eneration 2 G チャレンジ模索世代指導歴６年∼ 15年のフィットネス指導者が、さらなる活動の幅を広げるためのさまざまな試みやビジョンを語ります。梅川理恵（大阪府指導歴９年） JAFA/ADI 日本フットセラピスト協会認定マナフラフットセラピートレーナー米国NLP（TM）協会認定NLP（TM）マスタープラクティショナー「フィットネスを地域に！」母から受け継いだ指導者魂運動に慣れていない方が多かったので休憩時間を多くとり、世間話をしながらゆっくりと進めていくといった感じ皆さん、こんにちは！梅川理恵です。今回は、私が行っで、まずは運動の雰囲気を楽しんでいただけるように進めまているフィットネスを地域へつなげる活動を紹介させていたした。そして、自宅でもできるフットセラピーを紹介しましだきます。今後、地域に根付いて運動指導をしていきたい！た。このときは一度だけのイベントでしたので、これを機会と思っていらっしゃる方の参考になれば嬉しいです。に運動を継続していただけるように、近隣のフィットネスク私は普段、主にフィットネスクラブでダンス系プレコリオラブの優待券をプレゼントしました。を中心に、エアロビクスやフラダンスの指導をさせていただいています。日頃のレッスンでは「ヒューヒュー！」と掛け ◆地域の交流サロンでフラの発表会声など出しながら、初中級向けのレッスンをしています。昨年の夏頃から自分で場所を借りて、フラダンス教室を主こんな私ですが、フィットネスクラブに通っていないよう宰するようになりました。フラの魅力といえば、年齢を問わな地域の方にも、運動指導をしたいと思っています。その理ずに気軽に楽しめることや、癒しの音楽でハワイ気分を味わ由として、亡くなった母の影響が大きいからです。えることなどです。参加者の方が、パウ（フラのスカート）母は、日本舞踊の指導者でした。公民館や子ども会の集会を履いて、お花のレイや髪飾りをしたとき、まるで魔法に所を借りて、日本舞踊を教えていました。夏になると、地域かかったように表情がキラキラし、少女のように可愛らしくの方々に盆踊りを教えていた母の姿を思い出します。母は、なっていく姿を見るのが、たまらなく大好きな時間です。フィットネス指導者ではありませんので、健康体力の維持・私の教室では、ハワイの伝統的な踊りであるフラにプラス増進を目的としての踊りを教えていたわけでないのですが、アルファの要素を加えて指導するようにしています。例えば、地域の方に日本舞踊を通じてからだを動かすことや笑顔にす足裏からの健康管理法であるフットセラピーや、心とからだることに貢献していたのだと思っています。の調和とバランスと整えるための瞑想などです。そして、レッそんな母の姿を見て育ってきたからか、私も今後、フィッスンのなかで「自分の健康は自分で守りましょうね！」といトネスクラブだけの活動だけでなく、もっと身近な人たち（家うことを伝えています。族や友人）の健康づくりのお手伝いができればいいなと思っメンバーさんが何曲か振り付けを覚えてきたので「いつかています。発表会にでたいですね！」と、皆で夢を語っていたときに、さて、ここでJAFA会員の皆さんに質問です。ご家族や親戚、あるメンバーさんから「ふれあい喫茶と一人暮らしサロンでご友人の顔を思い浮かべてみてください。大切な方たちは、踊りませんか？」とお誘いいただきました。それがきっかけ定期的に運動されていますか？で、フラの発表会をすることになったのです。「ふれあい喫茶」や「一人暮らしサロン」は、社会福祉協地域に根を張るフィットネス議会が手掛けている事業で、地域の皆さんが気軽に交流できる場として機能しています。フラの発表会のお客様は、地域 ◆PTA行事でフラ＆フットセラピーにお住まいの高齢者の方々。一緒に手を動かしながら笑顔で私には、現在14歳になる娘がいます。娘が通っていた小見てくださっていたのが印象的でした。私はフラの振り付け学校のPTA年間行事で、成人教育の一環として地域交流を含で『涙そうそう』を踊ったのですが、皆さん一緒になって歌っめてさまざまな行事があるなかで「フラ＆フットセラピー」てくれました。