「ハイブリッド法曹」へ。

桐蔭法科大学院
2 016 ガ イド
TOIN LAW SCHOOL
MAGAZINE
2016 GUIDE
[特集]
社会には
「ハイブリッド法曹」の
力が必要である。
Our Society Requires
The Abilities of a “Hybrid Lawyer”.
社会人としての経験と法律の知識が融合、
より高度な「専門力」
で
社会を変えていく。それが「ハイブリッド法曹」の力です。
高度に複雑化する現代社会において、法曹界に求められているのは、確かな法的解決力を持った人材です。
桐蔭法科大学院は開学以来、
「ハイブリッド法曹」
というコンセプトを掲げ、数多くの社会人学生を受け入れ、養成してきました。
さらに高度化する」
こと。社会人として培った専門知識と経験、
ハイブリッドとは「2 つの異なるものが混合し、
これからの社会に必要な、真のハイブリッド法曹を目指す。
そして本学で学んだ法律の専門知識。その2 つが融合することで、
それは、
どんな困難な課題にも、自身の専門知識と法律知識を最大限に活用して対処できる、社会の新しい力です。
例えば、医師の資格を持つ弁護士として、医療過誤に伴う損害賠償訴訟リスクが高まる医療界で、
どう問題と向き合っていくのか。
そこでは現場を熟知した医師だからこそ解決できることが必ずあるはずです。
その力を発揮する場は、無限に広がっています。
働きながら学び、
「ハイブリッド法曹」
として社会へ。
ここから、その第一歩がはじまります
[特集]
社会には
「ハイブリッド法曹
力が必要である。
Our Society Requires The Abilities of a “Hybrid Lawyer”.
01 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
C O N T E N T S
SPECIAL TALK
………………………………………………………………
03
蒲 俊郎(桐蔭法科大学院 法科大学院長、城山タワー法律事務所 代表弁護士)
久保利英明(桐蔭法科大学院 教授、日比谷パーク法律事務所 代表弁護士)
HYBRID LAWYER INTERVIEW
……………………………………………
07
司法試験合格者/修了生インタビュー
HYBRID LAWYER CAMPUS
………………………………………………
11
キャンパス/アクセス/カリキュラム
HYBRID LAWYER TEACHING
……………………………………………
17
……………………………………………………………………
21
桐蔭法科大学院 教員紹介
入試概要
学長メッセージ
桐蔭横浜大学 学長
小島 武司
(こじま たけし)
中央大学大学院法学研究科修了
● ミシガン大学・ロースクール留学
● エクス・マルセイユ大学(仏)
、フランクフルト大学(独)、
南京師範大学(中)各客員教授
● 法学博士
● 2008 年、本学学長に就任
● 日本司法アクセス学会長
● 司法試験委員、民事訴訟法学会理事長、日本仲裁 ADR 法学会理事長、
中央教育審議会大学分科会 法科大学院部専門委員などを歴任
● 専門分野は、民事訴訟法
●
」
の
いま法科大学院は、国家的要請を踏まえ、英知を結集し、
より高いステージへ進むべき時を迎えました。
本学も、フラットでオープンな時代に相応しい教育モデルの開発に取り組んでいます。
このような大学改革の先陣をきって導入されたのが、法科大学院教育です。
法科大学院は、スマートパワー強化の一環として、実務と法理の融合を図り、創造的
思考力と高いプロフェッション倫理をもつ法律家の養成を目指して対話中心手法(ケース・
メソッド)を実践しています。生きた法の担い手である実務家と、法理のエキスパートである
学者とが手を携え、将来の法律家を鍛え上げる万全の構えをしています。
法科大学院の創設は、私個人としても長年の夢でした。1960 年代に、司法研修所で
実務的思考の洗礼を受け、また、学生と教授とが対等の立場で、生(なま)の裁判事例を
素材に、白熱した議論の応酬をするアメリカのロースクールの教室に出席し、自分もこんな
教育を受けたかったと歯ぎしりする思いでした。
法の支配に支えられた成熟民主制の時代にあっては「法の成長」を支える法律家の力は
必須です。各国の弁護士が相互に乗り入れる開放業務システムが広がっている今日、我々は
創世期を経て、英知を結集し、
より高次のステージに進むべき時を、いま迎えています。
本学は、学際的なハイブリッド法曹の養成を旗印として、時代の要請に応え、社会貢献を
果たしたいと意欲を燃やしています。
全学を挙げて教育の質の向上と学習環境の整備に取り組む本学は、志を共にする皆さん
を熱烈に歓迎します。
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 02
S P E C I A
桐蔭法 科 大 学 院 法 科 大 学院 長
桐蔭 法科 大学
学院 教授
多 様な能 力を備え、多 様なもの の 見 方ができる。
桐蔭法科大 学 院 の 掲げる「 ハイブリッド法 曹 」育 成とは
こうした人 材 のインキュベーターです。
2011 年 8 月、桐 蔭法科大学院と大宮法科大学 院 の 統 合は 、
世 間に 大きなインパクトを与えました。
司 法制度改革の是非が議論され、法科大学院 の 存 在 意 義が 問 わ れている中 、
統 合の立役者である桐蔭法科大学院長の 蒲 俊 郎 教 授と、
大 宮法科大学院の実質的な創始者で、この春より桐 蔭 法 科 大 学 院 の 専 任 教 授に 就 任した
久 保利英明教授が忌憚のない 意見を交わしました 。
◎蒲俊郎プロフィール
1993年 弁護士登録
2003年 城山タワー法律事務所開設
2005年 桐蔭法科大学院教授に就任
2010年 同法科大学院長に就任
2014 年 学校法人桐蔭学園理事に就任
ガンホー・オンライン・エンターテイン
メント
(株)社外監査役
(株)
ケイブ社外監査役
(株)
ティーガイア社外監査役
専 門は 、IT・インターネット、企 業 法 務
全般、労働問題(使用者側)
03 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
L
T A L K
◎久保利英明プロフィール
1971年 弁護士登録
1998 年 日比谷パーク法律事務所開設
第 二 東 京 弁 護 士 会 会 長 、日 本 弁 護 士
連合会副会長などを歴任。
2004 年 大 宮 法 科 大 学 院 大 学 教 授に
就任
2015年 桐蔭法科大学院教授に就任
日本取引所グループ社外取締役
会社法、知的財産権、倒産法関連の著書
多数
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 04
蒲 俊郎×久保利英明
桐 蔭 法 科 大 学 院 法 科 大 学院長
桐蔭法科大学院 教授
真の法曹を養成することのできる
高 い 報 酬 を 取る弁 護 士 は 一 人 もいませ ん 。
です。
大人とは多様な能力を備え、
多様なものの
桐蔭法科大学院
国民がこの事実を知れば、時間をかけないで
見方ができる人物のことです。桐蔭法科大学院
事件を解決するためには弁護士と裁判官を
のモットーである
「ハイブリッド法曹」育成とは
増員せよという世論が巻き起こると思います。
こうした人材のインキュベーターであるという
大学院の実質的な創始者の立場で、久保利
反社会的勢力撲滅には普通の弁護士の増員
ことです。私はその理念に共鳴し、弁護士が
先生にご登場いただき、桐蔭と大宮の両法科
こそ決定打だということです。二つ目は「弁護士
弁 護 士 を 創るという大 宮 の 建 学 の 精 神 を、
大学院が統合することによって、司法制度改革
ほど素敵な仕事はない」
ということです。弁護
桐蔭でさらに発展させたいと思っています。 の 中で何ができるか についてお 話しさせて
士が厚い層として存在しない国は専制国家か
蒲 いずれも素晴らしい 抱負だと思います。
いただきました。そして、
この統合の最終プロ
暴力が支配する国であり、市民の自由は保障
ちなみに、第一の反社会的勢力に関する問題
セスとして、4月から、先生に本学の専任教授に
されません。法の支配とは弁護士が活躍する
意識は、私の視点からは抜け落ちていました。
ご 就 任 い た だ い た わけですが 、その 抱 負を
体制です。弁護士はいかなる仕事をしても正
株主総会対策の先駆者として防弾チョッキを
お聞かせいただけますか。
義の総量を拡大させる素晴らしい仕事であり、
着て総会に臨んだという伝説のある先生なら
久保利 私は、桐蔭法科大学院の教授として、
法科大学院と法曹人口増大は正義の総量を
ではの発想かと思います(笑)。私も「弁護士
4 つのことを学生に対して訴えていきたいと
拡大させる施策であるということです。三つ
ほど素敵な仕事はない」というのは全く同感
考えています。一つ目は、
「 弁護士が増えれば
目は、
「法律の知識があるだけでは法律家とは
です。
メディアが弁護士の就職難や収入減を
社会悪が確実に減る」
ということです。3月13日
言えない」
ということです。多数の実務家教員を
はやし立てたことで、現在、法科大学院の志願
蒲 2 年前の本学パンフレットでは、大宮法科
付産経新聞は「暴力団 5,100 人減」の見出しで
擁して研究者教員と協働するロースクールシス
者が激減しています。この事象を、逆の側面
「(かつては)費用がかさんでもわれわれ(暴力
テムを作らなければ法科大学院は司法試験
から捉えれば、現在、弁護士になれる可能性が
団)に依頼すれば短時間で解決できるという
予備校に勝てないと思います。桐蔭は知識の
以前よりずっと高まっているわけであり、今この
ことで仕事は多かった。今は時間がかかっても
応 用 力と、コミュニケーション能 力を有する
時を逃すのはもったいないと思います。医者の
弁護士に依頼するなど適法な手続きを取る」
真の法曹を養成することのできる法科大学院
場 合と同じく、国 が 意 図 的 に 合 格 者 の 人 数
と暴力団幹部の悲鳴を伝えています。暴力団は
だと思います。最後に、
「弁護士は大人の仕事で
調整をした場合、近い将来、必ず反動が来る
回収額の半分をせしめていましたが、そんな
あり、多様なニーズを開拓できる。」
ということ
のであり、これ ほど「 素 敵 な 仕 事 」に つける
チャンスが 低 倍 率で放 置されているという
現状認識を、社会人の方には是非持っていた
だきたいですね。今、アベノミクスで株式相場
が活況を呈していますが、有名な相場格言に
「人の行く裏に道あり花の山」
というものがあり
ます。
どこかの時点で司法試験をとりまく状況
が転機を迎えると思いますが、その好機をどう
捉えるか、社会や周りの人の動きだけに目を
とらわれずに、勇気を持って一歩踏み出せば、
花の山が待っているかもしれないということ
を、法曹志望の方には意識してほしいと思い
ますね。
「弁護士という生き方」を
学生に注入したい
蒲 先生が桐蔭で担当されている科目と授業
概要を教えていただけますか。 久保利 まず、
「 現代弁護士論」を担当します。
