Software Version 3.0 補足マニュアル

VIRUS Control
Software Version 3.0
補足マニュアル
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目次
はじめに................................................................................................................................................. 4
著作権等について ................................................................................................................................ 4
バージョン3.0の新機能 ............................................................................................................................ 4
新規ディストーションとシェイパーアルゴリズム .................................................................................. 4
フリークエンシーシフター&リングモジュレーター ............................................................................... 6
リングモジュレーター”Ring Modulator”.................................................................................................. 7
キャラクター “Characters” ................................................................................................................... 7
テープディレイ”Tape Delay” ................................................................................................................. 8
サイドチェーンオーディオ”Side Chain Audio” ........................................................................................ 9
バージョン2.7の新機能 .......................................................................................................................... 10
Atomizerについて ............................................................................................................................... 10
複数デバイスのコントロールについて................................................................................................. 10
新規出力リファレンス........................................................................................................................ 10
Virus Control Centerについて .............................................................................................................. 11
Control Centerの”Advanced Menu”について .......................................................................................... 12
26個のROMバンクについて................................................................................................................. 12
パートプライオリティ”`Part Priority” .................................................................................................. 12
バージョン2.5の新機能 .......................................................................................................................... 12
ライブモードボタン”Live Mode Button” ............................................................................................... 12
ソフトノブデスティネーションの追加................................................................................................. 13
バージョン2.0の新機能 .......................................................................................................................... 13
新規オシレーターモード .................................................................................................................... 13
グレインテーブルシンセシス”Grain Table Synthesis” ............................................................................. 14
シンプルグレインテーブルオシレーター”Simple Grain Table oscillator” ................................................... 14
コンプレックスグレインテーブルオシレーター”Complex Grain Table Oscillator” ..................................... 15
シンプルフォルマントテーブルオシレーター”Simple Formant Table Oscillator”........................................ 16
コンプレックスフォルマントテーブルオシレーター”Complex Formant Table Oscillator” ........................... 17
ウェーブテーブルPWMオシレーター”Wavetable PWM Oscillator” ........................................................... 18
エンハンスドウェーブテーブルシンセシス”Enhanced Wavetable Synthesis” ............................................. 19
セクションロック”Section Locking” ..................................................................................................... 20
無効なパラメーター”Inactive Parameters” ............................................................................................. 21
パッチコンプレクシティインジケーター”Patch Complexity Indicator” ..................................................... 21
カテゴリー検索”Search By Category” ................................................................................................... 21
2つの新規ROMバンク”Two new ROM banks” ....................................................................................... 22
旧バージョンにおける変更点 ................................................................................................................. 22
Mac Intel対応 ..................................................................................................................................... 22
ダイレクトモニタリング”Direct Monitoring” ......................................................................................... 22
VUスタイルレベルメーター ................................................................................................................ 22
リモートモード”Remote Mode”............................................................................................................ 22
112個の新規マルチパッチ................................................................................................................... 23
ネーム検索”Search by Name” ............................................................................................................... 23
オリジナル設定値の表示”Display of Original Value” ............................................................................... 23
ソフトリミッターアルゴリズム”Adaptive Soft Limiter Algorithm” ............................................................ 23
チュートリアル&用語集 ......................................................................................................................... 23
チュートリアルセッションへのアクセス ............................................................................................. 23
用語集”Glossary”................................................................................................................................ 23
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はじめに
Access TI2シリーズをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
著作権等について
このマニュアル、およびマニュアルに記載されている当該ソフトウェア、ハードウェアに関する著作権、およ
びこれに付随する権利は、すべてKemper Digital GmbH社に帰属します。マニュアルの内容に関しては、最新情
報を随時記載する予定ですが、予告なしに変更を加える場合があります。
Kemper Digital GmbH社、および国内ディーラー・(株)フックアップは、当マニュアル内の誤植や不正確な記述
に関して法的責任を負うものではありません。また、前述の著作権により、Kemper Digital GmbH社の同意書が
ない限り、いかなる場合においても(デジタル文書形式、録音など)このマニュアルの複製、多言語への翻訳
は認めておりません。ご了承ください。
“Virus”はKemper Digital GmbH社の登録商標です。当マニュアルに記載されている他の商標は、それぞれの著作
権所有者に帰属します。当該機器の機能や仕様は、予告なしに変更される場合があります。
URL: www.access-music.de
E-mail: [email protected]
バージョン3.0の新機能
今回の新規OSバージョンは、ACCESSのOSアップデートの歴史の中でも記念すべきバージョンアップとなって
います。テープディレイ、フリークエンシーシフターアルゴリズム、さらに新しいディストーションやサウン
ドシェイパーアルゴリズムを含む、数多の新しいエフェクトが追加されました。キャラクター”Characters”を
使えば、プリセットの全体的な印象を書き換え、従来の著名なシンセサイザーを再現することが可能になりま
す。新規に加えられたエフェクトはすべて、繊細な効果をもたらすものからダイナミックな変化を加えるもの
まで、広範囲に及びます。すべてのアルゴリズムは、高音質であること、およびCPU消費量を抑えることを前
提に開発されています。
過去のアルゴリズムの遺産に、新規アルゴリズムを加えるに当たって、膨大なリサーチが行われました。これ
により、まったく異なる次元の音をお届けすることが可能になりました。従来のアルゴリズムでさえも、追加
パラメーターが加わることで、さらにフレキシブルに、パワフルに生まれ変わります!
Virus Controlアプリケーション、およびTotal Integration機能においても、さらなる改良が加えられました。オ
ーディオ信号はDAWからVirus TIにストリーム再生が可能となり、Virus Controlアプリケーションのユーザーイ
