第675号 - 山形県医師会

平成19年11月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕
第675号
表 紙 写 真
「大 文 字 草」
天童市 藤
山
忠
信
ダイモンジソウはユキノシタ科ユキノシタ属の多年草で、普通は白花が多い。春頂い
たもので“雅”という品種のようである。大の文字が優雅な濃い紅色で美しい。
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
「山形市立病院済生館の医療情報システム
12月1日(土)
18:00~20:30
~乳がん治療と情報共有~」
取得単位
日医生涯教育
5単位
山形市立病院済生館副館長 片桐 茂
「医療情報とネットワークセキュリティー」
山形市
日本医師会総合政策研究機構主任研究員 矢野一博
山形国際ホテル
「レセプトオンライン請求とORCAの取組状況」
【参加費 1千円】
日本医師会総合政策研究機構主任研究員 秋元 宏
「ダブルバルーン内視鏡による新たな世界
12月1日(土)
14:00~19:00
―小腸疾患診断と治療内視鏡の新展開―」
山形市
大手門パルズ
【参加費 1千円】
鶴岡市
ベルナール鶴岡
12月12日(水)
18:30~19:30
山形市
山形県立中央病院
南陽市
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南陽
日医生涯教育
3単位
日医生涯教育
3単位
山形県臨床内科医会総会学術講演会
並びに診療報酬審査に関する懇談会
山形県臨床内科医会
☎0236314350 鈴木
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azoneは血糖降下作用の強いARB?−」
東北大学病院腎・高血圧・内分泌科助教 小川 晋
第1部 バングラディッシュの医療
日医生涯教育
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第2部 救急診療の実際
名古屋掖済会病院救命救急センター長 北川喜己
東北大学病院総合診療部教授 本郷道夫
第28回山形県消化器治療内視鏡
研究会
エーザイ叙
☎0236320116 田中
「肥満糖尿病のアルブミン尿の病態と治療
「REQUESTからみたGERDとQOL
12月13日(木)
18:30~20:00
~熱井むね子さんのQOLを考える~」
山形県医師会ITフェア・第6回
山形県医療情報研究会
山形県医師会
☎0236314350 松本
自治医科大学内科学講座消化器内科学部門 教授 山本博徳
「診療報酬審査に関する懇談」
12月4日(火)
18:45~20:30
山形県臨床内科医会監事 板坂勝良
会の名称及び主催者又は連絡先
日医生涯教育
山形県立中央病院教育講演会
山形県立中央病院
☎0236852626 石川
南陽市東置賜郡医師会生涯教育講習会
5単位
南陽市東置賜郡医師会
☎0238434414 大場
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
主な演題及び講師
取得単位
「経皮内視鏡的胃瘻造設術 ~造設交換~」
12月15日(土)
13:00~16:00
鶴岡協立病院消化器内科科長 日医生涯教育
会の名称及び主催者又は連絡先
山形PDNセミナー
3単位
/内科部長補佐 高橋美香子
山形市
山形ヒ
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味の素ファルマ叙
☎0249910369 加藤
「胃瘻に関わる日常管理」
山形済生病院消化器内科 中村由紀子
がんネットTVカンファレンス
開催日時及びテーマ(担当)
会 場
取得単位
12月6日(木) 16:30~18:00
多地点合同
メディカルカンファレンス
外来化学療法の実際(群馬)
12月13日(木) 16:30~18:00
在宅緩和医療の推進について(千葉)
12月20日(木) 16:30~18:00
軟部肉腫に対する放射線治療の適用と意義(埼玉)
会の名称及び申込先
山形県立中央病院
日医生涯教育
第4会議室
(3階)
3単位
県立がん・生活習慣病センター
☎0236852752 安達
産
開催日時及び場所
12月12日(水)
13:00~
業
医
研
研修会名及び内容
修
会
単位取得
実施主体者及び申込先
基礎研修 後期 4単位
又は
生涯研修 更新 1単位
専門 3単位
山形産業保健推進センター
「管内の働く女性の現状」
「男女雇用機会均等法における母性健康管理の措置」
「労働基準法における母性保護規定」
山形労働局雇用均等室長 絹谷 よし子
「母子保健の理念」
「妊娠中の症状等に対応する措置」
山形市
母性健康管理指導医(山形労働局)
ホテルキャッスル
山形大学医学部発達生体防御学講座女性医学分野 教授 倉知博久
「職場における妊産婦の健康管理と
産業医等産業保健スタッフ等の役割」
東日本旅客鉄道㈱健康推進センター産業医 福田純子
(予定)
山形産業保健推進センター
☎0236245188
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
1
目 次
生涯教育のお知らせ
がんネットTVカンファレンス
産業医研修会
お知らせ
YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半!!」放送中
2
山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて
3
厚生労働大臣表彰 佐本敏秋先生
4
表 彰
勤務医のページ
病理医の独り言
山形県立中央病院副院長兼中央検査部長 笹生 俊一
5
天童市東村山郡医師会 板垣 勉
7
山形大学医学部器官統御学講座(臨床腫瘍学分野)教授 吉岡 孝志
8
郡市地区医師会コーナー
小児科としての地域活動
山大医学部のページ
赴任の挨拶
寄 稿
記念品
山形市 武田 和夫
山形県の偉人烏「佐藤千夜子」
山形市 武田 昌孝
10
11
黄金の日々-私の映画小史 第9章 ソビエト映画「戦艦ポチョムキン」
「石の花」
「シベリア物語」そして「デルス・ウザーラ」
上山市 渡辺 好博
12
山形県医師会副会長 栗谷 義樹
14
筆 硯
私の酒と血圧
県医師会だより
山形県医師会第116回臨時代議員会について
第7回常任理事会
第7回全理事会
学校医委員会
県医日誌
会員異動
医師国保だより
厚生年金基金だより
編集後記
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山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
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健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さ
山形県医師会では、月曜日から金曜日まで
毎日朝6時30分から15分間、県民向けにYBC
んに聴取をお勧め下さい。
ラジオで健康情報番組「朝だ!元気だ!6時
12月の放送予定は下記のとおりです。
半錘」放送中です。
【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分~6時45分】
放送日
テーマ
出演者
医療機関名
12月3日~7日
おなかの手術について
布施 明
寒 河 江 市 立 病 院
12月10日~14日
女性の病気 いろいろ
原田 一博
原
12月17日~21日
メタボリックシンドロームの
運動療法
新田 長生
新 田 ク リ ニ ッ ク
12月24日~28日
血管の話あれこれ
根本 元
ね も と ク リ ニ ッ ク
12月31日~1月4日
リハビリテーション科専門医
の役割
豊岡 志保
独立行政法人国立病院機構
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山形県医師会会報表紙写真募集中!
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本会情報広報部では、本誌表紙を飾る写真を募集しております。会員各位
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におかれましては、季節をおりこんだ傑作、或いは先生方がお持ちの「自慢
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の一品」などをどしどしお寄せくださいますようお願い申し上げます。
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⑴ 写真は通常のもので結構です。
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サービスサイズ又はキャビネサイズで、横位置のトリミングもお
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願いします。
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⑵ コメント、題字、寸感を100字程度にまとめ添付してください。
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山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
3
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山形県医師会では、会員専用ホームページ
を開設しております。このホームページでは
会員および医療機関の情報、県医師会および
各地区医師会の行事などを公開しております。
会員の先生方の専用ページとなっており、ア
クセスするためにはアカウントが必要となり
ます。
会員専用ホームページのアカウント
◆ユーザ名:
y+日医会員番号(日医刊行物送付番号)
◆パスワード:
生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁
(例):1950年1月2日の方:500102
※準会員の方は、本会までお申し込みくだ
さい。
周知文書の自動配信
周知文書あるいは県医師会からのお知らせ
をメールを利用して行っております。希望さ
れた会員には、県医師会会員用ホームページ
の「医師会ニュース」をメールにて配信いた
します。ご希望の会員は、是非お申し込みく
ださい。
花笠メーリングリスト
会員専用のメーリングリスト「花笠ML」
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p)を立ち
上げております。
花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意
見交換を行う場を提供します。また、この趣
旨を通じて地域医療の発展、更には医療全体
の向上に寄与することを願うものです。
未加入の会員は、これを機会に是非ご参加
ください。
申し込み先
周知文書の自動配信、メーリングリスト「花
笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛
メール(ke
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お申し込みください。
山形県医師会ホームページ:
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会員専用ホームページ:
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花笠MLアドレス:
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◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇
斬MRI
C臨時 vol42「福島県立大野病院事件第八回公判傍聴記」 斬無資格保険証の責任 斬庄内空港での航空機事故を想定した災害医療意見交換会 報告 斬勤務医の過重労働 斬男女共同参画事業 斬開業医もつらい 斬白衣着るべからず 斬レセプトオンライン請求
斬6歳未満の風邪薬発売中止を!(米国) 斬医療情報の提供 斬2006/
2007シーズンのイン
フルエンザ報告 斬県内の療養病床目標値 斬山形市でインフルエンザ? 斬日医臨時代議
員会報告
4
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
表 彰
佐本 敏秋 先生
厚生労働大臣表彰に輝く
佐本敏秋先生(山形市)は、多年にわたり医療保険
制度の発展に貢献された功績が認められ、去る10月25
日、厚生労働大臣より表彰されました。
まことにおめでとうございます。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
5
病理医の独り言
山形県立中央病院副院長兼中央検査部長 笹 生 俊 一
2007年10月、病院機能評価Ve
r
.
5認定取得に向
「一枚のプレパラートに広がる人体の深淵な世
けての諸準備は、強力なるリーダーシップを発揮
界」
される小田隆晴院長先生を先頭に、高品質の医療
「ガラス板の一片がこれからの人生航路の禍福
を如何に効率的に提供するか、患者および医療従
を決める」
事者への安全対策や提供すべき医療サービス、
など、キャッチコピーにもなりそうだが、病理医
等々、多岐にわたる審査基準の充足のために全職
の日常はその実地味で尻に根を生やして、日日、
員が様々な角度から全力を傾けての取り組みがな
顕微鏡に向かい、ガラス切片一枚に込められたそ
されていた。このような行事も目白押しのせいか、
れぞれの差異を見つめ、グレーゾーンの診断を前
このところ一週間、一ヶ月が束になって飛んで行
に、医師であれば誰しもが100%精度の診断を希求
く。そんな感覚に襲われる日々、山形県立中央病
する、が、しかし現のはかない夢と思いつつ、あ
院に赴任して八年が過ぎる。
れやこれやと難渋する。
「先生、
ゲフリールです」
の
敬愛する高橋克郎先生から後を託されて山形に
技師諸君の声に促され、あたふたと病理の部屋に
帰って来たのは2000年春。
戻る。
高校卒業後、米沢を離れて30有余年を経て、再
近ごろは、若い技師諸君のエネルギーに背中を
び山形県人となり、私の山形弁にも益々研きがか
押され、元気を取り戻す日々だ。
かった。
イブニングカンファランス?
