Ⅳ.鳥 類 稲 田 菊 雄 調査員: 調査員:永田敏治・ 永田敏治・佐藤理洋・ 佐藤理洋・井上伸之・ 井上伸之・中村豊・ 中村豊・天江良一 PLATE1~7 1)概要 ・・・・・・・1 2)調査の方法 ・・・・・・・2 3)代表的な種別解説 ・・・・・・・3 4)外来種の解説 ・・・・・・・15 5)保護が必要な生息地 ・・・・・・・16 6)参考文献 ・・・・・・・18 7)鳥類目録 ・・・・・・・19 1)概要 延岡市は祖母傾国定公園や日豊海岸国定公園などの豊かな自然に囲まれた地形なので、山野の鳥、 水辺の鳥などのいろいろな野鳥が観察できる。延岡市の野鳥観察記録は1990年からの記録で現 在256種であり、日本の野鳥目録からすると約46%であるが、今後の調査で増えていくものと 思われる。記録された野鳥を季節ごとの生息状況に分類すると留鳥、夏鳥、冬鳥、旅鳥、迷鳥に分 けられ、季節型の割合は留鳥27%、夏鳥12%、冬鳥35%、旅鳥22%、迷鳥4%となる。 主な生息場所を解説するに当たり、行縢山、城山公園、大瀬川河口、沖田川河口、二ツ島町一帯、 方財町鷺島、島浦島は2000年に報告した延岡市環境基本計画自然環境調査報告書を参考にして もらい、今回は上鹿川、大崩山、家田、日豊海岸や、延岡市内に点在する照葉樹林には多くの野鳥 が生息しているので照葉樹林を解説する。 上鹿川は綱の瀬川の上流にあり、キャンプ場や渓谷沿いに遊歩道がある。また、キャンプ場から は鉾岳、鬼の目山、国見山の登山ができ、原生林が残る山や清らかな水など豊かな自然があり野鳥 も多い。観察される野鳥はアカヤマドリ、アオバト、ヤマセミ、アオゲラ、リュウキュウサンショ ウクイ、カワガラス、ミソサザイ、コマドリ、キビタキ、オオルリ、ヒガラ、ゴジュウカラ、アト リ、ホシガラスなどである。 大崩山は近くにある鹿納山、五葉岳、木山内岳などへと広がる雄大な原生林や、祝子川上流にな る三里河原などの大自然があるので野鳥が生息しやすい環境にある。観察される野鳥は上鹿川とほ ぼ同じであるが、大崩山は人を寄付けない厳しさもあり、全ての野鳥の生息状況を把握するのはむ ずかしいものがある。今後のさらなる調査で少しずつ解明されていくと思われる。 北川町にある家田は湿原として有名で近くにある川坂湿原を含めて[日本の重要湿地500]に 選定されている。観察される野鳥は湿原をこのむ野鳥が中心で、コサギ、アオサギ、ヒクイナ、バ ン、タシギ、カワセミ、オオヨシキリ、セッカなどが観察できる。また、サシバやコウノトリ、ツ ルクイナの貴重な観察記録もある。 日豊海岸はリアス式海岸で国定公園に指定され、気候も で 地帯のため野鳥にと ても生 息しやすい環境がある。観察される野鳥はク サギ、ミサゴ、 ヤ サ、イソヒヨドリ、カワウ、 カン リウミス や、カ 類、カ 類などが観察できる。また、 りの季節になるとサシバ、 クマの りや、シギ、 ドリ類が観察できる。 延岡市内には多くの 流や照葉樹林が点在して り、野鳥が生息しやすい環境がある。観察され る野鳥はアカヤマドリ、カワセミ、アオゲラ、リュウキュウサンショウクイ、カワガラス、オオル リ、サンコウ ョウ、 ナガ、ヤマガラ、 ジ 、イカル、カ スなどである。 ハチ ム 渡 チ ズメ 支 エ モ チ モメ 温暖 無雪 ハ ブ 渡 ロ お メ ロ 1 ケ っ 2)調査の 調査の方法 以下の方法でデータを集積し、延岡市の鳥類生息状況をまとめた。 1.2000年延岡市環境基本計画自然環境調査の報告書が1990年以降の記録で作成したので、 今回も1990年以降とし、前回報告していない記録で作成した。 2.本格的な調査は2006年9月から始めたが、それ以前の情報は個人や公開された記録を利用 して作成した。 3.2006年9月からの調査は、2000年延岡市環境基本計画自然環境調査の報告書に記載さ れていない地域の北方町、北川町、北浦町を中心に行い、地図を見ながら3次メッシュコード を埋めて行くように調査したが、車の行けない場所や容易に調査できない場所は行わなかった。 また、この間に依頼した各調査員の調査記録を交えて作成した。 4.今回の調査で個人情報以外に利用した文献等を以下に示す。 日本野鳥の会宮崎県支部,野鳥だよりみやざき 日本野鳥の会宮崎県支部,鳥信(各地の便り) 日本野鳥の会宮崎県支部,モニタリング調査 日本野鳥の会宮崎県支部,探鳥会 日本野鳥の会,モニタリングサイト 1000 調査 2000 年.日本野鳥の会宮崎県支部,コシジロヤマドリ調査 2000 年.日本野鳥の会宮崎県支部,ズグロカモメ調査 2003 年.環境計測㏍,環境アセスメント鳥類調査 2003 年.日本野鳥の会宮崎県支部,野生鳥獣生息分布調査.離島調査 2006.2007 年.日本野鳥の会宮崎県支部,カワウ広域緊急実態調査 宮崎日日新聞,野鳥記事 夕刊デイリー新聞,野鳥記事 報告書は、 2 3)代表的な 代表的な種別解説 旧 だ そ 2000年に解説した延岡市環境基本計画自然環境調査の報告書は、 延岡市 けの解説など わない点があるので 上 、 少種を して解説する。 ぐ 再度取 げ 希 追加 1.カイツブリ:留鳥(L24cm) 全身が褐色で首の上部に赤みがあり、尾がほとんどない。方言で「ケツグロ」と言い「ケレケレケ レ、ピッ、ピリオン」などと鳴き、小魚や水性動物を潜って捕食する。河口から上流域にあるダム 湖までの広い範囲で観察できる。 2.オオミズナギドリ:留鳥(L48cm)その他保護上重要な種 上面は褐色で淡色の羽縁があり、風切と尾は黒褐色で体の下面は白い。海面近くを旋回しながら飛 翔し、餌の見つけると大群になって魚を取る。海洋で観察され、門川町枇榔島で繁殖が確認されて いる。 . : (L cm) 面 黒褐色 下面 白色 嘴 黄色 活 突入 魚 捕食する。南部琉球島な 繁殖 稀 土 旭ヶ丘 保護された記録がある。 4.カワウ:冬鳥(L82cm) 先の曲がった長い嘴と長い首を持ち、全身黒色で背面は茶褐色。雄は繁殖期に頭部が白くなる。集 団で行動し、潜水して魚を取る。海や河口で多く見られるが、川の上流にあるダム湖で見ることも ある。冬鳥だが、少数越夏している。 5.ヨシゴイ:夏鳥(L37cm)絶滅危惧Ⅱ 頭上が黒く、体は黄褐色。「オー、オー」と鳴き、アシの茂っている池や湿地、川などに生息し、 魚、カエル、昆虫などを捕食する。個体数が少なく、わずかな観察記録しかない。 6.ミゾゴイ:夏鳥(L49cm)絶滅危惧IB 上面が濃褐色で下面には縦じま模様がある。 「ボォー、ボォー」とウシガエルのような声で鳴き、 渓流のある森に生息し、サワガニやミミズなどを捕食する。個体数が少なく、わずかな観察記録し 3 カツオドリ 迷鳥 73 上 が 、 は で が 。海上で生 し、水に して を どで しているが、 に本 沿岸で記録される。1993年に で かない。 . : (L cm) 頭 黒 背 翼 う 青緑 光沢 魚 捕食 集団繁殖 チ 並 7 ササゴイ 留鳥 52 上が く、 と の えは の がある を する。 をし、イ ョウ 木などの 一年中見られるが、冬の観察記録は少ない。 黒褐色で雄雌同色。河口から中流域や池で見られ、 街路樹や河川で繁殖するが個体数が減っている。 8.チュウサギ:留鳥(L69cm) 全身が白く、嘴が夏は黒、冬は橙黄色で首と足が長い。他にコサギ、ダイサギがいて大きさにより 識別されている。水田や湿地でカエル、バッタなどの昆虫類を捕食する。一年中見られるが、個体 数が少ない。 3 . ロ : (L cm)準絶滅危惧 身 黒色 白色 黒 白 混 っ 際 魚 甲殻 貝 捕食 9 ク サギ 留鳥 63 全 が 型や をしたものや と が じ ている中 型もいる。 のサギと い、海岸で観 察され、水 を歩きながら や 類、 などを する。 が少ないが、日豊海岸で観察で きる。 間 個体数 他 違 . : (L cm) 面 青灰色 頭 白 黒色 冠羽 干潟、水田などで普通に見られ、魚、カエル、 昆虫 捕食 繁殖 確認されている。 11.クロツラヘラサギ:冬鳥(L74cm)絶滅危惧IA 全体が白色で黒色のしゃもじ形の長い嘴が特徴で雄雌同色。干潟や河口、入江などで嘴を水中に入 れ左右に振りながら水生昆虫、甲虫類、魚類を捕食する。個体数が少ないが、沖田川河口で観察さ 10 アオサギ 留鳥 93 上 は で が く の がある。河川、 などを する。方財町の鷺島、島浦島で が れた記録がある。 . モ: (L cm)絶滅危惧IB 頭部 黒色 体 白 茶色 胸 雌 色 干潟 小魚 昆虫 甲殻 捕食 個体数 妙 湾 13.オシドリ:冬鳥、一部留鳥(L45cm)情報不足 雄の体色は生殖羽で銀杏羽があり、雌は灰褐色で目の周囲が白い。習性行動は他のカモ類とは違い、 森林に囲まれたダム湖、河川、渓流の淵などで観察され、ドングリの実などを食べる。 14.マガモ:冬鳥(L♂61cm・♀53cm) 雄の頭部は緑色で体は灰白色、胸はぶどう色。雌は、褐色で黒褐色の斑がある。首の色から「アオ クビ」と呼ばれている。食物は植物質が主で、昼間は見晴らしの良い開水面で休息し、夜間に活動 する。河口などで観察できるが、近年個体数が減ってきている。冬鳥だが、稀に越夏する個体もあ 12 ツクシガ 冬鳥 63 が で は く、 の 帯があり雄 同 。 などで 類や 、 類などを する。 