ンターフェイスも目に優しい仕様に変化を遂げました。
新規ディストーションとシェイパーアルゴリズム
ディストーションエフェクトには、大きな改良を加えられました。新規ディストーションとシェイパーと共に、
2つのエンハンサーが搭載されることとなりました。バーチャルトレブルブースター”Treble Booster”とハイカ
ットフィルター”High Cut Filter”です。すべての新規ディストーションタイプは、80dBのゲインレンジを享受で
きるようになっています。
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従来のVirusプリセットから100%まったく異なる効果を得るために、すべてのオリジナルディストーションタ
イプはそのままに、トレブルブースター”Treble Booster”とハイカットフィルター”High Cut Filter”パラメータ
ーを利用できるようになっています。
タイプ
新規のタイプは:
タイプ”Type”
ダイアグラム”Diagram”
ワイドディストーション”Wide Distortion”
ディストーションシェイプは、チューブよりソフトで
すが、Intensityをいっぱいに上げると、過激なディス
トーションサウンドを作り出せます。
ソフトバウンス”Soft Bounce”
新規のシェイパータイプで、ヘッドルーム天井部分(つ
まり歪み始める地点)からソフトにバウンスしていま
す。
ハードバウンス”Hard Bounce”
ソフトバウンスと類似していますが、バウンスは鋭角
で、Intensityレベルが低い位置でも荒っぽい歪みを作
り出すことができます。
サイン波フォールド”Sine Fold”
信号が“+0dB”に達すると、サイン波のような曲線を描
くようになります。Intensityを上げていくと、ゼロ交
差点が増えていきます。結果、荒っぽい歪みを作り出
します。
三角波フォールド”Triangle Fold”
サインフォールドと類似していますが、より荒っぽい
音になります。
ノコギリ波フォールド”Sawtooth Fold”
最も過激なシェイパーです。ゼロ交差点では正の最大
値から負の最大値に極度にドロップしているため、過
激な歪みを得られます。
ビットリデューサー”Bit Reducer”
Intensityを上げると、各サンプルのビット数を減少させます。結果、クラシックなローファイサウンドを作り出
せます。後述のレートリデューサーは、音に含まれる周波数成分を破壊しますが、このビットリデューサーは特
に低アンプリテュード信号に対して過激な効果が期待できます。他のビットリデューサーとは違って、Virusのビ
ット減少効果は可変となっています。
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レートリデューサー”Rate Reducer”
Intensityを上げると、サンプルレートが減少します。こうすることで、エイリアシング”Ailiasing”効果を生み出し、
波形のデジタルステップ効果を作り出します。結果、過激なローファイエフェクトを作り出すことが可能です。
注:新規にキーボードキーを押すまでは、新しいサウンドに切り替わりません。
インテンシティ “Intensity”
入力信号に適用する量を、インテンシティ”Intensity”を使って調整します。新規ディストーションタイプにつ
いては、”Intensity=0”の場合、ディストーションはかかりません。Intensityを上げるにつれて、ある時点で出音
は歪み始めます(入力信号が大きいほどこの点に到達するまでの時間は早くなります)。ゲインを上げた場合で
も、ディストーションシェイプは音量調整できるようになっています。
Intensityを最大値以外に設定すると、異なるディストーションタイプ間では音量差が激しい場合があります。
ディストーションタイプを変更する度にIntensityを調整しましょう。
トレブルブースター “Treble Booster”
トレブルブースターは、音声信号の周波数中高域部分を強調する特別なフィルターパラメーターです。ディス
トーションと組み合わせて使うと、豊かな倍音成分を生み出すことができ、多岐に渡るディストーションエフ
ェクトを作り出すことが可能になります。
ギタリストは長年、ギターアンプから同様の効果を得るため、トレブルブースター回路を駆使してきました。
ディストーション機能を抜きにしても、トレブルブースターは音に幅を持たせることが可能になります。”Treble
Booster = 0”の状態では音に変化はありません。
ハイカット “High Cut”
ハイカット”High Cut”は、傾斜の強いフィルターで、これを使えば耳障りなディストーションサウンドを丸く
する働きがあります(ギターアンプのスピーカーは同様の働きをしていた)。ハイカットを使って、甘いディス
トーションサウンド、つまりアナログっぽく変化させることができます。トレブルブースターを併用すると、
よりクリーンなサウンドを作ることができます。”High Cut = 0”では音に変化はありません。
フリークエンシーシフター&リングモジュレーター
Virus TIのインプットリングモジュレーターには、2つの新規エフェクトが追加されます。リングモジュレータ
ー”Ring Modulator”とフリークエンシーフィルター”Frequency Filter”です。どちらもワイルドなモジュレーショ
ンエフェクトをシンセエンジン出力に加えることができます。
TIモデルによって、Ring Modulator / Frequency Shifterへのアクセス方法は異なります:
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リングモジュレーター”Ring Modulator”
シンセエンジン出力とサイン波を掛け合わせます。結果、2つの信号の「和周波」と「差周波」が生成されま
す。
ミックス ”Mix”
ミックス”Mix”パラメーターを使ってモジュレーションの掛かり具合を調整します。”Off (0)”~”127”で設定し
ます。ミックスパラメーターを”64”に設定しておくと、アンプリテュードモジュレーション(AM)も使用するこ
とができます。
周波数 ”Frequency”
周波数パラメーターを使ってサイン波のピッチを設定します。これは両極パラメーターで、”0”位置ではリング
モジュレーションはゼロとなり、正(+)と負(-)方向に回すと、ダイナミックなモジュレーションがかかり、倍音
を沢山含んだハイピッチなサウンドを生成します。
Tips:ステレオのトレモロ効果を作る場合は、設定値を”+ 0”から少し上に設定、ミックス”Mix = 64”、フェイ
ズ”Phase = 0”または”127”に設定します。このエフェクトは、シェイプ”Shape L / Shape R”を使って、さらに深
い効果を得ることが可能になります。
フェイズ “Phase”
ステレオフェイズ”Stereo Phase”パラメーターを使って、サイン波を左右チャンネルにオフセットし、ステレオ
イメージを拡大することができます。
シェイプL / シェイプR”Shape L / Shape R”
左右”L/R”のシェイプパラメーターを使って、和周波、および差周波をミックスします。最大設定値”+63”では
対応するチャンネルの和周波のみが出力されます。最小設定値”-64”では、差周波のみが出力されます。両チャ
ンネルを”+0”に設定すると、リングモジュレーターに酷似したエフェクトを作り出せます。好みのサウンドを
見つけた場合は、リングモジュレーター”Ring Modulator”に切り替えた方がいいでしょう。その方がCPU消費量
を抑えることができるためです。
キャラクター “Characters”
キャラクター”Character”セクションを使って、フィルター、オシレーターサウンド、ディストーションやノン
リニアキャラクターなど楽器全般の音質を微妙に変化させることができます。長年のリサーチと経験を生かし
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て、過去の伝説的なアナログシンセサイザーのキャラクターをVirus TIに搭載することが可能となりました。そ
れだけでなく、様々な方法・局面から新しいキャラクターを加味することも実現可能になったのです。初期Virus
モデルのアナログブースト”Analog Boost”エフェクトは、現行モデルではキャラクタータイプの一つ”Classic”
という名称に取って代わっています。
キャラクターをエディットするには、FX列下段”EFFECTS SELECT”を”CHARACTERS”のLEDが点灯するまで
押し続けます。初期Virus TI(2004-2008)では、このLEDは”ANALOG BOOST”という名称になっています。
Virus TI Snowではキャラクターのパラメーターは、EFFECT EDITメニューに含まれています。アクセスするに
は、EDIT/SHIFT + EFFECTSを押してください。
・ タイプ“Type”
キャラクターを選択するためのタイプを設定します。
・ インテンシティ”Intensity”
キャラクターの度合いを調整します。このパラメーターは幾つかのキャラクターでのみ有効になります。
・ チューン”Tune”
任意の周波数ポイントを強調するエフェクトです。このパラメーターは幾つかのキャラクターでのみ有効にな
ります。
テープディレイ”Tape Delay”
テープディレイは、1950年代から現代に至るまで使用されてきたアナログテープディレイエフェクターに端を
発するものです。録音・再生・オーバーダブを繰り返すテープループアレイの使用は、サウンドに特有のキャ
ラクターを加味します。最も分かりやすい例は、ループ毎に見られる高周波帯域/低周波帯域のロールオフ、お
よびサチュレーション特性でしょう。Virus TIでは、従来のテープディレイ特性に加え、ユーザーフレンドリー
で使いやすい各種コントロールを用意しています。テープディレイ”Tape Delay”にアクセスするには、FX列上
段の”EFFECT SELECT”を”DELAY”LEDが点灯するまで押し続けます。
Virus TI Snowでは、EDIT/SHIFT + EFFECTSを押し、次に”<” 、“>”ボタンを使って任意のページにアクセスし
ます。
・ タイプ“Type”
ディレイタイプを選択します。
モード
アルゴリズム
クラシック”Classic”
旧Virusモデルからの移行ディレイエフェクト
テープクロックド”Tape Clocked”
クロック同期テープディレイエフェクト(ピッチシフ
トなし)
テープフリー”Tape Free”
ディレイタイム設定可能なテープディレイエフェクト
(ピッチシフトなし)
テープドップラー”Tape Doppler”
ディレイタイム設定可能なテープディレイエフェクト
(ピッチシフトあり)
・ センド”Send”
“Off”~”96”の設定値の間で、ドライ信号がディレイユニットに送られる量を設定します。”96”以上の数値では、
ドライ信号とウェット(エフェクト)信号の出力バランスを調整することになります。最大値”127”では、ドラ
イ信号はまったくなくなり、ウェット(エフェクト)信号のみが出力されます。
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・ ディレイタイム”Tune”
各リピート間のディレイタイム設定を”0.0ms”~”693.6ms”で設定可能です。
・ クロック L/R (Ratio)”Clock L/R”
このパラメーターを使って、各ステレオチャンネルのクロック単位の分割を行います。マルチタップ効果を設
定するには、チャンネル毎に異なった数値で設定します。通常、左チャンネルを右チャンネルより高い値で設
定します。クラシックディレイでは、選択されたクロック分割が、現在のテンポの最大ディレイタイムを超過
している場合、設定値は自動的に半分の値に修正されます。
クロック同期していないテープディレイモードでは、レシオ”Ratio”パラメーターを使用します。設定値は二つ
の数字の組み合わせで”1/4…4/1”から選択します。左側の数値は左チャンネルを、右側は右チャンネルを意味
します。
・ フィードバック”Feedback”
フィードバックとは、ディレイ信号が再びディレイユニットに送られることを指します。ここでは、エコーの
回数が設定できます。音楽的な出音が確保できるよう開発に力を注いだ部分でもあります。
”Feedback = 0%”に設定すると、エコーは1度のみ。フィードバック設定値を増加させると、エコー回数も増加
します。”Feedback = 100%”に設定するとエコー音は鳴り続けることになります。100%以上に設定すると、サ
チュレーション効果が得られますが、音量自体は変化しません。常に音量制御をできるよう設計されています。
フィードバックを一時的にストップさせるには、パニック”Panic”機能を使います(MONO + SYNC)。
・ 周波数”Frequency”
既に説明されているとおり、テープディレイは高周波/低周波のロールオフ特性を持っています。通常、それぞ
れの設定用コントローラーを搭載しています。Virus TIのテープディレイは、バンドパスフィルターを使って独
自の解決策を導き出しました。
周波数パラメーターは、ディレイ信号にどの周波数帯域を送るか設定します。設定値が小さな場合、低周波帯
域を送り、反対に設定値が大きい場合は高周波帯域を送ります。
・ バンド幅”Bandwidth”
バンド幅は、バンドパスフィルターの周波数帯域(バンド幅)を設定します。”Bandwidth = 0”では、すべての
周波数を通します。設定値を上げていくと、バンド幅は狭くなってきます。フィードバックレベルは一定に保
たれます。
・ モジュレーション”Modulation”
モジュレーションを使って、ディレイタイムを変調し、テープメディア特有の揺れを表現します。”Depth = 0”
では変調はゼロになります。
サイドチェーンオーディオ”Side Chain Audio”
シーケンサーからVirus TIに送られてくるストリーミングオーディオ機能は、Virus TIの発売当時からの特徴で
した。バージョン3.0では、Virus Controlアプリケーション内のステレオサイドチェーン入力を同プロジェクト
内の他のオーディオトラック、またはインストゥルメントトラックからバーチャルで供給できます。
サイドチェーン入力を使用するにはまず、Virus Control側を設定します。Virus Controlアプリケーション
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の”PATCH/UTILITY”タブをクリックし、”CONFIG”を選択します。USB AUDIO MODEを”3 Outputs / 1 Input”
に変更。ブラウザタブを開いて検索枠に”Input”と入力し、Virus Controlのインプットプリセットを選択します。
最後にサイドチェーン入力ソースとして任意のオーディオトラックを選択します。例えば、Apple Logicでは、
Virus Controlウィンドウ右上隅からソーストラックを選択できます。
注:お手持ちのシーケンサーによっては、機能や特性の違いにより、サイドチェーン機能を使い分けるまでに
幾つか超えなければならないハードルがあります。サイドチェーン機能をお手持ちのDAWで使用するには、当
該ユーザーマニュアルを参照してください。サイドチェーン機能は、DAWの環境によっては、現状未完成であ
ることが多いこともご考慮ください。これまでのリサーチによると、サイドチェーン機能についてはディレイ
補正できない場合があります(実際に試してみれば明らかになります)。他のDAWについてはサイドチェーン
機能に対応していないため、まったく利用できない場合もあります。DAW/プラグインの最新バージョンをイ
ンストールしていない場合などを考慮に入れると、解決策がまったく見つからない場合も考えられます。ご了
承ください。
バージョン2.7の新機能
バージョン2.7では以下の最新機能を搭載しています:

