不動産の取引価格情報の提供に関する国民の意識調査

「不動産の取引価格情報の提供に関する国民の意識調査」の概要について
平成22年5月
国土交通省土地市場課
《アンケート実施の概要》
1.調 査 対 象 : 全国の20歳以上の者 3,000人
2.調 査 事 項 : ①
②
③
④
⑤
不動産取引に対する印象
不動産取引時の参考情報
土地の公共意識と土地価格情報開示に対する賛否
不動産の取引価格情報提供制度に対する賛否およびその理由
自身の情報開示に対する気持ち 等
3.調 査 方 法 : 調査員による面接聴取
4.調 査 期 間 : 平成21年12月11日〜12月23日
5.回 収 結 果 : 有効回答数 1,901件(回収率 63.4%)
6.調査委託機関 : (社)中央調査社
(備考)この調査は、平成15年度、平成18年度に引き続き実施したものである。
1
不動産取引に対する印象
Q1
あなたは、土地やマンションの購入などの不動産の取引について、どのように感じています
か。この中から1つお答えください。(注1)
不動産取引に対する印象について聞いたところ、「難しそうでわかりにくい」と答えた者の割合
が52.3%、
「なんとなく不安」と答えた者の割合が21.3%、
「他の物の取引と変わらないので特に不
安はない」と答えた者の割合が13.5%、「わかりやすくて簡単」と答えた者の割合が1.0%、「その
他」が0.3%、「わからない」が11.6%となっている。
平成20年度調査と比較してみると、
「難しそうでわかりにくい」と答えた者の割合が7ポイント増加
している。
性別、年齢別、不動産取引経験別、不動産の取引価格情報提供制度の利用経験別での結果は、図1の
とおりとなっている。(図1)
図1
不動産取引に対する印象
わかりやすくて簡単
他の物の取引と変わらない
ので特に不安はない
(該当者数)
今
回
調
難しそうでわかりにくい
査 (1,901人)
平 成 18 年 度 調 査 (1,914人)
性 (
913人)
女
性 (
988人)
年
55.3
齢
23.1
59.9
19.6
144人)
30
歳
代 (
272人)
57.0
40
歳
代 (
300人)
55.3
50
歳
代 (
347人)
上 (
838人)
〔不動産取引経験〕
売 買 し た こ と
(
が あ る ( 小 計 )
‑
6.3
‑
5.1
26.8
9.9 0.7
0.4
5.3
24.7
12.7 1.7
0.3
23.6
13.0 0.9 10.4
0.3
17.8
16.0 1.1
17.3
0.4
66.0
代 (
以
1.1
11.4
0.2
7.4 0.9 11.7
0.4
20.2
〕
歳
歳
12.2
14.7 2.5
3.8
0.3
23.4
44.0
2.5
12.7
7.6
1.5
11.1
1.5
1.5
21.4
20
60
1.6
20.7
〕
男
〔
1.3
21.1
22.7
49.8
平 成 15 年 度 調 査 (2,224人)
性
22.9
42.5
平 成 19 年 度 調 査 (1,863人)
〔
21.3
45.7
平 成 20 年 度 調 査 (1,902人)
わからない(注2)
1.0
13.5
0.3 11.6
なんとなく不安
52.3
その他
18.8
51.9
47.5
9.0
758人)
44.2
26.1
20.7
1.6 7.1
0.3
買ったことがある (
712人)
43.3
26.7
21.2
1.7 6.9
0.3
売ったことがある (
220人)
現在売買を考えている (
63人)
40.5
22.3
36.5
売買をしたことはない (1,090人)
26.8
1.4 8.6
0.5
1.6
27.0
‑
31.7
58.6
17.9
8.5
〔不動産の取引価格情報提供制度の利用経験〕
利用したことがある (
31.0
58人)
利用したことはないが
( 355人)
知 っ て い た
情 報 提 供 を
(1,370人)
知 ら な か っ た
32.8
43.1
56.0
0
10
20
30
20.8
19.9
40
50
0.6 14.0
0.3
36.2
27.3
60
70
3.2
‑ ‑ ‑
1.7 7.0
‑
11.4 0.9 11.5
0.4
80
90
100 (%)
(注1)平成19年度、平成20年度は「土地問題に関する国民の意識調査」における質問として実施した。
(注2)平成15年度調査では「わからない」の設定はなく、何も答えなかった者を「無回答」として計上した。
ただし、平成18年度以降の調査でも「わからない」は回答者に提示していない。
