ニュース - 潤滑油協会

No.194
JALOS ニ ュ ー ス
Japan Lubricating Oil Society
2010
7 月号
「 平 成 22 年 度 潤 滑 油 研 究 会 」 開 催
去る 7 月 9 日(金)、笹川記念会館(港区三田)において、「平
成 22 年度 潤滑油研究会」を開催いたしました。当日は会員を中心
に 120 余名の参加を得て盛況に行われました。
今回の研究会では、川崎重工業株式会社の久慈泰広氏、独立行政
法人製品評価技術基盤機構の平井祐介氏及び財団法人鉄道総合技術
研究所の曽根康友氏を講師に招き、それぞれご専門の立場から下記
テーマでご講演いただきました。
講演 1. 「2 輪車用 4 サイクルエンジンオイル規格の現状と今後の動向について」
川崎重工業株式会社 モーターサイクル&エンジンカンパニー 技術本部 第三設計部 第二課
課長
久慈 泰広 氏
「2 輪車用 4 サイクルエンジンオイル規格の現状と今後の動向について」と題し、エンジン、クラッチ
システム、トランスミッションの潤滑油を共用している二輪自動車用 4 サイクルガソリンエンジン油の自
動車規格改正について講演。
目
次
1. 「平成 22 年度 潤滑油研究会」開催
2. JALOS 講習会
「初級コース 試験・分析方法の体験研修」開催のご案内
3. JALOS 講習会「初級コース・工業用潤滑剤」開催のご案内
4. 「 10 JALOS 環境フォーラム」開催のご案内
5. 潤滑油統計に関する調査研究事業(平成 21 年度)
−世界の潤滑油統計(西欧)その 2−
6.
潤滑油需給統計
7.
協会の動き
8.
お知らせ
9.
今後の予定
社団法人 潤滑油協会
URL http://www.jalos.or.jp/
JALOS ニュース
具体的には、二輪自動車用 4 サイクルエンジンは駆動系を含め全ての部
品をエンジンオイルで潤滑するため、自動車用エンジンとではエンジンオ
イルへの要求性能が若干異なり、特に低粘度油及び低りん化への対応が課
題であることを言及。このため、新たにギヤピッチング試験法の開発が必
要であり、FZG 試験機及びユニスチール試験機による開発状況についてテ
スト結果を踏まえて解説。また、現行の JASO T904(二輪自動車−4サ
イクルガソリンエンジン油−クラッチ摩擦特性評価試験方法)規格につい
て、SAE NO.2 評価試験機のクラッチプレートの材質及び比較標準油
(JAFRE-A、-B)が変更となるため、規格が改正され、2011 年 4 月に規格発行の予定であることを言及。
講演 2. 「改正化審法とリスク評価」
独立行政法人 製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター リスク評価課
主任
平井 祐介 氏
「改正化審法とリスク評価」と題し、改正化審法の概要とその中で国に
よって実施される化学物質のリスク評価について講演。
具体的には、化審法の改正によってすべての化学物質が対象となること、
ハザードベース管理から、人や環境への排出量(暴露量)を考慮したリス
クベースの管理へ移行すること、改正化審法でのスクリーニング評価、リ
スク評価により、人の健康を損なうおそれ等がある化学物質による環境汚
染の防止のため、そのリスクが懸念される化学物質を明らかにする必要が
あることなどを解説。また、より現実に即した評価につなげるためには、
製造輸入業者は、より正確な「用途情報」等届出情報を把握し、国に届出されることが望まれ、川上、川
中、川下事業者間の連携と情報の共有が重要であることなどを言及。
講演 3. 「鉄道車両と潤滑油」
財団法人 鉄道総合技術研究所
材料技術研究部 潤滑材料
室長
「鉄道車両と潤滑油」と題し、安全性、耐久性に関する要求が非常に高
い鉄道車両の車軸軸受け等の最新技術動向について講演。
具体的には、鉄道車両における潤滑油・グリース等の使用箇所について
解説され、潤滑管理の必要性及び管理基準値等について言及。また更油の
ロングドレーン化、車両の高速化及び小型化に対応する潤滑油・グリース
等の開発例を試験結果を踏まえて解説。更に車両検査周期の延伸を図るた
め、機器の非解体診断の導入や潤滑油・グリースの劣化評価基準の設定等、
新たな車両検査体系への取り組みを例を挙げて解説。
−2−
曽根 康友 氏
JALOS ニュース
◆
J ALOS 講 習 会 「 初 級 コ ー ス
試験・分析方法の体験研修」開催のご案内
◆
平成 22 年 10 月 14 日(木)、15 日(金)の 2 日間にわたり、下記の要領にて JALOS 講習会「初級コ
ース
試験・分析方法の体験研修」を開催します。この講座では、潤滑油の選定及び使用中の管理におい
て必要不可欠な油の分析試験、評価手法の基礎について体系的に解説致します。試験成績書などに示され