Atomizerという新規Glitch/FSUエフェクトを搭載

オプショナルで、TIハードウェアからVirus Controlへ送る3つめのUSBステレオ出力を搭載

複数のVirusを一つのコンピューターから操作

Virus Control Centerアプリケーション
Atomizerについて
Atomizer詳細機能に関しては、別冊Atomizerマニュアルを参照してください。
複数デバイスのコントロールについて
OS2.7以降、同一コンピューターに接続された複数のVirus TIをコントロールできるようになります。よって、
Virus Controlを開く際には注意が必要です。Virus TI Polar / Desktop / Keyboardユーザーは、”Virus TI”と銘打
たれたプラグインを開きます。Virus TI Snowユーザーは”Virus TI Snow”プラグインを使ってアクセスします。
複数デバイスを接続して使用する場合(例:Virus TI DesktopとVirus TI Polar)、Virus Controlから接続されてい
るデバイスを見ることができます。
新規出力リファレンス
OS2.7以降、USB接続を最大限生かして、よりフレキシブルな使用が可能になります。過去のOSバージョンで
は、Virus TI / Virus Control間のデータ転送は2系統のステレオチャンネル固定で、主にサウンドカードとして
の意味合いが濃いものでした。今回、サードパーティのサウンドカードを入出力ソースとして割り当てること
ができるようになり、トータルインテグレーションとしての幅が広くなりました。

2 Outs / No Input
このモードでは、Virus TIハードウェアは、Virus TIからVirus Controlへ2系統のステレオ出力を提供し、Virus TI
側のアナログ”Inputs”、および“Outputs”をサウンドカードとして使用することができます。

