CSR の支援を受けた小大連携授業によるマップづくり 笹谷康之*1・菱川貞義*2・松田健二*3・赤羽清*4 Email: [email protected] *1: *2: *3: *4: 立命館大学理工学部環境システム工学科 275 研究所 所長 日本写真印刷(株)コーポレートコミュニケーション本部 京都市立朱雀第三小学校 前校長 CSR 部長 ◎Key Words マップづくり,小大連携授業, CSR 1. はじめに 理論の座学や分析の演習・実習が主になってきた工 学教育の反省から,創意工夫を育み,創る感動を得る ために,低学年から創成(デザイン)型教育を行う必 要性が高まってきている。そこで,1 回生次から小学校 や企業と交流しながら紙地図と Web 地図を制作する, 実践的な演習を試みた。 立命館大学理工学部環境システム工学科は,2004 年 度にカリキュラム改定を行い,1 回生後期対象の「デー タ処理演習」で,表計算と製図関連のアプリケーショ ンを教えてきた。1 クラス 40 人程度の 2 クラスを,2 名の教員が 7 回ずつ交代で教え,最終回は 2 クラス合 同で講評を行ってきた。最初の 2004 年度は,製図関連 の担当の筆者は,従来 3 回生配当だった GIS を1回生 に下ろして教えたが,内容的に無理があった。そこで, 2005 年度からは Illustrator を教えることに変更した。 2006 年度は,広告会社が仲介する機会に恵まれたの で,最初に担当した B クラスの Illustrator の最終課題で ある地図制作を,京都市立朱雀第三小学校区の安全・安 心マップづくりにした。優秀な成果品を制作した 4 名 ほどの学生の良いとこ取りをして,デザイナーの手で, 実際の安全・安心マップの紙媒体と Web を編集した。こ のマップは,最終的に印刷されて,朱雀第三小学校で 使われるとともに,同校の Web サイトにも掲載された。 2010 年度は,再度機会に恵まれたので,同年の B ク ラスの学生を対象に,朱雀第三小学校 3 年生とともに 「町の文化探検」をテーマに地域力マップを制作する 授業を行った。2010 年度は,2006 年度と異なり,学生 が小学校に出向く小大連携授業を行い,地図の大半を 学生自身の手で編集した。 2010 年度の「データ処理演習」の筆者の分野の獲得 目標は,デジタル製図として Illustrator を用いた 2D ベ クタグラフィックスを習得すること,Google Apps を用 いたクラウドコンピューティングに慣れること,地域 の魅力を発見することの 3 点である。 この点を踏まえ, 本研究では,以下の 3 点の報告を目的とする。 第 1 に, 大学の情報教室での授業の枠組みにおいて, 2D ベクタグラフィックスの地図の表現と,Google Apps の活用について,対象地が,出身地の場合と,共通の 朱雀第三小学校区の場合とを比較して,その効果を明 らかにする。 第 2 に,初年次の学生が,小大連携授業を通じで実 践的に制作する A3 両面の紙地図と Web 地図の教育効 果を,明らかにする。 第 3 に,企業の CSR の支援を受けて,地域の魅力を 発見する小大連携授業の効果と課題を明らかにして, これに関する理想的な教育の枠組みを提示する。 2. 授業全体の枠組みと評価方法 授業の進行工程は,表 1 に示すとおり,大学の情報 教室での 8 回の通常の授業と,2 回の小大連携授業,1 回の印刷会社見学,学生の自主的な地図の制作編集で ある。通常の授業以外は課外活動となり,学生に謝金 を払った。大学の情報教室での授業は,教科書(1)を使い, 先に B クラスを 7 回,後に A クラスを 7 回行い,2011 年 1 月 14 日に合同の発表会を行った。対象とする B ク ラスの受講登録学生は 40 名,TA は 2 名である。 