ているデータから得られる情報を正しく理解し、サンプルの状況を適切に把握するためには、試験のやり
方とその結果が示す意味をしっかり身に付けておくことが大切です。
さらに、JALOS 技術センターの試験設備を用い、分析試験を実体験していただくとともに、分析試験、
解析、評価までの流れについて理解を深めていただきます。多数の方が受講されるようご案内いたします。
【講座概要】
受講対象者:潤滑剤関係業務(経験 1∼3 年程度の方)
日
程:平成 22 年 10 月 14 日(木),15 日(金)
定
員:20 名(先着順)
項
目:【講義】①試験・分析方法と目的
【体験】②一般物性の体験研修
③機器分析の見学研修
④エンジン試験の見学研修
受
講 料(テキスト代、消費税を含みます。)
:正会員 ¥ 16,000
特別・賛助会員
会
場:社団法人 潤滑油協会 技術センター
講
師:株式会社ジャパンエナジー分析センター
¥ 21,000
技師 中野
一般 ¥ 26,000
幸弘氏
及び潤滑油協会 技術センター職員
【受講申込み先および問合せ先】
社団法人 潤滑油協会 研修会担当 TEL
047-433-5181
FAX 047-431-9579
※詳細につきましては、同封の開催案内をご覧下さい。
−3−
JALOS ニュース
◆
JALOS 講 習 会 「 初 級 コ ー ス ・ 工 業 用 潤 滑 剤 」 開 催 の ご 案 内
◆
平成 22 年 10 月 21 日(木)、22 日(金)の 2 日間にわたり、下記の要領にて JALOS 研修会「初級コ
ース・工業用潤滑剤」を開催します。
この講座では、潤滑技術に関する第一線の専門家を講師に招き、工業用潤滑剤の日常管理に関する基礎
的事項の習得を目的としています。
工業用潤滑剤について、工業用潤滑油、金属加工油、グリースに大別し、その種類と特性、要求性能及
び選定・管理方法、トラブルシューティング、環境対策、労働安全等一連の管理手法について具体的にや
さしく解説します。
生産性の向上と地球環境の改善を推進するためにも、多数の方が受講されることをお勧めいたします。
【講座概要】
日
程:平成 22 年 10 月 21 日(木),22 日(金)
受講対象者:・潤滑剤関係業務(経験 1∼3 年程度の方)
・日常業務において工業用潤滑剤に興味を
お持ちの方
定
員:20 名(先着順)
項
目:<第 1 日目> 13:30∼17:30
①「工業用潤滑油と管理」
講師:コスモ石油ルブリカンツ株式会社 商品研究所
所長
藤井
淳 氏
<第 2 日目> 9:30∼16:30
②「金属加工油と管理」
講師:ユシロ化学工業株式会社
技術本部
第 1 技術部
切削油剤課
奥川 道彦 氏
③「グリースと管理」
講師:協同油脂株式会社 グリース技術部
齊田 理 氏
受
<日本グリース協会 技術委員会推薦>
講 料(テキスト代、消費税を含みます。)
:
正会員 ¥ 16,000
会
軸受グループ
特別・賛助会員 ¥ 21,000
一般 ¥ 26,000
場:航空会館(東京都港区新橋 1-18-1)
【受講申込み先および問合せ先】 前掲
※詳細につきましては、同封の開催案内をご覧下さい。
−4−
JALOS ニュース
◆
「 10 JALOS 環 境 フ ォ ー ラ ム 」 開 催 の ご 案 内
当協会では、潤滑油環境対策事業(資源エネルギー庁補助事業)の一環として、
「
◆
10 JALOS 環境フ
ォーラム」を開催致します。講演者が決定いたしましたのでお知らせいたします。
※詳細につきましては、次号にてご案内させて頂きます。
日
時:平成 22 年 11 月 18 日(木)
(受付開始時間:13:10 予定)
会
場:笹川記念会館 4F 第 1、2 合同会議室(鳳凰の間)
(〒102-0073 東京都千代田区九段北 4-2-25)
講演者:
●トヨタ自動車㈱ エンジンプロジェクト推進部 第 2 機能設計室
第 2G
グループ長 菊池
隆司 氏
グループ長 三浦
正年 氏
●コスモ石油ルブリカンツ㈱ 技術部技術 1 グループ
●新日本製鐵㈱技術開発本部 環境・プロセス研究開発センター機械技術部 機械保全技術グループ
グループリーダ
定
四阿 佳昭
氏
員:150 名
参加費:無料
お問合せ先:社団法人潤滑油協会・事業部
TEL047-433-5181
FAX047-431-9579
潤 滑 油 統 計 に 関 す る 調 査 研 究 事 業 ( 平 成 21 年 度 )
−世界の潤滑油統計(西欧)その 2−
当協会では、我が国の潤滑油統計の更なる充実及び精度向上を目指して、これまで海外の主要な潤
滑油市場の統計データ、統計事情等について継続的に調査を行って参りました。既に世界最大の潤滑油
市場である米国、次いで成長著しいアジア地域から中国、インド、韓国、インドネシア、タイ及び台湾、