3 Outs / No Input
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このモードでは、Virus TIハードウェアは、Virus TIからVirus Controlへ3系統のステレオ出力を提供しますが、
Virus TI側のアナログ“Outputs”をメイン出力として利用できますが、”Inputs”は利用できなくなります。
将来的には、Virus Controlからハードウェア側へオーディオ信号を送信できるようにする(サイドチェーン機
能)予定です。
* バージョン3.0で実現しています。
Virus Control Centerについて
Virus Control Centerを使って、Virus TIのデータバックアップ、ROMプリセットバンクの上書きなどができます。
通常はVirus TIソフトウェアスイートインストーラーを使いますが、Virus TIのOSアップデートもできます。

バックアップ・読み込み” Backup and Restore”
バックアップ・読み込み機能を使うと、本体側メモリの内容(ROM / RAM、およびマルチパッチ)をすべて、
一つのファイルとしてパソコンのHDDに保存することが可能になります。バックアップするには、まず”Backup
and Restore”タブを選択し、”Backup”をクリックします。ファイルネームを入力し、保存する場所を指定しま
す。”OK”を押すと保存作業が始まります。お手持ちのVirus TIモデルやパソコンの環境にもよりますが、通常
保存作業は5分から25分かかります。
読み込み作業自体はとてもシンプルです。”Backup and Restore”タブを選択し、”Restore”をクリックします。保
存されたファイルを選択し、”OK”をクリックします。

フラッシュに焼き込む”Burn To Flash”
“Burn To Flash”機能を使うと、Virus TIのROMバンクの内容を上書きすることができます。Virus TIのメモリは、
26バンクに拡張され、すべて使われていない新規ロケーションはイニシャル”INIT”サウンドになっています。
これら未使用のバンクは、”Burn To Flash”機能を使って埋めることができます。
ROMセクションにバンクを転送するにはまず、ソースバンクを選択する必要があります。”Select source bank”
メニューでは、Virus Controlのバンク選択リストと同じ項目を確認できます。
次に、バンクをどの場所に書き込むかを選択します。”A - Z”(Virus TI Snowユーザーの場合は”1 - 8”)から任
意のターゲットロケーションを選択し、上書きされる前のバンクの内容も確認できます。
場所が決まったら、”OK”をクリックします。さらにバンクを上書きしたい場合は、同様の作業を繰り返します。
ユーザーバンクのアイコンは、過去に上書きされたバンクを示しています。オリジナルバンクを後で利用した
い場合は、後述”Advanced Menu”を参照してください。

OSのアップデート”Update OS”
通常は、手動でOSアップデートをインストールする必要はありません。ソフトウェアスイート”Software Suite”
インストーラーが自動的に最新OSを検知し、インストールするよう促してくれます。ただし、ファームウェア
アップデートがうまくできなかった場合などに限り、Virus Control Centerからファームウェアをアップデート
する必要があります。OSバージョン2.7以降、ファームウェアが何らかの理由でうまくインストールされなか
った場合など、Virusを起動する際、表示されます。
Virus TI OSをアップデートする際は、”Start Update”をクリックします。
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Control Centerの”Advanced Menu”について

工場出荷時状態(初期設定)の読み込み”Restore factory settings”
すべてのROMバンクを工場出荷時状態に戻します。
一旦実行すると、アンドゥできないので注意してください。
必要ならば、実行する前にバックアップを作成しておいてください。

デバイスネームの設定”Set Device Name”
インストールの最中、お手持ちのVirus TIに名称をつけるよう促されます。後でネームを変更する際、このオプ
ションを利用してください。

デバイスの切り替え”Switch Device”
デバイスを選択する際の最初のスクリーンに戻る場合、このオプションを利用してください。複数デバイスを
使用しているユーザーにとっては便利な機能です。
26個のROMバンクについて
OSバージョン2.7では、26個のROMバンクを利用できます。後半部分のバンクにはプリセットが含まれていな
いので、Virus Control Centerアプリケーションからお好きなサウンドを読み込むことができます。
注:Virus TI Snowには適応されません。
パートプライオリティ”`Part Priority”
このパラメーターは、CPU処理が追いつかない場合などでヴォイス数が削られる際、特定のパートを削除しな
いようサウンドエンジンに指令するパラメーターです。よって、特定されていないパートから削除されて行く
ことになります。ただし、パートプライオリティ機能を適用したからといって、必ずすべての音が演奏される
とは限りません。
「優先される」というニュアンスで捉えていただければいいと思います。このオプションには
慣れと注意が必要です。多くのパートに適用すると、逆効果となります。
任意のパートを優先させるにはまず、パートバー内の”Output Select Context Menu”から”Part Priority High”を選
択します。または、ダイレクトモニターボタンを右クリックしても、このメニューにアクセスします。マルチ
モードのパッチからは、同様に”Patch Priority”も利用できます。
バージョン2.5の新機能
今回のVirus TI OSバージョン2.5.1では、Digidesign RTAS対応となり、Microsoft Vistaにも対応しました。その他、
Live Modeでは低レイテンシーを実現しています。詳細のバグフィクスに関しては、Documentationフォルダ
内”Change log.pdf”を参照してください。
ライブモードボタン”Live Mode Button”
ライブモードボタンを使うと、Ableton Live、FL Studio、Sonar、Digital Performerといったホスト内において、
Virus Controlのレイテンシーを抑えることができます。
レイテンシーを抑えることができると、ディレイ補正機能が付いたプラグインなどではMIDIイベントの移動が
余儀なくされますが、このようなMIDI録音の際にも威力を発揮します。
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ライブモードの唯一の弱点といえば、これが有効になっている時は、MIDIイベントがサンプルレベルで正確で
あるとはいえない点でしょう。
また、セットアップ環境とUSB接続環境によっては、切り替える際、クリック音やポップ音が発生する場合が
あります。よって、録音時のみライブモードを有効にし、ミックス/アレンジの作業中には無効にしておいた方
がよいでしょう。
注:ライブモードはシーケンサーが止まっている場合のみ有効に設定できます
ソフトノブデスティネーションの追加
“F-Spread”、”F-Shift”、”Interpolation”、”Local Detune”のソフトノブデスティネーションが追加されています。
バージョン2.0の新機能
今回のOSバージョン2.0では、機能&メンテナンスリリースといえます。インストーラーパッケージはVirus TI
ハードウェア、ドライバ、Virus Controlプラグイン、ドキュメンテーションをアップデートします。
さらに新規オシレータータイプ、より発展したウェーブテーブルシンセシス、新規ウェーブテーブル、ヘルプ
メニューにはオンラインコンテンツにリンクできるヘルプボタン、ユーザーマニュアル、ビデオを追加してい
ます。それぞれのパッチにどれほど手間がかけられているか理解できるでしょう。また、Virus Controlのセク
ションロッキング”Section Locking”機能も紹介しています。パッチは、カテゴリー検索もできるようになり、
Matthew StolleyやMatt Piconeによる256個のオリジナルパッチも新たに加えられています。
ビデオリンクがグレーアウトしている場合、”Install Video Tutorial”オプションという追加コンテンツをインス
トールする必要があります。追加コンテンツは、Accessのウェブサイトからダウンロードします。ダウンロー
ドが済んだら、インストーラーを起動します。ヘルプコンテンツを利用するためには、シーケンサーを再起動
しなければなりません。
新規オシレーターモード
今回、新規にオシレーターモードを搭載しました。さらに強力なサウンドエディットツールが加わったことに
なります。

