
てボランティア的診療支援と現地医療指導をおこ
2068人もいて巡回診療する余裕はない。
なっているが、これらは未開、低開発国の一部の
予防接種はほぼ全例におこなう。
地域でのみ実施されているものであり、これらの
栄養のための料理教室をおこなう。主食はコメ、
国全体の普遍的な医療にはなりえないであろう。
これに肉や卵の必要性を教えるが貧困のため困難
識者や現地の医療従事者たちにより学術的に体系
のことも多い。
化された医学の一部門、
「途上国医学」ともいうべ
きものが確立されることが期待される。医療の本
準医師による離乳食作成の実習:道路から30分
質は学術的であるべきで、これにより合理的で冷
ほど山道を登ったところで乳幼児をかかえた母親
静な診療が可能となり、医療自体が自律的に進歩
十数人を相手におこなう。栄養について説明しな
していくと私は信じている。
がらコメの粉、肉、葉野菜をすりつぶしたもの、
ベトナムは著しい発展途上の国とされる。何が
油などをまぜて加熱調理させて試食させる。われ
発展中なのか、私はその正確な知識を持たないが、
16
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
医療分野でないことは確かであった。病院施設、
すれば今回の地域でこの麻薬問題はないと思われ
診療機材、備品をみればわかる。さらに救急搬送
た。ただし政策的隠蔽でなくて羞恥心の高い国民
に問題がある。より高次医療施設への搬送は頻繁
性であるため、その性感染としての側面を持つエ
のようであった。主要道路は山岳地帯までほとん
イズ問題が表面にでないのかもしれない。
どが舗装されていてこれは50年前の日本よりは
医療が効果的であるために必須な基本がある。
るかに進歩している。しかし救急患者搬送体制の
第1は住民の教育である。山岳地方では35歳以上
不備のため道路整備は十分に役立っていなかった。
になると急に識字率が低下するという。これです
ベトナム山岳地帯では外国支援がなければ医療が
ぐ思いつくのはベトナム戦争である。終戦35年目
なりたたないようであった。外国の医療支援は
なはずである。これは逆に35歳未満では識字率が
AMDAなどNGOに依存していて、JI
CAのような
急に向上していることを意味して向学心は高いは
政府援助は経済発展を促すような方面が主体であ
ずであり、今回の学校教育の現場をみてこの点は
り医療面は不十分に思えた。国際機関のWHO、
問題解決にむかっていると思う。第2は公衆衛生
UNI
CEFは発展途上国より深刻な医療問題をかか
と清潔な水、トイレ、日光の入る明るい住居など
えたアフリカなどの国々の支援で精一杯なのであ
衛生環境である。習慣の変更やインフラの整備が
ろう。ベトナムのような支援効果の高い発展途上
入るので時間のかかる課題になるであろう。第3
国では医療援助が置き去りにされて、政府援助な
は先に述べた未知の学問「途上国医学」の確立で
どは翻って自国にも利益をもたらすはずの商工業
ある。医療はこれら教育、
衛生、
学術が背景になっ
の面や主要都市のインフラの整備に向けられがち
て成立するものと思う。
なのかもしれない。わずかに、しかしきわめて効
今回、三次医療と二次医療では直接の診療ス
果的な進歩だが各種ワクチン実施の徹底をあげる
タッフとの接触をもてなかった。この点は残念な
ことはできるであろう。
ことであった。しかし一次医療での診療スタッフ
社会主義国ということのためか、地域中枢での
とは密な接触をもてた。それを見学し、話をきけ
タテマエと末端現場との乖離や矛盾をかいまみる
ば、よく薄給に耐えて多忙な仕事をこなしている
こともできた。おそらく問題の隠蔽もあるはずで、
ようであった。時間はかかるであろうが将来は明
たとえばエイズ問題がある。これは今回見学した
るいと思われる。
医療現場では話題にならなかった。しかし、エイ
ズのポスター(内容不明、問題啓発であろう)が
結語
時折みられ、またUNAI
DSのデータではベトナム
今回のスタディツアーはAMDAベトナム現地
はエイズ/HI
Vの急増が深刻であるという。これ
調整員、大野純子さんが企画してたくみに統率し、
に関連して静注用麻薬の問題があるかどうか、不
住民との交流にはすばらしい采配がなされた。実
明であった。あちこちのポスターが参考になると
り多いスタディとなったことに深謝いたします。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
年
の
功
績
を
讃
参 え
考 た
資 。
料 ・・・
大日県
日本人
本人文
百名庫
科事目
事典
録 典 三常
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17
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18
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
黄金の日々−私の映画小史
第4章「悲恋」
「望郷」と「天井桟敷の人々」そして「しのび泣き」
上山市 渡 辺 好 博
1年間の禁欲期間(受験のため映画鑑賞を断つ)
レーユ・バラン扮)を追ってカスバという迷路
のあと、旧制新潟高校に入学した。その頃、新潟
(安全地帯)
から出て警官に捕らえられるという物
の町にはフランス映画が次々に上映された。最初
語で、名優ジャン・ギャバン(図2)の名を一躍
に見たのが「リゴレット」という名優シモーヌ・
有名にした作品である。フランス映画の名優には、
シモンが活躍した映画であった。クラスの多くの
このほかジャン・ルイ・バロー、ルイ・ジューベ、
者が見て、出演した女性の誰が最も魅力的だった
ルイ・サルーの名前を忘れてはならないだろう。
か大議論をした。有名な“女心の歌”も流れたと
「天井桟敷の人々」はマルセル・カルネ監督により
記憶している。次が「悲恋」、ジャン・ドラノア監
パリ占領下で作られたという驚くべき作品で、私
督で主演はジャン・マレー(図1)とマドレーヌ・
の外国映画ベストワンである。ジャン・ルイ・バ
ソローニュ。2回しか見ていないが、経過を追っ
ロー(図4)をはじめたくさんの名優が出演した。
て場面場面をはっきりと覚えている。強烈なのは
ジャン・ドラノア監督の「しのび泣き」も素晴
マレーが死んだ後担架に乗せられて運ばれていく
らしい作品で、何回も見た。ジャン・ルイ・バロー
場面。とにかくジャン・マレーは素晴らしい男優
とエドウィー・フイエールが競演した。フイエー
だった。このほか「巴里祭」
「巴里の屋根の下」
ルは高貴な美しさを有するといわれ、ジャン・コ
「望郷」
「商船テナシテイ」「悪魔が夜来る」
「旅路
クトー監督は「双頭の鷲」
(図3)の主演女優女王
の果て」
「自由をわれらに」
「大いなる幻影」
「女だ
役に彼女を指名したということである。ルイ・
けの都」「しのび泣き」「外人部隊」そして「天井
ジューベは脇役の第一人者で一度見たら忘れられ
桟敷の人々」。一つ一つ忘れられない、
短期間によ
ない存在感を示した。当時市内の映画館で時々フ
くぞ見たものだと思う。フランスでは、ナチスに
ランス映画名画祭が開催され、授業そっちのけで
よってパリは占領され、芸術家たちが皆ペシミス
映画に浸りきった時代だった。大学の一般教養時
テイックになり、出来上がった映画もペシミステ
代にフランス語の単位を取得したのもフランス映
イックになったという分析もされているものの、
画かぶれが原因であった。だから何年か後に、学
芸術的な香りの高いものばかりである。フランス
会出席の途中、空からセーヌ川を見た時は、これ
映画の黄金時代でもあった。
がかつてあこがれたフランスのセーヌかとひどく
ジュリアン・ジュビビエ監督の「望郷」は原名
感動した。
ペペルモコ。ペペルモコがある女性ギャビー(ミ
当時の名匠といわれたフランス映画監督は綺羅
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
19
星のごとき感があり、前出以外にも、
「巴里祭」の
タチ、
「アメリカの夜」
「突然炎のごとく」のフラ
ルネ・クレール、「海の牙」
「禁じられた遊び」
「太
ンソア・トリュフォー、
「輪舞」のマックス・オ
陽がいっぱい」のルネ・クレマン、
「犯罪河岸」
フュルスとなる。以上の映画は比較的優雅な大学
「情婦マノン」のアンリ・ジョルジュ・クレーゾ、
生時代に時間の余裕があるのが幸いして、一流の
「霧の波止場」のマルセル・カルネ、
「肉体の悪魔」
作品はすべて見落とすことなく堪能できたのであ
「赤と黒」のクロード・オータン・ララなどである。
る。
次の世代となると、「僕のおじさん」のジャック・
(図1)ジャン・マレー
「悲恋」
(ジャン・ドラノア監督)で死体となって担がれ
ていくときに、カッと眼を見開いた顔のりりしさには
息を呑んだ。この映画は、ジャン・コクトー最初に書い
た映画のシナリオで、彼ジャン・マレーのために書い
たといわれている。
(図2)ジャン・ギャバン(写真右)
「白き処女地」でデビューし「望郷」
「我等の仲間」
「大
いなる幻影」と、常にファンの期待を裏切らなかった
フランス映画最大のスター。
(図3)エドウィージェ・フーイエール(写真左)
高貴な美しさを持つ。ジャン・コクトーは「双頭の鷲」
の映画化に際し、主役の王女役に即座に彼女を指名し
たという。「しのび泣き」「青い麦」などに出演した。
「双頭の鷲」では、ジャン・マレーと共演した。
(図4)ジャン・ルイ・バロー(写真右)
「天井桟敷の人々」。「しのび泣き」ではエドウィー ジェ・フーイエールと熱演した舞台出身の名優。
20
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
オーケストラの楽しみ
山形県医師会監事 中 里 純
私は、5年前に酒田フィルハーモニーオーケストラに入団しました。楽器はチェロです。通
称「酒フィル」は、結成以来30年の歴史がある市民オーケストラです。定期演奏会は年2回、
春と秋に行います。春は、ファミリーコンサートで、
「カルメン組曲」や「眠れる森の美女」な
ど皆様が聞き覚えのある曲を演奏します。秋はコンチェルトとシンフォニーを、一般的な演奏
会の形式で行います。コンチェルトは、
「モーツァルトのピアノコンチェルト」や「メンデルス
ゾーンのバイオリンコンチェルト」等、プロの演奏家をお呼びして演奏しました。シンフォニー
は、
「ベートーベンの5番」、
「ブラームスの1番、3番」、
「ドボルザークの8番」など、あこが
れの名曲を演奏させていただきました。団員は50名程で、年齢は18歳から70歳、職業は学校の
先生、サラリーマン、医師とさまざまです。医師仲間で酒田地区医師会で御二人、山形市医師
会からも御一人の先生が活躍なさっています。
練習は毎週土曜日、夜7時から9時までやっています。大きい音が出るので練習会場さがし
は大変ですが、通常は酒田の文化センターやコミセンを借りています。本番が近くなると大き
いホールの練習室や本番ステージを使います。指揮者は、年7〜8回はプロの先生が指導して
下さいますが、いつもは団員の方が指揮棒を振ります。普通は指揮者には、演奏者は意見を言
わないのですが同じ団員の方が指揮をとると、曲の速さや曲想に関して激論を戦わせることも
あります。市民オーケストラと言っても、バイオリンのコンサートマスターはもとプロのオー
ケストラに在籍なさった方でいらっしゃいますし、客員ビオラには、もと「N響」で弾かれて
いた奏者もいらっしゃいます。遊び半分では参加できません。
酒フィル入団のためだけでもなかったのですが、10年前から仙台フィルのチェロの先生につ
いてレッスンを受けています。練習内容は、チェロや弓の持ち方から曲想まで、もりだくさん
です。習い事をされた方はおわかりでしょうが、練習はなかなかしないのです。レッスン日が
近づくとだんだん不安になりやっと重い腰を上げる始末です。こうなのでうまくなるわけもな
くいつも団員の皆様にご迷惑をおかけしています。
そもそも私がチェロを始めたのは大学生からで、高校の時は、ブラスバンドでトランペット
を吹いていました。それで大学に入ってからもトランペットを吹こうとクラシック音楽部をさ
がしましたがクラブがありませんでした。それで集まった仲間が、トランペットとクラリネッ
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
21
トとフルートの3人でした。これでは、オーケストラになりません。それで私はチェロへ、ク
ラリネットの方は、ビオラへと転向したのです。弦楽器は初めてなのでチェロの先生を紹介し
ていただき、週1回のチェロレッスンに通いました。弦楽器は10年くらいやらないとまともな
音が出ないので、学生の6年間ではなかなか思うようには弾けませんでした。そのうち、子供
のころからバイオリンを弾いている方や、高校のオーケストラでチェロを弾いてきた方などが
集まり、学生と大学の教師で室内管弦楽団を結成しました。
この時は団員20名くらいなので、大きい編成の曲は出来ません。おもに、バロック音楽を演
奏していました。バッハやビバルディーの曲です。この時は現在やっているようなロマン派の
音楽ではないので、比較的簡単なはずなのですが、にわか演奏者が多かったのでひどい音がし
たと思います。同じ音を弾いても隣同士で「寺の鐘」の様なひどいうなりを発生していました。そ
れでもアンサンブルは楽しかったのです。
学校を卒業してから開業するまでの10数年間は、演奏活動はブランクでした。それが平成10
年ころ、大学の部活のOBの集まりがあり、
「又昔の様にやってみないか?」ということになっ
たのです。それで又年に1度、大学の近くのホールに集まり、演奏を楽しむ事になりました。
去年は、元医学部長のチェロのソロでベートーベンのトリプルコンチェルトを演奏しました。
学生時代の部員の技量では演奏できなかった曲ができてしまうのも、長い月日の熟成期間によ
るものでしょうか?