多くの法科大学院生は弁護士になりたいと
05 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
SPECIAL TALK
言いますが、弁護士がいかなる存在か、弁護士
の仕事はどのようなものか、活躍している弁護
士はどんな人かを何も知りません。修了生 、
司法修習生でも同様です。弁護士も少なかった
し、法科大学院もなかった旧試験時代は、司法
修習で初めて弁護士の世界を覗くことになった
わけです。しかし、現在の司法修習は裁判官
任用のための選別機関となり、二回試験準備も
あるから、そんな余裕はありません。
また、多く
の法科大学院では実務家教員は少なく、この
ような授業科目もありません。前任の大宮法科
大学院ではこの科目を実質的に大半の学生が
履修しました。弁護士とは何か 、何が出来る
のか、を学べば、弁護士になることを切望し、
勉学への熱意が高まり、弁護士になった後の
人生設計を考えて学修すると思います。法科
大学院は学生に「弁護士のように考え弁護士
のように 行 動する」ことを 学 ば せる場です。
桐蔭でも客員教授として、2 年間、この授業を
担 当してきました が 、さらに 本 腰 を 入 れ て
ます。弁護士が創業者の弁護士ドットコムは
久保利 第一に、法科大学院は法曹が法曹を
と思います。
マザーズ上場を果たしました。社会が、国民が、
育 成する真 剣 勝 負 の 教 育 機 関です。本 気で
また、
「 弁護士の将来像」も担当します。法曹
ハイブリッド法曹を求めているのです。
弁護士になりたい人に教える側も全力を傾注
人 口 の 急 増 により、司 法 試 験 に 合 格しても
蒲 本学で2 年前から先生に担当していただ
します。国民が幸福な生活を享受できる法の
就 職すべき事 務 所が ない 、弁 護 士 の 経 済 的
いている「現代弁護士論」は、既に本学を修了
支配をもたらすプロフェッションを志す学生よ、
富裕度が低下し、魅力を失ったなどの憾み節
して弁護士になっている人たちまで聴講に押し
桐蔭に来たれ。
が聞こえます。
しかし、司法制度改革の原点は
「弁護士という生き方」を学生に注入したい
かけるほどの人気講座ですね。講座修了後に、
第 二 に 、ハイブリッド法 曹 は 人 権 保 障 や
「 弁 護 士 の 少 ない 地 域 」、
「 頼 れる弁 護 士 の
近くの居酒屋で先生と一緒に弁護士談義を
企業の国際競争力の担い手です。韓・中・日で
いない専門分野」の解消と
「依頼者に親身に
することを楽しみに来る人もいるようで、いざ
激烈な競争が始まっています。世界から尊敬
なって寄り添う厚 い 層 を なした 弁 護 士 」の
弁護士になっても、どのように弁護士として
される日本を創設するには胆力ある法曹に
創出により、国民がアクセスしやすい存在と
活動していけば良いか不安で、何らかの指針を
よる司法力が必要です。
なることであったはずです。
この新しい弁護士
求めている人が多いということかと思います。
第 三 に 、世 界 中 、立 法 や 行 政 の 担 い 手 も
像は「旧来の訴訟専門弁護士」や「敷居が高く
そういう意味では、新たに開講する
「弁護士の
弁 護 士です。
ドイツ は 公 務 員 試 験 を 廃 止し
先 生と呼 ば れる存 在 」とは 無 縁 の ものです。
将 来 像 」は 、さらなる人 気 講 座になりそうで
弁 護 士 が 上 級 官 僚 に なります。米 国 も同じ
法曹人口が急増し弁護士間競争が激化する
大変に期待しています。
こういった講座の存在
です。国 民 主 権 国 家 の 官 僚に 相 応しい のは
状況では、弁護士のマーケティングも技能も
こそが 、弁護士が弁護士を創るという、法科
弁護士なのです。一緒に日本を、そして世界を
立ち位 置も様 変 わりしなければ ならない の
大学院の理想像を現していると思います。
変えましょう。
蒲 本日 は 、貴 重 なお 時 間をい た だきあり
です。本講はこの構造変化を踏まえて、新しい
法曹像を作り直し、持続可能な司法サービス
桐蔭法科大学院を
がとうございました。今、日本中の法科大学院
を提供し続けるために弁護士としての新しい
志す方へのメッセージ
が、厳しい状況に置かれていますが、本学は、
先 生 の 力 も借りて、司 法 制 度 改 革 の 実 現 に
生き方と経 営 手 法を学ぼうとするものです。
現に多様なニーズが存在し、桐蔭からも寺の
蒲 では 最 後 に 、本 学 受 験を検 討している
邁進していきたいと思いますので、今後とも
住 職 の 弁 護 士 、医 師で弁 護 士が 誕 生してい
方々へのメッセージをお願いできますか。
宜しくお願いします。
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 06
HYBRID LAWYER
「ハイブリッド法曹」
インタビュー!
INTERVIEW
一般企業、公務員、特許事務所など 、
様々な業種から法曹界へ。
勉強方法から実務までお聞きしました。
以前の職業は?司法修習後の進路は?
桐蔭法科大学院修了生の「ハイブリッド法曹」データ。
※本学の社会人学生を対象にしたグラフです。
職種別司法試験合格者
その他(派遣社員、
フリーター)
議員秘書
一般企業社員
弁理士
司法修習後の進路
裁判官
(司法試験合格者 他校比較)
弁護士で
官公署等に
弁護士で 勤務
法律事務所職員
弁護士事務所に
勤務
公務員
最終合格者
54
120
● 都区内の夜間授業開設校
金融機関職員
司法書士
法科大学院名
桐蔭法科大学院
桐蔭法科大学院
+ 大宮法科大学院
企業に勤務
公認会計士
東京都内の社会人対応の法科大学院では
トップクラスの司法試験合格者数です。
医師
筑波大学法科大学院 ※
青山学院大学法科大学院
駒澤大学法科大学院
「ハイブリッド法曹」育成を掲げて有職社会人に
挑戦しています。司法修習後の進路も、裁判官に
積極的に門戸を開き、社会人のための法科大学院
任 官した 方 、日 本 初 の 国 立 大 学 附 属 病 院・院 内
として注目を集めている、桐蔭法科大学院。本学に
弁護士となった方、元々持っていた資格(弁理士、
52
● 近隣の有名私立校
神奈川大学法科大学院
國學院大学法科大学院
62
45
42
36
(平成 19 ∼ 26 年実績)
※開設時期の関係で過去 7 年分の実績となります。
おける入 学 者 の 経 歴は 実に 様 々。医 師 、公 務 員
司法書士など)に弁護士業務を加えて開業して
(キャリア官僚、特許庁職員なども含む)、弁理士、
いる方 、元 の 職 場である監 査 法 人 や 損 保 会 社
企業内弁護士として活躍する方など、様々です。
公認会計士、司法書士、法律事務所職員、一般サラ
などで法務を担当する方、地元に戻り寺の住職を
過 去 に な いタイプ の 法 曹 を 多 数 輩 出している
リーマン、さらには議員秘書、芸術家、フリーター
しな がら弁 護 士 をする方 、法 テラス のスタッフ
本 学は 、法 曹 界をはじめ社 会 の 新しい 力として
など、多種多様な人材が集い、学び、司法試験に
弁護士となり地方に赴任した方、子育てをしながら
注目を集めています。
様々な依頼者の声を聞きながら、冷静かつ正義感のある法曹になりたい。
丸地英明さん
東京大学教育学部卒業
● 国家公務員
● 12 年 3 月 桐蔭法科大学院修了
● 14 年 9 月 司法試験合格
●
07 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
私は、公務員として働きながら、桐蔭に通いまし
20代後半の時期を勉強だけに費やすのはリスク
た。非法学部卒業ですが、周囲には司法試験合格を
が大きいと考え、働きながら通えて、立地的にも便
目指す人が少なからずおり、ニュースやドラマを見
利な桐蔭を選びました。様々な年齢、職歴をもつ学
て、漠然と法曹への憧れがありました。
しかし、大学
友と出会い、勉強面だけでなく視野が広がりまし
卒業時は法科大学院制度が始まった年で、旧司法
た。
また、少人数教育のため、
ときには集中的に指
試験制度も残っており、
とにかく難しそうな試験だ
名される中で緊張感をもって日々課題に取り組み
と敬遠していました。国税局や税務署勤務を通じ
ました。
その過程で、知識の量ではなく、身につけた
て、通達や事務運営指針など行政規則で日々の行
法的思考を適切な文章にまとめる能力が最も大事
政が動いていくことを感じながら、根底にある法令
だと気づきました。現在は司法修習の只中におり、
解釈をしっかり学びたいと思いました。
また、弁護
様々な事件に触れています。依頼者の声を聞きな
士や税理士、司法書士といった士業の方と接する中
がらも、事件関係者との利害調整や法曹としての社
で、顧客の主張を法的に構成して代弁する仕事に
会的影響力を踏まえ、事実を丁寧に把握して、冷静
興味をもち、法科大学院入学を決意したのです。
な判断のできる法曹になりたいと考えています。
HYBRID LAWYER / INTERVIEW
ハイブリッド法曹 インタビュー
合格者篇
法による救済が行き届いていない人を助けられる弁護士に。
民間企業で法務部門に就いてい た頃に、より
また、同期と組んだ自主ゼミが 非常に有益で
専門的な能力を身につけて最終判断まで責任を
した。ゼミが無ければ合格はなかったと思います。
もった仕事をしたいと感じていましたが、仕事を
時間を決めて論文を書き、そのあと議論することで
やめることはできなかったので、法科大学院に通う
理解を深めることができましたし、試験前などの
ことは無理だと思っていました。
しかし、知人の紹介
精神的にきついときも励まし合うことができて、
で、仕事と両立できる桐蔭法科大学院の存在を知っ
支えになりました。
たのが入学のきっかけです。
目指す法律家像は、現場重視で、企業でも個人
在学中は仕事を 6 時 30 分には強引に終わらせ
でも、法による救済が行き届いてない人たちを助け
て、走って大学院に通っていました。予習も復習も
る弁護士になりたいと考えていますが、当面は訴訟
追い付かず、睡眠時間は短くなり、体はしんどかった
や企業法務を中心にがむしゃらに仕事をして実力
ですが、講義は実務家も含む先生方が具体的、実践
をつけていきたいと思っています。
そして、長期的に
的な内容で教えてくださったので、法律の勉強が
は弁護士というより法律家として幅広く活動をして
本当に楽しくて、厳しい状況も乗り越えられました。
いきたいと思います。
北村賢二郎さん
早稲田大学法学部卒業
金融系企業勤務
● 13 年 3 月 桐蔭法科大学院修了
● 14 年 9 月 司法試験合格
●
●
弁理士からステップアップ。技術と法律の両方の知見を生かした仕事に。
私は大学の工学部を卒業してすぐに特許事務所
させるための講座が 充実している一方で、司法
に就職し、弁理士として働いてきました。その中で、
試験合格後を見据えた実践的な講座も多数用意
弁理士として更なるステップアップを考えるうちに、
されているのが特徴です。私自身も、先生方や周り
特許権侵害訴訟やライセンス契約の締結といった、
の生徒・先輩方から大いに刺激を受け、充実した