が少ないが、大瀬川、 見 、沖田川河口で観察された記録がある。 る。 . モエ モ: (L♂ cm・♀ 8cm)絶滅危惧Ⅱ 顔 黄白色 緑 黒色 巴 斑紋 雌 体 赤褐色。食物は植物質が主で、河口や 池 ん 移動 よう 的 渡来数が減ってきており、観察された 15 ト ガ 冬鳥 43 3 雄の には と 、 の 型 がある。 は全 が で見られるが、ほと どが する である。全国 に 記録も少ない。 . : (L♂ cm・♀ cm)準絶滅危惧 背 翼 面 暗褐色 頭 腹 白 グ 魚 急降下 鋭 爪 魚 捕 そ 魚 間部 運ぶ 繁殖 情 17.ハチクマ:夏鳥(L♂57cm・♀61cm)絶滅危惧Ⅱ 色彩に変化が多いが、飛翔中翼の前縁から出ている頭部が他のタカ類よりも長い。「ピーエー」と 鳴き、ジバチ類の巣を好んで食べる。秋の渡り時期に南下して渡って行くのを見かけるが個体数が 16 ミサゴ 留鳥 54 64 と の上 は で と が い。ホバリン をして、 を見つけ して い で を まえる。 の を山 まで のを見かけることがある。日豊海岸、北川、大瀬川、沖田川河口 などで観察でき、日豊海岸で した 報もある。 少ない。 4 8. : (L♂ cm・♀ cm)準絶滅危惧 面 暗青灰色 白 眉斑 尾 黒 下面は白地に横斑がある。小鳥などの小動物や モ 捕食 昔 鷹狩 用 利用 個体数が少なく、観察された記録も少ない。 19.ツミ:留鳥(L♂27cm・♀30cm)準絶滅危惧 雄の体の上面は暗青灰色で下面は白く、胸脇が黄赤褐色で目が暗紅色。雌は下面に横斑がある。 「ピ ョーピョピョピョ」と尻下がりに鳴く。平地から山地で鳥類や昆虫類を捕食する。留鳥だが、渡り 時期に多く観察される。 20.ハイタカ:冬鳥(L♂32cm・♀39cm)準絶滅危惧 雄の上面は暗青灰色で下面は白色に黄赤褐色の横斑があり、雌の下面は白色に褐色の横斑がある。 「キィーキィキィキィ」と鳴き小鳥類やネズミ類などの哺乳類を捕食する。平野部から山間部まで 広い範囲で観察できる。 21.オジロワシ:冬鳥(L♂80cm・♀95cm) 全身が褐色で尾が白色。北海道で少数繁殖するが、大部分は冬鳥として渡来する。1999年と、 1 オオタカ 冬鳥 50 57 上 が で い があり に 帯がある。 カ 類を する。 、 り に された。 2009年に観察された記録がある。 . : (L♂ cm・♀ cm)準絶滅危惧 胸腹部 黒褐色 横斑 面 褐色 喉 白 央 黒色縦斑 「ピ ー」 鳴 小 哺乳 小 捕食 秋 渡 時期 旋 高度 げ 南下 群 22 サシバ 夏鳥 47 51 に の があり、上 は で は く中 に がある。 ックイ と き、 型 類や 鳥類を する。 の り に、 回しながら を上 、 していく れを観察することができる。 . : (L♂ cm・♀8 cm)絶滅危惧Ⅱ 頭 羽毛 長 冠羽 頭部 体 下面 白 背と翼は灰黒褐色。「ピー」または 「 ー」 鳴 ハ ヘ 捕食 開発などにより生息数が減少してい 23 クマタカ 留鳥 72 0 後 の が少し く 状で、 から の は くて、 キ と き、ウサギ、 ト、 ビなどを する。山林の る。 .ハ ロチ : (L♂ cm・♀ cm)絶滅危惧Ⅱ 面 灰色 下面 白 雌 面 褐色 下面 黒 縦斑があり、上尾筒が白い。翼をVの 字保っ 帆翔 特徴 小 小 哺乳 エ 昆虫類などを捕食する。個体数が少な 雌だ 25.チュウヒ:冬鳥(L♂48cm・♀58cm)絶滅危惧Ⅱ 雄雌共に色彩に変異が多い。翼をVの字保って帆翔するのが特徴。小鳥類や小型哺乳類、カエル、 昆虫類などを捕食する。個体数が少ないが、二ツ島町一帯で観察された記録がある。 26.ハヤブサ:留鳥(L♂38cm・♀51cm)準絶滅危惧 上面が鼠色で頬に髭状黒斑があり、下面は白地に黒色横斑がある。古来タカ狩りに使われた代表的 なタカであり、ハトやカモ類を捕食する。個体数は少ないが、海岸線などで観察できる。 24 イイ ュウヒ 冬鳥 45 51 雄は上 が で は く、 の上 は で は い て するのが 。 鳥類や 型 類、カ ル、 く、観察された記録があるのは けである。 5 . ズ : (L cm)絶滅危惧Ⅱ 面 褐色 黒 淡黄色 横斑 縦斑がある。「グワックルルル」と鳴き、直線的に低く飛び、 植物 昆虫 食べ 個体数が減少していて、わずかな観察記録しかない。 28.アカヤマドリ:留鳥(L♂125cm・♀55cm)準絶滅危惧 ヤマドリの亜種で、雄は全体が赤銅色で尾が長い。雌は小さく尾も短い。翼を震わせて「ドドドド ッ」と、ホロ打ちと呼ばれる音を出し、植物の種子、果実や昆虫などを食べる。主に山間部で観察 27 ウ ラ 冬鳥 20 上 が で、 と の と の種子や などを る。 できる。 . ロ 亜 : (L♂ cm・♀ cm)準絶滅危惧 似 腰部 顕著 白色斑 宮崎県 度だ 出 30.キジ:留鳥(L♂80cm・♀60cm) 雄は尾が長く、頭頂、胸、腹は光沢のある暗緑色で、顔は赤く皮膚が露出している。雌は茶褐色に 黒褐色の斑紋があり、尾は雄より短い。早春になると「ケーン、ケーン」と鳴き、番で行動してい るのを見かける。畑、河川敷などで見られ、草の種子や昆虫などを食べる。国鳥に指定されている が、狩猟鳥にもなっており、毎年放鳥されている。 31.マナヅル:冬鳥(L127cm) 首と足が長く、頭から首が白色、首から下は灰黒色で、目の周囲が赤い。「クッ、クルルル」と鳴 き、草の種子や両生類などを食べる。1993年に無鹿町に飛来した記録があるが、他にナベヅル の飛来記録もある。 32.クイナ:冬鳥(L29cm)準絶滅危惧 上面がオリーブ褐色で黒い縦斑があり、下面に白黒の横斑がある。嘴が赤い。 「ビュービュー」と 鳴くほか、さまざまな声を出す。湿地を歩きながら昆虫、小魚、カエル、エビなどを捕食する。個 体数が少なく、わずかな観察記録しかない。 33.ヒクイナ:留鳥(L23cm)準絶滅危惧 上面が暗緑褐色で頭から頬、前首、上腹にかけて赤茶色。植物の種子や昆虫、貝類を食べ、繁殖期 になると「キョッ、キョッ、キョッ」と始めは遅く、次第にテンポが速くなる声で鳴く。個体数は 29 コシジ ヤマドリ 留鳥 125 55 ヤマドリの 種で、アカヤマドリに るが に な がある。 の鳥に指定されてい る。1997年に一 け観察記録があるが、今後観察記録が てくるものと思われる。 少ないが、河川、湿原などで観察される。 . : (L cm)準絶滅危惧 雌 周 白 胸側 白線 背 外側 黄色線があり、雄より雌の方が美しい。繁殖期の 夜 「 ォー ォー」 鳴 性昆虫 小動物を、嘴を左右に振って捕食する。生息 数 35.ミヤコドリ:冬鳥(L45cm) 上面が黒色、下面は白色で嘴が赤くて長い。 「ピリーッ」または「キリーッ」と鳴き、貝類や動物質 類を捕食する。沖田川河口で観察された記録があるが、個体数が少ない。 34 タマシギ 留鳥 24 雄 とも目の 囲の 、 の 、 の に には コ 、コ と き、水 や水辺の が少ないが、水田、湿地などで観察できる。 6 . ロチ : (L 8cm)準絶滅危惧 面 灰褐色 下面 白 黒 過眼線 鳴 餌 昆虫 捕食 36 シ ドリ 留鳥 1 上 が で は くて い があるが、冬になると になる。 ュル、 き、 は 類を する。大瀬川河口、沖田川河口などで観察できるが、近年 きている。 淡色 「ピ ピュル」と 個体数が減って . ロ ネ : (L cm)準絶滅危惧 雌 色 面 黒 軸斑 黄褐色 羽縁 瞭 下面は白く、足が黄色。冬になると体色が灰色 っ 「チ チ 」 鳴 干潟 昆虫類を捕食する。個体数が少なく、わずか 37 オジ トウ ン 冬鳥 15 雄 同 で上 は い と の が明 で がか てくる。 リリ、 リリ と き などで な観察記録しかない。 8.ハ : (L cm) 嘴 長 下向 曲 っ 体色 面 赤褐色、下面は白色で中央が黒い。 冬 体色 灰色 っ 「 ー 」 鳴 群で行動して昆虫類を捕食する。沖田川 3 マシギ 冬鳥 21 がやや く、少し きに が ていて は上 が になると が がか てくる。 ジュ ル と き、 河口、大瀬川河口などで観察できる。 . ロ : (L cm)絶滅危惧Ⅱ 身 褐色 嘴 長 下 曲 っ 最 「 ー ー」 「 ー ー 」 鳴 ニ 捕食 春 秋 渡 時期 個体数 40.セイタカシギ:旅鳥(L32cm)準絶滅危惧 ピンク色の長い足を持ち、嘴は黒くて長く、体の上面は光沢のある黒緑色、下面は白色。「ピュー イッ」と鳴き、昆虫類を捕食する。春、秋の渡りの時期に河口、水田などで時々観察できる。 41.アカエリヒレアシシギ:旅鳥(L19cm) 雌の方の体色が鮮やかで、上面は黒色で橙赤色の線があり、下面は白色で、首が赤褐色。水面をク ルクル回りながら小動物を捕食する。1998年に二ツ島町に飛来した記録があるが、ほとんどが 海上を通過しているものと思われる。 42.ツバメチドリ:夏鳥(L27cm)絶滅危惧Ⅱ ツバメを大きくしたような体形で、体の上面は暗灰褐色で尾が黒い。 「クリリ、クリリ」と鳴き、 昆虫類を捕食する。県内で繁殖の記録があるが個体数が少なく、わずかな観察記録しかない。 43.ウミネコ:冬鳥(L47cm) 上面が濃青灰色、頭部と下面は白色で、尾に黒帯がある。