駐在員のためのファイナンシャル・プラニング在員の方は日英の社会保険料免除条約によってNIの支払バンクの口座保有者であれば、1∼4円と優遇両替コストいが免除されているため、NI番号を持ち合わせておらずが適用されることもあります。もし両行に口座がない場お困りの方も多いようです。合は、個人向けにわずかなスプレッドでリアルタイムの秋は駐在員の方の赴任・帰国のシーズンで NI番号を持たずとも、英国の居住者であれば所得税は両替を提供する英国内の為替スペシャリスト会社を利用す。そこで今回は、駐在員の方がより有意義きちんと支払っているはずですので、ISAを申し込む資することも検討できます。扱う金額にもよりますが、そな英国滞在を送られますように、知ってて格はあります。金融機関（銀行）にその旨を伝えてみまうした会社が提供するポンド・円のスプレッドは大抵1 お得なマネー情報をお知らせ致します。しょう。税年度終了後に会社から支給されるP60には収 ∼2円のようです。入と納税額が記載されていますので、持参すると良いかもしれません。資産運用会社が設定するStock & Shares 大手為替スペシャリスト会社のウェブサイト ISA（株式・投資信託）であれば、NI番号なしでもプラ www.moneycorp.co.uk www.hifx.co.uk www.currencies.co.uk ン設定が可能な場合が多いです。渡英1年目の駐在員です。少し貯金が貯まったので、金利の良い口座の開設を検討しています。国際金融の中心地であるロンドンに住んでいることですし、ちょっとした冒険の意味も込めて、2 「Online Saver」や「E-Saver」などと呼ばれる、インター桁の利回りを期待できる投資信託運用を試したいネットのみで取引を行う貯蓄口座が比較的高い金利を提示数年間にわたり英国に住んだ後に本帰国した会と思っています。どのような商品がありますか。社の先輩が、英国国民年金をもらえるはずだしています。通常、最低預金額が10ポンドなどと低く設定されていて、さらには当座預金への送金によりいつでも引英国には日本ではアクセスできないような凄腕ファンき出し可能な柔軟性の高い口座です。取引はインターネッド・マネージャー（資金運用最高責任者）がいます。小トを通じてのみなので、インターネット機能が作動しない額から投資することが可能ですので、英国滞在中に彼ら場合は取引ができなくなることもあるのでご注意ください。が運用する投資信託を試してみるのも良い案かもしれま当座預金がある銀行のインターネット預金であれば、資せん。今年は特に中国・アジアや新興国関連株式などが金が必要な際に当座預金へと瞬時に資金を移動することが 2桁の運用利回りを達成しています。凄腕ファンド・マ可能です。一方、「ING Direct」などの当座預金口座がないネージャーの運用成績をその分野の平均と比較した下の銀行の場合は、他行への当座預金口座送金に3、4日かかり表をご参照ください。平均の30％を上回る成績を達成します。またセキュリティーの理由により送金金額に限度がている方もいるということです。あります。資産が急減する場合もあり、中長期投資が前提の商品と銀行口座名 Abbey E-Savings Alliance & Leicester Online Saver ING Direct 金利金利についての注意事項変動預金当初12カ月のボーナス金利2.0％含む 3.15% 変動預金当初12カ月のボーナス金利1.65％含む AER 2.5% Savings Account 3.2% 変動預金当初12カ月のみ Data: Money Extra 2009年9月14日付上表にある「AER」とは何を意味しますか。なります。このリスクを十分認識してからご検討ください。尚、ISA内にて購入することにより、非課税運用が可能です。毎月など金利支払いの頻度によっても表示金利が違ってきますので、AERを目安にすると各銀行の金利を比較するのに便利です。かどうかに関わらず、NI支払い年数によって決定されます。従来は年金受給に必要な最低NI支払い年数は男性11 年、女性10年でしたが、2010年4月以降に受給年齢（男性65歳・女性60歳**）を迎える方々には、この最低っていれば、英国基礎国民年金をいただけることになります。結論としまして、過去にNIを支払っていたのであれば帰国後手続きを踏めばもちろん受給可能ですし、帰国後に一定金額のNIをまとめて支払い、受給年金額を増凄腕ファンド・マネージャーの実績運用対象 3年間上昇率同分野平均3年間上昇率氏名ファンド名 Martin Lau First State Asia/ アジア・新興国 Global Emerging 株式 72.6％ 39.7％ Timothy Youngman CF Ruffer European 欧州株式 47.3％ -2.0％ Philip Gibbs Jupiter Financial Opportunities 世界金融株式 36.2％ 1.9％「Annual Equivalent Rate」のことで、1年間の総利回あります）を提示することがあります。