並びに欧州のドイツ、フランス及び英国について調査結果を取りまとめました。
平成 21 年度(2009 年)は欧州の第 2 段として、ドイツ、フランス及び英国に次ぐ需要が見込まれ
た、イタリア、スペイン及びスウェーデンの 3 ヶ国について調査を行いましたので調査結果の概要を
ご紹介いたします。なお、統計調査の詳細につきましては「平成 21 年度基金対象事業報告書」を御覧
下さい。
−5−
JALOS ニュース
1. イタリアの潤滑油統計
3 ヶ国中で潤滑油需要が最も多いイタリアでは、国の統計法である国家統計システム(SISTAN:
National Statistical System)に基づき、統計機関のイタリア国立統計研究所(ISTAT:National
Institute of Statistics of Italy)が統計データを取りまとめ、政府の経済開発省(MED:Ministry of
Economic Development)が、潤滑油を含む石油製品の公式統計データを公開しています。また民間石
油団体のイタリア石油連盟(UP:Unione Petrolifera)では、国内の石油製品の詳細な統計情報を毎
年レポートとして取りまとめ、ホームページを通じて潤滑油の生産量、輸出入量、国内消費(販売)量、
並びにこれまでの需給推移データ等を入手することができます。イタリアの潤滑油需給の推移を図 1 に
示します。2008 年のイタリアの国内消費(販売)量は 499 千トン(対日本比約 32%)でした。
1,600
1,400
潤
滑
油
量
千
ト
ン
1,386(100)
1,266(91)
1,200
1,252(90)
1,205(87)
1,000
871
800
600
499
400
263
200
54
0
2005年度
生
産
輸
2006年度
入
輸
出
※イタリア石油連盟(UP)統計
2007年度
2008年度
国内消費(販売)
バンカー(航空機、船舶)
( )内は生産量指数(2005年=100)
図 1. イタリアの潤滑油需給の推移
2. スペインの潤滑油統計
スペインでは、公式統計の国家統計局(NSI:National Statistics Institute)の産業統計(工業生産
調査) で潤滑油の 生産量がま とめられて います。ま た潤滑油輸 出入量は、 国の産業観 光商工省
(Ministry of Industry, Tourism and Trade)が集計した値を貿易データベース(DataComex)から
入手できます。潤滑油消費(販売)量については、スペインの潤滑油民間団体のスペイン潤滑油協会
(ASELUBE:Asociación Española de Lubricantes)が、国内全体の潤滑油種別販売量を推定した結
果をホームページで公表しています。2005 年以降のスペインの潤滑油需給の状況をまとめた結果を図
2 に示します。ASELUBE の推定による 2008 年のスペイン国内の消費(販売)量は 485.8 千トン(対
日本比約 31%)でした。
−6−
JALOS ニュース
1,600
生産 注1)
1,400
輸入 注2)
輸出 注2)
1,200
国内消費(販売) 注3)
潤
滑
油
量
1,000
800
千
ト
ン
833(106)
782(100)
816(104)
799 (102)
600
486
400
2007年及び2008年の輸出入データは
2010年3月時点で未公表
200
2005年
2006年
2007年
2008年
注1) 国家統計局(INE)産業統計(PRODCOMより)
注2) スペイン産業観光商工省 海外貿易データベース Datacomex
( )内は生産量指数(2005年=100)
注3) ASELUBE推定量
図 2. スペインの潤滑油需給の推移
3. スウェーデンの潤滑油統計
スウェーデンでは、中央統計局(SCB:Statistics Sweden)が国の公式統計を担当していますが、
潤滑油の需給データは公表しておりません。過去には石油任意団体のスウェーデン石油協会(SPI:
Swedish Petroleum Institute)が、国内の石油統計データを整理・公表していましたが、潤滑油統計
データは 2005 年販売量データを最後にその後公開していません。今回の調査を通じてスウェーデン国
内機関から潤滑油統計データは入手できませんでしたが、前年度入手した欧州連合の潤滑油統計機関
(EUROPALUB)情報によると、スウェーデンの 2006 年潤滑油消費(販売)量は 148 千トン(2006
年対日本比約 8%)でした。
4. 西欧 3 ヶ国と日本の比較
イタリア、スペイン及びスウェーデンの西欧 3 ヶ国の潤滑油需給の状況を我が国の状況と比較して
