パヴァテックス エコ断熱材に できること

パヴァテックス 木質・安心・快適断熱
パヴァテックス
エコ断熱材に
できること
傑出した性能の数々
パヴァテックスの断熱・気密システムの多彩な性能は、他では得られないものです。寒さ、暑さ、騒
音、火災の危険性から保護し、
また透湿性、気密性を保持しているため、現代の建築外皮にとって
理想的な構成となっています。調和のとれた健康な室内気候を保証し、持続可能性に対しても最
大限に貢献します。
冬の保温性
夏の断熱性
防音性
防火性
熱伝導率が低いため、熱損失
が大幅に抑えられます。暖房
費を減らし、冬にも快適な暖
かさをつくります。
高い蓄熱性によって、熱を受
け止めることができます。暑い
日にも涼しい室内をつくりま
す。
高い密度と多孔質構造によっ
て、騒音に対して効果的に働
きます。静かな住環境をつくり
ます。
優れた燃焼特性によって火災
に強い建築をつくり、
より高い
安全性を支えます。
透湿性
気密性
良質な室内気候
持続的、環境に優しい
透湿性のある断熱システムに
よって、体感されるほど調和の
とれた室内気候と、建築物理
学的に耐久性のある建築躯体
をつくります。
最適に調整・試験された気密
システムは、建築外皮に気密
性を与え、熱損失や結露によ
る躯体の損傷を防ぎます。
選び抜かれた天然材料が、質
の高い住環境と健康な室内
気候をつくります。多くの認証
や賞によっても裏付けられて
います。
再生材料である木を使った製
品により、資源を有効利用し、
エネルギー使用量を抑えて、
二酸化炭素の収支にも優れて
います。
フォルカー・ブロムバッハー
パヴァテックス テクノロジーセンター所長
スイスのパヴァテックス・グループは、現代の建築外皮のための
高品質な木質繊維断熱板メーカーとして業界を牽引していま
す。経験、品質へのこだわり、改革力によって、絶え間なく製品開
発を進め、技術革新を起こしています。
それらを、
フォルカー・ブ
ロムバッハーの指揮のもと、
パヴァテックスのテクノロジーセン
ターが担ってきました。
この技術部門においてパヴァテックスは
数年にわたって、木質繊維からつくられる天然性の多彩な性能
を最適化してきました。次ページから、
パヴァテックス断熱シス
テムの特性についてご紹介しながら、物理学的な背景と、実際
の使用における利点の数々をご説明いたします。
Swiss Engineering.
Made by PAVATEX.
冬の快適な暖かさ
フランス、
モンブランにある山岳施設
レフュージュ・デュ・グーテは、
パヴァテックスによって
寒さ・雪・氷から守られています。
寒さ、雪、凍結に対して保護することは、
モンブランの標高3.825m地点にある山
岳施設レフュージュ・デュ・グーテを取り
巻く環境ほど厳しい気候条件でなくても
有効です。
その他の地域であっても、
エネ
ルギー費用が嵩んでいくなかで、効果的
な断熱が重要になっています。
そのために
こそパヴァテックスは、屋根・壁・床のため
に、完璧に調整された断熱システムを開
発しました。断熱・蓄熱し、家全体の保温
を約束するものです。
屋根・壁・床に使うパヴァテックス断熱材
断熱の不十分な屋根は、冬に多くの熱を外気へ逃が
しています。屋根の雪が融けていることから、
その様
子が見て取れます。
断熱・蓄熱する木質繊維
暖房費用の削減
パヴァテックスは、木質繊維断熱システム
によって極めて低いU値(熱貫流率)
を実
現し、優れた断熱性能をもたらします。
そ
れによって、
ミネルギーやパッシブハウス
で求められる現行基準にも対応しやすく
なります。
その基礎となるのは、
自然から
得られる木材の良質な熱特性です。
とい
うのも、木およびその繊維は微小な空気
を含んでおり、
それが優れた断熱性能を
示すからです。
パヴァテックスの特殊な製
造方法によって、
この特性を3倍以上に
伸ばします。
現代の建築外皮のためのパヴァテックス
のシステムソリューションは、単にエネル
ギー面で新たな地点に立とうとするだけ
でなく、建物の外観も新しく生まれ変わら
せます。
それは、木造、
または組積造の建
物にも当てはまります。例えばフランスの
ブルターニュにある組積造の建物では、
エネルギー面と外観のリフォームのため
に、木製の外装材(レッド・チェダー)
を仕
上げとするイソレア
(ISOLAIR)
を使った
外断熱改修の方法が用いられました。
そ
の結果、実感できるほど快適になった室
内の温熱環境と、新しい魅力的な外観が
生まれています。
断熱対策として大切なことは、建築の全
ての部位に気を配ることです。外壁や屋
根だけでなく、最上階および各階の天井、
そして床もまた重要になります。
パヴァテ
ックスの断熱ソリューションによって、様
々なタイプの屋根・外壁・内壁・天井に応
じて、最適な断熱を施します。暖かさと快
適さを支え、暖房費を減らします。
ブルターニュのような厳しい気候条件の中でも、
イソレアを使って外断熱を施すことができます。
外は冷たく、
