ダダ新聞:dADA 100 Tokyo (PDF, Number of pages 17, 6.6 MB)

DaDa since 1916 →
→
dada saLOne//
daDa gallery//
dadAlux // dAda
2016 TOkyo
The origin of the name Dada is unclear;
some believe that it is a nonsensical
word. Others maintain that it originates
from the Romanian artists Tristan
Tzara's and Marcel Janco's frequent use
of the words "da, da," meaning "yes,
yes" in the Romanian language. Another
theory says that the name "Dada" came
during a meeting of the group when
a paper knife stuck into a French–
German dictionary happened to point to
'dada', a French word for 'hobbyhorse'
exonemo
when you
cut into
the present
the future
leaks out
William S.
Burroughs
DADA − voilà un mot qui mène les idées à la chasse. Tristan Tzara
だ
だ
Marcel Duchamp
︱それは思想を狩猟へと導く一語だ。
dADA
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
Dada is
'nothing'.
1
2
dADa since 1916 →→
→
3
何百万という多くのヨーロッパの若者たちが駆り出された
爆発的に起きています。ダダ運動は、第一次大戦の戦場に、
歴 史 を 紐 解 く と、 創 造 性 は、 不 安 が 大 き く 高 ま る 時 代 に、
発祥の地の雰囲気を再現したユニークな会場で、一週間に
ラックスにて実現する﹁キャバレー・ヴォルテール﹂
。ダダ
心にて実験的なライブスペースを提供してきたスーパーデ
フェスティバルの中核となるのは、数年にわたり東京の中
東京
人類にとって悲劇の時代に生まれました。一部の芸術家や
的なパフォーマンスを体験する事ができます。
日∼
12
代 官 山 の﹁ 晴 れ た ら 空 に 豆 ま い て ﹂ で は、 日 本 の 伝 統 芸 能
わ た り︵ 月
7
の狂気は、ユーモアと創造的な抽象的概念をもって挑まず
とダダの精神的な関係性を探求するライブパフォーマンス
活動家にとって、戦争の不条理と自分たちの置かれた時代
にはいられないものだったのです。彼らは、自由な実験が
ン︵ 月
8
許される中立国スイスに、逃げ場をみいだしました。
世紀のフランスの思想家から
18
日︶
、 ダ ン ス、 音 楽 や 詩 な ど 画 期
18
日
3 ︶、
︵ 月
日︶
、 無 声 映 画︵ 月
日︶
、落語をテーマにし
7 26
7 11
たイベント︵ 月
日︶そして書とダンスのコラボレーショ
ダダが生まれたのは、
チューリヒのキャバレー・ヴォルテール。
8
18
日︶などが開催されます。
﹁ The Container
﹂
20
では現在のデジタルおよび仮想的な存在から生まれた包
社会の不条理を嘲笑した
名前をとったこのキャバレーは、若い芸術家や作家たちが
日 ∼ 10
月
18
括 的 な 詩 が 発 表 さ れ る ほ か︵ 月
7
た初めての宇宙詩や日本初のダダパフォーマンスの再演を
﹁アンスティチュ・フランセ東京﹂では深宇宙から受信され
集まる場所でした。あまり長くは続かなかったものの、フー
ゴ・バルとエミー・ヘニングスによって設立されたキャバ
体験することができます。
日︶アートスペースの﹁ ASAKUSA
﹂では、
﹁敵対と
15
レー・ヴォルテールは、様々な国籍を持つ人々のるつぼと
な り、 社 会 の 枠 を 越 え、 時 代 の 秩 序 を 脱 構 築 す る、 革 新 的
月
(7
シリーズを展示。近年のアートにおける地域コミュニティーと
芸術性の高いアイディアを生み出す格好の場となりました。
戦争の終結とともに、ダダイストたちは世界の芸術の中心
融和﹂をテーマにトマス・ヒルシュホルンの﹁モニュメント﹂
地 に、 自 分 た ち の﹁ ラ デ ィ カ ル ﹂ な 思 想 を 広 め る べ く、 世
界中に散っていきました。初めてのグローバルで概念的な
︵ 月
7 日
9∼
れます。
アート・ムーヴメントとして、彼らの目的は芸術的に美し
﹁早稲田大学會津八一博物館﹂では、ダダの創始者ツァラの
の協働と関与についての取り組みを考察します︵ 月
日∼
7 21
月
日︶
。ダダイズムとフダンシズムの社会的な影響に
8 21
つ い て 焦 点 を 当 て る パ フ ォ ー マ ン ス︵ 月
日︶と展示
7 14
日︶が豊島区の﹁ Dust Bunny
﹂にて開か
17
に疑問を投げかけることでした。彼らが築いた数ある拠点
いものを作ることではなく、難解な社会問題や芸術の目的
の 中 で も、 特 に、 パ リ、 ベ ル リ ン、 ニ ュ ー ヨ ー ク そ し て 東
日∼ 月
29
8 日
7 ︶が開催され、
軌跡をたどる展覧会︵ 月
7
初 版 オ リ ジ ナ ル な ど ダ ダ に 関 連 し た 資 料 が 紹 介 さ れ ま す。
京では無意味な詩、画期的な文学、ビジュアルや音楽的な
月 日
10
6 ︶、﹁トー
﹁国立新美術館アートライブラリー﹂では、日本のダダの需
日
6∼
パフォーマンスが、アートシーンに強力かつ長期的な影響
要と関連の深い資料が展示。
︵ 月
7
キョーワンダーサイトレジデンス﹂では、今日の社会にお
いてのダダとのかかわりについての対談が行われ、レジデ
日︶
。
24
を与えました。
初期のダダの出現が、世界を創造の旅に送り出し、また後
ンス中の海外からのアーティストも参加します
︵ 月
7
豊洲シビックセンターホールではキャバレー・ヴォルテー
戻りする事のない芸術の変化をもたらしてから、 100
年が
コンセプチュアルアートや現代アートを生む足がかりとな
ルにて演奏された作曲家の作品を集めたプログラムによる
経 ち ま し た。 ダ ダ は シ ュ ー ル レ ア リ ズ ム、 ポ ッ プ ア ー ト、
り、さらにフルクサスとネオダダを生み出しました。同時
日
8 ︶。
ピアノコンサートが開かれます︵ 月
7
横 浜 で は イ メ ー ジ フ ォ ー ラ ム に よ り、 フ ル ッ ク ス・ フ ィ ル
日︶
﹁スパイラル﹂
18
期にジャズが起こったのは偶然ではありません。多くの芸
で は、 現 代 社 会 に 影 響 を 及 ぼ し た ダ ダ を 取 り 上 げ、 現 代 詩
術運動が生まれては消えていく中、ダダは今もなお若々し
や演劇を発表するほか、ダダショップにて特別な展示が開
日ー
16
つまり芸術家にとってのグローバルで普遍的なインスピ
ムが特別上映されます。
︵ 月
7
レーションを失っていません。
かれます︵ 月
日︶
。
8 日
4 ∼ 14
周年事業のしめを飾るのが﹁東京ドイツ文化会館﹂にて開
く、 フ レ ッ シ ュ で 未 熟 で す ら あ り ま す。 ダ ダ は そ の 意 義、
東 京 で は、 き わ め て 独 創 的 な﹁ マ ヴ ォ﹂ と い う ダ ダ の ム ー
This newspaper you are holding in your hands
was published especially for the 100 year anniversary of Dadaism in Japan, to highlight its legacy, impact on popular culture, and relevance today. You will find in these pages original artworks
and statements contributed by artists, authors
and musicians from Japan and abroad. We hope
it will make you feel the spirit of «Dada».
上げ、
﹁抵抗、革命と創造﹂と題し、映画上映、パフォーマ
It is natural that Tokyo, which from 1923 onward
had its own highly inventive Dada movement,
«Mavo», will be on the map of world capitals
celebrating the legacy and influence of Dadaism.
Tokyo will mark this anniversary in the spirit of
Dada: open to all creative minds and with the
goal of encouraging their thoughts to change
direction. The Dadaists were the first to incorporate chance into their artistic creations, which
parallels how the Dada festival came together
– through spontaneous connections and accidental encounters. Multiple art institutions
have taken the gamble to propose unconventional events that will challenge the audience's
preconceptions.
In Yokohama, Image Forum will hold a special program introducing Fluxus films (Jul 16 - July 18).
The influence of Dada on contemporary society
will be the emphasis of the program at Spiral (Wacoal Art Center) in Omotesando, featuring contemporary poetry, drama and a special exhibition with a Dada shop (Aug 4–14). «Dada Hacken»
at the Goethe Institut Tokyo in Akasaka will provide a beautiful closing to the celebrations with a
program dedicated to Dadaism as a social experiment containing films screenings, performances and concerts: «Resistance, revolution and creation» (Sep 6–Sep 29).
催される﹁ダダ ハッケン﹂
。ダダイズムの社会的実験を取り
«Radical Democracy» by ASAKUSA
「敵対と融和」ASAKUSA
年に生まれ今日に至っています。そうし
1923
23
た街が、ダダイズムの遺産と影響を祝う世界の首都の地図
デラックス
ヴメントが
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・
日︶
。
29
Cabaret Voltaire @ SuperDeluxe
日
6∼
22
It has been 100 years since the initial Dada
outburst sent the world on a creative journey
and changed art irrevocably. Dada formed the
stepping stone for the emergence of Conceptual
art, Surrealism, Pop Art, and Modern Performance
Art – it brought to life Fluxus and Neo Dada. It is
not by accident that Jazz emerged at the same
time. While other art movements came and
went, Dada is still young, fresh and somewhat
juvenile; it has not lost its relevance – a global
and universal inspiration to artists.
ンスやコンサートが催されます︵ 月
9
20 「いま知るダダ、いま出会うダダ」大田佳栄
に 載 っ て い る の は 当 然 の こ と で す。 今 年、 東 京 で は、 創 造
«Woman Dadaists»
的な発想を持つ人々にオープン、かつ発想の方向転換を促
19 「ダダ女たち」
Original Dada artifacts will be exhibited at the
Waseda University Aizu Museum, retracing the
trajectory of one of its founders, Tristan Tzara (Jun
29–Aug 7), while the National Art Center will exhibit its collection of books and catalogues focusing on how Dada was introduced in Japan (Jul
6–Oct 17). Toyosu Civic Center Hall will hold a piano performance featuring music played at the
Cabaret Voltaire (Jul 8) and the heritage of Dadaism will be discussed at a public event with local
and overseas resident artists at the Tokyo Wonder Site Residency in Sumidaku (Jul 24).
本紙はダダイズムが今日の芸術に残したもの、人々が愛す
«Never-ending Dada» by Yukiko Shikata
る文化に与えた影響や今日の関連性などを取り上げ、日本
14 「ダダは終わらない」四方幸子
Once the war was over, the Dadaists spread
around the world to propagate their radical ideas to the major art capitals of the world. As the
first global and conceptual art movement, their
aim was not to make aesthetically appealing
objects but to question difficult societal issues
and the role of art. They founded branches in –
amongst other places – Paris, Berlin, New York
and Tokyo, where their poetic nonsense and
groundbreaking literary, visual and musical performances had a powerful and lasting impact on
the cultural scenes.
すことを目指して、ダダの周年事業が開催されます。ダダ
«Suiho Tagawa: Japan's first Dadaist
Cartoonist» by Kosei Ono
イストたちは、自発的なつながりと偶然の出会いを通じて、
小野耕世
Asakusa art space will be dedicated to the theme
of «radical democracy» with an exhibition based
on Thomas Hirschhorn's «Monument» series,
introducing recent art practices that critically
engage with society (Jul 21–Aug 21). The social
influences of Dadaism and Fudanshizm will be the
focus of a performance (Jul14) and an exhibition
at Dust Bunny in Toshima (Jul 9–Jul 17).
周年のために特別に発行されたもの
100
13 「日本最初のダダイスト漫画家・田河水泡」
In Daikanyama, Art space Mameromantic will
explore the spiritual connections between traditional Japanese arts and Dadaism, featuring a tea
ceremony (Jul 26), silent films (Jul 11), a Rakugo
play (Aug 18) and meditation and dance (Aug 20)
while the Container, will explore the generic poetry of our current digital and virtual existence
(Jul 18–Oct 3). The Institut français du Japon in
Iidabashi will showcase the very first artwork that
was launched into deep space (Jul 15).
です。国内外の様々なアーティストや作家の方々からオリ
12 「日本のダダイスト」五十殿利治
Dada was born at the Cabaret Voltaire in Zurich,
a gathering place for these young artists and
writers, named after the 18th century French
satirist Voltaire, who mocked the absurdities of
his society. Founded by Hugo Ball and companion
Emmy Hennings, it became, during its relatively
short life-span, a melting-pot of nationalities
and a fertile ground for revolutionary artistic
ideas, pushing the boundaries of society and
deconstructing the establishment of the time.
A centerpiece of the program will be the Cabaret Voltaire at the SuperDeluxe, which for many
years has offered a space for experimentation in
the heart of Tokyo. For an entire week (Jul 12–18),
art-enthusiasts will have the opportunity to feel
the atmosphere of the birthplace of Dadaism in a
uniquely transformed space with groundbreaking
performances of dance, music and poetry.
で開催されるダダ
«Dada in the wake of a disaster»
by ASAKUSA
Throughout history, bursts of creativity often
happened in times of turmoil. The Dada movement emerged from a human tragedy, when
millions of young Europeans were sent to the
battlefields of the First World War. For some
artists and activists, the absurdity of war and
the madness of their era had to be challenged
with humor and creative abstraction. They found
refuge in neutral Switzerland where they could
give free reign to their desire for experimentation.
芸術作品に新たな﹁機会﹂を盛り込みました。今回のダダフェ
10
Dada global map
ダダ世界地図
dADaTokyo
スティバルの組織構成も同様、多数の芸術団体が観客の先
8
「チューリヒ・ダダ百周年に寄せて」塚原史
ジナル作品やステートメントをお寄せいただきました。
﹁ダ
5
Cabaret Voltaire
キャバレー・ヴォルテール
ダ﹂の精神を皆様に感じていただければ光栄です。
4
東京ダダ
入観に挑む、型破りなイベントを提案するという大きな賭
2
Dada Tokyo
けを試みています。
coNteNTs
DaDa since 1916 →
ダ
ダ
ー
ヒ・ダ
チューリヒの無意味の祝祭はニューヨーク・ダダに引き継
年に白い
1917
陶製の小便器にサインしただけのオブジェを﹁泉﹂と題し
がれ、フランスから移住したデュシャンが
て発表した。この有名な事件は、ツァラの宣言とともにダ
ジ ョ ー ン ズ ら に よ っ て ネ オ ダ ダ︵
に落下させて﹁偶然によって配置されたコラージュ﹂を作っ
詩﹁ガジベリビンバ﹂を朗読し、アルプは紙切れを無作為
験のプロトタイプとして重要な役割を果たしたが、その背
ちが国境や言語を超えて芸術の未知の可能性を追求する体
以上見てきたように、チューリヒ・ダダは、アーティストた
した。
論理はいつも間違っている。
Hugo Ball, Karawane Sound poem, 1917
詩「Karawane」
(フーゴ・バル、1917 年)
キャバレー・ヴォルテール
ja.wikipedia.org/wiki/
キャバレー・ヴォルテール (Cabaret Voltaire)
とは、
年 月
ドイツ人文学者フーゴ・バルによって 1916
2 5
日に開店したキャバレー。スイス、チューリヒのシュ
ピーゲルガッセの 番
1 地にあった。チューリヒ・ダダ
の活動拠点として知られる。
キャバレーには、トリスタン・ツァラ、ハンス・アルプ、
リヒャルト・ヒュルゼンベック︵ドイツ語版、英語版︶
といった作家や、各国からやってきた亡命者が多く集
まった。
なお、第二次世界大戦後は空き家となっていたが、市
年に観光促進という目的で
の所有建物となって 2003
賃貸され、写真のような外観を呈して改めて開店され
ているが、当時のものとは全く無関係である。
キャバレー・ヴォルテール
La logique est toujours fause. Tristan Tzara
Magazin Dada // Edited by Tristan Tzara. Zurich, Paris, 1917–1921 // 7 numbers // no 7
ダダ機関誌 7 号 (トリスタン・ツァラ編集、1917 − 1921 年、パリ)
今なぜダダなのか︱
ダ百周年に寄せて
塚原 史 ︵早稲田大学教授︶
ダの反芸術性を象徴しており、対象を表象する絵画や彫刻
術への拡張をとげる現代アートの起源となった。こうして、
から離れてインスタレーションやパフォーマンスや環境芸
わずか数年でチューリヒから世界中に拡がったダダ運動は、
年は現代アートの起源となったダダの運動がスイス
2016
で始まってから百年目にあたる。この機会に﹁今なぜダダ
ル と し て の﹁ ダ ダ 主 義 ﹂ で は な く、 ツ ァ ラ が
ある。その意味でダダイズムとも自称したが特定のスタイ
で同時代のアートのグローバリゼーションを実現したので
世紀のロマン主義や印象主義などをはるかに超える規模
19
なのか?﹂という疑問に手みじかに接近してみよう。
・
1ダダはチューリヒ発の反芸術運動だった。
ダダといってもウルトラマンの三面怪人ではなくて、 1916
年
第一次世界大戦の最中に、永世中立国スイスに集まった若
年代に強
20
年
1930
調 し た よ う に﹁ ダ ダ は 一 つ の 精 神 状 態 ﹂ だ っ た。
代以降、次の世界戦争の接近とともにアヴァンギャルドが
生され、日本でも篠原有司男、荒川修作らがボクシング絵
抑圧されるとダダの運動も姿を消したが、第二次大戦後の
者たちが企てた
世紀最大の反芸術運動のことだ。チュー
20
リヒの裏通りシュピーゲルガッセ 番
1 地にドイツ出身の詩
ラが意味不明な
画 や 棺 桶 シ リ ー ズ な ど 常 識 破 り の 作 品 で 世 間 を 驚 か せ た。
人フーゴ・バルがオープンした文芸カフェ﹁キャバレー・ヴォ
面目な﹂芸術を否定する彼らの運動の名前に選んだのであ
リトアニア出身のマチューナスが韓国出身のナム・ジュン・
ルテール﹂を舞台に、ルーマニア出身の若者トリスタン・ツァ
る。ダダの初期のグループにはリヒター、ヒュルゼンベック、
年代、ダダの反芸術の精神はアメリカのジャズパー・
1960
︶として再
NEO DADA
アルプと妻のトイバー=アルプ、ヤンコら各国のアーティ
という語を、伝統的なスタイルの﹁真
DADA
ストたちが参加し、キャバレー・ヴォルテールやギャラリー・
そダダ﹂なのだ。
り、 DADA
は今なお現在形で進行している。だから﹁今こ
の先端的アーティストは直接間接にダダの影響を受けてお
ス ト や 艾 未 未︵ ア イ・ ウ ェ イ ウ ェ イ ︶ に い た る ま で、 多 く
チューリヒ・ダダに遡る。その後
パイクらと始めたフルクサス︵
︶も、その源流は
FLUXUS
世紀のダミアン・ハー
21
ダダを拠点に、詩や絵画や彫刻などの作品が意味を持つこ
とを拒否して、言葉やフォルムの選択を偶然性や自然発生
性にゆだねる新しい芸術活動を展開した。
ツァラは﹁ダダ宣言
﹂で﹁ダダは何も意味しない!﹂
1918
﹁否定と破壊の大仕事を成し遂げるのだ!﹂と叫んだが、ダ
ダの否定と破壊は当時の常識的価値観の否定と破壊に向け
たりした。彼らは、近代的理性が戦争の殺戮に暗転した明
景には、第一次大戦期のスイスの豊かな知的土壌があった。
・
3ダダの故郷スイスは第一次大戦中に大きな文化的貢献を
日をも知れぬ世界で﹁宇宙的カオス状態の純粋さ﹂と﹁支
られ、バルはボール紙の服を着て無意味な音声だけの音響
離滅裂なものの絡み合い﹂
︵ツァラ︶を衝突させて、あらゆ
キャバレー・ヴォルテールと同年の
出版されたし︵没後出版︶、チューリヒ工科大学で学んだア
ヴ大学教授ソシュールの歴史的名著﹃一般言語学講義﹄が
年には、ジュネー
1916
る既成芸術を乗り越える﹁反芸術﹂という新しい芸術をめ
ざしたのだった。
イ ン シ ュ タ イ ン の﹃ 一 般 相 対 性 理 論 ﹄ も 発 表 さ れ て い る。
1915
チューリヒ・ダダが発信した反芸術のメッセージは、ヨー
年からチューリヒに五年滞在し﹃ユリシーズ﹄を執筆して
ま た、 ア イ ル ラ ン ド の 作 家 ジ ェ ー ム ズ・ ジ ョ イ ス は
・
2ダダは史上初のアートのグローバリゼーションだった。
ロッパからアメリカ、そして日本にも伝わって、一次大戦中
念碑的著作はスイスの文化的貢献の大きさを現代に伝えて
い る。 こ の 時 期 の ス イ ス を 原 点 と す る こ れ ら
世紀の記
20
か ら 戦 後 に か け て パ リ、 ベ ル リ ン、 ニ ュ ー ヨ ー ク、 東 京 と
いる。ダダ百年とともに思い出しておきたい。
世界中のメトロポリスでダダイストが出現することになり、
イタリアの未来派、ソヴィエト・ロシアの構成主義などと
ともに、 1910
∼ 20
年代にはアヴァンギャルド 前
(衛 芸
)
術の全盛時代が到来する。ツァラが移住したパリでは、ブ
ルトン︵またしても怪獣ではない︶たちが無意味より無意
識の探求を選んでダダからシュルレアリスムが生まれ、ベ
年に高橋新吉が﹁ダダイスト新
1923
The Cabaret Voltaire. Under this name a group of
young artists and writers has formed with the object
of becoming a center for artistic entertainment. In
principle, the Cabaret will be run by artists, permanent
guests, who, following their daily reunions, will give
musical or literary performances. Young Zürich artists,
of all tendencies, are invited to join us with suggestions
and proposals.
