図工 新聞

平成24年冬号
2012年(平成24年)12月21日
ず
こ
う
発行:図工科
渡辺 裕樹
し ん ぶ ん
図工◯△□新聞
あれ? そもそも図工って何だっけ?
図工
え い ご
は英語で何というでしょう?
アート といいます。聞いたことありますよね。
ではアートとはなんでしょう?
3 年生は、おばけ
アートとは、
ろかせます!
あー
でみんなをおど
とおどろくことです。
じょうだん
冗 談 ではありません。
あそ
か ぞ く
りょこう
こえ
みなさんは、友だちと遊んだり、家族で旅行に行ったときに「あー!」と声を出しておどろいたことはあり
ませんか? きっとありますよね。
そのような「あー!」おどろく体験や、
「あー!」おどろかせるものごとのことを「アート」といいます。
「アートは、あー!とおどろく。
」
おぼ
覚えやすいでしょ。
つまり、図工とは「おどろく」こと、そして「おどろかせる」ことです。
紙や木、ねん土、それからえんぴつやクレヨン、絵の具などの材料と道具を使って、「あー!」と自分でお
どろいたり、友だちや先生、お父さんやお母さんを「あー!」おどろかせるのです。
じ ゆ う
方法は自由です。どうしたらみんながおどろいてくれるのかな? と頭をぐるぐる動かして、色や形に表し
てみましょう。
じ ゆ う
こま
でも、「自由にどうぞ、おどろかせてごらん」と言われても、ちょっと困 りますね。どうやってやるのかわ
からない人もいると思います。だから図工の時間は、いろいろな材料や道具、そして技を知るための時間な
のです。じつは、音楽の時間も同じです。音楽も、アートの1つだからです。
さて、みなさんがもしも「どこでもドア」で、アメリカやドイツ、中
し
まよ
こ
国やネパールというような知らない国に迷い込 んでしまったら、どう
しますか?
言葉が通じない国の人たちに、話しかけることはできませんね。あい
さつすることも、道をたずねることもできません。
でも、
「アート」はできます!
言葉が通じなくても、絵をえがいたり、ものをつくったりすれば、世
界中どこの国の人もあなたのことに気がつくでしょう。
「あー!」とお
どろく気持ちは、世界中だれもが持っているからです。
そして、何かを見て、
「あー!」とおどろくことのできるということは、
いじょう
たいせつ
字が読めることと同じくらいか、もしかするとそれ以上に大切 なこと
かんせい
なのです。そのようなおどろく力のことを「感性」といいます。
※図工(図画工作)という言葉は、日本語なので英語にそのまま訳すことはできませんが、
大きく訳せば「アート」となります。
※アート(art)とは、芸術と訳されます。芸術には、美術、建築、音楽、演劇、ダンス、フ
ァッション、映画などの様々なものがふくまれるため、図工(美術)だけをアートといいき
ることはできませんが、美術、音楽、演劇など、どれも何かを創って見る人を驚かせ、感動
させる技であることは変わりません。
5年生は絵の大きさと形で、4年生は作
品の細かさで見る人をおどろかせます
平成24年冬号
2012年(平成24年)12月21日
発行:図工科
渡辺 裕樹
見たことのない学校をつくろう!
てんらんかい
1月25・26日は展覧会
「図工」って何なのか、ちょっとわかってきたでしょうか?
て ん じ
さて、今年の展覧会のテーマは、
「見たことのない学校をつくろう!」です。作品展示に加え、1・2年生
は、図工の公開授業、3・4・5年生は、音楽と図工で力を合わせてつくる「アートパフォーマンス」
、6年
生は、教室まるごとを作品や楽器にしてしまう「インスタレーション」や「ストリングラフィ」、そして、1
がくげいいん
ちょうせん
~6年生の作品をガイドする「キッズ学芸員 」に挑 戦 します。
どの学年も、さまざまな方法を使って、見る人を「あっ!」とおどろかせてくれます。みんなの力を合わせ
へんしん
て、1月25日・26日の2日間を「見たことのない学校」に変身させましょう。そして、みんなで腹の底か
ら「あっ!」とおどろく2日間にしましょう。
保護者の皆さまへ お知らせ
いつも本校の図工科にご理解・ご協力いただき、ありがとうございます。以下2点について、よろし
くお願い致します。
○図工袋点検のお願い
冬休み中に、お子さんと一緒に絵の具等の道具の点検をしてください。図工袋の中や道具が汚れていたり、のり
や絵の具がなくなってきている子がいます。とくに、白・青・赤などのよく使う色の絵の具が単色でなくなっている子が
目立ちます。絵の具はバラでも売っていますので、補充をお願いします。
○展覧会についてお知らせ
本年度の展覧会は、「30周年」の節目にあたる展覧会ということで、これまで展覧会と並列して行われていた「つく
りタイム・あそびタイム」に替わり、いくつもの新しい取り組みがたくさんあります。詳しい内容につきましては、別紙で
配布いたしました展覧会についてのチラシをご覧ください。また、本校ホームページにも「展覧会ページ」を開設しま
したので、合わせてご覧ください。(チラシのカラー版もご覧いただけます。)
特に、今回、力をいれている取り組みの一つが「図工のドキュメンタリー映像」の公開です。本校では、図工科をた
だ作品をつくる活動ではなく、子供たちが「新たな自分」を発見したり、「新たなまなざし(世界をとらえる視点)」を獲
得していく、作品づくりを通したプロセスと位置づけています。つまり、作品からだけでは見えてこない、子供たちの
「ひらめき」「おどろき」の姿を評価し、伸ばしていきたいと思います。
そのため、今回の展覧会開催にあたり、展示作品ができるまでのプロセスを記録し、各学年10分程度の映像にま
とめました。映像を見ていただくことで、その作品に込められた子供たちの様々な思いが、少しでもみなさまに届け
ばと思っています。映像は、学年ごと時間を決めた上で、図工室で上映します。
尚、今回の映像は、「遊びと学びの秘密基地NPO法人 CANVAS」の協力で制作しています。
働く消防の絵
優秀賞
羽野真綾(2-1)
ごみ減量啓発ポスター
入賞
永井 舞(5-1)
明るい選挙ポスター
努力賞
福森美秀(6-2)
入賞
金子未樹(1-1)
佳作
山本遥菜(1-1)
長田真衣子(5-1)
加園雪恵(2-1)
岸川綾優(5-1)
栗原爽香(2-2)
村澤 睦(2-2)
入賞者のみなさん
おめでとうございます