内は暖かい
適切に断熱された屋根の場合、外壁表面が周囲の外
気と同じ温度となり、屋根の雪も残っています。
サーモグラフは、
エネルギーの面で弱い箇所を指し示します。温まって赤や
オレンジ色になっている部分は、断熱がされていない、
または不十分な箇所
で、外壁や屋根の表面温度が外気よりも明らかに高くなっていることを示し
ています。
つまり、室内の貴重な熱が遮られることなく外側へと達していると
いうことです。
しっかりと断熱された建築外皮であれば、外壁表面は周囲の
外気とほとんど同じ温度を持っており、紫や青で現れています。
このとき壁
や屋根の厚みの中では、断熱材の働きによって、暖かい室内側から冷たい
外気側まで一定の温度の階調が生まれています。
o
20.0 C
特徴:
10
o
・ 高い断熱性と蓄熱性のあるシステム
・ 屋根、壁、床を隙間なく保護
・ 暖房費削減、結露による損害から守る
・ あらゆる種類の建物・外壁に適用可能
・ ミネルギー、
パッシブハウスに対応
B
0.0 C
o
θsi min = 18.6 C
A-B
fRsi= 0.930
ϕsi(50%)= 55%
ϕ100%= 92%
ϕ80%= 73%
A
10
熱橋をつくらず全体を覆う
建物を断熱する際、熱橋を避けることは重要な意味を持ちます。
パネルヒー
ター部分、窓まぐさ、部屋の隅など、熱貫流率の異なる部位が取合っている
あらゆる箇所が熱橋となり得ます。室内側の表面温度が極度に低下し、結
露やカビを生じることになります。
パヴァテックス断熱システムとその施工
方法は、屋根・壁・床それぞれで、
こうしたエネルギーの面で弱くなる箇所を
抑制し、熱橋のない断熱方法を生み出します。具体的な効果が、屋根と壁
の温度状態から見て取れます。200mmのパヴァフレックス、75mmのディ
フテルム、
および100mmのパヴァテルム・プラスによって、熱橋を最小限に
抑えた適切な断熱効果が得られ、室内側表面温度も高くなっています。
パヴァテックス断熱システムは、建物全体に持続的で効果の高い断熱性能を与
え、屋根・壁・床を寒さから保護します。
優れた断熱効果によってエネルギー消費量を減らし、暖房費も抑えます。
夏の心地よい涼しさ
夏季に気温が上がり乾燥してくると、暑さ
からの保護が大切になってきます。外気
温が高いときでも熱的に心地よい室内気
候を得るために重要なのは、断熱材が高
い密度をもち、熱をできる限り長く蓄える
ことのできる箇所に設置されていることで
す。
それによって、熱が室内へ直接達する
のではなく、昼のあいだは屋根や壁のな
かに蓄えられ、時間が経ってようやく夜に
なったとき外気に向かって放出されるよ
うな働きをするのです。
ゆっくりであるほど良い
ることになります。
つまり、熱が室内に達す
るのは一部だけで、全ての部屋が涼しいま
まとなるのです。
室内がどれほど早く、
またどれほど暑く暖
められるかというのは、
2つの建築物理学
的な数値に関係しています。
それは、位相
の遅れと、温度振幅の比です。位相の遅れ
とは、最高温度が建築躯体(屋根等)
を通
過してくるのを遅らせる、
その時間差のこ
とです。10∼12時間の位相の遅れが最
適な値です。具体的には、午後13∼15時
に最高となる日中の熱が、12時間後、午
後23∼午前3時頃に建築躯体に達します。
夜に外気温が下がると、建築躯体の熱が
繊維の塊がもつ働き
今度は外側に向かって放出されるように
なります。
さらに室内に達した熱は、窓を
夏の断熱において、
パヴァテックス木質
開けて換気することによって素早く簡単
繊維断熱材は他の断熱材にはない大き
に逃がすこともできます。温度振幅の比
な長所をもちます。
なぜなら、
パヴァテック(TAV)
とは、
パーセントで表示された、建
スの断熱材は他と比較して密度が高く、
築躯体の室内側表面温度の外気側表面
低い熱伝導率とともに大きな蓄熱性能(
温度に対する比、
つまり、室内側表面と外
熱容量)
を有しているからです。発生した
気側表面の最高温度の差のことです。
こ
熱を断熱材のなかに蓄え、
ゆっくりと時
のTAV値が小さければ小さいほど、優れ
間を置いてから放出することができるの
た断熱効果が得られていることを示しま
です。夏の暑い日、従来の断熱材を使った す。例えばTAV値0.05の場合、屋根の室
屋根では27℃となって不快であるのに対 内側の温度振幅は5%に和らげられてい
し、
パヴァテックスで断熱されていれば
23℃に抑えられ快適性が得られます。
パ
ヴァテックス断熱材はこのとき、
2つの観
点からエコロジカルであると言えます。再
生可能な原料から製造されるということ
に加え、空調設備が不要または使用時間
を減らすことができるのです。
イタリア・メランにあるこの住宅では、
屋根・壁の断熱材が、夏の暑さを外に留めておく働きをします。
der Dachziegel (rot)
位相の遅れ
12時間(16:00から4:00)
Phasenverschiebung
φ = 12 Std.