図 3 に示します。
2,500
潤
滑 2,000
油
量 1,500
生産
千 1,000
ト
500
ン
輸入
輸出
国内消費(販売)
未公表
未公表
0
イタリア
スペイン
スウェーデン b)
【参考】日本 a)
a) 資源エネルギー・統計年報データ。単位は千キロリットル
イタリア、スペイン及び日本は2008年データ
b) EUROPLUBによる2006年データ
図 3. 西欧 3 ヶ国と日本の潤滑油需要
−7−
JALOS ニュース
潤滑油需給統計
5 月の生産量は 220 千 kL で前年同月比で 16.8%上回り、販売量は 125 千 kL で 4.9%上回った。
(千kL)
(%)
1,000
160
生産・前年同月比
900
150
800
140
700
130
600
120
月末在庫
500
110
販売量・前年同月比
400
100
輸出
輸入
300
90
販売量
生産
249
200
198
185
140
100
132
198
202
144
213
143
223
206
220
201
142
237
149
124
134
187
172
80
165
139
125
0
70
60
6月
7月
平成
21年
8月
9月
10月
11月
12月
平成
22年
1月
2月
3月
4月
5月
出典:経済産業省 資源・エネルギー統計月報(注:棒グラフ上段の数字は生産量、下段の数字は販売量)
−8−
JALOS ニュース
潤滑油需給統計(時系列表)
国内向販売
年
月
生産
輸入
Production
Import
Domestic
sales
平成19年
( 単 位 :kL)
販売部門
(製造業者・輸入業
生産部門
者)
Export Inventory Production
Sale section
division
(Manufacturers and
importers)
輸出
在庫
2,563,558
82,073
1,944,865
619,257
326,148
167,127
159,021
20
2,636,357
75,751
1,888,509
628,366
402,326
214,700
187,626
21
2,242,060
86,409
1,586,824
665,326
358,204
194,419
163,785
平成20年度
2,367,951
72,008
1,749,976
518,102
392,089
203,025
189,064
21
2,434,351
100,279
1,680,913
771,786
341,100
179,429
161,671
443,919
16,215
350,695
93,244
392,089
203,025
189,064
4∼6
557,273
20,549
402,158
194,951
344,067
172,419
171,648
7∼9
598,455
24,448
399,935
191,822
343,416
180,339
163,077
10∼12
642,413
25,197
434,036
185,309
358,204
194,419
163,785
平成22年1∼3月
636,210
30,085
444,784
199,704
341,100
179,429
161,671
平成21年 3月
157,420
4,645
124,956
40,758
392,089
203,025
189,064
4
183,761
5,279
143,461
51,805
377,631
198,570
179,061
5
188,682
7,332
118,867
68,216
377,635
197,800
179,835
6
184,830
7,938
139,830
74,930
344,067
172,419
171,648
7
198,347
8,569
131,587
63,171
345,528
175,897
169,631
8
198,183
7,923
124,259
67,775
348,205
178,333
169,872
9
201,925
7,956
144,089
60,876
343,416
180,339
163,077
10
213,450
7,937
142,597
61,743
349,943
181,765
168,178
11
206,444
8,486
142,009
64,537
346,544
183,048
163,496
12
222,519
8,774
149,430
59,029
358,204
194,419
163,785
200,922
9,865
134,285
66,994
357,025
189,128
167,897
2
186,688
4,643
138,551
58,989