技術と法律の両方の知見を生かした仕事に興味を
3年間を過ごすことができました。
もつようになりました。そして、
より広いフィールド
現在は裁判所で司法修習の真っ最中なのですが、
で自分の力を試すために、一念発起して弁護士
現在進行中の生の事件を間近で見るにつれ、
「法的
資格の取得を目指すことにしました。
知見を生かして紛争を解決する」
という法曹の仕事
当時、既に家庭をもつ身で、キャリアの面からも
の難しさ・面白さを日々実感しています。自分も将
仕事を続けながら法科大学院に通いたいと考えて
来は、
「この人に仕事を頼んで良かった」
と思われる
いた私にとって、立地的にも時間的にも通いやすい
ような、気持ちの良い仕事のできる弁護士になり
桐蔭の夜間コースは、
まさにうってつけでした。
カ
たいと思います。そのきっかけを与えてくれた桐蔭
リキュラムは、基本的な内容をしっかり理解・定着
法科大学院には、感謝の気持ちでいっぱいです。
丸山真幸さん
東京大学工学部卒業
弁理士
● 14 年 3 月 桐蔭法科大学院修了
● 14 年 9 月 司法試験合格
●
●
友人たちと、励まし合い、
支え合い、
ときには競い合うことでモチベーションを。
私が弁護士を目指したのは、中学生のときに
弁 護 士 が 活 躍するテレビドラマを見て、純 粋 に
「かっこいい」
と思ったことがきっかけです。
また、先生方に、授業で分からなかったことや疑問
に思ったこと、起案した答案の添削等をお願いした
ときは、日頃の授業や弁護士業務でお忙しいにも
いざ大学の法学部に入学して勉強を始めると、
関わらず、嫌な顔一つせず、理解できるまで丁寧に
難解な法律用語が講義で飛び交い、分厚い基本書
指導してくださいました。私は3年次に大宮法科大
を前に、勉強を続けていく自信がなくなりました。
学院から桐蔭に転入学しましたが、両法科大学院
しかし、
「ここで諦めたら一生後悔する」
と考え、一
の統合により、
これまで以上にサポートが充実した
から勉強する気持ちで、法科大学院に入学しまし
環境下で勉強を進められるのではないかと思います。
た。それまで答案というものを書いたこともなく、
試験に合格し、やっと憧れてい た弁護士像に
基本的なところからのスタートでしたが、同じ目標
近づくスタート地点に立つことができました。依頼
を目指す友人や先輩方と、共に励まし合い、支え合
人としっかり向き合い、適切な解決策を提示できる
い、
ときには競い合うことで、常にモチベーションを
ような、気軽に相談していただける身近な弁護士と
維持し、自分の力を磨いていくことができました。
して成長していきたいです。
守重典子さん
●
獨協大学法学部卒業
14 年 3 月 桐蔭法科大学院修了
● 14 年 9 月 司法試験合格
●
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 08
杉田 義明さん
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
東京大学法学部卒業 ● 安田火災海上保険株式会社
(現 損害保険ジャパン日本興亜株式会社)入社
● 桐蔭法科大学院修了
●
保険会社法務部門
企業内弁護士になった今、
桐蔭での経験はかけがいのないものでした。
昨今、法曹界、特に弁護士や司法試験、法科大学院を巡っては
藤井 寿さん
芝大門法律事務所
東京大学教養学部卒業
新日本監査法人入所
● 桐蔭法科大学院修了
●
●
法律事務所
弁護士として、公認会計士として
「ハイブリッド法曹」の新たな道を切り開く。
大学を卒業し、会計士として勤務している中、ビジネスにおける
さまざまな意見があります。私自身も一人の企業内弁護士として、
法律の重要性を知り、仕事を継続しながら法曹資格の取得を目指
いろいろなことを考えさせられます。ただ、桐蔭法科大学院で得た
すことのできる桐蔭法科大学院への入学を決意しました。
経験はかけがいのないものだったということは、今でも実感して
初学者として桐蔭法科大学院に入学し、司法試験に合格する
います。司法試験は真摯に向き合えば、有職者でも合格できる試験
までは険しく苦しい道のりでしたが、職場の理解、大学院の先生や
です。桐蔭法科大学院には,有職者が司法試験に挑戦するための
OB の方々、同期の仲間の助けもあり、何とか合格することができ
「土台」が用意されています。ただし、決して平坦な道ではありま
ました。今後は、公認会計士としてのキャリアを生かしながら、社会
せん。
「 勇気」をもって一歩を踏み出し、
「 覚悟」をもって歩み続ける
により貢献できるよう、研鑽を積んでいきたいと考えています。
ことが大切です。これから桐蔭法科大学院へ入学される皆さんが
法曹界は厳しい状況ですが、だからこそ「ハイブリッド法曹」と
充実した時間を過ごし、
これまで培われたキャリアを活かして活躍
して他と差別化して道を切り開くチャンスだとも思っています。
されることを願っています。
皆さんが司法試験に合格して活躍されることを願っています。
日高 鑑さん
中田 千寿さん
弁護士法人大江橋法律事務所
医療機器メーカー
東京大学法学部卒業
● 大手国内メーカー入社
● 外資系証券会社入社
● 桐蔭法科大学院修了
●
●
法律事務所
慶應義塾大学総合政策学部卒業
桐蔭法科大学院修了
● 専業主婦
●
医療機器メーカー
仕事の後も勉強に励む仲間の姿が刺激に。
結婚して子育て後に、司法試験に合格。
お互い切磋琢磨しあって、司法試験合格を目指す。
現在は医療機器メーカーの社内弁護士として活躍。
桐蔭法科大学院への入学を考えるきっかけとなったのは、転職
桐蔭を修了後、子育てを経て司法試験に合格しました。現在は
する際の面接で、後の上司となる者から奨められたことでした。
医療機器メーカーで社内弁護士として勤務しています。子育ての
ロースクールに通いながら仕事を続けることで、
将来弁護士になった
ため一年ほど勉強できない時期があり、本当に合格できるか不安
際にアドバンテージとなるものを見つけられるのではないかとも
な時期もありました。しかし、働きながら合格を果たした桐蔭の
考え、入学を決めました。仕事とロースクールの両立は予想以上に
先 輩 方 が いることが 励 み に なり、何とか 合 格することができま
大変でしたが、
自分と同じように仕事の後に夜間コースに通うクラス
した。私のように子育てを経て合格する例はあまりないでしょう。
メイトの姿を見て、奮起することができました。桐蔭の夜間コースに
しかし、他人との比較ではなく、自分を信じる気持ちが一番大事
通う方の多くは有職者で、
そのバックグラウンドも多彩ですので、
そう
だと思います。桐蔭はハイブリッド法曹の養成を教育目標として
いった周りの方々から刺激を受けながら学べる環境が桐蔭にはある
いるので、様々なバックグラウンドを受け入れる環境が揃ってい
と思います。在学生のみなさんには、その環境を活かし、切磋琢磨
ます。よって、自分が置かれた環境が一般的な受験生と異なって
しあって合格を目指していただきたいと思います。
いても、自分を信じて勉強するのに最適な環境といえます。
09 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
HYBRID LAWYER / INTERVIEW
ハイブリッド法曹 インタビュー
大下 泰高さん
修了生篇
橋本 陽子さん
大下法律事務所
横浜ベイサイド法律事務所
大阪市立大学卒業
● 司法書士
● 桐蔭法科大学院修了
●
早稲田大学政治経済学部卒業
株式会社日本興業銀行入社
● ロイタージャパン株式会社入社
● 桐蔭法科大学院修了
●
●
法律事務所
司法書士をつづけながら、桐蔭で学び法曹に。
「即独」
で、法律事務所を開業しました。
私は、大学卒業後 20 年近く司法書士業を行っていたのですが、
桐蔭法科大学院に通い法曹資格を得た後、いわゆる即独という形
で法律事務所を開業しました。夜間のコースであったため、仕事を
続けながら勉強することができ、結果として、
クライアントとの関係
を絶やすことなく、法律事務所をスタートさせることができました。
仕事と勉強の両立は大変でしたが、
このようなことが可能となった
のは、夜間コースであったからこそと思います。現在は、弁護士 2 人
行政書士 1 人の体制で事務所を運営しています。大学院でもっと
勉強しておけばよかったと思うことは毎日です。在学生のみなさん
はぜひ、自分の将来のイメージを強く持って桐蔭法科大学院で多く
のことを吸収してください。
法律事務所
大学卒業後、銀行と外資系企業に勤務、
そして桐蔭で学び、あまり縁のなかった法曹界へ。
私は 、大 学を卒 業してから、銀 行と外 資 系 企 業に 勤 めていま
した。法曹界とはそれまであまり縁がありませんでしたが、本学が、
ハイブリッド法曹を理念に掲げていたことから、入学を決めました。
入学してからは、多種多様なバックグラウンドをもった同期から
色々な刺激を受けました。みんなそれぞれ抱えるものも多く苦労
していましたが、限られた時間の中で最大限努力していました。
皆さんそれぞれに、仕事や家庭など抱えているものが あると
思いますが、社会人を広く受け入れてきた本学では、忙しい人でも
司法試験に合格する道筋を示せるのではないでしょうか。そして、
苦労した分、それまでの経験が、実務に出てから生きてくることは
言うまでもありません。
田 和美さん
柳下 彰彦さん
石本哲敏法律事務所
弁護士法人内田・鮫島法律事務所
大阪大学理学部卒業
● 野村総合研究所入社
● 野村證券入社
● 桐蔭法科大学院修了
●
●
法律事務所 桐蔭なら、会社のサポートがなくても通学が可能、
慶應義塾大学大学院 物質科学専攻修了
化学メーカー入社
● 弁理士資格取得
● 桐蔭法科大学院修了
●
法律事務所
「なぜ法曹を目指すのか」
という原点を思い出し、
働きながら法曹を目指すのに、恵まれた環境です。
化学会社のエンジニアから弁理士、そして弁護士へ。
私は、約12年間、
シンクタンクや証券会社で定量分析を用いた資産
私は、化学会社のエンジニアとして新製品の開発等の仕事をした
運用の研究をしてきました。桐蔭に入学したのは、ハイブリッド法曹の
後に弁理士資格を取得し、同社の知財部で社内弁理士として仕事を
理念に共感したこと、そして、現実には会社のサポートなしでは通え
しました。
その後、
弁理士として独立し本学に通いました。
昼間仕事を
ない場所・時間設定の社会人向け法科大学院が大半の中、会社のサ
しながら夜間授業に3年間通い、卒業後に司法試験を受けることは
ポートがなくても通学可能な環境であったことが理由です。法律知識
精神的にも体力的にも簡単ではありませんが、
「なぜ法曹を目指す
が皆無な私にも、教授は温かくかつ熱心にご指導くださり、
仲間は初
のか」
という原点を常に思い出し、志を一緒にする社会人学生と接し
歩的なことも嫌な顔をせずに教えてくれました。仕事との両立は過酷
モチベーションを保っていました。
本学の学生は、
社会人が多いためか、
でしたが、それ以上に、分からないことが理解できた時の高揚感が
意識が高いように思います。
また、授業のみならず教授陣やOB会等
たまらなくて自然と勉強が進みました。
法律・法曹に興味を持たれて
