H22.2月号1

平成23年2月号
公
民
館
だ
よ
り
佐 々 町 公 民 館
TEL 62-6294
明生大学・成人学級1月講座
あひる学級1月講座
テーマ…「武家茶道を生きる」
テーマ…「口からの健康」
のぼる
講 師…長崎大学オランダ言語文化講師 山下 龍 氏 講 師…福田歯科医院院長 福田 英喜 氏
山下龍先生は、5年前に日本に帰化され現在平戸市度島 (1)虫歯予防は食習慣が大事…歯に付着した虫歯菌は、
に住まわれています。
ライデン大学で日本文化を専攻され、 糖分を分解して酸をつくり、歯の表面からカルシウム等
文化留学した東京大学空手部で空手や居合道を学び、座禅 のミネラル成分を溶かす。(脱灰)しかし、一旦溶け出し
やお花(茶花)を研究されており、我が国の文化を極める努 たミネラル成分も、歯の表面の酸が唾液で洗い流される
力をされている方です。茶道の歴史…茶は最澄や空海の時 と、唾液中のカルシウムが再び取り込まれて元に戻る
再 。(
代から貴族が飲み始めましたが、栄西禅師が中国から茶の 石灰化)唾液中の修復力活用するには、よく噛んで唾液の
種子を持ち帰り我が国で栽培したのが始まりで、貴族や武 分泌を高めることが重要である。(2)噛む8大効果…①
家に定着していきました。織田信長は茶を政治につかい、 肥満防止②味覚の発達を促す③発音をはっきりさせる④
豊臣秀吉の茶の師匠として活躍した千利休はわび茶で有名 脳の働きを活発にする⑤歯の病気を防ぎ口臭を少なくす
です。また、ととのった綺麗なお茶を目指した小堀遠州、 る⑥ガンを防ぐ⑦胃腸の働きを促進する⑧全身の体力向
将軍家の茶の師匠片桐石州は、殿様のお茶にわび茶を戻し 上とストレス解消。特に子どもの早食い・噛まずに丸飲
た話など興味深く拝聴しました。武家茶道…第29代藩主 みする食べ方は、小児肥満の原因になるので要注意。(資
松浦鎮真信公が武家茶道「鎮信流」を確立し、文武両道の 料より抜粋)(3)間食の多い子どもは虫歯になり易い…唾
風流として、柔弱を嫌い強くして美しい茶湯を始めました。 液が歯を再石灰化する時間がとれないので虫歯になりや
そして、和菓子の文化は茶道から生まれました。オランダ すい。(4)食習慣のチェック …①お腹を空かして3度の
で茶会を計画 … 日蘭交流400
食事をきちんと摂る。②奥歯でよく噛んで食べる③お茶
周年事業で和蘭陀茶会を 山下先
漬けなどの汁物で流し込まない④食事中の水・牛乳・お
生が企画されました 。結 びに、
茶などを控える⑤「早く食べなさい」と急がせない⑥一
先生は「日本の 文化を知 ること
口の食べ物の大きさは、奥歯で
で幸せを感じられる日本人」に
噛んだとき少し頬張るくらい⑦
なってくださいと言われました。
お 茶碗をきちんと持って、姿勢
さざんか教室1月講座
をよくする( 足底がしっかり床
テーマ…「いきいきフラダンス」
に接した姿勢がよい)等、注意
講師… ビーフラット体操指導員 迎 秀子 氏
して食事を摂ることの大切さを
学びました。
フラダンスは、ハワイアンの人々が言葉を文字にできなかった時代、ハンドモーシ
ョンで意味を伝えていた。音楽に合わせて踊るのが現代フラダンス(アウアナ)
フラダンスの基本ステップ…カホロ・カオ・ヘラ・アミー
フラダンスのハンドモーション…歌の意味を表現している。
今回はEp i l i M a i(愛しいあなた)の曲で踊りました。
公民館の窓から 毎月第3日曜日は、「家庭の日」です。町青少年健全育成会では、子どもの健やかな成長を願っ
て、広報車による街宣活動を行っています。スピーカーから流れる言葉は、「家庭では優しさと厳しさのバランスが
大切です。」「家庭はふれ合いの場です、親子の対話を深めましょう。」「大人は子どもの鏡です、大人がまずよい手
本を示しましょう。」「お父さんお母さん、叱るときは信念を持って叱っていますか。」等々です。
家庭教育は、感化の教育であり、生き方の全てを教えていく教育です。子どもは親の言動をしっかり見て、 聞いて、
感じ取って自分のものにしています。良いことも悪いことも、全て学んでまねて成長していきます。また、家庭の中
では、親子の温もりと夫婦のふれ合いが子どもの成長に大きな影響を与えます。なぜなら、子どもにとって親は、す
べてのよりどころだからです。再度申し上げます。確かに言えることは、子どもは親の言うとおりにはならない、親
のするとおりに育つのです。学ぶということは、真似ることを意味しています。お父さん・お母さん、あのとき、あ
あすればよかったと悔やまないためにも「家庭の日」を大切にしたいものです。