ブレーメン州概況 2016年7月 在ハンブルク総領事館 1.ブレーメン州基礎データ等 (1)面積 419 ㎢ (2)人口 66 万人(2014 年 12 月現在) (3)州都 ブレーメン (4)内政 (イ)州首相:カーステン・ジーリング(SPD) (2015 年 6 月~。現在 1 期目) (ロ)政権: SPD/緑の党連立 (ハ)議会:計 83 議席 Senatskanzlei Bremen© SPD(29 議席) 、緑の党(14 議席)、CDU(20 議席) 、左派党(8 議席) 、 FDP(6 議席) 、AfD(5 議席) 、怒りの市民党(BIW) (1 議席) (ニ)前回州議会選挙結果(2015 年 2 月実施) SPD(32.8%) 、緑の党(15.1%) 、CDU(22.4%) 、左派党(9.5%) 、 BIW(3.2%) 、FDP(6.6%) 、AfD(5.5%) (ホ)概要 戦後一貫して SPD が与党を務めているが、2015 年 5 月の選挙の結果、SPD と緑の党の 連立与党がかろうじて過半数を維持したものの大幅な得票減となった。同結果を受けてベ ールンゼン州首相が辞任し、同年 6 月にジーリング SPD 連邦議会議員がブレーメン州首相 に選出された。同州はドイツの中でも財政基盤の弱い州の一つであり、財政赤字が常態化 するなど財政再建が最重要課題。加えて、2015 年上半期のブレーマーハーフェン港の積替 高が前年度に比べて約 6%の減少し国際貿易の弱体化が明らかになった他、難民の収容及び 統合対策等、課題は山積みとなっている。 (5)経済(統計値は 2015 年) (イ)国内総生産: 310.6 億ユーロ(前年比成長率:+4.9%、全独中シェア:1.0%) (ロ)主要産業: 商業、港湾、航空・宇宙技術、自動車、造船、鉄鋼、食品、運送等。 (ハ)同州輸出額は 164.5 億ユーロ、同州輸入額は 135.5 億ユーロ。 (ニ)コンテナ貨物取扱量は、ハンブルク港に次ぎ全独中第 2 位。 2.日本との関係 (1)領事関係 (イ)在留邦人数:266 名(2015 年 10 月 1 日現在) (ロ)ブレーメンにはブレーメン日本語補習授業校がある。 (2)経済関係 (イ)日系企業:スターゲート社、K-Line 社等計 4 社(2015 年 10 月 1 日現在) 。 (ロ)対日輸出:約 3 億 6140 万ユーロ、対日輸入:約 6,940 万ユーロ(2013 年) 。 (3)文化・学術関係 (イ)姉妹都市関係・その他の交流 (ⅰ)ブレーメン市と日本との間には姉妹都市関係はない。 (ⅱ)1991 年 3 月より、川崎市のモトスミ・ブレーメン商店街とブレーメンの商店街であ るロイド・パサージュが友好関係にある。(2011 年に交流 20 年となったことを記念して、 同年 5 月に同商店街ジャズバンドがブレーメンにおいて演奏した。 ) (ロ)その他の文化・学術関係 (ⅰ)ブレーメン経済大学において日本語の授業が行われている。 (ⅱ)ギムナジウム・アン・デア・ハンブルガー・シュトラーセには日本語コースがある。 同校は京都府宇治立命館高校と交流があり、毎年生徒が相互訪問を行っている。 (ⅲ)1981 年に設立されたブレーメン独日協会は、 「すき焼夕食会」 (有名な講演者を迎え ての講演会)を始めとした各種講演会や様々なイベントを実施している。
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