アウトソーシングでらくらく経理 第 9 回 ~ 源泉徴収ってなに? ~ 昨年の秋開業した「カレー屋 AKKY」が好調で先月従業員を採用した秋男さん。人が増えたことでお店 のサービスが向上し、ますます繁盛しています。今月初めて従業員へ給与の支払いをすることになり、 TOMA 税理士法人の正子さんに連絡をし、説明を受けています。 正子さん「給料を支払うときに従業員さんから預った保険料や税金は秋男さんが代わりに納めなければなり ません。労働保険は年に一回申告・納付が必要になります。所得税は、原則預かった月の翌月1 0収め日までに納めなければなりませんが、秋男さんの場合は従業員さんが 9 人以下なので、年 に二回(7 月と 1 月)まとめて支払うこともできます。」 秋男さん「じゃあ従業員の給料に対する所得税を集計しておく必要があるんだね?」 正子さん「はい。ただし、所得税の源泉徴収制度の対象は給与だけではありませんので注意が必要です。賞 与・退職金もそうですし、個人の弁護士・税理士に支払う報酬や講演料も源泉徴収の対象となり ます。ちなみに TOMA 税理士法人は法人なのでその顧問料等は源泉徴収の対象ではありませ ん。」 秋男さん「なかなか難しいなあ。その所得税はどうやって納めるの?」 正子さん「『所得税徴収高計算書(納付書)』を添えて金融機関か所轄の税務署の窓口で支払います。」 秋男さん「そうなんだ。ところでその所得税の計算は自分でできるのかい?」 正子さん「給与・報酬のそれぞれによって計算のしくみが異なります。 給与は『給与所得者の源泉徴収税額表』という表を使って計算します。扶養家族の有無・人数に よって税額が変わりますので、給料等を支払う前日までに従業員の方に『扶養控除等申告書』を 提出してもらって、扶養家族を確認してください。 報酬等は、それぞれについて一定の算式がありますので、支払額がわかれば計算することができ ますよ。 市販の給与計算ソフトを使用してご自分で計算することも可能ですが、勤怠集計などかなり手間 がかかります。」 秋男さん「なるほどねえ。でもこれからどんどん人を採用したいと思っているんだよ。従業員が増えると計 算するのが面倒臭そうだね。TOMA さんで計算してくれないかな?」 正子さん「もちろんです。弊社は社会保険労務士もおりますので、お任せください。」 秋男さん「是非お願いしたいな。すぐに見積もりをお願いします。」 正子さん「はい、承知いたしました。少しでも何かご心配なことがあればいつでもお気軽にご相談下さい。 お待ちしております!」 TOMA税理士法人では、月次決算を行いお客様にとって最適な資料をご提供いたします。 お問い合わせはお気軽にどうぞ!電話:03-6266-2530 決算隊 Page 9 力武・大庭・松本・會田・山中・秋本・野村
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