の指導をさせていただいたことがありました。このとき、お発表が終わって各テーブルをまわりいろいろとお話をうか母様方に「運動を定期的されているかたはいますか？」と聞がいながら、さりげなく「どんな生活をされているのか？」くと、手を挙げられたのは20人中３人と、意外に少ないことがわかりました。 4 HEALTH-NETWORK April, 2013 「からだを動かす機会はあるのか？」「からだの調子は？」などを聞かせていただきました。なかには、97歳の方も来ら私たちのフィットネス指導きるようにすることも必要ではないでしょうか。前述した「いきいき喫茶」では、地域の方がボランティアで運営をされています。お世話している方も、実は高齢だったりします。ですから、ボランティアの方の体力づくりやメ社会福祉協議会が手掛ける「ふれあい喫茶」で、フラの発表会を開催。観客の皆さんは、地域にお住まいの高齢者の方々です。ンタルサポートも（必要であれば）行っていきたいと思っています。フィットネス指導者が、地域の方とコミュニケーションをとり情報収集をしていくと、その中でさまざまな課題が出てくるかもしれません。そのようなときは、地域の方々が運動できる機会・習慣をつくるには「何が必要なのか？」「どのようなやり方なら興味を持っていただけるか？」「どうすれば定期的に開催できるのか？」「参加してもらうには？」「収入は？」「ほかの方法は？」…など前向きな問いを持って、一つ一つクリアにして行動していくことが大事だと思います。地域でながーく指導するコツ地域でのフィットネス指導を継続させるためには、運動する機会を作るだけで終わらせないことが大事です。これかられていたのですが、その方はこのふれあい喫茶に来ること自も運動習慣をもっていただけるよう定期的にイベントを開催体が運動になるし、地域の方と交流することで活き活きとししたり、そのために地域の方がもっと気軽に運動できる「場」お元気なんだなと思いました。をつくることが必要だと感じています。次に伺うときは、叙情歌などの親しみやすい曲にフラの振これからますます超高齢化が進み、フィットネス指導者のり付けをし、一緒に歌いながら踊っていただこうと思ってい役割はこれまで以上に重要になってくるでしょう。少し視野ます。そして、さらなるステップアップとして、地域の方とを変えれば、私たちの活動場所は、学校や医療機関、企業なコミュニケーションをとりながら、健康増進のためのお手伝どさまざまな可能性があります。フィットネス指導者がそれいができる仕組みをつくろうと計画中です。ぞれの地域で活動の場を開拓していくことにより、多くの方が健康になるのではないでしょうか？課題が出たら「前向きな問い」を持つ家族や友人にいつまでも健康でいてもらうためには、私たちフィットネス指導者がリーダーシップを発揮し、気軽に運フィットネス指導者が地域で活動するには、対象者（年代、動に参加できる「場づくり」をし「継続」「効果」へと導い性別、活動レベル）に合わせたプログラムづくりと幅広い指ていくことではないでしょうか？また機会があれば、その導ができることが必要だと感じています。また、自分が得意後どうなったのかご報告させてください。ありがとうございとする指導カテゴリーを活かしながら、各分野で専門知識をました。持った方々と協力体制をとり、参加者をトータルサポートでネジェマイケートアン Q1 指導キャリアの近いフィットネス指導者で気になる人は？特にいません。 Q2 指導の際のウエアやファッションにおけるこだわりは？クラスの雰囲気に合わせてウエアを選ぶようにしています。また、自分自身がウキウキできるファッションで気分を高めています。 Q3 フィットネス指導者だからこそ実践しているセルフケアは？ポールを使ったストレッチで、１日の疲れをリセットしています。筋肉や関節が緩んでいく感覚が心地よいです。 HEALTH-NETWORK April, 2013 5