その年は折しも桜町にあった旧病院の最後の記
副院長のI先生から
「名付け親は克郎先生だよ」
念すべき年であった。奉職する約半年前から横山
と伺う。興味津々で医局へ。
紘一院長先生のご高配を戴いて、時折病院を訪ね
克郎先生は、夕方になるときまって医局のテー
た。克郎先生のご指導の下に、病院の方式を学び、
ブルの中央に陣取り自前で用意された(奥様が毎
臨床の諸先生との親睦を図る、貴重で、思えば愉
日二食のお弁当をお作りくださったという)つま
しい時間をも得た。
みを前に、個性的なおちょぼ口へウイスキーをチ
いうまでもなく、病理医は患者にまみえること
ビチビ運んでいた。そこへは個性豊かな先生方が
のない数少ない医師だ。それ故に独立を保ちつつ、
出入りする。座するやいなや、笑い声を残して病
何より臨床医との意志疎通が欠かせないとの考え
室からの呼び出しに小走りで応ずる。いつもの慌
を克郎先生はお持ちであったし、私も同じ思いを
ただしく雑多な医局の光景がないまぜの中、診断
持っていた。
を巡り熟考を重ねる医師に判断材料を提供し、治
「分け入っても見えてこない広大無辺なミクロ
療の向上に尽力。加えて、治療に繋げる種々の提
の世界」
案などをする。あるいは研修医には系統的な思考
6
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
と、ときには言葉で表現しきれない感性の領域の
方々が標本配布、発送など、沢山のこまごまとし
細胞についての講釈などを、克郎先生流に熱く伝
た雑事を軽々とこなし、運営に必要なあらゆる事
えていた。やがて、夜も更け、酔い心地も好くな
柄を確実、かつ、迅速に取り組んでくれた。
る頃には、そろそろ克郎先生の“おはこ”の「ば
当日は、東北、新潟の7県からの先生方、100有
かあー」が始まる。シャイで、お茶目で、その上、
余名で新講堂が一杯となり、今でも安堵感と感激
包容力に溢れた、克郎先生の軽妙な悪口が皆の間
とを思い出す。
先生がはっしと受け止めるも、
を飛び交う。外科のI
特別講演は、
「皮膚病理」と題し、岩手医科大学
注釈をつけて丁重に症例検討如き答弁を適確にす
皮膚科学教授、赤坂俊英教授にお願いし、拝聴し
る。そして、また声にならない激励と共に「ばか
た先生方から「大変勉強になってよかった」
、とお
あー」が和やかな空気を揺らすのである。
褒めの言葉を頂戴した。当日は18題の演題応募が
もしかしたら、先生方は克郎先生の笑顔のもう
あり、このうちの5題は皮膚関連の演題であった。
一方にある医学に対する真摯な姿をも重ね合わせ
各演題について赤坂俊英教授よりコメントを頂き、
て、みていたのかもしれない。克郎先生の若き日
討論は深まり、なお一層活発な討論となり、さら
のプロトコールや病理報告書には几帳面な素晴ら
に濃密な時間を共有することができ、学術集会に
しい字で、細部にわたって丁寧、かつ克明に記さ
ふさわしい場に盛り上がった。一日目終了後、同
れてあった。これだけのことを毎日自分に課して
じ階のレストランでの懇親会では、多数の会員で
いた。その持続力に心から感服した。そして、病
賑わい、横山院長先生のご挨拶に始まり、愉しく
理医としての原点をそこに見た思いがした。
豊かな交流が始まった。とりわけ、酒田の美酒
一日の殺気立った緊張と疲れが私の身体の奥の
「上喜元」
、とろけるおいしさの「米沢牛」は懇親
方からゆっくりほぐれ、そこにはほのぼのとした
会をひときわ盛り上げる大役を果たし、山形県人
かけがいのない時が緩やかに流れ、皆と一緒に声
としては鼻高々でもあった。二日目も手慣れたス
を立てて笑いあった。
タッフの協力の下、すべてがスケジュール通りに
2001年5月、前に蔵王連山、後ろに月山、朝日
進行できた。
連峰、葉山と居並ぶ名山に囲まれた、田んぼの真
こうして暑い山形での熱い、二日間にわたる学
ん中にゆったりと翼を広げたように堂々と立つ新
術集会は幕を閉じた。5年も前のことではあるが、
病院に移転。全職員一丸となった病院引っ越しと
関わり下さった沢山の方々、そしてスタッフとし
いう大事業に連帯感を感じつつ立ち会わせて戴い
て支えてくれた技師諸君の協力の下で円滑に会を
た。新病院では、医局で一杯という暇とてもなく、
催すことができたことを篤く御礼申し上げたい。
イブニング カンファランスなる宴も遠く夢の中
「むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふ
に消えて行った。
かく、ふかいことをおもしろく」
、作家井上ひさし
2002年の第56回日本病理学会東北支部学術集
氏の座右の銘とか、これからの日々をこのような
会の開催は山形県が担当で、新病院講堂で開催さ
心持ちで、余り惑うことなく、簡素に、よりおも
せて戴いた。横山紘一院長先生のご協力、後押し
しろく、じっくりと暮らしてみようかと思うこの
を得て準備に取り掛かった。大山技師長の頼もし
頃である。
い実務力と病理検査室の技師諸君、さらに関連の
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
7
小児科としての地域活動
天童市東村山郡医師会 山辺こどもクリニック 板 垣 勉
小児科医になって30年を過ぎた。この間勤務医
や研究会への報告や出席など気軽さはあるが多忙
として外来診療・病棟診療を朝から夜中まで行
であることは確かである。
なってきた。新生児診療を行なっていたので重症
さて現在の小児科医としての地域活動は自治体
当直もかなり行なった。内陸部に済生病院と県立
からの依頼で行うものがほとんどである。しかし
中央病院にNI
CUができることになり、私のその
自治体はやればよろしい方式(形式的上意下達方
役目は終了した。
式)で小児科医がこのようにやっていただけませ
一般外来診療を病院で行なってきたが診療所で
んかとお願いしても全く動かない。したがってト
の医療は異なっていた。所謂初期症状で何を考え
ラブルも医師が情熱を持ってやろうとすればする
どんな治療を行なうか!数年前に開業した友人か
ほど出てくる。やがて医師にどうでもいいやとい
ら「カゼ医者にはなりたくない。
」
と相談されたが、
う無関心な態度が出てくるのである。子どもや親
小児科の外来ではカゼが多くの割合を占める。そ
たちの代弁者でありたいと思えば思うほど悩みが
のカゼさえ解らないのにカゼ医者になりたくない
深まり無理解である自治体には協力できないとい
という相談は私には理解できなかった。最近よう
う極端な話にもなってくる。即ち小児科医が無理
やくカゼの一部分がみえてきてカゼ以外のものに
解な自治体に協力することは、子どもや親たちへ
興味がわいてきたが、それを行なう行動力が出て
の無理解(犯罪?)という罪に手を貸してしまっ
こなくなった。カゼ医者になりたくないといった
ている事と何らかわりがないのである。小児科医
友人は一般外来ではカゼ医者だが障害児医療を臨
の良心を痛めながら協力しなければならないとす
床心理士など多くのスタッフと共に並行して行
るならば、職を辞したいと思うのは私だけであろ
なっている。その中心は看護師・保健師・臨床心
うか?
理士などである。彼らのアイデアと行動力は非常
診療所を開設して10年以上、小児保健事業を自
にアクティブで私よりも地域内で大きな役割を果
治体の広域化事業として認めていただけるよう発
たしているのである(地域的恊働の輪)
。山形県内
言し続けているが、各自治体が責任を持って行わ
ではそのような診療所はほとんどないが今後必要
なければならないという理由で実現していない。
になってくることは明らかである。
今後もおそらく望めないであろう。しかし小児科
診療所医師の仕事は意外と多い。一般外来診療
医が不足している現実を踏まえ、定期予防接種の
は6時まで。休日の救急があれば時間を決めてだ
広域化や小児夜間・休日救急医療のように各自治
ができるだけ診療する。一般診療の合間をぬって
体や医師会の努力でその垣根を越えていただきた
健診事業や園医・校医の仕事。二週に一度患者さ
いと考えている。
んのデータをまとめて院内報の作成・HPのアップ
8
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
山大医学部のページ
赴 任 の 挨 拶
山形大学医学部器官統御学講座(臨床腫瘍学分野) 教授 吉 岡 孝 志
平成19年6月1日付で山形大学医学部器官統
ループに入る必要がなく消化器内科一般を出来る
御学講座(臨床腫瘍学分野)ならび医学部附属病
ことを知っていたことと、クラブの先輩で後に第
院腫瘍内科を担当することとなりました。臨床腫
3代教授となられた東北大学名誉教授金丸龍之介
瘍学並び腫瘍内科と申しますと、耳慣れないこと
先生を存じ上げていたことです。
と存じますが、近年進歩の目覚しいがん薬物療法
研究は、東北大学にいち早く稼動したポジトロ
を武器にがんの治療を担当する学問並び診療科で
ンCT(PET)が、「がん化学療法の効果判定や予
あります。山形大学に平成19年6月新設となった
測に役に立たないか」を目標に取り組んでおられ
教室であり、がん薬物療法の均てん化を通して地
た高橋弘助教授の指導を仰ぎ、PETのがん診療へ
域医療への貢献と、がん薬物療法を行う人材育成
の応用の黎明期のさまざまな基礎実験や臨床研究
を目標としておりますので、何卒宜しくお願い申
を行ってきました。PETは、陽電子放出核種のβ
し上げます。
崩壊時に出る陽電子の対抗する方向に出す消滅ガ
私は、昭和60年3月東北大学医学部卒業いたし
ンマ線を同時計測することで、陽電子放出核種の
ました。卒後は一般臨床研修として、消化器・循
存在マップを作る装置です。体内物質やその類似
環器・呼吸器内科、並び一般外科・整形外科・小
物質を陽電子放出核種でラベルすることは比較的
児科・脳神経内科外科を3から4ヶ月間隔でロー
容易で、それがPETトレーサーとして使用されま
テーションした後、消化器内科を6ヶ月、一般内
す。がんは糖をエネルギー源とすることから、グ
科を6ヶ月と3年間の研修医生活を送りました。
ルコースのアナログである2deoxy2[
18F]
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uor
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その後昭和63年4月、東北大学好酸菌病研究所臨
として入りました。
が 癌 診 断 に は 頻 用 さ れ、現 在
Dgl
ucos
e(
FDG)
FDGPETはがん診療で重要な検査となっていま
す。私たちは基礎的検討としてこのFDGPETでが
臨床癌化学療法研究分野は、昭和39年斎藤達雄
んの質的診断が可能かどうか、ヌードマウス移植
教授が開設した日本で最も早く固形腫瘍の抗がん
ヒト腫瘍モデルを用いて検討し、組織学的分化度
剤治療に取り組んだ老舗ですが、ご存知のとおり
が低いものほど、FDGが高集積であるという結果
私が入局した当時も、抗がん剤が固形がんの治療
を得て報告いたしました。また、抗がん剤投与後
に役に立つなど信じるものは少なく、大学院の面
のFDG腫瘍集積性の変化が、腫瘍の大きさの変化
接で治らない病気に立ち向かおうとする動機は何
の前に感受性を反映する形で低下し、FDGPETで
だと、聞かれる始末でした。私が選んだ動機とい
抗がん剤効果の早期診断が可能であることも報告
うのは、東北大学好酸菌病研究所臨床癌化学療法
しました。また、臨床的にはFDGPETが進行胃癌
研究分野の実質的診療が仙台厚生病院で行われて
の診断にどの程度有用な画像診断であるのか検討
おり、大学病院の消化器内科のように細かなグ
したところ、胃癌硬癌の検出や癌性腹膜炎・腹水・
床癌化学療法研究分野(涌井昭教授)に大学院生
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
9
癌性胸膜炎・骨転移は、正確な診断は不可能であ
がん治療そのものが手術・薬物療法・放射線治療
ることがわかり、ある意味FDGPETの弱点を明ら
をうまく組み合わせた集学的治療を行わないと治
かにしました。現在も、FDGをしのぐがん診断・
療成績に結びつかない時代となり、薬物療法に関
診 療 に 応 用 可 能 なPETト レ ー サ ー の 開 発 に 携
する専門家の需要が増えてきているのだと思いま
わっています。
す。
高橋助教授は当時様々な抗がん剤の開発治験・
私も大学院を終えて3年間、宮城県の北のはず
臨床試験にも関わっており、私もその流れで現在
れにある気仙沼の公立気仙沼総合病院に勤務した
頻用されている抗がん剤のほとんどの開発治験に
ことがあり、地域医療のささえる事の困難さは身
関わってきました。また、消化器内科特に消化管
をもって体験しました。専門が何かなど言ってい
の 臨 床 試 験 に、日 本 臨 床 腫 瘍 研 究 グ ル ー プ
る場合でなく、どんな疾患にも対応しなければな
(J
COG)の前身である、厚生省下山班「固形がん
らず、日中夜間を問わずに救急にも対応しなけれ
の集学的治療研究」班の時代から参加し、その後
ばならない厳しい現状があることを十分理解して
出来た大規模試験グループにも参加しつつ、主に
います。その中で、厚生労働省の推進するがん治
消化器がんの標準的薬物療法の追求も行ってきま
療の均てん化は、ともすれば絵空事のように聞こ
した。近年、私が大学院に入った時には絶望的な
え、その実現困難さはいくばくかと思われます。
ほど有効な治療法が無かった消化器がんの化学療
この中で、山形県医師会の諸先生にすがる所大
法も飛躍的に進歩しています。食道がんは、従来
です。
手術の対象であった症例にまで抗がん剤と放射線
新設の診療科で、これから諸先生方にお知り頂
療法の組み合わせが、手術に匹敵する生存に寄与
かなければならない分野でもあり、また全くの新
する効果があることが解ってきました。転移性大
設であるが故の教室立ち上げの困難など、前途に
腸癌は、15年前には10ヶ月生存できればよい方
は様々な壁があると考えておりますが、がん薬物
だったのが、いろいろな薬剤の出現で30ヶ月近く
療法の経験を生かしながら、早く諸先生方との信
になろうとしています。進行胃癌の治療も薬の組
頼関係を築けるよう努力してまいる所存でおりま
み合わせで、半分以上の確率でいったん縮小する
す。地域の医療に貢献できるよう可能な限り頑
ようになって来ました。また、私は標的としてき
張ってまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど何卒
ませんでしたが、乳がんなどは10年生存率を話題
宜しくお願い申し上げます。
にしないと議論にならなくなってきています。た
だ、がんの薬物療法は複雑化してきており、また
10
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
記
念
品 山形市 武 田 和 夫
週末、ホテルに入ると目にするのは、沢山並ん
と現在使用している物を引退させ、選手交代させ
でいる結婚披露宴のお部屋案内である。寿シール
ることもないだろう。
のご案内が来ればお祝いの熨斗袋を持参し、帰り
多くの記念品は押入れの片隅に場所を占め、別
にはお包みを提げて出ることになる。企業の創立
の新婚さんが遊びに来たときに、お客さんが来た
何周年記念祝賀会などでも同様である。
とき数があった方が良いよと貰って頂いたりする。
昔はお料理をそのままお包みにして持ち帰れた
然し二人の名前が裏面に書いてあるお盆などは、
が、最近は保健所が食中毒防止でうるさいからと、
贈呈が憚られる。名前となると会社の創立周年記
お料理の持ち帰りは駄目なのが一般的である。で
念などの記念品には、しっかり年号まで書いてあ
も二人でナイフを入れたウェディングケーキは、
る。時計などは100円ショップにもあるので、一
お土産に入っていることがある。代わりに保存の
捻り価値を高めて電波時計や温度計湿度計付きと
効く焼き菓子などの小さな箱が多くなった。それ
なる。時計は一部屋に一つあれば間に合うが、折
に二人の名前入りのラベルのワインやお酒の瓶が
角だからと温度計湿度計をお供にした時計が、ア
付くこともある。 ナログの掛け時計の向かいの棚に置かれたりする。
バウムクーヘンなどのお菓子やお酒は、腹に納
全く実用性のない記念品は、ゴルフのトロフィ
まってしまえばお終いになる、それはそれで良い
ーが代表だろう、ただ飾って自慢話の種にする。
のだが、問題は記念にと選ばれた品物である。持
しかし優勝常連者は沢山集まった記念品をどうし
って帰れる位の大きさで、すぐ壊れたり使ってな
ているのだろう、歴史ある小学校のガラスケース
くなるものではない物というので、コーヒーカッ
内は優勝楯が押し合いである。軍人の勲章なら勲
プなどの陶磁器、菓子鉢やお盆などの漆器、それ
三等を貰えば以前の勲五等は胸から消える、しか
に時計や電気製品などが選ばれ、これも時代を映
し外国の勲章は贈られた国の数だけ並ぶ。東郷元
しているらしい。
帥はさぞ重かったろう。
この記念品という代物、結婚式などではお二人
書類もデジタル化の時代である、でもデジタル
が一生懸命に考えて選ぶのであろうが、コーヒー
賞状とかデジタルトロフィーなどでは貰った気が
