【教 育 目 標 】 将 来 をみつめ「学 び考 える力 」「自 他 を大 切 にする心 」「たくましく生 きる力 」を育 てよう 十中 だより 平 成 2 8 年 2 月 20 日 発 行 第10号 発 行 者 :中 野 区 立 第 十 中 学 校 人生が二度あれば! 2 月 休 日 の 昼 下 が り 、観 る と も な し に 付 け て い た テ レ ビ が『 人 生 が 二 度 あ れ ば ! 究 極 の 選 択 』 と い う タ イ ト ル の 番 組 を 放 映 し て い た 。 芥 川 賞 作 家 ・ 又 吉 直 樹 さ ん 等 が 、“ 究 極 の 選 択 ” を し た 元 ア ス リ ー ト 達 を 訪 ね 、「 人 生 が 二 度 あ れ ば 、 ど ち ら の 道 を 選 ぶ か 」 を 問 う 番 組 だ 。 志 村 亮 氏 (49)は 、慶 応 大 学 野 球 部 投 手 と し て 6 大 学 野 球 で 53 イ ニ ン グ 無 失 点 記 録 を 樹 立 し 、 通 算 31 勝 を 挙 げ た ス タ ー 選 手 だ っ た 。 プ ロ の 即 戦 力 と し て の 期 待 も 高 く 、 8 球 団 が ド ラ フ ト 指名を公言し、8千万円の契約金を提示した球団もあった。 しかし、彼はプロからの誘いを蹴り、大手不動産への就職を選択した。 「 な ぜ プ ロ 入 り を し な か っ た の か ? 」 の 質 問 に 、「 プ ロ 野 球 選 手 は 子 供 の 頃 か ら の 夢 。 あ の 時 、行 き た い と 手 を 挙 げ れ ば プ ロ に 行 け た の で 、そ こ で 夢 は 叶 っ た 。一 度 だ け の 人 生 、野 球 だ けじゃない違う道を探りたかった」と答えた。 「 も し 大 学 時 代 に 戻 っ た ら プ ロ 入 り を 目 指 す か ? 」 と の 問 い に 、「 当 時 に 戻 れ た と し て も 、 同じ選択をした」と言い切った。現在は、仕事のかたわら少年野球チームの監督をしている。 一 方 、石 塚 啓 次 氏 (41)は 高 校 時 代 に「 和 製 フ リ ッ ト 」と 称 さ れ 、ヴ ェ ル デ ィ に 入 団 し た 天 才 サ ッ カ ー 選 手 だ っ た 。と こ ろ が 、ア ト ラ ン タ 五 輪 の 代 表 合 宿 を ボ イ コ ッ ト し 、セ リ エ A の 入 団 テ ス ト を 受 け る も 契 約 に 至 ら ず 、29 歳 で 突 然 引 退 す る と い う 破 天 荒 な サ ッ カ ー 人 生 を 送 っ た 。 引退後はアパレル関連の仕事で成功を収め、現在はバルセロナでうどん店を経営している。 「 人 生 が 二 度 あ れ ば 、 ど の 道 を え ら び ま す か ? 」 の 問 い に 、「 サ ッ カ ー を し た い 。 で き る こ となら戻りたい」と答える。そして、こう続ける。 「 子 供 の 頃 か ら 好 き だ っ た の は サ ッ カ ー だ っ た 。洋 服 屋 も う ど ん 屋 も 成 功 し た け ど 、そ ん な に 好 き じ ゃ な か っ た 。ぼ ろ ぼ ろ に な る ま で サ ッ カ ー を し た い 。引 退 し て 初 め て 分 か っ た 。サ ッ カーが本当に好きだったことを…」 サッカー選手時代とは違い、バルセロナの街を見る眼差しはとても穏やかだった。 我 々 は 、生 き て い る 以 上 、或 い は 、生 き て い く 以 上 、大 な り 小 な り の 選 択 を し な け れ ば な ら な い 。そ れ ら の 選 択 は 、時 に 正 し か っ た り 、 時 に 間 違 い で あ っ た り す る 。ま た 、希 望 通 り の 選 択もあれば、希望しない選択もある。 人 生 が 二 度 あ れ ば 、二 度 目 は 後 悔 す る こ と の な い よ う 正 し い 選 択 を し た い と 思 う が 、人 生 に 二 度 は な い 。