「ミャーオー」と猫に似た声で鳴き、集 団で行動し、魚類、甲殻類や魚などの死骸を食べる。日豊海岸や大瀬川河口などで観察できる。 44.ズグロカモメ:冬鳥(L32cm)絶滅危惧Ⅱ 上面が淡い青灰色で下面は白い。夏羽は頭部が黒褐色になる。水中にダイビングして、小魚類や干 潟でカニ類を捕食する。個体数は少なく、わずかな観察記録しかない。 39 ホウ クシギ 旅鳥 62 全 が で、 が くて に が た 大型のシギ。 コ リュ または ホ イ、ホ イ と き、カ などを する。 、 の りの に沖田川河口、大瀬川河口、祝子川河口などで 観察記録があるが が少ない。 7 . : (L 8cm)絶滅危惧ⅠB 嘴 黄色 頭頂部 黒 背 淡青灰色 下面は白い。「キリッ、キリッ」と鳴き、海や河口で ダ グ 小魚 捕食 繁殖の記録があるが、個体数が激減している。 46.カンムリウミスズメ:夏鳥(L24cm)絶滅危惧ⅠB 上面が青灰色で冠羽があり、額から胸の両側にかけて黒色で、下面は白色。海面下浅く潜り、稚魚 を捕食する。海洋で観察でき、門川町枇榔島で繁殖が確認されている。 47.キジバト:留鳥(L33cm) 全体的にブドウ色を帯びた灰褐色で頸に黒と青灰色の鱗状斑がある。 「デデポッポー」と鳴き、草 の種子や木の実などを食べる。山地から市街地まで広い範囲で観察でき、ほぼ 1 年中繁殖する。 48.ジュウイチ:夏鳥(L32cm)準絶滅危惧 上面が光沢のある黒で、下面は橙黄色。雄雌同色。 「ジュウイチー」と鳴くのでこの名前が付いた。 樹上で昆虫類を捕食し、オオルリやコルリなどの巣に卵を産みつけ托卵する。大崩山などの山間部 45 コアジサシ 夏鳥 2 が で、 は く、 は で イビン して を する。沖田川河口で で観察記録がある。 . : (L cm)準絶滅危惧 頭部 体 面 青灰色 尾 灰黒色 白 腹 白 細 黒 黒 「 」 鳴 前 昆虫 捕食 モズ ロ 巣 卵 産み 托卵 個体数 速 峰 間部 50.ツツドリ:夏鳥(L33cm)準絶滅危惧 カッコウに似ていて上面は青灰色で、下面は白くて細い黒帯がある。 「ポポ、ポポ」と竹筒を叩い たような声で鳴くのでこの名前が付いた。餌はガ類の幼虫を好んで食べる。主にウグイス類の巣に 卵を産みつけ托卵する。行縢山や北方町、北川町の山間部で観察できる。 51.コミミズク:冬鳥(L40cm)準絶滅危惧 全身が灰褐色で下面に縦斑があり目は黄色。短い羽角がある。河原や農耕地に生息し、夜行性だが 日中でも活動し、ネズミ類や小鳥類、昆虫類を捕食する。個体数が少なく、わずかな観察記録しか 49 カッコウ 夏鳥 35 と の上 は 、 は で 点があり、 は くて い い 帯がある。 カッコウ、 カッコウ と くのでこの名 が付いた。 類を し、オオヨシキリ、 、ホオジ の に を つけ する。 が少ないが、 日の や北川町の山 で観察記録がある。 ない。 . ハズ : (L cm)絶滅危惧Ⅱ 身 灰褐色 複雑 羽斑 黄色 頭 羽角がある。「キョッ、キョッ、コォー」と鳴 「仏法僧」 聞 餌 甲虫 昆虫 捕食する。個体数が少ないが、山間部で鳴き 声 聞 53.アオバズク:夏鳥(L29cm)絶滅危惧Ⅱ 目が黄色で上面は黒褐色、下面は白地に黒褐色の縦紋がある。5月の青葉、若葉が茂る頃渡ってく るのでこの名前が付いた。夜「ホッホッ、ホッホッ」と鳴き、昆虫類を捕食する。市内の小学校に あるセンダンの木で繁殖した記録がある。夜に鳴き声を聞くことがあるが、個体数が減少している。 52 コノ ク 夏鳥 20 全 が で な があり、目は で に き、 と きなす。 は などの 類を を くことがある。 8 .フ ロ : (L cm)絶滅危惧Ⅱ 面 黒褐色 黄褐色 斑 下面 白 黒 縦斑 夜活動 「 グ 」 鳴 餌 小 小 哺乳 平 低 森 夜 性 夜 鳴 声 聞 55.ヨタカ:夏鳥(L29cm)準絶滅危惧 全身が褐色系の不規則な模様で保護色になっている。夕方から活動し、「キョッキョッキョッ」と 鳴きながら飛び、昆虫類を捕食する。夜行性のため観察記録が少ない。 56.アマツバメ:夏鳥(L20cm) 全身が黒褐色で喉と腰が白い。飛翔形はカマ形で、翼開長が43cm ある。 「ジュリリリ」と鳴き、 飛び回って空中の昆虫を捕食する。平地から高山までの広い範囲で観察できる。 57.アカショウビン:夏鳥(L27cm)準絶滅危惧 全身が褐色味のある赤色で嘴が赤く、足が紅色。 「キョロロロロー」と鳴き、トカゲ、カエル、魚 などを捕食する。個体数が少なく、わずかな観察記録しかない。 58.カワセミ:留鳥(L17cm) 嘴が長く、上面は光沢のある緑色、背から上尾筒にかけてコバルト色で下面は橙色。飛びながら「チ ーッ」と鳴き、水に飛び込んで小魚を捕食する。河口から中流域で観察できるが、用水路でも見か 54 ク ウ 留鳥 50 上 は に の 点があり、 は 地に い がある。主に し、 ホッホ、 ルスクホッホ と く。 は 鳥や 型 類で 地から 山の 林に生息している。 行 のた め観察記録が少ないが、 に き を くことがある。 けることがある。 .ブッポウソウ:夏鳥(L30cm)絶滅危惧ⅠB 頭部が黒く体は青緑色で嘴と足は赤い。「ゲーッゲゲゲ」と鳴き、飛びながら昆虫類を捕食する。 個体数が減っていてわずかな観察記録しかない。 60.アオゲラ:留鳥(L29cm) 全身が灰黄緑色で、腹部には黒色横紋があり、頭部と頬に赤色部がある。 「キョッ、キョッ」と鳴 き、幹などを連続でつついて音を出す[ドラミング]をし、幹の昆虫やアリなどを捕食する。自然 59 林のある林で観察できる。 . ロチ : (L 8cm)絶滅危惧ⅠB 雌 色 八色 羽毛 前の由来となっている。「ポポピー、ポポピー」と鳴き、地 ズ 昆虫 捕食 個体数が少なく、わずかな観察記録しかない。 62.ヒバリ:留鳥(L17cm) 頭部に冠羽があり、体は淡黄褐色で黒い縦斑がある。「ビルルッ」と鳴き、草の実や昆虫などを食 べる。春になると天高く舞い上がり「ピーチュルピーチュル…」と囀る。昔ほど多くはいないが、 畑や河川敷などで観察できる。 61 ヤイ ョウ 夏鳥 1 雄 同 で の があることが名 上でミミ 類や 類を する。 9 . メ: (L cm) 面 黒色 下面 白 額 喉 赤褐色 「チ ピ 」「 ピ 」等 鳴 飛び 昆虫 捕食 周 街 好ん 秋 集団 塒 取 秋 渡 越 個体 64.コシアカツバメ:夏鳥(L19cm)準絶滅危惧 上面が黒色で腰は赤茶色。喉から腹は淡い橙色に黒い縦斑がある。 「ジュビッ、チビッ」などと鳴 き、飛びながら昆虫類を捕食する。ツバメのお椀型の巣と違って、とっくり型の巣を作る。昔と比 べると、個体数が減っている。 65.ハクセキレイ:留鳥(L21cm) 上面と胸が黒く、頬と腹が白い。方言で「イシタタキ」と言い、尾を上下に降り、石を叩くような 動作をする。「チュチュン」「チュイチー」などと鳴き、昆虫等を捕食する。集団で塒を取り、橋の 下、街路樹などを利用する。昔は冬鳥だったが、繁殖するようになった。 66.サンショウクイ:留鳥(L20cm) 上面が青灰色で、下面は灰白色、頭部、翼、尾が黒い。 「ヒリヒリッ、ヒリヒリッ」と鳴き、樹上 で昆虫を捕食する。平地から山地の広い範囲に生息し、鳴きながら飛んでいるのを見かける。県内 では亜種のリュウキュウサンショウクイが多く見られる。 67.ヒヨドリ:留鳥(L28cm) 全身が灰褐色で頭上は青灰色味が強く、耳羽が褐色。 「ピーヨ、ピーヨ」と鳴き、深い波形を描い て飛ぶ。市街地から山地までの広い範囲で年間を通して観察できる。春、秋の渡りの時期には集団 で移動するのを見かける。 68.モズ:留鳥(L20cm) 雄は頭が橙褐色で黒い過眼線があり、背が青灰色で翼に白斑がある。雌は上面が褐色で翼に白斑が なく、下面に褐色の横斑がある。餌となるカエルなどを枝に刺す[はやにえ]をする。秋になると 「キィーキィキィキィ、キュン、キュン」と高鳴きをする。市街地の公園や農耕地、雑木林などで 63 ツバ 留鳥 17 上 が で は い。 と は 。 ュ ッ ツ ッ と き、 ながら 類を し、人家 辺や市 地に で生息する。夏から にかけてアシ原に で を る。 に りをするが、 冬する もある。 観察できる。 . レ : ( cm) 身 ぶ う褐色 冠羽 尾 先 赤色 似 レ 尾 先 黄色 3 月~4 月頃 街路 ロ ネモチ ピ 群 食べ 「 ー ー」と鳴 羽以 よっ 羽 70.カワガラス:留鳥(L22cm) 全身が黒褐色で足が銀灰色。 「ビッ、ビッ」と鳴き、水に潜って水生昆虫を捕食し、2月頃から繁 殖する。水生昆虫のいる川の中流から上流域で観察できる。 69 ヒ ンジャク 冬鳥 17 全 が ど で があり の が 。これに たキ ンジャクは の が 。 、 樹のク ガ や ラカンサなどを で ているのを見かける。 ヒ ヒ き、多い年には100 上見ることがあるが、年に ては1 も見ないことがある。 10 . : (L cm) 身 褐色 黒 横斑 灰白色 斑 捕食 「チ 」 高 声 囀 71 ミソサザイ 留鳥 11 全 が で い や の 点がある。日本でも とも さい鳥の一つで、 やク など を し、 リリリリ などと い で る。渓谷沿いの林に むが、冬になると市 地でも見 ることがある。 