カップなどは一度は包みを開いて、綺麗だね可愛
しないだろう。記念品は実用性がなく壊れず、あ
いねと言葉を掛けられて、また元通り箱に仕舞わ
る程度高価で捨てることも出来ず、ロッカーや押
れ包まれてしまう。今の家庭では、無くて不便を
入れで邪魔にされるのが最高なのだそうだ。でも
していたとか、これ本当に欲しかったという物は
実用的で安価で長く使って貰えて、思い出になる
少ない。まして使っていたコーヒーカップが都合
ものが無いかしらと思うのは私だけだろうか。
良く壊れることもない。また新しくて綺麗だから
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
参
考
資
料
・・
天日
童本
が人
生名
ん事
だ典
人
物三
五省
人堂
展
天
童
市
立
旧
村
山
郡
役
所
資
料
館
た
と
い
う
。
み
、
古
賀
が
歌
謡
界
に
出
る
き
っ
か
け
を
作
っ
た
。
晩
年
は
戦
争
の
影
響
も
あ
り
逆
境
の
生
活
を
送
っ
全
国
に
広
ま
っ
た
。
ま
た
、
古
賀
政
男
が
作
詞
・
作
曲
し
た
『
影
を
慕
い
て
』
を
レ
コ
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ド
に
吹
き
込
後
『
東
京
行
進
曲
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が
映
画
化
さ
れ
、
そ
の
主
題
歌
が
映
画
の
ヒ
ッ
ト
と
相
俟
っ
て
千
夜
子
の
名
声
は
年
日
本
ビ
ク
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ー
よ
り
レ
コ
ー
ド
第
一
号
と
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て
『
波
浮
の
港
』
と
『
鶯
の
夢
』
発
売
さ
れ
る
。
そ
の
て
念
願
の
合
格
。
こ
こ
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山
晋
平
、
山
田
耕
筰
、
野
口
雨
情
、
鈴
木
三
重
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。
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三
野
に
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る
東
京
音
楽
学
校
(
現
東
京
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術
大
学
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学
を
目
指
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、
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正
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年
に
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、
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楽
の
道
に
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た
い
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望
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て
き
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、
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女
学
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に
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校
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後
、
上
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千
代
、
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生
れ
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士
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京
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連
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千
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燈 落 影 弦 子
沈
心 音
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ょ
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一い
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灯と
う
沈し
ず
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世せ
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間ん
を
風ふ
う
靡び
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花は
な
落お
ち
尽つ
き
歌か
き
ょ
曲 く
音お
ん
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ん
相あ
い
憐あ
わ
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む
愁う
れ
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奏そ
う
す
影か
げ
を
慕し
た
うこ
心こ
ろ
六り
く
弦げ
ん
の
音お
と
11
山
形
市
武
田
昌
孝
12
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
黄金の日々−私の映画小史
第9章 ソビエト映画「戦艦ポチョムキン」
「石の花」
「シベリア物語」そして「デルス・ウザーラ」
上山市 渡 辺 好 博
私のソビエト映画の思い出をたどるとき、先ず
た。
「戦艦ポチョムキン」(図1)上映運動を忘れるこ
(図3)が封切ら
1948年には「シベリア物語」
とは出来ない。この映画は映画史上重要なエイゼ
れた。これもその年のキネマ旬報外国映画ベスト
ンシュタイン監督作品で、1925年モンタージュ手
テンの13位であったが、私にとっては1位であっ
法を初めて用いたドキュメンタリー映画として、
た。それは音楽映画として、誠に素晴らしかった
当時商業ベースに乗らない娯楽性に乏しい共産圏
からである。若きピアニストが弾くチャイコフス
国の映画として、当時は鑑賞をあきらめかけてい
キーのピアノコンチェルト第1番、アコーディオ
た映画であった。それが学生と労働組合員の力で
ンを伴奏に歌われるロシア民謡。ピアニストにな
上映が実現し、その頃新潟市で最大の会場である
るのをあきらめて、シベリアで技師として労働者
新潟市公会堂の銀幕を使って一般公開されること
に混じって音楽活動をする主人公に共感した。
になったのである。新潟県では、長岡市はじめ数
1975年公開された「デルス・ウザーラ」は黒澤
箇所でも上映されて、どこも満員の映画ファンを
明監督の作品であるが、日本では製作できなかっ
集めた。
た。それは製作費を日本では調達できなかったの
1945年当時ソビエトの首相スターリンは、アメ
である。当時大国ソビエトは黒澤監督に極めて好
リカに対抗して、すべての映画を当時少なかった
意的で、全面的な協力をすると約束した。アメリ
総天然色にするという大号令をかけた。その先駆
カでの映画製作「暴走機関車」
「トラ・トラ・ト
けとなったのが「石の花」
(図2)であった。日本
ラ」が挫折して悲嘆にくれていた黒澤監督にとっ
封切りは、1947年でその年の外国映画キネマ旬報
ては、ソビエトはまさに救いの神であった。われ
ベストテン第9位と評価された。第1位はヒッチ
われ映画ファンにとっても、また新しい黒澤作品
コックの「断崖」であった。アメリカ映画のけば
が見られると欣喜した。立ち直った黒澤監督はそ
けばしいテクニカラー映画と違いドイツで開発さ
の後もかれの最後を飾るにふさわしい「まあだだ
れたアグファーカラー方式で、その“楚々とした”
よ」
「夢」などの名作をわれわれに残して1998年
色彩の感じは「石の花」の物語にぴったりであっ
死去した。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
13
(図1)「戦艦ポチョムキン」
(1925年作品)映画史上の
トップ・テンに必ず入ってきたエイゼンシュタイン
監督の代表作品。モンタージュ理論を確立した戦前
ロシア映画の一時代を画した作品であった。オデッ
サ段階における兵士たちの民衆に対する虐殺シー
ンは有名で、忘れられない迫力があった。
(図2)「石の花」(1947年作品)ソビエト映画初の長編
カラー作品でドイツのアグファーカラーを採用し
カンヌ映画祭で色彩賞を獲得した。ウラル地方の民
話を題材に、細工師の青年の愛の遍歴を描いたファ
ンタジー映画であった。
(図3)「シベリア物語」(1947年作品)戦争で手を負傷
したピアニストを志した青年が、シベリアで民衆と
ともに歌いながら再生していくという音楽映画。ロ
シア民謡“バイカル湖のほとり”
“シベリア大地の
歌”が素晴らしかった。色彩処理が優れていたのも
忘れられない。
(図4)「デルス・ウザーラ」1971年黒澤明監督は自殺を
図った。その精神的葛藤を通り抜けてこの映画を企
画した。ソビエトに迎えられて1975年に完成した。
自然と人間の調和という新しいテーマに取り組ん
だ映画で、その年のキネマ旬報外国映画ベスト5位
に輝いた。
14
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
私の酒と血圧
山形県医師会副会長 栗 谷 義 樹
私の血圧は飲酒と密接に相関しているらしくそれに応じてかなり正確に変動する。
以前は深酒の翌朝はてきめんに血圧が高い状態が続いた。
数年前からロサルタンを服用しているが、その後しばらくは内服と、あまり真面目とは言い
かねるダイエットの真似事で深酒しても何とか血圧管理ができていた。そのため油断していた
せいか、相変わらず飲酒はやめずに血圧測定も行わず放置していた。しかし今年の九月に勤務
する病院の職員検診があったので血圧を測定してもらったところ、なんと192/102!その前夜
までいろんな理由で数日間連続の午前様に及ぶ飲酒が続いていた影響かとも思われた。
側にいた看護師が驚いてその日のうちに内科に連絡を取ってくれ、診察した内科医がCa拮
抗剤とクロチアゼパムを追加してくれた。おかげで現在は早朝でも正常血圧に戻っている。U
CGをしてくれた循環器医師も~高血圧性の心臓変化は認めません、ストレスじゃないですか
~と慮ってくれた。ストレスなどガラじゃないと思っていたが人並みにプレッシャーがあった
んですね~と職員からは笑われた。以前は深酒をすると血圧は翌朝からすぐ高くなり、禁酒す
ると2~3日で正常に回復していた。しかし最近は理由は良く分からないが血圧が上がり始め
るのが深酒して1~2日後からになり、禁酒しても一週間くらい経過しないと正常に復しない
ようになった。さすがにこのところは常習的な飲酒を止めてごくつましい普通の食生活を続け、
夜の街の徘徊回数もめっきり減っている。
血圧がほぼ正常に管理されているのに慣れてくると、またゾロ酒飲みの虫が頭を擡げてくる。
付き合いもあるので最近は飲酒を臨時的に再開して月に一~二回はそれなりの量を呑むように
なったが、余禄がついて酒の味も心底甘露と感じられるようになった♪。
問題は出張の時で勤務先を離れたという開放感のせいか一人で結構な量を呑んでしまう時が
ある。羽田発の最終庄内便が夜の8時15分になったため、たいていの東京出張は日帰りが可能
になった。時間がある時には第二ターミナルにある黒長兵衛といういろんな銘柄の焼酎が置い
ていてある店で焼き鳥を肴に一杯やる。
カウンターで一人焼酎や日本酒、ビールをちびちびやる同年代のオッサン達が屯しているの
で、目顔でご同輩に連帯の挨拶を送りつつなんとなく気が落ち着く一人酒になる。基本的に気
が弱いためか?長時間注文もせずに居座るのは申し訳ないという気持ちになる。嫌な客と思わ
れないように次から次といろんな高めの酒を注文してつい店に気を使ってしまう。結果、自分
の決心とは裏腹に飛行機の出る頃にはすっかり出来上がってしまうことになる。過日はかなり
呑んで千鳥足?で庄内便に乗り込む姿を知人が見かけたらしく、後日~ご機嫌でしたね~と冷
やかされた。
私の血圧と飲酒の微妙な関係は当分続くらしい。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
15
県医師会だより
山形県医師会第 116回臨時代議員会について
本会第116回臨時代議員会は、去る10月6日(土) 午後4時より、県医師会館において開催されました。
議事では、第1号議案 山形県医師会館移転のために山形県医師会土地・建物処分に関する件、第2
号議案 山形県医師会館移転用地・建物取得に関する件がそれぞれ原案どおり可決承認され、平成3年
以来慣れ親しんだ現県医師会館の移転が決定しました。
以下、当日の審議の概略について報告します。
山形県医師会第 116回臨時代議員会
日時 平成19年10月6日(土) 午後4時~
会場 山形県医師会館 2階大ホール
出 席 者
代議員席
1 塚本 東明 3 徳永 正靱 4 大内 清則 5 笠島 和子 6 伊藤 義彦
7 藤井 俊司 8 金谷 透 9 大道寺七兵衛 10 岡部 健二 12 多田 悦巳
13 濱井 保名 14 鈴木 康紀 15 鶴宮 康 16 橘 英郎 17 坂野 信
18 三條 忠夫 19 吉岡 信弥 20 神村 匡 21 白田 寧 22 和田 潤一
23 折居 和夫 24 片桐 忠 25 原田 正夫 26 佐藤 紀嗣 27 清治 邦夫
28 木内 博之 29 江口 儀太 30 後藤 重雄 31 三條 典男 33 新澤 陽英
34 本間 清和 35 土門 斉 36 加藤久仁彦 37 菊池 章 38 斎藤 一夫
39 佐藤 顕 40 中目 千之 41 土田 兼史 42 竹田 浩洋 43 黒羽根洋司
44 岡田 恒人 45 上野 欣一 46 福原 晶子 47 柄澤 勉 48 加藤 浩司
49 粕川 俊彦 50 池田 英之 51 桑島 一郎 52 窓橋 秀昭 53 仁科 盛之
54 島津 博達 55 島田 耕司 56 笹井 祐之 57 冨樫 整 58 川前 金幸
役 員
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫、板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫
理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄、齋藤 忠明、原田 順二
監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史
顧 問 岸 陽一、鈴木 伸男、國井 一彦、大友 尚、竹内 輝博
16
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
資格確認
議 事
定刻午後4時、氏名点呼の結果、代議員定数61
第1号議案 山形県医師会館移転のために山形県
名中55名の出席代議員を確認、代議員会は適法に
医師会土地・建物処分に関する件
第2号議案 山形県医師会館移転用地・建物取得
成立。
に関する件
会長の挨拶
以上2議案が一括提案され、有海会長から次の
とおり提案理由の説明が行われました。
有海躬行会長
本日はご多忙のところ、ご
出席賜りましてありがとうご
有海躬行会長
ざいます。日頃は本会に対し、
第1号議案、山形県医師会館移転のために山形