「酒フィル」では広く県内の他の市民オケと合同演奏したり、国際的な活動としてハンガリー
のソルノク交響楽団と合同演奏したりしています。平成17年には、ソルノク交響楽団が来日し、
酒田希望ホールで、
「ショパンのピアノコンチェルト」と「ベートーベンの第5番運命」を合同
演奏いたしました。本年8月には、
「日本アマチュアオーケストラ」の全国大会が、酒田でおこ
なわれます。また来年3月には、プロの歌手をお呼びして「プッチーニのラ・ボエーム」が酒
田で公演され「酒フィル」がオーケストラ伴奏を担当する予定です。オペラの伴奏はアマチュ
ア演奏者にとって一生に1度あるかないかのチャンスです。気持ちを入れ替えてまじめに練習
しなければならないと気を入れています。
私は、ボケ防止の点からも、できる
かぎり長く演奏を続けていければい
いなと思っています。
又、「酒フィル」入って演奏して見
たいと思われる先生は是非お声をか
けて下さい。団員一同お待ちいたして
おります。
(酒フィルホームページ
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22
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
県医師会だより
第
1
回
常
任
理
事
会
日 時、平成19年4月11日(水) 午後3時30分~
会 場、山形県医師会館
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫
板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫
4.第116回日本医師会定例代議員会・第65回日
本医師会定例総会について
4月1日(日) 日本医師会館
有海会長、須藤・松下・栗谷副会長、
佐藤常任理事出席
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
須藤副会長より、ブロック代表質問は7件、個
人質問は18件、東北ブロックからは、代表質問が
宮城県から、個人質問が秋田県からと本県の佐藤
常任理事、詳細についてはメディファックスをご
覧いただきたい旨報告。
〔Ⅰ〕報告事項
1.審査委員の選任に係る検討委員会
3月28日(水) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
板坂常任理事より、社保審査委員8人、国保審
査委員3人の委員が退任されるので、後任につい
て検討した旨報告。
2.社会保険医療担当者の個別指導について
3月29日(木) 病院
立会 鈴木常任理事
5.臨床研修医へのオリエンテーションについて
4月3日(火) 県立中央病院
4月5日(木) 山大医学部附属病院
4月6日(金) 山形市立病院済生館
4月10日(火) 山形済生病院
武田常任理事出席
4月3日(火) 公立置賜総合病院
松下副会長出席
4月4日(水) 市立酒田病院、県立日本海病院
三原常任理事出席
鈴木常任理事より報告。
3.東北ブロック選出日医代議員打合せ会について
3月31日(土) 東京・ホテルグランドパレス
有海会長、須藤・松下・栗谷副会長、
佐藤常任理事出席
須藤副会長より、翌日の日本医師会代議員会の
日程・
進行などについて、伊東潤造議事運営委員か
ら説明があり、打合せを行った旨報告。
松下副会長、三原・武田常任理事より、医師会
を理解していただくため、医師会活動を中心に説
明してきた旨報告。
6.正副会長会議について
4月4日(水) 県医師会館
有海会長、須藤・松下・栗谷副会長出席
有海会長より、今年度の主要行事、事務局職員
の人事、新会館の購入などについて打ち合わせを
行った旨報告。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
7.本会禁煙推進委員会について
4月5日(木) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
中條常任理事より報告。
(詳細については、本誌
別掲)
8.会議・行事等について
敢 山形県立中央病院外来化学療法センターの
オープニングセレモニー
3月29日(木) 県立中央病院
有海会長出席報告。
23
郡市地区医師会長あて通知することと決定。(本会
会員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
3.70歳未満の者の入院等に係る高額療養費の現
物給付化等について
板坂常任理事より、日本医師会長から、平成19
年4月1日から、70歳以上の患者と同様、70歳未
満の者の入院等に係る高額療養費の現物給付化等
について通知がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて通知することと決定。
(本会会員用ホー
ムページ「医師会ニュース」に掲載)
柑 第3回四師会禁煙推進委員会
4月5日(木) 県看護協会会館
中條常任理事出席報告。
4.疾患別リハビリテーション料の見直し(平成
19年4月1日実施)に係る告示・通知の送付に
ついて
桓 酒田看護専門学校入学式
4月10日(火) 酒田市総合文化センター
栗谷副会長出席報告。
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記に
係る告示・通知が送付されている旨説明。
(本会会
員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
棺 山形県医師会協同組合総務部委員会
4月11日(水) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
5.既存医療法人から新制度医療法人への移行に
ついて
松下副会長より報告。
〔Ⅱ〕通知事項
1.児童虐待・配偶者等からの暴力(DV)の早
期発見のための取組の促進について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記について通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知することと決定。
2.レセプトのオンライン請求について
板坂常任理事より、日本医師会長から、平成19年
4月から試行的オンライン請求が実施されるにあ
たり、レセプトのオンライン請求について、日本医
師会が求めている周辺問題解決に関する現時点で
の交渉等の進捗状況について通知があるが、2月
の代議員会で説明した内容である旨説明があり、各
松下副会長より、日本医師会常任理事から、既存
医療法人から新制度医療法人への移行については、
税理士・公認会計士等に十分に相談のうえ慎重に対
応されるようにとの通知がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長あて通知することと決定。(本会会
員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
6.分娩における医師、助産師、看護師等の役割
分担と連携等について
佐藤常任理事より、日本医師会長から、分娩に
おける医師、
助産師、
看護師等が母子の安全・安心・
快適を第一義に、お互いの業を尊重した上で、適
切な役割分担と連携の下で出産の支援に当たるこ
とが重要であるとの通知がある旨説明があり、各
郡市地区医師会長あて通知することと決定。
24
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
7.山形県特定不妊治療費助成事業実施要綱の一
部改正について
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、助成
対象者の所得要件の緩和、助成額が拡大されるな
ど平成19年4月1日から施行されるとの通知が
ある旨説明。
(本会会員用ホームページ「医師会
ニュース」に掲載)
8.定期予防接種実施要領の一部改正等の送付に
ついて
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、定期
予防接種実施要領の一部改正、インフルエンザの
定期の予防接種実施要領の一部改正について通知
がある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通
知することと決定。
(本会会員用ホームページ「医
師会ニュース」に掲載)
2.第1回都道府県医師会「公益法人制度改革」
担当理事連絡協議会の開催について
5月17日(木) 日本医師会館
須藤副会長より、日本医師会長から、標記協議
会への出席案内がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知するとともに、本会から三原常
任理事、大泉監事出席と決定。
3.国民運動の展開について
須藤副会長より、日本医師会長から、国民医療
を守るための国民運動を緊急に取り組んで欲しい
との通知がある旨説明があり、衛生団体連合会理
事会を開催し対応すること、県民向け意見広告に
ついては三原常任理事に一任と決定。
9.村山保健所緊急連絡網(平成19年度)について
4.天童市東村山郡医師会第98回定時総会開催に
ついて
4月18日(水) 天童ホテル
佐藤常任理事より、村山保健所長から、集団感
染や集団食中毒などの緊急事態の発生時における
村山保健所緊急連絡網が送付されている旨説明。
須藤副会長より、天童市東村山郡医師会長から、
標記総会への出席案内がある旨説明があり、有海
会長出席と決定。
10.小児救急電話相談効果検証の実施について
5.定時総会開催について
4月20日(金) よし田川別館
中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記
の実施について通知がある旨説明。
〔Ⅲ〕協議事項
須藤副会長より、北村山地区医師会長から、定
時総会への出席案内がある旨説明があり、有海会
長出席と決定。
1.本会第115回定例代議員会、同第94回定例総
会の開催について
5月19日(土) 県医師会館
6.鋤山形県鍼灸師会平成19年度通常総会懇親会
御案内について
4月29日(日) ホテルサンルート山形
須藤副会長より、標記の開催について説明があ
り、原案どおり開催することと決定。
なお、決算案については次回全理事会で検討す
ることと決定。
須藤副会長より、県鍼灸師会長から、標記懇親
会への出席案内がある旨説明があり、有海会長出
席と決定。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
25
7.第3回日医総研地域セミナーの募集について
6月23日(土) 宮城県医師会館
13.講演会開催にあたって協賛又は後援のお願い
5月19日(土) 山形国際ホテル
須藤副会長より、日本医師会長から、標記セミ
ナーの開催案内がある旨説明。
(詳細については、
本誌別掲)
松下副会長より、県保険医協会理事長から、市
民講演会への協賛又は後援依頼がある旨説明があ
り、名義後援することと決定。
8.理事就任について
14.平成19年度妊婦健康診査委託契約について
敢 東根市 柑 新庄市 桓 大江町
須藤副会長より、県腎等臓器移植推進機構理事
長から、有海会長に対し理事の就任依頼がある旨
説明があり、受諾することと決定。
9.平成19年度山形県「ダメ。ゼッタイ。」普及
運動の実施に伴う協賛依頼について
6月20日(水) ~7月19日(木)
須藤副会長より、県健康福祉部長から、標記普
及運動の実施に伴う協賛依頼がある旨説明があり、
協賛することと決定。
佐藤常任理事より、上記3市町から、標記委託
契約の締結依頼がある旨説明があり、婦人科部会
の意見を聞いて対応することと決定。
15.「子育て応援団すこやか2007」の第2回実行
委員会の開催について
4月19日(木) 山形メディアタワー
佐藤常任理事より、山形放送株式会社から、標
記実行委員会への出席案内がある旨説明があり、
欠席と決定。
10.地域産業保健センター事業に関するアンケー
ト調査の協力依頼について
16.第29回母子保健奨励賞(平成19年度)受賞候
補者の推薦について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記調査への協力依頼がある旨説明があり、地域産
業保健センターのある郡市地区医師会長あて通知
することと決定。
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、標記
候補者の推薦依頼がある旨説明があり、各郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
11.後援依頼について
17.学校・地域保健連携推進事業検討委員会委員
6月7日(木) ホテルキャッスル
武田常任理事より、開放型病床懇話会代表世話
人から、研究会への後援依頼がある旨説明があり、
後援了承。
12.平成19年度賛助会員会費納入方について
松下副会長より、山形コンベンションビュー
ロー理事長から、会費の納入依頼がある旨説明が
あり、会費を納入することと決定。
の委嘱について
4月25日(水) 県庁
佐藤常任理事より、県スポーツ保健課長から、
私に対し、標記委員会委員の委嘱並びに委員会へ
の出席案内がある旨説明があり、委員就任を受諾
することと決定。
18.学校地域保健連携推進事業についての調査の
お願い
佐藤常任理事より、岩手県医師会長から、標記
事業についての照会がある旨説明があり、回答は
佐藤常任理事に一任と決定。
26
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
19.平成19年度婦人科検診の契約締結について
鈴木常任理事より、市町村職員共済組合理事長
から、標記契約締結依頼がある旨説明があり、契
約することと決定。
20.山形県乳癌検診講習会の共催依頼について
5月19日(土) 山形テルサ
鈴木常任理事より、県乳腺疾患研究会から、標
記講習会への共催依頼がある旨説明があり、共催
することと決定。
21.世界禁煙デー i
nやまがた2007「禁煙推進山形
県民大会」講師派遣について
5月12日(土) 霞城セントラル
中條常任理事より、県看護協会会長から、標記
大会への講師派遣依頼がある旨説明があり、川合
厚子会員を派遣することと決定。
追 加 要 項
〔 I〕報告事項
1.山形県介護支援専門員協会第38回定例理事
会について
3月31日(土) 山形市総合福祉センター
折居委員長出席
佐藤常任理事より、折居委員長から、第38回定
例理事会の報告が届いている旨説明。
2.山形県介護支援専門員協会平成19年度通常
総会並びに第一回研修会について
4月8日(日) 山形国際交流プラザ
折居委員長出席
佐藤常任理事より、折居委員長から、通常総会
並びに第一回研修会の報告が届いている旨説明。
I〕通知事項
〔I
22.医療面への協力依頼について
平成20年3月7日(金)・8日(土)・9日(日)
蔵王会場ほか
中條常任理事より、実行委員長から、「2008年
第4回スペシャルオリンピックス日本 冬季ナ
ショナルゲーム・山形大会」における医療面への
協力依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長あて通知することと決定。
23.「都道府県医師会―郡市区医師会間文書管理
1.平成19年度県立学校児童生徒健康診断に学校
医及び学校歯科医が帯同する看護師等の報償に
ついて
佐藤常任理事より、県教育長から、標記に関す
る通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
あて通知することと決定。
2.感染症発生動向調査事業実施要綱の一部改正
について等の送付について
システム」の利用について
三原常任理事より、日本医師会長から、標記シ
ステムの案内がある旨説明があり、利用申し込み
することと決定。