のバックアップも充実しています。道は決して平坦ではありませんが、
いる、
特に社会人の方には、
桐蔭で学ばれることをお奨めします。仕事
志をもった皆さんが本学で学ばれるのであれば、
こうしたバックアップ
をしながら法曹を目指すのに最も恵まれた環境がここにあります。
を上手に利用して司法試験合格を是非勝ち取って欲しいと思います。
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 10 恵まれたアクセス、充実の施設。
通いやすく、学びやすいから、頑張れる。
地下鉄で霞ヶ関から2 分、大手町から6 分。
虎ノ門駅・神谷町駅が徒歩圏。
仕事が終わって、ゆとりを持って出席できます。
11
水道橋
末広町
飯田橋
9
東京メトロ 南北線
新宿
淡路町
代々木
11 神田
市ヶ谷
東京メトロ 丸の内線
新宿御苑前
四谷
四谷三丁目
大手町
永田町
都営 大江戸線
6
外苑前
4
赤坂
8
東京メトロ 銀座線
六本木
一丁目
乃木坂
日比谷
霞ヶ関
5
2
2
溜池山王
東京メトロ 千代田線
10
新橋
6
園
芝公園
2
広尾
3
都営 三田線
6
白金高輪
勝どき
桐蔭法科大学院
東 京キャンパス
大門
● 東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」徒歩12分
●都営 三田線「御成門駅」徒歩8分
都営 浅草線
泉岳寺
白金台
目黒
霞ヶ関、丸の内、大手町、新橋から地下鉄で15分
圏内。
ビジネス街からのアクセスに恵まれた好
立地にある東京キャンパス。日比谷線「神谷町
駅」から徒歩1分 、銀座線「虎ノ門駅」から徒歩
12分、三田線「御成門駅」徒歩8分と、ビジネス
CAMPUS
11 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
月島
● 東京メトロ 日比谷線「神谷町駅」徒歩1分
三田
三
恵比寿
HYBRID LAWYER
10 築地
築地
市場
赤羽橋
麻布十番
11
八丁堀
東銀座
御成門
成門
門
渋谷
9
8
12
汐留
汐
12
中目黒
4
6
2
神谷町
茅場町
宝町
銀座
2
虎ノ門
門
六本木
9
13
5
内幸町
エリアからも徒歩圏内です。仕事が終わって
余裕を持って通える、働く人にこそふさわしい
学びの場です。
桐蔭法科大学院 東京キャンパス
東京都港区虎ノ門3丁目18-19
虎ノ門マリンビル12F
人形町
日本橋
京橋
4
3
表参道
東京メトロ 日比谷線
7
15
三越前
二重橋前
国会
議事堂前
青山一丁目
明治神宮前
9
6
東京
国立競技場
赤坂見附
11
新御茶ノ水
神保町
新宿三丁目
13
東京キャンパス
講義室 4・5
利用時間は、朝9時から夜11時まで。
東京キャンパスは、全 9 つの講義室を完備。テストなどで最大 100 名収容
パソコンを設置した自習室など、充実した施設・設備。
いつでも、
あなたの向学心にお応えします。
できる大講義室から少人数のゼミまで、学生の人数にあわせて最適な
講義室が使えるようになっています。さらに自習室では、多くの法律書を
閲覧できるのはもちろん、インターネット環境や作成レポート出力に便利
なプリンターなど設備も充実。朝 9 時から夜 11 時まで利用できるので、少し
[東京キャンパスの主な施設・設備]
●
講義室1∼9(講義室7・8はゼミ室として 使用) ● 図書自習室
空いた時間でも気軽に学習できます。いつでも向学心に応えられる施設・
●
学生ラウンジ〈施設使用可能時間9:00∼23:00〉
設備で、あなたの頑張りを応援します。
東京キャンパス
図書自習室
東京キャンパス
学生ラウンジ
神奈川県横浜市青葉区鉄町
施設が充実した、桐蔭法科大学院「横浜キャンパス」
1614番地
横浜キャンパスの専用棟には、2万冊を収容する図書自習室をはじめ、講義室、
●
や研究室が設けられています。
さらに敷地内の「メモリアルアカデミウム」には
「陪審法廷」等、授業に活用できる施設が充実しています。
バス終点下車
●
[横浜キャンパスの主な施設・設備]
●
●
小田急線「柿生駅」から「桐蔭
学園」行バス終点下車
講義室 ● 図書自習室 ● 学生ラウンジ ● ゼミ室
● メモリアルアカデミウム
(陪審法廷、
サヴィニー文庫、
メモリアル
東急田園都市線「青葉台駅」、
「市が尾駅」から
「桐蔭学園前」行
ライブラリーなど)
法廷ゼミ室 ● 法情報検索室〈法科大学院棟使用可能時間9:00∼23:00〉
横浜キャンパス
法情報検索室
横浜キャンパス
陪審法廷
横浜キャンパス
図書自習室
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 12
未修者にも広く門戸を解放しようと、桐蔭法科大学院では法学既修者のみを
対象とした2年短縮コースを置かず、3年制の教育課程を基本としています。それ
③公法系、刑事法系、民事法系の基本法領域を「法律基本科目」
「実務基礎科目」
「基礎法学・隣接科目」
「展開・先端科目」の4科目群に分類・設定するなど、法律
は、実務法曹養成に特化した法学教育を行う専門職大学院にふさわしい教育を
を初めて学ぶ人でも無理なく習得できるカリキュラムを用意しています。なお、
実現させたいからに他なりません。そのために実務法曹に必要な知識や応用力、
標準3年コースの他、多忙な有職社会人の方を対象とした長期在学5年コースも
技術力、人格を3年間で段階的に身につけられるよう、①セメスター制の導入、
あります。この5年コースからその後の勉強の進み具合に応じて、在学期間を3年
②「基礎から応用、そして展開へ」という体系的で一貫したカリキュラムの構築、
または4年に短縮することもできます。
■ 3 ステップ の 段 階的な教育プロセス
STEP
1
STEP
[ 1 年次]
基礎を固める
2
[ 2 年次] 基礎を固めながら応用する
STEP
3
[ 3 年次] 応用しつつ展開する
法律基本科目群から、講義科目 11 科目と、実務
1年次の基礎を固めながら法律知識を応用できる
法 律 基 本 科目 群 から演 習 科目4科目、実 務 基 礎
基 礎 科 目 群 から1 科 目(法 情 報 調 査)を 学 びます。
よう、法 律 基 本 科 目 群 の 演 習 科 目 を 中 心 に 履 修。
「刑 事 訴 訟 実 務 の
科目 群 から2科目(「法 曹 倫 理」、
これらはすべて必修科目です。これらの科目を履修
さらに、実 務 基 礎 科 目 群 から1科 目(「要 件 事 実と
基 礎」)を必 修 科目として、履 修しなけ れ ば なりま
することによって、十 分 に 法 律 学 の 基 礎を固 める
事 実 認 定 の 基 礎」)の 必 修 科目 が あり、基 礎 法 学・
せんが、それ以外はすべて選択科目ないし選択必修
こと、基礎的な法律知識を確実に理解し、定着させ
隣接科目群や展開・先端科目群の科目があります。
科目となっています。これは、これまでに 学 修した
ることが、1 年次における履修目標です。
確かな応用を実現するための基盤を形成するべく、
法律学の基礎と応用を踏まえて、各自の興味や関心
基礎法学・隣接科目群の科目を履修し、希望に応じ
に応じて、自由度の高い学修を確保し、自在に展開
て展開・先端科目群の科目も履修できます。
することを期待しているからです。
■ 2015 年 度カリキュラム(標準 3 年コース・モデル学年進行表)
● 法律基本科目群
(必修科目56単位)
前 期
前 期
後 期
公法総合演習3(2)
公法総合演習4(2)
刑法3(2)刑事訴訟法(4)
刑事法総合演習1(2)
刑事法総合演習2(2)
刑事法総合演習3(2)
手形法小切手法(2)
民事法総合演習1(4)
民事法総合演習2(2)
民事法総合演習3(2)
民事法総合演習4(4)
法曹倫理(2)
刑事訴訟実務の基礎(2)
法律文書作成
法律文書作成
弁護士の将来像
特許権侵害と紛争処理(2)
著作・商標とその管理(2)
電子商取引と法(2)
コンピュータ犯罪(2)
医療と法(2)金融業務と法(2)
労働紛争処理(2)
企業における法令順守(2)
企業会計(2)
ジェンダーと法(2)
登記と法(2)
情報法(2)
裁判員裁判と法制度(2)
企業会計(2)租税争訟(2)
労働紛争処理(2)
経済法の実務(2)
国際取引法(2)
倒産処理法(再建型)
(2)
経済刑法(2)金融業務と法(2)
企業における法令順守(2)
登記と法(2)
刑事政策(2)
行政訴訟実務論(2)
公法総合演習1(2)
刑事法系
刑法1(2)
刑法2(2)
民事法系
取引法1(4)
不法行為法(2)家族法(2)
取引法2(4) 商法(4)
民事訴訟法(4)
● 基礎法学・隣接科目群
(選択必修科目4単位以上)
● 展開・先端科目群
(選択必修科目18単位以上)
法情報調査(1)
後 期
公法総合演習3(2)
行政法(2)
● 実務基礎科目群
(必修科目7単位の他、選択
科目4単位以上。
計11単位)
3年次
前 期
後 期
公法総合演習2(2)
憲法1(2) 憲法2(2)
公法系
※赤字は必修科目、青字は選択科目。その他は選択必修科目
2年次
1年次
科目群
要件事実と事実認定の基礎(2) 民事模擬裁判(2)
民事模擬裁判(2) 企業法務(2) 企業法務(2)
法実務研修(エクスターンシップ)
(短期)
(1) 民事弁護実務の基礎(2)
法実務研修(エクスターンシップ)
(長期)
(2) 弁護士の民事責任(2)
現代弁護士論(2)
法社会学(2) 法史学(2)
外国法(英米法)
(2)
法社会学(2) 法医学(2)
外国法(ドイツ法)
(2)
雇用と法(2)
債権回収と担保(2)
経済法の基礎(2)
税制と法(2)
倒産処理法(清算型)
(2)
国際私法(2)
国際民事手続法(2)
地方自治法(2)
雇用と法(2)
債権回収と担保(2)
知的財産法(2)
環境と法(2)
住宅問題と法(2)
国際私法(2)
基礎から応用の段階まで、理論と実務を効率的に学んでいきます。民事法系で
法を、総合的にとらえられるように論理的思考力・問題発見能力を養っていきます。
言えば、1年次には民事法系の核となる法律について理論面を中心に学び、基礎
3年次には、民事法の集大成となるよう「民事法総合演習2・3・4」を通じて実践的な力
を固めます。2年次前期の「要件事実と事実認定の基礎」では、理論と実務の架け
を身に付けます。
橋、言い換えると実体法「民法」と手続法「民事訴訟法」との架け橋を目指します。
● 例:民事系科目の学習フロー
1年次
内容的には、民法を学ぶことになりますが、手続法の観点からもう一度民法を
見直すことで、立体的な理解を促していきます。これを受けて2年次後期の「民事
実務
要件事実と
事実認定の基礎
してみます。また、後期にはこれと併行して、民法、商法等にとらわれず、総合的
法律問題が複合的に関わるため、1年次では断片的にしか理解していなかった
3 年次
理論
後期
模擬裁判」で、知識として理解した法律を、実際に民事模擬裁判という形で動か
な観点を養う「民事法総合演習1」を履修します。実際に起きる事件・事案には、
2年次
前期
1
● 取引法 2
● 家族法
● 不法行為法
● 民事訴訟法
● 取引法