た だ し 、過 去 の 選 択 を 変 え る こ と は で き な く て も 、こ れ か ら の 生 き 方 を 変 え る こ とはいくらでもできる。 1 さ て 、2 月 も 下 旬 。先 日 は 春 一 番 が 吹 い た かと思えば、翌日は底冷えのする寒い1日。 列 島 は 三 寒 四 温 を 繰 り 返 し 、春 を 迎 え る 準 備 に入ったようだ。 春 と 言 え ば 、先 日 の 天 声 人 語 に 次 の よ う な 言葉が載っていた。 「春ほど待たれる季節はなく、 春ほど待たされる季節もない」 来 週 は 都 立 一 般 入 試 。進 路 選 択 の 希 望 が 叶 湯島天神の絵馬と梅 い、本当の春が訪れることを願う。 1学年百人一首大会 2 月 9 日 (火 )、集 会 室 に お い て 1 学 年 百 人 一 首 大会が開催されました。 生 徒 は 、事 前 に「 百 人 一 首 パ ス ポ ー ト 」を 片 手 に国語科及び学年の先生の前で覚えた歌を詠み あ げ 、合 格 す る と パ ス ポ ー ト に 合 格 印 を 押 し て も らい、次の歌にチャレンジしていました。 当 日 は 1 回 戦 を 出 席 番 号 順 の グ ル ー プ で 、2 回 戦を1回戦で取札の多い順のグループで行いま し た 。和 や か な 雰 囲 気 の 中 で 熱 戦 が 繰 り 広 げ ら れ 、 ちはやふる… 1年生は日本の伝統文化を大いに堪能しました。 ところで、百人一首大会が行われていた集会室前廊下に上履きが整然と並んでいました。 こんな詩があります。 『はきものをそろえると 心もそろう』 はきものをそろえると 心もそろう 心がそろうと はきものもそろう ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげましょう そうすればきっと世界中の人の心もそろうでしょう 長 野 県 の 円 福 寺 で 住 職 を さ れ て い た 藤 本 幸 邦 さ ん が 作 ら れ た 詩 で す 。藤 本 さ ん は 終 戦 直 後 か ら 多 く の 子 ど も た ち を 寺 で 預 か り 、家 族 の よ う に 育 て て こ ら れ ま し た 。あ る 時 、玄 関 の 靴 が 乱 れているのを見てこの詩を作り、子どもたちを諭したそうです。 集会室前の廊下に整然と並んだ上履きは、先生方の指導があってのことかも知れませんが、 その指導を素直に受け入れる態度がなければ、このような美しい脱ぎ方はできません。 はきものをそろえると心もそろう。 1年生の上質な集団としての成長の要因はこうしたところにあるのかもしれません。 2 小中連携教育研究発表会終わる 1 月 2 2 日 (金 )の 午 後 、本 校 が 塔 山 小 学 校・谷 戸 小 学 校 と 2 年 間 に 渡 っ て 研 究 及 び 実 践 を 進 めて参りました小中連携教育に関する合同研究発表会が行われました。 当日は、研究発表会に先立って1年A組の道徳、1年B組の数学、2年AC組男子の体育、 谷 戸 小 の 算 数 、及 び 塔 山 小 の 道 徳 の 授 業 を 公 開 し ま し た 。公 開 授 業 は 、そ れ ぞ れ 小 中 2 名 の 教 員 の T T で 行 わ れ ま し た 。ま た 、授 業 公 開 後 に は 体 育 館 で 研 究 発 表 会 と 協 議 会 を 行 い 、東 京 女 子体育大学教授で中野区教育委員の小林福太郎先生からご講演をいただきました。 授 業 の な か っ た 2 年 女 子 は 、保 護 者 の 方 々 と 一 緒 に 受 付 や 案 内 の 役 を 務 め 、来 校 さ れ た 方 々 からは素敵な受付案内役にお褒めの言葉をいただきました。 本 研 究 発 表 会 に 向 け て 教 職 員 は 小 中 連 携 モ デ ル 校 と し て の 誇 り を も っ て 、研 究 、実 践 、及 び 発 表 準 備 に 取 り 組 ん で 参 り ま し た 。そ の 一 体 感 は 実 に 見 事 で 、改 め て 素 敵 な 職 員 集 団 で あ る と の思いを強く持ちました。 