創造からキリストまでの物語 PART 1 ひとつの物語をお話ししましょう。これは聖書と呼ばれる書物の物語です。 聖書は人の手によって書かれたものではありません。この世界の創造者、最 も偉大なる神の言によるものです。それゆえ、この物語は真実であると信頼 出来るのです。 初めに、神がおられました。神は全能なるお方で、人間や王国よりも強大な 力を持っておられます。 また他の神々(火の神、太陽神、竜神など)や人間が作った偶像よりも遥か に勝るお方です。つまり最も偉大な存在なのです。 PART 2 初めに神が存在しました。 最も偉大な神は創造主で、天と地のすべてを造り、すべてを支配しておられ ます。 その名は神です。 神の創造の業は、すべて言によってなされました。神が言を発すると、すべ てはその通りになりました。 神は、ご自身を礼拝し仕えさせるために天使を造られました。彼らはとても 美しかったです。 神は6日間ですべてをお造りになりました。[空、陸、水、山、海、太陽、 月、星、動植物、つまりありとあらゆるものをです] 最後に神は、ご自身の形にかたどって人を造られました。神は、神がお造り になったものを楽しむために人を造られたのです。神はご自身が創造された 世界を見て、良しとされました。 PART 3 神は、そこで生きるようにと美しい園に男と女を置かれました。神と彼らの 間にはとても良い関係がありました。 神は彼らに園の管理をし、またすべてを楽しむようにと言われました。 また神は特別な命令を与えられました。【あなたたちは、ひとつの木を除い てすべての木から取って食べてよい。しかし、もしその禁じられた木から食 べるならあなたたちは死ぬ】というものです。 男と女は神の命令に従い、園で神と素晴らしい関係を築いていました。 さて、あなたは神がつくった天使を覚えていますか?その中の一人は非常に 賢く美しかったのです。 この天使は次第に誇り高くなりました。彼は神のようになりたいと願うよう になり、周りの天使たちが神の代わりに自分を礼拝することを望みました。 しかし、崇められ仕えられるにふさわしいお方は神ただおひとりです。それ ゆえ神は悪い天使をサタンとし、彼に従った天使たちと共に、天から追放し ました。これらの悪い天使たちは悪魔として知られています。 ある日サタンは、エバという女を、禁断の木の実を食べるようにと誘惑しま した。 [サタンは「もしその木の実を食べたら神のようになれるだろう」と嘘をつ いたのです] エバはサタンの言うことを聞いて実を食べ、さらに夫のアダムにもそれを与 えてしまいました。ふたりとも主の命令に背いたのです。 神の命令に背くことを罪と言います。 神は義であり聖なるお方です。それゆえ神は罪を罰しなければなりません。 神は男と女を園から追放しました。神と彼らの関係は断たれてしまったので す。こうして人と神は永遠に切り離されてしまいました。 アダムとエバのように、すべての人はそれ以来神の命令に従わなくなり、罪 に定められ、神から切り離されているのです。 罪がもたらす結果は永遠の死です。私たちは永遠に、神と共に生きることが できなくなっているのです。 PART 4 時が流れ、地上の人々の数は増えていきました。神は彼らをとても愛し、再 びご自身との関係を築いてほしいと願われました。 神は彼らに、主に従うための 10 の戒律(十戒)をお与えになりました。 思い出してください、神は完全で聖なるお方です。だから神と共に生きるに は、私たちも完全で聖なる者とならなければいけないのです。 [十戒は、神との関係について、また人との関係について教えています。例 えば、他の神々を崇めたり偶像を作らないこと、両親を敬うこと、嘘をつか ないこと、盗まない、殺さない、姦淫しないなど] しかし、この掟をすべて守れる人などひとりもいるはずはありませんでした。 そこで神は、彼らが罪を犯すたびに、その罪の贖いとして犠牲をささげるこ とを認められたのです。この犠牲にはまったく傷のない動物の血が流されま した。 彼らが悔い改めて、血による犠牲をささげるなら、神は彼らを赦されます。 唯一血を流すことによってのみ、人の罪は赦されるのです。 しかし人々は罪を繰り返し、犠牲を捧げることも、彼らの心からのものでは なく単なる儀式のようになってしまいました。 やがて神は、繰り返し流される動物の血にうんざりされました。動物の血を 流すことは、人を神の元に立ち返らせるには不十分だったのです。 PART 5 神が、ご自身が造られた人間をとても愛しておられることを思い出してくだ さい。神は、彼らがご自身に従わないことを怒り、また神の元に戻ることが できないのを悲しまれました。 そこで神は、人が再び神と繋がるための完全な方法を与えてくださったので す。 神は私たちに、神の元に立ち返るための道としてイエスを送ってくださいま した。 イエスとはどのような方でしょうか?イエスは神の子、神のひとり子です。 イエスは賢い教師でした。[多くの人が、イエスが神に立ち返る方法につい て教えるのを聞きにきます。] イエスは不思議な奇跡を行うお方でした。 イエスは嵐を静めます。[ある時イエスは弟子たちと共に湖を舟で渡ってい ました。夜遅くのことです。イエスが眠っている間に、大きな嵐が起こりま した。弟子たちは非常に恐れ、イエスを起こして「今にも死にそうです!」 と訴えました。そこでイエスは風を叱り、波に「静まれ」と命じられました。 するとただちに風も雨も止んだのです。] イエスの力は自然のそれよりも驚異的な力を持っています。 イエスは5千人以上もの人を養いました。