von 16.00 auf 04.00 Uhr
緑:イソレアの表面温度
(実測値)
Gemessene
Temperatur
an der Oberfläche der
ISOLAIR-Unterdeckplatten
40°
35°
30°
Tmax, Außenluft
26,2 ˚C
外気温
最高26.2℃
25°
温度振幅の減衰 5%まで
45°
Gemessene Temperatur
an
der Unterseite (実測値)
赤
:屋根瓦の裏面温度
Temperaturamplitudendämpfung auf 5 %
50°
Temperatur
温度
55°
青
:屋根の室内側表面温度
(計算値)
Rechnerische
Temperatur
an der
Innenseite des Dachs bei
※位相の遅れ12時間
angenommenem・
φTAV値0.05
= 12 Std.(5%)
und に
設定、
ただし窓・気密漏れ・室内での熱の発
einem TAV = 0,05 (5 %) ohne
生・特殊な空気は考慮せず
20°
Berücksichtigung der Wärmeeinträge
15°
10°
06.00
durch Fenster, Luftundichtheiten, interne
Wärmequellen und falsches Lüften.
09.00
12.00
15.00
18.00
21.00
18. August
Tmin, Außenluft
13,6 ˚C
外気温
最低13.6℃
00.00
03.00
06.00
19. August
8月18日
8月19日
夏の断熱
夏は暑くなるものですが、
パヴァテックスで断熱す
れば、
それを気にする必
要もなくなります。
グラフを見ると、次のことが明確に表れています。最高気温26.2℃の夏の
日、屋根瓦の裏面では60℃にまで熱せられている一方で、
パヴァテックス
断熱材のイソレア
(ISOLAIR)
の表面では45℃に留まっています。断熱材は
その中に熱を蓄え、室内への表出を妨げます。
それによって、室内では最高
気温時においても約15℃と涼しく快適に保たれます。真夜中になってか
ら、12時間の位相の遅れと5%までの温度振幅の減衰によって、室内温度
はわずかに約17℃まで上昇します。
特徴:
・ 熱を断熱材のなかに蓄える
・ 日中を通して、全ての部屋が涼しく快適
・ ゆっくりと、夜間になってから熱を放出
Produkte
断熱材
パヴァテックス断熱材
PAVATEX-Dämmplatten
セルロース
Zellulose
(+ HFD 20 mm)
フラックス
Flachs
コットン
Baumwolle
ウール
Schafwolle
(+ HFD 20 mm)
ロックウール
Steinwolle
ポリスチロール
Polystyrol
ミネラルウール
Mineralwolle
TAV* *
TAV値
Rohdichte
密度
(kg/m3)
(kg/m2)
Spezifische
比熱容量
Wärmekapazität
(J/kgK)
(J/kgK)
Phasen位相の遅れ
verschiebung
(h)
(h)
9%
16 %
20 %
21 %
22 %
21 %
22 %
23 %
140
45
30
20
25
40
20
20
2.100
1.940
1.550
1.900
1.300
1.000
1.500
1.000
11,7
8,7
7,4
7,1
7,0
6,7
6,3
5,9
* Temperaturamplitudenverhältnis
* TAV値: 温度振幅の比
Tabelle 1: Gegenüberstellung von Dämmstoffen
Den vorgenommenen Berechnungen der ADNR liegt eine identische Dachkonstruktion
ADNR(再生可能原料による断熱材協会)
が裏付けた計算結果は、夏の効
(Holzanteil: 13 %, U-Wert: 0,26 W/m2K) mit gleicher Dämmdicke (180 mm oder 160+ 20
果的な断熱に関しては、
パヴァテックス断熱板のような木質繊維製品が、
mm) und derselben Wärmeleitfähikgkeitsgruppe (040) zugrunde.
