アルミ専用高性能プライマー アルミニウムの需要 アルミニウムの世界需要は、近年加速度的に増してきており、約50年前の約500万トンと比較し て、2013年に約5000万トンと10倍になっている。日本国内における需要も同様に増大しているが、 地金生産は1970年代をピークに縮小し現在はすべて輸入に頼っている。高コスト構造のアルミニ ウム合金生産は、2000年代前半にピークを迎え増減を繰り返して現在に至る。しかしながら産業 構造の変遷を経つつ現在も非鉄金属中で最大の需要があり、自動車の燃料高騰や2011年の東日 本大震災の影響で、自動車、建材を中心に軽量性と耐腐食性の向上目的で鉄系材料からの置き 換えも進んでいる。 アルミプライマー開発の経緯 当社アルミプライマーは、アルミニウム合金の表面処理において、従来からの化成処理に代 表される強溶剤での皮膜処理をなくし、高価で過大な設備の導入や高度な廃棄物処理を一掃 し、コストダウン、低環境負荷を実現するために開発しました。様々なカラーバリエーションや意 匠に対し多品種小ロット対応が可能となります。処理が簡便であるため、化成処理のように処 理を行うタイミングに気を使うこともありません。 (化成処理:塗装しやすくするため、金属表面に凹凸をつける表面処理の1つ。処理後塗装を行わない状 態で大気中保管すると、時間が経つにつれ元に戻ってしまうという欠点を持つ。) アルミプライマー(エアゾル缶:みやこあるみ.)の特徴 ①誰でも簡単に! 未処理アルミの表面に直接塗布が可能で、強力な塗装下地被膜を形成します。これ により面倒な被膜処理を行うことなく簡単に塗装が可能になります。 エアゾル缶タイプなので、スプレーガンなどの塗工装置は不要です。 ②どこでも簡単に! 常温(約20℃)15分の乾燥で上塗り可能です。場所を選ばず屋外での補修作業や加熱 できない部品への直接塗付、組立品の塗装が容易に行えます。 (屋内で作業する場合、十分に換気を行ってください。) ③いつでも簡単に! プライマー塗布後30日程度(環境による)は、上塗り塗装が可能です。(期間が開く場 合はゴミ、ケバ等を除去してから上塗り塗装してください。) 上塗りせず放置しても防錆効果があり素地の腐食進行を防止します。 用途 ・汎用品:アルミ家具(手すり、事務家具等)・エクステリア・ガーデニング・釣具 額縁・文具・自転車・ホイール・ノートパソコン・スマホ・脚立・宝飾品 メガネ・螺子・鞄・各種小物ケース等々。 ・工業品:アルミサッシ・自動車内外装(バス含む)・二輪車・エレベータ・船舶 冷却タンク・輸送コンテナ・機械部品・ソーラパネル架台・信号機等々。 アルミ塗装の密着性能比較 試験項目 試験条件 プライマーなし (未処理アルミ) アルミプライマー 0/100 100/100 100/100 0.2MPa 1.3MPa 0.5MPa H H H 他社Q みやこあるみ. 密着性 碁盤目剥離試験 密着力 プルオフテスター法 鉛筆硬度 鉛筆引っ掻き硬度試験 耐摩耗性 消しゴム試験(摩耗試験) 120回(荷重1.64kgf) 120回(荷重1.64kgf) 120回(荷重1.64kgf) 耐アルコール性 メタノール76%エタノール20% 100回(500g/cm2) 100回(500g/cm2) 100回(500g/cm2) 耐熱水性 温水試験(60℃ 24h) 100/100 100/100 100/100 キセノンアーク試験 500時間 × ◎ N/A ※アルミプライマー塗布後、アクリルウレタン塗料にて塗装。結果は、素地や塗膜状態により異なります。 予め上塗り塗料の性能を確認したうえでご使用ください。 アルミ塗装の工程比較 従来のアルミ塗装工程(化成処理) 新しいアルミ塗装(みやこあるみ.) 塗 装 ④ 熱 処 理( 乾 燥 ) ③ ② プライマー塗布 ① 表面脱脂 塗 装 ⑨ 熱 処 理( 乾 燥 ) ⑧ 水 洗 ⑦ 化成処理 ⑥ 水 洗 ⑤ スマット除去 ④ 水 洗 ③ エッチング処理 ② ① 表 面 脱 脂 これまで常識であったアルミニウムの下地処理である化成処理を不要にします。 またウォッシュ(エッチング)プライマーやエポキシプライマーとは違い下地の状態を選びません。 パテ埋め補修した面や生アルミの状態に塗布するだけで簡単に上塗りを可能にします。 上塗り塗装との相性 水系 アクリル系 ウレタン系 シリコン系 UV硬化 溶剤系 アクリル系 ウレタン系 シリコン系 UV硬化 水系、溶剤系問わず、上記いずれの上塗り塗料に対しても良好な密着性能を示します。 ※アルミプライマーの耐久性は、上塗りの塗料によって異なる場合があります。 アルミ合金との相性 1000系と呼ばれる純アルミから7000系と呼ばれる高強度アルミ合金まで幅広くご使用いただけま す。ダイキャスト用ADC材にも同様に使用可能です。 〒577-0011 大阪府東大阪市荒本北1-4-1 クリエイション・コア東大阪南館2F PHONE +81-6-4309-3630 FAX +81-6-4309-3631 http://front-cross.com URL
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