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、標記
に関する通知がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて通知することと決定。
(本会会員用ホー
ムページ「医師会ニュース」に掲載)
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
I
I〕協議事項
〔I
1.学術講演会に関わる後援名義借用の件について
6月15日(金) ホテルメトロポリタン山形
武田常任理事より、山形不整脈研究会代表世話
人から、第23回研究会への後援依頼がある旨説明
があり、後援了承。
2.平成19年度妊婦健康診査委託契約について
敢 寒河江市 柑 酒田市 桓 河北町
棺 尾花沢市
27
5.世界禁煙デー i
nやまがた2007「禁煙推進山形
県民大会」に係る経費負担金(四師会)の納付
お願いについて
中條常任理事より、県看護協会長から、標記大
会に係る経費負担金の納付依頼がある旨説明があ
り、負担金を納入することと決定。
6.世界禁煙デー i
nやまがた2007禁煙推進山形県
民大会の開催に伴う派遣依頼について
5月12日(土) 霞城セントラル
佐藤常任理事より、上記4市町から、標記委託
契約の締結依頼がある旨説明があり、婦人科部会
の意見を聞いて対応することと決定。
中條常任理事より、県看護協会会長から、標記
大会への派遣依頼がある旨説明があり、有海会長、
中條常任理事、四師会禁煙推進委員、事務局職員
2名を派遣することと決定。
3.山形県高齢者保健福祉推進委員会委員への就
任のお願いについて
7.平成19年度山形県小児救急電話相談事業委託
契約の締結について
鈴木常任理事より、県知事から、有海会長に対
して標記委員会委員への就任依頼がある旨説明が
あり、受諾することと決定。
中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記
委託契約依頼がある旨説明があり、契約すること
と決定。
4.各種検診委員会委員の委嘱について
敢 新庄市最上郡医師会
委嘱 松本 秀一 呼吸器検診委員、乳
がん検診委員
8.後援名義のご依頼について
柑 米沢市医師会
委嘱 伊藤 淳 乳がん検診委員
須藤副会長より、県腎友会会長から、第27回全
国一斉臓器移植推進街頭キャンペーン並びに法人
設立5周年記念特別講演会への後援依頼がある旨
説明があり、名義後援することと決定。
9.その他
鈴木常任理事より、新庄市最上郡医師会長並
びに米沢市医師会長から、呼吸器検診委員並び
に乳がん検診委員の委嘱依頼がある旨説明があ
り、それぞれ了承。
28
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
第
1
回
全
理
事
会
日 時、平成19年4月25日(水) 午後3時30分~
会 場、県医師会館
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫
板坂 勝良 鈴木 明朗、中條 明夫
理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄
深尾 彰、齋藤 忠明、原田 順二
監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史
議 長 本間 清和
副 議 長 島津 博達
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
1.第1回常任理事会について
4月11日(水) 県医師会館
須藤副会長より、第1回常任理事会報告は既に
メールで報告しているとおり、報告事項11件、通
知事項12件、協議事項32件であった旨説明があり、
それぞれ了承された。
2.診療に関する相談申込状況(3月分)について
板坂常任理事より、3月分の診療に関する相談
は、県医師会での受付2件、郡市地区医師会での
受付1件、合わせて3件の診療・病気に対する苦
情・相談であった旨報告。
3.本会会館検討委員会について
4月12日(木) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
須藤副会長より報告。
(詳細については、本誌別掲)
4.臨床研修医へのオリエンテーションについて
4月12日(木) 県立新庄病院
武田常任理事出席
4月12日(木) 米沢市立病院
中條常任理事出席
武田・中條常任理事より、医師会の役割など説
明してきた旨報告。
5.日医総研創立10周年記念市民公開講座について
4月13日(金) 日本医師会館
有海会長、栗谷副会長、佐藤常任理事
出席
佐藤常任理事より、唐澤会長のあいさつ、
「日本
の医療制度のパフォーマンス―ハーバード式医療
制度分析―」
、
「国民誰もが健康に過ごせる社会を
目指して」と題する講演などが行われた旨報告。
6.第61回東北医師会連合会総会並びに学術大会
東北各県医師会担当理事打合会について
4月14日(土) 青森グランドホテル
武田常任理事出席
武田常任理事より、シンポジウムの担当につい
て協議し、本会では①新医師臨床研修医制度の現
状と今後を担当することになった旨説明があり、
シンポジストとして県立中央病院の後藤敏和先生
にお願いすることに決定。
7.郡市地区医師会総会への出席について
敢 新庄市最上郡医師会総会
4月16日(月) つたや本店
有海会長出席
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
柑 天童市東村山郡医師会総会
4月18日(水) 天童ホテル
有海会長出席
柑 日医定款・
諸規程検討委員会
4月20日(金) 日本医師会館
須藤副会長出席報告。
桓 北村山地区医師会総会
4月20日(金) よし田川別館
有海会長出席
桓 山形県交通安全対策協議会委員会
4月23日(月) 県庁
松本次長出席報告。
有海会長より、上記医師会の総会に出席し、
祝辞を述べて来た旨報告。
棺 山形県医師会協同組合理事会
4月25日(水) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
棺 寒河江市西村山郡医師会総会
4月21日(土) 同医師会館
須藤副会長出席
須藤副会長より、寒河江市西村山郡医師会総
会に出席し、祝辞を述べてきた旨報告。
8.本会学術委員会について
4月18日(水) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
(詳細については、本誌別掲)
武田常任理事より報告。
9.都道府県医師会特定健診・特定保健指導連絡
協議会について
4月21日(土) 日本医師会館
三原・板坂・中條常任理事、原田理事、
小林監事出席
板坂常任理事より、「標準的な健診・保健指導プ
ログラム(確定版)」についてそれぞれの立場から
解説が行われ、内田日医常任理事から、医師会の
役割について説明があった旨報告。
10.本会地域保健医療委員会について
4月24日(火) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
(詳細については、本誌別掲)
中條常任理事より報告。
11.会議・行事等について
敢 鶴岡准看護学院入学式
4月10日(火) 同学院
中里監事出席報告。
29
松下副会長より報告。
款 山形県医師信用組合理事会
4月25日(水) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
須藤副会長より報告。
〔Ⅱ〕通知事項
1.医師又は歯科医師に対する再教育研修の実施
について
須藤副会長より、日本医師会副会長から、行政
処分の類型は、
「戒告、医業停止、免許取消」に変
更され、処分を受けた医師、歯科医師に再教育研
修が義務づけられることになったとの通知がある
旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する
ことと決定。
2.医療法等の改正について
須藤副会長より、日本医師会長から、医療機能
情報の提供、入院診療計画書・退院療養計画書、
広告規制、医療安全、地域医療支援病院・特定機
能病院、助産所の嘱託医師・医療機関、看護記録
の保存、
医療計画、
医療従事者の確保、
医療法人、
医
師の行政処分・再教育研修や資格確認など、医療
法等の改正について通知がある旨説明があり、各
郡市地区医師会長あて通知することと決定。
(本会
会員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
30
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
3.医療法人制度について
須藤副会長より、日本医師会長から、医療法人の
業務拡大、社会医療法人制度の創設、残余財産の帰
属先制限、医療法人の管理体制、社会医療法人債、
医療法人の資産要件、基金制度の導入等、医療法人
制度の改正について通知がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長あて通知することと決定。(本会会
員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
4.医療機能情報提供制度実施要領について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、①
病院や診療所等が、その有する医療機能情報を都
道府県に知事に報告し、②都道府県知事が、報告
を受けた情報をインターネット等により住民・患
者に提供する医療機能情報提供制度実施要領につ
いて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長あて通知することと決定。
(本会会員用ホーム
ページ「医師会ニュース」に掲載)
5.医療関係者の皆様へ~山形県警察における性
犯罪被害者への施策について~
8.軽度者に係る福祉用具貸与の取扱いに関する
一部改正通知の送付について
佐藤常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記について通知がある旨説明があり、各郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
(本会会員用
ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
9.日本医師会市民公開講座「どう防ぐ新型イン
フルエンザ」の開催について
5月12日(土) 日本医師会館
佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理
対策室長から、標記公開講座の開催案内がある旨
説明。
10.がんに関する冊子の作成について
鈴木常任理事より、国立がんセンター総長から、
標記の冊子が送付されている旨説明があり、各郡
市地区医師会長あて通知することと決定。
〔Ⅲ〕協議事項
須藤副会長より、県警察本部から、標記施策に
ついて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長あて通知することと決定。
1.平成19年度第1回都道府県医師会長協議会の
開催について
6月19日(火) 日本医師会館
6.特定共同指導等の実施について
須藤副会長より、日本医師会長から、標記協議
会への出席案内がある旨説明があり、須藤副会長
出席と決定。
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記に
ついて通知がある旨説明。
7.第51回社会保険指導者講習会の開催日程につ
いて
8月22日(水)・23日(木) 日本医師会館
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記開
催日程について通知がある旨説明。
2.東北各県医師会長会議の開催について
5月20日(日) ホテルメトロポリタン仙台
須藤副会長より、東北医師会連合会会長から、
標記会議への出席案内がある旨説明があり、有海
会長出席と決定。
3.東北各県医師会医事紛争担当理事連絡協議会
の開催について
5月20日(日) ホテルメトロポリタン仙台
須藤副会長より、東北医師会連合会会長から、
標記協議会への出席案内がある旨説明があり、須
藤副会長出席と決定。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
31
4.総会のご案内について
5月22日(火) 月岡ホテル
10.第39回産業医学講習会の開催について
須藤副会長より、上山市医師会長から、総会へ
の出席案内がある旨説明があり、有海会長出席と
決定。
須藤副会長より、日本医師会長から、標記講習
会の開催案内がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて通知することとし、本会からの出席者
は須藤副会長に一任と決定。
(本会会員用ホーム
ページ「医師会ニュース」に掲載)
5.日本医師会最高優功賞受賞候補者の推薦方依
頼について
7月5日(木) ~7日(土) 日本医師会館
11.平成18年度本会会計決算案について
須藤副会長より、日本医師会長から、標記候補
者の推薦依頼がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて通知し、候補者の推薦を求めることと
決定。
伊藤事務局長より、18年度決算案について説明
があり、代議員会へ提案することと決定。
12.平成19年度山形県訪問看護推進事業訪問看護ス
6.米寿会員並びに白寿会員調査方依頼について
須藤副会長より、日本医師会長から、標記に関
する調査依頼がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて照会し、回答することと決定。
テーション・医療機関相互研修の開催について
6月14日(木)~8月9日(木) 県看護協会会館
松下副会長より、県看護協会会長から、標記研
修会の開催案内がある旨説明。
7.平成19年度通常総会の開催について
5月29日(火) パレスグランデール
13.御後援のご依頼について
須藤副会長より、県防犯協会連合会会長から、
通常総会への出席案内がある旨説明があり、欠席
と決定。
武田常任理事より、山形COPD研究会代表世
話人から、第6回研究会への後援依頼がある旨説
明があり、後援了承。
8.当協会の評議員候補者の推薦について
14.第18回山形県対脳卒中治療研究会開催のお知らせ
5月12日(土) オーヌマホテル
須藤副会長より、県結核成人病予防協会会長から、
1名の辞任者に伴う後任評議員候補者並びに任期
満了となる評議員の推薦依頼がある旨説明があり、
柄澤 勉先生、本間清和先生、須藤俊亮先生、古川
和秀先生、河田純男先生を推薦することと決定。
6月1日(金) ホテルメトロポリタン山形
武田常任理事より、山形県対脳卒中治療研究会事
務局から、第18回研究会の開催案内がある旨説明。
15.非血縁者間骨髄移植に係る医療保険の適用範
囲拡大を求める署名活動について
9.緊急時対応の連絡体制の整備について
須藤副会長より、山形産業保健推進センター所
長から、緊急時対応の連絡体制の整備を図るため、
本会担当者の連絡先等の報告依頼がある旨説明が
あり、対応については須藤副会長に一任と決定。
板坂常任理事より、骨髄移植推進財団から、標
記署名活動への協力依頼がある旨説明。
16.除労災保険情報センターが行う労災診療費算
定実務研修事業に対する協力について
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記研
修事業に対する協力依頼がある旨説明があり、協
力了承。
32
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
「後期高齢者医療の在り方に関する基本的考え
17.
