週刊ゴールド161003 インド・中国の金・南アのプラチナ

週刊ゴールド
金の投資判断に必要な情報がここに凝縮されていま
す。
毎週月夕方発行
NY金反落
発行日
:
2016/10/3
先週末30日金曜日のNY金は▲8.9ドル安の1317.1ドル。ヘッジファンドの担保引き上げの報でドイツ銀行株が急
落、米個人消費の減少で前日高値を突破したが、米国株の反発や米景気拡大で前日安値を下回った。時間外取引を
1331.2~1322.0ドルのレンジで推移し、前日比1.2ドル高の1327.2ドルとなった。12月限は、安寄りしたが、
アジア株の下落で直近高値(1327.7ドル)を上回った。原油安で序盤の安値を下回ったが、米株価指数先物の下落
で前日高値(1329.4ドル)を上回った。ドルが上昇したものの、ヘッジファンドの担保引き上げの噂でドイツ銀行
の株価が下落し、欧州株が下落したことが逃避買いを誘った。ただ、ドル高加速で上昇は一服した。
立会時間は、米個人消費の減少やドル反落、原油反発をはやして時間外取引の高値を抜き、1331.5ドル(5.5ドル
高:0.4%)まで上値を伸ばした。しかしながら、米国株の上値追いが圧迫して反落に転じた。個人消費支出
(PCE)物価指数コア指数が前年比1.7%上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)の物価目標の2.0%に接近したこと
が蒸し返された。ドル安・原油高は加速したものの、米株価指数先物の上値追いで逃避買いが解消され、前日安値
(1318.6ドル)を下回った。ドイツ銀行の株価が急反発したことや、シカゴ購買部協会景気指数の上昇、米消費者
信頼感指数の上昇が追い討ちをかけ、1316.0ドル(10.0ドル安:0.8%)まで値を消した。週末、月末、四半期末
で、ファンドが買い越しを軽くした。
引け後に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した9月27日現在の建玉明細によると、大口投機家の金の先物建玉
は29万1904枚の買い越しで、前週の25万6179枚の買い越しから拡大した。銀の先物建玉は8万4862枚の買い越
しで、前週の8万2635枚の買い越しから拡大した。
今日の材料
・中国上海総合指数は前日比6.22高(0.21%)の3004.70。
・8月の独小売売上高指数は前月比0.4%上昇、予想は0.3%低下、前年比3.7
%上昇、予想は1.3%上昇。
・9月の英住宅価格は前年比5.3%上昇、予想と一致。
・9月のユーロ圏消費者物価指数速報値は前年比0.4%上昇、予想と一致。コア指数
は0.8%上昇、予想は0.9%上昇。
・8月のユーロ圏失業率は10.1%、予想の10.0%を上回る。
・8月の米個人消費支出は前月比0.1%減、予想は0.1%増。所得は0.2%増、
予想と一致。PCEコア指数は0.2%上昇、前年比は1.7%上昇、予想と一致。
・9月のシカゴ購買部協会景気指数は54.2に上昇、予想の52.0を上回る。
・9月のミシガン大米消費者信頼感指数は90.2に上昇、予想の89.8を上回る。
・大口投機家の金の先物建玉は29万1904枚の買い越しに拡大。
・大口投機家の銀の先物建玉は8万4862枚の買い越しに拡大。
トランプが大統領になったら、金価格は1750ドルを超える
9月28日
今から6週間後に米国では大統領選挙が行われる。これまでのところ金市場はHillary Cinton が11月8日に選出さ
れることを期待している。彼女が選ばれれば多かれ少なかれオバマ大統領の政策を継承するものと見られているから
だ。ワシントンの既存勢力、大企業やメディアにとってはHillary Clintonが好まれている。最新の調査では彼女がわ
ずかにドナルドトランプをリードしているが、トランプは今後選挙が近づくにつれてその差を縮めるかもしれない。
大統領候補の討論会により投票者のイメージは変わるだろう。しかし、もし、驚くようなことが起こったらどうなる
か?もしドナルドが突然事前調査でリードしたらどうか。あるいは大統領になってしまたら?ありうることである。
予備調査では誰に投票するかを隠している人々が入っていない。反動家と見られたくないとかトランプを支持してい
るとあからさまには言わない人はまだ決めていないとかClintonとさえ述べる可能性がある。
仮にドナルドトランプが勝利すれば、まず証券市場が動揺し、多くの人々が株を売るだろう。そして安全な資産を
