日刊[華鐘通信] - 華鐘コンサルタントグループ

[華鐘通信]
2013 年 3 月 25 日(月）
第 3040 号
日刊
発行：上海華鐘投資コンサルティング有限会社
ニュース提供：時事通信社・上海市信息中心
DAILY HUAZHONG NEWS
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 嘉興港区管理委員会・石雲良主任一行のご来社 ........................................ 2
■ 浙江省嘉興港区の概要 (http://www.zhapu.gov.cn) .................................. 2
★ 中国ビジネス相談Ｑ＆Ａ
 中国における養老産業の発展状況について ................................................ 3
＜中国＞＜養老市場＞＜養老施設＞＜高齢＞
★ 本日のニュース
【経済】
 江蘇省の貿易、１～２月は１％増 .............................................................. 5
 福建省の輸出額、２０％増＝１～２月統計 ................................................ 5
【政策】
 ＬＰＧ・ＬＮＧの新車に「国５」基準を義務付け＝広州市 ........................ 5
 農業・ハイテク・新エネルギーで投資奨励＝商務省 .................................. 6
【産業】
 吉利汽車、１２年は３２％増益＝海外販売が好調－浙江省 ........................ 6
 華能国際電力、１２年は大幅増益＝石炭価格下落などが寄与 .................... 6
 上海ＧＭ、ビュイック君越など２車種リコール＝変速機の不具合 ....................................................... 6
 ネット通販「１号店」
、上海で生鮮食品販売 ......................................................................................... 7
 広東長青、シンガポールでバイオ発電＝現地企業と ............................................................................. 7
 華泰汽車、イランのサーイパーに生産・販売委託 ................................................................................ 7
 中海発展、１２年は９３％減益＝運賃低迷などで ................................................................................ 7
 天津中環、内モンゴルで太陽光発電施設着工へ＝２００億元投資 ....................................................... 7
【社会】
 Ｂ７３７改造機、ケニア航空に納入＝上海ボーイング ............................... 8
 青島の水道水、「水質は国の基準満たし安全」 ........................................... 8
 純ＥＶ路線バス、１５年に１,５００台に－天津 ................................................................................... 8
為替レート(22 日、中間値)
通貨
1人民元＝
0.15946 米ドル
1.23788HK ドル
15.17727 日本円
0.12351 ユーロ
株価指数（22 日終値）
前日比増減
0.00005
0.00049
-0.13713
0.00026
（1）
上海総合株価指数
前日比(ﾎﾟｲﾝﾄ)
前日比(％)
取引額(万元)
前日比(万元)
2,328.28
4.04
0.17
