近所の木が沙羅 双樹 だと聞いたが、写真や絵で確認したい。

さ
ら そうじゅ
近所の木が沙羅双樹だと聞いたが、写真や絵で確認したい。
沙羅双樹→ナツツバキの写真は次の資料で確認した。
『葉っぱ・花・樹皮でわかる樹木図鑑』表紙と p96
『日本の野生植物 大本1』PL158(写真ページの表示)
れ ん げ
『春夏秋冬 京都四季めぐり』p28 「蓮華 寺」
お うしょうじ
『花の旅 関西』p75 「應 聖寺 の沙羅」など
その樹木は沙羅双樹と断言できないので、自然科学の書架にあった植物図鑑で調査を
行った。まず『図説花と樹の事典』やデータベース「ジャパンナレッジ」で、沙羅双樹
について調べてみると「日本の寺院でサラソウジュと称して境内に植えられている植物
や、花屋でサラソウジュの名で苗木を販売し、また盆栽などに仕立てられている植物は、
ツバキ科のナツツバキ(シャラノキ)で、まったくの別種である。
」とあった。近所の
木ということで、
「ナツツバキ」のことを指していると考えられたので「ナツツバキ」
を図鑑で調べると、上記の資料に写真が載っているのを見つけた。
京都の寺院の沙羅双樹が有名だという情報を得て、日本の地理の書架にある京都の
観光ガイドの中に『春夏秋冬 京都四季めぐり』p28 に蓮華寺の沙羅双樹として散った
花の写真が掲載されていた。さらに『花の旅 関西』p75 に應聖寺の沙羅双樹のはっき
りとした花の写真を確認でき、
『ブッダの風景』p173 に本来の沙羅双樹の木全体の写真
があることを発見した。
参考資料
『葉っぱ・花・樹皮でわかる樹木図鑑』 池田書店編集部/編 池田書店 2007 年
『日本の野生植物 大本1』 佐竹義輔[ほか]/編 平凡社 1999 年
『図説花と樹の事典』 木村陽二郎/監修 柏書房 2005 年
『花の旅 関西』 山と渓谷社 2012 年
『春夏秋冬 京都四季めぐり』 小学館 2007 年
『ブッダの風景』 小林正典/著 毎日新聞社 2005 年
■オンラインデータベース:
「ジャパンナレッジ(日本大百科全書)
」
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