明るい場所から暗い場所へ行くと、何も見えなくなるのはなぜ

なぜなに学習相談
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学研教育情報資料センター
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資料番号37
あか
ばしょ
くら
ばしょ
い
なに
み
明るい場所から暗い場所へ行くと、何も見えなくなるのはなぜ
め
なか
はい
ひかり
りょう
ちょうせつ
●目の中に入る 光 の 量 を 調節 するひとみ
め
あか
もの
み
ちい
くら
もの
み
わたしたちの目は、明るい物を見るときにはひとみを小さくし、暗い物を見るときにはひ
おお
め
なか
はい
ひかり
りょう
ちょうせつ
とみを大きくして、目の中に入る 光 の 量 を 調節 しています。
あか
ばしょ
くら
ばしょ
い
あか
ばあい
おお
明るい場所から暗い場所へ行くと、明るさがひどくちがう場合には、ひとみがすぐ大きく
ちょうせつ
なに
み
なっても、この 調節 がまにあわず、何も見えなくなってしまうのです。
じかん
み
●時間がたてば、見えるようになる
もの
み
め
なか
はい
ひかり
め
がんきゅう
もうまく
もうまく
物が見えるは、目の中へ入ってきた 光 が、目( 眼球 )のおくにある網膜にあたり、網膜
ひかり
かん
さいぼう
かんかくさいぼう
しんけい
つた
しんけい
のう
つた
もの
み
の 光 を感じる細胞(感覚細胞)が、これを神経に伝え、神経がそれを脳に伝えて、物が見え
かん
たと感じるのです。
もうまく
ひかり
かん
さいぼう
あか
ひかり
つよ
ばしょ
あか
ばしょ
網膜の 光 を感じる細胞は、明るい( 光 の強い)場所にいるときには、明るい場所になれ
つよ
ひかり
かん
くら
ひかり
よわ
ばしょ
い
もうまく
て、強い 光 に感じるようになっています。そのため、暗い( 光 の弱い)場所へ行くと、網膜
ひかり
かん
さいぼう
よわ
ひかり
かん
なに
み
の 光 を感じる細胞が、弱い 光 では、感じなくなっているため、何も見えなくなるのです。
あか
ばしょ
くら
ばしょ
い
なに
み
明るい場所から暗い場所へ行くと、何も見えなくなるのは、そのためです。
じかん
もうまく
ひかり
かん
さいぼう
よわ
ひかり
かん
み
しかし、時間がたてば、網膜の 光 を感じる細胞が、弱い 光 でも感じるようになり、見え
るようになるのです。(監修・保志 宏)
虹彩
網膜
角膜
●暗い所では
ひとみが大きくなる
神経
毛様筋
目を動かす筋
虹彩
無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken
ひとみ
●明るい所では
ひとみが小さくなる
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