表1 授業のスケジュール 2010年度 月日 10月1日 10月8日 10月15日 10月22日 10月28日 10月29日 11月5日 11月11日 11月12日 11月22日まで 11月25日まで 12月2日まで 12月9日 1月14日 授業と制作 演習授業1回目 演習授業2回目 演習授業3回目 演習授業4回目 小大連携校区探検 演習授業5回目 演習授業6回目 小大連携PC操作援助 演習授業7回目 小学生班成果編集 マップ紙媒体編集 Webマップ編集 小学生印刷会社見学 演習授業8回目 大学生 小学生 参加数 参加 39 40 37 38 20 39 36 12 36 11 3 1 6 74 ○ ○ ○ 2008 年度までの授業では,最終成果品がキャンパス マップだったが,2009 年度は,5 回目課題をキャンパ スマップ,6・7 回目の最終課題を出身地魅力マップに した。よって,2009 年度の AB 両クラスと,2010 年度 の A クラスによる出身地魅力マップを統制群に,2010 年度 B クラスを実験群にして,両群の成果品を比較し た。学生の成果品は,新規性,有用性,完成度,信頼 度の観点から評価している。 有志学生の地図制作については,そのプロセスを観 察して,成果品がもたらす効果を評価した。 CSR 支援型小大連携については,筆者らの関係者が 協議して,効果と課題を出し合って,理想的な枠組み を検討しながら,実践的に検証した。 3. キャンパス内の ICT 授業の成果と課題 3.1 Google Apps の活用 2010 年度から,Google Apps Education Edition を導入 した。1 回目に Gmail,2 回目に Google ドキュメントの 文書作成と共有の練習を行った。校区探検に参加した 20 名の学生より,Gmail を使って,クラスのメーリン グリストで,取材内容を 100 字程度で報告させた。最 終回には,Google ドキュメントのフォームの機能を用 いてICTの機器所有や利用実態のアンケートを取った。 時間の制約があり,クラウドコンピューティングの入 門程度の内容で終えたが,2 回生以降の授業の事前指導 の役にたったと考えられる。 3.2 Illustrator の基礎スキルの授業 Illustrator を用いる 7 回と講評の最終回の,授業のシ ラバスは,表 2 のとおりである。1 から 4 回目までが, 基礎スキルの習得の授業である。教材フォルダに提出 されたPDF をA4 出力して, そこに注意点を書き込み, 優,良,可,再提出に分けて返却する。縦横変倍の禁 止,滑らかなベジェ曲線の作成,オブジェクトの整列 等を徹底して,正確に描くことを指導した。 表 2 授業のシラバス 回 テーマ 成果品となるコンテンツ 1 基本図形 雪だるま、団子、複雑な回転形 2 ベジェ曲線 アルファベット、はと、人型 オブジェクト編集 国旗、球、歯車、土星 3 年賀状 縦書き年賀状、横書きの年賀状又はカード 4 ロゴとシンボル 魔女、回転体、タイトルロゴ、シンボルマーク 5 キャンパス地図 びわこ草津キャンパスマップ 6 主題図 朱雀第三小学校区町の文化探検マップ1 7 主題図 朱雀第三小学校区町の文化探検マップ2 8 講評 優秀者による一言発表、学外者を含めた講評 3.3 キャンパスマップの制作 大学のキャンパスマップ制作は,Illustrator の総合的 なスキルであり,全体的なレイアウトを問う課題であ る。各種スキルを組み合わせて,レイヤ管理を徹底し て,地図のレイアウトを A4 に配置する応用的で,量が 多い作業となる。位置関係が正確で信頼度があること, 背景図が後退して目標物が前進して施設配置がわかり やすく有用性があること,全体的に統一感がとれて美 しく完成度が高いことの 3 点を指導した。両クラスと も例年以上に,建築物平面の長方形や,ベジェ曲線の 道路が適切に描かれており,成果品の質が全体的に良 くなった。 3.4 地域魅力マップの制作 最終課題は,対象地の魅力を,地図と 20 枚程度の写 真とそのキャプション・解説を組合せる観光地図風の 主題図で,A4 でなく A3 で表現する。より創意工夫す る実践的なレイアウトが要求されており,成果品に差 がつきやすい課題である。 A クラスの出身地の場合は,Google Earth の当該地域 の画像を画面キャプチャして,下図のテンプレートと して用いている。