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No.
159
August 2014
「能登北部総合診療後期研修プログラム」
能登北部地域医療研究所で総合診療専門医
の資格が可能に
■学事
平成 26 年度大学院医学研究科入学式
平成 27 年度医学部・大学院・看護学部
入試要項
第 36 回納骨式
■学生の頁
医学部医療福祉体験実習
看護学部基礎看護学実習
■国際交流
第 5 回日中学術講演会
■学術
第 16 回 KMU 研究推進セミナー
平成 26 年度科学研究費助成事業交付決定
■病院
第75回・第76回がん診療連携拠点病院研修会
平成 26 年度緩和ケア研修会
■金沢医科大学氷見市民病院
平成 26 年度健康づくり教室
■管理・運営
平成 25 年度決算
JR 東京駅に電照看板・デジタルサイネージ
■随想
夏の思い出 − 69 年前の終戦のこと−
■同窓会・後援会
金沢医科大学北辰同窓会
金沢医科大学看護学部後援会さくら会総会
ニッコウキスゲ ─ 白山高山植物園にて
金沢医科大学報 159 号/2014.8
「能登北部総合診療後期研修プログラム」
能登北部地域医療研究所で総合診療専門医の資格取得が可能に
石川県初、日本プライマリ・ケア連合学会後期研修プログラム(ver.2.0 )として認定
団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年、日本は多角的に医療や介護
を必要とする後期高齢者が急増する超高齢社会を迎える。その時に、
高齢者が抱える多様な疾患に対応でき、かつ介護面においても指導力
を発揮できる医師が求められる。このため厚生労働省は「専門医の在
り方に関する検討会」を設置し、2017 年度から内科や外科などの従来
の基本領域専門医(18 領域)に総合診療専門医を加えた 19 専門医領域
による新しい専門医制度を打ち出した。これを受けて日本プライマ
リ・ケア連合学会は、17 年度からの総合診療専門医取得プログラムの
基盤となる後期研修プログラム ver.2.0 の整備を始めている。
金沢医科大学能登北部地域医療研究所は、2025 年問題に向けた医療
人育成にいち早く着手した。これまでの総合診療医育成のための日本
プライマリ・ケア連合学会専門医育成プログラム(ver.1.0 )の取得に続
き「能登北部総合診療後期研修プログラム」を打ち出し、2014 年 4 月、
石川県で初めて ver.2.0 として認定された。
本プログラムの研修期間は 3 年間とし、石川県穴水町をフィールド
とした外来・入院診療、救急医療、診療所活動および在宅診療等の研修内容で、総合診療専門医養成を目的
としている。これからの日本に求められる人材の育成に大きく貢献するものと期待される。
(能登北部地域医療研究所 濱中 豊記)
2
地域包括ケア研修
訪問診療研修を体験する留学生
救急外来指導
外来診療研修
金沢医科大学報 159 号/2014.8
能登北部総合診療後期研修プログラム( ver.2.0 )
3 年間のモデルスケジュール
4月
5月
6月
7月
8月
9月
1年目
総合診療専門研修Ⅰ(6 カ月)
(外来、訪問診療、地域包括ケア)
2年目
小児科病棟・外来
(3 カ月)
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
総合診療専門研修Ⅰ
(6 カ月)
(診療所外来、巡回診療・訪問診療、地域包括ケア)
救急科
(3 カ月)
3年目
総合診療専門研修Ⅱ
総合内科病棟・外来(6 カ月)
総合内科又は高齢医学科
(3 カ月)(選択)
総合内科又は循環器科
(3 カ月)(選択)
整形外科(3 カ月)
(自由選択)
皮膚科(3 カ月)
(自由選択)
(内科として入院診療と外来診療)
総合診療専門研修Ⅰ・Ⅱ
その他研修
研修期間:3 年間
指 導 医:中橋 毅 能登北部地域医療研究所所長
(プログラム責任者)
島中 公志 公立穴水総合病院病院長
研修場所:公立穴水総合病院、金沢医科大学病院等
プログラムの特徴:当プログラムの特徴は、石
川県穴水町が特に高齢化率の高い地域という背景に
加えて、指導医に老年病指導医がいることから、地
域の高齢者疾患の管理に焦点を当て、高齢者総合機
能評価、日々の高齢者の Common Disease への対応
スキル、高齢者の急変時の対応、終末期医療などが
経験できることである。患者中心で家族志向の医療
を提供する能力、包括的で継続的かつ効率的な医療
を提供する能力、地域・コミュニティーをケアする
能力を育み、地域指向型ケアを目指すプログラムと
なっている。
1 年目は、総合診療専門研修Iを行い、全科カン
ファレンス・抄読会、各種レクチャー、当直業務、
高齢医学科カンファレンス、多職種カンファレンス
などをとおして、地域に求められる医療の基礎的部
分を固めることに重点が置かれている。全ての医師
が備えるべき能力を身につけるため、各種カンファ
レンスにて、病歴・身体所見・検査所見の評価や的
確なアセスメントを行う。また EBM などを駆使し
た医療判断のトレーニングを行う。その一方で、家
庭医・プライマリ・ケア医が持つべき医学的な知識
と技術の基礎を固めるために、多職種と連携する患
者・家族中心の医療も身につけるようにする。また、
同時にポートフォリオを活用した臨床経験の振り返
りと経験の蓄積を行っていく。
2 年目は、小児科、救急科、総合内科(領域別研修)
を中心に研修し、臓器別の健康問題へのしっかりし
た対応能力を身につけるとともに、幼小児、思春期
のケアから高齢者のケア、女性および男性の健康問
題、メンタルヘルス、リハビリテーションに至るま
での経験を積む。また、地域の救急医療の研修は、
地域の幅広い医療需要への対応能力を養うと同時に
病診・病病連携の重要性を認識し、迅速で的確な医
療判断と医療連携能力を養う。
3 年目は、総合診療専門研修Ⅱを行い、6 カ月は主
に病院総合医(内科)として入院診療と外来診療を中
心に研修する。病院総合医として幅広い疾患に対応
できる能力を養いながら専門診療科や医療スタッフ
との連携力も高める。また、研修医の個性を伸ばす
ことを目的に自由選択 6 カ月を設定し、この間に各
研修医に応じた能力を伸ばす。
なお、その他研修(上図参照)の科目はブロック単
位で入れ替えを可能とする。
(能登北部地域医療研究所 中橋 毅記)
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金沢医科大学報 159 号/2014.8
学 事
ある喜びを味わい、一つでも多く世界を相手にする素
平成 26 年度
晴らしい研究の芽が生まれることを心から願う」と式辞
大学院医学研究科入学式
が述べられた。教員紹介の後、記念撮影が行われ入学
式は終了した。
午前 10 時 30 分から、基礎研究棟 3 階大学院セミナー室
平成 26 年 4 月 10 日(木)午前 10 時から、本部棟 2 階会
に会場を移し、大学院新入生オリエンテーションが実
議室 1 において平成 26 年度大学院医学研究科入学式が
施された。学生証、各種手続き書類が配付され、芝本
挙行された。
利重大学院医学研究科長の挨拶の後、教学課大学院担
初めに外国人留学生 4 名を含む新入生 31 名が紹介さ
れ、勝田省吾学長から「これから始まる 4 年間の研究生
当者から大学院の概要および履修方法に関する説明が
行われた。
活を通じて、かけがえのな
い経験を積み、それが一生
の財産となることを願う。
21 世紀は ゲノムで生命を
考える生命科学の時代 と
言われている。常に先端医
療を切り拓く研究が必要で
あり、医学の進歩を支える
のは、多くの研究者の堅実
な研究の一歩一歩の積み重
ねである。生涯の恩師とな
る指導教授の下で、自分で
考え、自分で手を動かし、
自分の目で確かめ、自分で
答えを出すという完結性の 平成 26 年度大学院医学研究科入学式
名誉教授称号授与式
平 成 26 年 5 月 7 日( 水 )本 部 棟 2 階 会 議
室 1 において、竹越 襄理事長から本年 3
月 31 日付けをもって教授職を定年退職さ
れた先生に、金沢医科大学名誉教授の称
号が授与された。
名誉教授の選考は、去る 3 月 25 日(火)
開催の名誉教授選考委員会において行わ
れ、勝田省吾学長の推薦に基づき、3 月
27 日(木)開催の第 940 回医学部教授会お
よび第 292 回総合医学研究所教授会で承
認された。 (医学部庶務課 出雲淳子記)
称号授与された方は次のとおり。
称号授与式にて
第 86 号 中川 秀昭 前公衆衛生学教授
第 87 号 竹上 勉 前総合医学研究所生命科学研究領域教授
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(教学課大学院担当 杉原一良記)
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
第 108 回医師国家試験報告会
平成 26 年 5 月 26 日(月)午後 5 時 40 分から病院本館 4 階 C41 講義室において第 108 回医師国家試験報告会が開催さ
れた。報告会では横山 仁医学部長が司会を担当し、勝田省吾学長の開会挨拶に続き、国試対策担当の飯塚秀明副学
長が今回の国試結果の概要および平成 26 年度の課題について、また、堤 幹宏国試対策室長が平成 26 年度国試対策に
ついて、前年度と異なる点や現在までの実施状況並びに今後のスケジュールについて説明し、意見交換が行われた。
(教学課 髙﨑正輝記)
平成 26 年度
金沢医科大学臨床教授(学外)委嘱状授与式
並びに学外臨床実習に係る懇談会
平成 26 年 5 月 13 日(火)午後 7 時からホテル日航金沢
において、学外臨床施設の医師 22 名を招き、竹越 襄理
事長をはじめ 15 名の教職員が出席して、金沢医科大学
臨床教授(学外)委嘱状授与式並びに学外臨床実習に係
る懇談会が開催された。
はじめに、竹越理事長から新任の臨床教授(学外)に
委嘱状が渡され、神野正博先生(恵寿総合病院理事長)
による「2025 年に向けた地域包括ケアと病院の役割」と
題した講演が行われた。
続いての懇談会では、和やかな中で活発な意見交換
が行われた。最後に、学外臨床施設を代表して大西寛
明先生(浅ノ川総合病院院長)がお礼の言葉を述べ、盛
会裡に終了した。
本学では、平成 7 年度から学生が医療チームの一員
となり、スチューデントドクターとして行動すること
を目的とした Clinical Clerkship(CCS )を導入し、平
成 11 年度からは、大学病院では得られない体験実習を
経験させるため、学外の医療機関において臨床実習を
行っている。また、平成 12 年度から受入施設の指導医
師の方々に対し臨床教授(学外)等を委嘱している。被
委嘱者数は、当初の 13 名から学外臨床実習の充実とと
もに増え、今年度は 41 名の方々が臨床教授(学外)に委
嘱された。
今年度、臨床教授(学外)に委嘱された先生方は次の
方々で、任期は平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31
日までとなっている。
伊藤 順
岩田 章
魚谷 知佳
大島 譲二
大西 寛明
興村 哲郎
(医学部庶務課 川上英悟記)
伊藤病院院長
金沢赤十字病院院長
予防医学クリニック院長
医療法人くぼじまクリニック理事長
浅ノ川総合病院院長
千木病院院長
勝木 保夫 やわたメディカルセンター理事長
亀谷 富夫 厚生連高岡病院院長
川崎 英 金沢西病院院長
神野 正博 社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院理事長
菊池 豊 町立富来病院院長
喜多 一郎 独立行政法人地域医療機能推進機構金沢病院院長
北田 博久 医療法人社団らいふクリニック理事長
北村 立 石川県立高松病院院長
京井 優典 国民健康保険志雄病院院長
近藤 邦夫 近藤クリニック院長
佐久間 寛 芳珠記念病院院長
佐藤 秀次 金沢脳神経外科病院病院長
佐原 博之 さはらファミリークリニック院長
島中 公志 公立穴水総合病院院長
清水 淳三 北陸中央病院院長
清水 幸裕 南砺市民病院院長
関 秀俊 国立病院機構医王病院院長
髙田 充彦 医療法人社団宇野気医院理事長
滝川 豊 公立宇出津総合病院院長
竹内 尚人 医療法人社団光仁会木島病院理事長
中藤 秀明 医療法人社団中藤クリニック理事長
中村 一郎 岡部病院院長
南部 澄 なんぶこども医院院長
浜田 秀剛 珠洲市総合病院病院長
藤井 久丈 医療法人社団藤聖会八尾総合病院理事長
藤井 博之 医療法人社団博洋会藤井脳神経外科病院理事長
前田 敏男 映寿会みらい病院院長
松原 三郎 松原病院院長
的場 宗敏 的場医院院長
丸岡 達也 医療法人社団まるおかクリニック理事長
三浦 利則 公立南砺中央病院院長
宮崎 誠示 特定医療法人扇翔会南ケ丘病院理事長
山田 燦 サンクリニックやまだ院長
若林 時夫 石川県済生会金沢病院院長
和久 祥三 兵庫県立柏原病院小児科部長
(五十音順、敬称略)
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学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
医学部
平成 27 年度
入学試験要項
■一般入学試験
一般入試は第 1 次試験で学力試験が行われ、合格
者に第 2 次試験として小論文、面接試験を課して最
終判定が行われる。
1. 募集人員 70 名
2. 出願期間 平成 26 年 12 月 8 日(月)から
平成 27 年 1 月 13 日(火)まで
3. 試験期日
第 1 次試験 平成 27 年 1 月 22 日(木)
第 2 次試験 平成 27 年 2 月 3 日(火)、
4 日(水)のうち希望する日
4. 試験科目
第 1 次試験 外国語(英語Ⅰ・Ⅱ、リーディング、
オーラルコミュニケーションⅠ・Ⅱ)、
数学Ⅰ(
「データの分析」を除く)
・
数学Ⅱ・数学Ⅲ(「複素数平面」を
除く)
・数学 A(「整数の性質」、
「空
間図形」を除く)
・数学 B(「確率分
布と統計的な推測」を除く)、
理科(物理基礎・物理(「原子と原
子核」を除く)、化学基礎・化学、
生物基礎・生物から 2 科目選択)
第 2 次試験 小論文・グループ面接
5. 試験会場
第 1 次試験 本学/金沢医科大学
東京/TOCビル本館
大阪/大阪国際会議場
名古屋/名古屋ガーデンパレス
札幌/札幌ガーデンパレス
仙台/仙台ガーデンパレス
福岡/福岡国際会議場
第 2 次試験 本学/金沢医科大学
6. 合格者発表日
第 1 次試験 平成 27 年 1 月 27 日
(火)
第 2 次試験 平成 27 年 2 月 6 日
(金)
■特別推薦(AO )入学試験
学力を中心とした入学試験では評価が困難な学習
意欲、使命感、人間性の評価に重点を置いて選考が
行われる。将来への目標が明確であり、かつその目
標が本学の求めるものと合致する者について、書類
選考や面接に十分な時間をかけ、人物本位で選抜を
行っている。
1. 募集人員 10 名
6
平成 27 年度 「医学部案内」と「入試ガイド」
2. 出願資格(次の条件を満たす者)
(1 ) 平成 26 年 4 月 1 日現在、25 歳以下の者
(2 ) 高等学校を卒業した者及び平成 27 年 3 月卒
業見込みの者またはそれと同等以上の学力
があると認めた者
(3 ) 合格した場合には必ず入学することを確約
できる者
3. 出願要件(次のいずれかに該当する者)
(1 ) 本学卒業後、出身地の地域医療の発展、向
上に貢献する意志の強固な者
(2 ) 本学卒業及び本学大学院修了後、本学で教
育、研究、診療に従事し、本学の発展に貢
献する意欲の旺盛な者
(3 ) 本学卒業後、発展途上国への医療援助など
国際医療援助活動に貢献する意欲の旺盛な者
(4 ) 上記以外の者で、出願動機が本学建学の精
神に合致している者
4. 出願期間 平成 26 年 9 月 1 日(月)から
平成 26 年 9 月 8 日(月)まで
5. 試験期日及び試験科目
第 1 次選考 書類選考
第 2 次選考 平成 26 年 10 月 19 日(日)
基礎学力テスト、グループ面接、
個人面接
6. 合格者発表日
第 1 次選考 平成 26 年 9 月25 日(木)
第 2 次選考 平成 26 年10 月23 日(木)
■公募制推薦入学試験
本学の推薦入試は、医学に対する目的意識が明確
学 事
で、人間性豊かな人物を選抜することを目的として
実施している。
学力試験のみの選抜ではなく、面接を重視し、例
えば高等学校で指導的役割を果たした実績や、クラ
ブ活動においてよい成績を修めた実績など、学力以
外の面でも医師としての資質を備えた人材を求めて
いる。
1. 募集人員 20 名
2. 出願資格 現役又は 1 浪で 19 歳以下の者、全体の
評定平均値が 3.8 以上である者
3. 出願期間 平成 26 年 11 月 1 日(土)から
平成 26 年 11 月 8 日(土)まで
4. 試験期日 平成 26 年 11 月 15 日(土)
5. 試験科目 基礎学力テスト、小論文、
グループ面接
6. 合格者発表日 平成 26 年 11 月 20 日(木)
■指定校・指定地域推薦入学試験
金沢医科大学報 159 号/2014.8
校で普通科または理数科を有する学校(高等専門学
校を含む)を指定校として県内の地域医療を担う医
師の育成を目的としており、強い使命感と意欲のあ
る人材を求めている。
指定地域推薦入試は、富山県氷見市に在住し、氷
見市の地域医療に貢献する強い意志を持った人材の
育成を目的とし、氷見市長から推薦がある者を対象
としている。
1. 募集人員 5 名
2. 出願資格 上記の条件を満たし、現役又は 1 浪で
全体の評定平均値が 4.0 以上である者
3. 推薦人数 1 高校につき 2 名まで
4. 出願期間 平成 26 年 11 月 1 日(土)から
平成 26 年 11 月 8 日(土)まで
5. 試験期日 平成 26 年 11 月 15 日(土)
6. 試験科目 基礎学力テスト、小論文、
グループ面接
7. 合格者発表日 平成 26 年 11 月 20 日(木)
指定校推薦入学試験は、石川県内の全日制高等学
■編入学試験(平成 26 年度)
第 1 学年次後期編入
編入学試験は文系、理系を問わず、4 年制以上の
大学を卒業もしくは卒業見込みの者及び 4 年制以上
の大学に 2 年以上在学し、62 単位以上修得または修
得見込みの者を対象としている。既に履修している
教養科目の一部重複履修を省いて効率的に医学の専
門教育を実施し、医学の研究及び医療の実践に貢献
する有為な人材の育成を目的としている。
1. 募集人員 5 名
2. 出願期間 平成 26 年 8 月 11 日(月)から
平成 26 年 8 月 18 日(月)まで
3. 試験期日 平成 26 年 8 月 31 日(日)
4. 試験科目 外国語(英語)
、数学、小論文、
グループ面接
5. 合格発表 平成 26 年 9 月 4 日(木)
お問い合わせ及び入試要項請求は下記へ
〒 920-0293 石川県河北郡内灘町大学 1 − 1
金沢医科大学入学センター
直通電話:076-218-8063
FAX:076-286-6279
E-mail:[email protected]
ホームページ:http://www.kanazawa-med.ac.jp/
7
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
大学院医学研究科
平成 27 年度
選抜試験要項
1. 募集人員 35 名
2. 出願資格 • 大学の医学部、歯学部又は修業年限 6 年の獣
医学部、薬学部を卒業した者及び平成 27 年 3
月卒業見込みの者
• 外国において、学校教育における 18 年の課程
(最終の課程は医学、歯学、獣医学又は薬学)
を修了した者及び平成27年3月修了見込みの
者
• 本大学院が個別の入学資格審査を行い、大学
の医学部、歯学部又は修業年限 6 年の獣医学
部、薬学部を卒業した者と同等以上の学力が
あると認めた者で、24 歳に達した者
• 本大学院が大学の医学部、歯学部又は修業年
限 6 年の獣医学部、薬学部を卒業した者と同
等以上の学力があると認めた者
8
3. 出願期間
平成 26 年10 月 1 日(水)から
平成 26 年10 月 10 日(金)まで
4. 試験期日 平成 26 年10 月 30 日(木)
5. 試験科目 筆記試験(英語)
、面接試験
6. 合格者発表日 平成 26 年11 月 14 日(金)
なお、募集人員に満たない場合は追加募集を実施
する。
お問い合わせ及び入試要項請求は下記へ
〒 920-0293 石川県河北郡内灘町大学 1 − 1
金沢医科大学教学課(大学院担当)
電話:(代表)076-286-2211(内線 2522 )
FAX: 076-286-6054
E-mail: [email protected]
ホームページ:http://www.kanazawa-med.ac.jp/
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
看護学部
平成 27 年度
入学試験要項
看護学部アドミッションポリシー
(入学者受入方針)
【教育理念と目標】
金沢医科大学看護学部は、人間性豊かな医療人の
育成、知識と技術の追求、人類社会への貢献という
本学の建学の精神にもとづいて、安全で質の高い信
頼される看護の実務を行うことができる人材を養成
するために設立された。
本学部学生には、看護の質が医療を必要とする人
の治療の成否にきわめて重要な関係をもち、かつ生
命に直接かかわるものであることを十分に心得て、
その理論、知識、技術を学ぶ事が求められる。さら
に社会における医療、保健、福祉の役割を認識して、
積極的に関与しつつ学習を進め、日進月歩の医学、
変化する社会的条件に的確に対応できる資質と能力
を生涯にわたって養うことが求められる。
【求める学生像】
金沢医科大学看護学部では、上記のような条件に
沿って教育・学習を進めるため、下記のような資質
を備えた人材を求める。
① 基礎学力:レベルの高い看護学を学ぶために必
要となる、高等学校までに履修した全教科(特
に国語、英語、数学及び理科の各科目)に亘る
しっかりとした基礎学力を備えていること
② 知的好奇心・持続性:知的好奇心が旺盛で、学
習への集中力、忍耐力、持続性を備えている
こと
③ 協調性:周囲に対する協調性や思いやりの心を
持ち、いつも自己啓発を怠らないこと
④ 尊重性:人の尊厳に敬意を持って接することが
できること
⑤ 人間性:自分を含め、人間をいとおしむこと
■編入学試験(第 3 学年次編入)
■推薦入学試験
1. 募集人員
2. 出願資格
3.
4.
5.
6.
20 名
現役又は 1 浪で全体の評定平均値が
3.5 以上である者
出願期間 平成 26 年11 月 1 日(土)から
平成 26 年11 月 8 日(土)まで
試験期日 平成 26 年11 月 16 日(日)
試験科目 基礎学力テスト、小論文、
グループ面接
合格者発表日 平成 26 年 11 月 21 日(金)
■一般入学試験
1. 募集人員
2. 出願期間
50名
平成 27 年 1 月 5 日
(月)から
平成 27 年 1 月 31 日(土)まで
3. 試験期日 平成 27 年 2 月 12 日
(木)
4. 試験科目 英語Ⅰ・Ⅱ、数学Ⅰ(「データの分析」
除 く )・ 数 Ⅱ・ 数 A(
「整数の性質」
、
「 空 間 図 形 」を 除 く )、 理 科( 化 学 基
礎・生物基礎・物理基礎から1科目
選択)
、 グループ面接
5. 合格者発表日 平成 27 年 2 月 18 日(水)
1. 募集人員
2.
3.
4.
5.
6.
10 名(保健師選択者 8 名以内、助産師
選択者 2 名以内を含む)
出願資格 看護師免許を有している者又は看護
師国家試験受験資格を有している者
出願期間 平成 26 年 8 月 11 日(月)から
平成 26 年 8 月 18 日(月)まで
試験期日 平成 26 年 9 月 13 日
(土)
試験科目 英文読解、小論文、個人面接
合格者発表日 平成 26 年 9 月 18 日(木)
平成 27 年度 「看護学部案内」と「入試ガイド」
お問い合わせ及び入試要項請求は下記へ
〒 920-0293 石川県河北郡内灘町大学 1 − 1
金沢医科大学入学センター
直通電話:076-218-8063
FAX:076-286-6279
E-mail:[email protected]
ホームページ:http://www.kanazawa-med.ac.jp/
9
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
をしていただいた方のうち 11 名の方のご遺族に対し、
第 36 回 納骨式
東 伸明教授(解剖学Ⅰ)から文部科学大臣感謝状が手渡
された。
次に本部棟 2 階会議室 1 において、同じく昨年度に献
平成 26 年 4 月 19 日(土)
、納骨式に先立ち、午前 10 時
体をしていただいた方のうちご遺骨の返還を希望され
から本部棟 2 階会議室 2 において、平成 25 年度に献体
た 16 名のご遺族に、東教授からご遺骨が返還され、本
間 智教授(解剖学Ⅱ)から感謝の言葉が述べられた。
午前 11 時から、第 36 回納骨式が本学慰霊碑(納骨堂)
前において、ご遺族、天寿会役員、役職教員、教職員、
医学部第 3 学年生、看護学部の代表学生等、約 230 名の
参列のもと厳粛に執り行われた。
今回、納骨が行われたのは、平成 25 年度の解剖学実
習に供させていただいた 31 柱のご遺骨である。ご遺骨
は、本間教授の先導により医学部第 3 学年生 31 名の胸
に抱かれて入場、島田ひろき講師(解剖学Ⅰ)によりご
芳名が朗誦されるなか丁重に納骨された。
納骨後、勝田省吾学長から、献体をされた方々のご
参列者による献花
遺志とご遺族の寛容な志に敬意と謝意を表す式辞が述
べられた。その後、参列者全員による献花が行われ、
故人に敬意と感謝の念を捧げご冥福をお祈りした。
学生を代表し医学部第 3 学年の市川 賢君が、解剖学
実習のために尊いご遺体をお寄せくだされた故人の崇
高なるご遺志と、ご遺族の皆様の深いご理解に対して、
尊敬と感謝の念を捧げる旨のお礼の言葉を述べた。参
加した学生は、故人のご恩に報いるためにも、良医を
めざし生涯にわたり努力をするべく誓いを新たにした。
八田稔久教授(解剖学Ⅰ)からご参列いただいた皆様
への挨拶が行われ式は終了した。(教学課 越井貴絵記)
学生を代表して謝辞を述べる医学部第 3 学年市川 賢君
第 42 回 解剖学実習解剖体
納棺式
最後に、本間 智教授(解剖学Ⅱ)から挨拶があり閉式
となった。
その後、各班の学生により順次出棺が行われた。
(アナトミーセンター 芹川富美男記)
平成 26 年 6 月 26 日(木)アナトミーセンター3 階実習
室において、第 42 回解剖体納棺式が、解剖学教室の教
職員および実習を修了した医学部第 2 学年生の参列の
もと厳粛に執り行われた。
司会進行を務める学生の酒野真衣さんと羽場彩子さ
んが開式を宣言したあと、各班の学生が 31 柱の御霊に
献花を行った。続いて各班の学生代表によるお棺の蓋
に釘を打つ「〆釘」の儀式が行われた。
学生を代表して上田菜保子さんが、
「解剖実習で得た
多くの知識と経験を糧に、今後一層の努力を重ね良医の
道を邁進してゆくことを誓います」とお礼の言葉を述べ、
参加者全員で故人のご冥福をお祈りし、黙祷を捧げた。
10
感謝を込め黙祷を捧げる学生たち
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
歓談の後、定年退職された先生方に記念品の目録と
金沢医科大学
花束が贈呈され、横山 仁医学部長の閉会の挨拶をもっ
教授歓送迎会
て盛会のうちに終了した。(医学部庶務課 出雲淳子記)
対象者の方々は次のとおり。
平成 26 年 5 月 22 日(木)午後 6 時 30 分からホテル日航
【退 職】
金沢において、総勢 104 名が出席し、法人役員と教授会
中川 秀昭 教授(公衆衛生学)
の共催で「金沢医科大学教授歓送迎会」が開催された。
竹上 勉 教授(総合医学研究所生命科学研究領域)
竹越 襄理事長、勝田省吾学長の挨拶に続き、定年退
【就 任】
職された 2 名ならびに平成 25 年 6 月1日∼平成 26 年 4
伊藤 透 教授(消化器内視鏡学)
月 1 日までに就任された 14 名の教授が紹介され、それ
宮澤 克人 教授(泌尿器科学)
ぞれに挨拶を述べた。
和藤 幸弘 教授(救急医学)
笹川 寿之 特任教授(産科婦人科学)
高田 久 臨床教授(氷見市民病院 脳神経外科)
東 伸明 特任教授(解剖学Ⅰ)
倉田 康孝 特任教授(生理学Ⅱ)
兼氏 歩 臨床教授(整形外科学)
古田 壽一 臨床教授(健康管理センター)
村上 望 臨床教授(氷見市民病院 一般・消化器外科)
平松 知子 教授(看護学部 老年看護学)
柳原 真知子 教授(看護学部 母性看護・助産学)
石垣 靖人 教授(総合医学研究所生命科学研究領域)
高林 晴夫 特任教授(FDD-MB センター)
教授歓送迎会
平成 26 年度
新任教員オリエンテーション
平 成 26 年 6 月 19 日( 木 )午 後 5 時 か ら、 本 部 棟 3 階
A31 講義室において、平成 26 年度新任教員オリエンテー
ションを実施した。参加者は平成 25 年 6 月 1 日以降に採
用された教員および医員等から助教に昇任した教員 34
名ならびに病院職員 7 名を含む計 41 名であった。
初めに勝田省吾学長にから「本学の教育方針」、横山
仁医学部長から「医学部カリキュラム」
、堀 有行医学教
育センター長から「本学の医学教育の特徴と課題」、望
月 隆教務部長から「医師国家試験対策」、さらに、岩淵
邦芳科研対策特別委員会委員長から「科研費の申請」に
本学の教育方針を説明する勝田学長
ついて説明が行われた。地域の健康管理を担う「かかり
つけ医」あるいは総合病院などで専門医療を担う医師の
育成には、医学の知識技能だけでなく、豊かな人間性
を育てる環境が必要である。教育担当の教員とその土
壌となる大学と病院の全ての教職員が、医師育成に対
する高い意識を持つ良い機会となった。
(医学教育センター 堀 有行記)
11
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
「コンビニ深夜営業は必要か」、
「救急車は有料にすべき
看護学部
か」、
「当学部の魅力を全国に発信」
、
「なぜ私たちは愛を
求めるのか」など、それぞれに興味深いテーマであった。
新入学生宿泊研修
他者の意見を聴き、ネットから入手した客観的なデー
タを分析することによって討論が深まっていった。
平成 26 年 5 月 15 日(木)、16 日(金)に看護学部新入
2 日目の午前にはグループワークの発表会を行った。
生の学外研修を実施し、新入生 78 名全員と教職員が参
短い時間であったが簡潔にわかりやすく発表され、質
加した。
疑応答も活発で教員が口をはさむ余地がないくらいで
ようこうじ
千里浜レストハウスでの昼食後、羽咋市の曹洞宗永光寺
で座禅を体験した。姿勢が崩れると警策で打たれるが、
そうでなくてもお辞儀・合掌すれば打ってくださると
あった。最優秀賞、教員特別賞を選出し、学生たちが
選んだ気の利いた賞品が授与された。
初日の夕食後は学生主催のゲーム大会で大笑いをし、
のことである。40 分の座禅の間、あちらこちらでパシッ、
2 日目のお昼には内灘サイクリングターミナルで学部長
パシッと警策の音が響いた。
はじめ現地集合した教員も交えてバーベキューを楽し
座禅のあとは宿泊先の休暇村能登千里浜でグループ
ワークなどを行った。グループワークでは、12 班に
んだ。この研修での経験がこれから歩む学生生活の糧
となってくれればと願う。
分かれ、自分たちが決めたテーマで話し合いをした。
グループワーク
休暇村能登千里浜にて
12
グループワークの発表会
(看護学部 森河裕子記)
学生の頁
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
平成 26 年度 医学部第 1 学年
医療福祉体験実習(実施期間 : 平成 26 年 5 月 12 日∼ 16 日)
医学部第 1 学年で実施される医療福祉体験実習の目的は、福祉施設などでの実体験を通して、社会における医療
と福祉・介護の接点についての理解を深め、将来医師となるために必要な学習の動機付けにすることである。今年
