別紙奈良の環境家計簿（小規模事業者向けの環境家計簿サイトを立ち上げました） 3 月に事業者向けの環境家計簿である「奈良の小規模事業者向け環境家計簿」サイト（ http://www.eco.pref.nara.jp/business/ ）を立ち上げました。従来の家庭版を事業者向けに改良したもので、前年度との比較やグラフ表示のほか、軽油・液化天然ガスなど 17 種類の使用エネルギーの入力を可能としました。また、省エネをさらに進めるためのチェックリスト、節電や省エネの情報、事業所の取り組みを PR できるスペースも設け、お店の経費節減の役に立つ構成になっています。「奈良の小規模事業者向け環境家計簿」のチラシもご用意しています。家庭版の環境家計簿は、登録者が昨年度から 500 名以上増えて、現在 800 名以上になっています。入力データは 3000 か月分以上（昨年度比 150％）に上りました。今年度の入力データを分析しますと、昨年同月に入力されたデータと比較して、節電量が約 4 万 kWh（年間約 8％の節電）、太陽光発電を設置された方の売電量が、約 2 万 kWh 以上（売電量倍増）になりました。これは、東日本大震災以降の、皆様の節電や創電の努力と投資が、実を結んだ結果だと思います。また関西電力管内の平均家庭における節電量は、年間通じて 4%以下であり、それと比較して、奈良の環境家計簿の利用に、節電をさらに推し進める効果があることが分かりました。その結果、CO2 排出削減量も、昨年度と比較できるデータでは、約 26 トン（排出量全体の約 5％減）と、大幅に削減できました。今後は、ガソリンとガスにおいても、省エネを進めるような情報やアイデア（例えば、自転車やバスの利用、風呂の設定温度を下げる、等）が必要になると思います。自然エネルギーマップ奈良 2012 完成！奈良県内で自然エネルギーを利用している施設・事業所の情報を載せた「自然エネルギーマップ奈良2012」を3月に発行しました。昨年4月に「なら自然エネルギーマップチーム」を立ち上げ、奈良県及び県内市町村公共施設へのヒアリングを中心とし、既往の類似資料からの情報とした利用施設の調査等を行い、太陽光・太陽熱・風力・中小水力・バイオマスを利用した施設、計149ヶ所のデータを掲載しました。現在、奈良県及び県内市町村公共施設をはじめ、教育機関や環境団体などに配布しています。今後は環境出前講座の教材としての活用も考えています。ご存知のように、太陽光発電設備は、日中は災害時の非常電源としての活用も考えられます。温暖化防止活動のみならず、「防災」という観点からもこのマップを役立てられるのではないでしょうか。ご希望の方はNASOまでご連絡ください。マップ送付連絡先：奈良県地球温暖化防止活動推進センター（奈良ストップ温暖化の会） tel 0742-35-6730