特集発ンイコトッビ進行時同世界 Cover Story スマート決済革命 Square TransferWise 海外に送金したい人同士をマッチングすること（国際銀行間通信協会）を介さずで、SWIFT 格安の手数料で送金できる、英トランスファーワイズのP2P送金サービス Aliｐay、WeChat Payment Bitcoin それぞれ中国アリババ、中国テンセントが運営する決済サービス。スマートフォンを通じ、アカウントにひもづく銀行口座から決済できる。 2014 年 6 月に Yahoo！ショッピングが Alipay決済に対応決済サービスのCoinbaseやBitPay、取引所のKrakenなどが有名。2014 年 1月、米コインベースは米スクエアと提携し、Squareにビットコイン決済機能を提供。Kraken は日本進出を検討中スマート決済、日本にも上陸カード決済、顔パス決済などを実現する米スクエアの決済サービス。事後審査の強化で手数料を低減。日本にも進出、リクルート、ビックカメラ、ローソンなどと提携 Ripple 送金でなく決済に特化した、米リップル・ラボが提供する仮想通貨。米グーグルが出資。 PayPal ECサイト決済に加え、スマートフォンを通じ、カード決済、顔パス決済などを実現する米ペイパルのサービス。日本では顔パス決済をヤマダ電機が試験導入 Stripe m-pesa 携帯メールで送金できる、アフリカ、中東、インドで普及する英ボーダフォン提供のモバイル送金サービス。2014年3月に欧州進出発表 Asian Payment Network 中国、韓国、オーストラリア、東南アジアの銀行が加盟する、VISAやMasterCardといった米国系ネットワークを介さないATM送金などを目指す団体。2014 年 1月に日本の NTT データが加盟「賢い決済」が事業を変える 026 NIKKEI COMPUTER 2014.5.29 p028 p030 「不正送金」を防ぐ新技術 p036 part3 手数料が高い、入金が遅いという従来の常識を覆す、使い勝手の良い決済サービス「スマート決済」がIT主導で生まれている。消費者保護などの点でリスクを抱えるものの、手数料無料、即時決済という四つの決済を徹底比較 part2 世界で今、決済サービスの大変革が起きている。この決済革命を象徴するのが、ビットコインに代表される仮想通貨だ。 CONTENTS part1 スタートアップ企業が短期間で ECサイトを構築できる、米ストライプ提供の簡易Web 決済サービス。日本でも類似サービスが登場特徴は、決済の理想形として他の決済サービスにも変革を促す。決済はあらゆるビジネスの根幹、顧客の拡大や事業の営業利益率を左右する。企業は今、世界で同時進行する決済革命について、その利点や不正取引、不正送金などのリスクを知り、適切な決済手段を選択する必要がある。（浅川直輝） 2014.5.29 NIKKEI COMPUTER 027