オシレーターモード”Oscillator Mode”
オシレーターモードには、”Osc Mode”パラメーターからアクセスします。利用可能なモードは:Classice(VA)、
Hyper-Saw、Wavetable、WavePWM、Grain Simple、Grain Complex、Formant Simple、Fromant Complexです。
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グレインテーブルシンセシス”Grain Table Synthesis”
Virus TIの新技術を駆使したオシレーターモードで、グレインテーブルと呼ばれています。この技術背景には、
グラニュラーサンプリング、ピッチシフトアルゴリズムがあり、ここからまったく新しい可能性が開けていき
ました。グレインテーブル”Grain Table”、フォルマントテーブル”Formant Table”という2つのタイプにはそれ
ぞれ、シンプル”Simple”とコンプレックス”Complex”フォーマットを用意しています。共通のパラメーター数値
設定下において、シンプルモードではパラメーターの数こそ少ないですが、ポリフォニー数はコンプレックス
フォーマットよりも多くなります。
グレインテーブル、フォルマントテーブルオシレーターの特性は、従来のグラニュラーサンプリング/シンセシ
ス技術(異次元的な音)とはまったくことなるものです。Virus TIでは、音楽プロジェクトのすべてに適用でき
るような音楽的な音像を目指しました。
シンプルグレインテーブルオシレーター”Simple Grain Table oscillator”

インデックス”Index”
選択されているウェーブテーブルの再生位置を決定します。128通りの設定値は、個々の波形、もしくは隣接す
る2つの波形補間を表しています。ウェーブテーブルのインデックスをLFOやエンベロープを使って変調する
と、他では類を見ないほどのダイナミックな音世界を作り出すことが可能になります。
このパラメーターは、“Mod Matrix”とLFOを使って変調することができます。選択可能なデスティネーション
リストから”Wavetable 1/2 Index”を選択してください。
“Table 0”には、一つのサイン波しかありません。よってインデックスパラメーターを使って変化を加えること
はできません。

ウェーブテーブル”Wavetable”
ウェーブテーブルを選択します。それぞれ、あらゆる音色を作り上げることができるような波形のコレクショ
ンです。

フォルマントシフト”Formant Shift”
このパラメーターを使って、ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位でスイープして
いきます。エフェクトは、オシレーター同期に似たもので、過激なリードサウンドにぴったりな音色となりま
す(スイープ幅を広げて試してみましょう)。反対に、繊細な音のバリエーションも試してみましょう。
ウェーブテーブル内の動きは、インデックスポイントを通過する際、認識できますが、標準的なウェーブテー
ブルオシレーターを使って同じテーブルをスイープさせて聞き比べても、まったく違ったキャラクターを持っ
ていることに気づくでしょう。
シンプルバージョンの特徴は、どこにフォルマントシフトを設定しても、基本周波数は常に聞こえるというこ
とです。
パラメーターは”Mod Matrix”やLFOを使って変調できます。その場合は、設定可能なデスティネーションリス
トから”Osc 1/2 Formant”を選択してください。
ヒント:ポリフォニー数(同時発音数)が問題になりそうな場合は、シンプルモードを上手く使いましょう。
シンプルモードではより多くのDSPパワーを必要とします。
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
補間機能”Interpolation”
このパラメーターを使って、対応するオシレーターのウェーブテーブルインデックスがスイープされる間、異
なる波形同士がどれ位スムーズにブレンドされるかを設定します。
コンプレックスグレインテーブルオシレーター”Complex Grain Table Oscillator”
ここでは、グレインテーブルテクノロジーの最も単純かつパワフルなオシレーターを紹介しましょう。

インデックス”Index”
選択されているウェーブテーブルの再生位置を決定します。128通りの設定値は、個々の波形、もしくは隣接す
る2つの波形補間を表しています。ウェーブテーブルのインデックスをLFOやエンベロープを使って変調する
と、他では類を見ないほどのダイナミックな音世界を作り出すことが可能になります。
このパラメーターは、“Mod Matrix”とLFOを使って変調することができます。選択可能なデスティネーション
リストから”Wavetable 1/2 Index”を選択してください。
“Table 0”には、一つのサイン波しかありません。よってインデックスパラメーターを使って変化を加えること
はできません。

ウェーブテーブル”Wavetable”
ウェーブテーブルを選択します。それぞれ、あらゆる音色を作り上げることができるような波形のコレクショ
ンです。

フォルマントシフト”Formant Shift”
このパラメーターを使って、ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位でスイープして
いきます。エフェクトは、オシレーター同期”Sync”に似たもので、過激なリードサウンドにぴったりな音色と
なります(スイープ幅を広げて試してみましょう)。反対に、繊細な音のバリエーションも試してみましょう。
12時の位置で、音は標準的なウェーブテーブルオシレーターと同じになります。設定値を変更するにつれ、ハ
ーモニースペクトラムが魅力的に変動していきます。標準的なウェーブテーブルオシレーターを使って同じテ
ーブルをスイープさせて聞き比べても、まったく違ったキャラクターを持っていることに気づくでしょう。
シンプルバージョンとの違いは、基本周波数が他の波形成分と共にシフトされ、劇的な効果を生み出す点にあ
ります。
パラメーターは”Mod Matrix”やLFOを使って変調できます。その場合は、設定可能なデスティネーションリス
トから”Osc 1/2 Formant”を選択してください。
ヒント:ポリフォニー数(同時発音数)が問題になりそうな場合は、シンプルモードを上手く使いましょう。
コンプレックスモードではより多くのDSPパワーを必要とします。

フォルマントスプレッド”Formant Spread”
フォルマントスプレッドを調整すると、劇的なエフェクトを作り出せます。サブオシレーターとシンクスイー
プを無理矢理調和させたような感じと言えばいいのでしょうか。それでも、エフェクト深度はフォルマントシ
フトの現在値に非常に深い関係があります。
効果的な使用例としては、フォルマントシフトを12時の位置に設定した状態で、ゼロ”0”
(初期設定値)から”127”
に向かってスイープさせてみましょう。
15
パラメーターは”Mod Matrix”やLFOを使って変調できます。その場合は、設定可能なデスティネーションリス
トから”Osc 1/2 Formant”を選択してください。

ローカルデチューン”Local Detune”
このパラメーターは、2つのオクターブ離れたデチューンオシレーターを調整します。効果的に使うには、フ
ォルマントスプレッド”Formant Spread”の設定値を比較的低く設定します。

補間機能”Interpolation”
このパラメーターを使って、対応するオシレーターのウェーブテーブルインデックスがスイープされる間、異
なる波形同士がどれ位スムーズにブレンドされるかを設定します。
ヒント:ポリフォニー数(同時発音数)が問題になりそうな場合は、シンプルモードを上手く使いましょう。
コンプレックスモードではより多くのDSPパワーを必要とします。
シンプルフォルマントテーブルオシレーター”Simple Formant Table Oscillator”
シンプルフォルマントテーブルオシレーターは、シンプルグレインテーブルオシレーターと似通った部分があ
ります。唯一違う点は、キーボードで演奏している最中、フォルマントは固定されているという点です。これ
により、オシレーターは一種のフィルターバンクに変わります。このフィルターバンクは、両極それぞれのカ
ットオフが現在のウェーブテーブルインデックス位置の周波数成分で決定された最大256個のレゾナントバンド
フィルターから成立しています。