度も新入生全員が、入学からほぼひと月後の 5 月中旬、学外施設での 2 日間の体験実習に臨んだ。
実習期間は 5 日間であるが、1 日はオリエンテーション、残りの 2 日は学内実習に充てられる。学内実習では、学
外講師の講演、障害者をテーマにした DVD の視聴、一次救命処置実習、情報検索実習が実施された。
体験実習に先立ち学生たちは、障害児や高齢者看護を専門とする看護学部の教員および高齢医学の担当教員から、
福祉施設の概要や実習の心構えについての講義を受けた。また、3 ∼ 4 人の実習グループごとに実習先施設の情報収
集を行い、事前の準備を整えた。
今年度実習を引き受けていただいた学外施設は、以下の 17 施設である。
〈体験実習を行った施設〉
金沢市:医王病院、石川療育センター、木島病院、
かほく市: ことぶき園
千木病院、千木町ケアセンター、
能美市 : 芳珠記念病院
ひろびろ作業所
野々市市: 金沢脳神経外科病院
穴水町:公立穴水総合病院
内灘町 : 内灘温泉保養館、内灘の風、夕陽ヶ丘苑
七尾市:青山彩光苑、鶴友苑、和光苑
氷見市 : 金沢医科大学氷見市民病院
これらの施設で学生たちは、担当職員の皆様のご指導と入所者の方々のご理解のもと、教室では決してできない
体験をし、多くのことを感じ取ったであろう。医師としての自分のあるべき姿を、改めて考え直すきっかけにして
ほしい。
(医療福祉体験実習ユニット責任者 原 亮記)
医療福祉体験実習記
今回の実習では、食事介助・入浴介助・入所者さん
実習先: 夕陽ヶ丘苑
いしはら
か
な
石原 香奈(医学部第 1 学年)
【実習の内容】
とのコミュニケーションを中心に体験させていただい
た。折り紙や簡単なボール遊び、洗濯物を一緒に畳む
ことなどを通して入所者さんと触れ合った。二日目の
夕陽ヶ丘苑は介
実習では近くの森林公園への散歩に同行させていただ
護老人福祉施設(特
き、車いすを押して、フジやツツジなど花の観賞をし
別養護老人ホーム)
たり、レストランで昼食をとったり、動物園に行った
で あ る。 日 常 生 活
において常に介護
りした。
【実習から何を得たか】
が必要な入所者さ
私は「実際の介護に触れることで高齢者の方に対する
んの生活支援や機
意識を高め、相手の気持ちを学び、気遣い、交流する」
能 訓 練、 健 康 管 理
という目標を持って実習に臨んだ。しかし、実際に施
などを行っており、
設に足を運んで体験させていただいて、重度の要介護
現在 97 名の方が入
の方とはコミュニケーションをとることすら困難であ
所 さ れ て い る。 こ
ることがわかった。というのも、そもそも介護度の高
の施設では終末期
い方は喋ったり明確な意思を表現したりすることがで
ケア(看取り介護)
きないからだ。そのような中でも介護スタッフの方は、
を重視しており、入所者さんが人間としての尊厳を保
入所者一人ひとりが、できることできないことを見極
って人生を送ることができるように身体的・精神的苦
めて介護にあたっていた。食事の介助が必要でない人
痛、苦悩を緩和する介護を提供している。
には介助をしない、自分でドアを開けられる人には自
13
学生の頁
金沢医科大学報 159 号/2014.8
力で開けてもらうなど、その方が今できることを最大
夕陽ヶ丘苑のイベントの一つである春の遠足に同行さ
限に尊重し、少しでも入所者さんの可能性を伸ばして
せていただいた。入所者さん一人に対し必ず一人の職
いく介護を大切にしていることがわかった。
員が付き添うので多くの方が参加できるわけではなか
った。普段なかなか外出する機会のない入所者さんた
【全体の感想】
実習は私があまり踏み込んだことのない世界での体
ちはバスの中でも外の景色を眺めたりとても嬉しそう
験だったので、介助など数多くの面で驚きがたくさん
にされていた。向かった先の森林公園で、私はスタッ
あった。その中で特に印象に残ったのは夕陽ヶ丘苑の
フの方と一緒にバスや車の乗り降りの際の車椅子の出
あたたかさだ。施設内は常に一定の温度に保たれ、室
し入れをしたり坂道で車椅子を押したりした。これら
内は十分な光がとりこめるようになっており、事前実
の介助は思ったより重労働だった。けれど外で新鮮な
習で考えていたよりも明るい雰囲気だった。また、入
空気を吸い、自然と触れ合っている入所者さんの表情
所者さんは自分の部屋に個人の家具や今まで使ってい
が施設内にいる時よりも格段にやわらかくのびのびと
た洋服やタオルなどを持ち込むことができ、家庭との
されていて、介助の手助けをできたことがとても嬉し
結びつきを重視し、最期の時をその人らしく尊厳をも
かった。
って過ごすことができる場所になっているのだと思っ
実習を通してコミュニケーションは勿論、人と人と
た。とはいえ、施設では重度の要介護者の方や認知症
が接する時の細やかな気遣いがとても大切になるとい
の方の安全性を考慮し、入所者さんが気軽に外に出ら
うことを改めて感じたので、今後に活かしていきたい
れないよう厳重に施錠されていた。実習二日目、私は
と思う。
実習先:和光苑 西棟との施設内の造りの違いや施されている工夫など
もり
たかひさ
森 貴久(医学部第 1 学年)
【実習の内容】
のお話を聞くことができた。その後西棟に行き、はじ
めに特別浴室の方の入浴介助として浴室・部屋・洗面
所への誘導を行った。さらに食事介助を行い、積極的
和光苑は石川県七尾市とい
に配膳したりおしぼりを配ったりした。最後にレクリ
う大自然に囲まれた場所にあ
エーションに参加した。参加者は日帰りの方々で、前
り、通所リハビリ・短期入所・
入所のサービスを提供する介
日以上に色々な方々とお話をした。
【実習から何を得たか】
護老人保健施設として運営さ
今回私が実習にあたって立てた目標は2つで、1つ
れている。病院と自宅との中
は「暇な時間を作らず自ら仕事を見つけにいく」
、もう
間施設で、介護を必要とする
1つは「できるだけたくさんの方々に積極的に話しか
高齢者の自立した日常生活を支援する。集中的なリハ
ける」というものだった。
ビリを行い、在宅復帰を目指す施設である。建物は東
1つ目に関しては1日目の入浴介助の際に、入浴待
棟(認知症の方)と西棟(認知症でない方)に別れて
機している方々に許可を得てマッサージを試みた。そ
おり、私達は西棟で実習を行った。
れは入浴待機中の方々が暇そうにしているのを見て、
1日目は、入所者の方々と会話の後、おむつ交換を
自ら働きかけてみた行動である。マッサージはかなり
見学し、そこで体位変換の仕方や拘縮防止のための運
の高評価を得ることができ、自分の行動に自信を持つ
動方法を学んだ。昼は食事介助を体験した。食事に飽
ことができた。自ら行動を起こすことの大切さと、ス
きがこないように食べ物の順番を変えたり、口元の汚
キンシップがコミュニケーションの1つとしてとても
れを拭き取ったりするなど細心の注意を払った。その
重要なものであるということを学んだ。
後は入浴介助を行った。施設の浴室は一般浴室(体の
2つ目の方は1日目からだいぶ達成することができ
自由がある程度きく方)と特別浴室(寝たきりの方)
た。ただ前述したように、うまくコミュニケーション
に別れており、1日目は一般浴室に行った。私はそこ
がとれない方々もおり、話が続かず時間だけが無駄に
で入浴者の衣服着脱・髪の乾燥を手伝った。また入浴
過ぎていくこともあった。2日目は職員の方々からア
待ちの方々とマッサージによるスキンシップをはかっ
ドバイスを頂き、とにかく話しかけ続けるということ
た。3時になるとおやつの時間が始まり、飲み物など
を意識した。2日間の実習を通してコミュニケーショ
を配った後、おやつを食べながらお話しした。
ンの難しさを痛感した。それと同時に、話をよく聞い
2 日目は最初に、認知症の方々がいる東棟を見学した。
てあげる姿勢をとり高齢者の方々から話を聞き出すこ
14
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
との重要性を学んだ。その上、私自身の知識が広がっ
的に患者さんやスタッフに話しかけることができた。
たり新たな考え方や意見を吸収できたので、非常に勉強
そのおかげで顔を覚えてくれた方もおり、2日目に会
になった。積極的に話しかけることも大事だが、
「聞く」
った際、手を振ってくれた時はとても嬉しかった。こ
という姿勢の大切さを学んだ。
の実習で学んだ積極性をこれからの授業で活かしてい
き、疑問点をできるだけ早く解決していきたいと思う。
【全体の感想】
初日は何もかもが初体験のことばかりで、職員の指
示通りに作業をこなしていただけだった。しかし、不
お世話になった施設と入所者の方々、貴重な体験を
させていただき本当にありがとうございました。 明な点や疑問に思ったことはすぐに質問したり、積極
ツエーゲン金沢 冠協賛試合
式の部に昇格しました。これまで外部のイベントは個
ハーフタイムショーに参加して
人で参加していましたが、今回は本学からの依頼を受
ストリートダンス部部長
さきょう
あいり
左京 愛莉(医学部第 4 学年)
けての参加でした。教学課から連絡をもらい、その後
企画・広報課と連絡をとり、本番までいろいろな打ち
合わせをしました。外部でのイベントがはじめての部
員も多く練習期間も短かったため、練習は通常よりも
大勢の人たちがいる中で
厳しいものとなりましたが、部員たちはこのイベント
私たちストリートダンス部の
を盛り上げようと必死で練習しました。頑張ればその
Foot Stamp Crew というチー
分本番での楽しさや感動も大きく、達成感も味わうこ
ム名が呼ばれたときは本当に
とができる。当たり前のことですが、私たちはこのこ
嬉 し く 楽 し い 気 持 ち に な り、
とに改めて気づくことができたのだと思います。
自然に笑顔になっている自分
今回の経験は私たちにとってすごく貴重なものと
に気付きました。踊っている
なりました。大学の方々、振り作りや練習に協力し
間はずっと楽しく、曲が終わりそうになると“もう終
てくださった石川高専の OB の方々、その他関係者の
わってしまうのか”と思いました。踊り終え、部員た
方々に感謝します。今後も、踊ることのできる環境に
ちが「楽しかった ! 」と話しているのを聞き、このイベ
感謝の気持ちを忘れず、さらに練習に励み頑張ってい
ントに参加して本当に良かったと思いました。
きたいと思います。
(60 頁に関連記事)
私たちストリートダンス部は今年度、同好会から正
「 Foot Stamp Crew 」のメンバー
15
学生の頁
金沢医科大学報 159 号/2014.8
平成 26 年度看護学部第 1 学年 基礎看護学実習
(実施期間 : 平成 26 年 5 月 29・30 日、6 月 3 ∼ 5 日)
本実習の目標は、病院、病室環境を知ること、病棟における看護チームの構成員と役割を知ることなどである。
初学者ではあるが、早期の体験から感動を得ることで学習意欲につなげるために平成 23 年度から実施しており、今
年度も金沢医科大学病院において、看護学部第 1 学年 78 名が行った。
実習で学んだことは、病院・病室環境の工夫や配慮、入院患者の思い、看護職者の役割、コミュニケーション技
術や解剖生理学を学ぶ必要性などであり、それぞれ発表やレポートで表現されていた。緊張や戸惑いはあったが、
発見や感動があったことが窺える。学生たちの貴重な体験にご協力いただいた関係各位に感謝を申し上げたい。
(看護学部 坂井恵子記)
基礎看護学実習記
患者と接すること
ࡣࡸࡋ
患者さんの価値観、感じ方を配慮する重要性
࠿ ࢇ ࡓ
࠸
林 幹太(看護学部第 1 学年)
࡝
ࡩ ࡳ ࡞
井戸 郁奈(看護学部第 1 学年)
基礎看護学実習の前半の 2 日
今回の実習を通して私が一番
間では、病院の構造や機能、医
印象に残り学んだことは、
「自分
療チームの構成について学んだ。
と患者さんとの価値観や感じ方
事務部、薬剤部、看護部や医局
は異なっていて、全てを自分の
などの各部門が綿密な連携をと
物差しで見てはいけないこと」
ることで、病院という大きな組
で あ る。 こ れ は コ ミ ュ ニ ケ ー
織を動かしているということが
ションを通して強く思ったこと
わかった。
だが、今回の実習目標である、患者さんの療養環境や、
後半の 3 日間では、看護師をシャドーイングし看護
看護チーム構成員とその役割を知ることからも学ぶこ
師の一日の仕事内容から役割について学んだ。その中
とができた。5 日間の実習の中で 2 回患者さんとコミュ
で最も印象に残っているのは、看護師が患者とコミュ
ニケーションをとる機会があった。その 1 回目に授業
ニケーションをとっていた場面である。朝のバイタル
で習ったことを意識し、楽しい時間を過ごしてもらえ
チェックの時でも患者にやさしく声掛けをし、常に気
ることを心がけ話をした。しかし、思っていたのとは、
遣いをしていると感じた。私たちも患者とコミュニケー
かけ離れていて、私が「楽しいことは何ですか ? 」など
ションをとる機会があり、実際に会話をした。しかし、
と明るい話題を出したのに、疲れた顔をされたので不
実際に話してみると話が続かない、患者の問いかけに
思議に思った。そのことをカンファレンスで話したと
対しどう答えたらいいか分からない、患者のプライバ
ころ担当看護師さんが、
「患者さんは病院に楽しさを求
シーにどれだけ踏み込んでいいか分からないなど、看
めに来ているのではない。自分の物差しで物事を見て
護師がしているようにはいかなかった。その日のミーテ
はいけない」と教えてくださった。それを踏まえて 2 度
ィングで反省点を話し合い、どう改善すべきかを討論
目に患者さんと応対した時、
「あなたと話して違った物
した。次の日は前日の反省点を意識して、どのような
事の見方を知れて楽しかった。ありがとう」と言ってく
話題から話すといいかなど、授業で学んだことを再度
ださった。その体験から、看護師というのは患者さん
確認した上で臨み反省点は改善されたが、まだまだ自
の中に新しい風を吹き込むことのできる大きな存在だ
分には話の内容が前後したり会話の途中で声が小さく
と実感した。
なるなどの課題があると感じた。
患者とのコミュニケーションは精神的不安を軽減する
私は実習を通して、素早く動き安全に援助処置を行う
ことが患者さんにとって最も重要なことだとわかった。
だけでなく、療養生活に対する意欲を向上させる、患者
また、技術面だけでなく、患者さんをよく観察し、一人
間のトラブルに対して中立な立場にあるということも重
ひとりについて知ろうとすることも大切だと思った。
要だと聞いた。看護師のコミュニケーション技術は必要
不可欠で、今後もこの事を意識して実習に臨みたい。
16
この学びを今後の学習や生活に活かし、今まで以上
に人との関わりを大切にしようと思う。
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
華中科技大学同済医学院護理学系(看護学科)から受入れた看護研修生の
研修報告
〈Report 〉
Tongji Medical College
リ
ウェイイン
タン
ジェ
Weiying Li(李 維頸)、Jie Tan(譚 杰)、
シュウ ジン
Jing Shu(舒 晶)
We would like to sincerely thank the teachers
and students of Kanazawa Medical University
(KMU). Thank you for your warm welcome and the
best care. We really felt at home.
From June 23 to June 27, Mrs. Zhang and three
students from Huazhong University of Science and
Technology Tongji Medical College came to KMU for
an international exchange program in the nursing
school. This opportunity impressed us a lot because
we have learned so much.
As we saw, KMU Hospital has been dedicated
to providing the best medical care to patients with
the most advanced technology and superior teams. In
particular, your hospital provides advanced medical
care which is not available in other hospitals to
patients with both major and rare diseases.
During our visit of the department of Geriatric
Medicine, we found that the nurses helped the
patients compassionately, and what the nurses
did impressed us a lot. The nurses showed us how
they did foot care for patients. At the beginning, we
thought it was a nursing care presentation rather
than daily work. However, when we saw the patient’s
feet, the skin appeared very tender and white. So we
asked the nurse if they do it for the patients every
day; she said yes. At that time we were touched by
her reaction because the nurses in China are always
too busy to do daily care for patients. And the nurses
in Japan treat the patients as their own family
members.
KMU Hospital is very quiet and provides
well-organized wards. At the same time, all of the
medical equipment is near the patients’ bed, which is
convenient for nurses’ work.
During those days in KMU, the friendliness of
the Japanese impressed us most. The teachers and
students in KMU were really nice, they accompanied
us every day, and we communicated with them, and
we learned much about Japanese culture, which
we really appreciated. Japanese people seem really
polite as the cars would stop to wait for us when
we went across the street. Also, Japanese foods are
very tasty, thank you for your careful arrangement.
When we walked around the university, the beautiful
houses and flowers, and even the special cars brought
us great enjoyment.
KMU is a well-organized college with beautiful
seaside scenery, which gives access to a comfortable
study environment and development prospects
for students. The students’ studying
attitude and the nurses’ working attitude
especially gave us a deep impression and
led us into an introspection of ourselves.
We don’t know how to show our
thankfulness by words. We just want
to say, when you come to our university
we will give you the best care, because
we are just like a family. You will be
welcome in China and in our school.
Best wishes to you!
(21 頁に関連記事)
高齢医学科にて看護についての説明を受ける研修生。
左から張 可可(チャン ココ)教学主任、舒 晶さん、森本茂人教授、譚 杰さん、李 維頸さん、
才田悦子副院長
17
学生の頁
金沢医科大学報 159 号/2014.8
第 103 回日本病理学会総会にて発表
第 103 回日本病理学会の春の総会は広島で開催され、
「学生示説」が例年通り最終日の平成 26 年 4 月 26 日(土)に開
催された。学年を問わず医学部生が病理学教室で行った研究や診断・剖検の症例検討をまとめ発表するもので、今
年度は 116 題の発表があった。毎年開催されているので、発表したいと思う意欲のある学生を募集している。
(病理学Ⅰ 清川悦子記)
「病理学会総会発表賞」受賞
「優秀発表賞」受賞
さぎや
り え
くわじま
ゆ
か
鷺谷 理恵、桑島 由佳(医学部第 5 学年)
疾患の原因や機序を考える病理学に興味が湧き、清
川悦子教授(病理学Ⅰ)の研究室に足を運ぶようになっ
ふじい
あい
藤井 愛(医学部第 6 学年)
4 月に広島で開催された第 103 回病理学会総会の学生
ポスターセッションで発表した。
たのは、私たちが 2 年生のときであった。本学会への
このきっかけは、第 5 学年次 BSL で臨床病理を回っ
参加は昨年に続き 2 度目であり、今回は稀な組織型の
た際、ポスター発表の練習をしていた先輩の姿をみた
消化管間質腫瘍(GIST )の剖検症例について発表した。
ことからである。ARC 症候群と呼ばれる稀な先天性疾
病院実習もある中でのポスター作成は、発表練習の時
患について、英語の文献を集め、他症例との相異点を
間を見つけるのも厳しく、先生方の支えなしには乗り
組織像や臨床像を含めてまとめ報告した。会場では、
切れなかった。結果的に優秀発表賞をいただけて大変
多くの医学生の参加に驚き、他大学では基礎配属とい
嬉しく思う。聴衆の印象に残るよう、広島焼きの例を
う制度があり、低学年で研究に触れる機会があること
出して発表したことが良かったのかもしれない。いず
などを知り、いろいろな刺激を受けることができた。
れにせよ、未知の現象に向き合い解明していく作業に
この発表を通して、的確な診断をするためには多くの
少しでも関わることができたことは、私たちにとって
情報を取捨選択する必要があることを学んだ。
とても貴重な経験となった。
鷺谷理恵さん(左)と桑島由佳さん(右)
第 103 回病理学会総会にて。右から 2 人目が藤井 愛さん
18
学 事
クラブ
活動
金沢医科大学報 159 号/2014.8
体育系クラブ
ゴルフ部
はやし よしひろ
主 将 林
義大(医学部第 4 学年)
金沢医科大学ゴルフ部には現在、男子 26 名、女
です。プレーの際には他人と共にまわるため、気遣
子 24 名の計 50 名が所属しています。昨今のゴルフ
いなどは重要な要素となります。スコアは自己申告
人気の上昇に伴い部員数は年々増加しており、女子
なので、フェアプレーの精神で自己を律することも
部員も約半数となりました。定期の活動は、週 1 回
必要です。また、メンタルのスポーツと形容される
のゴルフ練習場での練習と、月 1 回の月例ラウンド
こともあります。たとえ苦しい状況でも自分を見失
です。
わず、負けない強さが必要です。我が部ではそれら
学内では、春と秋の年 2 回開催される医科大オー
を重んじ、乗り越える力を身に付けることを大切に
プンというゴルフの大会に参加しています。春の大
しています。技術のみならずゴルフを通じて人とし
会には先生方が多数参加され、白熱した戦いが繰り
て成長することも目標とし、模範となれるような部
広げられます。ゴルフ部の OB・OG の先生方と交
を目指しています。これからも、この伝統あるゴル
流することのできる貴重な場となっています。秋の
フ部が長く発展していくよう努力していきます。
大会は、私たちが主催者となり大会を運営していま
す。
ゴルフは個人のスポーツと思われがちですが、大
学ゴルフは 1 人の力ではなく、チームの力を合わせ
て戦うものです。限られた時間の中で、チームで一
致団結し、できる限り効率のよい練習をしていく必
要があります。試行錯誤しながら日々の練習に精進
した結果、多くの試合で結果を残すことができるよ
うになってきました。部員のほとんどが入部時には
ゴルフ初心者ですが、昨年は西日本医科学生総合体
育大会 7 位入賞、北陸三県学生ゴルフ選手権では優
勝と好成績を残すことができました。また、入部 2
年目までの選手が出場できる西日本医歯薬新人戦で
は、一昨年、昨年と連覇を果たすことができました。
ゴルフはルール、マナーに非常に厳しいスポーツ
ゴルフ練習場にて
昨年秋の「医科大オープン」。金沢リンクスにて
19
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
国際交流
International Exchange
金沢医科大学・華中科技大学同済医学院
第 5 回 日中学術講演会
Joint Scientific Meeting 2014 between
KMU and HUST-TMC
日時:2014 年 5 月 13 日(火) 場所:病院本館 4 階 C41 講義室
金沢医科大学と華中科技大学同済医学院は、1985 年
に姉妹校協定を締結した。以後、多くの研究者、大学
講演会では両大学出席者による活発な議論がかわされた
院生を受け入れるとともに、2010 年より、年 1 回、相
互開催にて合同学術講演会を行ってきた。本年は、
「消
化器がんの治療」をテーマに開催された。同済医学院か
らは、5 月 12 日(月)∼ 14 日(水)、安 鋭同済医学院副
院長を団長に 4 名の医師と職員 1 名が来学された。
講演会は、一般・消化器外科学小坂健夫教授、木南
伸一准教授の座長で進行され 51 名の参加があった。活
発な討論が行われ両大学の診療、研究について理解が
深まるとともに友好を深めた。講演会の後には、共同
研究についての提案があり大きな収穫であった。
(国際交流センター 赤井卓也記)
【発表の演題】
Kaleidoscope
Session I
1. Surgery and chemotherapy for colorectal cancer in
Japan
(金沢医科大学一般・消化器外科学 藤田 秀人 講師)
2. Use of advanced endoscopic technique in China
(華中科技大学同済医学院附属協和病院消化器内科
ࣜࣗ࢘
ジンソン
ี 勁松 教授)
International researchers and graduate
students have the opportunity to meet one
Friday a month from 17:30 to 18:30 to enjoy a
cup of tea while casually discussing in English
a variety of topics. Staff and students also
welcome.
3. ICG fluorescent imaging for sentinel node biopsy
毎月 1 回の外国人研究者や留学生を中心とした
of early gastric cancer − a promising procedure for
集いです。本学英語講師とともに金曜日の午後 5
laparoscopic surgery
時 30 分から 1 時間、様々なトピックについて、お
(金沢医科大学一般・消化器外科学 木南 伸一 准教授)
Session II
4. The active clinical trials on gastrointestinal surgery
in Mainland China
(華中科技大学同済医学院附属協和病院胃腸外科
ツァイ
カイリン
蔡 開琳 教授)
5. Targeting glycogen synthase kinase(GSK )3β for
treatment of pancreatic cancer:from lab to bedside
(金沢医科大学総合医学研究所
先端医療研究領域加齢制御研究分野 島崎 猛夫 講師)
茶を飲みながら気軽に英語で話し合っています。
This time we learned a little more about
human behavior, from the perspectives of the
country to the individual.
第 54 回 2014 年 4 月 25 日(金)17:30~18:30
読み物:How to define a country
第 55 回 2014 年 5 月 30 日(金)17:30~18:30
読み物:Dumb facts about humans
第 56 回 2014 年 6 月 27 日(金)17:30~18:30
読み物:Proxemics − the science of social space
(一般教育機構 Craig Woods 記)
20
学 事
金沢医科大学報 159 号/2014.8
国際交流
International Exchange
華中科技大学同済医学院護理学系
(看護学科)の看護研修生受入れ
−患者ケア中心の看護に感動−
昨年に引き続き、華中科技大学同済医学院護理学系
リ
ウェイイン
シュウ ジン
タン ジェ
より、学生 3 名(李 維 頸さん、舒 晶 さん、譚 杰 さん)
チャン
コ
コ
と引率者の張 可可教学主任が、金沢医科大学看護学部
での研修を目的に平成 26 年 6 月 23 日(月)から 6 月 27 日
(金)の 5 日間の日程で来学した。
昨年初めて本学で看護研修をした学生たちから、日
高齢医学病棟における入浴場面の研修
本の看護実践を目の当たりにして大きな刺激と感動を
受けた様子が伝えられていたこともあり、本年度も昨
年同様に、看護学部内の演習、大学病院の各診療部と
看護実践の見学、内灘町地域支援プログラムの実施状
【研修日程】
6 月 23 日(月)
金沢医科大学紹介
24 日(火) 金沢医科大学病院説明、病院内見学、
高齢医学科病棟見学
況の見学を計画した(研修日程参照)。中国では診療補
助を中心とした看護が一般的なため、今回来学した学
25 日(水) 内灘町保育センター、内灘町子育て支援
生たちからは患者ケアを中心とした日本の看護の実際
センター、看護学部での基礎看護学演習
を学びたいという意向が窺えた。5 日間という短期間で
見学(嚥下障害者の食事介助)
、学生と
はあったが、一人ひとり各部門の演習や看護を熱心に
の交流会(華中科技大学同済医学院護理
学系紹介)
見学し、頻回に質問をしていた。
今年は、本学学生との交流の機会を意識し、朝食のた
めのスーパーマーケットでの買い物や会食をすること
26 日(木) 修了書授与
27 日(金) 帰国
(17 頁に関連記事)
で日本文化に接する機会を作り、学生主催の歓迎会な
どを実施した。多数の看護学部学生の協力もあり、身
振り手振りを交えた交流場面から、若者らしい文化交
流があり、別れの名残を惜しむ場面がみられた。
(看護学部 長谷川雅美記)
留学生情報(2014.5 ∼ 2014.7)
1. 留学生の往来
2014 年 5 月 21 日
ロシア・ヤロスラブリ地域がん病
院内視鏡科医師である Nataliya V.