23.第62回国民体育大会山形県予選会兼第34回東
方」に対するパブリックコメント募集について
北総合体育大会山形県予選会実行委員会総会の
開催について
5月11日(金) 県スポーツ会館
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記に対するパブリックコメント募集が行われる
との通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長あて通知することと決定。
中條常任理事より、県体育協会会長から、標記
への出席案内がある旨説明があり、欠席と決定。
18.平成19年度主治医研修事業の委託について
24.山形県救急医療・救急業務関係者知事表彰の
推薦について
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、標記
事業の委託契約依頼がある旨説明があり、契約す
ることと決定。
19.後援等名義使用承認申請書について
中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記
表彰の推薦依頼がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知し、候補者の推薦を求めること
と決定。
7月6日(金) 伝国の杜 置賜文化ホール
25.救急医療功労者の厚生労働大臣表彰候補者の
佐藤常任理事より、県立米沢養護学校長から、
平成19年度「就学啓発推進会議」への名義後援依
頼がある旨説明があり、名義後援了承。
推薦について
20.「子育て応援団 すこやか2007」へのご臨席
中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記
候補者の推薦依頼がある旨説明があり、人選につ
いては正副会長に一任と決定。
のお願い
5月5日(土) 開会式 山形ビッグウイング
26.救急病院の認定に関する意見の聴取について
みゆき会病院
佐藤常任理事より、山形放送株式会社から、標
記開会式への出席案内がある旨説明があり、欠席
と決定。
21.平成19年度妊婦健康診査委託契約について
敢 山形市 柑 村山市 桓 長井市
棺 小国町
佐藤常任理事より、上記4市町から、標記委託
契約の締結依頼がある旨説明があり、契約締結す
ることと決定。
伊藤事務局長より、平成20年度の契約内容につ
いては、婦人科部会で検討することになっている
旨説明があり、了承。
22.医師会共同利用施設設立状況調査のお願い
中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記
に関する意見の聴取依頼があるが、上山市医師会
長は「妥当である」との意見である旨説明があり、
本会としてもそのように意見を申し述べることと
した。
27.後援名義使用のお願い
2008年3月7日(金) ~9日(日)
山形市総合スポーツセンターほか
中條常任理事より、スペシャルオリンピックス
日本理事長から、第4回スペシャルオリンピック
ス日本への後援依頼がある旨説明があり、了承。
28.日本医師会初級パソコンセミナーへのご協力
のお願い
鈴木常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記調査依頼がある旨説明があり、事務的に調査
の上、回答することと決定。
三原常任理事より、日本医師会長から、標記セ
ミナーへの協力依頼がある旨説明があり、本県で
のセミナー開催を希望することと決定。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
29.平成19年度日本医師会医療情報システム協議
会準備委員会の設置について
三原常任理事より、標記準備委員会の設置につ
いて提案説明があり、設置することとし、人選に
ついては、三原常任理事に一任と決定。
30.平成19年度山形県医師職業紹介事業(山形県
ドクターバンク事業)委託契約の締結について
栗谷副会長より、県健康福祉部長から、標記委
託契約の締結依頼がある旨説明があり、契約する
ことと決定。
追 加 要 項
〔 I〕通知事項
33
4.政府管掌健康保険及び船員保険の被保険者等
の医療費に関する高額査定のお知らせについて
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記に
ついて通知があるが、審査支払機関における審査
結果により、被保険者等の一部負担金の額の減額
(自己負担額に1万円以上)が大きい場合には、減
額された額及び減額された後の医療費の総額(増
額の場合も同様)を、被保険者等への医療費通知
(お知らせ)に「減額または増額」として記載され
るとの通知である旨説明があり、各郡市地区医師
会長あて通知することと決定。
(本会会員用ホーム
ページ「医師会ニュース」に掲載)
I〕協議事項
〔I
1.理事会の開催について
5月25日(金) オーヌマホテル
1.医療法人の定款変更について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記については経過措置が適用されるので、当分の
間定款を変更する必要は無いとの通知がある旨説
明があり、各郡市地区医師会長あて通知すること
と決定。
(本会会員用ホームページ「医師会ニュー
ス」に掲載)
2.産業廃棄物管理票に関する報告書および電子
マニフェストの普及について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記について通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知することと決定。
(本会会員用
ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
須藤副会長より、県暴力追放運動推進センター
理事長から、理事会への出席案内がある旨説明が
あり、欠席と決定。
2.山形メディアタワー完成披露パーティーのご
案内
5月25日(金) 山形グランドホテル
須藤副会長より、
山形新聞社から、
完成披露パー
ティーへの出席案内がある旨説明があり、欠席・
祝電を打電することと決定。
3.各種委員会委員等の辞退・委嘱について
敢 新庄市最上郡医師会
辞任 桜本 基嗣(学術委員会)
委嘱 山口 慶展( 〃 )
3.労災診療費算定基準の一部改定について
板坂常任理事より、日本医師会長から、健康保
険診療報酬点数表における疾患別リハビリテー
ション料の見直しに伴う労災診療費算定基準の取
扱いについて通知がある旨説明があり、各郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
(本会会員用
ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
須藤副会長より、新庄市最上郡医師会長から、
学術委員会委員の交代申請がある旨説明があり、
それぞれ了承。
34
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
柑 南陽市東置賜郡医師会
辞任 佐藤 忠宏(代議員)
新任 粕川 俊彦( 〃 )
辞任 佐藤 忠宏(医療政策委員会)
委嘱 柄澤 勉( 〃 )
辞任 佐藤 忠宏(医事紛争処理委員会)
委嘱 柄澤 勉( 〃 )
辞任 佐藤 忠宏(自浄作用活性化委員会)
委嘱 柄澤 勉( 〃 )
辞任 柄澤 勉(会館検討委員会)
委嘱 粕川 俊彦( 〃 )
辞任 粕川 俊彦(学術委員会)
委嘱 川合 厚子( 〃 )
辞任 佐藤 忠宏(地域保健医療委員会)
委嘱 柄澤 勉( 〃 )
辞任 柄澤 勉(学校医委員会)
委嘱 粕川 俊彦( 〃 )
須藤副会長より、南陽市東置賜郡医師会長か
ら、代議員等の交代申請がある旨説明があり、
それぞれ了承。
桓 天童市東村山郡医師会
辞任 鈴木 健二(代議員)
新任 神村 匡( 〃 )
辞任 神村 匡(予備代議員)
新任 高橋 繁夫( 〃 )
辞任 鈴木 健二(学術委員会)
委嘱 神村 匡( 〃 )
須藤副会長より、天童市東村山郡医師会長か
ら、代議員等の交代申請がある旨説明があり、
それぞれ了承。
棺 山形市医師会
逝去 佐藤 哲雄(学術委員会)
委嘱 土田 秀二( 〃 )
須藤副会長より、山形市医師会長から、学術
委員会委員の変更申請がある旨説明があり、そ
れぞれ了承。
4.日本医師会認定産業医申請(新規)について
須藤副会長より、8名の会員から、日本医師会
認定産業医の新規申請がある旨説明があり、日本
医師会へ申請することと決定。
5.
「過重労働・メンタルヘルス対策に関する研修
会」及び「精神科医等のための産業保健研修会」
の開催に係る協力の依頼について
10月21日(日)
須藤副会長より、産業医学振興財団理事長から、
標記研修会開催に係る協力依頼がある旨説明があ
り、開催することと決定。
6.平成19年度全国安全週間の実施に伴う協力依
頼について
7月1日(日) ~7日(土)
須藤副会長より、日本医師会長から、標記への
協力依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長あて通知することと決定。
(本会会員用ホーム
ページ「医師会ニュース」に掲載)
7.審査委員の推せんについて
板坂常任理事より、県社会保険診療報酬支払基
金幹事長から、審査委員の推せん依頼があるが、
審査委員の選任に係る検討委員会で検討されてい
る旨説明があり、原案どおり推薦することと決定。
8.山形県国民健康保険診療報酬審査委員会の委
員の推薦について
板坂常任理事より、県健康福祉部長から、審査
委員の推せん依頼があるが、審査委員の選任に係
る検討委員会で検討されている旨説明があり、原
案どおり推薦することと決定。
9.山形県国民健康保険診療報酬審査委員会委員
の推薦について
板坂常任理事より、国民健康保険団体連合会理
事長から、審査委員の推せん依頼があるが、審査
委員の選任に係る検討委員会で検討されている旨
説明があり、原案どおり推薦することと決定。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
10.認定健康スポーツ医申請(新規)について
中條常任理事より、3名の会員から、認定健康
スポーツ医新規申請がある旨説明があり、日本医
師会へ申請することと決定。
35
15.平成19年度通常総会の開催について
5月25日(金) オーヌマホテル
須藤副会長より、県高齢・
障害者雇用支援協会会
長から、通常総会への出席案内がある旨説明があ
り、欠席と決定。
11.医師会と救急医療に関する調査について
16.平成19年度通常総会終了後の懇親会へのご案
中條常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記に関する調査依頼がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長あて通知するとともに、本会に対
する照会については中條常任理事が回答すること
と決定。
12.本学会主催研修会の広報のお願いについて
9月22日(土)・23日(日)
慶應大学三田キャンパス第一校舎
内について
5月12日(土) ほほえみの宿 滝の湯
須藤副会長より、県接骨師会長から、懇親会へ
の出席案内がある旨説明があり、有海会長出席と
決定。
17.国民医療を守る全国大会について
5月18日(金) 九段会館ホール
三原常任理事より、日本リハビリテーション医
学会理事長から、第2回一般医家に役立つ脳血管
障害等のリハビリテーション研修会に関する広報
依頼がある旨説明。(詳細については、本誌別掲)
須藤副会長より、日本医師会長から、標記大会
へ本会から3名の動員依頼がある旨説明があり、
有海会長、松下副会長出席と決定し、残り1名に
ついては次回常任理事会で検討することとした。
13.日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の
18.顧問のご委嘱について
申請書提出について
6月28日(木) 米沢市医師会館
7月19日(木) 鶴岡地区医師会館
7月26日(木) 山形産業保健推進センター
須藤副会長より、やまがた被害者支援センター
理事長から、有海会長に対して顧問の委嘱依頼が
ある旨説明があり、受諾了承。
須藤副会長より、山形産業保健推進センター所
長から、標記研修会の申請依頼がある旨説明があ
り、日本医師会へ申請することと決定。
平成19年度東北医師会連合会事務局長会議
19.