インデックス”Index”
選択されているウェーブテーブルの再生位置を決定します。128通りの設定値は、個々の波形、もしくは隣接す
る2つの波形補間を表しています。ウェーブテーブルのインデックスをLFOやエンベロープを使って変調する
と、他では類を見ないほどのダイナミックな音世界を作り出すことが可能になります。
このパラメーターは、“Mod Matrix”とLFOを使って変調することができます。選択可能なデスティネーション
リストから”Wavetable 1/2 Index”を選択してください。
“Table 0”には、一つのサイン波しかありません。よってインデックスパラメーターを使って変化を加えること
はできません。

ウェーブテーブル”Wavetable”
ウェーブテーブルを選択します。それぞれ、あらゆる音色を作り上げることができるような波形のコレクショ
ンです。

フォルマントシフト”Formant Shift”
このパラメーターを使って、ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位でスイープして
いきます。エフェクトは、オシレーター同期”Sync”に似たもので、過激なリードサウンドにぴったりな音色と
なります(スイープ幅を広げて試してみましょう)。反対に、繊細な音のバリエーションも試してみましょう。
ウェーブテーブル内の動きは、インデックスポイントを通過する際、認識できますが、標準的なウェーブテー
ブルオシレーターを使って同じテーブルをスイープさせて聞き比べても、まったく違ったキャラクターを持っ
ていることに気づくでしょう。
シンプルバージョンの特徴は、どこにフォルマントシフトを設定しても、基本周波数は常に聞こえるというこ
16
とです。
パラメーターは”Mod Matrix”やLFOを使って変調できます。その場合は、設定可能なデスティネーションリス
トから”Osc 1/2 Formant”を選択してください。

補間機能”Interpolation”
このパラメーターを使って、対応するオシレーターのウェーブテーブルインデックスがスイープされる間、異
なる波形同士がどれ位スムーズにブレンドされるかを設定します。
ヒント:ポリフォニー数(同時発音数)が問題になりそうな場合は、シンプルモードを上手く使いましょう。
コンプレックスモードではより多くのDSPパワーを必要とします。
コンプレックスフォルマントテーブルオシレーター”Complex Formant Table Oscillator”
コンプレックスフォルマントテーブルオシレーターは、シンプルバージョンと似通った部分があります。唯一
違う点は、キーボードで演奏している最中、フォルマントは固定されているという点です。コンプレックスグ
レインオシレーターと同様のパラメーターが追加されています。

インデックス”Index”
選択されているウェーブテーブルの再生位置を決定します。128通りの設定値は、個々の波形、もしくは隣接す
る2つの波形補間を表しています。ウェーブテーブルのインデックスをLFOやエンベロープを使って変調する
と、他では類を見ないほどのダイナミックな音世界を作り出すことが可能になります。
このパラメーターは、“Mod Matrix”とLFOを使って変調することができます。選択可能なデスティネーション
リストから”Wavetable 1/2 Index”を選択してください。
“Table 0”には、一つのサイン波しかありません。よってインデックスパラメーターを使って変化を加えること
はできません。

ウェーブテーブル”Wavetable”
ウェーブテーブルを選択します。それぞれ、あらゆる音色を作り上げることができるような波形のコレクショ
ンです。

フォルマントシフト”Formant Shift”
このパラメーターを使って、ウェーブテーブル内のフォルマントピッチを+/-64セミトーン単位でスイープして
いきます。エフェクトは、オシレーター同期”Sync”に似たもので、過激なリードサウンドにぴったりな音色と
なります(スイープ幅を広げて試してみましょう)。反対に、繊細な音のバリエーションも試してみましょう。
ウェーブテーブル内の動きは、インデックスポイントを通過する際、認識できますが、標準的なウェーブテー
ブルオシレーターを使って同じテーブルをスイープさせて聞き比べても、まったく違ったキャラクターを持っ
ていることに気づくでしょう。
シンプルバージョンとの違いは、基本周波数が他の波形成分と共にシフトされ、劇的な効果を生み出す点にあ
ります。
パラメーターは”Mod Matrix”やLFOを使って変調できます。その場合は、設定可能なデスティネーションリス
トから”Osc 1/2 Formant”を選択してください。
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
フォルマントスプレッド”Formant Spread”
フォルマントスプレッドを調整すると、劇的なエフェクトを作り出せます。サブオシレーターとシンクスイー
プを無理矢理調和させたような感じと言えばいいのでしょうか。それでも、エフェクト深度はフォルマントシ
フトの現在値に非常に深い関係があります。
効果的な使用例としては、フォルマントシフトを12時の位置に設定した状態で、ゼロ”0”
(初期設定値)から”127”
に向かってスイープさせてみましょう。
パラメーターは”Mod Matrix”やLFOを使って変調できます。その場合は、設定可能なデスティネーションリス
トから”Osc 1/2 Formant”を選択してください。

ローカルデチューン”Local Detune”
このパラメーターは、2つのオクターブ離れたデチューンオシレーターを調整します。効果的に使うには、フ
ォルマントスプレッド”Formant Spread”の設定値を比較的低く設定します。

補間機能”Interpolation”
このパラメーターを使って、対応するオシレーターのウェーブテーブルインデックスがスイープされる間、異
なる波形同士がどれ位スムーズにブレンドされるかを設定します。
ヒント:ポリフォニー数(同時発音数)が問題になりそうな場合は、シンプルモードを上手く使いましょう。
コンプレックスモードではより多くのDSPパワーを必要とします。
ウェーブテーブルPWMオシレーター”Wavetable PWM Oscillator”
ウェーブテーブルPWMオシレーターは、同じウェーブテーブルを2つ使い、相互にフェイズシフトしてパルス
幅変調波形オシレーターによく似た効果を生み出します。

インデックス”Index”
選択されているウェーブテーブルの再生位置を決定します。128通りの設定値は、個々の波形、もしくは隣接す
る2つの波形補間を表しています。ウェーブテーブルのインデックスをLFOやエンベロープを使って変調する
と、他では類を見ないほどのダイナミックな音世界を作り出すことが可能になります。
このパラメーターは、“Mod Matrix”とLFOを使って変調することができます。選択可能なデスティネーション
リストから”Wavetable 1/2 Index”を選択してください。
“Table 0”には、一つのサイン波しかありません。よってインデックスパラメーターを使って変化を加えること
はできません。

ウェーブテーブル”Wavetable”
ウェーブテーブルを選択します。それぞれ、あらゆる音色を作り上げることができるような波形のコレクショ
ンです。

パルス幅”PulseWidth”
ゼロ”0”位置では、偶数値の周波数はキャンセルされ、50%パルス波のようなホローなサウンドになります。設
定値が”127”に近づくと、全波形がキャンセルされたようになり、出音は細くなります。
パラメーターは”Mod Matrix”やLFOを使って変調できます。その場合は、設定可能なデスティネーションリス
18
トから”Osc 1/2 Formant”を選択してください。

デチューン”Detune”
伝統的なPWM同様、LFOを使ってパルス幅を変調させると、面白い効果、つまりデチューンされたオシレータ
ーの温かい音質特性が得られます。このパラメーターは、自動的に効果を生み出し、他に変調を割り当てる必
要はありません。

