スマートモビリティシティ - Smart Mobility City 2013

vol. 4
SMART MOBILITY CITY 2013
NEWSLETTER
2013.11.11
第43回東京モーターショー2013 主催者テーマ事業
SMART MOBILITY CITY 2013
クルマと情報ネットワーク
情報通信技術の高度化は、私たちの生活を大きく変化させました。私たちは、新たな情報端末や
サービスを通じ、多くの人々とつながり、互いの思いを伝えあうことで、これまでにないネットワーク
社会を生みだしました。今ではインターネットやスマートフォンのない世界は考えられません。クルマ
もまた、情報通信技術と融合することで、これからの人々の暮らしに、揺るぎない安全・安心と新た
な楽しさを提供していきます。
高度道路交通情報システム(ITS)は、これまでも電子料金収受システム(ETC)や道路交通情報
通信システム(VICS)などの普及を通じ、交通渋滞の軽減などに大きく貢献してきました。これから
のクルマは、歩行者、道路、他のクルマとお互いの位置や状況を伝え合い、運転支援技術と高度に
連携することで、見通しの悪い交差点や混雑した状況でも、従来の想像を超える安全と安心をもた
らすでしょう。
さらに、走行中のクルマは、交通渋滞や気象情報など貴重なリアルタイム情報を発信しています。
近年では、この情報により、次々に変化する状況に迅速
に対応したルート選択や交通渋滞の回避が可能となって
います。
2011年3月の東日本大震災では、多くの道路や橋梁
が被害を受けましたが、この情報を共有し通行可能な
輸送ルートとして一早く情報提供することで、医薬品や
食品などの緊急物資を被災者の手元に届けることが
できました。これからのクルマは、災害時に現地の道
路や気象などの状況を把握し、また停電時に必要な情
報を届けるための身近な拠点として、コミュニティの情
報支援に重要な役割を果たすようになるでしょう。
クルマの情報通信技術との融合は、このような安全・
安心や快適性、災害対応等への貢献に留まりません。
これからのクルマは、スマートフォンなどと同様、最新
の音楽や暮らしの情報を届け、情報発信を行う身近な
情報端末として進化します。さらに、ゲームやビデオな
ど他のメディアと連携するエンタテイメントシステムとし
て、新たな価値を創出し続けます。
クルマが情報通信との融合により毎日の生活にさり
げなく溶け込み、しっかりと未来を紡いでいく、そんな
未来の社会をSMART MOBLITY CITY 2013で体験して
みませんか。
災害時の通行実績・通行止情報 事例
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SMART MOBILITY CITY 2013
NEWSLETTER
COLUMN
まちや大切な人とクルマでつながる未来
楠田 悦子
東京モーターショー
SMART MOBILITY CITY 2013
ニュースレター 編集デスク
・1984年生まれ
・クロスセクターモビリティビジネス情報誌
「LIGARE」~QOL& Mobility of Life~
初代編集長
・モビリティコンサルタント・ジャーナリストとして、
20代女性の意識を精力的に発信。
・国土交通省
「移動×都市×住宅の将来共通ビジョン研究会」
委員
・西宮市「都市交通会議」委員
忙しく働いた後、ゆっくり過ごす週末。私は、気分転換にド
ライブに出かけるのが大好きだ。クルマは、私の身軽なパー
トナーとして、いつも私の隣に寄り添ってくれる。
そんなクルマが、ちょっとずつ未来の存在に変わってきた
みたい。どうせだったら、ただ単にガソリンで走るだけじゃな
い、もっと別の「コト」が起こったらいい。
これからは、クルマが新しい出会いやコミュニケーションを
助けてくれる。ショッピング、レストラン、ゲームなど暮らしに
関わるあらゆるものとクルマがつながって、新しいアイデア、
サービスが生み出されていく。クルマが自分や友達とのネッ
トワークの一部になってくれたらいい。そこから、新しい喜び
や発見、人やまちとのつながりが次々に生まれる予感。
人や道路とつながって、誰にとっても移動や運転がもっと
安心に楽しめるものになったら。新しいサービスで、雨が
降っても渋滞しても、ドアからドアへ自由に快適につないでく
れたら。地球の裏側の人ともクルマでつながって、持続可能
な未来のまちやくらしについて一緒に考えられたら。
外出や運転の楽しさをもっと。そして、まちやくらしや大切
な人と“つながるクルマ”。未来のまちを、友人や大切な人と
私はどんな風にドライブをしているのだろう。
(楠田 悦子)
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SMART MOBILITY CITY 2013
NEWSLETTER
会場内プログラム
ICTとクルマが「つながる」未来を見せます。
【カンファレンス】
国際シンポジウム「安全・安心へ、つながるクルマ~高度運転支援システムの可能性~」
高度運転支援システム(ADAS : Advanced Driver Assistance Systems)は、クルマをより安全、快適に
するために人、道路、都市機能などにつながり、一部は基本搭載機能へなりつつあります。ADAS機能
がさらに進化、普及するためには、都市インフラの整備、技術的信頼性の向上とともに、運転者の
ヒューマンファクターも検討すべき課題になります。この新たなる人とクルマとの関係を様々な視点
から議論し、その将来的可能性を探ります。
また、本プログラムは、本年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2013」、「ITS世界会議東京
2013」との連携企画である、自動運転を共通テーマにしたシンポジウムの第三弾として実施します。
【開催日時】11月25日(月)10:30~16:50
【開催場所】会議棟6F 605-608会議室