338,525
171,579
166,946
3
248,600
15,577
171,948
73,721
341,100
179,429
161,671
4
237,308
7,948
165,135
69,160
342,312
176,390
165,922
220,307
7,487
124,729
73,958
360,618
190,316
170,302
116.8
102.1
104.9
108.4
95.5
96.2
94.7
平成21年1∼3月
平成22年 1月
平成22年 5月
前年同月比(%)
出典:経済産業省 資源・エネルギー統計月報
−9−
JALOS ニュース
協会の動き
○ISO 機械状態監視資格認定委員会に参画
6 月 22 日(火)に機械振興会館で開催された、(社)日本トライボロジー学会主催による「ISO 機械
状態監視資格認定委員会」に参画しました。
○第 58 回 ディーゼルオイル WG に参画
6 月 22 日(火)に石油連盟で開催された、石油連盟・(社)自動車工業会主催による「第 58 回 デ
ィーゼルオイル WG」に参画しました。
○第 1 回 潤滑油環境対策委員会
6 月 23 日(水)に航空会館において、第 1 回 潤滑油環境対策委員会(委員長:東京工業大学教授
益子 正文 氏)を開催しました。議事内容は以下のとおりです。
(1)平成 22 年度事業の進め方について
(2)その他
○標準試料委員会に参画
6 月 23 日(水)に㈱三菱化学アナリテックで開催された、
(社)石油学会主催による「標準試料委員
会」に参画しました。
○ISO・JIS 試験法分科会に参画
6 月 24 日(木)に石油連盟で開催された、石油連盟主催による「ISO・JIS 試験法分科会」に参画
し、ISO・JIS 原案について審議しました。
○製品部会に参画
6 月 24 日(木)に(社)石油学会主催による「製品部会」に参画しました。
○エンジン試験専門委員会に参画
6 月 25 日(金)に(社)石油学会で開催された、(社)石油学会主催による「エンジン試験専門委員
会」に参画しました。
○第 1 回 潤滑油製造業近代化委員会
6 月 29 日(火)に航空会館において、第 1 回 潤滑油製造業近代化委員会(委員長:三和化成工業㈱
武藤 英輔 氏)を開催しました。議事内容は以下のとおりです。
(1)平成 22 年度事業の進め方について
(2)その他
○XRF 試験方法専門委員会に参画
6 月 29 日(火)に(社)石油学会で開催された、(社)石油学会主催による「XRF 試験方法専門委
員会」に参画しました。
○ISO 18436-4 準拠 機械状態監視診断技術者(トライボロジー)資格取得のための訓練コースに講師を派遣
7 月 1 日(木)に(社)日本プラントメンテナンス協会で開催された、
(社)日本プラントメンテナ
ンス協会主催による「ISO 18436-4 準拠 機械状態監視診断技術者(トライボロジー)資格取得のため
の訓練コース」に講師を派遣しました。
○標準試料委員会に参画
7 月 2(金)、3 日(土)に ㈱島津製作所で開催された、(社)石油学会主催による「標準試料委員
会」に参画しました。
−10−
JALOS ニュース
○インフィニアム トレンズ 2010 に参加
7 月 6 日(火)に第一ホテル東京で開催された、インフィニアムジャパン㈱主催による「インフィニ
アムトレンズ 2010」に参加し、情報収集しました。
○第 1 回 技術分科会
7 月 7 日(水)に航空会館において、第 1 回 技術分科会(分科会長:新日本油脂工業㈱ 大中 崇資
氏)を開催しました。議事内容は次のとおりです。
(1)平成 22 年度事業の進め方について
(2)その他
○ISO 機械状態監視技術者資格 訓練機関技術委員会に参画
7 月 7 日(水)に(社)日本機械学会で開催された、(社)日本機械学会主催による「ISO 機械状態
監視技術者資格 訓練機関技術委員会」に参画しました。
○第 1 回 保安防災分科会
7 月 8 日(木)に航空会館において、第 1 回 保安防災分科会(分科会長:パレス化学㈱ 相川 延弘
氏)を開催しました。議事内容は次のとおりです。
(1)平成 22 年度事業の進め方について
(2)その他
○平成 22 年度 潤滑油研究会
7 月 9 日(金)に開催。内容は前掲。
○第 1 回 潤滑油省エネ・基油再生分科会
7 月 13 日(火)に東京国際フォーラム会議室において、第 1 回 潤滑油省エネ・基油再生分科会(主
査:ユシロ化学工業㈱ 小野 肇 氏)を開催しました。議事内容は次のとおりです。
(1)平成 22 年度報告書案について
(2)その他
○第 2 回 酸化安定度試験方法 TF
7 月 14 日(水)に航空会館において、第 2 回 酸化安定度試験方法 TF(主査:㈱ジャパンエナジー