研 究 発 表 会 は 終 わ り ま し た が 、「 本 当 の 連 携 教 育 は 今 後 に あ り 」 と い う 共 通 理 解 の 下 、 十 中 は こ れ ま で の 研 究 成 果 を 糧 と し て 小 中 連 携 教 育 を さ ら に 進 め 、中 野 の 教 育 の 充 実・発 展 に 努 め たいと思っております。長い間、本研究発表会のためにご支援ご協力ご尽力いただきました 方々に心より御礼申し上げます。 な お 、研 究 成 果 と し て 作 成 し た リ ー フ レ ッ ト を ご 家 庭 に 配 布 を い た し ま し た 。お 目 通 し い た だければ幸いです。 谷戸小児童の授業風景 十中へようこそ! 東京都中学校生徒会長サミット 1 月 30 日 (土 )、 練 馬 区 立 関 中 学 校 を 会 場 に 「 第 14 回 東 京 都 中 学 校 生 徒 会 長 サ ミ ッ ト 」が 開 催 さ れ ま し た 。全 都 か ら 80 校 175 名 の 中 学 生 の 参 加 が あ り 、 本校からも森田会長が参加しました。 同サミットは各校の生徒会で中心になっている 活動している会長・副会長が一堂に集い、自分たち の学校で抱えている課題を解決するために何がで き る か を 考 え 、実 践 し て い く こ と を 目 的 に 開 催 さ れ 3 第1分科会 右奥に森田君? る会です。 当 日 は 全 体 会 の 中 で 都 内 2 校 の 生 徒 会 活 動 に 関 す る 実 践 発 表 が あ り 、そ の 後 、6 つ の 分 科 会 で「 い じ め 問 題 」「 あ い さ つ 運 動 」「 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 」等 な ど に つ い て 活 発 な 意 見 交 換 が さ れ ました。 ☆☆☆ 各種表彰 ☆☆☆ ☆卓球研修大会(1年の部)☆ ☆東京都中学校アンサンブルコンテスト☆ ○打楽器3重奏(金賞) ○ 木 管 6 重 奏( 銀 賞 ) ○樋口 小夏(女子1位) ○栗原 七彩(女子2位) ○牧野 雅憲(男子3位) ☆バスケットボール研修大会☆ ☆英語検定☆ ○女子バスケットボール部(1位) ○準2級 若 松 由 紀 (3)、 木 内 龍 海 (3)、 田 中 七 瀬 (3) 奈 (3) 林怜 ☆社会を明るくする運動☆ ○ 和 太 鼓 部( 東 京 都 推 進 委 員 会 長 賞 ) ○3級 瑶 (2) 、 荻 野 大 輔 (2)、 小 林 志 音 (2) 中林 田 島 彩 紀 (2) 、 中 里 璃 莉 (2)、 村 上 理 子 (2) 佐 藤 大 樹 (3)、 堀 桃 歌 (3)、 牟 田 理 奈 (3) ○4級 唯 (1)、 五 味 大 樹 (2)、 万 浪 新里 耀 (2) 三 神 優 鯉 (2) ○5級 赤 星 怜 依 (1)、 兼 清 蓮 (1)、 出 水 真 洋 (1) 戸 津 百 葉 (1)、 濵 中 大 勢 (1)、 浪 間 香 苗 (1) 赤 星 明 依 (1) 、 井 山 も も 子 (1)、 椿 賢 介 (1) 河 野 知 帆 (1)、 中 林 唯 (1)、 牧 野 雅 憲 (1) 和太鼓部が長年に渡って「社会を明るく する運動」に協力した功績により、東京都 ☆漢字検定☆ 推進委員会より感謝状が授与されました。 ○2級 今年は、十中和太鼓部が創設されてちょ 田 中 七 瀬 (3) うど10年の節目の年。和太鼓部にとって ○準2級 は大いに励みになったことと思います。 村 上 理 子 (2)、添 田 雄 大 (3)、富 塚 稚 菜 (3)、 和太鼓部の今後の活躍が期待されます。 河 合 克 俊 (3)、 ○3級 圷 美 空 (2)、小 林 志 音 (2)、万 浪 耀 (2)、 八巻 成 (2)、神 山 す ず (3)、下 山 夏 実 (3)、 中澤 駿 (3)、 神 丸 高 志 (3)、 ○4級 柴 草 美 吹 (2)、 浪 間 香 苗 (1) 3年生へのメッセージ 4
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