ドキュメンタリー映画『A2-B-C』上映会 &健康に関するパネルディスカッション in 仙台 福島県健康調査で、いままでに甲状腺がん悪性と診断された子どもは、疑いも含め 117 人にのぼります(2015 年 2 月現在) 。すでに手術を終え、甲状腺がんと確定した子どもは 86 人。また、リンパ節転移が多いなど症例も深刻です。受診率の向上や健診の拡大・強化 が望まれます。こうした中、早くから甲状腺検査について描き、人々の心をうった話題作 「A2-B-C」 。東北のみなさんにこそ見てほしい。イアン監督と地元の医師の皆さんの健康 セミナー・パネルディスカッションに質問コーナーを加えて、上映会&セミナーを開催し ます。 日 時:3 月 1 日(日曜日)16 時半(開場 16 時)~19 時 場 所:仙台市福祉プラザ 1F プラザホール (地下鉄五橋駅上) 〒980-0022 仙台市青葉区五橋 2 丁目 12 番 2 号 入場料金:1,000 円(20 歳未満半額)セミナー資料代含む プログラム(予定): ◆ 始めのあいさつ ◆ ドキュメンタリー映画『A2-B-C』上映 72 分 休憩 5分 ◆ ◆ 健康に関するパネルディスカッション ・イアン・トーマス・アッシュ ・小林 恒司 ・わたなべかずみ ・満田 夏花 会場との質疑応答 ◆ 小さき声のカノン予告編上映 主催:マミーズタミープロジェクト/イブのもりダイニングラウンジ /国際環境 NGO FoE Japan お問合せ:イブのもり 福島市栄町 6-4 南城ビル 2F ℡:024-523-5055 国際環境 NGO FoE Japan 〒173-0037 東京都板橋区小茂根 1-21-9 TEL:03-6909-5983/FAX:03-6909-5986/http://www.foejapan.org/ 申し込みフォーム:https://ssl.form-mailer.jp/fms/1c99dc41345974 ■映画紹介 フクシマで生きるの子どもたちに、今何が起きているのか ドキュメンタリー映画『A2-B-C』 本作は、日本在住のアメリカ人監督イアン・トーマス・ア ッシュが福島原発事故以降の福島の子どもたちを追ったド キュメンタリーである。 世界中の映画祭で観衆の圧倒的支持を得て 日本各地で上映を重ね、いよいよ仙台上映決定! イアン・トーマス・アッシュ(Ian Thomas Ash) アメリカ・ニューヨーク州出身。最初の長編ドキュメンタリー『the ballad of vicki and jake』(2006 年)が、スイスドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞。滞日 歴は 10 年に及び、福島第一原発事故後の福島を撮った『グレーゾーンの中 (In the Grey Zone)』 (12 年)や『A2-B-C』(13 年)などがある。 ■パネリスト紹介 小林 恒司 わたなべ かずみ 満田 夏花 小林 恒司……精神科医 喜多方市 飯塚病院非常勤 医師。震災後、福島県内外各地の仮設や保養先などで、健康相 談会や、講演活動により、母子や高齢者の心のケアを続ける。 わたなべかずみ……マミーズタミープロジェクト代表/AIDENAL スピリチュアルメモリー・リーディング研究所主幹 /学校事件事故被害者支援「剣太の会」代表。スピリチュアルカウンセラーとして全国各地、海外で活動 中。3.11 の震災後、福島の子どもたちや弱い立場の人たちの支援に精力的に活動をする。短期保養のた めの猪苗代にシェアハウスを運営、現在九州にて福島や関東からの自主避難者用のシェアハウスを運営。 満田 夏花……国際環境 NGOFoE Japan 理事。一 橋大学非常勤講師。地球・人間環境フォーラムにおいて「開発途 上国における企業の社会 的責任」、 「国際金融機関の環境社会配慮」 などの分野 での調査・政策提言活動 を行ってきた。2009 年 7 月 から 現職。3.11 後、原発・エネルギー担当として、福島の被ばく 最小化 の問題に取り組む。 福島の子どもたちの今 福島県の第一次の県民健康調査で、甲状腺がんの手術をした子どもたちが 85 名。疑いを含めると 112 名 の子どもたちが甲状腺がんの診断を受けました。 チェルノブイリは事故後 3 年以降に小児甲状腺がんが急激に増加しています。1 回検査して安心すること なく、継続受診が必要なのですが、福島の現状は 2 次検査の受診率が40%を下回る状況です。 安心して生きる事を重視した結果、検査を受けない子どもたちが増えていることに私たちは危惧しています。
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