8,595,100.00
-1,883,500.00
日刊華鐘通信 No.3040
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2013 年 3 月 25 日(月)
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 嘉興港区管理委員会・石雲良主任一行のご来社
先日、古林董事長・総経理の 10 数年来の
老朊友である元平湖市副市長で現在は嘉興
港区管理委員会主任の石雲良氏一行が来社
され、古林董事長・総経理、陳寧助理総経理、
能瀬副総経理らが面談しました。
石主任は先ず、華鐘コンサルタントグルー
プの長期に渡る平湖市企業誘致への協力に
感謝され、嘉興港区管理委員会主任として、
今後は嘉興港区の総合保税区への転換にも
協力をお願いするとし、古林董事長・総経理
の嘉興港区高級顧問への就任も要請ありま
した。また嘉興港区の地理的メリットとして、寧波港、上海洋山港と近距離にあり、輸出加工区と港湾の
一体通関が可能、手続が非常に便利であると説明されました。2012 年、嘉興港区の保税貨物の物流は 95％
増加してコンテナ取扱量は 75 万 TEU、2013 年は 100 万 TEU を突破すると予想され、港湾を必要とする設
備製造業にとって嘉興港区の魅力は大きいものがあるとのことです。
面談の最後には最近話題の PM2.5 や水質等の環境改善について意見交換を行いました。古林董事長・総
経理から、今後の企業誘致のためには、環境問題の解決が喫緊の課題であり、健康な生活環境があってこ
そ、外国投資者はそこに進出し、共に発展することができると述べました。
■ 浙江省嘉興港区の概要
(http://www.zhapu.gov.cn)
嘉興港区は①浙江省レベルの乍浦経済開発区、②国
家レベルの嘉興輸出加工区、③乍浦鎮の 3 区で構成さ
れ、人口 20 万人、面積 54 ㎞ 2、機械設備製造産業、物
流関連企業、化学新機能材料産業、新エネルギー産業
の誘致に力を入れ、迅速で優れたサービスを提供して
います。
嘉興港はコンテナ、鉄鉱製品、原油、液体化学品、
バラ荷物等を取り扱っており、最大 5 万トン級の船舶
が停泊できます。
これまでに進出している海外企業は主に日本、アメ
リカ、カナダ、フランス、スペイン、イタリア、シン
ガポール、韓国、台湾、香港等の国・地域からであり、
日系企業プロジェクトでは、帝人化成株式会社のポリ
カーボネートプロジェクト、株式会社トクヤマの乾式シリカプロジェクト、岩谷産業株式会社の産業ガス
プロジェクト、日本通運株式会社の物流倉庫プロジェクト等があります。
（2）
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★ 中国ビジネス相談Ｑ＆Ａ
 中国における養老産業の発展状況について
Q:中国の養老産業の発展状況について、教えて下さい。
＜中国＞＜養老市場＞＜養老施設＞＜高齢＞
A:中国では、上海市を筆頭に高齢化が進んでいます。現在多くの養老施設は老人ホームか一
日のうち時間を決めて預かる施設が中心であり、医療ケア型や娯楽型施設は少なく、一部
の都市で求められている高品質サービスのニーズを満たしていない状態です。
1. 中国の高齢者人口
中国は 1999 年に高齢化社会に入って以来、高齢者人口は急速に増加しており、人口総数に占める割合
も増加の一途をたどっています。（一般に、人口総数のうち 60 歳以上の人口が占める割合が 10％、或い
は 65 歳以上の人口が占める割合が 7％に達した国・地域を高齢化社会の基準としています。）
2002 年～2011
年の 10 年間で人口総数は平均 0.5％増加しましたが、65 才以上の高齢者は平均 3％増加しており、2011
年末の 65 才以上の人口は 1 億 2,288 万人、総人口の 9.1％を占めています。
表1：中国の人口変化（2002～2011年）
2002年
総人口（年末、万人）
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
128,453
129,227
129,988
130,756
131,448
132,129
132,802
133,474
134,091
134,735
0.65%
0.60%
0.59%
