東海大学総合研究機構プロジェクト 「北海道の近・現代史をめぐる人文科学的総合研究」 ワークショップ合宿のご案内 炭都夕張の記憶×映像アーカイブ実践 2006 年- かつて炭都として栄え、我が国の経済成長を支えた町「ゆうばり」の 財政再建団体転落のニュースは、多くの人々に衝撃を与えました。 あれから 4 年。町の姿は、どのように変わったのでしょうか。 2008 年秋、 私たち東海大学水島研究室は、 夕張地域史研究資料調査室の青木隆夫氏の協力のもと 石炭博物館資料室に保管されていた VHS テープの デジタル・ダビング作業を行いました。 古くは大正 6 年から、今日に至るまでの映像に残された この町が息づく姿は、私たちの胸を突きました。 ―地域の『記憶』は、そこに生きる一人ひとりの人間と、 その意識の参照項たる風景とのダイナミックな関係によって成立する― そう考えると、二度もリセットボタンを押されるという 数奇な運命に見舞われた夕張において、 「映像」が果たす役割は、極めて大きいものがあります。 今回、私たちは 4 泊 5 日で現地に入り、 時代の節目を記録したいくつかの映像を参照し、その「いま」を撮影し、 作品にする、ワークショップを行います。 是非、多くのみなさんと一緒に、 記録と記憶を結ぶ、体験を重ねたいと考えています。 期間 2010 年 8 月 29 日(日)~9 月 2 日(木) ワークショップ会場 東海大学札幌校舎、 ファミリースクールひまわり(旧夕張北高校)ほか 主催 東海大学文学部広報メディア学科 お問合せ 水島研究室 [email protected] (水島) 参加費(東京の場合)37.000 円 羽田-新千歳往復交通費・宿泊代・朝晩食事代・道内移動費を含む ※東京以外からの参加費については、メールにてお問い合わせください 申込締切 2010 年 8 月 15 日 □ 日程(予定) 8 月 29 日 (東京出発 15:00- 宿泊 12:00) ミーティング@東海大学札幌校舎、資料映像の観賞① 札幌市内 8 月 30 日 8:00- 札幌(ホテル)発 9:30- 石炭博物館 見学、夕張地域史研究資料調査室・青木隆夫さんのお話 石炭の歴史村周辺の見学 13:00- 市内見学(主だったところのロケハン) 17:00- 班分け、資料映像の観賞② 18:00- 食事 20:00- 各班による撮影・編集方針に関するミーティング 四つの班(案) 拠点1;石炭の歴史村 拠点2;本町ほか (テーマ 夕張最盛期のにぎわいと人々の暮らし) 拠点3;清水沢ほか (テーマ 新鉱事故と閉山) 拠点4;南部・大夕張 +メーキング班 (テーマ (テーマ 炭鉱から観光へ) ダム開発と失われた町) 8 月 31 日 撮影・編集 遅れてきた人は、石炭博物館 拠点4 見学 拠点1 9月1日 補足撮影・編集 16:00- 拠点2 上映・合評会 9月2日 午前中 午後 20:00- 撮影箇所への再訪問 幌内~美唄 そのほかの旧産炭地へ 新千歳空港発 (解散 19:00) 拠点3 □ ご関心をお持ちの方、参加希望の方へ 全行程は 4 泊 5 日ですが、途中参加、途中退出も可です。 羽田から参加される場合は、旅費等は一括して手配します。道内から参加の場合は、29 日東海大学、 30 日朝札幌ホテル、30 日午後以降夕張(ひまわりまたは市民会館)集合です。 このご案内は、詳細が確定し次第、随時アップデートしてまいります。 ご興味・ご関心をお持ちの方は、まずはご一報ください。 [email protected] (水島)まで。
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