補間機能”Interpolation”
このパラメーターを使って、対応するオシレーターのウェーブテーブルインデックスがスイープされる間、異
なる波形同士がどれ位スムーズにブレンドされるかを設定します。
ヒント:パルス幅もデチューンパラメーターも使用しない場合は、ウェーブテーブルモードに戻しておきまし
ょう。DSPパワーをセーブできます。
エンハンスドウェーブテーブルシンセシス”Enhanced Wavetable Synthesis”

追加ウェーブテーブル
ウェーブテーブル機能をさらに強力なものとするため、OS2.0には新規に27個のウェーブテーブルを追加しま
した。それぞれ注意深く選定され、新規オシレーターモードの特性を深く追い詰めてできるほか、従来のコン
テンツに対してもプラスとなるような機能が満載です。
追加ウェーブテーブルはそれぞれ異なるフレーバーを加味されています。フィルターのようなスイープ、フォ
ルマントモーフィング、ハーモニックインタープレイ、フィボナッチシーケンスなど多数。
Tips:ウェーブテーブルのオーディション
ウェーブテーブルコンテンツの大部分と同様に、比較的低いピッチ(”Oscillator Semitone”には”-24”設定を推
奨)で、オーディション機能を使用するのが望ましいでしょう。これは、ウェーブテーブル中、最も低い周波
数帯域(可聴帯域)は、中央部分のC3にピッチが設定されているためです。ただし、明るいサウンドのウェー
ブテーブルでは、可聴帯域の周波数は全体的な音色にほとんど影響を及ぼしません。高周波成分の倍音(通常
動きの多い部分)は、高すぎて聞こえないか、もしくはフィルター除去されてしまいます。
音響ダイナミクスに関しては、各種ウェーブテーブルの差は顕著なので、異なる方法でオーディションを行う
のは良い考えでしょう。単に手動でインデックス”Index”をスイープするのも一つの方法ではありますが、テー
ブルの有用性についてはまぎらわしい印象を与えることがあります。ウェーブテーブルが各局面で使えるか使
えないかを確かめるため、遅いLFO(三角形波)と速いエンベロープを使って試してみましょう。
幾つか対照的な波形を持ったウェーブテーブルでは、微妙な変調は加えることがキーになります。
新規補間パラメーターを様々なセッティングで試してみることも忘れないようにしましょう。

補間機能”Interpolation”
このパラメーターを使って、対応するオシレーターのウェーブテーブルインデックスがスイープされる間、異
なる波形同士がどれ位スムーズにブレンドされるかを設定します。
波形の数が各々のウェーブテーブルでは異なっているため、効果は選択したテーブルによって異なります。
各ウェーブテーブルについては、オシレーターがリアルタイムでスイープさせながら、様々なオリジナル波形
を参照しています。”Interpolation”が初期設定値”0”の場合、ウェーブテーブルインデックスの128通りの設定値
19
は、最も近い位置にある2つの波形のミックスで、インデックス位置をスイープしながら、波形をスムースに
モーフィングしていきます。
“Interpolation”は”0”位置では、2つの波形は最もスムーズな形でミックスされ、中間地点ではちょうど50/50
(半分)でミックスされます。設定値を増やすにつれ、大きな「デッドゾーン」がオリジナル波形の間で作ら
れるようになり、最終的に最大値”127”では、ステップ効果が適用されます。
2通りの意味で、波形がスムーズにブレンドされる時と比べると、出音がまったく異なることが分かります:
第1に、ウェーブテーブルインデックスに波長の長いLFOを変調した結果、リズミカルなものになり、これは
他の方法で作り出すのは困難と考えられています。次に、オリジナル波形が目立って提示されてしまい、結果、
非常に明るいサウンドになります(オリジナル波形自体が明るいというわけではありません。128通りのオプシ
ョンから、波形が他の波形とブレンドされないケースをピンポイントで探し出すのは難しいものです!)。
補間機能は”Mod Matrix”でデスティネーションとして設定が可能です。”Osc 1/2 Interpolation”を選択してくだ
さい。
セクションロック”Section Locking”
セクションロックは、パッチの特定の機能を他のパッチにインポートすることができるユニークなツールです。
Virus Controlユーザーは、パッチをブラウズする際、どの設定を変更するかを決めることができます。
例えば、ある音楽プロジェクトに携わっているとします。メロディを演奏した際のディレイパターンが楽曲に
ぴったり合っていたとします。ところが、パッチ自体が他の音とうまくマッチしていないとしましょう。通常、
パッチをブラウズする時点で、ディレイパターンも切り替わってしまいますが、セクションロック機能を使う
とディレイパターンをロックしたままの状態で、メロディに影響を与えることなく、パッチのブラウジングが
できるようになります。
アルペジエーターパッチを作成している際、パッチは気に入っているが、アルペジエーターパターンが曲とマ
ッチしない場合などにも威力を発揮します。パッチの特性をすべてロックし、アルペジエーターセクションか
らアルペジエーターパッチをブラウズすることができます。通常はアルペジエーターを変更するだけで、問題
は解決します。

使用方法
Virus Controlのすべてのセクションには、青色のヘッダーバーがあります。これをダブルクリックすると、こ
れが赤色に変わります。赤く変色すると、このセクションがロックされたことになります。ロックを外すには
再度ダブルクリックします。タブセクションでは、ロックされたセクションが赤色のインジケーターによって
示されています。この部分はとても重要で、セクションをパート単位でロックできることを覚えておきましょ
う。パッチをブラウズしていくと、ロックされたセクションはそのままになります。この機能はハードウェア、
Virus Controlアプリケーションブラウザ、どちらでも利用できます。
20
ユーザーがどういうパッチを作りたいかということにもよりますが、基本的に、パッチのすべての機能をロッ
クし、変更したい部分のみを変更するか(前述アルペジエーターパッチの例など)、一つの機能だけをロックし
ます(前述ディレイの例など)。この作業を単純にするには、ヘッダーバーを右クリックして、コンテキストメ
ニューを表示させます。コンテキストメニューには、すべてロック”Lock All”、すべてアンロック”Unlock All”、
ロックステータスの反転”Invert the Locking Status”、その他幾つかのプリセットが用意されています。コンテ
キストメニューのエントリーについては、有効なパートの選択のみに変更が加えられますが、すべてのパート
が同時に変わるわけではありません。
“Easy, Browser and Common”ページでは、選択事項はロックできません。しかし、ブラウザページでは任意の
コンテキストメニューをアンロックすることができます(右クリック)。