0.59%
0.53%
0.52%
0.51%
0.51%
0.46%
0.48%
9,377
9,692
9,857
10,055
10,419
10,636
10,956
11,309
11,894
12,288
3.5%
3.36%
1.70%
2.01%
3.62%
2.08%
3.01%
3.22%
5.17%
3.31%
7.3%
7.5%
7.6%
7.7%
7.9%
8.0%
8.2%
8.5%
8.9%
9.1%
増加率
内65歳以上
増加率
総人口中の比率
注：『2011年中国統計年鑑』より作成
60 才以上の高齢者の人口比率が高い省市は、上海市を筆頭に北京市・天津市・江蘇省が続きます。
表2：高齢化上位4省市戸籍人口（2011年末）
①上海市
2011年末　戸籍人口（万人）
内、60歳以上人口
比率
②北京市
③天津市
④江蘇省
1,419.36
1,277.90
996.44
7,514.25
347.76
247.90
187.43
1,366.67
24.50%
19.40%
18.81%
18.19%
注：各『2012年地方統計年鑑』より作成
2. 中国の養老産業の現状と外資政策
(1) 養老産業の現状
民生部が発表する『中国民政事業発展統計報告』
（中国語：
《中国民政事业发展统计报告》
）によれば、
2011 年、中国には各種養老サービス施設が約 4 万ヶ所、総ベッド数は 353.2 万床あります。高齢者 1
千人あたりの養老ベッド数は 19.1 床であり、これは先進国の平均 50～70 床の水準とは大きくかけ離
れています。
中国においての特徴として、高齢者は自宅で過ごすことを好み、養老施設で暮らそうとしないこと
が挙げられ、一方、自身で自分の面倒を見ることができる高齢者や経済的に豊かな高齢者のニーズを
（3）
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満たす療養保健型或いはレジャー娯楽型の施設がないといった状況にあります。以上から、中国の高
齢化がもたらす巨大な養老サービス需要と供給は十分に見合っていないと言えます。
(2) 外資政策
上述のような状況下、ここ数年来、中国政府は積極的に養老サービス業を発展させ、民間資本の養
老サービス分野への進出を奨励しており、外資に対しても、
『外商投資産業指導目録(2011 年改訂版)』
において中国国内での養老機構投資設立を奨励すると明確にしています。
表3：中国養老産業の状況（2007～2011年）
2007年
施設数（ヶ所）
内、都市部
ベッド数(万床)
内、都市部
収容高齢者数
(年末時点、万人) 増加率
内、都市部
増加率
2008年
2009年
2010年
2011年
39,754
35,632
38,060
39,904
40,868
5,070
5,264
5,291
5,413
n.a.
212.8
234.5
266.2
314.9
353.2
33.0
41.5
49.3
56.7
n.a.
171.9
189.6
210.9
242.6
260.3
42.9%
10.3%
11.2%
15.0%
7.3%
22.6
29.0
32.3
36.3
n.a.
-20.4%
28.3%
11.4%
12.4%
n.a.
注：歴年の『中国民政事業発展統計報告』より作成
3. 今後の高齢化の進展
中国高齢工作委員会が、2006 年に公表した『人口高齢化の発展趨勢の予測研究報告』
（中国語：
《人
口老龄化发展趋势预测研究报告》
）によれば、2050 年の中国の高齢者人口は 4 億を超えるとのこと
であり、2001 年から 2100 年までの高齢化の進展は 3 つの段階に分けられています。
表 3：中国の人口高齢化の 3 段階
2001 年
～2020 年
快速高齢化段階
1. 高齢者が毎年平均 596 万人増加し、平均増加率は年 3.28％に達し、総人口
の平均 0.66％増加率を大幅に上回る。
2. 2020 年までに高齢者人口は 2.48 億に達し、高齢化水準は 17.17％となる。
うち、80 才以上の高齢者は 3,067 万人、高齢者総数の 12.37％を占める。
1. 高齢者が毎年平均 620 万人増加し、一方で総人口は徐々に減尐に転じること
2021 年
～2050 年
加速高齢化段階
から、高齢化が更に加速する。