−1−
2
不動産取引時の参考情報
Q2
あなたは、不動産を買ったり、売ったりする際に、主にどのような情報を参考にしましたか。
または、どのような情報を参考にすると思いますか。この中からいくつでもお答えください。
(注1)
不動産取引時に主にどのような情報を参考にしたか、または、するか聞いたところ、「不動産会
社からの情報」と答えた者の割合が43.1%、
「知人・友人の話」と答えた者の割合が36.8%、
「不動
産の情報誌」と答えた者の割合が26.4%、
「広告」と答えた者の割合が22.6%、
「不動産の取引価格
情報」と答えた者の割合が14.7%、
「路線価、固定資産税評価額等」と答えた者の割合が14.3%、
「地
価公示等」と答えた者の割合が13.9%、
「その他」が2.2%、
「わからない」が15.0%となっている。
平成20年度調査と比較してみると、
「広告」と答えた者の割合が5ポイント、
「知人・友人の話」と
答えた者の割合が4ポイントそれぞれ増加している。(複数回答、図2)
図2
不動産取引時の参考情報
0
10
20
30
50 (%)
40
43.1
41.2
40.7
40.2
不動産会社からの情報
49.2
36.8
32.4
知人・友人の話
35.9
37.3
41.1
26.4
24.7
24.4
26.2
28.5
不動産の情報誌
17.3
18.5
広告
22.6
21.9
26.7
14.7
14.2
12.2
15.8
不動産の取引価格情報(注2)
*
14.3
16.0
11.6
16.4
17.6
路線価、固定資産税評価額等
13.9
15.0
12.5
16.9
19.3
地価公示等
その他
2.2
2.3
2.6
2.9
2.9
15.0
16.1
16.6
15.4
わからない(注3)
今 回 調 査(該当者数
平成20年度調査(該当者数
平成19年度調査(該当者数
平成18年度調査(該当者数
平成15年度調査(該当者数
1,901人)
1,902人)
1,863人)
1,914人)
2,224人)
4.7
(注1)平成19年度、平成20年度は「土地問題に関する国民の意識調査」における質問として実施した。
(注2)平成15年度調査では選択肢の設定がなかった。
(注3)平成15年度調査では「わからない」の設定はなく、何も答えなかった者を「無回答」として計上した。
ただし、平成18年度以降の調査でも「わからない」は回答者に提示していない。
−2−
3
土地の公共意識と土地価格情報開示に対する賛否
Q3
諸外国、特にヨーロッパでは、土地は国民全体の公共の財産であると考えられており、その
意識が美しい街づくりなどにも反映されています。土地が国民全体の公共の財産であるとい
う意識によって、土地の価格も、私有財産に関する情報ではあるものの、一般に公表し活用
することが適当であると考えられています。このような考え方をどう思われますか。この中
から1つお答えください。(注1)
土地の公共意識と土地価格情報開示に対する賛否について聞いたところ、「賛成」と答えた者の
割合が62.5%、
「反対」と答えた者の割合が17.1%、
「わからない」が20.4%となっている。
平成20年度調査と比較してみると、
「賛成」と答えた者の割合が4ポイント増加している。
性別、年齢別、不動産取引経験別、不動産の取引価格情報提供制度の利用経験別での結果は、図3の
とおりとなっている。(図3)
図3
土地の公共意識と土地価格情報開示に対する賛否
(該当者数)
今
回
調
査 (1,901人)
平 成 18 年 度 調 査 (1,914人)
性 (
913人)
女
性 (
988人)
年
21.3
24.0
17.3
50.2
24.0
8.7
41.1
齢
66.9
14.9
16.1
25.4
〕
代 (
144人)
68.1
30
歳
代 (
272人)
69.9
40
歳
代 (
300人)
50
歳
代 (
347人)
上 (
838人)
以
18.2
58.5
歳
歳
20.3
19.7
20
60
20.4
〕
男
〔
17.1
58.7
平 成 15 年 度 調 査 (2,224人)
性
62.5
56.3
平 成 19 年 度 調 査 (1,863人)
〔
反対
58.4
平 成 20 年 度 調 査 (1,902人)
わからない(注2)
賛成
〔不動産取引経験〕
売 買 し た こ と
(
が あ る ( 小 計 )
16.7
15.3
16.2
63.7
14.0
19.0
65.7
17.3
19.9
57.5
14.4
15.6
26.8