B クラスの朱雀第三小学校区の場合 は,国土交通省国土地理院から,ダウンロードした基 盤地図情報と,購入した正射写真を用いた。GIS で,正 射写真を透過して,正確に河川,道路,鉄道,建築物 をベクタデータオーバーレイして,1:4000 の縮尺の下 図となるテンプレートを準備した。6 回目で,道のネッ トワークが途切れず,建物を矩形の組合せで丁寧に表 現する等の,地図の基本表現の指導を徹底した。 学生には,訴求すべきタイトルのキャッチコピーを 考えさせ,これに適合する地図や写真に掲載する地物 を選択させた。そして,キャプション,説明文等の文 字のサイズや色の表現を統一させることを徹底した。7 回目に,A3 出力図を配って,陥りやすい 10 項目のチ ェックリストを配布して,レイアウト上の注意を徹底 するダメ出しを行って,改善を促した。8 回目の最終回 では,B クラスは,新規性を評価する優が 9 名,良が 6 名,可が 12 名,修正要求を満たしていない再提出が 9 名,受講取り止めが 4 名と,格差が開いた。 最終回では,CSR 企業(CSR 活動を実施する企業) と仲介する広告会社の 3 名が,実験群の B クラスの優 秀者 9 名を選抜して,講評・表彰した。対象群の A クラ スは,教員が講評・表彰を行い,両クラスの成果を共有 した。出身地をテーマとする A クラスの方が,一人だ けで地域の魅力を表すデータを揃える必要があるので, 下位の学生の成果品の質が低くなった。地域差が反映 される A クラスの方が,上位の学生の表現が多様にな った。他には顕著な差はなく,両クラスの多様な成果 を共有することで,地域の魅力を表現する地図の理解 が促進された。上位の学生の成果品は,女子学生の多 い前年の 2009 年度の方が,おしゃれなデザインの地図 が多かったが,全体のスキルの底上げと地図に対する 学生の理解は,2010 年度の方が向上した。 4. 小大連携授業の成果と課題 4.1 小大連携授業の流れ 小大連携授業の流れは,表 3 のとおりである。小学 校 3 年生 71 名,大学 1 回生 20 名,校長と教頭を含む 小学校教諭 5 名,筆者らの関係者が 8 班に別れて,5 箇 所の校区探検を行った。班編成は,壬生寺が 1 箇所 2 班,新徳寺が 1 箇所 3 班,友禅染工の引き染工場 1 班 と型染め工場 1 班,壬生六斎が 1 班である。寺と染工 場は訪問し,壬生六斎は保存会副会長が小学校を訪れ, 授業を行った。小学校教諭が司会進行をして,担当者 から実演を交えた話を聞いた。児童は,記録用紙にメ モを取り,小学校のカメラで写真を撮影した。 大学生に示した校区探検の目的は,児童の安全と時 間の管理,写真撮影やメモ作成等での児童の取材の援 助,地域の魅力を発見する自身の取材の 3 点である。 大学生は,三脚,ビデオカメラ,カメラ,レコーダー を持ち,ビデオ撮影,写真撮影,録音を行った。 児童個々人は,メモを元にまず作文した。そして教 諭の指導で,班内で似た内容を記している児童のチー ムに分かれて,写真を選択して,記事の下書きを作成 した。大学生の取材データは,大学の教材フォルダに アップして,受講生全員がアクセスできるようにした。 校区探検参加学生は,先述したように,Google Apps を 使い,クラスのメンバーに 100 字程度で報告した。 日本写真印刷㈱の見学会では,印刷の歴史と新技術 がテーマの昔の印刷機から今日のタッチパネルまでの 展示を見学するとともに,印刷物の CMYK の網点を虫眼 鏡で観察した。京都新聞が校区探検の,KBS 京都が PC 入力の取材をして,記事や放送に取り上げた。 