● 商法
民事模擬裁判
民事法総合演習 1
2
3
● 民事法総合演習 4
● 民事法総合演習
● 民事法総合演習
CURRICU
実践力が身につくカリキュラムで「ハイブリッド法曹」へ。
13 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
■ 4 つ の 科目 群
法律基本科目群
基礎法学・隣接科目群
公法系、刑事法系および民事法系の3分野に分かれ、ごく基本的な法理論の
日本の現行実定法の解釈に幅と奥行きを与えるための科目群です。ここには、
修得を目 標として置か れた科目群です。ここでの 25 科目のうち、21 科目( 56
すべて選択必修科目で5 科目( 10 単位)置かれていますが、修了認定のために
単位)が必修科目、選択科目が 4 科目( 8 単位)です。
は、合計で4 単位以上を修得する必要があります。
実務基礎科目群
展開・先端科目群
実務教育の導入として、実務との架け橋をとりわけ強く意識して置かれた科目群
法律基本科目をさらに展開させ、その先端にある法状況について理解し、問題
「 要 件 事 実と事 実 認 定 の 基 礎」
「法 曹
です。必 修 科 目 が 4 科 目(「法 情 報 調 査」
解決の方法を探ることを目標とした科目群です。すべて選択必修科目で31科目
倫 理」
「 刑 事 訴 訟 実 務 の 基 礎」の 7 単 位)あ る ほ か は、選 択 必 修 科 目 で あり、 (62単位)ありますが、修了認定のためには、合計で18単位以上を修得しなけれ
修了認定のためには、合計で11 単位以上を修得する必要があります。
ばなりません。
■ 実 務 基 礎 科目 群の主な授業科目
民事模擬裁判
刑事訴訟実務の基礎
民事裁判実務に生起する実体法・訴訟法上の諸問題を実践的・総合的に理解
刑事訴訟実務の基礎的な知識習得と運用の実際を学習。証拠・資料に基づく
することが狙いです。実際の訴訟事件を参考素材にし、裁判官、原告訴訟代理人、
事実関係の判断能力を身につけ、同時に裁判官・検察官・弁護人の各立場に
被 告 訴 訟 代 理 人 に 役 割を分 担し授 業を進 行。訴 状、答 弁 書 などの 作 成 から、
立ち、手続過程の各段階の状況に応じて自分が果たすべき役割から、いかなる
数次の口頭弁論、証拠調べ(交互尋問)および和解勧試などを経て、最終の判決
判断・行為が求められているかを理解できる柔軟かつ発展的な法的思考能力
書作成・言渡しに至るまで全過程における手続を遂行していきます。
を養わせることを目標としています。
学生自身が、裁判官・弁護士として、主体的に訴訟運営を協働して実践する
刑 事 手 続 の 流 れ に 沿 い、捜 査、公 訴 提 起、公 判(公 判 前 整 理 手 続を含 む)、
ことで、裁判実務への理解が飛躍的に深まっていきます。同時に、弁護士として
判決の各段階において、学生に裁判官、検察官、弁護人の行うべき訴訟活動
当事者から相談を受ける際の聴取方法、相手方との交渉技術という観点からの
あるいは訴訟行為について討論させた上、各種起案を行わせ、その起案をもと
実践的な講義が原告・被告双方について含まれていますので、
「ロイヤリング」
に、学生間での対話方式の議論を行います。締めくくりとして、学生を裁判官、
「リーガ ル・クリニック」と呼 ば れてい た 科目 も取り込んだ ものとなっており、
シミュレーションに基づく、インターンシップの役割も果たしています。
検察官、弁護人などのグループに分け、冒頭手続から証人尋問等証拠調べを
経て、判決に至るまでの一連の手続について模擬裁判実習を行います。
● 法実務研修(エクスターンシップ)
については
16ページをご覧ください。
■ 修了要 件・成績評価など
修了要件は、標準修業年限以上在学し、所定の単位以上(合計93単位以上)
5段階で評価します。グレード・ポイント・アベレージ(GPA)は各評価にそれぞれ
の修得、かつ、累計のグレード・ポイント・アベレージ(GPA)が1.8以上である
基準値(GP)を割り当てて数値化し、科目ごとにその単位数を乗じて得られた
ことが必要です。
数値の総和を総履修単位数で除したものをいいます。
①修了に求められる所定単位
●
各科目群の必修科目および選択必修科目・選択科目を履修し、各科目群に
S=4 A=3 B=2 C=1 D=0
設定された必要単位数以上を修得する必要があります。
●
●
法律基本科目群 :必修科目56単位以上
●
実務基礎科目群 :必修科目7単位と、選択必修科目4単位以上
●
基礎法学・隣接科目群 :選択必修科目4単位以上
●
展開・先端科目群 :選択必修科目18単位以上
各成績評価の基準値(GP)
GPAの算出式
{基準値(S=4、A=3、B=2、C=1、D=0)×修得単位数}の総和
GPA=
(履修登録単位数)の総和
※1年次から2年次への進級制限…1年次から2年次へ進級するためには、17単位
(長期在学コースは
以上を修得し、かつ、GPAが1.7以上なければなりません。
※修了要件を満たすために、それぞれの「科目群」ごとに修了に必要な単位数
適用しない) ※履修登録できる単位数の制限…無理な履修をすることなく、
以上を修得し、かつ、合計93単位以上(必修科目63単位、選択必修科目・選択
着実に目標を達成できるように、学年ごとに履修登録できる単位数に制限を設け
科目30単位を含む)を修得しなければなりません。
ています。
②グレード・ポイント・アベレージ(GPA)について
● 1年次で履修すべき科目は、すべて必修科目で、前期15単位、後期16単位、
成績評価については、期末試験の結果だけでなく、レポート提出状況、質問や
合計31単位。
発問に対する応答など授業への取り組み姿勢も含めて総合的にとらえ、厳格に
● 2年次で履修登録できる単位数は、36単位が上限。
行い、各自の努力を正当に評価します。各科目の成績評価は、S・A・B・C・Dと
● 3年次で履修登録できる単位数は、44単位が上限。
LUM
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 14
SUPPORT &
社会人の様々な要望に応える、
サポート&バックアップ体制。
オフィスアワー
授業の内容や学習方法について
とらわれず的確でスピーディーに探したい文献
にアクセスできます。
オンライン学習支援システム
自学自習をサポートする
答えます。
学生専用 HPを開設しています。
授業科目の内容を中心としながらも、そのこ
いつでもどこでも自学自習ができるよう、その
とだけに限らず学生からの質問や疑問に専任教
サポートの一環として、
インターネットによるオン
員が応じる制度、それがオフィスアワーです。授
ライン学習支援システム
「[email protected] 」
を導
業が終了した後にも相談に応じますが、随時、予
入しています。学生全員が活用できるように、ID
習や復習を重ねていくうえで生じたさまざまな
とパスワードを発行。授業科目ごとにシラバスの
疑問などにもお答えします。各教員のオフィスア
ワーの詳細については、学生に配付、
または、掲
▲ TKCローライブラリー 判例を網羅的に収録したフ
ルテキスト型(判例全文情報)のデータベースです。●
主なデータベース…LEX/DBインターネット 他
閲覧、授業の資料配付や事前学習指導などの教
員からの連絡、そして授業前や授業後に不明な
点、疑問に感じたことなどを自由に質問できる
示し、研究室等で対応します。
質問掲示板などの機能があります。
●
アドバイザー制度
[email protected] による主な学習支援サービスメニュー
科目ガイド
教員からの連絡、
質問掲示板、レポートの提出
事務室からの
お知らせ
施設利用、授業の連絡について
クラス担任のような身近さで、
学習・生活指導。
クラス担任のような身近さで、学生からの相
談に応じるアドバイザー制度。15 人の教員が教
員 1 名あたり5 名程度の学生を担当。
どのような
法曹を目指すべきか、
どのような履修方法を採
るべきか、学習方法をどのように改善して行く
▲ LLI統合型法律情報システム 判例延べ20万件超、
コメント
(解説)
約4万8千件、論文・評釈・記事約26万件を
収録したデータベースです。● 主なデータベース…判
例・法令検索、法律雑誌・文献(最高裁判所判例解説、
判例タイムズ、
ジュリスト他)
、有斐閣Vpass(判例百選・
法学教室・有斐閣六法全書電子復刻版 他)
に関わる諸問題などの相談に応じます。経験豊
んだ学生、他学部出身の学生など、多様な背景
を持つ学生のニーズに臨機応変に対応。ケース
に応じて、アドバイザーからも進んで学生にコ
ンタクトをとり、学習の進行状況をはじめ、成績
子育てをしながら、
勉強に専念できる環境を提供。
べきか、などアドバイザーとして学習・生活全般
かな社会人、学部からそのまま法科大学院に進
キッズサポート 保育室
広く誰にも学ぶ機会を。子育てをしながら法
自学自習サークル
学生の「自学自習サークル」を
奨励、支援します。
曹を目指す方をバックアップするため、横浜総合
病院の協力を得て保育室を設置。
保 育 室は 、横 浜キャンパスに 隣 接する横 浜
総合病院の事業所内保育所「かんがるーるー
学生たちが自主的に学習サークルを組織し、正
む」
で、専門の保育スタッフと医療機関の対応で
のこと、相談後の状況についての確認など、少
規 の 授 業 で 十 分 理 解 が でき な かった 点 や
安心、安全な保育を実施。勉強に専念できる環
人数の特長を生かしたきめ細やかなケアを行
もっと深く検討したい点などを議論・研究し、法理
境を提供しています。
います。
と法実務の基礎理論や応用力を補修し合うこと
●
法 情報 検 索システム
判例・文献の収集も
自由自在です。
対象:原則として0 歳から3 歳未満の本学法科
は、
「 自学自習」を基本とする法科大学院におけ
大学院学生の乳児とする(土・日曜日などにつ
る学習の望ましい姿であることから、サークル活
いては、3歳以上の未就学児も対象とする)。
動を奨励しています。
●
定員:10名
また、学生たちの要望に応じて教員や若手の
●
保育時間:8:00 ∼ 17:00 。原則として昼間の
実務家弁護士が出向いて、チューターとしてサー
保育のみを行う。土・日曜日も同様の時間帯。
クルの学習を支援することもあります。さらに、 毎 週 火・金 曜 日 に 限り夜 間 保 育 も可 能で、
個別に対応します。
いますぐ知りたい重要判例をはじめ、各種参
先輩である修了生たちが司法修習を終えて弁護
考文献を検索することができます。判決日時や
士活動をはじめた後にも、力強い支援を惜しみ
※ご利用を希望される方は、事前に法科大学院事務課まで
キーワードで検索することができ、時間や場所に
ません。
お問い合わせください。
15 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
BACK UP
社会人の限られた時間を最大限活用できるよう、桐蔭法科大学院では様々なサポート&バックアップ体制を整えています。
教員がマンツーマンで親身になって対応するアドバイザー制度、専任教員が授業に留まらず学生からの質問や疑問に答えるオフィスアワー。