格別なご理解とご協力をいた
県医師会土地・建物処分に関する件についてご説
だきまして重ねて厚く御礼申
明いたします。
し上げます。
現会館は、平成3年5月土地、建物を購入した
本代議員会は、新県医師会館建設に関わる議案
ものであります。
についてご審議いただくことになっています。
第2号議案の新会館を取得した場合、現会館を
國井前会長先生の時代から検討が重ねられ、そ
持ち続けるわけにはいきません。それで、現会館
の経緯については逐次会報にご報告してまいりま
を売却し、一部を改修資金に当てるとともに、残
した。7回に亘る検討委員会を経て進むべき方向
るものを財産として積み増やすことをご承認賜り
が示されたため、会員の総意に基づく最終的判断
たいと思います。
を仰ぐものであります。
続きまして第2号議案、山形県医師会館移転用
今日の厳しい医療環境を踏まえて将来を展望す
地・建物取得に関する件についてご説明いたしま
ると、私達は更に厳しい状況に置かれる可能性が
す。
あるものと予測されます。従って、新会館建設に
新会館構想については、國井前会長の時代から
あたっては、会員の負担を可及的少なくし、現在
懸案事項とされ、平成15年7月30日、第1回会館
保有する先輩達の遺産ともいうべき資産を温存し
検討委員会開催以来、今回まで7回に亘り検討が
て将来に資するべきであると判断したものであり
重ねられ、逐次、現古川委員長から会報に報告さ
ます。しかも、現会員自らの努力で成し遂げられ
れてきました。
ないかを模索したものであります。
数回に亘る委員会において決定された、新会館
何卒よろしくご審議賜りますようお願い申し上
構想に要する資金の内訳は、現在の手持ち積立金
げます。
に不足分を会員の積み立てにより補うというもの
でありました。さらに、土地の購入には現会館売
議事録署名人選任
却資金を当てる計画が確認されました。
20番 神村 匡 代議員
平成18年11月お手許の資料にある物件が出現
55番 島田 耕司 代議員
し、委員会委員並びに県医理事らによる実地検討
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
17
て可決承認されました。
が行われました。
本物件は、土地・建物の点で構想の数値を概ね
満たし交通便・基盤整備状況も良好で、なにより
有海躬行会長
も財政負担の面から購入すべきであるとの報告を
ただいま重要案件をご審議賜り、決議をいただ
いただきました。
きまして誠にありがとうございます。今後売買交
本物件価格は、交渉の余地はありますが、さら
渉に臨むことになりますが、商取引でありますの
に改修費用が必要となります。
で、不成立というような可能性も皆無ということ
しかしながら、現在積立をお願いしている積立
ではありません。あくまで会員の皆様のご意向に
金に、現会館売却益の一部を使わせていただくこ
沿いながら慎重に対応して進めて参りたいと思い
とで購入が可能なのであります。つまり、現会員
ます。何卒この点は執行部にご一任賜りたいと願
が自らの手で新会館を実現することになります。
います。よろしくお願いします。
先輩達が苦労して残された財産を温存し、後輩
達に引渡すことで将来必ずや会員の力となるもの
協 議
と確信いたします。
何卒、ご承認賜りますようご提案申し上げます。
中里 純監事
来年から特定健診が始ま
16番 橘 英郎代議員
りますが、今まで老人健診を
新しい山形県医師会館は、
やっていた私ども弱小の開
何時頃までに完成したいと
業医が出来るものかどうか
考えているのか教えていた
情報が良く分からない。もし
だきたいと思います。
出来ないとすれば、各郡市地
区医師会のご協力の下に出来るものなのか、情報
をお願いしたいと思います。
板坂勝良常任理事
有海躬行会長
特定健診と特定保健指導
日程、スケジュールにつきましては未定であり
は、医療機関であれば何処で
ます。と申しますのは、契約が成立後に慎重に対
も出来ることになっており
応するということですし、内装などの手直しとい
ます。但し、一番問題になる
うことも出てくるやに思います。その辺も検討い
のは、特定健診の報告を電子
たしまして決まっていくものですが、出来れば来
的な報告でないと駄目だと
年度中には形を整えられればという見込みです。
いうことなので、これをそれぞれの医療機関で作
ることは大変なことだろうと思います。ですから
以上の質疑応答があり、採決の結果、原案のと
各市町村または各健保組合と各郡市地区医師会単
おり山形県医師会館移転のために山形県医師会の
位で契約していただいて、各郡市地区医師会単位
土地・建物の処分及び移転用地・建物取得につい
で電子化をどうするかを検討する必要があります。
18
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
これはかなり急ぐことだろうと思います。
【追 記】
今健保組合の動きとして、山形県内に5つの健
保組合があり、それが一つの集合体として代表健
特定健診・特定保健指導について
保組合を決めて各郡市地区医師会及び市町村と交
(第29回産業保健活動推進全国会議及び第2回都
渉を始める段階に来ているようです。健保組合の
被保険者はそれぞれの勤務先で行いますが、その
道府県医師会長協議会より抜粋)
山形県医師会副会長 松下 斑三郎
家族である被扶養者は、健保本人と一緒に健保組
合が契約した健診機関へ行ってやるのは非常に大
労働安全衛生法(安衛法)による健診及び保健
変だということで、今までどおり市町村の基本健
面接指導については、事業者との契約によって行
診と一緒にやっていたような状態でやれないかと
われていますが、高齢者医療法による特定健診・
いうことを今市町村と健保組合が話し合っている
特定保健指導は、保険者との契約によって行われ
段階だと思います。
ることになっています。
また、健診項目は必須項目としてはかなりしぼ
平成20年4月より、安衛法による健診にも腹囲
られた状態で、今までの基本健診程度の健診内容
LDL、尿糖が必須項目として追加されています。
にするには精密健診を行う必要があります。この
そして高齢者医療法では、事業者健診は特定健診
ことを保険者に説明して、基本的には精密健診項
に優先し、医療保険者は、事業者から健診データ
目を行うようにする必要がありそうです。
を入手できるとなっています。又保健指導は、特
料金も保険者と健診機関または各郡市地区医師
定保健指導が優先するとなっています。
会契約になりますので、健診側としての料金設定
特定保健指導は、原則として医師・保健師・管
をしておく必要があります。そういうことで、各
理栄養士が担うことになっています。平成24年ま
郡市地区医師会でまとめて、その市町村と早く話
では、経過措置として、一定の保健指導実務経験
を始めることが大事だと思います。
を有する看護師を可とするとなっています。これ
は安衛法における保健指導看護師をさしているも
閉会の挨拶
のであります。特定保健指導は一人につき20分か
けて行い、そのフォローも義務づけられています。
医師が行う場合、一人に20分となると現実的には
大変であり、10~15分位行い残り時間は看護師等
が行うことが可能か、要望が出されているが、今
のところ20分かけることになっています。
特定健診・特定保健指導については、保険者と
の契約を行った地域外の健診事業者も参入してく
るものと思われます。特に市町村保険者と健診業
者との間で契約がなされた場合、これまで行なっ
てきたかかりつけ医の地域での健診、保健指導が
行えなくなるか、行なっても算定ができなくなる
可能性があります。そうなりますとかかりつけ医
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
19
と患者との信頼関係に影響してくることが懸念さ
の意志表示は必要になると思われます。
れます。そうならない為にも、特定健診・特定保
特定健診の費用ですが、保険者との契約によっ
健指導に関わるべきであると言われています。そ
て決定されるものであります。日医総研の試算に
れには、保険者との契約が必要になるわけですが、
よると7500円位の額が示されています。
個別に行うのは繁雑となるため、日本医師会がま
以上がこれ迄のところ理解している特定健診・
とめて契約(集合契約)してはどうかとの意見も
特定保健指導についての情報ですが、未だ未だ具
あります。しかし各地域により事情も異り又独禁
体的なことについては決っていないようです。又
法に抵触することも危惧されるため、各医師会単
色々と問題もあるようで、来年の4月に間に合う
位で契約するのが望ましいと考えられています。
のか疑問に思います。介護保険と同様、見切り発
特定健診・特定保健指導医(事業所)としての届
車し、その結果で変更、改善していくことになる
出が必要になると思われますが、介護保険の居宅
のではなかいと思われます。
療養管理指導所と同じく見なし指定を受けられる
今後情報が入り次第、逐次提供してまいりたい
ようになるのではとも言われています。しかしそ
と思います。
解回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回塊
壊
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山形県医師会会報への投稿についてお願い
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壊 1.投稿者は、本会の会員または会員との共著者であることを原則とします。
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壊 2.内容は、学術論文、随想、短歌、趣味に関するものなど、なんでも結構です。 壊
壊 3.原稿は横書きとし(短歌、俳句等は除く)、当用漢字、現代かなづかいを使って 壊
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下さい。
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壊 明らかな誤字・脱字等は、情報広報部にて訂正いたします。(外国語はパソコン 壊
壊
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か活字体でとくに明瞭に。)
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壊 4.原稿用紙は、原則として県医師会所定のもの(一行22字×21行)をご使用下さ 壊
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い。ご希望の方にはお送り致します。(4枚で1頁)
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壊 5.パソコン使用の場合は、Eメール添付、FD・CDを送付して頂いても結構です。 壊
壊 6.学術関係のものは、臨床医家向きにお書き下さい。
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壊 7.原稿の締切は毎月月末です。
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壊 8.原稿の採否は情報広報部できめさせていただきます。
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壊 9.別刷希望の方はあらかじめお申し出下さい。(30部以上の場合は、実費をいただ 壊
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きます。)
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壊 10.その他については、事務局(023-631-4350)にご照会下さい。
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廻回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回快
20
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
第
7
回
常
任
理
事
会
日 時、平成19年10月10日(水) 午後3時30分~
会 場、県医師会館
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 三原 一郎、武田 憲夫、板坂 勝良
鈴木 明朗、中條 明夫
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
1.東北医師会連合会各県会長会議について
10月2日(火) ホテルメトロポリタン仙台
有海会長出席
有海会長より、日本医師会臨時代議員会におけ
る東北ブロック代表質問は青森県、個人質問は福
島県と宮城県から、同決算委員は青森県、予算委
員は宮城県と秋田県から、日本医師・従業員国民
年金基金第7期代議員候補者は宮城県と山形県か
ら推薦することになった旨報告。
なお、日本医師・従業員国民年金基金第7期代
議員候補者については、鈴木常任理事に代わり、
米沢市の島田耕司先生を推薦することと決定。
2.本会第116回臨時代議員会について
10月6日(土) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
有海会長より、県医師会館の売却、購入が原案
どおり承認された旨報告。
松下副会長より、当日話題になった特定健診・
特定保健指導について、代議員会報告を会報に掲
載する際に、追記として掲載して欲しいとの発言
があり、了承。
また、医療機関の対応について、現段階で分かる
範囲で各郡市地区医師会に情報提供することとした。
3.会議・行事等について
敢 山形県損害保険医療協議会
9月26日(水) いながわや
有海会長、須藤・松下副会長出席
須藤副会長より報告。
柑 山形地方社会保険医療協議会
9月27日(木) 山形グランドホテル
須藤副会長、板坂常任理事出席
板坂常任理事より報告。
桓 山形県保健医療推進協議会第1回医療専門
部会
9月27日(木) 県庁
須藤副会長出席報告。
棺 日医IT化推進検討委員会
9月27日(木) 日本医師会館ほか(テレビ会議)
三原常任理事出席報告。
款 平成19年度文部科学大臣感謝状伝達式並
びに第32回山形大学医学部慰霊祭
9月28日(金) 山大医学部
有海会長出席報告。
歓 長井市西置賜郡医師会会員との懇談会
9月28日(金) あゆ茶屋
有海会長出席報告。
汗 山形県社会福祉審議会児童福祉専門部会児
童処遇部会
9月28日(金) 県庁
須藤副会長出席報告。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
漢 山形県災害時医療救護対応訓練企画担当
ワーキングチーム会議
10月3日(水) 県庁
伊藤事務局長出席報告。
澗 第34回山形県公衆衛生学会運営委員会
10月4日(木) 県医師会館
有海会長、中條常任理事出席
中條常任理事より報告。
潅 県健康福祉企画課との打合せ会
10月4日(木) 県医師会館
松下副会長、佐藤・鈴木常任理事出席
松下副会長より報告。
環 山形県介護学習センター運営委員会及び介
護機器普及事業運営協議会
10月5日(金) 県介護学習センター
佐藤常任理事出席報告。
甘 山形県保健医療推進協議会
10月9日(火) 自治会館
有海会長出席報告。
監 第38回日本看護学会−地域看護−学術集会
10月10日(水) 山形テルサ
有海会長出席報告。
看 県長寿社会課との打合せ会
10月10日(水) 県医師会館
有海会長ほか役員出席。
栗谷副会長より報告。
〔Ⅱ〕通知事項
1.いわゆる4疾病5事業ごとの医療連携体制の
構築について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記に関する日本医師会の考え方、留意点等につい
て通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
あて通知することと決定。
21
2.平成19年麻薬年間報告書の提出等について
須藤副会長より、県健康福祉部長から、平成19
年麻薬年間報告書を11月30日まで県知事あて提
出、また、麻薬取扱者免許が平成19年12月31日で
期間満了する方は新たに免許申請が必要であると
の通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長
あて通知することと決定。
3.塩酸メチルフェニデート(リタリン)その他
向精神薬の適正使用、処方せんに係る疑義照会
の徹底等について
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記に
ついて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長あて通知することと決定。
(本会会員用ホーム
ページ「医師会ニュース」に掲載)
4.