Nekhaykova 氏 が、 消 化 器 内 視 鏡
学において、短期研修員として研
修を開始した。
2. 留学生の紹介
〈短期研修員〉
ナ タ ー シ ャ
ネ
ハ
イ
コ
ヴ
ァ
Nataliya V. Nekhaykova
ロシア・ヤロスラブリ地域がん病院内視鏡
科医師 / 所属は消化器内視鏡学
研修内容は「日本における消化器疾患の内
視鏡診断・治療。特に早期消化器癌」、
「日本
の先進的施設での内視鏡検査の運営・管理に
基礎看護学演習を見学する研修生
ついて」
21
金沢医科大学報 159 号/2014.8
学 術
第 16 回 KMU 研究推進セミナー
日時 平成 26 年 6 月 5 日(木)午後 4 時 30 分
場所 病院本館 4 階 C41 講義室
学内講演
Genetics および Epigenomics からみた胃癌高危険群
有沢 富康 教授(消化器内科学)
心血管疾患のファーマコゲノミクス:ワルファリンとスタチン
梶波 康二 教授(循環器内科学)
病理診断における FISH の活用
湊 宏 教授(臨床病理学)
特別講演
エクソソームを標的とした疾患の診断治療の新展開
落谷 孝広 先生(国立がん研究センター研究所 分子細胞治療研究分野分野長)
【特別講演】 落谷孝広先生
第 16 回 KMU 研究推進セミナーが平成 26 年 6 月 5 日
体例について焦点が絞られた。遺伝子の多型や遺伝
(木)に学内外から 69 名の参加者を得て、病院本館 4 階
子修飾を通じた遺伝情報の個別化が胃がん発生の感受
C41 講義室で開催された。
性を規定していること、抗凝固薬ワルファリンや抗
KMU 研究推進セミナーは本学における研究の活性
動脈硬化薬スタチンなど汎用されている薬剤の効能が
化を目的に、トップ研究者による「特別講演」と本学
実は遺伝情報によって左右されている事実、mRNA
発の臨床研究紹介をとりまぜて 8 年前より毎年企画さ
発 現 に 基 づ く 診 断 手 法 で あ る FISH(fluorescence in
れてきた。今回は「遺伝情報による難病攻略の最適化」
situ hybridization:蛍光による発現遺伝子可視化の
を大きなテーマとした。セミナー開始にあたって、加
方法)の概観とその貢献によりなされた NUT midline
藤伸郎研究推進会議委員長から本学における研究推進
carcinoma(ある種の簡潔な遺伝子異常で引き起こされ
への期待を込めた挨拶および本セミナーに対する新た
る胸部低分化がんの総称)の疾病としての確立に関する
な取り組みの必要性が提示された。次に、本学の臨
話題が取り上げられた。
床 3 講座において進行中の研究が発表されたが、なか
特別講演では、落谷孝広先生からまず独立行政法人
でも遺伝情報を活用して診断と治療方針を決定する具
国立がん研究センター研究所について説明があった。
22
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
ている。その中にはマイクロ RNA が
【学内講演】
封入されていて、驚くべきことに原発
巣からがん特異的プロファイルのマイ
クロ RNA 群が発せられ、遠隔地へ転
移していく。転移とはがん細胞が移り
住むこととの限定は打ち破られて、い
まや遺伝情報が伝搬することで細胞が
がん化することも転移概念に含まれる
こととなった。エクソソームはがん原
発巣の派遣するトロイの木馬のようで
もあり、マイクロ RNA は二重スパイ
有沢富康教授
梶波康二教授
が発信するニセ伝言文のようでもあ
湊 宏教授
る。こうした不利益をもたらすエクソ
話題は古典的な体液を使った診断から始まったが、そ
ソームやマイクロ RNA を透析で除去
の直後より、マイクロ RNA による体内遠隔地点への情
する治療法に話が及んで我に返り、これは古典文学で
報伝搬という比較的新しい概念が導入され、そしてエ
もスパイ小説でもない医学医療の王道だと気付かされ
クソソームという新規の実体が解説された。体液診断
た。本学における研究展開をより広い観点から見直す
と言っても従来のように単一の蛋白質マーカーに依存
機会となり、極めて有益であった。
するのではなく、多数のマイクロ RNA をプロファイル
なお、都合により出席できなかった方は、本学イン
として捉え、そのプロファイルの変化が疾病発症と符
トラネット「ライブ・VOD 」にて視聴できるので、ご活
合するという話である。血液中には直径 100 ナノメー
用いただければ幸いである。
(研究推進会議セミナー担当 加藤伸郎記)
トル程度の脂質膜でできた袋(エクソソーム)が循環し
平成 26 年度
の利用者または利用予定者を対象に、例年 5 月に開催
されている。今回で 5 回目を数え、教員、事務職員を
研究推進ガイダンス
合わせて 42 名が参加した。
日時:平成 26 年 5 月 30 日(金)午後 5 時
明、前半の部では、加藤伸郎研究推進センター長が「金
場所:基礎研究棟 4 階 D41 講義室
沢医科大学における研究推進体制について」と題して、
中川秀昭総合医学研究所長がガイダンスの趣旨を説
研究の活性化に向けた学内の施策、コンプライアンス
平成 26 年 5 月 30 日(金)午後 5 時から研究推進センタ
等の管理体制、研究成果公開に関する取り組みについ
ーおよび総合医学研究所の共催による「研究推進ガイダ
て説明した。後半の部では、総合医学研究所共同利用
ンス」が開催された。本ガイダンスは近年本学に採用さ
センターの石垣靖人教授が、
「研究所の正しい使い方」
れた研究者、大学院生、総合医学研究所共同利用施設
と題して、研究所が管理する各種の共同利用機器の紹
介、使用ルールの説明をはじめ、研究所が行う支援業
務全般について説明した。
なお、共同利用機器および施設に係る詳細な情報に
ついては、研究所ホームページで確認するか、研究推
進課(総合医学研究所担当)に直接お問い合わせいただ
きたい。
(研究推進センター 畔原宏明記)
研究推進体制について説明する加藤伸郎研究推進センター長
23
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
大学院医学研究セミナー
患者さんから学び患者さんに返す
臨床研究−家族性高コレステロール血症
ピコルナウイルス感染と糖尿病
をモデル疾患として−
講 師
日 時
場 所
担 当
馬淵 宏先生(金沢大学名誉教授、大学
院医学研究科脂質研究講座特任教授)
平成 26 年 5 月 9 日(金)18:00 ∼ 19:30
病院本館 4 階 C42 講義室
総合内科学 小林淳二教授
【講師紹介】
講 師
日 時
場 所
担 当
小野寺 節先生(東京大学大学院農学生命
科学研究科食の安全研究センター教授)
平成 26 年 5 月 12 日(月)18:00 ∼ 19:30
基礎研究棟 2 階会議室
生体感染防御学 大原義朗教授
【講師紹介】
1964 年 金 沢 大 学 医 学 部 卒 業。1973
1969 年東京大学農学部畜産獣医学
年金沢大学医学部第二内科講師。1979
年米国ワシントン州立大学医学部留
学。1994 年 7 月金沢大学医学部第二内
科教授。2005 年 4 月より現職。
科卒業。1974 年農学博士(東京大学)
。
【主な研究分野】
脂質代謝。特に家族性高コレステロール血症(FH )
と CETP(コレステリルエステル転送蛋白欠損症)。
【セミナーの内容】
FH の研究を開始した動機は、アキレス腱反射を診
る際に患者が疼痛を訴えたことに始まる。肥厚したア
キレス腱を診て興味を抱き他科病棟にも赴き、患者の
アキレス腱を触診して回ったという。当時、わが国で
は、FH 研究が進んでおらず、稀な疾患と考えられて
いたが、実はかなりの頻度で存在することが判明。そ
の後、LDL 受容体遺伝子構造が解明され、世界各地で
FH 患者の LDL 受容体遺伝子変異解析が進んだ。金沢
大学のグループでも 50 種類以上もの遺伝子変異が同定
された。FH は著明な高 LDL 血症を呈し若年性冠動脈
疾患の重要な原因となるが、その研究を精力的に進め
ていたことは、一方でコレステロール低下薬スタチン
の開発に貢献することに繋がった。1976 年遠藤 章博士
は 6000 種類もの青かびからコレステロール低下作用を
もつ物質コンパクチンを発見し、スタチンの開発が始
まった。その後の動物実験でのコレステロール低下効
果への疑問、あるいは副作用が懸念され国内で一時ス
タチン開発がストップした。先生は、コンパクチンが
FH 症例で確実に LDL を低下させ安全性も確認できた
ことを NEJM 誌に報告した。この論文をきっかけに、
スタチンは一躍、世界中で注目される薬物となり、今日、
世界中の人々を心臓病から救っている。
【セミナーの成果】
40 年以上にわたって、国内はもとより海外でも FH
研究の第一人者である先生が、長年培ってこられた FH
研究の流れを参加者にとても分かり易く解説いただい
た。先生は、研究はあまり堅苦しく考えずに興味をも
ったことに自然体で没頭してほしいというメッセージ
を残された。
(総合内科学 小林淳二記)
24
同年東京大学医科学研究所助手。1977
年 米 国 国 立 衛 生 研 究 所(NIH )留 学。
2010 年より現職。
【主な研究分野】
プリオン、マウス脳心筋炎ウイルス。
【セミナーの内容】
ウイルス感染が引き金となる糖尿病について、その
歴史的背景ならびに発症機序を紹介された。その中で
も、特にピコルナウイルスが原因となる糖尿病につい
て詳しくご講演された。手足口病やヘルパンギーナの
原因ウイルスとして知られるコクサッキーウイルスや、
エンテロウイルス感染により引き起こされる糖尿病の
臨床例に始まり、マウス脳心筋炎ウイルスを用いた糖
尿病モデルマウスの作製からその機序に至るまで、様々
な所見を紹介された。これらの豊富なデータは、同じ
ピコルナウイルス感染でも、ウイルス感染そのもの、
または、自己免疫の惹起など、各々固有の機序で糖尿
病が誘発されることを示しており、大変興味深い内容
であった。
【セミナーの成果】
未だ明確な機序が解明されていない糖尿病のウイル
ス感染説だが、臨床症例から動物モデルに至るまで、
多くの情報を深く理解することができ、今後の研究に
大変有意義なセミナーとなった。
(微生物学 姫田敏樹記)
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
大学院医学研究セミナー
ゲノム編集技術(TALEN/CRISPR )とヒト
iPS 細胞による新たな疾患研究
子どものこころの生物学
‒ ダウン症候群の病態解析をモデルにー
講 師
日 時
場 所
担 当
北畠靖司先生(大阪大学大学院医学系研究
科小児科学講座助教、科学技術振興機構さ
きがけ‘iPS 細胞と生命機能’領域研究員)
平成 26 年 5 月 14 日(水)18:00 ∼ 19:30
病院本館 4 階 C41 講義室
発生発達医学 犀川 太教授
講 師
日 時
場 所
担 当
三邉義雄先生(金沢大学子どものこころ
の発達研究センターセンター長、医薬保
健領域脳情報病態学 ( 神経精神学 ) 教授)
平成 26 年 5 月 27 日(火)18:00 ∼ 19:30
病院本館 4 階 C41 講義室
精神神経科学 川﨑康弘教授
【講師紹介】
【講師紹介】
1995 年大阪大学医学部医学科卒業。
2004 年米国ジョンズホプキンス大学
1978 年金沢大学医学部卒業。1982
年同大学大学院修了(精神神経医学専
に留学。2008 年大阪大学小児科勤務。
攻、医学博士)。2006 年同大学大学院
2009 年から現職。
脳情報病態学(神経精神医学)教授。
2012 年金沢大学子どものこころの発
【主な研究分野】
神経幹細胞、ヒト ES 細胞、ヒト iPS
達研究センター長。
【主な研究分野】
細胞を用いた機能解析研究。
児童思春期における精神疾患の臨床研究ならびに生
【セミナーの内容】
iPS 細胞のもつ多能性 と ゲ ノ ム 編 集 技 術(TALEN/
CRISPR )を駆使した 21 トリソミー研究が紹介された。
物学研究。
【セミナーの内容】
従来、ダウン症候群で高頻度に認められる一過性
少子化時代を迎えたわが国は「子どものこころを健や
骨髄異常増殖症(TAM )には GATA-1 遺伝子の変異が
かに育てる」という課題に直面している。このような状
その発症に関与していることが明らかになっている。
況の中、金沢大学、大阪大学、浜松医科大学は連携融
TAM を発症したダウン症男児から iPS 細胞を樹立し、
合事業「子どものこころの発達研究センター」による教
ゲノム編集技術を用いて、正常 GATA-1 遺伝子、変異
育研究事業に取り組み、大きな成果を挙げている。
GATA-1 遺伝子、GATA-1 遺伝子欠損を有する 21 番染
セミナーでは事業において中核的な役割を担ってい
色体の 2 倍体と 3 倍体(トリソミー)の iPS 細胞をそれ
る三邉教授より、教育研究事業の概要を、①幼児の
ぞれ作成。各 iPS 細胞の造血系細胞への分化解析から、
健やかな発達に必要なこと、②虐待と不適応を防いで
TAM の発症には GATA-1 遺伝子変異とともに染色体過
守る子どもの能力、③自閉症スペクトラム障害の現状
剰が影響をもたらしているという最新の知見が報告さ
と原因、④自閉症スペクトラムの早期診断における
れた。
Magnetoencephalography( 脳 磁 図 )や Near-infrared
spectroscopy(光トポグラフィー)の有用性、⑤自閉症
【セミナーの成果】
最新のゲノム編集技術をもちいた iPS 細胞が臨床的
未解決の問題に迫る強力な武器になることが提示され、
基礎研究者にも臨床医にも大変有意義なセミナーであ
った。
(小児科学 犀川 太記)
の力と多様性、⑥社会性を改善させる薬物の可能性の 6
項目に分けて解説された。
【セミナーの成果】
新研究領域である「子どものこころと脳の発達学」の
研究者育成と、密接な研究ネットワーク形成、学際的
で現代社会の要求に応えうる指導者の育成を目指した
教育研究事業が、
「子どものこころを健やかに育てる」
ことに貢献しうることが示され、大変有意義なセミナー
であった。
(精神神経科学 川﨑康弘記)
25
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
大学院医学研究セミナー
長期血圧調節機構
日本の医学・医療に求められるもの
‒ 高血圧はなぜ根本治療できないのか ‒
講 師 西田育弘先生(防衛医科大学校生理学講
座教授)
日 時 平成 26 年 5 月 30 日(金)18:00 ∼ 19:30
場 所 基礎研究棟 3 階 D31 講義室
担 当 生理機能制御学 芝本利重教授
【講師紹介】
1980 年 宮 崎 医 科 大 学 卒 業、1984 年
同大学大学院修了(医学博士)
。1984 年
香川医科大学第 2 生理学助手。1989 ∼
1992 年米国テキサス大学留学。1996
年 香 川 医 科 大 学 第 2 生 理 学 助 教 授。
1999 年防衛医科大学第 2 生理学教授を
経て、2006 年より現職。
【主な研究分野】
生理学領域全般。特に、自律系生理学(無意識下生理
学)
、循環生理学(神経性、体液性、腎性による血圧制御)。
【セミナーの内容】
西田先生ははじめに、血圧調節機構には内分泌性と
神経性があり、前者は後者に比較して緩徐に作動し、
後者に影響を与えることを説明した。次に実験データ
を解析する際に条件入力と試験入力を区別する必要性
を強調され、その陥りやすい誤りを vasopressin の圧受
容器反射への作用を例に解説された。本題の長期血圧
調節機構については食塩感受性高血圧ラットモデルを
用いた実験成績を教示した。特に、交感神経中枢には
神経型 nitric oxide synthase neuron による抑制系があ
ることを新たに発見し、高血圧進行とともにこの交感
神経抑制系が亢進することを明快に示した。しかしな
がら、この抑制系を凌駕して高血圧が進行することの
問題点も示され、高血圧治療の困難性を解説された。
【セミナーの成果】
血圧調節の生理学の基礎から入り、生理学的データ
解析のピットフォールも教授され、大学院生の研究に
役立つものであった。また、長期血圧調節のメカニズ
ムの解明の研究紹介では、実験成績でうまく説明でき
ないところが判明すると、それを新たな課題として取
り組み、次々と新知見を見出していったプロセスは参
加した基礎、臨床の研究者の今後の研究の進め方に示
唆を与えた。大学院生はもとより、自律神経、内分秘学、
循環生理学に係わる研究者にも大変有意義なセミナー
であった。
(生理学Ⅱ 芝本利重記)
26
講 師
日 時
場 所
担 当
伴 信太郎先生(名古屋大学大学院医学系
研究科総合医学専攻総合診療医学教授)
平成 26 年 6 月 20 日(金)18:00 ∼ 19:30
病院本館 4 階 C41 講義室
医学教育学 堀 有行教授
【講師紹介】
1979 年 に 京 都 府 立 医 科 大 学 を 卒
業、1980 年米国クレイトン大学に留
学。1998 年名古屋大学医学部附属病
院総合診療部教授、2009 年同大学医
学部附属病院総合診療科教授、2011
年同大学医学系研究科健康社会医学
専攻発達・加齢医学講座総合診療医学分野教授を経て、
2013 年より現職。2009 年より日本医学教育学会理事長。
【主な研究分野】
境界医学、医療社会学、内科学一般(含心身医学)
。
【セミナーの内容】
はじめに、
「学習者の能力を引き出す営み」である教
育について、松下村塾から学ぶ教育の真髄について紹
介があった。続いて、医学教育の全体像と変革の必要
性の背景にふれ、① ICT 革命の進行、②人口の高齢化、
③医学・医療の専門細分化、および④医療関係職種の
多様化が説明された。今後のあり方として、①教育イ
ノベーション、②社会的責任を意識した教育構築と③
システムとしての教育構築の必要性が強調された。最
後に、医学教育分野別評価のお話をいただき、日本の
医学・医療に求められるものとこれからの進む道につ
いて分かりやすく解説された。
【セミナーの成果】
医学・医療への発展のため学ぶ大学院生と「医師の育
成」というミッションを持つ本学教職員にとり、基本的
かつ重要なテーマについて理解を深め、情報を共有で
きた。日本の医学教育を牽引するリーダーから受講す
ることができ、大変満足度の高いセミナーであった。
(医学教育学 堀 有行記)
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
大学院医学研究セミナー
消化器疾患におけるエピゲノミ
クス研究の現状と展望
T 細胞制御異常と自己免疫疾患
講 師
講 師 石井直人先生(東北大学大学院医学系研
究科・免疫学分野教授)
日 時 平成 26 年 7 月 4 日(金)18:00 ∼ 19:30
場 所 基礎研究棟2階会議室
担 当 免疫生物学 中村 晃教授
日 時
場 所
担 当
田原智満先生(藤田保健衛生大学医学
部医学科消化管内科学講師)
平成 26 年 7 月 2 日(水)18:00 ∼ 19:30
病院本館 4 階 C41 講義室
消化器機能治療学 有沢富康教授
【講師紹介】
【講師紹介】
2000 年 関 西 医 科 大 学 医 学 部 卒 業。
2008 年藤田保健衛生大学大学院修了
(医学博士)。同消化管内科助教。
2010 年 7 月 University of Texas
M D A n d e r s o n C a n c e r C e n t e r,
Department of Leukemia Center for
Cancer Epigenetics 博 士 研 究 員。2011 年 10 月 Temple
University School of Medicine, Fels Institute for
Cancer Research and Molecular Biology 博士研究員。
2012 年 12 月より現職。
1989 年東北大学医学部卒業。1995
年医学博士取得後、1996 年東北大学
医学部細菌学教室助手、2003 年同助
教授。2009 年より現職。
【主な研究分野】
記憶(メモリー)T 細胞の分化・維
持機構の研究。
【セミナーの内容】
T 細胞は T 細胞受容体だけからのシグナルでは活性
化せず、補助刺激分子からの刺激がないと活性化でき
【主な研究分野】
消化管癌の内視鏡診断・治療、消化管疾患の分子生
物学。
ない。本講演では、補助刺激分子である OX40L を欠損
したマウスでは T 細胞が活性化せず、また OX40L を過
剰発現するマウスでは間質性肺炎や炎症性腸疾患など
【セミナーの内容】
を自然発症することから、OX40L が T 細胞の制御に必
エピゲノミクスでは塩基配列の変化を伴わず遺伝
須であることが示された。一方、免疫記憶の中心的な
子発現を調節するしくみであり、分子機構として遺伝
役割を果たしているメモリーT 細胞の寿命は数十年あ
子メチル化などが含まれる。CpG island methylator
るとされているが、生体内での維持機構は不明のまま
phenotype(CIMP )大腸癌は高齢女性の深部大腸に多
である。講演では、OX40L がメモリーT 細胞のなかでも、
く、癌抑制遺伝子 TP53 の変異が稀であるなどの特徴
末梢組織に存在するエフェクターメモリーT 細胞の維
を有する。エクソンシークエンスにより CIMP 大腸癌
持にも関与していることが示された。
では CHD7/8 に代表されるクロマチンリモデリングに
【セミナーの成果】
関わる遺伝子群の変異が高頻度であることが示された。
T 細胞の活性化さらには記憶 T 細胞の維持に関して
また、網羅的メチル化解析により高度炎症を有する潰
OX40L
の重要性が明らかにされ、免疫疾患における抗
瘍性大腸炎では、特定の機能を有する遺伝子群の CpG
体治療の標的分子としての OX40L の可能性も示唆され
island の高メチル化が特徴的であることを示された。
た有意義なセミナーであった。
(免疫学 中村晃記)
一連の研究により従来予測できなかった癌の生物学的
特徴に関わる因子、リスク群の同定が期待でき、発癌
機構の解明やオーダーメイド治療につながる可能性が
期待できる。 【セミナーの成果】
現在のエピゲノミクス研究の最前線の知識、手法を、
消化器疾患をモデルとして分かりやすく解説していた
だいた。また、今後のエピゲノミクスの臨床応用への
方向性についても示唆していただいた。
(消化器内科学 有沢富康記)
27
学 術
大学院医学研究セミナー
基礎と臨床の架け橋としての病理
学を目指して
∼ JC ウイルスから学んだこと∼
講 師 宍戸 -- 原 由紀子先生(杏林大学医学部病
理学講座講師)
日 時 平成 26 年 7 月 8 日(火)18:00 ∼ 19:30
場 所 病院新館 12 階大会議室
担 当 腫瘍病理学 清川悦子教授
【講師紹介】
1992 年北海道大学医学部卒業、同大
学第二病理学講座に入局後、1996 年に
学位を取得。米国 NIH、東京医科歯科
大学疾患遺伝子実験センター神経変性
研究部門、東京都神経科学総合研究所
を経て 2004 年より現職。2010 年 Kurt
Jellinger 賞(Acta Neuropathologica )。2012 年 日 本 病
理学会学術研究賞。
【主な研究分野】
ウイルス学、神経病理(神経変性疾患)。
【セミナーの内容】
JC ウイルスは日本人のほとんどに潜伏感染してお
り、免疫不全状態に陥ると乏突起膠細胞でのみウイル
ス増殖が起こり、進行性多巣性白質脳症を発症するが、
その機構は未だ明らかにされていない。宍戸 - 原先生は
VP1、VP2、VP3 というカプシド蛋白質を細胞内で適量
に発現させる独自の系を構築し、JC ウイルスの組み換
えウイルス粒子の作成を世界で初めて成功させた。そ
れを用いて、JC ウイルスの感染の標的が細胞核内のド
ット状の構造、promyelocytic leukemia body(PML )
であることを明らかにし、PML への集積は、カプシド
蛋白質のリシンに富んだアミノ酸領域が必要でがある
ことも見出した。超解像顕微鏡を用いて、PML がリン
グ状であることも発見した。ヒトの脳組織でも JC ウ
イルスが PML ボディに集積していることも観察した。
PML へのウイルスの集積がウイルスにとって、あるい
は、乏突起膠細胞にとってどのような意義があるのか
は未だ不明であるが、これらの観察はウイルスの生活
環、脳症の発生機構を考える上で重要な所見である。
【セミナーの成果】
遺伝子を含めた分子生物学研究と、病理学のような
形態診断を融合させる必要があると認識するに至った
経緯を、国内外での留学経験などを交えて、熱く語ら
れた。自分で考えることの大切さ、逆境にもめげない
強い意志力などが伝わり、聴衆を刺激する大変有益な
セミナーであった。
(病理学Ⅰ 清川悦子記)
28
金沢医科大学報 159 号/2014.8
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
北陸がんプロ FD 講演会
北陸がんプロ FD 講演会は、がん医療に携わる教員の資質向上や能力開発を目的として、最新のがん医療専門家
を招聘し講演会を開催している。
腫瘍病理学セミナー:転写調節因子 ATBF1 の機能異常による腫瘍の悪性化メカニズム
講師:三浦裕先生(名古屋市立大学大学院医学研究科分子神経生物学 准教授)
日時:平成 26 年 6 月 24 日(火)午後5時 30 分/病院本館 C41 講義室
【講師紹介】
1986 年名古屋市立大学
の悪性化につながることが知られている。講演では
医学部を卒業。同大学小児科に入局。
400kDa を超える ATBF1 タンパク質は構造状不安定
北海道大学理学部動物染色体研究所
であり、この不安定性が結合するタンパク質と重要
に 国 内 留 学。 そ の 後 University of
な関係(不定形の鎖)があることを述べた。さらに癌
Calgary の生化学 T. Tamaoki 教授の
の浸潤、転移においてはミトコンドリアの ROS シグ
下で分子生物学を研鑽。2006 年から
ナルおよび、炎症と関わりがあること、最後に悪性
現職。
中皮腫の発癌機構における ATBF1 の機能に解説を加
【講演の内容】
ATBF1 は DNA と結合しがん抑制遺
えた。終了後、参加者と活発な討議が行われ、大変
伝子として働き、また ATBF1 の遺伝子変異が腫瘍
有意義なセミナーであった。
(臨床病理学 野島孝之記)
平成 26 年度
動物実験実施者等の教育訓練
組換え DNA 実験に係る教育訓練
日時:平成 26 年 5 月 26 日(月)午後 4 時
場所:病院本館 4 階 C42 講義室
との必要性を説いた。引き続き、石垣靖人組換え DNA
実験安全主任が、組換え DNA 実験における学内規程お
よびカルタヘナ法について詳しく解説し、組換え DNA
実験のための申請書類と、実験中の注意点について説
明した。
次に、田崎隆史准教授(動物管理室)が、動物実験実
施者等への教育訓練を行った。はじめに「動物実験に関
する国際原則」から 動物実験は道義的義務と倫理的責
実験動物委員会と組換え DNA 実験安全委員会の共催
任を伴う研究者に与えられた特別な権利であり、実験
で、動物実験実施者等の教育訓練および、組換え DNA
動物の福祉を最大限に確保しなければならない という
実験に係る教育訓練を開催した。組換え DNA 実験該当
点を強調した。そして、3R(Reduction, Replacement,
者 61 名と動物実験該当者 82 名が参加した。
Refinement )の原則を遵守する重要性を訴えた。関連
開会挨拶では、米倉秀人組換え DNA 実験安全委員会
法規として動物愛護管理法、文科省の基本指針やカル
委員長が日頃から関連法規を正しく理解し遵守するこ
タヘナ法について解説し、実験実施者の労働安全衛生
に関わる人獣共通感染症と動物アレルギーについて注
意を促した。最後に、本学で動物実験を行うための申
請書類とその書き方のポイント、動物施設の利用法に
ついて説明した。
参加できなかった人については、DVD の視聴による
教育訓練を実施した。
(動物管理室 田崎隆史記)
教育訓練説明会
29
学 術
産学官連携
第 13 回
国際バイオテクノロジー展に出展
金沢医科大学報 159 号/2014.8
社であった。本学は平成 22 年から毎年参加しており、
5 回目の参加となった。BIO tech では産学交流のため、
大学等の研究者が産業界に向けて発表をする「アカデミ
ックフォーラム」が併催されることが特徴である。今回
は一般教育機構(物理学)の奥田光一助教が発表した。
奥田助教の口頭発表およびポスター発表は、
「画像診
断支援に向けた分子イメージング画像の定量解析法」と
平成 26 年 5 月 14 日(水)から 16 日(金)の 3 日間、バ
題して行われた。口頭発表会場には 20 名を超える来場
イオテクノロジーに関する研究機器などをビジネスと
者があり、その後ポスター展示ブースに場所を移し、
する企業と製薬企業や大学などの研究者のマッチング
研究内容について踏み込んだ質問を受けた。
を目的とした展示会「BIO tech 2014 −第 13 回 国際バイ
展示ブースでは、3 日間にわたって奥田助教のポスタ
オテクノロジー展/技術会議−」が東京ビッグサイトに
ーを掲示したほか、ポスターの縮刷版、大学概要、研
て開催された。来場者数は 11,074 人、出展企業数は 412
究推進センターリーフレットなどを配布した。
また、BIO tech が提供する「発表者・出展者検索シ
ステム」を通して事前に面談予約した複数の研究機器商
社等と面談を行った。それぞれの面談で今後の研究推
進に役立つ有意義な情報を交換することができた。
なお、来年の BIO tech 2015(第 14 回国際バイオテク
ノロジー展)は、平成 27 年 5 月 13 日 ~15 日に「ライフサ
イエンス ワールド 2015 」との新たな看板の下で「第 1 回
医薬・診断薬研究・開発展(PHARCON 2015 )
」、
「第 2
回個別化医療技術展(PMEX 2015 )」
、
「第 12 回アカデミ
ックフォーラム」と同時開催される予定となっている。
BIO tech に限らず、アカデミアの研究者が参加可能
な展示会は他にもあるので、今後、これらの展示会に
て発表・マッチング等を希望される方は、研究推進セ
ンターまで随時お問い合わせいただきたい。
(研究推進センター 畔原宏明記)
ポスター展示会場で説明する奥田光一助教
受 賞
石垣 靖人 教授(総合医学研究所 生命科学研究領域)
医学生物学電子顕微鏡技術学会
平成 26 年度学会賞受賞
医学生物学電子顕微鏡技術学会は、医学および生物学における電子顕微鏡技術の
研究を進めその発展と普及を図ることを目的とする会である。既存の技術の普及を
進めるだけでなく、医工連携に基づく新しい観察技術の開発に取り組むことも学会
の主要なテーマである。他の関連学会でも話題となっているイオン液体法は、本学
会から発展させて来た手法のひとつである。
今回の学会賞受賞は、数年かけて取り組んできたイオン液体法や免疫電顕法の改
良に関する一連の学会および論文発表が評価されたものである。今後は、電子顕微鏡だけでなく、本学に整
備されている他の研究機器との連携も試みて、臨床や基礎の研究へ活かしていきたいと考えている。
(石垣靖人記)
30
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
研究費採択状況
平成 26 年度 科学研究費助成事業交付決定
昨年 11 月に本学から新規で 167 件の研究課題を応募した結果、38 件 8,887 万円(直接経費 6,850 万円、間接経費
2,037 万円)が新たに採択された。その内訳は、医学部が 24 件、看護学部が 9 件、一般教育機構が 3 件、総合医学研
究所が 1 件、事務課が 1 件である。これに継続分を加えると、本学全体で 105 件、直接経費 1 億 5,510 万円、間接経
費 4,635 万円、総額 2 億 145 万円となった。この数値は前年度に比べ、件数では 9 件減で 、 金額では 1,027 万円減とな
っているが、昨年度に引き続き 2 億円の大台を超えている。
なお、7 月現在、転入・転出を含め 107 件、総額 2 億 470 万円となっている。
来年度の採択向上に向け、引き続きご協力をお願いしたい。
(科研対策特別委員会 岩淵邦芳記)
総括
(単位:千円)
研究種目
件 数
直接経費
間接経費
金 額
新学術領域研究
2
7,000
2,100
9,100
基盤研究(B)一般
7
28,500
8,550
37,050
基盤研究(B)海外
1
3,200
960
4,160
基盤研究(C)
57
75,500
22,650
98,150
挑戦的萌芽研究
14
14,600
4,380
18,980
若手研究(B)
24
27,000
8,100
35,100
研究活動スタート支援
1
1,200
360
1,560
奨励研究
1
600
107
157,600
合 計
−
600
47,100
204,700
内訳 職名および所属については H26.7.1 現在のものを記載。研究種目、課題番号順
種目名
氏名・職名
新学術領域研究 倉田 康孝 特任教授
所 属
生理学Ⅱ
(金額単位 : 千円)
研究課題
直接経費
分岐理論に基づくヒト固有心筋自動能の発生機序
2,700
間接経費
810
並びに合理的制御法の解明
清川 悦子 教授
病理学Ⅰ
脈管内腺構造の回転と浸潤・転移
小 計 2 件
基盤研究(B )
石橋 浩晃 准教授
顎口腔外科学
一般
おとり遺伝子による癌の血管新生抑制を標的とした
4,300
1,290
7,000
2,100
3,500
1,050
4,100
1,230
3,900
1,170
純国産型遺伝子治療法の開発
古家 大祐 教授
糖尿病・内分泌内科学
栄養応答シグナルの破綻による代謝疾患の発症機構
の理解と一般制御手段の確立
竹内 正義 教授
総合医学研究所
現代の食習慣の特徴と非アルコール性脂肪性
先端医療研究領域
肝障害の発症・進展との関連性に関する研究
八田 稔久 教授
解剖学Ⅰ
母胎児間シグナルチューニング機構の分子基盤解明
3,600
1,080
塚原 完 特定講師
血液免疫内科学
環状ホスファチジン酸による抗動脈硬化作用を
4,400
1,320
1,700
510
7,300
2,190
28,500
8,550
3,200
960
3,200
960
400
120
利用した治療創薬の基盤開発
長谷川 雅美 教授
岩淵 邦芳 教授
看護学部
うつ病者の自殺予防に関する感情調整療法
精神看護学
アプローチの開発
生化学Ⅰ
DNA 修復蛋白質 53BP1 の細胞表層への露出と
アポトーシス細胞の腫瘍免疫原性獲得
小 計 7 件
基盤研究(B )
西条 旨子 准教授
公衆衛生学
海外
ベトナムにおけるダイオキシンの胎児脳機能と
乳幼児脳神経発達に及ぼす影響
小 計 1 件
基盤研究(C )
一般
長澤 晋也 助教
健康管理センター
高齢者における慢性腎臓病の指標としての ADMA と
冠動脈石灰化進展に関する追跡研究
31
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
種目名
氏名・職名
基盤研究(C )
島田 ひろき 講師
所 属
解剖学Ⅰ
一般
直接経費
間接経費
1,100
330
1,200
360
500
900
150
270
1,100
330
1,200
360
1,200
360
600
180
1,000
300
1,200
360
900
270
1,500
450
1,300
390
500
150
1,100
1,500
330
450
500
150
1,500
450
1,400
700
1,200
420
210
360
1,200
360
1,300
390
900
270
誘導
村木 靖 特任教授
微生物学
CM2 の塩素イオンチャネル活性は C 型インフルエンザ
ウイルスの増殖を制御するか ?
登坂 由香 講師
中島 素子 教授
衛生学
看護学部
公衆衛生看護学
喫煙者の CKD 兆候の特徴とその意義の解明
大規模労働者集団における睡眠状況と 10 年間の
血圧変化に関する縦断研究
北村 修 教授
法医学
水野 史朗 准教授
呼吸器内科学
頭部外傷による呼吸及び循環中枢の神経細胞障害の
解析及び法医病理学的診断への応用
血管内皮前駆細胞に注目した肺気腫病変と
北田 宗弘 講師
糖尿病・内分泌内科学
肺気腫合併肺高血圧の病態解析
高度たんぱく質制限の尿細管オートファジー活性化を
介した糖尿病腎症抑制機序の解明
岩男 悠 助教
血液免疫内科学
IgG4 関連疾患における疾患特異的に変動する
小児科学
代謝物群を利用したメタボロミクス解析
コンピュータ白血病幹細胞システムによる再発動態
犀川 太 教授
清川 悦子 教授
解析と治療開発への基盤創成
精神神経科学
統合失調症の発症臨界期における社会認知障害の
臨床研究
放射線医学
放射性ヨード治療におけるリンパ球の DNA 損傷に
関する検討
呼吸器外科学
肺腺癌の転移機構:HIF-1/ ヒストン修飾調節による
AQP1 の過剰発現
整形外科学
ステロイド誘発性大腿骨頭壊死の遺伝子修飾骨髄
由来組織幹細胞の全身投与による予防
眼科学
眼部紫外線防御アイテムとしての眼鏡の有効性評価に
関する研究
看護学部 成人看護学
成人 2 型糖尿病患者のレジリエンス評価尺度の作成
看護学部
虚弱高齢者に対する介護予防サポーターによる
公衆衛生看護学
「声かけ訪問」プログラムの開発と評価
薬理学
成育初期ストレスによる精神的発達障害のメカニズム
−ムスカリン受容体の新しい機能
総合医学研究所
生活圏内での感染症媒介昆虫(蚊)とヒトの
生命科学研究領域
接触頻度と患者数の関係
呼吸器内科学
肺がん化学療法における交流磁場併用療法の開発
一般教育機構 人文科学 工学的関心に則したロボット倫理学の構築
一般教育機構 英語
音響・調音データベースに基づくバイオフィード
バックによる英文リズム学習方法の開発
総合医学研究所
UBR4/p600-HPV16 E7 相互作用による発がん
生命科学研究領域
メカニズム
総合医学研究所
神経幹細胞における新規中心体制御機構の解析
生命科学研究領域
臨床病理学
IgG4 関連疾患における Thy-1、PDGF の発現に
関する解析
病理学Ⅰ
レンズ上皮細胞の形態維持機構の解明
大原 義朗 教授
微生物学
中村 晃 教授
免疫学
梶波 康二 教授
森河 裕子 教授
川﨑 康弘 教授
渡邉 直人 特任教授
町田 雄一郎 助教
市堰 徹 准教授
佐々木 洋 教授
村角 直子 准教授
浜崎 優子 准教授
村松 郁延 客員教授
村上 学 講師
小林 誠 助教
本田 康二郎 講師
澁谷 良穂 特任教授
田崎 隆史 准教授
石垣 靖人 教授
黒瀬 望 助教
1,300
390
Saffold ウイルス感受性を規定する宿主因子の同定
から指向した病原性解析
セリンプロテアーゼインヒビターによるアレルギー
反応の制御機構の解明
1,500
450
1,400
420
循環器内科学
看護学部
医科学
栄養薬理遺伝学を用いた次世代抗凝固療法の開発
夜勤労働の前立腺疾患リスクにおける老化バイオ
マーカーの関連についての縦断研究
1,700
2,300
510
690
横山 仁 教授
腎臓内科学
1,200
360
道合 万里子 助教
放射線医学
前向き腎移植コホートにおける慢性移植腎障害
関連分子に関するプロテオミックス解析
ストロンチウム治療後におけるリンパ球の放射線
700
210
1,200
360
薄田 勝男 臨床教授
32
研究課題
母胎間シグナル伝達による胎児大脳新皮質の好気的
呼吸器外科学
組織障害の検討
MR 拡散強調画像と血管新生因子・遺伝子解析に
よる肺良悪性病変の悪性度の研究
学 術
種目名
基盤研究(C )
金沢医科大学報 159 号/2014.8
氏名・職名
宮澤 克人 教授
所 属
泌尿器科学
一般
研究課題
尿路結石における HMGB1 と RAGE による
直接経費
間接経費
1,400
420
1,200
360
発生機序の解明と阻止機構の証明
三輪 高喜 教授
耳鼻咽喉科学
神経性嗅覚障害の病態解明と治療への応用
- 鍵を握るのはエストロゲンか成長因子か ?-
志賀 英明 准教授
耳鼻咽喉科学
食べ方の指導による嗅神経再生効果の画像解析研究
1,000
300
芝本 利重 教授
生理学Ⅱ
アナフィラキシーショックにおける脳循環の統合的研究
700
210
700
210
1,300
390
2,100
630
2,300
690
2,200
660
平松 知子 教授
前田 修子 教授
薗村 貴弘 講師
看護学部
高齢者の転倒防止における看護実践能力育成のための
老年看護学
評価指標の開発
看護学部
訪問看護師向け長期膀胱留置カテーテル閉塞予防・
在宅看護学
対応プロトコールの開発、効果検証
解剖学Ⅱ
霊長類コモン・マーモセットを用いた味覚ブレイン マシン・インターフェースの開発
倉田 康孝 特任教授
生理学Ⅱ
ヒト幹細胞由来心筋細胞における自動能機序の解明と
バイオペースメーカーシステム設計
西尾 眞友 教授
薬理学
末梢性代謝型グルタミン酸受容体による熱痛覚過敏
および鈍麻の分子機構解明
金﨑 啓造 講師
糖尿病・内分泌内科学
COMT 不全がもたらす健康被害の分子機構解明
1,500
450
上田 善道 教授
病理学Ⅱ
細胞膜スフィンゴ脂質のラフト形成を介した肺腺癌
1,500
450
1,500
450
1,600
480
1,400
420
2,300
690
浸潤・転移への関与の解明
姫田 敏樹 准教授
微生物学
Saffold ウイルス感染は自己免疫疾患
(特にⅠ型糖尿病)のトリガーとなるか ?