さらに授業の復習をサポートする「補講ゼミ」など、司法試験合格に向けて、
きめ細やかなバックアップ体制を用意しています。
東京キャンパスの好立地、充実のカリキュラムに加え、
ここまで支援するから「ハイブリッド法曹」育成へとつながるのです。
補講ゼミ
より良い補講ゼミとなるよう
授業の復習や司法試験を見据えた
1 年次で基礎を学ぶといっても、学期末には試
勉強の効率化をサポート。
験もあるので、身に付けた基礎を用いて実際に
内容の改善にも努めています
事例問題に対応できるか、
という力を付けること
時間が限られた社会人学生を中心に
も重要になってきます。
補講ゼミを毎週実施しています。
ただ、限られた時間の中で、実際に事例問題
を解いて論述してもらうといった時間を設ける
[担当教員]桐蔭法科大学院助手 平岩 桃子
ことが難しいため、今まではなかなか事例演習
を行うことができませんでした。一つ事実が異な
興味を持って勉強できる
も理解するまで時間が掛かる」、
「 今さら先生に
れば、あるいは、いかなる事実を重要視するかに
質問するのが恥ずかしい」といった悩みや苦労
よって結論も異なってくるため、事実を分析する
がありました。教える側になった今だからこそ、
能力、そして、その事実に対して的確に法を解
2 年次以降の演習へとスムーズに進んでいけ
その経験を活かして、未習の学生にも分かりや
釈・適用できるといった能力を身に付けることが
るよう、1 年生の時にしっかり基礎を身に付けて
すく興味を持って、いかに勉強してもらえるかと
非常に重要です。実際に事例問題に向き合うこ
もらうことを目的としています。そこで初めから
いうことを考えながら補講を行っています。
とによって、自分の理解の不十分なところが明確
基本を押さえ、それを踏まえた上で個々の論点
社会人学生が多いからこそ
と意見を交わすことによって、論理的思考能力も
に対応できるスキルが身に付くよう授業を進め
配慮していることがあります
養うこともできると思います。
だり、重要なテーマは簡単な事例問題を題材に
社会人学生は、専業の学生とは異なり勉強時
いくために、事例問題を検討しながら意見を交
しながら丁寧に説明したりしています。こうして
間が自ずと限られてくるので、試行錯誤しながら
わすといった機会を増やしたいと考えています。
授業となるよう心掛けています
になるのはもちろん、考え方について他の学生
細かい論点に踏み込んでいくのではなく、まず
そこで今後は、そのような能力を身に付けて
ています。時間をかけて大事な判例を読み込ん
柔軟に行うことができるのが、この補講の利点
自 分 に 合った 勉 強 方 法を見 つけ たり、一 から
さらに、この補講ゼミは学生の数が少人数であ
かも知れません。正規授業のカリキュラムとズレ
ノートを作成したりといった時間を作ることが難
るからこそ、一人ひとりに対してきめの細かい対
が生じてしまうこともあるので、授業の復習とな
しいと思います。そこで、私の過去の経験を活か
応ができます。
るように、
できるだけ進行を合わせることを心掛
して、効率の良い勉強方法を授業で紹介したり、
ですから、法律に関する質問に限らず、勉強
けています。
要点をまとめたレジュメを適宜配布したりすると
方法や受験対策、使いやすい 参考書の情報や
また学生の頃、私はお世辞にも優秀とは言え
いったサポートを行うことも、
この補講ゼミの役
弁 護 士 に なるた め の 心 構えといった 、様 々な
ない学生であったので、
「 周りの学生が使ってい
割であると考えています。
質問にも答え、全力でサポートしていきたいと
思います。
る法律用語が分からない」、
「 基本書でも判例で
司法試験合格や将来の糧となるよう、
など、将来自分がなろうとしている職場で実際に
弁護士のリアルな仕事を体験する
働いてみることは、その後の勉強における大き
法実務研修(エクスターンシップ)
を
実施しています。
2 年次の夏期集中授業として、弁護士事務所
なインセンティブになるはずです。本学では、エ
〈学生の声〉
●
実際に弁護士の先生方の仕事ぶりを目の当たりにして、
そのスピードとクオリティの高さに驚きました。特に依頼者と
の面談、裁判所での証人尋問や和解交渉と一連の流れを体
クスターンシップを希望する学生の皆さん全員
験させていただいた事件については、相手の意表を突く訴
を配属できるだけの協力事務所を十分に確保し
訟戦略を知ることができ、
とても勉強になりました。
ており、
また各人の希望に沿った専門事務所(企
●
刑事事件の傍聴は何度かしたことはあったのですが、事前
に資料を見せていただいていたため、当事者に近い感覚で
の現場で実務に触れる1 週間ないし2 週間の研
業法務専門、知財専門、労働専門等)も用意して
修を実施します。現実の弁護士事務所で、紛争当
おり、ハイブリッド法曹の現実の姿を目の当たり
多少ショッキングな内容でしたが、通常見ることは出来ない
事者との面談や、裁判に立ち会うことを体験する
にすることができます。
資料なので良い経験ができたと思います。
傍聴できました。資料には被害者の怪我の状況写真もあり、
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 16
経験豊富な実務家中心の教授陣が
桐 蔭 法 科 大 学 院 の 特 徴です。
法 学 の 基 礎 知 識 から、
最 先 端 の 法 律 問 題まで。
実 践 的 な 授 業と熱 心 な 指 導で、
「 ハイブリッド法 曹 」を 育 成します。
17 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
専任教員
HYBRID LAWYER
TEACHING
上田 正和
江口 眞樹子
大澤 恒夫
法科大学院 教授
法科大学院 教授
法科大学院 教授
前(現)職
● 大宮法科大学院大学教授
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
前(現)職
● 平成国際大学法学部助教授
前(現)職
● 弁護士
(静岡県弁護士会)
刑法 1
刑法 2
◆ 刑法 3
◆
◆
商法 ◆ 手形法小切手法
民事法総合演習 2
◆ 金融業務と法
◆
◆
◆
◆
企業法務 ◆ 法曹倫理
法律文書作成 ◆ 民事模擬裁判
◆ 企業における法令順守
私の授業では、
「 法律問題は現実の社会の中に
商 法 や 会 社 法 、金 融 商 品 取 引 法 は 取り付き
現代の実務法曹に求められるのは「問題解決
ある」という視点を大切にして、大いに悩み考え
にくく苦手だという声をよく耳にします。しかし、
力」です。クライアントの語りを真剣に聴くことを
ていただきます。
これが「生きた法律(学)の学習」
規定あるいは制度の趣旨や意義をしっかり理解
通じ、直面している問題を理解して、その解決に
の醍醐味であり、法的思考力の深化につながり、
したうえで、具体的な問題を解決するための論理
向け手助けをする真のプロフェッショナルを目指
将来の法曹としての活動の基盤になります。具体
を見出す思考力を養うことで、
より身近なものと
しましょう!私 の 担 当する講 座では 、常に「 問 題
的な事例(判例)を重視した実践的な学習を楽し
なるはずです。読み・考え・書くことをいとわずに
解決力」を養うことを意識して取り組みます。
みましょう。
学んでゆきましょう。
蒲 俊郎
久保利 英明
熊田 彰英
法科大学院 教授
法科大学院 教授
法科大学院 教授
前(現)職
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
● 桐蔭横浜大学法学部客員教授
前(現)職
● 大宮法科大学院大学教授
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
前(現)職
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
● 法務省大臣官房秘書課付
(東京地検検事)
民事法総合演習 4
電子商取引と法 ◆ 民事模擬裁判
◆ 企業法務 ◆ エクスターンシップ
刑事法総合演習 1
刑事訴訟実務の基礎 ◆ 経済刑法
◆ 裁判員裁判と法制度
現代弁護士論
弁護士の将来像
◆
◆
◆
◆
◆
「 電 子 商 取 引と法 」は 、主にインターネットに
この科目は他校にはない授業である。弁護士
刑事法を学ぶ意義は、将来、刑事実務に携わる
関わる法につき解説するものです。ネットが「競争
制度とその実態を分析し、理想の法曹像を学生
ためだけではありません。
政府の法律家として、企業
に参加するために必要だが 優位を保つには不
自身の将来に重ねあわせて究明する。
これからの
法務の専門家として、あるいは、国際機関の一員等
十分なコモディティ」
となった現在、
この点に関する
弁護士は激しい競争を避けられない。勝ち抜く
として活躍するにあたっても必ず必要となるもの
基本的法知識なく、企業や市民に対し法曹として
ための素材として私の弁護士生活を披瀝し、著名
だからです。講義では、時事問題等も織り交ぜなが
の責務を果たすことは困難です。皆さんの参加を
弁護士をゲストとしてお招きする。是非「弁護士の
ら、基本的知識を確実に身につけ、
柔軟な思考力と
お待ちしています。
生き方」
を学んで欲しい。
緻密な分析力を涵養することを目指します。
◆
小林 学
小林 幸夫
菅谷 貴子
法科大学院 教授
法科大学院 教授
法科大学院 准教授
前(現)職
● 桐蔭横浜大学法学部教授
前(現)職
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
● 弁理士
● 桐蔭横浜大学法学部
非常勤講師
前(現)職
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
● 桐蔭横浜大学客員教授
刑事法総合演習 1・2・3
民事模擬裁判 ◆ 企業法務
◆ ジェンダーと法 ◆ エクスターンシップ
◆
民事弁護実務の基礎 ◆ 知的財産法
特許権侵害と紛争処理
◆ 著作・商標とその管理 ◆ エクスターンシップ
◆
◆
◆
質問は人を成長させます。みなさんが法律家の
これからの法曹は、オールラウンドプレーヤーで
「ジェンダーと法」は、全ての講義を実務家が
ように考える( think
あると共に特定の分野のプロフェッショナルである
担当し、実務的な観点から、具体的な裁判例等を
民事訴訟法
◆ 民事法総合演習 3
◆
like a lawyer )よう計算
された質問を多数用意しています。みなさんは、
ことも求められます。私が担当する知的財産権法
取り上げつつ、司法や法学の場にまだまだ存在
問いかけによりリーガルマインドを形成し、様々な
では、
知的財産権分野のプロフェッショナルとなれ
しているジェンダーバイアスを検証し、法律家と
気づきを得るでしょう。さらなる飛翔を確約する
るように基礎から応用まで対応できるよう、
テキ
して必要な視点とスキル、具体的な問題解決能力
このソクラティック・マジックを大いに活用しに来て
ストだけでなく、具体的な事件の現物等を披露し
を実践的に身につけていただくことを目的として
ください!