ルリンではグロスらが体制批判の政治運動としてのダダを
展開した。東京では
吉の詩﹂を出版、ベルリンで学んだ村山知義らが前衛集団
を結成している。高橋はその後仏教︵禅宗︶に向か
MAVO
en.wikipedia.org/wiki/Cabaret_Voltaire_(Zurich)
年に﹁ダダは仏教に近い無関心の宗
1922
While the Dada movement was just beginning, by 1917
the excitement generated by the cabaret Voltaire had
fizzled out and the artists moved on to other places in
Zürich such as the Galerie Dada at Bahnhofstrasse 19,
then later Paris and Berlin.
教への回帰のようなものです﹂と語っていたから、ツァラ
The cabaret featured spoken word, dance and music.
The soirees were often raucous events with artists
experimenting with new forms of performance, such
as sound poetry and simultaneous poetry. Mirroring
the maelstrom of World War I raging around it, the art
it exhibited was often chaotic and brutal. On at least
one occasion, the audience attacked the cabaret's
stage. Though the cabaret was to be the birthplace
of the Dadaist movement, it featured artists from
every sector of the avant-garde, including Futurism's
Marinetti. The cabaret exhibited radically experimental
artists, many of whom went on to change the face of
their artistic disciplines; featured artists included
Wassily Kandinsky, Paul Klee, Giorgio de Chirico, Sophie
Taeuber-Arp, and Max Ernst.
うが、ツァラは
On July 28, 1916, Ball read out the Dada Manifesto. In
June, Ball had also published a journal with the same
name. It featured work from artists such as the poet
Guillaume Apollinaire and had a cover designed by Arp.
リ
Switzerland was a neutral country during World War
I and among the many refugees coming to Zürich
were artists from all over Europe. Ball and Hennings
approached Ephraim Jan, patron of the Holländische
Meierei at Spiegelgasse 1, which had already hosted
Zürich's first literary cabaret, the Pantagruel in 1915.
Jan permitted them to use the back room for events.
The press release on 2 February 1916 announcing the
opening of the club reads:
The origin of the
name Dada is
unclear; some
believe that it is a
nonsensical word.
Others maintain that
it originates from
the Romanian artists
Tristan Tzara's and
Marcel Janco's
frequent use of the
words «da, da,»
meaning «yes, yes»
in the Romanian
language. Another
theory says that the
name «Dada» came
during a meeting
of the group when
a paper knife stuck
into a French–
German dictionary
happened to point to
'dada', a French word
for 'hobbyhorse'
チ
ュ
Cabaret Voltaire
と高橋新吉は西欧近代の合理主義への懐疑という面で重
Hugo Ball in his diary entry 1916; as quoted in Looking at Dada, eds. Sarah Ganz Blythe & Edward D. Powers - The Museum of Modern Art New York, ISBN: 087070-705-1; p. 3
なっていたともいえるだろう。
Our cabaret [Cabaret Voltaire] is a gesture.. . Every word that
is spoken and sung here says at least this one thing: that this
humiliating age has not succeeded in winning our respect.
5
→
DaDa since 1916 →
dADa since 1916 →→
4
dADa since 1916 →→
DaDa since 1916 →
→
7
«Der Dada n.2» Berlin, December 1919
Poster for the opening of the Cabaret Voltaire on Feb. 5, 1916
lithograph by Marcel Slodki.
キャバレー・ヴォルテール開館記念ポスター(1916 年2月 5 日、マルセル・スロトキ作)
6
«Typical Vertical Mess as Depiction of the Dada Baargeld»
Johannes Theodor Baargeld (1892–1927), 1920,
Kunsthaus Zürich, Graphische Sammlung
Die Kathedrale, 1920 / Kurt Schwitters / Lithography
(method of Tristan Tzara)
は何も意味しない。
DADA
Dada ne signifie rien. Tristan Tzara
«Rongwrong» New York, July 1917
Proclamation sans prétention. Tristan Tzara
Magazin Dada 4-5 // Edited by Tristan Tzara // Cover by F. Picabia
ダダ機関誌 4-5 号(トリスタン・ツァラ編集、フランシス・ピカビア表紙)
﹁気取りのない声明﹂
«Voorbijtrekkende troep» (Passing Troop), August 1915 // Theo van Doesburg
DER ZELTWEG, Zürich, November 1919
How to Make a Dadaist Poem
–Take a newspaper.
–Take a pair of scissors.
–Choose an article as long as you are
planning to make your poem.
–Cut out the article.
–Then cut out each of the words that
make up this article and put them
in a bag.
–Shake it gently.
–Then take out the scraps one after
the other in the order in which they
left the bag.
–Copy conscientiously.
–The poem will be like you.
–And here are you a writer, infinitely
original and endowed with a
sensibility that is charming though
beyond the understanding of the
vulgar.
«Le cœr à barbe» Paris, April 1922
L.H.O.O.Q. (1919). Marcel Duchamp
Man Ray «Belle Haleine», 1920
Silver gelatin print,22 x 17 cm
8
dADa since 1016 →→
the first international art movement
ダダ・ムーヴメントは、第一次世界大戦勃発の要求に対する反ムーブメ
ントだ。本質的には、文学的でも絵画的でもないにも関わらず、ダダは
世界中の画家や文筆家たちの中に擁護者を見つけた。
マックス・エルンストの 1917 年のケルンでの活動は、彼をダダの代表
画家に仕立て上げた。彼の 1919 年から 1921 年に創作された潜在意
識の世界を描いた絵画やスケッチ、コラージュは、すでにシュルレアリ
スムを予兆している。彼のそれまでの実績は、確かに影響を与えており、
シュルレアリスム文学者たちの潜在意識の探索へ大きな広がりを与えた
のだ。
マルセル・デュシャン 「Appreciations of other artists:マックス・エルンスト」
The Dada movement was an anti-movement which
corresponded to a need born of the first World War.
Although neither literary nor pictorial in essence, Dada
found its exponents in painters and writers scattered
all over the world. Max Ernst's activities in Cologne in
1917 made him the foremost representative of the Dada
painters. Between 1919 and 1921 his paintings, drawings
and collages depicting the world of the subconscious were
already a foretaste of Surrealism.. .In fact his previous
achievements had certainly influenced, to a great extent,
the literary Surrealist exploration of the subconscious.
Marcel Duchamp in:
'Appreciations of other artists': Max Ernst
DaDa since 1916 →
the first international art movement
Paris // France
Jean Arp
Andre Breton
Arthur Cravan
Marcel Duchamp
Max Ernst
Francis Picabia
Man Ray
Tristan Tzara
«Ich lebe im – Vielleicht.
Ich bin die grosse Frage.»
Emmy Hennings, aus: Gefängnis (1917)
→
9
「私は生きている・・恐らく。
私が大きな問いなのだ」
エミー・ヘニングス『刑務所 (1917)』より
Hans Arp 1925
Photo. From «De Stijl», vol. 7,
nr. 73/74 (Jan. 1926)
André Breton 1924
Opening of the Max Ernst exhibition at the gallery Au Sans Pareil,
May 2, 1921.
From left to right: René Hilsum, Benjamin Péret, Serge Charchoune,
Philippe Soupault on top of the ladder with a bicycle under his arm,
Jacques Rigaut (upside down), André Breton and Simone Kahn.
Sophie Taeuber Arp on the 50 Swiss franc note
Hugo Balls Auftritt im Cabaret
Voltaire 1916
The Baroness was a citizen
of terror, a contemporary
without a country.
Zürich // Switzerland
Hugo Ball
Emmy Hennings
Tristan Tzara
Marcel Janco
Richard Huelsenbeck
Sophie Taeuber Arp
Hans Arp
*
Monte Verita //
Switzerland
Hugo Ball
Emmy Hennings
Sophie Taeuber-Arp
Rudolf Von Laan
Sophie Taeuber Arp
Geneve // Switzerland
Hans Arp
Walter Serner
Tristan Tzara
Tristan Tzara, 1915
Angelika Hoerle «Mann mit Auge»
Richard Huelsenbeck
― Djuna Barnes
バロネスは、テロ市民、国を持た
ない現代人だった。
Moscow // Russia
El Lissitzky
デューナ・バーンズ
Lenin Tribune, sketch by
El Lissitzky, 1920. Collection
State Tretyakov Gallery, Moscow
Cravan
declared
no single
nationality
and claimed
instead to be
«a citizen of
20 countries».
Tokyo // Japan
Hisao Maki
Tomoyoshi Murayama
Tatsuo Okada
Iwane Sumiya
Eikichi Yamazato
Michihiro Takamizawa
Merz Magazine Layout by El
Lissitzky, 1924
どの国の者でもない。
「20 か国の市民
だ」– クラバンの主張
New York // USA
Elsa von Freytag Loringhoven
Arthur Cravan
Marcel Duchamp
Man Ray
Francis Picabia
Alfred Stieglitz
Beatrice Wood
The Arensbergs
Berlin // Germany
Hans Arp
Johannes Baader
Hugo Ball
George Grosz
Raoul Hausmann
John Heartfield
Hannah Höch
Richard Huelsenbeck
Cologne // Germany
Hans Arp
Max Ernst
Johannes Baargeld
Hannover // Germany
Kurt Schwitters
Hans Arp
Weimar // Germany
Tristan Tzara
Hans Arp
Kurt Schwitters
Theo Van Doesburg
El Lissitzky
Theo Van Doesburg
Kurt Schwitters Merzbau
reconstruction
Tomoyoshi Murayama 1955
Barcelona // Spain
Arthur Cravan
Francis Picabia
私たち、つまりダダ・ムーヴメントの創始
George Grosz and
John Heartfield, Dada Exhibition
June 1920 //
Dada Almanach // Richard
Huelsenbeck // p 41
者たちは、それ自体が鏡に映る「時間」を
与えようと試みたのだ。
クルト・シュヴィッタース (1923) メルツ
創刊号にて
冊子「Wat is Dada?」
(テオ・ファン・ドゥースブルフ表紙)
私は芸術を信じない。芸術家を信じる。
― マルセル・デュシャン
I don't believe in art.
I believe in artists.
― Marcel Duchamp
We, the founders of Dadamovement try to give 'time' its
own reflection in the mirror.
Kurt Schwitters (1923) in first
edition of journal Merz
The medium is as unimportant as I myself.
Essential is only the forming.
― Kurt Schwitters
Berliner Dada-Ausstellung Juni 1920// von links nach rechts: Raoul
Hausmann, Hannah Höch, Dr. Otto Burchard, Johannes Baader,
Wieland Herzfelde und seine Frau, Dr. Oz, George Grosz und John
Heartfield
Dada Almanach // Richard Huelsenbeck //p 129
メディアは私自身と同じくらい取るに足りないもの
だ。本質はその形成にある。
― クルト・シュヴィッタース
『アール・ヴィヴァン』33 号(1989 年)
«Art Vivant» No. 33, flyer (1989)
マヴォ 6 号
「モボモガ展」
図録
(1998 年)
Mavo 6, Catalogue of the Mobo
Moga Exhibition (1998)
10
dADa since 1916 →→
DaDa since 1916 →
→
11
「決行せるアナルヒストの心理的像」 木下秀一郎作(1925 年)
"A Prostitute Giving Birth" by Tomoyoshi Murayama
Dada in the wake of a disaster
Text by ASAKUSA
During the apocalyptic aftermath of a devastating earthquake, a few visionary pioneers initiated
interdisciplinary exploration beyond conventional art practices. Informed by Dada and its
global outspread, they incorporated new media
and techniques such as photo collage, junk
assemblage and Happening-like performance,
and collectively expanded the scope of their
practice through poetry, theatrical dance, architecture and interventions to urban landscapes.
The period also marks a significant point of
reference in Japanese art history where the role
of avant-garde was played in the struggle for
political reform. With scarce materials that survived to date ─ from artist's memoires, posters,
leaflets, newspaper and magazine articles, we
are left to wonder how it is possible to uncover
history of this period and reassess its relevance
to the present time.
In 1923, the Great Kanto Earthquake shook the
landscape of Tokyo and shattered its material
culture which had been built with great pride
since the Meiji Restoration. The same year,
artist Tomoyoshi Murayama (1901–1977), a leading presence in the Taisho New Art movement,
returned from Berlin and founded art collective
Mavo (1923–25) who supported the challenge by
Dadaists and the Merz (which is a synonym of
Dada) to integrate culture, politics and everyday
life. After their first exhibition at Sensoji Shrine
in Asakusa (1923), they embarked on direct and
straight interventions on the streets ─ «Barrack
Decoration» ─ a series of actions repainting
the facade of temporary housing and remaining
buildings after the quakes. At the architectural
exhibition «Proposals for the Reconstruction of
the Imperial Capital» (Takenodai Display Hall,
Ueno, 1924), Mavo presented a city model ─ a
bare assemblage of found debris ─ responding
to Dada's decadent aesthetics after WWI. The
«MAVO» journal was launched to illustrate these
far-reaching activities, and included poetic
configurations by Kyojiro Hagiwara, models for
stage design by Murayama and Masamu Yanase
(1900–1945), and the linoleum prints by Tatsuo
Okada (1904-Unknown), notably influenced by
Futurism.
Following a set of protest events against art institutions, conservative salon and academia, the
confluence of a number of discrete avant-garde
collectives established Sanka Art Association
(1924–26). «Sanka Exhibition» at Matsuzakaya
Department Stores (Ginza, 1925) reflected Dada's surging influence at the time and included
amongst others: Advertising Boards from HonjoOshiage Devoted via Young Sociologist H. at
Imperial University Settlement, by Kenkichi
Yoshida; and R. G... (1925) by Shuichiro Kinoshita, a sublime composition of real human beings
in motion. «Sanka 2nd Exhibition» (Tokyo Community Hall, Ueno, 1925) became the largest
exhibition of its kind, showcasing 122 artworks
including Gate and Moving Ticket-Selling Machine (1925), a gigantic vehicle-like assemblage
by Mavo & NKK; and the anarchistic Okada's
installation with elements of self-portrayal
performance. Toki Okamoto (1903–1986) heavily
reflected the nascent, underground thought of
the time, in the installation Lumpen Proletariat
(1925) and brought together found objects and
a rope ladder which suggested the subversion
of social hierarchy and overthrowing authority.
Leftist thoughts were prevalent across various
art forms and influenced by Soviet propaganda
posters and satirical comics by George Grosz
amongst others ─ , and prompted an ethical
turn in the critical discourse, which paved way
to the Proletarian Art movement.
In 1925, Sanka Art Association enacted Sanka
Theatre (1925) at the Tsukiji Little Theatre. The
show took a form of a nonlinear collection of
eleven skits, played mostly impromptu, and
contained the Neuetanz, nonstop screaming of
the scripts, constructivist stage design and
«all the elements that lead to the underground,
the absurd, and the happenings in later years»
(Murayama recalls). Some 550 visitors gathered
to witness this one-night event announcing
the dawn of a new epoch, and formed a theatrical space where the viewer's experience was
heightened by dazzling effects of flashing lights,
blasting sounds and smoke of incense. During
Tokyo Dada Festival, the 2016 version of this
performance will be reenacted by Kawakami
Laboratory, Kurashiki University of Science and
the Arts under the supervision of Toshiharu
Omuka, University of Tsukuba.
At a time when the past and the future were
brutally disconnected, there emerged a wider
sympathy for alternative political realities.
Sanka grouped together against such backdrops, and became estranged in the course of a
year due to the radicalisation of some Marxist
members. The history of these young avantgardes ─ mostly in their 20s at the time ─ have
long been forgotten and subsequently rewritten by Neo-dada and Fluxus movements of the
1960s. The provocations raised by Sanka have
since slipped into the obscurity and ambiguity
of historical resonance. These unresolved seeds
of question continue to reverberate in the present and help us unfold complexities of Tokyo's
contemporaneity: What created their temporal
collectivism despite their varying ideologies and
artistic beliefs? How was their artistic vitality
and energy consumed and expelled? What viewpoint would it project to us today in the continued reflection of the Fukushima catastrophe?
The voice of Dada echoes and resounds in all
these questions.
www.asakusa-o.com
A performance (28.6.1924)
「チエルテルの会」におけるパフォーマンス(1924 年 6 月 28 日)
「子を産む淫売婦」村山知義作
«Null» (1927, produced by Iwao Yamawaki)
«Dance» from right: Michinao Takamizawa, Tatsuo Okada,
Iwane Sumiya
「零(ヌル)」( 山脇巌作・演出・衣装デザイン、1927)
「踊り」(右から高見沢路直、岡田龍夫、住谷磐根)
«Psychological image of an anarchist taking action»
by Shuichiro Kinoshita (1925)
「二科落選歓迎展」(1923 年 8 月)
Demonstration against the rejects by the Nika Exhibition (August 1923)
萩原恭次郎詩集『死刑宣告』(1925 年)
From the «Death sentence» by Kyojiro Hagiwara (1925)
dada statement by Merzbow 秋田昌美
(1980 年代初頭、コラージュ作品 )
派展にも参加したのだ。
の近代美術史においてアヴァンギャルドのあり方、その運
年に展覧会と再度﹁劇場の三科﹂を実行した事実は、日本
場の三科﹂を催し、さらに
術協会︶を鼓舞した﹁ロシア未来派の父﹂ブルリュークと
を衝く表現方法や挑発行動で日本の未来派運動︵未来派美
できる。ちょうどダダがシュルレアリスムに展開したよう
でも、ダダの運動は多様化して受け継がれたとみることも
でに休眠状態で、雑誌も展覧会も実現できなかった。それ
二回展の会期を全うできずに空中分解する。
﹁マヴォ﹂もす
日のイタリア未来派宣言が森鷗外によっ
20
木下秀一郎による作品「R・G・・・」
«R・G・・・» by Shuichiro Kinoshita
生まれてからずっと文化的に荒廃した土地に育った。通っていた中学・高校は「教育施
設ではなくて鑑別所」と呼ばれた。そんな自分(十代後半)にとって、「ダダイズム」と
は幕末史における「尊皇攘夷」みたいなものだった。文化的にゼロだったとしても、他
人からはいっぱしの存在として認められたい。しかし楽器もできず――パンクロックは
当時の日本では金持ちの聞く音楽である。自分はその存在すら知らなかった――本もろ
くに読まず、絵の才能は絶望的。ところが驚くべきことに、幕末に身分が低くてどんな
に無学であっても、一言「尊皇攘夷」と叫べば誰でも一人前の「志士」になれたように、
詩の出来そこないを書くだけで、何もできなくてもダダイストにはなれたのだった(し
かも志士と違って殺されない)。結局、自分はその後勉強の真似事みたいな「実のある」
ことをしてしまった。現在、ダダイズムは文学的にも芸術的にもとっくに破産している
と思う。そうでなくてその可能性は、「何かをやらなくてはいけない」という社会の脅迫
に打ち勝ち、何もしないままで一切焦燥感を感じず、しかも人間的に完成するという人
格的な境地の方にあるのではないか。
dada statement by tadashi ishikawa
し か し、 そ れ は ま だ 序 の 口。 大 震 災 に よ っ て﹁ マ ヴ ォ﹂ は
一層過激になった。日本でもようやく大戦後のヨーロッパ
で﹁乱雑な新芸術﹂に走る機微が理解できるようになった
と 有 島 生 馬 は 苦 々 し く 評 し た が、 実 際﹁ マ ヴ ォ﹂ は 新 旧 メ
Barrack design by «Mavo»
Cabaret Voltaire at SuperDeluxe // DADADA DOOOO x 2!! DAY = KIDS! / NIGHT = BIG KIDS! / concert, performance, miscellaneous / SuperDeluxe
Nadja Solari: Spam email is the new sound poetry
exhibition
The Container
Cabaret Voltaire at SuperDeluxe // DADA EXPLOSION
concert, performance, miscellaneous SuperDeluxe
Radical Democracy
exhibition
ASAKUSA, Tokyo
Talk commemorating the 100th Anniversary of Dada
talk event
Tokyo Wonder Site Residency
『Cosmos・Earth・Flower』~ Death & Rebirth
performance, miscellaneous
Mameromantic, Daikanyama
17 (Sun) Night
18 (Mon) – October 3 (Mon)
18 (Mon)
21 (Thur) – August 21 (Sun)
24 (Sun)
26 (Tue)
«Gallery Voltaire»
«Not Dada, not not Dada»
«Spectrum Dada Night»
Stilllllive with Nigel Rolfe: Performance «Emotion in Motion»
Kohei Sekigawa
Rakugo with Dadaism: Rakugo & talk with Ultra Monster DADA
Kakyo: Dance with flower and language
6 (Tue) – 9 (Fri)
7 (Wed)
7 (Wed)
19 (Mon)
20 (Tue)
20 (Tue)
21 (Wed)
21 (Wed) – 29 (Thu)
26 (Mon)
27 (Tue)
28 (Wed)
The Principle of DADA
DADA-DATA; interactive Webdok
Dada Remix Manifesto
Hachimiri madness // Isolation of 1/880000 // , // I am Sion Sono!