表 3 小大連携授業の流れ 大学生 校区探検 20名 大学生の作業 児童グループ 児童管理 児童取材援助 8班 取材(写真/ビデ オ/録音) 児童の作業 取材(メモ /写真) 各児童の作文 各班3チームで - - 写真の選択 記事の下書き 児童のPPT操作 各班3チーム PPTで文字入力 12名 援助 24チーム PPTで写真挿入 児童の班別に 11名 - - 写真記事編集 児童の写真記事 11名 - - 統一編集 受講者全員 各自地図作成 - - 地図2名 紙地図編集 写真2名 学生優秀作品 - - 延べ4,計3名 良いとこ取り 1名 Web地図制作 - - 6名 印刷会社見学 4グループ 印刷会社見学 取材データ共有 メモ共有 4.2 PC 操作援助 学生には,PC 操作援助の前の週である 6 回目の授業 において,PowerPoint や Picture Manager を用いた写 真のリサイズ,トリミング,明るさやコントラストの 補正の操作を講習した。 小学校 3 年生は,1,2 年生のときも含めて,PC 利用 の授業を経験していない。朱雀第三小学校には,コン ピュータ室に20 台の児童用PC がある。 8 班を二分して, 4 班ずつ, 2 人の児童に 1 台の PC が使えるようにして, 大学生が援助する 45 分ずつの授業を行った。用いたソ フトは,PowerPoint2003 である。2 名の児童は交代で, ローマ字表の紙を横に置きながら,70 字程度の下書き をローマ字入力して,時間に余裕があるチームは写真 を挿入した。 実施が急に決まったために,打ち合わせが徹底せず, 円滑に進まなかった部分がある。当初,小学校では操 作が難しい Word による入力を計画していたが,大学側 から提案した入力が簡易な PowerPoint に変更した。児 童のとりまとめ指導を分担した 3 名の教諭の事前調整 が間に合わず,児童の下書きの添削や写真の準備が不 十分で,入力内容が不揃いになった。また,下書き内 容によるチーム分けを優先したために,5 名のチームが 出て,手の空いた学生と使える PC があるにもかかわら ず,入力指導に待ち行列が出ていた。こういった PC 操 作学習の問題は,現場で効率化するように随時対応し た。この状況でも,内容が良くわかった学生は,担当 した 2 チームの児童の PowerPoint ファイルの文字入力 と写真挿入を時間内に完了させる援助ができた。調整 が徹底して,学生が事前に作業手順を理解できれば, 全児童の入力が効率的に完了したと考えられる。 4.3 紙媒体の地域力マップの作成 片面に大学生の地域力マップ,その裏面に児童の写 真記事を載せるパンフレットを,大学生が編集した。 図 1 の地域力マップは,地図が 2 名,写真とキャプシ ョンが 2 名の大学生の制作した優秀作品の良いとこ取 りをして構成した。校区探検の当該班担当学生が,班 内の児童の複数の PowerPoint の入力データを,図 2 の 例のように集約した。この写真記事を A3 縦横 3 分割し た 140mm×99mm のサイズに割り付けて,図 3 のような Illustrator ファイルを編集した。これを CSR 担当の日 本写真印刷㈱が印刷して,縦横 3 分割の折図にした。 このマップを,児童と大学生に配布した。 図 1 大学生の地域力マップ 図 2 児童の 1 つの班の写真記事 図 3 児童の 8 つの班の写真記事 4.4 Web サイトによる地域力マップの作成 あらかじめ作成した HTML テンプレートをサイト制作 担当の大学生に渡した。大学生は,図 4 の地図のペー ジをトップにして,その中にクリッカブルマップでリ ンクを張って, 写真記事が開く Web サイトを制作した。 これを小学校が自らのサイトにアップした。 図 4 Web サイト 5. CSR 支援型小大連携授業の枠組み この小大連携授業は,広告会社の㈱大広関西とその 関連企業が調整役になり,日本写真印刷㈱の CSR によ って,図 5 のような関係で支えられている。 小大連携教育効果 小学校 広告 コン テン ツ CSR 貢献 記事化 社会 CSRビジネス 地域 構築 ソーシャル メディア 広告会社 企業 見学 ステ ーク ホル ダー との 関係 品 人材 成果 技術・ 協働の推進 学習 実務 住民 支援 通費 ・ 学習 NPO 行政 自治体 授業 支援 ・広 ・交 謝礼 実務 地 り く づ 力 域 報支 援 大学 形成 評判 マス メディア 情報の拡散 CSRによる企業価値向上 図 5 CSR 支援型小大連携授業の枠組み マップは,地域を見える化する地域づくりの効果的 なツールである。