14.平成19年度「研究奨励金授与候補者」ならび
須藤副会長より、東北医師会連合会長から、事
務局長会議への出席案内がある旨説明があり、伊
藤事務局長出席と決定。
に「藤田光一郎賞」の募集について
須藤副会長より、臨床検査医学研究振興基金運
営委員長から、標記についての募集案内がある旨
説明があり、山形大学医師会長あて通知すること
と決定。
の開催について
6月8日(金) 秋田県医師会館
20.産業保健関係者に対する感染症対策に関する
研修会の開催に係るご協力依頼について
東京会場 8月2日(木) 芝パークホテル
須藤副会長より、産業医学振興財団理事長から、
標記研修会開催に係る協力依頼がある旨説明があ
り、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。
36
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
21.労災診療費算定基準の一部改定に伴う自賠責
保険診療費算定基準の取扱いについて
24.医師連盟関係について
敢 第21回参議院議員選挙における選挙区候
補者の推薦について
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記の取扱いについて通知がある旨説明があり、
各郡市地区医師会長あて通知することと決定。
22.平成19年度都道府県医師会医療問題担当理事
連絡協議会の開催について
5月11日(金) 日本医師会館
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記協
議会への出席案内がある旨説明があり、佐藤・板
坂常任理事出席と決定。
23.第1回山形県小児救急電話相談事業運営委員
会の開催について
5月16日(水) あこや会館
須藤副委員長より、日本医師連盟委員長から、
標記における選挙区候補者の推薦依頼がある旨
説明があり、医師連盟執行委員会で検討の上、
推薦することと決定。
柑 平成19年度第53回県連大会について
5月12日(土) パレスグランデール
伊藤事務局長より、自民党山形県支部連合会
幹事長から、標記大会の開催案内があるが、医
療会支部から代議員を選出・報告する必要があ
る旨説明があり、従来どおり医師連盟役員を中
心に選出・報告することと決定。
25.その他
中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記
委員会への出席案内がある旨説明があり、須藤副
会長、中條常任理事出席と決定。
敢 知事との懇談会を8月20日(月)、病院協議会
との懇談会を8月8日(水) に開催。
柑 山形県留置施設視察委員会の概要について
伊藤事務局長より、県警察本部から、標記委
員会委員の1名の推薦依頼がある旨説明があり、
鈴木伸男先生を推薦することと決定。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
37
禁 煙 推 進 委 員 会
本会禁煙推進委員会は、去る4月5日(木)午後4
時より県医師会館において開催された。
初めに有海会長より、
「この委員会は医療関係団
体を横断して活動するという、非常に活発な委員
会であり心から敬意を表したい。いよいよ我々の
目的である禁煙がしだいに浸透して、最近、電車
の車両全面の禁煙も始まったばかりである。私も
外来で“先生、禁煙した”と言う人がきて心から
喜んでいる。ただ、日本のタバコ会社JTは、世
界第三位のシェアを持っており、これがだんだん
増殖して大きくなっていっては、私達の目的には
非常に反する。本日から新しい活動が始まるが、
がんばっていただきたい。
」との挨拶があり、髙橋
委員長の司会で協議が進められた。
主な協議内容は次の通りである。
○出席者
会 長 有海 躬行 担当理事 中條 明夫
委 員 長 高橋 秀昭
副委員長 折居 和夫
委 員 大竹 修一、山田 敬子、山田 修久
原田 正夫、後藤 慎一、三條 典男
佐藤 顕、佐久間正幸、川合 厚子
○報 告
1.平成18年度喫煙対策に関するアンケート結果
の概要について
2.
「山形県議会棟 外付け喫煙室設置中止につい
てのお願い」の要望書提出について
中條常任理事より、平成19年1月18日(木)、髙橋
委員長、伊藤局長、YKKの一柳会長、吉澤副会
長、小野山形市議会議員と私の6名で、今井榮喜
山形県議会議長あて標記要望書を提出してきた。
その後、喫煙室が完成したので、今度はマスコミ
も巻き込んで、撤去のお願いを進めることとした
い旨報告。
○協 議
1.平成19年度事業計画について
平成19年度事業について協議の結果、小・中学
校に対する喫煙アンケート調査の実施、四師会合
同の研修会、学校に配布する禁煙指導のパンフ
レットの作成、病気を予防するための禁煙ポス
ターの作成などを中心に実施することとした。
県看護協
2.第4回禁煙推進山形県民大会(主管:
会)について
中條常任理事より、5月12日(土)開催の禁煙推進
山形県民大会の準備状況等について説明。
大会宣言文に対する意見があり、四師会禁煙推
進委員会で協議してもらうこととした。
3.その他
山田(敬)委員より、アンケート結果について
資料によって報告。
未成年に対応できる医療機関の不明な所につい
ては、再調査することとした。
敢 県医師会でタクシーを頼むとき、禁煙タク
シーをお願いして欲しいとの意見があり、実行
することとした。
38
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
第6回会館検討委員会
本会第6回会館検討委員会は、去る4月12日(木)
午後3時30分より県医師会館において開催され
た。初めに有海会長より、
「検討委員会も5年目に
入り6回を数える。2月下旬に、これまでの考え
を私なりにまとめ、委員の先生方、郡市の会長先
生方にも送った。ひとつの案件に向けて進めるべ
きか、とどまるべきなのか判断する時期に来てい
ると思う。
3月17日開かれた郡市地区医師会長会議では、
原則的に賛成との意見をいただいている。先生方
とよく相談しながら進めたい。忌憚のないご意見
をいただければありがたい。
」
との挨拶があり古川
委員長の司会で協議が進められた。
主な協議内容は、次の通りである。
○出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮
担当理事 齋藤 忠明、原田 順二
委 員 長 古川 和秀
副委員長 中里 純
委 員 門馬 孝、菅原 一布、髙橋 介
後藤 重雄、菊池 章、外田 淳
○協 議
1.新会館の購入について
これまでの委員会と先般開かれた郡市地区医師
会長会議も含め各委員より意見を伺った。
斬会長会議では反対との意見はなく、この会でも
判断する時期に来ていると思う。
斬送っていただいた資料を見たが、他団体を入れ
ない考えは新鮮で、実現可能な提案だと感じた。
斬医師会本体だけが入るのであればこれで十分だ
と考える。
斬会長会議でも反対がなかったのであれば前へ進
む方向で考えていいと思う。他団体のことも話
し合えればいいのではないだろうか。
斬地区医師会の役員会で話題になり、この物件は
買うべきだとの話があった。大きい会議は外で
やればいいと思う。賛成である。
斬他団体が別の離れた場所で支障がなければいい
のではないか。
斬郡市地区医師会長会議でも申し上げたが賛成で
ある。
斬他団体もできればひとつの建物の中に入れれば
いいのだが、やむをえないのであれば進めてい
いと思う。
斬地区医師会で話し合ったわけではないが、皆さ
んの意見に従いたい。
斬会長会議の時の話も含め、今日の先生方の話で
は、前へ進んでも良いと感じる。市医師会の三
階は他に貸すスペースはあまりないようだが。
斬空部屋が数ヵ所あるが、具体的な検討が必要だ。
斬4つの外郭団体については、出来れば一緒に同
じ建物に入るのが一番ベストと考えるが、一団
体、
約40坪の事務所スペースを希望しているが、
基礎から計算すると億単位の見積もりが必要で
あり、建設するとして、今の状況下で負担をい
ただくのは困難で、会員の会費、積立金等から
の持ち出しとなり大変である。そんなことを考
えると独立の方向で進めたほうが有利で、現に
医療機関厚生年金基金とカスミ山形は市医師会
館の三階にある。1団体はこんどの建物に収容
可能な気もするが、進むべき方向が決まり次第、
一番適切な方向で考えていかなければならない。
お手伝い、応援もする覚悟である。
斬この場所を売らないで4団体がここに入ること
は考えられないか。
斬現段階で家賃等の一部負担金はいただいている
訳だが、税金等考えて、4団体がここの維持管
理をするのは難しいと考える。
斬方向が決まれば、決心を固め行動するしかない。
この先30年を考えた場合、中に一緒に入ったと
して途中で抜け、空き部屋になっても困る。そ
んな思いで取り組まなければならない重要な事
業だ。時代のニーズに対応していくのは大変で、
独立してやっていけない部分も出てくる。
斬新しいところは、信頼していいのか。
斬登記を一週間前に確認した。雑多の外郭団体等
加わり複雑化していると困ると思った。売買が
発生した場合は、相手方の弁護士もいるとの事
で話し合いができる。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
資金計画について
斬 概算ではあるが、以前、山形県医師会館建設
資金計画がたてられた。不足分を会員一人ひと
りに負担いただく考えで、積み立てを始めた訳
である。計画的には12年後に目標額になる。仮
にこのまま実行するとして、新しい会館に使っ
たとしても残りを内装、外装、補修、引越し資
金に十分賄える額ではないだろうか。現会館は
いくらで売却できるか分からないが、売ったも
のは基本財産に組み込んでいけるのではないか
と考えている。
先輩方がこれまで残してくれた基本財産はで
きるだけ残していくべきだと思う。現会員の努
力で何とかできるのではないか。残したものは
30年、40年後必ず役に立つはずである。新しい
計画で全部使ってしまえば手持ちは0になって
しまう。現会館がいくらで売れるかは分からな
い。例えば1億円で売れたとしても、市内にど
れほどの土地が買えるのか。スペース的にも期
待はできない。いつ売れるかも分からない。
39
計画では、現会館を売り、手持ち資金を使い、
積立金も、1億7千万円も使う計画だったが、資
料を見てもわかるように、土地の値段でおおよ
そ賄える。基本財産、積立金も後に残す考えで、
12年の積立で何とかクリアできる提案である。
斬ローン借り入れで対応するのか。
斬まだそこまで決まっていないが、借り入れがいいと
考えている。毎年繰り越し返済で対応できると思う。
斬お金を積み立てて、10年、15年後に建物を建てよ
うとしても建たない気がする。いいものがあった
らチャンスを逃がさないようにすべきと考える。
以上、本委員会としては、物件を購入して移る
ことに異論はなかった。1団体は収容可能である
が、2団体には独立の方向で考えてもらうことに
なった。何れにしても会員総意で決めていかなけ
ればならないことなので、各地区に帰りまた意見
を聞いてもらうと共に、今後交渉を進めるにあ
たって、本委員会として中間的な報告書を提出す
ることとした。
学 術 委 員 会
本会学術委員会は、去る年4月18日(水)午後3時
30分より県医師会館において開催された。
初めに有海会長より、
「各郡市地区医師会におか
れては学術の水準を高めるためにご尽力頂き厚く
お礼申し上げる。医師会は学術団体ということで
活動している。われわれは生涯に亘って勉強を続
けていく必要がある。日進月歩の医療水準に後れ
を取らないように、またそれを地域医療に還元す
るようにしなければならない。本日は忌憚のない
ご意見を伺いご協議願いたい。
」との挨拶があり、
加藤委員長の司会で協議が進められた。
主な協議内容は次のとおりである。
○出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、栗谷 義樹
担当理事 武田 憲夫
委 員 長 加藤 丈夫
副委員長 片桐 忠
委 員 土田秀二廠、佐藤 紀嗣、中村 秀幸
粕川 俊彦、横澤 禎二、笹井 祐之
○報 告
1.平成17年度生涯教育申告集計結果について
武田常任理事より、平成17年度生涯教育申告集
計結果について説明があった。なお、平成17年度
の全国の申告率は74.