湊 宏 特任教授
臨床病理学
悪性中皮腫における ATBF1 リン酸化状態と
細胞内局在−悪性度との関連性の究明−
石﨑 昌夫 准教授
衛生学
日本人労働者の職業性ストレスと脳・心血管疾患
発症の関係
櫻井 勝 准教授
公衆衛生学
体組成と健診データの疫学的関連に基づく
サルコペニア肥満のスクリーニング方法の開発
中村 幸志 准教授
公衆衛生学
体内鉄動態と主要生体指標との関連の疫学研究
2,400
720
王 法医学
下垂体の病態は自殺に関与するか ?:
1,600
480
1,500
450
1,400
420
1,600
480
1,000
300
1,900
570
1,900
570
2,300
690
75,500
22,650
600
180
600
180
800
240
500
150
1,200
360
900
270
准教授
自殺例における下垂体の法医病理学的解析
西澤 誠 准教授
糖尿病・内分泌内科学
GLP-1 による神経性インスリン分泌促進機構の解明と
2 型糖尿病治療への応用
東海林 博樹 准教授
一般教育機構 生物学
胎盤栄養膜細胞の浸潤能獲得におけるガレクチン
ファミリーによる制御機構
牧野田 知 教授
産科婦人科学
排卵障害に対する G-CSF による治療法の確立を
目指して
久保 江理 特任教授
眼科学
後発白内障における水晶体上皮間葉系移行と水晶体
再生制御機構の解明
紺家 千津子 教授
櫻井 志保美 准教授
田嶋 信義 助教
看護学部
スキンケアの深化 : スキンテア(皮膚裂傷)予防
成人看護学
システムの構築
看護学部
認知症患者の家族介護者に対する睡眠支援を目的と
公衆衛生看護学
したレスパイトケアの効果検証
生理学Ⅰ
イオンチャネルを介したオメガ -3 不飽和脂肪酸の
アルツハイマー病脳改善作用
小 計 57 件
挑戦的萌芽研究 永井 貴子 医員
内分泌・代謝科
内因性抗線維化分子に着目した、腎線維化の
制御手段開発
八田 稔久 教授
解剖学Ⅰ
母胎間シグナル伝達から迫る精神・神経疾患
スペクトラムの胎児起源仮説
石橋 浩晃 准教授
顎口腔外科学
おとり遺伝子を用いた変形性関節症への
新規遺伝子治療法の応用
黒田 尚宏 助教
医学教育学
双方向学習および TBL 活用を目指した電子ノート
システムの開発
古家 大祐 教授
糖尿病・内分泌内科学
オートファジー制御による糖尿病腎症に対する
新たな治療薬の開発
田中 良 助教
呼吸器外科学
急性肺障害に対する遺伝子修飾骨髄由来間葉系
幹細胞の全身投与による治療法の確立
33
学 術
種目名
金沢医科大学報 159 号/2014.8
氏名・職名
挑戦的萌芽研究 坂井 恵子 教授
小泉 由美 准教授
保田 ひとみ 講師
工藤 麻希子 研究員
所 属
研究課題
直接経費
間接経費
看護学部 基礎看護学
タクティールケア介入による睡眠への効果検証
500
150
看護学部
認知症高齢者に対しタクティールケアを施術する
700
210
老年看護学
家族自身に及ぼすリラックス効果の検証
看護学部
里帰り分娩後から 1 か月間における初めて母親・
700
210
母性看護学・助産学
父親となった夫婦の 3 人家族作りの体験
薬理学
アセチルコリンによる細胞内受容体を介した新たな
1,800
540
1,100
330
1,900
570
1,000
300
2,300
690
14,600
4,380
900
270
1,000
300
1,000
300
800
240
1,100
330
500
150
800
240
800
240
1,600
480
シナプス可塑性調節機構の解明
加藤 晃一郎 助教
顎口腔外科学
スフィンゴ脂質の新規機能に着目した口腔癌に対する
新たな浸潤・転移制御法の開発
松井 優子 准教授
中井 寿雄 助教
木下 幸子 講師
看護学部
抗がん剤点滴静脈内注射の血管外漏出の有無の
基礎看護学
客観的判定基準の開発
看護学部
医療処置を要する在宅療養者と支援者による
在宅看護学
災害備えチェックシートの開発
看護学部
深部静脈血栓症予防用弾性ストッキングにおける
成人看護学
皮膚障害予防ケア基準の開発
FDD-MB センター
学習データの自動生成による希少細胞検出システムの
小 計 14 件
若手研究(B )
織田 英人
協力研究員
逆井 良 助教
研究
生化学Ⅰ
抗がん剤による DNA 二本鎖切断の修復経路操作と
細胞死誘導の解析
吉崎 尚良 助教
病理学Ⅰ
リン酸化モチーフの比較進化解析から細胞機能と
モチーフの関係を明らかにする
吉冨 泰央 助教
生化学Ⅱ
血管は神経の働きかけにどう応答するか ?
血管形成における JunB の新しい役割の解明
金﨑 めぐみ 助教
糖尿病・内分泌内科学
転写因子ストークヘッドボックス 1 蛋白の
生物学的・病理学的意義の検討
河南 崇典 講師
血液免疫内科学
IgG4 関連疾患患者血清中の疾患特異的に変動する
タンパク質群の網羅解析
中島 章夫 助教
血液免疫内科学
IgG4 関連疾患患者末梢血単核球における
トランスクリプトーム解析
北村 佳子 助教
武田 はるな 助教
看護学部
外来化学療法を行う大腸がん術後患者のマネジメント
成人看護学
能力を高めるケア基準の開発
病理学Ⅰ
遺伝子改変マウスを用いた胃がん形成における
炎症反応の役割の解析
柴田 奈央子 助教
眼科学
翼状片発症機構の解明と予防薬の開発に関する研究
700
210
寺井 孝弘 助教
看護学部
養育者の心理傾向に着目した虐待へのポピュレー
600
180
小児看護学
ションアプローチに関する研究
看護学部
ストレングスモデルに基づく行動制限最小化看護
900
270
精神看護学
介入の開発に関する研究
和田 俊樹 助教
免疫学
TLR9 シグナルの新規制御分子 Sortilin の機能解析
1,700
510
益岡 尚由 講師
薬理学
細胞内ムスカリン受容体によるシナプス可塑性制御
1,700
510
1,300
390
800
240
1,900
570
900
270
1,000
300
1,600
480
1,100
330
1,800
540
長山 豊 講師
機構の解明と認知症との関連性
谷口 真 講師
砂谷 優実 助教
総合医学研究所
日本脳炎ウイルス感染におけるスフィンゴ
生命科学研究領域
ミエリン / 脂質ラフトの役割
生化学Ⅰ
DNA 損傷修復蛋白質 XRCC4 脱リン酸化が
アポトーシス促進の引き金となるか
高田 尊信 助教
津田 龍佑 講師
総合医学研究所
終末糖化産物に着目した糖尿病併発膵癌促進蛋白質の
先端医療研究領域
同定及び柑橘類含有化合物の作用
一般教育機構 体育学
体力つくりを配慮したゴール型教材の授業づくりに
関する研究
乙田 敏城 助教
糖尿病・内分泌内科学
小胞体分子シャペロン誘導を介した糖尿病腎症の
抗線維化治療
渡邉 愛 医員
内分泌・代謝科
ミトコンドリアの恒常性維持を基盤とした
サーチュインの糖尿病腎症に対する意義の解明
奥田 光一 助教
一般教育機構 物理学
レビー小体型認知症の新規画像診断システムの開発:
高解像度イメージング技術の応用
福田 守良 助教
34
看護学部 在宅看護学
座位褥瘡を座位で治す革新的褥瘡ケア方法の確立
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
種目名
若手研究(B )
氏名・職名
田中 浩二 講師
谷田 守 講師
所 属
研究課題
看護学部
老年期うつ病者の「レジリエンス」向上に寄与する
精神看護学
治療的看護実践の考案
生理学Ⅱ
レプチンによる肝臓及び膵臓自律神経調節と糖代謝
直接経費
間接経費
1,100
330
1,400
420
27,000
8,100
1,200
360
1,200
360
改善への応用
小 計
24 件
研究活動
スタート支援
小木曽 英夫
特定講師
血液免疫内科学
マウス骨髄脂肪の加齢におけるスフィンゴ脂質変化
の解析とその造血幹細胞に与える影響
奨励研究
三谷 真弓 事務員
医学部庶務課(解剖学Ⅰ) 手に取って観察できる透明標本作製法の確立
小 計
1件
600
−
小 計
1件
600
−
合 計
107 件
157,600
47,100
平成 25 年度 各種助成金等受託状況
総括
(単位:千円)
種目分類
件数
文部科学省・日本学術振興会(科学研究費助成事業 / 代表者分)
小 計
文部科学省・日本学術振興会(科学研究費助成事業 / 分担者分)
文部科学省・日本学術振興会(委託事業)
厚生労働省(厚生労働科学研究費補助金、等)
その他公的機関(環境省、総務省、関係団体等)
その他(民間助成団体、等)
小 計
合 計
金額
(直接経費)
114
170,500
114
170,500
26
11,290
5
7,200
27
41,209
8
41,471
18
30,983
84
132,153
198
302,653
※代表者分に関しては学報 155 号に掲載済
内訳 職名および所属については申請時のものを記載
文部科学省・日本学術振興会 (科学研究費助成事業 / 分担分)学外研究代表者から配分を受けたものを記載 (単位 : 千円)
氏名・職名
志賀 英明 准教授
所 属
耳鼻咽喉科学
種目名
科学研究費分担研究
研究課題
嗅神経及び腫瘍へ集積し高エネルギーを付与する
金額
50
原子核プローブに関する核放射化学研究
八田 稔久 教授
解剖学Ⅰ
科学研究費分担研究
器官・組織形成期の発生異常に基づく上皮管腔組織形成
1,000
障害
清川 悦子 教授
病理学Ⅰ
科学研究費分担研究
細胞内情報伝達系の多次元 FRET イメージング
3,000
清川 悦子 教授
病理学Ⅰ
科学研究費分担研究
細胞機能と分子活性の多次元蛍光生体イメージング
2,000
及川 陽三郎 助教
医動物学
科学研究費分担研究
東アジア共通性マダニが媒介する新興アナプラズマ症、
300
紅斑熱群、ライム病の分子疫学
中川 秀昭 教授
公衆衛生学
科学研究費分担研究
ベトナムにおけるダイオキシン類暴露と性ホルモン・
100
前立腺がんに関する疫学研究
中川 秀昭 教授
公衆衛生学
科学研究費分担研究
働く人々のバーンアウトと循環器疾患リスクに関する
200
縦断研究
小林 誠 助教
呼吸器内科学
科学研究費分担研究
交流磁場を用いた抗がん剤の標的治療技術の開発
100
横山 仁 教授
腎臓内科学
科学研究費分担研究
アジア太平洋地域における膜性腎症の実態調査研究
500
横山 仁 教授
腎臓内科学
科学研究費分担研究
アジア腎生検レジストリーの創設と最適な腎疾患治療を
250
目指すアジア腎疾患コホート研究
塚原 完 特定講師
血液免疫内科学
科学研究費分担研究
ナノマテリアルに対する特異的受容体の同定
100
塚原 完 特定講師
血液免疫内科学
科学研究費分担研究
カーボンナノチューブによる骨芽細胞の石灰化促進
100
メカニズムの解明
35
学 術
氏名・職名
金沢医科大学報 159 号/2014.8
所 属
田中 惠子 特任教授 神経内科学
種目名
研究課題
科学研究費分担研究
網羅的自己抗体プロファイリング法に基づく免疫性神経疾患の
金額
1,750
病態解明と治療戦略の構築
笹川 寿之 特任教授
産科婦人科学
科学研究費分担研究
アジアにおけるヒトパピローマウイルス遺伝子型・亜型の
200
分布と癌化リスクの解明
本田 康二郎 講師
一般教育機構
科学研究費分担研究
人文科学
記述に根ざした技術の現象学的研究 : 技術の記述的探求と
100
批判的視点の確立
本田 康二郎 講師
一般教育機構 人文科学 科学研究費分担研究
不確実性に対する合意形成に関する応用倫理学的考察
100
森河 裕子 教授
看護学部
働く人々のバーンアウトと循環器疾患リスクに関する
200
科学研究費分担研究
医科学
長谷川 雅美 教授
看護学部
縦断研究
科学研究費分担研究
精神看護学
長谷川 雅美 教授
看護学部
科学研究費分担研究
精神看護学
紺家 千津子 教授
看護学部
看護学部
科学研究費分担研究
看護学部
女性アルコール依存症者の死への転帰を予防するための
40
寝たきり高齢者の褥瘡予防のための圧分散と寝床内環境
50
調整を加味したシーツの開発
科学研究費分担研究
成人看護学
橋本 智江 助教
50
断酒継続プログラムの開発
成人看護学
紺家 千津子 教授
リワーク(復職)につなげるうつ病者とうつ病者家族の
支援プログラムの構築と評価
高齢者のスキンテア(皮膚裂傷)発生リスクの同定と
100
テーラーメイドプロトコルの開発
科学研究費分担研究
老年看護学
看護と介護のより良い連携に向けた教育デザイン
200
- 感染防御策に焦点を当てて -
金﨑 啓造 講師
糖尿病・内分泌内科学
科学研究費分担研究
COMT 阻害剤投与により惹起される代謝異常全体像の把握
600
元雄 良治 教授
腫瘍内科学
科学研究費分担研究
がん温熱療法の新規分子マーカー候補 FAM107 ファミリー
50
蛋白質の発現 ・ 機能解析
北本 福美 助教
精神神経科学
科学研究費分担研究
がん患者とその子供への支援プログラムの開発−芸術療法と
50
PIL テストの導入の試み
影近 謙治 特任教授 リハビリテーション医学
科学研究費分担研究
作業療法士のためのコミュニケーションスキル育成支援
100
システムの開発
小 計 26 件
文部科学省・日本学術振興会 (委託事業)
氏名・職名
八田 稔久 教授
所 属
解剖学Ⅰ
(単位 : 千円)
種目名
研究課題
(独)日本学術振興会ひらめき
解剖学Ⅰ
総合医学研究所
生命科学研究領域
古家 大祐 教授
450
−透明人間できるかな ? − 2013
(独)日本学術振興会ひらめき
長寿のメニューってできるんけ ?2013
450
∼食品の 「 活性酸素 」 消去能力を測定しよう∼
☆ときめきサイエンス委託事業
村上 学 講師
金額
からだを透かして見てみよう
☆ときめきサイエンス委託事業
島田 ひろき 講師
11,290
(独)日本学術振興会ひらめき
人に病気をうつす虫(蚊)がどんな奴か
☆ときめきサイエンス委託事業
450
観察してみよう
糖尿病・内分泌内科学 (独)日本学術振興会二国間交流事業
第 12 回日韓糖尿病性腎症セミナー
1,200
4,650
共同研究・セミナー
竹内 正義 教授
総合医学研究所
文部科学省地域イノベーション
生活習慣病の発症・進展における新規
先端医療研究領域
戦略支援プログラム
ターゲットとしての Toxic AGEs(TAGE) の
関与とその阻止
小 計 5 件
(単位 : 千円)
厚生労働省
氏名・職名
森本 茂人 教授
7,200
所 属
高齢医学
種目名
研究課題
金額
厚生労働科学研究費補助金
地域・在宅高齢者における摂食嚥下・栄養障害に
長寿科学総合研究事業
関する研究−特にそれが及ぼす在宅療養の非継続性
1,200
厚生労働科学研究費補助金
特定保健指導の断層化基準外の者の保健指導の
政策科学総合研究事業
有効性に関する研究
厚生労働科学研究費補助金
重症好酸球性副鼻腔炎の診断基準作成と治療法
難治性疾患克服研究事業
確立に関する研究
厚生労働科学研究費補助金
免疫性神経疾患に関する調査研究
1,200
進行性腎障害に関する調査研究
3,500
と地域における介入・システム構築に向けて
中村 幸志 准教授
三輪 高喜 教授
大原 義朗 教授
公衆衛生学
耳鼻咽喉科学
微生物学
−
600
難治性疾患克服研究事業
横山 仁 教授
腎臓内科学
厚生労働科学研究費補助金
難治性疾患克服研究事業
36
学 術
氏名・職名
梅原 久範 教授
金沢医科大学報 159 号/2014.8
所 属
血液免疫内科学
種目名
厚生労働科学研究費補助金
研究課題
金額
自己免疫疾患に関する調査研究
1,500
免疫性神経疾患に関する調査研究
1,200
難治性疾患克服研究事業
松井 真 教授
神経内科学
厚生労働科学研究費補助金
難治性疾患克服研究事業
田中 惠子 特任教授 神経内科学
厚生労働科学研究費補助金
希少性難治性疾患−神経・筋難病疾患の進行抑制
難治性疾患克服研究事業
治療効果を得るための新たな医療機器、生体電位
800
等で随意コントロールされた下肢装着型補助
ロボット(HAL-HN01 )に関する医師主導治験の
実施研究
松本 忠美 教授
友杉 直久 教授
整形外科学
厚生労働科学研究費補助金
特発性大腿骨頭壊死症の診断・治療・予防法の
難治性疾患克服研究事業
開発を目的とした全国学際的研究
総合医学研究所
厚生労働科学研究費補助金
IgG4 関連疾患に関する調査研究
先端医療研究領域
難治性疾患克服研究事業
佐川 元保 特任教授 呼吸器外科学
(研究代表者)
佐川 元保 特任教授 呼吸器外科学
中川 秀昭 教授
中川 秀昭 教授
中川 秀昭 教授
望月 隆 教授
公衆衛生学
公衆衛生学
公衆衛生学
皮膚科学
厚生労働科学研究費補助金
低線量胸部 CT による肺がん検診の有効性評価の
第 3 次対がん総合戦略研究事業
ための無作為化比較試験
厚生労働科学研究費補助金
がん死亡率減少に資する検診精度管理に関する
第 3 次対がん総合戦略研究事業
研究
厚生労働科学研究費補助
特定健診 ・ 保健指導におけるメタボリック
金循環器疾患・糖尿病等
シンドロームの診断・管理のエビデンス創出に
生活習慣病対策総合研究事業
関する横断・縦断研究
厚生労働科学研究費補助金
大規模コホート共同研究の発展による危険因子
循環器疾患・糖尿病等
管理の優先順位の把握と個人リスク評価に
生活習慣病対策総合研究事業
関するエビデンスの構築
厚生労働科学研究費補助金
社会的要因を含む生活習慣病リスク要因の解明を
循環器疾患・糖尿病等
目指した国民代表集団の大規模コホート研究 :
生活習慣病対策総合研究事業
NIPPON DATA80/90/2010
厚生労働科学研究費補助金
真菌感染症の病態解明及び検査 ・ 治療法の確立と
新型インフルエンザ等
サーベイランスに関する研究
1,080
1,200
14,154
−
1,100
2,100
500
1,000
新興・再興感染症研究事業
飯沼 由嗣 教授
臨床感染症学
厚生労働科学研究費補助金
新たな薬剤耐性機構の解明及び薬剤耐性菌の
新型インフルエンザ等
サーベイランスに関する研究
1,400
新興・再興感染症研究事業
飯沼 由嗣 教授
臨床感染症学
厚生労働科学研究費補助金
医療機関における感染制御に関する研究
−
新型インフルエンザ等
新興・再興感染症研究事業
横山 仁 教授
元雄 良治 教授
野島 孝之 教授
川﨑 康弘 教授
中川 秀昭 教授
森本 茂人 教授
森本 茂人 教授
佐々木 洋 教授
腎臓内科学
腫瘍内科学
臨床病理学
精神神経科学
公衆衛生学
高齢医学
高齢医学
眼科学
(研究代表者)
厚生労働科学研究費補助金
慢性腎臓病の進行を促進する薬剤等による腎障害の
腎疾患対策研究事業
早期診断法と治療法の開発
厚生労働科学研究費補助金
国際化に対応した科学的視点に立った日本漢方
地域医療基盤開発推進研究事業
診断法・処方分類および用語の標準化の確立
厚生労働科学研究費補助金
高悪性度骨軟部腫瘍に対する標準治療確立のための
がん臨床研究事業
研究
厚生労働科学研究費補助金
精神疾患患者に対する早期介入とその普及啓発に
障害者対策総合研究事業
関する研究
厚生労働科学研究費補助金
先天異常モニタリング解析による本邦の先天異常
成育疾患克服等次世代育成
発生状況の推移とその影響要因(放射線被ばくの
基盤研究事業
影響、出生前診断の影響等を含む)に関する研究
厚生労働科学研究費補助金
大規模疫学調査による、認知症の発症促進因子
認知症対策総合研究事業
および抑制因子の検索に関する研究
厚生労働科学研究費補助金
東日本大震災被災者における認知機能と日常生活
認知症対策総合研究事業
動作の前向きコホート研究
厚生労働科学研究費補助金
東京電力福島第一原子力発電所における緊急作業
労働安全衛生総合研究事業
従事者の放射線被ばく量と水晶体混濁発症に
厚生労働科学研究費補助金
東京電力福島第一原子力発電所における緊急作業
労働安全衛生総合研究事業
従事者の放射線被ばく量と水晶体混濁発症に
1,000
−
150
400
200
3,000
−
3,925
関する調査
初坂 奈津子 助教
眼科学
−
関する調査
小 計 27 件
41,209
37
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
その他公的機関(総務省、環境省、経済産業省等)
氏名・職名
所 属
佐々木 洋 教授
環境原性視覚病態
中川 秀昭 教授
公衆衛生学
研究部門
(単位 : 千円)
種目名
研究課題
金額
眼部への電波ばく露の定量的調査に関する研究
18,009
(株)東レリサーチ委託事業
カドミウム汚染地域(神通川領域、梯川流域)
5,000
(環境省)
住民の追跡研究−カドミウム暴露に伴う生命予後と
(社)医薬品開発支援機構
自己組織再生型心血管デバイスの開発及び安全性・
(APDD )NEDO 委託事業
有効性評価のための技術開発
総務省生体電磁環境研究
委託事業
健康影響−
秋田 利明 教授
秋田 利明 教授
友杉 直久 教授
奥田 光一 助教
心臓血管外科学
心臓血管外科学
経済産業省課題解決型医療機器
心不全患者の心拡大(= 心臓リモデリング)
等開発事業
防止心臓サポートネットの開発・改良
総合医学研究所
経済産業省戦略的基盤技術
動脈硬化の予防 & 改善効果を有する機能性食品の
先端医療研究領域
高度化支援事業
開発
一般教育機構
物理学
7,200
4,103
(独)科学技術振興機構研究成果展開事業 交感神経イメージングのための総合評価システムの
2,910
770
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 開発
フィージビリティスタディ探索タイプ
高林 晴夫 准教授
FDD-MB センター (独)科学技術振興機構研究成果展開事業 母体血液画像データからの胎児由来有核赤血球
3,196
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)(NRBC )検出技術
本格研究開発ステージ ハイリスク挑戦
タイプ
古家 大祐 教授
糖尿病・内分泌内科学 ものづくり中小企業・小規模
事業者試作開発等支援補助金
投薬及び栄養管理のための体表面積測定システムの
小 計 8 件
氏名・職名
所 属
利國 信行 講師
消化器内科学
藤林 幸輔 助教
梶波 康二 教授
種目名
(財)聖ルカ・ライフサイエンス
研究所研究助成金
糖尿病・内分泌内科学 (財)上原記念生命科学財団
研究奨励金
循環器内科学
(財)福田記念医療技術振興財団
研究助成金
(財)車両競技公益資金記念財団
研究助成
谷田 守 講師
生理学Ⅱ
(財)武田科学振興財団
医学系研究奨励金
西澤 誠 准教授
糖尿病・内分泌内科学 (財)日本糖尿病財団リリー・
インクレチン基礎研究助成金
梅原 久範 教授
血液免疫内科学
(公財)日本リウマチ財団
ノバルティス・リウマチ医学賞
金﨑 啓造 講師
糖尿病・内分泌内科学 (財)武田科学振興財団
ビジョナリーリサーチ助成金
山本 亮 助教
生理学Ⅰ
(公財)カシオ科学振興財団
研究助成
久保 江理 特任教授 眼科学
(公信)参天製薬創業者記念
眼科医学研究基金研究助成
糖尿病・内分泌内科学 (公財)鈴木謙三記念医科学
金﨑 啓造 講師
応用研究財団調査研究助成金
山本 亮 助教
生理学Ⅰ
(公財)日本科学協会海外発表
促進助成
循環器内科学
川﨑 康弘 教授
精神神経科学
谷田 守 講師
生理学Ⅱ
(一財)糧食研究会一般公募研究
田村 幸子 教授
看護学部
総合看護学
(公財)政策医療振興財団
国際会議等出席支援助成金
38
41,471
(単位 : 千円)
その他(民間団体等)
乙田 敏城 助教
283
開発
統合失調症研究会研究助成
研究課題
脂肪肝と血清 GGT 高値は粥状硬化の危険因子か
小胞体分子シャペロン誘導を介した糖尿病腎症の
治療
頻脈誘発性心筋症の新規病態診断法の開発 :
酸化ストレス反応物質とスペックルトラッキング・
PET 複合評価
動脈硬化の発症と進展に関与する新規メカニズムの
探索と治療法開発
摂食抑制が血圧上昇とエネルギー消費促進を
起こす仕組みの解明
GLP-1 の惹起する迷走神経シグナルが膵β細胞の
機能と形態に与える効果の解明
IgG4 関連疾患の病因病態関連蛋白および
関連遺伝子の探索
臓器線維化を止める
光技術を応用した生理的セロトニンニューロン活動
による扁桃体調節作用の解析
後発白内障の発症における抗酸化蛋白
ペルオキシレドキシン 6 の抑制効果の検討
COMT 不全のもたらす代謝異常の統合的理解と
治療戦略の開発
Serotonergic modulation on resting membrane
potential of lateral amygdala neuron(扁桃体外
側核ニューロン静止膜電位のセロトニンによる調節)
磁気共鳴画像を用いた統合失調症患者にみられる
上側頭回形態異常の多面的評価
抗肥満と抗糖尿病克服を目指したマウス自律神経
活動計測の確立
Honor Society of Nursing, Sigma Theta Tau
International 24th International Nursing
Reseach Congress
金額
800
2,000
2,000
9,000
2,000
1,000
3,000
2,000
1,000
2,000
1,000
225
500
1,000
458
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
氏名・職名
所 属
伊藤 透 教授
種目名
消化器内視鏡学
研究課題
(財)北國がん研究振興財団
金額
センチネルリンパ節転移陰性粘膜下層浸潤胃癌に
北國がん基金
1,000
対する腹腔鏡補助下内視鏡的胃全層切除術の検討
−粘膜下層浸潤胃癌に対する新たな術式への
取り組み−
水野 史朗 准教授
呼吸器内科学
(財)北國がん研究振興財団
喫煙患者における肺癌発生と気腫化病変における
北國がん基金
島崎 猛夫 講師
総合医学研究所
(財)北國がん研究振興財団
先端医療研究領域
1,000
癌抑制遺伝子 p53 の関与について
1,000
GSK3βを標的治療とした既存医薬品による
北國がん基金
膵がんの新規治療
小 計 18 件
30,983
合 計 84 件
132,153
平成 26 年度 金沢医科大学共同研究・奨励研究
本学では、若手研究者の育成を目的とした奨励研究や、学部、大学院、総合医学研究所、他大学等との有機的連
携を目指す共同研究を支援するため、平成 15 年度からこの助成制度が開始され、本学の研究の活性化を進めている。
今年度も、引き続き共同研究及び奨励研究の助成事業を実施することとし、選考の結果、次のとおり交付された。
(研究推進センター 加藤伸郎記)
総括
(単位 : 千円)
区 分
申請件数
医学領域
共同研究
奨励研究
継続
2
新規
8
一般
26
萌芽
12
38
配布金額
4
2
11
15
4
48
19
共同研究
1
1
奨励研究
小 計
看護学領域
10
選定数
2
3,000
7,500
4,500
8,400
11,000
2,600
18,500
500
0
0
小 計
1
1
500
0
合 計
49
20
19,000
内訳 職名および所属については採択時のものを記載
医学領域
共同研究・継続
氏名・職名
(単位 : 千円)
所 属
研究課題
研究組織
交付額
長内 和弘 特任教授 呼吸器内科学
インフルエンザ肺炎の発症機構の解明
4名
2,000
西条 旨子 准教授
産科小児科の連携による胎児脳機能発達と乳幼児期
4名
1,000
継続計 2 件
3,000
公衆衛生学
脳神経発達についての疫学研究
共同研究・新規
氏名・職名
石垣 靖人 教授
(単位 : 千円)
所 属
総合医学研究所
研究課題
研究組織
RNA 結合因子の機能解析と診断マーカー探索
5名
交付額
2,500
生命科学研究領域
古家 大祐 教授
糖尿病・内分泌内科学
オートファジーを標的とした糖尿病合併症の病態解析
5名
2,000
新規計
2件
4,500
共同研究計
4件
7,500
39
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
奨励研究
氏名・職名
有川 智博 講師
(単位 : 千円)
所 属
一般教育機構 生物学
研究課題
交付額
樹状細胞内におけるオステオポンチンとガレクチン 9 によるシグナル
900
伝達の制御と自己免疫疾患増悪機構の解明
谷田 守 講師
生理学Ⅱ
肥満モデル動物の自律神経系に及ぼす nesfatin-1 の役割
900
北田 宗弘 講師
糖尿病・内分泌内科学
ミトコンドリア恒常性維持機構の破綻と糖尿病腎症に関する研究
800
金﨑 啓造 講師
糖尿病・内分泌内科学
経口抗線維化ペプチド薬の開発
800
逆井 良 助教
生化学Ⅰ
ユビキチン化を介した DNA 末端連結による抗ガン剤感受性獲得機構の解析
800
田崎 隆史 准教授
総合医学研究所
宿主細胞内 pH によるフラビウイルス複製調節機構
700
細胞間相互作用を利用した再生医療のための新規培養方法開発
700
生命科学研究領域
島崎 猛夫 講師
総合医学研究所
先端医療研究領域
赤尾 浩慶 准教授
循環器内科学
冠動脈切削後流出分子を標的とした動脈硬化新規評価法の開発
700
薗村 貴弘 講師
解剖学Ⅱ
味覚 BMI 開発のための脳内味覚地図の解明
700
姫田 敏樹 准教授
微生物学
Saffold ウイルス感染は 1 型糖尿病誘発のトリガーとなるのか ?