2. 2023 年までに高齢者人口は 2.7 億に達し、0～14 才の小児人口と等しくなる。
3. 2050 年までに高齢者人口は 4 億を超え、高齢化水準は 30％以上となる。う
ち、80 才以上の高齢者は 9,448 万、高齢者総数の 21.78％を占める。
2051 年
～2100 年
1. 2051 年、高齢者人口はピークの 4.37 億に達し、小児人口の約 2 倍となる。
2. この段階では高齢者人口規模は 3～4 億で安定し、高齢化水準は 31％前後、
重度高齢化段階
80 才以上が高齢者総数に占める割合は 25～30％で推移を続ける。
※華鐘コンサルタントグループでは 2000 年に国家統計局が交付する渉外調査許可証（甲種）を取得し、
これまでに 300 テーマ近くの市場調査を実施しています。中国における各種調査について、お気軽に
ご相談ください。
以
（4）
上
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★ 本日のニュース
【経済】
 江蘇省の貿易、１～２月は１％増
中国のポータルサイト捜狐網が１９日、江蘇省南京市税関の統計として伝えたところによると、同省の
１～２月の輸出入は前年同期比１％増の７４７億９,０００万米ドルだった。貿易黒字は同４５％増の
１５４億７,０００万ドル。加工貿易が５％減の３５０億ドルとなり、全体に占める割合も３ポイント低
下の４６.８％。一般貿易は８％増の３１９億２,０００万ドル。（時事）
 福建省の輸出額、２０％増＝１～２月統計
中国・新華網が福州税関の統計として２１日までに報じたところによると、福建省の１～２月の貿易総
額は１,６１４億２,０００万元（約２兆４,９００億円）で、前年同期比２０.７％増加した。
うち輸出は３２％増の１,０３９億７,０００万元、輸入は４．４％増の５７４億５,０００万元だった。
また、民間企業の輸出が５６．８％増加した。
貿易相手国・地域別では欧州連合（ＥＵ）が３６億９,０００万米ドル（約３,５００億円）でトップだ
った。このほか、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）が２９.３％増の３５億２,０００万ドル、米国
が１３.７％増の３５億１,０００万ドル、台湾が３６.８％増の２１億ドルだった。
（時事）
【政策】
 ＬＰＧ・ＬＮＧの新車に「国５」基準を義務付け＝広州市
２１日付の中国紙・広州日報（Ａ２面）などによると、広東省広州市は２月末、同市に新たに登録する
液化天然ガス（ＬＮＧ）
、液化石油ガス（ＬＰＧ）使用の車について、排ガス基準「国５」（欧州規制の「ユ
ーロ５」に相当）を満たしていることを義務付けるという通告を発表した。
通告は市環境保護局、公安局、交通委員会が連名で発表し、即日発効した。現在、「国５」未満の液化
燃料車は登録ができないことになる。対象となるのは新規登録する液化燃料使用車だけで、ガソリン車や
登録済みの車は対象外。また、購入済みだが未登録の国５未満の液化燃料車については、通告発表日以前
の購入を証明する書類を持参した上で、５月末までに登録にしなければならないとしている。
市環境保護局の担当者によると、広州市のＬＮＧ車やＬＰＧ車はほぼ全てがバスかタクシーのため、今
回の措置は一般市民への影響は尐ない。台数は尐ないが、バスやタクシーは一日中運行していることから
汚染物質の排出が多く、担当者は「今回の措置は効果がある」との見方を示した。
一方、ディーゼル車の「国５」基準義務付けは「２０１６年までに実施したい」としている。
（時事）
（5）
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2013 年 3 月 25 日(月)
 農業・ハイテク・新エネルギーで投資奨励＝商務省
２１日付の中国紙・北京晨報（Ｂ２面）によると、中国商務省は近く公表予定の「２０１３年全国外商
投資吸収工作の指導意見」で、外資誘致重点分野として、農業、ハイテク製造、省エネ・環境保護、新エ
ネルギー、サービスを挙げ、投資を奨励する方針を明らかにした。医療、養老機関などの社会福祉サービ
スも徐々に開放し、外資を利用して水準向上を図るという。
また、多国籍企業が地域本部、財務センター、シェアードサービスセンター、オペレーションセンター
などを設置するのを後押しするという。
（北京時事）