Hachimiri madness //Happiness Avenue
Opening Event: DA DA * DA! - HACKING ART x LIFE
Hachimiri madness // Saint Terrorism
Exhibition: DA DA * DA! - HACKING ART x LIFE
MAVOtek with Tomomi Adachi and Jennifer Walshe
B-Movie: Lust & Sound from West-Berlin
"Nerissimo" by Teho Teardo and Blixa Bargeld
September 月
4 (Thu) – 28 (Sun)
4 (Thu) – 14 (Sun)
6 (Sat)
7 (Sun)
18 (Thu) – 28 (Sun)
18 (Thu)
20 (Sat)
月
film
Presentation
Workshop
film
film
event
film
exhibition
concert
film
concert
book sale
exhibition
performance
performance
exhibition&performance
Rakugo talk show
dance, miscellaneous
Foyer of the Goethe-Institut
Hall of the Goethe-Institut
Hall of the Goethe-Institut
Hall of Goethe Institut
Hall of the Goethe-Institut
Foyer of the Goethe-Institut
Hall of the Goethe-Institut
Foyer of the Goethe-Institut
Hall of the Goethe-Institut
Hall of the Goethe-Institut
Hall of the Goethe-Institut
MINA-TO/Spiral 1F
Spiral Entrance/Spiral 1F
Spiral Café
Spiral Hall
Spiral Entrance/Spiral 1F
Mameromantic, Daikanyama
Mameromantic, Daikanyama
どこ
August
Dada Piano: Dada centennial concert
Fudanshizm exhibition
«Dr. Caligari» «Le Golem»
Cabaret Voltaire at SuperDeluxe // OPEN STUDIO
Cabaret Voltaire at SuperDeluxe // Grand Opening
Cabaret Voltaire at Voltaire@SuperDeluxe // DADA BRICOLAGE ACTION
Cabaret Voltaire at Voltaire@SuperDeluxe // DADA TEA HOUSE
Nuit DADA
Image Forum Film Festival DADA Fluxus Film Screening
Cabaret Voltaire at SuperDeluxe // INDADADADUSTRIAL
The National Art Center, Library
Toyosu Civic Center Hall
Dust Bunny
Mameromantic, Daikanyama
SuperDeluxe
SuperDeluxe
SuperDeluxe
SuperDeluxe
Institut français du Japon - Tokyo
Yokohama Museum of Art, Kanagawa
SuperDeluxe
Dommune
Aizu Museum, Waseda University
「Publications on Japanese Dada」&「Dada related publications」
exhibition
concert
exhibition
screening & live talk
concert, performance, miscellaneous
concert, performance, miscellaneous
concert, performance, miscellaneous
concert, performance, miscellaneous
performance
film
concert, performance, miscellaneous
Live streaming
exhibition
6 (Wed) – Oct. 17 (Mon)
8 (Fri)
9 (Sat) – 17 (Sun)
11 (Mon)
11 (Mon)
12 (Tue)
13 (Wed)
14 (Thu)
15 (Fri)
16 (Sat) – 18 (Mon)
16 (Sat) Day
July 月
20 (Mon)
29 (Wed) – August 7 (Sun)
月
June
J
WHat the dADa
________?
いつ
日本のダダイスト
五十殿利治、筑波大学教授
ン バ ー を 入 れ 替 え な が ら 自 立 し た 運 動 体 と し て 成 長 し た。
最初の活動は市内各所のカフェやレストランでの連鎖的な
展覧会。バラック建築の装飾にも取り組み、翌年春には帝
都復興建築草案展ではマヴォイストによる﹁怪奇室﹂が現
「ダダは青春だからさ、もう興味ないんだよ」と電話で語った石川忠司。その後、届いたメール。
日 本 に ダ ダ が 紹 介 さ れ た の は、 イ タ リ ア 未 来 派 に 関 し て
年 月
1909
2
て い ち 早 く﹃ ス バ ル ﹄ 月
5 号で訳出された場合とは大きく
異なり、第一次大戦の影響もあって遅れが生じた。ようや
く
出 し た。 こ の 年、
年 が﹁ マ ヴ ォ﹂ は 伝 説 化 し た 雑 誌
1924
号
3 は表紙にかんしゃ
く玉や毛髪を貼り付けたり、新聞紙を台紙したりする一方
﹃ マ ヴ ォ﹄ を 刊 行 し た が、 と く に 第
年、万朝報紙で相次いで重要な紹介記事が掲載さ
1920
れたが、興味深いのはいずれも不鮮明ながら作品写真が添
で、村山アトリエでの半裸の男たちの逆さ吊り写真などパ
フォーマンスへの展開を予告するなど、規範的なものへの
えられたことである。ビジュアルな情報抜きにしてはダダ
が到来しなかったといえる。まず 月
6 ドイツの﹁無形式の
混沌状態﹂を表すシュヴィタースのメルツ絵画が取り上げ
挑発と攻撃を続けた。
各地のダダがそうであったように、﹁マヴォ﹂の命運も長く
年﹁瑞西のチューリヒのヴォル
1916
テ ー ル 酒 場 に 生 ま れ た ﹂ ダ ダ イ ズ ム に つ い て 若 月 紫 蘭 が、
は な か っ た。
られた後、 月
8 には
そして同時代西欧の文芸思潮に通じている﹁羊頭生﹂がダ
年 に は﹁ 三 科 ﹂ に 合 流 す る こ と で、 顔
1925
を塗りたくった人間が﹁作品﹂として会場をうろつく会員
展を銀座のデパートで実施し、築地小劇場を満員にして一
﹄
291
創刊号の表紙・裏表紙のデザインが掲載された。
そこまでであった。﹃マヴォ﹄誌は再刊され、新たに編集同
夕限りのパフォーマンス﹁劇場の三科﹂を打ち上げた。だが、
ダの拡がりについて報じ、紙面にはニューヨークの﹃
これ以降、ダダ運動の紹介は続くことになるが、紹介は紹
人として詩人萩原恭次郎が加わり、寄稿者が増える一方で、
より文芸的な雑誌に変質した。ただし、その成果として岡
田龍夫のリノカットを駆使しつつ、活字組みの表現力を徹
底した追求した萩原のダダ詩集﹃死刑宣告﹄が成ったこと
は忘れるわけにはいかない。
介であって、ダダの実践とは異なる。日本では文学におけ
るダダが先鞭をつけた。
﹁僕のダダはいつでも現在だ﹂とい
う辻潤﹃浮浪漫語﹄︵ 1922
年︶であり、とりわけ高橋新吉
による詩集﹃ダダイスト新吉の詩﹄︵ 1923
年︶に収録され
﹁
は一切を否定する﹂で始まる詩﹁断言はダダイスト﹂
DADA
︵ 1922
年︶である。ビジュアル情報との親和性と同じよう
な現象がここでも生じた。高橋の詩集が絶妙なタイミング
年 秋 の 美 術 シ ー ズ ン を 迎 え る と、
﹁ 三 科 ﹂ は﹁ 陰 惨 ﹂
1925
木下秀一郎による共著書﹃未来派とは何か?答える﹄が同
に、未来派美術協会による﹁三科インデペンデント﹂展か
な作品を非難する神原泰が抜けるなどして亀裂が走り、第
じ中央美術社から同時期に出た。しかも同社の美術雑誌記
年 月
1920
9 来日し、意表
者で詩人の平戸廉吉は早世したが、宣言書﹁日本未来派宣
ら﹁ マ ヴ ォ﹂ を 経 由 し て﹁ 三 科 ﹂ が 成 立 し、 展 覧 会 と﹁ 劇
で中央美術社から刊行された。
言運動﹂
︵ 1921
年︶を発し、ブルリュークが出品した未来
Dada 100th Anniversary Program「DECODING of DADA」
100th Anniversary of Zurich Dada & Trajectory of Dadaist, Tzara
caLenDAr tokYo 2016
日 本 に お け る ダ ダ 運 動 が と り わ け 美 術 家 の 実 践、 と り わ
年結成﹁単位三科﹂が翌
1926
け そ の﹁ 肉 体 ﹂ の 露 出 に よ っ て、 勢 い よ く 開 花 す る の は、
動史の問題としては重視されるべきものと考えられる。
「マヴォ」によるバラック装飾
the first international art movement
年 と り わ け 関 東 大 震 災 以 後 の こ と で あ り、 こ う し た
1923
1922
未 来 派 運 動 と い う 土 台 に 立 脚 し て い た の で あ っ た。
吉田謙吉による三科会員展出品作(部分)
年ドイツ・ベルリンを拠点として、ダダをはじめ大戦後の
先端的な潮流の洗礼を受けて帰国したばかりの村山知義が、
未来派美術協会を引き継いだ尾形亀之助や柳瀬正夢らと合
流したグループ﹁マヴォ﹂にその典型をみることができる。
村山は当時の洋行者の常態である、最新情報の提供者とい
う枠を大きくはみだしていた。大学を中退した渡独したも
のの、あっさりと学業を放棄して芸術活動に専念した村山
は、ダダを文学や美術の境界から解放して、さらにパフォー
マンス=演劇へ、さらにはバラック建築における空間デザ
インへと拡張した。
dADa since 1916 →→
«Everyone is an artist» (Joseph Beuys)
﹁マヴォ﹂は明らかに芸術運動の姿を一変させた。なにより
も﹁ マ ヴ ォ﹂ と い う 不 可 解 な 命 名。 ま さ に﹁ ダ ダ ﹂ を 想 起
させよう。最初の展覧会場は画廊でも展示専用の会場では
な く、 浅 草 伝 法 院。 あ げ く に、 関 東 大 震 災 の 直 前 に は、 二
科展に標的を絞って落選歓迎移動展を上野公園で行う始末
である。むろん、恩賜公園内だから警察が黙っていなかった。
Exhibits by Kenkichi Yoshida at the Sanka Members Exhibition
1
12
dADa since 1916 →→
dADa since 1916 →→
the first international art movement
ドイツ文化会館 1 階ホワイエ
ドイツ文化会館ホール
ドイツ文化会館ホール
ドイツ文化会館ホール
ドイツ文化会館ホール
ドイツ文化会館 1 階ホワイエ
ドイツ文化化会館ホール
ドイツ文化会館 1 階ホワイエ
ドイツ文化化会館ホール
ドイツ文化化会館ホール
ドイツ文化化会館ホール
MINA-TO /スパイラル 1F
スパイラルエントランス/スパイラル 1F
スパイラルカフェ/スパイラル 1F
スパイラルホール/スパイラル 3F
スパイラルエントランス/スパイラル 1F
晴れたら空に豆まいて、代官山
晴れたら空に豆まいて、代官山
トーキョーワンダーサイトレジデンス
晴れたら空に豆まいて、代官山
The Container
ASAKUSA
晴れたら空に豆まいて、代官山
スーパー・デラックス
スーパー・デラックス
スーパー・デラックス
スーパー・デラックス
アンスティチュ・フランセ東京
横浜美術館、神奈川
スーパー・デラックス
スーパー・デラックス
スーパー・デラックス
DUST BUNNY
国立新美術館アートライブラリー
豊洲文化シビックセンターホール
ドミューン
早稲田大学 會津八一記念博物 館
July 6 (Wed) – October 17 (Mon) National Art Center, Library
July 8 (Fri) Toyosu Civic Center Hall
A solo piano concert by Japanese pianist Azumi Nishizawa featuring music
composed by Dada musicians, played at the Cabaret Voltaire and the Dada Gallery in Zurich
www.azuminishizawa.com
Dada centennial concert
www.azuminishizawa.com
Dada Piano
7 月 8 日(金)会場:豊洲文化シビックセンターホール
ダダ誕生の地であるスイス・チューリヒの「キャバレー・ヴォルテール」と、「ダダ画廊」にて
演奏していた作曲家やダダ運動に参加していた音楽家の楽曲を通し、ダダの真髄を探求するこ
とを目的としたピアノのソロコンサート。ピアニストは西澤安澄。
ダダイズム 100 周年記念コンサート
ダダ・ピアノ
On the occasion of the centennial of Dadaism, a selection of books and exhibition catalogues on Dadaism will be exhibited at the National Art Center library
with a focus on «Mavo» and how Dada was introduced to Japan.
www.nact.jp
「Publications on Japanese Dada」&「Dada related publications」
Ichiro Kataoka, Raiko Sakamoto, Aaron Gerow
July 11 (Mon) Mameromantic, Daikanyama
Yale Professor of Film Studies, Aaron Gerow, sits down with Ichiro Kataoka and
Raikou Sakamoto, two of the most exciting young benshi (silent film narrators)
active today, to discuss the impact of Dadaism on Japanese cinema.
mameromantic.com
«Dr. Caligari» «Le Golem»
Screening and Three-person talk:
Dadaism and Japanese silent films
mameromantic.com
片岡一郎、坂本頼光、アーロン・ジェロー
晴れたら空に豆まいて、代官山
7 月 11 日(月)
海外での活躍が目覚ましい無声映画の活動弁士・片岡一郎、創作アニメーション『サザザさん』
のクリエイターでもある活動弁士・坂本頼光。米国・イェール大学映画学科教授・アーロン・ジェ
ローと活動弁士二人が日本映画とダダイズムの影響を語る鼎談。
『カリガリ博士』
『巨人ゴーレム』上映会と
鼎談 : ダダイズムと日本映画
July 9 (Sat) – 17 (Sun)
An exhibition which brings together the social influences of Dadaism and
Fudanshizm. All participating creators will give a performance of the Declaration of Fudanshizm on 14 July to commemorate the first Dada Declaration
made by Hugo Ball 100 years ago.
www.st-dustbunny.com
Fudanshizm exhibition
www.st-dustbunny.com
The National Art Center, Tokyo
「フダンシズム宣言」を発表するパフォーマンスを行う。
www.nact.jp
7 月 9 日(土)– 7 月 17 日(日)
100 年前のダダイズムが社会に与えた影響と、現代のフダンシズムが持つ力を相対化させ、
ダダイズムの本質を探る展覧会。7 月 14 日(木)には、
「ダダ宣言」を記念し、参加者作家全員で
「フダンシズム展」
DUST BUNNY
映画
プレゼンテーション
ワークショップ
映画
映画
イベント
映画
展覧会
コンサート
映画
コンサート
書籍販売
展示
パフォーマンス
パフォーマンス
展示 & パフォーマンス
落語、トーク
ダンスパフォーマンス、そのほか
展示
コンサート
展示
映画 & トーク
ライブ、パフォーマンス、そのほか
ライブ、パフォーマンス、そのほか
ライブ、パフォーマンス、そのほか
ライブ、パフォーマンス、そのほか
ライブ、パフォーマンス、そのほか
映画
ライブ、パフォーマンス、そのほか
ライブ、パフォーマンス、そのほか
ライブ、パフォーマンス、そのほか
展示
展示
トーク・イベント
パフォーマンス、そのほか
ライブストリーミング
展示
caLenDAr tokYo 2016
マヴォや三科といった、日本のダダ受容と関連の深い資料の展示。選書コーナー「話のたね」では、
ダダ 100 周年にちなみ、国立新美術館の蔵書の中から、ダダ関係の図書および展覧会カタログ
等が特集される。
Mameromantic
DAS PRINZIP DADA(ダダの原則)
インタラクティヴ・ウェブドキュメンテーション
ダダ・リミックス・マニフェスト
8 ミリ・マッドネス // Isolation of 1/880000 // 、// I am Sion Sono!
8 ミリ・マッドネス // Happiness Avenue
DA DA * DA!:ハッキング・アート×ライフ オープニングイベント
8 ミリ・マッドネス // Saint Terrorism
DA DA * DA!:ハッキング・アート×ライフ
MAVOtek 足立智美 & ジェニファー・ウォルシュ
B-Movie「Lust & Sound from West-Berlin」
「Nerissimo」テオ・テアルド & ブリクサ・バーゲルト
Stilllllive with Nigel Rolfe: パフォーマンス「Emotion in Motion - 瞬間の感情」
関川航平
「三面怪人ダダイズム」~落語 & ウルトラ怪獣ダダとの対談
「花響」~書と花と舞が響き合い空間を彩る
「Gallery Voltaire」
「ダダでない ダダでなくない」
「スペクトラム・ダダ・ナイト」
『「日本のダダ」をめぐって』&『話のたね 33 回ダダ関連資料』
ダダ・ピアノ : ダダイズム 100 周年記念コンサート
フダンシズム展
「カリガリ博士」
「巨人ゴーレム」上映 & ダダイズムと日本映画についての鼎談
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・デラックス // 前夜祭!!!
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・デラックス // グランドオープン
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・デラックスダダ // ブリコラージュ アクション
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・デラックス // ダダ茶室
ダダ・ナイト
イメージフォーラム・フェスティバル「ダダ 100 年:フルックス・フィルム」
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・デラックス // ダダダインダストリアル
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・デラックス // 子供とダダダダ大冒険 / 大人とダダダダ大冒険
キャバレー・ヴォルテール@スーパー・デラックス // ダダ爆弾
ナジャ・ソラリ : 新しい音の詩としてのスパムメール
「敵対と融和」
ダダ誕生 100 周年 対談 – やなぎ みわ x 三本松倫代
「天・地・花」~破壊と再生のパフォーマンス』
ダダイズム誕生 100 周年記念プログラム 「DECODING of DADA」
チューリヒ・ダダ 100 周年 ダダイスト・ツァラの軌跡と荒川修作
7 月 6 日(水)– 10 月 17 日(月)国立新美術館アートライブラリー
『「日本のダダ」をめぐって』&『話のたね 33 回 ダダ関連資料』展
国立新美術館
6 日(火)― 9 日(金)
7 日(水)
7 日(水)
19 日(月)
20 日(火)
20 日(火)
21 日(水)
21 日(水)― 29 日(木)
26 日(月)
27 日(火)
28 日(水)
9月
4 日(木)― 28 日(日)
4 日(木)― 14 日(日)
6 日(土)
7 日(日)
18 日(木)― 28 日(日)
18 日(木)
20 日(土)
8月
6 日(水)― 10 月 17 日(月)
8 日(金)
9 日(土)― 7 月 17 日(日)
11 日(月)
11 日(月)
12 日(火)
13 日(水)
14 日(木)
15 日(金)
16 日(土)― 18 日(月)
16 日(土)
17 日(日)昼 / 夜
18 日(月)
18 日(月)― 10 月 3 日(月)
21 日(木)― 8 月 21 日(日)
24 日(日)
26 日(火)
7月
20 日(月)
29 日(水)― 8 月 7 日(日)
6月
B
ダダ茶室
7 月 14 日(木)open/start 18:00 / 前売 2300 円 / 当日 2800 円(ドリンク別)
高田みどり(パーカッション)
奥山順市(フィルム)
西原尚(サウンド・パフォーマンス)
ジャック・デュミエール(サウンド・ポエトリー/スイス)
永戸鉄也(コラージュ)
生意気(映像)
ダダ ブリコラージュ アクション
7 月 13 日(水)open/start 18:00 / 前売 2300 円 / 当日 2800 円(ドリンク別)
ジャック・デュミエール(ピアノ ソロ/スイス)
鉄割アルバトロスケット
OL(五木田智央+塩田正幸)ライブ!