700
笹川 泰生 助教
脳神経外科学
中枢神経原発悪性リンパ腫におけるインターロイキン 10 レセプター
700
およびシグナル伝達分子による増殖機構の解明
奨励計 11 件
奨励研究 < 萌芽 >
8,400
(単位 : 千円)
氏名・職名
所 属
研究課題
交付額
武田 はるな 助教
病理学Ⅰ
マウスを用いた胃上皮再生の蛍光イメージング
奥田 光一 助教
一般教育機構 物理学
SPECT-MRI 融合画像による嗅神経障害の自動評価システムの開発
700
九田 裕一 助教
生理学Ⅱ
アナフィラキシーショック時の胃の循環と収縮機能の統合的研究
600
総合医学研究所
中心体における Exon junction complex (EJC) 因子の構成解析
600
辰野 貴則 研究員
700
先端医療研究領域
萌芽計
4件
2,600
奨励研究計 15 件
11,000
医学領域計 19 件
18,500
看護学領域
共同研究・新規
(単位 : 千円)
氏名・職名
岩谷 久美子 講師
40
所 属
研究課題
研究組織
看護学部
助産師教育における実習の安全管理に関する教育モデルの
母性看護学・助産学
構築と検証 : 教育モデル枠組みの検討
交付額
2名
500
共同研究計 1 件
500
看護学領域計 1 件
500
学 術
金沢医科大学報 159 号/2014.8
平成 26 年度 金沢医科大学アシスト KAKEN
本学研究の活性化と科学研究費助成事業の採択向上を図るため、平成 22 年度からアシスト KAKEN(科学研究費
助成事業に不採択とされたがその評価が採択に準ずる課題“ A 評価”に対して、今後採択されるよう育成すること
を目的とした学内助成制度)が実施されている。また、平成 23 年度からは、若手助成を優先するため、基盤研究( C )
について医学部の講座主任(教授)および総合医学研究所の教授は助成対象から除くこととした。
平成 26 年度は、学内公募の結果 17 件の申請があり、選考の結果、15 件が採択され、助成額を一律 50 万円とし、
総額 750 万円が交付された。
なお、共同研究・奨励研究、アシスト KAKEN の審査結果の詳細は、イントラネット(研究推進センターホーム
ページ)に掲載しているので参照されたい。
(研究推進センター 加藤伸郎記)
科研費審査機関:総合評価 A ランクのもの/職名および所属名は採択時のものを記載
氏名・職名
武市 敏明 助教
所 属
法医学
(単位 : 千円)
研究課題研究
申請研究種目
覚醒剤反復投与による小胞体ストレスと神経障害への影響 :
助成額
500
黒質線条体路障害の解明
守屋 純二 講師
総合内科学
慢性疲労症候群における中枢神経系の変化解明と漢方治療の
500
応用
山川 淳一 准教授
総合内科学
肥満中年女性における内臓脂肪面積の評価と漢方治療による
500
生活習慣病の予防
木南 利栄子 助教
解剖学Ⅱ
ヒト海馬の分節性と血管の分布様式との関連
橋本 光正 准教授
一般教育機構
DNA 損傷を負った細胞が生死の運命を決定する時期と要因の
基盤研究 (C )
物理学
解明
松井 理 助教
生化学Ⅰ
アネキシン A2 による 53BP1-p53 結合の阻害と放射線抵抗性の
500
500
500
獲得
河野 由美子 講師
田村 幸子 教授
看護学部
グループホームの介護職におけるストレスマネジメントの
在宅看護学
開発
看護学部
がんサバイバーシップを支援する看護モデルの開発
500
500
総合看護学
太田 隆英 准教授
総合医学研究所
繊毛虫類テトラヒメナの新奇な細胞移動様式の同定とその
生命科学研究領域
機構の解析
挑戦的萌芽研究
500
赤井 卓也 特任教授
脳神経外科学
脳脊髄液循環機構解明のための分子トレーサー開発
500
中村 拓路 助教
血液免疫内科学
多機能分子 FRP/FSTL1 の機能解析による関節リウマチ
500
新規治療標的分子の探索
山崎 智里 助教
看護学部
安心・安全な分娩管理に向けた助産師の意思決定支援プログ
500
母性看護学・助産学 ラムの開発
初坂 奈津子 助教
眼科学
眼部紫外線被ばくが及ぼす瞼裂斑および白内障への影響
富田 泰斗 助教
一般・消化器外科学
大腸がんにおける Wnt 経路の新規転写標的 CRD-BP の分子
藤本 圭司 助教
腎臓内科学
若手研究(B )
500
500
病理学的特性の検討
ネフローゼ症候群と MPO-ANCA 関連腎炎における可溶性
500
ウロキナーゼ受容体の検討
合 計 15 件
7,500
41
金沢医科大学報 159 号/2014.8
病 院
第 75 回がん診療連携拠点病院研修会
平成 26 年度第 1 回北陸がんプロ FD 講演会
ドライバー遺伝子を標的とした分子標的治療
−コンパニオン診断と分子標的治療−
肺癌を中心に
講師: 秋田弘俊先生(北海道大学大学院医学研究科腫
瘍内科学分野教授)
日時: 平成 26 年 5 月 9 日(金)午後 5 時 30 分
場所: 病院新館 12 階特別会議室
がんプロ FD 講習会
秋 田 弘 俊 先 生 は 1981 年 北 海 道
秋田弘俊先生
たとえば、乳癌・胃癌などにおける HER2 の過剰発現
大 学 医 学 部 の ご 卒 業 で、1987 年
は、トラスツズマブ(抗 HER2 抗体薬)の有効性を示す。
に大学院を修了後、約 2 年半米国
クリゾチニブが著効を示す EML4-ALK 融合遺伝子陽
国 立 癌 研 究 所 NCI-Navy Medical
性肺癌の存在は、肺癌診療に大きなインパクトを与え
Oncology 部門に留学された。1990
た。2012 年にはさらに新しいドライバー遺伝子である
年に北海道大学病院第 1 内科助手、
ROS1 や RET が発見された。ROS1 融合遺伝子陽性肺
1997 年 同 講 師 を 経 て、2001 年 に
癌にはクリゾチニブが有効であり、RET 融合遺伝子陽
現職に就任された。講演では、肺
性肺癌におけるバンデタニブの有効性については現在
癌を中心に最新の薬物治療を解説
臨床試験で検証中である。また ALK・BRAF・HER2
していただいた。がん細胞にある多くの遺伝子の中で
などの遺伝子異常は臓器横断的で、各々
「ALK-oma 」、
も、がんの発生・進展に直接関与するドライバー遺伝
「BRAF-oma 」
、
「HER2-oma 」とも呼ばれる。とくに非
子の変異を標的として、その機能阻害によって著効を
小細胞肺癌で HER2 過剰発現例におけるトラスツズマ
示す分子標的薬が開発された。代表的なものは BCR-
ブの有効性が注目されている。
ABL 融合遺伝子陽性慢性骨髄性白血病に対する ABL チ
最後に秋田先生は分子標的治療薬の臨床評価・臨床
ロシンキナーゼ阻害薬(ABL-TKI )や、上皮増殖因子受
応用ができる腫瘍内科医の育成の重要性を強調された。
容体(EGFR )遺伝子変異陽性肺癌に対する EGFR-TKI
講演後は参加者からの質問が相次ぎ、この領域への関
などである。多くの分子標的治療薬には治療効果を予測
心の高さがうかがわれた。
(集学的がん治療センター 元雄良治記)
できる指標(バイオマーカー・コンパニオン診断)がある。
大野友久先生に講演していただい
第 76 回がん診療連携拠点病院研修会
第 5 回緩和ケアオープンセミナー
た。
緩和ケアはがんと診断された時
から提供していくことが求められ
がん緩和ケアの口腔ケア
るが、歯科治療や口腔ケアもがん
と診断された早い時期から行うこ
とが必要であることがまず述べら
講師: 大野友久先生(聖隷三方原病院歯科部長)
日時: 平成 26 年 6 月 17 日(火)午後 5 時 30 分
場所: 病院新館 12 階大会議室
大野友久先生
れた。
大野先生が所属する聖隷三方原
病院では、治療期の外来化学療法患者 1,000 名に症状や
今年度最初の緩和ケアオープンセミナーでは、
「がん
気がかりな点などを調査した結果、最も多いのは口腔
緩和ケアの口腔ケア」をテーマに、聖隷三方原病院の
トラブルであったとの報告は印象的だった。より円滑
42
病 院
金沢医科大学報 159 号/2014.8
が起こる恐れがあり、歯科治療や口腔ケアは重要であ
る。終末期がん患者の口腔ケアの目的として、①口腔
衛生状態の改善・維持、②感染予防、③口腔機能の維
持・改善を挙げ、家族もできるケアや口腔ケアの方法
について動画を交えながら具体的に説明してくださり、
すぐにでも実践できる情報を得ることができた。
当院では緩和ケアオープンセミナーを年間 4 ∼ 5 回行
っている。口腔ケアに関する講演は 3 年前より毎年行
っており、今年も 50 名以上の参加があった。そのうち、
平日の夕方にも関わらず、院外の歯科医師 2 名、歯科
大野友久先生による講演
衛生士 6 名の参加があった。今後もセミナーを通じな
がら地域連携・貢献できるよう口腔ケアに関する講演
に治療継続していくためにも口腔ケアは必須であるこ
を企画していきたい。
(看護部 我妻孝則記)
とを再認識した。終末期では、あらゆる口腔トラブル
平成 26 年度
石川県がん診療に携わる医師に対する
緩和ケア研修会
日時: 平成 26 年 5 月 24 日(土)午後 1 時半
∼ 5 月 25 日(日)午後 4 時
場所: 休暇村能登千里浜
研修会を開催した。新たな取り組みとして、がんリハ
ビリテーションの講義をランチョンセミナーとして組
み入れ、その重要性を受講者に認識してもらった。今
回は看護師 2 名を含む 26 名が土曜日の午後 1 時 30 分か
ら日曜日の午後 4 時までの長丁場の研修を修了し、晴
れて認定証を受けた。
緩和ケアはがん診療に携わる医師だけでなく、全て
の医師が身につけるべき考え方である。がん対策推進
基本計画は 2012 年 6 月に改訂され、がん診療連携拠点
病院では、がん診療に携わる全ての医師が本研修会を
2007 年に制定されたがん対策推進基本計画で、全て
修了することが目標となった。これを実現させるには、
のがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアに
本学病院でこの研修会を年間何度か開催を企画しなく
ついての基本的な知識を習得することが目標に掲げら
てはならないことになる。
れた。これにより本研修会が開催されることとなり、
今回で 6 回目となる。
本学病院は能登地区をエリアとする地域がん診療拠
点病院であることから、本学病院だけでなく、能登地
今年度は 5 月 24 日(土)と 25 日(日)の両日、本学病院
区の医療従事者も本研修会へ参加しやすいよう、昨年
と公立能登総合病院、恵寿総合病院が共催する形で本
から休暇村能登千里浜で開催している。また、開始時
間も午後 1 時 30 分と遅めに設定しているが、
それでも受講者はなかなか増えないのが現状
である。
(麻酔科学 土田英昭記)
グループワークの様子
43
病 院
第3回
金沢医科大学報 159 号/2014.8
金沢医科大学病院学術交流会
して堀 有行医学教育学教授が講演した。地域連携のひ
とつのツールになる「いしかわ診療情報共有ネットワー
ク」について概要を説明、高齢社会における医療情報の
講師: 堀 有行教授(医学教育学)
共有化ツールを、大学病院として医学生の実習にどのよ
日時: 平成 26 年 6 月 26 日(木)午後 7 時
うに活用していくか、大変興味深いテーマであった。
場所: 休暇村能登千里浜
その後、具体的に実際の操作方法を見ながらシステ
ム運用について説明が行われた。続いて、地域医療連携
事務課が発行している『地域医療連携だより』から①「脳
脊髄液漏出症」について(土田英昭麻酔科教授)②「胸痛
ホットライン」専用電話について(心血管カテーテル治
療科北山道彦教授)③河北地区における糖尿病治療の病
診療連携、啓発活動について(古家大祐内分泌代謝科教
授)
、それぞれ症例を交えながら報告がなされた。
第 2 部の懇親会では、羽咋郡市医師会副会長、とど
ろき医院の轟 千栄子院長より開会の挨拶、河北郡市医
師会長である北谷クリニック北谷秀樹院長より乾杯の
「脳脊髄液漏出症」について報告する土田英昭教授
発声をいただき、和やかな雰囲気で歓談が行われた。
最後に地域医療連携委員会副委員長堤 幹宏教授(肝
標記交流会が河北郡市医師会、羽咋郡市医師会共催
胆膵内科)が、地域医療の基本は“顔が見える連携”で
により開催された。院外 34 名、院内 32 名、計 66 名の
あり、今後も一層の親睦を深める努力をしていきたい
参加があった。会に先立ち、奈良崎友子地域医療連携
と挨拶し、会は終了した。
事務課課長が開会を宣言、新病院長松本忠美教授(整形
金沢医科大学病院が地域で開催した本交流会では、
外科)が就任にあたっての挨拶と日頃の紹介・逆紹介に
連携の大切さやそれぞれの立場が率直に話し合われた。
対してのお礼を述べるとともに、本学病院の現状説明
終了後のアンケートでも地域の先生方に非常に好評で
を行った。
あった事が伺え、懐かしいお顔を拝見できたとの声も
第 1 部の特別講演では古家大祐副院長を座長に「いし
あり、新たな信頼関係を構築し得た。
(地域医療連携事務課 岡部貴代子記)
かわ診療情報共有ネットワークを用いた診療連携」と題
などが指摘された。また、職業被
放射線業務従事者の教育訓練
曝の場合、個人線量計を正しく
放射線の身体への影響と防護
装着し自身の線量を把握すると
ともに、防護の 3 原則「距離、時間、
講師: 的場宗孝特任教授(放射線医学)
遮蔽の実践」を心がけ、確率的影
日時: 平成 26 年 7 月 3 日(木)午後 5 時 30 分
響の低減が大切であると指摘さ
場所: 病院本館 4 階 C41 講義室
れた。最後に原発事故に代表され
る緊急被曝医療体制について、本
放射線作業(業務)従事者に対する教育訓練は、ここ 3
的場宗孝先生
学病院は指定施設にはなってい
年間個人線量計メーカーの方に講演を依頼してきた。今
ないが、どのような形で該当する
年の教育訓練は、院内から放射線医学特任教授的場宗孝
方が来院されても、適切に対応できる準備が大切である
先生を講師として開催した。2011 年の福島の原発事故も
と解説された。講演後に中央放射線部部長利波久雄教授
踏まえ、被曝とは何か、またその人体への影響に関して、
(放射線医学)から、放射線を扱っていることを意識する
さらに緊急被曝医療体制などを多岐にわたり詳しく解説
こと、特に透視検査の場合、被曝線量が多くなることか
された。この中で、毎年言われていることではあるが「医
ら放射線防護を実践することが自身を守ることになるこ
療被曝の大原則:放射線検査は個々の患者に対して正当
とを理解していただき、今回の教育訓練がより安全な放
化と最適化がなされ必要以上の被曝を避ける」
、
「装置を
射線業務に繋がることを願っているとまとめられた。
含め放射線を扱う場合、手技を含む品質管理の大切さ」
44
(医療技術部 宮崎滋夫記)
病 院
看護部
ふれあい看護体験
看護の日の平成 26 年 5 月 12 日(月)から、
「看護の心
をみんなの心に」をメインテーマに県内各地でイベント
が開催され、本学病院でも 5 月 15 日(木)
、ふれあい看
金沢医科大学報 159 号/2014.8
護体験として県内の高校生 5 名を受け入れた。
ふれあい看護体験の目的は、①一般の人に「看護」に
ついて考えてもらうこと、②「看護の心」を伝えること
で看護のイメージアップを図り、人材の確保・定着に
結び付けることである。
今回参加した高校生は、将来看護師を目指しており、
受験を控えての体験であった。緊張した様子ではあっ
たが、担当看護師と共に入院患者の足浴、手浴、移送、
環境整備を行い、スタッフステーションで電子カルテ
操作をはじめ看護師の仕事を見学した。
参加者から、
「看護師さんたちが忙しいのにびっく
りしたが、ずっと笑顔だったのですごいと思った。や
りがいがありそう」、
「迷っていたけど、参加して魅力
のある仕事だと思い決心がついた」、
「大変だけど、患
者さんから教えられることもあってよい経験だった」
、
「いい看護師になるには、知識だけではなく、コミュニ
ケーション能力や体力、気配りも必要だと分かった」な
どの感想が聞かれた。
このような感想から、現場の看護師もまた、日頃の
看護への励ましをもらった一日となった。
(看護部 中村真寿美記)
患者さんと足浴でふれあう高校生
5 月 31 日世界禁煙デー
禁煙支援のための相談会
日時: 平成 26 年 5 月 26 日(月)∼ 6 月 6 日(金)
(ポスター展示期間)
相談会:5 月 29 日(木)、6 月 5 日(木)
午前 10 時∼午後 3 時
場所: 病院新館 1 階
現在、タバコ関連疾患により世界中で毎年 600 万人
以上の命が奪われ、そのうちの 60 万人が受動喫煙によ
禁煙相談コーナー
るものと言われている。今、禁煙対策をしなければ、
2030 年にはタバコで命を奪われる人が、毎年 800 万人
以上になると考えられている。そのため、WHO では結
った。
毎年、生活習慣病禁煙外来でも「世界禁煙デー」前後
核、マラリア、AIDS など 8 つの公式な健康デーの中に、
に禁煙啓蒙活動としてポスター掲示と禁煙相談を行っ
1989 年より「5 月 31 日 世界禁煙デー World No Tobacco
ている。今年も、5 月 26 日(月)から 2 週間ポスターの
Day 」を設け、毎年世界中でさまざまな啓蒙活動が行わ
掲示、5 月 29 日(木)
、6 月 5 日(木)には、禁煙相談と肺
れている。今年の WHO のテーマは「たばこ税の値上げ
機能検査、呼気中一酸化炭素濃度の測定などを行った。
を Raise taxes on tobacco」 である。ちょうど消費税が
期間中約 100 名の人が訪れ、禁煙に関心のある人が多
8% に上がった直後で、たばこの値段も数十円高くなり、
いことを実感した。
タイムリーなテーマであった。日本でも、世界禁煙デー
からの 1 週間を禁煙週間としている。日本でのテーマ
これからもこのような活動を地道に続けていくこと
が大切である。
(健康管理センター 中西由美子記)
は「オールジャパンで、たばこの煙のない社会を」であ
45
病 院
金沢医科大学報 159 号/2014.8
医療系バンド「ハートフルホスピタル」
第 3 回ミニコンサート
日時:平成 26 年 6 月 14 日(土)午後 0 時 30 分
場所:病院新館 1 階ホール
医療系バンド「ハートフルホスピタル」の本学病院で
の第 3 回ミニコンサートが、6 月 14 日(土)12 時 30 分か
ら病院新館 1 階ホールにて開催された。
本バンドは名古屋を中心に病院、福祉施設などでボ
学生と協演する赤澤医師(左端)
ランティアコンサートを展開している。作詞作曲を手
掛けるリーダーの赤澤貴洋医師は、平成 12 年に本学を
みられた。同日披露された新曲の第 8 弾シングル「元気
卒業後、名城病院(名古屋市中区)で内科医として診療
の出る体操 ! 」
(愛知医科大学監修)では、歌いながら首
を行いながら、平成 19 年に医療関係者とバンドを結成。
や肩、腰、膝の関節の運動ができるように工夫されて
闘病中の夫を献身的に看病介護する老夫婦を謳った曲
おり、子どもから高齢者まで訪れた多くの人が、テン
など、医療現場での実際の出来事を通し、大切な人へ
ポに合わせ笑顔で体を動かしていた。
“運動を始める良
の「愛情」や 「 命の尊さ 」 を歌い続けている。
いきっかけになった”と感謝されることが嬉しいと赤澤
今回のコンサートでは、血液が血管内で詰まること
医師は話す。
に起因する脳梗塞や心筋梗塞などの病気の原因と予防
病院から発せられた赤澤医師の「心温まる想い」は、
方法が歌詞につづられた「血液サラサラ音頭」や「あり
医療から音楽へと“カタチ”を変え、多くの人へと届け
がとう」
、
「点滴の針が入らない」など幅広く楽しい曲が
られることであろう。
(企画・広報課 広谷和幸記)
披露された。また初の試みである本学学生との協演も
第 6 回院内暴力対応講習会
た。この講習会は毎年開催され、今年で 6 回目を数え
病院職員には恒例の講習会となっている。今回は、医師、
看護師等、多職種から 61 名が参加した。
日時:平成 26 年 6 月 26 日(木)午後 3 時 30 分
場所:病院新館 12 階大会議室 森岡裕生津幡署生活安全課長と徳田秀輝内灘交番所
長の両氏が、石川県内における 110 番通報の現状や、防
犯対策として“カギを掛ける”ことの重要性について説
院内で暴力事件が発生した場合を想定した対応訓練、
および職員の護身術講習会が 6 月 26 日(木)に開催され
明。多田三郎保安担当者(医療安全部)と寺川七恵看護
師(新生児集中治療センター)により、
「患者が看護師に
暴言を吐く、因縁をつける」との想定でロールプレイが
行われた。会場内の参加者全員が、迫真の演技に自分
がクレーム対応しているかのような錯覚に陥った。シ
ナリオの最後は、担当看護師の真摯な対応と主任看護
師からの説明で患者が納得するという結末となり、現
場での暴言対応の参考となるものであった。
津幡署による護身術講習では、護身術の基本をビデ
オ鑑賞し、現職警察官による解説および実技指導が行
われた。参加者は二人一組に分かれ実際に護身術の基
礎を学んだ。
閉会にあたって、森岡課長が、実際に襲われた場合
は直ぐに「悲鳴を上げる」ことが抑止につながると説明
護身術訓練の様子
46
され講習会を終了した。
(医療安全課 岡山 均記)
病 院
金沢医科大学報 159 号/2014.8
研修医の頁
金沢医科大学病院 平成 27 年度
臨床研修医(医科)募集要項
1. 募集人員 57 名(予定)
2. 募集方法 マッチング方式による
3. 必要書類
(1 )応募時必要書類
①臨床研修医採用願
②履歴書
③学業成績証明書
注:③の学業成績証明書は、本学の卒業生
(見込)の個人提出不要(臨床研修セン
ターで一括手続き)
注:本学の卒業生(見込)以外は卒業(見込)
証明書も提出してください。
(2 )採用時必要書類(採用が内定した後に提出す
る書面)
臨床研修プログラム 2014/15 版
①身元保証書
②誓約書
4. 応募資格
10. 処 遇
・平成27年(第109回)医師国家試験合格予定の者
(1 )給与:月額35万円程度を予定(諸手当含む)
・第 98 回医師国家試験(平成 16 年)以降の合格者
(2 )社会保険:日本私立学校振興・共済事業団
で臨床研修未実施の者
(健康保険・年金)等加入
5. 研修期間 2 年間
(3 )宿舎:有り(単身者用・既婚者用)
6. 研修方法 基幹型
入居期間は 2 年
7. 選 考 書類選考・面接
(4 )休日:土曜(隔週)、日曜、祝日、有給休暇有り
8. 応募締切
一次募集 平成 26 年 7 月12 日(土)消印有効
二次募集 平成 26 年 8 月30 日(土)消印有効
【お問い合わせ・申し込み先】
9. 面 接
〒 920-0293 石川県河北郡内灘町大学 1-1
一次募集
平成 26 年 7 月 27 日(日)
金沢医科大学病院 臨床研修センター
集合場所:病院本館 4 階 C42 講義室
TEL:076-286-3511(代)内線 5481 ∼ 5484
集合時間:8 時 30 分
E-mail:[email protected]
二次募集
平成 26 年 9 月 13 日(土)
詳細は別途通知
47
病 院
金沢医科大学報 159 号/2014.8
研修医の頁
臨床研修医のための
CPC
Clinico-pathological Conference
第 60 回、第 61 回臨床病理検討会(CPC )が病院本館 4 階 C42 講義室において行われた。
第 60 回 CPC 平成 26 年 5 月 21 日(水) 17:30
【症例 1 】
洞不全と高度の便秘を来した 1 例
主治医
臨床提示
若狭 稔 循環器内科学助教
野村匡晃 臨床研修センター研修医
司会
画像解説
病理提示
正木康史 血液免疫内科学准教授
髙橋知子 放射線医学助教 藤井 愛 医学部第 6 学年生
増永哲平 医学部第 6 学年生
黒瀬 望 臨床病理学講師
(症例の概要)
70 歳代男性。全身倦怠感、労作時の呼吸困難を訴え
るようになり、外来にて徐脈を認めたため、本学病院
に入院となった。洞不全に対しペースメーカーが植め
れた。また肺に侵襲アスペルギルス症が認められた。
開頭はなされていないが、突然の意識レベル低下は白
血病細胞の中枢神経浸潤と考えられた。
第 61 回 CPC 平成 26 年 7 月 16 日(水) 17:30
【症例 1 】
化学療法中大量の腹水と腹痛を呈した1例
主治医 臨床提示 三木美由貴 血液免疫内科助教
根岸 慎
臨床研修センター研修医
司会 土島 睦
肝胆膵内科准教授
画像解説 髙橋知子
放射線科医学助教
病理提示
中島久美絵 臨床研修センター研修医
担当病理医 清川悦子 病理学Ⅰ教授
(症例の概要)
80 代女性。他院で多発性骨髄腫(IgG-λ型)と診断さ
込まれたが、心肺停止状態であるところを発見され、
れ、MP 療法を施行されていた。当院に転院し、サリ
永眠となった。
ドマイドやレナリドマイドによる治療を行ったが、有
剖検にて、洞不全、便秘の原因は全身諸臓器に多量
害事象が強いためステロイド内服のみで治療していた。
のアミロイドが沈着したために引き起こされたことが
2 か月前より全身倦怠感と食欲不振が出現し、血尿と排
明らかになった。また、アミロイド沈着の原因として
尿時痛も認めたため、抗生剤治療を受けた。尿路感染
多発性骨髄腫が考えられたが、臨床所見との間に乖離
症状は改善したが、全身倦怠感が持続するため入院と
があったため、臨床医、病理医間で活発な討議がなさ
なった。多発性骨髄腫の再燃を考え加療したが、腹痛・
れた。
下痢、肝胆膵系酵素の急激な上昇、著明な腹水貯留を
【症例 2 】 慢性リンパ性白血病の経過中に、低酸素血症と貧
血の進行を認めた 1 例
主治医
臨床提示
坂井知之 血液免疫内科学助教
藤井頼孝 臨床研修センター研修医
司会
画像解説
病理提示
正木康史 血液免疫内科学准教授
髙橋知子 放射線医学助教
中村有加里 臨床研修センター研修医
佐藤勝明 病理学Ⅱ准教授
(症例の概要)
70 歳代男性。紫斑の出現と息切れを自覚したため、
近医を受診した。血球減少が認められたため、血液疾
患が疑われ本学病院に紹介となった。骨髄スメア、リ
ンパ節生検の結果、慢性リンパ性白血病と診断され化
認めるようになり、永眠された。総合討論では、腹水
の性状や腹痛の原因に関して議論がなされた。剖検に
て、腹痛の原因は胆嚢穿孔であることが判明し、胆嚢
穿孔に関するミニレクチャーが行われた。
【症例 2 】
術前化学療法にて手術可能となった進行乳癌の 1 例
主治医 臨床提示 野口美樹 渡邊啓介 司会
土島 睦
画像解説
髙橋知子
病理提示 大磯一誠
担当病理医 三輪有香子
中田聡子
(症例の概要)
乳腺・内分泌外科講師
臨床研修センター研修医
肝胆膵内科准教授
放射線医学助教
臨床研修センター研修医
臨床病理学医員
臨床病理学助教
学療法が検討されていたが、突然の意識レベル低下、
70 歳代女性。約 5 年前より右乳房に発赤・腫脹と痛
急速な呼吸状態の悪化、貧血の進行を認め永眠された。
みがあったが様子をみていた。発赤部は徐々に水ぶく
剖検にて、全身諸臓器に白血病細胞の浸潤が確認さ
れ状に変化し、変形を認め、膿汁の分泌もみられるよ
48
病 院
金沢医科大学報 159 号/2014.8
研修医の頁
うになった。生検にて肺、肝、骨転移を伴った右乳房
原発の浸潤性乳管癌と診断された。化学療法と右乳房
切除術が施行されるも奏功せず、転移性腫瘍の増大が
みられた。1 か月後、ふらついて転倒し、その後動けな
くなった。食事摂取が困難となり、意識レベルの低下
がみられた。吸引痰の培養にてグラム陽性球菌と陰性
桿菌が検出され、加療するも、DIC の状態が続き、右
〈予 告〉
第 62 回 臨床研修医のための CPC
日 時: 平成 26 年 9 月 17 日(水)
17 時 30 分から
場 所 : 病院本館 4 階 C42 講義室
肺炎の増悪を認め、永眠された。総合討論では意識レ
ベルの低下の原因、肺の画像所見について論議がなさ
れた。剖検にて浸潤性乳管癌の広がりが明らかとなり、
肺で認められたびまん性肺胞障害の原因についても考
察がなされた。 研修医には出席が義務づけられていますが、それ以
外の先生方、学生にも広く開かれていますので、ふる
ってご出席ください。
(臨床病理学 黒瀬 望記)
各診療科、初期臨床研修医及び医学生(第 5・6 学年生)との交流会
平成 26 年 5 月 30 日(金)午後 7 時からホテル金沢 4 階
長が挨拶、宮澤克人臨床研修センター部長の乾杯の発
エメラルドにおいて標記交流会が、研修医・学生等 127
声のあと、1 年次研修医による自己紹介と、本学病院で
名が参加して開催された。この会は、学生が本学病院
の研修の勧誘が参加学生に対して行われた。
で初期・後期臨床研修を行い、本院に定着してもらう
ことを目的に開催されており、今回で 4 回目となる。
交流会は研修医 2 年目の内田信彰研修医の司会で進
各診療科から若手の先生が多数参加したことから、
学生および 1・2 年次研修医との間で話がはずみ有意義
な交流会となった。 (臨床研修センター 中川喜雄記)
められた。松本忠美病院長の挨拶に続き、勝田省吾学
自己紹介する 1 年次研修医
松本病院長による挨拶
49
金沢医科大学氷見市民病院
平成 26 年度
講希望の申込みがあった。第 1 回目は、約 100 名の参
加者に対して内分泌・代謝科の伊藤智彦准教授が「糖
尿病を知ろう」と題して、糖尿病の分類や特徴、合併
症について、食後の運動の重要性などユーモアを交
え、一般の方にも分かりやすい内容で講演を行った。
(金沢医科大学氷見市民病院総務課 池上顕弘記)
健康づくり教室
平成 26 年 5 月 24 日(土)に一般市民を対象とした
「健康づくり教室」が、齋藤人志病院長の挨拶を皮切
りに開講した。好評であった昨年度に続き今回で 2
回目となる。本教室は、当院の診療方針の一つであ
る予防医療の一環として患者さんやご家族はもとよ
り地域住民の方々に広く医療情報を提供し、病気や
医療についての知識を深め、健康の回復・増進に役
立ててもらうこと、また受講を通して当院を理解し
より一層の信頼を深めてもらうことを目的に企画さ
れた。
今年度は、日程表のとおり当院の医師を講師とし
て身近な病気や気になる病気をテーマに 5 月から 11
月まで全 6 回が予定され、氷見市内外から 120 名の受
日 時
金沢医科大学報 159 号/2014.8
伊藤智彦先生による講演
テーマ
講 師
第 1 回/開講式 平成 26 年 5 月 24 日(土) 糖尿病を知ろう
伊藤 智彦 准教授(内分泌・代謝科) 第2回
平成 26 年 6 月 21 日(土) 脳梗塞にならないために
高田 久 教授(脳神経外科)
第3回
平成 26 年 7 月 19 日(土) 肺の病気を知ろう
井口 晶晴 准教授(呼吸器内科)
第4回
平成 26 年 9 月 20 日(土) 加齢と耳鼻科の病気について
松野 栄雄 准教授(耳鼻いんこう科)
第5回
あなたの心臓大丈夫ですか
平成 26 年 10 月 18 日(土)
福田 昭宏 教授(循環器内科)
(迫りくる心臓発作の予防と治療)
第 6 回/閉講式 平成 26 年 11 月 15 日(土) 胆石の最新治療について
氷見市内中学生 医療業務体験
社会に学ぶ 14 歳の挑戦
平成 26 年 7 月 7 日(月)から 11 日(金)の 5 日間、氷
見市内の 3 つの中学校から生徒 5 名が当院において
医療業務を体験した。これは、富山県が中学 2 年生
を対象に平成 11 年から行っている職場体験学習事業
で、中学生に学外での職場体験や福祉・ボランティ
ア活動を体験させることで、社会性を高め、将来の
医療業務を体験する中学生
50
齋藤 人志 教授(一般・消化器外科)/ 病院長
職業選択の参考にすることを目的に毎年実施されて
いる。富山県教育委員会の要請を受けた施設、企業、
事業所では、生徒が関係者の指導のもとで、5 日間に
わたりそれぞれの業務を体験する。
当院では初日、齋藤人志病院長が、
「病院スタッフ
はどのように患者さんと接し、働いているかをよく
見ながら、夢を持っていろいろなことを心と体で感
じ病院の仕事を体験してください」と挨拶し、小平俊
行事務部長が、病院概要について漫画やイラストを
交え分かりやすく紹介した。
看護部、薬剤部、ME 部、医療安全対策部、へき
地巡回診療などいろいろな部門を体験する中で生徒
たちは業務をこなしながら、積極的に担当スタッフ
に質問をしていた。
体験を終えた生徒からは、
「へき地巡回診療で患者
さんと楽しく話をしながら、しっかりと診察をして
いる先生の姿が印象に残った」、
「看護師さんは患者
さん一人ひとりに思いやりを持って接し、清潔な環
境を作って看護をしている」との感想が聞かれた。
この体験をきっかけに、将来医療従事者になって戻
ってきてもらいたいと願っている。
(金沢医科大学氷見市民病院総務課 雨池ゆかり記)
金沢医科大学報 159 号/2014.8
管理・運営
学校法人 金沢医科大学
平成 25 年度決算
入院収入は、診療単価が 2.0% 増加しましたが、
病床利用率が 81.9% と 2.5 ポイント減少したことな
どにより、前年比 1 億 7 千 3 百万円減の 142 億 2 千 9
百万円となりました。
一方、外来収入は、外来延患者数が 0.9% 減少し
ましたが、診療単価が 3.3% 増加したことなどによ
学校法人金沢医科大学の平成 25 年度決算が、5 月 30
日(金)開催の第 226 回理事会及び第 121 回評議員会に
おいて承認されました。その概要及び収支等の状況は
次のとおりです。
り、前年比 1 億 2 千 9 百万円増の 48 億 7 千 8 百万円と
なりました。
なお、医療収入の帰属収入に占める割合は 68.0%
(前年度 69.3% )です。
【主な費用】
1. 概要
(1 )人件費
平成 25 年度は、収入面では、学生生徒等納付金が
人件費総額は、前年比 2 億 9 千 6 百万円増となる
学生数の増加により 50 億円を超え、資産運用収入や特
129 億 1 千 6 百万円となりました。うち、教員人件
定資産償還差額などで増収となったことにより、帰属
費は、2 千 9 百万円増の 38 億 6 千 6 百万円、職員人
収入合計は前年比 4 億 8 千万円増の 281 億 8 百万円とな
件費は看護師など医療スタッフの増員により、3 億
りました。支出面では、医療スタッフの拡充による人
1 千 4 百万円増の 82 億 9 千 2 百万円、役員報酬は 8 千
件費増などにより、消費支出合計は前年度を 2 億 5 千 3
2 百万円、退職給与引当金繰入額及び退職金は 3 千 9
百万円上回る 269 億 1 千万円となりました。この結果、
百万円減の 6 億 7 千 6 百万円となりました。
帰属収入から消費支出を差引いた収支差額は 11 億 9 千 8
百万円の収入超過となりました。
なお、人件費の帰属収入に占める割合は 46.0%(前
年度 45.7% )です。
(2 )教育研究経費
2. 消費収支計算書の状況
【主な収入】
(1 )学生生徒等納付金
医学部生の増加等により、前年比 1 億 1 千 6 百万
円増の 50 億 7 百万円となりました。学生数は、医学
部生 673 名、大学院生 102 名、看護学部生 275 名の
合計 1,050 名です。
(2 )寄付金
医学部及び看護学部の国家試験強化対策、大学院
及び総合医学研究所の活性化推進事業、医師及び看
護師の定着を目的とした奨学金給付などで前年比 1
千 4 百万円増の 17 億 8 千 3 百万円となりました。
(3 )医療経費
前年比 1 億 4 千 6 百万円増の 89 億 7 千 6 百万円とな
りました。うち薬品費が 7 千 6 百万円の減、医療材
料費が 6 千 3 百万円の増となりました。
寄付金総額は、前年比 3 億 1 千 6 百万円減の 7 億 8
なお、医療経費の医療収入に占める割合は 47.0%
千 1 百万円となりました。このうち 2 億 2 千 8 百万円
(前年度 46.1% )
、帰属収入に占める割合は 31.9%(同
が創立 40 周年記念事業に係るものです。
(3 )補助金
補 助 金 総 額 は、 前 年 比 5 千 万 円 増 の 16 億 8 千 5
百万円となりました。
32.0% )です。
(4 )減価償却額及び資産処分差額等
減価償却額及び資産処分差額の合計は、前年比 1
億 1 百万円減の 26 億 4 千 1 百万円となりました。