他の繊維系や発泡系の断熱材よりも目に見えて優れているということを明
らかにしています。高い密度と大きな熱容量によって、9%という極めて小さ
いTAV値と12時間という理想的な位相の遅れが得られています。ADNR
の計算は、
同様の屋根条件(木材割合13%、U値0.26W/m2K、断熱材の
厚み180mmまたは160+20mm、熱伝導率区分040)
に基づいてなされ
ています。
パヴァテックス断熱システムは、夏の断熱において繊維系や発泡系の断熱
材よりも優れた結果を得られます。熱は日中を通して蓄えられ、気温の下が
った夜中になってから放出されます。
静けさと、
くつろぎ
ドイツのランツフートにある、
文化財であり住宅兼オフィス
としても使われているこの建
物では、断熱とともに防音性
も求められています。
効果的な防音の重要性はより増していま
す。家でリラックスするためには、
リビング
の静けさは基本な条件です。道路や工場か
らの騒音、近隣からの音漏れ等を適切に
抑えることが大切になります。
こうした要
望は、
ドイツ・ランツフートにある500年以
上前の古い建物の改修においても同様で
す。天井内をパヴァテックスで防音対策を
施したことで、新築住宅と変わらない高品
質の静けさと快適性が生まれています。
繊維の塊が騒音を遮る
高い密度と多孔質構造によって、
パヴァテ
ックス木質繊維断熱材は断熱材でありな
がら防音材としても働きます。質量の大き
さに従って遮音性が上がるためです。
この
ことは、
パヴァテックスで断熱される部分
ならば、壁でも屋根でも同じことがいえま
す。
さらに多孔質構造が吸音効果を高める
働きをします。防音性は床や天井において
も重要です。
その場合、
パヴァテルム・プロ
ファイルやパヴァボードが空気伝搬音や
固体伝搬音に対する効果的な性能を備え
ています。
理想的なコストパフォーマンス
パヴァテックス木質繊維断熱材を用いた
屋根ならば、試験から裏付けられた優れ
た性能とともに、理想的なコストパフォー
マンスが得られます。
このことは、独立機関
であるDGfH(ドイツ木材研究協会)
の調
査によって確認されています。
床および天井の防音材:
パヴァボード
(上)
とパヴァテルム・プロファイル
(下)
は、耐圧性・断熱性・防音性を兼ね備えた床用の断熱材です。
耐圧性を持つ断熱板が、様々な種類の床仕上げに対応しながら、静けさと居心地をつくります。
屋根の防音対策
22 mm
22 mm
160
mm
160
mm
19mm
mm
80 x19
220
mm
80 x 220 mm
屋根材
Dacheindeckung
通気垂木 Konterlattung
Lattung/
イソレア 屋根下地板
ISOLAIR
Unterdeckplatte
パヴァテルム 木質繊維断熱板
PAVATHERM
Holzfaserdämmung
PAVATEX
DSBDSB2
2 シート
パヴァテックス
Dachschalungsbahn
野地板
Nut-und-Feder-Sichtschalung
垂木
Sichtsparren
Aufsparrendämmung
垂木上断熱
2K)
mittlerer
U-Wert:
W/(m2K)
U値
: 0,212
W/(m0,212
試験から得た騒音値: 51 dB
屋根においても質の高い防音性が求められます。
ひとつには、道路、線路、
飛行機、
そして工場からの騒音対策です。他には、
周りの住居や職場からの
騒音もあります。
どちらの目的に対しても、
パヴァテックスで防音された屋根
は優れた効果を示します。例えば、
イソレア22mm、
パヴァテルム160mm、
DSB2シートで構成された屋根では、51dBという値が出されました。
これ
は優れた値であり、居住環境における防音に関する現行の基準にも適合す
るものです。
特徴:
・ 空気伝搬音、固体伝搬音の減少
・ 優れた耐圧性
・ 様々な床に対応
・ 断熱効果も備える
改築から新築まで
多くの古い建物の改築と同じように、
ドイツ・ランツフートの築500年の建物
でも、廃材や瓦礫にまみれた床材を取り外してみて初めて木造の構造体が
露になりました。不要なものが取り除かれた後、
これら構造体の上には、専用
継目材付属のパヴァテルム・プロファイル40mmが施されました。革新的な
システムによって、優れた防音性・断熱性をもつ床を、300㎡にわたって根太
なしに浮かせて施工することを可能にしました。
パヴァテックスのシステムが騒音から守ります。私たちの木質繊維断熱材
はその密度と多孔質構造とによって、音を遮断・吸収することができます。
火災時の安全性
住宅火災は、住人にとって多大な危険と
なります。火災が起きたときの保護や安
全性に対する要求も高くなります。火によ
る危険、
または物質が燃焼時に発生させ
るガスの危険を抑えることが重要になり
ます。
パヴァテックス木質繊維断熱材は、
そのための良好な基本特性を備えます。
火災の危険を抑制し、厳しい法的条件を
満たします。燃えるのを抑えるように働く
特性があり、消防隊が到着するまでの時
間を稼ぐことができます。
このシュラドミンのスキ
ー施設のような雪と氷に
覆われた場面であって
も、火災はどこでも起こり
得ます。屋根に用いたパ
ヴァテックス断熱材が火
災における高い安全性を
提供します。
建築躯体の高い耐火性
火災対策の事例