758人)
66.4
18.1
15.6
買ったことがある (
712人)
66.7
18.3
15.0
売ったことがある (
220人)
現在売買を考えている (
63人)
69.5
16.4
76.2
売買をしたことはない (1,090人)
14.1
11.1
60.0
16.6
12.7
23.4
〔不動産の取引価格情報提供制度の利用経験〕
利用したことがある (
72.4
58人)
利用したことはないが
( 355人)
知 っ て い た
情 報 提 供 を
(1,370人)
知 ら な か っ た
24.1
71.3
15.8
62.2
0
10
20
30
17.4
40
50
60
70
3.4
13.0
20.4
80
90
100 (%)
(注1)平成19年度、平成20年度は「土地問題に関する国民の意識調査」における質問として実施した。
(注2)平成15年度調査では「わからない」の設定はなく、何も答えなかった者を「無回答」として計上した。
ただし、平成18年度以降の調査でも「わからない」は回答者に提示していない。
−3−
4
不動産の取引価格情報提供制度に対する賛否
Q4
国土交通省が、平成18年4月より、売買の参考となるよう、不動産の取引価格を一般に提供
していることについてどうお考えになりますか。ただし、わが国では、諸外国とは異なり、
取引した方の氏名や取引された不動産の詳しい所在などの情報は提供していません。この中
から1つお答えください。(注1)
「賛成」と答えた者の割合が
不動産の取引価格情報提供制度に対する賛否について聞いたところ、
67.3%、
「反対」と答えた者の割合が10.0%、
「わからない」が22.7%となっている。
平成18年度調査と比較してみると、
「賛成」と答えた者の割合が4ポイント増加している。
性別、年齢別、不動産取引経験別、不動産の取引価格情報提供制度の利用経験別での結果は、図4の
とおりとなっている。(図4)
図4
不動産の取引価格情報提供制度に対する賛否
(該当者数)
今
回
調
査 (1,901人)
平 成 15 年 度 調 査 (2,224人)
性
性 ( 913人)
女
性 ( 988人)
年
67.3
10.0
わからない(注2)
22.7
11.2
59.2
25.4
10.2
30.6
〕
男
〔
反対
63.3
平 成 18 年 度 調 査 (1,914人)
〔
賛成
齢
71.0
12.6
63.9
16.4
7.6
28.5
〕
20
歳
代 ( 144人)
70.8
30
歳
代 ( 272人)
72.4
40
歳
代 ( 300人)
73.7
11.3
15.0
50
歳
代 ( 347人)
74.6
9.2
16.1
60
歳
以
上 ( 838人)
8.3
11.4
59.7
〔不動産取引経験〕
売 買 し た こ と
( 758人)
が あ る ( 小 計 )
買 っ た こ と が あ る ( 712人)
20.8
9.7
16.2
30.7
71.8
10.0
18.2
72.2
9.7
18.1
76.8
売 っ た こ と が あ る ( 220人)
現在売買を考えている ( 63人)
9.5
13.6
90.5
売買をしたことはない (1,090人)
7.9 1.6
64.2
10.0
25.8
〔不動産の取引価格情報提供制度の利用経験〕
84.5
利 用 し た こ と が あ る ( 58人)
利用したことはないが
( 355人)
知 っ て い た
情 報 提 供 を
(1,370人)
知 ら な か っ た
6.9
77.7
10.1
66.9
0
10
20
30
10.5
40
50
60
70
8.6
12.1
22.6
80
90
100 (%)
(注1)平成15年度調査では「取引価格情報公開制度導入の賛否」について質問した。
(注2)平成15年度調査では「わからない」を選択肢として回答者に提示したが、平成18年度以降は提示していない。
−4−
5
不動産の取引価格情報提供制度に賛成する理由
Q4SQ1
賛成する理由は何ですか。この中からいくつでもお答えください。
不動産の取引価格情報提供制度に賛成の理由を聞いたところ、「不動産の値付けがより適正にな
されるようになる」と答えた者の割合が61.3%、「不動産の売買がやりやすくなる」と答えた者の
割合が44.8%、
「不動産取引が活発になり、経済の活性化が期待できる」と答えた者の割合が15.5%、
「その他」が0.5%、「わからない」が2.3%となっている。
平成18年度調査と比較してみると、
「不動産の売買がやりやすくなる」と答えた者の割合が5ポイン