うち、私立大学等経常費補助金は 4 千 9 百万円増
の 12 億 7 千 2 百万円、文部科学省研究装置設備補助
この結果、帰属収入の部合計 281 億 8 百万円から、消
金は共同研究用機器 13 件で 2 億 8 百万円となりまし
費支出の部の合計 269 億 1 千万円を差引いた収支差額
た。その他の補助金は 1 億 5 千 9 百万円で、MRI 装
は、前年比 2 億 2 千 7 百万円増となる 11 億 9 千 8 百万円
置整備に係る石川県からの補助金 5 千万円が含まれ
の収入超過となりました。
ています。
(4 )医療収入
医療収入総額は、前年比 4 千 4 百万円減の 191 億 7
百万円となりました。
3. 資金収支計算書の状況
【主な資金収入・支出】
※消費収支計算書で説明した項目については割愛させ
51
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
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ていただきます。
(1 )借入金等収入
期中の運転資金として銀行から 10 億円を借入れ
しました。
また、教育振興基金(学校債)を募集し、2 億 4 千
5 百万円の資金調達を行いました。
(2 )借入金等返済支出
期中に借入れた短期借入金 10 億円を返済しまし
た。
また、学校債については、定期償還及び繰上償還
等で 4 億 7 千 1 百万円を返済しました。
(3 )施設・設備関係支出
施設関係支出では、医学教育棟建設工事中間金 13
ウェア 2 億 8 千 2 百万円、MRI 装置 1 億 3 千 7 百万円
(うち、補助金交付額 5 千万円)、多光子励起レーザ
走査型顕微鏡 7 千万円(同、3 千 4 百万円)
、ハイスル
ープット細胞機能探索システム 4 千 2 百万円(同、2
千 2 百万円)
、超音波診断装置 3 千 9 百万円(同、2 千
6 百万円)
、FPD 画像管理システム 3 千 4 百万円(同、
1 千 7 百万円)
、セルソーター3 千 2 百万円(同、2 千 1
百万円)及び医療機器の更新などで、合計 13 億 9 千
7 百万円を支出しました。
(4 )その他の支出
その他の支出には奨学事業貸付金が含まれてお
り、医学部生に 1 億 1 千 2 百万円、看護学部生に 9 千
3 百万円を支出しました。
億 8 千 3 百万円、受変電設備更新工事 1 億 4 千 2 百万
円、中央監視装置リモートステーション更新工事 5
以上の資金収支計算の結果、平成 25 年度の次年度繰
千 7 百万円、MR-CT 棟撮影室改修工事 5 千万円、新
越支払資金(手持運転資金)は前年比 7 億 9 千万円減とな
消雪井戸設置工事 4 千 1 百万円、エレベーターリニ
る 52 億 2 千 4 百万円となりました。
ューアル工事 3 千万円ほかで、合計 18 億 8 千 7 百万
円を支出しました。
設備関係支出では、電子カルテ用サーバ & クライ
アントシステム 3 億 1 千万円、電子カルテ用ソフト
52
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
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4. 貸借対照表の状況
【主な増減】
対する正味財産の割合は 70.4% となり、前年度よ
り 1.5 ポイント増加しました。
(1 )資産の部
資産総額は、前年比 4 億 8 千 4 百万円増の 554 億 1
千 3 百万円となりました。
これは、建物ほかの除却や減価償却による減少額
に対して建設仮勘定や減価償却引当特定資産などの
増加額が上回ったことによるものです。
建設仮勘定が 13 億 8 千 4 百万円増加しているのは、
なお、情報公開の一環として、平成 25 年度財務関係
書類(財産目録、貸借対照表、収支計算書、事業報告書
及び監査報告書)を本学のホームページ上に掲載してい
ます。
(http://www.kanazawa-med.ac.jp「 事 業 報 告 及 び 決
算について」
)
医学教育棟建設工事の中間金を支払ったためです。
長期貸付金は医学部生、看護学部生への奨学貸付
金で、7 億 5 千 7 百万円となりました。
流動資産のうち、現金預金は 7 億 9 千万円減の 52
億 2 千 4 百万円となりました。
(2 )負債の部
負債総額は、前年比 7 億 1 千 4 百万円減の 163 億 7
千 7 百万円となりました。
退職給与引当金は、前年比 9 千 5 百万円増の 76 億
4 千 5 百万円となりました。
(3 )正味財産は、前年比 11 億 9 千 8 百万円増の 390 億 3
5.金沢医科大学氷見市民病院の状況
平成 25 年度は、医療スタッフを増員して診療体制を
整備し、前年度に取得した 7 対 1 看護施設基準の維持、
入院・外来患者の増加、手術件数の増加、救急患者受
け入れ態勢の強化などにより医業収益は大幅に増加し
ました。また、11 月に教育研修棟が竣工し、研究室や
カンファレンスルームが整備されるなど研修体制が整
いました。この結果、医業収益は開業以来 6 年間で最大
となりましたが、医業費用も増加したため経常利益は 2
千 3 百万円の支出超過となりました。
千 6 百万円となりました。この結果、資産総額に
53
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
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(1 )損益計算書
医業収益は、患者数の増などにより前年比 1 億 3
千 5 百万円増の 52 億 3 百万円となりました。うち、
入 院 収 益 は、 前 年 比 7 千 6 百 万 円 増 の 33 億 3 千 9
百万円、外来収益は、前年比 6 千万円増の 18 億 4 千
5 百万円です。
医業費用は、前年比 2 億 3 千 1 百万円増の 56 億 3
百万円で、うち、材料費が前年比 1 千 3 百万円増の
15 億 1 百万円、給与費が職員数の増により前年比 1
億 1 千 9 百万円増の 30 億 1 千 6 百万円、委託費は平
成 23 年度の移転開院時に導入した医療機器の保守
(2 )貸借対照表
資産総額は 14 億 1 千 7 百万円、負債総額は 9 億 4
千 9 百万円、純資産は 4 億 6 千 8 百万円です。
流動資産は 12 億 9 千万円です。
うち、現金預金は 1 千 6 百万円、未収入金は 11 億
9 千 6 百万円、貯蔵品は 8 千万円です。
流動負債は 6 億 5 千 3 百万円です。
うち、未払金は 4 億 5 千 2 百万円、預り金は 4 千 6
百万円、賞与引当金は 1 億 5 千 5 百万円です。
固定負債は退職給付引当金で、2 億 9 千 6 百万円
です。
費が増えたことにより 5 千 9 百万円増の 5 億 1 千万
純資産のうち大学会計からの収益事業元入金は 7
円、設備関係費が 1 億 2 千 5 百万円、その他の経費
億 6 千 9 百万円となりました。
(財務部 舛井昭秀記)
で 2 億 5 千 5 百万円、氷見市へ支払う指定管理者負
担金は 8 百万円増の 1 億 9 千 6 百万円です。
医業外収益は、3 億 7 千 7 百万円で、うち氷見市
からの交付金など補助金収益は 3 億 6 千万円です。
54
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
金沢医科大学氷見市民病院 損益計算書
(自)平成 25 年 4 月 1 日
(至)平成 26 年 3 月 31 日
《損益計算書》
(単位:百万円)
科 目
医業収益
入院収益
外来収益
科 目
決算額
5,203 医業費用
5,603
3,339
材料費
1,501
1,845
給与費
3,016
5
委託費
510
設備関係費
125
経費
255
指定管理者負担金
196
受託事業収益
施設設備利用収益
14
医 業 利 益
医業外収益
決算額
△ 400
377 医業外費用
寄付金収益
8
補助金収益
360
雑益
9
経 常 利 益
0
△ 23
金沢医科大学氷見市民病院 貸借対照表
平成 26 年 3 月 31 日現在
(単位:百万円)
《貸借対照表》
科 目
流動資産
現金及び預金
未収入金
徴収不能引当金
貯蔵品
その他
固定資産
工具器具備品
減価償却累計額
車輛
減価償却累計額
科 目
決算額
1,290 流動負債
653
16
未払金
452
1,196
預り金
△8
賞与引当金
46
155
その他
0
6 固定負債
296
80
127
退職給付引当金
181 負債の部合計
△54 純資産
2
△2
元入金
利益剰余金
純資産の部合計
資 産 の 部 合 計
決算額
1,417 負 債・純 資 産 合 計
296
949
468
769
△ 301
468
1,417
55
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
金沢医科大学グランドデザイン第 1 次 5 カ年計画:医学教育棟
医学教育棟建設工事の進捗状況
(平成 26 年 6 月 30 日現在)
工期: 2013(平成 25 )年 5 月 27 日(着工)∼
2014(平成 26 )年 9 月 30 日
工事出来高: 2014(平成 26 )年 6 月末現在 79.1%
【医学教育棟建設工事の現況】
上部躯体工事:2014 年 5 月に上部躯体工事が完了。
カーテンウォール工事:臨床研究棟側と本館側のカー
テンウォールの取付けを 4 月初旬から開始し、5 月末
で取付けが完了。
外壁工事: 外壁となる押出成型セメント板(アスロッ
2014/4/12 臨床研究棟側より撮影
カーテンウォール建て込み工事中
ク)を取付けし、順次アルミサッシの取付けを行って
いる。仕上げとなる塗装は図書館側の外壁まで完了
し、海側と本館側の塗装工事を行っている。
【付帯建物建設工事の現況】
新館から第二新館連絡廊下の建設:6 月末で免震層取
合い部を除く工事がすべて完了しており、7 月初旬に
仮使用検査を受検し、その後開通を予定している。
臨床研究棟−医学教育棟連絡廊下の建設:埋設され
ている配管の盛り替え工事を終え、基礎工事、鉄骨
建て方まで完了。
仮設 ELV 棟の建設:4 月中旬から建設工事に着手し、
配管の盛り替え、基礎工事を経て、鉄骨建て方まで
完了。
2014/6/7 臨床研究棟側より撮影
外部足場解体中
仮設洗濯棟:6 月より建設工事を開始。掘削工事が完
了し、基礎工事に取り掛かっている。現在は型枠工
事の段階である。
医学教育棟建設工事は 9 月末の完成引き渡しに向け
て、各フロアの内部仕上げ工事に取りかかっている。
(施設課 森田剛史記)
2014/6/30 臨床研究棟側より撮影
臨床研究棟−医学教育棟連絡廊下
56
管理・運営
平成 25 年度
金沢医科大学報 159 号/2014.8
人事評価
を基礎とした過去の評価実績、職種間バランスなどが
多面的に審議され、審議結果を理事長に答申し承認さ
れた。
この人事評価の結果に基づき、評価が特に良好であ
平成 25 年度人事評価が、教育職を除いた事務職、技
術職、看護職および技能職の 1,093 名の職員を対象とし
った 43 名に対し、平成 26 年 6 月の期末手当に奨励金を
付加して支給することとなった。
一方評価結果が不良であった職員 25 名については所
て実施された。
評価の結果は、平成 26 年 6 月 9 日(月)開催の第 15 回
人事評価委員会においてまとめられたうえ、理事長に
属長が検討し、もっとも適切と思われる方法によって
個々に指導することとなった。
所属長には今後も人材の育成を念頭に、人事評価を
報告された。
また、第 112 回職員人事委員会において、評価結果
お願いしたい。
(人事課 杉森哲也記)
互 助 会
第 24 回互助会
ゴルフ大会
恒例の互助会ゴルフ大会が、開学記念日の振替休日と
なった平成 26 年 6 月 2 日(月)
、能登カントリークラブに
おいて会員 37 名、学生 32 名の合計 69 名が参加して開催
された。
午前 7 時 45 分から、松本忠美病院長の挨拶に続きルー
ル説明および始球式が行われ、18 ホールにわたる熱戦
が繰り広げられた。
好天に恵まれた絶好のコンディションの中、参加者
優勝した西田翔一研究医にトロフィーを手渡す
松本病院長
は日頃の練習の成果を存分に発揮した。
表彰式ではお互いの今日のプレーを振り返り、ゴルフ
成績は次のとおり。
〈ネットの部〉
談義で大いに盛り上がった。
今年は初参加の会員が 9 名と多く、教職員と学生との
優 勝
西田 翔一(小児外科学)
71.8
親睦も図られた有意義な一日となった。次回も新しい参
準優勝
石田 豊司(総務部)
74.4
加者が増えることを期待したい。
第3位
加藤 勝人(総務部人事課)
74.4
(人事課 保志場順子記)
〈グロスの部〉
優 勝
川上 重彦(形成外科学)
準優勝
米田 正明(病院事務部)
86
第3位
殿田伸一郎(診療放射線技術部門)
91
82
始球式
57
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
JR 東京駅に
電照看板・デジタルサイネージ
北陸新幹線金沢開業に向けて広報活動
平成 27 年春の北陸新幹線金沢開業に伴い、金沢∼東
がそろっている。また、デジタルサイネージでは、65
京間がこれまでの約 4 時間から、乗り継ぎなしの 2 時間
インチのモニタ 10 面に、15 秒間の広告が 6 分間に 1 回
30 分になることから、石川県と首都圏および沿線地域
の間隔で同時に映し出され、一カ月間約 5,000 回放映さ
との交流人口の大幅な増大が見込まれる。
れることになる。こちらも新幹線乗車券売り場のすぐ
本学では広報戦略会議等において、首都圏およびそ
近くで、東京ディズニーリゾートや千葉方面への起点
の沿線地域からの入学志願者増大を主目的に金沢駅を
箇所となっており、サラリーマン、家族連れ、若年層
はじめ新幹線沿線エリアでの広報を検討してきた。そ
などの乗降客の目に触れる通路となっている。
の第 1 弾として、一日の平均乗降者人員が約 41 万人の
なお、平成 20 年から掲出している小松空港の看板は、
JR 東京駅に看板広告等を掲出することとし、平成 26 年
3 月下旬に更新され、これまでの出発ロビーから到着ロ
6 月 30 日から八重洲中央口に電照看板を掲出し、7 月 7
ビー出入口へと移設したことにより見やすくなった。
日には京葉線への通路(京葉ストリート)にデジタルサ
イネージによる広告を開始した。
電照看板の掲出場所は、八重洲中央改札口のみどり
今後も本学の認知度を高め、質の高い入学志願者を
確保するため、効果的に広報を展開していく予定であ
る。
(企画・広報課 上田正博記)
の窓口に隣接し、新幹線乗り換え口付近という好条件
京葉ストリートのデジタルサイネージ(矢印)
八重洲中央口の電照看板広告(矢印)
6 分間に 1 回のサイクルで 15 秒間(画像 1 枚あたり 3 秒)放映されるデジタルサイネージ
58
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
第5回
内灘ロマンチックウォーク
青空の下、医師と看護師らとともに 620 人が完歩
主催: 内灘ロマンチックウォーク実行委員会、内灘町、
金沢医科大学
日時: 平成 26 年 5 月 18 日(日)午前 9 時
第 5 回恋人の聖地・内灘ロマンチックウォークが、内
灘ロマンチックウォーク実行委員会・内灘町・金沢医
科大学の主催で、平成 26 年 5 月 18 日(日)に開催された。
本学は、内灘町と平成 18 年 10 月に包括連携協力に関
する協定を締結、
「健康な町づくり」を目指して様々な
事業を展開している。
当日は晴天に恵まれ、ウォーキングに恰好の天候で
あった。内灘町庁舎前で行われた開会式では、内灘町
ウォーキング協会の中村 進会長による開会宣言につづ
き、川口克則内灘町長と竹越 襄理事長が挨拶した。開
ウォーキングを楽しむ参加者
会式後、約 620 名の参加者が内灘町庁舎を出発、日本海、
健診コーナー、そして内灘町健康づくり推進委員会に
河北潟の眺望やアカシアの咲き誇る内灘の魅力を満喫
よる野菜クイズ・レシピ紹介コーナーが設けられた「ふ
しながら、4 キロ、7 キロ、12 キロの各コースで爽やか
れあい健康フェア」も開かれた。会場は約 170 名の来場
な汗を流した。本学の医療関係者は、白いビブスを着
者が途切れることなく訪れ終始活気にあふれていた。
用して、参加者と健康談義などを通じて交流を深めな
参加者に大きな怪我やトラブルもなく無事終えるこ
がら歩を進めた。竹越理事長、勝田省吾学長、木村晴
とができ、地域とともに歩む金沢医科大学として、
「健
夫常務理事らも参加した。
康な町づくり」の一翼を担えたと思っている。
また、内灘町庁舎 1 階町民ホールでは、本学総合内
科学の小林淳二教授、上西博章講師による健康相談を
貴重な日曜日にご参加、協力くださった学内外の皆
様に、心より感謝申し上げたい。
はじめ、栄養部による栄養相談、看護学部学生による
(大会運営委員長 西尾眞友記)
優良ボイラ技士表彰
施設設備部 設備課
じょうしゃ
定舍良一 課長代理(平成 25 年度)
なか
中 堅吉 主任(平成 26 年度)
平成 26 年 5 月 15 日(木)ホテル金沢において、施設
部設備課の中 堅吉主任が「平成 26 年度一般社団法人日
本ボイラ協会優良ボイラ技士石川県支部長表彰」を受
けた。この表彰は、熱源となる蒸気をつくるボイラ・
タービン業務において特に功績の認められる者に対
定舎良一課長代理
中 堅吉主任
し、同協会石川県支部が表彰するもので、平成 25 年度
は、同じく設備課の定舍良一課長代理が受賞している。
転、環境保全、省エネルギーの取り組みに、今後一層
両氏には本学の熱源・電源の安定稼働において安全運
の活躍が期待される。
(施設部設備課 谷内正人記)
59
管理・運営
金沢医科大学報 159 号/2014.8
金沢医科大学
「ツエーゲン金沢」冠協賛試合
劇的逆転弾! 3,000 人超が興奮
金沢医科大学の冠協賛試合として、サッカーJ3 リー
に先制を許したものの前半で追いつき、同点で折り返
グツエーゲン金沢のホームゲームが平成 26 年 6 月 21 日
した。ハーフタイムには、本学ストリートダンス部の
(土)
、石川県西部緑地公園陸上競技場にて開催された。
ショーが披露され会場は大いに盛り上がった。後半攻
本学の建学の精神と、ツエーゲン金沢の理念に重なる
勢を強めたツエーゲン金沢はアディショナルタイムに
点が多かったことから始まった支援は、ツエーゲン金
PK を獲得。これを主将の清原翔平選手が落ち着いて決
沢の J3 リーグ加盟を機に内容を拡大し、今回初めて冠
め、2 − 1 での劇的な逆転勝利となった。
協賛試合を開催する運びとなった。
当日入場者数は目標としていた 3,000 人を超す 3,023 人
であった。本学から応援に訪れた 1,770 人は、本学サッ
表彰式ではプレゼンターの竹越 襄理事長が勝利チー
ム賞、最も活躍した選手、ツエーゲン金沢の山藤健太選
手へマン・オブ・ザ・マッチ(MOM )賞を贈呈した。
カー部のメンバーが手渡すスクールカラー(エンジ色)を
この冠協賛を通して地域のスポーツ文化の向上に取
あしらった特製のうちわを受け取り、サポーターと一体
り組むことで、本学の建学の精神を学生のみならず広
となってツエーゲン金沢を応援した。
対戦相手は元日本代表でW杯にも出場した高原直泰
く社会に示すことができた意義のある大会であった。
(「ツエーゲン金沢」冠協賛試合実行委員長 西尾眞友記)
選手らを擁する SC 相模原。試合は開始 2 分で SC 相模原
竹越 襄理事長から MOM 賞を授与される山藤健太選手
声援を送るツエーゲン金沢サポーター
本学ストリートダンス部「Foot Stamp Crew 」によるハーフタイムショー
60
(15 頁に関連記事)
金沢医科大学報 159 号/2014.8
随想・報告
随 想
夏 の思 い 出
− 69 年前の終戦のこと−
金沢医科大学名誉教授 津
川 龍 三
昭和 20 年 8 月上旬、私は 14 歳で名古屋陸軍幼年学校(将校教育目的)
の生徒であった。校内の丘の上からは名古屋城がよく見えた。その時
であった。私が立っている丘の右後方から轟音が聞こえてきた。何か
と思ってふりむくと米軍の爆撃機が低空飛行で名古屋方面に向かって
飛んでいる。上空を見ると、黒い小さな物体が見え、その物体が早い
スピードで降りてくるではないか。しかもそれは戦闘機ではないか。
あっという間もなく、米軍機の右翼の付け根に体当たりした。翼はヒ
ラヒラ落ち、胴体は大音響と共に消失した。私はしばらく動けなかっ
た。
8 月 15 日になった。正午に全員集合命令があり、終戦が伝えられ、
12 日後、金沢の自宅への帰還となった。名古屋駅から米原→金沢へ
むかう。途中で目が覚めた。そこは、広い焼け野原の駅で「ふくい」
と読める木の立札が建っていた。やがて金沢駅に着いて、今の「東口」
に出た。すると兄が迎えてくれた。しばらくすると名古屋から乗った
と思われる生徒が一人出てきた。母親と思われる人がその生徒に向か
って走り、膝を抱きこみ大声で泣き出された。
よほどのことがあったのであろう。母と子の姿が気になったが兄に
促され家路についた。
昭和 20 年(1945 年)幼年学校時代の筆者
私にとっては 69 年前の夏であった。
〈津川龍三先生略歴〉
昭和 20 年 4 月
8月
23 年 4 月
24 年 5 月
30 年 3 月
49 年 4 月
平成 10 年 3 月
名古屋陸軍幼年学校入学
終戦。金沢 2 中に復帰
第四高等学校理科乙類に入学
金沢大学入学
金沢大学医学部卒業
金沢医科大学開学に伴い、泌尿器科学初代講座主任として着任
定年退職
61
金沢医科大学報 159 号/2014.8
資 料
理事会
第 226 回 平成 26 年 5 月 30 日(金)
〈議案〉
1 平成 25 年度事業報告について
2 平成 25 年度決算について
3 学校法人金沢医科大学職員給与規則の一部改正につ
いて
第 227 回 平成 26 年 5 月 30 日(金)
〈議案〉
1 寄附行為変更認可申請に係る大学院看護学研究科創
設費の財源措置について
評議員会
第 121 回 平成 26 年 5 月 30 日(金)
〈議案〉
1 平成 25 年度事業報告について
2 平成 25 年度決算について
3 寄附行為変更認可申請に係る大学院看護学研究科創
設費の財源措置について
規程の改正・制定・廃止
金沢医科大学氷見市民病院規程
(H25.4.1 改正)
金沢医科大学看護学部特別待遇奨学生に関する規程
(H26.3.31 廃止)
学校法人金沢医科大学事務規程
(H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学嘱託職員就業規程 (H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学嘱託教員就業規程 (H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学調達規程
(H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学点検評価規程
(H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学文書取扱規程
(H26.4.1 改正)
金沢医科大学統合情報ネットワーク運営委員会規程
(H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学駐車場管理規程
(H26.4.1 改正)
金沢医科大学広報戦略会議規程
(H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学エネルギー管理規程
(H26.4.1 改正)
金沢医科大学看護学部奨学金貸与に関する規程
(H26.4.1 改正)
金沢医科大学病院規程
(H26.4.1 改正)
金沢医科大学氷見市民病院業務分掌規程 (H26.4.1 改正)
学校法人金沢医科大学「大学名」及び「ロゴマーク」の
使用に関する規程
(H26.5.1 改正)
KMUnet の接続及び利用に関する内規 (H26.5.26 改正)
金沢医科大学駐車場管理委員会規程
(H26.6.1 改正)
医学部教授会
第 941 回(定例・拡大)
平成 26 年 4 月 10 日(木) 人事関連等議題
1 第 939 回及び第 940 回議事録確認について
2 その他
〈報告事項〉
1 臨床准教授について
2 教員採用について
3 嘱託教員採用について
4 研究医採用取下げについて
62
5 辞職について
6 協力研究員委嘱について
7 休職について
8 併任について
9 非常勤講師派遣について
10 平成 26 年度各種委員会委員(追加分)について
11 その他
教学関連議題
1 平成 26 年度医学部編入学試験(第 1 学年次後期編入)及
び平成 27 年度医学部入学試験(AO・推薦・一般)の各委
員について
2 退学願提出学生の取り扱いについて
3 平成 26 年度「介護と在宅医療(実習)」の履修免除について
4 その他
〈報告事項〉
1 平成 26 年度医学部入学者について
2 平成 26 年度医学部入学試験判定委員の公表について
3 平成 25 年度成績審査委員及び卒業判定委員の公表について
4 平成 26 年度教務関連各種委員会について
5 平成 26 年度学生数について
6 平成 26 年度条項該当学生の指導について
7 平成 26 年度第 4 学年「診療シミュレーション」について
8 平成 26 年度指導教員について
9 平成 26 年度臨床教育担当教員について
10 平成 26 年度標準試験の試験監督について
11 実技試験実施に係る協力要請について
12 オフィスアワーについて
13 平成 26 年度教育・実習用機器の選定について
14 平成 26 年度科学研究費助成事業(科研費)の交付内定に
ついて
15 平成 26 年度金沢医科大学共同研究並びに奨励研究の公募
について
16 その他
第 942 回(臨時・拡大) 平成 26 年 4 月 24 日(木)
人事関連等議題
1 第 939 回議事録確認について
2 血液免疫内科学教授選考について(臨時教授会議題)
3 その他
〈報告事項〉
1 教員採用について
2 医学部学内講師委嘱について
3 非常勤講師委嘱取下げについて
4 協力研究員委嘱について
5 非常勤講師派遣について
6 その他
教学関連議題
1 平成 27 年度医学部入学試験について
2 その他
〈報告事項〉
1 各ユニットにおける欠席届の運用について
2 奨学寄附金等の受入内容の学内開示について
3 マクデブルク大学およびマーサ大学交換留学生受入終了
について
4 その他
第 943 回(定例・拡大) 平成 26 年 5 月 8 日(木)
人事関連等議題
1 第 941 回議事録確認について(定例教授会議題)
2 血液免疫内科学教授選考について(定例教授会議題)
3 その他
〈報告事項〉
1 准教授について
2 医学部学内講師委嘱について
3 客員教授委嘱について
4 非常勤講師委嘱について
5 協力研究員委嘱について
6 休職について
7 移籍について
8 併任について
資 料
9 併任解について
10 非常勤講師派遣について
11 その他
教学関連議題
1 第 6 学年標準試験に係る受験資格の特別措置(案)について
2 その他
〈報告事項〉
1 平成 26 年度第 1 学年「医学セミナー」について
2 平成 26 年度低学年強化教育の実施について
3 平成 26 年度第 6 学年 Advanced OSCE 結果について
4 第 108 回国試報告会の開催について
5 臨床教授(学外)との懇談会について
6 その他
第 944 回(臨時・拡大)
平成 26 年 5 月 22 日(木)
人事関連等議題
1 第 942 回議事録確認について
2 その他
〈報告事項〉
1 准教授について
2 臨床教授(学外)委嘱について
3 協力研究員委嘱について
4 休職期間変更について
5 非常勤講師派遣について
6 その他
教学関連議題
1 その他
〈報告事項〉
1 平成 26 年度学生指導費予算の使途について
2 平成 25 年度教授会費の決算報告について
3 その他
第 945 回(定例・拡大)
平成 26 年 6 月 12 日(木)
人事関連等議題
1 第 943 回及び第 944 回議事録確認について
2 その他
〈報告事項〉
1 准教授について
2 協力研究員委嘱について
3 非常勤講師派遣について
4 国費外国人留学生の受入について
5 その他
教学関連議題
1 金沢医科大学医学部特別奨学金貸与制度及び教職員家族
奨学金貸与制度に関する規程の一部改正について
2 平成 27 年度医学部入学試験要項(案)について
3 平成 26 年度第 6 学年標準試験(再試験)の日程変更につい
て
4 その他
〈報告事項〉
1 入試説明会及びオープンキャンパスの開催日程について
2 平成 26 年度第 1 学年医療福祉体験実習について
3 平成 26 年度第 6 学年集中講義日程について
4 平成 26 年度医学系 CBT 問題公募等について
5 平成 26 年度マッチング説明会について
6 平成 26 年度教育・実習用機器選定結果について
7 橘会総会後の父母面談および年末父母面談の日程について
8 教室における学生の夏季研修について
9 平成 26 年度解剖研修について
10 医学教育 FD 関連行事の開催について
11 平成 26 年度中国姉妹校プロジェクト研究課題及び外国人
短期研究員の募集について
12 平成 26 年度各講座教育研究費の配分基準の改正について
13 その他
第 946 回(臨時・拡大)
平成 26 年 6 月 26 日(木)
人事関連等議題
1 第 945 回議事録確認について
2 その他
〈報告事項〉
1 辞職について
2 非常勤講師委嘱について
3 協力研究員委嘱について
4 休職期間延長について
金沢医科大学報 159 号/2014.8
5 出向期間短縮について
6 外国留学について
7 その他
教学関連議題
1 その他
〈報告事項〉
1 平成 26 年度金沢医科大学共同研究・奨励研究について
2 平成 26 年度金沢医科大学アシスト KAKEN について
3 第 108 回医師国家試験結果について
4 その他
看護学部教授会
第 144 回(定例) 平成 26 年 4 月 14 日(月)
議題
1 前回(第 140~143 回)議事録確認について
2 平成 27 年度看護学部入学試験(編入・推薦・一般)の各委
員について
3 その他
〈報告事項〉 1 人事関係について
2 教務委員会からの報告
3 看護学部学生部連絡会からの報告
4 国家試験対策委員会からの報告
5 平成 25 年度教員評価について
6 平成 26 年度看護学部入学者について
7 平成 26 年度看護学部入学試験判定委員の公表について
8 平成 27 年度看護学部入学試験実施委員について
9 平成 26 年度看護学部オープンキャンパス実施委員について
10 平成 26 年度看護学部学生募集活動について
11 平成 26 年度科学研究費助成事業(科研費)の交付内定につ
いて
12 平成 26 年度金沢医科大学共同研究並びに奨励研究の公募
について
13 日本看護系大学協議会報告会・説明会参加報告
14 その他
第 145 回(定例) 平成 26 年 5 月 12 日(月)
議題
1 前回(第 144 回)議事録確認について
2 平成 27 年度看護学部入学試験日程等について
3 その他
〈報告事項〉
1 人事関係について
2 教務委員会からの報告
3 看護学部学生部連絡会からの報告
4 標準試験実施委員会からの報告
5 奨学寄附金等の受入内容の学内開示について
6 平成 26 年度大学委員会(看護学部関連)について
7 金沢医科大学看護学部奨学金貸与に関する規程の改正に
ついて
8 華中科技大学同済医学院の看護学生受入れについて
9 その他
第 146 回(定例) 平成 26 年 6 月 16 日(月)
議題
1 前回(第 145 回)議事録確認について
2 退学願提出学生の取り扱いについて
3 教育構想委員会の設立について
4 金沢医科大学教職員家族奨学金貸与制度に関する規程の
改正について
5 平成 27 年度看護学部入学試験要項(案)について
6 電子シラバスとナーシングスキルの活用について
7 その他
〈報告事項〉
1 人事関係について
2 教務委員会からの報告
3 看護学部学生部連絡会からの報告
4 国家試験対策委員会からの報告
63
資 料
5 奨学寄附金等の受入内容の学内開示について
6 その他
1 )オープンキャンパス説明会について
2 )強化教育手当ての支給について
3 )教員評価委員会からの報告について
4 )全国保健師教育機関協議会の出張報告について
大学院医学研究科教授会
第 439 回 平成 26 年 4 月 10 日(木)
議題
1 前回(第 438 回)議事録確認について
2 復学願提出学生の取扱いについて
3 平成 25 年度授業科目の単位認定及び進級について
4 その他
〈報告事項〉
1 大学院担当教員について
2 大学院担当教員の学部、総合医学研究所における昇任時
の対応について
3 その他
第 440 回 平成 26 年 6 月 12 日(木)
議題
1 前回(第 439 回)議事録確認について
2 平成 27 年度大学院医学研究科学生募集について
3 第 42 回論文博士外国語試験実施要項について
4 その他
〈報告事項〉
1 平成 26 年度学位申請について
2 その他
64
金沢医科大学報 159 号/2014.8
総合医学研究所教授会
第 293 回 平成 26 年 4 月 17 日(木)
審議事項
1 前回(第 291 回・第 292 回)議事録確認について
2 教員人事について
3 所内組織について
4 平成 26 年度研究所研究費配付について
5 市民公開セミナー及び研究セミナーについて
6 オープンラボ使用申請について
7 その他
〈報告事項〉
1 総合医学研究所関連委員会委員について
2 施設・機器使用許可申請(学内者)について
3 研究所関連教育訓練について
4 科学研究費助成事業(科研費)交付内定について
5 金沢医科大学共同研究・奨励研究について
6 その他
第 294 回 平成 26 年 5 月 15 日(木)
審議事項
1 前回(第 293 回)議事録確認について
2 研究領域の研究分野再編等について
3 平成 26 年度実験動物慰霊祭について
4 その他
〈報告事項〉
1 外国出張について
2 研究所関連教育訓練等について
3 奨学寄付金等受入内容の学内開示について
4 その他
第 295 回 平成 26 年 6 月 19 日(木)
審議事項
1 前回(第 294 回)議事録確認について
2 平成 26 年度市民公開セミナー(案)について
3 その他
〈報告事項〉
1 外国出張について
2 金沢医科大学 共同研究・奨励研究について
3 金沢医科大学医学会 総会及び学術集会について
4 その他
資 料
金沢医科大学報 159 号/2014.8
報道機関を通しての医療情報提供状況(所属・職名は取材当時のもの)
平成 25 年度に本学教職員がテレビ、新聞、雑誌等から取材を受けた主なものを記載。
テレビ出演情報
放送局
北陸放送
北陸放送
NHK
北陸放送
石川テレビ
石川テレビ
北陸放送
北陸放送
石川テレビ
NHK
北陸放送
フジテレビ
番 組
レオスタ
レオスタ
あさイチ
レオスタ
スーパーニュース
スーパーニュース
レオスタ
レオスタ
スーパーニュース
おはよう日本
レオスタ
アゲるテレビ
放映日
25. 4. 3
25. 4.17
25. 5. 7
25. 5. 8
25. 5.13
25. 5.20
25. 5.22
25. 5.29
25. 6. 3
25. 6. 7
25. 6.12
25. 6.19
北陸放送
北陸放送
テレビ金沢
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
北陸放送
レオスタ
レオスタ
となりのテレ金ちゃん
レオスタ
レオスタ
月曜から絶好調!!
25.
25.
25.
25.
25.
25.