っ 小 住 . : (L cm)絶滅危惧Ⅱ 頭部 胸 橙赤褐色 背 翼 暗橙褐色 下胸 黒 」 囀 馬 似 前 茂 斜面 活 昆虫 モ 街 72 コマドリ 夏鳥 14 雄は から上 は 、 と は で は く、 は い。 は雄 り 。 ヒ ンカラララ と り、 のいななきに ている所から名 が付いた。 やク などを し、サ サなどが る や谷沿いなどの地上付近で生 する。大崩山、鉾岳など の い所で観 察できる。 腹 白 雌 よ 淡色 「 昆虫 モ 捕食 比較的標高 高 . : 部 (L cm)絶滅危惧Ⅱ 面 青色 下面 白 脇 橙色 雌 面 ーブ褐色 「 チ ロチ ロチ ロ 」 囀 「 」 鳴 昆虫 モ 捕食 実 食 べ 茂み 高千穂 繁殖 確認 繁殖 南限 っ 74.ジョウビタキ:冬鳥(L15cm) 雄の体色は頭部が灰白色で喉が黒く、翼に白紋があり、下面は橙色。雌は全体的に灰褐色。方言で 「ヒンカチ」と言われ、10月中旬頃渡ってくる。頭を下げ、尾を振り、「ヒィヒィ」と鳴き、昆 虫類やピラカンサなどの実を食べる。平地から山地の開けた場所で観察できる。また、庭先にもや って来る。 75.トラツグミ:留鳥(L30cm)準絶滅危惧 全身が黄色地にヒョウ柄模様で、雄雌同色。夜に「ヒー、ヒョー」と口笛のような声で囀る。藪の ある暗い林を好み、地上を歩いて昆虫類の幼虫やミミズ類などを捕食する。山間部で観察記録があ るが、個体数が少ない。 76.クロツグミ:夏鳥(L22cm)情報不足 上面と胸部は黒色で、腹は白くて嘴が黄色。 「キョローン、キョローン、キョコキョコ」などと長 く囀る。地上の昆虫類の幼虫やミミズ類などを捕食する。行縢山と桧山で観察記録があるが、大崩 73 ルリビタキ 冬鳥、一 留鳥 14 雄の上 は明るい で は く、 が 。 は上 がオリ 。 ヒッ ョ ョ ョ リ などと り、冬になると ヒッヒッ と く。 やク などを するが、木の も る。照葉樹林などで観察できるが、 の中にいることが多い。2002年に 町で が され、 地の とな ている。 山一帯でも生息していると思われる。 . グ : (L cm) 面 暗褐色 胸 腹 白 胸 脇 黒斑 網 犠牲 っ 網 禁止 っ 昆虫 ズ モ 捕食 実 食べ 平 77 ツ ミ 冬鳥 24 上 が で、 から は くて から にかけて があるが、 がある。 でカスミ の にな た野鳥であるが、カスミ は所有 にな ている。 クイッ、クイッ と き、 類やミミ 類、ク 類を するが、木の も る。 地から山地の けた林や、田 、公 園などでも観察できる。 8. グ : (L♂ cm ♀ 身茶褐色 下面 淡 色 「チ 囀 昆虫 モ 捕食 昔 ん 庭先 cm) チ 」 鳴 飼 飼育 っ 来 個体差 「 開 密猟 」 鳴 畑 7 ウ イス 留鳥 16 、 13 全 で は い 。冬は ャッ、 ャッ と くが、 が近 くと ホ ホ キョ と り、 やク などを する。 から 鳥として されていたが、現在は ない。ほ と どの場所で観察でき、冬には にもや て ることがある。 11 春 づ 「 ー ケ 」 飼育出来 . チ ニ : (L cm)絶滅危惧IB 身 ーブ褐色 下面 白 淡色 眉斑 藪 草 潜 草 昆虫 食べ 門 枇榔 繁殖 確認 繁殖 南限 っ 個体数 80.セッカ:留鳥(L12cm) 上面が黄褐色で背に黒い縦斑があり、下面は淡黄褐色で尾の先端が白い。飛びながら「ヒィヒィヒ ィ…」と鳴き、下降しながら「チャッチャッチャッ…」と鳴く。昆虫やクモなどを捕食し、チガヤ などに巣を作って繁殖する。平地の河原、草原、農耕地などで観察できる。 81.オオヨシキリ:夏鳥(L18cm) 上面がオリーブ黄褐色で下面はバフ白色。 「ギョギョシ、ケケシ」と鳴き、昆虫やクモなどを捕食 する。湿原、入り江、河原などのアシ原で観察できる。 82.メボソムシクイ:夏鳥(L13cm)情報不足 上面がオリーブ色で下面は白っぽく、白い眉斑がある。 「ジュリジュリ、ジュリジュリ」と囀り、 木の枝移りをして昆虫やクモなどを捕食する。渡り時期に城山公園で記録があるが、大崩山一帯で 79 ウ ヤマセン ュウ 夏鳥 16 全 がオリ で がやや く、 の がある。 や むらの中を り歩き、地上や むらで や種子を る。2000年に 川町 島で が され、 地の とな て いる。 は少ないが、日豊海岸で観察された記録がある。 生息していると思われる。 83.キビタキ:夏鳥(L14cm)準絶滅危惧 上面が黒色で眉斑が黄色、翼には白斑があり、腰と下面は黄色。「ポッピッピロロロ、オーシーツ クツク」などと囀る。枝に止まり、林の中を飛ぶ虫をねらいフライングキャッチをして捕食する。 行縢山、大崩山、鉾岳などで観察記録があるが、春秋の渡り時期には市街地周辺でも見られる。 84.オオルリ:夏鳥(L16cm)準絶滅危惧 雄の体の上面は青紫色で下面は白く、喉、顔、胸は黒い。雌は全身が茶褐色。 「ピーリーリー、ポ イヒーピピ」などと複雑な声で鳴き、昆虫類を捕食する。飼育している方を見かけるが、飼育する のは違法行為になる。渓谷辺りで観察できるが、個体数が減少している。 85.コサメビタキ:夏鳥(L13cm)準絶滅危惧 上面が灰褐色で下面は白くて不明瞭は縦斑がある。雄雌同色。小声で複雑に囀り、フライングキャ ッチをして昆虫類を捕食する。平地から標高1000mまでの明るい樹林に生息する。個体数が減 少していて、わずかな観察記録しかない。 86.サンコウチョウ:夏鳥(♂45cm、♀17cm)準絶滅危惧 雄は尾が長く、上面は赤紫色、下面は白色で、頭胸は紫黒色、目の周囲はコバルト色。雄雌共に囀 り、鳴き声から「月日星、ホイホイホイ」と聞きなす。昆虫類を捕食し、低地から山地のよく茂っ た林に生息している。行縢山や北方町、北川町の山間部で観察記録がある。 87.エナガ:留鳥(L14cm) 上面が黒と紅紫色、頭部と下面は白色で、嘴が短く、尾は長くて黒い。平地や丘陵、山地の森林に 住み、「ジュリリリ」と鳴き、小さい昆虫類を捕食する。繁殖期以外はシジュウカラ、ヤマガラな どの混群で生活し、10羽以上の群になっている。 12 88.ツリスガラ:冬鳥(L11cm) 雄の頭部は灰色、上面が赤褐色で、黒い過眼線がある。雌は頭部、過眼線とも褐色。群で生活し、 河川のアシ原に住み、茎の鞘をはいで中の虫を捕食する。「チーチー」と鳴き、アシの茎に縦に止 まる。河川のアシ原などで観察できる。 89.シジュウカラ:留鳥(L15cm) 上面が青灰色で、頬が白、頭が黒、胸から腹にかけて黒い縦線がある。「ツーピーツーピー」など と鳴き、昆虫類を捕食する。巣は巣箱や、郵便受けを利用したりする。平地から山地の広い範囲で 観察できる。 . : (L cm) 面 青灰色 下面 白色 脇 橙色 黒 過眼線 下 独特 動作 モ 昆虫 捕食 90 ゴジュウカラ 留鳥 14 上 が 、 は 、 が で、 い がある。 と き、 を にした の で、ク や を する。自然林のある山に生息していて行縢山、大崩山、 鉾岳などで観察できる。 「フィーフィーフィー」 鳴 頭 .メ ロ: (L cm) 面 暗黄緑色 下面 白色 周 白 「チーチ チーチ チチ チチ 」 囀 「長兵衛忠兵衛長忠兵衛」 聞 昆虫 実 花 蜜 食べ 昔 飼 知 鳴 せ 競技 そ 密猟者 念 平 範 庭先 92.ホオジロ:留鳥(L17cm) 雄は茶褐色で黒い縦斑があり、顔に白と黒の斑がある。雌は雄より淡色。 「チョッピーチリーチョ、 チーチク」などと囀り、「一筆啓上仕り候」などと聞きなす。草の種子を主食とするが、昆虫も捕 食する。雑木林や河川敷、農耕地などで観察できる。 93.ホオアカ:留鳥(L16cm)その他保護上重要な種 頭が灰色で頬が赤褐色、下面は白く胸に黒と褐色の横斑がある。「チョッチチリンジ」などと囀り、 昆虫類や草の種子を食べる。高千穂町五ヶ所で繁殖するが、延岡市では冬に農耕地などで観察でき 91 ジ 留鳥 12 上 が 、 は で目の 囲が い。 ュル ュル ル ル などと り、 と きなす。 類や木の 、 の を る。 から 鳥として られていて、 き合わ の も行われてきた。 のためか、 が多いのが残 である。 地から山地の広い 囲で観察できるが、冬には でも見られる。 る。 . : (L cm) 身 ーブ褐色 翼 黄色斑 「 ロ ロ ーン」と鳴き、草の種子な 採餌 農耕 集団 動 95.ムクドリ:留鳥(L24cm) 全身が黒っぽく顔に白い羽毛があり、嘴が橙色。 「キュルキュル」と鳴き、木の実や昆虫などを食 べる。夕方になると集団で塒に帰るのを見かける。個体数は一昔前までは少なかったが、近年にな って増えてきた。 96.ホシガラス:留鳥(L35cm)絶滅危惧Ⅱ 頭は黒褐色で顔から背や腹は黒褐色地に白い班点がある。「ガーッガーッ」と鳴き、木の実、種子、 昆虫などを食べる。大崩山一帯の比較的標高の高い所で観察できる。 94 カワラヒワ 留鳥 15 全 がオリ で、 に がある。 キリキリ、コ コ 、ジ どを する。河原、 地などに生息し、冬は で行 する。 13 . : (L cm) ハ ボ ハ ブ 身黒 嘴 」 細 声 鳴 穀 昆虫 食べ 集団 動 ハ 位 97 ミヤマガラス 冬鳥 47 シ ソガラス、 シ トガラスと同じく全 いが、 の基 が ラ と い で き、 類や を 、 で行 する。