「不動産取引が活発になり、経済の
ト増加し、「不動産の値付けがより適正になされるようになる」
活性化が期待できる」と答えた者の割合がそれぞれ4ポイント減少している。(複数回答、図5)
図5
不動産の取引価格情報提供制度に賛成する理由
不動産の取引価格情報提供
制度に賛成と答えた者に
0
10
20
30
40
50
60
70 (%)
61.3
65.4
66.9
不動産の値付けがより適正になされる
ようになる
44.8
39.7
不動産の売買がやりやすくなる
48.6
15.5
19.9
不動産取引が活発になり、経済の活性
化が期待できる
26.1
その他
0.5
1.3
0.8
わからない
2.3
1.9
‑
今 回 調 査(該当者数
平成18年度調査(該当者数
平成15年度調査(該当者数
1,279人)
1,212人)
1,316人)
(注)平成15年度調査では「わからない」の設定はなかったが、何も答えなかった者は皆無であった。
−5−
6
不動産の取引価格情報提供制度に反対する理由
Q4SQ2
反対する理由は何ですか。この中からいくつでもお答えください。
「プライバシーが侵害されるおそれ
不動産の取引価格情報提供制度に反対の理由を聞いたところ、
があるため」と答えた者の割合が58.4%、「不動産取引が活発になることは期待できない」と答え
た者の割合が20.5%、「不動産の値付けは現在手に入る情報で適正にできている」と答えた者の割
合が16.3%、
「不動産の売買がやりにくくなる」と答えた者の割合が14.2%、
「その他」が3.7%、
「わ
からない」が4.7%となっている。
平成18年度調査と比較してみると、「プライバシーが侵害されるおそれがあるため」と答えた者の
割合が10ポイント減少し、
「不動産取引が活発になることは期待できない」と答えた者の割合が11ポ
「不動産の値付けは現在手に入る情報で適正にできている」と答えた者の割合が7ポイント
イント、
それぞれ増加している。(複数回答、図6)
図6
不動産の取引価格情報提供制度に反対する理由
不動産の取引価格情報提供
制度に反対と答えた者に
0
プライバシーが侵害されるおそれがあ
るため(注1)
10
20
30
40
50
70 (%)
60
58.4
68.4
*
20.5
不動産取引が活発になることは期待で
きない
9.3
不動産の値付けは現在手に入る情報で
適正にできている
9.3
42.3
16.3
22.0
14.2
17.2
不動産の売買がやりにくくなる
26.9
その他
わからない(注2)
3.7
5.1
12.3
4.7
5.6
2.6
今 回 調 査(該当者数
平成18年度調査(該当者数
平成15年度調査(該当者数
190人)
215人)
227人)
(注1)平成15年度調査では選択肢の設定がなかった。
(注2)平成15年度調査では「わからない」の設定はなく、何も答えなかった者を「無回答」として計上した。
ただし、平成18年度以降の調査でも「わからない」は回答者に提示していない。
−6−
7
自身の情報開示に対する気持ち
Q5
国土交通省が提供している取引価格等の情報は、現時点では、個別の物件が容易に特定でき
ないように配慮し、取引当事者の氏名や物件の詳しい所在等の情報は提供していません。こ
のことについて、どうお考えになりますか。この中から1つお答えください。
自身の情報開示に対する気持ちについて聞いたところ、「物件の所在は構わないが、個人名は公
表しないで情報を提供してほしい」と答えた者の割合が40.2%、「現在の提供内容のまま、個人名
は公表せず、物件も簡単に特定されないようにしてほしい」と答えた者の割合が31.9%、「物件の
所在や個人名まで公表されても構わないから、詳細な情報を提供してほしい」と答えた者の割合が
7.5%、
「情報を提供することは反対である」と答えた者の割合が6.8%となっている。
平成18年度調査と比較してみると、「物件の所在は構わないが、個人名は公表しないで情報を提供
してほしい」と答えた者の割合が3ポイント増加し、「情報を提供することは反対である」と答え
た者の割合が4ポイント減少している。
(図7)
図7
自身の情報開示に対する気持ち
情報を提供すること
は反対である
物件の所在や個人名まで公表され
ても構わないから、詳細な情報を
提供してほしい
物件の所在は構わないが、 現在の提供内容のまま、
個人名は公表しないで情報 個人名は公表せず、物件
も簡単に特定されないよ
を提供してほしい
うにしてほしい
(該当者数)
査 (1,901人)
7.5
40.2