分析センター 中野 幸弘 氏)を開催しました。議事内容は次のとおりです。
(1)JIS 酸化安定度試験方法改正案について
(2)その他
○ISO 18436-4 準拠 機械状態監視診断技術者(トライボロジー)資格取得のための訓練コースに講師を派遣
7 月 14 日(水)、15 日(木)、16 日(金)、17 日(土)に日本原子力発電㈱東海研修所で開催された、
日本原子力発電㈱主催による「ISO 18436-4 準拠 機械状態監視診断技術者(トライボロジー)資格取
得のための訓練コース」に講師を派遣しました。
○第 1 回バイオ再生重油 JIS 化委員会に参画
7 月 15 日(木)に JX ビルで開催された、全国オイルリサイクル協同組合主催による「第 1 回バイ
オ再生重油 JIS 化委員会」に参画しました。
○(社)日本トラボロジー学会 第 55 期 第 1 回 研究委員会に参画
7 月 15 日(木)に機械振興会館で開催された、(社)日本トライボロジー学会主催による「第 55 期
第 1 回 研究委員会」に参画しました。
○第 1 回 潤滑油新燃料対応分科会
7 月 16 日(金)に航空会館において、第 1 回 潤滑油新燃料対応分科会(主査:コスモ石油ルブリカ
ンツ㈱ 三浦 正年 氏)を開催しました。議事内容は次のとおりです。
(1)平成 22 年度事業の進め方について
(2)その他
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JALOS ニュース
お知らせ
○絶縁油中の微量 PCB に関する簡易測定法マニュアル(第 2 版)について
環境省から「絶縁油中の微量 PCB に関する簡易測定法マニュアル(第 2 版)について」が公表され
ましたので概要をお知らせします。
微量 PCB 汚染廃電気機器等は、PCB が使用されていた電気機器等と異なり、銘板等では PCB の含
有の有無を判断することができず、多くの電気機器等について実際に絶縁油に含まれる PCB 濃度の測
定を行う必要性があります。このことから、微量 PCB 汚染廃電気機器等の効率的かつ確実な処理を進
めるためには、分析精度が担保されつつ短時間にかつ低廉な費用で絶縁油に含まれる微量の PCB 濃度
を測定できる方法(簡易測定法)の確立が求められてきました。今般、新たに絶縁油中の微量 PCB 濃
度の測定に活用可能と判断された測定方法(下表)が簡易測定法としてマニュアルに追加されました。
表
絶縁油中の微量 PCB に関する簡易測定法マニュアル(第 2 版)に追加された測定方法
○機器分析法
・硫酸処理/ジビニルベンゼン-メタクリレートポリマーカラム分画/キャピラリーガスクロマトグラム/電子捕獲
簡易定量法
型検出器(GC/ECD)法
・ゲルパーミエーションクロマトグラフ/多層シリカゲルカラム/キャピラリーガスクロマトグラフ/電子捕獲型検
出器(GC/ECD)法
○機器分析法
・SO3 添加濃硫酸多層シリカゲル処理/キャピラリガスクロマトグラフ/電子捕獲型検出器(GC/ECD)法
・ヘキサン希釈/ガスクロマトグラフ/負イオン化学イオン化質量分析計(GC-NICI-MS)法
迅速判定法
○生化学的分析法
・高濃度硫酸シリカゲルカラム/フロースルー式免疫測定法(イムノアッセイ)
・硫酸処理/DMSO 抽出/硝酸銀カラム精製/イムノクロマトグラフ測定法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/フロー式イムノセンサー法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/間接競合酵素免疫測定(ELISA)法
問い合わせ先:環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
TEL:03-3581-3351(代表)、URL:http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12664
今後の予定
○創立記念日
禁無断転載
9月1日
発行日 平成 22 年 7 月 20 日
○JALOS 研修会「初級コース 試験・分析法の体験研修」
10 月 14 日,15 日 前掲
潤滑油協会
〒273-0015
千葉県船橋市日の出 2-16-1
○JALOS 研修会「初級コース・工業用潤滑剤」
TEL 047-433-5181(代表)
10 月 21 日,22 日 前掲
○
発行所 社団法人
FAX 047-431-9579
10 JALOS 環境フォーラム
印刷所 株式会社みつわ
11 月 18 日 前掲
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