冬場の 中に ト の大きさのコクマルガラスがいることもある。 14 部 白っぽい。「カラララ、カララ 休耕田で観察できるが、集団の 4)外来種の 外来種の解説 . ケ : (L cm) 面 橙褐色 黒 横斑 下面 淡黄褐色 眉 胸 央 青灰色 頬 下胸 赤褐色 産 帰化 正時代 狩猟 輸入 放 的 っ 鳴 声 言 [チ ] 言 平 低 藪 住み 昆虫 草 食べ 2.カワラバト(ドバト):留鳥(L33cm) 雄雌同色で、羽色は個体により変化が多い。ユーラシヤ大陸に分布する野生種から伝書鳩などの家 禽として作られ、市街地で野生化した。神社、陸橋、公園、駅、ビルなどで普通に見られるが、飼 鳥もいるので混同しやすい。農作物への被害や糞による苦情などがある反面、餌を与えるなどかわ 1 コジュ イ 留鳥 27 上 は で い があり、 は 、 と の中 は で、 、 が 。 中国原 の 鳥で大 に 鳥として し、 鳥され、全国 に広が た。 き から方 で ョイトコイ と われている。 地や 山の の多い林に 、 や種子、 の葉など を る。 いがられている。 . チ : (L cm)特 外来 物 面 ーブ褐色 頭 腰 淡色 周眼部 眼 び 白 眉斑 複雑 ロ グ 似 よ 声 伸ば 声 南部 飼 飼育 8 代 化 域 拡 っ よう っ 来 影響 懸念 4.ソウシチョウ:留鳥(L15cm)特定外来生物 上面はオリーブ色で、喉は黄色、胸はオレンジ、嘴と翼の一部に紅色がある。中国南部などに生息 するが、飼鳥として飼育されたものが1980年代から野生化し、生息域が拡大した。延岡市では 1987年から観察記録があり、標高500m以上のスズタケのある所で多く見られるが、冬にな ると市街地でも見られる。生息場所がウグイス等と競合しており、在来種への影響が懸念される。 3 ガビ ョウ 留鳥 24 定 生 上 はオリ で と は 。 と の後方にの る い がある。さえずりは でク ツ ミに るが、 り大きな で す が含まれる。中国 などに生息するが、 鳥と して されたものが19 0年 から野生 し、生息 が 大した。延岡市では近年にな て観 察される にな たが、在 種への が される。 15 5)保護が 保護が必要な 必要な生息地 保護 必 域 桧 載 主な が 要と思われる生息地を説明するに当たり、行縢山、沖田川河口、大瀬川河口、鷺島、 島浦島、沖田川上流 、 山谷は、2000年に報告した延岡市環境基本計画自然環境調査の報告 書に記 されているので参考にしてほしい。今回 としてあ る上鹿川、大崩山、家田湿原、日 豊海岸などは、清らかな河川、照葉樹林、湿原、 などがあり、生息場所として大 な環境であ る。 上鹿川はキャンプ場や渓谷沿いに遊歩道があり、野鳥も豊 で自然観察に い場所である。近年 の 水 で も大きいが、今後も を らず を残してほしい。キャンプ場は鉾岳や鬼の目 山への登山もできるので、自然観察のスタ ト地点として重 される。 大崩山は雄大な自然があり野鳥も豊 である。また、登山でも有名 が、 きの山で 分な と が 要であり野鳥観察も ではない。登山道 は自然観察に 要ではあるが、19 93年 に登山口から る林道を して を る計画があ た。自然を る上でも は 要 にしてほしい。 家田湿原は湿地をこのむ鳥類には大 な環境である。また、貴重な や なども見られ、自 然観察に い場所である。1975年 に 計画があ たが湿原をなくす はしないでほしい。 日豊海岸は島や の多い に しい海岸であり からの めは雄大である。また、野 鳥も観察しやすく、海岸 に生息する野鳥や、 りル トとなる旅鳥には大 な環境なのでこの自 然をいつまでも残してほしい。 市内に点在する照葉樹林は野鳥が生息するには大 な環境なので、できる け残してほしい。今 回の調査で分か た貴重な照葉樹林がある場所は、 上、 の木、 上、坂 、上鹿川、 鹿川、 水谷、 原山、 内、 瀬、 、木口谷、 見谷、大内谷、 内谷、岳山、 、市 内、 内谷、 谷、大 谷などがある。 に主たる場所の地 を 付したので参考にしてほしい。 近年、山 にはいたる所に林道が て で に できる にな た。林道ができるこ とは であるが、野鳥や の生 の場まで ていることを れてはならない。 追加 干潟 げ 富 風 害 被害 整備 怠 施設 ー 宝 富 だ 知識 体力 必 容易 整備 頃 伸び 整備 展望台 作 っ 必 最小限 切 植物 良 頃 開発 っ 岬 変化 富んだ美 高台 眺 線 渡 ー 切 っ 早 藤 石 落 黒 黒 松 下塚 塩 桑ヶ 荒 宮ヶ 峡 別紙 図 添 間部 出来 車 容易 立入 よう 便利 動物達 活 立入っ 忘 16 切 良 健脚向 必 守 昆虫 開発 切 だ 下 土々呂 っ 充 設備 下 尾 鳥類が 鳥類が生息する 生息する貴重 する貴重な 貴重な照葉樹林がある 照葉樹林がある場所 がある場所 (今回の調査で分かった場所のみを示す) 荒内谷 塩見谷 下塚 市尾内 黒内 桑ヶ内谷 黒原山 木口谷 宮ヶ谷 下鹿川 石上 藤の木 大口谷 大峡谷 板下 早上 17 土々呂 岳山 惣下谷 落水谷 上鹿川 松瀬 塩見谷 鈴木素直,1987.野鳥はともだち.鉱脈社.宮崎 吉井正,1988.コンサイス鳥名事典.三省堂.東京 高野伸二,1990.フィールドガイド日本の野鳥.日本野鳥の会.東京 宮崎県,1994.宮崎の野鳥.鉱脈社.宮崎 中村豊・児玉純一・井上伸之・岩切久,1999.宮崎県におけるウチヤマセンニュウの繁殖初確認.日本 鳥学会誌 Vol.47:61-63.東京 宮崎県版レッドデータブック作成検討委員会,2000.宮崎県版レッドデータブック宮崎県の保護上 重要な野生生物.宮崎県環境科学協会.宮崎 延岡市生活環境課,2000.延岡市環境基本計画自然環境調査報告書 緒方優・門田純,2004.新分県ガイド 44 宮崎県の山.山と渓谷社.東京 中村豊・稲田菊雄,2005.九州祖母山系障子岳におけるルリビタキの繁殖初確認.StrixVol.23:153 -158.東京 第 59 回愛鳥週間全国野鳥保護のつどい宮崎県実行委員会,2005.第 59 回愛鳥週間全国野鳥保護の つどい記念誌みやざきの野鳥.鉱脈社.宮崎 中村豊,2005.第 59 回愛鳥週間全国野鳥保護のつどい記念誌たかちほの野鳥.川辺印刷.宮崎 日本野鳥の会宮崎県支部,1990~2010.野鳥だよりみやざき 101 号~220 号 中山雄三,2010.DVD 付きひと目でわかる野鳥.成美堂.東京 6)参考文献 18 7)鳥類目録(1990~) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 目 名 科 名 アビ 種 名 アビ アビ カイツブリ カイツブリ カイツブリ ハジロカイツブリ カンムリカイツブリ ミズナギドリ ミズナギドリ オオミズナギドリ ハシボソミズナギドリ ペリカン カツオドリ カツオドリ ウ カワウ ウミウ ヒメウ グンカンドリ コグンカンドリ コウノトリ サギ ヨシゴイ ミゾゴイ ゴイサギ ササゴイ アカガシラサギ アマサギ ダイサギ チュウサギ コサギ カラシラサギ クロサギ アオサギ コウノトリ コウノトリ トキ クロツラヘラサギ 学 名 Order GAVIIFORMES Family Gaviidae Order PODICIPEDIFORMES Family Podicipetidae Gavia stellata Tachybaptus ruficollis Podiceps nigricollis Order PROCELLARIIFORMES Family Procellariidae Podiceps cristatus Calonectris leucomelas Order PELECANIFORMES Family Sulidae Family Phalacrocoracidae Puffinus tenuirostris Sula leucogaster Phalacrocorax carbo Pharacrocorax capillatus Family Fregatidae Order CICONIIFORMES Family Ardeidae Pharacrocorax pelagicus Fregata ariel Ixobrychus sinensis Gorsachius goisagi Nycticorax nycticorax Butorides suriatus Ardeola bacchus Bubulcus ibis Egretta alba Egretta intermedia Egretta garzetta Egretta eulophotes Egretta sacra Ardea cinerea Family Ciconiidae Family Threskiornithidae Ciconia boyciana Platalea minor 19 季節型 生息状況 冬稀 ● 留 冬 冬 ◎ ● ○ 留 旅 ● ○ 冬 冬 冬 冬 迷 ● ◎ ○ ● ※ 夏 夏 留 留 迷 留 留 留 留 迷 留 留 迷 冬稀 ● ● ◎ ○ ※ ◎ ◎ ◎ ◎ ※ ○ ◎ ※ ● カテゴリー