年1、2回または英国基礎国民年金（Basic State Pension）の受給有無また受給額は、受取主が在英中であるかその後帰国したやすことも可能です。 Data: Trusnet 2009年9月14日付りを示したものです。銀行によっては、預金当初の一定期間に限って高い金利（ボーナス金利と呼ばれることもでしょうか。年数がなくなります。言い換えますと、1年でもNIを払これらの投資信託は高リスクです。利回りが高い反面、金利競争力のあるインターネット口座と言うのですが、帰国後でも受給資格はあるのそれは吉報です。英国の国民年金ではいくら位もらえるものなのでしょうか。本税年度は満額で週95.25ポンドで、この金額は毎年インフレに連動し増加しています。2010年4月からは満額受け取りに必要なNI支払い年数は30年となり、これ以下の場合は支払い年数に応じて受給額が計算されます。 ISAでは運用額が年7200ポンドまでに限定されていましたよね（6月11日付本欄参照）。もう少し高額の資金を扱った節税方法はありませんか。 ISAの限度額は次年度（2010年4月6日）から1万200ポンドに増加される予定*ですが、それ以上の金額でしたら例えばNIを10年間支払っていれば、受給額は95.25ポンド×10年間/30年間＝31.75ポンドとなります。基本的に、働いていない配偶者も本人の3分の2程度の金額を受給することが可能です。 *50歳以上の方への適用は2009年10月6日より **段階的に65歳へ移行オフショアで設定されるInvestment Bond （ボンド）を英国赴任早々の駐在員の妻です。住所の証明が検討できるかもしれません。英国の大手保険会社のタッないとの理由で、いまだに銀行口座が開けないクス・ヘイブン（ジャージー島やガンジー島など）支店状態です。どうしたら良いでしょう。にて管理運営されている一括投資プランで、複数の投資 ※次回のマネー教室は12月10日に掲載致します。本コラムのバックナンバーにつきましては、英国ニュースダイジェストのウェブサイト（www.news-digest.co.uk）をご参照ください。信託と預金にて運用します。銀行口座を開設するには、パスポートなどの身分証明当プランは保険契約なので、預金利子や売却益はプラ書と、公共料金の請求書などの住所証明書類が必要になンを解約するまで課税されることなく複利運用されていります。問題は住所証明ですが、水道や電気などの公共きます。また解約の際に英国居住者であれば本人の所得料金の請求書やカウンシル・タックスの請求書をご主人税率で利益に対して所得税が課せられますが、在英邦人と奥様の両名義あてに変更してもらうのが得策です。ごの方が帰国後など非居住者になってから解約した場合は主人と同じ姓をお使いでしたら、「Mr & Mrs ∼（姓）」非課税となります。と変更してもらうだけで住所証明になります。英語が苦お金に関する質問受付中！このコラムで取り上げて欲しいトピックやご質問などを随時受け付けています。ご要望などがありましたら、以下のメールアドレスまでどしどしお寄せください。 [email protected] ※件名に「マネー教室」とご記載ください。 ※郵送でも受け付けております。編集部宛にお送りください。手な場合は、ご主人が働く会社の英国人の同僚にお願いして、電話していただいてもいいかもしれません。日本からまとまった円を送金する良い方法はありますか。 ISA（非課税貯蓄口座）に興味があります。駐在員でも申し込めますか。日本から英国への送金については、円を日本の金融機関にてポンドに両替し、金融機関に手数料を支払い電信送金する方法が一般的です。そして為替取引の主なコス ISAは英国居住者であれば誰でも設定できますが、開トが、「スプレッド」と呼ばれる買いレート（TTB）と売設に当たってはナショナル・インシュランス（NI）番号りレート（TTS）の差になります。ポンドと円の場合、大を必要とする金融機関が多々あります。しかし昨今の駐手都市銀行ですと通常8円程度です。新生銀行やシティ 14 www.news-digest.co.uk ■ 8 October 2009 vol.1219 当コラムは2009年9月時点の法制と税制に基づき一般的なガイダンスのために作成されており、皆様のご理解を深めるために内容を簡素化してある場合もあります。ご自身のファイナンシャル・プラニングに関しましては専門家にご相談なさることを強くお勧めいたします。和枝ドゥルーリー FPC 日本人ファイナンシャルアドバイザー（FA）。十数年間の米英系投資銀行勤務を経て、FAとして独立。日英両方の資格を有する。大手独立系FA会社に所属。 e-mail: [email protected] URL: www.kazuedrury-ifa.co.uk