レオスタ
レオスタ
レオスタ
レオスタ
レオスタ
レオスタ
レオスタ
レオスタ
25. 8.28
25. 9.25
25.10. 9
25.10.23
25.12.11
26. 2.19
26. 2.26
26. 3. 5
7. 3
7.10
7.23
7.25
8. 7
8.26
所属・氏名
臨床感染症学
飯沼 由嗣 教授
眼科学
佐々木 洋 教授
眼科学
佐々木 洋 教授
精神神経科学
川﨑 康弘 教授
皮膚科学
望月 隆 教授
呼吸器内科学
水野 史朗 准教授
循環器内科学
赤尾 浩慶 准教授
総合診療センター
中西 由美子 講師
呼吸器内科学
藤本 由貴 助教
小児外科学
河野 美幸 教授
呼吸器内科学
水野 史朗 准教授
産科婦人科学
笹川 寿之 准教授
皮膚科学
睡眠医学センター
呼吸器内科学
救急医学
総合内科学
総合診療センター
総合内科学
循環器内科学
救急医学
高齢医学
呼吸器内科学
救急医学
医学教育学
消化器内視鏡学
糖尿病・内分泌内科学
望月 隆 教授
堀 有行 教授
小島 好司 助教
和藤 幸弘 教授
小林 淳二 教授
田村 暢煕 教授
小林 淳二 教授
梶波 康二 教授
和藤 幸弘 教授
森本 茂人 教授
水野 史朗 准教授
和藤 幸弘 教授
堀 有行 教授
伊藤 透 教授
北田 宗弘 講師
テーマ
風しん
紫外線対策
紫外線とサングラスの選び方
五月病
紫外線対策
ハウスダストから身を守る
心筋梗塞
禁煙治療最前線
睡眠について
ボタン電池、コイン型電池の誤飲事故について
過敏性肺炎について
子宮頸がんワクチン推奨を差し控えることを
政府が決定したことについて
アタマジラミに用心を
夏を控え快眠の大切さを考える
睡眠時無呼吸症候群(SAS )
熱中症特集
夏バテ解消
夏バテ解消法
夏に多発!心筋梗塞・脳梗塞に用心を
毒キノコによる食中毒被害
高齢者の健康体操
喘息
急性アルコール中毒
不眠症改善するには
逆流性食道炎
糖尿病について
新聞記事掲載情報
新聞社
掲載日
所属・氏名
記事タイトル
毎日新聞
25. 5.13 眼科学
佐々木 洋 教授
日焼け止めいつもの倍を
信濃毎日新聞
25. 5.16 形成外科学
川上 重彦 教授
長野県における口唇口蓋裂センター開設
北陸中日新聞
25. 5.19 公衆衛生学
櫻井 勝 准教授 ダイエット飲料で糖尿病
日経新聞
25. 5.23 眼科学
佐々木 洋 教授
目に与える紫外線の影響
共同通信社
25. 6. 5 公衆衛生学
櫻井 勝 准教授 カロリーオフの炭酸飲料と糖尿病を発症するリスクについて
読売新聞
25. 6.16 公衆衛生学
櫻井 勝 准教授 元気なう 気になる血糖値③ 食べる早さ、順番を工夫
北國新聞
25. 7.10 総合内科学
赤澤 純代 准教授 丈夫がいいね 目指せ美ボディー
「太る脳」
北國新聞
25. 7.11 総合内科学
赤澤 純代 准教授 丈夫がいいね 目指せ美ボディー
「脂肪を味方に」
北國新聞
25. 7.12 総合内科学
赤澤 純代 准教授 丈夫がいいね 目指せ美ボディー
「炭水化物」
安全で良質な地域医療の安定的な確保
北國新聞
25. 7.21 能登北部地域医療研究所 中橋 毅 教授
北國新聞
25. 7.22 精神神経科学
川﨑 康弘 教授
県内教育機関の幅広い研究知る しいのき迎賓館
北國新聞
25. 7.31 呼吸器内科学
藤本 由貴 助教
丈夫がいいね 目指せ美ボディー
「腸内環境㊤」
北國新聞
25. 8. 1 呼吸器内科学
藤本 由貴 助教
丈夫がいいね 目指せ美ボディー
「腸内環境㊦」
北國新聞
25. 8. 2 総合内科学
中藤 未央 助教
丈夫がいいね 目指せ美ボディー
「むくみ」
訪問医療を実践研修 穴水で医学生ら 24 人学ぶ
北國新聞
25. 8. 8 能登北部地域医療研究所 中橋 毅 教授
北國新聞
25. 8.28 顎口腔外科学
瀬上 夏樹 教授
「あご脱臼」に新手術
北國新聞
25. 8.31 精神神経科学
川﨑 康弘 教授
高齢者の心見守り
北國新聞
25. 9.10 血液免疫内科学
岡崎 俊朗 教授
北國がん基金 昨年の助成対象者の成果
坂井 知之 助教
中島 章夫 助教
病理学Ⅰ
清川 悦子 教授
総合医学研究所
田崎 隆史 准教授
福祉を核 町づくり 穴水
毎日新聞
25.10. 1 能登北部地域医療研究所 中橋 毅 教授
朝日新聞
25.10.27 泌尿器科学
鈴木 孝治 教授
患者を生きる 尿路結石
北國健康生きがい支援事業 2013年度 第1回金沢医科大学プログラム
北國新聞
25.11.28 腎臓内科学
横山 仁 教授
糖尿病・内分泌内科学
古家 大祐 教授
北陸中日新聞
25.11.30 精神神経科学
北本 福美 講師
病院に癒しの空間 金沢医科大で陶彩画展
北國新聞
25.11.30 精神神経科学
北本 福美 講師
多彩な陶彩画並ぶ 金沢医科大学病院
北國新聞
25.11.30 精神神経科学
川﨑 康弘 教授
金沢医科大学病院 がん告知など会話技術磨く
北國新聞
25.12.21 産科婦人科学
笹川 寿之 教授
金沢に専門機関開設
北國新聞
26. 1.24 皮膚科学
望月 隆 教授
丈夫がいいね 足の白癬菌㊤
望月 隆 教授
丈夫がいいね 足の白癬菌㊦
北國新聞
26. 1.26
研修医が増加
北國新聞
26. 1.27 能登北部地域医療研究所 中橋 毅 教授
朝日新聞
26. 2.19 眼科学
佐々木 洋 教授
雪原での紫外線の強さについて
聖教新聞
26. 2.24 耳鼻咽喉科学
鈴鹿 有子 教授
耳かきについて
北國新聞
26. 2.28 医動物学
及川 陽三郎 講師 丈夫がいいね 病害虫に用心㊤
北國新聞
26. 3. 1 医動物学
及川 陽三郎 講師 丈夫がいいね 病害虫に用心㊥
66
資 料
北國新聞
北國新聞
富山新聞
北國新聞
北國新聞
北國新聞
北陸中日新聞
北陸中日新聞
北國新聞
金沢医科大学報 159 号/2014.8
26.
26.
26.
26.
26.
26.
26.
26.
26.
3. 2
3. 2
3. 2
3. 8
3. 9
3.18
3.18
3.19
3.19
産科婦人科学
医動物学
氷見市民病院
産科婦人科学
産科婦人科学
総合内科学
総合内科学
公衆衛生学
公衆衛生学
笹川 寿之 教授
及川 陽三郎 講師
髙島 茂樹 病院長
笹川 寿之 教授
笹川 寿之 教授
小林 淳二 教授
小林 淳二 教授
西条 旨子 准教授
西条 旨子 准教授
がん免疫法学ぶ
丈夫がいいね 病害虫に用心㊦
6 氏 1 団体 功績たたえ
丈夫がいいね HPV ㊤
丈夫がいいね HPV ㊦
健康的な食生活紹介
金沢医科大の医師 がんの予防法語る
ダイオキシンで幼児自閉症傾向 金沢医大などベトナムで調査
ダイオキシン 自閉症傾向強める
雑誌掲載情報
雑誌名
アクタス
北國新聞社発行
掲載日
所属・氏名
記事タイトル
4 月号(25.3.20 ) 看護部
我妻 孝則 看護師 教えてドクター:広がるがん緩和ケア
麻酔科学
小川 真生 講師
呼吸器内科学
水野 史朗 准教授 子ども救急箱:PM2.5 の健康への影響
5 月号(25.4.20 ) 医学教育学
堀 有行 教授
教えてドクター:良質な睡眠をとるには
森本 茂人 教授
おたっしゃカルテ:サルコぺニア
高齢医学
6 月号(25.5.20 ) 耳鼻咽喉科学
三輪 高喜 教授
教えてドクター:嗅覚・味覚外来
整形外科学
川原 範夫 教授
先進医療
7 月号(25.6.20 ) 臨床感染症学
飯沼 由嗣 教授
教えてドクター:夏に気を付けたい感染症
産科婦人科学
笹川 寿之 教授
子ども救急箱:子宮頸がんワクチンによる副作用
8 月号(25.7.20 ) 一般・消化器外科学 木南 伸一 准教授 教えてドクター:内視鏡による早期消化器がんの
消化器内視鏡学
伊藤 透 教授
発見と治療
小児科学
中村 利美 講師
子ども救急箱:日本脳炎
9 月号(25.8.20 ) 呼吸器外科学
佐川 元保 教授
教えてドクター:肺がん治療の最前線
呼吸器内科学
水野 史朗 准教授
眼科学
久保 江理 教授
おたっしゃカルテ:飛蚊症
10 月号(25.9.20 ) 脳神経外科学
岡本 一也 講師
教えてドクター:最新の放射線治療
放射線医学
太田 清隆 助教
皮膚科学
西部 明子 准教授 子ども救急箱:アトピー性皮膚炎
11 月号(25.10.20 ) 心臓血管外科学
川平 洋一 教授
教えてドクター:先天性心疾患の診断と治療
小児科学
中村 常之 准教授
耳鼻咽喉科学
三輪 高喜 教授
子ども救急箱:アレルギー性鼻炎
12 月号(25.11.20 ) 眼科学
佐々木 洋 教授
教えてドクター:冬こそ注意!目の日焼け
高齢医学
森本 茂人 教授
人材不足が指摘されている薬剤師について
病院職員課
米田 正明 副部長
教えてドクター:頭頚部がんの最新治療
1 月号(25.12.20 ) 頭頸部外科学
辻 裕之 教授
2 月号(26.1.20 ) 病院病理部
湊 宏 教授
教えてドクター:病理外来の活用を
3 月号(26.2.20 ) 消化器内視鏡学
伊藤 透 教授
教えてドクター:増える逆流性食道炎
精神神経科学
川﨑 康弘 教授
公立高校入試直前対策「即効」勉強法
高齢医学
森本 茂人 教授
らくらく運動法③ 日舞体操
Clubism
4 月号(25.3.27 ) 総合診療センター 中藤 未央 助教
医療機関で働く白衣の美人
看護部
高木 亜由美 看護師
㈱金沢倶楽部発行
北國 TODAY
(25.4.1 ) 神経内科学
田中 惠子 教授
ヘルスコーナー
(財)北國総合研究所発行
通販生活 ㈱エディ・ワン発行
(25.4.18 ) 耳鼻咽喉科学
鈴鹿 有子 教授
読者の疑問コーナー
ドクターズガイド
(25.4.22 ) 形成外科学
川上 重彦 教授
㈱ソーシャライズ発行
週刊朝日ムック
(25.5.29 腫瘍内科学
元雄 良治 教授
「本格漢方」
週刊朝日編集部発行
/25.12.23 再) 総合内科学
山川 淳一 准教授
赤澤 純代 准教授
守屋 純二 講師
中藤 未央 助教
産科婦人科学
笹川 寿之 教授
髙木 弘明 講師
高齢医学
入谷 敦 助教
麻酔科学
小川 真生 助教
(26.3.31 発行) 腫瘍内科学
元雄 良治 教授
「正しく付き合う漢方 2014 」
総合内科学
山川 淳一 准教授
赤澤 純代 准教授
守屋 純二 講師
中藤 未央 助教
産科婦人科学
笹川 寿之 教授
髙木 弘明 講師
高齢医学
入谷 敦 助教
麻酔科学
小川 真生 助教
日経おとなの OFF
(25.7.8 発行) 総合内科学
山川 淳一 准教授 漢方外来のある病院リスト
日経 BP 社発行 守屋 純二 講師
週刊朝日
(25.7.17 発行) 耳鼻咽喉科学
鈴鹿 有子 教授
耳の真菌、原因とその予防について
朝日新聞出版社発行
Japan Medicine MONTHLY
(25.8.2 発行) 泌尿器科学
宮澤 克人 教授
泌尿器疾患 尿路結石症
㈱じほう発行
読売ファミリー
(25.8.5 発行) 眼科学
佐々木 洋 教授
白内障と瞼裂班
㈱読売情報開発大阪発行
67
金沢医科大学報 159 号/2014.8
同窓会・後援会
病院長就任の挨拶があり、栂 博久医学部長が、昨年
平成 26 年度
総会終了後から今年 7 月までに講座主任および教授に
金沢医科大学北辰同窓会
高田 久、東 伸明、倉田康孝、古田壽一、村上 望各教
評議員会・総会および懇親会
授がそれぞれ就任の挨拶を述べた。
平成 26 年度金沢医科大学北辰同窓会評議員会・総会
動」
、飯塚秀明副学長が、
「第 108 回医師国家試験結果概
および第 2 回全国支部長会が 7 月 12 日(土)金沢都ホテ
要と平成 26 年度国試対策」について報告した。
就任された先生 9 名を紹介した。出席された宮澤克人、
大学の現況報告として川原範夫学生部長が「学生部活
ルにおいて、全国から約 90 名の会員が参加して開催さ
懇親会は、坂本会長の挨拶、髙島茂樹副理事長の来
れた。
賓挨拶の後、伊藤 透副会長の乾杯の発声で開会された。
例年、総会に先立ち開催される全国支部長会は、今
参加した会員は旧交をあたため、久しぶりの杯を交わ
年 5 月 18 日(日)に東京で開催されたため、今回は時間
し大いに語り合っていた。定刻になり、大島譲二副会
を短縮して全国 28 支部 1 ブロックの中から 15 名のブロ
長の挨拶と一本締めで閉会となった。
(教育研究事業支援課 森川仁八記)
ック長および支部長が出席し、5 階「加賀の間」におい
て開催された。支部長会では、坂本滋会長から同窓会
活性化についての発言があり続いて事務局から同窓会
会則の改正ポイントについての説明が行われた。
午後 5 時から、7 階「飛翔の間」において平成 26 年度
金沢医科大学北辰同窓会評議員会・総会が開催された。
審議に先立ち、過去 1 年間に亡くなられた会員 8 名のご
芳名が読み上げられ、全員で黙祷を捧げた後、坂本会
長の議事進行により、次の 4 議題について審議が進め
られた。
〔北辰同窓会賞〕
伊藤 順 先生
(伊藤病院院長、昭和 54 年卒)
長年にわたり、石川県の地域
医療に多大なる貢献をされた。
また、金沢医大後援会橘会
副会長、金沢医科大学北辰同
窓会常任理事および学校法人
金沢医科大学理事として、本
第 1 号議案 平成 25 年度事業報告及び収支決算報告
学の発展にも貢献されている。 北辰同窓会賞の伊藤 順先生
第 2 号議案 平成 26 年度事業計画(案)収支予算(案)
第 3 号議案 金沢医科大学北辰同窓会会則及び関連
規程の改廃について
第 4 号議案 その他
総会終了後、北辰同窓会賞および北辰同窓会研究助
成の授与式が行われ、坂本会長から表彰状、副賞、助
成金が授与された。
引き続き、勝田省吾学長の挨拶、松本忠美病院長の
勝田学長による挨拶
68
〔北辰同窓会研究助成〕
富田 泰斗 助教 一般・消化器外科学
研究テーマ:大腸癌における B-cafenin の転写標的
CRD-BP の発現と臨床病理学的因子の比較検討
中澤 佑介 助教 泌尿器科学 研究テーマ:尿路結石形成過程における尿酸の機
能解析
左から宮澤教授、村上教授、東教授、高田教授、倉田教授、古田教授
【同窓会・後援会】
有川 智博 講師 一般教育機構(生物学)
研究テーマ:ガレクチンファミリーの機能解析と糖
鎖認識の免疫学的、発生学的意義の解明
薗村 貴弘 講師 解剖学Ⅱ
研究テーマ:脳内味覚地図を解明し、
「人口の舌」
味覚 BMI を実現する
九田 裕一 助教 生理学Ⅱ
研究テーマ:アナフィラキシーショックにおける
平成 26 年度
金沢医大後援会橘会総会
平成 26 年度金沢医大後援会橘会の総会、懇親会が 7
月 13 日(日)10 時から、ホテル金沢 2 階ダイヤモンドに
おいて、全国から約 140 名の会員が出席し開催された。
総会では八木茂夫会長が議長となり、議案に基づき審
議が進められた。
議案 1:平成25年度事業報告及び収支決算報告について
議案 2:平成 26 年度事業計画(案)及び収支予算(案)
ついて
議案 3:役員の改選について
議案 3 の役員の改選については、本年 5 月末にて任期
満了となる 10 名の役員のうち 4 名が退任され、6 名の役
員が再任された。新入生の父母の中から新たに 3 名の
役員が、また藤井正則監事の後任として正木康史先生
が承認された。
総会の後、大学の役職教員が入場し、勝田省吾学長、
松本忠美病院長以下副学長、学長補佐、医学部長、大
学院医学研究科長、教務部長・副部長、国試対策室長、
学生部長・副部長、第 1 学年∼第 6 学年主任・副主任等
の教員が紹介された。勝田学長および松本病院長から
挨拶があり、横山 仁医学部長から、昨年総会終了後か
ら本年 7 月までの間に講座主任および教授に就任され
八木茂夫会長の挨拶
金沢医科大学報 159 号/2014.8
胃病変の統合的研究
穀内 洋介 診療主任 大阪府立急性期総合・医療センター
研究テーマ:周期性四肢麻痺及びその類縁疾患に
おける新規遺伝子の探索
藤本 由貴 助教 呼吸器内科学
研究テーマ:女性外来受診者における閉塞性睡眠
時無呼吸症候群の罹病率と背景因子、治療効果に
関する検討
た 9 名の先生が紹介された。引き続き、金沢医大後援
会橘会賞の授与式が行われた。栂 博久副学長から選考
過程の説明があり、八木会長から対象者に表彰状と副
賞が授与された。それに対し受賞者からそれぞれ謝辞
が述べられた。最後に、川原範夫学生部長が大学の現
況報告として「学生部活動」について、飯塚秀明副学長
が「第 108 回医師国家試験結果概要と平成 26 年度国試対
策」について説明した。
会場を移して開催された懇親会では、八木会長の挨
拶の後、大学役員が紹介され、来賓代表の髙島副理事
長から挨拶があった。伊藤 順副会長の乾杯の発声で懇
親会が開会された。参加した会員は、学年ごとのテー
ブルに分かれ、各学年担当の先生方とご子弟の家庭で
の状況や大学での生活状況、各科目における修得状況
等について語り合っていた。定刻になり、大島譲二副
会長の挨拶で閉会となった。
隣接する会場で行われた父母面談会には、医学部長、
各学年主任・副主任、指導教員が面談にあたり、事前
に申し込みのあった第 1 学年生から第 6 学年生までの 80
組の学生とご父母が参加した。 (教育研究事業支援課 西村憲司記)
〔金沢医大後援会橘会賞受賞者〕
笹川 泰生 助教 脳神経外科学
林 伸彦 助教 肝胆膵内科
林 伸彦助教(左)と笹川泰生助教(右)
69
【同窓会・後援会】
金沢医科大学報 159 号/2014.8
られた。
平成 26 年度
篠原治道学部長からは、
「本学病院へできるだけ多く
金沢医科大学看護学部
後援会さくら会総会
の学部卒業生が就職していただけるよう保護者の皆様
にご支援をお願いしたい」との挨拶があった。
続いて、坂井恵子教務委員長、甲野裕之学生部副部
長、中島素子国試対策委員長がそれぞれ教務、学生関係、
平成 26 年度後援会さくら会総
看護師等国試対策支援の現況を報告し、最後に本学病
会が平成 26 年 7 月 6 日(日)看護
院の才田悦子看護部長が金沢医科大学病院の紹介をし
学部学生の保護者及び教職員 80
た。
午前 11 時から開催されたさくら会総会では、新役員
名が出席し、看護学部 3 号棟 1 階
の選任が行われ、1 年生の保護者から新任 4 名と再任 3
第 1 講義室で開催された。
さくら会は、平成 21 年 11 月に
名の紹介があり、続いて平成 25 年度事業報告、収支決
看護学部保護者を会員として看
算及び平成 26 年度事業計画、事業予算が審議され、異
議なく承認された。
護学部の教育環境の向上と本学
の発展に寄与することを目的に
駒井啓吾さくら会会長
総会のあと看護学部 2 号棟学生ラウンジにおいて、
設立され、総会は今回で 6 回目を
保護者と教職員との懇親会を兼ねた昼食会が和やかに
迎えた。
行われた。
総会に先立ち午前 10 時から、駒井啓吾さくら会会長
午後からは希望者に対して、保護者と看護学部教員
の挨拶のあと、勝田省吾学長から、
「2 月に行われた国
との個別面談及び学内施設見学が行われた。35 人が参
家試験で、看護師と助産師は 4 年連続、保健師は 2 年連
加した個別面談では、学業成績や課外活動など学生生
続全員合格という輝かしい成績を上げました。このト
活に関する様々な事柄について質疑応答があった。ま
リプル 100% 合格は全国でも東京大学、九州大学等 6 大
た、学内施設見学では 20 人が看護実習室、母子実習室、
学(87 大学中)しかなく、大変名誉なことであり、これ
沐浴実習室などを見学した。
もひとえに、看護学部の先生方の熱心な指導と、保護
(看護学部事務課 岡本真一記)
者の方々の大きな支えの賜物である」と感謝の意が述べ
駒井会長による役員の紹介
坂井教務委員長の教務報告
70
保護者と教職員の懇親会
募 金
金沢医科大学報 159 号/2014.8
金沢医科大学学術振興基金
金沢医科大学学術振興基金募集趣意書
本学は、日本海側では初めての私立医科大学として、昭和 47 年に設立され、倫理に徹した人間性豊かな良医を育成する
こと、医学の深奥をきわめ優れた医療技術を開拓すること、人類社会の医療と福祉に貢献することを建学の精神として掲
げて着実に歩み続けてまいりました。
大学、特に医科大学は国の内外を問わず日進月歩の医学・医療をリードする大切な役割を担っていることは皆様充分に
ご承知のことであります。本学でも最高の教育・研究設備に加えて、先進医療機器の充実に意を尽くすとともに、基礎・
臨床医学講座並びに総合医学研究所の各部門において、医学の進歩に貢献できる人材の育成と研究の推進に日夜努力いた
しております。
教育面では、教育スタッフとしてすぐれた人材を配し、学生の教育に専念しており、昭和 53 年に第 1 回の卒業生が誕生
して以来、数多くの医師を世に送り出し、それぞれ国内国外の医学・医療の最先端で活躍しております。
研究面では、平成元年に従来の人類遺伝学研究所、熱帯医学研究所及び共同研究室を母体とし、難病治療など医療の先
端的な分野の開拓を目的とした総合医学研究所を設置し、臓器置換・難治疾患・癌・人類遺伝学・熱帯医学・基礎医学・
共同研究の各部門を中心にプロジェクト研究の推進を図っております。また、国際舞台においても躍進を続けており、欧
米の一流大学や研究所との研究員の交流、海外からの研究員・留学生の受け入れなどを通じて国際レベルの学術環境の整
備にも意を尽くしております。
診療面では、金沢医科大学病院は日本海側随一の規模を誇るまでに成長し、最新の医療機器を整備し、医学教育のみな
らず、文字どおり地域医療の基幹病院として順調に発展し、地域社会の要請に応えるべく最新レベルの医療サービスを提
供することにも十分な配慮をしてまいりました。
また、国際医療協力隊の派遣、世界各地域の種々の難病に対する国際医療協力に早くから取り組み、わが国の医科大学
の中ではトップクラスの実績を持っております。
しかしながら、この様な積極的な教育、学術及び医療活動を維持継続していくためには巨額の資金が必要で、学納金、
国庫補助金、附属病院の医療収入などの収入だけでは健全な経営は不可能であり、教育、研究、診療活動を萎縮させる恐
れがあります。
このために、本学では文部科学省の許可を得て学術振興基金の募集を行っており、広く本学教職員、卒業生、学生の父
兄をはじめ、民間企業、篤志家の多くの皆様のご支援をお願い申し上げる次第であります。
日進月歩の医学の進歩に即応した最新の教育、研究及び診療環境を維持するにとどまらず、未来に向けてさらなる貢献
と飛躍を目指して、全学を挙げて努力いたし、社会的使命を果たし得たいと念願しております。
本趣旨にご理解、ご賛同を頂き、ご協力を賜りますれば誠に幸甚に存じます。
学校法人金沢医科大学 理事長 竹 越 襄
募集要項 学術振興基金は次の要領で広く一般の方々からご協力をお願いしております。
人のご寄付)」による所得税、法人税の優遇措置を
1. 目 的: 金沢医科大学の教育・研究の振興と医療
受けることが出来ます。
の充実のため活用させていただきます。
5. 応募方法: 寄付申込書等を本学教育研究事業支援
2. 目標額: 10 億円
課あてにご請求ください。折り返し、手続方法、税
3. 募集先: 在学生、同窓生及びその父兄、教職員、
務に関することなどについてご説明いたします。
一般有志者並びに医学研究機関及び医療関係企業・
TEL 076-286-2211 内線 2721 ∼ 2726
団体等
FAX 076-286-8214
4. 学術振興基金へのご寄付は、
「特定公益増進法人寄
付金(個人のご寄付)
」及び「受配者指定寄付金(法
金沢医科大学教育振興基金・金沢医科大学学術振興基金寄付者ご芳名(過去 1 年間の分、敬称略)
鈴木 比佐(大阪府)
内田 武(埼玉県)
畑澤 幸雄(兵庫県)
木下 繁(大阪府)
織田 正道(佐賀県)
谷村 幸三(大阪府)
谷村 曜子(大阪府)
西垣内一哉(山口県)
黒澤 明充(山形県)
山下 公一(石川県)
竹中 康雄(広島県)
小倉 憲一(富山県)
衛藤 眞理(大分県)
平野 信夫(兵庫県)
鍬先清一郎(長崎県)
山科 洋一(広島県)
(有)アカシア商会(石川県) 医療法人仁医会釜石のぞみ病院(岩手県)
丸文通商(株)金沢支店(石川県) 71
金沢医科大学報 159 号/2014.8
募 金
創立 40 周年記念事業募金寄付者ご芳名(敬称略)
(掲載の承諾を得た方のみ)
竹越 襄(石川県)
松本 忠美(石川県)
栂 博久(石川県)
角田 弘一(石川県)
山下 公一(石川県)
相引 眞幸(愛媛県)
浅野 定弘(滋賀県)
畔原 宏明(石川県)
荒木きみ枝(石川県)
池田 崇之(石川県)
池渕 公博(石川県)
石川 勲(石川県)
石橋 隆治(石川県)
井田ミサ子(石川県)
伊藤 透(石川県)
今田 直孝(富山県)
岩井 邦充(石川県)
岩淵 邦芳(石川県)
植田 俊郎(岩手県)
魚谷 儀一(石川県)
浦田 哲郎(富山県)
及川陽三郎(石川県)
大久保優子(石川県)
大戸 和雄(石川県)
岡田 均(石川県)
岡宗眞一郎(三重県)
奥田 鉄人(石川県)
長田ひろみ(石川県)
海道 俊克(石川県)
影近 謙治(石川県)
片山 壽夫(富山県)
金﨑めぐみ(石川県)
鎌仲 久恵(富山県)
川嶋 政広(石川県)
神林 敦彦(岩手県)
岸本 一夫(兵庫県)
北川 純子(石川県)
北村 優子(石川県)
木下 英理(石川県)
木村 洋輔(石川県)
久能 正之(福岡県)
熊井 惠美(北海道)
小池 美江(埼玉県)
河野 美幸(石川県)
小瀬戸佐知代(鹿児島県)
小林 敏美(長野県)
小堀三栄子(石川県)
小柳久美子(東京都)
斉藤 克子(埼玉県)
酒井 博史(石川県)
坂田 慎一(富山県)
鷺谷 昌夫(埼玉県)
佐藤 勝明(石川県)
寒川 英明(奈良県)
四方 裕夫(石川県)
柴垣 芳明(富山県)
澁谷 良穂(石川県)
島田 長樹(新潟県)
東海林博樹(石川県)
白濱 芳男(大阪府)
杉森 端三(石川県)
72
髙島 茂樹(石川県)
齋藤 人志(石川県)
神田 享勉(富山県)
吉田 勝明(神奈川県)
大田 修(石川県)
青野 允(北海道)
朝日 俊明(石川県)
安土 幸恵(富山県)
有沢 晴美(富山県)
池田 法子(石川県)
生駒 尚秀(石川県)
石倉 直敬(石川県)
石橋 庸司(福岡県)
市岡 弘光(千葉県)
伊藤 智彦(石川県)
今村 秀嗣(宮城県)
岩崎 高明(東京都)
岩堀 博敏(福井県)
上田 正博(石川県)
薄田 勝男(石川県)
浦野 豊(長野県)
王 璐(石川県)
大笹 清則(富山県)
大橋 力(石川県)
岡田 正人(石川県)
岡村 基弘(京都府)
奥野亜津子(石川県)
小田 公子(大阪府)
各務 義朗(岐阜県)
葛西 款(宮城県)
加藤 勝人(石川県)
金山登喜夫(石川県)
上出比呂美(石川県)
川田 啓太(石川県)
菊地 勤(石川県)
岸本トキ子(石川県)
北川 秀機(富山県)
北村 佳子(石川県)
木下 幸子(石川県)
久司 一葉(石川県)
久保 江理(石川県)
熊谷 俊一(青森県)
小泉 尚子(福井県)
神戸 晃男(石川県)
後藤 知子(石川県)
小林 誠(石川県)
小堀 泰史(石川県)
小山 吉昭(富山県)
齊藤久美子(石川県)
酒井龍太郎(石川県)
坂田 真一(石川県)
笹川 寿之(石川県)
佐藤 宏和(石川県)
澤田 律子(富山県)
地崎赴美子(富山県)
柴田 崇志(富山県)
島 智一(石川県)
清水 豊(石川県)
定舎 良一(石川県)
新谷 博明(石川県)
杉森 哲也(石川県)
中農 理博(石川県)
宮村 栄一(石川県)
坂本 滋(石川県)
伊藤 博(石川県)
大野木辰也(石川県)
青山 隆彦(福井県)
麻本 匡浩(石川県)
雨池ゆかり(富山県)
有原 徹(静岡県)
池田 昌弘(石川県)
井駒由利子(石川県)
石﨑 宏(石川県)
泉 晴美(富山県)
市堰 徹(石川県)
伊藤 信彦(岩手県)
今村 理子(宮城県)
岩城 雅恵(富山県)
岩脇 理佳(長野県)
上田 善道(石川県)
宇納 英幸(石川県)
江尻 直樹(石川県)
大家 英治(石川県)
大澤 学(石川県)
大山 充徳(群馬県)
緒方 章雄(兵庫県)
岡村 靖久(京都府)
奥村 信一(石川県)
小野木 豊(石川県)
加賀谷文秋(秋田県)
笠間 孝一(石川県)
門平 充弘(石川県)
兼氏 歩(石川県)
亀井 淳平(石川県)
河西 研一(静岡県)
菊池 哲(静岡県)
喜多 栄子(富山県)
北川 陽子(石川県)
北森久美子(石川県)
木村 敦子(栃木県)
清川 悦子(石川県)
久保 恭介(石川県)
黒澤 明充(山形県)
小泉 雅紀(奈良県)
小坂 健夫(石川県)
小西 啓子(富山県)
小林美奈子(三重県)
小室 明人(石川県)
紺田 篤史(石川県)
佐伯 牧彦(新潟県)
坂尾 光一(石川県)
坂野 邦雄(石川県)
笹川 眞人(新潟県)
佐藤 博之(福井県)
三治 秀哉(石川県)
品川 秋則(福井県)
柴田 晴通(静岡県)
島崎 猛夫(石川県)
清水由美子(石川県)
庄野紀代美(石川県)
新冨 芳治(鹿児島県)
鈴鹿 有子(石川県)
木村 晴夫(石川県)
川上 重彦(石川県)
大島 譲二(埼玉県)
奥名 洋明(石川県)
相川 広一(石川県)
赤尾 浩慶(石川県)
東間ひとみ(石川県)
網 典子(富山県)
伊川 廣道(石川県)
池田 行雄(石川県)
石井 正憲(北海道)
石田 豊司(石川県)
出雲 栄(石川県)
一ノ谷雄基(石川県)
稲場 京子(富山県)
今村由衣子(石川県)
岩田 嘉文(富山県)
上繁 宣雄(奈良県)
上野 一夫(富山県)
宇納 由樹(石川県)
衛藤 眞理(大分県)
大井手弘純(東京都)
太田 淳(石川県)
岡崎 恵子(石川県)
緒方 盛道(福岡県)
岡本 真一(石川県)
奥谷 正人(愛知県)
御舘 將夫(石川県)
角田 直美(富山県)
梶川 昌幸(富山県)
加富 喜芳(石川県)
金子 尚仁(山形県)
川合 洋子(富山県)
川原 範夫(石川県)
菊池 博幸(宮城県)
北 久直(石川県)
北田 宗弘(石川県)
木南 義男(石川県)
木村 透(栃木県)
日下 一也(石川県)
久保 由紀(石川県)
黒瀬 望(石川県)
小泉 由美(石川県)
小島 好司(石川県)
小林 勝雄(新潟県)
小平 俊行(石川県)
小森 明彦(滋賀県)
紺家千津子(石川県)
竿下 純子(富山県)
坂口 治(長野県)
坂元 仁志(石川県)
佐竹 歌子(大阪府)
真田 洋子(石川県)
塩谷 隆策(石川県)
篠田 謙一(東京都)
芝本 利重(石川県)
島崎 千秋(富山県)
清水 廉平(石川県)
庄野 浩史(石川県)
新村 康二(石川県)
鈴木 淳宙(千葉県)
勝田 省吾(石川県)
飯塚 秀明(石川県)
伊藤 順(石川県)
小田島粛夫(石川県)
あいはら友子(東京都)
朝倉 善史(石川県)
東野 順子(富山県)
荒井 俊夫(神奈川県)
池上 顕弘(富山県)
池永 健(長崎県)
石垣 靖人(石川県)
石田 徳人(神奈川県)
出雲 淳子(石川県)
伊藤澄美子(富山県)
今泉 範子(石川県)
今村 吉克(石川県)
岩坪 明美(富山県)
上田 忠司(石川県)
植村 功(東京都)
浦島左千夫(石川県)
及川 卓(石川県)
大窪 美貴(石川県)
太田 絹子(富山県)
岡田 一雄(東京都)
岡野喜久一(山口県)
奥田 隆彦(大阪府)
小倉 克彦(北海道)
恩道 正博(石川県)