社会保険診療報酬支払基金への特定健康診査・
特定保健指導機関の登録およびリーフレットの
送付について
板坂常任理事より、日本医師会常任理事並びに
県社会保険診療報酬支払基金幹事長から、標記
リーフレットが送付されている旨説明があり、各
郡市地区医師会長あて通知することと決定。
5.日本郵政公社の民営化に伴う日本郵政公社共
済組合組合員証の変更に係る取扱いについて
板坂常任理事より、日本医師会長から、日本郵
政公社の民営化に伴い、日本郵政共済組合として
新たにスタートし、10月1日以降適用される新組
合員証への変更に係る取扱いについて通知がある
旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する
ことと決定。
(本会会員用ホームページ「医師会
ニュース」に掲載)
22
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
6.新潟県中越沖地震による政府管掌健康保険及
び船員保険の一部負担金等の減免措置について
板坂常任理事より、山形社会保険事務局保険課
長から、新潟県中越沖地震による政府管掌健康保
険及び船員保険の一部負担金等の還付の対象とな
る期限及び社会保険事務所への還付申請の期限が
延長されるとの通知がある旨説明があり、各郡市
地区医師会長あて通知することと決定。
(本会会員
用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
7.麻しん(はしか)排除計画の実施に係る実施
主体における事前準備について
伊藤事務局長より、県保健薬務課から、標記事
前準備について通知がある旨説明があり、各郡市
地区医師会長あて通知することと決定。
8.
「院内感染対策サーベイランス」に係る参加医
療機関の追加募集について
伊藤事務局長より、県健康福祉部長から、標記
に係る参加医療機関の追加募集を行うとの通知が
ある旨説明。
9.山形県障がい児就学指導委員会の委員の委嘱
について
伊藤事務局長より、県教育委員会教育長から、
標記委員会委員として、18年4月1日から平成20
年3月31日までの2年の任期で委嘱していると
の通知がある旨説明。
10.災害派遣医療チーム(DMAT)の活用につ
いて
中條常任理事より、県健康福祉企画課長から、
災害派遣医療チーム(DMAT)の活用について
通知がある旨説明。
〔Ⅲ〕協議事項
1.三師会役員懇談会について
11月14日(水) ホテルメトロポリタン山形
須藤副会長より、県歯科医師会長から、標記懇
談会への出席案内がある旨説明があり、正副会長、
常任理事出席と決定。
2.平成19年度公益法人概況調査について
須藤副会長より、県健康福祉部長から、標記調
査依頼がある旨説明があり、事務的に回答するこ
とと決定。
3.
「野口英世アフリカ賞」に対する日本医師会の
取り組みについて
須藤副会長より、日本医師会長から、標記に対
する日本医師会の取り組みについて通知がある旨
説明。
4.
「特区、規制改革集中受付月間」について
10月15日(月) ~11月14日(水)
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記月間は10月15日より1ヶ月行われ、地方公共団
体等より多くの医療に関する提案が出されること
が予想されるので、管下の動きについて注視し素
早く対応していただきたいとの通知がある旨説明。
5.
「改正パートタイム労働法説明会」の開催につ
いて
11月5日(月) 山形ビッグウイング
11月20日(火) いろり火の里 なの花ホール
須藤副会長より、山形労働局雇用均等室長から、
標記説明会の開催案内がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長あて通知することと決定。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
6.年金記録の確認に係る社会保険委員研修の開
催について
10月19日(金) ウェルサンピア山形
須藤副会長より、山形地区社会保険委員会長か
ら、標記研修会への出席案内がある旨説明があり、
事務局職員出席と決定。
「医師・看護師ふやせ!ストップ医療崩壊! 10
・
7.
18中央集会」への賛同・メッセージのお願い
10月18日(木) 東京 日比谷野外音楽堂
須藤副会長より、県保険医協会理事長から、標
記中央集会への賛同・メッセージ等の協力依頼が
ある旨説明。
8.山形PDNセミナー後援ご参画のお願いにつ
いて
12月15日(土) 山形ビッグウイング
武田常任理事より、高橋美香子会員から、山形
PDNセミナーへの後援依頼がある旨説明があり、
後援了承。
9.平成19年度特定保険医療材料価格調査に対す
る協力について
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記調査
に対する協力依頼がある旨説明があり、協力了承。
10.平成19年度医薬品価格調査に対する協力につ
23
12.夢未来やまがた食育フェア~家族団らんの日
をきっかけに、できることから始めましょう。
~の開催について
10月27日(土)、28日(日) 山形ビッグウイング
鈴木常任理事より、夢未来やまがた食育県民運
動推進本部長から、標記フェアの開催案内がある
旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する
ことと決定。
13.やまがた高齢者虐待防止フォーラムに係る後
援について
11月6日(火) 酒田市 公益ホール
鈴木常任理事より、県健康福祉部長から、標記
フォーラムへの後援依頼がある旨説明があり、後
援了承。
14.各種検診委員会委員の辞任について
敢 米沢市医師会
辞任 伊藤 淳 乳がん検診委員
〃 山本 公信 循環器検診委員
〃 結城 秀樹 呼吸器検診委員
鈴木常任理事より、米沢市医師会長から、各種
検診委員会委員の解職依頼がある旨説明があり、
それぞれ了承。
15.平成19年度山形県災害時医療救護対応訓練参
加機関代表者会議の開催について
10月15日(月) 県議会棟
いて
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記調査
に対する協力依頼がある旨説明があり、協力了承。
中條常任理事より、県危機管理監並びに県健康
福祉部長から、標記代表者会議への出席案内があ
る旨説明があり、中條常任理事出席と決定。
11.「平成19年度第2回在宅医研修会」の開催お
16.平成19年度山形県災害時医療救護対応訓練
よび都道府県枠申込等のご案内について
11月11日(日) 日本医師会館
伊藤事務局長より、日本医師会長から、標記研
修会の開催および都道府県枠申込等の案内がある
旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通知する
とともに、本会から佐藤常任理事、大泉監事出席
と決定。
(図上訓練)の実施について
10月29日(月) 村山総合支庁
中條常任理事より、県危機管理監並びに県健康
福祉部長から、標記図上訓練への出席案内がある
旨説明があり、事務局職員出席と決定。
24
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
17.平成19年度山形県災害時医療救護対応訓練第
2回事務担当者会議の開催について
10月29日(月) 村山総合支庁
中條常任理事より、県危機管理監並びに県健康
福祉部長から、標記事務担当者会議への出席案内
がある旨説明があり、事務局職員出席と決定。
18.「災害拠点病院等連絡調整会議&幹事会合同
会議」の開催について
11月2日(金) 県庁
中條常任理事より、県危機管理監並びに県健康
福祉部長から、標記合同会議への出席案内がある
旨説明があり、中條常任理事出席と決定。
〔Ⅱ〕通知事項
1.
「院内感染対策指針のモデル」の送付ならびに
ホームページ掲載について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記指針のモデルの送付ならびにホームページ掲載
について通知がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて通知することと決定。
2.電子マニフェスト普及促進キャンペーンの期
間延長ならびに帳簿作成について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記について通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知することと決定。
19.育児・介護休業法及び次世代育成支援対策推
進法に係る広報について
三原常任理事より、山形労働局雇用均等室長か
ら、標記に係る広報依頼がある旨説明があり、各
郡市地区医師会長あて通知することと決定。
20.平成19年度都道府県医師会勤務医担当理事連
絡協議会の開催について
11月30日(金) 日本医師会館
栗谷副会長より、日本医師会長から、標記連絡
協議会への出席案内がある旨説明があり、武田常
任理事出席と決定。
3.潜在性結核感染症の取扱い及び結核の接触者
健康診断の手引きについて
伊藤事務局長より、日本医師会感染症危機管理
対策室長から、標記手引きが送付されている旨説
明があり、各郡市地区医師会長あて通知すること
と決定。
4.麻しん(はしか)排除計画案の送付及び麻し
ん(はしか)排除計画の実施に係る実施主体に
おける事前準備について
追 加 要 項
伊藤事務局長より、日本医師会感染症危機管理
対策室長から、麻しん(はしか)排除計画案が取
りまとめられ、その各種施設の円滑な実施に向け
ての協力依頼がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて通知することと決定。
1.山形県がん対策推進計画策定委員会第1回が
ん予防・検診・登録部会
10月5日(金) 県庁
鈴木常任理事出席
5.医療広告ガイドラインに関するQ&A(事例
集)について
〔Ⅰ〕報告事項
鈴木常任理事より、山形県がん対策推進計画策
定の概要等について説明があり、健康文化やまが
た21と整合性を考えながら進めることになった
旨報告。
三原常任理事より、日本医師会常任理事から、
厚生労働省による医療広告ガイドラインに関する
Q&A(事例集)が取りまとめられ、同省ホーム
ページに掲載したとの通知がある旨説明があり、
各郡市地区医師会長あて通知することと決定。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
〔Ⅲ〕協議事項
1.平成19年度家族計画・母体保護法指導者講習
会の開催について
12月1日(土) 日本医師会館
伊藤事務局長より、日本医師会長から、標記講
習会の開催案内がある旨説明があり、出席者につ
いては婦人科部会に一任と決定。
2.平成19年度山形県学校保健研究大会の開催に
ついて
11月21日(水) 河北町総合交流センターほか
伊藤事務局長より、大会実行委員長から、平成
19年度山形県学校保健研究大会への出席案内が
ある旨説明があり、有海会長出席と決定。
3.戴帽式のご案内について
11月15日(木) 鶴岡准看護学院
松下副会長より、鶴岡准看護学院長から、戴帽
式への出席案内がある旨説明があり、中里監事出
席と決定。
4.救急病院の認定に関する意見の聴取について
産婦人科・小児科 三井病院
中條常任理事より、県健康福祉部長から、救急
病院の認定に関する意見の聴取依頼があるが、鶴
岡地区医師会長は「適当と認める」との意見であ
る旨説明があり、本会としてもそのように意見を
申し述べることとした。
25
6.日本医師会認定産業医制度産業医学研修会申
請書提出について
12月1日(水) ホテルキャッスル
須藤副会長より、山形産業保健推進センター所
長から、日本医師会認定産業医制度研修会の指定
申請がある旨説明があり、日本医師会へ申請する
ことと決定。
7.交通事故傷害保険・傷害総合保険ご継続のご
案内について
松下副会長より、県医師会協同組合から、標記
保険の継続案内がある旨説明があり、交通事故障
害保険に役員5口、職員3口継続加入することと
決定。
8.インフルエンザワクチン需要予測のための調
査について
伊藤事務局長より、日本医師会感染症危機管理
対策室長から、平成20年度の需要検討に向けて、
インフルエンザワクチンの平成19年度使用状況調
査に係る協力依頼がある旨説明があり、協力了承。
9.
