M7 Point Lesson 座標値入力による敷地図作成 座標値入力で敷地を作図する方法として、座標値を順次入力する方法とマ クロ部品を使用し、Excel などで入力した座標値ファイルを読込む方法の2つ を紹介します。 Vol.78 2002/6/30 ■座標値を順次入力することで作図する方法 [Alt]キーを押しながらで表示される「相対座標の入力」ダイ アログを利用して原点(用紙枠左下)からの絶対座標で敷地 の座標を入力します。敷地の座標値が大きいため、1/100 の mm単位で入力して敷地を作図した後、100 倍の大きさに変 更します。 点 P1 P2 P3 P4 X座標 439.847 500.343 523.529 509.132 Y座標 540.878 551.889 542.745 531.692 単位(m) ①「連続線」コマンドを選択し、ダイアログバーの「任意」 を選択し、「閉じる」にチェックを付ける。 ② [Alt]キーを押しながらキーを押す。 ① ([Alt]キーを押しながらでもよい) ⇒「相対座標の入力」ダイアログが表示される。 ③「相対座標の入力」ダイアログの「絶対座標」と「XY 反転」にチェックを付ける。 CHECK 測量の座標値は水平方向が Y 値であるため、「XY 反転」に チェックを付けて入力する。 ③ ④ ④「座標値」ボックスにP1の座標「439.847,540.878」 を入力し、「OK」ボタンを ⑤更に [Alt]キーを押しながらキーを押す。 ⑥表示される「相対座標の入力」ダイアログの「座標値」 ボックスに P2 の座標「500.343,551.889」を入力し、 「OK」 ボタンを Hint 「X 値,Y 値」を区切る ,(カンマ)は、[,]キーの代わりに[.(ドッ ト)]キーを2回押してもよい。 Hint「OK」ボタンをする代わりにキーで確定してもよい。 ⑦更に [Alt]キーを押しながらキーを押す。 ⑧表示される「相対座標の入力」ダイアログの「座標値」 ⑥ ボックスに P3 の座標「523.529,542.745」を入力し、 (キーの代わりに「OK」ボタンをでもよい) キーで確定。 ObraClub vol.100付録(2004.04) M7 Topics 4 ⑨更に[Alt]キーを押しながらキーを押す。 ⑩表示される「相対座標の入力」ダイアログの「座標値」 ボックスに P4の座標「509.132,531.692」を入力し、 キーで確定。 ⑪連続線が小さく表示されている画面左下部を拡大する。 ⑫適当な位置でし、「確定」を ⇒連続線が確定し、作図される。 ⑫ ⑬「範囲」コマンドを選択。 ⑭範囲の始点からし、敷地図を囲み終点を。 ⑬ ⇒囲んだ敷地図が対象として赤表示になる。 ⑮「移動」コマンドを選択。 ⑯ダイアログバー「倍率」ボックスに「100」と入力。 ! ボックスへの数値入力はキーで確定すること。 ⑰移動の基準点を ⑭ ⑮ ⇒100 倍の大きさの敷地図が仮表示される。 ⑯ ⑱移動先の基準点を ⑱ ObraClub vol.100付録(2004.04) M7 Topics 5 ■座標値ファイルを読込むことで作図する方法 「座標読込.m7p(マクロ部品)」で、テキスト形式の座標ファイ ルを読込みすることで敷地を作図します。 ---P1 座標ファイルが Excel で用意されている場合には、Excel で X ---P2 座標、Y 座標以外のセルは削除した上で[ファイル]-「名前 ---P3 を付けて保存」で「ファイルの種類」を「CSV カンマ区切り ---P4 (*.csv)」として保存してください。 座標ファイルを新たに用意する場合には、メモ帳などで、1点 付録 FD に Excel の座標ファイルを CSV 形式で保存した vol78-06.csv を1行に X 座標と Y 座標を,(カンマ)で区切って入力し、ファ を収録しています。 イル名を○○.txt として保存してください。入力はm単位で構 !マクロ部品 07p0204.exe をインストールしてあることが前提です。 いません。 07p0204.exe は付録 FD にも収録しています。 ①「部品」コマンドを選択。 ②表示される「部品の呼び出し」ダイアログで、「ファイ ① ルの種類」を「M7 マクロファイル(*.m7p)」とする。 ③ ③「ファイルの場所」を「C:¥m7¥dev¥src¥製図一般」 とする。 ④ ④「座標読込.m7p」をで選択。 ⑤「開く」ボタンを ② ⑤ ⑥表示される「ファイルを開く」ダイアログで、あらかじ め 用 意 し て い た 座 標 フ ァ イ ル ( こ こ で は 付 録 FD の vol78-06.csv)をで選択。 *付録 FD の座標ファイルを読込む場合には、「ファイルの場所」を 「FD ドライブ」としてください。 ⑦「開く」ボタンを ⑧ダイアログバーの「XY 反転」にチェックが付いている ことを確認。座標ファイルの座標値をm単位で入力してい る場合は、ダイアログバーの「倍率」ボックスに「100」 ⑧ と入力する。 ! ボックスへの数値入力はキーで確定すること。 Hint ダイアログバーの「グループ」のチェックが付いている状態で、 ⑨を行い作図すると、敷地図はグループ化要素として、ひとまとめに 扱われる。個々の線の伸縮、消去などを行うためにはグループ化の解 除が必要になる。 Hint ダイアログバー「基点」ボックスで敷地図に対するマウス位置 (基点)を「中心」「開始点」(座標ファイルの1行目の点)「ゼロ」(座標 原点 0,0)に変更できる。 ⑨敷地図の配置位置を ObraClub vol.100付録(2004.04) M7 Topics 6
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