ながら、楽しくやっていく授業を目指しています。
います。
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 18
HYBRID LAWYER
専任教員
TEACHING
千葉 理
中島 肇
中野 邦保
法科大学院 准教授
法科大学院 教授
法科大学院 准教授
前(現)職
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
● 桐蔭横浜大学客員教授
前(現)職
● 東京高等裁判所判事
◎ 最高裁判所職員総合研修所教官
◎ 新司法試験考査委員
(民事法 平成21∼25年度)
前(現)職
● 桐蔭横浜大学法学部准教授
商法 ◆ 民事法総合演習 2
民事模擬裁判 ◆ 企業法務
◆ 民事弁護実務の基礎 ◆ エクスターンシップ
取引法 1 ◆ 取引法 2
家族法
◆ 民事法総合演習 1
取引法 1 ◆ 取引法 2
不法行為法
◆ 民事法総合演習 1
◆
◆
◆
◆
◆
◆
「商法」では会社法および商法総則・商行為を
「取引法 1 」
「 取引法 2 」
「 家族法」
「 民事法総合
カントが形而上学を「万学の女王」
と評したよう
学びます。商法は企業関連の事象を取り扱うこと
演 習 1 」を担 当します。法 律 学 の 理 論 や 知 識を
に 、ローマ市 民 法から続く民 法は 、全 法 分 野 の
から多少学びにくい面もありますが、基本的原理・
身につけるのではなく、法律を紛争解決のための
中で最も長き伝統を有し、全ての法の上位に位置
原則の理解は決して難しくありません。過去の
戦略的なツールとして使いこなすセンスや考え方
する共通法的性格を有することから、
「 法律学の
企業経験や近時の実務を踏まえ基本的原理の
を感じ取ってもらう劇場のような授業にしたいと
女王」
と称されることがあります。
このような民法
他商活動の具体イメージを伝えられるような授業
思います。
の 法 体 系 上 の 位 置 づけは 、司 法 試 験 の 勉 強 に
を目指したいと思います。
おいても変わりがないかと思います。
福井 康佐
宮島 里史
弓削田 博
法科大学院 教授
法科大学院 教授
法科大学院 准教授
前(現)職
● 大宮法科大学院大学教授
前(現)職
● 桐蔭横浜大学法学部助教授
前(現)職
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
● 桐蔭横浜大学客員教授
憲法 1 ◆ 憲法 2
公法総合演習 2
◆ 公法総合演習 3
刑事訴訟法 刑事法総合演習 2 ◆ 刑事法総合演習 3
◆ 刑事訴訟実務の基礎
民事法総合演習 4 ◆ 不法行為法
知的財産法 ◆ 債権回収と担保
◆ エクスターンシップ
◆
◆
◆
◆
◆
◆
法律学は記憶する科目であると同時に、論理的
刑事訴訟法のような手続法は形式が問題になる
「知的財産法」
では、主として特許法や著作権法
な思考を行う科目でもあります。この両輪をバラ
だけだと考えられがちですが、適正手続や基本権
を学びます。民法の理解があれば、技術等の特殊
ンスよく使いこなすことによって、学習の密度が
保障など、重要な問題が含まれています。捜査から
な知識がなくても十分修得可能な科目です。
「特許
向上します。
また一つの科目を他の科目と関連さ
公判まで、制度の基礎にある基本的な理論と事例
権侵害と紛争処理」では、知的財産法で得た知識
せることによって、理解度も高まります。皆さんが
に触れながら、様々な問題を適切に判断できる
とこれまで学んだ民事訴訟法の理解を基に、特許
3 年間で、総合的な思考力を身につけられること
能力を修得できるような授業を行っていきたいと
権侵害訴訟特有の理論や手続を具体的な事例を
を期待しています。
考えています。
通じて学びます。
名誉院長
千種 秀夫
●
元最高裁判所判事
●
元最高裁判所事務総長
●
桐蔭横浜大学法科大学院
初代法務研究科長
19 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
HYBRID LAWYER
客員教員
◆
◆
TEACHING
上野 保
大喜多 啓光
柏木 俊彦
法科大学院 客員教授
法科大学院 客員教授
法科大学院 客員教授
前(現)職
● 大宮法科大学院大学教授
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
前(現)職
● 東京高等裁判所判事
(部総括)
● 内閣府情報公開・個人情報
保護審査会会長
前(現)職
● 大宮法科大学院大学学長
● 弁護士
(第二東京弁護士会) 倒産処理法(清算型) 倒産処理法(再建型)
◆
◆
民事法総合演習 4
要件事実と事実認定の基礎
◆
◆
法曹倫理
弁護士の民事責任
倒産という事象は自由主義経済では避けがたく
実 際 の 民 事 訴 訟で、訴 状 や 準 備 書 面 に 何を
発生しますが、法的に公正に処理されることが
書かなければならないかを考える時に、常に指標
法曹は、司法システムという制度を担うわけです
社会の健全な発展には不可欠です。倒産を処理
になるのが要件事実です。要件事実は、民法等の
から、法曹の行為規範は、
この制度の下で果たす
するための法制度はこの15年間でダイナミックに
実体法と民事訴訟法が 交錯する分野ですので、
役 割 に 規 定されます。特 に 、弁 護 士 は 、私 人で
変化してきました。講義の中では、実務における
具体的な事例に即して要件事実の理解を深め、
あって法という公共財を依頼者のために援用する
最新の議論や話題にも触れながら、倒産法制の
実務家としての基本的知識を身につける授業を
という特色から困難な倫理的な課題を抱えます。
基礎を学修します。
目指しています。
そのような課題を考えるのがこの授業です。
◆
法曹倫理とは、法曹の行為規範を探ることです。
久新 大四郎
芝野 彰一
鈴木 満
法科大学院 客員教授
法科大学院 非常勤講師
法科大学院 客員教授
前(現)職
● 偏西風事務所主幹、
コンサルタント
● 元ソニー株式会社CSオフィサー
前(現)職
● 弁護士
(横浜弁護士会)
● 関内法律事務所
前(現)職
● 公正取引委員会首席審判官
● 桐蔭横浜大学法学部教授
● 弁護士
(横浜弁護士会)
企業における法令順守
◆
住宅問題と法
雇用と法
◆ 労働紛争処理
◆
◆
◆
経済法の基礎
経済法の実務
法は社会の規範を示すものですが、唯一のもの
住宅問題は、
私たちの日常生活と密接に関連する
経済法の中心をなす独占禁止法と下請法は、
ではありません。法律の背景にある時代や社会の
問題ですから、
住宅問題を法的に解決する力を習得
企業法務を司る者にとって知らなくてはならない
要請を洞察し、法以前の判断、法を超える対応が
することは、
身近な法律問題を扱う実務法曹にとっ
必須の存在になっています。
「 経済法の基礎」では
求められる場面も多くなります。
コンプライアンス
て不可欠なものです。
本講義では、
具体的事例の検
的な思考が求められる所以です。
ビジネスの一線
討を通じて、
住宅問題に関する法的知識
(民法及び
「 経 済 法 の 実 務 」で は 実 際 に 起 こった 事 例 を
で向き合ってきた経験を中心に、市場の当事者で
関連法)
を学修するとともに、
実務家として紛争を解
基に、企業等からの相談に応じ得る実務能力を
ある企業と消費者の実相をお伝えします。
決する力を身につけることを目指しています。
培います。
◆
◆
独 占 禁 止 法と下 請 法 の 基 礎をしっかりと固 め 、
中田 成徳
早川 和宏
山下 清兵衛
法科大学院 客員教授
法科大学院 非常勤講師
法科大学院 客員教授
前(現)職
● 弁護士
(東京弁護士会)
前(現)職
● 東洋大学法学部教授
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
● 桐蔭法科大学院教授
前(現)職
● 大宮法科大学院大学教授
● 一橋大学非常勤講師
● 弁護士
(第二東京弁護士会)
雇用と法
労働紛争処理
行政法
公法総合演習 1 ◆ 公法総合演習 4
◆ 地方自治法
◆
◆
◆
◆
税制と法
租税争訟
未払残業代、整理解雇、雇止め等、労働問題は
「行政法は捉えどころがなくて難しい」と、
よく
租税法は、憲法・行政法各論です。租税法領域
大きな社会問題でもあり、実務法曹として労働
言 わ れます。他 の 法 分 野と異なり、行 政 法には
に法の支配を及ぼすためには、租税争訟手続を
問題に対する法的知識は不可欠です。ただ、労働
「法典」がありませんから、確かに捉えどころが
道具として、納税者の権利が公正かつ実効的に
問題は、使用者側と労働者側で立場が相異する
ありません。
しかし、行政法的思考力を身につけ
実現されなければならないことを学んでほしい。
ため、労働法的な理論だけでなく、実務家として
れば、無数にある行政法規を読みこなし、事案を
何が依頼者に最善の法的処理であるかを多面的
解決することが可能です。その能力を得るため、
に思考することを伝えます。
共に頑張りましょう。
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 20
適性試験の出願手続きをすることが、
「ハイブリッド法曹」への第一歩。
社会人の方でも無理なく学べる、長期在学 5 年コースも用意しています。
● 2016 年度入学試験受験の流れと司法試験
当 法 科 大 学 院を 経てハイブリッド法 曹 へ の 道を 歩 む た め に は、まず
できます。旧司法試験では、司法修習期間が 1 年半でしたが、法科大学院
3/17(火)∼5/18(月)の期間内に、適性試験の出願手続きを取ることが
での実務教育の成果を踏まえて1 年間に短縮されています。
第一歩となります。法科大学院を修了すると司法試験の受験資格が与え
※法曹資格取得後に弁護士として活躍するためには、日本弁護士連合会
られ、司 法 試 験 合 格 後、司 法 修 習を1 年 間 行 い、法 曹 資 格を得ることが
に登録する必要があります。
●
法科大学院
法科大学院
桐蔭法科大学院
桐蔭法科大学院
桐蔭法科大学院
全国統一適性試験 出願
全国統一適性試験
入学試験 出願
入学試験
合格発表
法科大学院全国統一適性試験
2015 年 受験要項
日弁連法務研究財団等が実施する適性試験を必ず受験すること。
第1回
2015 年 5 月 31日(日)実施 / 第 2 回 2015 年 6 月 14日(日)実施
受験料 16,200 円(税込み、各 1 回)
申込方法
願 書 郵 送
受験料支払方法
特約書店もしくは
銀行振込
カード決済
ウェブ サイト
コンビニ決済
コンビニ店頭設置
の機械を利用※
各コンビニ店頭
受付期間
第1回・2回
共通
3月17日(火)∼ 4月21日(火)
4月22日(水)消印有効
第1回
第2回
3月22日(火)∼ 4月22日(水)
3月17日(火)∼ 5月18日(月)
第1回
3月17日(火)∼ 4月17日(金)
第2回
3月17日(火)∼ 4月17日(金)
4月24日(金)∼ 5月14日(木)
第1回
第2回
3月17日(火)∼ 4月22日(水)
3月17日(火)∼ 5月18日(月)
※セブンイレブン「マルチコピー」、ローソン「 Loppi 」、ミニストップ「 MINISTOP Loppi 」、
ファミリーマート「 Fami ポート」、サークル K サンクス「 Kステーション」
● ハイブリッド法曹への道
〈 標 準 3 年コース〉
年度
〈 長 期 在 学 5 年コース〉
1 年次
2016
1 年次
2 年次
2017
2 年次
3 年次