【登 壇 者】渡邉浩之氏(ITS Japan 会長) ・天野肇氏(専務理事)
Mr. Anthony Levandowski (Google Google-X Product Manager)
横山利夫氏 (株式会社 本田技術研究所 四輪R&Dセンター 上席研究員)
Mr. Michael Heimrath
(Head of Projects ConnectedDrive at BMW Group Research and Technology)
尾﨑信之氏 (株式会社 東芝 社会インフラシステム社 技監)
廣江 彰氏 (立教大学教授)
(登壇予定順)
【エキシビション】
①SMCツアーズ
既に実現しつつある、または実証実験段階にある技術やサービスから10年くらい先、そしてさらにその将来の
夢を体感いただける企画として、クルマ型のミニシアターに乗り込んで、明日のクルマや暮らしがあるスマートモ
ビリティシティの様々な世界を探訪する「SMC TOURS」をコア展示で実施します。
②出展者展示ゾーン
出展者各社のブースでもICTとクルマの「つながる」が多数、展示・紹介されています。
是非ご覧ください。
【テストライド】
自動運転デモンストレーション
【開催期間】11月25日(月)~26日(火) 2日間 10:30~16:00
【開催場所】屋上展示場(屋外)
情報発信に関する取材・お問い合わせ窓口
東京モーターショー SMART MOBILITY CITY 2013 広報事務局
担当:河原潤子 [email protected]
電話: 03-3309-8951 FAX:03-3309-8952 携帯:090-1036-8060
SMC各項目の詳しい内容は、今後もニュースレターでお知らせ致します。
更新情報の配信をご希望の方は [email protected] まで、ご連絡下さい。
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SMART MOBILITY CITY 2013
NEWSLETTER
実施プログラム一覧
【コア展示】
SMC TOURS
エキシビションエリアの中心で主催者が展開する「コア
展示」では、既に実現しつつある、または実証実験段階
にある技術や サービスから10年くらい先、そしてさら
にその将来の夢を体感いただける企画として、クルマ型
のミニシアターに乗り込んで、明日のクルマや暮らしが
あるスマートモビリティシティの様々な世界を探訪する
「SMC TOURS」を実施する。また、壁面では
それらの全体像がわかる巨大なマップにより、次世代自
動車とそれを取り巻く社会システムを、より深く、より
分かりやすく展示する。
○コンテンツ一覧
Ⅰ つながると安全
Ⅱ つながると快適
Ⅲ つながると楽しい
Ⅳ つながると安心
Ⅴ つながるとスマート
Ⅵ つながると自由
会場 西4ホール
期間 2013年11月22日(金)~12月1日(日)
【テストライド】
SMC試乗会 体感!スマート・ドライビング
(1) 「パーソナルモビリティ体験走行」
会場 西4ホール コア展示内
期間 2013年11月22日(金)~12月1日(日)
(2) 「超小型モビリティ体験走行」
会場 西4ホール コア展示内及びトラックヤード
期間 2013年11月22日(金)~12月1日(日)
(3)「電動二輪車試乗会」
会場 西4ホール トラックヤード
期間 2013年11月22日(金)~12月1日(日)
(4)「高度運転支援システム試乗走行」
会場 屋上展示場
期間 2013年11月22日(金)~11月26日(火)
(5)「自動運転デモンストレーション」
会場 屋上展示場
期間 2013年11月25日(月)~11月26日(火)
(6)「充電インフラ、EV・PHV体験会」
主催 一般社団法人次世代自動車振興センター
会場 屋上展示場
期間 2013年11月27日(火)~12月1日(日)
【カンファレンス】
国際シンポジウム
自動運転をはじめとした先端技術の開発動向や、明日の社会
とその移動の可能性について、国内外のクルマメーカー・IT
企業、および世界第一線の知識人による講演とセッション。
「安全・安心へ、つながるクルマ~高度運転支援システムの可能性~」
会場 会議棟6F 605-608会議室
日時 2013年11月25日(月)10:30~16:50
「未来社会と未来の移動」
会場 会議棟7F 国際会議場
日時 2013年11月28日(木)11:00~16:30
(特別協力 トヨタ自動車株式会社)
「次世代モビリティがもたらす未来の暮らし」
午前の部:超小型モビリティデザインコンテスト表彰式
共催 電気自動車普及協議会・読売新聞社
午後の部:シンポジウム「次世代モビリティがもたらす未来の暮らし」
共催 国土交通省・読売新聞社
会場 会議棟6F
日時 2013年11月24日(日)10:30~16:00(予定)
アドバンス・テクノロジー・セミナー
(実施予定企業・団体)
日産自動車株式会社、経済産業省 資源エネルギー庁
キッズ・ワークショップ
1. 日産自動車株式会社
「日産 わくわくエコスクール」
会場 会議棟1F 102会議室
期間 11月23日(土)、24日(日)
2.株式会社エコモ
「エコモ カーデザインパーク“ねんど”でカーデザイン体験」
会場 西4ホールSMC2013内キッズエリア
期間 11月23日(土)、24日(日)、30日(土)、12月1日(日)
3.パナソニック株式会社
「パナソニックキッズスクール ハイブリッドカー工作教室」
会場 パナソニックセンター東京、
SMART MOBILITY CITY 2013会場内
期間 11月23日(土)、24日(日)
4.マブチモーター株式会社
[マブチモーターで動く“木のクルマ”を作ろう!]
会場 西展示棟1F アトリウムステージ
期間 11月24日(日)、30日(土)、12月1日(日)
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