火災が起こると、
パヴァテックス断熱板の
表面には炭化した層ができ、
それが保護
火災の際の高い安全性を確保するため、 膜となって酸素の供給を遮断し、
それ以
オーストリアのシュラドミンにあるシャファ 上燃え広がるのを妨げるように働きます。
ルム・スキー場施設にパヴァテックス断熱 これによりパヴァテックス製品は、非常に
システムが用いられました。
ここでは、施
優れた耐火性をもつのです。得られる耐
設のすぐそばにリフトがあったため、屋根 火性区分はREI 90、
これが意味するのは、
に対して高い水準の火災対策が求められ 火災が構造体の安全性能に危険を及ぼ
ました。
それに対し、DSB2シート、耐火
すまでには90分かかるということです。
そ
石膏ボード15mm、
パヴァテルム80mm の他の長所として、
パヴァテックス断熱シ
を2枚、
さらにイソレア22mmを用いて、 ステムは火災時に危険な煙を放出しませ
垂木上で断熱する工法を採択しました。 ん。
さらに、他の建材・断熱材と比較して、
特別に構成されたこの屋根は、耐火石膏
製品自体の加熱にかかる時間も非常にゆ
ボードのおかげで、
その耐火性能をF30
っくりです。火災とは反対側の面を長く常
からF60へ
(=非常に燃えにくい)向上さ
温に保てるため、断熱材と接している建
せることができました。
築部材に火が届くのは、天然繊維系断熱
材などと比較するとずっと後になってから
ということです。例えばポリスチロール系
断熱材のように火災時に融け得るといっ
たことも、
パヴァテックス断熱材にはあり
ません。
特徴:
・ 建築躯体に高い耐火性を与える
・ 表面にできる保護膜による燃焼の抑制
・ 危険なガスを放出しない
・ 耐火試験に基づく安全性
耐火試験に基づくパヴァテックス断熱システム
パヴァテックスは耐火性に対する責任を認識し、屋根・壁の耐
火試験を継続的に実施しています。例えばドイツ・ブラウンシュ
バイク工科大学にある、著名なiBMB(建材・壁式構造・耐火の
研究所)
における試験です。管理された条件のもと、様々な建築
躯体を火にさらし、
その耐火性を測定します。
そこで判定される
のは、
いくつか項目がある中でも特に、荷重支持性能(R)、空間
遮断性能(E)、断熱性能(I)
です。性能を発揮しているあいだの
時間は、分単位で示されます。例えばREI 90という評価は、
その
建築躯体が、荷重支持・空間遮断・断熱といった要求される性
能を90分間維持しているということを意味しています。
パヴァテックスで断熱された構造体は以下のような耐火性能値
を示しています。
REI 45 垂木上断熱工法の屋根
REI 30 通気工法の外壁の室内側(イソレアおよびパヴァフレッ
クス)
REI 60 ディフテルムおよびパヴァフレックスの壁の外側
REI 90 ディフテルムおよびパヴァテルムの壁の外側
荷重 90kg/㎡
Belastung 90 kg/m2
火災時にも安全に建ち続ける
試験では次のようなことが示されました。木質断熱材は燃焼し
得る建材としてB2/ユーロクラスEに分類されますが、
パヴァテ
ックス断熱システムは、耐火に関して目に見える貢献をし、建築
躯体の保護機能をしっかりと保っているのです。熱の通り道を
ほぼ完全に遮る断熱板の高い蓄熱性能
が、
さらなる安全性をもたらしていま
す。
このことは屋根における温度状
況をみるとわかります。火災時に
火元では940℃まで温度が上昇
しているのに対し、屋根の上部
の表面ではたった18℃となって
います。
荷重 90kg/㎡
Belastung 90 kg/m2
-
18 ˚C
18 ˚C
100 ˚C
820 ˚C
800 ˚C
940 ˚C
パヴァテルム及びパヴァテルム
Aufsparrendämmung aus ・プラス
PAVATHERM und PAVATERM-PLUS
を用いた垂木上断熱
50分試験における構造状態と温度
Bauteilzustand und Temperaturen
nach 50 Minuten Prüfdauer
Prüfaufbau von aussen nach innen:*
試験に用いた屋根構成:
Dacheindeckung
屋根材
Lattung
桟木
Konterlattung
通気垂木
60 mm PAVATHERM-PLUS-Unterdachplatte
60
mm
60
パヴァテルム
mm PAVATHERM-Holzfaserdämmplatten
・プラス 屋根下地板
60
パヴァテルム
mm Dachschalungsbahn
木質繊維断熱板
18 mm Holzschalung Nut + Kamm
パヴァテックスDSB2シート
Vollholzsparren (120 x 240)
18
野地板
mm
*Sparrenachsabstand = 100 cm
垂木(120 x 240)
* 垂木間隔 = 100 cm
Die Holzsparren waren gemäss DIN 4102-4
垂木寸法は、DIN 4012-4・REI45に従い
für REI 45 dimensioniert, haben aber wäh決められました。
この場合でも、試験時間を
rend der gesamten
Prüfdauer ihre Tragfähig通して耐力は維持されました。
keit bewahrt.