ヒント“Tips and Trick”
セレクションロックの使用方法は無限に考えられます。別のパッチでテンプレートを保存しておくこともでき
ます。もちろん、お気に入りのアルペジオパターンを他のパッチで使用することも可能になります。セクショ
ンロックは、ランダムパッチジェネレーターのような働きもします。オシレーター以外すべてをロックし、パ
ッチをブラウズすると、全体的な雰囲気はそのままに音だけが変わります。エンベロープやLFO、エフェクト
などは同じだからです。
無効なパラメーター”Inactive Parameters”
開発当初から、Virus TIでは無効なパラメーターは表示しないようにしてきました。これはパラメーターメニュ
ーを単純化するためです。しかし、Virus Controlプラグインでは、無効なパラメーターを半透明の表示によっ
て表示することにしています。よって概観が大きく変化しています。これによって、変化の起こらないパラメ
ーターを一所懸命調整するという無駄を省くことができるようになります。
パッチコンプレクシティインジケーター”Patch Complexity Indicator”
Virus TIハードウェアのプレイモード”Play Mode”ページには、新しいアイコンが追加されています。これは現
在選択されているパッチの複雑さの度合いを示しています。任意のパッチを使用する間、このインジケーター
が、使用可能なポリフォニー数の自由度の指標となります。アイコン(携帯電話バッテリーのステータスアイ
コンと類似)は、バー1本では「安価な」もの、つまり、さほどポリフォニーは考慮しなくてもよいもの。バー
5本では「高価な」もの、つまり複雑なパッチで、DSP消費の多いものを表しています。
Virus TIは、リソースを大幅に割り当てること、あるいはパッチがDSPで作り出す負荷の度合いは演奏スタイル
によって異なることも念頭に置いておきましょう。
カテゴリー検索”Search By Category”
OSバージョン2.0では、Virus Controlプラグインは任意のサウンドをカテゴリーごとに検索することができるよ
うになっています。
カテゴリードロップダウンメニューを使って、パッチフィルターをかけたい種類を選択します。完了すると、
新しいバーチャルバンクに、特定のカテゴリー分けされたパッチがすべて表示されます。このパワフルな機能
と、パッチネームで検索”Search For Patch Name”機能を使うと、ものの数秒で任意のパッチを読み込むことが
可能になります。
21
2つの新規ROMバンク”Two new ROM banks”
既にある17 ROMバンクの他に、OS2.0ではMatt StolleyとMatt Piconeによる新規バンクを追加しました。露骨な
パッチ名を選ぶ趣向のため、または、ダークなイメージの新規ブレーク、エレクトロ、およびDrum’n’Bassバ
ンクのため、Stolleyによる”10 Dirty Years”バンクは最初とっつきにくいかもしれません。ユーザーが18才以上
であると仮定して、精神的に安定している状態で、Virus TIバンクROM-Rに取り組むようお勧めします。
Matt Piconeによる最新パッチは反対に、明るいイメージのパッチが多く含まれています。新規のバンクには、
他用途のライブパッチ、アンビエントベッズ&アルペジエーターが多数収録されています。中には、家族団ら
んの場などには相応しくないものも少し含まれていますが…。
旧バージョンにおける変更点
Mac Intel対応
Virus Controlがインテルプロセッサー搭載のMacに対応しました。
ダイレクトモニタリング”Direct Monitoring”
パートバーにある新しいボタン、”Mute”ボタン下の”D”ボタンはダイレクトモニタリング”Direct Monitoring”ボ
タンです。これを使って、その場で出力アサインを行うことができます。ダイレクトモニタリングボタンは、
Virusのパッチを最小レイテンシーで録音する際、任意の出力からアナログアウトへ切り替えることが可能にな
ります。録音を終えたら、ダイレクトモニタリングを無効にする必要があります。また、ダイレクトモニタリ
ングを使ってオーバーダブする際、すでに録音された音符は、技術的な理由から所定のタイミングより早く演
奏されます。
VUスタイルレベルメーター
パートバー左側にはレベルメーターが用意されています。どのパートが演奏されているかを一目瞭然で確認で
きます。レベルメーターは、送信されるMIDIイベントに対応して動作します。よって、パッチ自体のリリース
部分は反映していない場合があります。
リモートモード”Remote Mode”
リモートモードを使うと、Virus TIを他のプラグイン/外部音源用ユニバーサルリモートコントロールデバイス
として用いることができます。各テンプレートは、Virus TIハードウェアのすべてのノブを使って、プラグイン
/外部音源をコントロールできるように書き換えます。自分用にテンプレートをプログラミングしたり、それを
他者とシェアしたりすることも可能です。
この機能は、Virus TI Snowでは使えません。ご了承ください。
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112個の新規マルチパッチ
既に搭載されている16個のマルチプログラム(それぞれ16個のシングルパッチを保存可能)の他に、OSバージ
ョン1.1では112個の”Traditional”なマルチプログラムを搭載し、RAM A-D、ROM A-Qに保存されているシング
ルパッチを参照できるようになっています。新規のマルチパッチはプログラムナンバー“17 – 127”に保存され
ています。
この機能は、Virus TI Snowでは使えません。ご了承ください。
ネーム検索”Search by Name”
ネーム検索機能は、パッチ名やネームの一部から検索することができます。この機能を使って、お気に入りサ
ウンドデザイナーのシグネチャーパッチを読み込むことも可能です。Virus Controlチュートリアルにも詳細が
記してありますので、参照してみてください。
オリジナル設定値の表示”Display of Original Value”
Virus Controlアプリケーションは、インフォバー内の任意のパラメーターを動かす際に、パッチ毎のオリジナ
ル設定値を表示します。Virus Controlチュートリアルにも詳細が記してありますので、参照してみてください。
ソフトリミッターアルゴリズム”Adaptive Soft Limiter Algorithm”
すべての出力にはソフトリミッターアルゴリズムが適用されています。この洗練されたアルゴリズムは、Virus
出力側の許容ヘッドルームを超えた音量レベルが送られる際、クリッピングが起きないように作用します。ア
ルゴリズムは、クリップさせない限り、色づけのない透明感のある音を出力します。ただし、元々クリップし
ている信号をクリーンにするような働きはありません。ソフトクリップしている程度の信号であれば、デジタ
ルの粗悪なクリップ信号ではなく、スムーズな音のまま出力することが可能です。
チュートリアル&用語集
チュートリアルセッションへのアクセス
お手持ちのシーケンサーとVirus TIの接続方法や使用方法などを含むチュートリアル”Tutorials”フォルダがハー
ドディスクにあります。英語版ユーザーマニュアルもアップデートされています。

Mac OSXユーザーの皆様へ。ドキュメントファイルは以下に納められています:
/Applications/Access Music/Virus TI/Documents

Windowsユーザーの皆様へ。ドキュメントファイルは以下に納められています:
スタートメニュー: すべてのプログラム>Access Music>Virus TI>Documentation
用語集”Glossary”

PWM
“Pulse Width Modulation”の略称。通常は、矩形波のサイクル毎の幅に関するダイナミクスバリエーションを意
味します。詳細情報については、以下のリンクを参照してください:
http://en.wikipedia.org/wiki/Pulse_width_modulation

基本周波数”Fundamental Frequency”
23
任意のスペクトラム内における一番低い周波数成分を指します。通常、人間の耳は音のピッチを決定するのに、
採用する周波数成分です。詳細情報については、以下のリンクを参照してください:
http://en.wikipedia.org/wiki/Fundamental_frequency

フォルマント”Formant”
フォルマントは周波数スペクトラム内の共振やシステムによって作り出されるピーク部分を指します。人間の
スピーチに関連づけられることが多く、それは口や喉の共振”resonance”特性を変更させることで異なる母音を
発音させているためです。詳細情報については、以下のリンクを参照してください:
http://en.wikipedia.org/wiki/Formant
© 2008 Hook Up, Inc.
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