2%であり、山形県の申告率
は77.
3% で 全 国 で は20番 目 で、16年 度 よ り3.
8
パーセント下がっている旨説明。
40
○協
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
議
1.平成19年度生涯教育制度について
武田常任理事より、平成19年度生涯教育制度に
ついての説明があり、協議の結果、16年度より始
められたインターネット生涯教育セルフアセスメ
ント回答、臨床実習・臨床研修の指導医、指導医
のための教育ワークショップ、医師国家試験問題
作成を含めて引き続き継続し、各会員へ協力依頼
することと決定。
4.死体検案講習会の開催について
武田常任理事より、県医師会代議員会において、
武田雅身代議員より死体検案講習会の開催につい
ての要望提案があった旨の説明があり、協議の結
果、次のとおり講習会を開催することに決定。
内 容、講演会方式で、山形市において平成19
年度に1回開催する。要望があれば次
年度にも開催する。
講 師、武田雅身先生および山形大学の山崎健
太郎教授と相談する。
2.平成19年度日医生涯教育講座の開催について
武田常任理事より、平成19年度生涯教育講座の
開催について説明があり、協議の結果、次のとお
り決定。
日 程 10月末から11月上旬頃予定
場 所 山形市および酒田市
テーマおよび講師
NBC災害
山形大学医学部
救急医学分野教授 川前金幸 先生
新型感染症(鳥インフルエンザ等)
国立感染症研究所
ウイルス第3部長 田代眞人 先生
または
東北大学大学院医学系研究科
微生物分野教授 押谷 仁 先生
3.緩和ケア研修会の開催について
武田常任理事より、平成18年度は、ライフプラ
ンニングセンター ピースハウス病院 二見典子
先生より、「これからのホスピス・緩和ケアを考え
る」の演題でご講演を頂き、60名以上の参加者が
あり非常に盛会で有意義な研修会であった旨報告
があり、協議の結果、詳細については、山形の緩
和ケアを考える会と相談しながら開催することと
決定。
5.医師会活動を考えるシンポジウムの開催につ
いて
武田常任理事より、医師会活動を考えるシンポ
ジウムの開催について説明があり、協議の結果、
内容については、昨年の「勤務医の過重労働への
対策を考える」をさらに詰めて、
「救急医療(勤務
医と診療所の連携)
」
(案)のテーマで、シンポジ
ウムを開催することと決定。
6.その他
① 日医生涯教育協力講座セミナー「精神・心
身医学的疾患講座」の開催について
5月12日(土) 午後4時~
うつ病の臨床
山形大学医学部発達精神医学分野教授
大谷浩一 先生
②置賜医会の開催について
粕川委員より、置賜医会を、来る7月28日、
南陽市(熊野大社)において開催する旨の案
内があった。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
41
地域保健医療委員会
本会地域保健医療委員会は、去る4月24日(火)午
後3時30分より県医師会館において開催された。
初めに有海会長より、
「本委員会は以前から色々
な研究を行ってきた実績があり、過去には減塩運
動などがある。最近では禁煙教育、脂質検査等が
実施されている。地域に最も相応しいものについ
て研究が実施され、それが地域医療に反映されて
いる。本年度も新たな地域医療活動事業に取り組
みをいただき地域の活性化のために研究事業が続
けられるよう忌憚のないご意見をいただきたい。
」
との挨拶があり、鈴木委員長の司会で協議が進め
られた。 主な協議内容は次の通りである。
○出席者
会 長 有海 躬行
担当理事 中條 明夫、鈴木 明朗 委 員 長 鈴木 伸男
副委員長 武田 雅身
委 員 冨田 善彦、大内 清則、佐藤 紀嗣
小室 淳、佐野 隆一
○報 告
1.上山市小、中、高校、児童生徒に対する禁煙
推進教育(上山市医師会)
佐藤委員より次のとおり報告。
上山市医師会の禁煙推進教育の委託事業は18
年度で終了したが、今後も上山市医師会独自で継
続することにしている。
禁煙教育に医師会禁煙推進委員が出向かなくて
も学校の先生が出来るように喫煙防止教育DVD
を各学校に配布することにした。また禁煙教育の
方法としてはパーワーポイント、喫煙防止教育D
VD、スモーキングガイ、スモーカーライザー、
ミミズとニコチンの実験を実施したが、ミミズの
実験においては事前に子供達に対して説明する必
要があると思った。
最終年度の禁煙・防煙教育講演は6学校、上山
警察署、公民館、父兄会などで実施して、学校で
の敷地内禁煙状況は現在2校が分煙になっている
が、平成19年度中に全学校において敷地内禁煙に
移行することになっている。
2.中学・高校生の脂質等検査 (米沢市医師会)
佐野委員より次のとおり報告。
米沢市医師会での脂質等検査事業は今年度が3
年目で最終年度である。1年目約500名、2年目
約250名で、
今年は約250名の採血を予定している。
過去の採血率は93%位で同じ生徒を3年連続で
採血できるのは約200名位だと思う。
昨年から血圧と腹囲の測定を加えている。判定
の結果では医療機関を受診と指導されたのは6名
(2.
3%)であった。データーではBMIが1年生
㎡、2年生の平均19.
㎡ で、統
の平均19.
4kg/
9kg/
計学的には有意であるが、増加として問題はない。
腹囲の平均67㎝、血圧の平均106㎜Hg、63㎜Hg
となっており、脂質(コレステロール)は1年生
より2年生になると増え、女性生徒の増加率が大
きくなっているが、あまり目立った生徒はいな
かった。
また、日本医科大学の及川先生の解析でアディ
ポサイトカイの検査結果で一番男女差があるのが
レプチンであり倍位ある。レプチンは男性生徒の
方が年々減ってきている。またインスリンも同じ
ように減少していることから、空腹時にインスリ
ンとレプチンが同じように動いている可能性が高
く興味深い。
○協 議
1.新たな地域医療活動事業についての取り組み
などについて意見交換を行い、次の様な意見が
あった。
斬脳卒中に対するクリティカルパス事業につ
いて
斬本地域保健医療委員会の名称変更について
42
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
消化器検診中央委員会
本会消化器検診中央委員会は、去る4月27日(金)
午後1時30分より県医師会館、各地区医師会館に
おいて、テレビ会議により開催された。
初めに有海会長より、
「この検診については長い
伝統があり、いろいろと努力された結果非常にう
まく運営されていると思われる。昨年は、松田先
生を中心にがん登録学会も開催されており、一番
大事な基礎データを持つことが、われわれにとっ
ては非常に大切である。依然としてがんによる死
亡が大半を占め、その半分が消化器系がんによる
死亡であるので、この検診については益々充実さ
せていかなければならないと考える。最近では、
DR化が進んでおり、県内全域に亘って均てん化し
ていくことも今後の進み方ではないかと思ってい
る。
」との挨拶があり、続いて門馬委員長の司会で
協議が進められた。
主な協議内容は次のとおりである。
○出席者
会 長 有海 躬行
担当副会長 栗谷 義樹
担当理事 板坂 勝良、鈴木 明朗、山科 昭雄
委 員 長 門馬 孝
副委員長 松田 徹
中央委員 大泉 晴史、芳賀 陽一、深尾 彰
金沢喜代志、成沢信之助、本間 清和
原田 正夫、外田 博貴、小林 正義
オブザーバー 県保健薬務課、
県結核成人病予防協会、
山形市医師会健診センター、山形県成
人病検査センター、鶴岡地区医師会荘
内地区健康管理センターの各係員
○報 告
1.平成18年度実績
①胃がん検診読影・体制及び状況について
伊藤事務局長より、平成18年度の受診者総数
184,
509名、検診委員一人当たり読影件数1,
564
件、要精検率10.
8%、読影依頼から終了まで6.
1
日、最大23日であった旨報告。
②平成18年度研修会について
伊藤事務局長より、消化器検診研修会を山形
市において1回、消化器読影研修会を鶴岡市に
おいて酒田・鶴岡地区医師会員を対象に1回、
生活習慣病等検診従事者講習会として、郡市地
区医師会に委託して、胃がん検診読影従事者講
習会を4回、大腸がん検診従事者講習会を5回
開催した旨報告。
2.平成17年度検診成績について
松田副委員長より、平成17年度胃がん検診成績
並びに大腸がん検診成績について説明。詳細につ
いては、山形県ホームページ
(ht
t
p:
/
/
www.
pr
ef
.
yamagat
a.
j
p/
ou/
kenkof
ukus
hi
/
)
を参照。
090005/
gant
ai
s
aku/
cancer
s
cr
eeni
ng.