「乳がん検診における超音波検査の有効性を検
証するための比較試験」精密検査委託機関につ
いてのお願い
鈴木常任理事より、深尾教授から、標記精密検
査委託機関の指定について通知がある旨説明があ
り、了承することと決定。
10.その他
5.都道府県医師会における女性医師に関わる問
題への取り組み状況調査について
栗谷副会長より、日本医師会常任理事から、都
道府県医師会における女性医師に関わる問題への
取り組み状況について照会がある旨説明があり、
回答は栗谷副会長に一任と決定。
敢 会館移転担当について
伊藤事務局長より、会館移転に伴う役割分担
について説明があり、了承。
26
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
第
7
回
全
理
事
会
日 時、平成19年10月24日(水) 午後3時30分~
会 場、県医師会館
出席者
3.診療に関する相談申込状況
(9月分)
について
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、板坂 勝良
鈴木 明朗、中條 明夫
理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄
深尾 彰、齋藤 忠明、原田 順二
監 事 小林 正義、中里 純
副 議 長 島津 博達
板坂常任理事より、9月分の診療に関する相談
は、県医師会での受付2件、郡市地区医師会での
受付1件、合わせて3件の診療・病気に対する苦
情・相談であった旨報告。
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
須藤副会長より、「新しい心肺蘇生-2005年ガ
イドラインの変更点」
、
「過重労働と面接指導」に
ついての講演が行われ、112名の出席者があった
旨報告。
〔Ⅰ〕報告事項
1.会員訃報について
会員氏名 佐久間文雄 先生(88歳)
【鶴岡地区医師会】
死亡年月日 10月12日(金)
葬 儀 10月17日(水)
場 所 「セレモニーホール鶴岡」
(鶴岡市)
主 佐久間文明 様
喪
三原常任理事参列
三原常任理事より、佐久間文雄先生の告別式に
参列してきた旨報告。
2.第7回常任理事会について
10月10日(水) 県医師会館
4.本会産業医基礎研修会について
10月10日(水) ホテルメトロポリタン山形
有海会長、須藤副会長出席
5.本会異状死体検案講習会について
10月11日(木) ホテルメトロポリタン山形
須藤副会長、武田常任理事出席
須藤副会長より、
「警察医からみた検案の実際」
、
「死体検案の実際」についての講演があり、65名
の参加者があった旨報告。
6.社会保険医療担当者の個別指導について
10月11日(木) 病院
立会 小林監事
10月18日(木) 病院
立会 鈴木常任理事
須藤副会長より、第7回常任理事会報告は既に
メールで報告しているとおり、報告事項4件、通
知事項15件、協議事項30件であった旨説明があり、
それぞれ了承。
立会い役員より報告。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
7.平成19年度全国医師会勤務医部会連絡協議会
について
10月13日(土) 那覇市・ハーバービューホテル
須藤・栗谷副会長、武田常任理事出席
栗谷副会長より、特別講演が3題、日医勤務医
委員会報告、沖縄県医師会勤務医アンケート調査
報告、シンポジウムなどが行われた旨報告。
8.第35回東北・北海道医師会共同利用施設連絡
協議会について
10月13日(土)・14日(日)
仙台市・ホテル仙台プラザ
有海会長、佐藤・板坂・鈴木常任理事
出席
鈴木常任理事より、13日は2箇所の施設見学と
懇親会、14日は、各県医師会から7題の演題発表、
基調講演、特別講演が行われ、21年度は山形県医
師会が担当で開催することになった旨報告。
9.会議・行事等について
敢 山形県がん対策推進計画策定委員会第1回
がん医療部会
10月3日(水) 県庁
大泉監事出席
有海会長より報告。
柑 第7回日医健康スポーツ医学委員会
10月11日(木) 日本医師会館
中條常任理事出席報告。
桓 県医師会館購入打合せ
10月15日(月) 県医師会館
有海会長、松下・栗谷副会長出席
有海会長より報告。
棺 平成19年度山形県災害時医療救護対応訓
練参加機関代表者会議
10月15日(月) 県議会棟
中條常任理事出席報告。
27
款 年金記録の確認に係る社会保険委員研修会
10月19日(金) ウェルサンピア山形
松本次長出席報告。
歓 山形県災害時医療救護対応訓練第2回企画
担当ワーキングチーム検討会議
10月22日(月) 県庁
伊藤事務局長出席報告。
汗 山形県高齢者保健福祉推進委員会第2回地
域ケア体制整備構想策定部会
10月23日(火) 県庁
有海会長出席報告。
漢 腎機能・肝機能検査等における判定基準に
関する打合せ会
10月23日(火) 県医師会館
鈴木常任理事出席報告。
澗 山形産業保健推進センター運営協議会
10月24日(水) 山形グランドホテル
有海会長出席
須藤副会長より報告。
10.医師連盟関係について
敢 日本医師連盟執行委員会
10月16日(火) 日本医師会館
有海委員長、須藤副委員長、松下会計
責任者出席
須藤副委員長より、役員人事、参議院選挙の
結果及び日医連推薦候補者の当落状況、平成19
年度交付金等について説明があった旨報告。
〔Ⅱ〕通知事項
1.山形県市町村うつ病予防対策事業の実施につ
いて
須藤副会長より、県障がい福祉課長から、標記
事業の実施について、7郡市地区医師会長あて協
力依頼をしたとの通知がある旨説明。
28
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
2.労働者の募集及び採用における年齢制限の禁
止に係る求人の取扱いについて
7.出産費及び家族出産費の受取代理の導入につ
いて
須藤副会長より、山形労働局長から、標記取扱
いについて通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知することと決定。
佐藤常任理事より、地方職員共済組合山形県支部
長から、標記に関する周知依頼がある旨説明があり、
各郡市地区医師会長あて通知することと決定。
3.石綿健康管理手帳に係る健康診断委託医療機
関の要件について
8.学校保健法施行規則一部改正について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、石
綿健康管理手帳に係る健康診断委託医療機関の要
件として「日本呼吸器学会又は日本放射線学会の
認定医又は専門資格を有する医師が健康診断の実
施に当たること」を追加するなど、交付要件の改
正等について通知がある旨説明があり、各郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
4.
「後期高齢者医療の診療報酬体系の骨子」の送
付について
佐藤常任理事より、日本医師会常任理事から、
職員の健康診断に係る規定や就学時健康診断票の
様式の改正など、学校保健法施行規則一部改正に
ついて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長あて通知することと決定。
〔Ⅲ〕協議事項
1.東北各県医師会長会議の開催について
12月2日(日) ホテルメトロポリタン仙台
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記骨子が送付されている旨説明。
須藤副会長より、東北医師会連合会会長から、
標記会長会議への出席案内がある旨説明があり、
有海会長、須藤・松下副会長出席と決定。
5.郵政民営化に伴う政管健保被保険者証の変更
について
2.観楓会のご案内
11月2日(金) 東京第一ホテル鶴岡
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記について通知がある旨説明があり、各郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
(本会会員用
ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
須藤副会長より、鶴岡地区医師会長から、観楓
会への出席案内がある旨説明があり、有海会長出
席と決定。
6.
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療
に関する法律における結核患者の入退院及び就
業制限の取扱いについて」及び「感染症の予防
及び感染症の患者に対する医療に関する法律に
おける結核患者の入退院及び就業制限の取扱い
について」の一部改正について
佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理
対策室長から、標記に関する具体的な基準が定め
られ、平成19年10月1日通知により一部改正が行
われたとの通知がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知することと決定。
3.第26回北方領土返還要求山形県民大会の開催
及び平成19年度山形県北方領土返還要求キャラ
バンの実施について
11月14日(水) 天童温泉 ほほえみの宿滝の湯
須藤副会長より、山形県北方領土返還促進協議
会会長から、県民大会並びにキャラバンの実施に
ついて通知がある旨説明があり、欠席と決定。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
4.公益法人制度改革に関する説明会の開催につ
いて
11月20日(火) 県庁
須藤副会長より、県健康福祉企画課から、標記
説明会への出席案内がある旨説明があり、事務局
職員出席と決定。
5.山形県農作物有害動植物防除協議会の開催に
ついて
11月21日(水) 県庁
須藤副会長より、県農作物有害動植物防除協議
会会長から、協議会への出席案内がある旨説明が
あり、欠席と決定。
29
9.厚生労働省が行う保険医療材料等使用状況調
査に対する協力について
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記調査
に対する協力依頼がある旨説明があり、協力了承。
10.社会保険医療担当者の個別指導について
板坂常任理事より、山形社会保険事務局から、
社会保険医療担当者の個別指導の実施について連
絡がある旨説明があり、立会い役員について協議
の結果、次のとおり決定。
11月6日(火) 13:30~ 鶴岡市勤労者会館
三原常任理事
11月8日(木) 13:30~ 大手門パルズ
6.医療機関向け「苦情・相談対応」実務研修会
開催のご提案
大泉監事
11月13日(火) 13:30~ 庄内町・響ホール
栗谷副会長
須藤副会長より、損保ジャパンから、標記研修
会開催の企画提案がある旨説明があり、各郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
11月20日(火) 13:30~
新庄市・生涯学習センター
山科理事
11月22日(木) 13:00~ 南陽市民会館
7.山形県臨床内科医会学術講演会並びに診療報酬
審査に関する懇談会への後援のお願いについて
平成19年12月4日(火)
ベルナール鶴岡
平成20年2月21日(木)
ホテルメトロポリタン山形
有海会長より、県臨床内科医会会長から、学術
講演会並びに診療報酬審査に関する懇談会への後
援依頼がある旨説明があり、後援了承。
8.
「女子医学生、研修医等をサポートするための
会」の開催について
有海会長より、日本医師会企画課から、標記開
催について再度案内がある旨説明があり、年度内
に開催予定する旨回答することと決定。
齋藤理事
11.山形県教職員健康審査会の委員の推薦について
佐藤常任理事より、県教育長から、山形県教職
員健康審査会委員の佐藤 潤先生からの辞任に伴
う後任委員の推薦依頼がある旨説明があり、山形
市立病院済生館の和田敏弘先生を推薦することと
決定。
12.インフルエンザ対策連絡会議の開催について
11月2日(金) 県庁
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、イン
フルエンザ対策連絡会議への出席案内がある旨説
明があり、佐藤常任理事出席と決定。
30
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
13.平成19年度全国医師会共同利用施設(臨時)
総会の開催について
12月15日(土) 日本医師会館
鈴木常任理事より、日本医師会長から、標記総
会への出席案内がある旨説明があり、各郡市地区
医師会長あて通知するとともに、本会から有海会
長、三原・板坂・鈴木常任理事出席と決定。
3.インフルエンザワクチンの安定供給の状況と
対策について
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、受注
にあたっては、買占め等の返品につながる過剰な
注文にならないよう、随時の発注、分割納入への
協力など、インフルエンザワクチンの安定供給の
状況と対策について通知がある旨説明があり、各
郡市地区医師会長あて通知することと決定。
14.「公的病院等における診療科別医師数調査」
協力のお願いについて
三原常任理事より、日本医師会長から、
「公的病
院等における診療科別医師数調査」への協力依頼
がある旨説明があり、協力了承。
4.組合員証等のカード化等に伴う事務の取扱い
について
板坂常任理事より、日本医師会長をから、国家
公務員共済組合員証等のカード化等に伴う事務の
取扱いについて通知がある旨説明。
15.「コーディネーター養成講習会」の開催につ
いて
〔Ⅱ〕協議事項
12月1日(土) 日本医師会館
1.日本医師会認定産業医申請(更新)について
栗谷副会長より、日本医師会長から、標記養成
講習会への出席案内がある旨説明があり、武田常
任理事出席と決定。
須藤副会長より、45名の会員から、日本医師会
認定産業医の更新申請がある旨説明があり、日本
医師会へ申請することと決定。
追 加 要 項
〔Ⅰ〕通知事項
1.地域産業保健センター事業の平成19年度成果
目標に係るアンケート実施について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記アンケート実施について通知がある旨説明があ
り、地域産業保健センターのある郡市地区医師会
長あて通知することと決定。
2.公共公益施設のための開発行為の許可に係る
「市街化調整区域における立地基準」
の運用につ
いて
2.「第174回山形循環器懇話会~秋季講演会~」
ご後援のお願い
11月28日(水) ホテルキャッスル
有海会長より、金谷 透会員から、標記講演会
への後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
3.後援依頼について
11月30日(金) ホテルメトロポリタン山形
有海会長より、県ウイルス肝炎治療研究会代表
世話人から、第3回治療研究会への後援依頼があ
る旨説明があり、後援了承。
4.認定健康スポーツ医申請(更新)について
須藤副会長より、県健康福祉企画課長から、標
記運用について通知がある旨説明。
中條常任理事より、15名の会員から、認定健康
スポーツ医の更新申請がある旨説明があり、日本
医師会へ申請することと決定。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
5.救急病院の認定に関する意見の聴取について
済生会山形済生病院
31
10.「山形県医療対策協議会」委員への委嘱及び
会議の開催について
11月8日(木) 県議会棟
中條常任理事より、県健康福祉部長から、救急
病院の認定に関する意見の聴取依頼があるが、山
形市医師会長は「適正と思われる」との意見であ
る旨説明があり、本会としてもそのように意見を
申し述べることとした。
須藤副会長より、県知事から、標記協議会委員
の2名の推薦及び会議の開催案内がある旨説明が
あり、有海会長、須藤副会長を推薦並びに出席と
決定。
6.在宅緩和ケア対策推進事業の実施について
11.医師連盟関係について
佐藤常任理事より、在宅緩和ケア対策推進事業