D.K.Z(HAMADARAKA +河村康輔)(コラージュ)
生意気(映像)
鉄割アルバトロスケット
マコ・クベック(ダンス)
伊藤桂司(コラージュ)
DJ: Kayo、37A
生意気(映像)
CARRE
巻上公一(サウンド・ポエトリー)
サムソナイト・オーケストラ(初来日/スイス)
7 月 12 日(火)open/start 19:30 / 前売 2300 円 / 当日 2800 円(ドリンク別)
グランドオープン
前夜祭 !!!
7 月 11 日(月)open 19:30 / 入場無料
出演アーティスト (50 音順 ):石橋英子、伊藤桂司、牛嶋みさを、OL(五木田智央+塩田正幸)、
奥山順市、大島健夫、ONNACODOMO、KAYO、CARRE、倉敷芸術科学大学(劇場の三科
再演 1925-1927-2016)、GREEN FLAMES(成田宗弘、田畑満、乾純)、小暮香帆、サム
ソナイト・オーケストラ(スイス)、ジャック・デュミエール(スイス)、37A、SCRAP PAGES、SO+BA、高田みどり、橘上、D.K.Z(HAMADARAKA +河村康輔)、鉄割アルバトロスケッ
ト、永戸鉄也、中山晃子、生意気、西原尚、HAIR STYLISTICS、HÖRL EDWINA、マージ
ナル・コンソート(今井和雄、越川 T、椎啓、多田正美)、巻上公一、マコ・クベック、MATT
MOTTEL(Talibam! / USA)、三角みづ紀、MERZBOW、八木美知依、他
ダダイズム 100 周年を記念して、スーパー・デラックスが期間限定でダダ発祥の地「キャバレー・
ヴォルテール」に生まれ変わる。「ダダイズム」は 1916 年に活動拠点となったスイスのチュー
リヒ「キャバレー・ヴォルテール」から世界に広がったアート・ムーブメント。キャバレー・
ヴォルテールでは、音楽、詩の朗読、パフォーマンス、美術作品の展示などのさまざまな催し
が開催され、芸術家たちは自身の立場を画家や作家、ダンサー、音楽家と区別せず、さまざま
な芸術表現を自由に用いることで、それまでにあった境界線を取り払うことを望み、新たなる
価値観を生み出した。2002 年、東京の地で始まったスーパー・デラックスも同じ想いを携え、
現在まで数々の公演を開催。キャバレー・ヴォルテールとして開催する本プログラムは、現代
を生きるアーティストたちが、音楽、アートワーク、ポエトリーリーディング、映像、ダンス、
演劇などによって作り上げる刺激的な 7 日間となる。
7 月 12 日(火)–7 月 18 日(月)
キャバレー・ヴォルテール@
スーパー・デラックス
スーパー・デラックス
Francis Picabia //
Dame!
Illustration for the cover of the periodical
Dadaphone n. 7, Paris, March 1920
June 29 (Wed) – August 7 (Sun)
(closed on Sundays except the last day).
«100th Anniversary of Zurich Dada & Trajectory of Dadaist, Tzara»
As part of the 100 year anniversary of Dadaism, this exhibition retraces the
trajectory of one of its founders, Tristan Tzara, from Romania, to Zurich to Paris.
Original documents of the Dada movement will be shown including the Revue
DADA (Zurich), Dadaphone (Paris), Tzara's Poetry Book, «De mémoire d'homme»
with Picasso signed lithography and catalogs of the «Exhibition Dada».
(Aizu Museum: 03-5286-3835, [email protected])
Special Exhibition at the
Aizu Museum,
Waseda University, 2016
詩画集、各国のダダ展図録などが展示される。
( 會津八一記念博物館 : 03-5286-3835, [email protected])
6 月 29 日(水)– 8 月 7 日(日)
チューリヒ・ダダ 100 周年 – ダダイスト・ツァラの軌跡と荒川修作現代アートの起源となった、
1916 年のチューリヒ・ダダ誕生 100 周年を記念し、ダダの創始者ツァラの軌跡をルーマニア、
チューリヒ、パリへとたどる展覧会。機関誌 DADA の初版オリジナル全号、ツァラとピカソの
早稲田大学 會津八一記念博物館
6 月 20 日(月)
21:00 - 24:00
2010 年 3 月 1 日、アーティストの宇川直宏が DIY で開局した、日本初のライブストリーミン
グスタジオ兼チャンネルのドミューン。ダダイズム 100 周年のコラボレーションが実現。
www.dommune.com
June 20 (Mon)
21:00 – 24:00
DOMMUNE is a media platform opened by Ukawa Naohiro on March 1, 2010
broadcasting ideas, music, performances and cutting edge culture. It is the first
live streaming channel in Japan. Dommune takes part in the Dada activities by
broadcasting a special program.
www.dommune.com
「DECODING of DADA」
Dada 100th Anniversary Program
DOMMUNE /
dADa since 1916 →→
July 15 (Fri)
Institut français – Tokyo
July 16 (Sat)
SuperDeluxe
«Gekijyo no Sanka», a DADA performance initially performed in 1925 and 1927
at the Tsukiji Little Theatre in Tokyo and Asahi Kodo, will be supervised by
Professor Toshiharu Omuka, University of Tsukuba, and presented by the Kawakami Laboratory, Kurashiki University of Science and the Art.
New Sanka 1925–1927–2016
in the Theater Performance
Kurashiki University of Science and the Art
「劇場の三科」を、筑波大学の五十殿利治教授監修のもと、倉敷芸術科学大学芸術学部の川上ゼ
ミが再現。ダダ・パフォーマンスを行う。
アンスティチュ・フランセ東京
7 月 15 日 ( 金 )
スーパーデラックス
7 月 16 日(土)
1925 年と 1927 年に東京の築地小劇場と朝日講堂にて発表された日本のダダ、マヴォによる
1925–1927–2016」
「劇場の三科 再演
倉敷芸術科学大学
Datamatism Poetry created from telemetry date of the world's first art satellite «INVADER»
世界初の芸術衛星 INVADER のテレメトリーデータから作成したデータ記述詩
http://artsat.jp
July 15 (Fri)
Institut français du Japon - Tokyo
The world's first artwork that was launched into deep space in 2014, ARTSAT2
DESPATCH, has successfully transmitted back a remixed version of Hugo Ball's
sound poem «Gadji Beri Bimba». By manipulating program code in real time, a
live performance will take place featuring «executable poetry» as well as a solid poem, printed in 3D from data received from space.
http://artsat.jp
か月を超える深宇宙から受信したデータを素材に、コードから生まれる生成詩、自分自身を書
き換える実行詩、3D プリンターを用いた立体詩、ライブ・コーディングによる音響詩パフォー
マンスといった、新たな詩作の実験が始まる。
アンスティチュ・フランセ東京
7 月 15 日(金)
ARTSAT プロジェクトが 2014 年に打ち上げた、深宇宙彫刻「ARTSAT2:DESPATCH」は、フー
ゴ・バルの「Gadji Beri Bimba」をカットアップ & リミックスした宇宙詩を送信する。はる
宇宙のダダ // DADA in Space
www.institutfrancais.jp/tokyo
dada statement by michael frank, namaiki
super-deluxe.com
ダダ爆弾
7 月 18 日(月・祝)open/start 18:00 / 前売 2300 円 / 当日 2800 円(ドリンク別)
八木美知依(エレクトリック 21 弦箏、17 弦ベース箏、エレクトロニクス、歌)
Green Flames(成田宗弘 g、田畑満 b、乾純 ds)
Matthew Mottel(キーボード/ Talibam! /米国)
生意気(映像)
アンドモア !?!?
生意気(キッズ・ワークショップ)
マージナル・コンソート(今井和雄、越川 T、椎啓、多田正美)
サムソナイト・オーケストラ(ライブ/スイス)
マコ・クベック(ダンス)
onnacodomo(映像)
アンドモア !?
DAY KIDS! open/start 13:00 / 予約 1000 円 / 当日 1500 円(ドリンク別)
NIGHT (BIG KIDS!) open/start 17:00 / 前売 2300 円 / 当日 2800 円(ドリンク別)
子供とダダダダ大冒険
7 月 17 日(日)
ジャック・デュミエール(ピアノ)+ 小暮香帆(ダンス)
ポエトリー・リーディング:三角みづ紀、大島健夫、橘上
so+ba /アレックス・ゾンダーエッガー(コラージュ)
中山晃子(映像)
HAIR STYLISTICS
caLenDAr tokYo 2016
July 18 (Mon)–October 3 (Mon)
Drawing references to sound poetry, Nadja Solari, creates spatial mixed-media
installation, inspired by bot-generated spam emails and text – the generic poetry
of our current digital and virtual existence.
http://the-container.com
Spam email is the new
sound poetry
http://the-container.com
日本に滞在経験のある、スイス人メディアアーティスト、ナジャ・ソラリ。
音の詩をもとに、ナジャ・ソラリは現代のデジタルとバーチャルな世界を包括する詩を手がけ、
ボット生成されたスパムメールやテキストにインスパイアされた、特別なミクスト・メディア
インスタレーションを The Container にて制作する。
7 月 18 日(月)– 10 月 3 日(月)
新しい音の詩としてのスパムメール
The Container
nibble, nibble, gnaw
© Nadja SOLARI 2016
July 16 (Sat) – 18 (Mon) Yokohama Museum of Art, Kanagawa
Fluxus is an avant-garde art movement heavily influenced by Dadaism and
Futurism which became an anti-art movement with the goal of challenging established art norms through humor. At Image Forum Festival, 37 short films assembled by George Maciunas, the founder and leader of Fluxus, will be shown in
16mm film to celebrate the Dada 100's anniversary.
imageforumfestival.com
DADA Fluxus Film Screening
imageforumfestival.com
Image Forum
7 月 16 日(土)- 18 日(月) 横浜美術館、神奈川
ダダイズムと未来派の影響を受け、美術における既成の概念を<遊び>の感覚で軽々と飛び越え
ようとした運動、フルクサス。その中心人物ジョージ・マチューナスによって集成された 37 本
の短編映画集フルックス・フィルムの貴重な 16 ミリプリントが、イメージ・フォーラム・フェス
ティバル 2016 にて上映。
キャバレー・ヴォルテール @
スーパー・デラックスにて出店
7 月 11 日(月)– 7 月 18 日(月・祝)
イ ー シ ョ ッ プ 株 式 会 社 で は 開 催 期 間 中、
スーパー・デラックスが「キャバレー・ヴォル
テール」として蘇る店舗内で、スイス生まれ
のカプセルコーヒー 13 種、ティー 3 種を販
売します。
表現の鼓動と感性が高揚する時間。カフェロ
イヤル ® のコーヒーとティーによるアロマ
と癒しをどうぞ。
コーポレートカラーの黒とライオンをモチー
フにした POP と什器デザインは、DADA の
世界に寄り添います。
Talk commemorating the 100th Anniversary of Dada
July 24 (Sun.) 14:000-16:00 Tokyo Wonder Site Residency
Tokyo Wonder Site will invite artist Miwa Yanagi and Tomoyo Sanbonmatsu, Curator, The Museum of Modern Art, Kamakura and Hayama, to present a lecture
and a discussion on Dadaism. The resident artists from abroad staying at Tokyo
Wonder Site Residency will also join the event to exchange their ideas in the
spirit of Dadaism.
Reservation required: www.tokyo-ws.org
Miwa Yanagi x Tomoyo Sanbonmatsu
Tokyo Wonder Site
7 月 24 日(日)14:00-16:00 トーキョーワンダーサイトレジデンス
現代美術家のやなぎみわと神奈川県立近代美術館主任学芸員の三本松倫代をゲストに迎え、ダ
ダイズムについてのレクチャーと対談を開催。トーキョーワンダーサイトレジデンスに滞在中
の海外アーティストも参加し、第一次世界大戦中、敵味方の区別なく、中立国スイスに集まり、
形成されたダダの精神を、今日の社会において再考する。
要事前申込:www.tokyo-ws.org
やなぎ みわ x 三本松倫代
トーキョーワンダ-サイト
ダダ誕生 100 周年 対談
July 21 (Thur) – August 21 (Sun) ASAKUSA, Tokyo
Thomas Hirschhorn & Santiago Sierra
Curated by Asakusa and Professor Masaru Araki (political science),
Okayama University
Based on the documentation of Thomas Hirschhorn's «Monument» series devoted to four significant philosophers ----Spinoza (1999, red-light district in
Amsterdam), Bataille (2002, dOCUMENTA 11), Deleuze (2000, «La Beauté») and
Gramsci (2013, Dia Foundation)---, the exhibition introduces recent art practices that critically engage with society while clearly acknowledging the limits of
what is possible as art.
www.asakusa-o.com
Radical Democracy
www.asakusa-o.com
7 月 21 日 ( 木 ) ~ 8 月 21 日 ( 日 ) ASAKUSA、東京
トマス・ヒルシュホルン、サンティエゴ・シエラ
キュレーション : ASAKUSA、岡山大学 荒木勝教授(政治哲学)
ダダに多大な影響を受けるスイス人作家トマス・ヒルシュホルンが敬愛する 4 人の哲学者に
捧げた4つのモニュメント【スピノザ (1999, アムステルダムの風俗街 )、バタイユ(2002、
dOCUMENTA 11)、ドゥルーズ(2000、«La Beauté»)、グラムシ(2013, Dia Foundation)】を中心に取り上げ、アートにおける地域コミュニティーとの協働と関与について考察
するキュレーション展。台東区山谷地区を拠点とした活動委員会による機関紙、ビラを含む。
「敵対と融和」
ASAKUSA
www.institutfrancais.jp/tokyo
July 15 (Fri) Institut français du Japon - Tokyo
Institut français Tokyo organises a poetic and artistic night for the Dada 100th
anniversary. In the gallery and the outdoor garden, artists and students from
Tama University will present «Space Dada»; a sound installation using data
from a space satellite, as well as 3D printed poetic sculptures that reveals the
poetry of the universe. The play «Gekijo no Sanka» (1925-1927-2016) directed
by Prof. Toshiharu Omuka, from Tsukuba University, will be performed by students of Prof. Kawakami from Kurashiki University of Science and the Arts.
7 月 15 日(金)アンスティチュ・フランセ東京
アンスティチュ・フランセ東京では、アートとポエジーが融合する「ダダ・ナイト」を開催する。
中庭やギャラリーでは多摩美術大学との協働で、人工衛星の宇宙からのデータを用いた音響
インスタレーションや、3D プリンターで生成した立体詩による「宇宙のダダ」を展示。
さらに、筑波大学教授 五十殿利治氏監修で倉敷芸術科学大学芸術学部の川上ゼミによる、ダダ・
パフォーマンス「劇場の三科 再演 1925–1927–2016」を行う。
展覧会は 24 日(日)まで
「ダダ・ナイト」// Nuit DADA
7 月 15 日(金)
アンスティチュ・フランセ東京
DADA EXPLOSION
July 18 (Mon/Holiday) open/start 18:00 / adv. 2300 yen / door 2800 yen (plus drink)
Michiyo Yagi (electric 21-string koto, 17-string bass koto, electronics, voice)
Green Flames (Munehiro Narita / guitar, Mitsuru Tabata / bass, Jun Inui / drums)
Matthew Mottel (keyboard / Talibam! / USA)
Namaiki (video)
and more...
super-deluxe.com
DA KIDS DADADA DOOOO
July 17 (Sun)
DAY KIDS! open/start 13:00 / adv. 1000 yen / door 1500 yen (plus drink)
NIGHT (BIG KIDS!) open/start 17:00 / adv. 2300 yen / door 2800 yen (plus drink)
Namaiki (KIDS WORKSHOP!)
Marginal Consort (Kazuo Imai, Koshikawa T, Shii Kei, Masami Tada)
Samsonite Orchestra (Switzerland / Japan debut!)
Mako Kubeck (dance)
onnacodomo (video)
and more...
INDADADADUSTRIAL
July 16 (Sat) open/start 18:00 / adv. 3000 yen / door 3500 yen (plus drink)
New Sanka 1925-1927-2016 in the Theater Performance (Kurashiki University
of Science and the Arts)
Merzbow + Eiko Ishibashi
Hair Stylistics
Jacques Demierre (piano / Switzerland) + Kaho Kogure (dance)
Poetry reading: Mizuki Misumi, Takeo Oshima, Joh Tachibana
so+ba / Alex Sonderegger (collage)
Akiko Nakayama (video)
DADA TEA HOUSE
July 14 (Thu) open/start 18:00 / adv. 2300 yen / door 2800 yen (plus drink)
Midori Takada (percussion)
Junichi Okuyama (film)
Nao Nishihara (sound performance)
Jacques Demierre (sound poetry / Switzerland)
Tetsuya Nagato (collage)
Namaiki (video)
「ダダ 100 年 : フルックス・フィルム」
プログラム
イメージフォーラム・フェスティバル
DADA BRICOLAGE ACTION
July 13 (Wed) open/start 18:00 / adv. 2300 yen / door 2800 yen (plus drink)
Jacques Demierre (Piano solo / Switzerland)
Tetsuwari Albatrossket
OL (Tomoo Gokita + Masayuki Shioda) Live!
D.K.Z (Hamadaraka + Kosuke Kawamura) (collage)
Namaiki (video)
GRAND OPENING
July 12 (Tue) open/start 19:30 / adv. 2300 yen / door 2800 yen (plus drink)
Koichi Makigami (sound poetry)
Samsonite Orchestra (Switzerland / Japan debut!)
CARRE
Tetsuwari Albatrossket
Mako Kubeck (dance)
Keiji Ito (collage)
DJ: Kayo, 37A
Namaiki (video)
OPEN STUDIO
July 11 (Mon) open 19:30 / FREE ENTRY
Artists (alphabetical order): Akiko Nakayama, CARRE, D.K.Z (Hamadaraka +
Kosuke Kawamura), Edwina Hörl, Eiko Ishibashi, Green Flames (Munehiro Narita, Mitsuru Tabata, Jun Inui), Hair Stylistics, Jacques Demierre (Switzerland),
Joh Tachibana, Junichi Okuyama, Kaho Kogure, Kayo, Keiji Ito, Koichi Makigami,
Kurashiki University of Science and the Arts (New Sanka 1925-1927-2016 in
the Theater Performance), Mako Kubeck, Marginal Consort (Kazuo Imai, Koshikawa T, Shii Kei, Masami Tada), Matt Mottel (Talibam! / USA), Merzbow, Michiyo
Yagi, Midori Takada, Misao Ushijima, Mizuki Misumi, Namaiki, Nao Nishihara,
OL (Tomoo Gokita + Masayuki Shioda), onnacodomo, Samsonite Orchestra
(Switzerland), 37A, Scrap Pages, so+ba, Takeo Oshima, Tetsuwari Albatrossket,
Tetsuya Nagato and more!
The renowned Art Space «SuperDeluxe» will become the center piece of the
Dada 100 anniversary for a week. Art-enthusiasts and the general public will
have the opportunity to go back in time and experience a unique space, recreating the atmosphere of the original Cabaret Voltaire – a piece of 1916 Zurich
in the heart of Tokyo. Every evening, the Cabaret Voltaire at SuperDeluxe will
propose a variety of groundbreaking performances featuring dance, music and
poetry. Some original «Mavo» pieces will also be performed.