探す。多くの投資家が金を見て、株価は下落し、金価格は上昇するだろう。銘柄が一つの金は銘柄の多い証券市場よ
りもずっと狭い市場である。たった1%の人々がトランプの勝利により金に鞍替えするだけで、1週間で10%は金価
格は値上がりし、2016年末までに25%は上昇するだろう。1750ドルや2000ドルも夢ではない。
無論こうした予想はすべて投機の世界であるが、議論の的となった大統領が選出された時金価格は上昇する歴史的
事実がある。1976年のジミーカーターが選出された時や2000年のWBush,あるいは2008年のオバマ大統領の時で
すらそうであった。Richard M. Nixonの時は金価格は大きく下落している。
オランダの銀行ABN AmroのGeorgette Boele女史は、Gerald Ford大統領以降の選挙で金価格がどう動いたかを
調べている。カーター政権の下では、高インフレと不況を招きスタグフレーションと言われ金価格を850ドルに押し
上げた。George W.Bushの選挙は物議を醸したフロリダ州の投票で決まったが、彼の治世の間で金価格が上昇したの
は9.11のテロ事件以降であり、テロリストとの戦争が始まって以来金価格は上昇している。オバマ大統領の第一期で
は、大規模な財政支出と国債の発行により、大統領最初の年は泥棒に負い銭(Cash for Clunkers)の状態だった。最
初の四年間の財政赤字は1兆ドルを超えていた。
Georgette Boele女史は仮にHillary Clintonが戦況に勝つなら、金価格は徐々に1650ドルに上昇するだろうと予
想している。しかし、トランプが勝つなら、金価格は恐らく急騰し、1850ドルを付けるだろうという。
「もしトランプが大統領になったら、彼の政策は、米国内に向いており、米国経済のファンダメンタルを弱めるた
め金価格は上昇するだろうと予想している。更に彼の言葉と予想される政治的行動は国内や海外で不透明さを増し、
最悪の場合は大混乱を巻き起こすだろうという。同行の米国のエコノミストは、経済成長は影響を受けると予想して
いるという。こうしたことにより金価格はらいねんいは1850ドルに上昇するだろうという。
短期的には、大統領が11月にだれが選ばれたとしても、FRBが予想以上に速く利上げを行ってさえ、ABN Amro
は金価格は年末までに1350ドル、2017年末までには1450ドルになるだろうという。
CITI Groupは投資家に対して大統領選挙の前には株や債券を売って金を買うべきだと忠告している。その理由はド
ナルド・トランプが事前予想でリードし始めたら金価格は11月の選挙前に上昇するという。市場は、どんな予想も織
り込む。Citiはトランプが仮に大統領になれば投資家は安全資産を目指し、金価格は1400ドル以上になると思うとい
う。
Goldcorpの創設者Rob McEwenは、Bloombergに対してClintonでもTrumpでもどちらになっても金価格に
とってはプラスとなり、2016年末までに1700ドル~1900ドルになるという。その理由はHillary Clintonと民主党
(議会選挙で勝ったとして)はバラクオバマ大統領が最初の任期中に採ったように非常に調和的な政策となり、彼女
が約束した多くの新しい利益のために資金を使うだろう。例えば元教師、小学校の校長として、Hillary Clintonの年
収8万5千ドル以下の家庭に対する単純な無料の学校計画には当惑してしまう。入学には他の大学が主要科目を通った
こととか、学業平均点や、標準店ストなどを基準にしているのにそうした審査は何もない。驚くことに彼女の計画で
は一般的な何時間受講したとか、学業平均点とかの基準が何もない。むろん彼女は法外な資金を使うわけではなく、
その予算は10年間で5000億ドルである。これがウェブサイトでClintonが書いている政府の施策の詳細な計画を指
摘しているわけではないが、米国は大きな財政問題を抱えている。
11月の選挙の前後で金価格がどのように動くか知るすべはない。しかし、財政的に保守的な候補は一人もいないこと
は事実である。どちらの候補も大量に資金を使う計画を次から次へと述べている。Paul Ryanに率いられる財政的に
保守的な共和党議会でさえ、どちらの候補についても奇妙な支出計画を破ることができるかもしれないが、それでも
予算の不足は引き続き4年~8年は増加するに違いない。それはFRBによる金融緩和の必要性を産むだろう。