の実施について説明があり、実施することとし、
詳細については佐藤常任理事に一任と決定。
7.日本医師会認定産業医制度研修会指定申請に
ついて
1月19日(土) 村山市民会館
須藤副会長より、北村山地区医師会長から、標
記指定申請がある旨説明があり、日本医師会へ申
請することと決定。
8.病院における化学物質の排出量等の実態調査
への協力依頼について
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記実態調査への協力依頼がある旨説明があり、協
力了承。
9.第42回優良従業員表彰式の御案内
11月28日(水) 山形市医師会健診センター
敢 遠藤利明政経セミナーについて
11月19日(月) 山形グランドホテル
須藤副会長より、発起人から、遠藤利明政経
セミナーのパーティー券の購入依頼がある旨説
明があり、購入することと決定。
柑 若手医師『医療政策研修会』についてのお
願い
須藤副会長より、日本医師連盟委員長から、
各都道府県医師連盟から1名ずつ新設される
メーリングリストに参加いただける先生の推薦
依頼がある旨説明があり、本会医師連盟執行委
員の青木真先生を推薦することと決定。
桓 新公益法人制度下での公益法人と政治団体
との峻別について
須藤副会長より、日本医師連盟常任執行委員
から、標記について通知がある旨説明。
12.その他
須藤副会長より、山形市医師会長から、標記表
彰式への出席案内がある旨説明があり、有海会長
出席と決定。
敢 山形県感染症発生動向調査企画委員会委員
の推薦について
佐藤常任理事より、県健康福祉部長から、標
記委員会委員の推薦依頼がある旨説明があり、
人選については佐藤常任理事に一任と決定。
32
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
学 校 医 委 員 会
本会学校医委員会は、去る10月26日(金)午後3時
30分より、県医師会館において開催された。
初めに有海会長より、
「少子高齢化の中で、最近
は子供たちを大事に育てることが非常に重要視さ
れている。日本医師会や東北医師会連合会におい
ても学校医大会を開催しているが、本会でも学校
医がどうあるべきかという問題も含め、現在かか
えている児童生徒の問題について、具体的な方策
を検討するため、今日的な課題をテーマに学校医
大会を開催しているところである。本日は今年度
の学校医大会について、忌憚のないご意見を頂戴
したい。」との挨拶があり、大泉委員長の司会で協
議が進められた。
主な協議内容は次のとおりである。
○出席者
会 長 有海 躬行
担当理事 佐藤 泰司、齋藤 忠明
委 員 長 大泉 晴史
副委員長 原田 正夫
ンセ
ン
、青木 真
委 員 鈴木 浩、ア
ンイ
粕川俊彦、中條明夫
○報 告
1.平成18年度本会学校医大会について
平成19年3月10日(土) 於、山形県医師会館
佐藤常任理事より、山形県精神保健福祉セン
ター所長 有海清彦先生から「10代の心の健康・
その光と影」~思春期の心の健康について考える
~、山形県教育庁義務教育課課長補佐 齊藤 隆
先生から「特別支援教育について」
、山形県立総合
療育訓練センター小児科医長 伊東愛子先生から
「軽度発達障害における教育と医療の連携」
の特別
講演が行われた旨報告。
2.第19回東北学校保健・学校医大会について
平成19年7月21日(土)・22日(日)
於、ホ
テ
ル
メ
ト
ロ
ホ
゚
リ
タ
ン
盛岡ニ
ュ
ー
ウ
イ
ン
ク
゙
岩手県医師会館
佐藤常任理事より、佐野隆一先生から「中学・
高校生における生活習慣病健診の試み」
、
シンポジ
ウムでは、佐久間正幸先生から「学校医による喫
煙防止教育」の発表、小森美登里先生から、
「優し
い心が一番大切だよ-我が子のいじめ自殺から見
えたこと-」の特別講演が行われた旨報告。
3.日医学校保健委員会について
佐藤常任理事より、先日各郡市地区医師会に依
頼した「学校保健活動に関するアンケート調査」
の結果について説明があった。
○協 議
1.平成19年度本会学校医大会の開催について
今年度の本会学校医大会について協議の結果、
「学校・地域保健連携推進事業」または「禁煙関
係」等をテーマに、平成20年2月2日(土)開催する
こととし、詳細については執行部に一任と決定。
2.その他
敢 平成19年度山形県学校保健研究大会につ
いて
平成19年11月21日(水)
於、河北町総合交流センターほか
佐藤常任理事より、上記のとおり予定されて
いるので、参加して頂きたい旨説明。
柑 第38回全国学校保健・学校医大会について
平成19年11月10日(土)
於、高松市 全日空ホ
テ
ル
ク
レ
メ
ン
ト
高松ほか
佐藤常任理事より、上記のとおり開催される
旨説明。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
斬10月 2日
東北医師会連合会各県会長会議が
ホ
テ
ル
メ
ト
ロ
ホ
゚
リ
タ
ン
仙台で開催され、有海会長出席。
会報編集会議を県医師会館ほかで
斬〃
開催。
3日
山形県災害時医療救護対応訓練企
斬〃
画担当ワーキングチーム会議が県庁で開催さ
れ、伊藤事務局長出席。
山形県がん対策推進計画策定委員
斬〃
会第1回がん医療部会が県庁で開催され、大
泉監事出席。
4日
第34回山形県公衆衛生学会運営
斬〃
委員会を県医師会館で開催。
県健康福祉企画課との打合せ会が
斬〃
県医師会館で開催され、松下副会長、佐藤・
鈴木常任理事出席。
5日
山形県介護学習センター運営委員
斬〃
会及び介護機器普及事業運営協議会が県介護
学習センターで開催され、佐藤常任理事出席。
山形県がん対策推進計画策定委員
斬〃
会第1回がん予防・検診・登録部会が県庁で
開催され、鈴木常任理事出席。
6日
本会第116回臨時代議員会を県医
斬〃
師会館で開催。
9日
山形県保健医療推進協議会が自治
斬〃
会館で開催され、有海会長出席。
第7回常任理事会を県医師会館で
斬〃 10日
開催。
産業医研修会をホテルメトロポリタン山形
斬〃
で開催。
第38回 日 本 看 護 学 会 ― 地 域 看
斬〃
護―学術集会が山形テルサで開催され、有海
会長出席。
県長寿社会課との打合せ会が県医
斬〃
師会館で開催され、有海会長ほか役員出席。
異状死体検案講習会をホテ
ル
メ
ト
ロ
ホ
゚
リ
タ
斬〃 11日
ン
山形で開催。
第7回日医健康スポーツ医学委員
斬〃
会が日本医師会館で開催され、中條常任理事
出席。
33
平成20年度山形県医師会予算編
成に関する会費基礎資料調査について、各郡
市地区医師会長宛通知。
平成20年度会費減免申請につい
斬〃
て、各郡市地区医師会長宛通知。
「インフルエンザ予防接種ガイド
斬〃
ライン」を各郡市地区医師会長宛送付。
本会第116回臨時代議員会の議決
斬〃 12日
事項について、各郡市地区医師会長宛通知。
麻しん(はしか)排除計画案の送
斬〃
付及び麻しん(はしか)排除計画の実施に係
る実施主体における事前準備について、各郡
市地区医師会長宛通知。
塩酸メチルフェニデート(リタリ
斬〃
ン)その他向精神薬の適正使用、処方せんに
係る疑義照会の徹底等について、各郡市地区
医師会長宛通知。
日本郵政公社の民営化に伴う日本
斬〃
郵政公社共済組合組合員証の変更に係る取扱
いについて、各郡市地区医師会長宛通知。
新潟県中越沖地震による政府管掌
斬〃
健康保険及び船員保険の一部負担金等の減免
措置について、各郡市地区医師会長宛通知。
「改正パートタイム労働法説明会」
斬〃
の開催について、各郡市地区医師会長宛通知。
夢未来やまがた食育フェア~家族
斬〃
団らんの日をきっかけに、できることから始
めましょう。~の開催について、各郡市地区
医師会長宛通知。
潜在性結核感染症の取扱い及び結
斬〃
核の接触者健康診断の手引きについて、各郡
市地区医師会長宛通知。
「院内感染対策指針のモデル」
の送
斬〃
付ならびにホームページ掲載について、各郡
市地区医師会長宛通知。
平成19年麻薬年間報告書の提出
斬〃
等について、各郡市地区医師会長宛通知。
いわゆる4疾病5事業ごとの医療
斬〃
連携体制の構築について、各郡市地区医師会
斬〃
34
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
長宛通知。
斬〃
高齢者に対するインフルエンザ予
防接種について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
電子マニフェスト普及促進キャン
ペーンの期間延長ならびに帳簿作成について、
各郡市地区医師会長宛通知。
育児・介護休業法及び次世代育成
斬〃
支援対策推進法に係る広報について、各郡市
地区医師会長宛通知。
医療広告ガイドラインに関するQ
斬〃
&A(事例集)について、各郡市地区医師会
長宛通知。
平成19年度全国医師会勤務医部
斬〃 13日
会連絡協議会が那覇市・ハーバービューホテ
ルで開催され、須藤・栗谷副会長、武田常任
理事出席。
斬〃 13・14日 第35回東北・北海道医師会共同利
用施設連絡協議会が仙台市・ホテル仙台プラ
ザで開催され、有海会長、佐藤・板坂・鈴木
常任理事出席。
県医師会館購入等に関する打合せ
斬〃 15日
を県医師会館で開催。
斬〃
平成19年度山形県災害時医療救
護対応訓練参加機関代表者会議が県議会棟で
開催され、中條常任理事出席。
日本医師連盟執行委員会が日本医
斬〃 16日
師会館で開催され、有海委員長、須藤副委員
長、松下会計責任者出席。
年金記録の確認に係る社会保険委
斬〃 19日
員研修会がウェルサンピア山形で開催され、
松本次長出席。
山形県災害時医療救護対応訓練第
斬〃 22日
2回企画担当ワーキングチーム検討会議が県
庁で開催され、伊藤事務局長出席。
山形県高齢者保健福祉推進委員会
斬〃 23日
第2回地域ケア体制整備構想策定部会が県庁
で開催され、有海会長出席。
腎機能・肝機能検査等における判
斬〃
定基準に関する打合せ会を県医師会館で開催。
第7回全理事会を県医師会館で開催。
斬〃 24日
山形県四師会禁煙推進委員会を県
斬〃
医師会館で開催。
斬〃
山形産業保健推進センター運営協
議会が山形グランドホテルで開催され、有海会長出席。
特定健診・特定保健指導について、
斬〃
各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
社会保険診療報酬支払基金への特
定健康診査・特定保健指導機関の登録につい
て、各郡市地区医師会長宛通知。
米沢市医師会館創立86周年記念
斬〃 25日
式典並びに永年勤続職員表彰と祝賀会が米沢
市医師会館で開催され、有海会長出席。
出産費及び家族出産費の受取代理
斬〃
の導入について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃 26日
学校医委員会を県医師会館で開催。
石綿健康管理手帳に係る健康診断
斬〃
委託医療機関の要件について、各郡市地区医
師会長宛通知。
「感染症の予防及び感染症の患者
斬〃
に対する医療に関する法律における結核患者
の入退院及び就業制限の取扱いについて」及
び同取扱いの一部改正について、各郡市地区
医師会長宛通知。
郵政民営化に伴う政管健保被保険
斬〃
者証の変更について、各郡市地区医師会長宛
通知。
インフルエンザワクチンの安定供
斬〃
給の状況と対策について、各郡市地区医師会
長宛通知。
労働者の募集及び採用における年
斬〃
齢制限の禁止に係る求人の取扱いについて、
各郡市地区医師会長宛通知。
医療機関向け「苦情・相談対応」
斬〃
実務研修会開催のご提案について、各郡市地
区医師会長宛通知。
学校保健法施行規則の一部改正に
斬〃
ついて、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃 27日
東北ブロック選出日医代議員打合
会が東京・ホテルグランドパレスで開催され、
有海会長、須藤・松下副会長、三原常任理事
出席。
第117回日本医師会臨時代議員会
斬〃 28日
が日本医師会館で開催され、有海会長、須藤・
松下・栗谷副会長、三原常任理事出席。
山形県災害時医療救護対応訓練
斬〃 29日
(図上訓練)
並びに第2回事務担当者会議が村
山総合支庁で開催され、伊藤事務局長出席。
産業医研修会を米沢市医師会館で
斬〃 30日
開催。
第675回幹事会が支払基金で開催
斬〃
され、有海会長出席。
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
35
会 員 異 動
10月31日現在会員数 1,
700名 A会員 731名 B会員 878名 C会員 1名 準会員 90名
○ 会 員 訃 報
死亡年月日
平成19年6月30日
平成19年9月28日
平成19年10月12日
平成19年10月30日
郡市地区医師会
山
形
市
山
形
市
鶴 岡 地 区
天童市東村山郡
氏 名
坂 本 美千代
湯 田 文 朗
佐久間 文 雄
菅 原 一 布
享 年
59歳
51歳
88歳
71歳
○ 入 会
月 日
9.1
9.
26
10.1
〃
〃
〃
〃
〃
10.
18
10.
25
郡市地区医師会
北 村 山 地 区
寒河江市西村山郡
山
形
市
山
形
市
山
形
市
北 村 山 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
山 形 大 学
南陽市東置賜郡
会員区分
B
準
A
準
準
準
B
B
B
B
氏 名
佐々木 朝 子
伊 藤 美以子
高 橋 義 徳
阿 部 玲 子
和 田 敏 弘
高 橋 亮
小 関 暁 之
田 中 俊 尚
平 山 朋 幸
鵜 飼 克 明
旧勤務地
静岡県
鶴岡市
山形市
〃
〃
東根市
鶴岡市
〃
上山市
東置賜郡川西町
会員区分
A→B
B
B
B→A
B
B
B
A
B
氏 名
加賀山 哲 夫
長谷川 功
深 澤 隆
羽根田 敏
羽根田 やえ子
齊 藤 清 子
横 山 喜 恵
小 関 一 彦
杉 山 和 彦
備 考
勤務先変更
〃
医師会の異動
新規開業
勤務先変更
〃
〃
現住所変更
開業準備
○ 異 動
月 日
10.1
〃
〃
〃
〃
〃
〃
10.
13
10.
21
郡市地区医師会
山
形
市
山
形
市
天童市東村山郡
北 村 山 地 区
北 村 山 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
寒河江市西村山郡
山
形
市
36
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
○ 退 会
月 日
9.
21
10.
13
10.
15
10.
31
〃
郡市地区医師会
山 形 大 学
天童市東村山郡
山
形
市
鶴 岡 地 区
南陽市東置賜郡
会員区分
B
B
B
B
B
氏 名
小 山 容
佐々木 哲 也
櫻 井 克 彦
二 瓶 幸 栄
森 敏 恵
備 考(移転先)
宮城県
東置賜郡川西町
宮城県
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
37
医師国保だより
山形県医師国民健康保険組合公告第485号
山形県医師国民健康保険組合
(組合規約の一部改正)
平成19年10月25日開催の本組合第238回理事会
山形県医師国民健康保険組合規約の一部を次の
で「組合規約の一部改正」について、理事専決に
第3条中「山形県山形市荒楯町一丁目8番9号」
規約の一部を改正する規約
ように改正する。
より議決されましたので公告します。
を「山形県山形市双葉町二丁目4番38号」に改め
平成19年10月25日
山形県医師国民健康保険組合 理事長 荒 井 冨 る。
附 則
(施行期日)
この規約は、平成19年10月25日から施行し、平
成19年10月9日から適用する。
平成19年7月分の保険給付費の状況
本組合被保険者にかかる7月分の療養諸費及びその他の諸給付並びに老人保健該当者の医療諸費につ
いては、次のとおりです。
1.療養諸費
7月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院7,
813千円、入院外6,
977千円、歯科2,
518千円、診療費
合計で17,
308千円となりました。組合負担額の前年度同期比では入院37.
