人がどんなに汚い家に住めるか、お考えになったことがありますか? 私たちはアメリカ人のエージェント を通してアメリカ人の家族に 4 年間家を貸しておりました。 今回宏徳さんにその家の売却をお願いする ことに決め、宏徳の菅沼さん、大工さんと私どもでその家を見に行って、もうショックを受けました。家は 4 年間、1 度も掃除したことがないのでは と思うほど汚く、壁、絨毯は汚れ放題、 1 部屋は全く紫色に塗 り変えられており、バックヤードに出る sliding door は壊されて板が張り付けられ、 2 つのバスルームの 床は腐りかけ、タイルは剥がれ と、ダメージを受けている部分を数えあげていくと、何ページにもなりま した。それに対する大工さんの見積もり額は当然とはいえ 2 万ドルを超えるものでした。 私どもはその家を 1990 年の最も値段が高くなったときに購入しており、その為、初めの予定売却値段 は購入価格よりもずっと低いものでした。その上、 2 万ドル以上の修理費!毎月管理費を払っていたに もかかわらず、家の管理をしてくれていたエージェントには一切苦情が言えないように契約書の一番下 に小さく書かれていました。ですが、それ以後の菅沼さんの行動は私たちにとって 2 度目のショックでし た。大工さん、電気屋さん、タイル屋さん・・・家の修理に関わっている方々と一人一人会い必要な修理、 不必要な修理を選り分け、用いる材料を細かくチェックして粘り強く交渉してくださり、最終的な修理費 は見積額のなんと半分以下となりました。借家人が引っ越すずっと以前に手配して下さっていたので、 その家がマーケットに出されたのは借家人が、退去してから 1 週間後、オープンハウスは 15 日目の日 曜日でした。私たちも行ってみましたが「これが汚かった家?」と、もう信じられませんでした。カーペット、 バスルームの床、キッチンの床、カウンター等々 、菅沼さんの指示で明る家にされ、家中あちこちは菅 沼さんが自宅から運んでらした植物・小物・かわいいテーブル・イス等で飾られておりバスルームには素 敵なタオルのセットがかかっておりました。とにかく見る人々に買う気を起こす雰囲気が上手に作られて おりました。私たちでさえ、ちょっと売るのがおしくなったことです。また、菅沼さんがつけた値段は私たち のお願いしたものより高い金額でした。しかし菅沼さんの「絶対大丈夫」と言う言葉の通り、その日の夜ま でにいくつものオファーを受け、なんとリスティング価格より高い値段で売れたのです。 今までのエージェントはとにかく一刻も早く私たちにサインをさせディールを終わらせようとしましたが、 菅沼さんは違っていました。我慢強く交渉を続け、少しでも私たちの有利になるようにして下さったので す。「あの・・・菅沼さんの家を売ろうとしているのではなく、私たちの家のことなんですよ。」と言いたくな ったほどです。 私たちはいろいろなエージェントに家やオフィスのことでお世話になりましたが、菅沼さんほど私たちの ために心のこもった満足させてくれる仕事をしてくださった方はいませんでした。「ディールが終わった 時点からお付き合いが始まる。」という宏徳さんのモットーは、「できるだけてっとり早く面倒くさくなくなく、 簡単に済ませよう。そしてサインをすればすべて終わり。」と言う平均的不動産エージェントの仕事となん と違っているのでしょう。 宏徳さんに家の売却をお願いできた私たちの幸運に感謝しています。 セツコ スミス
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