OpenOffice.org Base フォーム、クエリー活用講座 OpenOfficeorg日本ユーザー会 KOF2006 2006/11/18 16:00-16:50 5F-N3 大阪南港 ATC 鎌滝雅久 [email protected] 本日の内容 ● ● ● ● ● ● Baseの基礎知識 テーブルの作成 フォームの作成 クエリーの作成 レポートの作成 Tipsをいくつか アンケート ● Baseについて – ● Accessについて – ● 使ったことのある方は? 使ったことのある方は? データベースについて – RDBMSを使ったことのある方は? Baseの基礎知識 ● ● ● 標準のDBエンジンはHSQLDB – 100% Java製のデータベース – http://hsqldb.org/ 利用可能なDBエンジン – Access/Oracle/MySQL/PostgreSQLなど – ODBC/JDBC/ADOなどで接続可能なもの データ型、クエリーなどの違いに注意 Baseのユーザーインターフェース ● Baseはデータベースウィザードから 機能の選択 データベースウィザード カテゴリの切り替え 顧客データベースを作成してみる ● テーブル設計 – – ● フォーム設計 – – ● 顧客テーブル 性別テーブル ウィザードで骨組みを作成 編集でデザインを整え、便利なコントロールを加える データの利用 – – – クエリー レポート 差し込み印刷 テーブルの作成(1) ● 顧客テーブル ● 性別テーブル フィールド名 フィールドの種類 フィールド名 フィールドの種類 顧客 ID 整数[INTEGER] ID 整数[INTEGER] 苗字 テキスト[VARCHAR] 性別 テキスト[VARCHAR] 名前 テキスト[VARCHAR] 性別 整数[INTEGER] 州または県 テキスト[VARCHAR] 市 テキスト[VARCHAR] 住所 テキスト[VARCHAR] 郵便番号 テキスト[VARCHAR] 電話番号 テキスト[VARCHAR] 年始の挨拶状 はい/いいえ[BOOLEAN] データ型~Accessとの比較 HSQLDBの主なデータ型 Accessのデータ型 長整数[TINYINT] 長整数型 整数[INTEGER] 整数型 数値[NUMRIC] 通貨型 浮動小数点[FLOAT] 単精度浮動小数点型 イメージ[LONGVARBINARY] OLEオブジェクト型 テキスト[VARCHAR] テキスト型 春の挨拶状 はい/いいえ[BOOLEAN] メモ[LONGVARCHAR] メモ型 夏の挨拶状 はい/いいえ[BOOLEAN] はい/いいえ[BOOLEAN] Yes/No型 秋の挨拶状 はい/いいえ[BOOLEAN] 日付/時刻[TIMESTAMP] 日付/時刻型 冬の挨拶状 はい/いいえ[BOOLEAN] コメント メモ[LONGVARCHAR] オートナンバー型 ハイパーリンク型 テーブルの作成(2) ● ウィザードを使用して顧客テーブルを作成 – – – カテゴリで「社用」、サンプルテーブルで「顧客」選択 種類と書式の設定でフィールド追加 顧客IDフィールドにプライマリキー(主キー)を設定 テーブルの作成(3) ● デザイン表示を使用して性別テーブルを作成 – – フィールド名、フィールドの種類に入力 フィールドの属性で設定 Tips(1) ● Baseにオートナンバー型はありませんか? – HSQLDBの場合は整数を選び自動入力値を「はい」 フォームの作成(1) ● ウィザードを使用してフォームを作成 – – テーブルまたはクエリーで「テーブル.顧客テーブル」 コントロールの整列は「欄で、ラベル書きは上に」 フォームの作成(2) ● 編集モードでフォームのデザインを調整 – – – – ツールバーの「フォームコントロール」を表示 性別フィールドはリ ストボックスに変更 リストボックスはウィ フォームコントロール ザードで設定 コントロールの配置 を移動 リストボックスウィザード フォームの作成(3) ● 完成したフォーム – 入力順はタブオーダーで変更(Accessと同じ) – 顧客IDフィールドは属性でアクティブ欄を「いいえ」 編集で設定 ウィザードで設定ずみ フォームのナビゲータ Tips(2) ● Baseで年賀状印刷 – – フォームを「印刷レイアウト」で作成 「OpenOffice.org2.0完全攻略ガイド」(インプレス ジャパン刊)より クエリーの作成(1) ● ● 複数のテーブルから作成するクエリー デザイン表示を使用して作成 クエリーの実行 リレーション クエリーの作成(2) ● ● 検索、絞込みなどを行うクエリー ウィザードを使用して作成 – テーブルに「テーブル.顧客テーブル」 – 検索条件を設定(OR検索) クエリーの作成(3) ● ● 検索、絞込みなどを行うクエリー デザイン表示を使用して作成(AND検索) Tips(3) ● SQLを直接実行する – – – [ツール]-[SQL]で呼び出す「SQLステートメントの 実行」ダイアログ 重複データの入力を制限する 「ALTER TABLE table_name ADD UNIQUE (field_name)」 「CREATE TABLE」「UPDATE」 「INSERT」なども実行可能 Tips(4) ● 数値フィールドを使った計算をしたい – デザイン表示を使用すれば可能 レポートの作成 ● ウィザードを使用してレポートを作成 – – テーブルまたはクエリーに「テーブル.顧客テーブル」 グループ化で「州または県」「市」を選択 Writer、Calcとの連携 ● ツールバーの「データソース」ボタンを利用 データソース データからテキストへ Tips(5) ● Accessと同じピボットテーブルはあるの? – CalcのデータパイロットがBaseのテーブルに対応 まとめ ● ● ● ● ● テーブルは設計段階で十分に検討 フォームを使いやすくするためには編集が必要 クエリーを使いこなすにはSQLの知識も必要 クエリー、レポートは使い分けて上手に活用 Baseだけでなく、Writer、Calcも活用できる ● DBの共有はHSQLDBではなく、他のRDBMSを ● Accessとの機能の差はまだ大きい 資料 ● データベースを活用する – ● OSC2006 Tokyo-Spring資料 – ● http://openoffice-docj.sourceforge.jp/cgibin/wiki/index.cgi http://nstage.dth.jp/~kamataki/tmp/HowToFo rm.pdf OpenOffice.org/Base – http://nstage.dth.jp/pukiwiki/pukiwiki.php?Op enOffice.org%2FBase
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