[ある時、5千人以上の人がイエ スが神について教えるのを聞きに来ていました。夕方になり、何も食べてい なかった彼らは空腹を感じましたが、そこには5つのパンと2匹の魚しかあ りませんでした。イエスはこの5つのパンと2匹の魚を用いて5千人以上に 食事を与え、彼らを満足させました。] イエスの力は、一度に5千人以上もの必要を満たすことができるのです。 イエスは悪魔に憑りつかれた人を癒します。[また別の時、イエスはいくつ もの悪魔に憑りつかれた人に出会いました。彼は非常に凶悪で危険な状態で した。イエスは彼を憐れみ、悪魔を彼の中から追い出しました。] イエスは悪魔をも打ち負かす力を持っているのです。 イエスは死人を甦らせました。[イエスの親友が病気で亡くなりました。イ エスはその死に目に会えず、彼の家に着いたのは死から4日後のことでした。 イエスは非常に悲しまれました。友人は既に墓に葬られていたのです。しか しイエスは墓の前に行って言いました。「友よ、出てきなさい。」すると彼 の友人は復活しました。彼は生きて墓から歩いて出てきたのです。] イエスの力は死にも勝ります。 イエスは良い羊飼いです。彼は人々を愛し、心から気にかけてくださってい ます。 そしてイエスは完璧です。彼はただの一度も罪を犯すことがありませんでし た。 PART 6 イエスは神の小羊でした。 人々はイエスを愛していました。しかし一部の指導者たちは彼を妬み、捕え て殺すことを決めたのです。 彼らはイエスを十字架につけました。 十字架はふたつの大きな木を組み合わせて作られます。彼らはイエスを十字 架にかけ、手足を釘で打ちました。イエスの手、足、そして身体から尊い血 が流れました。イエスは十字架の上で酷い痛みに耐え苦しまれたのです。 イエスは完璧な犠牲です。 イエスは完全なお方で、死に値するようなことなど何もありませんでした。 イエスはただ、全人類のために死なれたのです。神は、そのひとり子イエス が、私たちの身代わりとなって十字架上の死を遂げることを許されるほどに、 私たちを愛してくださっています。 イエスの尊い血潮によってのみ、私たちの罪は赦されるのです。イエスの死 は、神の私たちへの愛を証明するものでした。 しかしこの物語はここで終わりではありません。イエスは3日目に死人の中 から甦ったのです! PART 7 [十字架につけられる前に、イエスは民衆にある父と息子の物語を話しまし た。 ある人にふたりの息子がいて、弟の方が父親に「お父さん、遺産の分け前を 私にください。」と言いました。それで父親は資産を息子たちに分け与えま した。弟は自分が受け取った分をすべて持って遠い国へ旅立ち、そこで放蕩 の限りを尽くしました。彼は財産を使い果たし、とうとう生活に困り始めま した。 彼はその国の人に雇ってもらい、豚の世話をする仕事に就きました。空腹の あまり豚の餌でも食べたいと思うほどでしたが、誰も彼に何も与えてはくれ ませんでした。 彼はようやく正気を取り戻しました。「父のところでは大勢の雇い人に有り 余るほどの食べ物があるのに、私はここで飢え死にしそうだ!父のところに 帰って言おう。『お父さん、私は天に対して、またあなたに対して罪を犯し ました。もう私は息子と呼ばれる資格はありません。使用人として雇ってく ださい。』と」 そして彼は父の元へ帰っていきました。 ところが、まだ遠くにいるうちに父親は彼を見つけて憐れに思い、息子のと ころに駆け寄ると、抱きしめて口付けしました。 息子は「お父さん、私は天とあなたに背きました。もう息子と呼ばれる資格 はありません」と言いましたが、父は使用人を呼んでこう告げたのです。 「急いで上着を持ってきて、この子に着せなさい。指輪をはめてやり、靴を 履かせなさい。そして肥えた子牛を屠りなさい。さあ、ごちそうを作って祝 おう。私の息子は死んでいたのに生き返った、失われていたのに見つかった からだ」そして彼らは祝宴を始めました。 私たちもまた、この弟のようです] 私たちは皆、神から離れ、永遠に切り離された状態にあります。私たちは悔 い改めて神の元に立ち返らなければなりません。 イエスは私たちを神の側に連れ戻すことがおできになります。 イエスは言いました。「私は道であり、真理であり、命である。私を通らな ければ、だれも父の元に行くことはできない」 わたしたちはイエスを通して主の元に戻らなければなりません。どのように すればいいのでしょうか? それは、心で信じ、口でイエスは主であると告白するのです。 あなたはイエスを通して神との関係を回復させたいと思いますか? PART 8 憐れみ深い神は、あなたやあなたの家族が主の元に立ち返ることを望んでお られます。 そのためにあなたはイエスを介さなければなりません。イエスこそ完璧な犠 牲だからです。イエスによってのみ、あなたと神との関係は修復できるので す。 あなたはイエスが救い主であることを受け入れますか? もし望むなら、心で信じ、口でこう告白してください。「私は罪を犯し、神 から離れていました。イエスは私の罪を贖う完全な犠牲です。私はイエスを 信じます。悔い改めて、イエスが私を主の元に導いてくださると信じま す。」 私が神に向かって話すのと同様に、あなたも神に話してください。私が言っ たように繰り返してください。 素晴らしい!今あなたと神の関係は回復しました。 神はまた、あなたの家族みんなが主を信じることを待っておられます。 さあ、帰って家族や友人にこの福音を知らせましょう。神は彼らのことも愛 しておられるのです!
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