パヴァテックス断熱システムによって、建築躯体は屋根・壁ともに、高い
耐火性能を得ることができます。火災時の安全性に対して優れた働きを
します。多数の耐火試験がそれを裏付けています。
呼吸する天然材料
パヴァテックスの木質繊維断熱システム
透湿しながら、気密する
湿気を確実に外へ運ぶ
は、
自然から得られる透湿性のある製品で、
湿気を外へ移動させることができます。
そ 様々な要素が最適に調合され、建築物理 湿気の移動は重要です。
なぜなら壁の中
れを可能にするのは、繊維の一つ一つと、 学的な試験に基づいた透湿性のあるパヴ の各部で湿気が溜まる可能性があるから
多孔質状の開いた構造によって水分子を ァテックス断熱システムは、建築外皮を気 です。
それは、熱橋、施工中または施工の
通過させることのできる繊維の束です。
こ 密することと相反するものではなく、
それ
不手際による湿気の侵入、
さらに生活す
の天然の透湿性能は、
スポーツウェアの
を補うものです。
窓や換気設備による換気 る中で生じる湿気が考えられます。透湿
呼吸機能の働き方に喩えることできます とは、室内の空気を入れ替えて、二酸化炭 性のあるパヴァテックス断熱システムは、
が、
それと同様の長所を建築物に与える
素や湿気を含んだ空気と新鮮な空気とを 建築の各部を守るためにそれを乾燥させ
わけです。
断熱材を通る湿気の移動によっ 置き換えることです。水蒸気の拡散という る性質をもっています。
それぞれの製品は、
て、
室内に湿気がこもらないようにする働
のはそれと違って、外壁の中で起こるもの 壁の中の各層が外に向かって常に透湿
きをします。
そして、他の閉鎖的な材質の
で、湿気が外壁内のそれぞれの層を通過
性をもち、湿気を壁内に留まらせないよう
ものと違い、結露とその結果生じるカビの して室内側から外気側へと運ばれていく
につくられています。透湿気密シートや防
発生を抑えるのです。
そうした調整機能に ことを指します。
水シートといった、
パヴァテックス保証を
よって、建築物理学的な悪条件のなかで
付した気密製品もまた、十分に透湿性を
抵抗力となる、緩衝帯としての非常に重
もっています。
そうした製品を用いて、透
要な役割を担うのです。
湿性とともに気密性を備えた建築外皮を
つくるための、最良の仕組みを提供します。
パヴァテックス断熱システムの透湿性のおかげで、
大量の湿気が原因で起こる問題は過去のものとなります。
マイクロスコープを通し
て木の繊維の一つ一つが
見えます。
その構造が天
然の透湿性を与えます。
自然を手本とする:パヴァテックス断熱材は、
自然から
得られる透湿性の材質からできており、水分子を運ぶ
ことができます。
自然による湿気の自己調整
パヴァテックス断熱材の透湿性の秘密は、木質繊維のそれ自体の中にあり
ます。
自然から得られる開放的な構造をもっており、
それが水分子を通過さ
せることができるのです。
それによって壁の中の湿気を確実に外に向かって
運びます。
その結果、湿気とカビから守られた調整された室内気候が得ら
れます。
特徴:
・ 呼吸する天然材料
・ 自然の力による湿気の移動
・ 調整された室内気候
・ 湿気損害からの保護
透湿性のある壁と、透湿性のない壁の比較
透湿性がある場合
(パヴァテックス)
室内側 外側
壁の中に侵入した湿気(赤
矢印)
は、透湿性のない壁(
右図)
の場合、青色で示した
部分で結露が起こります。
それに対して透湿性のある
壁では、
パヴァテックス製品
によって湿気の侵入は制限
され
(緑色部分)、入り込ん
だ湿気は開放的な透湿性の
ある層を通って確実に外へ
と運ばれ、損害を引き起こす
湿気を壁の中に留まらせま
せん。
透湿性がない場合
室内側 外側
パヴァテックス断熱板とその関連製品は、透湿する天然製品であり、非常に重要な
建築躯体内の湿気の移動を可能にします。湿気とカビを抑えながら、調整された室内
気候をつくります。
気密性を与えるシステム
フランス、
レ・ポーテル・プラージュのメ
ディアテークでは、
パヴァテックスによ
って透湿性と同時に気密性をもった建
築外皮がつくられています。
フランスの海辺に位置するレ・ポーテル・
気密しながら、透湿する
プラージュにある新しいメディアテークの
場合のように、建築外皮の気密性という
とりわけ空気の対流が起こりやすいのは
のは、単に多大な熱量を無駄に外部へ逃
屋根です。冬場に室内外の大きな温度差
がしてしまうことへの対策に限りません。 がもとになって、継目や隙間を通る強く対
気密層の役割はむしろ、建築躯体の中で
流が起きるのです。
そのために、例えば気
起こる結露による損害を防ぐために、
暖か 密シートを用いることで壁の中に気密層
く湿った空気が屋根や壁の隙間を通り抜
を設けることが必要になります。
その気密
けるのを抑えることです。
シートは、他の部材と取合う箇所や、貫通
する部材がある箇所では隙間をしっかり
と塞ぐことも大切です。
大量の湿気
発生する大量の湿気は、急激に壁に侵入
し得ます。
なぜなら継目や隙間、
その他の
密閉されていない箇所から流れ込む空気
が、大量の湿気を持ち込むからです。
その
湿気が冷えた部分と接すれば結露を起こ
します。
シュトゥットガルトにあるフラウン
ホーファー物理学研究所によると、長さ1
メートル、
幅はたった1ミリの継目を、
しか
もわずかな圧力差のなかで、一日に0.2リ
ットルの水が、水蒸気の対流によって運ば
れるとのことです。
(それに対し、水蒸気の
拡散によって移動する量は平均してわず