このわかりやすいマップづくりを目 標に,地域学習を進める小学校を,大学がサポートす ることで,児童に教えることを通じて大学生自身にも, 大きな教育効果が生まれる。 これを支えるのが,CSR 企業である。マップづくりは CSR 活動としても効果が高い。しかし,単なる寄付や出 前授業ではなく,多様な主体がからむマップづくりは 企業にとってハードルが高い。学校との付き合いにな れていない企業が直接的に小学校や大学をサポートす るのではなく,広告会社が CSR ビジネスとして中間支 援的に仲介することで,円滑に CSR を進める。大学, 小学校は,それぞれ独自の教育方針で動いており,ス ケジュール調整だけでも労力がかかる。広告会社は, 時間的にタイトな小学校教諭の授業を支援して,児童 の成果品を地域に発信する広告コンテンツとして受け 取る。そして,この成果品を大学に渡し,大学生の交 通費や謝礼を支援するとともに,大学生が編集した成 果品を受け取り,これを再編集して,Web に発信し,マ スコミに伝えるとともに,CSR 企業に渡す。今回の CSR 企業の日本写真印刷㈱は,印刷会社であり,成果品を 印刷するとともに,児童の見学会を行い,印刷成果と しての地図を児童に渡す。大学生は,この見学会に同 行して,児童とともに,印刷技術の変化であり,タッ チパネルを始めとする最新の技術動向を学習する。広 告会社は,マップづくりを企業の広報ツールとして活 用する CSR ビジネスとして位置づけることで, 小学校, 大学,CSR 企業の協働を成立させるための調整役を務め ることができる。 今日の企業の採用面接では,クラブやバイト等を含 む「大学時代に経験した成果」ではなく,学問に関係 させた「大学時代の勉学で経験した成果」であり, 「多 様な形式の自己 PR 資料」が求められるようになってき た。1 回生にとって,初年次の動機付け学習になるとと もに,履歴書に書き込めて,自己 PR 資料にできる,充 実したプログラムになった。 マスコミを通じて流されて,Web の記事から閲覧され る小大連携授業の成果であり,紙のマップは,地域の 住民であり,自治体や NPO にも活用される。企業にと って,せっかくよい CSR 活動を行っても,その成果が 十分に発信させずに,埋もれてしまうことは効果的と は言えない。企業にとって,地域に密着している児童 とかかわり,高価な広告料をプロに支払うのではなく, 実費プラスαを大学生に渡して手作り感のある成果品 を創り,多くの人がかかわる中で多面的に成果が発信 される CSR 活動が効果的である。 6. おわりに 本稿の成果は,以下のようにまとめられる。 第 1 に,対象地として,各自が異なる出身地と共通 する朱雀第三小学校区とが比較できて,Illustrator を用 いた地域の魅力を多様に表現する地図について,学生 全体の意識とスキルの向上を図ることができた。 Google Apps は,時間が限られていたことと,初めて導 入したこともあり,必ずしも十分使えなかったが,1 回 生の導入教育としては成果をあげられた。 第 2 に,Illustrator が初習の 1 回生が授業時間外も含 めて協働して,実践的な地図と写真記事のパンフレッ トとその Web が制作できて,小大で共同制作した成果 品を効果的に共有した。また,限られた時間の中で, 児童と大学生に対して,効率的な小大連携の教育プロ グラムのノウハウを蓄積することができた。 第 3 に,広告会社が仲介役となり,CSR 企業と,大 学,小学校とつなぎ,Web やマスコミ経由で情報を発 信して,地域づくりを見える化するマップを広めるこ とで,関係者すべてに利益のある CSR 支援型小大連携 授業の枠組みを示すことができた。 参考文献 (1) 影山明俊,栗田浩司:“CG リテラシー Photoshop & Illustrator CS2 for Windows” ,実教出版(2006) .
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