その他保護上重要な種(OT-1) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 絶滅危惧ⅠB(EN-r) 準絶滅危惧(NT-r) 絶滅危惧ⅠA(CR-r) 備 考 7)鳥類目録(1990~) Ⅵ 目 名 科 名 カモ 26 27 27-1 27-2 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 Ⅶ タカ 50 51 52 53 54 55 56 57 58 カモ タカ 種 名 マガン ヒシクイ オオヒシクイ ヒシクイ コハクチョウ ツクシガモ オシドリ マガモ カルガモ コガモ トモエガモ ヨシガモ オカヨシガモ ヒドリガモ アメリカヒドリ オナガガモ シマアジ ハシビロガモ ホシハジロ キンクロハジロ スズガモ ホオジロガモ ミコアイサ ウミアイサ コウライアイサ カワアイサ ミサゴ ハチクマ トビ オジロワシ オオタカ ツミ ハイタカ ノスリ サシバ 学 Order ANSERIFORMES Family Anatidae 名 Anser albifrons Anser fabalis Anser fabalis middendorffii Anser fabalis serrirostris Cygnus colunbianus Tadorna tadorna Aix galericulata Anas platyrhynchos Anas poecilorhyncha Anas crecca Anas formosa Anas falcata Anas strepera Anas penelope Anas americana Anas acuta Anas querquedula Anas clypeata Aythya ferina Aythya fuligula Aythya marila Bucephala clangula Mergus albellus Mergus cerrator Mergus aquamatus Order FALCONIFORMES Family Accipitridae Mergus merganser Pandion haliaetus Pernis apivorus Milvus migrans Haliaeetus albicilla Accipiter gentilis Accipiter gularis Accipiter nisus Buteo buteo Butastur indicus 20 季節型 生息状況 冬稀 冬稀 冬稀 冬稀 冬 冬一部留鳥 冬 留 冬 冬 冬 冬 冬 冬稀 冬 旅 冬 冬 冬 冬 冬稀 冬稀 冬稀 迷 冬稀 ● ● ● ● ● ◎ ◎ ◎ ◎ ● ○ ◎ ◎ ● ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ● ● ● ※ ● 留 夏 留 冬稀 冬 留 冬 冬 夏 ○ ● ◎ ※ ○ ○ ○ ○ ○ カテゴリー 絶滅危惧ⅠB(EN-r) 情報不足(DD-2) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 準絶滅危惧(NT-r) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-g) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 目 名 科 名 種 名 59 クマタカ 60 クロハゲワシ 61 ハイイロチュウヒ 62 チュウヒ ハヤブサ 63 ハヤブサ 64 チゴハヤブサ 65 コチョウゲンボウ 66 チョウゲンボウ Ⅷ キジ キジ 67 ウズラ 68 ヤマドリ 68-1 アカヤマドリ 68-2 コシジロヤマドリ 69 キジ Ⅸ ツル ツル 70 ナベヅル 71 マナヅル クイナ 72 クイナ 73 ヒメクイナ 74 ヒクイナ 75 シロハラクイナ 76 バン 77 ツルクイナ 78 オオバン Ⅹ チドリ タマシギ 79 タマシギ ミヤコドリ 80 ミヤコドリ チドリ 81 ハジロコチドリ 82 コチドリ 83 イカルチドリ 84 シロチドリ 85 メダイチドリ 学 名 季節型 生息状況 ○ ※ ● ● ○ ○ ● ◎ 絶滅危惧Ⅱ(VU-g) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 準絶滅危惧(NT-r) 冬 留 留 留 ● ○ ● ◎ 絶滅危惧Ⅱ(VU-g) 準絶滅危惧(NT-g) 準絶滅危惧(NT-g) 冬稀 冬稀 冬 旅稀 留 迷一部越夏 留 迷一部越夏 留 ● ● ○ ※ ○ ● ◎ ● ◎ 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-g) 留 冬稀 冬稀 留 留 留 旅 ● ● ● ◎ ◎ ◎ ○ 留 迷 冬 冬 留 旅 冬稀 冬 Spizaetus nipalensis Aegypius monachus Circus cyaneus Family Falconidae Circus spilonotus Falco peregrinus Falco subteo Falco columbarius Order GALLIFORMES Family Phasianidae Falco tinnunculus Coturnix japonica Syrmaticus soemmerringii Syrmaticus soemmerringii soemmerringii Syrmaticus soemmerringii ijimae Order GRUIFORMES Family Gruidae Phasianus colchicus Grus monacha Family Rallidae Grus vipio Rallus aquaticus Porzana pusilla Porzana fusca Amaurornis phoenicurus Gallinula chloropus Gallicrex cinerea Order CHARADRIIFORMES Family Rostratulidae Family Haematopodidae Family Charadriidae Fulica atra Rostratula benghalensis Haematopus ostralegus Charadrius hiaticula Charadrius dubius Charadrius placidus Charadrius alexandrinus Charadrius mongolus 21 カテゴリー 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-g) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 目 名 科 名 種 名 オオメダイチドリ オオチドリ ムナグロ ダイゼン ケリ タゲリ シギ キョウジョシギ トウネン ヒバリシギ オジロトウネン ウズラシギ ハマシギ サルハマシギ コオバシギ オバシギ ミユビシギ エリマキシギ キリアイ シベリアオオハシシギ ツルシギ アカアシシギ コアオアシシギ アオアシシギ クサシギ タカブシギ キアシシギ イソシギ ソリハシシギ オグロシギ オオソリハシシギ ダイシャクシギ ホウロクシギ チュウシャクシギ コシャクシギ ヤマシギ タシギ セイタカシギ セイタカシギ 学 名 季節型 旅 旅稀 旅 冬 冬 冬 旅 旅 旅 冬 旅 冬 旅 旅 旅 冬 旅 旅 旅稀 旅 旅 旅 旅 冬 旅 旅 留 旅 旅 旅 旅 旅 旅 旅稀 冬 冬 旅 Charadrius leschenaultii Charadrius asiaticus Pluvialis fulva Pluvialis squatarola Vanellus cinereus Family Scolopacidae Vanellus vanellus Arenaria interpres Calidris ruficollis Calidris subminuta Calidris temminckii Calidris acuminata Calidris alpina Calidris ferruginea Calidris canutus Calidris tenuirostris Crocethia alba Philomachus pugnax Limicola falcinellus Limnodromus semipalmatus Tringa erythropus Tringa totanus Tringa stagnatilis Tringa nebularia Tringa ochropus Tringa glareola Heteroscelus brevipes Actitis hypoleucos Xenus cinereus Limosa limosa Limosa lapponica Numenius arquata Numenius madagascariensis Numenius phaeopus Numerius minutus Scolopax rusticola