か7g/㎡。)結露すると、
それはカビと腐朽
の温床となります。
シーリング・システム
まさにそのために、
パヴァテックスはシー
リング・システムを開発しました。気密シー
ト、屋根下地シート、透湿シートなど、気
密性のある建築外皮をつくるための製品
として揃えています。他部材との取合いや
貫通部周りといった継目を持続的に塞ぐ
ために、
テープ、接着剤、
プライマーも用意
しました。
そしてさらには、透湿気密シート
であるパヴァテックスLDB0.02やADBシ
ート。
これらを用いたパヴァテックスシステ
パヴァテックスシステムソリューションは、
透湿性・気密性を両立します。
ムソリューションは、気密しながら透湿す
る構造体を素早く簡単に実現することが
できるのです。
パヴァテックスシステム保証
より良い安心を提供するため、
パヴァテッ
クスシステム保証があります。
それは、建
築外皮に関わる全てのパヴァテックスシ
ステムに適用されます。技術的要求の多
い場合も含め、生じた損害に対応します。
屋根のためのパヴァテックスシステムソリューション
建築外皮に気密性を与えるには、他部材との取合い
や貫通部周りの隙間を持続的に塞ぐことが必要不
可欠です。
気密性とともに透湿性を備えた屋根の改修工事のために、LDBシステムを
開発しました。
これは、
(室内側から順に)垂木間充填断熱のパヴァフレック
ス、透湿気密シート LDB 0.02、
イソレアまたはパヴァテルム・プラスで構成
されています。断熱・気密システムを完璧につくり上げるための全ての要素
を、
パヴァテックスという一つの手から提供します。面状の製品を敷くだけ
で手軽に気密層を施工でき、時間と費用を節約します。構造体に気密性と
透湿性を与え、持続的にしっかりと湿気と結露から保護します。最大3ヶ月
間の耐候性を備えたこのシステムは、外側からの改修工事に適しています。
屋根の中にあった既存の古い断熱材は、試験をしてみてから、
そのまま使う
ことも可能です。
その場合、解体したり古い断熱材を廃棄したりせずに済み
ます。
特徴:
・ 1つのシステムとして断熱・気密する
・ 気密性と透湿性の両立
・ 試験された製品の全てを一つの手から
・ 経済的・実用的システム
ブロワー・ドア試験
隙間を対流する空気の有無と気密性を
試験するための確実な方法は、
ブロワ
ー・ドア試験です。
そこでは、約50 Pa程
度の圧力の超過もしくは不足に達する
まで、換気装置が室内へと空気を送り
込むか、
または室内から空気を吸込み
ます。
(風力5のときの圧力差に相当。)、
隙間から空気がどれくらい家に入って
いるか、
または外へ抜け出ているかを算
出します。
この方法に基づいて、欠陥の
あり得る箇所を特定することができま
す。
気密工法に必要な全ての要素をパヴァテックスが一つの手から提供し、
信頼性を最大限に高めます。
それはまたパヴァテックスシステム保証によ
っても支えられています。
自然から得る健康
中央ヨーロッパでは、年間あたり平均90
有害物質のない良質な室内気候
%を室内で過ごしています。
そのため室内
の空気が良質であることは、大きな意味
パヴァテックスで建てることは、住宅の健
を持つのです。専門家によると、
ひとつの
康性にとって最良の選択になります。
なぜ
建築物の中には約7万種類もの物質があ なら、選び抜かれた材料と天然の原料と
ります。
その大部分はこれまで完全には
によって、
良質な室内気候と素晴らしい
研究されてきてはおらず、
その健康面にお 住環境を提供できるからです。全製品に
ける危険性やそれらの相互作用について
対して、有害な物質を放出しないモミとト
もあまり調べられてはいません。住宅の有 ウヒだけを使用しています。製造工程にお
害物質による健康被害を挙げると、頭痛、 いても、揮発性有機化合物やホルムアル
疲労、集中力の低下、皮膚炎、呼吸器疾患、 デヒドを含む物質は使わず、危険のないも
感染症、生命にかかわる重大な病気まで のだけを添加剤として用いています。
その
様々です。特に問題なのは、
そうした病に
ため、建築生態学的に特に推奨に値する
かかった人がその原因を突き止めるのは ものとなっています。
このことは多くの独
非常に稀だということです。
同時に、有害
立機関・独立団体によっても確認されて
物質による症状は非常に曖昧で、気づか
います。
パヴァテックス製品の環境性や住
れにくいのです。医者たちは、
シックハウス 環境の健康性については継続的に試験さ
症候群と呼んでいます。
れています。
気密する際は、有害物質の放出を抑える
室内の有害物質は多くの場合、
コーティ
ング材(塗料・ニス)、家具、床材などから
発生し得る揮発性有機化合物です。
また、
木材、
ニス、接着剤、壁紙、床材に含まれて
いるホルムアルデヒドもあります。
それに
加え、従来の断熱・気密ともに不十分な
建築よりも、現在の気密性の向上した建
築外皮では、隙間から空気が通り抜ける
ことが少なくなるため、室内の有害物質
が外部へ排出されにくくなっているのです。
換気設備は新鮮な空気の入替えはしても、
有害物質の継続的な排出はしません。結
果として、健康にとって有害な物質は室
内に蓄積され、長期にわたって住人の健
康状態に悪影響を与えるのです。
パヴァテックスの天然建材を最初から使用すれば、
非常に健康な室内気候を得ることができます。
康性
ドイツの最も健康な住宅
エコ・テスト誌2007年7月号は、
ハンブルクにドイツで最も健康な住宅が