ht
ml
○協 議
1.平成19年度研修会について
今年度の消化器研修会及び消化器読影研修会の
開催について協議の結果、開催することとし、詳
細については門馬委員長、執行部に一任と決定。
2.DR化に対応した読影体制等について
松田副委員長より、DR化後の読影体制について
提案があり、将来の体制を整えるため、小委員会
を設け検討していくこととした。
3.検診時の撮影方法の標準化について
小林委員より、食道の撮影方法の標準化につい
て提案があり、協議の結果、各地区において対応
していただくこととした。
4.新しい胃がん検診のシステム構築について
深尾委員より、今年度の対がん総合研究戦略研
究事業として、新しい胃がん検診のシステム構築
についての研究班ができ、今後「内視鏡検診の有
効性評価」
、
「検診対象者の効率的集約に関する研
究」この二つをテーマに研究を進めたいと考えて
いる旨説明があり、それらの研究への協力依頼が
あったが、具体的な計画が決まった段階で新たに
説明をしていただくこととした。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
5.大腸がん検診結果通知書について
松田副委員長より、平成18年3月31日に「がん
予防重点健康教育及びがん検診実施のための指
針」の一部改正が行われ、大腸がん検診において
は「精密検査の第一選択は全大腸内視鏡検査とす
る」とされたため、検診機関においては、できる
限り精密検査回報書の検査項目の1番目を全大腸
内視鏡検査(CF)に変更していただきたいとの
説明があった。
6.大腸がん検診の二次・三次検診処理調査の必
要性の有無について
松田副委員長より、平成5年1月に大腸がん検
診の二次精検処理能力についてアンケート調査を
したが、10年以上経過していることもあり、実際
に県内全地域で全大腸内視鏡検査ができるのか、
三次検診の処理能力はあるのか調査したい旨説明
があり、了承された。
7.大腸がん検診の精検受診率向上策について
松田副委員長より、精検受診率を向上させるた
めの対策について提案があり、効率的に勧奨して
いくためにはメディアを利用し、精検受診に関わ
る宣伝をしていただくことについて県医師会にお
願いすることとした。
43
8.たより№10の報告と「たより」のありかたに
ついて
松田副委員長より、
「消化器検診中央委員会だよ
「たより」のありか
り」作成から10年にあたり、
たについて提案があり、協議の結果、今後も松田
副委員長を中心にした協力体制で進めていただく
ことにした。
9.その他
各地区からの意見交換が行われた。
斬日本消化器がん検診学会の精度管理委員会に
おいて、試験制度を導入しようという動きが
ある。中央委員は是非学会に入会していただ
きたい。
斬症例CD作成中で、リニューアルをするため
にも症例があればいただきたい。
斬検診時の胃のポリープの取扱いについて質問
があり、明らかに良性のポリープと思われる
ものや毎年受診してポリープがあるのが分
かっている場合はチェックしないが、カルチ
ノイドが疑われるポリープは要精検とする意
見があった。
44
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
斬4月 1日
第116回 日 本 医 師 会 定 例 代 議 員
会が県医師会館で開催され、有海会長ほか役
会・第65回日本医師会定例総会が日本医師会
斬〃
館で開催され、有海会長、須藤・松下・栗谷
斬〃
副会長、佐藤常任理事出席。
斬〃
3日
4日
斬〃
斬〃
正副会長会議を県医師会館で開催。
5日
斬〃
斬〃
第3回四師会禁煙推進委員会が県
看護協会会館で開催され、中條常任理事出席。
斬〃
6日
斬〃
斬〃
10日
子どもに対する予防接種について、
斬〃
斬〃
地区医師会長宛通知。
斬〃
各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
挙行され、中里監事出席。
斬〃
11日
斬〃
区医師会長宛通知。
斬〃
山形県医師会協同組合総務部委員
分娩における医師、助産師、看護
師等の役割分担と連携等について、各郡市地
第1回常任理事会を県医師会館で
開催。
児童虐待・配偶者等からの暴力
(D
V)の早期発見のための取組の促進について、
総合文化センターで挙行され、栗谷副会長出席。
鶴岡准看護学院入学式が同学院で
第29回母子保健奨励賞(平成19年
度)受賞候補者の推薦依頼について、各郡市
酒田看護専門学校入学式が酒田市
斬〃
既存医療法人から新制度医療法人
への移行について、各郡市地区医師会長宛通知。
臨床研修医へのオリエンテーショ
ンを山形済生病院で開催。
斬〃
70歳未満の者の入院等に係る高
区医師会長宛通知。
各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
レセプトのオンライン請求につい
額療養費の現物給付化等について、各郡市地
会報編集会議を県医師会館ほかで
臨床研修医へのオリエンテーショ
9日
各郡市地区医師会における救急・
て、各郡市地区医師会長宛通知。
ンを山形市立病院済生館で開催。
斬〃
日医総研創立10周年記念市民公
会長宛通知。
開催。
斬〃
13日
大規模災害等対策について、各郡市地区医師
ンを山大医学部附属病院で開催。
禁煙推進委員会を県医師会館で開催。
臨床研修医へのオリエンテーショ
栗谷副会長、佐藤常任理事出席。
臨床研修医へのオリエンテーショ
斬〃
会館検討委員会を県医師会館で開催。
開講座が日本医師会館で開催され、有海会長、
臨床研修医へのオリエンテーショ
ンを市立酒田病院、県立日本海病院で開催。
斬〃
12日
ンを県立新庄病院、米沢市立病院で開催。
臨床研修医へのオリエンテーショ
ンを県立中央病院、公立置賜総合病院で開催。
斬〃
員出席。
定期予防接種実施要領の一部改正
等について、各郡市地区医師会長宛送付。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
感染症発生動向調査事業実施要綱
斬〃
の一部改正について、各郡市地区医師会長宛
斬〃
斬〃
送付。
斬〃
斬〃
14日
第61回東北医師会連合会総会並び
青森グランドホテルで開催され、武田常任理事出席。
斬〃
平成19年度山形県医師会会費徴
斬〃
斬〃
斬〃
斬〃
20日
集団研修会メンバーの依頼について、各郡市
地区医師会長宛通知。
斬〃
依頼について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
北村山地区医師会総会がよし田川
宛通知。
斬〃
寒河江市西村山郡医師会総会が同
師会長宛通知。
斬〃
医師会館で開催され、須藤副会長出席。
斬〃
長宛送付。
斬〃
三原・板坂・中條常任理事、原田理事、小林
監事出席。
斬〃
23日
24日
で開催。
医療機能情報提供制度実施要領に
ついて、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
地域保健医療委員会を県医師会館
医師又は歯科医師に対する再教育
研修の実施について、各郡市地区医師会長宛
山形県交通安全対策協議会委員会
通知。
が県庁で開催され、松本次長出席。
斬〃
軽度者に係る福祉用具貸与の取扱
いに関する一部改正通知を各郡市地区医師会
都道府県医師会特定健診・特定保
健指導連絡協議会が日本医師会館で開催され、
山形県救急医療・救急業務関係者
知事表彰の推薦依頼について、各郡市地区医
日医定款・諸規程検討委員会が日
21日
日本医師会最高優功賞受賞候補者
の推薦方依頼について、各郡市地区医師会長
本医師会館で開催され、須藤副会長出席。
斬〃
米寿会員並びに白寿会員の調査方
学術委員会を県医師会館で開催。
別館で開催され、有海会長出席。
斬〃
平成19年度山形県医師会産業医
斬〃
天童市東村山郡医師会総会が天童
ホテルで開催され、有海会長出席。
平成19年度全国安全週間の実施
長宛通知。
日医医賠責特約保険のご案内を各
18日
消化器検診中央委員会を県医師会
に伴う協力依頼について、各郡市地区医師会
地区医師会長宛通知。
郡市地区医師会長並びに会員宛通知。
27日
斬〃
る会員にかかる平成19年度日本医師会医師
斬〃
平成18年度日本医師会生涯教育
館ほかで開催。
日本医師会会費減免の適用を受け
賠償責任保険の加入手続きについて、各郡市
本会会計監査を県医師会館で開催。
会長並びに会員宛通知。
収に関するご依頼について、各郡市地区医師
会長宛通知。
26日
制度申告についてのお願いを各郡市地区医師
新庄市最上郡医師会総会がつたや
本店で開催され、有海会長出席。
斬〃
山形県医師会協同組合理事会、山
され、有海会長ほか役員出席。
斬〃
斬〃
第1回全理事会を県医師会館で開催。
形県医師信用組合理事会が県医師会館で開催
に学術大会東北各県医師会担当理事打合会が
16日
25日
45
斬〃
医療法等の改正について、各郡市
地区医師会長宛通知。
46
斬〃
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
政府管掌健康保険及び船員保険の
斬〃
被保険者等の医療費に関する高額査定のお知
らせについて、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
師会長宛送付。
斬〃
斬〃
郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
準)の取扱いついて、各郡市地区医師会長宛
通知。
る基本的な考え方」に対するパブリックコメン
斬〃
斬〃
斬〃
医療法人制度並びに医療法人の定
款変更について(いわゆる「持分あり医療法
人」)、各郡市地区医師会長宛通知。
医師会と救急医療に関する調査に
ついて、各郡市地区医師会長宛通知。
山形県警察における性犯罪被害者
への施策について、各郡市地区医師会長宛通知。
労災診療費算定基準の一部改定に
伴う自賠責保険診療費算定基準(自賠責新基
「後期高齢者医療の在り方に関す
ト募集について、各郡市地区医師会長宛通知。
労災診療費算定基準の一部改定に
ついて、各郡市地区医師会長宛通知。
産業廃棄物管理票に関する報告書
および電子マニフェストの普及について、各
がんに関する冊子を各郡市地区医
斬〃
29日
山形県鍼灸師会平成19年度通常
総会懇親会がホ
テ
ル
サン
ル
ート
山形で開催され、有海
会長出席。
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
47
会 員 異 動
4月30日現在会員数 1,
677名 A会員 730名 B会員 873名 C会員 1名 準会員 73名
○ 会 員 訃 報
死亡年月日
平成19年4月29日
郡市地区医師会
酒 田 地 区
氏 名
市 川 美 佐 子
享 年
87歳
○ 入 会
月 日
3.
26
4.1
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
4.5
4.
11
4.
20
郡市地区医師会
山
形
市
山 形 大 学
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
天童市東村山郡
天童市東村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
北 村 山 地 区
北 村 山 地 区
北 村 山 地 区
新庄市最上郡
新庄市最上郡
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
長井市西置賜郡
米
沢
市
山
形
市
山 形 大 学
天童市東村山郡
会員区分
B
B
B
B
準
準
準
B
B
B
B
B
B
B
準
準
B
B
B
B
B
A
A
B
B
B
準
B
B
B
氏 名
橋 本 功
小 坂 太 祐
遠 藤 栄 一
三 角 幸 生
松 井 幹 之
川 野 研 悟
川 越 美 紀
鯨 井 隆
佐々木 明 子
岩 蒼 聖
山 中 祥 弘
秋 葉 理
鈴 木 健 二
布 施 明
原 田 幹 生
田 中 賢
柴 田 雄 二
鎌 塚 栄一郎
静 田 裕
福 井 元
渋 間 久
諸 橋 政 人
和 田 了
冨 田 晋 吾
清 野 光 理
岩 野 大 輔
伊 藤 淳
間 中 英 夫
磯 部 秀 樹
三 條 篤 史
旧勤務地
海外留学
山形市
鶴岡市
山形市
山形市
山形市
山形市
愛知県
山形市
東置賜郡川西町
新庄市
神奈川県
天童市
山形市
酒田市
山形市
新庄市
東根市
尾花沢市
青森県
山形市
新潟県
栃木県
東田川郡三川町
神奈川県
東置賜郡川西町
福島県
寒河江市
西村山郡河北町
天童市
48
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
○ 異 月 日
3.
30
4.1
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
○ 退 月 日
3.
31
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
4.
30
〃
動
郡市地区医師会
天童市東村山郡
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
天童市東村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
北 村 山 地 区
北 村 山 地 区
北 村 山 地 区
北 村 山 地 区
酒 田 地 区
酒 田 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
南陽市東置賜郡
南陽市東置賜郡
長井市西置賜郡
長井市西置賜郡
米
沢
市
会員区分
A
B→A
A
A
A
A
B
B
B
B
B
B
A
A
B
B
準→B
A
A
A
準→B
B
B
A→B
B
A→B
B→A
A→B
A
A
A
氏 名
芳 賀 幹 雄
稲 村 博 雄
伊 藤 啓 一
奥 山 芳 見
小 松 義 昌
高 柳 誠
新 藤 徹 郎
三 宅 公 人
高 橋 邦 夫
沼 倉 堅 一
荒 木 隆 夫
中 村 由紀子
佐 藤 聡
和 田 潤 一
千 葉 純 哉
大 沼 寛
寒河江 正 明
小 野 和 彦
半 田 和 広
松 木 達 也
佐 伯 和 則
小 山 雄 太
緑 川 新 一
和 田 満
北 本 亮 一
佐 藤 純 子
竹 田 聡
大 塚 孝 元
近 藤 慈 夫
齋 藤 和 幸
古 川 和 秀
備 考
法人化
新規開業
法人化
〃
〃
〃
勤務先変更
〃
〃
〃
〃
〃
法人化
〃
医師会異動
〃
会員区分変更
法人化
法人化・施設名称変更
法人化
会員区分変更
勤務先変更
〃
会員区分変更
勤務先変更
会員区分変更
新規開業
会員区分変更
法人化
〃
現住所変更
会員区分
B
B
準
B
B
B
B
B
準
準
氏 名
仲 野 春 樹
藤 嶋 昌一郎
畑 中 宏 樹
池 山 有 子
滝 沢 隆 雄
斎 藤 淳 史
三 崎 大
佐 藤 智佳子
荒 井 崇 彦
戸 屋 亮
備 考(移転先)
会
郡市地区医師会
山 形 大 学
山 形 大 学
山
形
市
天童市東村山郡
北 村 山 地 区
酒 田 地 区
鶴 岡 地 区
長井市西置賜郡
山
形
市
寒河江市西村山郡
京都府
熊本県
東京都
石川県
山形市
東京都
酒田市
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
49
医師国保だより
平成19年1月分の保険給付費の状況
本組合被保険者にかかる1月分の療養諸費及びその他の諸給付並びに老人保健該当者の医療諸費につ
いては、次のとおりです。
1.療養諸費
1月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院8,
098千円、入院外6,
110千円、歯科2,
110千円、診療費
合計で16,
318千円となりました。組合負担額の前年度同期比では入院4.
47%減、入院外3.
64%増、歯科
13.
71%増、診療費計で1.
74%増とほぼ同額で推移しています。
また、昨年度高めで推移した調剤は3.