Family Recurvirostridae Gallinago gallinago Himantopus himantopus 22 生息状況 ● ※ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ● ● ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ● ○ ◎ ○ カテゴリー 準絶滅危惧(NT-r) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 準絶滅危惧(NT-r) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 ⅩⅠ 141 142 ⅩⅡ 143 144 145 146 ⅩⅢ 147 148 149 150 ⅩⅣ 目 名 科 名 種 名 ヒレアシシギ アカエリヒレアシシギ ツバメチドリ ツバメチドリ カモメ ユリカモメ セグロカモメ オオセグロカモメ カモメ ウミネコ ズグロカモメ クロハラアジサシ オニアジサシ ハシブトアジサシ アジサシ エリグロアジサシ セグロアジサシ コアジサシ ウミスズメ マダラウミスズメ ウミスズメ カンムリウミスズメ ハト ハト キジバト アオバト カッコウ カッコウ ジュウイチ カッコウ ツツドリ ホトトギス フクロウ フクロウ コミミズク コノハズク アオバズク フクロウ ヨタカ 学 Family Phalaropodidae Family Glareolidae Family Laridae 名 Phalaropus lobatus Glareola maldivarum Larus ridibundus Larus argentatus Larus schistisagus Larus canus Larus crassirostris Larus saundersi Chlidonias hybridus Hydroprogne caspia Gelochelidon nilotica Sterna hirundo Sterna sumatrana Sterna fuscata Family Alcidae Sterna albifrons Brachyramphus marmoratus Synthliboramphus antiquus Order COLUMBIFORMES Family Columbidae Synthliboramphus wumizusume Streptopelia orientalis Order CUCULIFORMES Family Cuculidae Sphenurus sieboldii Cuculus fugax Cuculus canorus Cuculus saturatus Order STRIGIFORMES Family Strigidae Cuculus poliocephalus Asio flammeus Otus scops Ninox scutulata Order CAPRIMULGIFORMES Strix uralensis 23 季節型 生息状況 カテゴリー 旅 夏 冬 冬 冬 冬 冬 冬稀 旅 迷 迷 旅 迷 迷 夏 旅稀 旅 夏 ○ ● ○ ◎ ◎ ○ ◎ ● ○ ※ ※ ○ ● ※ ○ ※ ○ 天 留 留 ◎ ◎ 夏 夏 夏 夏 ○ ○ ○ ○ 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-r) 冬 夏 夏 留 ○ ● ○ ○ 準絶滅危惧(NT-r) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 絶滅危惧Ⅱ(VU-g) 絶滅危惧Ⅱ(VU-g) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 絶滅危惧ⅠB(EN-g) 絶滅危惧ⅠB(EN-r) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 151 ⅩⅤ 152 153 154 ⅩⅥ 155 156 157 158 159 160 ⅩⅦ 161 162 163 164 ⅩⅧ 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 174-1 目 名 科 名 種 名 ヨタカ ヨタカ アマツバメ アマツバメ ハイオアマツバメ ヒメアマツバメ アマツバメ ブッポウソウ カワセミ ヤマセミ ヤマショウビン アカショウビン カワセミ ブッポウソウ ブッポウソウ ヤツガシラ ヤツガシラ キツツキ キツツキ アリスイ アオゲラ オオアカゲラ コゲラ スズメ ヤイロチョウ ヤイロチョウ ヒバリ ヒバリ ツバメ ショウドウツバメ ツバメ コシアカツバメ イワツバメ セキレイ ツメナガセキレイ キガシラセキレイ キセキレイ ハクセキレイ ハクセキレイ 学 Family Caprimulgidae Order APODIFORMES Family Apodidae 名 Caprimulgus indicus Hirundapus caudacutus Apus affinis Order CORACIIFORMES Family Alcedinidae Apus pacificus Ceryle lugubris Halcyon pileata Halcyon coromanda Family Coraciidae Family Upupidae Order PICIFORMES Family Picidae Alcedo atthis Eurystomus orientalis Upupa epops Jynx torquilla Picus awokera Dendrocopos leucotos Order PASSERIFORMES Family Pittidae Family Alaudidae Family Hirundinidae Dendrocopos kizuki Pitta brachyura Alauda arvensis Riparia riparia Hirundo rustica Hirundo daurica Family Motacillidae Delichon urbica Motacilla flava Motacilla citreola Motacilla cinerea Motacilla alba Motacilla alba lugens 24 季節型 生息状況 カテゴリー 夏 ○ 準絶滅危惧(NT-r) 旅 留 夏 ○ ◎ ◎ 留 迷 夏 留 夏 旅稀 ◎ ※ ○ ◎ ● ● 冬 留 留 留 ○ ◎ ◎ ◎ 夏 留 旅 留 夏 留 旅 旅稀 留 留 ● ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ※ ◎ ◎ 準絶滅危惧(NT-r) 絶滅危惧ⅠB(EN-r) 絶滅危惧ⅠB(EN-r) 準絶滅危惧(NT-g) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 174-2 175 176 177 178 178-1 178-2 179 180 181 182 182-1 182-2 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 目 名 科 名 種 名 ホオジロハクセキレイ セグロセキレイ ビンズイ タヒバリ サンショウクイ サンショウクイ サンショウクイ リュウキュウサンショウクイ ヒヨドリ ヒヨドリ モズ チゴモズ モズ アカモズ シマアカモズ アカモズ レンジャク キレンジャク ヒレンジャク カワガラス カワガラス ミソサザイ ミソサザイ イワヒバリ カヤクグリ ツグミ コマドリ シマゴマ ノゴマ コルリ ルリビタキ ジョウビタキ ノビタキ サバクヒタキ イソヒヨドリ トラツグミ マミジロ クロツグミ アカハラ 学 名 季節型 生息状況 留 留 留 旅稀 留 旅稀 旅稀 冬 冬 留 留 冬稀 夏 旅稀 旅 旅 冬一部留鳥 冬 旅 迷 留 留 旅 夏 旅 ○ ◎ ◎ ※ ◎ ● ● ○ ◎ ◎ ◎ ● ○ ※ ● ● ◎ ◎ ○ ※ ◎ ○ ● ○ ◎ 旅稀 留 冬 冬 Motacilla alba leucopsis Motacilla grandis Anthus hodgsoni Family Campephagidae Anthus spinoletta Pericrocotus divaricatus Pericrocotus divaricatus divaricatus Family Pycnonotidae Family Laniidae Pericrocotus divaricatus tegimae Hypsipetes amaurotis Lanius tigrinus Lanius bucephalus Lanius cristatus Lanius cristatus lucionensis Family Bombycillidae Lanius cristatus superciliosus Bombycilla garrulus