Clinton demoTrumpでも不人気な候補者であるという事実を免れることはできない。
選挙の日が終わっても、彼らの計画に対する国内での議論や解釈は終わらないだろう。アメリカ人の多くはClintonに
してもTrumpにしても当惑していることには違い無い。もし何かが間違えば、それはいつもあることだが、当たらな
大統領の強がりは分割されたアメリカ人を引き寄せるには不十分だろう。
今年のインドのモンスーンは平年並みだったので、金の需要が期待できる
9月28日
今年のインドのモンスーン気候は問題なかったため、世界第二位の金消費国インドの金の購入が増えるのではない
かと期待されている。降雨が十分あったので、今年は昨年の金需要の二倍になるのではないかと期待しているとイン
ドWorld Gold Council会長のSomasundaram PRは述べている。
2年続いたモンスーン時期の日照りで、農民の収入が減少し、金の購入量が減った。9月28日までの時点で、イン
ドにおける降雨量は平年より3%少ないだけで、ほぼ平年並みと言える。
「モンスーンは問題ない。金の需要は堅調な伸びを示している。田舎の金需要がカギとなる」と同氏は述べている。
金銀の精製と貨幣鋳造をおこなっているMDof MMTC-Pamp IndiaのRajesh Khosla氏はインド南部の金需要が立
ち上がってきていると述べている。彼はまた、金のネックレスや宝飾品、バッグるは主に田舎で購入され、インドの
金需要の3分の2を占めているという。
今年のインドの金需要は昨年864.3トンだったが今年は750トン~850トンが予想されるとインドWorld Gold
Councilは述べている。
中国の金宝飾品需要は依然弱い
9月28日
深圳の中国の金需要は依然弱い。GFMSの担当者が、中国
深圳地区のShubei を訪れたところ、宝飾品のメッカである
同地区の宝飾品の売り上げは非常に悪いことがわかったとい
う。
Shubeiでの宝飾品の売れ行きを見れば中国全土の宝飾品の動
きや健全さが分かると言われるが、2016年第3四半期は異
なった様相を呈していたという。
一年を飾る最近の宝石展示会には寒々しい雰囲気であった
という。毎年開催されるこの宝飾品展示会は卸売り業者の参
加が少なくなっており、以前の賑わいが感じられないという。
いくつかの大手卸売り業者は今年は現れなかった。これはこ
の展示会に来る小売り業者のバイヤーが少なくなっているた
めだという。小売りの需要は大きく落ち込んでおり、前の四
半期は前年比30%減であったが、この四半期も少なく見積
Thomson Reuters GFMSによる
長引く宝飾品販売の不調は、国内経済成長が鈍化していることや将来が不透明なこと、インフレの兆しがあること
などのために消費者が財布のひもを締めているためだという。
大量の中国の負債はなぜ金買いの騒ぎを起こさないのか
9月28日
中国の負債は24兆ドル、年間GDPの247%の辺りをうろついている。実際
これは驚くことに10年で465%の増加である。2007年の金融機関と非金融
機関の両方の借り入れ合計はGDPのわずか78%であった。それ以来GDPは
309%増加していると野村ホールディングのYang Zhao oyobi Wnedy
Chenは述べている。
何人かの否定的態度を取る人は、中国の例はまだ緊急危機前の2007年の米
国よりはましだと述べている。しかし彼らは主要都市部の不動産部門が2000
年から2015年の間に4.5倍に増加していることを無視している。このような
増加は経験のある人間なら保持不能でバブルであると言うだろう。不動産価格
の急落は驚異的な水準まで影響を拡大するため経済に大きな脅威を与える。
巨額な財政赤字の脅威
IMFは、中国の赤字予算は3%と緩やかであるとしている。これなら問題はな
さそうである。IMFは単に政府の負債を現在の数値で述べているに過ぎないこれ
は公共支出に占める比率は20%以下である。一方地方政府や市町村の支出が
80%を占めている。仮にIMFがこれらを合計すれば、赤字予算は膨らんで10%
を超えふ。Goldman Sachsは実際の赤字予算は15%以上だと見ている。こう
した数値は財政危機が生じた2008年の米国の状態よりずっと悪い。
大半の国有企業は、以前の負債を払うための負債を増やしている。返済のための借り入れは次のグラフのように増
加している。中国政府は、雇用の確保のために、国有銀行の倒産を認めていない。もし国有企業の倒産を認めたら失