平 成 18 年 度 調 査 (1,914人)
8.3
37.4
今
回
〔
調
性
9.7
性 (
913人)
女
性 (
988人)
5.4
5.6
年
わからない
6.8
30.0
13.7
10.7
13.7
〕
男
〔
31.9
齢
42.3
30.4
38.3
7.3
33.2
6.3
10.2
16.9
〕
41.7
34.0
8.3
10.4
20
歳
代 (
144人)
30
歳
代 (
272人)
7.4
40
歳
代 (
300人)
5.7
50
歳
代 (
347人)
9.2
上 (
838人)
7.8
758人)
9.2
43.7
32.6
5.7 8.8
買ったことがある (
712人)
8.6
44.5
32.6
5.6 8.7
売ったことがある (
220人)
12.7
現在売買を考えている ( 63人)
14.3
60
歳
以
〔不動産取引経験〕
売 買 し た こ と
(
が あ る ( 小 計 )
売買をしたことはない (1,090人)
43.4
35.7
42.3
5.5 8.1
35.7
42.9
6.3 10.0
32.9
37.0
28.5
40.0
6.6
7.2
19.6
36.4
4.1 6.8
54.0
6.4
23.8
37.6
8.4
31.9
7.7
1.6
6.3
16.3
〔不動産の取引価格情報提供制度の利用経験〕
8.6
利 用 し た こ と が あ る ( 58人)
利用したことはないが
( 355人)
知 っ て い た
情 報 提 供 を
(1,370人)
知 ら な か っ た
51.7
8.5
49.6
7.4
0
36.2
30.7
38.8
10
20
30
−7−
33.6
40
50
60
7.6 3.7
6.5
70
1.7 1.7
80
13.6
90
100 (%)
8
不動産の取引価格情報提供制度の提供内容についての考え
Q6
あなたが不動産取引を検討する際、国土交通省が提供している取引価格等の情報を参照する
としたら、現時点での提供内容について、どのようにお考えになりますか。あてはまるもの
をこの中からいくつでもお答えください。
「現行のままでよい」
不動産の取引価格情報提供制度の提供内容についての考えを聞いたところ、
と答えた者の割合が39.3%、「町・大字までの住所表示をより詳細に表示すべき」と答えた者の割
合が18.9%、
「町・大字までの住所表示をより大まかに表示すべき」と答えた者の割合が12.5%、
「隣
地併合等特殊な取引の情報を追加すべき」と答えた者の割合が7.9%、「建物の階数を追加すべき」
と答えた者の割合が7.8%、
「買主及び売主の種類(個人、法人、公共団体等)を追加すべき」と答
えた者の割合が7.7%、
「上位2桁までの取引価格の表示をより詳細に表示すべき」と答えた者の割
合が6.3%、
「削除すべき項目がある」と答えた者の割合が0.1%、
「その他」が0.6%、
「わからない」
が22.5%となっている。
(複数回答、図8)
図8
不動産の取引価格情報提供制度の提供内容についての考え
0
10
20
30
現行のままでよい
39.3
町・大字までの住所表示をより詳細に
表示すべき
18.9
町・大字までの住所表示をより大まか
に表示すべき
12.5
隣地併合等特殊な取引の情報を追加す
べき
7.9
建物の階数を追加すべき
7.8
買主及び売主の種類(個人、法人、
公共団体等)を追加すべき
7.7
上位2桁までの取引価格の表示をより
詳細に表示すべき
削除すべき項目がある
その他
40
6.3
0.1
(該当者数
0.6
22.5
わからない
−8−
1,901人)
50 (%)
9
不動産の取引価格情報提供制度の利用経験
Q7
あなたは国土交通省が提供する不動産の取引価格情報を利用したことがありますか。この中
から1つお答えください。
「利用したことがある」と答えた者の
不動産の取引価格情報提供制度の利用経験を聞いたところ、
割合が3.1%、
「利用したことはないが知っていた」と答えた者の割合が18.7%、
「不動産の取引価格情
「わからない」が6.2%となっ
報が提供されていることを知らなかった」と答えた者の割合が72.1%、
ている。
性別、年齢別、不動産取引経験別での結果は、図9のとおりとなっている。(図9)
図9
不動産の取引価格情報提供制度の利用経験
利用したこと
がある
(該当者数)
今
回
〔
調
性
査 (1,901人)
3.1
3.9
性 (
913人)
女
性 (
988人) 2.2
年
18.7
わから
ない
72.1
6.2
〕
男
〔