角野 守(石川県)
梶波 康二(石川県)
金﨑 啓造(石川県)
加納 千春(富山県)
川﨑 康弘(石川県)
上端 雅則(石川県)
岸邊 美幸(石川県)
北岡 和代(石川県)
北村 修(石川県)
木ノ内ちか子(石川県)
木村 正子(新潟県)
久野 成人(京都府)
熊井 則夫(宮城県)
鍬先 清一(長崎県)
甲野 裕之(石川県)
小島ひとみ(富山県)
小林 淳二(石川県)
小堀 勝(石川県)
古家 大祐(滋賀県)
最勝寺正智(長崎県)
坂井 恵子(石川県)
坂口友紀子(石川県)
佐川 元保(石川県)
佐竹 史子(大阪府)
佐野 泰彦(石川県)
志賀 英明(石川県)
篠原 治道(富山県)
柴山 卓也(石川県)
島田 賢一(石川県)
正 健一郎(兵庫県)
白川 尚哉(富山県)
杉原 一良(石川県)
鈴木 孝治(石川県)
募 金
(
鈴木 比佐(大阪府)
曽根 崇史(富山県)
高瀬 悦子(富山県)
髙橋 詠二(石川県)
田川 俊範(石川県)
武市 敏明(石川県)
竹田 浩一(石川県)
武部瑠里子(石川県)
田中 一美(石川県)
谷口 真(石川県)
谷本 至(石川県)
知久田 博(石川県)
土田 英昭(石川県)
椿原 澄朗(富山県)
鶴見 隆史(東京都)
寺中 信夫(石川県)
土岐 宗利(群馬県)
外山 宏(愛知県)
長岡加代子(石川県)
中川 東夫(石川県)
中澤 益枝(石川県)
中田 千鶴(富山県)
中林 秀信(富山県)
中村 常之(石川県)
中村 充代(石川県)
那須 義功(香川県)
西尾 浩次(石川県)
西澤 誠(石川県)
西本 雅彦(京都府)
橋本 光正(石川県)
八田 稔久(石川県)
浜崎 優子(石川県)
原 靖(埼玉県)
東 妙美(石川県)
疋田 勉(石川県)
平口 哲夫(石川県)
廣村健太郎(石川県)
福田 正道(石川県)
藤井 正則(富山県)
藤田美紀子(石川県)
古本 郁美(石川県)
堀越健太郎(群馬県)
前岡 勇人(石川県)
牧野田 知(石川県)
舛井 昭秀(石川県)
松井 優子(石川県)
松田 知之(石川県)
松原 純一(岐阜県)
丸山 晃弘(石川県)
溝口 義人(福岡県)
南 暢彦(石川県)
宮澤 克人(石川県)
宮東 剛文(石川県)
三輪 高喜(石川県)
村上 英徳(石川県)
村田大一郎(静岡県)
森 秀男(石川県)
森田 博之(埼玉県)
森本 茂人(石川県)
安原 真理(石川県)
柳澤 衛(京都府)
山口 昌夫(石川県)
山下 美里(石川県)
山之内菊香(富山県)
湯浅 幸吉(石川県)
吉田 和幸(石川県)
吉野 健一(石川県)
金沢医科大学報 159 号/2014.8
砂谷 優実(富山県)
台蔵 晴久(石川県)
高田 尊信(石川県)
高橋まゆ美(石川県)
滝口 智夫(石川県)
竹内 洋子(石川県)
武田 純爾(大阪府)
田代 秋一(富山県)
田中 惠子(石川県)
谷口 充(石川県)
玉井 学(福井県)
津川 龍三(石川県)
土原 一真(石川県)
津幡 裕美(石川県)
出村 昇(石川県)
土井 悠人(富山県)
徳田 治樹(石川県)
中居 文子(石川県)
中川 明彦(石川県)
中川 秀昭(石川県)
中島 素子(石川県)
中谷 渉(石川県)
中平 雄二(大阪府)
中村 利美(石川県)
中村 行男(福井県)
辺本智恵美(石川県)
西尾 眞友(石川県)
西部 明子(石川県)
丹羽 修(石川県)
長谷川泰介(石川県)
花田 一美(福岡県)
林 圭(富山県)
原澤 博文(三重県)
東 伸明(石川県)
肥後 重子(鹿児島県)
平場 吉治(石川県)
黄 正寿(石川県)
福村 敦(石川県)
藤井 道孝(山梨県)
舟木 洋(石川県)
堀 有行(石川県)
本田 俊幸(石川県)
前田 修子(富山県)
政氏 藤玄(石川県)
舛井 美紀(石川県)
松岡 初文(三重県)
松田 久夫(石川県)
松本 織絵(石川県)
三浦 智子(石川県)
三谷 真弓(石川県)
南 英樹(石川県)
宮下あき子(石川県)
宮東 利恵(石川県)
向 千春(富山県)
村上 学(石川県)
村山 智子(石川県)
森 秀胤(神奈川県)
森田 實(石川県)
諸江 律子(石川県)
安原 稔(石川県)
柳田 隆(石川県)
山崎 軍治(石川県)
山瀬 真琴(石川県)
山本 健司(石川県)
尤 高峰(石川県)
吉田 純子(石川県)
吉野多美子(石川県)
昔農 好子(石川県)
髙木 俊宏(石川県)
高田 智子(石川県)
髙橋 基浩(石川県)
瀧本 淳子(石川県)
竹上 勉(石川県)
竹中 愛美(石川県)
多田 博行(長野県)
田中 達朗(石川県)
谷口 芳子(静岡県)
玉川 泰浩(奈良県)
辻村亜希子(石川県)
土屋 英治(愛知県)
坪内 譲(石川県)
寺井 明夫(石川県)
堂前 正秀(石川県)
利波 久雄(石川県)
長井富美子(富山県)
中川 淳(石川県)
中川 博幾(福井県)
中新 茂(石川県)
中野 明夫(三重県)
中村 晃(石川県)
中村ひろみ(石川県)
中谷 一也(富山県)
奈良崎友子(石川県)
西川 正(石川県)
西部 泰弘(石川県)
野澤 幸雄(石川県)
長谷川雅美(石川県)
羽根 淳治(東京都)
林 哲朗(石川県)
原島 完司(石川県)
東野 治仁(青森県)
氷見 祐二(石川県)
平山惠美子(石川県)
福井 清数(石川県)
福山 智基(福井県)
藤井 衛之(石川県)
舟坂 雅春(富山県)
堀 愉(石川県)
本多 隆文(石川県)
前田 俊彦(石川県)
正来 宏美(石川県)
升谷 一宏(石川県)
松木 伸夫(富山県)
松田 博男(石川県)
松本 順治(石川県)
水株 正紀(石川県)
道上 紀子(石川県)
南野 桂三(大阪府)
宮下 裕至(石川県)
宮村 利雄(石川県)
向 義博(富山県)
村上 美江(石川県)
元雄 良治(石川県)
森 真澄(富山県)
森田 礼時(石川県)
八木 茂夫(石川県)
矢地 弘子(富山県)
薮越 公司(石川県)
山下 和夫(石川県)
山田 聖(兵庫県)
山本 千勢(石川県)
由利 健久(石川県)
吉竹 佳の(石川県)
米倉 秀人(石川県)
瀬戸 恵美(富山県)
高木 雅美(富山県)
高田 昌美(石川県)
高橋 喜統(石川県)
田口 久雄(石川県)
武田 和也(石川県)
竹中美千穂(石川県)
立花 修(石川県)
田中 恭武(福岡県)
谷畑 祐子(富山県)
唐 尚子(北海道)
辻本 幹夫(石川県)
堤 幹宏(石川県)
坪本他喜子(富山県)
寺島賢二郎(山形県)
百成智津枝(石川県)
富岳 亮(埼玉県)
中泉 裕子(石川県)
中川 和美(石川県)
中川美枝子(石川県)
中田 興満(石川県)
中野 正幸(群馬県)
中村 和子(石川県)
中村真寿美(石川県)
中山 治樹(京都府)
西 朝子(富山県)
西川美香子(石川県)
西前 忠英(大阪府)
橋本 外次(石川県)
畑島 淳(富山県)
浜江紀美代(石川県)
林 廣之(三重県)
原田 英也(青森県)
東山 卓嗣(石川県)
姫野 洋一(富山県)
広瀬 了(石川県)
福島 俊洋(福井県)
藤井 宏真(奈良県)
藤岡 隆庸(栃木県)
古居 滋(石川県)
堀井 勲(富山県)
前 邦博(富山県)
前野 聡子(石川県)
真柴 智(石川県)
町野 千秋(東京都)
松下外志雄(石川県)
松能 好子(石川県)
松本裕三郎(熊本県)
水谷 謙二(静岡県)
道渕 範子(富山県)
宮井 公一(富山県)
宮下 理恵(富山県)
宮本加代子(石川県)
村井 幸美(石川県)
村木 靖(石川県)
森 茂樹(石川県)
森河 裕子(石川県)
森永 哲文(広島県)
八木 孝男(石川県)
柳田 善為(石川県)
山上 洋治(岡山県)
山下 敏彦(北海道)
山中 啓義(北海道)
山本美喜枝(石川県)
横山 仁(石川県)
吉冨 泰央(石川県)
米田 正明(石川県)
曽根 純之(秋田県)
髙﨑 正輝(石川県)
髙田 稔(石川県)
高林 晴夫(石川県)
田口 真源(岐阜県)
武田 久美(石川県)
武部 秀人(石川県)
立原 弘章(千葉県)
谷内 正人(石川県)
谷原 清美(石川県)
丹野 治郎(宮城県)
津田 志朗(石川県)
堤 理華(石川県)
津本 明信(石川県)
寺田 為義(富山県)
百成 富男(石川県)
友田 幸一(大阪府)
長江 康(埼玉県)
中川 邦子(石川県)
中川 喜雄(石川県)
永田 勝宏(石川県)
中野万里子(石川県)
中村 喜亮(富山県)
中村 光宏(石川県)
長山 豊(石川県)
西尾 明子(石川県)
西木 哲也(石川県)
西村 憲司(石川県)
橋本 典子(富山県)
鉢嶺 将明(大阪府)
浜崎 孝子(石川県)
原 淳子(群馬県)
比嘉 昌文(沖縄県)
疋島 寛(石川県)
平岡 久樹(東京都)
廣瀬 信雄(石川県)
福田 昭宏(石川県)
藤井 寛三(山口県)
藤田 知三(福井県)
古府 伸也(石川県)
堀江 朗(東京都)
万江真一郎(熊本県)
前畑 勝次(石川県)
間嶋めぐ美(石川県)
松井 真(石川県)
松田 健志(石川県)
松葉慎太郎(石川県)
丸岡 秀裕(東京都)
水野 宅郎(富山県)
湊 宏(石川県)
宮内 博史(高知県)
宮永 亨(富山県)
宮本 文夫(石川県)
村上 望(富山県)
村下 智子(石川県)
森 豊茂(石川県)
森田 展代(富山県)
森本 亜弓(富山県)
安田裕美子(石川県)
柳川 尚樹(富山県)
山口 克宏(宮城県)
山下 昌信(石川県)
山野 清一(石川県)
山元 康徳(石川県)
吉江 忠正(長野県)
吉野 和美(北海道)
和田 正美(石川県)
73
金沢医科大学報 159 号/2014.8
募 金
渡辺いつ子(富山県)
渡邉 直人(石川県)
渡邉 将隆(新潟県)
渡辺 祐介(愛知県)
〈法 人〉
㈱アートフード(石川県)
赤門ウイレックス㈱(愛知県)
旭化成ファーマ㈱医薬京都支店(京都府)
あすか製薬㈱(東京都)
㈱アドマック(石川県)
㈱イーピーミント(東京都)
㈶石川県予防医学協会(石川県)
伊丹産業㈱(兵庫県)
医療法人 手島会 手島病院(大阪府)
医療法人 太白会 シーサイド病院(山口県)
医療法人財団 五省会(富山県)
医療法人 道坤会(青森県)
医療法人 林病院(福井県)
医療法人 古野整形外科麻酔科クリニック(福岡県)
医療法人 睦会ムツミ病院(京都府)
医療法人 悠久会 大牟田共立病院(福岡県)
医療法人 案浦クリニック(福岡県)
医療法人 健身会(埼玉県)
医療法人社団 和楽仁(石川県)
医療法人社団 上田医院(島根県)
医療法人社団 勝木会 やわたメディカルセンター(石川県)
医療法人社団 金原皮膚科医院(石川県)
医療法人社団 親和会 山田温泉病院(富山県)
医療法人社団 博洋会(石川県)
医療法人社団 ふたば(群馬県)
医療法人社団 三秋整形外科医院(石川県)
医療法人社団 安田内科病院(石川県)
医療法人社団 浅ノ川総合病院(石川県)
医療法人社団 小田眼科医院(宮城県)
医療法人社団 光仁会 木島病院(石川県)
医療法人社団 近藤クリニック(石川県)
医療法人社団 白枝医院(兵庫県)
医療法人社団 清尚会三上外科整形外科(北海道)
医療法人社団 白銀会林病院(石川県)
医療法人社団 らいふクリニック(石川県)
医療法人 新緑会(沖縄県)
医療法人 坪川医院(福井県)
医療法人 波々伯部(福井県)
医療法人 祐愛会(佐賀県)
㈲ウエダ企画(石川県)
㈱浦建築研究所(石川県)
㈱エスアールエル(東京都)
㈱エネサーブ北陸(福井県)
㈱大塚製薬工場(徳島県)
㈱岡村製作所 北陸支店(石川県)
加越建設㈱(石川県)
科研製薬㈱(東京都)
カナカン㈱(石川県)
金沢医科大学看護同窓会(石川県)
金沢医大後援会橘会(石川県)
金沢市清掃㈱(石川県)
㈱金沢丸善(石川県)
川口青木うぶかた皮フ科クリニック 熊谷聖代(埼玉県)
環境サービス㈱(愛知県)
㈲北商事(石川県)
㈱紀伊國屋書店(東京都)
協和発酵キリン㈱(東京都)
㈱金太(石川県)
㈱熊谷組北陸支店(石川県)
クラフト㈱(東京都)
兼六建設㈱(石川県)
公立穴水総合病院(石川県)
公立松任石川中央病院診療部(石川県)
㈱コーシン(石川県)
コマニー㈱(石川県)
74
㈱アイビックス北陸(石川県)
㈲アカシア商会(石川県)
㈱アクト(石川県)
旭化成ファーマ㈱(東京都)
㈱朝日商会(石川県)
味の素製薬㈱東海支店(愛知県)
アステラス製薬㈱(東京都)
アストラゼネカ㈱(大阪府)
アルフレッサファーマ㈱(大阪府)
粟津歯科医院 久保伸一郎(石川県)
石井電機商会(石川県)
石川日野自動車㈱(石川県)
㈱石川コンピュータ・センター
(石川県)
石川トヨタ自動車㈱(石川県)
医療法人 恵徳会 小田代病院(鹿児島県)
㈱井上誠昌堂(富山県)
医療法人社団 宮﨑耳鼻咽喉科医院(石川県)
医療法人 霞水会 土浦厚生病院(茨城県)
医療法人 かぶとやま会 久留米リハビリテーション病院(福岡県) 医療法人 川上医院(福井県)
医療法人 沢村内科(大阪府)
医療法人 白百合会 武生記念病院(福井県)
医療法人 土佐楠目会(高知県)
医療法人 敬仁会 函館おしま病院(北海道)
医療法人 原外科医院(福岡県)
医療法人 福仁会(福井県)
医療法人 芳泉会(福井県)
医療法人 松髙眼科医院(長野県)
医療法人 明峰会(福井県)
医療法人 山鹿慈恵会(熊本県)
医療法人悠々会内田クリニック(埼玉県)
医療法人 玲心会(鹿児島県)
医療法人 岩﨑内科診療所(埼玉県)
医療法人 小川医院(山形県)
医療法人 厚生会 福井厚生病院(福井県)
医療法人 三軒医院(大阪府)
医療法人社団 秋山クリニック(石川県)
医療法人社団 広栄会 厚木循環器・内科クリニック(神奈川県)
医療法人社団 映寿会(石川県)
医療法人社団 沖野会(石川県)
医療法人社団 加藤クリニック(石川県)
医療法人社団 喜生会 木戸クリニック(富山県)
医療法人社団 くすのきこどもクリニック(北海道) 医療法人社団 志貴野会(富山県)
医療法人社団 中央会 金沢有松病院(石川県) 医療法人社団 ときわ会 常願寺病院(富山県)
医療法人社団 東野会東野病院(石川県)
医療法人社団 福間産婦人科クリニック(静岡県)
医療法人社団 ふらの西病院(北海道)
医療法人社団 裕祐会 丸岡耳鼻咽喉科(東京都)
医療法人社団 三浦内科医院(新潟県)
医療法人社団 持木会(石川県)
医療法人社団 藤聖会 八尾総合病院(富山県) 医療法人社団 ヤベツ会 なかでクリニック(石川県)
医療法人社団 いずみ会北星病院(北海道)
医療法人社団 小川医院(石川県)
医療法人社団 皆成会(群馬県)
医療法人社団 一弘会 土原医院(石川県)
医療法人社団 恵仁会(静岡県)
医療法人社団 高信会(宮崎県)
医療法人社団 さくら会(石川県)
医療法人社団 三治整形外科クリニック(石川県)
医療法人社団 翠明会 藤田医院(広島県)
医療法人社団 正啓会成和病院(富山県)
医療法人社団 柏方会(大分県)
医療法人社団 博朋会神経科精神科ひらかわクリニック(東京都)
医療法人社団 福永医院(北海道)
医療法人社団 三医会三輪病院(富山県)
医療法人社団 楽山会(富山県)
医療法人社団 和敬会(富山県)
医療法人 真和会 若松医院(滋賀県)
医療法人太白会シーサイド病院(山口県)
医療法人てちがわら内科(福島県)
医療法人 中村眼科(長野県)
医療法人 明峰会(福井県)
医療法人 メディトラストやの医院(福岡県)
㈱岩野商会(長野県)
㈲インターニクス北陸(石川県)
㈱うつのみや(石川県)
宇野酸素㈱(福井県)
栄研化学㈱(東京都)
エーザイ㈱(東京都)
㈱ S & S エンジニアリング(東京都)
エスエス製薬㈱(東京都)
エルメッドエーザイ㈱(東京都)
大塚製薬㈱(東京都)
㈲大徳不動産(石川県)
㈲大山商店(石川県)
温泉リハビリテーションいま泉病院(富山県)
小野薬品工業㈱(大阪府)
㈱加越ボイラーサービスセンター
(石川県) 化研生薬㈱(東京都)
科研製薬㈱ 大阪支店(大阪府)
㈱片岡(石川県)
金沢医科大学看護学部後援会さくら会(石川県)
㈱金沢ニューグランドホテル(石川県)
金沢医科大学後援協力会(石川県)
金沢医科大学北辰同窓会(石川県)
金沢医科大学北斗会(石川県)
金沢社会保険病院(石川県)
金沢中央農業協同組合(石川県)
金沢西病院(石川県)
㈱金子生花店(石川県)
河北郡衛生㈱(石川県)
㈱カワサキマシンシステムズ(大阪府)
環境開発㈱(石川県)
岸建販㈱(石川県)
北川瀝青工業㈱(石川県)
キッセイ薬品工業㈱京都支店(京都府)
キッセイ薬品工業㈱東京本社(東京都)
杏林製薬㈱(東京都)
杏林製薬㈱京滋北陸支店(京都府)
協和発酵キリン㈱ 京滋北陸支店(大阪府)
㈱キリン堂(大阪府)
㈱きんでん(大阪府)
クックランチサービス(石川県)
グラクソ・スミスクライン㈱(東京都)
クラシエ製薬㈱(東京都)
㈱クリーンテックサービス(石川県)
クリタ・ケミカル北陸㈱(富山県)
興能信用金庫(石川県)
㈱光洋(神奈川県)
公立宇出津総合病院(石川県)
公立羽咋病院(石川県)
興和㈱(東京都)
興和創薬㈱ 営業本部(東京都)
国民健康保険 志雄病院(石川県)
越屋メディカルケア㈱(石川県)
㈱西大(石川県)
財団医療法人 中村病院(福井県)
募 金
㈱坂田亀巣堂(石川県)
㈱サニーサイド(石川県)
三協ラボサービス㈱北陸営業所(富山県)
㈱サンレー(石川県)
塩野義製薬㈱(大阪府)
社会保険 高岡病院(富山県)
シンコール㈱(石川県)
㈱スズケン(石川県)
セントラルメディカル㈱(石川県)
㈱損害保険ジャパン(石川県)
第一三共㈱北陸支店(石川県)
大正製薬㈱(東京都)
大日本住友製薬㈱(大阪府)
大和電建㈱(福井県)
武田バイオ開発センター㈱(東京都)
㈱ダスキンヘルスケア北陸(石川県)
田辺三菱製薬㈱(大阪府)
中外製薬㈱(東京都)
町立富来病院(石川県)
㈱ツムラ(東京都)
帝人ファーマ㈱京都支店(京都府)
㈱東芝北陸支社(富山県)
トーアエイヨー㈱(東京都)
特定医療法人扇翔会(石川県)
富山化学工業㈱(東京都)
鳥居薬品㈱(東京都)
長島耳鼻咽喉科医院(静岡県)
㈱中村ポンプ(石川県)
㈱ニチイ学館 金沢支店(石川県)
日機装㈱メディカル事業本部(東京都)
日本化薬㈱(東京都)
日本新薬㈱(京都府)
日本たばこ産業㈱(東京都)
日本メジフィジックス㈱(東京都)
ノボノルディスクファーマ㈱(東京都)
バイエル薬品㈱(大阪府)
浜本造園(石川県)
PFU 西日本㈱(大阪府)
㈱福井銀行(福井県)
フクダ電子㈱(東京都)
富士通㈱北陸支社(石川県)
双葉タイヤ㈱(石川県)
ブリストル・マイヤーズ㈱(東京都)
ホーチキ㈱金沢営業所(石川県)
㈱ホクコク地水(石川県)
㈱北陸銀行(富山県)
北陸中日新聞 内灘専売所 欠新聞店(石川県)
国家公務員共済組合連合会 北陸病院(石川県)
㈱北國銀行(石川県)
㈱本田商会(石川県)
松村物産㈱(石川県)
丸善㈱ 金沢支店(石川県)
マルホ㈱(大阪府)
㈱みずほ銀行金沢支店(石川県)
三菱電機㈱北陸支社(石川県)
ミトロンベイクボングー(石川県)
宮武食品(石川県)
村中医療器㈱(大阪府)
Meiji Seika ファルマ㈱(東京都)
㈱メディセオ(東京都)
㈱ヤギコーポレーション(石川県)
㈲えがわ(石川県)
ヨシダ印刷㈱(石川県)
リコージャパン㈱中部営業本部石川支社(石川県)
㈱ローランド金沢(石川県)
金沢医科大学報 159 号/2014.8
佐藤製薬㈱(東京都)
サノフィ㈱(東京都)
三幸電設㈱(石川県)
㈱三和化学研究所(愛知県)
シダックスフードサービス㈱(東京都)
㈱ジャパンビバレッジセントラル 金沢支店(石川県)
㈱人材派遣北陸(石川県)
㈱セーフティ
(石川県)
㈱双建(石川県)
ダートコーヒー㈱(石川県)
第一電機工業㈱(石川県)
大正富山医薬品㈱(東京都)
大鵬薬品工業㈱(東京都)
高桑美術印刷㈱(石川県)
武田薬品工業㈱(東京都)
㈱ダスキン北陸(石川県)
たんぽぽ薬局㈱(岐阜県)
中外製薬㈱ 京都支店(京都府)
㈱ツーテック(石川県)
帝人在宅医療㈱(東京都)
テルモ㈱(東京都)
東レ・メディカル㈱名古屋支店(愛知県)
㈱トーケン(石川県)
特別養護老人ホーム夕陽ケ丘苑(石川県)
富山県済生会高岡病院(富山県)
中佐商店㈱(石川県)
中橋タイル㈱(石川県)
成和フード㈱(石川県)
日医工㈱(富山県)
ニプロファーマ㈱(大阪府)
日本ケミファ㈱東京営業所(東京都)
日本製薬㈱(東京都)
日本通運㈱金沢支店(石川県)
能登印刷㈱(石川県)
野村證券㈱金沢支店(石川県)
㈲ 八田物産(石川県)
㈱林寺メディノール(石川県)
㈱ビー・エム・エル(東京都)
福井県済生会病院(福井県)
ふじさわ眼科小児科クリニック 藤澤来人(石川県)
フジテック㈱ 中部支社 名古屋支店(愛知県)
扶桑薬品工業㈱(大阪府)
㈱フレット(石川県)
㈱ホギメディカル(東京都)
北信テレネックス㈱(石川県)
北陸コカ・コーラボトリング㈱(富山県)
北陸通信工業㈱(石川県)
北陸リネックス㈱(石川県)
北國新聞内灘中央販売㈱(石川県)
マイラン製薬㈱(東京都)
丸石製薬㈱(大阪府)
㈱マルナカストア(石川県)
丸和電業㈱(石川県)
三谷産業イー・シー㈱(石川県)
三菱電機ビルテクノサ−ビス㈱北陸支社(石川県)
㈱ミノファーゲン製薬(東京都)
向病院 向 歩(石川県)
名工建設㈱ 北陸支店(石川県)
明祥㈱(石川県)
㈱モスホテル日航金沢(石川県)
㈱ヤクルト本社(東京都)
㈲菊亭(石川県)
ヨシダ宣伝㈱(石川県)
菱機工業㈱(石川県)
YKK AP ㈱(石川県)
㈱佐波(石川県)
沢井製薬㈱(大阪府)
参天製薬㈱(大阪府)
シーメンス・ジャパン㈱(石川県)
耳鼻咽喉科なかいずみクリニック 中泉 俊彦(石川県)
城西運輸機工㈱(石川県)
鈴木建設㈱(石川県)
ゼリア新薬工業㈱(東京都)
㈱園田装飾工業(石川県)
第一三共㈱(東京都)
㈱大学タクシー
(石川県)
大生食品工業㈱(石川県)
㈱大和(石川県)
県北医療センター 高萩協同病院(茨城県)
武田薬品工業㈱ 金沢営業所(石川県)
大学警備㈱(石川県)
㈲茶谷造園(石川県)
中部ペプシコーラ販売㈱(愛知県)
㈱辻さく(石川県)
帝人ファーマ㈱(東京都)
テンプスタッフフォーラム㈱(新潟県)
東和薬品㈱(大阪府)
㈱トーショー
(東京都)
冨木医療器㈱(石川県)
鳥居薬品㈱京都支店(京都府)
㈱中島建築事務所(石川県)
中林食料品店 中林 逸子(石川県)
㈱にしき堂(石川県)
日栄商事㈱(石川県)
日本海ビューティ㈱(石川県)
日本ケミファ㈱金沢営業所(石川県)
日本臓器製薬㈱(大阪府)
日本ベーリンガーインゲルハイム㈱(東京都)
ノバルティスファーマ㈱(東京都)
㈱パースジャパン(東京都)
㈱ 英商会(石川県)
㈱半田(石川県)
ファイザー㈱(東京都)
福井順化商事㈱(福井県)
富士ゼロックス北陸㈱(石川県)
富士フイルムリ RI ファーマ㈱(東京都)
扶桑薬品工業㈱ 大阪支店金沢分室(石川県)
㈱米心石川(石川県)
㈱北栄(石川県)
北辰同窓会群馬県支部(群馬県)
㈱北陸綜合防災センター
(石川県)
㈱北陸電機商会(富山県)
㈱北陸ワキタ(石川県)
ホテル金沢㈱(石川県)
前田印刷㈱(石川県)
㈱マルシン(石川県)
丸文通商㈱(石川県)
三島石油㈱(石川県)
三谷商事㈱(福井県)
三菱電機プラントエンジニアリング㈱ 北陸支社(富山県)
都商事㈱(石川県)
㈱村井(石川県)
Meiji Seika ファルマ㈱薬品京都支店(京都府)
㈱金沢名鉄丸越百貨店(石川県)
持田製薬㈱(東京都)
㈱山武 ビルシステムカンパニー 北陸支店(石川県)
㈲丸一冷菓(石川県)
米沢電気工事㈱(石川県)
ロート製薬㈱(大阪府)
わかもと製薬㈱(東京都)
75
金沢医科大学報 159 号/2014.8
学報 159 号 総目次
「能登北部総合診療後期研修プログラム」
能登北部地域医療研究所で総合診療専門医の資格取得が可能に …… 2
■学事
平成 26 年度大学院医学研究科入学式 …………………………… 4
名誉教授称号授与式………………………………………………… 4
第 108 回医師国家試験報告会 ……………………………………… 5
平成 26 年度金沢医科大学臨床教授(学外)委嘱状授与式並びに
学外臨床実習に係る懇談会……………………………………… 5
医学部平成 27 年度入学試験要項 ………………………………… 6
大学院医学研究科平成 27 年度 選抜試験要項 …………………… 8
看護学部平成 27 年度入学試験要項 ……………………………… 9
第 36 回納骨式 ……………………………………………………… 10
第 42 回解剖学実習解剖体 納棺式 ………………………………… 10
金沢医科大学教授歓送迎会………………………………………… 11
平成 26 年度新任教員オリエンテーション ……………………… 11
看護学部新入学生宿泊研修………………………………………… 12
□学生の頁
平成 26 年度 医学部第 1 学年医療福祉体験実習 ………………… 13
平成 26 年度 医学部第 1 学年医療福祉体験実習記 ……………… 13
ツエーゲン金沢冠協賛試合ハーフタイムショーに参加して…… 15
平成 26 年度看護学部第 1 学年基礎看護実習……………………… 16
平成 26 年度看護学部第 1 学年基礎看護実習記…………………… 16
華中科技大学同済医学院護理学系(看護学科)から受入れた
看護研修生の研修報告 ………………………………………… 17
第103回日本病理学会総会にて発表「優秀発表賞」
(鷺谷・桑島)
「病理学会総会発表賞」
(藤井)受賞 ……………………………… 18
クラブ活動紹介(ゴルフ部) ……………………………………… 19
■国際交流
第 5 回日中学術講演会 ……………………………………………… 20
Kaleidoscope ……………………………………………………… 20
華中科技大学同済医学院護理学系(看護学科)の看護研修生受入れ 21
留学生情報…………………………………………………………… 21
■学術
第 16 回 KMU 研究推進セミナー ………………………………… 22
平成 26 年度研究推進ガイダンス ………………………………… 23
大学院医学研究セミナー …………………………………………… 24
北陸がんプロ FD 講演会 …………………………………………… 29
平成 26 年度動物実験実施者等の教育訓練/組換えDNA実験に係る
教育訓練 …………………………………………………………… 29
第 13 回国際バイオテクノロジー展に出展 ……………………… 30
石垣靖人教授医学生物学電子顕微鏡技術学会
平成 26 年度学会賞受賞 ………………………………………… 30
平成 26 年度科学研究費助成事業交付決定 ……………………… 31
平成 25 年度各種助成金等受託状況 ……………………………… 35
表紙写真
平成 26 年度金沢医科大学共同研究・奨励研究 ………………… 39
平成 26 年度 金沢医科大学 アシスト KAKEN …………………… 41
■病院
第 75 回がん診療連携拠点病院研修会/平成 26 年度第 1 回北陸がん
プロ FD 講演会 …………………………………………………… 42
第 76 回がん診療連携拠点病院研修会/第 5 回緩和ケアオープン
セミナー…………………………………………………………… 42
平成26年度緩和ケア研修会 ………………………………………… 43
第 3 回金沢医科大学病院学術交流会 ……………………………… 44
放射線業務従事者の教育訓練……………………………………… 44
看護部ふれあい看護体験…………………………………………… 45
5 月 31 日世界禁煙デー 禁煙支援のための相談会 ……………… 45
医療系バンド「ハートフルホスピタル」第 3 回ミニコンサート … 46
第 6 回院内暴力対応講習会 ………………………………………… 46
□研修医の頁
金沢医科大学病院平成 27 年度臨床研修医(医科)募集要項 …… 47
臨床研修医のための CPC(第 60 回・第 61 回)…………………… 48
各診療科、初期臨床研修医及び医学生(第 5・6 年生)との交流会 49
■金沢医科大学氷見市民病院
平成 26 年度 健康づくり教室 ……………………………………… 50
氷見市内中学生医療業務体験「社会に学ぶ 14 歳の挑戦」 ……… 50
■管理・運営
学校法人金沢医科大学平成 25 年度決算 ………………………… 51
医学教育棟建設工事の進捗状況…………………………………… 56
平成 25 年度人事評価 ……………………………………………… 57
第 24 回互助会ゴルフ大会 ………………………………………… 57
JR 東京駅に電照看板・デジタルサイネージ …………………… 58
第 5 回内灘ロマンチックウォーク ………………………………… 59
優良ボイラ技士表彰(定舎良一課長代理・中 堅吉主任) ……… 59
金沢医科大学「ツエーゲン金沢」冠協賛試合 …………………… 60
■報告・随想
夏の思い出− 69 年前の終戦のこと−(名誉教授 津川龍三)…… 61
■資料
理事会、評議員会、規程の改正・制定・廃止…………………… 62
教授会………………………………………………………………… 62
人事…………………………………………………………………… 65
報道機関を通しての医療情報提供状況…………………………… 66
■同窓会・後援会
平成26年度金沢医科大学北辰同窓会評議員会・総会および懇親会 68
平成 26 年度金沢医大後援会橘会総会 …………………………… 69
平成 26 年度金沢医科大学看護学部後援会さくら会総会 ……… 70
□金沢医科大学教育振興基金・学術振興基金寄付者ご芳名…… 71
□金沢医科大学創立 40 周年記念事業募金寄付者ご芳名 ……… 72
金沢医科大学報 第 159 号
平成 26 年 8 月 1 日発行
ニッコウキスゲ − 白山高山植物園にて 中谷 渉
ニッコウキスゲは高原や湿原に群生して、初夏に山
吹色の花を咲かせる。この花が咲き競う日光の戦場ヶ
原を中禅寺の庭に見立てたことから別名を『禅庭花』
ともいう。一日花で、花言葉は「日々あらたに」
「心安
らぐ人」。
山原のニッコウキスゲ空に映え
日々新しく夏深めゆく
鳥海昭子
(とりのうみ あきこ:1929 ∼ 2005 年。歌人・エッセイスト。山形
県鳥海山麓生まれ。國學院大學卒業。児童養護施設にて身寄りの
ない子供たちの継母として 26 年間勤め上げた。歌集「花いちもん
め」で現代歌人協会賞受賞。東京都文化功労賞受賞。NHK の「ラ
ジオ深夜便」にて 365 日の誕生日の花にちなんだ短歌を発表。
)
発行者 学校法人金沢医科大学理事長 竹 越 襄
監 修 山下 公一
編 集 金沢医科大学概要・学報編集委員会
委員長
八田稔久
副委員長
原 亮
北村 修
委 員
元雄良治
川﨑康弘
米倉秀人
岩淵邦芳
本間 智
甲野裕之
坂井恵子
竹内正義
倉田康孝
橋本光正
本田康二郎
島崎猛夫
丹羽 修
中村真寿美
坂野邦雄
上端雅則
上田正博
坂元仁志
坂田慎一
西島大輔
坂口友紀子
津田志朗
前垣内紀三子
事務局
中川美枝子 中嶋秀夫
丸谷 良
辻本幹夫
齊藤久美子
発行所
金沢医科大学出版局
〒 920-0293 石川県河北郡内灘町大学1−1
TEL 076−218−8069 FAX 076−286−0224
E-mail:[email protected]
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