2018
3 年次
司法試験受験 ※
2019
4 年次
司法修習( 1 年間)
2020
5 年次
2021
司法試験受験 ※
2022
司法修習( 1 年間)
※司法試験は、
修了後5年以内に 5回まで
受験可能
司法試験概要…司法試験は、
短答式と論文式から構成され、
5月中旬頃に4日間にわたり実施され
ます。
短答式は憲法、
民法、
刑法の3科目。
論文式は短答式の3科目に加え、
選択科目が課されます。
選択科目では「知的財産法」
「 労働法」
「 租税法」
「 倒産法」
「 経済法」
「 国際関係法(公法系)」
「 国際
関係法(私法系)」
「 環境法」の 8 科目の中から1 科目を選択することになります。いずれの試験も
法科大学院での教育を前提にし、
その教育成果をはかる試験内容です。
●多忙な社会人学生に配慮「長期在学 5 年コース」
●桐蔭法科大学院ウェブサイト
修業年限は、原則として3年ですが、有職社会人の方は無理なく学べる
ウェブサイトでは入試・学内入試説明会といった最新トピックスをはじ
「長期在学 5 年コース」を選択することができます。長期在学 5 年コース
め、過去の合格実績や資料請求など、本学に関する様々な情報を提供
では、修業年限を原則5年間とし、仕事を続けながらゆとりを持って学ぶ
ことができます(最長在学期間は 6 年間)。
なお、長期在学5年コースを選択した場合でも、所定の要件を満たせば
しています。
● ホームページ
4 年、3 年で修了することが可能です。ガイダンスなどでの説明を十分に
ご理解いただいた上で選択してください。
●
標準 3 年コースと長期在学 5 年コースの比較
標準3年コース
事項
長期在学5年コース
3年
5年
5年
6年
修 了 要 件
93単位以上を修得し、かつ、
累計GPAが1.8以上であること。
93単位以上を修得し、かつ、
累計GPAが1.8以上であること。
1年次から2年次への進級時に
制限あり。17単位以上を修得し、
かつ、累計GPAが1.7以上で
あること。
制限なし。
進 級 制 限
履 修 登 録
単位数の制限
1年次31単位、2年次36単位、
3年次44単位
1年次31単位、2年次36単位、
3年次44単位
授 業 料 等
授 業 料:年額 1,150,000円
施設設備費:年額 280,000円
授 業 料:年額 690,000円
施設設備費:年額 280,000円
標準修業年限
最長在学年限
21 TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE
http://toin.ac.jp/lawschool/
入試概要・学費
ADMISSION
● 2016 年度 入学試験概要
■ 募集人員
■ 募集区分
30 名
第1回入学試験:20名 第2回入学試験:
第3回入学試験:
5名
5名 第4回入学試験:若干名
■ 出願区分
①社会人:学士の学位を授与された後、3 年
● 横浜キャンパス:昼間の授業で履修できる方
①適性試験 第1∼3部(30点)
● 東京キャンパス:夜間、
土曜日の授業で履修予定の方
②小論文試験(70点)
※横浜キャンパス、東京キャンパスの選択は、出願時点で決定し、
以後の変更は認めない。
※1年次の通常授業の履修は、選択されたキャンパスのみとする。
1 時限
2 時限
3 時限
4 時限
5 時限
6 時限
以上の職業経験を有する者
②他学部:法学士・法学修士以外の学位を授与
された者で学位取得後 3 年以内の者(学位
取得見込みを含む)
③その他:上記①、②以外の者
■入学者選抜方法
9:30∼11:00
11:10∼12:40
13:30∼15:00
15 :10∼16:40
19 :00∼20:30
20 :40∼22:10
Mon Tue Wed Thu
Fri
横浜
横浜
横浜 横浜
横浜
横浜
東京
横浜
横浜
横浜 横浜
横浜
横浜
東京
横浜
横浜
横浜 横浜
横浜
横浜
東京
横浜
横浜
横浜 横浜
横浜
横浜
東京
東京
東京
東京 東京
東京
東京
東京
東京 東京
東京
※第3回入試のみ、
適性試験第4部および面接
③その他の選抜要素(社会人経歴、資格取得
Sat
など)
■入試説明会
日時
第1回
■試験内容
小論文試験
※第3回入試のみ、適性試験第4部および面接
会場
7月17日(金)19:00 ∼20:30
東京キャンパス
第2回
7月18日(土)13:00 ∼14:30
横浜キャンパス
第3回
10月 1日(木)19:00 ∼20:30
東京キャンパス
第4回
12月11日(金)19:00 ∼20:30
東京キャンパス
第5回
2月18日(木)19:00 ∼20:30
東京キャンパス
● 入学試験日程
募集人員
第1回
窓口
平成 27 年 8 月 7 日(金)
∼ 8 月 24日(月)午後 4 時
郵送
平成 27 年 10 月 5日(月)
∼ 10 月 17日(土)消印有効
5名
CHECK!
窓口
平成 27 年 10 月 5日(月)
∼ 10 月 19日(月)午後 4 時
郵送
平成 27 年 12 月 21日(月)
∼平成 28 年 1 月 10 日(日)消印有効
窓口
平成 27 年 12 月 21日(月)
∼平成 28 年 1 月 12日(火)午後 4 時
郵送
平成 28 年 2 月 22日(月)
∼ 3 月 5 日(土)消印有効
窓口
平成 28 年 2 月 22日(月)
∼ 3 月 7 日(月)午後 4 時
5名
第3回
試験日時
郵送
20 名
第2回
第4回
出願期間
平成 27 年 8 月 7 日(金)
∼ 8 月 22日(土)消印有効
若干名
試験会場
合格発表
入学手続期間・学費等納入期間
平成27年8月29日(土)
東京キャンパス
平成 27 年 9 月 11日(金)
入学手続期間
平成27年 9月14日(月)∼ 9月28日(月)
学費等納入期間
平成27年11月17日(火)∼12月18日(金)
平成27年10月24日(土)
東京キャンパス
平成 27 年 10 月 30日(金)
入学手続期間
平成27年11月 2日(月)∼11月16日(月)
学費等納入期間
平成27年11月17日(火)∼12月18日(金)
平成28年1月17日(日)
(面接)
東京キャンパス
平成 28 年 1 月 22日(金)
平成28年1月25日(月)∼2月5日(金)
平成28年3月12日(土)
東京キャンパス
平成 28 年 3 月 16日(水)
平成28年3月17日(木)∼3月22日(火)
※入学試験概要については必ず入試要項でご確認ください。
CHECK!
2016年度第3回入学試験において「適性試験第4部活用型」を実施します。
2016年度第3回入試では、第1・2・4回入試で実施の本学独自の「小論文試験」に替えて「法科大学院
と面接(志望理由書を併せて提出)
で合否判定を行います。
全国統一適性試験第4部(表現力を測る問題)」
●学費( 2016 年度法科大学院入学生の場合)
● 標準
種別
3 年コース
年度
● 長期在学
2016 年度
2017 年度
2018 年度
− − 種別
5 年コース
年度
2016 年度
2017 年度
2018 年度
2019 年度
2020 年度
入 学 金
250,000
1,150,000
授 業 料
690,000
690,000
690,000
690,000
690,000
280,000
280,000
施設設備費
280,000
280,000
280,000
280,000
280,000
2,000
2,000
諸 経 費
29,250
2,000
2,000
2,000
2,000
1,432,000
1,432,000
合 計
1,249,250
972,000
972,000
972,000
972,000
入 学 金
250,000
授 業 料
1,150,000
1,150,000
施設設備費
280,000
諸 経 費
24,520
合 計
1,704,520
− − − 単位:円
− 単位:円
● 2015 年度入学試験志願者・合格者・入学者データ
志願者
合格者
入学者
人 数
志願者 24 名(受験者 24 名)
合格者 21 名
出 身 学 部
法学部 7 名、その他 7 名
男 女 別
男性 18 名( 75 %)
女性 6 名( 25 %)
男性 17 名( 81 %)
女性 4 名( 19 %)
入 学 者 数
14 名
男性 12 名 女性 2 名
男女別入学者数
●
合格者の内訳:社会人・他学部18名(85.7%)、その他3名(14.3%)
平 均 年 齢
42.6 歳
●
合格者の主な経歴等:医師、米国弁護士、弁理士、米国公認会計士、国家公務員など
入 学 区 分
社会人 13 名 その他 1 名
TOIN LAW SCHOOL MAGAZINE 22
「ハイブリッド法曹」を目指す、
あなたを応援したい !
優秀な学生を経済面でバックアップする奨学金
1,150,000
最大
支給額
円
桐蔭法科大学院では、入学者の経済的な支援を行い、優秀な学生に広く勉学の機会を提供する
ことを目的として奨学金制度を設けております。なお、奨学生の選考結果および入学手続等の
詳細については合格通知書とともにお送りいたします。
学費の心配をしなくて
もし司法試験に落ちても、
よくなったため、余ったお金を
借金が残るという
奨学金があったことで、
問題集等に積極的に
プレッシャーから解放された
勉強優先と割り切ることができ、
投資することができました。
ことはよかったです。
メンタル面でよかったと思います。
修了生 Aさん
修了生 Bさん
修了生 Cさん
①特別奨学生
●
②一般奨学生
対 象 : 入学試験での成績優秀者から選考する。
2 年次以降については、年度ごとに
支給人数 : 4 名を上限とする
対 象 : 入学試験での成績優秀者から選考する。
学業成績( GPA )
で選考する。
●
(※長期在学コースの該当者数によっては、
3 年コースの該当者数に変動があります。)
●
●
2 年次以降については、年度ごとに
学業成績( GPA )上位 4 位以内で選考する。
●
勉強と仕事の両立が難しいですが、
支 給 額 : 1,150,000 円
(長期在学コースを選択した場合は690,000円)
支給人数 : 8 名を上限とする
(※長期在学コースの該当者数によっては、
3 年コースの該当者数に変動があります。)
●
支 給 額 : 400,000 円
●
支給期間 : 1 年
●
支給期間 : 1 年
●
支給方法 : 授業料納入額より差し引く形で支給する。
●
支給方法 : 授業料免除という形で支給する。
●
GPA 基準 : 3 年コース( GPA2.5 以上)/
GPA 基準 : 3 年コース( GPA2.5 以上)/
長期コース( GPA3.0 以上)
長期コース( GPA3.0 以上)
●
桐 蔭 法 科 大学院の奨学金制度
奨学金以外でも経済面をサポート!
本学への進学を希望する方を対象とした
『 提 携 教 育 ローン』
経済的問題を理由に教育を受ける機会を失わないように、提携教育ローン制度
を取り入れています。提携する株式会社オリエントコーポレーションおよび株式
会社セディナと金銭消費貸借契約を締結し、融資を受けることができます(本学
法科大学院への進学の機会を確保することを目的とした提携ローン)。
お問い合わせ先
桐蔭法科大学院
事務課(桐蔭横浜大学大学院法務研究科)
〒225-8503 神奈川県横浜市青葉区鉄町 1614 番地
Tel : 045-974-5701 Fax : 045-974-5703
e-mail : [email protected] toin.ac.jp http://toin.ac.jp/lawschool/