【産業】
 吉利汽車、１２年は３２％増益＝海外販売が好調－浙江省
２１日付の中国紙・毎日経済新聞（１４面）によると、香港で上場する中国民営乗用車メーカーの吉利汽
車（浙江省杭州市）が２０日発表した２０１２年暫定決算は、好調な海外販売が寄与し、売上高が前年比
１７％増の２４６億３,０００万米ドル、純利益が同３２％増の２０億４,０００万ドルの増収増益だった。
販売実績は１５％増の４８万３,４８３台。うち国内は３８万１,２７５台と横ばいにとどまった。これ
に対し、海外は１０万台を突破し、全体に占める割合は１２.８ポイント拡大して２１％となった。
１３年は、多目的車（ＭＰＶ）やスポーツ用多目的車（ＳＵ,Ｖ）の品ぞろえを拡充し、販売台数を前
年比１６％増の５６万台に引き上げる方針だ。（時事）
 華能国際電力、１２年は大幅増益＝石炭価格下落などが寄与
２０日付の中国紙・中国証券報（Ｂ２５面）によると、上海証取に上場する中国電力大手の華能国際電
力が同日発表した２０１２年決算は、純利益が前年の４.６倍の５８億６,８７０万元だった。石炭価格下
落などが寄与した。売り上げは同０．４％増の１３３９億６,６７０万元にとどまった。
傘下発電所の総出力は１２年末時点で６,２７５万６,０００キロワット規模。出力１００万キロワット
級大型火力発電所を建設しており、１５年には８,０００万キロワット規模に拡大する見込み。
（時事）
 上海ＧＭ、ビュイック君越など２車種リコール＝変速機の不具合
中国のニュースサイト中国新聞網が１８日伝えたところによると、米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）の
中国合弁乗用車メーカーである上海ＧＭは、中型セダン「ビュイック君越（クラロス）」と、輸入販売し
たスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「キャデラックＳＲＸ」の２車種の自動変速機に不具合があるとして、
中国品質監督検査検疫総局にリコール（回収・無料修理）を届け出た。
ラクロスは２０１２年７月１３日から１３年３月８日に製造した５００台、ＳＲＸは１２年７月１１日
から今年２月１８日に製造した７３６台が対象。実際のシフトチェンジがドライバーの操作より遅れる不
具合で、変速機の制御ソフトを書き換える。
（時事）
（6）
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 ネット通販「１号店」、上海で生鮮食品販売
中国のニュースサイト財経網が２１日伝えたところによると、米ウォルマート・ストアーズ傘下の中国
インターネットスーパー「１号店」は２８日から、本拠の上海市で生鮮食品の販売を開始する。当面は果
物類を販売し、その後、食肉や野菜、冷凍食品などにも取扱商品を拡大する。
１号店はまた、福建省厦門、遼寧省瀋陽、陝西省西安、山東省済南の４カ所に物流拠点を新設する。商
品を即日配送できる物流網を全国の主要地方都市に整える計画だ。（時事）
 広東長青、シンガポールでバイオ発電＝現地企業と
２１日付の中国紙・中国証券報（Ａ１０面、Ｂ１９面）によると、深セン証取の中小企業ボードに上場
する広東長青集団（広東省中山市）はこのほど、シンガポールの木廃材リサイクル会社バイオフュー
エル・インダストリーズと、同国でバイオ発電を行うことで基本合意した。広東長青は投資、建設、運営
を担当する。燃料の廃木材などを、バイオフューエルから調達する。
シンガポール当局から建設許可を取得済み。２億～２億５,０００万元を投じて、出力９,９００キロワ
ット級発電プラント１基を建設する。
（時事）
 華泰汽車、イランのサーイパーに生産・販売委託
中国のニューサイト千龍新聞網が１９日伝えたところによると、中国民営自動車メーカーの華泰汽車は
このほど、イランなど中東市場での乗用車の生産・販売について、同国自動車大手サーイパーに委託する
ことで関係者と合意した。当初はスポーツ用多目的車「宝利格」と中型セダン「路盛Ｅ７０」をイランの
工場で完全ノックダウン（ＣＫＤ）方式で生産する予定。
華泰汽車はイランを海外戦略の重要拠点と位置付けており、サーイパーとの提携により攻勢を強める。
サーイパーは１９６６年設立。仏シトロエン・プジョー・グループ（ＰＳＡ）などと合弁生産するほか、
独自ブランド車事業も展開している。年間販売台数は８０万台。