Cabaret Voltaire @ SuperDeluxe
July 12 (Tue) -18 (Mon)
SuperDeluxe
the first international art movement
ダダダインダストリアル
7 月 16 日(土)open/start 18:00 / 前売 3000 円 / 当日 3500 円(ドリンク別)
劇場の三科 再演 1925-1927-2016(倉敷芸術科学大学)
MERZBOW +石橋英子
C
dADa since 1916 →→
Presentation
DADA-DATA; interactive Webdok
with Bruno Choinière und Christian Lebel
Sep. 7 (Wed) 18:00 Hall of the Goethe-Institut
DADA-DATA is a digital project of Anita Hugi and David Dufresne which is accompanied by various digital «DADA-Hacktions». The webdoc offers an introduction to DADA and DATA and provides an interactive discovery. The project
was realized by the designers Bruno Choinière and Christian Lebel of the studio
Akufen and produced by SRG SSR and ARTE.
インタラクティヴ・ウェブドキュメンテーション
9 月 7 日 ( 水 ) 18:00 ドイツ文化会館ホール
アニタ・フギとダヴィット・デュフレンヌの「ダダ ・ データ」は、DADA Hacktions という
名のもと展開されるインタラクティヴな企画をまとめたデジタル ・ ワーク。このオンライン・
アンチ・ミュージアムは SRG、SSR、ARTE の制作のもと Akufen Studio がスタートさせ
たもので、ダダ企画の貯蔵庫的な役割を果たす。ブルーノ・ショワニエール&クリスティアン・
レベルによるプレゼンテーションが行われる。
プレゼンテーション
アニタ・フギとダヴィット・デュフレンヌによるインタラクティヴ・ウェブドキュメンテーション
Movie screening
The Principle of DADA
by Marina Rumjanzewa
(2016, 52 min, SRF/RTS/RSI), Original version with Japanese subtitles
Sep. 6 (Tue) – 9 (Fri) 10:00 – 18:00 Foyer of the Goethe-Institut
In her movie Marina Rumjanzewa is comprehensively introducing the artistic
movement of DADA and brings our attention to the most important spots of
DADA: Zurich, New York, Berlin and Paris.
マリナ・ルムヤンツェヴァは素描画家のアメリ・アローとの協同作業によって生まれた5つの
アニメーションを含む作品を通じて、観る者をダダ運動の拠点であるチューリヒ、ニューヨーク、
ベルリン、パリへと誘う。
監督:マリナ・ルムヤンツェヴァ
Movie screening:
Hachimiri madness
In cooperation with PIA Film Festival
Sep.19 (Mon) – 20(Tue) 19:00, 21 (Wed) 17:00 Hall of the Goethe-Institut
Sep.19 (Mon): Isolation of 1/880000 (1977, 43 min, Sogo Ishii)
I am Sion Sono! (1984, 37 min, Sion Sono)
Sep. 20 (Tue): Happiness Avenue (1986, 93 min, Katsuyuki Hirano)
Sep. 21 (Wed): Saint Terrorism (1980, 127 min, Masashi Yamamoto)
From the 1970s and 80s: the shooting of 8mm films was born in private context
and worked as area of cinematic experimentation for a generation of some of
the most renowned Japanese directors.
上映会
8 ミリ・マッドネス
PFF ぴあ フィルムフェスティバルとの共催企画
2016 年 9 月 19 日(月)- 20 日(火)、19:00 21 日(水)17:00 ドイツ文化会館ホール
9 月 19 日(月)Isolation of 1/880000 (1977 年、43 分、監督:石井岳龍 )
I am Sion Sono! (1984 年、37 分、監督:園子温 )
9 月 20 日(火)Happiness Avenue (1986 年、93 分、監督:平野勝之 )
9 月 21 日(水)Saint Terrorism (1980 年、127 分、監督:山本政志 )
デジタル復元され、2016 年ベルリン国際映画祭でプレミア上映された 1970 年 ・80 年代の日
本の 8 ミリ映画を、ぴあ フィルムフェスティバルとの共催のもと上映。
個人向けとして開発された 8 ミリ映画は、日本のある年代の名だたる映画監督たちにとって大
きな意味を持つ映像媒体となる。
Exhibition:
DA DA * DA! -HACKING ART x LIFE
Sep. 20 (Wed) Opening Event
Sep. 21 (Wed) – 29 (Thu) Exhibition, Foyer of the Goethe-Institut
In this exhibition, the independent curator Yukiko Shikata and curator/editor
Arina Tsukada introduce Japanese media art works, which show DADA spirits to
hack ART and LIFE, analog and digital. The works of artists as exonemo, Muku
Kobayashi, Akihiko Taniguchi and Katsuki Nogami are presented.
展覧会
日本のダダイズム展
DA DA * DA!:ハッキング・アート×ライフ
9 月 20 日(火)オープニングイベント
9 月 21 日(水)– 29 日(木)展示 ドイツ文化会館 1 階ホワイエ
キュレーター四方幸子がキューレーター / 編集者 塚田有那をフィーチャーし、ダダの精神を現
代に引き継ぐ日本のメディアアートを展示する。アナログやデジタルをつなげた、アートやラ
イフ・ハッキングの挑戦。アーティスト:exonemo、小林椋、谷口暁彦、ノガミカツキ。
Workshop
Dada Remix Manifesto with Thomas Preusse and Hackathon
September 7 (Wed) 19:00, 8 (Thu) Hall of the Goethe-Institut
How to communicate with non-sense? «DADA Remix Manifesto» is a computer
program, which was developed for the DADA-DATA-Project and creates videos
with new and random contexts. The workshop is followed by a Hackathon at the
Goethe-Institut on Sep. 8 (Thu).
SRF/RTS/RSI 文化番組、2016 年、52 分、ドイツ語・日本語字幕付き
9 月 6 日 ( 火 ) - 9 日(金)10:00–18:00 ドイツ文化会館 1 階ホワイエ
DAS PRINZIP DADA(ダダの原則)
上映
www.goethe.de/ins/jp/de/sta/tok.html
ワークショップ
ダダ・リミックス・マニフェスト ― トーマス・プロイセによるミニ Hacktion とハッカソン
9 月 7 日(水)19:00、8 日(木)ドイツ文化会館ホール
ナンセンスとのコミュニケーションはいかにして可能か?ダダ・リミックス・マニフェストは
DADA-DATA プロジェクトのために開発されたコンピュータ・プログラム。新しいランダムな
コンテキストでビデオを作る。9 月 8 日(木)、ソフトウェア・エンジニア講師のトーマス・プ
ロイセのワークショップに続いて、ハッカソンが行われる。
August 18 (Thu)–28 (Sun)
Kohei Sekigawa exhibition and performance
«One-minute Events / Spiral Entrance 5-6-23, Minami Aoyama,
Minato-ku, Tokyo / August 18th – 28th, 2016» / SPIRAL Entrance
Cutting edge installation artist and performer Kohei Sekigawa`s solo exhibition
accompanied by a performance.
(venue: Spiral Entrance/Spiral 1F)
August 7 (Sun) 16:00–18:00
Stilllllive with Nigel Rolfe Performance «Emotion in Motion»
Performance by Nigel Rolfe, Professor at the Royal College of Arts (RCA, London)
together with 5 art students from his seminar.
(venue: Spiral Hall/Spiral 3F)
August 6 (Sat) 20:15–21:30
TOLTA performance «Spectrum Dada Night »
Performance of new interpretation of several original Dada pieces by TOLTA
(venue : Spiral Café/Spiral 1F)
August 4 (Thu)–14 (Sun)
TOLTA exhibition «Not Dada, not not Dada»
Founded in 2006, the art unit TOLTA uses contemporary poem and drama as a
medium of expression. (venue: Spiral Entrance/Spiral 1F)
www.spiral.co.jp
(Closed: 15 (Mon) – 17 (Wed))
Publications, Art Books and Poster related to Dada will be on sale.
(venue: MINA-TO/Spiral 1F)
Inspired by Dada original works of 100 years ago and reflecting what influence
this might have caused on to the current society, art works related to the spirit
on Dada will be created jointly through exhibitions and performances indicating
the essence of Dadaism.
Gallery Voltaire
August 4 (Thu) – 28 (Sun)
Spiral
caLenDAr tokYo 2016
Goethe-Institut Tokyo
9 月 6 日(火)- 9 月 28 日(木)
インスタレーションをはじめ様々なアプローチを展開する現代美術作家関川航平による
展示及びパフォーマンス。(会場:スパイラルエントランス/スパイラル 1F)
8 月 18 日(木)–28 日(日)
一分間の事象/東京都南青山 5-6-23 スパイラルのエントランス/ 2016. 8. 18 – 8. 28
8 月 7 日(日)16:00–18:00
Stilllllive with Nigel Rolfe パフォーマンス「Emotion in Motion - 瞬間の感情」
ロンドンの Royal College of Arts(RCA)の美術学部で教鞭をとるナイジェル・ロルフと研
究室を修了予定の学生 5 名によるパフォーマンス。
(会場:スパイラルホール/スパイラル 3F)
8 月 6 日(土)20:15–21:30
TOLTA パフォーマンス「スペクトラム・ダダ・ナイト」
TOLTA によるダダの諸作品を多様な表現形式により再演するパフォーマンスの企画。
(会場:スパイラルカフェ/スパイラル 1F)
8 月 4 日(木)–8 月 14 日(日)
TOLTA 展示「ダダでない ダダでなくない」
現代詩や戯曲などを表現媒体とし、2006 年より活動するユニット TOLTA による展示。
(会場:スパイラルエントランス/スパイラル 1F)
(15 日(月)–17 日(水)は休館)
ダダに関連した書籍、アート作品、ポスターなどを販売
(会場:MINA-TO /スパイラル 1F)。
100 年 前 か ら の ダ ダ 諸 作 品 を 現 在 の 世 界 の 状 況 を 照 射 し な が ら 創 造 的 に 再 解 釈 し た
作品制作を行い、展示とパフォーマンスを実施。「ダダの精神」が現在に持つ意味を再提示する。
www.spiral.co.jp
「Gallery Voltaire」
8 月 4 日(木)–28 日(日)
スパイラル
July 26 (Tue) Mameromantic, Daikanyama
Yuji Ueno (Ikebana), Seiichiro Shimono (Meditation), Mamadou Doumbia (Kora), Mario
Tauchi (Mandala Painting), WANDERING (Herb), Souryou Matsumura (Chanoyu)
A live event incorporating meditation with herbs used in Navajo rituals, a tea
ceremony, a kora performance, hana-ike and mandala painting. The meditation
process that visualizes branches reaching from the head to the heavens will be
performed.
mameromantic.com
Cosmos・Earth・Flower:
Death & Rebirth
mameromantic.com
dada statement by Akihiro Kubota
the first international art movement
晴れたら空に豆まいて、代官山
上野雄次(花生け)、下野誠一郎(瞑想)、ママドゥ・ドゥンビア(コラ演奏)
田内万里夫(曼荼羅図)、WANDERING(ハーブ提供)、松村宗亮(茶の湯)
世界大戦後の虚無感を包含するダダイズムによせて、再生の象徴である草花をテーマに、創造
と革新のための自由な心を取り戻すイベント。
ナバホ族が儀式に使うハーブを焚き、頭頂から天へ木の幹を伸ばす「樹音」瞑想。
戦国時代、武将が会議の時に意識を覚醒させるために呑んだ茶の湯。
コラの生演奏、花生けと曼荼羅図を描くライブ・パフォーマンスと茶の湯のお手前のコラージュ・
オブ・ライブ・パフォーマンス。
7 月 26 日(火)
『天・地・花』~破壊と再生
Mameromantic
D
Concert
Nerissimo by Blixa Bargeld and Teho Teardo
September 28 (Wed) 19:00 Hall of the Goethe-Institut
Blixa Bargeld, the icon of underground 80s punk and the head of the German
band Einstürzende Neubauten, and the Italian musician, composer and sound
designer Teho Teardo, and «Nerissimo»: Punk, classic and electro merge in this
unique collaboration.
コンサート
「Nerissimo」テオ・テアルド & ブリクサ・バーゲルト
9 月 28 日(水)19:00 ドイツ文化会館ホール
1980 年代のアンダーグランド・パンクのアイコン、ブリクサ・バーゲルト(アインシュテュ
ルツェンデ・ノイバウテンのリーダー)とイタリア人の作曲家でサウンド・デザイナーである
テオ・テアルドの共演。パンク、クラシックと電子音楽によるユニークなサウンド。
B-Movie「Lust & Sound from West-Berlin」(西ベルリン発 快楽とサウンド)
音楽ドキュメンタリー、ドイツ、2015 年、94 分
9 月 27 日(火)19:00 ドイツ文化会館ホール
音楽、アートそしてカオス、80 年代西ベルリンのアンダーグラウンドシーンへのオマージュ。
Movie Screening
B-Movie: Lust & Sound from West-Berlin from Mark Reeder
(2015, 95 min, DEF Media), Original version without subtitles
September 27 (Tue) 19:00 Hall of the Goethe-Institut
Music, art and chaos: A tribute to western Berlin's underground of the 80s.
上映会
Concert:
MAVOtek with Tomomi Adachi and Jennifer Walshe
September 26 (Mon) 19:00 Hall of the Goethe-Institut
Whe-a-hop-whe-a-hop-whe-un! The performance and sound artist Tomomi
Adachi and the composer Jennifer Walshe refer to the Japanese DADA movement: MAVOtek is the title of their concert full of experimental sound with improvised instruments.
コンサート
MAVOtek 足立智美 & ジェニファー・ウォルシュ
9 月 26 日(月)19:00 ドイツ文化会館ホール
ベルリンと東京を拠点に活動する足立智美とアイルランドのジェニファー・ウォルシュによる
パフォーマンスは、ダダ運動と日本で誕生したマヴォをキーワードに紡ぎだされるサウンドの
世界。
Kaoruko, Kyusen Komiya, Mario Hirama
August 20 (Sat) Mameromantic
A Dadaist deconstruction of traditional arts will be performed a flower ceremony,
calligraphy workshop and dance. Performers respond to topics from the audience in an improvised collage-performance.
mameromantic.com
Kakyo: Dance with Flower and
Language
mameromantic.com
香瑠鼓、小宮求茜、平間磨理夫
8 月 20 日(土)晴れたら空に豆まいて、代官山
書、舞、花いけ、日本古来の芸術を解体し革新的にコラージュ。お客様のお題で花を生け、舞い、
書をしたためる。空間の中で書と舞と花が響き合う即興パフォーマンス。ハンディキャップの
あるダンサーも参加するパフォーマンスは見ている者の常識を覆す。ダダイズムの思想の大き
な特徴が既成の秩序の否定と破壊ならば現代に生きる伝統芸能こそ伝統への深い理解を通して
の破壊と革新。
「花響」
Mameromantic
August 18 (Thu) Mameromantic, Daikanyama
A Dadaist conversation between Rakugo storyteller Kyotaro Yanagiya and the
monster Dada, juxtaposing Dadaism's destruction of established order with the
continued thriving of traditional arts today.
mameromantic.com
Kyotaro Yanagiya, Hadaka
Samuzora, Ultra Monster DADA
mameromantic.com
Rakugo with Dadaism
柳家喬太郎、寒空はだか、ウルトラ怪獣ダダ
8 月 18 日(木)晴れたら空に豆まいて、代官山
ダダイズムが既成の秩序の否定と破壊ならば、現代に生きる伝統芸能こそ、伝統への深い理解を
通じて破壊と革新を続けてきたはず。落語界に新作落語で新風を巻き起こし、新たな視点を投げ
かける当代随一の語り部 喬太郎のダダ的落語、そして円谷プロがダダイズムに影響されて生み
出した三面怪人ダダと柳家喬太郎の成り立たない対話で、ダダイズムを考えるダダイズム対談。
「三面怪人ダダイズム」
Mameromantic
回想している。そして日本で最初の前衛美
も真似して抽象画を描き始めた﹂と田河は
された私は、熱病に感染したように自分で
ダイズム・・・。伝わってくる熱気に圧倒
出 版 美 術 家 連 盟 が 結 成 さ れ る と、 田 河 も そ
シ ョ ン を 描 い て き た 画 家 た ち が 集 ま っ て、
戦後の
た。
少年とロボットの友情がここに描かれてい
棒は、自分が作ったロボット犬なのであり、
戦前・戦後を通じて一連の﹁のらくろ﹂シ
であった。
しくはプラスチック人形化を思わせて新鮮
年に犬の兵隊﹁のらくろ﹂のマ
1931
月
8 号から執筆したロボットが
dada s a emen by M zuk M sum
車窓からのぞける森の端は
てらいなく枝のままでいた
昨日も明日も 変わらずに
てらいなく枝のままでいる
君が息をしたとき、
すでに君は息をしている。
君が知ったとき、
すでに君は知っている。
→
年に美術学校を卒業しても、前衛芸
1925
術 家 で は 生 活 し て い け な い。 田 河 は 講 談 社
の 依 頼 で マ ン ガ を 描 く よ う に な る が、 そ
の 初 期 作 品 の ひ と つ が、 雑 誌﹃ 冨 士 ﹄ に
年
1930
主 人 公 の 日 本 で 最 初 の 連 載 マ ン ガ﹁ 人 造 人
間 ﹂ で あ る。 そ の ロ ボ ッ ト た ち は、 機 械 的
︶ は、 人間というよりも、人間のマネキン化、も
1899–1989
日本最初のダダイスト
漫画家・田河水泡
小野耕世
︵日本マンガ学会会長︶
マ ン ガ 家 の 田 河 水 泡︵
リーズのマンガで最も良く知られている
彼は
ン ガ を﹃ 少 年 倶 楽 部 ﹄ に 連 載 し 始 め る こ と
が、抽象画や美術デザインに興味を持つ彼
1940
で 大 成 功 を 収 め る が、
年から
1939
い た。
は、
年代に前衛美術運動に参加して
1920
年、 東 京・ 戸 塚 の 私 立 の 日 本
1922
美 術 学 校 の 図 案 科 に 23
歳 で 入 学、 そ れ は 年 に か け て、﹃ 家 の 光 ﹄ と い う 家 庭 雑 誌 に
﹁ 外 国 で さ ま ざ ま な 新 し い 傾 向 の 造 形 芸 術 ﹁ ト ッ ピ 雄 ﹂ と い う マ ン ガ を 連 載 す る。 こ
の流派が相次いで興り、なだれ込むように のマンガが異色なのは、主人公が発明好き
In 1922, when young Tagawa entered one of Tokyo's art
institutes at the age of twenty-three, various new art
movements such as Futurism, Dadaism, Cubism, Surrealism flooded into the Japanese art scene. Soon Tagawa
joined MAVO, the Japanese avant-garde art group, contributing his machine-like object for its exhibitions and
performing his original robot dance on stage.
To make a living he began drawing comics for various
magazines including Japan's first robot manga in 1930.
Tagawa's robots are not mechanical monsters but look
like plastic decoys of men. His second robot manga,
which he started in 1939 was about an inventor-boy
and his friend robot dog which he created.
日本へ入ってきた時期だった。未来派、立 の 科 学 メ カ 少 年 で、 そ の 名 の 通 り、 突 飛
体派、表現主義、シュールレアリズム、タ ︵ と っ ぴ ︶ な 発 明 を 毎 回 行 な う。 少 年 の 相
年、新聞雑誌にイラストレー
1948
WW
術団体・未来派美術協会が主催する作品展
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に、未来派風の抽象画の小品を出して、入
年、 連 盟 か ら 非 売 品 の 年 刊 画 集 が 刊 行 さ れ
の 発 起 人 の ひ と り と な っ た。 そ し て
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caLenDAr tokYo 2016
選し喜ぶ。抽象画を描くときは、高見沢路
1955
直と名乗った。
---------- Forwarded message
---------From: JODIjodi.org>
Date: 2016-06-30 3:29
GMT+09:00
Subject: Re: URGENT:
can wdfkh rewe us+ ++
&==@@@@@@@@@
e the phot+ ++
&==@@@@@@@@@or th+
++ &==@@@@@@@@@ 100
year Papswiss
To: yukiko shikata
the first international art movement
のなかには、ダンスに興じるカップルたち、
年、ドイツ留学から帰国した新進美 ると、彼は前衛的な ペ
1 ージのマンガを載
1923
術 家・ 村 山 知 義 の 個 展 を 見 て、 紙 や 写 真、 せた。
文字の無いそのマンガの未来的な都市風景
布やガラス片、自分の髪の毛まで板に貼り
dADa since 1916 →→
の 喧 騒、 ヌ ー ド に も 見 え る 女 性 た ち が マ ネ
キ ン 人 形 の よ う に 描 か れ、 最 後 の 場 面 に 描
MAVO 楽器を演奏する人びと、レストランやバー
付けたコラージュ作品に感銘し、村山たち
が新しく組織した前衛美術の団体
︵マヴォ︶に参加する。
日に京都青年会館で催さ
19
か れ る 自 動 車 の 後 部 車 輪 の 横 で は、 な ん と
年 月
1925
9
れた﹁マヴォ創作舞踏発表会﹂で、彼は﹁意
Suiho Tagawa (1899-1989) is one of the most popular
cartoonists in the history of Japanese manga through
his black dog character: Norakuro. But it is not well
known, even today, that he is the first and probably the
sole Dadaist cartoonist.