Family Cinclidae Family Troglodytidae Family Prunellidae Family Turdidae Bombycilla japonica Cinclus pallasii Troglodytes troglodytes Prunella rubida rubida Erithacus akahige Luscinia sibilans Luscinia calliope Luscinia cyane Tarsiger cyanurus Phoenicurus auroreus Saxicola torquata Oenanthe deserti Monticola solitarius Zoothera dauma Turdus sibiricus Turdus cardis Turdus chrysolaus 25 ● ◎ ◎ ◎ カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 準絶滅危惧(NT-g) 情報不足(DD-2) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 201 202 203 203-1 203-2 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 目 名 科 名 種 名 シロハラ マミチャジナイ ツグミ ツグミ ハチジョウツグミ ウグイス ヤブサメ ウグイス ウチヤマセンニュウ オオヨシキリ メボソムシクイ エゾムシクイ センダイムシクイ キクイタダキ セッカ ヒタキ キビタキ ムギマキ オオルリ サメビタキ エゾビタキ コサメビタキ カササギヒタキ サンコウチョウ エナガ エナガ ツリスガラ ツリスガラ シジュウカラ コガラ ヒガラ ヤマガラ シジュウカラ ゴジュウカラ ゴジュウカラ メジロ メジロ ホオジロ ホオジロ 学 名 季節型 冬 冬 冬 迷 夏 留 夏稀 夏 夏 旅 夏 冬 留 夏 旅稀 夏 旅 旅 夏 夏 留 冬 留 留 留 留 留 留 留 Turdus pallidus Turdus obscurus Turdus naumanni Turdus naumanni eunomus Family Sylviidae Turdus naumanni naumanni Urosphena squameiceps Cettia diphone Locustella pleskei Acrocephalus arundinaceus Phylloscopus borealis Phylloscopus borealoides Phylloscopus coronatus Regulus regulus Family Muscicapidae Cisticola juncidis Ficedula narcissina Ficedula mugimaki Cyanoptila cyanomelana Muscicapa sibirica Muscicapa griseisticta Family Monarchidae Family Aegithalidae Family Remizidae Family Paridae Muscicapa dauurica Terpsiphone atrocaudata Aegithalos caudatus Remiz pendulinus Parus montanus Parus ater Parus varius Family Sittidae Family Zosteropidae Family Emberizidae Parus major Sitta europaea Zosterops japonicus Emberiza cioides 26 生息状況 ◎ ○ ◎ ※ ○ ◎ ● ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ● ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ カテゴリー 絶滅危惧ⅠB(EN-r) 情報不足(DD-2) 準絶滅危惧(NT-g) 準絶滅危惧(NT-g) 準絶滅危惧(NT-r) 準絶滅危惧(NT-g) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 242-1 242-2 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 目 名 科 名 種 名 ホオアカ カシラダカ ミヤマホオジロ ノジコ アオジ クロジ シベリアジュリン オオジュリン アトリ アトリ カワラヒワ マヒワ イスカ ベニマシコ ウソ アカウソ ウソ コイカル イカル シメ ハタオリドリ ニュウナイスズメ スズメ ムクドリ コムクドリ カラムクドリ ムクドリ カラス カケス ホシガラス コクマルガラス ミヤマガラス ハシボソガラス ハシブトガラス 18目 58科 256種 学 名 季節型 Emberiza fucata Emberiza rustica Emberiza elegans Emberiza sulphurata Emberiza spodocephala Emberiza variabilis Emberiza pallasi Family Fringillidae Emberiza schoeniclus Fringilla montifringilla Carduelis sinica Carduelis spinus Loxia curvirostra Uragus sibiricus Pyrrhula pyrrhula Pyrrhula pyrrhula rosacea Pyrrhula pyrrhula griseiventris Eophona migratoria Eophona personata Family Ploceidae Coccothraustes coccothraustes Passer rutilans Family Sturnidae Passer montanus Sturnus philippensis Sturnus sinensis Family Corvidae Sturnus cineraceus Garrulus glandarius Nucifraga caryocatactes Corvus dauuricus Corvus frugilegus Corvus corone Corvus macrorhynchos 27 留 冬 冬 冬稀 冬 冬 冬 冬 冬 留 冬 冬稀 冬 冬 冬 冬 留 冬 冬 留 旅 冬稀 留 留 留 冬 冬 留 留 生息状況 ◎ ○ ◎ ● ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ● ○ ○ ○ ● ◎ ○ ○ ◎ ○ ● ◎ ◎ ● ○ ◎ ◎ ◎ カテゴリー その他保護上重要な種(OT-1) 絶滅危惧Ⅱ(VU-r) 備 考 7)鳥類目録(1990~) 目 名 科 名 外来種 Ⅰ キジ 1 Ⅱ ハト 2 Ⅲ スズメ 3 4 3目 キジ ハト チメドリ 3科 種 名 コジュケイ カワラバト(ドバト) ガビチョウ ソウシチョウ 4種 学 名 Order GALLIFORMES Family Phasianidae Order COLUMBIFORMES Family Columbidae Order PASSERIFORMES Family Timaliidae Bambusicola thoracica Columba livia Garrulax canorus Leiothrix lutea 季節型 生息状況 留 ◎ 留 ◎ 留 留 ○ ◎ カテゴリー 特定外来生物 特定外来生物 注記 1.目録は延岡市において1990年以降に記録されたものを示す。なお、情報があっても確かな記録として報告されていないものは含んでいない。 2.渡りの季節型の定義 冬鳥:秋に宮崎より北から渡来して越冬し、春に北へ帰っていく鳥。 夏鳥:春に宮崎より南から渡来して繁殖し、秋に南へ帰っていく鳥。 旅鳥:春、南から北へ、秋、北から南へ通過し、その渡りの途中宮崎に立ち寄る鳥。 越夏:冬鳥や旅鳥が何らかの理由で宮崎に留まり、繁殖せずに夏を過ごすこと。 越冬:本来はもっと南へ渡るものが、宮崎で冬を過ごすこと。 留鳥:同じ地域に一年中生息し、種として季節移動しない鳥。 迷鳥:本来生息地が遠く離れ、居るはずのない鳥が現れた場合、もしくは本来の渡りのコースを逸脱して現れた場合の鳥。 今までの記録が1回であっても移動コース上にあれば迷鳥とは考えない。 稀 :数年置き、もしくは不定期に観察される種。記録が極めて少ない種。毎年少数個体しか確認できない種ではない。 3.生息状況 ◎:生息地が広く普通に観察される。 ○:生息地が限定されているが普通に観察される。又は数が少なくが広範囲で観察される。 ●:数が少ない。又は生息地が限られている。 ※:稀に観察される。又は記録が極めて少ない。 天:天然記念物に指定されている。 28 備 考
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