Internationale Funkausstellung Berlin IFA 2003 イファベルリン・ショーベルリン国際コンシューマー･エレクトロニクス展ファイナルレポート統計データ (2003 年実績) 総展示面積出展企業内、外国出展企業参加国数ビジター総数報道関係者開催間隔 180,000 ㎡ 1007 社 658 社 37 ヵ国 273,800 人 7000 人/83 カ国 2 年毎 IFA、ますます高まる国際性クリスマス商戦に向け、活発な商談一般消費者、力強い購買意欲メディア各社、意欲的に IFA を取材 8 月 29 日から 6 日間開催されたベルリン国際コンシューマー･エレクトロニクス展が 9 月 3 日に閉幕した。IFA 2003 の主催者である gfu－民生通信エレクトロニクス協会は、「IFA 2003 は出展者と来場者の高い期待を凌駕して、かつてないほどインターナショナルなものとなった。」と評価した。また、一般来場者の力強い反響、欧州各国のディーラーの高い関心が着実にオーダーに繋がった点も高く評価した。今回、IFA の会期は従来の 9 日間から 6 日間に短縮されたが、一般来場者にとって以前と変わらない魅力的な見本市となり、来場者は 273,800 人を記録した。一日当たり、前回比約 5,000 人程度増加したことになる。出展者は 37 カ国から 1,007 社(前回は 915 社)で、話題の中心となったのは、最新型のテレビ、ホームシアター、DVD とハードディスクレコーダー、そしてデジタルカメラだった。日本のプレゼンス日本企業各社は、CE 業界におけるトレンドセッターとして会場で大いにその存在をアピールした。現地出展及び第三国からの出展、共同出展を含めると、日本企業の出展は 78 社。松下電器、ソニー、パイオニア、シャープ、東芝、日立、JVC、ヤマハ、デンオン、ケンウッド、カシオ、ティアック、富士通シーメンス、三洋電機など、業界を牽引する各社が、プラズマ・液晶テレビ、AV 機器、DVD レコーダー、ホームシアター、PC、デジタルカメラ、携帯電話などを中心に出展した他、DVD-RW、DVD-RAM の規格セッターがそれぞれ大々的にブース展開した。両陣営とも連日情報を求める数多くの来場者に溢れ、欧州の DVD 市場がいよいよ本格的動き出すことを予感させた。日本からは 247 人のトレードビジターが会場を訪れた。また、韓国(37)、台湾(121)、中国･香港(243)など、日本以外のアジア各国からの出展も今回質量共に大幅に増加向上し、CE 業界におけるアジア勢の勢いを印象付けた。出展者、予想を越える受注高に満足トレードビジター、IFA で発表される新製品に注目見本市専門調査機関が会場で実施したアンケート調査によると、多くの出展者が、「ブースを訪れるトレードビジターの数が予想外に多く、また年末クリスマス商戦に向けて予想を上回る受注があったことを歓迎」した。更に、数多くの出展企業が、「その結果、受注量に応えるために生産体制を一層強化する予定」とのコメントを寄せている。 IFA は CE 新製品の発表の場である。業界のエキスパートが IFA で関心を持っている分野は、テレビ･エンターテイメント(65%)、デジタルカメラ(39%)、オーディオ/ HiFi (35%)、パーソナルコンピューティング/エデュエイメント(35%)、テレコミュニケーション(34%)、放送/テレビ･ラジオ局(30%)であった。今回の IFA では、液晶･プラズマテレビやプロジェクター、カムコーダー、MP3 プレーヤー、小型ハードディスク内蔵ジュークボックス、マルチメディア携帯、PDA、スマートフォン、カーナビ、高級ハイエンド機器、デジカメ、ホームネットワーキングなどの最新商品が多数展示された。メッセ･ベルリン、トレードビジター･サービスを一段と充実今年一月に完成した新南エントランスは、今回の IFA ではトレードビジター登録会場として使用され、トレードビジターにとって、見本市会場への出発点となった。メッセ･ベルリンは今回、運営面でいくつかの新しい試みを行った。一例が、来場者サービスの一環として設けられたトレードビジター･レセプション･ホールで、ここでは、新製品情報、世界のトップマネジャーたちの講演会、朝食サービスなど様々な新しい形のサービスが提供され、会期中を通して多数の業界来場者に利用された。特に Technical and Scientific Forum (TWF)や会期中毎日開催された Keynote は好評で、世界的に有名な大手企業の経営者や注目すべき起業家がスピーチし、新商品情報だけでなく、マーケットのトレンドやマネージメントなど、広範囲にわたる情報を提供した。またコンピューティングとコミュニケーションをテーマとして扱った「Reseller Parks」では、テーマ展示に取り囲まれる形で、出展者やトレードビジターのための商談･休憩スペースが設けられ、軽食や飲み物が無料で提供された。併催プログラム、アクチュアルなテーマで業界フォーラム開催期間中、併催プログラムとして数多くの会議、シンポジューム、セミナーなど多彩なイベントが開催された。5,200 人以上が参加した「IFA Convention」と 20 のイベントには、国際メディアフォーラム･ベルリン/ブランデンブルク、第 14 回国際放送テクノロジー･プレスミーティング、ホームネットワーキング、MHP パネルディスカッション、UMTS と DAB をテーマとしたパネルディスカッション、データ･プロテクションシンポジュームなど、業界のホットなテーマが取り扱われた。 IFA、メディアの祭典 83 ヵ国から約 7,000 人の報道関係者が会場を訪れ、IFA に寄せられるメディアの関心が依然として非常に高いことが実証された。民放の ARD(ドイツ第１放送)と ZDF(第 2 放送)のテレビとラジオが 1 日中会場の様子をライブ報道した他、世界中で IFA の様子が何百回も放映され、毎日何百万人もが会場の様子や会場敷地内のラジオ塔周辺でのイベントを視聴した。 9 月 29 日夜の「IFA Night」は IFA 2003 のハイライトで、打ち上げられた花火に放送塔が浮かびあがり、会場は深夜までお祭り気分の来場者の熱気に包まれた。 IFA に関する詳細情報は： http://www.ifa-berlin.com （英語） http://www.messe-berlin.jp（日本語） IFA 2005－ベルリン･ショーは、2005 年 8 月下旬から 9 月上旬にかけてメッセ･ベルリン見本市会場にて開催される。（日程は未決定）この件に関するお問い合わせは：在日ドイツ商工会議所メッセ･ベルリン日本代表部〒102-0075 東京都千代田区三番町 2-4 三番町 KS ビル 5F Tel: 03-5276-8730 Fax:03-5276-8735 E-mail: [email protected]