（時事）
 中海発展、１２年は９３％減益＝運賃低迷などで
２０日付の中国紙・中国証券報（Ｂ４０面）によると、上海証取に上場する海運大手の中海発展が同日
発表した２０１２年決算は、売り上げが前年比９．２３％減の１１１億５,６６０万元、純利益が同
９３.１％減の７,３７０万元の減収減益となった。海運需要の減尐と運賃低迷が収益を圧迫した。
分野別売り上げは、原油が１０.２％減の５５億９,６００万元、石炭が３１.１％減の２７億４,８００
万元と落ち込んだ一方、鉄鉱石は５４.９％増の２１億６,０００万元だった。
１３年はタンカー６隻、ばら積み貨物船２５隻をそれぞれ投入予定で、売り上げは前年比１６.４％増
の１２９億４,０００万元を見込む。
（時事）
 天津中環、内モンゴルで太陽光発電施設着工へ＝２００億元投資
２１日付の中国紙・上海証券報（Ａ５面）などによると、深セン証取の中小企業ボードに上場する天津
中環半導体（天津市）は１９日、内モンゴル自治区フフホト市和林格爾県当局と、同地に出力２ギガワッ
ト（ＧＷ）規模の太陽光発電施設を建設することで合意した。現地で最低７万５,０００ムー（１ムー＝
（7）
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2013 年 3 月 25 日(月)
約６.７アール）の用地を取得し、２０１８年までに計２００億元を投じる。うち第１期は４０万キロワ
ット規模で、２０１４年までに完工予定。発電施設建設により、自社製太陽電池用単結晶シリコンウエハ
ーの販売拡大を図る。
施設は、米太陽電池メーカーのサンパワー（カリフォルニア州）などと同地に共同建設する７.５ギガワッ
ト級太陽光発電施設の一部分。合弁事業計画は審査中だが、中環半導体は４０％を出資する見通し。
（時事）
【社会】
 Ｂ７３７改造機、ケニア航空に納入＝上海ボーイング
２１日付の中国上海紙・新聞晩報（Ａ１の１４面）によると、米ボーイング社が上海市に置く「上海波
音改装維修工程」は２０日、旅客機を貨物機に改造したＢ７３７－３００型機を上海浦東国際空港でケニ
ア航空に引き渡した。貨物機への改装を上海で手掛けるのは初めてで、作業は２０１２年１２月に開始し、
１３年２月中に終了。現在は、２機目の改造に着手しており、６月までに納入予定。
ボーイング中国幹部によると、旅客機の耐用年数は通常２５～３０年。これを貨物機に改造すれば寿命
をさらに延長できる。今回引き渡した改造機も既に就航から２０年が経過しているという。（時事）
 青島の水道水、「水質は国の基準満たし安全」
中国青島市で水道事業に従事する青島海潤自来水集団はこのほど、市内で供給する水道水の水質は、国
の基準を上回る良質で安全なものだと発表した。先ごろ、華北平原で行った地下水調査の結果で汚染が確
認されたことを受けてのもの。同集団は、「水質は１００％国の基準を満たしている。また、水源から家
庭の蛇口まで、汚染の防止や監視、検査の体制を整えている」と表明し、市民に安心して飲用するよう呼
び掛けている。１８日付青島日報が伝えた。
国は２００６年に「生活飲用水衛生標準」を改定し、水質検査項目を３５項目から１０６項目に拡大。
青島海潤自来水は０７年からこれに準じた検査を行っており、総合的な水質は全て合格、汚染度は国の標
準の５分の１と、全国でも上位の水質を保っていると表明した。
（時事）
 純ＥＶ路線バス、１５年に１,５００台に－天津
天津市客運交通管理弁公室はこのほど、天津市の純電気自動車（ＥＶ）タイプの路線バスの台数
が２０１５年までに１,５００台に拡大するとの見通しを明らかにした。充電所も１２カ所に増える。人
民網天津版が伝えた。
同市で使用中のＥＶ式路線バスは４０台。中心部の各区と周辺部４区すべてに投入される。充電所も、
現在の海泰南道に加え、今後３年内に北辰、東麗、西青、津南の各区にもつくられ、ＥＶ式路線バスの発
展を支える。
（時事）
日刊華鐘通信（非売品：会員内部刊行物）
発行：上海華鐘投資コンサルティング(有) 中国上海市淮海中路 755 号新華聯大厦東楼 23 層
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発行責任者：古林恒雄
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