業者の数はスカイロケットで増加するだろう。
中国の巨額な米国債保有額は、それを放出することを制限
していると信じる多くの人がいる。Bocomのストラテジスト
Hao Hongは、「中国の金保有量は2009年に比べて二倍に
なっている。金を保有することでドルへの集中から免れてい
る。ドルは明らかに少なくすべきだ」と彼はいう。World
Gold Councilによれば、中国の金保有慮は2000年第2四半
期には395.01トンだったが、今や1,828トンに上っている。
2016年10月1日に中国元をIMFの特別引出権(SDR)の
5番目の通貨にするため、通貨ドルの競争者として金を背景と
した人民元を支持している。
最近開設された上海黄金交易所はロンドンの金取引所とは大
きく異なる。ロンドンはぱーぱー取引の金先物取引であるの
に対し上海黄金交易所はっ現物の受け渡しが中心となってい
る。中国国営テレビのコメンテーターTom Mcgregorは西側
諸国では金は架空の商品であるが、c上海では、買った物はあ
なたの物という減靴取引であると述べている。
結論
多くの新興諸国と同様に中国の負債はバブルの大きさになっ
ている。しかし中国は最近の金保有により、金を大きな方法
で学んでいる。次の危機において、大量の金保有を背景とし
て生き残るだけでなく繁栄をもたらすことを考えている。
ABNアムロ銀行による貴金属価格予想
9月30日
オランダの銀行ABNアムロ銀行は、第4四半期の金の価格は1300ドル~1350ドルとし、利上げが価格にい十分
織り込まれたら、再び上昇し、来年9月には1400ドル、来年末には1450ドルと予測している。
TOPIICs
プラチナ鉱山の祖利益は8.5%で経営するには低すぎる
金鉱山の粗利益は2015年24%だったが、16年は、26%に改善した。一
方プラチナ鉱山の粗利益は2015年は9%、16年は8.5%でいずれも低すぎ
て経営を継続することは難しいレベルにあると会計事務所PwCの年次報告書
で南アのプラチナ鉱山は述べている。
会計事務所によれば、適正な鉱山会社の素利益率は30%以上であった、
9%というのは税金や借り入れを賄うにも無理があるという。この利益率で
は鉱山経営を運営する費用ですら賄うのが困難であるという。そのため、資
本を増やすように努力する必要があり、それ以外には方法がないという。
なぜプラチナ鉱山は金鉱山のようにならないのかと聞かれて、会計事務所は、プラチナ鉱山の経営者はいずれ価格
は上がると見越して既存のシャフトをなんとか稼働させることにのみ集中している。ひとたびシャフトを閉鎖すると
再開するのに多くの資金が必要となるためであるといおいう。
ただ、現実的には、今やプラチナ鉱山は立ち行かなくなる直前の状態であり、将来はすべてが閉鎖されるかもしれ
ないという。南アの産業で2016年に障害があるのは、プラチナ産業であり、600億ランドの障害のうちプラチナ産
業が470億ランドを占めている。南アの鉱山レポートによれば、プラチナ分野は、2008年以前のコストの大半は、
価格が下落して以降一度も問い返されていないという。また新たななコストは消費者物価の伸びに近いもので、減少
はしていないという。現在のプラチナ価格は過去7.5年の平均価格以下で取引されている。過去の価格下落サイクル
は9年だったという。ただ、プラチナの価格を七ランド建てで見れば、実質価格は回復基調にあるという。
TOPIICs
今年の労使交渉は現在決裂
9月30日時点で、南アフリカの世界最大のプラチナ鉱山AMPLATS社は、労働組合the National Union of
Mineworker(NUM)が要求する賃上げ率14.5%に対して6.75%の回答で決裂しており、
世界第二位のImplats社はNUMの9.5%に対して7.5%の回答で妥結していない。
今後の予想
金価格に対する各種機関の予想はそれほど高くなっていない。上記ABNアムロ銀行は来年3月までの平均価格を
1325ドルとしている。Societe Generalは第4四半期は1350ドルで来年3月は1375ドルだがその後下がると見てい
る。ただし、トランプ氏が優勢、あるいは大統領になったときは急騰するという。金はトランプ氏頼みとなっている。
どうやら金価格はレンジの間で動くようになっているようだ。下限は1300ドル、上限は1350ドル~1400ドルと
いったところか。
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