78%増、入院外4.
18%増、歯科
9.
34%増、診療費計で18.
01%増となっています。
また、調剤は26.
92%増と引き続き高くなっています。
療養諸費
区 分
件数
日数
費 用 額
一 部 負 担 金
他
薬剤一部負担金 負
組合負担額
円
円
第1種 入 院
医
組合員
入院外
第 2 種 入 院
組 合 員
8
123
3,
446,
000
2,
412,
200
205
309
3,
301,
210
22
285
7,
618,
210
科
739 1,
080
974 1,
797
及
び
世 帯 員
入院外
計
歯
科
円
-
2,
320,
209
979,
173
0
5,
400,
622
2,
018,
727
-
6,
583,
910
4,
657,
063
1,
728,
911
0
20,
949,
330
14,
790,
094
5,
760,
611
法 1件当り 1人当り
額 費 用 額 費 用 額
円
0
円
円
430,
750
5,
269
1,
828
16,
103
5,
048
198,
861
346,
282
3,
855
197,
936
8,
909
3,
332
0
398,
625
21,
509
7,
966
第1種組合員
84
148
971,
240
682,
018
289,
222
0
0
11,
562
1,
485
第 2 種 組 合 員
及 び 世 帯 員
272
482
2,
608,
650
1,
835,
907
725,
632
0
47,
111
9,
591
1,
320
計
356
630
3,
579,
890
2,
517,
925
1,
014,
854
0
47,
111
10,
056
1,
361
400
498
4,
447,
940
3,
157,
573
1,
105,
736
0
184,
631
11,
120
1,
691
(
28) (
1063)
694,
550
418,
170
252,
200
-
24,
180
24,
805
264
調
剤
入院時食事療養費
訪
円
1,
033,
800
担
問
看
護
0
0
0
0
0
-
0
0
0
22
-
117,
135
81,
992
35,
143
-
0
5,
324
45
療
養
費
移
送
費
0
-
0
0
0
-
0
0
0
療 養 諸 費 合 計
1,
752
-
29,
788,
845
20,
965,
754
8,
168,
544
0
654,
547
17,
003
11,
327
本 年 度 累 計
6,
970
- 120,
540,
134
85,
523,
534
32,
378,
693
0 2,
637,
907
17,
294
45,
607
前 年 度 同 期 比
110.
1
-
119.
3
125.
4
112.
9
118.
5
119.
2
-
73.
7
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
38
2.その他組合の諸給付
7月分のその他の諸給付は、高額療養費16件858,
717円、出産育児一時金2件700,
000円、葬祭費2件
200,
000円、傷病手当金5件470,
000円を給付しました。
その他組合の諸給付
種 別
件 数
金 額
備 考
円
高 額 療 養 費
16
出産育児一時金
2
700,
000 家族1人、第2種組合員1人
葬
費
2
200,
000 第1種組合員1人、家族1人
傷 病 手 当 金
5
祭
合
25
計
858,
717
470,
000 第1種組合員2人
2,
228,
717
3.組合の老人保健該当者の医療諸費
7月分の老人保健該当者の医療諸費費用額は、入院11,
646千円で老健該当者1人当たり前年同期比
34.
77%増、入院外5,
675千円で2.
75%減、歯科672千円で8.
83%増、診療費計17,
993千円で19.
77%増と
なりました。
7月分の医療諸費合計では老人保健1人当たり費用額で20.
10%の増となっています。
老人保健該当者の医療諸費 区 分
件数
日数
老 人 保 健
負
担
額
費 用 額
円
入
院
入
院
外
歯
科
計
薬 剤 の 支 給
入院時食事療養費
施
設
療
養
費
訪
入
所
通
所
計
問
看
護
医
療
費
移
送
費
医 療 諸 費 計
本 年 度 累 計
24
445
250
672
52
121
431 1,
238
174
245
(22) (
1,
135)
0
0
0
0
0
0
1
21
1
0
607
2,
409
-
11,
646,
290
5,
674,
770
672,
150
17,
993,
210
3,
053,
470
778,
804
0
0
0
169,
750
2,
620
0
21,
997,
854
89,
974,
148
円
8,
943,
782
4,
474,
399
491,
829
13,
910,
010
2,
329,
525
483,
704
0
0
0
118,
825
1,
834
0
16,
843,
898
68,
967,
501
4.保険給付費支払額の状況
7月分の保険給付費は23,
194千円で、前年に比
べ1,
707千円の増加となっています。
一 部 負 担 金
他
法 1件当り 1人当り
薬剤一部負担金 負 担 額 費 用 額 費 用 額
円
円
2,
702,
508
1,
194,
141
180,
321
4,
076,
970
723,
945
295,
100
0
0
0
38,
925
786
0
5,
135,
726
20,
926,
564
0
0
0
0
0
0
0
0
0
円
0
6,
230
0
6,
230
0
0
0
0
0
12,
000
0
0
18,
230
80,
083
円
485,
262
15,
985
12,
926
41,
748
17,
549
35,
400
0
0
0
169,
750
2,
620
0
36,
240
37,
349
円
33,
466
16,
307
1,
931
51,
705
8,
774
2,
238
0
0
0
488
8
0
63,
212
256,
337
5.共済会の諸給付金の状況
7月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金5件
470,
000円、死亡弔慰金1件350,
000円、出産給付
金1件100,
000円を給付しました。
平成19年度 保険給付費支払額の状況
平成18年度
平成19年度
18年度実績月平均
19年度当初予算月平均
25,801
23,981
20,863
23,194
共済会の諸給付金の状況
種 別
件数
傷 病 給 付 金
23,476
21,253
金額
備 考
円
傷 病 見 舞 金
死 亡 弔 慰 金
出 産 給 付 金
介 護 手 当 金
高齢者褒賞給付金
生存退会給付金
合 計
5
0
1
1
0
0
0
7
470,
000 会員2人
0
350,
000 会員1人
100,
000 配偶者1人
0
0
0
920,
000
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
39
厚生年金基金だより(No.161)
事業概況(平成19年度第2四半期分:平成19年9月30日現在)
1.役員及び事務組織
理 事 の 定 数
代議員の定数
8名
18名
3.加入員及び標準給与
2.掛金率(報酬標準給与月額に対して)
職
員
数
男子
女子
1名
3名
普 通 掛 金 加 算 掛 金 事務費掛金
事 業 所 数
136
事業所あたり
人
加入員数平均
46.
5
4.給 付
敢 年 金
年 金 額
円
一人当り平均額
円
809
63
3
173,
898,
994
16,
528,
100
310,
600
214,
955
262,
351
103,
533
5.年金資産
残高・利回り(平成19年度通期)
勘
定
1.
0
加 入 員 数
人
構
0.
25
成
比
%
合 計
5.
85
標準給与月額平均
円
23.
9
322,
058
76.
1
249,
069
100.
0
266,
480
※加入員数の今年度増加数釈2
名(+
%)
8
9
4
.
7
8
錫錫錫錫錫錫錫錫錫錫若
男
子
女
子
計(平均)
1,
510
4,
820
6,
330
柑 一 時 金
人 数
人
年金受給権者
新規年金裁定者
失権者
4.
6
掛金率(%)
脱退一時金
選択一時金
遺族一時金
通算企業年金選択
人 数
人
一 時 金 額
円
一人当り平均額
円
59
30
0
28
9,
130,
100
16,
854,
600
0
4,
288,
868
154,
747
561,
820
0
153,
174
構成割合
科
目 運 用 委 託 先 委 託 割 合 時 価 残 高 修正総合利回り
資産の種類 時 価 残 高 構 成 割 合
百万円
%
%
百万円
%
信
国 内 債 券
2,
952
22.
0
年 金 信 託
66.
0
9,
088
0.
5
託
みずほ信託銀行
国 内 株 式
4,
913
36.
7
給付専用ファンド
-
143
0.
22
固 資
外 国 債 券
1,
065
8.
0
年
金
信
託
三菱
信託銀行
UF
J
1
5
.
0
2
,
0
2
9
0
.
7
7
外 国 株 式
2,
962
22.
1
産
小 計
81.
0 11,
260
0.
54
一 般 勘 定
1,
279
9.
5
第一生命保険
5.
0
543 △ 2.
47
定 そ
の
他
2
3
3
1
.
7
第 1 特 約 明治安田生命保険
3.
0
322 △ 1.
77
保 合
計
1
3
,
4
0
4
1
0
0
.
0
小 計
8.
0
865 △ 2.
21
資 険 第一生命保険
-
-
11
※ 第2四半期通期市場収益率
日本生命保険
5.
0
576
0.
54
(ベンチマーク)
資 一 般 勘 定 明治安田生命保険
-
-
12
国内債券
0.
66%
産 産
大同生命保険
6.
0
680
0.
62
国内株式
△ 5.
11%
小 計
11.
0
1,
279
0.
56
外国債券
3.
61%
計
100.
0 13,
404
0.
44
外国株式
7.
79%
流動資産 計
-
-
92
短期金融資産
0.
23%
年金資産 合計
-
-
13,
496
※ 8月末現在の別途積立金(剰余金)
概算額 24億1,
800万円
※ 平成19年度第2四半期までの運用環境
長期金利は世界的な株価調整にともない「質への逃避」が強まって低下しましたが、期末にかけては株価の反
発などから上昇しました。
国内株式は米国株式市場を発端とした世界的な株価下落の中で大幅調整しました。その後、米中央銀行の利下
げなどを好感し回復しましたが、今なお上値は重い状況となっています。
外国債券、外国株式はサブプライム問題の拡大を受け長期金利は低下し、欧米株式は急落しました。その後、 米政府の対策や米利下げを好感し反発に転じました。
為替は、円/ドル・円/ユーロとも円キャリー取引解消の動きなどから急激に円高が進行しましたが、金融市
場の不透明感後退から期末にかけて円安に転じました。
40
山形県医師会会報 平成19年11月 第675号
編 集 後 記
平地の木々も色づき晩秋を思わせる風景が広
医療制度改革の真っ只中にある我が医療界。い
がってきています。日中、陽が高くなるにつれ気
まだに定まらない、特定健診・特定保健指導の詳
温も上昇し過ごし易くはなるのですが、これが曲
細、後期高齢者医療保険制度の問題。相変わらず
者で寒暖の差が大きくなり体調を崩されている患
「財政再建」を錦の御旗にして医療・社会保障費
者さんも増えているようです。まだまだ異常気象
の削減を執拗に要求する、財政制度等審議会・財
を思わせる陽気が続いている今日この頃です。
務省の姿勢。勤務医師の過重労働問題を逆手にと
さて、わが国の政界もかなり体調を崩している
り、返す刀で今度は開業医を過重労働へと診療報
ようです。参議院選挙の大敗を受け、さっさと退
酬で誘導しようとする中医協・厚労省の目論み。
陣すれば良かったものを、無理に粘って墓穴を掘
得意の「梯子はずし」が待っているのは想定内の
り、総理大臣の椅子を放り出した御曹司代議士。
ことです。医師の絶対数の不足は、小児科、産科、
さすがに代議士までは辞める気は無いようですが、
麻酔科などの臨床医ばかりではなく、公衆衛生・
病気に付きまとわれては十分な議員活動も出来な
保健行政、死体検案など法医学に携わる医師不足
いのでは、と人事ながら心配です。はたまた、国
は以前より問題になっているところであり、市中
民の期待を一身に受け、参議院では第一党となり
開業医のボランティア精神に全面的に依存してい
今後行われるであろう総選挙では、政権交代を狙
る現状があります。
える位置についたばかりの政党代表のご乱心。自
来年度からの診療報酬の引き上げを求める我が
党の経験不足による政権担当能力に対する不安の
医師会にとっては厳しい状況がこれからも続いて
吐露などドタバタ騒ぎの二日間、元の鞘には収
いくことは必定です。今こそ「医療崩壊」の危機
まったものの今後の政治活動、政党内での求心力
を回避するために、われわれ医師会の団結が求め
の低下は避けられず、党の勢力維持拡大に関して
られているだけでなく、日常診療の中での、患者
は大きなマイナスになったようです。このような
さんに対する医政啓発活動も重要になってくるも
状態では国会運営もスムーズに進行するはずも無
のと思われます。
く、会期の延長など余計な税金を浪費する結果に
(中條 明夫)
なってしまいました。
発
75号
山 形 県 医 師 会 会 報 第6
〃 ¥ 525
本会会誌の誌代525円は、山形県医師
行
者 有 海 躬 行
平成19年11月5日 印刷
平成19年11月10日 発行
編 集 委 員 栗 谷 義 樹
〃 〃 佐 藤 泰 司
三 原 一 郎
中 條 明 夫
発 行 所 社団法人
会会費賦課微収規程第2条別表に定め
る会費の中に含まれる。
山形県医師会
2432 山形市荒楯町一丁目8番9号 〒990TEL023-631-4350 FAX023-631-4352 印 刷 所
㈱
誠
文
堂
山形市本町一丁目7番50号 印
刷
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