不動産の取引価格情報が提供されて
いることを知らなかった
利用したことは
ないが知っていた
齢
20.0
70.1
17.4
5.9
73.9
6.5
〕
20
歳
代 (
144人) 0.7 10.4
30
歳
代 (
272人) 2.2
40
歳
代 (
300人) 2.3
50
歳
代 (
347人)
4.0
上 (
838人)
3.6
758人)
5.1
23.4
67.2
4.4
買ったことがある (
712人)
5.3
23.3
67.1
4.2
売ったことがある (
220人)
7.7
現在売買を考えている (
63人)
11.1
60
歳
以
〔不動産取引経験〕
売 買 し た こ と
(
が あ る ( 小 計 )
売買をしたことはない (1,090人) 1.5
0
81.3
15.4
7.6
77.2
19.3
5.1
72.7
17.9
5.7
73.5
21.2
68.0
23.2
7.2
66.8
27.0
2.3
61.9
15.7
10
4.6
‑
76.3
20
30
−9−
40
50
6.5
60
70
80
90
100 (%)
10
不動産の取引価格情報提供制度を知ったときの情報入手先
Q7SQ1
どのようにしてこの制度をお知りになりましたか。あてはまるものをこの中から
いくつでもお答えください。
不動産の取引価格情報提供制度を知ったときの情報入手先を聞いたところ、「テレビ・新聞等」
と答えた者の割合が53.8%、
「知人・友人から」と答えた者の割合が15.7%、
「不動産会社から」と
答えた者の割合が15.0%、
「webから」と答えた者の割合が11.1%、
「リーフレット」と答えた者
の割合が7.7%、
「金融機関から」と答えた者の割合が4.6%、
「その他」と答えた者の割合が3.4%、
「わからない」が7.7%となっている。
(複数回答、図10)
図10 不動産の取引価格情報提供制度を知ったときの情報入手先
不動産の取引価格情報提供制度を「利用したことがある」、
「利用したことはないが知っていた」と答えた者に
0
10
20
15.0
不動産会社から
11.1
webから
7.7
リーフレット
わからない
60 (%)
50
15.7
知人・友人から
その他
40
53.8
テレビ・新聞等
金融機関から
30
4.6
3.4
7.7
(該当者数 413人)
−10−
11
不動産の取引価格情報提供制度の利用開始時期
Q7SQ2
はじめて利用したのはいつ頃ですか。この中から1つお答えください。
不動産の取引価格情報提供制度の利用開始時期を聞いたところ、「3年以上前」と答えた者の割
合が63.8%、
「2年以上3年未満前」と答えた者の割合が15.5%、
「1年以上2年未満前」と答えた
者の割合が12.1%、「半年以上1年未満前」と答えた者の割合が1.7%、「半年より最近」と答えた
者の割合が6.9%となっている。
(図11)
図11 不動産の取引価格情報提供制度の利用開始時期
不動産の取引価格情報提供制度を
「利用したことがある」と答えた者に
半年以上
1年未満前
1年以上
2年未満前
(該当者数)
今
回
調
査 (
58人)
0
10
20
3年以上前
2年以上
3年未満前
63.8
15.5
30
−11−
40
50
60
70
わから
ない
12.1
80
半年より
最近
1.7
90
6.9
‑
100 (%)
12
不動産の取引価格情報提供制度の利用頻度
Q7SQ3
利用頻度はどのくらいですか。この中から1つお答えください。
不動産の取引価格情報提供制度の利用頻度を聞いたところ、
「毎日」と答えた者はなく、
「週に1
回程度」と答えた者の割合が6.9%、
「月に1回程度」と答えた者の割合が8.6%、
「年に数回」と答
えた者の割合が15.5%、
「年に1回程度」と答えた者の割合が12.1%、
「今までに数回以下」と答え
た者の割合が55.2%、
「わからない」が1.7%となっている。
(図12)
図12 不動産の取引価格情報提供制度の利用頻度
不動産の取引価格情報提供制度を
「利用したことがある」と答えた者に
毎日
週に1回
程度
月に1回
程度
(該当者数)
わから
ない
年に1回
程度
年に数回
今
回
調
査 (
58人) ‑ 6.9
0
8.6
10
15.5
20
今までに数回以下
12.1
30
−12−
40
55.2
50
60
70
1.7
80
90
100 (%)
13
不動産の取引価格情報提供制度の利用動機
Q7SQ3
利用したときの動機は何ですか。あてはまるものをこの中からいくつでもお答えくだ
さい。(M.A.)