あ の﹁ の ら く ろ ﹂ が オ シ ッ コ を し て い る で
By Kosei Ono
Chairman, The Japanese Society for the Study of
Cartoons and Comics
識的発声舞踏︵マヴォ訛りにて︶﹂と、﹁人
Suiho Tagawa:
Japan's first Dadaist Cartoonist
造人間﹂という二種の舞踏作品を踊ったが、 はないか。ほとんど知られていないこの田
どんな踊りだったのか、想像するほかない。 河の絵には、このマンガ家のダダイスト精
その前年の
年は、チェコの劇作家カ 神が戦争の困難な時代を経ても、決して死
1924
レル・チャペックの劇﹁ロボット﹂
︵ R.U.R.
︶ んでいなかったことを示している。
が、﹁ 人 造 人 間 ﹂ の 名 で 築 地 小 劇 場 で 初 公
演され、反響を呼んでいた。
E
DaDa since 1916 →
13
ダダ
逞しいはぐれ雲
想像力の
じゃじゃ馬馴らし
永遠の
未開の部族
朝ぼらけ
dada statement by koichi makikgami
「零(ヌル)」山脇巌作・演出・衣装デザイン
«Null» by Iwao Yamawaki
In 1954, when Japanese magazine illustrators and
cartoonists launched the Japan Publication Artist
league, Tagawa was one of its founders. And when
they published an annual book of the organization in
the following year, Tagawa contributed a full page of
original comics which shows a futuristic modern city
and people with luxury automobilea. All people drawn
there look like plastic decoys, and Norakuro, Tagawa's
most popular dog manga character, is having a pee
on a car. Tagawa's Dadaist spirit was never dead even
after the war and the hardship years.
ダダは終わらない
、ヒース・バンティング、ヴック・チョーシッチなど、
JODI
アーティストやアクティヴィスト、ハッカーがネット上で
年は人類史初の世界大戦の最中、
1916
中立国であったこの国は政治・文化的避難者を受け入れる
ダダが産声をあげた
では、言語や身体における実験が繰り広げられ、戦争終結
最前線であった。そのような中キャバレー・ヴォルテール
四方幸子︵キュレーター/多摩美術大学・
後ダダは帰国した人々とともに世界中に飛び火し、初のグ
や
VJ
、ロボットとして﹁ダダイスト﹂的行
DJ
セ、ルドルフ・シュタイナー︵神智学者︶、マックス・ウェー
たハッキングが盛んになっている。ダダはまたポストイン
によって、日常の事物の改造やデータの共有をベースにし
グをつなぐ
ここ
為を担い始める。
ティックな
なる。同時にプログラムやアプリケーションが、オートマ
に実施、﹁ハッキング﹂がダダの系譜であることが明らかに
的なプロジェクトを時には
ダ ダ 的 な 実 験 を 開 始 す る。 続 い て
︵赤岩やえ+
exonemo
千 房 け ん 輔 ︶、 0100101110101101.org
ら が、 00
年以
降には
、パオロ・キリオらが挑発
UBERMORGEN.COM
や Facebook
を標的
Google
ノ地方の保養地アスコナのモンテ・ヴェリータ︵真実の山︶
チューリヒ・ダダに関連して触れておきたいのが、ティチー
ローバルな芸術運動となる。
東京造形大学客員教授︶
ダダとは何か?それは各人にとって異なるはずである。ダ
ダとは、 100
年前からたえず時代時代において投げかけら
れる謎めいた問いであるからだ。それは既存のあらゆるコー
ド ー 社 会・ 政 治・ 文 化 的 ー か ら 逃 れ る 態 度 で あ り、 ユ ー モ
アと批評的まなざしで世界を触発し続ける創造的運動であ
バー︵社会学者︶、舞踊家のイザドラ・ダンカン、メアリー・
年、 MAKE
や FabLab
な ど、 デ ジ タ ル と ア ナ ロ
10
やデジタル・ファブリケーションのシーン
DIY
ウィグマン、ルドルフ・フォン・ラバンらが集い、フーゴ・
の ア ー テ ィ ス ト・ コ ロ ニ ー で あ る。
年に菜食主義者
1900
のコロニーとして形成され、バクーニン︵アナキスト︶、 ・
C
・
Gユング︵精神分析学者︶、パウル・クレー、ヘルマン・ヘッ
ダダは、
バルやゾフィー・トイバーも出入りしていた。機械化や戦
るだろう。
た社会において生まれた数多くの前衛芸術運動の一つに見
ターネット・アートの動き︵
の﹁インターネットヤ
IDPW
DNA
思われる。
求したこの場が、ダダの舞台裏かつ揺籃場であったように
でのプロジェクト︵前者にオロン・カッツ、 BCL
など、後
年 の﹁ ARTSAT
﹂ な ど ︶ へ と 延 長 さ れ て い る。
2014
や観測データなどをコードとして扱うバイオアートや宇宙
世紀初頭という機械化・都市化が急速に進展し
20
える。ダダに先行してキュビスム、イタリア未来派が発動
争への反動として自然回帰やアナキズム的ユートピアを希
ダダは、時代に応じて新たな素材や手法を得ながら展開さ
ミ市﹂
、谷口暁彦など︶や、科学技術と接続しながら
し、ダダの直後にロシア・アヴァンギャルドやバウハウスが、
隔通信、複製技術の発達にともなって生まれた機械の美学、
れてきた。米国では
モバイル端末を介したストリートやソーシャル上のハッキ
お い て は、 偶 然 性 や 無 意 識 の も た ら す も の が 歓 迎 さ れ る。
にインパクトがあるものの、何も意味しない。作品制作に
よ う に 思 わ れ る。 ま ず﹁ ダ ダ ﹂ と い う 名 称。 視 覚・ 音 声 的
ダダは当時の他の前衛芸術運動とは決定的な特異性をもつ
どーの影響を見ることができる。
理学︵量子力学や相対性理論など︶、精神分析学、言語学な
ギー・ドゥボールがシチュアシオニスト・インターナショ
中 西 夏 之 ︶ が フ ル ク サ ス と 交 流 を も っ て い る。 パ リ で は、
東 京 で は ハ イ レ ッ ド・ セ ン タ ー︵ 高 松 次 郎、 赤 瀬 川 原 平、
コや小杉武久、塩見允枝子ら日本人も含まれていた。また
ジョン・ケージやナム・ジュン・パイク、そしてオノ・ヨー
の 国 の ア ー テ ィ ス ト が グ ロ ー バ ル な ネ ッ ト ワ ー ク を 形 成、
えるだろう。ジョージ・マシューナスが媒介者となり複数
や大衆文化の時代においてダダ的姿勢を拡散した筆頭とい
を感知し先鋭的な問いを発する存在であるだろう。と同時
ような状況においてアーティストは、人々に先んじて時代
もがダダイスト﹂となりうるかのような時代である。その
していく状況が現在ますます広がりつつある。いわば﹁誰
ングに限らず人々が自律的の物や情報を編集・発信・共有
﹁ライフハック﹂という言葉に見られるように、プログラミ
へと向かうものであるからだ。
ダダは、あらゆる事物や情報を素材としてオープンな創造
監視や操作、著作権の独占に対する違和感に根ざしている。
きは、いずれも一部の組織ー政府や企業等によるー情報の
ング・プロジェクトも数多く展開されている。これらの動
採用したコラージュという手法は、日常の事物を素材とし
ナル︵シュルレアリスムの流れを汲み日常や言語の異化を
に人工知能やロボットが新たな﹁ダダイスト﹂としてます
年 代 に は シ ュ ル レ ア リ ス ム が 生 ま れ て い る。 交 通 や 遠
20
それはアートをはじめ文学・音楽・建築・写真・デザイン・
者に
工 芸・ ダ ン ス へ と 波 及 し、 相 互 触 発 を 産 み 出 し た。 こ れ ら
た が、 1962
年 に 開 始 さ れ た フ ル ク サ ス が、 マ ス メ デ ィ ア
て﹁ 発 見 ﹂ し﹁ 編 集 ﹂ す る こ と で 可 能 に な る。 い ず れ も 当
めざすレトリスト・インターナショナルに由来︶が表象批
年前後に﹁ネオダダ﹂が生まれ
1960
の表現領域にはまた、自然・社会科学の最新成果ー現代物
時 推 進 さ れ て い た 近 代 的 な 自 己 像 へ の 不 信 に 根 ざ し つ つ、
判としての政治的抵抗を行い、著書﹃スペクタクルの社会﹄
ダダ的姿勢は同時に音楽、ファッションを始めとする反抗
に思われる。ダダはそもそも人間中心主義から距離を置き、
は、しかしダダに当初から種として組み込まれていたよう
と認識の関係⋮、新しく浮上したかに見えるこれらの問い
ます活動の場を広げつつある。人間と非人間の境界、知覚
人間の理性や恣意的な操作からはみ出るものとの協働が志
向 さ れ て い る。 そ れ は
︵ 1967
︶は翌年の五月革命にも影響を与えたとされている。
文化やオルターナティヴ・ムーヴメントへと広がり、アー
世紀の文化的転回として重要な
20
リミックスやハッキングへとつながっていくだろう。
ダダの態度は一種の創造的なサボタージュであり、不服従
ト で は イ ン デ ィ ペ ン デ ン ト・ メ デ ィ ア︵ 自 由 ラ ジ オ、 実 験
偶然性や無意識へと接続されていた。ダダから
のユーモアに満ちている。まさにそれは、当時のチューリ
た今、科学技術の進展は人間以外の存在との接続や協働の
可能性を開いている。と同時に私たちは、すでにネットワー
年を経
100
映画、ヴィデオ、
など︶として、アクティヴィズムと
zine
近接しながら展開されていく。
ク化された情報システムの一部に組み込まれ、コードによっ
ダダにかつてない位相をもたらしたのが、 90
年代半ばのイ
ンターネットの登場である。ここではデジタルを含めた世
て稼動されている⋮。つながる心地良さと気味悪さが同居
するアンビヴァレンスに浸された世界。ダダはその最前線
界のあらゆるものが素材として浮上、同時にプログラミン
に私たちを引きずり出し、問いを投げかけてやまない。
コードによ
HTML
る表象の解体、新たな﹁詩﹂の実験ーが開始される。ドゥボー
グ・コードという新たな言語への挑戦ー
ルが再評価され、
ハキム・ベイの
﹃ T.A.Z.
︵テンポラリー・オー
トノマス・ゾーン︶﹄︵ 1990
年前後︶への注目も後押しし、
«Face-to-Facebook» by Paolo Cirio, Alessandro Ludovico, (2012)
un_wiki gets quotes from Wikipedia's (the "free" encyclopedia) Deletion Logs. The Deletion Log is a list of
all the pages that have abused Wikipedia's democratic
remit; it is the last stop on the way to destruction. The
Log can contain fragments of the offending user-created texts. un_wiki is a Perl script that finds these
texts and throws away the rest.
Until 2008 entries in the Deletion Log of the English
language Wikipedia ('en.wikipedia') looked like this:
22:22, 14 December 2005 Montrealais deleted "Oh, it
already been broughten" (content was: '{{nonsense}}
When someone tells you "to bring it on" the only
correct response is "oh, it's already been broughten".
Slang from a totally cool [...')
dada statement by 小林椋
http://pocopuu.net/dd.html
exonemo «DesktopBAM» (2010-) at SIAF 2014
Photo: Keizo Kioku
Ben Vautier, Philip Corner, Ann Noël performing Piano Piece #1 & #2 by George Maciunas
«Manifesto» Festum Fluxorum Fluxus, Düsseldorf, February 1963
JODI «jodi.org» 1995
«Life Sharing is abstract pornography» Hito Steyerl
http://0100101110101101.org/life-sharing/
ヒ そ し て ス イ ス で 生 ま れ る べ く し て 生 ま れ た も の で あ る。
Cooperative Monte Verità
15
→
DaDa since 1916 →
dADa since 1916 →→
14
«un_wiki»by Wayne Clements
exonemo «OBJECT B» (2006-)
dADa since 1916 →→
16
Never-ending DaDa
latest results of natural and social science –modern
physics (quantum mechanics or relativism), psychanalysis and linguistics.
Yukiko Shikata (curator/ visiting professor at Tama Art
University and Tokyo Zokei University)
It seems, however, that Dada has a distinctive specificity compared to other avant-garde movements. First
of all, the name «Dada», which has a visual and sonic
effect, does not have a clear meaning. Dada art production values the unintended, the haphazard and the unconscious. One of the characteristic Dada art practices,
collage, is made possible by 'uncovering' and 'editing'
daily commodities and images. All the Dada art is based
on the distrust of broadcasted modern self-image, aiming to connect it with what is beyond human reason and
arbitrary operation. This idea would later be a source of
inspiration for «remix» and «hacking», both significant
subcultures of the twentieth century.
What is Dada? The meaning of Dada can vary from one
person to another. The question has been raised repeatedly for the past 100 years and the concept of «Dada»
remains mysterious. Dada could be understood as an
attitude of trying to escape from every existing code of
society, politics and culture and a disruptive and creative movement that still inspires the world through
humor and critical abstraction.
Dada appeared among the multitude of avant-garde
movements that emerged in the beginning of twentieth
century, when mechanization and urbanization developed rapidly. Cubism and Italian futurism preceded
Dada, while Russian avant-garde and Bauhaus was
born right after, followed by surrealism in the twenties.
The aesthetics of the machine, emerging along with the
development of transport, telecommunications and
mass production, spread in all art forms, including literature, music, architecture, photography, design, craft
and performance art, leading to mutual inspiration.
In these expressions we can see the influence of the
«GWEI - Google Will Eat Itself» by Paolo Cirio, Alessandro Ludovico,
Ubermorgen.com
The Dada attitude is a kind of creative sabotage full of
disobedient humor, which perhaps was meant to be
born in Zurich of 1916, in the midst of a global conflict,
the First World War. Neutral and democratic Switzerland was a hub, welcoming all sorts of political and
cultural refugees. The patrons of the Cabaret Voltaire
launched innovative experiments on language and the
body, which later spread to the rest of the world after
the end of the war. It became the first global contemporary art movement. One thing worth mentioning about
Dada in Zurich is the artist colony of Monte Verità (Hill
of Truth) in Ascona, which is a resort in the canton of
Ticino. This colony was frequented by many important
figures of the twentieth century including Bakunin (anarchist), C.G. Jung (psychanalyst), Paul Klee, Hermann
Hesse, Rudolf Steiner (anthroposophist), Max Weber
(sociologist), choreographer Isadora Duncan, Mary Wigman, Rudolf von Laban and early Dadaists Hugo Ball,
and Sophie Taeuber. It was a place where they could live
and express their opposition to mechanization and war,
seeking a back-to-nature and anarchistic utopia. It was
the backstage and the incubator of Dada.
Along the years, Dada advanced in accordance with the
social, cultural and economic changes of the times,
progressively adding new materials and practices.
'Neo-Dada' was born in the United States in the 1960s.
Fluxus started in 1962 and was the first to spread a
Dadaistic attitude in the era of mass media and mass
culture. George Maciunas was one of its promoters, who
helped found a global network of artists from a number
of countries, including John Cage, Nam June Paik, and
Japanese artists such as Yoko Ono, Takehisa Kosugi and
Mieko Shiomi. High Red Center (Jiro Takamatsu, Genpei
Akasegawa, Natsuyuki Nakanishi) was also connected
to the Fluxus universe.
In Paris, Guy Debord, who was a member of the Letterist
International (related to surrealism) established «Situationist International» as a movement aiming to use art
as a social and political critique. His book, Society of
the Spectacle (1967), is considered to have influenced
the May 68 revolutionary movement in the following
year. At the same time, Dadaistic attitudes inspired the
counter culture and alternative movements in music,
fashion and so on. In the artistic field, independent
media (such as free radios, experimental films, videos,
zines) were developed with an activist approach.
The Internet that emerged in the middle of the 90s gave
dada an opportunity to develop in an unprecedented direction, where every single thing in the world including
digital could be considered a medium to be teased and
decomposed. New languages and areas of experimentation appeared through the development of programming codes – and with them new dada experiments
including dismantling and reshuffling HTML code and
experimenting new forms of poetry. Artists, activists
and hackers including JODI, Heath Bunting, Vuk Cosic,
started Dadaistic actions on the Internet, reevaluating
Debord and putting into practice the vision of T.A.Z.
(Temporary Autonomous Zone, around 1990) by Hakim
Bey. Subsequently, exonemo (Yae Akaiwa and Kensuke
Sembo), 0100101110101101.org, and after 2000 UBERMORGEN.COM, Paolo Cirio launched notorious undertakings, sometimes targeting Google or Facebook,
making clear that 'hacking' was part of the genealogy
of dada.
At the same time, new programs and applications began to be used in Dadaistic deeds – including by Video
artists, musicians or robots. The last ten years also saw
the development of hacking subculture, which is based
on the idea of attaining innovative and ingenious outcomes by creatively sharing codes, overcoming software limitations, collaborating and applying a do-ityourself approach. The creations of hacktivists, MAKE,
FabLab, are bridging the digital and the analog worlds.
The influence of Dada also extended to the movements
of Post-Internet art (such as Internet Black Market by
IDPW, AkihikoTaniguchi) and bio art, which deals with
the DNA or observational data as code, connecting
science and technology with art. Also exploring the
boundaries of space with Art projects Oron Catts, BCL;
'ARTSAT' in 2014. A number of street or social hacking
projects using mobile devices have also been developed. These movements stemmed from the discomfort
with the stealth monitoring of personal information,
data manipulation and the concentration of intellectual property within a few international organizations,
governments or private companies.
The spirit of Dada aspires to open minds and to develop
open/shared platforms using every single thing or piece
of information as medium for artistic creation and critical commentary. The 'life hack' movement encourages
people to edit, create and share autonomous pieces
of art increasingly without needing any programming
knowledge.
https://vimeo.com/167720842
「意味(機能)の外側について」
こんにちはアーティストの谷口暁彦です。
周年」ということで、
「ダダ 100
ダダについて何か一言お願しますってことなんで、
ま、僕あんまダダについて知っていることって、
そんな多くないんですけれども、
最近自分が考えている事に、絡めながら少し考えていこうかなと思うんですけ
れど。
ま、まず思うのがこの、ま、有名なテーゼですよね。
あの「ダダは何も意味しない」って、
トリスタン・ツァラが最初に言ったことで。
ま、これを指して割とダダは「無意味を発見した」みたいなことが言われてた
りするわけなんですけど、
ま、「意味」「無意味」っていうのは
どういう事かって考えた時に、「これは意味がない」みたいな事を言うわけで
すよね、
それって「意味がないもの」ってのはある意味で「機能しないもの」「機能が
ないもの」だから、
意味をある程度機能っていうことと言い換えられるだろうと。
dada statement by Akihiko Taniguchi
で、そうした時に、「無意味」ってのはどこにあるかっていうと、ま、何か、
「意味」とか「機能」とかそうしたものの外側にあるものなんじゃないかなあ
と思うんですよね。
こう、
「意味(機能)の外側について」っていう、で、ま、このことについて僕、
結構作品作ると時に考えたりしてて、で、
一番ヒントになったのが。実は、
「ドラえもん」で。
これ、あるエピソードから引用してるんですけど
これどういう話かっていうと、
のび太がいろんなガラクタを集めてて
物が捨てられないって話なんですよね。
で、あのー、お母さんに怒られちゃうと。
で、あのー、ドラえもんがこう、「こわれたスタンドなんかいらないだろう」
っていうふうなことを言うわけですよね。
で、そうすると「壊れたスタンドは停電の時に使えばいい」
とか「うごかない扇風機はあつくない日につかえる」とか、
「穴のあいたグラスは何ものみたくない時に」ってなことをいうわけですね。
みんな「何かの役にたつから捨てられないんだ」
ってことを言うんですけど。
この時に多分のび太が言ってる事ってのは、
僕らが普段知っている機能とか意味の外側にあるものなんじゃないかなと思う
んですよね。
なんで既にこの時点でちょっとのび太が言っていることってアーティストの作
品っぽいなと思って。
In this era 'everybody can become a Dadaist', so to
speak. In this context the role of the artist is to detect
the zeitgeist and raising sensitive questions. The increased use of artificial intelligence and robots has
become a new space for 'Dadaists'. The question of the
difference between human and non-human – man and
machine -the relationship between perception, recognition and consciousness seem to have emerged anew.