完成したことを報じました。
この建物はセンチネルハウスのコンセプトに沿
って具現化され、
その揮発性有機化合物の量は、
ドイツの環境連盟が推奨
する0.3mg/㎥よりも遥かに少ない0.074mg/㎥でした。有害物質の放出
が大幅に少なく極めて健康な住空間を創り出しているのは、再生可能かつ
環境に優しい建材が使われているエコロジカルな木造住宅です。住宅の各
部位に用いられたパヴァテックス製品もその一つです。屋根にはイソレア
35mm、壁にはディフテルムといった、断熱システムを構成する各種断熱板
が使われました。床には高い耐圧性のある断熱板、
パヴァボード60mmが
選ばれています。
特徴:
・ 有害物質を放出しない針葉樹
・ 健康に害のない添加物
・ 継続的に認証を受けた安全性
produktpartner
des
PAVATHERM
Holzfaserdämmplatte
Ausgabe 10/2009
パヴァテックス製品は定期的に独立機関からの認証を受けています
独立機関から、室内気候に対して非常に優れた効果があると判定されてい
ます。例えば、木質繊維と粘土でできた乾式工法用建材、
パヴァクレイ。
これ
には Gutes Innenraumklima(良質な室内気候)の認証ラベルが与えら
れています。
また、健康な建築・住宅の分野において指導的役割を担ってい
る独立機関センチネルハウス・インスティテュートは、
パヴァテックス製品
の建築生態学的な安全性について継続的に証明しています。財団法人エ
コ・テストは数年にわたって、
パヴァテックス製品に対して sehr gut(非常
に良い)との評価を与えています。
パヴァテックス製品は住環境の健康性に対する最良の選択です。建築生態
学的に安全で、有害物質のない室内気候をつくるからです。天然の建材として、
指導的な機関による住宅健康性能に関する厳しい基準もしっかりと満たして
います。
持続可能性・温暖化対策の実践
原料から製造、
そして出来上がった製品
大きな役割をもった製造工程
に至るまで、
パヴァテックスでは持続可能
性、環境保護・温暖化対策を最優先事項
木質繊維断熱材の使用は、
それ自体すで
と位置づけています。
それは、原料の段階
に環境に優しく温暖化対策になります。
な
からすでに始まっています。
なぜならパヴ
ぜなら、木という原料の建材への加工に
ァテックス製品に使われる木材は、主とし 要する特別なエネルギーは、鉄・コンクリ
て地元の持続的な林業から得る針葉樹と ート・アルミニウムといった他の建材の製
いうかたちで、
自然そのものから供給され 造よりも少ないからです。
しかも、
パヴァテ
るものだからです。製材所から廃材として ックスでは最新の設備技術と最適な製造
出される端材、樹皮、木片が用いられます。 工程のおかげで、他の断熱材よりも、生産
廃棄物として生じる材料が、
パヴァテック に要するエネルギーを少なく抑えること
スを通じて、
エコロジカルな循環という意
ができます。
それによって製造工程におい
味で価値あるものへと役立てられ、再利
て、環境保護と持続可能性に対する最大
用されるのです。古材は、基本的に用いて
限の努力をしています。
いません。
二重の温暖化対策
パヴァテックス製品で断熱することで、様
々なかたちで温暖化対策に貢献します。
ま
ず、暖房エネルギー需要を減らします。暖
房費用を節約し、石油、
ガス、石炭といっ
た化石燃料のストックを大切にするので
す。
その一方で、二酸化炭素の収支を良好
にします。
なぜなら、木が成長段階で大気
中から吸収して木の中で固定された炭素
が、木質繊維の中に含まれているからです。
そうして蓄積された炭素は、地球上の循
環から逃れて、全体の二酸化炭素の収支
を良くするのです。
パヴァテックスで断熱
されたそれぞれの住宅が、新しい二酸化
炭素貯蔵庫として生み出されます。
そこで
は、木がもつ天然の貯蔵機能が拡張され、
繊維の一つ一つが具体的な温暖化対策
として働くのです。
パヴァテックス断熱材は
地球の二酸化炭素の循環
を軽減し、温暖化対策に
様々に貢献します。
践
持続的な林業から得られる木材が、
パヴァテックス
木質繊維断熱板の原料となります。
特徴:
・ エコロジーの面で非常に価値が高い
・ 地元の持続的な林業から得られる木材
・ 温暖化対策:
炭素結合による良好な二酸化炭素の収支
・ 大きな役割をもった製造工程
品質評価: 非常に価値が高い
パヴァテックスは、木質断熱材を常に最適な方法で生産しています。
どん
な場合も添加剤の使用は、必要なだけ使い、
できるだけ少なく ということ
をモットーにしています。生産方法に関わらず重要なことは、全てのパヴァ
テックス製品はエコロジーの面で非常に価値が高く、建築生態学的に安
全な建材であり、
その持続可能性はEPD環境製品宣言の下にあります。
原料から製品まで、持続可能性と環境保護がパヴァテックスでは最優
先事項にされています。
そのことが私たちの木質繊維断熱材を、
エコロジ
カルで建築生態学的に価値の高い製品を生み、
また同時に温暖化対策に
も積極的な貢献をさせるものとなっています。
PAVATEX SA(スイス)
Werk Fribourg
Rte de la Pisciculture 37
CH-1701 Fribourg
Werk Cham
Knonauerstrasse 51-53
CH-6330 Cham
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