不動産の取引価格情報提供制度の利用動機を聞いたところ、「個人的な不動産取引の参考のため」
と答えた者の割合が58.6%、
「不動産の担保評価の参考のため」と答えた者の割合が27.6%、
「不動
産の相続額評価の参考のため」と答えた者の割合が20.7%、「不動産市場動向分析のため」と答え
た者の割合が19.0%、
「業務での不動産取引の参考のため」と答えた者の割合が17.2%、
「その他」
が1.7%となっている。なお、
「研究・学術利用のため」と答えた者はいなかった。
(複数回答、図13)
図13 不動産の取引価格情報提供制度の利用動機
不動産の取引価格情報提供制度を
「利用したことがある」と答えた者に
0
10
20
30
40
50
58.6
個人的な不動産取引の参考のため
27.6
不動産の担保評価の参考のため
20.7
不動産の相続額評価の参考のため
19.0
不動産市場動向分析のため
17.2
業務での不動産取引の参考のため
研究・学術利用のため
‑
1.7
その他
わからない
60 (%)
‑
(該当者数
−13−
58人)
14
不動産の取引価格情報提供制度を利用した感想
Q7SQ5
実際に利用された感想はいかがですか。あてはまるものをこの中から1つお答えくだ
さい。
不動産の取引価格情報提供制度を利用した感想を聞いたところ、「満足」と答えた者の割合が
19.0%、
「どちらかといえば満足」と答えた者の割合が56.9%、
「どちらかといえば不満」と答えた
者の割合が13.8%、
「不満」と答えた者の割合が3.4%、「わからない」が6.9%となっている。
(図14)
図14 不動産の取引価格情報提供制度を利用した感想
不動産の取引価格情報提供制度を
「利用したことがある」と答えた者に
不満
(該当者数)
今 回 調 査 ( 58人)
0
満足
どちらかと
いえば満足
どちらかと
いえば不満
19.0
56.9
13.8
10
20
30
40
50
−14−
60
70
80
3.4
90
わから
ない
6.9
100 (%)
満足
不満
(計) (計)
75.9
17.2
15
主要都市の土地取引価格の基本統計量の提供内容についての考え
Q8
全国の主要都市において、土地取引価格の基本統計量(面積あたり土地単価の平均値など取
引価格のめやす)の公表を開始しました。あなたが不動産取引を検討する際、この情報を参
照するとしたら、現時点での提供内容について、どのようにお考えになりますか。あてはま
るものをこの中からいくつでもお答えください。
主要都市の土地取引価格の基本統計量の提供内容についての考えを聞いたところ、「現行のまま
でよい」と答えた者の割合が50.8%、
「対象地域を拡大すべき」と答えた者の割合が19.9%、
「追加
して欲しい項目がある」と答えた者の割合が1.7%、
「削除すべき項目がある」と答えた者の割合が
0.1%、
「その他」が2.1%、
「わからない」が25.8%となっている。(複数回答、図15)
図15 主要都市の土地取引価格の基本統計量の提供内容についての考え
0
10
20
30
19.9
対象地域を拡大すべき
削除すべき項目がある
その他
60 (%)
50
50.8
現行のままでよい
追加して欲しい項目がある
40
1.7
0.1
2.1
25.8
わからない
−15−
(該当者数 1,901人)