It might very well have been embedded as seeds from
the beginning.
Dada was originally dissociated from humanism and
more closely related to abstraction, chance and unconsciousness. 100 years since the birth of Dada, the
development of science & technology has opened the
possibility to connect or collaborate with the artificial,
non-human consciousness. At the same time we have
become a part of a connected information system operated by codes. It's a world, where the ambivalence of
comfort and discomfort with connectivity co-exist and
where Dada teaches us to confront this world and to
never stop questioning.
18
dADa since 1916 →→
DaDa since 1916 →
ダダ女たち
I wish to blur the firm
boundaries which we selfcertain people tend to delineate
around all we can achieve.
Hannah Höch
Musiker zu Hause, 1962
Sophie Taeuber-Arp
19
キ ャ バ レ ー・ ヴ ォ ル テ ー ル の 天 井 に は 日 本 人 女 性
の 名 前 は な い が、 日 本 社 会 に お け る 女 性 の イ メ ー
ジが変遷を辿っている頃に日本のダダイズム運動
年の関東大震
であるマヴォが現れた。また 1920
災がダダイズム運動と日本における女性解放運動
の発展の両方に重要な影響を与えた。
Send us an image of your Dada artwork
and win a trip for Two, to the birth place
of Dadaism. Stay 2 nights at the Dolder
Grand, the most luxurious 5 star hotel
in Zurich, which has been the very
epitome of hospitality since 1899.
現在のキャバレー・ヴォルテールを訪れる人は誰でも、
﹁ダダの世界﹂
と題された天井の作品に様々な女性の名前が描かれていることに気
づくだろう。この作品にはダダの活動が世界中に広がった様子がそ
の主要なメンバーの名前と共に描かれている。
5 つ星ホテル、ザ・ドルダーグランド。
社会を脱構築し再考しつつ、ダダイストたちはまた昔ながらの性別
役割を書き換えようと熱望した。女性の役割や美の基準、結婚を頻
繁に批評したダダの女性アーティストたちの功績は、残念ながらダ
ダの男性アーティストたちのそれに比べて影に隠れがちである。ダ
周年は彼女たちの功績に光を当てる機会でもある。
ダ誕生 100
そのものであり続ける、チューリヒの最高級
チューリヒのハウス・コンストルクティフ美術館での特別展﹁ DADA
﹂ は ゾ フ ィ ー・ ト イ バ ー = ア ル プ、 ハ ン ナ・ ヘ ッ ヒ、
Differently
エルザ・フォン・フライターク=ローリングホーフェンというドイ
ツ語圏出身の 人
3 の最も重要な女性ダダ・アーティストたちに捧げ
られているが、他にもキャバレー・ヴォルテールの共同創始者であ
るエミー・ヘニングス、クララ・タイス、ミナ・ロイ、ベアトリス・
ウッド、フローリン・ステットハイマー、スザンヌ・デュシャン、トー
イェンなど多くのアーティストがいる。
Japanese artists and the avantgarde 1905–1931 by Gennifer Weisenfel.
マヴォのコラージュには西洋人女性のイメージが
多 く 使 用 さ れ た。 こ れ ら の イ メ ー ジ は 女 性 向 け 商
品の広告を掲載していた人気雑誌から取られたも
の だ。 理 想 化 さ れ た 近 代 消 費 社 会 は 西 洋 人 女 性 と
西洋化した日本人女性のイメージによって表現さ
れ る こ と が 多 か っ た。 こ の よ う な ラ イ フ ス タ イ ル
をアピールすることによって、伝統的なジェンダー
の 役 割︵ つ ま り 日 本 の 家 庭 に お け る 役 割 分 担、 家
族そのものの概念︶を変化させるような広範な社
会 変 化 が も た ら さ れ た。 例 え ば、 マ ヴ ォ の 著 名 な
夫 婦、 村 山 知 義 と 岡内籌子は 当 時 日 本 で は ま だ 新
し か っ た 恋 愛 結 婚 を 選 ん だ。 籌 子 は よ く 知 ら れ た
詩 人 で あ り 児 童 文 学 作 家 で も あ っ た。 ま た 自 身 が
編集者を務めていた婦人之友社が出版した多くの
プ ロ ジ ェ ク ト で 夫 と 共 作 し た。 村 山 夫 妻 は 特 徴 あ
る髪型︵おかっぱ頭︶をしていて、よくマスメディ
ア に 取 り 上 げ ら れ た。 お か っ ぱ 頭 は 男 性 と し て は
長すぎ女性としては短すぎるためジェンダーを不
明 瞭 に す る 効 果 が あ り、 夫 妻 は 髪 型 の 捉 え 方 を 弄
んだのだ。
村山はベルリン滞在中にパフォーミング・アーティ
ス ト た ち と 個 人 的 な コ ン タ ク ト が あ り、 そ れ が マ
ヴ ォ に と っ て 比 類 な き 閃 き の 源 泉 と な っ た。 そ の
お か げ で、 彼 ら は ジ ェ ン ダ ー を 不 明 瞭 に す る パ
フ ォ ー マ ン ス を 通 じ て、 ジ ェ ン ダ ー と セ ク シ ュ ア
リティについての支配的な言説に疑義を呈するこ
ととなった。
出典:Mavo:
2 名 2 泊旅行を獲得しよう。
宿泊先は 1899 年の創業以来、ホスピタリティ
www.Dada100.jp
年スイスのダヴォス生まれ︶
ゾ フ ィ ー・ ト イ バ ー = ア ル プ︵ 1889
は熟練のダンサーであり、ジャン・アルプの生涯の伴侶だった。彼
女はチューリヒの初期のダダイストたちの中核メンバーの一人と考
えられている。彼女はガレリエ・ダダのオープニングで、マルセル・
ヤンコがデザインした精巧なマスクをつけてフーゴ・バルの詩にあ
わせて踊りを披露した。パフォーマンス・アート以外の彼女の作品
は絵画、ドローイング、彫刻など幾何学的形態と色彩に重点を置い
ていた。彼女のダダ木製頭部とマリオネットはダダ芸術のアイコン
スイスフラン紙幣の
的作品となっている。トイバー=アルプは 50
絵柄になっている。﹁ダダ・エッグ﹂という彼女の彫刻作品の一つは、
周年に際して発行された記念切手に取り上げ
ダダイズム誕生 100
られている︵もう一点はマジカル・ビショップ姿のフーゴ・バル︶。
ハンナ・ヘッヒ︵ 1889
年ドイツのゴータ生まれ︶は ベ ル リ ン の ク
ラブ・ダダの主要人物であり、おそらく今日最もよく知られている
女性ダダイストだろう。彼女の多様な作品群はコラージュや彫刻作
品から、ダダ人形などのテキスタイル・デザインや大型の絵画作品
で構成される舞台デザインにまで及ぶ。彼女はフォト・モンタージュ
の先駆者であり、これは彼女のその後の作品における代表的なスタ
年の第 回
イ ル と な っ た。 中 で も 1920
1 国際ダダフェアはハイラ
イトであり、ヘッヒはフォト・モンタージュとダダぬいぐるみ人形
を展示している。彼女はエネルギッシュで中性的な女性であり、女
性解放を達成することを熱望していた。彼女は仲間である男性ダダ
イストたちが自分たちの集団に女性を受け入れたがらないとして、
その偽善を明らかにした。
ダダ作品を送って、ダダ誕生の地への
年
エルザ・フォン・フライターク=ローリングホーフェン︵ 1874
ドイツのスヴィーネミュンデ生まれ︶は初のアメリカ人ダダ・アー
ティストでありパフォーマンス・アートの開拓者と考えられている。
年にケンタッキー、 1913
年にニューヨークへ移り、レオポ
1910
ルト・フォン・フライターク=ローリングホーフェン男爵と結婚し
た。登記所へ向う途中、彼女は道に鉄製の指輪が落ちているのを見
つけた。彼女はそれを﹁不朽の装飾﹂と名付け、芸術作品だと宣言
した。これはファウンド・オブジェクト︵発見された物体︶の初期
の例と考えられている。後に彼女は影響力のある過激な詩人、画家、
そして何よりもパフォーマーとして頭角を現した。マルセル・デュ
シャンのアイコン的な男性用便器﹁泉﹂は彼女のおかげで着想を得
たと言われている。彼女の影響は日本の大衆文化にまで届いていた
のかもしれない。縞模様の衣装を着てポーズをとる彼女の有名な写
真の一つは、よく知られたウルトラマンの怪獣﹁ダダ﹂の模様を不
思議と連想させないだろうか。
Give free reign
to your creativity
and become a
Dadaist!
→
Jane Heap described Elsa as;
«..the only one living, anywhere, who
dresses Dada, loves Dada, lives Dada.»
Kazuko Okauchi
«God» By Baroness Elsa von FreytagLoringhoven and Morton Schamberg
Woman dadaists
Anyone who visits today's Cabaret Voltaire will notice
the various female names featured on its ceiling's
artwork, entitled «Firmament Dada», which illustrates
how the movement spread worldwide with the names
of its most important members displayed.
While deconstructing and rethinking society, the Dadaists also aspired to rewrite the traditional gender
roles. Unfortunately, the achievements of women Dada
artists, which often critiqued the role of women, beauty
standards and marriage, tend to be overshadowed by
those of male Dada artists. The 100th anniversary of
the movement is also an opportunity to bring them to
prominence.
A special exhibition «DADA Differently»1 at Museum
Haus Konstruktiv in Zurich was dedicated to the three
most important German-speaking Dada female artists:
Sophie Taeuber-Arp, Hannah Höch and Elsa von Freytag-Loringhoven, but there are many more including
Emmy Hennings who co-founded the Cabaret Voltaire,
Clara Tice, Mina Loy, Beatrice Wood, Florine Stettheimer,
Suzanne Duchamp, Toyen and many more.
ダダイズム誕生
100 周年
アート・コンペ
ティション
作品送付の締切は 2016 年 9 月 2 日 ( 金 )。受賞者の発表は都内のイベント会場にて。賞品:
スイス インターナショナル エアラインズ提供 成田⇔チューリヒ、エコノミークラス往復
航空チケット (2 名分 ) 有効期限 2016 年 10 月∼ 2017 年 4 月、及び、チューリヒ最高
級ホテル、ザ・ドルダーグランド、ジュニア・スイート 2 泊宿泊券。
Deadline to send your artwork is Friday, September 2, 2016. The winner will be
announced at a public event in Tokyo; Prize - 2 economy class flights to Zurich
offered by Swiss International Airlines available from October 2016 to April
2017 and 2 nights in the junior suite of the luxury Dolder Grand Hotel in Zurich
Sophie Taeuber-Arp (born in 1889 in Davos Switzerland)
was an accomplished dancer and life partner of Jean
Arp. She is considered as one of the core members of
Zurich's early Dadaists. She performed at the opening
of the Galerie Dada, dancing on verses written by Hugo
Ball and wearing an elaborate mask designed by Marcel
Janco. Besides performance art, her work concentrated
on geometric forms and color – painting, drawing and
sculpture. Her Dada wood heads and marionettes have
become iconic Dada artifacts.
Taeuber-Arp is featured on the Swiss CHF 50 bill. One
of her sculpture work – the dada egg - is featured on the
memorial stamp issued to celebrate the 100th anniversary of Dada (another being Hugo Ball as magical bishop).
Hannah Höch (b. 1889 in Gotha, Germany) was a key
figure of Berlin's Club Dada and is probably the most
well known female Dadaist today. Her diverse oeuvre
ranges from collages and sculptural works to textile designs including Dada dolls, and stage designs composed
of large-format paintings. She was a forerunner of photomontage, which became the representative style of
her later work. A highlight was the First International
Dada Fair in 1920, where Höch exhibited photomontages and dada rag dolls. She was an energetic, androgynous woman, aspiring to achieve woman emancipation.
She underlined the hypocrisy of fellow male Dadaists
who were reluctant to accept a woman in their ranks.
Elsa von Freytag-Loringhoven (born 1874 in Swinemünde, Germany) is considered the first American
Dada artist and a pioneer of performance art. In 1910,
she moved to Kentucky and to New York in 1913, where
she married Baron Leopold von Freytag-Loringhoven.
On her way to the registry office, she discovered an
iron ring on the street. She declared it as artwork,
entitled Enduring Ornament. It is considered as one
of the very first examples of <found object>. She later
emerged as an influential radical poet, painter and,
above all, performer. She is said to have inspired Marcel
Duchamp's iconic urinal <Fountain>. Her influence may
have reached as far as Japan's popular culture - one of
her famous photographs where she poses in a stripe
costume, strangely reminds the pattern of Ultraman's
famous «Dada» monster.
While there is no Japanese female name on the ceiling
of the Cabaret Voltaire, the Japanese Dada movement,
MAVO, appeared at a time when the image of women in
Japanese society went through a transition. The aftermath of the Great Kanto Earthquake in 1923 had and
important impact both on the Dada movement and on
the development of the feminist movement in Japan.
Numerous images of Western women were used in
Mavo collages. They were taken from popular magazines, which had advertisements for products targeting
women. The idealized modern consumer society was
often represented through images of Western women
along with westernized Japanese women. The appeal
of this lifestyle brought widespread social changes altering traditional gender roles. (i.e. the division of labor
in the Japanese family, and the concept of the family
itself). For example, Tomoyoshi Murayama and Kazuko
Okauchi, a prominent MAVO couple, chose to engage
in a marriage based on love, which was quite new for
Japan at the time. Kazuko was a prominent poet and
children's storywriter. She also collaborated
with her husband on many projects published by Fujin
no Tomo-sha, where she was also an editor. The Murayama couple had a distinctive hairstyle (o-kappa) and
they were often taken up by the media. O-kappa made
the gender unclear, playing with the perceptions of
hairstyle; too long for men while too short for women.
Murayama's personal contacts with performing artists
during his stay in Berlin was an incomparable source
of inspiration for Mavo. It brought them to question the
dominant discourses on gender and sexuality through
gender-blurring performances.
dADa since 1916 →→
Anita Hugi & David Dufresne,
authors of Dada-Data.net
DaDa since 1916 →
パワーと武器
ミクロ化器:人間標本を採取するため、対象を縮小化する装置。
巨大化・縮小化:通常は人間大で行動。巨大化・縮小化が自在。
瞬間移動能力:テレポーテーションにより、自在に姿を消したり、
現れたりが可能。
特徴:人間の心と体をコントロールできる。
26 号機の相乗りペイロードとして、世界で初めて深宇宙に投入された
芸術作品となった。50cm 立方、重量 32kg の DESPATCH は、3D
プリンタで制作された渦巻き状の造形部を有することが最大の特徴であ
る。バベルの塔、タトリンの塔、スミッソンの「Spiral Jetty」といっ
た美術や建築の歴史的系譜を踏まえたこの人工小惑星は、永遠に太陽の
周りを周回する宇宙の環境芸術作品である。芸術も科学技術同様、常に
未踏のフロンティアを目指している。
Blixa Bargeld
DESPATCH は自律的に作動するコンピュータを搭載したビークルメ
ディアであり、機体に搭載された各種センサーの値からアルゴリズミッ
クに生成された詩を地球に向けて送信した。詩の内容はダダの詩人、フー
ゴ・バルの音響詩「Gadji Beri Bimba」をリミックスしたもので、深
宇宙からの極めて微弱な電波は世界各地のアマチュア無線家の協力に
' いま知るダダ、いま出会うダダ '
できた。
大田佳栄(スパイラル チーフキュレーター)
2 度と地球に戻ることなく太陽の周りを永遠に周回し続ける DESPATCH
よって、最遠 470 万 Km(月までの距離の約 12 倍)の彼方から受信
は、未来の人類、あるいはそれに代わる知的生命体へのタイムカプセル
昨今は、とかくメディアが騒がしい。多様性を認め合うことを謳う
一方で、ヘイトだ、いじめだ、リンチだ、と、世界中を覆うデジ
タルの網目には万国の荒々しい言葉が連なっている。テロや災害
も多発、政治も不安、経済も不安、民族の問題も落ち着かない今、
この様子を戦争が始まる前に似ていると言う人もいる。本当にそう
なのか。
100 年前の 1916 年、第一次世界大戦の勃発とともに、世は暗黒
の時代にじわりじわりと踏み込んでいった。当時の若者たちは何に
夢をもっていたか、何に活力を見出したのか。銃声も路上で聞こえ
るような不安な夜を、何を考えながら過ごしていたのか。戦後、高
度成長期を経て平和な時代を凡庸に過ごした現代人である我々には
想像も及ばないが、もし今を似た状況だとするのなら、ネットで垣
間見るその荒々しいやりとりは、いわば人と人がぶつかる前兆。な
るほど、困った時代になったものだ。
スパイラルは、1985 年、バブル絶頂期にファッションの町・青山
に産声を上げ、オープン当時より世界各地の第一線のコンテンポラ
リーアートを華やかに紹介してきたアートセンターである。呼称と
しては、美術館ともギャラリーとも名乗らない。館のコンセプトは
「生活とアートの融合」、事業の方針は「文化の事業化」、文化を丸
く柔らかく翻訳して多くの人に紹介し、生活を豊かにするお手伝い
をすることを活動の核においており、美術作家と、展示だけではな
く多方面で協働してきた。
昨年、このビルが創立 30 年を迎えたとき、これからの活動の支え
になる言葉を探る中で「スペクトラム」にたどり着き、それを中心
とした情報発信を行った。光のプリズムを指し示すスペクトラムは、
便宜上「7 つの色」のように分類されて表現されるが、実際には色
と色の境界には線はなく、ただ曖昧で連続性のある帯があるだけだ。
これを人々に例えるなら、国境、性別、年齢、人種、宗教、障害あ
るなしなどあらかじめ決められた境を価値・表現のうちに持ち込む
ことは意味がなく、« あちら » の人も、実は自分の延長線上にある
にすぎないということを再確認した。また、人という有機物から見
れば異種に見えてしまうロボティクスも、今や我々の生活の一部分
にも、もっと進化すれば身体の一部にもなりつつあり、どこから人
間かロボットかさえ、境を定めることが難しくなっている。この言
葉を頼りに出会った多くの作家たちは、皆、その境を軽く超えよう
とした。障害者の表現力に着目し、健常者とともにパフォーマンス
プログラムを行うスローレーベル、機能的な道具のように見せなが
らまったくの無用なオブジェを作る竹島智子。スイスの食材を用い
て日本の伝統食材である乾物を作り、文化が入り交じるドリンクを
作ってふるまった中山晴奈。アニメーションの映像上のモチーフの
中で生命の終わり→はじまり→終わり→はじまりを繰り返し、生死
の境も見えなくした榊原澄人。例をあげれば枚挙にいとまがないが、
表現方法、扱うメディアも多様で、作家のバックグラウンドもさま
ざま。自由な彼らの表現の中に、不安定かつ複雑な時代を背景にし
たもがきや焦燥感がないわけではないが、そこに攻撃や争いはなく、
絡まりをほぐし、未来に向けて切り開こうとする誠実さと強さが含
まれている。
昨年、スイス大使館より「ダダ 100 年」の話が舞い込み、ありが
たいことにスパイラルもその一員にとのオファーをいただいた。芸
術関係者のダダへの憧憬の念は強く、それを機に多くの人と語り合
う機会となった。当時のアーティストたちは偶然やハプニングの原
理を好み、コラージュ、タイポグラフィ、パフォーマンスなどの手
法を特徴とする多様な芸術運動を繰り広げたとされる。さて、現存
する作家の紹介の場を前提としているスパイラルで、かつてのムー
ヴメントをどう捉えることができるかがしばらくの課題になり、
参加を表明しつつも、悩む日が続く。1916 年の戦争勃発時の世相、
冒頭に述べたような、曇天の中をもがくように見える 2016 年の
世相。そこに見えてきたのは、芸術活動「だけ」が権力におもねる
ことなく、しがらみやルールに縛られることなく、既存のフレー
ムに収まらない自由さを兼ね備えたものである、ということだっ
た。「スペクトラム」は、いわばダダの遠い末裔に当たると考えて
もよかったのかもしれない。過去と今の 100 年間がひとつの線で
つながったとき、企画は自ずと形を整え始めた。不安な状況でこそ、
生まれ出るものはユニークで、今は芸術にとって良い時代なのだ、
と思い込むことにした。
ダダの末裔はいたるところにいる。有相無相の中から、際立つ表
現を見出し、引っ張りだす、これは館の役目だ。見過ごしてしま
いそうな奇抜な表現も、時に不安定な表現も、そこに意義と強さ
がある限り積極的に見せていかねばならない。冒頭、我々はアー
トセンターと自称したのは、自身に発破をかけるためでもある。
30 年経た施設が、なお一層新鮮であるために。作家とともに、館
もまたダダイズムの感性を根底にもって、前を向いて伸び続けて
いきたいと願う。
ダダ 100 年、おめでとうございます。
でもある。DESPATCH には、厳しい宇宙環境の中で劣化していく機体
「僕が初めてダダという言葉を聞いたのは
ウルトラマンのダダ星人で、ダダって
宇宙からやってくるものだと思って
いました」
dada statement by katsuki nogami
のデッサン / イラストと設計図 / 開発資料、写真やメッセージが彫られ
たマイクロ・ロゼッタストーンとしての MEMS メモリーが搭載されて
いて、それが再び発見される日を待ち続ける。
One small spacecraft for (a) team,
one giant leap for art. - ARTSAT Project
At 13:22:04(JST) on 3rd December, 2014, the ARTSAT2
DESPATCH deep space sculpture became the world's first
artwork to be launched into deep space when it lifted
off as part of the payload of the H-IIA rocket carrying
the Hayabusa 2 satellite. DESPATCH is a 50cm cube that
weighs 32kg. Its most striking feature is a spiral part made
by 3D printer. Inspired by the Tower of Babel, Tatlin's Tower
and Smithson's Spiral Jetty, with roots in the histories of
both art and architecture, this tiny satellite is an artwork
for the space environment that will orbit the Sun forever. It
targets the virgin frontiers of both art and science.