49%減と引き続き減少しています。
療養諸費
区 分
件数
日数
費 用 額
円
第1種 入 院
医
組合員
入院外
第 2 種 入 院
組 合 員
及
び
世 帯 員
科
入院外
計
歯
科
第1種組合員
第 2 種 組 合 員
及 び 世 帯 員
計
調
剤
入院時食事療養費
訪
問
看
護
療
養
費
移
送
費
療 養 諸 費 合 計
本 年 度 累 計
前 年 度 同 期 比
一 部 負 担 金
他
薬剤一部負担金 負
組合負担額
6
63
5,
926,
600
190 265
2,
414,
870
16 235
5,
641,
330
640 938
6,
214,
140
852 1,
501 20,
196,
940
102 193
939,
850
202 360
2,
055,
660
304 553
2,
995,
510
382 487
3,
679,
620
(
17) (
730)
476,
434
0
0
0
27
142,
280
0
0
1,
565
- 27,
490,
784
16,
266
- 264,
671,
205
105.
5
103.
8
円
4,
148,
620
1,
700,
383
3,
948,
928
4,
409,
144
14,
207,
075
659,
689
1,
450,
786
2,
110,
475
2,
591,
979
286,
634
0
100,
158
0
19,
296,
321
187,
052,
302
100.
2
円
1,
777,
980
692,
173
1,
491,
673
1,
535,
880
5,
497,
706
280,
161
564,
285
844,
446
932,
486
165,
620
0
38,
910
0
7,
479,
168
69,
949,
244
113.
0
円
担
法 1件当り 1人当り
額 費 用 額 費 用 額
円
0
0
22,
314
- 200,
729
0
269,
116
0
492,
159
0
0
0
40,
589
0
40,
589
0
155,
155
24,
180
0
3,
212
0
0
715,
295
0 7,
669,
659
121.
4
円
987,
767
12,
710
352,
583
9,
710
23,
705
9,
214
10,
177
9,
854
9,
633
28,
026
0
5,
270
0
17,
566
16,
271
98.
4
円
9,
062
3,
692
2,
843
3,
132
7,
656
1,
437
1,
036
1,
136
1,
395
181
0
54
0
10,
421
100,
368
101.
5
2.その他組合の諸給付
1月分のその他の諸給付は、高額療養費13件1,
359,
036円、出産育児一時金1件350,
000円、葬祭費3
件450,
000円、傷病手当金2件125,
000円を給付しました。
その他組合の諸給付
種 別
件 数
金 額
備 考
円
高 額 療 養 費
13
出産育児一時金
1
350,
000 家族1人
葬
費
3
450,
000 第1種組合員2人、家族1人
傷 病 手 当 金
2
125,
000 第1種組合員2人
合
祭
計
19
1,
359,
036
2,
284,
036
50
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
3.組合の老人保健該当者の医療諸費
1月分の老人保健該当者の医療諸費費用額は、入院6,
455千円で老健該当者1人当たり前年同期比
52.
16%減、入院外5,
037千円で10.
25%増、歯科516千円で19.
08%増、診療費計12,
008千円で35.
08%減
となりました。
1月までの医療諸費合計では老人保健1人当たり費用額で5.
07%の減となりました。
老人保健該当者の医療諸費 区 分
件数
日数
老 人 保 健
負
担
額
費 用 額
円
入
院
入
院
外
歯
科
計
薬 剤 の 支 給
入院時食事療養費
施
設
療
養
費
入
訪
問
所
通
所
計
看
護
医
療
費
移
送
費
医 療 諸 費 計
本 年 度 累 計
13 250
317 534
54 109
384 893
163 211
(
11) (
586)
0
0
0
0
0
0
1
20
1
0
549
5,
951
-
6,
454,
550
5,
037,
490
515,
950
12,
007,
990
2,
527,
930
405,
398
0
0
0
160,
450
17,
819
0
15,
119,
587
201,
212,
666
円
5,
000,
591
3,
933,
276
374,
849
9,
308,
716
1,
937,
613
253,
038
0
0
0
112,
315
12,
473
0
11,
624,
155
163,
050,
368
4.保険給付費支払額の状況
1月分の保険給付費は21,
580千円で、前年に比
べ3,
399千円増加し、1月までの支払額は前年度
より4,
925千円の増加となっています。
平成18年度 保険給付費支払額の状況
平成17年度
平成18年度
17年度実績月平均
18年度当初予算月平均
24,805
22,098
17,407
18,904
21,488 21,547
一 部 負 担 金
他
法 1件当り 1人当り
薬剤一部負担金 負 担 額 費 用 額 費 用 額
円
円
1,
453,
959
1,
097,
051
141,
101
2,
692,
111
590,
317
152,
360
0
0
0
36,
135
5,
346
0
3,
476,
269
37,
423,
940
22,031 21,580
18,625
円
496,
504
15,
891
9,
555
31,
271
15,
509
36,
854
0
0
0
160,
450
17,
819
0
27,
540
33,
812
円
17,
880
13,
954
1,
429
33,
263
7,
003
1,
123
0
0
0
444
49
0
41,
883
533,
721
5.共済会の諸給付金の状況
1月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金2件
125,
000円、傷病給付金1件300,
000円、死亡弔慰
金2件600,
000円、出産給付金1件100,
000円、高
齢者褒賞給付金2件200,
000円、生存退会給付金
2件400,
000円を給付しました。
共済会の諸給付金の状況
種 別
件数
金額
備 考
円
傷 病 見 舞 金
20,348
円
0
0
7,
163
0
0
0
7,
163
0
0
0
0
0
0
0 12,
000
0
0
0
0
0 19,
163
0 738,
358
22,639
傷 病 給 付 金
20,436
死 亡 弔 慰 金
出 産 給 付 金
介 護 手 当 金
高齢者褒賞給付金
生存退会給付金
合 計
2
1
2
1
0
2
2
10
125,
000
300,
000
600,
000
100,
000
0
200,
000
400,
000
1,
725,
000
会員2人
会員1人
会員2人
配偶者1人
会員2人
会員2人
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
51
厚生年金基金だより(No.155)
事業概況(平成18年度第4四半期分:平成19年3月31日現在)
1.役員及び事務組織
理 事 の 定 数
代議員の定数
2.掛金率(報酬標準給与月額に対して)
職
員
数
8名
18名
3.加入員及び標準給与
男子
女子
1名
2名
普 通 掛 金 加 算 掛 金 事務費掛金
事 業 所 数
136
事業所あたり
人
加入員数平均
定
構
0.
3
成
比
%
合 計
5.
8
標準給与月額平均
円
23.
6
76.
4
100.
0
※加入員数の今年度増加数釈5
7名(+0.
95%)
錫錫錫錫錫錫錫錫錫若
男
子
女
子
計(平均)
44.
4
1,
426
4,
615
6,
041
323,
996
249,
733
267,
263
柑 一 時 金
人 数
人
年 金 額
円
一人当り平均額
円
751
64
2
154,
650,
994
17,
977,
700
104,
300
205,
927
280,
902
52,
150
人 数
人
一 時 金 額
円
一人当り平均額
円
139
44
2
28
19,
007,
500
22,
337,
800
892,
900
4,
319,
143
136,
745
507,
677
446,
450
154,
255
脱退一時金
選択一時金
遺族一時金
通算企業年金選択
5.年金資産
残高・利回り(平成18年度通期)
勘
1.
0
加 入 員 数
人
4.給 付
敢 年 金
年金受給権者
新規年金裁定者
失権者
4.
5
掛金率(%)
構成割合
科
目 運 用 委 託 先 委 託 割 合 時 価 残 高 修正総合利回り
%
百万円
%
信
年 金 信 託
66.
0
8,
783
5.
94
託
みずほ信託銀行
給付専用ファンド
-
140
0.
18
資
固 年 金 信 託 三菱UFJ信託銀行
15.
0
1,
955
5.
81
産
小 計
8
1
.
0
1
0
,
8
7
7
5
.
84
第一生命保険
2.
5
317
6.
41
定 上段
2.
5
226
0.
75
特 別 勘 定
2.
5
308
4.
57
保 第 1 特 約 日 本 生 命 保 険
2
.
5
2
3
9
0
.
75
資 険 下段
1.
5
188
5.
73
一 般 勘 定 明治安田生命
資 1.
5
137
0.
75
産 産 一 般 勘 定 大同生命保険
小 計
計
流動資産 計
年金資産 合計
6.
0
651
1.
25
19.
0
2,
066
特約 5.
55
一般 1.
01
100.
0
12,
943
96
13,
039
-
-
5.
34
-
-
資産の種類
国
国
外
外
一
そ
合
内 債
内 株
国 債
国 株
般 勘
の
券
式
券
式
定
他
計
時価残高
百万円
構成割合
%
2,
850
4,
831
919
2,
856
1,
253
234
12,
943
22.
1
37.
4
7.
0
22.
1
9.
7
1.
7
100.
0
※ 第4四半期通期市場収益率
(ベンチマーク)
国内債券
2.
17%
国内株式
0.
29%
外国債券
10.
24%
外国株式
17.
85%
短期金融資産
0.
18%
※ 前年度末の別途積立金(剰余金)
2,
701百万円
3月末日現在の別途積立金概算額
2,
786百万円
※ 平成18年度運用環境
国内株式は、6月までは円高進行、原油高、米景気減速懸念を受け大幅に調整しましたが、その後、国内景況
感の改善から上昇に転じました。
外国資産は原油価格高騰によるインフレ懸念などから米金利は上昇しましたが、その後、景気減速懸念から概
ね低下基調となりました。また、外国株式市場はインフレ指標の安定や、良好な企業業績から上昇しました。
資産全体の運用利回りは5.
34%を確保しました。
52
山形県医師会会報 平成19年5月 第669号
編 集 後 記
財政中立
医療問題担当理事連絡協議会が日医で緊急に行
ない。国民に不満の多い高度医療にアクセスしや
われ、強風のなか出席してきました。いろいろな
すくする為に、都道府県は地域の実情に合わせた
研修会・会議に出席させて頂いたので私なりに知
医療計画の下に医療センターを整備しなければな
識が増えてきました。
らない。地方自治体は病気になる前の予防医療に
日本の医療をどうすべきなのか、今度の参議院
重点を置き、住民に対しては自分自身の健康は自
選挙でも大きな問題になるでしょう。
分で守るように広報に努める。都道府県は数値目
医学部の定員を増やし、設備を充実させ優秀な
標を定め、その達成度に対し厚労省はペナルティ
指導医を配置したマグネットホスピタルに研修医
を実施する。高齢者特有の疾患構造に配慮し、総
を集め、一定の年限後に医療過疎地へ計画的に再
合的な診療を行える総合科医師を研修し標榜を認
分配する。在宅医療を促進し、看取りの多様性を
める。
担保する。その為には医療連携を強め地域リハビ
どうです、私でも山形市長くらいには立候補出
リテーションを推進し地域完結型医療を目指す。
来そうに思いませんか。このような事をいくら唱
診療所医師には、ポケットベルの常時携帯を勧奨
えても、社会保障費の総枠を決め、財政中立を前
し、時間外診療の病院集中を解消する。更に時間
提としている限り、どこかを削らなければ絵に描
外診療に対し、医療保険上の優遇策をとる。
いた餅です。
急性期と慢性期医療のあり方を考え、資源再配
在院日数が多いといわれてきましたが、諸外国
分を進め諸外国に比べ長すぎる在院日数を減少さ
と異なり、日本の数値は精神科や介護病床を含ん
せ、病院機能の効率的な運用をめざす。大学病院
だ統計ということです。選挙目当ての話ではなく、
は、在学中から一般臨床医と共に、医学研究を目
きちんとした資料を示すのが先です。
(佐藤泰司)
指す研究者を育成することを目指さなければなら
発
69号
山 形 県 医 師 会 会 報 第6
〃 ¥ 525
本会会誌の誌代525円は、山形県医師
行
者 有 海 躬 行
平成19年5月5日 印刷
平成19年5月10日 発行
編 集 委 員 栗 谷 義 樹
〃 〃 佐 藤 泰 司
三 原 一 郎
中 條 明 夫
発 行 所 社団法人
会会費賦課微収規程第2条別表に定め
る会費の中に含まれる。
山形県医師会
2432 山形市荒楯町一丁目8番9号 〒990TEL023-631-4350 FAX023-631-4352 印 刷 所
㈱
誠
文
堂
山形市本町一丁目7番50号 印
刷
第669号 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 平成19年5月10日発行 (毎月10日発行)