DESPATCH is a vehicular medium fitted with an
autonomously moving computer. It used the values
gathered by the various sensors fitted to the fuselage
to generate a poem algorithmically for transmission to
Earth. The poem, a remix of Hugo Ball's sound poem
Gadji Beri Bimba, was transmitted from deep space with
extremely low power and received through the cooperation
of amateur astronomers around the planet across a
maximum distance of 4.7 million km (about 12 times the
distance from the Earth to the moon).
dada statement by Kazumi Asaba
DESPATCH will orbit the Sun without ever returning to
Earth as a time capsule awaiting discovery by the human
race or some other intelligent lifeform in the future. The
condition of DESPATCH will deteriorate in the harsh
space environment but sketches, illustrations, blueprints
and other information about its development have been
inputted together with a photograph and message on an
MEMS memory to await rediscovery.
Height: 1.9 ~ 40 m
Weight: 70 kg ~ 7,000 t
Origin: Planet Dada
Powers and Weapons
Micronizer Gun: Dada is equipped with a huge
gun that can shrink his target's size.
Size Change: Dada can change his size from
that of a human to that of a giant.
Teleportation: Dada can teleport himself to
any location he pleases
Mind Control: Dada can control the mind
and body a of human.
「ダダイズム」という芸術運動をはっきり認識したのは、コラージュというものを作りはじめて数年経ったころ。
でも、ダダにまつわる空気は、どういうわけかすごく前から知っているような気のするものだった。
それは、例えばウルトラマンのダダ星人のイメージから来ていたのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
だから、ダダ星人のダダが、ダダイズムから由来していることを知ったときは、本当に本当に驚いた!
2014 年 12 月 3 日 13 時 22 分 04 秒 (JST)、ARTSAT2 号機の深宇宙彫
刻「DESPATCH」は、主衛星「はやぶさ 2」を搭載した H-IIA ロケット
Dada
コラージュにとって偶然性や即興性は、根幹と言っても良いくらい重要な要素なので、
きっとダダとコラージュは表現として相思相愛だったのだろう。
ランダムに配置された写真や文字の羅列。ダダのコラージュには、私の大好きな作品が沢山ある。
芸術にとっては偉大な飛躍だ。
今年 5 月、ダダ 100 周年に沸くチューリヒを訪れることができた。
はじまりの場所キャバレー・ヴォルテールでは、シンポジウムやパフォーマンスが行われていて、
少し前までは 3D プリンタでダダのオブジェを再構築する試みなどが行われていたそうだ。
置かれていた鉛筆には、さりげなく金色の文字で dadadadada…とプリントされていた。
一度その、不思議な文字列の意味を知ってしまったらピンときてしまう。
100 年前に大爆発したダダのかけらは、今も微粒子のように世界中に(自分の中にも)漂っているのだと思う。
ひとつのチームにとっては小さな宇宙機だが、
dada statement by 大野彩芽
深宇宙彫刻 ARTSAT2:DESPATCH
dada-data.net
21
身長:1.9 ∼ 40 m
体重:70㎏∼ 7000 t
出身地:ダダ星
ダダは、幾つもの難局を経て人生を嘲笑している
世紀最大のペテ
手強い老婆のようだ。﹃ダダは 20
ンである﹄、とツァラは言った。パンクな老婆だ
︵
﹃ The Rock n Roll Swindle ロ
- ックンロール・
スウィンドル﹄、セックス・ピストルズのフィクショ
ン映画︶。﹃明日でも昨日でもない、すべては今日
のためにある﹄、とフランシス・ピカビアが言った、
あたかもジョニー・ロットンの叫びを予測してい
たかのようだ︵﹃未来は無い、未来は無い、お前に
も未来は無い、未来は無い、お前に用意された未
来なんかねぇ﹄︶。 アメリカのエッセイスト、グリー
ル・マーカスが書いている、﹃未来に何も期待せず、
全てを白紙に戻すことがダダイストに息吹を与え
年、
た ﹄。チューリヒから一世紀、ロンドンから 40
我々は相変わらず何も起こらない場所にいる。未
来を考えない連中のなかで、どうやって未来を予
測できる?より良く再建するには、どう壊せばい
い?
昨今のインタラクティブな文章にもこの流れは見
受けられる。観客は客席ではなく舞台の中心にい
やバズコッ
る。フーゴ・バルの Umba Umba
のように、インタラクティブな
クスの Le Pogo
出来事はフィードバックされる。 フォトモンター
ジュと方向性を同じくするこの流れは、近代文化
の基盤であり、ダダの偉大なる建設的発想である。
フォトモンタージュはハイパーテキストが開発さ
れる前のハイパーテキストである。﹃終わりなき繋
がりの可能性を秘めたネットワーク﹄、とハイパー
テキストの生みの親であるテッド・ネルソンは言っ
年︶。 ザ・クラッシュがコンバット・
ている︵ 1965
ロック、或いは他のインタラクティブな作品の中
でその時代の本質を集約したように、フォトモン
タージュは時代の全てを包含しつつ何ひとつ捉え
ていない。 ダダは我々の愚かさのミックスかつレ
ミックスであり、サンプリングでニューブラッド、
目に見えず不確実、スナップチャットでインスタ
グラム、不和で自由、マスメディアでマスマーダー
なのである。 即興からカオスが生まれ、カオスか
ら喜びが生まれる。揶揄するためではなく、心か
ら笑う喜びだ。衝撃的でセンス溢れる、﹃美しさも
喜びも期待できない要素から、永久的な美や喜び
を作り出す﹄︵ハンナ・ヘッヒ︶、そんな喜びだ。
Dada est une grand mère, une grand mère farouche,
qui a connu assez de guerres pour rire de la vie. «Dada
est la plus grande escroquerie du siècle» a dit Tzara.
Une grand mère punk («The Rock n Roll Swindle», faux
film sur les vrais Sex Pistols). C'est Francis Picabia qui
a tout annoncé: «Nothing for tomorrow. Nothing for
yesterday. All for today», comme un écho aux hurlements de Johnny Rotten («No future, no future, No future for you, No future, no future For you».) L'essayiste
américain Greil Marcus a écrit: «Faire table rase avait
conduit les Dadaïstes à la vie, mais sans rien attendre du futur.» Un siècle après Zurich, 40 ans après
Londres, nous en sommes au même point (mort): comment prophétiser sans rien attendre des prophètes?
Comment déconstruire pour mieux reconstruire?
Dans les nouvelles écritures interactives, ce vent
existe. En plaçant le spectateur au centre du spectacle, et non au pied de la scène, les expériences
interactives reprennent le Umba Umba de Hugo Ball
et le pogo Des Buzzcocks. Ce vent souffle dans le
même sens que le photomontage, socle de notre
culture moderne et grande idée constructive de DADA.
Le photomontage est une forme d'hypertexte avant
l'hypertexte, ce «réseau potentiellement infini de
connexions» aux dires de son théoricien, Ted Nelson
(1965). Le photomontage comprend tout et saisit le
rien des époques, comme le Clash pouvait résumer le
monde en Combat Rock ou certaines documentaires
interactifs saisissent les enjeux de l'instant. Dada
est mix et remix, sampling et sang neuf, il est furtif et
aléatoire, il est Snapchat et Instagram, en guerre et en
liberté, mass-media et mass-murder de la bêtise ambiante. De l'improvisation nait le chaos; et du chaos,
le plaisir. Plaisir de rire, et non de se moquer; plaisir
du choc et des sens, plaisir de «faire une chose belle
et une joie pour toujours [à partir] d'éléments dont on
n'attendait plus ni beauté ni joie.» (Hannah Höch).
→
ダダ
No future, no future, No future for you, No
future, no future For you
© 円谷プロ
20
Photo by Ryo Fukuda (ERECT)
Photo by Mike Kubeck (SuperDeluxe)
DaDa since 1916 →
差別や排他主義に
---
﹁アートは決して、否定や侮辱の行為となってはいけない。
いかなる状況であれ
---
対して抵抗しなければならない。アートには、反ユダヤ主
アートは常に
義やイスラム嫌悪が入り込むいかなる場所も存在しない。﹂
トマス・ヒルシュホルン
スイスを代表する現代アーティスト、トマス・ヒルシュホル
の建造物は、アムステルダムの風俗街、ニューヨークの南
ンは、これまでに自身が敬愛する 人の哲学者
スピノザ
4
--年 、バタイユ (2002
年 、)ドゥルーズ (2000
年 、)
)
(1999
年 )--に記念碑を打ち立ててきた。これら
(2013
グラムシ
ブロンクスなど、貧困や移民問題などが表面化する都市の
一角に忽然と現れ、その街の人々の参加によって形成され
る。街中に立ち上がるこれらの領域に、作家は路上の口論、
破壊行為、落書きを導き入れ、都市文化における陣地戦の
拠点を作り出しているが、これはマンネリ化し排他主義が
いきわたる文化が辺境からの破壊によって再生するという、
とは、このことを意味している。
(participation)
ダダが掲げた戦略に呼応している。ヒルシュホルンにとっ
て参加
トマス・ヒルシュホルンは、 1957
年スイス・ベルン生まれ。
高田みどり(パーカッション)
奥山順市(フィルム)
西原尚(サウンド・パフォーマンス)
ジャック・デュミエール(サウンド・ポエトリー/スイス)
永戸鉄也(コラージュ)
生意気(映像)
チューリヒ造形芸術大学に学んだ後パリに移り、主に路上
トマス・ヒルシュホルン
ポスターを通じて政治的メッセージを流布するデザイナー
DADA TEA HOUSE
7 月 14 日(木)
の 一 員 と し て 活 動。 1990
年 代 よ り、 ダ ン
GRAPUS
ダダ茶室
集団
ジャック・デュミエール(ピアノ ソロ/スイス)
鉄割アルバトロスケット
OL(五木田智央+塩田正幸)ライブ!
D.K.Z(HAMADARAKA +河村康輔)(コラージュ)
生意気(映像)
「アートは決して、否定や侮辱の行為
となってはいけない。アートは常に
--- いかなる状況であれ --- 差別や排他
主義に対して抵抗しなければならな
い。アートには、反ユダヤ主義やイス
ラム嫌悪が入り込むいかなる場所も存
在しない。」
ボール、アルミホイル、粘着テープなど安価な日用素材を
DADA BRICOLAGE ACTION
7 月 13 日(水)
Thomas Hirschhorn
用いて、生産と廃棄の過剰なサイクルを表すインスタレー
ダダ ブリコラージュ アクション
シ ョ ン 作 家 と し て 認 知 を 得 る。 2002
年 ド キ ュ メ ン タ 11
、
年カーネギーインターナショナル、 2014
年マニフェ
2008
を始め数々の国際展に参加。同年の第 54
回ベニス
10
鉄割アルバトロスケット
マコ・クベック(ダンス)
伊藤桂司(コラージュ)
DJ:Kayo、37A
生意気(映像)
スタ
CARRE
radical democracy
ビ エ ン ナ ー レ で は ス イ ス 館 代 表 を 務 め る。 2000
年マルセ
巻上公一(サウンド・ポエトリー)
サムソナイト・オーケストラ(初来日/スイス)
«Art can never act in
resentment or negativity,
art is always and in
all circumstances against
discrimination, racism,
and exclusion; there is
no place for anti-Semitism or
Islamophobia in art.»
ル・ デ ュ シ ャ ン 賞、 2004
年 ヨ ゼ フ・ ボ イ ス 賞、 2011
年
GRAND OPENING
7 月 12 日(火)
クルト・シュヴィッタース賞ほか多数受賞。
The birthplace of Dadaism was a
testing ground for the boundaries
of art, which every night drew
artists into an atmosphere of joyful
collaborative creation, free spirited
performance and do it yourself
experimentation. To recreate this
unique ambiance, the SuperDeluxe
art space in Tokyo will bring together,
for one week time, some of the most
innovative artists form Japan and
abroad for an ambitious program
of performances and concerts. In a
transformed space, built to remind
of the 1916 Cabaret Voltaire, please
join us to feel the spirit of Dadaism.
グランドオープン
23
Thomas Hirschhorn: «Schema Art and Public Space», 2016. Courtesy of the artist and ASAKUSA, Tokyo.
www.asakusa-o.com
12 –
18
July
A «Cabaret Voltaire»
in the heart of Tokyo
→
﹁敵対と融和﹂
dADa since 1916 →→
Text by ASAKUSA
22
ダダダインダストリアル
キャバレー・ヴォルテール@
スーパー・デラックス
7 月 12 日(火)–7 月 18 日(月)
ダダイズム 100 周年を記念して、スーパー・デラックスが期間限定で
ダダ発祥の地「キャバレー・ヴォルテール」に生まれ変わる。
「ダダイズム」
は 1916 年に活動拠点となったスイスのチューリヒ「キャバレー・ヴォ
ルテール」から世界に広がったアート・ムーブメント。キャバレー・ヴォ
ルテールでは、音楽、詩の朗読、パフォーマンス、美術作品の展示など
のさまざまな催しが開催され、芸術家たちは自身の立場を画家や作家、
ダンサー、音楽家と区別せず、さまざまな芸術表現を自由に用いること
で、それまでにあった境界線を取り払うことを望み、新たなる価値観を
生み出した。2002 年、東京の地で始まったスーパー・デラックスも同
じ想いを携え、現在まで数々の公演を開催。キャバレー・ヴォルテール
として開催する本プログラムは、現代を生きるアーティストたちが、音
楽、アートワーク、ポエトリーリーディング、映像、ダンス、演劇など
によって作り上げる刺激的な 7 日間となる。
出演アーティスト (50 音順 ):石橋英子、伊藤桂司、牛嶋みさを、OL
(五木田智央+塩田正幸)、奥山順市、大島健夫、ONNACODOMO、
KAYO、CARRE、倉敷芸術科学大学(劇場の三科 再演 1925-19272016)、GREEN FLAMES(成田宗弘、田畑満、乾純)、小暮香帆、
サ ム ソ ナ イ ト・ オ ー ケ ス ト ラ( ス イ ス )、 ジ ャ ッ ク・ デ ュ ミ エ ー ル
(スイス)、37A、SCRAP PAGES、SO+BA、高田みどり、橘上、D.K.Z
(HAMADARAKA +河村康輔)、鉄割アルバトロスケット、永戸鉄也、
中 山 晃 子、 生 意 気、 西 原 尚、HAIR STYLISTICS、HÖRL EDWINA
マージナル・コンソート(今井和雄、越川 T、椎啓、多田正美)、巻上公一、
マコ・クベック、MATT MOTTEL(Talibam! / USA)、三角みづ紀、
MERZBOW、八木美知依、他
INDADADADUSTRIAL
7 月 16 日(土)
劇場の三科 再演 1925-1927-2016(倉敷芸術科学大学)
MERZBOW +石橋英子
HAIR STYLISTICS
ジャック・デュミエール(ピアノ)+ 小暮香帆(ダンス)
ポエトリー・リーディング:三角みづ紀、大島健夫、橘上
so+ba /アレックス・ゾンダーエッガー(コラージュ)
中山晃子(映像)
子供とダダダダ大冒険 / 大人とダダダダ大冒険
DADADA DOOOO x 2!! DAY = KIDS! / NIGHT = BIG KIDS!
7 月 17 日 ( 日 ) 昼の部 / 夜の部
生意気 ( キッズ・ワークショップ )
マージナル・コンソート ( 今井和雄、越川 T、椎啓、多田正美 )
サムソナイト・オーケストラ ( ライブ / スイス )
マコ・クベック ( ダンス )
onnacodomo( 映像 )
アンドモア !?
ダダ爆弾
Dada 100 is published on the occasion of the 100th
anniversary of the birth of Dadaism
Main partner /
メインパートナー
Thank you for
supporting culture:
Published by: Embassy of Switzerland in Japan
Art direction + design: so+ba, Alex Sonderegger + Susanna Baer
Editorial advisor: Yukiko Shikata
Contributors: (alphabetical order)
ASAKUSA, Toshiharu Omuka, Kosei Ono, Yoshie Ota, Yukiko Shikata,
Makiko Takahashi, Fumi Tsukahara, Miguel Perez-La Plante
Supporter /
後援
Translations & Proofreading: Sachiko Nagai, Sagami Onishi
Collaboration: Juri Steiner, Adrian Notz, Tsuburaya Productions
Coordination: Miguel Perez-La Plante, Makiko Ohira, Yuko Takahashi,
Naoko Tochibayashi
www.dada100.jp
Sponsor /
協賛
DADA EXPLOSION
7 月 18 日(月・祝)
八木美知依(エレクトリック 21 弦箏、
17 弦ベース箏、エレクトロニクス、歌)
Green Flames(成田宗弘 g、田畑満 b、乾純 ds)
Matthew Mottel(キーボード/ Talibam! /米国)
生意気(映像)
アンドモア !?!?
more info + tickets:
super-deluxe.com
-----------------------------------------------------------------------the editor would like to thank all copyright holders for their kind
permission to reproduce images. every effort has been made to
contact copyright holders. any copyright holder we have been unable
to reach are invited to contact the editor. legitimate claims will be
compensated according to common usage.
Partners: ASAKUSA / Azumi Nishizawa / Dommune / Dust Bunny / Goethe Institut Tokyo /
Image Forum / Institut français du Japon – Tokyo / Kurashiki University of Science and the Arts /
Mameromantic / Spiral, Wacoal Art Center / SuperDeluxe / Tama Art University / The Container /
The National Art Center, Tokyo / Tokyo Wonder Site / Waseda University, Aizu Museum
24
dADa since 1 916 →→
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å_ñÒî‘çÜÅF90000001 That is to say
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2016 // 3 // 1 //
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THERE ARE KNOWN KNOWNS+++ KNOWN UNKNOWNS++
UNKNOWNS KNOWN +++ KNOWN + KNOWN … NO ÷NO
UNKNOWNS++ UNKNOWNS KNOWN +++ KNOWN +
KNOWN … NO ÷NOTHERE ARE KNOWN KNOWNS+++
KNOWN UNKNOWNS++ UNKNOWNS KNOWN +++ KNOWN
+ KNOWN … NO ÷NOTHERE ARE KNOWN KNOWNS+++
KNOWN UNKNOWNS++ UNKNOWNS KNOWN +++ KNOWN +
KNOWN////;;;P:::::***} … NO ÷NO
UN NO NO UNKNOWNS SOSO NO
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Tatarataa royalsalute
DADA POEM GENERATOR
http://www.lasalle.edu/~blum/c340wks/DadaPoem.htm
what: 'www.dada100.jp'.
Darcel Muchamp